== 削除された方へ ==
{{コンピュータゲーム
|Title = ペルソナ4
|Genre = [[コンピュータRPG|RPG]]
|Plat = [[プレイステーション2]]
|Dev = アトラス
|Pub = [[アトラス (ゲームブランド)|アトラス]]([[日本]]、[[アジア]]圏、[[北アメリカ|北米]])<br />[[スクウェア・エニックス]]([[ヨーロッパ]]圏)<br />[[ユービーアイソフト]]([[オーストラリア]])
|Play = 1人
|Media = [[DVD-ROM]]1枚
|Date = {{Flagicon|JPN}}[[2008年]][[7月10日]]<br />{{Flagicon|USA}}2008年[[12月9日]]<br />{{Flagicon|AUS}}[[2009年]][[3月12日]]<br />{{Flagicon|EU}}[[2009年]][[3月13日]]
|Price = 7,329円(税別)
|Sale = 32万本
|Rating ={{Flagicon|JPN}}{{CERO-B}}<br />{{Flagicon|USA}}[[エンターテインメントソフトウェアレイティング委員会|ESRB]]:[[ESRBレイティング別対象ソフト一覧・M (17歳以上)|M(17歳以上対象)]]<br />{{Flagicon|Australia}}[[Office of Film and Literature Classification|OFLC]]:M(15歳以上対象)
|ContentsIcon = CERO:セクシャル、暴力<br />ESRB:''Alcohol Reference, Animated Blood, Language, Partial Nudity, Sexual Themes'', Violence<br />OFLC:''Mature themes and violence''
}}
『'''ペルソナ4'''』 (PERSONA4) は、[[2008年]][[7月10日]]に[[アトラス (ゲームブランド)|アトラス]](現・[[インデックス (企業)|インデックス]])より発売された[[プレイステーション2]]ソフト。同社の『[[ペルソナシリーズ]]』の4作目<ref>『[[ペルソナ2|2]]』は『罪』と『罰』の二部構成、『[[ペルソナ3|3]]』は『Episode Yourself』(3)と『Episode Aegis』(FES)の2作品であるため正確には6作品目</ref>にあたる。イメージカラーは「[[黄]]」。北米版のタイトルは「''Shin Megami Tensei: Persona 4''」。
制作中のため、削除しないでください。大変迷惑であります。--[[利用者:Tc117-1|Tc117-1]]([[利用者‐会話:Tc117-1|会話]]) 2025年1月7日 (火) 02:34 (UTC)
本作を原作とした小説や漫画、ドラマCDなどのメディア展開も行われており、2011年10月からテレビアニメ版の放送も予定されている<ref name="animesite20110518" />。
== 概要 ==
{{出典の明記|section=1|date=2009年12月}}
本作は、田舎町に住む親戚の家に一時預けられる事になった高校生の主人公が、町で起こる怪奇連続殺人事件の謎と、その裏に潜む異界の存在に仲間達と共に挑んでゆく[[ジュヴナイル]]伝奇RPG。
少年少女の成長に物語の重点が置かれており、登場キャラクター達のどこかにいそうな親近感とも併せて、同世代プレイヤーの共感が得られやすい作風が特徴である。
作品としては、それまでのペルソナシリーズから大きく異なる趣向で制作された『[[ペルソナ3]]』を踏襲した上で、新たな展開を目指した作品である。ゆえに、前作で好評だったデザイン等のスタイリッシュな雰囲気は残しながらも、前作の舞台「都会」に対し「地方都市」<ref name="週間ゲームの食卓第123回" />、全体のカラーや雰囲気が「ダーク」に抑えられていた前作に対して今作は「ウォーム」なイメージ、デザイン面でも「フィクション色が強すぎるデザインは控える」等の変化が付けられている。
また本作のアートディレクター[[副島成記]]は、本作の根底のイメージを「最初から[[アナログ]]で通すつもりだった」としている。
[[日本ゲーム大賞]]2009およびファミ通アワード2008において、ともに該当年度のPS2作品として唯一となる優秀賞を受賞。
== システムの変更点 ==
=== 日常 ===
; 「天候」の概念
: 今作から天候の要素が追加された。晴天・曇天・雨天・霧があり、特に雨天はゲーム中、特別なことが起きる天候である。天候は今作の重要なファクターの一つである「時間制限」をあらわし、霧は時に、その日までに行方不明となっている対象を救出しなければゲームオーバーとなってしまうという「時間切れ」を意味することもある。一週間先までの天候は「[[天気予報]]」として確認することができる。
; 移動をショートカットするキーの導入
: 学校や町を移動する際、いつでも□ボタンひとつで、隣接する他の場所へ移動できるようになった。
; 主人公の日常パラメータに関する変更
: 「勇気」「知識」「伝達力」「寛容さ」「根気」の5種類に改められた。加えて、これらが高い場合に「選択肢の幅が広がる」「イベントが発生する」等の付加価値が生じるようになった。
; 武器防具ショップの仕様変更
: 販売品目の拡充の条件が、今作から「特定の素材アイテムを一定数持ち込む(売却する)」に改められた。素材アイテムは主に戦闘でシャドウを倒した際に手に入る。
; パーティーメンバーに関する仕様変更
: パーティーメンバーの装備変更を、キャンプメニューから直接入力できるようになった。加えて、それらやステータス確認を学校や町でも行えるようになった。
=== 戦闘 ===
; ダンジョン
: 前作と違い、今作には複数のダンジョンが登場する。ダンジョンは出現にいくつかの条件を必要とし、且つクリアには時間制限が付いていて、一定期間内に攻略が出来ないとゲームオーバーとなる。また各ダンジョンは攻略したあとも訪れることができ、その時は最深部に新たなシャドウボスが出現する。これを倒すことにより、主人公のパラメーターが上昇したり、特別なアイテムを入手したりできる。
; 主人公の武器カテゴリの限定
