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{{Otheruseslist|プロ野球選手別人|x1=陸上競技選手|中村匠吾|x2=俳優声優|中村章吾}}
{{Infobox baseball player
| 選手名 = 中村 奨吾
| 所属球団 = 千葉ロッテマリーンズ
| 背番号 = 8
| 画像 = Sgnkmraaa.jpg
|選手写真ファイル名 = Nakamura2018.jpg
| 画像サイズ = 280
|写真のコメント = 2018年の中村奨吾
| 画像説明 = 2024年5月 [[千葉マリンスタジアム|ZOZOマリンスタジアム]]
|国籍 = {{JPN}}
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|出身地 = [[兵庫県]][[三木市]]
| 出身地 = [[兵庫県]][[三木市]]
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1992|5|28}}
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|身長 = 180
| 身長 = 180
|体重 = 88
| 体重 = 86
|利き腕 = 右
|打席 利き腕 = 右
| 打席 = 右
|守備位置 = [[二塁手]]
| 守備位置 = [[二塁手]]、[[三塁手]]
|プロ入り年度 = {{NPBドラフト|2014}}
|ドラフト順位 プロ入り年度 = {{NPBドラフト1位|2014}}
| ドラフト順位 = ドラフト1位
|初出場 = 2015年3月29日
|最終出場 = 2015年3月29日
| 最終出場 =
|年俸 = 1億1000万円(2022年)<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-marines.html |title=ロッテ - 契約更改 - プロ野球 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2022-01-03}}</ref>
| 年俸 = 2億円(2025年)<br />※2023年より4年契約<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-marines.html |title=ロッテ - 契約更改 - プロ野球 |website=日刊スポーツ |date= |accessdate=2024-11-28}}</ref>
|経歴 =
| 経歴 =
* [[天理高等学校]]
* [[早稲田大学野球部|早稲田大学]]
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{{MedalGold|[[2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ|2017]]|}}
{{MedalBottom}}
'''中村 奨吾'''(なかむら しょうご、[[1992年]][[5月28日]] - )は、[[兵庫県]][[三木市]]出身<ref name="nikkan141111nikkansports20141111">[https://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2014/news/p-bb-tp0-20141111-1394689.html ロッテ・ドラ1中村、2位田中に負けない] 日刊スポーツ 2014年11月11日</ref>の[[プロ野球選手]]([[内野手]])。右投右打。[[千葉ロッテマリーンズ]]所属。現在主将を務める
 
2021年シーズンから2023年シーズンまで同チームの主将を務めた。
 
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
[[三木市立みなぎ台小学校|みなぎ台小学校]]2年生の時に「三田リトル」で野球を始め<ref name="sponichi150113sponichi20150113">[{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/01/13/kiji/K20150113009619080.html |title=父は甲子園で伊東監督と対戦 ドラ1中村 親子2代の夢かなえた] |website=スポーツチ Sponichi Annexッポン |date=2015年1月-01-13日掲載 |accessdate=2024-06-07}}</ref>、[[三木市立吉川中学校|吉川中学校]]では「三田ヤング」に所属していた{{R|nikkan141111nikkansports20141111}}。
 
[[天理高等学校]]では1年生の時に[[外野手]]としてベンチ入りした{{R|sponichi20150113}}。2年生の時、[[第91回全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]・全国大会の1回戦で「3番・[[中堅手]]」、2回戦では「3番・[[左翼手]]」で先発出場し、計7打数5安打3打点、打率.714だった<ref>[https://web.archive.org/web/20150118114503/http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2009/summer/result/0811/03.html 第91回高校野球選手権 8月11日第3試合結果] スポニチ Sponichi Annex</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20090821164517/http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2009/summer/result/0817/02.html 第91回高校野球選手権 8月17日第2試合結果] スポニチ Sponichi Annex</ref>。3年生の時、[[第82回選抜高等学校野球大会|春の選抜高校野球]]では1回戦で「3番・中堅手」で先発出場したが無安打に終わり、チームも敗れた<ref>[https://web.archive.org/web/20100324045336/http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2010/spring/result/0321/001.html 第82回選抜高校野球 3月21日第1試合] スポニチ Sponichi Annex</ref>。[[第92回全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]・全国大会2回戦で「3番・[[三塁手]]」で出場、3打数1安打1打点だったが、チームは[[山田哲人]]、[[坂本誠志郎]]を擁する[[履正社中学校・高等学校|履正社]]に敗退した<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2010/summer/result/0812/03.html 第92回高校野球選手権 8月12日第3試合結果] スポニチ Sponichi Annex</ref>。高校の1学年先輩に[[西浦直亨]]がいる。
 
[[早稲田大学野球部|早稲田大学]]では1年生時の春のリーグ戦に初出場<ref name="yakyutaro">「野球太郎」 No.013 103頁 廣済堂出版</ref>。守備コーチを務めていた[[八木茂]]の助言で、2年生時の春にそれまでの左翼手から[[二塁手]]に転向した<ref name="sponichi20141023">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/10/23/kiji/K20141023009148880.html |title=【ロッテ1位】中村奨吾 大学ナンバーワン野手 強打&守備も売り |website=スポーツニッポン |date=2014-10-23 |accessdate=2024-06-07}}</ref><ref name="shogoprobefore">[https://yakyutaro.jp/r.php?hash=hoik6 《野球太郎ストーリーズ》ロッテ2014年ドラフト1位、中村奨吾。走攻守に高レベルでまとまった早稲田大主将] 週刊野球太郎</ref>。3年生時の7月に、[[第39回日米大学野球選手権大会]]の[[第39回日米大学野球選手権大会日本代表|日本代表]]に選ばれ<ref>[https://www.jubf.net/us/jp_member39.html 大学日本代表チーム] 全日本大学野球連盟</ref>、全試合「5番・中堅手」として先発出場し{{R|sponichi20141023}}、4回戦で三塁打、5回戦では先制適時打とソロ本塁打を放った<ref>[https://www.jubf.net/system/prog/game.php?m=m&e=japanus&s=2013&gid=4 第39回日米大学野球選手権大会 ■試合詳細 2013/7/10(水) 宇都宮清原球場]、[https://www.jubf.net/system/prog/game.php?m=m&e=japanus&s=2013&gid=5 第39回日米大学野球選手権大会 ■試合詳細 2013/7/11(木) 明治神宮野球場] 公益財団法人 全日本大学野球連盟</ref>。大会通算打率.438{{R|sponichi20141023}}。4年生時に主将を任された<ref>[http://wasedasports.com/news/20131111_3366/ 中村が主将に就任!来季陣容が発表] 早稲田スポーツ新聞会 2013年11月11日掲載</ref>。7月には[[2014 ハーレムベースボールウィーク|第27回ハーレムベースボールウィーク]]の[[2014 ハーレムベースボールウィーク 日本代表|日本代表]]に選出された<ref>[http://www.big6.gr.jp/game/alljapan/2014_usa-netherlands/2014_usa-netherlands.html 大学野球日本代表 米国・オランダ遠征] 一般財団法人 東京六大学野球連盟</ref>。全試合4番打者を務め(中堅手、または[[指名打者]])、第2戦と第5戦で適時打を打った<ref>[https://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2014/haarlem/overview.html 第27回 ハーレムベースボールウィーク] 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト</ref>。大学4年間のリーグ通算成績は82試合321打数94安打46打点、本塁打11本、盗塁18、打率.293{{R|yakyutaro}}。2 - 4年生時のそれぞれ秋のリーグで[[東京六大学野球連盟|東京六大学野球リーグ]]のベストナインを受賞している(いずれも二塁手)<ref>[http://www.big6.gr.jp/system/prog/record.php?kind=record_best9 東京六大学野球リーグ戦ベストナイン] 一般財団法人 東京六大学野球連盟</ref>。
 
{{by|2014年}}10月23日に行われた[[2014年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|ドラフト会議]]では、[[千葉ロッテマリーンズ]]から1位指名を受け<ref>{{Cite web ja |url=https://www.marines.co.jp/news/detail/14348.html |title=2014年ドラフト会議 中村奨吾選手を1位指名 |website=千葉ロッテマリーンズ |date=2014-10-23 |accessdate=2024-06-07}}</ref>、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(金額は推定)で合意し<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/11/29/kiji/K20141129009373930.html |title=ロッテ ドラ1中村 新人王と同じ会場で契約 |website=スポーツニッポン |date=2014-11-29 |accessdate=2024-06-07}}</ref>入団した。背番号は'''23'''<ref name="marines20141211">{{Cite web ja |url=https://www.marines.co.jp/news/detail/14583.html |title=新入団選手発表会を開催!!背番号も発表!! |website=千葉ロッテマリーンズ |date=2014-12-11 |accessdate=2024-06-07}}</ref>。なお、2015年3月25日の早稲田大学の卒業式当日、中村は開幕一軍メンバーに選ばれていたことから開幕戦が行われる福岡へ移動していたため、式は欠席した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sankei.com/article/20150403-IYRTOHSSZFJBBLPWGIKA2KOWKQ/ |title=【野球の虫 頑張れルーキー】開幕1軍、代走で出場 準備怠らず |website=産経ニュース |date=2015-04-03 |accessdate=2024-06-07}}</ref>。早稲田大学の同級生である[[有原航平]]も同じく1巡目指名され、[[北海道日本ハムファイターズ]]に入団した。
 
=== ロッテ時代 ===
'''{{by|2015年}}'''は開幕を一軍で迎え<ref>[https://www.marines.co.jp/news/detail/14987.html 登録・抹消情報 開幕一軍メンバー発表!!] 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト 2015年3月25日配信</ref>、3月29日の対[[福岡ソフトバンクホークス]]戦([[福岡ドーム|福岡ヤフオク!ドーム]])で、[[根元俊一]]の代走としてプロ初出場した<ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015032900174.html 2015年3月29日 福岡ソフトバンク 対 千葉ロッテ 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>。4月2日の対日本ハム戦([[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]])では[[鈴木大地 (野球)|鈴木大地]]の代打でプロ初打席に立ったが、空振り三振に倒れた<ref>[http://www.tbs.co.jp/baseball/pastgame/20150402MF01d.html 4月2日(木) ロッテ vs 日本ハム ~QVCマリン~] エキサイトベースボール プロ野球速報</ref>。同8日の対[[オリックス・バファローズ]]戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])では「9番・[[二塁手]]」でプロ初の先発出場を果たし、第2打席で初安打を打つと<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1458711.html |title=ロッテ中村がプロ初安打「チームの勝利に貢献」 |website=日刊スポーツ |date=2015-04-08 |accessdate=2024-06-07}}</ref><ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015040800262.html 2015年4月8日 オリックス 対 千葉ロッテ 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>、同12日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦([[西武ドーム|西武プリンスドーム]])では代走で途中出場した後に回ってきた打席で適時打を打ち初打点を記録し<ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015041200299.html 2015年4月12日 埼玉西武 対 千葉ロッテ 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>、「1番・[[三塁手]]」で先発出場した4月30日の対西武戦(QVCマリン)では第1打席で初本塁打(「初回先頭打者本塁打」)を打った<ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015043000454.html 2015年4月30日 千葉ロッテ 対 埼玉西武 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>。新人選手のプロ初本塁打が初回先頭打者本塁打になったのは{{by|1998年}}の[[坪井智哉]]以来で、日本球界で6人目、パ・リーグでは4人目、ロッテの選手では初である<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/04/30/kiji/K20150430010266930.html |title=ロッテ ドラ1中村プロ1号は先頭打者弾「しっかり振り切れた」 |website=スポーツニッポン |date=2015-04-30 |accessdate=2024-06-07}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1469521.html |title=ロッテドラ1中村プロ1号先頭打者弾「初めてです」 |website=日刊スポーツ |date=2015-04-30 |accessdate=2024-06-07}}</ref>。シーズン前半は途中出場が多かったが、7月15日の対オリックス戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])以後は、三塁手のレギュラーに定着(直近の試合で[[今江敏晃]]が[[死球]]で左手を骨折した影響から。今江の復帰後は二塁手で起用された)。打撃面では7月の一時期を除いて[[打率]]は.250を下回る状況が続いたが、[[クリーンナップ]]を除く6つの打順で出場。守備面では、二塁手、三塁手、[[遊撃手]]、[[左翼手]]、[[中堅手]]の5つのポジションで出場。111試合に出場し、打率.230、5[[本塁打]]、21[[打点]]、4[[盗塁]]を記録した。
 
