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{{MMA statsbox3
[[ファイル:Ball pen.jpg|thumb|ボールペン]]
|name=ジョルジ・グージェウ
[[ファイル:Pen.jpg|thumb|太い軸のボールペン]]
|image=Jorge Gurgel.jpg
'''ボールペン'''(Ball pen)は、[[ペン]]先に小さな鋼球を内蔵してあり、運筆とともに回転することで軸内の[[インク]]を滲出させて筆記する構造を持つ[[筆記具]]<ref name="jpo-card-F2">[https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/pdf/card/F2.pdf 意匠分類定義カード(F2)] [[特許庁]]</ref>。[[精密機械]]であり、[[文房具]]の一種。
|realname=ジョルジ・ヴァレンチ・グルジェウ<br />(Jorge Valente Gurgel)
|nickname=J.G.
|nationality={{BRA}}<br />{{USA}}
|birth={{生年月日と年齢|1977|1|25}}<ref name="SHERDOG">[http://www.sherdog.com/fighter/Jorge-Gurgel-4025 ジョルジ・グージェウ] SHERDOG</ref>
|place={{BRA}}<br>[[セアラー州]][[フォルタレザ]]<ref name="SHERDOG"/>
|died=
|residence={{USA}}<br>[[オハイオ州]][[シンシナティ]]
|team=チーム・エクストリーム<br />→[[アメリカン・トップチーム]]<br />→チーム・ジョルジ・グージェウ
|cm=175cm
|kg=70kg
|reach=170cm
|weight=[[ライト級]]
|style=[[ブラジリアン柔術]]、[[ムエタイ]]
|theme=
|}}
 
'''ジョルジ・グージェウ'''('''Jorge Gurgel'''、[[1977年]][[1月25日]] - )は、[[ブラジル]]の[[男性]][[ブラジリアン柔術|柔術家]]、[[総合格闘家]]。[[セアラー州]][[フォルタレザ]]出身。[[アメリカ合衆国]][[オハイオ州]]在住。チーム・ジョルジ・グージェウ主宰。'''ジョージ・ガーゲル'''とも表記される。
[[英語]]では [[:en:ballpoint pen|"ballpoint pen"]] (ball-point pen)、あるいは単に "ballpoint" と呼ばれる<ref>''[[新オックスフォード米語辞典|The New Oxford American Dictionary]]'', Second Ed., Oxford University Press, 2005.</ref><ref name="randomhouse">『[[小学館ランダムハウス英和大辞典]]』小学館</ref>。「ボールペン」は[[和製英語]]だとされることもあるが<ref>『[[日本語大辞典]]』[[講談社]]、1989年</ref><ref>「[http://ejje.weblio.jp/content/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%83%B3 ボールペン]」『[[Weblio]]英和辞典・和英辞典』</ref>、俗称・商業用語として英語圏でも "ball pen" と呼ばれることがある<ref name="randomhouse"/><ref>''The American Heritage Dictionary of the English Language'', New College Edition, Houghton Mifflin, 1975.</ref><ref>『新和英大辞典 第5版』[[研究社]]、2003年</ref>。[[イギリス]]、[[アイルランド]]、[[オーストラリア]]、[[ニュージーランド]]といった英語圏では、ボールペンのことを "'''biro'''"(バイロー)と呼び<ref>{{cite book |last=Room |first=Adrian |title=Dictionary of Trade Name Origins |url= https://books.google.co.jp/books?id=Qdw9AAAAIAAJ&printsec=frontcover&hl=hu&redir_esc=y#PPA41,M1 |accessdate=2008-07-22 |year=1983 |publisher=[[ラウトレッジ|Routledge]] |isbn=0710201745 |pages=41}}</ref>、[[イギリス英語]]では "biro" はボールペン一般を指す名詞となっている。これは、発明者である[[ビーロー・ラースロー]]の名字を英語風に読んだ音による。
 
右腕上腕内側に「武士」という[[刺青|タトゥー]]を入れている。
== 特性 ==
[[ファイル:Kugelschreiber.jpg|thumb|ボールペンの先端]]
先端に[[金属]]または[[セラミックス]](ごく一部「ボールぺんてる」のように[[合成樹脂|樹脂]]のものも存在する)の極小の球(ボール)がはめ込まれており、このボールが筆記される面で回転することにより、ボールの裏側にある細い管に収められたインクが筆先表面に送られて、線を描けるペンの一種。この一連の機構がユニット化されたものをリフィル(レフィル)と呼び、ペン軸の内部に収めて使用する。
 
[[総合格闘家]]の[[ゾイラ・フラウスト]]は夫人。
ボールペンには、太さ、色、インクの特性、ペン先の出し方などにより多くの種類が存在する。ペン先の出し方によって大別すると、ペン先を覆うキャップを取り外すキャップ式、後部のボタンを押すことでペン先を繰り出すノック式、軸をひねって回転させることでペン先を繰り出すツイスト式(回転式)がある。いわゆる多色ボールペンや[[シャープペンシル]]の機能を併せ持ったもののようにノック部が複数あるものは複数ノック式という<ref name="jpo-card-F2"/>。
 
== 来歴 ==
[[鉛筆]]とは異なり基本的には筆跡を[[消しゴム]]で消せないため、ボールペンは公的書類にも用いられる。ボールペンが登場するまでは筆記具の主流は[[万年筆]]であったが、ボールペンには独特の構造により弱い力でスムーズな線を描けるといった特長がある。万年筆では使うことが難しい[[顔料]]インクなどの高性能なインクを使えるので筆跡の保存性にも優れている。欧州の学校では鉛筆は主に絵を描くときに用いられ、筆記にはボールペンや万年筆を使う国が少なくない<ref name="GLOBE">{{Cite news|url=http://globe.asahi.com/feature/111120/02_1.html|title=パリの教室 風景変えた日本製ペン|newspaper=[[朝日新聞グローブ|GLOBE(朝日新聞別刷り)]])|publisher=朝日新聞社|date=2011-11-20|accessdate=2015-05-12}}</ref>。かつてはフランスの教室でも万年筆のみでボールペンの使用が認められていなかったが、[[ビック (フランス企業)|ビック]]が1950年にボールペン「クリスタル」を発売し普及するに伴い、1965年に教室での使用が解禁された<ref name="GLOBE"/>。ボールペンはペン先が硬く筆圧を加えやすいので、[[カーボン紙]]や[[感圧紙]]を用いた[[複写]]([[カーボンコピー]])にも適している。
[[マーカス・アウレリオ]]の下で[[ブラジリアン柔術]]を学び、高校時代に[[アメリカ合衆国]]に移住した。
 
[[2003年]]7月19日、AACライト級王座決定戦でルーク・スペンサーと対戦し、パウンドでギブアップ勝ちを収め王座獲得に成功した<ref>[https://fcfighter.com/reality-fighting-4score-one-for-the-little-guy/ Reality Fighting 4:score One For The Little Guy] Full Contact Fighter 2003年7月19日</ref>
ボールペンは安価に作れるため、企業の広告宣伝用に企業のロゴを軸にプリントしたものが配布されることもある。
 
2003年11月23日、[[ZST]] GP 開幕戦で[[今成正和]]と対戦し、1R開始直後に[[ヒールホールド]]で一本負け。
ボールペンの欠点としては、凹凸面があるとボールがうまく回転せず、筆記した線が湾曲してしまう点、長期間の放置に弱い点、線に強弱をつけるのが難しい点などがある。
 
