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{{基礎情報 ラジオ番組
{{Multiple image
|番組名=おはようパーソナリティ<br/>古川昌希です
|width=250
|画像=[[画像:Asahi Broadcasting Corporation headquarter.JPG|250px]]
|direction=vertical
|画像説明=生放送に使用している[[朝日放送ラジオ]]本社<br />(大阪・[[ほたるまち]])
|image1=Dorayaki 001.jpg
|愛称=おはパソ
|caption1=どら焼き
|ジャンル=ワイド・バラエティ
|image2=Dorayaki 002.jpg
|放送方式=[[生放送]]
|caption2=どら焼きを切り開いた様子
|放送時間=金曜日 6:30 - 9:00(150分)
|image3=Dorayaki 003.jpg
|企画=
|caption3=どら焼きの断面図
|プロデューサー=
|ディレクター=
|パーソナリティ=[[古川昌希]]
|出演=[[去来川奈央]]
|テーマ曲=
|放送局=[[朝日放送ラジオ]](ABCラジオ)
|ネットワーク=
|制作=
|放送期間=[[2022年]][[4月1日]] -
|放送回数=
|スポンサー=
|公式サイト=https://www.abc1008.com/ohapaso/
|特記事項=
}}
『'''おはようパーソナリティ古川昌希です'''』(おはようパーソナリティふるかわまさきです)は、[[朝日放送ラジオ]](ABCラジオ)で[[2022年]]([[令和4年]])[[4月1日]]から毎週[[金曜日]]の6:30 - 9:00([[JST]])に放送中の生ワイド番組。『[[おはようパーソナリティ]]』シリーズの第3代に当たる番組の一つ(『[[おはようパーソナリティ道上洋三です]]』金曜分の後継番組)で、[[古川昌希]]([[朝日放送テレビ]]アナウンサー)の[[冠番組]]でもある。
'''どら焼き'''('''銅鑼焼き'''、'''ドラ焼き'''、どらやき)は、<!--[[インゲンマメ|赤インゲン豆]]の[[ジャム]]を挟んだ[[ガレット]]。-->通常、やや膨らんだ円盤状の[[カステラ]]風生地2枚に、[[餡|小豆餡]]を挟み込んだ[[膨化食品]]・[[和菓子]]。[[蜂蜜]]を入れて焼き上げることでしっとりとしたカステラ生地にする。
== 概要 ==
{{see also|おはようパーソナリティ小縣裕介です}}
 
1971年に放送を開始した『[[おはようパーソナリティ中村鋭一です]]』、1977年にその後継ぎとして放送を開始した『[[おはようパーソナリティ道上洋三です]]』の後継ぎである。
== 起源・由来 ==
どら焼きの名は一般に、形が[[打楽器]]の[[銅鑼]](どら)に似ることからついたという説が有力である。しかし、異説として次のようなものもある。
 
放送開始まで至る流れは上記を参照。[[小縣裕介]]がスポーツアナウンサーを兼務することを鑑みてか、当番組では月~木と金曜で分割することとなり<ref name="sanspo_20220225">{{Cite web |url=https://www.sanspo.com/article/20220225-FEXRSPRT2NMCJMGJD3Y5ICHK2Q/ |title=道上洋三アナの後任は小縣裕介、古川昌希両アナ ABCラジオ「おはようパーソナリティ」 |publisher=サンケイスポーツ |date=2022-02-25 |accessdate=2022-03-01}}</ref>、金曜日は[[古川昌希]]がメインを担当。アシスタントもそれぞれで分割することとなり、これまで5曜日通しで担当していた[[オフィスキイワード]]所属のフリーアナウンサー・いがらしあみは小縣の担当曜日に出演。金曜日は[[松竹芸能]]所属タレントの[[去来川奈央]]とのコンビで伝統の『おはようパーソナリティ』のタイトルを引き継いで『'''おはようパーソナリティ古川昌希です'''』を始めることとなった<ref name="sanspo_20220225" />。また、この編成開始により、『[[朝も早よから 中原秀一郎です|朝も早よから 桂紗綾です]]』から『[[岩本・西森の金曜日のパパたち]]』まで、デイタイムの番組すべてが月~木と金曜日で分割される構成となる。
曰く、[[武蔵坊弁慶]]が手傷を負った際、民家にて治療を受けた。そのお礼に[[小麦粉]]を水で溶いて薄く伸ばしたものを熱した銅鑼に引き、丸く焼いた生地であんこを包み、振舞ったことが起源という。ただし、この説は[[鎌倉時代]]に小豆餡が出来たと言われることから、[[1189年]]に死んだとされる武蔵坊弁慶との関わりは矛盾する。
 