'''{{by|2016年}}'''は、前年に三塁手のレギュラーであった今江が楽天へ、二塁手のレギュラーであった[[ルイス・クルーズ]]が[[読売ジャイアンツ|巨人]]へ移籍し、新外国人の[[ヤマイコ・ナバーロ]]が不祥事により1か月間の出場停止処分となった<ref name="sportsnavi20170210">{{Cite web ja |url=https://sports.yahoo.co.jp/m/column/detail/201702090002-spnavi |title=ロッテ・中村奨吾、伝統の「8」を背に あこがれのショート狙う覚悟の3年目 |website=スポーツナビ |date=2017-02-10 |accessdate=2020-11-21}}</ref>ことで、3月25日に行われた日本ハムとの開幕戦(QVCマリン)に「9番・[[二塁手]]」として出場し、プロ初の開幕スタメンを果たす。ナバーロが復帰すると三塁手として出場を続け、5月5日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦([[宮城球場|楽天koboスタジアム宮城]])では4安打6出塁3打点と大暴れしたが、翌6日からの1か月では55打数4安打、打率.073と打撃の面で調子を落とし、守備の面でもミスが目立ったため交流戦途中の6月8日にプロ入り後初の二軍降格{{R|sportsnavi20170210}}。最短の10日で一軍に復帰するが、8月4日に再び二軍に降格{{R|sportsnavi20170210}}。同19日に再昇格したが、その後も打撃の調子が上がらずに苦しんだ。しかし、9月24日の対オリックス戦(QVCマリン)では9回に同点本塁打を打ち(その後チームはサヨナラ勝ちでCS出場を決めた){{R|sportsnavi20170210}}、レギュラーシーズン最終戦であった10月5日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦(QVCマリン)でも適時二塁打を含む2安打を放つなど、勝負強さを示して復調をアピールしたことで、[[2016年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]では、2試合いずれも「9番・[[三塁手]]」として出場を果たした。打撃面では7月下旬を最後に打率は.210を下回る状況が続いたが、守備面では、二塁手(32試合)、三塁手(50試合)で先発起用され、最終的には108試合の出場で打率.201、6本塁打、25打点、4盗塁を記録した。11月25日、700万円増となる推定年俸3200万円で契約を更改した。この席上で併せて、背番号を過去に[[有藤通世]]や今江敏晃などが着用し、ロッテにおける「特別な背番号」とされている'''8'''へ変更することが発表された<ref name="nakamuralotte2016">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1743375.html |title=ミスターロッテだ中村「偉大な番号」来季背番8継ぐ |website=日刊スポーツ |date=2016-11-26 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/96960 |title=中村奨吾が”ミスターロッテ”の背番号「8」を継承 |website=BASEBALL KING |date=2016-11-26 |accessdate=2017-02-08}}</ref>。背番号8を与えた理由について、球団側は「(背番号8は)期待も込めて。(着用することで)自覚も変わる。来年はレギュラーを取って、中心選手になって球団の顔になって欲しい」としている{{R|nakamuralotte2016}}。
[[天理高等学校]]では1年生の時に[[外野手]]としてベンチ入りした{{R|sponichi150113}}。2年生の時、[[第91回全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]・全国大会の1回戦で「3番・[[中堅手]]」、2回戦では「3番・[[左翼手]]」で先発出場し、計7打数5安打3打点、打率.714だった<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2009/summer/result/0811/03.html 第91回高校野球選手権 8月11日第3試合結果]、[http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2009/summer/result/0817/02.html 第91回高校野球選手権 8月17日第2試合結果] スポニチ Sponichi Annex</ref>。3年生の時、[[第82回選抜高等学校野球大会|春の選抜高校野球]]では1回戦で「3番・中堅手」で先発出場したが無安打に終わり、チームも敗れた<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2010/spring/result/0321/001.html 第82回選抜高校野球 3月21日第1試合] スポニチ Sponichi Annex</ref>。[[第92回全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]・全国大会1回戦で「3番・[[三塁手]]」で出場、3打数1安打1打点だったが、チームは[[山田哲人]]、[[坂本誠志郎]]を擁する[[履正社学園豊中中学校・履正社高等学校|履正社]]に敗退した<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/highschool/2010/summer/result/0812/03.html 第92回高校野球選手権 8月12日第3試合結果] スポニチ Sponichi Annex</ref>。高校の1学年先輩に[[西浦直亨]]がいる。
 
'''{{by|2017年}}'''は、鈴木大地を[[二塁手]]にコンバートする方針から、[[遊撃手]]のレギュラー争いをする立場と位置付けられて、キャンプインを迎えた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1773556.html |title=ロッテ伊東監督「意外と面白い」ドラ5有吉の制球◎ |website=日刊スポーツ |date=2017-02-02 |accessdate=2017-02-08}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2017/01/26/post55974/ |title=ロッテ伊東監督が明言、キャンプ強化指定選手は「中村、加藤、田村、吉田」 |website=Full-Count |date=2017-01-26 |accessdate=2017-02-08}}</ref>。3月31日に行われたソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクドーム)では、「9番・遊撃手」で2年連続の開幕スタメンに起用されたが2打席連続三振で途中交代。その後も不調に苦しんで、4月6日に早くも二軍に降格する<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/1804631.html |title=ロッテ伊東監督あえて厳しく 開幕遊撃中村を即2軍 |website=日刊スポーツ |date=2017-04-11 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。5月3日に一軍に復帰するが、わずか4試合の出場の後に、5月8日にシーズン2回目の二軍降格<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1819915.html |title=最下位ロッテが1、2軍入れ替え 藤岡、中村ら降格 |website=日刊スポーツ |date=2017-05-08 |accessdate=2018-04-06}}</ref>この時点で、17打数無安打、打率.000で、プロ入り後は最悪といえるスランプだった。二軍で結果を残し、6月17日に一軍へ復帰。翌18日の巨人戦でシーズン初安打を打つと打撃の調子が上向きになり、以後は[[マット・ダフィー (1989年生の内野手)|マット・ダフィー]]や[[大嶺翔太]]に替わって三塁手のレギュラーとして起用される。9月26日の対ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、先制の9号2点本塁打を打つ<ref>{{Cite web ja |url=https://web.archive.org/web/20170928183920/http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170926-OHT1T50182.html |title=【ロッテ】中村、先輩の和田から先制9号 |website=スポーツ報知 |date=2017-09-26 |accessdate=2018-04-06}}</ref>など、勝利に直結する活躍を見せる場面が増え、シーズン終盤には5番で起用される試合もあった。オールスターブレイク以後に限れば、主に6番で起用され、打率.294、7本塁打、11盗塁、特に9月以後だと打率.294(102打数30安打)、3本塁打、8盗塁と結果を残した<ref name="shogomeikan2018a">『2018プロ野球オール写真選手名鑑』99頁、226頁 - 228頁。</ref>{{R|shogoiguchi2018a}}。守備面では、三塁手(58試合)、遊撃手(23試合)で先発起用され、最終的には85試合(うち先発で81試合)に出場、打率.275、9本塁打、32打点、11盗塁を記録した。特に盗塁数はプロ入り後初めての2桁となり、本人曰く「2016年やその前の年に比べて、自信になりましたし、実際(数字的にも)多く走れたと思っているので、この感覚を今後に活かしていきたいなと思います」と振り返っており、手応えをつかむシーズンになった{{R|shogoiguchi2018a}}。また打撃面でも、同シーズン後半から、[[福浦和也]]のアドバイスをきっかけに「打撃そのものは変えていないが、『早めにとって、ゆっくり伸ばす』という意識で、タイミングの取り方を変えた」ことで、「詰まらされてもしっかり振れている」打撃ができるようになり、きっかけをつかむことができたという{{R|shogoiguchi2018a|shogoiguchi2018b}}。シーズンオフの10月12日に[[2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ|第1回アジア プロ野球チャンピオンシップ]]の[[2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ 日本代表|日本代表]]に選出された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20171012_4.html |title=大会出場メンバー25名を発表 3監督が記者会見で意気込みを語る {{!}} トップ {{!}} 会見レポート |website=野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト |date=2017-10-12 |accessdate=2024-05-21}}</ref>。11月29日、年俸3500万円(300万円増、推定)で契約を更改<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711290000398.html |title=ロッテ中村300万増「1年間出て、勝負しないと」 |website=日刊スポーツ |date=2017-11-29 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。シーズンオフには監督が[[伊東勤]]から[[井口資仁]]へと交代。井口は就任早々に、中村を二塁手、鈴木大地を三塁手へとコンバートする方針を示し、「セカンドは一番やってみたかったポジション。大学の時もやっていた。何とかセカンドのレギュラーポジションをとって、信頼される選手になりたい」と前向きな姿勢を示した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711020000083.html |title=井口ロッテ改革第1弾「大地は三塁。奨吾は二塁で」 |website=日刊スポーツ |date=2017-11-02 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2017/11/03/post91269/ |title=ロッテ中村、二塁コンバートを歓迎「感覚を早く戻して、自分のものに」 |website=Full-Count |date=2017-11-03 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。
[[早稲田大学野球部|早稲田大学]]では1年生時の春のリーグ戦に初出場<ref name="yakyutaro">「野球太郎」 No.013 103頁 廣済堂出版</ref>。2年生時の春にそれまでの左翼手から[[二塁手]]に転向した<ref name="sponichi20141023">[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/10/23/kiji/K20141023009148880.html 【ロッテ1位】中村奨吾 大学ナンバーワン野手 強打&守備も売り] スポニチ Sponichi Annex</ref>。3年生時の7月に、[[第39回日米大学野球選手権大会]]の[[第39回日米大学野球選手権大会日本代表|日本代表]]に選ばれ<ref>[https://www.jubf.net/us/jp_member39.html 大学日本代表チーム] 全日本大学野球連盟</ref>、全試合5番・中堅手として先発出場し{{R|sponichi20141023}}、4回戦で三塁打、5回戦では先制適時打とソロ本塁打を放った<ref>[https://www.jubf.net/system/prog/game.php?m=m&e=japanus&s=2013&gid=4 第39回日米大学野球選手権大会 ■試合詳細 2013/7/10(水) 宇都宮清原球場]、[https://www.jubf.net/system/prog/game.php?m=m&e=japanus&s=2013&gid=5 第39回日米大学野球選手権大会 ■試合詳細 2013/7/11(木) 明治神宮野球場] 公益財団法人 全日本大学野球連盟</ref>。大会通算打率.438{{R|sponichi20141023}}。4年生時に主将を任された<ref>[http://wasedasports.com/news/20131111_3366/ 中村が主将に就任!来季陣容が発表] 早稲田スポーツ新聞会 2013年11月11日掲載</ref>。7月には[[2014 ハーレムベースボールウィーク|第27回ハーレムベースボールウィーク]]の[[2014 ハーレムベースボールウィーク 日本代表|日本代表]]に選出された<ref>[http://www.big6.gr.jp/game/alljapan/2014_usa-netherlands/2014_usa-netherlands.html 大学野球日本代表 米国・オランダ遠征] 一般財団法人 東京六大学野球連盟</ref>。全試合4番に座り(中堅手、または[[指名打者]])、第2戦と第5戦で適時打を打った<ref>[https://www.japan-baseball.jp/jp/team/univ/2014/haarlem/overview.html 第27回 ハーレムベースボールウィーク] 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト</ref>。大学4年間のリーグ通算成績は82試合321打数94安打46打点、本塁打11本、盗塁18、打率.293{{R|yakyutaro}}。2 - 4年生時のそれぞれ秋のリーグで[[東京六大学野球連盟|東京六大学野球リーグ]]のベストナインを受賞している(いずれも二塁手)<ref>[http://www.big6.gr.jp/system/prog/record.php?kind=record_best9 東京六大学野球リーグ戦ベストナイン] 一般財団法人 東京六大学野球連盟</ref>。
 