: 主人公の装備できる武器が[[ツーハンデッドソード|両手剣]]のみとなり、前作のように複数カテゴリの武器を使う事ができなくなった。しかし今作では物理攻撃に副属性(斬 / 打 / 貫)の概念が存在しないため、実質的な制約は無い。ただし、エンカウント時のアプローチは両手剣のアクションに限られている。
: なお今作では、両手剣は主人公固有のカテゴリである。
; コマンド「防御」の追加
: コマンドに新たに「防御」 (GUARD) が加わった。防御の最中は、敵の攻撃によるダメージの軽減、弱点属性の攻撃を受けてもダウンしない、状態異常の追加効果を無効化、などの効果があるが、一度攻撃を受けると解除される(耐性が「無効」以上ならば解除されない)。
; シャッフルタイムの仕様変更
: シャッフルタイムのカードが「ペルソナカード」「ブランクカード」「ペナルティカード」の3種類に改められた。ペルソナカードは前作と同じ(そのペルソナを入手)だが、ブランクカードはメリット無し、ペナルティカードはその戦闘での獲得金や経験値が没収となるなど、リスク方向の振れ幅が拡大した。ただし、ブランクカードかペナルティカードを引いた際は、「ワンモアチャンス」と呼ばれる再チャレンジが発生する場合がある。
: またシャッフルタイムにはルーレットを基本として、その他に神経衰弱式、絵合わせルーレット式など3タイプがある。
: シャッフルタイム終了後、引いたカードが「ペルソナカード」もしくは「ブランクカード」であった場合、時おり「アルカナチャンス」と呼ばれる追加のチャレンジが発生する場合がある。「愚者」から「審判」までのいずれか一枚のタロットカードが現れて回転し、その止まり方によって、正位置(プラス効果)か逆位置(マイナス効果)のいずれかを被る。効果の具体的内容はアルカナごとに異なる。
; ミックスレイドの廃止
: 前作で、特定のペルソナを複数所持している場合に発動できた特殊召喚技「ミックスレイド」は、所持ペルソナや戦略が限定されてしまう為に廃止された。
; パーティーメンバーに関する仕様変更
: 前作では主人公以外のキャラクターは完全AI動作だったが、今作では行動を直接入力できるようになった。
: また、パーティーメンバーが各自のコミュレベルの上昇と連動し「'''追撃'''」「'''ダウンした仲間を起こす'''」「'''主人公を庇う'''」「'''食いしばる'''(HPが0になるダメージを受けても1度だけHP1で踏みとどまる)」等の特殊行動を習得するようになった。また、AI自体も改善されており、より的確な行動を取ってくれるようになった。
;シャドウとのバトル関連
:今作から敵味方問わず全体攻撃をした際に、どれか1体(1人)の弱点を突くもしくはクリティカルを出すとワンモアチャンスが起こる。前作と違いダウンした際自分のターンですぐに起きる。
:今作の状態異常は、前作から悩殺、氷結、感電、動揺が無くなり新たに、1ターン動けなくなる(ダウン時の際、弱点属性を突かれると必ず、通常攻撃では50%)'''気絶'''、一定ターンペルソナのステータスが半減する'''老化'''、一定ターン行動するたびにSPが減る'''衰弱'''、スキルが使えない'''魔封'''、そして混乱に味方攻撃とお金ばらまきが加わった。
{{ネタバレ|「ペルソナ4」|スキップ=作動}}
== ストーリー ==
2011年4月。両親の海外出張で、一人日本に残された主人公は、1年間の期間限定で母方の叔父の家に居候することになった。彼が転入した八十神高校では、「雨の夜の午前0時に点いていないテレビで自分の顔を見つめると、別の人間が映る」という内容の「マヨナカテレビ」と呼ばれる噂が流れていた。実はこの噂は実際に起こりつつあった怪異の一端であり、マヨナカテレビの噂を確かめようとした主人公らは異空間へと入り込んでしまう。同時期に町で発生していた連続殺人事件とマヨナカテレビには関連があると睨んだ主人公たちは、異空間を探る中で「シャドウ」と呼ばれる化け物に襲われ、日常の裏にある世界の闇を垣間見る事になる。
怪異に触れることでペルソナ能力を発現させた彼らは、このようなことは警察に話しても信じてもらえないという考えから、秘密を共有する仲間と共に、今始まりつつあることの真実を求めてチームを結成することになる。主人公は表向きはごく普通の高校生として、学業や部活やアルバイトに励み、居候先の家族や学校の友人、町の人々といったコミュニティとの交流を築き、日常的な相談などに応じたりする一方で、放課後には仲間と共にシャドウが徘徊する異空間で戦い、事件に巻き込まれた人々を助け、仲間を増やしつつ、一連の事件の解決のために奔走する。しかし報道メディアが無責任な噂を流し続け、真実が錯綜する中、黒幕と疑われる存在も複数登場するようになり、主人公らがたどり着く結末は、プレイヤーがどこまで真相を推理・解明できたかによって異なるものとなる。
== 登場人物 ==
下記の内容はすべて設定資料集やペルソナ倶楽部など、公式のものや、既に公開された内容を元に記述されています。
{{節stub}}
=== パーティーキャラクター(自称「特別捜査隊」) ===
; 主人公(デフォルト名なし/漫画版:瀬多総司/アニメ版:鳴上悠<ref>{{Cite web
|url=http://www.p4a.jp/chara/chara03.html
|title=Charactor 鳴上悠
|publisher=ペルソナ4アニメーション 公式サイト
|accessdate=2011-04-12
}}</ref>) / 初期ペルソナ:[[イザナギ]] / 初期アルカナ:愚者
: 声 - [[浪川大輔]]
:
: 八十神高校に転入した高校2年生。
: 両親が海外出張の為、1年間、母方の叔父が住む田舎町である稲羽市八十稲羽(いなばしやそいなば)に越してきた。引越し早々発生した連続殺人事件に身近な人達が巻き込まれるのを防ぐために、陽介と特別捜査隊を結成し、事件解決に挑んでゆく。
: 性格に関しては、ゲームの進行の仕方にもよるが、陽介に「呆れるほど冷静」と言われるシーンがある。クールな風貌と意外にくだけた言動から人気を集めていく[[カリスマ]]性を持つ。事件を追う仲間達からは「[[リーダー]]」と慕われその役目を忠実にこなしてゆく。
: シリーズ主人公中では初めて料理ができる描写がされている。プレイヤーの選択にも左右されるが、仲間達に高く評価される多様な弁当の製作が可能である。
: 主人公のみ、自分の”影”との対峙を経ずにペルソナを覚醒させた。[[ワイルドカード (トランプ)|ワイルド]]という能力によって複数のペルソナを使いこなすことが出来る。
