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{{Infobox Film
| 作品名 = 猿の惑星: 聖戦記
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| 興行収入 = {{Flagicon|World}} $490,719,763<ref name="Mojo">{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl1782744577/ |title=War for the Planet of the Apes (2017) |publisher=[[Box Office Mojo]] |accessdate=September 8, 2017}}</ref><br />{{Flagicon|US}} $146,880,162<ref name="Mojo"/><br />{{flagicon|JPN}} 7億4357万円<ref>『[[キネマ旬報]]』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.32</ref>
| 前作 = [[猿の惑星: 新世紀]]
| 次作 = Kingdom of the Planet of the Apes[[猿の惑星/キングダム]]
}}
『'''猿の惑星: 聖戦記'''』(さるのわくせい: グレート・ウォー、原題:''War for the Planet of the Apes'')は、[[2017年の映画|2017年]]制作の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の[[SF映画]]。[[ピエール・ブール]]による[[猿の惑星|同名のSF小説]]を原作にした『[[猿の惑星シリーズ]]』を新しい解釈で描いた新シリーズの完結作。[[フランチャイズ]]通算では9作目の映画化作品となる。
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猿の集落へと帰ってきたシーザーの前に、集落からしばらく離れていた側近の[[チンパンジー]]・ロケットと、シーザーの息子にして群れの後継者・ブルーアイズが戻ってくる。より安全な新天地を求めて旅に出ていたブルーアイズたちは、砂漠を越えた先に新天地となり得る安全な土地を見つけたのだという。シーザーたちは新天地発見の喜びを分かち合いながら眠りに就く。
 
その夜、ふと目を覚ましたシーザーは、集落の中に人間の兵士達が入り込んでいることを察知。集落の内部での殺戮は何とか防いだものの、アルファ・オメガ部隊の指揮官であるウェズリー・マカロー[[大佐]]によってシーザーは息子のブルーアイズと妻のコーネリアを殺されてしまう。翌朝、旅立とうとする猿の群れを尻目に、ウェズリー大佐への復讐の為に群れを離れるシーザー。その後ろから古い仲間であるロケットと[[オランウータン]]のモーリス、ゴリラのルカが追いつき、シーザーと行動を共にすることを決める。かくして四匹の猿による決死の旅が始まった。
 
旅の途中、人間の拠点と目して立ち寄ったキャンプの跡地でシーザーたちはウェズリー大佐の命を受け小屋で病状観察をしている兵士と遭遇、銃撃戦になりかけたところでシーザーが兵士を射殺する。キャンプの跡地を調べた結果、小屋の中で一人の少女を見つけるシーザーたち。見つかった人間の少女、ノヴァ<ref>当初は本名不明。バッド・エイプと遭遇時、彼が宝物にしていた[[シボレー・ノバ|自動車]]のネームプレートから命名された。映画本編映像51:45近辺より</ref>は[[失語症|何らかの病気で言葉を喋ることができない]]ようだった。当初はノヴァを置き去りにしようとしたシーザーだったが、[[孤児]]になってしまったノヴァの境遇を哀れんだモーリスの請願により、旅へ同行させることを決める。
 
人間達のキャンプ地へ潜入したシーザーたちは、先日の集落での襲撃から行方を晦ましていた[[アルビノ]]のゴリラ・ウィンターと再会。人間を恐れるウィンターは、人間に寝返ったゴリラのレッドに脅されて[[スパイ]]となり、自らの身の安全と引き換えに猿の集落への襲撃を手引きしていた。そこで人間の兵士達に見つかりそうになり、大声を上げようとしたウィンターを取り押さえているうちにシーザーはウィンターを誤って絞め殺してしまう。「エイプ(猿)はエイプを殺さない」と自ら掲げておきながらウィンターを殺してしまった罪悪感から、シーザーは自身が[[粛清]]したコバの幻影に悩まされるようになる。
 
人間達の後を追うシーザーたちは、人間の兵士達が仲間の人間を処刑しているという奇妙な光景を目撃する。人間同士で殺しあっている状況を訝るシーザーたちは、殺された兵士がノヴァのように言葉を喋れなくなっていることに気がつく。やがて人間達を見失ったシーザーたちの前に盗人が現れる。盗人の正体は、人間のように衣類を纏い、[[動物園]]で育ったために[[英語]]は流暢に喋れるが[[手話]]を使うことが出来ないという変わり者の猿バッドエイプだった。人間のキャンプ地で聞いたウィンターの話と、バッドエイプからの情報を照らし合わせることで、バッドエイプが語るところの“人間動物園”なる施設の正体がかつての猿インフルエンザ患者の隔離施設であり、現在のウェズリー大佐たちアルファ・オメガ部隊の拠点であると推察したシーザーたちは、バッドエイプの案内で大佐達の拠点へと向かう。
 