'''{{by|2018年}}'''は、「期待の若手」としての位置付けであった前年までの3シーズンとは異なり、「絶対的なレギュラー」としての地位の確立を期待されて迎えるシーズンになった<ref name="shogolotte2018a">{{Cite web ja |url=https://www.chibanippo.co.jp/sports/lotte/482578 |title=【千葉魂】定位置奪取へ「変わろう」 好調維持の4年目、中村 |website=千葉日報 |date=2018-03-13 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。同シーズンから井口が監督に就任することになったが、井口は自身にとって大学時代からの「憧れの存在」であることと共に、井口監督がチーム作りの構想として自身を中心選手の1人と位置付けたことから、「意気に感じて、やらないといけない」として気持ちの変化が生まれたことなどから、「30本塁打、30盗塁を目指せる」といわれるなど、シーズンのブレイク候補として挙げられるようになり、本人も「3割、30盗塁」を目標と公言してのキャンプインになった{{R|shogolotte2018a}}<ref name="shogoiguchi2018a">{{Cite web ja |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/830039 |title=30本、30盗塁も夢じゃない! ロッテ中村奨吾を覚醒させた2人の師。 |website=Number Web |date=2018-02-28 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref name="shogoiguchi2018b">{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/08/kiji/20171007s00001173315000c.html |title=野球という仕事 中村奨吾が追い続けた井口資仁の背中 |website=スポニチアネックス |date=2017-10-07 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref name="shogoiguchi2018c">{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2017/09/03/post82423/ |title=「憧れすぎた」井口と過ごす日々 ロッテ3年目内野手に残された僅かな時間 |website=Full-Count |date=2017-09-03 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。キャンプ、オープン戦を通して好調を示し<ref>{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20180212-OHT1T50370.html?page=1 |title=【ロッテ】中村、2戦連続V弾!井口監督30発30盗塁期待 |website=スポーツ報知 |date=2018-02-12 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2018/03/06/post110781/ |title=ロッテ中村が2安打3四球と全打席出塁 「細かいところを修正した」 |website=Full-Count |date=2018-03-06 |accessdate=2018-04-06}}</ref>、3月30日に行われた楽天との開幕戦([[千葉マリンスタジアム|ZOZOマリンスタジアム]])では、「3番・二塁手」で先発出場。3安打、1打点の活躍をみせると、翌31日の対楽天戦では、第2打席でシーズン1号本塁打を打った<ref>{{Cite web ja |url=https://full-count.jp/2018/04/01/post116796/ |title=新生ロッテを牽引する新3番打者・中村 「厳しいところをしっかり見逃せている」 |website=Full-Count |date=2018-04-01 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。[[オールスターゲーム]]に監督推薦で初選出された。最終的な成績は、自身初の全試合出場および[[規定打席]]到達を果たし、打率.284、8本塁打、リーグ2位となる39盗塁という成績を残した。また、二塁手ではリーグトップとなる守備率.993を記録し、自身初となる[[ゴールデングラブ賞]]を受賞した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.marines.co.jp/news/detail/00003468.html |title=中村選手が「三井ゴールデン・グラブ賞」を初受賞!! |website=千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト |date=2018-11-08 |accessdate=2019-03-03}}</ref>。
[[2014年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2014年のプロ野球ドラフト会議]]で[[千葉ロッテマリーンズ]]から1巡目で指名され<ref>[https://www.marines.co.jp/news/detail/14348.html 2014年ドラフト会議 中村奨吾選手を1位指名] 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト 2014年10月23日配信</ref>、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(金額は推定)で合意し<ref name="goi">[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/11/29/kiji/K20141129009373930.html ロッテ ドラ1中村 新人王と同じ会場で契約] スポニチ Sponichi Annex 2014年11月29日掲載</ref>入団した。背番号は'''23'''<ref>[https://www.marines.co.jp/news/detail/14583.html 新入団選手発表会を開催!!背番号も発表!!] 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト 2014年12月11日配信</ref>。なお、2015年3月25日の早稲田大学の卒業式当日、中村は開幕一軍メンバーに選ばれていたことから開幕戦が行われる福岡へ移動していたため、式は欠席した<ref>[https://www.sankei.com/article/20150403-IYRTOHSSZFJBBLPWGIKA2KOWKQ/ 【野球の虫 がんばれルーキー】開幕1軍、代走で出場 準備怠らず] 産経新聞</ref>。早稲田大学の同級生である[[有原航平]]も同じく1巡目指名され、[[北海道日本ハムファイターズ]]に入団した。
 
'''{{by|2019年}}'''は、3月29日に行われた楽天との開幕戦(ZOZOマリン)で、「3番・二塁手」として先発出場し、2安打、1本塁打、1打点と活躍した。4月5日の対ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、2打席連続本塁打を打つなど3安打猛打賞の活躍をみせるなど、開幕から10試合で打率.361、5本塁打、10打点、6盗塁と好スタートを切った<ref name="baseballking20191103">{{Cite web ja |url=https://baseballking.jp/ns/207980/ |title=ロッテ・中村奨吾、今季1年を振り返り「迷惑をかけることが多かった」 |website=BASEBALL KING |date=2019-11-03 |accessdate=2020-11-21}}</ref>。しかし4月21日の試合前、バッテリーコーチの[[清水将海]]がノックした飛球を追って同コーチと衝突。千葉・習志野市内の病院で顔面挫創と診断され、左目の下を10針縫った<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904210000361.html |title=ロッテ中村奨吾 左目下を10針縫うアクシデント |website=日刊スポーツ |date=2019-04-21 |accessdate=2024-05-21}}</ref>。同日の試合は首脳陣の判断で先発を外れ、2017年から続いていた連続フルイニング出場は188試合でストップしたが、8回に代打で登場し、空振り三振に倒れた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904210001088.html |title=「勇者」の異名ロッテ中村10針けがも連続出場継続 |website=日刊スポーツ |date=2019-04-21 |accessdate=2024-05-21}}</ref>。以降は不調が続き5月6日には6番に降格<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201905050001224.html |title=2番DH鈴木、7番右翼岡/6日ロッテスタメン |website=日刊スポーツ |date=2019-05-06 |accessdate=2020-11-21}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201905120000877.html |title=ロッテ中村奨吾勝ち越し打、6番降格も「一本ずつ」 |website=日刊スポーツ |date=2019-05-12 |accessdate=2020-11-21}}</ref>。[[角中勝也]]や[[清田育宏]]に3番打者を譲る形となり、5月21日にはスタメン落ちとなった。6月は月間打率.301と調子を取り戻したが、その他の月は.250以下となってしまい、最終的に打率.232でシーズンを終えた{{R|baseballking20191103}}。しかし、自己最多となる17本塁打、59打点を記録し、チーム唯一となる全試合出場も達成した{{R|baseballking20191103}}。
=== プロ入り後 ===
'''{{by|2015年}}'''は開幕を一軍で迎え<ref>[https://www.marines.co.jp/news/detail/14987.html 登録・抹消情報 開幕一軍メンバー発表!!] 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト 2015年3月25日配信</ref>、3月29日の対[[福岡ソフトバンクホークス]]戦([[福岡ドーム|福岡ヤフオク!ドーム]])で、[[根元俊一]]の代走としてプロ初出場した<ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015032900174.html 2015年3月29日 福岡ソフトバンク 対 千葉ロッテ 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>。4月2日の対日本ハム戦([[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]])では[[鈴木大地 (野球)|鈴木大地]]の代打でプロ初打席に立ったが、空振り三振に倒れた<ref>[http://www.tbs.co.jp/baseball/pastgame/20150402MF01d.html 4月2日(木) ロッテ vs 日本ハム ~QVCマリン~] エキサイトベースボール プロ野球速報</ref>。同8日の対[[オリックス・バファローズ]]戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])では「9番・[[二塁手]]」でプロ初の先発出場を果たし、第2打席で初安打を打つと<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/1458711.html ロッテ中村がプロ初安打「チームの勝利に貢献」] 日刊スポーツ 2015年4月8日掲載</ref><ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015040800262.html 2015年4月8日 オリックス 対 千葉ロッテ 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>、同12日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦([[西武ドーム|西武プリンスドーム]])では代走で途中出場した後に回ってきた打席で適時打を打ち初打点を挙げ<ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015041200299.html 2015年4月12日 埼玉西武 対 千葉ロッテ 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>、「1番・[[三塁手]]」で先発出場した4月30日の対西武戦(QVCマリン)では第1打席で初本塁打(「初回先頭打者本塁打」)を打った<ref>[https://npb.jp/bis/2015/games/s2015043000454.html 2015年4月30日 千葉ロッテ 対 埼玉西武 成績詳細] NPB.jp 日本野球機構</ref>。新人選手のプロ初本塁打が初回先頭打者本塁打になったのは{{by|1998年}}の[[坪井智哉]]以来で、日本球界で6人目、パ・リーグでは4人目、ロッテの選手では初である<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/04/30/kiji/K20150430010266930.html ロッテ ドラ1中村プロ1号は先頭打者弾「しっかり振り切れた」] スポニチ Sponichi Annex 2015年4月30日掲載</ref><ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/1469521.html ロッテドラ1中村プロ1号先頭打者弾「初めてです」] 日刊スポーツ 2015年4月30日掲載</ref>。シーズン前半は、先発出場と途中出場を行ったり来たりしていたが、7月15日の対オリックス戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])以後は、三塁手のレギュラーに定着(直近の試合で[[今江敏晃]]が[[死球]]で左手を骨折した影響から。今江の復帰後は二塁手で起用された)。打撃面では7月の一時期を除いて[[打率]]は.250を下回る状況が続いたが、[[クリーンナップ]]を除く6つの打順で出場。守備面では、二塁手、三塁手、[[遊撃手]]、[[左翼手]]、[[中堅手]]の5つのポジションで出場。111試合に出場し、打率.230、5[[本塁打]]、21[[打点]]、4[[盗塁]]を記録した。
 