: なお、取り扱い説明書での画面写真において名前が「月森孝介」となっているが、これは[[アトラス (ゲームブランド)|同社]]の[[ニンテンドーDS]]用ソフト『[[救急救命 カドゥケウス2]]』の主人公から引用したサンプル名であり、デフォルト名というわけではない。漫画版<ref>作画の曽我部修司によると、「公式コミカライズで名前がない事」と「個人的見解で決めるのもゲームの性質的に如何なものか」、という事でアトラス側にお願いして出してもらった苗字・名前からキャラ設定を受けて曽我部がキャラ設定から受けたイメージで「瀬多総司」にしたとのこと(電撃コミックス『ペルソナ4』第1巻)</ref>、アニメ版では名前が設定されている。ドラマCD、漫画版での一人称は「俺」。
; 花村陽介(はなむら ようすけ) / 専用ペルソナ:[[自来也|ジライヤ]]>[[スサノオ]] / アルカナ:魔術師
: 声 - [[森久保祥太郎]]
:* 生年月日:1994年6月22日 / 星座:蟹座 / 身長:175cm / 体重:58kg / 血液型:A型
:
: 主人公のクラスメート。市内にあるデパート「ジュネス八十稲羽店」店長の息子。主人公と同じく、元々は都会育ち。父親が転勤のため高校入学半年で家族共々八十稲羽へ越してきた。よく下半身(主に股間)の災難に遭う。
: 正義感が強い陽気な少年。誰にでも分け隔てなく面倒見の良い性格。愛車の[[自転車]]を大破させ、[[バイク]]に乗り換えるためにバイトをして貯金するも、クマの世話などで出費がかさみ、思う様にはかどっていない。
: 第二の犠牲者である小西早紀に片想いしており、彼女が殺害された事に深く傷つく。
: ジュネスの八十稲羽進出が地元商店街を寂れさせ、その店長の息子という事もあり地元住民との折り合いも良くない。いつも[[ヘッドホン]]を首から下げている。
: 捜査本部では思考を着実に積み重ね推理を行うタイプ。捜査隊を結成した際にはリーダーを主人公に推し、自身は[[参謀]]として彼をサポートしている。主人公のことをよく「[[相棒]]」と呼ぶ。美形であるのに、しゃべる内容に下ネタが入るので「口を開けばガッカリ王子」といわれる。
: 戦闘では[[ナイフ]]や小刀を用いた二刀流で戦う。追撃は敵一体にダメージを与えダウンさせることもできる。ペルソナのステータスはバランス良く伸び、疾風や補助、回復から物理と様々な特技を覚える。しかし、運のパラメーターの伸びは他のキャラクターと比較しても悪く、それは日常生活でも垣間見ることができる。
; 里中千枝(さとなか ちえ) / 専用ペルソナ:[[巴御前|トモエ]]>[[祓戸大神|スズカゴンゲン]] / アルカナ:戦車
: 声 - [[堀江由衣]]
:* 生年月日:1994年7月30日 / 星座:獅子座 / 身長:158cm / 体重:秘密 / 血液型:B型
:
: 主人公のクラスメートで隣の席。元気いっぱいの女の子。マヨナカテレビの噂を主人公に教えたのは彼女。
: [[カンフー映画]]の大ファンで、その影響で日頃から修行を欠かさない。部活も実は彼女だけの個人的な活動で、身軽な身体から足技を繰り出す。戦闘終了時に語る口上は[[ブルース・リー]]のもの。雪子とは親友の間柄で、[[天然ボケ]]な彼女のフォローも務めるが、料理の腕は雪子と同等である。
: 緑の[[ジャージ]]を愛用している。放課後にはよく[[マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき|緑のたぬき]]を食べ、「この一杯のために生きてる」というほどの好物。また肉が好物で好きなお菓子は「肉ガム」。虫が大の苦手。
: 捜査本部では推理による活躍は殆ど無いものの、時折閃く彼女の直感は核心を突くことが多い。
: 能力面では、クマと同じく氷結属性だが、高威力のものは習得せず、スキルのほとんどは物理系。補助技も攻撃力を高めるもの。仲間キャラクターの中で唯一追撃が即死効果を持つ。
: 上位ペルソナ「スズカゴンゲン」は[[鈴鹿御前]]と混同されがちだが、実際は日本神話に記される[[瀬織津姫|瀬織津比売命]]の別称である。
; 天城雪子(あまぎ ゆきこ) / 専用ペルソナ:[[コノハナノサクヤビメ|コノハナサクヤ]]>[[アマテラス]] / アルカナ:女教皇
: 声 - [[小清水亜美]]
:* 生年月日:1994年12月8日 / 星座:射手座 / 身長:164cm / 体重:秘密 / 血液型:O型
:
: 主人公のクラスメートで千枝の親友。老舗高級旅館の一人娘で、次期女将と目されている。
: 千枝から「似合う」と言われた赤い[[ヘアバンド|カチューシャ]]と赤い[[カーディガン]]を愛用している。放課後には[[マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき|赤いきつね]]を食べる。その描写から[[油揚げ|おあげ]]が好物のようだ。
: その穏やかそうで[[大和撫子]]的な風貌から、学内外問わず男性から人気がある。実はかなりの天然で、思いがけないことを悪気なくズバッと言うタイプ。男性からの[[アプローチ]]は多いが全く気付かない。告白されてもすべて袖にしている為、その難易度から「天城越え」と呼ばれる。
: 他人と笑いのツボがずれていて、ツボに入ると一人大爆笑し続ける。が、その姿は親しい者の前でしか見せることはない。
: 優等生で学業では常に上位だが、料理の腕は壊滅的。料理の苦手な女性陣の中でも一際目立つ実力(?)を持つ。
: 捜査本部では陽介や直斗と共に、論理的な推理や思考を働かせ、鋭い指摘や洞察力を見せる。
: 戦闘では[[扇]]を使用する。魔力が高く、火炎属性と回復の技を覚える。物理系は一切覚えない。雪子の追撃は敵一体にダメージとダウンのみならず気絶させることもできる。
: 『[[ペルソナ3#ペルソナ3 ポータブル|ペルソナ3 ポータブル]]』女性主人公編にゲスト出演している。
; 巽完二(たつみ かんじ) / 専用ペルソナ:[[タケミカヅチ]]>[[天魔|ロクテンマオウ]] / アルカナ:皇帝
: 声 - [[関智一]]
:* 生年月日:1996年1月19日 / 星座:山羊座 / 身長:183cm / 体重:65kg / 血液型:A型
:
: 高校1年生。中学時代に「一人で暴走族を潰した」と噂されている札付きの不良少年。
: 強面と経歴から恐れられているが、本来は人懐っこく律儀な性格で、年上を敬い上下関係を気にする。