雪山を越え、ついにアルファ・オメガ部隊の基地へ辿りついたシーザーたちだったが、偵察の最中に人間の兵士に見つかりそうになり、シーザーを庇ったルカが殺されてしまった。これ以上自らの復讐に付き合わせるわけにいかないと悟ったシーザーは古い仲間からも離れ、単身乗り込もうとしたところをゴリラのレッドに見つかり捕らえられてしまった。
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アルファ・オメガ部隊の基地でシーザーは、新天地に向かったはずの息子コーネリアスや亡きブルーアイズの恋人レイクをはじめとする仲間の猿達と再会する。新天地を目指してシーザーと別行動をとっていた猿の群れはアルファ・オメガ部隊に捕らえられ、基地を改築する強制労働に従事させられてしまっていた。捕らえられた猿達が劣悪な環境で働かされている状況を目の当たりにし、かつてのコバと同じように復讐心に囚われるあまりに判断を間違えたことをシーザーは深く後悔する。
 
猿達の労働環境改善に向けて交渉するため、大佐と対面したシーザー。ウェズリー大佐のアルファ・オメガ部隊が実は人間の反逆者であること、捕らえた猿達に作らせているのは人間同士の争いに備える防壁であることを見抜いたシーザーに対し、ウェズリー大佐は驚くべき事実を語り始める。猿の知能向上と引き換えに多くの人命を奪ったALZ113こと猿インフルエンザは、数年の時を経てさらなる[[変異]]を起こしていた。新型の猿インフルエンザに感染した人間は言葉を喋る能力を失い、やがては理性も奪われた末に[[退化]]して動物同然になってしまうというのだ。ウェズリー大佐のアルファ・オメガ部隊はその蔓延を防ぐ為、聖戦と称して新型猿インフルエンザの発症者を殺しており、新型猿インフルエンザへの対処を巡って人間の軍隊の本部と内部抗争を起こしていたのだった。
 
基地の外で、捕らえられた仲間を救う方法を模索していたロケットたちは、かつての猿インフルエンザ患者達が脱走の為に作ったと思われる抜け穴を発見した。そこでロケットは一計を案じ、わざと人間の基地で姿を現して捕らえられることで檻の中へと入り込み、仲間たちの脱走を手引きすることになる。ロケットの手引きで仲間の猿達を外へと逃がすシーザーたち。そこへ、反逆者であるアルファ・オメガ部隊を抹殺しようと人間の軍隊が現れ、人間同士による大規模な戦闘が勃発する。
 
自らの復讐を終わらせるため、乱戦に乗じてウェズリー大佐の部屋へ忍び込んだシーザー。そこでシーザーが見たものは、シーザーを助けようと基地へ忍び込んだノヴァのぬいぐるみから新型猿インフルエンザに感染し、自らも喋ることができなくなったウェズリー大佐の姿だった。死を乞うウェズリー大佐を前にシーザーは復讐を躊躇、シーザーが自身を殺してくれないことを悟ったウェズリー大佐は自らの手で拳銃自殺を遂げた。
 
