「伊号第五十四潜水艦」の版間の差分

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{{Otheruses|1944年竣工の潜水艦|1927年竣工の初代伊号第五十四潜水艦|伊号第百五十四潜水艦}}

{{Infobox 艦艇

<div class="thumb tright">

|名称=伊号第五十四潜水艦

{| class="wikitable" style="margin: 0em; width: 300px; background:#ffffff"

|colspan画像="2"|[[Image:Japanese submarine I-54 in 1944.jpg|300px|]]<br/><center><small>東京湾で公試中の伊54</small></center>

|画像幅=300

|-

|画像説明=東京湾で公試中の伊54

!colspan="2" style="background: #f0f0f0"|艦歴

|建造所=[[横須賀海軍工廠]]

|-

|運用者={{IJNAVY}}

|計画||昭和17年度計画（[[マル追計画]]）

|艦種=

|-

|船種=<!-- 巡視船等向け -->

|起工||[[1942年]]7月1日

|級名=[[伊五十四型潜水艦]]

|-

|建造費=

|進水||[[1943年]]5月4日

|母港=

|-

|計画=昭和17年度計画（[[マル追計画]]）

|就役||[[1944年]]3月31日

|発注=

|-

|起工=1942年（昭和17年）7月1日

|その後||1944年10月28日戦没

|進水=1943年（昭和18年）5月4日

|-

|竣工=

|除籍||[[1945年]]3月10日

|就役=1944年（昭和19年）3月31日

|-

|最後=1944年（昭和19年）10月28日、フィリピン東方沖にて戦没

!colspan="2" style="background: #f0f0f0"|性能諸元

|除籍=1945年（昭和20年）3月10日

|-

|その後=

|[[排水量]]||基準：2,140[[トン]] 常備：2,607トン<br />水中：3,688トン

|要目注記=

|-

|全長||排水量=<!-- 108.7[[メートル|mン]] -->

|基準排水量=2,140 [[トン数|トン]]

|-

|常備排水量=2,607 トン

|全幅|| 9.30m

|公試排水量=

|-

|満載排水量=

|吃水|| 5.19m

|水上排水量=<!-- 潜水艦のみ -->

|-

|水中排水量=3,688 トン

|機関|| 艦本式22号10型（過給器付き）[[ディーゼル機関|ディーゼル]]2基2軸<br />水上：4,700[[馬力]]<br />水中：1,200馬力

|全長=108.7 [[メートル|m]]

<!--

|水線長=

|-

|垂線間長=

|電池||

|全幅=9.8 m

-->

|水線幅=

|-

|吃水=5.19 m

|速力||水上：17.7[[ノット|kt]]<br />水中：6.5kt

|主機=艦本式22号10型（過給器付き）[[ディーゼル機関]]×2基

|-

|電源=

|航続距離||水上：16ktで21,000[[海里]]<br />水中：3ktで105海里

|出力=水上：{{convert|4,700|hp|kW|lk=on}}<br/>水中：{{convert|1,200|hp|kW}}

|-

|電力=

|燃料|| 重油

|推進器=[[スクリュープロペラ]]×2軸

|-

|最大速力=水上：{{convert|17.7|kn|km/h|lk=on}}<br/>水中：{{convert|6.5|kn|km/h}}

|乗員|| 94名<ref>乗員数は『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』より。</ref>

|燃料=重油

|-

|航続距離=水上：{{convert|21,000|nmi|km|lk=on}}/16ノット<br/>水中：{{convert|105|nmi|km}}/3ノット

|兵装|| 40口径14cm単装砲1門<br />[[25mm機銃]]連装1基2挺<br />53cm[[魚雷発射管]] 艦首6門<br />[[酸素魚雷|九五式魚雷]]19本<br />22号電探1基<!-- <br />九三式探信儀1基<br />九三式聴音機1基 -->

|潜航深度=安全潜航深度：100 m

|-

|乗員=94 名<ref>『写真 日本の軍艦』 第12巻 「潜水艦」</ref>

|航空機||[[零式小型水上偵察機]]1機（計画）<br />（呉式1号4型射出機1基）

|兵装={{ubl|40口径14センチ単装砲×1基|[[九六式二十五粍機銃|25ミリ連装機銃]]×1基|53センチ[[魚雷発射管]]×6基（[[酸素魚雷|九五式魚雷]]×19本）}}

|-

|装甲=

|備考||安全潜航深度：100m

|搭載艇=

|}

|搭載機=[[零式小型水上機|零式小型水上偵察機]]×1機（計画）

</div>

|レーダー=[[仮称二号電波探信儀二型|22号電探]]×1基

|ソナー=九三式探信儀×1基<br/>九三式聴音機×1基

|探索装置=

|電子戦=

|その他=呉式1号4型射出機×1基

|備考=

}}

'''伊号第五十四潜水艦'''（いごうだいごじゅうよんせんすいかん）は、[[大日本帝国海軍|日本海軍]]の[[潜水艦]]。[[伊五十四型潜水艦]]（乙型改2潜水艦）の1番艦。艦名としては二代目。

初代'''伊54'''については[[伊号第百五十四潜水艦]]、または[[伊百五十三型潜水艦]]を参照のこと。

== 艦歴 ==

[[1941年]]（昭和16年）の昭和17年度計画（[[マル追計画]]）により、[[横須賀海軍工廠]]で[[1942年]]7月1日起工、[[1943年]]5月4日進水、[[1944年]]3月31日に竣工した。[[横須賀鎮守府]]籍となり、訓練部隊の[[第六艦隊 (日本海軍)|第六艦隊]]第11潜水戦隊に編入されて訓練に従事。

[[1944年]]7月6日、「伊54」は[[横須賀港|横須賀]]横須賀を出港し[[サイパン島]]へ[[特型運貨筒|運砲筒]]を輸送中、9日の[[サイパンの戦い|サイパンの陥落]]により目的地を[[テニアン島]]に変更するも、同日運砲筒が波にさらわれて沈没したため輸送に失敗。10日に第15潜水隊に編入。24日、横須賀に帰投。

その後、「伊54」は[[捷号作戦]]の発動準備のために[[呉港|呉]]に移動。10月13日に呉を出港し[[フィリピン]]東方に進出するも、23日の艦位連絡を最後に消息不明。

アメリカ側記録によると、10月28日122812時28分、フィリピン東方沖合で[[第38任務部隊]]を護衛中の米駆逐艦「[[グリッドレイ (DD-380)|グリッドレイ]] (USS ''Gridley'', DD-380)」と同[[「{{Ill|ヘルム (DD-388駆逐艦)|en|USS Helm|label=ヘルム]]}}(USS ''Helm'', DD-388) 」が潜水艦を発見し、爆雷攻撃の結果141414時14分に潜水艦を撃沈した。これが「伊54」の最期であり、艦長の中山伝七少佐以下乗員107名全員が戦死。沈没地点はフィリピン東方沖合、{{coor dm|10|58|N|127|13|E|}}。

11月20日、比島東方海面で喪失と認定、[[1945年]]3月10日に除籍された。

== 歴代艦長 ==