: 動物や可愛いものが好きで、[[おっとっと]]の潜水艦探しが趣味。時には子供じみた対抗意識を燃やしたりと、外見とはギャップのある性格。口は悪いが根は素直で純真。
: 実家は染物屋で、その影響から裁縫などが得意。菜々子の工作を手伝ったりヌイグルミを作ったりなど手先が細かく器用で、彼がデザイン・作成したカワイイぬいぐるみや編みぐるみ、鍋つかみにはすでに商品価値がつくほど。
: 頭はそれ程良くなく、興味のない事柄にも執着しないが、人を見る目はある模様。おでこが広く、色素の薄い髪を[[オールバック]]にし、ドクロ柄を愛用、[[学生服]]は肩から羽織るスタイルを貫いている。メガネは唯一[[サングラス]]をかける。
: 戦闘ではパイプ椅子や盾などを鈍器として使用。ペルソナは物理型だが、電撃属性も全て覚える。覚える物理の特技は単体へのものしかないが、力と耐の面においては千枝を上回る。ただ速が低いため命中率はやや悪い。追撃は敵複数に効果が及び、ダウンさせる。
; 久慈川りせ(くじかわ りせ) / 専用ペルソナ:[[ヒミコ]]>[[観世音|カンゼオン]] / アルカナ:恋愛
: 声 - [[釘宮理恵]]
:* 生年月日:1995年6月1日 / 星座:双子座 / 身長:155cm / 体重:41kg / 血液型:AB型
:
: 高校1年生。ジュニアアイドルとして短期間で準トップアイドルまで上り詰めた有名人<ref>芸名は日本版では「りせちー」、海外版では「リセッテ」。</ref>。何らかの理由で八十稲羽に帰ってきた。
: 実家は稲羽市の商店街にある[[豆腐]]屋。現在はアイドル業を休業して祖母を手伝い、2人で切り盛りしている。
: 芸能界にいたためか、年の割に重ねてきた苦労を思わせる発言が目立つ。
: 料理の腕は千枝・雪子と同程度であり、彼女の作った料理は何を材料にしてもなぜかとても辛くなる。
: 心を許せる相手には人懐っこく無邪気で、涙もろい(ウソ泣きである事もあるが)。スレンダーな体型で、髪型は[[ツインテール|ツーサイドアップ]]。八十稲羽に戻って最初に普通に接してくれた主人公に対し、積極的な好意を示す。
: ペルソナは情報支援に特化した探索系の能力を備え、適宜情報提供をして戦闘を間接的に支援する。レベルアップするとパーティのHP・SPを戦闘終了後に少量自動回復させるスキルを習得する。
: ペルソナを獲得した後はクマの役目を引き継ぎ、戦闘中やダンジョンでナビをするようになる。
; クマ / 専用ペルソナ:[[金太郎|キントキドウジ]]>[[カムイ]] / アルカナ:星
: 声 - [[山口勝平]]
:* 生年月日:不明 / 星座:小熊座がいいクマ / 身長:170cm(クマダ時) / 体重:55kg(クマダ時) / 血液型:不明
:
: テレビの中の異世界に住む謎の存在(生き物かどうかは定かではない)。テレビの中に入った人間を外に出せる力を持つ。
: 主人公の能力や器の大きさを尊敬し「センセイ」と呼ぶ。一人称は「クマ」。語尾に「クマ」をつける口癖があり、ダジャレや、「寂しんボーイ」などと言った奇妙な言葉をよく使う、天性のお調子者。ペルソナが発現するまでは、戦闘中のナビ担当。ペルソナ覚醒後はりせに役目を引き渡し、戦闘に参加するようになる。
: ペルソナ覚醒後は現実世界を訪れるようになり、陽介の元に居候する。後に空っぽだった着ぐるみの中に生身を発現させ、周囲を驚かせた。金髪碧眼の姿は現実世界用で、テレビの世界では相変わらず着ぐるみを着用している。
: 戦闘では鉤爪のような武器を駆使してコミカルに戦う。追撃は敵一体対象でダウン効果があり、そのモーションは[[ウォーズマン|スクリュードライバー]]を思わせる。千枝同様氷結のスキルを覚え、回復や補助でも活躍する。力は低いわけではないが物理属性のスキルは一切覚えない。ペルソナ覚醒前の“影”イベントでは唯一外部から何者かの干渉を受けたため、ペルソナとシャドウのアルカナが異なっていた。
; 白鐘直斗(しろがね なおと) / 専用ペルソナ:[[スクナビコナ|スクナヒコナ]]>[[ヤマトタケル]] / アルカナ:運命
: 声 - [[朴ロ美|朴璐美]]
:* 生年月日:1995年4月27日 / 星座:牡牛座 / 身長:152cm / 体重:秘密 / 血液型:B型Rh陰性
:
: 「探偵王子」と呼ばれている高校1年生。実は[[男装]]の麗人。
: 警察捜査に大いに貢献してきた探偵一家の5代目にあたる。連続殺人事件の調査で八十稲羽にやって来た。
: 慇懃無礼な性格で、自分の興味がない相手には辛辣に当たる。事件に裏で関わっていた主人公達と接触するようになり、遂には自ら事件の渦中へと飛び込んでいくことになる。
: 名探偵であった祖父を尊敬しており、自身も祖父のような探偵になりたいと願っていた。
: 性別を偽っていたのは、自分の理想と社会に対するギャップからくる[[コンプレックス]]から。
: 料理の腕は他の女性陣と同程度で、そもそも調理に縁がない。が、少なくともレシピ通り作るので失敗はしないタイプ(公式)。
: 戦闘では銃を使って戦う。追撃の効果範囲は敵複数で気絶追加もあるが外れることもある。覚えるスキルは光と闇の即死系、属性無視の万能属性と特殊。
=== 主人公の親戚 ===
; 堂島遼太郎(どうじま りょうたろう)
: 声 - [[石塚運昇]]
: 主人公の母方の叔父。姉夫婦が海外出張に行くことになった為、1年間限定で、甥である主人公を自宅に居候させる。
: 妻を早くに亡くし、現在は娘の菜々子と2人暮らし。不器用な人間で、娘との距離感が上手く取れないことに悩んでいる。
: 職業は刑事で稲羽署に勤務し、連続殺人事件を追っている。しかし超常的な出来事を信じようとはせず、主人公が自分が関わっている怪異について打ち明けようとしても、嘘であると決めつけてしまう。
; 堂島菜々子(どうじま ななこ)
: 声 - [[神田朱未]]
: 遼太郎の娘で主人公の従妹。小学1年生。幼い頃に母を交通事故で亡くしている。仕事柄なかなか帰宅できない父親に代わって一切の家事を担当しているせいか、年齢の割りにしっかりしている。
=== 事件関係者 ===
; 山野真由美(やまの まゆみ)
: 声 - [[伊藤かな恵]]
: 不倫騒動で番組を降板させられた地元テレビ局の元女子アナウンサー。事件の第一被害者で、遺体は4月12日の正午ごろ、鮫川付近の民家のテレビアンテナに吊り下げられた状態で発見された。
; 小西早紀(こにし さき)