猿の脱走に気付いたアルファ・オメガ部隊は、猿の群れに対して銃撃を仕掛け始める。仲間達を救おうとするシーザーと、かつての同族達が殺される光景を見て心変わりを起こしたレッドの助けで窮地を脱したシーザーの活躍により基地が爆破され、アルファ・オメガ部隊は壊滅。また、アルファ・オメガ部隊を葬ろうとやってきた人間の本隊も、基地の爆発が引き起こした[[雪崩]]によって全滅し、樹上へと逃れた猿の群れだけが生き残った。
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; 猿(エイプ)
:* {{仮リンク|シーザー (猿の惑星)|en|Caesar (Planet of the Apes)|label=シーザー}} - [[アンディ・サーキス]]([[小原雅人]])
: 猿たちの指導者であるチンパンジー。
:* バッド・エイプ - [[スティーヴ・ザーン]]([[柳沢慎吾]]<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/242982|title=柳沢慎吾が「猿の惑星」新作でチンパンジーの吹替担当「ピッタリだな!」|newspaper=映画ナタリー|date=2017-08-01|accessdate=2017-08-01}}</ref>)
: シエラ・サファリ動物園出身の変わり者のチンパンジー。人間のように衣類を纏い、英語は流暢に喋れる一方、手話を使うことが出来ない。
:* モーリス - {{仮リンク|カリン・コノヴァル|en|Karin Konoval}}([[斉藤次郎]])
: サーカス出身のシーザーの仲間であり助言者のボルネオオランウータン。彼の復讐への旅に同行することとなる。
:* ロケット - {{仮リンク|テリー・ノタリー|en|Terry Notary}}
: シーザーに忠実なチンパンジー。彼に同行することとなる。
:* レッド / ドンキー - [[タイ・オルソン]]([[白熊寛嗣]])
: かつてコバの部下だったマウンテンゴリラ。人間側へ"ドンキー"として寝返る。
:* ルカ - {{仮リンク|マイケル・アダムスウェイト|en|Michael Adamthwaite}}
: シーザーに同行することとなる衛兵であり、最高指揮官のマウンテンゴリラ。
:* {{仮リンク|コバ (猿の惑星)|en|Koba (Planet of the Apes)|label=コバ}} - [[トビー・ケベル]]([[三宅健太]])
: [[猿の惑星: 新世紀|シーザーへの反乱を引き起こしその末に彼に粛清された]]ボノボ。掟を破ってしまったシーザーの前に幻影として現れる。
:* コーネリア - [[ジュディ・グリア]]
: シーザーの妻。ウェズリー大佐に殺害される。
:* レイク - [[サラ・カニング]]
: ブルーアイズの若いチンパンジーの妻。
:* ブルーアイズ - マックス・ロイド=ジョーンズ
: シーザーの息子にして群れの後継者だったが、ウェズリー大佐に殺害される。
:* コーネリアス - {{仮リンク|デヴィン・ダルトン|en|Devyn Dalton}}
: シーザーの息子。
:* ウインター - {{仮リンク|アレクス・ポーノヴィッチ|en|Aleks Paunovic}}
: アルビノのニシローランドゴリラ。レッドに脅されアルファ・オメガ部隊のスパイとなる。
 
; 人間
:* ウェズリー・マカロー大佐 - [[ウディ・ハレルソン]]([[大川透]])
: アルファ・オメガ部隊の指揮官。
:* ノヴァ - [[アマイア・ミラー|アミア・ミラー]]
: 無口の少女。シーザー達に同行することとなる。
:* プリーチャー - {{仮リンク|ガブリエル・チャバリア|en|Gabriel Chavarria}}([[阪口周平]])
: ウェズリー大佐の右腕の兵士。
 
:* アルファ・オメガ部隊の隊長 - [[ロジャー・クロス]]
;* ボイル - チャド・ルック
: 防御壁の建設を視察する検疫施設の兵士。
:* ラング - メルセデス・デ・ラ・ゼルダ
; その他
:* 日本語吹替版ナレーター - [[山野井仁]]
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[[20世紀フォックス]]と{{仮リンク|チャーニン・エンターテインメント|en|Chernin Entertainment}}は、[[マット・リーヴス]]が引き続き第3作の監督を務めることを確認した。2014年1月に第3作の製作が公表され、リーヴスの他に脚本の[[マーク・ボンバック]]やプロデューサーの[[ピーター・チャーニン]]、[[リック・ジャッファ&アマンダ・シルヴァー]]も引き続き製作に参加する<ref name="Apes3Announcement">{{cite web|last=Fleming |first=Mike |url=http://deadline.com/2014/01/planet-of-the-apes-3-matt-reeves-director/ |title=Matt Reeves To Direct ‘Planet Of The Apes 3’ |publisher=Deadline |date=January 7, 2014 |accessdate=October 18, 2015}}</ref><ref>{{cite web|url=https://twitter.com/ERCboxoffice/statuses/423247836466401281 |title=Twitter / ERCboxoffice: The damn dirty apes will return yet again, as UNTITLED PLANET OF THE APES (not the official title) stakes out 7/29/16. |publisher=Twitter.com |date=January 14, 2014 |accessdate=June 11, 2014}}</ref>。同年11月、シーザー役の[[アンディ・サーキス]]は[[MTV]]のインタビューで、「物語は前作の出来事から5年後になるかも知れない」と発言している<ref name="autogenerated1">{{cite news | first1=Kevin | last1=P. Sullivan | url=http://www.mtv.com/news/2004268/andy-serkis-planet-of-the-apes-trilogy/ | title=Current 'Planet Of The Apes' Series Might Not Be Just A Trilogy | publisher=[[MTV News]] | date=November 20, 2014 | accessdate=November 22, 2014}}</ref>。
 