=== TUF ===
ボールペンのインク(油性、ゲル)は粘度が高いため、リフィル内に気泡(切れ)が生じると先端にインクが回らなくなり使用不能に陥る。これは上向き筆記や洗濯機に誤って入れることが原因で生じる<ref name="SakuraFix">{{Cite web|url=https://www.craypas.co.jp/press/feature/009/sa_pre_0170.html|title=【メーカー直伝】ボールペンのインクが出ないときの対処法|publisher=サクラクレパス|date=2022-4-12|accessdate=2023-12-18}}</ref><ref name="UniFAQ"/>。また[[塗工紙]]への寝かせ書きなどが原因で異物がペン先に入り込み書けなくなることもある。書けなくなったボールペンの回復方法として、俗にペン先を炙ったり、お湯に浸けたり、振り回すなどの対処法が示されることがよくあるが、メーカーによればこれらの効果は期待できない。メーカーが推奨する対処法としては、ペン先を拭ったり重ねた非塗工紙への筆記を繰り返す方法があるが、ほとんどの故障では完全に回復させるのは難しい<ref name="SakuraFix"/>。
[[2005年]]8月、[[リアリティ番組]]「[[The Ultimate Fighter]]」の[[The Ultimate Fighter 2|シーズン2]]に[[リッチ・フランクリン]]率いるチーム・フランクリンのウェルター級選手として参加。エピソード6のエリミネイションバウトでジェイソン・フォン・フルーに判定負けし、トーナメントに参加することなくシーズンから脱落した。
 
=== 構造UFC ===
[[2007年]]7月7日、[[UFC 73]]でディエゴ・サライバと対戦し、3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
{{出典の明記|section=1|date=2020-5}}
[[ファイル:Ballpoint-pen-parts.jpg|thumb|分解したボールペン]]
[[ファイル:Ampulka-Pastik.jpg|thumb|透明樹脂製カートリッジを採用したリフィル]]
[[ファイル:OHTO ball pen NO.600.jpg|thumb|ニードル型チップ]]
ボールペンの基本的な筆記機能は、ペン先の部品である'''チップ'''と、インクを収めるパイプ状の'''カートリッジ'''によって構成される。ペン軸自体がカートリッジを兼ねているものもあるが、多くのボールペンは外装であるペン軸の内部に'''リフィル(替芯)'''を収めた構造をもつ。リフィルはチップとカートリッジが一体化した構造をもち、インクや機械の消耗といった必要に応じて、多くは交換可能になっている。<ref>{{Cite journal|和書|title=ボールペンにおける最近の精密加工技術について|author=早乙女辰男|journal=精密工学会誌|volume=73|issue=1|pages=23-27|publisher=精密工学会|date=2007|doi=10.2493/jjspe.73.23}}</ref>
 
[[2008年]]3月1日、[[UFC 82]]でジョン・ハルバーソンと対戦し、3-0の判定勝ち。その後は[[コール・ミラー]]、[[アーロン・ライリー]]に連敗した。
チップはボールペンの性能を大きく左右する、特に精密な加工技術が要求される部分である。チップ内部にはカートリッジからボールまでインクを誘導する管が通っており、チップ先端には回転可能なボールがはめこまれた構造をもつ。筆記に従いボールが回転することで、ボールに付着したインクが筆記面へ転写される。また現代の多くのボールペンでは、ボールの背面に極小ばねを内蔵しており、筆記をしていない平時はボールを外側へ押し出すことでチップ先端の隙間を封じ、乾燥やインク漏れを防いでいる。
 
2008年11月15日、[[UFC 91]]で[[アーロン・ライリー]]と対戦し、0-3の判定負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
カートリッジの後部にはインクの漏出や乾燥を防ぐために栓がされるが、インクの種類によってもその方式は異なる。よくある方式として、元々乾きにくい油性インクではスポンジ栓が使われ、これは平時は通気性がありつつも、ペン先から空気が入りこんだ際に生じるインクの後部漏出をとどめる役割を持つ<ref name="UniFAQ">{{Cite web|url=https://www.mpuni.co.jp/customer/ans_11i.html|title=よくある質問: 書けなくなった(ボールペン)|publisher=三菱鉛筆|accessdate=2023-12-5}}</ref>。水性ゲルインクや一部の油性インクではインクの後端に[[グリース]](液栓)が充填され、これはインクの消費に追従して移動する栓として機能する。水性(非ゲル)インクでは後端は密栓され、インク消費に伴うカートリッジ内への空気の取り入れ(気液交換)はペン先の空気孔を通じておこなわれる。
 
=== チップ形状Strikeforce ===
[[2009年]]6月19日、[[Strikeforce]]初参戦となったStrikeforce Challengers 2でコナー・ヒューンと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。
チップの形には主に3タイプの形がある。
 
== 戦績 ==
;コーンチップ(砲弾チップ)
{{MMA recordbox
:由来は、円すい (cone) の形という意味の「コーン」で、ペン先が三角形なのが特徴。 砲弾チップとも呼ばれる。一般的なボールペンの大半に採用されている。
|total=24
;ニードルチップ(パイプチップ)
|wins=14
:由来は、針 (needle) の形という意味の「ニードル」で、針の様に細長いのが特徴。なお、[[オート (文具)|オート]]社がニードルと初めて命名した。 [[パイロットコーポレーション|パイロット]]社では[[1994年]]にゲルインクを使用した3つの点でボールを支える「3点支持チップ(パイプチップ)」を開発。さらに、[[オート (文具)|オート]]社が[[1999年]]に低粘度油性インクを使用した「切削型ニードルチップ(ニードルポイント)」を開発。
|KOwins=0
;シナジーチップ(ポイントチップ)
|subwins=10
:由来は、コーンチップとパイプチップの[[相乗効果]](synergy)を狙った意味の「シナジー」で、先端へかけてスリムに絞った形状が特徴。[[パイロットコーポレーション|パイロット]]社が[[2016年]]にゲルインクを使用した「シナジーチップ」を開発。[[三菱鉛筆]]社が[[2021年]]に低粘度油性インクを使用した「ポイントチップ」を開発。
|decwins=4
|otherwins=0
|losses=10
|KOloss=2
|subloss=2
|decloss=6
|otherloss=0
|draws=0
|no contests=0
|}}
 