: 声 - 不明
: 八十神高校在籍の3年生で、事件第二の被害者。事件第一被害者・山野真由美の第一発見者でもある。彼女の遺体は電柱に吊り下げられた状態で発見された。この第二の犯行をきっかけに、主人公と陽介は事件とマヨナカテレビの関連を疑い、事件に挑むこととなる。
; 足立透(あだち とおる)
: 声 - [[真殿光昭]]
: 本庁より春から赴任し稲羽署に勤務している若い刑事。遼太郎の部下兼相棒で、共に連続殺人事件を追っている。
: 一応、元エリートであるが、間の抜けたうだつのあがらない青年で、口が軽く捜査内容を主人公達に漏らしたり、高校生に気迫負けしたりする。その割には「署内一の頭脳派」と自負するなど、お調子者の面も伺える。
<!--: 実は彼自身もペルソナ持ちで生田目を唆した張本人、彼のペルソナは主人公のイザナギに外見が酷似した"マガツイザナギ"で、違いは体色は赤黒く得物も逆手に持っている。-->
; 諸岡金四郎(もろおか きんしろう)
: 声 - [[龍谷修武]]
: 主人公ら2年2組生徒の担任。担当教科は倫理。"延々と長い説教をする先生"として有名。石頭で高圧、常に毒のある説教をする。生徒から「モロキン」とあだ名され、嫌われている。
: どんな生徒にも容赦なく、反抗的な生徒は「腐ったミカン帳」に記載し目をつける。これは生徒指導を真摯に行っていることの表れなのだが、厳し過ぎるので一部の生徒からは逆に誤解されている。進路相談などでは真摯に優しく生徒の話を聞く一面もあるが知られていない。
: アイドル・久慈川りせの写真集をこっそり購入する意外な面がある。
; 生田目太郎(なまため たろう)
: 声 - [[服巻浩司]]
: 市議会議員秘書。事件の第一被害者である女子アナ・山野真由美とは不倫関係にあった。実家が八十稲羽にあり、失職後に帰郷してくる。
<!--: 彼もペルソナ持ちペルソナの名前は"クニノサギリ"-->
; 久保美津雄(くぼ みつお)
: 声 - 不明
: 他校の男子生徒。物語序盤で雪子に告白したが、相手にされなかった。相手の心情を考慮せず自分の気持ちだけをぶつける幼稚で利己的な性格。
=== 八十神高校教員 ===
; 八十神高校校長
: 声 - 不明
: 長髭の老人で戦車を愛し、コレクションにうつつを抜かす。警察の依頼を守らず生徒を小西早紀の遺体に近づけたため、堂島に舌打された。
; 倫理の諸岡・諸岡金四郎(もろおか きんしろう)
: 声 - 龍谷修武
: 上記の事件関係者を参照。
; 生物の柏木・柏木典子(かしわぎ のりこ)
: 声 - [[大原さやか]]
: 亡き諸岡の後任に2年2組担任となった女性教師。ベタなセクシー路線を臆面もなく貫いているが、実年齢は40を超えている。自分の美貌に絶対の自信を持っているため、その地位を脅かす者として久慈川りせに敵意を持っている。
: 修学旅行では元ラブホテルのシティホテルを自信を持ってチョイスした。
: 『ペルソナ3 ポータブル』の男主人公篇にゲスト出演している。
; 世界史の祖父江・祖父江貴美子(そふえ きみこ)
: 歴史の浪漫を愛し、エジプトに魅せられた教員。特技はダウジングでの失せ物探し。普段はファラオの頭巾「ネメス」を被り、女王のごとく気高く授業する。『ペルソナ3』で主人公たちが通っていた月光館学園に兄がいる。
; 体育、英語の近藤(こんどう)
: 本来は体育教師だが、人員不足により英語も受け持つことになった。一週間の海外ツアー経験を根拠に、胸を張って怪しい英語をレクチャーする。何事にも暑苦しいほど前向きな先生。
; 現文の細井(ほそい)
: 会話に日本中の方言を混ぜ過ぎて、もはやどこ出身か分からない教師。奥さん手作りのパペットをはめて授業を行う。温厚で親しみやすい性格から生徒に人気があり、「細井ちゃん」と呼ばれ親しまれている。
; 地理の山田(やまだ)
: 自分を高評価するよう生徒に促したり、それを冗談で誤魔化したり、一々確認と同意を求めてくるなど最高にウザいとされる教師。
; 数学の中山(なかやま)
: 妥協して稼ぎの悪い旦那と結婚したことを後悔する教員。仕事は嫌いだがお金は好きで、そのために愚痴をこぼしながら嫌々教師を続けている。
=== 異形の者 ===
; イゴール
: 声 - [[田の中勇]]
: 長鼻が特徴の老人で、夢と現実・意識と無意識の狭間にある空間「ベルベットルーム」の管理者。時に助言や道標となる人物で、彼の手により新しいペルソナを誕生させることも出来る。
; マーガレット
: 声 - 大原さやか
: 今作のイゴールの助手を務める謎の女性。彼女からはペルソナの合体予報や、指定のペルソナを作成するクエストをうけることができる。
: 前作に登場したエリザベスの姉で、妹と同じくワイルド能力を持つ最強クラスのペルソナ使い。
: 『ペルソナ3 ポータブル』にも登場する。
; キツネ
: 商店街にある辰姫神社に住んでいる[[キツネ|狐]]。雌。ペルソナ使いではないが、主人公と関わったことでテレビの世界にも付いてくる。非常に賢く人語を理解する。人懐っこいが目つきが悪い。特殊な薬草で主人公達のSPを回復してくれるが、有料であり高額(下記のコミュニティーランクが上がる事でどんどん値段が下がってくる)、金にがめつい。テレビ世界の広場やダンジョン内の部屋で登場する。また機嫌のいい時には頭を撫でるとアイテムをくれることがある。
== 物語の舞台 ==
=== 稲羽市(いなばし) ===
市の花は[[蒲]](がま)、市の動物は[[因幡の白兎|兎]]。元となったのは[[山梨県]]F市。
; 歴史
: 大昔には天然の要害とされ、その後、付近で最も高い八十神山に城が築かれたのをきっかけに[[城下町]]が生まれ、これが八十稲羽の原型となる。八十神山の山の幸、鮫川の川の幸に恵まれ、戦国時代にも大した戦火に巻き込まれることもなく存続。
: [[江戸時代]]に温泉地として発達。[[武田信玄|信玄]]の隠し湯<ref>しかし公式の文書にはこれを裏付ける記述はなく、真偽は定かでない。</ref>を売りに賑わいを見せた。
: その後、八十神山の大火によって城が焼失すると、領主らは旧城へと移り住み、城下町の住民の大半も移動して温泉地としての八十稲羽は忘れられてゆく。
: [[明治]]になると炭鉱の町として再び賑わいを見せ、繁栄する。この時大量の人口流入があり、現在の稲羽市の形が整うことになる。現在の稲羽市民の多くはこの時増加した住民の二世、三世である。
: やがて時代は石炭から石油へと移行し、1980年代に稲羽炭鉱も閉山。目立った産業も名物もない稲羽は徐々に過疎化と高齢化の波に冒され現代に至る。