'''{{by|2020年}}'''は、6月19日に行われたソフトバンクとの開幕戦([[福岡ドーム|福岡PayPayドーム]])に「6番・二塁手」で出場。5年連続の開幕スタメンとなった。開幕3戦目となる6月21日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では、2回表に[[二保旭]]から、頭部への死球を受けた<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006210000377.html |title=ソフトバンク二保が危険球退場「本当に申し訳ない」 |website=日刊スポーツ |date=2020-06-21 |accessdate=2020-11-20}}</ref>。6月13日に行われた西武との練習試合([[西武ドーム|メットライフドーム]])でも[[松本航]]から頭部死球を受けており<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006130000365.html |title=西武松本航が危険球で退場 ロッテ中村奨に頭部死球 |website=日刊スポーツ |date=2020-06-13 |accessdate=2020-11-20}}</ref>、9日間で2度頭部死球を受ける異例の事態となった{{Efn2|両日共に、頭部打撲と診断された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006130000808.html |title=ロッテ中村奨吾が頭部死球受け途中交代 打撲と診断 |website=日刊スポーツ |date=2020-06-13 |accessdate=2020-11-20}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006210000889.html |title=ロッテ中村奨吾は頭部打撲、13日練習戦も頭部死球 |website=日刊スポーツ |date=2020-06-21 |accessdate=2020-11-20}}</ref>。}}。それでも、次戦となる6月23日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発出場し、6回裏には左越えへ同点本塁打を打った。さらに、6月25日の同カードでは、初回にルーキーの[[村西良太]]から自身初となる満塁本塁打を打ち、チームの勝利に貢献<ref name="nikkansports20200625">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006250001472.html |title=ロッテ1530日ぶり単独首位!中村奨満弾で5連勝 |website=日刊スポーツ |date=2020-06-25 |accessdate=2020-11-20}}</ref>。この勝利でチームは4年ぶりの5連勝となり、1530日ぶりに単独首位に立った{{R|nikkansports20200625}}。8月は月間打率.326と調子を上げたが、9月以降は.211と低迷。最終的にリーグ18位となる打率.249、同15位となる105安打を記録。この2つはいずれもチームトップとなった。3年連続の全試合出場も記録した。11月14日から行われたソフトバンクとの[[2020年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]では2試合とも「6番・二塁手」で出場。2試合で8打数2安打、1打点、打率.250を記録するも、チームは敗退した。シーズンオフの12月26日に、500万円減の年俸6700万円でサインし(金額は推定)、翌年からキャプテンを務めることが発表された<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012260000286.html |title=ロッテ中村奨吾ダウン提示も来季キャプテンに指名 |website=日刊スポーツ |date=2020-12-26 |accessdate=2020-12-29}}</ref>。
'''{{by|2016年}}'''は、前年に三塁手のレギュラーであった今江が楽天へ、二塁手のレギュラーであった[[ルイス・クルーズ]]が[[読売ジャイアンツ|巨人]]へ移籍し、新外国人の[[ヤマイコ・ナバーロ]]が不祥事により1か月間の出場停止処分となった<ref name="sportsnavi20170210">{{Cite web |url=https://sports.yahoo.co.jp/m/column/detail/201702090002-spnavi |title=ロッテ・中村奨吾、伝統の「8」を背に あこがれのショート狙う覚悟の3年目 |website=スポーツナビ |date=2017-02-10 |accessdate=2020-11-21}}</ref>ことで、3月25日に行われた日本ハムとの開幕戦(QVCマリン)に「9番・[[二塁手]]」として出場し、プロ初の開幕スタメンを果たす。ナバーロが復帰すると三塁手として出場を続け、5月5日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦([[宮城球場|楽天koboスタジアム宮城]])では4安打6出塁3打点と大暴れしたが、翌6日からの1か月では55打数4安打、打率.073と打撃の面で調子を落とし、守備の面でもミスが目立ったため交流戦途中の6月8日にプロ入り後初の二軍降格{{R|sportsnavi20170210}}。最短の10日で一軍に復帰するが、8月4日に再び二軍に降格{{R|sportsnavi20170210}}。同19日に再昇格したが、その後も打撃の調子が上がらずに苦しんだ。しかし、9月24日の対オリックス戦(QVCマリン)では9回に同点本塁打を打ち(その後チームはサヨナラ勝ちでCS出場を決めた){{R|sportsnavi20170210}}、レギュラーシーズン最終戦であった10月5日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦(QVCマリン)でも適時二塁打を含む2安打を放つなど、勝負強さを示して復調をアピールしたことで、[[2016年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]では、2試合いずれも「9番・[[三塁手]]」として出場を果たした。打撃面では7月下旬を最後に打率は.210を下回る状況が続いたが、守備面では、二塁手(32試合)、三塁手(50試合)で先発起用され、最終的には108試合の出場で打率.201、6本塁打、25打点、4盗塁を記録した。11月25日、年俸3200万円(700万円増、推定)で契約更改をし、この席上で併せて、背番号を「'''8'''」へ変更することが発表された。[[有藤通世]]や今江敏晃などが着用し、ロッテにおける「特別な背番号」とされている<ref name="nakamuralotte2016">{{Cite web |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1743375.html |title=ミスターロッテだ中村「偉大な番号」来季背番8継ぐ |date=2016-11-26 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref>{{Cite web |publisher=BASEBALL KING |url=https://baseballking.jp/ns/96960 |title=中村奨吾が”ミスターロッテ”の背番号「8」を継承 |date=2016-11-26 |accessdate=2017-02-08}}</ref>背番号8を与えた理由について、球団側は「(背番号8は)期待も込めて。(着用することで)自覚も変わる。来年はレギュラーを取って、中心選手になって球団の顔になって欲しい」としている{{R|nakamuralotte2016}}。
 
[[File:キャプテンマークを初めて付けた年(2021年)中村奨吾.jpg|thumb|right|初めてキャプテンマークを付けた中村奨吾(2021年)]]
'''{{by|2017年}}'''は、鈴木大地を[[二塁手]]にコンバートする方針から、[[遊撃手]]のレギュラー争いをする立場と位置付けられて、キャンプインを迎えた<ref>{{Cite web |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1773556.html |title=ロッテ伊東監督「意外と面白い」ドラ5有吉の制球◎ |date=2017-02-02 |accessdate=2017-02-08}}</ref><ref>{{Cite web |publisher=Full-Count |url=https://full-count.jp/2017/01/26/post55974/ |title=ロッテ伊東監督が明言、キャンプ強化指定選手は「中村、加藤、田村、吉田」 |date=2017-01-26 |accessdate=2017-02-08}}</ref>。3月31日に行われたソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクドーム)では、「9番・遊撃手」で2年連続の開幕スタメンに起用されたが2打席連続三振で途中交代。その後も不調に苦しんで、4月6日に早くも二軍に降格する<ref>{{Cite web |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/1804631.html |title=ロッテ伊東監督あえて厳しく 開幕遊撃中村を即2軍 |date=2017-04-11 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。5月3日に一軍に復帰するが、わずか4試合の出場の後に、5月8日にシーズン2回目の二軍降格<ref>{{Cite web |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1819915.html |title=最下位ロッテが1、2軍入れ替え 藤岡、中村ら降格 |date=2017-05-08 |accessdate=2018-04-06}}</ref>この時点で、17打数0安打、打率.000で、プロ入り後は最悪といえるスランプだった。二軍で結果を残し、6月17日に一軍へ復帰。翌18日の巨人戦でシーズン初安打を打つと打撃の調子が上向きになり、以後は[[マット・ダフィー (1989年生の内野手)|マット・ダフィー]]や[[大嶺翔太]]に替わって三塁手のレギュラーとして起用される。9月26日の対ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、先制打になる9号2点本塁打を打つ<ref>{{Cite web |publisher=スポーツ報知 |url=http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20170926-OHT1T50182.html |title=【ロッテ】中村、先輩の和田から先制9号 |date=2017-09-26 |accessdate=2018-04-06}}</ref>など、勝利に直結する活躍を見せる場面が増え、シーズン終盤には5番で起用される試合もあった。オールスターブレイク以後に限れば、主に6番で起用され、打率.294、7本塁打、11盗塁、特に9月以後だと打率.294(102打数30安打)、3本塁打、8盗塁と結果を残した<ref name="shogomeikan2018a">『2018プロ野球オール写真選手名鑑』99頁、226頁~228頁。</ref>{{R|shogoiguchi2018a}}。守備面では、三塁手(58試合)、遊撃手(23試合)で先発起用され、最終的には85試合(うち先発で81試合)に出場、打率.275、9本塁打、32打点、11盗塁を記録した。特に盗塁数はプロ入り後初めての2桁となり、本人曰く「2016年やその前の年に比べて、自信になりましたし、実際(数字的にも)多く走れたと思っているので、この感覚を今後に活かしていきたいなと思います」と振り返っており、手応えをつかむシーズンになった{{R|shogoiguchi2018a}}。また打撃面でも、同シーズン後半から、[[福浦和也]]のアドバイスをきっかけに「打撃そのものは変えていないが、『早めにとって、ゆっくり伸ばす』という意識で、タイミングの取り方を変えた」ことで、「詰まらされてもしっかり振れている」打撃ができるようになり、きっかけをつかむことができたという{{R|shogoiguchi2018a|shogoiguchi2018b}}。シーズンオフの10月12日に[[2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ|第1回アジア プロ野球チャンピオンシップ]]の[[2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ 日本代表|日本代表]]に選出された<ref>[https://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20171012_4.html 大会出場メンバー25名を発表 3監督が記者会見で意気込みを語る] ''野球日本代表 侍ジャパン オフィシャルサイト'' (2017年10月12日) 2017年10月22日閲覧</ref>。11月29日、年俸3500万円(300万円増、推定)で契約を更改<ref>{{Cite web |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711290000398.html |title=ロッテ中村300万増「1年間出て、勝負しないと」 |date=2017-11-29 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。シーズンオフには監督が[[伊東勤]]から[[井口資仁]]へと交代。井口は就任早々に、中村を二塁手、鈴木大地を三塁手へとコンバートする方針を示し、「セカンドは一番やってみたかったポジション。大学の時もやっていた。何とかセカンドのレギュラーポジションをとって、信頼される選手になりたい」と前向きな姿勢を示した<ref>{{Cite web |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711020000083.html |title=井口ロッテ改革第1弾「大地は三塁。奨吾は二塁で」 |date=2017-11-02 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref>{{Cite web |publisher=Full-Count |url=https://full-count.jp/2017/11/03/post91269/ |title=ロッテ中村、二塁コンバートを歓迎「感覚を早く戻して、自分のものに」 |date=2017-11-03 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。
 