{{Fight-start}}
=== チップ材質 ===
{{Fight-header}}
; [[黄銅|快削黄銅]]
{{Fight-cont|×| マイク・リッチ| 1R 3:57 TKO(グラウンドの肘打ち)| Titan FC 27| 2014年2月28日}}
: 加工しやすく安価に製造できるが、寿命が短い。
{{Fight-cont|×| [[アドリアーノ・マルチンス]]| 5分3R終了 判定0-3| [[Strikeforce: Marquardt vs. Saffiedine]]| 2013年1月12日}}
; [[白銅]]
{{Fight-cont|×| ジョー・ドゥアルテ| 5分3R終了 判定0-3| Strikeforce Challengers 18| 2011年8月12日}}
: 上に同じ。耐食性は黄銅より比較的良好。
{{Fight-cont|○| ビリー・ヴォーン| 1R 0:44 ギロチンチョーク| [[Strikeforce: Feijao vs. Henderson]]| 2011年3月5日}}
; [[ステンレス]]
{{Fight-cont|×| [[KJ・ヌーンズ]]| 2R 0:19 TKO(パウンド)| [[Strikeforce: Houston]]| 2010年8月21日}}
: 比較的磨耗に強く、寿命が長い。日本で生産されるボールペンチップの多くは、この材質。
{{Fight-cont|×| ビリー・エヴァンゲリスタ| 5分3R終了 判定0-3| Strikeforce Challengers 4| 2009年11月6日}}
; [[合成樹脂]]
{{Fight-cont|○| コナー・ヒューン| 5分3R終了 判定3-0| Strikeforce Challengers 2| 2009年6月19日}}
:「ボールPentel」など。
{{Fight-cont|×| [[アーロン・ライリー]]| 5分3R終了 判定0-3| [[UFC 91|UFC 91: Couture vs. Lesnar]]| 2008年11月15日}}
{{Fight-cont|×| [[コール・ミラー]]| 3R 4:48 三角絞め| [[UFC 86|UFC 86: Jackson vs. Griffin]]| 2008年7月5日}}
{{Fight-cont|○| ジョン・ハルバーソン| 5分3R終了 判定3-0| [[UFC 82|UFC 82: Pride of a Champion]]| 2008年3月1日}}
{{Fight-cont|×| アルヴィン・ロビンソン| 5分3R終了 判定0-3| [[UFC 77|UFC 77: Hostile Territory]]| 2007年10月20日}}
{{Fight-cont|○| ディエゴ・サライバ| 5分3R終了 判定3-0| [[UFC 73|UFC 73: Stacked]]| 2007年7月7日}}
{{Fight-cont|○| ダニー・アバディ| 5分3R終了 判定3-0| [[UFC 63|UFC 63: Hughes vs. Penn]]| 2006年9月23日}}
{{Fight-cont|×| [[マーク・ホーミニック]]| 5分3R終了 判定0-3| [[Ultimate Fight Night 5]]| 2006年6月28日}}
{{Fight-cont|○| [[ジェイソン・アイルランド]]| 3R 2:25 フロントチョーク| KOTC 48: Payback| 2005年2月25日}}
{{Fight-cont|○| ジョー・ジョーダン| 1R 1:55 フロントチョーク| Extreme Challenge 56<br />【決勝】| 2004年3月26日}}
{{Fight-cont|○| ジン・ミナエフ| 3R 1:00 フロントチョーク| Extreme Challenge 56<br />【1回戦】| 2004年3月26日}}
{{Fight-cont|○| スティーブ・キニスン| 2R 1:08 フロントチョーク| Freestyle Fighting Championships 8| 2004年3月5日}}
{{Fight-cont|×| [[今成正和]]| 1R 0:32 ヒールホールド| ZST GP 開幕戦<br />【1回戦】| 2003年11月23日}}
{{Fight-cont|○| ルーク・スペンサー| 3R 1:55 ギブアップ(パウンド)| Absolute Combat Challenge 1<br />【ACCライト級王座決定戦】| 2003年7月19日}}
{{Fight-cont|○| ジャスティン・ジェームス| 1R 3:51 腕ひしぎ十字固め| VFC 4: Wildcard| 2003年4月19日}}
{{Fight-cont|○| ジン・ミナエフ| 1R 2:18 フロントチョーク| ICC 1: Retribution| 2003年1月12日}}
{{Fight-cont|○| カリブ・カー| 1R 0:18 腕ひしぎ十字固め| Ultimate Wrestling: St. Cloud 2| 2002年3月16日}}
{{Fight-cont|○| エルヴィン・ロドリゲス| 1R 1:10 腕ひしぎ十字固め| Ultimate Wrestling: St. Cloud 2| 2002年3月16日}}
{{Fight-end}}
 
=== ボー獲得タイト材質 ===
* ACC[[ライト級]]王座(2003年)
; [[ステンレス鋼]]
* Extreme Challenge 56 優勝(2004年)
: 安価に製造できるが、耐磨耗性に若干劣る。
; [[超硬合金]]
: 主に炭化[[タングステン]]が使用される。寿命が長い。
; [[セラミックス]]
: 主に[[アルミナ]]が使用される。磨耗が少ないため寿命が長い他、インクに対して化学変化を起こさず、表面に微細な凹凸がありインクのノリが良い。
; [[模倣宝石|人造宝石]]
: [[ルビー]]は摩擦係数が小さく磨耗が少ないため、高級ボールペンに使用される。
 
=== 軸材質表彰 ===
* [[ブラジリアン柔術]] 黒帯四段
; [[合成樹脂]]
* [[UFC]] ファイト・オブ・ザ・ナイト(2回)
: 最も一般的な軸材質。安価で大量に生産できるため多く使用されている。
; [[金属]]
: 一部の高価なボールペンで使用されている。合成樹脂に比べて本体を小型化できる利点がある。
; [[木材]]
: 材質に狂いが生じやすいため一般に使用されることはほとんどない。
; [[セルロイド]]
: かつて[[万年筆]]用に大量に使用された素材。一時は合成樹脂の登場により姿を消したが昔ながらの風合いを重視し現在も細々と使用されている。
; [[エボナイト]]
: 上記に同じ。[[紫外線]]で劣化するが漆黒の美しい光沢を呈する。
; [[紙]]
: [[ドイツ]]で考案された軸材質。何重にも巻いた[[クラフト紙]]の厚紙でできた紙管を使用する。[[ロゴタイプ|ロゴ]]を印刷できる面積が広く取れ[[リサイクル]]が容易であるため企業の宣伝用として多用される傾向がある。
 
インクが収まるリフィルの軸部は当初は金属製チューブだったが、インク残量が見えまた廉価な透明プラスチック製のものが主流になっている。しかし金属製には酸素や水分の透過度が低くインク変性が少ない、より堅く細い軸に作れるため多色ペンで太くなりすぎない、軸ぶれしにくくシャープな書き味を得られる等のメリットがあり、高級帯製品に用いられ続けている。高粘度のインクを用いるため再充填が難しいこと、[[万年筆]]のペン先のような馴れによる書き味の変化といった要素には乏しいため、リフィル自体は価格によらず使い捨てである。
 
ボールペンはボールを周りの[[カシメ]]によって支持するため、寝かせて書くとカシメが擦れて故障の原因となるおそれがある。ペン先内部にボールを支えるための受座があるので、受座がボールを正しい位置で支えられる角度で筆記するのがよいとされる。よって筆記時には万年筆と違い紙面に直角に近い角度(60~90度が望ましいとされる)を保ち筆記することが求められる。
 
== 歴史 ==
[[ファイル:Bolígrafo birome II edit.jpg|thumb|130px|1940年に[[ビーロー・ラースロー]]が売り出した"birome"ブランドペン。]]
ボールペンを発明するにあたっては、ペン先用極小ボールの高精度な加工・固定技術と、高粘度インクの開発が必要であった。従来の低粘度インクでは、ボールの回転と共に多量のインクがにじみ出してしまい、シャープな線を描けなかったのである。
 