; 現在
: 最寄の都市から電車を乗り継いでも3時間という土地柄、通勤圏からも産業地としても外円にあり、また陶製や染色といった伝統工芸以外目立った産業もない稲羽は、完全に孤立した“商業モデルの谷間”地域である。
: 市内のアクセスもローカルバスと稲羽線を中心とした八十稲羽駅が南部に1つのみであり、直接都会にアクセスできないので市民の生活範囲はほぼ市内だけで完結している。
: 近年、町興しの一環として“[[ビフテキ]]”を名産品にしようという動きがあるが、この行政も後押しする運動、付近に酪農や養鶏を行う農家など存在しない為「一体誰の利益になるのだ?」と疑問が呈されており、盛り上がりに欠けるのが現状である<ref>件の肉は間違いなく牛肉であるらしい。が、産地や銘柄については不明。</ref>。
=== 八十神高等学校(やそがみこうとうがっこう) ===
主人公ら'''特別捜査隊'''の通う高校で、1年間の大事な舞台となる。
; 概要
: 共学の普通科で3学年、1学年3クラスとなっている。通称'''八高'''。県内ランクは中ランク<ref>ただし授業で出題される問題は、前作『ペルソナ3』よりも高等なので、「実は月光館学園よりもレベルが高いのでは?」と言われている。</ref><ref>スタッフは高校生の学習指導要領まで調べ、実際に高校で教えられるような問題を苦労して探したという。</ref>。近年ランクは上昇中で、生徒の素行も良いと評判。実は県庁などに八高出身の[[学閥]]がある。
; 施設
: 校舎は教室練と実習練からなり、やや老朽化が目立つものの定期的に補修されているので、現在まで新校舎建設の予定は無し。かつて栄えていた頃の名残で教室は多かったのだが、近年の過疎化で空き教室が目立ち、そこを実習練に改装。それが逆に生徒数のわりに設備が充実しているとして評判となる。
: 校舎以外では講堂を兼ねる体育館。校庭と小さいながらも野球場がある。但しプールはないので水泳授業は行われていない。
; 校則
: 校則はかなりゆるいという設定。制服着用とは書いてあるものの、あまり目立った改造をしなければうるさくは言われない。男子用、女子用の規定はあるものの「女子が男子の制服を着てはいけない」とは書かれていないため、基本的には直斗は校則違反ではない。またアルバイトも「学生の本分を妨げない限り」届出を出した上で許可となる。もちろん学生に相応しくない職種は認められない。なお[[バイク]]通学は禁止されている。
; 文化祭
: 毎年行われる文化祭は、部外者も入場可能なため、稲羽市の人々からは辰姫神社の夏祭りと同じ感覚で受け入れられている。外部の業者も出店が認められているため、それぞれの店が切磋琢磨し大きな盛り上がりを見せるという。
== 八十稲羽商店街(やそいなばしょうてんがい) ==
かつては地元の人々に愛される商店街であったが、物語の始まる頃にはジュネス進出により客が流れてしまい、多くの店が閉店した寂れた感のある場所となっている。住人は客を奪われたことは不満だが、地域活性に一役買っているジュネスに複雑な感情を抱いている。
; MOEL石油(モエルせきゆ)
: 商店街南口入り口にあるガソリンスタンド。主人公が引っ越してきた初日に、気さくな店員が対応した。大通りに面しているのにあまり流行っていない。
; 四目内堂書店(よめないどうしょてん)
: 屋号は店主の本名からそのままとられたもの。実は開業してから職種にふさわしくない名前だと気が付いた。店の名が有名になると、小学生の「本が読めない本屋はど〜こだ」というナゾナゾになってしまい、それを気にして、いつしか店主は自分の趣味の本しか置かなくなってしまった。おかげで客層がさらに狭まり、ますます「読めない本屋」になりつつある。
; だいだら.(だいだら“ぼっち”)
: 店名は、最後の“.”もふくめて、[[だいだらぼっち]]という。金属細工店という触れ込みであるが、扱っているのはどうみても危険な武器防具の数々。これらはすべて、店主の[[アート]]である。ときどきうれしそうに自作の“アート”を振り回す姿が目撃されるが、顔に派手な刀傷をつけ、頑固で無骨な主人が怖くて誰も通報できない。そんな事に気付かない主人は、周囲のよそよそしさを寂しがっているという。
: 実はかなりの冷え性で、工房の火種がないと生きていけない。
; 丸久豆腐店(まるきゅうとうふてん)
: 昔ながらの製法が支持されジュネス出店後も生き残った、数少ない店の一つ。パーティメンバー久慈川りせの実家。
: 屋号の由来はもちろん本名の久慈川からだが、周囲からマルキュウさんとしか呼ばれないため、本当の苗字はあまりしられていない。りせの祖母が一人できりもりしていたが、よる年波から開店時間が縮まったり休業の日が増えていた。最近では孫のりせが手伝うのでフル稼働である。ちなみに朝一番の水揚げは登校前の彼女の仕事。その噂が広まったため付加価値を求めて、早朝から男性客が列をつくるようになった。
; 四六商店(しろくしょうてん)
: 古くからこの地に店をかまえる雑貨屋で、店名は創業時に薬売りを営んでいたため、よく効く薬の代名詞であるガマの油売りに由来する“四六のガマ”からとられた。現在は恰幅のいい子供好きのおばっちゃんが一人で切り盛りする何でも屋。
: 主人公は「ぼっちゃん」と呼ばれ気にかけられているが、「ぼっちゃん、いつも変なもの買っていくからおばちゃん不安だよ…」と返答に困る心配をされている。
; 愛屋(あいや)
: 「アイヤー」など怪しい中国語が特徴の店主が有名な、上海帰りの本格中華をうたった地元の中華飯店。だが経営しているのは地元稲羽の中村さん夫婦。そもそもは何代も続いた油屋だった。味はほどほどだがボリュームが売りで、特に雨の日限定で、ご飯3kg・肉3kgのスペシャル肉丼は完食すれば無料だが達成困難(残した場合は3000円)。なお肉の種類は「本格中華だから羊頭狗肉アル」と店主がからかうが、れっきとした豚肉。
: 口調は、以前読んだ「THE 麺道」という本の影響だと本人談。
; 惣菜大学(そうざいだいがく)
: 昔は下着屋だったが、今の店長の代に突然肉屋に鞍替えした。が、肉だけ売っていても繁盛しないと気付き「お袋の味」を売りにした惣菜屋へ再び転職。しかし都会とちがって稲羽市民はお袋の味に飢えていないため、これもさっぱり。近年では町おこしに便乗した実在不明の「稲羽牛」を使用した(という触れ込みの)ビフテキメニューを作成。学生からの支持は厚いが、本格的なステーキハウスにはやっぱり適わず行き詰まりを感じているという。なおビフテキ串の8割は牛肉だが、残り2割は企業秘密。白鐘直斗はそれが肉ですらない可能性も指摘している。