ちなみに、古川・小縣とも第3代の「[[おはようパーソナリティ]]」に当たるが、シリーズ史上初めて月 - 木曜日と金曜日でパーソナリティを分担<ref name="sanspo_20220225" />。小縣が50歳で担当を始めるのに対して、古川は道上と同じく、34歳で「おはようパーソナリティ」の座を継承する。さらに、『 - 道上洋三です』までのシリーズ番組から一転して、「リスナーから寄せられた疑問を放送中に解決する『問題解決型ラジオ』」というコンセプトを『 - 小縣裕介です』と共に打ち出している<ref>{{Cite web |url= https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000040629.html|title= ABCラジオ春の新番組のお知らせ|publisher= 朝日放送ラジオ|date= 2022-03-23|accessdate=2022-03-24}}</ref>。
この他にも様々な異説俗説があり、現在どれが正解かは一概に言えない状況にある。ただ、いずれの説にしても、銅鑼に関係している物が多いようである。
 
==出演者==
[[江戸時代]]のどら焼きは、皮を一枚だけ用い、端の部分を折りたたんだため四角く、片面の中央はあんこがむき出しであったという。現在の[[きんつば]]に良く似たものと考えられる。
*[[古川昌希]](パーソナリティ、[[朝日放送テレビ]]アナウンサー)<ref name="sanspo_20220225"/>
**愛称は(苗字の古川にちなんで)「ふるぽん」で、「おはようパーソナリティ」には、前任者の道上と同じく34歳で就任。[[2019年]]には、朝日放送テレビを含む[[オールニッポン・ニュース・ネットワーク|ANN]]加盟局の優秀なアナウンサーを表彰する[[ANNアナウンサー賞]]で、第18回の大賞を受賞している。
***朝日放送テレビでは、『[[キャスト (テレビ番組)|キャスト]]』(平日夕方の関西ローカル向け報道・情報番組)で[[2013年]][[10月28日]]([[月曜日]])からサブキャスター([[キャスト (テレビ番組)#浦川の降板に伴う暫定措置(2018年1 - 3月)|2018年1月から3ヶ月間のみメインキャスター]])を最終回(当番組開始2日前の[[2022年]][[3月30日]])まで担当。後継番組の『[[news おかえり]]』でも、当番組への出演と並行しながら、初回([[4月4日]])から平日の全曜日(金曜日は当番組の本番後)にサブキャスター(スタジオ進行)やフィールドキャスターを務める。
***朝日放送ラジオの生放送番組でも、当番組の放送開始前週([[2022年]][[3月26日]])まで半年間にわたって『[[古川音座衛門]]』([[土曜日]]17時台の[[音楽番組]])のパーソナリティを担当。『おはようパーソナリティ道上洋三です』では、[[2016年]]・[[2017年]](いずれも道上の夏季休暇中)と[[2022年]][[3月1日]]([[火曜日]])放送分でパーソナリティ代理を経験していた。
*[[去来川奈央]](アシスタント、[[松竹芸能]]に所属する[[フリーアナウンサー]])<ref name="sanspo_20220225"/>
**[[同志社大学]]からの卒業後に、[[NHK岐阜放送局]]と[[NHK京都放送局]]の契約キャスターを経てフリーアナウンサーへ転身。氏名を「いさがわ なお」と読ませる。
**朝日放送テレビでは[[2017年]][[4月6日]]([[木曜日]])から、『[[おはようコールABC]]』(生放送による平日早朝の関西ローカル向け情報番組)のニュースキャスターを([[産前産後休暇]]をはさんで)[[2020年]][[10月2日]](金曜日)の最終回まで週に2日(休暇からの復帰後は1日)担当。朝日放送テレビ総務局員(元・アナウンサー)の[[八塚彩美]]は、同志社大学および、学内の放送局(同志社学生放送局)での同期生に当たる。
*[[桂紗綾]](ニュースキャスター、朝日放送テレビアナウンサー)
**『おはようパーソナリティ道上洋三です』が放送されていた[[2019年]][[1月]]から、金曜日の前枠で『[[朝も早よから 桂紗綾です]]』(朝日放送ラジオが自社で制作する生ワイド番組)のパーソナリティを務めながら、本番後に『おはようパーソナリティ』枠内の定時ニュース(7時台・8時台の「[[ABCニュース (朝日放送ラジオ)|ABCニュース]]」を担当。
*[[清水とおる]](7時台後半の「ABC天気予報」にのみ出演)
**朝日放送グループと契約している[[気象予報士]]で、『おはようパーソナリティ道上洋三です』時代の[[2006年]]から出演しているほか、『おはようパーソナリティ小縣裕介です』でも7時台後半の「ABC天気予報」を担当。[[俳句]]や[[歳時記]]の鑑賞が趣味で、『キャスト』では(古川のキャスター就任前から)一貫して気象キャスターを務めていた。
 