* [[1884年]]に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]人のジョン・ラウドが着想しているが、インク漏れを防止できず実用にならなかった。
* [[ユダヤ系ハンガリー人]]のジャーナリストの[[ビーロー・ラースロー]](László Bíró)が[[毛細管現象]]を利用した世界初の近代的ボールペンを考案し、[[1938年]]にイギリスで特許を取得<ref>''The first complete specifications appear to be UK 498997, June 1938 and UK 512218, December 1938; his rather basic Hungarian patent 120037 was dated April 1938.'' Collingridge, M. R. ''et al.'' (2007) "Ink Reservoir Writing Instruments 1905–20" ''Transactions of the Newcomen Society'' 77(1): pp.&nbsp;69–100, page 80</ref>。[[1941年]]に[[ナチス・ドイツ]]を逃れて[[アルゼンチン]]に移住すると同国で会社を設立し、[[1943年]]に同国での特許を取得して''Birome''というブランド名で販売<ref name="About">
{{cite web
| url = http://inventors.about.com/library/weekly/aa101697.htm
| title = About ballpoint pens
| first = Mary
| last = Bellis
| date =
| work =
| publisher = About.com
| accessdate =Feb 2014
}}
</ref>。[[イギリス空軍]]がこのペンのライセンス品(''Biro'')を採用し、高い高度を飛行中の使用に際してボールペンは万年筆よりも液漏れしにくいことが知られることとなった<ref name="About"/>。
* [[1945年]]にアメリカの企業家であるミルトン・レイノルズ氏 は[[重力]]を用いた新しいインクの押し出し技術を考案し、「レイノルズ・ロケット」という新しいボールペンを発売した<ref>{{Cite web |title=現代生活の必需品である「ボールペン」はどのように生まれて受け入れられていったのか? - GIGAZINE |url=https://gigazine.net/news/20180820-ballpoint-pen-history/ |website=gigazine.net |date=2018-08-20 |access-date=2024-03-11 |language=ja}}</ref>。
* [[1945年]]にビーローのbiromeペンをエバーシャープ社とレイノルズ社と量産化、戦後のアメリカでブームとなった<ref name="About" />。また、日本でも米軍により持ち込まれたことで、一部でボールペン・ブームとなった。
* [[1948年]]に[[セーラー万年筆]]社が初国産ボールペン「セーラー・ボール・ポイント・ペン」を500本発売。<ref>{{Cite web |title=セーラー万年筆の歴史 |url=https://sailor.co.jp/topics/history/ |website=セーラー万年筆 |access-date=2023-11-30 |language=ja}}</ref>
* [[1949年]]に[[オート (文具)|オート]]社が世界で初めて実用的な量産ボールペンである鉛筆型ボールペンならびに証券用インクを開発<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=ボールペンの歴史はOHTOの歴史|url=http://www.ohto.co.jp/html/what%27s_ohto.html|website=www.ohto.co.jp|accessdate=2020-06-01|publisher=OHTO|archiveurl=https://web.archive.org/web/20040606020954/http://www.ohto.co.jp/html/what's_ohto.html |archivedate=2004-06-06|url-status=dead|url-status-date=2023-12}}</ref>。以降、本格的な日本国内のボールペン・ブームの火付け役となる。
* インク漏れをほぼ完全に防止でき、安定した製品が市場に出されるのは、[[1950年代]]に至ってからである{{Sfn|Romanowski|1998}}。
* [[1950年]]にフランスの[[ビック (フランス企業)|ビック]]が透明軸の「ビック・クリスタル」を発売、1970年代には4色ボールペンを発売した<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.bic-japan.co.jp/history/|title=ヒストリー|publisher=BICジャパン|accessdate=2019-11-10}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.moma.org/collection/works/82141|title=Bic Cristal Ballpoint pen|publisher=The Museum of Modern Art|accessdate=2019-11-10}}</ref>。世界規模で量産に成功し、ビックは21世紀の現在に至るまで最大のボールペンメーカーとなっている<ref name="About" />。
* [[1958年]]に[[オート (文具)|オート社]]がペン先に入れる小さな0.6ミリのボールを開発した<ref>{{Cite web |title=日本生まれ!鉛筆型・水性インク・ゲルインクの魅力~ボールペンはじめて物語(1) |url=https://hicbc.com/magazine/article/?id=news-ronsetsu-post-2733&ref=fb |website=CBC MAGAZINE(CBCマガジン) |date=2022-09-13 |access-date=2024-03-11 |language=ja}}</ref>。ボールの小型化は世界で初めてである。これによって極細の文字が書けるようになり、他社からも更に小さいボールの商品が開発されるようになった。
* [[1964年]]に[[オート (文具)|オート]]社が水性ボールペンを世界で初めて開発<ref name=":0" />。以降、各社から多彩な水性ボールペンが発売されることとなる。
* [[1965年]]にポール・フィッシャーが窒素ガス加圧式の[[:en:Space Pen|スペースペン]]を開発。後に[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]にも採用された<ref name="space_pen">NASAがフィッシャーに開発を依頼したとか、NASAが開発に巨費を投じたとかといった言説が宣伝やジョークとして流布しているが、実際にはNASAはスペースペンの開発には関与していない。Steve Garber, "[http://history.nasa.gov/spacepen.html The Fisher Space Pen]", NASA History Program Office</ref>。
* [[1966年]]に[[ゼブラ (文具メーカー)|ゼブラ]]社がインク残量が一目で分かるボールペン「ゼブラクリスタル」を発売。
* [[1977年]]に[[ゼブラ (文具メーカー)|ゼブラ]]社が[[シャープペンシル]]とボールペンを1本にまとめた革新的な商品「[[シャーボ]]」を発売した。
* [[1982年]]に[[サクラクレパス]]社が世界で初めて[[分散系]]の[[チキソトロピー]]現象を応用した水性ゲルインキを開発・特許を取得した。その後国内各社も高性能ゲルインキボールペンの開発に着手、ボールペンの性能は飛躍的に上がり、ボールペンの普及に拍車を掛けた。
* [[2006年]]に[[パイロットコーポレーション|パイロット]]社の消せるボールペン[[フリクション (筆記具)|フリクション]]、[[三菱鉛筆]]の低粘度油性[[ジェットストリーム (ボールペン)|ジェットストリーム]]という二大ヒット作が発売された(ただし両者ともノック式用インク開発のため日本展開は後年となる)。
* [[2010年]]に[[ゼブラ (文具メーカー)|ゼブラ]]社が世界で初めて不可能と言われていた「水性」と「油性」の融合を実現させ、エマルジョンインク(油中水滴型インク)を開発。
* [[2023年]]7月3日に[[三菱鉛筆]]のuni-ball oneシリーズが「最も黒いゲルインクボールペン“Blackest gel ink ball pen”」として、[[ギネス世界記録|ギネス世界記録™]]に認定された。独自開発のビーズパック顔料により、当時 一番黒いボールペンインクの開発に成功。
 
当初は高価で普及せず、書いた後時間が経つとインクが滲むので公文書に用いることも認められなかった。しかし、量産効果と改良で品質改善・低価格化が進み、公文書への使用が可能となった。
徐々に金融機関でも採用されるようになり、1960年代のボールペンの新聞広告では「一流銀行が愛用する」というコピーが使われている<ref>日光ボールペンの広告『朝日新聞』[[昭和]]42年7月26日朝刊1面</ref>。[[1970年代]]以降は[[万年筆]]や[[つけペン]]に代わる、もっとも一般的な筆記具となっている。
 