'''{{by|2021年}}'''は、3月26日に行われたソフトバンクとの開幕戦(福岡PayPayドーム)に「6番・二塁手」で出場。6年連続の開幕スタメンとなった。開幕3戦目以降は「3番・二塁手」に定着。4月2日に行われた対日本ハム戦(札幌ドーム)では6打数4安打、3得点の好成績を残し、翌3日の同カードでも5打数3安打、3得点と、2日連続の猛打賞を記録した。オールスターゲームに自身2度目の監督推薦にて選出された。9月15日のソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)で[[カーター・スチュワート|スチュワート]]から中前適時打を打ち、33試合を残し自身キャリアハイとなる60打点に到達した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202109150000649.html |title=ロッテ中村奨吾110試合目で早くもキャリアハイ60打点に到達 |website=日刊スポーツ |date=2021-09-15 |accessdate=2021-09-15}}</ref>。シーズンを終え、打率は自己最高の.284には1厘届かなかったものの、得点圏打率では.297、67打点、76四球と自己最高を記録しチームに貢献。四球に関してはチームトップでシーズンを終えた。4年連続の全試合出場と2年連続の全試合先発出場も記録した。また、二塁手での守備率では.987と高い率を記録し、東北楽天ゴールデンイーグルスの[[浅村栄斗]]に35票差の大差をつけ、3年ぶり2度目のゴールデングラブ賞を受賞した。ロッテの二塁手が1人で複数回受賞したのは球団初となった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112020000528.html |title=【ゴールデン・グラブ賞】ロッテ中村奨吾 守備つかなかったのは年間わずか |website=日刊スポーツ |date=2021-12-02 |accessdate=2021-12-02}}</ref>。もっとも"噛むこと"を広く啓発して活躍したアスリートに贈るアワード「噛むVP」を受賞<ref>{{Cite web ja |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000086324.html |title=2021年スポーツシーンで“噛むこと”を積極的に取り入れている選手に贈るロッテ「噛むVP2021」受賞者はJ1リーグ川崎フロンターレ 家長昭博選手、パ・リーグ千葉ロッテマリーンズ 中村奨吾選手に決定! |website=PRTIMES |date=2021-12-13 |accessdate=2021-12-14}}</ref>。[[NPB AWARDS]]では、[[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]を二塁手部門でプロ7年目で初受賞した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2021/12/14/0014915127.shtml |title=ロッテ・中村奨が初のベストナイン「ずっと取りたいと思っていた」レアードも選出 |website=デイリースポーツ |date=2021-12-14 |accessdate=2021-12-14}}</ref>。契約更改では、4000万円増で1億円を突破し、推定年俸1億1000万円でサインした。翌年も主将を継続することを発表した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112240000613.html |title=ロッテ中村奨吾4000万増で1・1億円「よく頑張ってくれたと」 |website=日刊スポーツ |date=2021-12-24 |accessdate=2021-12-25}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2021/12/24/0014940165.shtml |title=ロッテ・中村奨 4000万増で初の大台に到達 1・1億で更改 来年FAも単年契約 |website=デイリースポーツ |date=2021-12-24 |accessdate=2022-01-03}}</ref>。
'''{{by|2018年}}'''は、「期待の若手」としての位置付けであった前年までの3シーズンとは異なり、「絶対的なレギュラー」としての地位の確立を期待されて迎えるシーズンになった<ref name="shogolotte2018a">{{Cite web |publisher=千葉日報 |url=https://www.chibanippo.co.jp/sports/lotte/482578 |title=【千葉魂】定位置奪取へ「変わろう」 好調維持の4年目、中村 |date=2018-03-13 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。同シーズンから井口が監督に就任することになったが、井口は自身にとって大学時代からの「憧れの存在」であることと共に、井口監督がチーム作りの構想として自身を中心選手の1人と位置付けたことから、「意気に感じて、やらないといけない」として気持ちの変化が生まれたことなどから、「30本塁打、30盗塁を目指せる」といわれるなど、シーズンのブレイク候補として挙げられるようになり、本人も「3割、30盗塁」を目標と公言してのキャンプインになった{{R|shogolotte2018a}}<ref name="shogoiguchi2018a">{{Cite web |publisher=Number Web |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/830039 |title=30本、30盗塁も夢じゃない! ロッテ中村奨吾を覚醒させた2人の師。 |date=2018-02-28 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref name="shogoiguchi2018b">{{Cite web |publisher=スポニチアネックス |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/08/kiji/20171007s00001173315000c.html |title=野球という仕事 中村奨吾が追い続けた井口資仁の背中 |date=2017-10-07 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref name="shogoiguchi2018c">{{Cite web |publisher=Full-Count |url=https://full-count.jp/2017/09/03/post82423/ |title=「憧れすぎた」井口と過ごす日々 ロッテ3年目内野手に残された僅かな時間 |date=2017-09-03 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。キャンプ、オープン戦を通して好調を示し<ref>{{Cite web |publisher=スポーツ報知 |url=http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20180212-OHT1T50370.html |title=【ロッテ】中村、2戦連続V弾!井口監督30発30盗塁期待 |date=2018-02-12 |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref>{{Cite web |publisher=Full-Count |url=https://full-count.jp/2018/03/06/post110781/ |title=ロッテ中村が2安打3四球と全打席出塁 「細かいところを修正した」 |date=2018-03-06 |accessdate=2018-04-06}}</ref>、3月30日に行われた楽天との開幕戦([[千葉マリンスタジアム|ZOZOマリンスタジアム]])では、「3番・二塁手」で先発出場。3安打1打点の活躍をみせると、翌31日の対楽天戦では、第2打席でシーズン1号本塁打を打った<ref>{{Cite web |publisher=Full-Count |url=https://full-count.jp/2018/04/01/post116796/ |title=新生ロッテを牽引する新3番打者・中村 「厳しいところをしっかり見逃せている」 |date=2018-04-01 |accessdate=2018-04-06}}</ref>。[[オールスターゲーム]]に監督推薦で初選出された。最終的な成績は、自身初の全試合出場および[[規定打席]]到達を果たし、打率.284、8本塁打、リーグ2位となる39盗塁という成績を残した。また、二塁手ではリーグトップとなる守備率.993を記録し、自身初となる[[ゴールデングラブ賞]]を受賞した<ref>{{Cite web |title=中村選手が「三井ゴールデン・グラブ賞」を初受賞!!|千葉ロッテマリーンズ |url=https://www.marines.co.jp/news/detail/00003468.html |website=千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト |date=2018-11-08 |accessdate=2019-03-03 |language=ja}}</ref>。
 
'''{{by|2022年}}'''は、3月25日に行われた楽天との開幕戦(楽天生命パーク宮城)に「3番・二塁手」で出場。7年連続の開幕スタメンとなった。6回一死満塁、[[則本昂大]]からバットを折りながらも左前2点適時打を打ち、12球団一番乗りとなる適時打を打った<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2022/03/25/0015163750.shtml |title=ロッテ・中村奨が12球団初適時打!レアードも続いて則本KO |website=デイリースポーツ |date=2022-03-25 |accessdate=2022-03-26}}</ref>。4月3日、3月31日に[[三木亮]]と[[柿沼友哉]]が[[SARSコロナウイルス2|新型コロナウイルス]]に感染したことに伴い、2日に感染の有無を調べる[[ポリメラーゼ連鎖反応|PCR検査]]を受け、陽性判定。[[感染拡大防止特例2021|特例2022]]で出場選手登録を抹消された。これにより、2017年6月28日から続いていた連続出場が'''630試合'''でストップした<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202204030000335.html |title=【ロッテ】中村奨吾がコロナ陽性で登録抹消、特例2022対象 代替指名で池田来翔が1軍合流 |website=日刊スポーツ |date=2022-04-03 |accessdate=2022-04-04}}</ref>。6月1日、[[東京ヤクルトスワローズ]]戦でプロ初の4番で先発出場し、2回表に[[原樹理]]から左翼席中段に飛び込む本塁打を打ち史上22人目となる全打順本塁打を達成した<ref>{{Cite web ja |url=https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2022/06/27/post_162/ |title=偶然と必然が織りなす「全打順本塁打」の味わい。ロッテ中村奨吾に続く達成者は? |website=shueisha.co.jp |date=2022-06-27 |accessdate=2023-12-05}}</ref>。7月18日の対ソフトバンク戦では3回裏に中犠飛、19日の対西武戦では7回裏に左越3ラン、20日の同カードには5回裏に左二2点適時打を打ち、自身初の3試合連続の[[ヒーローインタビュー|お立ち台]]に上がった。9月14日の対日本ハム戦で、6回裏に[[河野竜生]](投手)、[[清水優心]](捕手)のバッテリーから二塁へ盗塁を決め、通算100盗塁を達成した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202209140001307.html |title=【ロッテ】中村奨吾プロ通算100盗塁を達成 今季12個目、18年にはシーズン39盗塁を記録 |website=日刊スポーツ |date=2022-09-14 |accessdate=2022-09-19}}</ref>。11月4日、4月に取得していた[[フリーエージェント (日本プロ野球)|国内FA権]]を行使せず残留することで合意したとチームが発表した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202211040000448.html |title=【ロッテ】中村奨吾 国内FA権行使せず来季残留を発表「このチームで優勝をしたいという思い」 |website=日刊スポーツ |date=2022-11-04 |accessdate=2022-11-08}}</ref>。同月19日に契約更改に臨み、新たに4年契約を結んだことを公表した(年俸は非公表)<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2022/11/19/0015821960.shtml |title=ロッテ・中村奨、4年契約で更改 FA取得で悩むも残留決断 |website=デイリースポーツ |date=2022-11-19 |accessdate=2024-05-21}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20221120-DXPQWGQ6ANNENHZH3KWCQBDZHI/ |title=ロッテ・中村奨吾、4年総額10億円規模 「選手会で議論中」年俸公表せず 来季も主将続投 |website=サンスポ |date=2022-11-20 |access-date=2022-11-24}}</ref>。
'''{{by|2019年}}'''は、3月29日に行われた楽天との開幕戦(ZOZOマリン)で、「3番・二塁手」として先発出場し、2安打1本塁打1打点と活躍した。4月5日の対ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、2打席連続本塁打を打つなど3安打猛打賞の活躍をみせるなど、開幕から10試合で打率.361、5本塁打、10打点、6盗塁と好スタートを切った<ref name="bbk20191103">{{Cite web |title=ロッテ・中村奨吾、今季1年を振り返り「迷惑をかけることが多かった」 |url=https://baseballking.jp/ns/207980 |publisher=BASEBALL KING |date=2019-11-03 |accessdate=2020-11-21}}</ref>。しかし4月21日の試合前、バッテリーコーチの[[清水将海]]がノックした飛球を追って同コーチと衝突。千葉・習志野市内の病院で顔面挫創と診断され、左目の下を10針縫った<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904210000361.html ロッテ中村奨吾 左目下を10針縫うアクシデント] 日刊スポーツ 2019年4月21日掲載</ref>。同日の試合は首脳陣の判断で先発を外れ、2017年から続いていた連続フルイニング出場は188試合でストップしたが、8回に代打で登場し、空振り三振に倒れた<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/201904210001088.html 「勇者」の異名ロッテ中村10針けがも連続出場継続] 日刊スポーツ 2019年4月21日掲載</ref>。以降は不調が続き5月6日には6番に降格<ref>{{Cite web |title=2番DH鈴木、7番右翼岡/6日ロッテスタメン |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201905050001224.html |publisher=日刊スポーツ |date=2019-05-06 |accessdate=2020-11-21}}</ref><ref>{{Cite web |title=ロッテ中村奨吾勝ち越し打、6番降格も「一本ずつ」 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201905120000877.html |publisher=日刊スポーツ |date=2019-05-12 |accessdate=2020-11-21}}</ref>。[[角中勝也]]や[[清田育宏]]に3番打者を譲る形となり、5月21日にはスタメン落ちとなった。6月は月間打率.301と調子を取り戻したが、その他の月は.250以下となってしまい、最終的に打率.232でシーズンを終えた{{R|bbk20191103}}。しかし、自己最多となる17本塁打、59打点を記録し、チーム唯一となる全試合出場も達成した{{R|bbk20191103}}。
 