== タイムテーブル ==
いま日本で売られているどら焼きの生地は、西洋の[[ホットケーキ]]の強い影響を受けて、江戸時代以前のものからはかけ離れている。このため昭和20年代頃まで、どら焼きとホットケーキは混同されがちであった。
コーナーについては、特記しない限り、『[[おはようパーソナリティ道上洋三です]]』(『 - 道上洋三です』)の金曜分からスポンサーごと継承。生放送番組のため、コーナーの放送時間を変更したり、コーナーを休止したりすることがある。また、古川/去来川が休演する日の放送では、以下に記す「古川」「去来川」の役割をパーソナリティ/アシスタントの代理者が担当。
=== 6時台 ===
*6:30 オープニング
:『[[おはようパーソナリティ中村鋭一です]]』(『 - 中村鋭一です』)の時代から、パーソナリティ(○○)による「おはようパーソナリティ、○○です」という番組タイトルの読み上げが挨拶を兼ねている。ちなみに、古川が『 - 道上洋三です』で道上の代役を務めた期間中は、「『おはようパーソナリティ、道上洋三です』。ピンチヒッターの古川昌希です」と名乗っていた。
:古川は『 - 道上洋三です』のパーソナリティ代理時代から、アシスタントとの間でトークをひとしきり展開した後に、リスナーから募集するメッセージのテーマを決めている。
*6:40 今日の朝刊
:放送日に大阪で発行された一般紙朝刊(最終版)の1面([[新聞休刊日]]にはスポーツ紙の即売版と[[共同通信社]]の配信記事)から、古川が私見を交えながら注目の記事を取り上げる。当コーナーで伝え切れなかった場合には、7時台のフリーゾーンにまで持ち越す。
*6:50 「ABC天気予報」
:基本として、札幌・東京・福岡・大阪の当日の空模様を去来川が紹介。
*6:53 「おでかけインフォメーション」
:交通情報全般を扱うコーナー。最初に、朝日放送ラジオの平日生ワイド番組で最も早く、[[日本道路交通情報センター]]から担当者が最新の道路情報を伝える。その後で、去来川が当番組のスタジオから関西圏の航空便・鉄道の発着情報を入れる。
*6:55 「おはよう朝一番」
:放送開始までにハガキ・電子メール・FAXで届いたリスナーからのメッセージを紹介。
=== 7時台 ===
*7:00 「おはようメッセージ」
:オープニングで決めたメッセージテーマを改めて告知するとともに、「おはよう朝一番」に続いて、リスナーから寄せられたメッセージから一部を紹介。
*7:05 「[[ABCニュース (朝日放送ラジオ)|ABCニュース]]」
:2019年1月以降の『 - 道上洋三です』に続いて、『朝も早よから 桂紗綾です』パーソナリティの桂が8時台を含めて担当。
*7:10 「ABC天気予報」
:6時台と同様に、去来川が天気予報の原稿を読む。
:この時間の天気予報のみ、「今週のお天気ミュージック」として、ヒット曲などの[[インストゥルメンタル]]1曲を1週間(『 - 小縣裕介です』と)共通のBGMとして流す。
*7:13 「[[ABC交通情報]]」
*7:15 フリーゾーン
:放送日に発行された一般紙朝刊の記事(新聞休刊日にはスポーツ紙の即売版と共同通信社の配信記事)から、気になる話題を1つ取り上げる。
*7:25 「スポーツの話題」
:『 - 中村鋭一です』の時代から、[[日本プロ野球|日本プロ野球(NPB)]]のシーズン中で[[阪神タイガース]]が前日に組まれていた試合に勝利した場合に、パーソナリティとアシスタントが(代演者を含めて)球団歌の『[[阪神タイガースの歌|六甲おろし]]』を熱唱することで知られるコーナー。「阪神ファン見習い」を自称している古川も、この伝統を引き継ぐ<ref group="注釈">実際には[[劇団四季]]などの[[ミュージカル]]作品を鑑賞することが趣味で、「[[美女と野獣 (ミュージカル)|美女と野獣]]」に使われている『ひとりぼっちの晩餐会』を台詞付きで歌うことを特技に挙げている。もっとも、『おはようパーソナリティ道上洋三です』のパーソナリティ代理を始めるまで、『六甲おろし』を日常生活で歌うことはなかったという。本人によれば、「小学生時代に実家で同居していた祖父が[[読売ジャイアンツ|読売ジャイアンツ(巨人)]]ファン・祖母が阪神ファンで、『阪神と巨人が戦う試合のテレビ中継を祖父と祖母が別々の部屋で見る』という有様だったので、実家で野球について話すこと自体がタブーになっていた」とのことである(当番組放送初日の『[[日刊スポーツ]]』[[日刊スポーツ西日本|大阪本社]]発行版18ページに掲載された全面特集でのインタビューより)。</ref>。『 - 道上洋三です』時代に続いて、[[淀川製鋼所]]がこのコーナーを提供。
:
*7:40 リスナーからのメッセージ紹介
:放送日によっては、「スポーツの話題」の続きに充てる。
*7:50 「ABC交通情報」
*7:53 「ABC天気予報」
:『 - 道上洋三です』時代の2009年10月4日(月曜日)放送分から、清水がこの時間にのみ出演。主な放送対象地域である関西地方が異常気象(台風や豪雨など)に見舞われている場合や、放送の時点で異常気象の発生が予想される場合を除いて、放送時点での季節・天気に関する俳句や歳時記の一節を織り交ぜながら当日の気象概況を伝える。
を担当。
*7:55 「こどもの詩(うた)」
:『 - 道上洋三です』時代の1982年から放送されているコーナーで、当番組では、小学生から寄せられた作文から毎日1編を去来川が代読。作文を読まれた小学生には、5, 000円分の図書カードと、代読の模様を録音したCDを進呈している。
 