1980年代後半以降、各メーカーはラバーグリップ搭載、ローレット加工搭載やインクの改良、ペン先の改良など様々な形で疲れにくさを追求していった。1990年代半ばになると、多彩なインク色を揃えたボールペンが相次いで発売され、ビジネスだけでなく趣味、学生にも支持が広まる{{要出典|date=2019年11月}}。
 
== インクによる分類 ==
ボールペンは、使用するインクの特性により分類される。主なものとして油性ボールペン、水性ボールペン、ゲルインクボールペンがあり、[[日本産業規格|JIS]]や[[国際標準化機構|ISO]]の規格ではインク粘度と[[チキソトロピー]]性によってこれらに区別される。
 
[[日本産業規格|JIS]]や[[国際標準化機構|ISO]]の規格では、一般筆記用と公文書用の要件が定められており、後者は薬品による改竄([[:en:Check washing]])への耐性が高い。
 
日本における販売統計では、従来油性ボールペンが主流であったが、1993年以降はゲルインクボールペン人気の高まりにより水性ボールペン(非ゲルおよびゲル)のシェアが高い<ref name="exc">{{Cite web|和書|author=田幸和歌子|url=https://www.excite.co.jp/news/article/E1242820861730/|title=「水性ボールペン」はいま絶滅の危機にあるのか|work=Excite Bit コネタ|publisher=エキサイト|date=2009-05-21|accessdate=2016-12-04}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/index.html|title=経済産業省生産動態統計調査|publisher=経済産業省|accessdate=2024-6-18}}</ref>。2022年には、油性約3.1億本、水性(非ゲルおよびゲル)約14.7億本が販売された<ref>{{Cite web|url=http://www.jwima.org/toukei/hinmoku_kunibetu/hinmoku_kunibetu.html|title=品目別・国別輸出入統計|publisher=日本筆記具工業会|accessdate=2024-6-18}}</ref>。
 
=== 油性ボールペン ===
ボールペンの中でも最も古典的であり、1930-1940年代に[[ビーロー・ラースロー]]によって開発された。揮発性が低く高粘度の[[有機溶媒]]をインクに使っているため、滲みが少なく、裏移りがなく、筆記距離が長いなどの利点がある。インクは紙への浸透作用によって表面的な乾燥を実現する。基本的にペン先はドライアップ(インクの乾燥による故障)せず<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.opi-net.com/opiken/20030802_05.asp|title=オピ研: vol.02:パイロットのこだわり~おまけ~|work=オピネット|publisher=マーケティング・コミュニケーションズ|date=2003-09-01|accessdate=2016-12-4}}</ref>、リフィルの保存期間が比較的長い。欠点としては書き味の重さや、書き出しのかすれ、ボテ(ペン先への余剰インク溜まり)の発生がある。色素は主に染料が使われ、顔料系と比べて耐光性は劣るが、耐水性は良好であり、実用上は50年以上の筆跡保存性が確かめられている。また筆記の際に筆圧を必要とする点は[[カーボンコピー|複写伝票]]には向いている。
 
==== 低粘度油性ボールペン ====
2000年代からは、従来の溶煤([[フェノキシエタノール|2-フェノキシエタノール]]、[[ベンジルアルコール]])とは異なるインク配合によって滑らかな書き味を志向した「低粘度油性インク」のボールペンが普及している<ref>{{Cite web|和書|author=大河原克行|url=https://web.archive.org/web/20170427162525/http://www.nikkeibp.co.jp:80/style/biz/abc/forefront/080220_jetstream1/|title=“油性ボールペン嫌い”が油性ボールペンをヒットさせた|work=日経BPネット|publisher=日経BP社|date=2008-02-20|accessdate=2020-01-06}}([[ウェイバックマシン]])</ref>。比較的早いものでは、[[ゼブラ_(文具メーカー)|ゼブラ]]の「ジムニーライト」が1998年、[[オート (文具)|オート]]の「油性ソフトインク」が1999年から存在する。海外製品では[[ステッドラー]]が2018年に「トリプラス ボール」<ref>[https://www.staedtler.jp/topics/new/a9 【新製品】トリプラス ボール・油性ボールペン 新発売] ステッドラー(2018年12月1日)</ref>を出している。
 
各社ともインクに独自名称を付けていることが多い。
* ジムニーライト - ゼブラ、1998年
* ソフトインク - オート、1999年
* A-ink - パイロット、2003年<ref>{{Cite web |title=栗原裕一郎[特別寄稿]「まだ知らないあなたのための静かで熱いボールペン戦争」 |url=https://www.tumblr.com/fumi-tano/140875701121/%EF%BC%92%E6%A0%97%E5%8E%9F%E8%A3%95%E4%B8%80%E9%83%8E%E7%89%B9%E5%88%A5%E5%AF%84%E7%A8%BF |website=Tumblr |access-date=2024-09-30 |language=ja-JP}}</ref>
* [[ジェットストリーム_(ボールペン)|ジェットストリームインク]] (JETSTREAM) - [[三菱鉛筆]]、2003年
* アクロインキ - [[パイロットコーポレーション]]、2008年
* ビクーニャ(VICUÑA)インキ- [[ぺんてる]]、2010年
* 超低粘smartインク - [[トンボ鉛筆]]、2013年
* エアータッチインク - トンボ鉛筆、2018年
 
=== 水性ボールペン ===
{{main|ローラーボール}}
[[オート (文具)|オート]]の「水性ボールペンW」(1964年)<ref>{{産業技術史資料データベース|113711620062|水性ボールペン W}}</ref>が開祖で、[[ぺんてる]]の「ボールぺんてる」(1972年)<ref>{{産業技術史資料データベース|113711620008|ボールぺんてる B50}}</ref>のヒットにより普及した<ref name="exc"/>。欧米ではボールペンではなく'''[[ローラーボール]]'''と呼ばれる。インクの粘度が低いため、さらさらとした感じの書き味が魅力である。水性は低粘度状態のインクで筆記するため低筆圧でも発色が良く、油性ボールペンに比べ書き味、色の発色性の面で優れているが、インクが紙に染み込みやすいため滲みやすい。染料インクの場合、水に濡れるとインクが流れて字が消えてしまう弱点もある(顔料インクは耐水性がある)。
 
油性とは異なりドライアップしやすいため、使用後はキャップを確実に閉めなければならない。キャップのいらないノック式もあり、海外製では遅くとも1990年には[[ラミー (企業)|ラミー]]の「swift」といった製品が登場しているが、日本製では歴史が浅く[[パイロットコーポレーション|パイロット]]の「VボールRT」(2008年)で初めて実用化された<ref>{{Cite web|和書|author=杉本吏|url=https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0808/25/news095.html|title=キャップレスでもなめらかな書き味――パイロット、国内初のノック式水性ボールペン|work=ITmediaエンタープライズ|publisher=アイティメディア|date=2008-08-25|accessdate=2016-12-07}}</ref>。
 
水性ボールペンの内部構造には、インクの貯留方式によって中綿式と直液式がある。従来の中綿式は、[[毛細管]]の中綿からインクを供給するため、重力方向にかかわらず筆記できる特徴を持つが、インク残量が見えず、残量が減ると[[インクフロー]]が下がる欠点がある。後年開発された直液式では、直接液状インクを貯蔵し、万年筆の櫛溝(蛇腹)に似たコレクターを通じて供給することで、中綿式の欠点を払拭している<ref>{{産業技術史資料データベース|113711620020|水性ボールペン ユニボール UB-150}}</ref>。コレクターのインク保留量には限界があり、極端な温度・気圧変化を受けるとインク漏れするおそれがある<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.mpuni.co.jp/customer/ans_12a4.html|title=気圧や温度の急激な変化があった場合(直液式ボールペン)|publisher=三菱鉛筆|accessdate=2016-12-04}}</ref>が、この点でも改良は重ねられている<ref>{{産業技術史資料データベース|113711620023|水性ボールペン ユニボール UB-200}}</ref>。
 