2015年5月に、タイトルが「''War of the Planet of the Apes''」であることが発表された<ref>{{cite web | url=https://collider.com/new-planet-of-the-apes-movie-title-revealed/ | title=New Planet of the Apes Movie Title Revealed | author=Matt Goldberg | work=Collider | accessdate=May 14, 2015}}</ref>。同年8月、[[Deadline.com]]は{{仮リンク|ガブリエル・チャバリア|en|Gabriel Chavarria}}が人間役で出演することを報じた<ref>{{cite web | first1=Mike | url=https://deadline.com/2015/08/war-of-the-planet-of-the-apes-gabriel-chavarria-casting-1201504969/ | title=‘War Of The Planet Of The Apes’ Recruits Gabriel Chavarria For Lead Role | publisher=Deadline | date=August 24, 2015 | accessdate=August 26, 2015 | last2=Hipes | first2=Patrick | last1=Fleming, Jr}}</ref>。9月には、[[ウディ・ハレルソン]]が悪役で出演することを[[ハリウッド・リポーター]]が報じた<ref>{{cite news | url=https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/woody-harrelson-play-villain-new-823030 | title=Woody Harrelson to Play Villain in New 'Planet of the Apes' Movie (Exclusive) | work=The Hollywood Reporter | date=September 15, 2015 | accessdate=September 21, 2015 | first1=Borys | last1=Kit}}</ref>。10月に{{仮リンク|TheWrap|en|TheWrap}}は、[[スティーヴ・ザーン]]が猿役として出演することを報じた<ref>{{cite web | first1=Jeff | last1=Sneider | url=https://www.thewrap.com/steve-zahn-to-play-new-ape-in-next-planet-of-the-apes-movie/ | title=Steve Zahn to Play New Ape in Next 'Planet of the Apes' Movie | date=October 12, 2015 | accessdate=October 13, 2015 | publisher=[[TheWrap]]}}</ref>。この他に、アミア・ミラーが人間の少女ノバ役に、[[ジュディ・グリア]]と{{仮リンク|カリン・コノヴァル|en|Karin Konoval}}が前作に引き続きコーネリア役とモーリス役を演じ<ref>{{cite web | url=https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/judy-greer-returning-planet-apes-833074 | title=Judy Greer Returning to 'Planet of the Apes' (Exclusive) | work=The Hollywood Reporter | date=October 20, 2015 | accessdate=October 21, 2015 | last=Kit | first=Borys}}</ref><ref name=MillerCast>{{cite news|last1=Pedersen|first1=Erik|title=Eugene Cordero Heads To 'Kong: Skull Island'; Amiah Miller Joins 'War For The Planet Of The Apes'|url=https://deadline.com/2015/10/eugene-cordero-kong-skull-island-amiah-miller-war-for-the-planet-of-the-apes-1201579832/|accessdate=October 17, 2015|work=deadline.com|date=October 13, 2015}}</ref>、{{仮リンク|アレクス・ポーノヴィッチ|en|Aleks Paunovic}}と[[サラ・カニング]]が猿役で出演することが判明した<ref>{{cite web | url=https://deadline.com/2015/10/war-for-the-planet-of-the-apes-adds-alecs-paunovic-as-ape-1201591583/ | title=Aleks Paunovic To Make 'War for the Planet of the Apes'; Newcomer Zachary Haven Joins 'Bastards' | publisher=Deadline | date=October 22, 2015 | accessdate=October 23, 2015 | author=Ross A. Lincoln}}</ref><ref>{{cite web | url=https://deadline.com/2015/10/war-for-the-planet-of-the-apes-adds-sara-canning-as-ape-1201594607/ | title=Sara Canning To Monkey Around In 'War For The Planet Of The Apes' | author=Ross A. Lincoln | publisher=Deadline | accessdate=October 27, 2015 | date=October 26, 2015}}</ref>。ミラーが演じるノバは、1968年公開の『[[猿の惑星 (映画)|猿の惑星]]』に登場する女性ノヴァと同名人物となっている<ref>{{Cite web |和書| url = https://www.cinematoday.jp/news/N0088571| title = 『猿の惑星』新作にオリジナルキャラ、ノヴァ登場!| publisher = シネマトゥデイ| date = 2017-01-01| accessdate = 2017-09-10}}</ref>。
 