; 巽屋(たつみや)
: 明治期に地元の清浄な鮫川の流れを用いて開業した老舗の染物屋。パーティーメンバー巽完二の実家。技術は確かと評判で、先代の店主は全国的に有名な染物職人であった。その名声は今も伝わっており、ジュネス進出後も危なげなく健在である。天城屋旅館に染物を卸しているため、昔から天城家と親交がある。
; 小西酒店(こにしさけてん)
: 古くから続く酒屋であったが、ジュネス進出で存亡の危機にある。事件の第二被害者・小西早紀とコミュメンバー小西尚紀の実家。その後、日本酒を原料とした化粧水を販売するなど、創意工夫を重ねている模様。幻の芋焼酎・森欄丸の取扱店。
; 丸竹模型店(まるたけもけいてん)
: ジュネス進出により閉店してしまった模型店。現在店主ら夫妻は農業にハマっているとのこと。ただし祖父が興した模型店を潰したこと、子供たちの笑顔が店で見られなくなってしまった事でまだ未練もあるようで、模型製作を主人公に依頼してくる。娘がいて八十神高校に在籍しており、彼女からも依頼を受けることが可能。
; 天城屋旅館(あまぎやりょかん)
: 稲羽市商店街のバス停からバス一本で行ける老舗旅館。パーティーメンバー天城雪子の実家。温泉の泉質は酸性ラドン泉。客室は全30室、そのうち半数が離れとなっており、稲羽の山と自然を堪能できる名店。地野菜と渓流魚など八十神の素材をつかった料理も売りの一つ。人気は高く、何度も雑誌に紹介されている。ちなみに板前の間では「お嬢さんにお使いさせるべからず」が常識になっている<ref>どうやら小麦粉を頼んだら強力粉、カリフラワーを頼んだらブロッコリーを買ってくるなどの前科があったらしい。</ref>。
=== ジュネス(JUNES八十稲羽店) ===
物語の始まるほぼ一年前にオープンしたジュネス系列ジュネス八十稲羽店。店名はフランス語で「若さ」「青春」「青年期」を意味する。
地域密着型を志向し若者を中心に活気ある展開を見せ、稲羽市はもとより、隣の沖奈市からも多くの人が訪れる。パーティーメンバー花村陽介の父がここの店長。
'''「ジュネスは毎日がお客様感謝デー、来て、見て、触れてください」「エブリディ・ヤングライフ・ジュネス♪」'''とCMをうち、いまやファミリーや若者たちにとってかかせないトレンドスポットとなっている。一条曰く、「ワンダーランド」。
構造はエスカレーターのある開放感たっぷりの吹き抜けホールを中心に、西をジュネス、東を専門店街と左右対称構造の二階建てとなっている。屋上には[[フードコート]]や[[遊園地]]があり、[[ヒーローショー]]を催すこともある。
とくに[[マスコット]]などなかったが、陽介がどこからかつれてきたクマがちゃっかりマスコットの座を射止め、中身が金髪美少年なのも相まって名物になっている。マスコットの名前はクマダクン。
; ジュネス1F
: 食料品売り場となっている。ここに限り24時間営業で、帰宅の遅い人、夜勤や夜間に仕事のある人にはとても助かっている。堂島の好む[[沢庵漬け|たくあん]]ブランドもここにしかない。お[[惣菜]]の入れ替えは16時と19時、22時。
; ジュネス2F
: 洋服や日用品、家電コーナーがある。特別捜査隊がとびこむテレビがここにある。家電は充実しているようだが、テレビを買う人はあまりいないらしい。
; 屋上
: フードコートとちびっこ広場という屋外遊園地がある。なお広場にある看板の動物絵は店長直筆。フードコートは特別捜査隊の本部…もとい溜まり場で、推理から雑談、テスト勉強までここで行うことが多い。特捜隊の夏季アルバイトもここ。最近は地元名産を取り入れて[[ビフテキ]]を開始。さらには[[ハンバーグ]]、[[ビフテキ]]、[[メンチカツ]]、[[唐揚げ|カラアゲ]]からなるウルトラヤングセットもある。ただし同じメニューの中に“国産ハンバーグ”というものがあるので、セットの肉は国産でない模様。
: 屋外ステージもあり、ここで各種イベントやヒーローショーなどの催しを行う。
: ちなみにアルバイトの時給は高校生690円、一般900円。陽介は時給400円くらいでこき使われている<ref>夏休みに高額のバイト代をもらったことから、プレイヤーからは「わりのいいバイト」と思われることも多々だが、実際の時給は前述のとおり。あの高給は陽介が気を利かせてくれたものらしい。本人はアルバイトリーダーという責務も負いながら薄給で仕事にいそしんでいる。</ref><ref>ジュネスで働き出してからのクマの日給は500円程度。ただしクマの食費、オヤツ代、携帯料金はすべて陽介持ちである。</ref>。
{{ネタバレ終了|「ペルソナ4」}}
== コミュニティ ==
仲間や出会った人物達と交流をすることによって育まれる絆。条件を満たすことによってコミュが発生し、イベントを経てコミュランクを上げていく。ランクは1 - MAX (10) の10段階であり、上がれば上がるほど、ペルソナ合体で経験値ボーナスなどの特典が得られる。MAXになると、そのアルカナの最上位ペルソナが新たに解禁される。
仲間とのコミュの場合、これらに加えてランクを上げるにつれて戦闘中に「主人公へのとどめの一撃をかばう」「追撃する」「ダウンした場合起こす」などの友情行動をしてくれるようになる。また、仲間のコミュをMAXにすると、その人物のペルソナが進化する。
前回の『ペルソナ3』にも増して等身大のキャラクター達のドラマが展開される。
; 00「[[愚者]]」自称特別捜査隊
: 捜査隊メンバーのコミュニティ。事件を追うごとに上がる。警察が全く当てにならない状況の中、姿無き連続殺人犯を見つけ出しこの山間の小さな町に平和を取り戻せるか。
; 01「[[魔術師 (タロット)|魔術師]]」花村 陽介
: 彼と主人公の友情を培う過程が描かれる。いまだ稲羽にも馴染めず、初恋も失い宙ぶらりんの陽介。今は前に進むしかないと言うものの…。
; 02「[[女教皇]]」天城 雪子
: 一人の女性として自立してゆく姿が描かれる。自分の将来と生き方に悩む雪子。彼女は一つの決断をし、その一歩を踏み出してゆく。
; 03「[[女帝 (タロット)|女帝]]」マーガレット
: ベルベットルームにて、特定スキルを持った指定ペルソナを作って見せていく。依頼をこなすうちに、マーガレットの性格と人となりが分かってゆく。彼女が主人公に依頼する真意とは?