'''{{by|2023年}}'''は、3月31日に行われたソフトバンクとの開幕戦(福岡PayPayドーム)に「2番・二塁手」で出場。8年連続の開幕スタメンとなった。4月11日の対西武戦で、「3番・二塁手」で先発出場し、プロ野球史上519人目となる通算1000試合出場を達成した<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202304110001003.html |title=【ロッテ】中村奨吾が通算1000試合出場、史上519人目 初回先制2ランで自ら祝福 |website=日刊スポーツ |date=2023-04-11 |accessdate=2023-04-11}}</ref><ref>{{Cite web ja |url=https://www.marines.co.jp/news/detail/202300277516.html |title=4/11(火)中村選手が通算1000試合出場達成 |website=千葉ロッテマリーンズ |date=2023-04-11 |accessdate=2024-05-21}}</ref>。この年は登録抹消されることなく、2年ぶりに二塁のゴールデングラブ賞を獲得したが、137試合の出場で打率.220、11本塁打、48打点と打撃成績は軒並み前年を下回る数字に終わった<ref>{{Cite web |url=https://baseballking.jp/ns/404754/ |title=ロッテ・中村奨吾「チームに迷惑をかけることが多かった」苦しみながらも最前線で戦い抜く |publisher=BASEBALL KING |date=2023-12-30 |accessdate=2025-05-06}}</ref>。直近6年間のチームの内野手事情は、遊撃は[[藤岡裕大]]が5シーズン(故障のあった2022年<ref>{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20221213-OHT1T51040.html?page=1 |title=【ロッテ】藤岡裕大1250万円減で更改、ろっ骨骨折だった 自主トレは近藤健介と「すごい契約された」 |publisher=スポーツ報知 |date=2022-12-13 |accessdate=2025-05-06}}</ref>を除く)でチーム最多出場、二塁は中村が6シーズン連続チーム最多出場、三塁は[[安田尚憲]]が2020年から4シーズン連続チーム最多出場{{Efn2|各年の守備成績:2018年<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2018/stats/idf1_m.html |title=2018年度 千葉ロッテマリーンズ 個人守備成績(パシフィック・リーグ) |website=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2025-05-06}}</ref>、2019年<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2019/stats/idf1_m.html |title=2019年度 千葉ロッテマリーンズ 個人守備成績(パシフィック・リーグ) |website=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2025-05-06}}</ref>、2020年<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2020/stats/idf1_m.html |title=2020年度 千葉ロッテマリーンズ 個人守備成績(パシフィック・リーグ) |website=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2025-05-06}}</ref>、2021年<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2021/stats/idf1_m.html |title=2021年度 千葉ロッテマリーンズ 個人守備成績(パシフィック・リーグ) |website=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2025-05-06}}</ref>、2022年<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2022/stats/idf1_m.html |title=2022年度 千葉ロッテマリーンズ 個人守備成績(パシフィック・リーグ) |website=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2025-05-06}}</ref>、2023年<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2023/stats/idf1_m.html |title=2023年度 千葉ロッテマリーンズ 個人守備成績(パシフィック・リーグ) |website=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2025-05-06}}</ref>}}とメンバーが比較的固定されていながらも、リーグ優勝を果たせておらず、[[吉井理人]]監督は「今いるポジションが、その子たちにとって1番輝ける場所なのか。チームになった時に、1番いいのかっていうのはちょっとわからない。ここまで優勝できてないってことは、何か変えなきゃいけない」と話し<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311010001234.html |title=【ロッテ】ポジションシャッフルで来季を模索中 中村奨が三塁、藤岡が二塁、安田が一塁 |publisher=日刊スポーツ |date=2023-11-01 |accessdate=2025-05-06}}</ref>、翌年は藤岡が遊撃→二塁、中村が二塁→三塁、安田が三塁→一塁と守備位置がシャッフルされることとなった<ref>{{Cite web |url=https://www.asahi.com/articles/ASS2564JLS25UTQP00B.html |title=GG賞の二塁手もコンバート ロッテの「内野シャッフル」成功するか |publisher=朝日新聞 |date=2024-02-06 |accessdate=2025-05-06}}</ref>。また、中村本人には吉井監督から「体の負担を減らして、バッティングに集中してほしい」と説明があった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/opinion-d/2024/03/29/0017483046.shtml |title=【野球】ロッテ・中村奨 三塁へのコンバート「キャリアハイ」でV導く |website=デイリースポーツ |date=2024-03-29 |accessdate=2024-06-07}}</ref>。
'''{{by|2020年}}'''は、6月19日に行われたソフトバンクとの開幕戦([[福岡ドーム|福岡PayPayドーム]])に「6番・二塁手」で出場。5年連続の開幕スタメンとなった。開幕3戦目となる6月21日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では、2回表に[[二保旭]]から、頭部への死球を受けた<ref>{{Cite web |title=ソフトバンク二保が危険球退場「本当に申し訳ない」 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006210000377.html |publisher=日刊スポーツ |date=2020-06-21 |accessdate=2020-11-20}}</ref>。6月13日に行われた西武との練習試合([[西武ドーム|メットライフドーム]])でも[[松本航]]から頭部死球を受けており<ref>{{Cite web |title=西武松本航が危険球で退場 ロッテ中村奨に頭部死球 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006130000365.html |publisher=日刊スポーツ |date=2020-06-13 |accessdate=2020-11-20}}</ref>、9日間で2度頭部死球を受ける異例の事態となった{{Efn2|両日共に、頭部打撲と診断された<ref>{{Cite web |title=ロッテ中村奨吾が頭部死球受け途中交代 打撲と診断 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006130000808.html |publisher=日刊スポーツ |date=2020-06-13 |accessdate=2020-11-20}}</ref><ref>{{Cite web |title=ロッテ中村奨吾は頭部打撲、13日練習戦も頭部死球 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006210000889.html |publisher=日刊スポーツ |date=2020-06-21 |accessdate=2020-11-20}}</ref>。}}。それでも、次戦となる6月23日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発出場し、6回裏には左越えへ同点本塁打を打った。さらに、6月25日の同カードでは、初回にルーキーの[[村西良太]]から自身初となる満塁本塁打を打ち、チームの勝利に貢献<ref name="nikkan20200625">{{Cite web |title=ロッテ1530日ぶり単独首位!中村奨満弾で5連勝 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202006250001472.html |publisher=日刊スポーツ |date=2020-06-25 |accessdate=2020-11-20}}</ref>。この勝利でチームは4年ぶりの5連勝となり、1530日ぶりに単独首位に立った{{R|nikkan20200625}}。8月は月間打率.326と調子を上げたが、9月以降は.211と低迷。最終的にリーグ18位となる打率.249、同15位となる105安打を記録。この2つはいずれもチームトップとなった。3年連続の全試合出場も記録した。11月14日から行われたソフトバンクとの[[2020年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]では2試合とも「6番・二塁手」で出場。2試合で8打数2安打1打点、打率.250を記録するも、チームは敗退した。シーズンオフの12月26日に、500万円減の年俸6700万円でサインし(金額は推定)、翌年からキャプテンを務めることが発表された<ref>{{Cite web |title=ロッテ中村奨吾ダウン提示も来季キャプテンに指名 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012260000286.html |publisher=日刊スポーツ |date=2020-12-26 |accessdate=2020-12-29}}</ref>。
 
'''{{by|2024年}}'''は日本ハムとの開幕戦に「7番・三塁手」で出場し<ref>{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20240328-OHT1T51188.html?page=1 |title=ロッテ・小島和哉ー日本ハム・伊藤大海…スタメン発表 |publisher=スポーツ報知 |date=2024-03-29 |accessdate=2025-05-06}}</ref>、9年連続で開幕スタメン入り。開幕から22試合連続で先発出場を続けていたものの、打率.184、0本塁打、3打点と不調が続き<ref>{{Cite web ja |url=https://www.chunichi.co.jp/article/891126 |title=ロッテ、中村奨吾が今季初スタメン外れる 腰痛から復帰の安田尚憲が「5番・三塁」 |website=中日スポーツ・東京中日スポーツ |date=2024-04-27 |accessdate=2024-06-07}}</ref>、ベンチスタートという日も増えた。この年も登録抹消されることなく120試合に出場したが<ref>{{Cite web |url=https://baseballking.jp/ns/464901/ |title=規定打席に届かず…悔しい1年となったロッテ・中村奨吾 |publisher=BASEBALL KING |date=2024-12-30 |accessdate=2025-05-06}}</ref>、リーグワーストの得点圏打率.178とチャンスで打てず<ref>{{Cite book ja |id=ISBN 978-4-911086-10-0 |title=2025プロ野球オール写真選手名鑑 |pages=236 |publisher=[[日本スポーツ企画出版社]] Slugger特別編集 |year=2025}}</ref>、打率.234、4本塁打、27打点。自己ワーストの[[IsoP]].080と長打不足も深刻であり、6年間続いていた規定打席到達とシーズン100安打がいずれも途絶える不名誉なシーズンとなった<ref>{{Cite book ja |id=ISBN 978-4-911086-10-0 |title=2025プロ野球オール写真選手名鑑 |pages=163 |publisher=[[日本スポーツ企画出版社]] Slugger特別編集 |year=2025}}</ref>。オフの契約更改後の会見では「監督にはセカンドで勝負したいとは伝えさせていただきました」と二塁への再コンバートを吉井監督に直訴したことを明かした<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202411280000785.html |title=【ロッテ】三塁の中村奨吾「来季はセカンドで勝負したい」監督に直訴 現状維持2億円で契約更改 |website=日刊スポーツ |date=2024-11-28 |accessdate=2024-12-23}}</ref>。
[[File:キャプテンマークを初めて付けた年(2021年)中村奨吾.jpg|thumb|right|キャプテンマークを付けた中村奨吾(2021年)]]
 
'''{{by|2025年}}'''はオープン戦14試合の出場で打率.188<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2025/stats/idb1op_m.html |title=2025年度 千葉ロッテマリーンズ 個人打撃成績(オープン戦) |website=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2025-05-06}}</ref>。開幕一軍入りこそ果たしたが<ref>{{Cite web |url=https://baseballking.jp/ns/477103/ |title=25年度「開幕一軍」の登録公示 吉井体制3年目のロッテはドラ1・西川、新加入・ボスら28名 |publisher=BASEBALL KING |date=2025-03-27 |accessdate=2025-05-06}}</ref>、10年ぶりに開幕スタメンから外れた<ref>{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20250328-OHT1T51167.html?page=1 |title=ソフトバンク・有原航平ーロッテ・小島和哉…スタメン発表 |publisher=スポーツ報知 |date=2025-03-28 |accessdate=2025-05-06}}</ref>。4月上旬に「6番・二塁手」でスタメン出場した2試合<ref>{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20250401-OHT1T51180.html?page=1 |title=ロッテ・西野勇士―オリックス・曽谷龍平…スタメン発表 |publisher=スポーツ報知 |date=2025-04-02 |accessdate=2025-05-06}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20250404-OHT1T51005.html?page=1 |title=ロッテ・田中晴也ー楽天・早川隆久…スタメン発表 |publisher=スポーツ報知 |date=2025-04-04 |accessdate=2025-05-06}}</ref>以外は、三塁手としての出場となり、4月22日の西武戦でも7回表から三塁守備に就くと<ref>{{Cite web |url=https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021029161/text |title=2025年4月22日 千葉ロッテマリーンズvs.埼玉西武ライオンズ 試合テキスト速報 |publisher=スポーツナビ |date= |accessdate=2025-05-06 |archive-url=https://web.archive.org/web/20250423033339/https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021029161/text |archive-date=2025-04-23}}</ref>、同点の延長10回裏・一死満塁で回ってきた第2打席で中前安打を放ち、自身初のサヨナラ適時打{{Efn2|2020年にサヨナラ押し出し死球はあったが、適時打で決めるのはプロ11年目で初であった<ref>{{Cite web |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2025/04/22/0018901868.shtml |title=ロッテ 中村奨がサヨナラ打「いい形でヒットになった」安打で決めたのは11年目で初「ことごとく潰してきたっていう結果だと思います」 |publisher=デイリースポーツ |date=2025-04-22 |accessdate=2025-05-06}}</ref>。}}。ただ、同26日の日本ハム戦以降は、19打数無安打と打撃不振が続き、5月6日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2025/05/06/0018953111.shtml |title=ともに打撃不振のロッテ・中村奨吾、ポランコが2軍再調整へ 3選手の出場選手登録抹消を公示 |publisher=デイリースポーツ |date=2025-05-06 |accessdate=2025-05-06}}</ref>。二軍で出場を重ねていたが、9月8日に[[福島県]]内の病院で腰部鏡視下手術を受けたことが球団より発表された<ref>{{Cite web ja|url=https://www.marines.co.jp/news/detail/202500723859.html|title=中村選手の手術について|publisher=千葉ロッテマリーンズ|date=2025-09-08|accessdate=2025-09-09}}</ref><ref>{{Cite web ja|url=https://news.ntv.co.jp/category/sports/0bf1d997297f45048a130e65f5ce23f7|title=【ロッテ】中村奨吾が「腰部鏡視下手術」を受ける 5月の抹消以降はファームで出場を重ねる|website=日テレNEWS NNN|date=2025-09-08|accessdate=2025-09-09}}</ref>。
'''{{by|2021年}}'''は、3月26日に行われたソフトバンクとの開幕戦(福岡PayPayドーム)に「6番・二塁手」で出場。6年連続の開幕スタメンとなった。開幕3戦目以降は「3番・二塁手」に定着。4月2日に行われた対日本ハム戦(札幌ドーム)では6打数4安打3得点の好成績を残し、翌3日の同カードでも5打数3安打3得点と、2日連続の猛打賞を記録した。オールスターゲームに自身2度目の監督推薦にて選出された。9月15日のソフトバンク戦(福岡PayPayドーム)で[[カーター・スチュワート|スチュワート]]から中前適時打を打ち、33試合を残し自身キャリアハイとなる60打点に到達した<ref>{{Cite web |title=ロッテ中村奨吾110試合目で早くもキャリアハイ60打点に到達 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202109150000649.html |publisher=日刊スポーツ |date=2021-9-15 |accessdate=2021-9-15}}</ref>。シーズンを終え、打率は自己最高の.284には1厘届かなかったものの、得点圏打率では.297、67打点、76四球と自己最高を記録しチームに貢献。四球に関してはチームトップでシーズンを終えた。4年連続の全試合出場と2年連続の全試合先発出場も記録した。また、二塁手での守備率では.987と高い率を記録し、東北楽天ゴールデンイーグルスの[[浅村栄斗]]に35票差の大差をつけ、3年ぶり2度目のゴールデングラブ賞を受賞した。ロッテの二塁手が1人で複数回受賞したのは球団初となった<ref>{{Cite web |title=【ゴールデン・グラブ賞】ロッテ中村奨吾 守備つかなかったのは年間わずか |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112020000528.html |publisher=日刊スポーツ |date=2021-12-2 |accessdate=2021-12-2}}</ref>。もっとも“噛むこと”を広く啓発して活躍したアスリートに贈るアワード「噛むVP」を受賞<ref>{{Cite web |title=2021年スポーツシーンで“噛むこと”を積極的に取り入れている選手に贈るロッテ「噛むVP2021」受賞者はJ1リーグ川崎フロンターレ 家長昭博選手、パ・リーグ千葉ロッテマリーンズ 中村奨吾選手に決定! |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000086324.html |publisher=PRTIMES |date=2021-12-13 |accessdate=2021-12-14}}</ref>。[[NPB AWARDS]]では、[[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]を二塁手部門でプロ7年目で初受賞した<ref>{{Cite web |title=ロッテ・中村奨が初のベストナイン「ずっと取りたいと思っていた」レアードも選出 |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2021/12/14/0014915127.shtml |publisher=デイリースポーツ |date=2021-12-14 |accessdate=2021-12-14}}</ref>。契約更改では、4000万円増で1億円を突破し、推定年俸1億1000万円でサインした。翌年も主将を継続することを発表した<ref>{{Cite web |title=ロッテ中村奨吾4000万増で1・1億円「よく頑張ってくれたと」 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112240000613.html |publisher=日刊スポーツ |date=2021-12-24 |accessdate=2021-12-25}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2021/12/24/0014940165.shtml |title=ロッテ・中村奨 4000万増で初の大台に到達 1・1億で更改 来年FAも単年契約 |publisher=デイリースポーツ |date=2021-12-24 |accessdate=2022-01-03}}</ref>。
 
