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{{出典の明記|date=2024-07-25}}
{{Infobox Film
|作品名=タイム・マシン 80万年後の世界へ
|原題=The Time Machine
|画像=Poster for the 1960 film The Time Machine.jpg
|画像=
|画像サイズ=
|画像解説=映画のポスター
|監督=[[ジョージ・パル]]
|製作総指揮=
|製作=[[ジョージ・パル]]
|脚本=デヴィッド・ダンカン
|原作=[[ハーバート・ジョージ・ウェルズ|H・G・ウェルズ]]
|出演者=[[ロッド・テイラー]]<br />アラン・ヤング<br />[[イヴェット・ミミュー]]
|音楽=ラッセル・ガルシア
|主題歌=
|撮影監督=
|撮影=ポール・C・ヴォーゲル
|編集=ジョージ・トマシーニ
|配給=[[メトロ・ゴールドウィン・メイヤー|MGM]]
|公開={{flagicon|USA}} 1960年8月17日<br />{{flagicon|JPN}} 1961年6月10日
|上映時間=103分
|製作国={{USA}}
|言語=[[英語]]
|制作費=$750,000
|興行収入=
|前作=
|次作=
|allcinema_id=13849
|kinejun_id=7062
|amg_id=50002
|imdb_id=0054387
}}
『'''タイム・マシン 80万年後の世界へ'''』(タイム・マシン はちじゅうまんねんごのせかいへ、''The Time Machine'' )は、[[1960年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]。[[ハーバート・ジョージ・ウェルズ|H・G・ウェルズ]]のSF小説『[[タイム・マシン (小説)|タイム・マシン]]』を、[[ジョージ・パル]]が映画化した作品である。
 
『'''タイム・マシン 80万年後の世界へ'''』(タイム・マシン はちじゅうまんねんごのせかいへ、''The Time Machine'' )は、[[1960年]]の[[アメリカ合衆国の映画]]。[[ハーバート・ジョージ・ウェルズ|H・G・ウェルズ]]のSF小説『[[タイム・マシン (小説)|タイム・マシン]]』を、[[ジョージ・パル]]が映画化した作品である。
 
== 解説 ==
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撮影は1949年の『戦場』で[[アカデミー撮影賞]]を受賞したポール・C・ヴォーゲル、編集は『[[北北西に進路を取れ]]』で同[[アカデミー編集賞|編集賞]]にノミネートされたジョージ・トマシーニが担当した。[[特撮]]では時間を移動する場面で、アニメーターであったジョージ・パルのパペトーンと呼ばれる[[人形アニメ|人形アニメーション]]の技法や、[[低速度撮影]]などが使われている。本作は[[アカデミー視覚効果賞|アカデミー特殊効果賞]]を受賞し、[[VFX|視覚効果]]のジーン・ウォレンとティム・バーが[[オスカー像]]を手にした。
 
主演の[[ロッド・テイラー]]は、この後[[アルフレッド・ヒッチコック|ヒッチコック]]監督の『[[鳥 (1963年の映画)|鳥]]』などに出演した。ジョージの友人と、その未来の子供の二役を演じたアラン・ヤングは、2002年にリメイクされた『[[タイムマシン (2002年の映画)|タイムマシン]]』にも[[カメオ出演]]している。
 
== ストーリー ==
[[1900年]][[1月6日]]のロンドン、デヴィッド・フィルビーらは発明家ジョージの邸宅に招待されていた。そこへ、満身創痍のジョージが現れる。驚く彼らの前で、ジョージは自分のに起きた出来事を語りだした。
{{ネタバレ}}
[[1900年]][[1月6日]]のロンドン、デヴィッド・フィルビーらは発明家ジョージの邸宅に招待されていた。そこへ、満身創痍のジョージが現れる。驚く彼らの前で、ジョージは自分のみに起きた出来事を語りだした。
 
一週間前の[[1899年]][[12月31日|大晦日]]、ジョージは自宅に招待したデヴィッド達に、過去と未来を旅できる機械[[タイムマシン|タイム・マシン]]を発明したと宣言し、目の前でその模型を消して見せた。驚嘆するデヴィッドだが、他の男たちは「[[第二次ボーア戦争|ボーア戦争]]のための発明をすべきだ。」として相手にしない。現在に絶望したというジョージに、デヴィッドはどこにも旅立たないように願うが、ジョージは既に完成させていた実物大のタイム・マシンへ乗り込んで、未来へと向かった。[[1916年]]にたどり着いた彼は、デヴィッドに似た男に話しかけるが、彼はデヴィッドの息子であるジェームズであった。デヴィッドの知人と自己紹介するジョージに、ジェームズは父が[[第一次世界大戦|戦争]]で戦死したと伝える。唯一の友人を失った悲しみに、ジョージは更なる未来へ出発。[[1940年]]で[[ロンドン空襲]]に巻き込まれながらも、高層ビルが立ち並ぶ[[1966年]]に到着する。だが、彼の周りでは[[空襲警報]]が鳴り響き、老いたジェームズも逃げまとう始末。呆然とするジョージだったが、その頭上で[[核爆弾]]が炸裂。さらに大規模な地殻変動によって、ジョージを乗せたタイム・マシンは溶岩の中に閉じ込められる。
 
