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'''新潟交通クハ45形電車'''(にいがたこうつうくは45がたでんしゃ)は、かつて[[新潟交通]]に在籍していた[[電車]]。45~50の6輛が在籍した。
[[ファイル:Niigata Koutsuu Kuha46 19990402.jpg|right|thumb|240px|廃線記念ヘッドマークを付けたクハ46<br/>(焼鮒駅 1999年4月)]]
[[ファイル:Niigata-Kotsu kuha45 Sado.jpg|right|thumb|240px|佐渡島・両津港のクハ45([[2007年]]4月)]]
}}
 
'''新潟交通クハ45形電車'''(にいがたこうつうくはクハ45がたでんしゃ)は、かつて[[新潟交通]]に在籍しで使用されていた[[制御車]]。45~50自社6輛が在籍し旧型車の下回りと[[小田急電鉄|小田急]]の廃車発生品の車体を組み合わせて製造された。
[[小田急1400形電車]]の車体に、手持ちの台車を組み合わせて製造された。[[新潟交通モハ10形電車|モハ10形]]などと連結して使用されていた。
 
なお、本項では同様に小田急の廃車発生品の車体を利用している'''モハ16形'''、及び'''クハ36形'''についても記述する。
[[1993年]]の[[月潟駅]]~[[燕駅]]間廃止時に47~50が[[六分駅]]で解体された。最後まで在籍していたのはクハ46である。
 
== クハ45形 ==
全線廃止後はクハ45が加茂湖遊覧船待合室となって保存、クハ46は[[埼玉県]][[長瀞町]]に引き取られた。
クハ45 - 50の6両が在籍した。[[1933年]]の[[新潟交通電車線|電車線]]開業時にモハ11形とともに[[日本車輌製造|日本車輌]]東京支店で製造されたクハ31形クハ31・32、[[1943年]]に[[相模鉄道|神中鉄道]]から譲り受けた元[[相模鉄道の気動車#キハ30形|キハ30形]]のクハ33形クハ33、1944年にクハ31形の増備車として[[東洋工機|日本鉄道自動車]]で製造されたクハ34形クハ34・35、[[1962年]]に[[東武デハ2形電車|モハ18(初代)]]を電装解除して登場したクハ40形クハ40の改造名義で、[[1967年]] - [[1970年]]の間に[[小田原急行鉄道201形電車|小田急デハ1400形・クハ1450形]]の車体と手持ちの台車を組み合わせて製造された。
{|class="wikitable" style="text-align:center"
![[鉄道の車両番号|車両番号]]
!改造元<br /><small>(車籍継承元)</small>
!車体供出元<br /><small>(小田急車番)</small>
|-
|クハ45||クハ35||デハ1416
|-
|クハ46||クハ34||デハ1408
|-
|クハ47||クハ31||デハ1414
|-
|クハ48||クハ32||デハ1412
|-
|クハ49||クハ33||クハ1465
|-
|クハ50||クハ40||デハ1411
|}
[[新潟交通モハ10形電車|モハ10形]]などと連結して、主にラッシュ時の増結用に使用されていた。またクハ45 - クハ48は[[1981年]]に[[ワンマン運転]]対応工事を受けている。[[1993年]][[8月1日]]の[[月潟駅]] - [[燕駅]]間廃止時にクハ47 - クハ50が廃車され、[[六分駅]]で解体された。また、クハ45も追って同年末に廃車された。[[1999年]]の[[新潟交通電車線|電車線]]廃止まで在籍していたのはクハ46のみである。
 
=== 廃車体 ===
廃車後はクハ45が[[佐渡島]]([[両津市]]。現、[[佐渡市]])に渡り、[[両津港]]で[[加茂湖]]遊覧船の待合室として活用された。しかし遊覧船が廃止されたために閉鎖され、その後[[2009年]]8月に解体された。同車の保存当時は海岸に面していることに加え、防錆などのメンテナンスを受けていた様子も無く、[[ウィンドウ・シル/ヘッダー|ウインドシル]]が脱落したままになっているなど保存状態は悪かった。また車体に関する解説表示も無いことから、静態保存というより放置に近い状態だった。
 
またクハ46は[[埼玉県]][[長瀞町]]の企業に引き取られ、静態保存されている。
{{rail-stub}}
 
== モハ16形 ==
元[[伊那電気鉄道]]の[[買収国電]][[伊那電気鉄道の電車#デ120形|モハ1924]]を[[1956年]]に譲受した車両で、モハ16(2代)の1両のみが在籍した。[[1968年]]に小田急デハ1400形1409の廃車体と振り替え、クハ45形と同様の車体となった。
 
<!--1992年の東関屋駅 - 白山前駅間廃止の前後に休車となり、-->1993年の燕駅 - 月潟駅間廃止に伴い、クハ45形の大半同様廃車された。
[[Category:鉄道車両|にいかたこうつうくは45かたてんしや]]
 
[[Category:新潟交通|車くは45てんしや]]
== クハ36形 ==
[[1947年]]に製造されたモハ11形モハ16(初代)が故障が多かったことから、[[1950年]]に電装解除して制御化した車両で、クハ36の1両のみが在籍した。クハ45形への更新最中の[[1969年]]に[[小田原急行鉄道151形電車|小田急クハ1350形]]クハ1352の車体を利用して更新された。
 
輸送量の減少により余剰となり、部分廃止前の[[1989年]]末に廃車された。
 
==参考文献==
* 澤内一晃「新潟交通クハ34形 出生の秘密」(鉄道友の会会報『RAILFAN』2003年6月号〈通巻608号〉収録)
 
{{新潟交通電車線の車両}}
{{rail-stub}}
[[Category{{DEFAULTSORT:鉄道車両|にいかたこうつうくは45かたてんしや]]}}
[[Category:日本の電車]]
[[Category:新潟交通|車くは45かたてんしや]]
[[Category:1933年製の鉄道車両]]
[[Category:小田急電鉄から譲渡された鉄道車両]]