=== どら焼きの呼称8時台 ===
*8:00 「話のダイジェスト」
[[近畿地方|近畿]]方面では、今日どら焼きと呼ばれているものを「'''三笠'''」、「'''三笠焼き'''」、「'''三笠まんじゅう'''」、「'''三笠山'''」などと呼ぶことが多い。菓子の外見が[[奈良県]]の[[三笠山]]に似た形であることに由来する名称で、古くから「三笠」にちなんだ名称が用いられてきたようである。
:『[[話題のアンテナ 日本全国8時です]]』(朝日放送ラジオが加盟する[[ジャパン・ラジオ・ネットワーク|JRN]]のネットワークセールス番組)の[[企画ネット]]による日替わりの特集コーナーで、同番組のCMのみ放送。
*8:20 「健康道場」
:健康に関する話題や情報を取り上げる[[サンスター]]単独提供のコーナーで、『 - 道上洋三です』の時代から放送されている。
:朝日放送ラジオで2014年10月から毎週土曜日の7:00 - 7:30に放送されている『[[道上洋三の健康道場]]』は、このコーナーから派生したサンスター単独提供の事前収録番組で、道上の氏名を番組のタイトルに冠したまま2022年4月から[[伊藤史隆]](アナウンサーとしての古川の先輩)をメインパーソナリティ代理に迎えている。
*8:20 古川・去来川がスタジオから伝える[[インフォマーシャル]] 
*8:30 「ABCニュース」
*8:35 「ABC天気予報」
:『 - 道上洋三です』時代の2021年4月1日から[[牛乳石鹸共進社]]が単独で提供している関係で、沼光絵理佳(ピアニスト)のアレンジ・ピアノ演奏による「[[牛乳石鹸共進社#CMソング「牛乳石鹸のうた」|牛乳石鹸のうた]]」を「お天気ミュージック」に使用。6時台・7時台の前半に続いて、いがらしが天気予報を伝える。
*8:40 「ABC交通情報」(6時台の「おでかけインフォメーション」と同じ構成)
*8:45 「話のマーケット」
:『 - 道上洋三です』で長らく放送されていたものの、最終盤(2021年頃)に休止していたコーナーを復活。実際には、リスナーからのメッセージ紹介やインフォマーシャルに充てる。
*8:50 「[[ジャパネットたかた]]ラジオショッピング」
:『 - 道上洋三です』時代の2011年4月から放送。他のラジオ番組と同様に、ジャパネットたかた本社([[長崎県]][[佐世保市]])のラジオスタジオから、同社の「MC社員」が中継で出演している。『 - 道上洋三です』の放送末期からは、[[鹿児島放送]](朝日放送テレビと同じ[[テレビ朝日系列]]のテレビ単営局)のアナウンサーからジャパネットたかたの「MC社員」に転身した[[馬場雄二]]が、ラジオ専任のMCとして主に商品の紹介を担当。
*8:57 エンディング
:翌週の月曜日に『 - 小縣裕介です』内の「話のダイジェスト」で取り上げる予定のテーマを紹介したうえで、後続番組のパーソナリティ(『[[横山太一のピカイチ☆ブランチ!]]』の[[横山太一]])に向けて古川がコメントを残す。
::横山は古川の先輩アナウンサーで、『おはようコールABC』の最終メインキャスター時代に去来川と毎週金曜日に共演していたほか、2022年4月から『news おかえり』のメインキャスターへ就任。金曜日には、『ピカイチ☆ブランチ!』への本番後に、『news おかえり』で古川と共演する。
*8:59 番組終了
 