== 選手としての特徴 ==
=== 打撃 ===
[[ファイル:千葉ロッテマリーンズ 中村奨吾選手 20230701.jpg|サムネイル|中村奨吾の打撃フォーム(2023年7月1日 マリンスタジアム)]]
プロ入り当初は、「広角に打ち分ける技術を持つ打者」と評価されていた<ref>{{Cite web |publisher=BASEBALL LAB |url=http://www.baseball-lab.jp/draft/nomination/2014/9/ |title=2014年ドラフト会議 指名選手紹介 ロッテ 指名選手一覧 |date= |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref name="shogomeikan2016a">『2016プロ野球オール写真選手名鑑』50頁、223頁~225頁。</ref><ref name="shogomeikan2017a">『2017プロ野球オール写真選手名鑑』50頁、226頁~228頁。</ref>{{R|shogomeikan2018a}}。対左投手を得意とする傾向にあり、プロ入り後の3シーズンでの対左投手の[[OPS (野球)|OPS]]は「.660(対右投手.592)→.699(対右投手.548)→.920(対右投手.731)」と高い数値で推移しており、特に2017年シーズンの対左投手のOPSはリーグ5位相当という高い水準であった{{R|shogomeikan2016a|shogomeikan2017a|shogomeikan2018a}}。また、プロ入りから数シーズンは[[三振]]の数に対して[[四球]]が少なく、またボール球スイング率が高い傾向にあった(いわゆる[[打者|フリースインガー]]の傾向が強かった)。三振率はプロ入り後から23.1%(2015年)、21.5%(2016年)、20.2%(2017年)、四球率は5.0%(2015年)、8.0%(2016年)、6.4%(2017年)、ボール球スイング率は40.7%(2015年)、39.0%(2016年)、33.9%(2017年)と推移し、特にボール球スイング率はプロ入り後3年連続でリーグ内でワースト5位以内に相当する数値を残していた{{R|shogomeikan2016a|shogomeikan2017a|shogomeikan2018a}}が、2020年の三振率は19.4%、四球率は10.4%を記録するなど、選球眼は近年改善されてきている。
プロ入り当初は、「広角に打ち分ける技術を持つ打者」と評価されていた<ref>{{Cite web ja |url=http://www.baseball-lab.jp/draft/nomination/2014/9/ |title=2014年ドラフト会議 指名選手紹介 ロッテ 指名選手一覧 |website=BASEBALL LAB |date= |accessdate=2018-04-06}}</ref><ref name="shogomeikan2016a">『2016プロ野球オール写真選手名鑑』50頁、223頁 - 225頁。</ref><ref name="shogomeikan2017a">『2017プロ野球オール写真選手名鑑』50頁、226頁 - 228頁。</ref>{{R|shogomeikan2018a}}。対左投手を得意とする傾向にあり、プロ入り後の3シーズンでの対左投手の[[OPS (野球)|OPS]]は「.660(対右投手.592)→.699(対右投手.548)→.920(対右投手.731)」と高い数値で推移しており、特に2017年シーズンの対左投手のOPSはリーグ5位相当という高い水準であった{{R|shogomeikan2016a|shogomeikan2017a|shogomeikan2018a}}。また、プロ入りから数シーズンは[[三振]]の数に対して[[四球]]が少なく、またボール球スイング率が高い傾向にあった(いわゆる[[打者|フリースインガー]]の傾向が強かった)。三振率はプロ入り後から23.1%(2015年)、21.5%(2016年)、20.2%(2017年)、四球率は5.0%(2015年)、8.0%(2016年)、6.4%(2017年)、ボール球スイング率は40.7%(2015年)、39.0%(2016年)、33.9%(2017年)と推移し、特にボール球スイング率はプロ入り後3年連続でリーグ内でワースト5位以内に相当する数値を残していた{{R|shogomeikan2016a|shogomeikan2017a|shogomeikan2018a}}が、2020年の三振率は19.4%、四球率は10.4%を記録するなど、選球眼は近年改善されてきている。
 
=== 守備・走塁 ===
遠投115メートル、50メートル走6秒0を誇る{{R|sponichi150113sponichi20150113}}。キャリアハイの39盗塁を含め、2桁盗塁を4度記録したことがある。
 
二塁手としての守備力も高く、2018年、2021年、2023年はゴールデングラブ賞を受賞。データ分析の専門家が投票して守備力を評価するDELTA FIELDING AWARDSにおいても二塁手部門でも4年連続でリーグ2位以内に入るなど<ref>[{{Cite web ja |url=https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53780 DELTA|title=野手の守備力をデータから分析し評価する “DELTA FIELDING AWARDS 2021 2021”二塁手部門] |website=1.02 |date=2021-12-20 |accessdate=2024-06-07}}</ref>、堅実かつ守備範囲の広い守備力がある。
 
三塁手、遊撃手も守として起用されることができる[[ユーティリティープレイヤー]]であり、2016年は三塁手として[[アルティメット・ゾーン・レーティング|UZR]]が「8.0」(リーグ2位)、2017年は三塁手としてのUZRが「6.5」(リーグ1位)だった<ref name="shogomeikan2017b">『2017プロ野球オール写真選手名鑑』50頁、230頁。</ref><ref name="shogomeikan2018b">『2018プロ野球オール写真選手名鑑』99頁、230頁。</ref>。
 
== 人物 ==
父・優仁も天理高校野球部OBで、2年生時には[[第62回全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]に3番・左翼手で出場している。なお、その際に中村のプロ入り時の監督となる[[伊東勤]]と対戦した経験がある{{R|yakyutaro|sponichi150113sponichi20150113|shogomeikan2017a}}<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=CTDV2ZjtLNM 【愛甲伝説】伊東「天理にいた〇〇」金村さんも太鼓判だった天理の強さ part② - YouTube]</ref>。その後電電近畿(現[[NTT西日本硬式野球部|NTT西日本]])に進んで野球を続けた{{R|sponichi150113sponichi20150113}}。中村が小学生、中学生のからはコーチを務めるなどし練習に付き合い、アドバイスを送っていた<ref>「野球太郎」 No.013 104頁 廣済堂出版</ref>。また、小学生と中学生の時は中村奨吾が所属するチームでコーチを務めていた
 
同級生の中で意識してる選手は[[山田哲人]]で、小学生時は兵庫県内の同じリーグでプレー経験があり、甲子園でも対戦経験がある。
早稲田大学時代から[[井口資仁]]が「憧れであり目標の選手」であったが、プロでのドラフト指名がロッテであったことでプロではチームメイト、そして所属チームの指揮官と選手の関係になった{{R|shogoiguchi2018a|shogoiguchi2018b|shogoiguchi2018c}}<ref name="20150317sankei">[https://www.sankei.com/article/20150317-H34WZRW72VKSHHZNBW2OUNXAT4/ 【野球の虫 がんばれルーキー】D1・中村奨吾選手 静かな闘志…充実 千葉] 産経新聞</ref>。井口を目標とするようになったのは、大学2年生の春に二塁手へのコンバートが決まった際に、自身と同じ「俊足巧打の右打者」で手本になり得る存在は誰かをイメージした際に浮かんだのが井口であったからだという{{R|shogoiguchi2018b}}。また、「(現役時代の井口のような)逆方向にも強い打球が打てる打者」を理想像としているという{{R|shogoiguchi2018a}}。
 
早稲田大学時代から[[井口資仁]]が「憧れであり目標の選手」であったが、プロでのドラフト指名がロッテであったことでプロではチームメイト、そして所属チームの指揮官と選手の関係になった{{R|shogoiguchi2018a|shogoiguchi2018b|shogoiguchi2018c}}<ref name="sankei20150317">{{Cite web ja |url=https://www.sankei.com/article/20150317-H34WZRW72VKSHHZNBW2OUNXAT4/ |title=【野球の虫 頑張れルーキー】D1・中村奨吾選手 静かな闘志…充実 千葉 |website=産経ニュース |date=2015-03-17 |accessdate=2024-05-21}}</ref>。井口を目標とするようになったのは、大学2年生の春に二塁手へのコンバートが決まった際に、自身と同じ「俊足巧打の右打者」で手本になり得る存在は誰かをイメージした際に浮かんだのが井口であったからだという{{R|shogoiguchi2018b}}。また、「(現役時代の井口のような)逆方向にも強い打球が打てる打者」を理想像としているという{{R|shogoiguchi2018a}}。
 
プロ入り当初は「最も地味なドラフト1位指名選手」と称されていたが、中村本人は2015年の春季キャンプの際に「理想は中距離打者。率(打率)も残せて、足もいかせれば。実力で注目してもらえれば(と思います)」と述べていた。
 
大学時代から、漫画は読まない、ゲームもしない、休みのときは買い物のため以外での外出を控えて疲労の回復に努めるほどの「野球の虫」であるという{{R|20150317sankeisankei20150317}}。また下戸であり、お酒が飲めない{{R|20150317sankeisankei20150317}}。真面目な性格の持ち主であり、趣味として「人間観察」を挙げている{{R|shogomeikan2018a}}。
 
2020年に一般女性と結婚した2021年の契約更改後に発表した<ref>{{Cite web |publisher=日刊スポーツja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112240000621.html |title=ロッテ中村奨吾 昨年に一般女性と結婚明かす「落ち着いて野球できた」 |website=日刊スポーツ |date=2021-12-24 |accessdate=2021-12-24}}</ref>。
 