2015年10月14日から[[カナダ]]・[[ブリティッシュコロンビア州]][[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]で[[主要撮影]]が開始された<ref>{{cite news|last1=Brown|first1=Scott|title=Bruce Lee biopic begins filming in Vancouver next month|url=https://calgaryherald.com/entertainment/movie-guide/bruce+biopic+begins+filming+vancouver+next/11365784/story.html|accessdate=September 16, 2015|work=calgaryherald.com|date=September 15, 2015}}</ref><ref>{{cite web|author=|url=https://www.superherohype.com/news/356013-war-for-the-planet-of-the-apes-filming-starts |title=War for the Planet of the Apes Filming Starts |publisher=SuperHeroHype |date= |accessdate=October 18, 2015}}</ref>。撮影は2016年3月までの予定で行われ<ref>{{cite news|title=Big Budget: War for the Planet of the Apes With Motion-Captured Andy Serkis & Steve Zahn And Woody Harrelson Starts Filming Mid-Week in Metro Vancouver|url=http://yvrshoots.com/2015/10/big-budget-war-for-the-planet-of-the-apes-with-motion-captured-andy-serkis-woody-harrelson-starts-filming-mid-week-in-metro-vancouver.html#.Vh5_Jvmqqko|author=Susan Gittins|accessdate=October 14, 2015|work=yvrshoots.com|date=October 12, 2015}}</ref>、サーキスは撮影が予定通りに終了したことをコメントした<ref>{{cite web|url=http://www.tv3.ie/xpose/article/entertainment-news/197137/Andy-Serkis-unsure-about-Tin-Tin-sequel|title=Andy Serkis unsure about Tin Tin sequel|publisher=TV 3|date=March 29, 2016|accessdate=July 4, 2016}}</ref>。
 
=== 他作品からの影響 ===
2016年の[[ニューヨーク・コミコン]]で、リーヴスは本作が様々な映画から影響を受けていることを述べている。これについてリーヴスは「『新世紀』の撮影が終わった後、私とマック(ボンバック)が最初にしたことは何百万本の映画を観たことでした。私たちは、"ハリウッドの脚本家が何をするのかと人々が想像していること"を考えようとしましたが、実際には誰もしていませんでした。私たちはフォックスから劇場を借りて映画を観続けました。猿の惑星シリーズ、[[戦争映画]]、[[西部劇]]映画、『[[スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲]]』など、あらゆる映画を観ました。限られた時間だったにもかかわらず、私たちは多くのインスピレーションを得ました」と述べている<ref>{{cite news|last1=McKittrick|first1=Christopher|title=Interview: ‘War for the Planet of the Apes’ Matt Reeves & Dylan Clark|url=https://www.thoughtco.com/interview-matt-reeves-and-dylan-clark-4100683|accessdate=May 8, 2017|work=ThoughtCo.com|date=October 12, 2016}}</ref>。
 