== テーマ曲 ==
ただし、「どら焼き」と「三笠(山)」の違いに関しては地域性は無関係であるとされ<ref>『菓子 新・食品事典 10』河野友美 編 真珠書院 1991年</ref>、二枚の皮の縁を軽くおさえたものが「どら焼き」で互いにくっつくようにつくったものが「三笠(山)」<ref>『和菓子の辞典』奥山益朗 編 東京堂出版 1983年</ref>、元々皮が片面焼きだったのが「どら焼き」で両面焼きにしたのが「三笠(山)」<ref>『菓子 由来と味い方』守安正 著 ダヴィッド社 1957年</ref>、「どら焼き」よりも皮を厚く焼いたのが「三笠(山)」<ref>『たべもの起源事典 日本編』岡田哲 著 筑摩書房 2013年</ref>など、皮の形状や製法に違いを求める説が一般的である<ref>[https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000215401 「どら焼き」と「みかさ」は同じお菓子なのか。また、同じものであるなら呼び名の違いは地方による差異なのか知りたい。]国立国会図書館「レファレンス協同データベース」(2017年05月15日最終更新、2021年11月27日閲覧)</ref>。
*「[[クラリネット・ポルカ]]」
**『おはようパーソナリティ中村鋭一です』の初回から、『おはようパーソナリティ』シリーズの共通テーマ曲としてオープニングとエンディングに放送。
 