== 詳細情報 ==
86 ⟶ 100行目:
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2015}}
|rowspan="710" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|[[千葉ロッテマリーンズ|ロッテ]]
|111||299||269||43||62||4||4||5||89||21||4||4||9||2||15||0||4||69||4||.230||.279||.331||.610
|-
107 ⟶ 121行目:
|'''143'''||615||506||78||143||36||2||9||210||67||12||7||15||'''8'''||76||1||10||90||8||.283||.382||.415||.797
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2022}}
!colspan="2"|通算:7年
|853138||3275596||2819498||39752||719128||14031||120||6212||1069195||31068||8815||426||649||22'''9'''||30270||63||6810||57986||4413||.255257||.339354||.379392||.718746
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2023}}
|137||584||508||61||112||23||0||11||168||48||3||1||13||4||52||2||7||89||'''20'''||.220||.299||.331||.630
|-
|style="text-align:center;"|{{By2|2024}}
|120||433||376||36||88||18||0||4||118||27||2||2||11||0||41||0||5||75||15||.234||.318||.314||.631
|-
!colspan="2"|通算:10年
|1248||4888||4201||546||1047||212||12||89||1550||453||108||51||97||35||465||11||90||829||92||.249||.334||.369||.703
|}
* 20212024年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最
 
=== 年度別守備成績 ===
{| class="wikitable" style="textfont-alignsize:rightsmall; fonttext-sizealign:smallright;"
!rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[二塁手|二塁]]!!colspan="6"|[[三塁手|三塁]]!!colspan="6"|[[遊撃手|遊撃]]!!colspan="6"|[[外野手|外野]]
|-style="line-height:1.25em;"
120 ⟶ 143行目:
|-
|style="text-align:center;"|2015
|rowspan="710" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|ロッテ
|30||32||68||0||5||1.000||57||25||83||5||6||.956||5||1||7||0||2||1.000||17||19||1||0||0||1.000
|-
|style="text-align:center;"|2016
|37||77||105||3||24||.984||70||41||112||8||13||.950||colspan="6" style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" colspan="6"|-
|-
|style="text-align:center;"|2017
|colspan="6" style="text-align:center;" colspan="6"|-||69||42||102||6||8||.960||27||37||51||6||9||.936||colspan="6" style="text-align:center;" colspan="6"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2018'''
|'''143'''||329||'''486'''||6||89||'''.993'''||colspan="6" style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" colspan="6"|-
|-
|style="text-align:center;"|2019
|140||299||438||9||86||.988||colspan="6" style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" colspan="6"|-
|-
|style="text-align:center;"|2020
|'''120'''||'''261'''||347||'''9'''||60||.985||colspan="6" style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" colspan="6"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2021'''
|'''143'''||'''273'''||'''414'''||'''9'''||'''76'''||'''.987'''||colspan="6" style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" |-||colspan="6"|-|| style="text-align:center;" colspan="6"|-
|-
|style="text-align:center;"|2022
!colspan="2"|通算
|'''136'''||266||402||9||72||.987||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|613||1271||1858||36||340||.989||196||108||297||19||27||.955||32||38||58||6||11||.941||17||19||1||0||0||1.000
|-
|style="text-align:center;"|'''2023'''
|133||248||405||6||'''92'''||'''.991'''||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|2024
|colspan="6" style="text-align:center;"|-||120||65||204||9||11||.968||colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6" style="text-align:center;"|-
|-
!colspan="2"|通算:10年
|882||1785||2664||51||504||.989||196||173||501||28||38||.960||32||38||58||6||11||.941||17||19||1||0||0||1.000
|}
* 20212024年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高
* '''太字年'''は[[ゴールデングラブ賞]]受賞
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=== 表彰 ===
* [[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]:1回(二塁手部門:2021年)
* [[ゴールデングラブ賞]]:2:3回(二塁手部門:2018年、2021年、2023年)
* ジェットスター スーパースター賞(2018年)
* 噛むVP(2021年<ref>{{Cite web ja |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000086324.html |title=2021年スポーツシーンで“噛むこと”を積極的に取り入れている選手に贈るロッテ「噛むVP2021」受賞者はJ1リーグ川崎フロンターレ 家長昭博選手、パ・リーグ千葉ロッテマリーンズ 中村奨吾選手に決定! |website=PR TIMES |date=2021-12-13 |accessdate=2025-03-16}}</ref>)
* 噛むVP(2021年)
 
=== 記録 ===
{{定義リスト2
; 初記録
| 初記録 |
* 初出場:2015年3月29日、対[[福岡ソフトバンクホークス]]3回戦([[福岡ドーム|福岡ヤフオク!ドーム]])、8回表に[[根元俊一]]の代走として出場
* 初出場:2015年3月29日、対[[福岡ソフトバンクホークス]]3回戦([[福岡ドーム|福岡ヤフオク!ドーム]])、8回表に[[根元俊一]]の代走で出場
* 初打席:2015年4月2日、対[[北海道日本ハムファイターズ]]3回戦([[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]])、8回裏に[[鈴木大地 (野球)|鈴木大地]]の代打として出場、[[宮西尚生]]から空振り三振
* 初先発出場:2015年4月8日、対[[オリックス・バファローズ]]2回戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])、9番・[[二塁手]]として」で先発出場
* 初安打:同上、5回表に[[松葉貴大]]から左前安打
* 初打点:2015年4月12日、対[[埼玉西武ライオンズ]]3回戦([[西武ドーム|西武プリンスドーム]])、8回表に[[岩尾利弘]]から中前適時打
* 初本塁打:2015年4月30日、対埼玉西武ライオンズ5回戦(QVCマリンフィールド)、1回裏に[[ウェイド・ルブラン]]から右越先頭打者本塁打 ※新人としては球団史上初
* 初盗塁:2015年5月20日、対埼玉西武ライオンズ10回戦(西武プリンスドーム)、8回表に二盗(投手:[[岡本篤志]]、捕手:[[炭谷銀仁朗]])<ref>[httphttps://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2015/pl2015052005.html スコア詳細 西武 対 ロッテ] 日刊スポーツ</ref>
;| その他節目の記録 |
* 1000試合出場:2023年4月11日、対埼玉西武ライオンズ1回戦(ベルーナドーム)、「3番・二塁手」で先発出場 ※史上519人目<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/04/11/kiji/20230411s00001173396000c.html |title=ロッテ・中村奨が1000試合出場達成 史上519人目 初回先制2ランで自ら祝砲 |website=スポーツニッポン |date=2023-04-11 |accessdate=2023-04-11}}</ref>
* シーズン20死球以上で全試合フルイニング出場(2018年) ※NPB記録<ref name="marines20181021">{{Cite news |title=【オンライン限定・受注販売】中村選手「デッドボール球団記録更新BRAVE MANTシャツ」発売!! |date=2018-10-21 |publisher=千葉ロッテマリーンズ公式サイト |url=https://www.marines.co.jp/news/detail/00003387.html |accessdate=2019-03-14}}</ref>
* 1000安打:2024年6月25日、対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]10回戦(ZOZOマリンスタジアム)、3回裏に[[内星龍]]から右中間適時二塁打 ※史上319人目<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202406250000932.html |title=【ロッテ】選手会長が節目の大台に到達 中村奨吾が史上319人目となる通算1000本安打を達成 |website=日刊スポーツ |date=2024-06-25 |accessdate=2024-06-25}}</ref>
* シーズン22死球(2018年) ※球団記録{{R|marines20181021}}
| その他の記録 |
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場:2回([[2018年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|2018年]]、[[2021年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|2021年]])
* シーズン20死球以上で全試合フルイニング出場:2018年 ※史上初<ref name="marines20181021">{{Cite web ja |url=https://www.marines.co.jp/news/detail/00003387.html |title=【オンライン限定・受注販売】中村選手「デッドボール球団記録更新BRAVE MANTシャツ」発売!! |website=千葉ロッテマリーンズ公式サイト |date=2018-10-21 |accessdate=2019-03-14}}</ref>
* シーズン22死球:2018年 ※球団記録{{R|marines20181021}}
* 全打順本塁打:2022年6月1日、対[[東京ヤクルトスワローズ]]2回戦([[明治神宮野球場]])、4番で先発出場、2回表に[[原樹理]]から左越ソロ ※史上22人目<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202206010001006.html |title=【データ】ロッテ中村奨吾、初のスタメン4番で1発!全打順本塁打達成 プロ野球22人目 |website=日刊スポーツ |date=2022-06-01 |accessdate=2024-04-03}}</ref>
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場:2回({{NPBオールスター|2018年|2021年}})
}}
 
=== 背番号 ===
* '''23'''(2015年{{R|marines20141211}} - 2016年)
* '''8'''(2017年 - )<ref>{{Cite newsweb ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/11/25/kiji/K20161125013790090.html |title=ロッテ 中村 チームの顔の背番号「8」に「期待されている 応えないと」 |newspaperwebsite=スポニチアネックス |date=2016-11-25 |accessdate=2016-11-25}}</ref> - )
 
=== 登場曲 ===
* 「My Songs Know What You Did In The Dark (Light Em Up)」[[Fall Out Boy]](2015年)
* 「365」[[ナオト・インティライミ]](2015年 - 2016年)
* 「Green boys」[[GReeeeN]](2015年)
* 「マリーンズカンパイガールズ」カンパイ娘(2015年)
* 「FREEDOM」[[HOME MADE 家族]](2015年)
* 「Bad Man (feat. Robin Thicke, Joe Perry & Travis Barker)」[[Pitbull]](2016年)
* 「[[WIND (倖田來未の曲)|WIND]]」[[倖田來未]](2016年)
* 「未来へ」[[ナオト・インティライミ]](2016年)
* 「2% feat.湘南乃風」[[10-FEET]](2016年)
* 「On Our Way」The Royal Concept(2017年)
* 「[[Deeper Deeper/Nothing Helps#収録曲|Nothing Helps]]」[[ONE OK ROCK]](2017年 - 2020年)※3打席目以降
* 「[[Eye of the Storm#収録曲|Change]]」[[ONE OK ROCK]](2018年)
* 「[[Eye of the Storm#収録曲|Wasted Nights]]」[[ONE OK ROCK]](2019年)
* 「Something Big」Shawn Mendes(2019年)
* 「GONG」[[WANIMA]](2019年)
* 「[[Eye of the Storm#収録曲|Eye of the storm]]」[[ONE OK ROCK]](2020年)
* 「Head High」[[ONE OK ROCK]](2021年 - )
* 「Trust Me」[[花村想太|Natural Lag]](2021年 - )※3打席目以降
 
=== 代表歴 ===
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== 外部リンク ==
{{NPB|51455130}}
{{BASEBALLstats |brjpn=nakamu000sho |cube=Shogo-Nakamura199894}}
* [https://www.marines.co.jp/team/player/detail/2021_82025_00001119.html 8 中村 奨吾 選手名鑑] - 千葉ロッテマリーンズ オフィシャルサイト
* [https://sp.baseball.findfriends.jp/player/19920021/ 選手情報] - 週刊ベースボールONLINE
 
* {{Instagram|shogo_nakamura8}}
{{千葉ロッテマリーンズ}}
 
{{千葉ロッテマリーンズの選手・スタッフ}}
{{Navboxes|title=業績
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{{パシフィック・リーグ ゴールデングラブ (二塁手)}}
{{パシフィック・リーグ ゴールデングラブ|2018|2021|2023}}
{{パシフィック・リーグ ベストナイン (二塁手)}}
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{{千葉ロッテマリーンズ2014年ドラフト指名選手}}
{{Navboxes|title = {{Flagicon|JPN}} 野球日本代表|titlestyle =background:#003; color:#fff
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232 ⟶ 250行目:
{{2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ 日本代表}}
}}
{{千葉ロッテマリーンズ2014年ドラフト指名選手}}
 
{{デフォルトソート:なかむら しようこ}}
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:日米大学野球選手権大会日本代表選手]]
[[Category:天理高等学校出身の野球選手]]
[[Category:早稲田大学野球部の選手]]
[[Category:千葉ロッテマリーンズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:NPBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:兵庫県出身の人物野球日本代表選手]]
[[Category:日米大学野球選手権大会日本代表選手]]
[[Category:早稲田大学野球部の選手]]
[[Category:天理高等学校出身の野球選手]]
[[Category:兵庫県出身のスポーツ選手]]
[[Category:三木市出身の人物]]
[[Category:1992年生]]
[[Category:存命人物]]