リーヴスとボンバックは、製作中に『[[戦場にかける橋]]』と『[[大脱走]]』を鑑賞してインスピレーションを得た。また、聖書の要素も必要と感じた二人は、さらに『[[ベン・ハー (1959年の映画)|ベン・ハー]]』と『[[十戒 (映画)|十戒]]』も鑑賞している。これらの映画から得たインスピレーションは、シーザーと大佐の関係を描く際に活かされている。リーヴスはシーザーと大佐の関係を『戦場にかける橋』のニコルソン大佐と斉藤大佐の関係と比較して述べており、大佐を探すシーザーの旅は『[[アウトロー (1976年の映画)|アウトロー]]』と比較している<ref name="EW">{{cite web|url=https://ew.com/movies/2017/04/28/war-for-the-planet-of-the-apes-matt-reeves-influences/|title=War for the Planet of the Apes director reveals films that influenced the sequel|author=Darren Franich|publisher=''[[Entertainment Weekly]]''|date=April 28, 2017|accessdate=May 1, 2017}}</ref>。また、大佐率いる米軍部隊は『[[地獄の黙示録]]』のカーツ大佐の部隊の影響を受けていると指摘されている<ref>{{cite news|last1=Chang|first1=Justin|title='War For The Planet Of The Apes' Offers A Masterful Vision Of Humanity's Many Forms|url=https://www.npr.org/2017/07/13/537024887/war-for-the-planet-of-the-apes-offers-a-masterful-vision-of-humanitys-many-forms|accessdate=July 18, 2017|work=NPR|date=July 13, 2017}}</ref><ref>{{cite news|last1=Marshall|first1=Rick|title='War for the Planet of the Apes' review: The trilogy's epic conclusion holds nothing back|url=https://www.digitaltrends.com/movies/war-for-the-planet-of-the-apes-review/|accessdate=July 18, 2017|work=NPR|date=July 14, 2017}}</ref><ref>{{cite news|last1=Edelstein|first1=David|title=War for the Planet of the Apes Isn’t the Apocalypse Now Remake It Wants to Be|url=https://www.vulture.com/article/war-for-the-planet-of-the-apes-movie-review.html|accessdate=July 18, 2017|work=Vulture|date=July 11, 2017}}</ref>。大佐役のハレルソンは、この指摘が正しいことを認めている<ref>{{cite news|last1=THR Staff|title=Woody Harrelson Says He's Not Doing Brando in 'War for the Planet of the Apes'|url=https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/woody-harrelson-says-hes-not-doing-brando-war-planet-apes-1021306|accessdate=July 18, 2017|work=Hollywood Reporter|date=July 14, 2017}}</ref>。
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| 2017年<br />11月5日
| 視覚効果賞
| {{ubl|[[ダニエル・バレット (視覚効果スーパーバイザー)|ダニエル・バレット]]|[[ダン・レモン]]|[[ジョー・レッテリ]]|{{仮リンク|エリック・ウィンクイスト|en|Erik Winquist}}}}
| rowspan="2" {{Won}}
| <ref>{{cite web|url=https://www.hollywoodawards.com/2017-honorees/|title=2017 Honorees - Hollywood Film Awards|accessdate=14 December 2017|archivedate=October 22, 2017|archiveurl=https://web.archive.org/web/20171022082519/https://www.hollywoodawards.com/2017-honorees/|url-status=dead}}</ref>
180 ⟶ 199行目:
| <ref>{{cite web|url=http://www.sdfcs.org/2017-award-winners/|title=2017 San Diego Film Critics Society Award Winners|date=11 December 2017|accessdate=30 December 2017|archiveurl=https://web.archive.org/web/20171212155617/http://www.sdfcs.org/2017-award-winners/|archivedate=12 December 2017|url-status=dead}}</ref>
|-
! scope="row" | {{仮リンク|第30回シカゴ映画批評家協会賞|en|Chicago Film Critics Association Awards 2012017}}
| 2017年<br />12月12日
| {{仮リンク|シカゴ映画批評家協会賞 作曲賞|en|Chicago Film Critics Association Award for Best Original Score|label=作曲賞}}
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! scope="row" | [[第24回全米映画俳優組合賞]]
| 2018年<br />1月21日
| {{仮リンク|[[全米映画俳優組合賞 スタント・アンサンブル賞|en|Screen Actors Guild Award for Outstanding Performance by a Stunt Ensemble in a Motion Picture(映画)|label=スタント・アンサンブル賞}}]]
| 猿の惑星: 聖戦記
| <ref>{{cite web|url=httphttps://wwwedition.cnn.com/2017/12/13/entertainment/sag-awards-nominations/index.html|title=SAG Award nominations 2018: The list|first=Sandra |last=Gonzalez|date=December 13, 2017 |publisher=CNN|accessdate=14 December 2017}}</ref><br><ref>{{cite web|url=https://www.sagawards.org/awards/nominees-and-recipients/24th-annual-screen-actors-guild-awards|title=The 24th Annual Screen Actors Guild Awards - Screen Actors Guild Awards|website=sagawards.org|accessdate=14 December 2017}}</ref>
|-
! scope="row" | {{仮リンク|第22回美術監督組合賞|en|Art Directors Guild Awards 2017}}