「いぬかみっ!の登場人物」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m 曖昧さ回避ページ防護服へのリンクを解消、リンク先を化学防護服に変更(DisamAssist使用) |
PMmgwwmgmtwp'g (会話 | 投稿記録) 要出典の内容を削除 |
||
(11人の利用者による、間の15版が非表示) | |||
1行目:
{{Pathnav|いぬかみっ!|frame=1}}
{{出典の明記|date=2022年1月}}
'''いぬかみっ!の登場人物'''(いぬかみっ!のとうじょうじんぶつ)では、[[ライトノベル]]・[[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]・[[漫画]]『[[いぬかみっ!]]』に登場する人物について説明する。
▲== 主要人物 ==
; 川平 啓太(かわひら けいた)
: [[声優|声]] - [[福山潤]]<ref name="メガミマガジン2017/9">『メガミマガジン 2017年9月号』学研プラス、2017年7月29日、44頁、{{
: 本作の主人公<ref>{{Cite book |和書 |date=2005-12-10 |title=このライトノベルがすごい!2006 |publisher=宝島社 |page=63 |isbn=4-7966-5012-1}}</ref>。出身地は[[静岡県]]の[[清水市]]。由緒ある[[いぬかみっ!#用語|犬神使い]]の一族・川平家の末裔。享楽的なお調子者だが裏表のない性格。また、歯止めの利かない[[セクハラ|セクハラ大魔王]]であるが、いぐさのように嫌がる者や、ともはねのような対象外の子供(あるいはいまりとさよかのように子供同然の容姿な女性)には決して手を出さない。
: [[未成年者|未成年]]だが[[酒]]と[[タバコ]]が大好き(アニメ版は規制によりこの設定は削除。ただし、劇場版では冒頭に飲酒のシーンがある)。ようことの契約の証として、大型犬用の首輪を巻いている。
: 比較的整った容姿だが、天性的な[[物の怪|モノノケ]](&[[ヘンタイ]])の類を惹きつける気性の持ち主のため、逆に人間の女性にはまったくと言っていいほどモテたためしがない。「啓太はモノノケに対するのと同じように人間に接する」とは、[[いぬかみっ!の登場人物#川平本家|はけ]]の評で、他人に対する気安さも嫌われる要因となっている。
14 ⟶ 12行目:
; ようこ
: 声 - [[堀江由衣]]{{R|メガミマガジン2017/9}}
: 本作のもう一人の主人公兼[[ヒロイン]]。啓太と[[契約]]を交わした[[いぬかみっ!#用語|犬神]]で、「ケイタ」と「[[チョコレートケーキ|ちょこれーとけーき]]」が好き<ref>『[[アニメディア]]』2006年7月号第2付録・人気アニメキャラデータベース2006p57</ref>。啓太との契約の証として、[[カエル]]型の[[ネックレス]]を巻いている。腰まであるさらさらの黄緑色の髪(小説では黒髪と表現されている)に、抜けるように白い肌、切れ長の瞳をした、魔性の雰囲気を漂わせる美少女。しかし本人は太い尻尾にコンプレックスを持っている。
: 基本的に破壊好きで好奇心旺盛、そして嫉妬深い性格。並の犬神とは比較にならない桁外れな戦闘能力を持っており、1対1での戦いならば、なでしこやはけ以外の犬神とならば、まず絶対に負ける事は無い。
: その正体は犬神ではなく、大妖狐の娘。自らもまた強大な霊力を持つ[[妖狐]]で、「'''金色のようこ'''」の二つ名を持っている。能力は「しゅくち(縮地、物体をテレポートさせる能力)」と「じゃえん(邪炎、発火能力)」の2つ。バリエーションとして「とくだいしゅくち」や「だいじゃえん」「だいじゃえん改・音無」などがある。死神戦では「破邪結界・一式狐月縛」の結界術も使った。本性は [[キツネ|狐]]であり、[[犬]]が大の苦手(ただし犬神は平気)で、[[ネコ|猫]]と仲が良い。近所の猫の集会によく参加するが、[[ノミ]]をうつされてしまった事もある。ノミをうつされることは乙女の尊厳に関わることらしい。
20 ⟶ 18行目:
: このことがきっかけで、啓太と共にいる事を望み、そのために犬神として生きる事を誓う。しかし、本来天敵の大妖狐の娘が犬神になることは決して楽な事ではなく、犬神たちに笑われ蔑まれながらも啓太と一緒にいたいという一途な願いを胸に辛いことを乗り越えてきた。啓太の犬神選抜の儀の際には、過去においてはけが宗家にしたのと同様、主人を独占する為に自分以外の他の犬神が啓太に憑くのを力づくで排除した。つまり、啓太に一匹も犬神が憑かなかったのはようこのせいである(なお、この時啓太に憑く事を希望した犬神は、ようこによればなでしこと他にもう1名いたという)。啓太と出会い、共に暮らし始めて以降の激変振りには父親たる大妖狐も驚くほど(父が石化した、自分や主の啓太を侮辱した人間達を元に戻せと怒ったほど)。また、彼によればようこは「亡くなったママによく似て」きているらしい。
: 定期的に天地開闢医局にて、なでしこと共に謎の治療を受けていたが、これは不死の能力と引き換えに、人間の子を身篭る事を可能にするものであると後に判明する。
:
== 主要人物 ==
; 川平 薫(かわひら かおる)
: 声 - [[甲斐田ゆき]]{{R|メガミマガジン2017/9}}
56 ⟶ 57行目:
: 声 - [[名塚佳織]]{{R|メガミマガジン2017/9}}
: 川平薫の犬神。序列2位。手のつけられない傍若無人なわがままぶりを発揮していたようこの矯正教育のために、1週間の期限付きで川平啓太のもとに派遣されてきたことから、彼らと関わりを持つようになる。
: 栗色の髪(イラストではピンク髪で描かれている)に、大きくつぶらな瞳。印象としては、「小柄で優しいお姉さん」<ref>2巻48p</ref>。服装は[[ノーブラ]]に青ワンピース+[[メイド服|エプロンドレス]]や[[割烹着]]姿をデフォルトとしている(薫の趣味による服装であることを示唆する記述が5巻巻末にある)。いまり&さよか曰く「割烹着お化け」「巨乳お化け」<ref>6巻巻末</ref>。薫からもらったリボンを髪に結んでおり、何より大切な宝としている。
: 美人でお淑やかで従順、炊事洗濯掃除その他なんでもござれの、ハイスペックな犬神。時折時代がかった言動や感性を見せるのが特徴。普段は母性愛に溢れ、物静かでおとなしい大和撫子のような女性であるが、本気で怒らせた者は『'''おしおき'''』によって恐ろしい目に遭う(実際、啓太も酷い目に遭っており、ともはねも教育係であるなでしこからのおしおきは恐れている)。
: ようことは旧知の仲で、初期の頃はようこの唯一の「友人」として、家事を教えるなど世話を焼いていた。
95 ⟶ 96行目:
; いまり&さよか
: 声 - [[遠藤綾]](いまり){{R|メガミマガジン2017/9}} / [[新谷良子]](さよか){{R|メガミマガジン2017/9}}
: 川平薫の犬神で、犬神の中でも珍しい[[双子]]である。序列8位と9位。髪を右で束ねているのがいまり、左で束ねているのがさよかということになっているが、いたずらで時折互いの立場を入れ替えたりしているため、周囲の弁によればもはや自分がどちらなのか本人たちも解っていないとのことである。ただし、川平啓太はなんとなくで
: 2人揃ってようこ並の[[刹那]]享楽主義者。悪巧みやいたずらをするのが好きだが、大抵は自滅したり返り討ちにされたりしている。常に楽観的で物事を深く考えない性格であり、口調は、今時の[[女子高生]]っぽく、常に言いたい事をはっきりと言う為、
: 薫から[[菜園]]を与えられており、いまりが草花担当、さよかが果物担当で植物の栽培を日課として行っているが、巨大化するなどの怪しげな性質を持った[[植物]]になってしまうなど、あくまでも「それっぽい」のしか栽培出来ないのが欠点で、酷い時には[[ガスマスク]]や[[化学防護服|防護服]]を必要とすることもある(ただしこれらは口絵や4コマ漫画などでの暴走的表現であり、本編ではそうした描写は無い)。
: メリハリの無い幼児体型で、川平啓太からは、ともはね同様、完全に対象外と見なされているのだが、本人達は自覚が無いらしく、自分達が啓太の範囲内と見られていると勝手に危機感を持っていると、自信過剰かつ思いこみが激しい面も。なお、番外編である「いぬかみっ!EXわん!」収録の「辞書」の記述によれば「外観が幼いのはもうたぶん変わらない」との事。
111 ⟶ 112行目:
== 川平本家 ==
; 川平 榧(かわひら かやの)
: [[声優|声]] - [[京田尚子]](現在)<ref name="mediaarts_C411464">{{Cite web|和書|url=https://mediaarts-db.artmuseums.go.jp/id/C411464 |title=いぬかみっ! THE MOVIE 特命霊的捜査官・仮名史郎っ! |website=メディア芸術データベース |accessdate=2023-05-28}}</ref>、[[林原めぐみ]](子供時代)
: 啓太の祖母。犬神使い・川平一族の宗家。タバコとゲームに興じる健啖活発な不良老人。野放図で細かいことにこだわらない性格。宗家として厳格な態度を見せることもあるが、実は微妙に孫に甘い「普通のおばあちゃん」な一面も持ち合わせており、啓太はそんな祖母に救われている部分もある。
: 本名ではなく「'''宗家'''」と呼称される場合が多く、アニメクレジットでもそのように表記される。「'''刀自'''」(とじ。年配の女性に対する敬称)と呼ばれることもある。口癖のように「後○○年は生きる!」と口にする。
120 ⟶ 121行目:
: 基礎霊力については資料が無いが、現在の川平一族では最強とされている。原作第2巻で[[米寿]](88歳)を迎えている。
; はけ
: 声 - [[中村俊洋]]{{R|mediaarts_C411464}}
: 宗家の犬神で青年の外形を持つ。常に沈着冷静で涼やかな性格。川平家に憑く犬神一族の最長老の息子で、戦闘が可能な犬神たちの中では最強とされる犬神。一子相伝の結界術を得意とするが、父親である最長老に言わせれば、高度な結界術は性格的に向かないようである。
: 犬神の中でも、ようこを妹のように優しく接する数少ない犬神であり、ようこ自身もまた、はけの言うことはおとなしく従うことが多い。
148 ⟶ 149行目:
; 仮名 史郎(かりな しろう)
: 声 - [[速水奨]]{{R|メガミマガジン2017/9}}
: 内閣官房直属の霊的捜査官。
: 妹が一人いて、外国に留学している(原作11巻でゲスト出演)。実は妹の影響で[[少女漫画]]の熱烈なファン(しかもかなりベタな展開のラブストーリーが好み)。赤道斎の筋金入りの変態ぶりには苦悩しているが、最近{{いつ|date=2017年4月}}では仮名自身もまた成り行きでブリーフ一丁姿になったり、ようこだけでなく、幼いともはねや純情なカオルにまで裸体を晒したり、全裸で川平啓太と抱き合ったり(その度にいぐさやてんそうにネタにされている)、素っ裸に女物(ようこ)のパンツを一枚穿いただけの姿を、大妖狐やケイに目撃されるなど、所詮血は争えないのかと思わせてしまう部分が多い(大妖狐には、「遺伝てこわ!」と言わしめている)。何かと啓太達に巻き込まれて不幸な目に遭っており、「ヘンタイではない!」とお約束的に豪語するものの、説得力が無くなりつつある。
: 第二部後半に至っては、(事故ではあったが)赤道斎の魔道具によって赤道斎、大妖狐共々写真の結界に封印されてしまう。さらにはその封印を解いてもらうことを望みとした3神に与えられた試練をクリアするために、「12時間以内に、誰にも事情を話すことなく、全ての禿頭の現職衆議院議員の頭に「ハゲ」と書く」をやらねばならなくなり、霊的捜査官をクビになるどころか危うく国賊の仲間入りをするところであった。
176 ⟶ 177行目:
; クサンチッペ
: 声 - [[川田紳司]]
: 赤道斎が作り出した魔道具の一つで、木で出来た人型の人形(中国製ロボット[[先行者]]に瓜二つ)。股間にドリルがあり、製作者である赤道斎の趣味を
: 赤道斎に忠実な魔道具であったが、情操教育に悪い情報を一気に取り入れた上、終盤で大殺界を通じて流れ込んだ邪星の意識に取り込まれ凶悪化し、仲間である大殺界を凶悪な戦闘兵器へと改造し、さらには主人であるはずの赤道斎と大妖孤を取り込み、第一部における最強の敵と化す。邪星と同じく、誰かが絶望した姿を見て大喜びする。薫やなでしこらを無残なまでに打ちのめしたが、なでしことの戦いで急所である腹部の水晶玉にひびを入れられ、最後は啓太とようこにそこを攻撃されて倒される。
: 第二部では、赤道斎の希望でかつての戦闘力はないものの復活し、現在は「大人しくていい子」になるための勉強をしている。