=== ゲルインクボールペン ===
[[サクラクレパス]]の「ボールサイン」(1984年)で初めて開発された<ref>{{産業技術史資料データベース|113711620067|ボールサイン(世界で初めての水性ゲルインキボールペン) GB280}}</ref>。'''中性ボールペン'''とも呼ばれる。ゲルの性質によって、水性ボールペンのよさである書き味がなめらか、ボテが無い、書き出しが良いことと、油性ボールペンのよさであるインク残量を見ることができる、最後までインクの出方が一定である、(顔料の場合)耐水性があることを合わせ持つ<ref>{{Cite journal|author=井上繁康|title=ゲルインキボールペンの開発|doi=10.11311/jscta1974.29.232|journal=熱測定|volume=29|issue=5|pages=232-233|publisher=日本熱測定学会|year=2002}}</ref><ref>[https://www.mpuni.co.jp/customer/ans_15.html 油性・水性・ゲルインクの違いは何か|よくあるご質問|三菱鉛筆株式会社]</ref>。
 
水性インクに[[ゲル]]化剤を加えたゲルインクは、リフィル内部では高粘度のゲル状だが、ボールが回転すると速やかにインクが粘度の低い[[ゾル]]状になり、インクがペン先から滲出する。滲出したインクが紙面に付着するとインクが直ちにゲル化するためインクの滲みが少ない<ref>[http://www.jwima.org/pen/ballpen4_1.html ボールペンお役立ち情報: ボールペンのインキについて]. 日本筆記具工業会(2002年)</ref>。また比較的大きなインク粒子を使いやすい特徴があり、白色顔料を混ぜたパステルカラー(不透明)インク、ラメ入りインク、香り付きインク、消せるインクといった特殊な製品も登場している。インク素材には染料系と顔料系があり、染料ゲルインクは発色が鮮やかで書き味も滑らかだが、耐水性に難がある。顔料ゲルインクは乾燥後の耐水性・耐光性が高く長期保存に適する。
 
水性と同じくドライアップしやすく初期はキャップ式のみであったが、キャップのいらないノック式も[[三菱鉛筆]]の「[[シグノ]]ノック式」(1997年)<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.mpuni.co.jp/new/press1998102.html|title=ユニボールシグノノック式 500円タイプ|publisher=三菱鉛筆|date=1998-10|archiveurl=https://web.archive.org/web/19991002021302/http://www.mpuni.co.jp/new/press1998102.html|archivedate=1999-10-02|accessdate=2016-12-07}}</ref>以降実用化され、のちに油性同等にスリムなリフィルによる多色ノック式や多機能ノック式も登場した。ノック式はドライアップしにくいインクの配合や、[[ばね]]でボールを押し出し非筆記時に隙間を封じることでドライアップを防いでいる。
 
=== エマルジョンボールペン ===
2010年に[[ゼブラ (文具メーカー)|ゼブラ]]の[[スラリ]]に搭載された新たな種類のボールペンインク<ref>[https://www.zebra.co.jp/cop/history.html ZEBRA 沿革]</ref>。油性インクと水性ジェルを混合した油中水滴型[[エマルジョン]]インクを使用する。油性7水性3の割合で混合(乳化)した状態で安定させることにより、水性の滑らかな書き味と、油性の鮮やかで濃い筆記線を両立している。耐水性と耐光性は共に高い。他社の低粘度油性に対応する位置付けになっている。
 
== 特殊なボールペン ==
=== 消せるボールペン ===
1979年にアメリカの文具メーカーPaperMate社が、インク粒子を大きくし紙に染み込まないようにした「イレーザブルインク」による、消しゴムで消せるボールペン「Eraser Mate」を発売し、日本では1980年に[[三菱鉛筆]]が「ケルボ」を一時期発売していた。しかし、これは時間が経つと消せなくなるため鉛筆同様の使用はできない<ref name="takita">[[滝田誠一郎]]「[https://web.archive.org/web/20160116034559/http://bp.shogakukan.co.jp/takita/pilot_011.html 消せるボールペンの系譜]」([[ウェイバックマシン]]) </ref>。[[オート (文具)|オート]]も「KESERAR KG-300」を発売していた。
 
21世紀になってから鉛筆同様の使い勝手を持つ[[パイロットコーポレーション]]「D-ink」がヒットし、その後継機種「e-GEL」、三菱「ユニボール シグノ イレイサブル」などが登場した。しかし、消しにくかったり簡単に消えたりしたため定着しなかった<ref name="takita"/>。
 
2006年1月、パイロットがペン後部のゴムでこすることで発する摩擦熱により筆跡を消せる[[フリクションボール]]をヨーロッパで先行発売し、2007年には日本でも発売、その利便性から2010年までに全世界で累計約3億本を売り上げた<ref name="GLOBE"/>。フリクションはその後も全世界で普及している。
 
ただ、消せるボールペンには文書の改竄の恐れという問題がある。[[京都府]][[舞鶴市]]では消せるボールペンで記入されていた公文書が多数発見され問題となり、日本の自治体の事務などでは使用禁止の動きが進んでいる。メーカーも消せるボールペンによる証書類の記入は控えるよう呼びかけている<ref>{{Cite news|url=http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150407000019|title=公文書に消せるボールペン 京都・舞鶴市「認識甘かった」|newspaper=[[京都新聞]]|publisher=京都新聞社|date=2015-04-07|accessdate=2015-05-12}}</ref>。なお、消せるボールペンで書いた後で消した文字を低温下で復元させる方法もある<ref>[http://www.pilot.co.jp/support/frixion/1334578774407.html フリクションボール(フリクションシリーズ各種)よくある質問] - パイロット社HP</ref>。
 
=== 加圧式ボールペン ===
通常のボールペンは[[重力]]を利用してインクを送り出すため、先端を上に向けた状態では筆記できない。水平より上向きで字を書くとだんだんインクが出なくなり、さらにインクタンク内に空気が入り込むと気泡ができてしまう。インク残量があっても、ボールとそれを支えるホルダーの間に空気が入ってしまうことのほか、紙の繊維などが詰まったり、ペン先が傷ついてボールが回らなくなったり、インクが経年劣化したりしても書けなくなる<ref>[https://www.asahi.com/articles/photo/AS20211014001143.html 【ののちゃんのDo科学】ボールペンはなぜ書けなくなる? 空気や繊維でペン先が詰まるから][[be (朝日新聞)|『朝日新聞』土曜朝刊別刷り「be」]]2021年10月16日5面(2021年10月30日閲覧)</ref>。
 