== 時刻の告知方法 ==
[[奈良市]]の[[近畿日本鉄道|近鉄]][[近鉄奈良駅|奈良駅]]近くの[[東向商店街|ひがしむき商店街]]にある菓子店などでは、通常のサイズのものの他に直径20cm弱の大きな「三笠」を売っている。市内の老舗和菓子店湖月は、毎年4月19日に[[漢國神社#境内|林神社]]で行われる饅頭まつりに、直径が32cmと、大きいサイズのさらに2倍、餡が1.9kgも入った巨大な「みかさ」を奉納している。一方で、[[大阪市]]の[https://www.akanemaru.co.jp/ 茜丸本舗](株式会社茜丸)の'''[https://www.akanemaru.co.jp/dorayaki/ 五色どらやき]'''をはじめ、関西でもどら焼きの呼称が使われている商品がある。
当番組を含む『おはようパーソナリティ』シリーズは平日早朝の生放送番組であるため、[[朝日放送ラジオ#時報|正時(0分)の時報]]とは別に、7時台に5分単位・8時台に10分単位で時刻を告知している。正時以外の時刻の告知には、[[サウンドエフェクト|サウンドエフェクト(効果音)]]と合成音声を使用。時刻が7:05の場合には、効果音に続いて、合成音声で「7時、5分。」とだけ伝えている。
 
効果音は流す季節に応じた素材(カッコウの鳴き声や蒸気機関車の警笛音など)を用いていて、番組の進行にかかかわらず、上記の時刻に差し掛かると強制的に流れるようになっている。そのため、当該時刻でCMを放送していても、CMの音源に効果音と合成音声を重ねる格好で時刻を伝えている。
老舗カステラ店「[[文明堂]]」での商品名は「[[三笠山]]」。関西方面の「[[三笠]]」の呼び名は、これが起源とも。
 
[[名古屋市]]の老舗和菓子屋[[両口屋是清]]での商品名は[[千なり]]
 
[[富山県]]などでは「名月」という(満月にたとえたもので、[[月見]]の時は月見[[団子]]を使用)。
 
== 形状・具 ==
=== 形状 ===
一般的には餡を円型の生地2枚ではさむ形だが、それとは違う形で'''どら焼き'''と称する例もある。生地を半分に折りたたんで餡をはさむ(形状は[[餃子]]に似る)ものもある<ref>{{Cite web |url=https://www.quolofune.com/sweets/dorayaki/ |title=黒船どらやき |access-date=2022.04.25 |website=黒船}}</ref>。
 
[[京都市]]の[[東寺]]の「弘法市」の際、「笹屋伊織」が販売するものは、棒状に伸ばした[[餡|漉し餡]]に[[バームクーヘン]]状に[[小麦粉]]の生地を重ね焼くものである<ref>{{Cite web |url=https://www.sasayaiori.com/dorayaki/ |title=代表銘菓 どら焼 |access-date=2022.04.25 |website=笹屋伊織}}</ref>。
 
[[富山県]]では、薄めの皮で餡をぐるっと包んだ長方形のどら焼きを、ななめにカットし三角形にした「三角どらやき」というのがある<ref>{{Cite web |url=https://www.info-toyama.com/shopping/60001 |title=三角どらやき |access-date=2022.04.24 |website=とやま観光ナビ}}</ref>。
 
波型の「千寿せんべい」で有名な[[鼓月]]では、どら焼きの皮を波型にした「千寿どら焼き」がある<ref>{{Cite web |url=https://kogetsu-ec.com/smp/item/5901.html |title=千寿どらやき |access-date=2022.04.25 |website=京菓子處 鼓月}}</ref>。
 
他にもどら焼きの皮が、ハート型やねこ型だったりするものもある。
 
=== どら焼きの具 ===
基本的に小豆餡が使われているが、[[栗]]・[[餅]]などが入っている事もある。変わり種として、[[大分県]][[湯布院]]の名物で[[カスタードプディング|プリン]]を挟んだ「プリンどら」なるものなどもある。
 
==バリエーション==
=== 生どら ===
[[1985年]]([[昭和]]60年)に[[宮城県]][[宮城郡]][[利府町]]のカトーマロニエが[[生クリーム]]と小豆餡を[[ホイップ]]して挟んだどら焼きを'''生どら'''と命名して販売開始した<ref>[http://www.tohoku.meti.go.jp/koho/kohoshi/mokuji/17fy/0505/topics3.htm 「わんからっとL」主催トークライブ 女たちのサクセスストーリー] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20120121150142/http://www.tohoku.meti.go.jp/koho/kohoshi/mokuji/17fy/0505/topics3.htm |date=2012年1月21日 }}([[経済産業省]][[東北経済産業局]]「東北経済産業情報『東北21』」TOPICs3 2005年5月)</ref>(現在は「元祖なまどら」として販売)。すると、同町と隣接する[[塩竈市]]にある[[榮太楼]]も生どらの販売を開始した。榮太楼は様々な種類の生どらを販売し、一躍[[仙台]][[銘菓]]の地位を得た。
 