226 ⟶ 227行目:
: 邪星自身の思念は氷漬けになった二人の中に生きており、大殺界の中でウイルスのように蔓延っていた。第一部終盤では、大殺界経由でクサンチッペの中に流れ込み(アニメ版では赤道斎に取り憑いた)、現世に復活する。強大な力でようこ達を追い詰めたが、啓太の復活で形勢が逆転。最期は薫の犬神達や仮名史郎の連携攻撃の末、啓太とようこによって浄化された。
; ドクトル
: 声 - [[秋元羊介]]{{R|mediaarts_C411464}}
: 川平啓太の住む吉日市のヘンタイたちを束ねるヘンタイの頭目。通称「覗きのドクトル」。自分が覗きをした現場にメッセージカードを残すという[[怪盗]]の如き真似をする男。アニメ版では、一度ばれたところには二度と現れないというポリシーを持つという設定が為されている。黒(アニメでは白)の[[タキシード]]に裏地が赤の[[マント]]を羽織り、[[シルクハット]]を被っている。大胆不敵な覗き魔でありながらその言動は非常に紳士的で、常に聡き女性の味方と称するジェントルマンである。
: 気配を消す能力に異常なまでに長けており、その能力はもはや特異能力者レベルにまで達している。作中でも大勢のいる中で彼に気付いたのはなでしこと薫のみ。それでも用心していなければわからないほどに彼の気配は薄かった。そこまでのスニーキング能力を持ちながら、他のことに役立てようという気は欠片もないらしい。誰も自分の存在に気付けないことが最大の誇りであり、同時に最大の悩みでもある。またエスケープ能力もかなりのもので、文字通りようこを煙に巻いたほど。
234 ⟶ 235行目:
: 最終巻において気配を消す能力はエルフィネスですら気付かせないほどであり、この能力と赤道斎の(空間跳躍する)魔道具を使いこなせたことでカオル達に多大な貢献をした。
; 親方(おやかた)
: 声 - [[相沢まさき|相沢正輝]]{{R|mediaarts_C411464}}
: ドクトルの同志。下着泥棒の名手で甘党。その行動と思想は一種の伝統芸能の職人的な頑固さと誇りに満ち溢れている(作者は[[大工]][[棟梁]]の設定と言っている)。常に頭には女物の下着を被っており服装は[[江頭2:50]]の如く上半身裸。本作では、赤道斎と1、2を争うくらい卑猥な恰好をしている。本人曰く、「俺は蕾(ともはねくらいの年齢)には手をださねぇ」らしい。自称ランジェリーアーティスト。
; 係長(かかりちょう)
243 ⟶ 244行目:
: もはやストリーキングの常習犯となった啓太を追いかけている警察官。通常スタッフロールでは'''警官A'''と表記されている。あまりでてこないが、警官Bの声優は[[大久保利洋]]。
; 鎮霊局局長
: 内閣官房直下の鎮霊局の局長で、仮名史郎の直属の上司。外見は20代後半の比較的ハンサムな青年であり、口に[[おしゃぶり]]を咥えている以外はいたって普通だが、話す言葉は全て[[赤ちゃん言葉]]であり、住んでいる部屋や読書の傾向など、生活の全てが幼児趣味である所から、[[エイジプレイ|変った性癖]]が
: 第二部後半では、仮名史郎に課せられた試練、『12時間以内に、誰にも事情を話すことなく、全ての禿頭の現職衆議院議員の頭に「ハゲ」と書く』を国家に対する[[テロ]]と認定し、その実行を阻止するために、配下の霊的捜査官達と共に仮名史郎の前に立ちはだかることとなる。
; 河原崎 直己(かわらざき なおき)
294 ⟶ 295行目:
:: 退廃的なピエロ、あるいは少女の娼婦ともとれる容姿の赤髪の幼い少女の神。冷徹で無慈悲な性格。綺麗な物やかわいい物が好き。
:: '''一千万の三角錐'''や'''たった四つの四角柱'''などの遠隔攻撃で啓太達を苦しめた。また、天に返した力を発動している状態のなでしこと押されながらも接近戦でタメを張るなど、近距離戦においても高い能力を持つ。基本的に冷徹な無表情だが、赤道斎の[[亀甲縛り]]を受けた時、一瞬だけ少女らしい表情も見せた。
== 外伝作登場キャラクター ==
351 ⟶ 316行目:
{{reflist}}
{{DEFAULTSORT:いぬかみ
[[Category:アニメの登場人物の一覧|いぬかみつ]]
[[Category:漫画の登場人物の一覧|いぬかみつ]]
|