[[無重量状態|微小重力]]の[[宇宙船]]内などでは、インクを[[窒素ガス]]で強制的に送り出す、俗に宇宙ペン([[スペースペン]])と呼ばれる特殊なボールペンが使われている。ただし、宇宙ではボールペンが全く使えなくなるということはなく、「[[アメリカ航空宇宙局]](NASA)はわざわざ手間暇と大金をかけてスペースペンを開発した。一方、[[ソ連]]は鉛筆を使った」というジョークがあるが、鉛筆の芯は[[静電気]]を帯びやすい[[グラファイト|黒鉛]]を含み、破片や粉塵が機器類に悪影響を与えるおそれがあるため、ソ連の継承国であるロシアも鉛筆をボールペンに置き換えている<ref>[[欧州宇宙機関]](ESA):"[http://www.esa.int/esaCP/SEM9YN7O0MD_index_0.html Pedro Duque's diary from space]", ''ESA News'', 2003年10月23日</ref>。
 
21世紀に入り、日本の文具メーカーによりガス封入ではなくノックすることで軸の内部で圧縮空気を作りインクを送り出す[[スペースペン|加圧式ボールペン]]が開発され、各社より販売されている。加圧されているので先端の向きに関わらず書ける他、ペン先から水の入り込む隙間がないため、濡れた紙や[[氷点下]]の環境でも書けるのが特徴である。
 
== ボールの規格 ==
ペン先用ボールの直径は世界的には1.2ミリメートル (B)、1.0ミリメートル (M)、0.7ミリメートル (F)、0.5ミリメートル (EF) のものが主流。1.4ミリメートル、1.6ミリメートルの太いものや、0.4ミリメートル、0.3ミリメートル、0.28ミリメートル、0.25ミリメートル、0.18ミリメートルといった極細のものもある。
 
日本では線の密集した[[漢字]]を書く都合上0.5前後が好まれ多く流通しているが、欧米メーカーの欧米向け製品では0.7以下を販売していなかったり、漢字圏への輸出向けに特別仕様として0.5を用意する場合もある。これはシャープペンシルでも同じ傾向である。
 
通常ボールが大きいほど筆跡は太くなり、小さいほど細くなるが、ボールの直径と線の太さは同一ではなく、筆圧などによっても変化する。
 
一般的に同じ太さのボールでは油性ボールペンより水性ボールペンやゲルインクボールペンの方が筆跡が太くなる。
 
== 付加機能 ==
付加機能として、クリップ付<ref name="jpo-card-F2"/>、印鑑付(印判付)<ref name="jpo-card-F2"/>、時計付<ref name="jpo-card-F2"/>、ライト付<ref name="jpo-card-F2"/>、[[防犯装備|護身具]]付き([[タクティカルペン]])、[[直記ペン]]<ref>{{Cite web |url=https://www.kyowa-mfg.com/modules/kyowa/catalogpdf/17_A4_chokkipen_180825.pdf |title=3 代目直記ペン |access-date=2023年11月30日 |publisher=協和工業}}</ref>などがある。
 
万年筆ほどの種類はないがボールペンにも[[蒔絵]]や[[漆塗]]、[[螺鈿]]といった伝統工芸を採用したり、貴金属や[[宝石]]をあしらったりした非常に贅沢な品がいくつか存在する。老舗万年筆メーカーは、主力製品である万年筆とセットで、ほぼ同じデザインの油性ボールペンとローラーボールを販売することが多い。また、自社開発で機能を追加した製品・OEM・ギフトノベルティーなどを販売している会社も多々ある<ref>{{Cite web |title=タキザワトップページ |url=http://www.takizawa-pen.co.jp/ |website=www.takizawa-pen.co.jp |access-date=2023-12-07}}</ref><ref>{{Cite web |title=株式会社エーワイ産業 {{!}} 名入れノベルティ制作なら |url=https://www.e-wai.co.jp/ |website=www.e-wai.co.jp |access-date=2024-10-15}}</ref><ref>{{Cite web |title=ペン工房キリタ |url=http://www.kirita-pen.jp/ |website=ペン工房キリタ |access-date=2023-12-07 |language=ja}}</ref>。
 
==ボールペン画==
{{main|[[ボールペン画]] あるいは [[:en:Ballpoint pen artwork]]}}
[[ファイル:Lennie Mace "Uchuu Neko Parade" 2005 Tokyo, ballpoint "Penting" 130x92cm.jpg|thumb|285px|ボールペン画 「'''宇宙猫パレード'''」 (2005年) [[レニー・メイス]] ([[:en:Lennie Mace|Lennie Mace]]・米/日本) 着色ボールペン、金物、紙 130×92cm。]]
ボールペンの発明以来、アマチュアの落書きだけでなく、プロのアーティストのための多目的な芸術媒体となっている<ref name="NYT" />。使用者によると、ペンは安くてポータブルで、広く利用可能である。従ってこの一般的な文房具は便利な画材にもなる<ref name="Oddity" />。「点描」と 「クロスハッチ」などの伝統的なペンとインク技術は、ハーフトーンや立体的な描写をするために使用することができる<ref name="Mylne" /><ref name="Art of Sketching" />。とりわけ[[アンディー・ウォーホル]]などの有名な20世紀の芸術家は、ボールペンもある程度利用してきた<ref name="Warhol BPP" />。ボールペン画は、21世紀でも人々を魅了し続けている。現代のアーティストは彼らの特定のボールペン技術的能力、想像力と革新によって承認を受けている。ニューヨーク在住の韓国人アーティスト、[[イル・リー]] ([[:en:Il Lee|Il Lee]]) は、1980年代の初めから大規模で抽象的なボールペンのみの作品を制作してきた<ref name="NYT" />。彼の作品はソウル(韓国)やアメリカで展示されている。[[レニー・メイス]] ([[:en:Lennie Mace|Lennie Mace]]) は1980年代半ば以降、木材やデニムなど、型破りな素材の表面に、様々なコンテンや複雑さを想像的に描き、ボールペンのみの作品を作成している。彼の変化に富んだ作風を表現するために、「ペンティング」と「メディア・グラフィティ」などの用語が生まれた<ref name="Japan Times" /><ref name="Juxtapoz" /><ref name="Tokyo Journal"/>。メイスは最も多作なボールペン画家である。彼の作品はアメリカ全土、日本でも定期的に展示されている<ref name="Weekender" />。最近では、英国の[[ジェームズ・ミルン]] ([[:en:James Mylne (artist)|James Mylne]]) は、ほとんど黒ボールペンを使用して写真のようにリアルなアートワークを制作し、時には色を表現するために他の画材も使用している。ミルンの作品は、ロンドン、そしてインターネットを通して国際的な人気がある<ref name="Telegraph" /><ref name="Vermeer"/><ref name="Mylne"/>。ボールペンの限られた色の種類と、光による色の劣化がボールペン画家の懸念の一つである<ref name="Care" />。ミスはボールペンアーティストにとって致命的である。線が描かれた後、基本的に消すことができないからである<ref name="Japan Times" />。
芸術的な目的のためにボールペンを使用する際、インクフローのたまりと詰まりにも配慮が必要である<ref name="Tricks"/>。日本人アーティスト「ハクチ」のイラストは、インターネットを通してアメリカでも人気となっている。フアン・フランシスコ・カサス ([[:en:Juan Francisco Casas|Juan Francisco Casas]]) とサミュエル・シルバ (Samuel Silva) のボールペン画は、最近インターネットでの「ヴァイラル」効果で注目を浴びている<ref name="Casas"/>。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプReflist}}
 