これ以降、日本各地で生どらが生産されるようになり、小豆餡の代わりに生クリームや[[カスタードクリーム]]、[[チョコレート]]クリームを入れたもの、あるいは、[[ジャム]]類やカット[[フルーツ]]が入っているものも見られ、[[ワッフル]]を彷彿とさせる。新鮮さを保つために[[冷凍]]もしくは[[冷蔵]]で販売されている事もある。冷凍の場合は解凍または半解凍して食べる。また、アイスクリーム類を挟んだものも登場している。これは冷凍のまま食べる。また、富山県を走っている富山ライトレール岩瀬浜駅停留場の近くに三角形のどらやきが売られている。
 
=== 蒸しどら ===
[[スポンジケーキ]]状に蒸し上げたどら焼き型の生地に、小豆餡やカスタードクリームなどを挟んだ和菓子を'''蒸しどら'''と呼ぶ。生地には[[小麦粉]]のほかに[[黒砂糖]]や[[抹茶]]、[[桜]]ペーストが使われることもある。正確にはどら焼きではないが、生どらと並びどら焼きから派生した菓子として全国で生産されている。
 
== 記念日 ==
[[鳥取県]][[米子市]]に本社工場を置く[[丸京製菓]]は、[[日本記念日協会]]に4月4日を『どらやきの日』として申請し、2008年8月30日に正式登録された<ref>{{Cite web |url=http://web.sanin.jp/photolib/marukyo/4966.pdf |title=菓子食品新報「丸京が鳥取県米子市の公園名まで」 |access-date=2022.04.24 |date=2008/11/24}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/dorayaki-day/ |title=どらやきの日 (4月4日) |access-date=2022.04.24 |website=丸京製菓株式会社}}</ref>。
 
同社が生産量世界一の「どら焼き」を米子市の新しい名物にしようと『どらやきのまち米子』を2008年6月に宣言し、そのプロジェクトの一環として地域の活性化を目指したことによるものである<ref>{{Cite web |url=http://web.sanin.jp/system/site/upload/live/5852/atc_1236978923.pdf |title=どらやきのまち米子物語 |access-date=2022.04.24}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/ |title=どらやきのまち米子 |access-date=2022.04.24 |website=丸京製菓株式会社}}</ref>。
 
また、プロジェクトにより、2008年11月に[[命名権]]も取得し、米子市東山運動公園を『どらやきドラマチックパーク米子』(どらドラパーク米子)と命名した<ref>{{Cite web |url=http://web.sanin.jp/photolib/marukyo/4965.pdf |title=菓子飴新聞「どらやきドラマチックパーク米子」丸京製菓が命名権取得 |access-date=2022.04.24 |date=2008/11/21}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.marukyo-seika.co.jp/doramachi-yonago/dora-dora-park-yonago/ |title=どらやきドラマチックパーク米子 |access-date=2022.04.24 |website=丸京製菓株式会社}}</ref>([[米子市営東山陸上競技場#施設命名権]]および[[米子市民球場#施設命名権]]も参照)。
 
== ドラえもん ==
[[漫画]]・[[アニメ]]『[[ドラえもん]]』([[藤子・F・不二雄]]作)の[[主人公]]である[[ネコ]]型[[ロボット]]、[[ドラえもん (キャラクター)|ドラえもん]]の大好物としても知られる<ref>{{cite web|url= https://www.huffingtonpost.jp/otoriyosenet/dorayaki_b_5698859.html|title=ドラえもんも食べている、あの"どら焼き"の本物が食べられる⁈|publisher=Huffpost news|date=2014-8-23|accessdate=2020-6-12}}</ref>。作者の出身地の[[富山県]]では身近な和菓子であり、お祝いごとや[[法事]]の際に、どら焼きを贈る習慣がある<ref>{{cite web|title=高岡 ドラえもん関連施設に注目 コラム「富山県とどら焼きのおいしい関係」|url=http://www.info-toyama.com/loculture/vol05/page04.html|accessdate=2020-6-12}}</ref>。
 
