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===その他===
臨床検査技師の検査業務には、検査測定のみならず患者への検査説明をも含むと解されている。
「患者への検査説明」は長らく医師または医師の指示を受けた看護師が行うことが多いのが慣例であったが、平成19年12月28日の厚生労働省通知<ref group="注釈">『医師及び医療関係職と事務職員等との間等での役割分担の推進について 平成19年12月28日厚生労働省医政局長通知 医政発第1228001号』で、「検査説明については、保健師助産師看護師法及び臨床検査技師等に関する法律に基づき、医師等の指示の下に看護職員及び臨床検査技師が行うことができることとされているが、医師や看護職員のみで行っている実態がある」とし、医師の負担軽減の観点からと現状で臨床検査技師の専門性が発揮できていないという指摘がなされ、「患者への検査説明」を臨床検査技師の業務として定着させる役割分担の推進が通知された。</ref>により、「患者への検査説明」が医師、看護師、臨床検査技師の業務であると明示された。
 
臨床検査は元来[[医師]]が行っていたものであり、法的には医師は(歯科医業を除く)全ての医療行為を「医業」として行えるとされているし、[[看護師]]は診療の補助の範囲で検査を行うことが可能とされているため、小規模施設やベッドサイド、診察室で出来るような簡易な検査など一部検査については、現在でも医師や看護師が行うことはある。
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===臨床検査技師国家資格===
{{詳細記事|臨床検査技師国家試験|臨床検査技師養成所}}
日本において臨床検査技師の資格を取得するには、年1回行われる国家試験に合格し厚生労働省に備える臨床検査技師名簿に登録されなければならない。臨床検査技師教育のコースは、本資格の成り立ちに複雑な経緯があったため一本化ができず複数存在し、分かり難くなっている。他の医療職の教育機関の殆どや臨床検査技師養成所のうち専門学校・短大が指定校であるのに対し、大学のほとんどは臨床検査技師学校養成所指定規則に縛られない科目承認校となっている。しかし、科目承認校については、臨地実習の履修単位の少なさや、履修科目の内容にも議論があり、近年検査技師教育の見直しも含めた議論が検討されている<ref>{{Cite web|和書|title=臨床検査技師学校養成所カリキュラム等改善検討会|url=https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_533684_00003.html|website=www.mhlw.go.jp|accessdate=2020-05-05|language=ja}}</ref>。
 
 
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さらに、体外受精に関わる胚培養の業務にも多くの施設では臨床検査技師が携わっている。
 
また、臨床開発・医療機器メーカー・製薬メーカーなど一般企業にも活躍の場が広がっており、多くの臨床検査技師が活躍している。<ref>{{Cite web |和書|title=【徹底比較】臨床検査技師から転職できる企業の他職種おすすめランキング6選|臨転堂 |url=https://rinten-sup.com/recommended-career-opportunities/ |website=臨転堂 |access-date=2023-05-13 |language=ja |last=Sドラゴン}}</ref>
 
臨床検査技師は、男女比=3:7程度で女性が多いといわれる。
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また、他の医療職同様に卒後教育の重要性が指摘されている。[[団塊の世代]]の大量退職は、求職者にとっては喜べるものではあるが、病院にとっては団塊世代退職後の優秀な人材確保が大きな課題となっている。
{| class="wikitable"
|+臨床検査技師 医療機関従事者数(常勤換算)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000575525.pdf|title=第1回臨床検査技師学校養成所カリキュラム等改善検討会(資料2)|accessdate=2020/05/06|publisher=厚生労働省医政局|format=PDF}}</ref>
!
!平成14年
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
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[[Category:日本の国家資格]]
[[Category:業務独占資格]]
[[Category:コ・メディカル]]
[[Category:医療関連の職業]]