何十万年もの地殻変動を経て、ジョージがたどり着いたのは西暦80万2701年の世界だった。緑あふれる地上で、彼は未来人[[ウィーナ (タイム・マシン)|ウィーナ]]と知り合うが、その世界では、彼女の属する無気力な地上人イーロイ(エロイ)が、地底人モーロックに支配され、食べられていることが明らかになる。263年に及ぶ東西核戦争で世界が荒廃し、地上に残った人類がイーロイに、地下にもぐった者たちがモーロックに進化したのだ。知識欲が失せ、ひたすらモーロックに襲われるのを待つばかりのイーロイに憤慨するジョージだったが、ウィーナがモーロックの世界へ通じる扉に吸い込まれてしまう。ジョージはウィーナを救うべく、地下へと向かう。
 
== キャスト ==
{| class="wikitable" style="text-align: center;"
*ジョージ:[[ロッド・テイラー]]
|-
*デヴィッド・フィルビー/ジェームズ・フィルビー:アラン・ヤング
! 役名 || 俳優 || 日本語吹替
*ウィーナ:イヴェット・ミミュー
|-
*フィリップ・ヒルヤー:セバスチャン・キャボット
|-
*アンソニー・ブリッジウェル:トム・ヘルモア
*| ジョージ || [[ロッド・テイラー]]<ref name="allcinema"/> || [[山内雅人]]
*ウォルター・ケンプ:ウィット・ビッセル
|-
*ウォチェット夫人:ドリス・ロイド
*| デヴィッド・フィルビー/<br>ジェームズ・フィルビー|| [[アラン・ヤング (俳優)|アラン・ヤング]]<ref name="allcinema"/> || [[依田英助]]
|-
| [[ウィーナ (タイム・マシン)|ウィーナ]]<ref name="allcinema"/> || [[イヴェット・ミミュー]]<ref name="allcinema"/> ||[[渋沢詩子]]
|-
*| フィリップ・ヒルヤー || [[セバスチャン・キャボット]]<ref name="allcinema"/> ||[[緒方敏也]]
|-
| アンソニー・ブライドウェル<ref name="allcinema"/><!-- ブリッジウェル --> || トム・ヘルモア<ref name="allcinema"/> ||[[家弓家正]]
|-
| ウォルター・ケンプ<ref name="allcinema"/> || ウィット・ビッセル<ref name="kinenote">{{Cite web|和書|url=http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=7062|title=八十万年後の世界へ タイム・マシン|accessdate=2024-10-01|publisher=KINENOTE}}</ref> ||[[千葉耕市]]
|-
| ウォチェット夫人 || ドリス・ロイド<ref name="allcinema"/> || [[麻生美代子]]{{efn|[[タイムマシン (2002年の映画)|リメイク版]]でも同役を演じている。}}
|}
* 日本語吹替:テレビ版・初回放送1969年7月11日 [[TBS]]『金曜ロードショー』
 
== スタッフ ==
* 製作・監督:[[ジョージ・パル]]<ref name="allcinema">{{Cite web|和書|url=https://www.allcinema.net/cinema/13849|title=タイム・マシン/80万年後の世界へ|accessdate=2024-10-01|publisher=allcinema}}</ref>
*製作・監督:[[ジョージ・パル]]
* 脚本:デヴィッド・ダンカン<ref name="allcinema"/>
* 音楽:ラッセル・ガルシア<ref name="allcinema"/>
* 撮影:ポール・C・ヴォーゲル<ref name="allcinema"/>
* 編集:ジョージ・トマシーニ<ref name="allcinema"/>
* 視覚効果:ジーン・ウォレン、ティム・バー他
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[タイム・アフター・タイム (映画)]]
* [[タイムマシン (2002年の映画)]]
 
== 外部リンク ==
* [https://www.warnerbros.com/movies/time-machine-1960 WarnerBros.com | The Time Machine (1960) | Movies]{{en icon}}
* [https://db2.nbcuni.co.jp/contents/hp0002/list.php?CNo=2&AgentProCon=43005 タイム・マシン 特別版 | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン](DVD・セル商品(2013年9月4日発売)){{ja icon}}
* {{Allcinema title|13849|タイム・マシン 80万年後の世界へ}}
* {{Kinejun title|7062|タイム・マシン 80万年後の世界へ}}
* {{Amg movie|50002|The Time Machine}}
* {{IMDb title|0054387|The Time Machine}}
 
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:たいむましん はちしゆうまんねんこのせかいへ}}
[[Category:アメリカ合衆国の特撮映画作品]]
[[Category:SF小説を原作とする映画]]
[[Category:特撮映画]]
[[Category:1960年の映画]]
[[Category:1960年代の特撮作品]]
[[Category:アカデミー賞受賞作]]
[[Category:タイムトラベルを題材とした映画作品]]
[[Category:核戦争を題材とした映画作品]]
[[Category:文明崩壊後の世界が描かれ進化を題材とし映画作品]]
[[Category:文学が原作明崩壊後世界が描かれた映画作品]]
[[Category:ハーバート・ジョージ・ウェルズの小説を題材とした映画作品]]
[[Category:ディストピア映画]]
[[Category:カリフォルニア州で製作された映画作品]]
 
[[Category:特撮映画思弁進化]]
[[de:Die Zeitmaschine (1960)]]
[[en:The Time Machine (1960 film)]]
[[es:The Time Machine (película de 1960)]]
[[fr:La Machine à explorer le temps (film, 1960)]]
[[it:L'uomo che visse nel futuro]]
[[nl:The Time Machine (1960)]]
[[pl:Wehikuł czasu (film 1960)]]
[[pt:The Time Machine (1960)]]
[[ro:Mașina timpului (film din 1960)]]
[[ru:Машина времени (фильм, 1960)]]
[[sv:Tidsmaskinen (film)]]
[[uk:Машина часу (фільм 1960)]]