[[タイアップ]]商品として、かつては[[山崎製パン]]などからドラえもんにちなんだどら焼きが製造・販売されていた。2020年現在では[[文明堂東京|文明堂]]よりドラえもんの焼印を付けたどら焼き、『'''ドラえもん どら焼き'''』が毎年販売されている。3月の[[劇場版ドラえもん|劇場版]]の時期及び、ドラえもんの誕生月とされる9月に販売される。なお、『ドラえもん』作中では「'''ドラ焼き'''」、「'''ドラヤキ'''」、「'''どらやき'''」などと表記される。
 
2014年に放送開始された『米国版ドラえもん』では、どら焼きは「'''ヤミー・バン'''(yummy bun)」(おいしい[[バンズ|パン]])という名称に変更される<ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/9f783e5e1f1805aa228162add8e1dff21edf4ee5 『ドラえもん』はアメリカでも人気を得られるか? 今夏から「米国版」放送開始]、THE PAGE、2014年5月26日。</ref>。
 
派生作品である[[タイムトラベル]]ものの『[[ドラえもんの派生作品|ドラえもんなぜなに探検隊]]』では、[[12世紀]]の日本にタイムトラベルしたドラえもんが前記の弁慶がどら焼きを発明する場面に遭遇するシーンがある。「どら焼き伝説を追え!」(2009年12月31日放送)の回でもどら焼きの歴史について語られている<ref>[https://douga.tv-asahi.co.jp/program/13510-13509/13664 ドラえもん どら焼き伝説を追え!]、[[テレ朝動画]] - 2021年11月27日閲覧。</ref>。
 
== どら焼き関連の作品 ==
* [[ドラえもん]]([[どら焼き#ドラえもん|前項参照]])
* [[あん (小説)]]―どら焼き屋が舞台。[[ドリアン助川]]作、[[ポプラ社]]、2013年2月7日、ISBN 978-4591132371。
* [[あん (小説)#オーディオドラマ|あん (オーディオドラマ)]]―原作:[[ドリアン助川]]、脚色:山本雄史、出演:[[西田敏行]]、[[竹下景子]]、[[NHKラジオ第1放送|NHKラジオ第1]]「[[新日曜名作座]]」、2014年2月23日~3月30日<ref>{{Cite web |url=http://www.nhk.or.jp/audio/html_me/me2013008.html |title=あん(全6回) 行き詰った男、重い過去をもつ老婦人、どら焼きを縁に交わる人生 |publisher=NHKオーディオドラマ |accessdate=2015-06-25}}</ref>。
* [[あん (映画)]]―監督・脚本:[[河瀬直美]]、原作:[[ドリアン助川]]、出演:[[樹木希林]]、[[永瀬正敏]]他、2015年、[[第68回カンヌ国際映画祭]]出品作品<ref>[http://an-movie.com/ 映画『あん』] 2015年6月25日閲覧。</ref>。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{reflist}}
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
== 外部リンク ==
* [https://www.abc1008.com/ohapaso/ 公式サイト]
 
{{前後番組
== 関連項目 ==
|放送局=[[朝日放送ラジオ]]
* [[カステラ]]
|放送枠=金曜日6:30 - 9:00([[おはようパーソナリティ]]枠)
* [[今川焼き]]
|番組名=おはようパーソナリティ古川昌希です
* [[たい焼き]]
|前番組=[[おはようパーソナリティ道上洋三です]]
* [[ホットケーキ]]
|次番組=-
 
}}
{{DEFAULTSORT:とらやき}}
{{radio-stub}}
[[Category:平鍋菓子]]
{{DEFAULTSORT:おはようはあそなりていふるかわまさきてす}}
[[Category:朝日放送ラジオの番組]]
[[Category:2022年のラジオ番組 (日本)]]