=== 出典 ===
{{Reflist |refs=
<ref name="Japan Times">
{{cite news
| title = The hair-raising art of Lennie Mace; Lennie Mace Museum
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| ___location = Tokyo, Japan
| issn = 0447-5763
| oclc = 21225620
| date = April 3, 2002
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}}
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{{cite news
| title = To See the World in Ballpoint Pen
| first = Benjamin
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|last = Small
|first = Suzy
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|issn =
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| title = Simply birolliant - the incredible 10ft 'photographs' drawn with a ballpoint pen
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<ref name="Telegraph">
{{cite news
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| first = Emily
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| oclc = 173337077
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</ref>
 
<ref name="Warhol BPP">
{{cite book
| last1 = Warhol
| first1 = Andy
| last2 = Slovak
| first2 = Richard
| last3 = Hunt
| first3 = Timothy
| title = Warhol Polaroid Portraits
| url = https://books.google.co.jp/books?id=MB1MGlION0MC&pg=PP8&dq=ballpoint+pen+artwork&hl=ja&redir_esc=y#v=onepage&q=ballpoint%20pen%20artwork&f=false
| accessdate = July 2012
| year = 2007
| publisher = McCaffrey Fine Art
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| oclc = 420821909
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</ref>
 
<ref name="Oddity">
{{cite news
| title = Artist wins £6,000 art prize after using 3p ballpoint pens from Tesco
| first = Fred
| last = Attewill
| url = http://www.metro.co.uk/news/877097-artist-wins-6-000-art-prize-after-using-3p-ballpoint-pens-from-tesco
| newspaper = [[:en:Metro (British newspaper)|Metro]]
| publisher = [[:en:Associated Newspapers Ltd|Associated Newspapers Ltd]]
| ___location = Kensington, London, England
| issn = 1469-6215
| oclc = 225917520
| date = September 29, 2011
| accessdate = July 2012
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<ref name="Art of Sketching">
{{cite book
| last = Tizon
| first = Natalia
| title = Art of Sketching
| url = https://books.google.co.jp/books?id=MeyF9BFQKZEC&pg=PA84&dq=ballpoint+pen+artwork&hl=ja&redir_esc=y#v=onepage&q=ballpoint%20pen%20artwork&f=false
| accessdate = July 2012
| edition = illustrated
| year = 2007
| publisher = [[:en:Sterling Publishing|Sterling Publishing]]
| ___location = New York City, New York, USA
| isbn = 9781402744235
| oclc = 76951111
| page = 84
}}
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<ref name="Care">
{{cite book
| last = Holben Ellis
| first = Margaret
| title = The care of prints and drawings
| url = https://books.google.co.jp/books?id=RMevB4KjDRkC&pg=PA103&dq=ballpoint+pen+artwork&hl=ja&redir_esc=y#v=onepage&q=ballpoint%20pen%20artwork&f=false
| accessdate = July 2012
| edition = reprint, illustrated
| year = 1995
| publisher = [[:en:Rowman Altamira|Rowman Altamira]]
| ___location = Lanham, Maryland, USA
| isbn = 9780761991366
| oclc = 33404294
| pages = 101–103
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<ref name="Tricks">
{{cite book
| last = Johnson
| first = Cathy
| title = Watercolor tricks & techniques: 75 new and classic painting secrets
| url = https://books.google.co.jp/books?id=M2Vik1EPOnAC&pg=PA123&dq=ballpoint+pen+artwork&hl=ja&redir_esc=y#v=onepage&q=ballpoint%20pen%20artwork&f=false
| accessdate = July 2012
| edition = illustrated, revised
| year = 2010
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| ___location = Cincinnati, Ohio, USA
| isbn = 978-1-60061-308-1
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| page = 123
}}
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}}
 
== 参考文献 ==
* {{Cite web|和書|url=http://www.jwima.org/pen/index.html|title=ボールペンお役立ち情報|publisher=日本筆記具工業会|accessdate=2016-12-04}}
* {{Cite web|和書|url=http://www.pilot.co.jp/support/ballpen/index.html|title=よくある質問: ボールペン|publisher=パイロットコーポレーション|accessdate=2016-12-04}}
* {{Cite web|和書|url=http://www.zebra.co.jp/zebra/ball.html|title=お客様相談室: ボールペン|publisher=ゼブラ|accessdate=2016-12-04}}
* {{Cite web|和書|url=http://www.mpuni.co.jp/customer/|title=お客様相談室: ボールペン関連|publisher=三菱鉛筆|accessdate=2016-12-04}}
* {{Cite web|和書|url=http://www.tombow.com/tombow-qa/mamechishiki/|title=トンボQ&A: 文具のまめちしき|publisher=トンボ鉛筆|accessdate=2016-12-04}}
* {{Cite web |url=https://ohto.co.jp/qa-2/ |title=オートQ&A: よくあるご質問 |access-date=2023年12月7日 |publisher=オート}}
* {{Cite web |url=https://www.craypas.co.jp/contact/faq/ball/ |title=お問い合わせ:よくあるご質問 |access-date=2023年12月7日 |publisher=サクラクレパス}}
* {{Cite web |url=https://sailor.co.jp/category_faq/ball-point-pen/ |title=お問い合わせ:よくあるご質問 |access-date=2023年12月7日 |publisher=セーラー万年筆}}
* {{Cite web|last=Romanowski|first=Perry|url=http://www.encyclopedia.com/doc/1G2-2896700021.html|title=Ballpoint Pen|work=How Products Are Made|publisher=Encyclopedia.com|date=1998|accessdate=2016-12-04|ref=harv}}
* {{Cite web|url=https://www.asme.org/about-asme/who-we-are/engineering-history/landmarks/236-birome-ballpoint-pen-collection|title=Birome Ballpoint Pen Collection|work=Historic Mechanical Engineering Landmarks|publisher=The American Society of Mechanical Engineers|date=2005|accessdate=2016-12-04}}
 
== 関連項目 ==
* [[男子総合格闘家一覧]]
{{wiktionary}}
* [[UFC選手一覧]]
{{Commons|Ballpoint|ボールペン}}
 
* [[ローラーボール]]
* [[文房具]]
 
* [[ボールペン画]]
 
* [[万年筆]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.ohiomma.com/ Jorge Gurgel Mixed Martial Arts Academy]
{{サイエンスチャンネル
* [http://www.ufc.com/fighter/Jorge-Gurgel UFC 選手データ]
|番組番号=B980601
* [https://mmajunkie.usatoday.com/fighters/jorge-gurgel MMAjunkie 選手データ]
|動画番号=b020601118
* {{SHERDOG}}
|動画タイトル=ボールペンができるまで
|中身の概要=[[栃木県]][[下都賀郡]][[野木町]]にある[[ゼブラ (文具メーカー)|ゼブラ]]の工場を取材して、ボールペンができるまでの流れを説明している
|時間=14分
|製作年度=2002年
}}
 
{{Normdaten}}
 
{{DEFAULTSORT:ほおるへん}}
 
{{DEFAULTSORT:くうしえう しよるし}}
[[Category:ボールペン|*]]
[[Category:和製英語ブラジルのブラジリアン柔術家]]
[[Category:ブラジルの総合格闘家]]
[[Category:ブラジリアン柔術出身の総合格闘家]]
[[Category:UFCに参戦した選手]]
[[Category:フォルタレザ出身の人物]]
[[Category:1977年生]]
[[Category:存命人物]]