; 04「[[皇帝 (タロット)|皇帝]]」巽 完二
: 完二が「本当の強さ」に目覚めてゆく過程が描かれる。ふとしたことで一人の少年と出会う完二。彼は少年にかつての自分を見た。完二が取った行動とは…。
; 05「[[教皇 (タロット)|法王]]」堂島 遼太郎
: 堂島の父性と、絆の掴み方が描かれる。依然、家族を引き裂いた轢き逃げ犯に執念を燃やす堂島。そんな時、菜々子と主人公は…。
; 06「[[恋人 (タロット)|恋愛]]」久慈川 りせ
: 偶像ではない、本当の自分を探すためにアイドルを休業したりせ。そんな時、彼女を復帰させようとマネージャーが彼女のもとまでやってくる。
; 07「[[戦車 (タロット)|戦車]]」里中 千枝
: テレビの世界で雪子との友情を新たにした千枝。彼女は自分の心身をさらに磨くべく修行を開始する。そんな時、商店街付近にカツアゲグループが出ることを耳にする。
; 08「[[正義 (タロット)|正義]]」堂島 菜々子
: 幼いにもかかわらずしっかり者の菜々子。父がいて兄がいる。でも母はいない。そんな彼女は[[家族]]というものを考え、いろんな気持ちを知ってゆく。
; 09「[[隠者]]」キツネ
: 神社に持ち込まれた絵馬をキツネから受け取り、依頼として書き込まれた願いを叶えていくコミュニティ。
; 10「[[運命の輪|運命]]」白鐘 直斗
: ある時、直斗の家に泥棒が入り荒らされるという事件が起きる。後日彼女の下駄箱には“怪盗X”を名乗る人物からの挑戦状が。彼女は主人公と共に、この謎の人物に挑んでゆく。
; 11「[[力 (タロット)|剛毅]]」長瀬 大輔、一条 康
: 運動部の同級生である彼らとの絆を深めるコミュニティ。主人公の学校生活が一番垣間見られるストーリーである。
: '''長瀬 大輔'''
:: サッカー部員に主人公が受け入れられるよう協力してくれる長瀬。彼は女が嫌いだという。それには訳があった…。
: '''一条 康'''
:: 主人公と友達になった康。彼には複雑な家庭の事情があった。自分の居場所に悩む康はやがて…。
; 12「[[吊された男|刑死者]]」小西 尚紀
: 小西早紀の弟、尚紀との物語。彼は周囲の同情と憐憫の目、その裏にある「被害者はこうでなければならない」という押し付けがましい視線に苦しんでいる。
; 13「[[死神 (タロット)|死神]]」黒田 ひさ乃
: 病院で出会った謎の老婦人。常に喪服を着用し、自身を死神と称する。川辺で語らううちに、主人公が彼女の亡き夫に似ていると告白し、思い出を語り始める…。一回逢う度にコミュレベルが上がる。
; 14「[[節制]]」南 絵里
: 学童保育のバイト先で知り合った母親、南絵里。再婚相手には子供がいた。継子との心の距離を埋めたいが、どうしていいか分からない。だが子供の勇太も同じ気持ちを抱いていた。
; 15「[[悪魔 (タロット)|悪魔]]」上原 小夜子
: 小悪魔的に主人公をからかう稲羽市立病院で働くナースの小夜子。彼女は実は自分の立場に疑問を感じている。その奥には自分の為すべきことに迷う彼女の姿があった。
; 16「[[塔 (タロット)|塔]]」中島 秀
: 家庭教師のバイト先で知り合った生徒、生意気な態度で心を閉ざしている秀。家庭教師をするうちに少年は一つ一つ、内に秘めた疑問や感情を吐露してゆく。
; 17「[[星 (タロット)|星]]」クマ
: 自動的に上がっていくコミュニティ。特捜隊でさまざまな経験を積み、一つ一つ大切なものを得てゆくクマ。しかし自分が何者なのかが分からない。さまざまな疑問が脳裏を掠めるが、やがて一つの結論に達する。それは…。
; 18「[[月 (タロット)|月]]」海老原 あい
: 派手な外見と行動で主人公を振り回す運動部マネージャーのあい。恋愛というものにどこか本気になれない彼女に転機が訪れる。しかし…。
; 19「[[太陽 (タロット)|太陽]]」小沢 結実、松永 綾音
: 文化部の同級生とのコミュニティ。演劇部と吹奏楽部のどちらを選ぶかによって相手が変わる。
: '''小沢 結実'''
:: 演劇部に入部した主人公。そこで演劇に真剣な結美と親交を深める。結美は次のコンクールで主役をやると意気込むが、そんな時、彼女の母親が倒れたという連絡が入る。しかし病院へ着くと実は…。
: '''松永 綾音'''
:: 松永綾音は明るいが引っ込み思案な1年生。今日も雑用を任されている。部のみんなが帰宅した後、一人で練習を始める綾音。主人公は彼女の練習に付き合うが…。
; 20「[[審判 (タロット)|審判]]」真実を追う仲間達
: 特別捜査隊のもう一つのコミュニティ。物語の佳境で展開され、自動的に上がっていく。安易な出口にもまやかしの終点にも惑わされず、彼らは'''真実'''へと到れるだろうか?
; 21「[[世界 (タロット)|世界]]」
: 対応するコミュニティーはないが、真実を求めることでそこに辿り着ける。
== 用語 ==
; [[ペルソナ]]
: 誰しも持っている、心に秘めた「もう一人の自分」のこと。人が事物と関わる時、面(おもて)に現れる相。神話的な由来を持ち、力の覚醒者のみ使役できる。シャドウに対抗できる唯一の手段。
: 前作『ペルソナ3』では心にトラウマを持つ者が覚醒し、拳銃型の召喚器を用いて自身の頭を打ち抜き(擬似的な死の体感)召喚するなど後ろ暗い要素が多かったが、今作では「死 / 概念」との関連性はなく、また心のトラウマでもなく、自身を見つめる前向きな心の具現となっている。召喚方式も変更され、自身のアルカナが描かれたカードを破壊して召喚する。これは自身に打ち克つ=ブレイクスルーの象徴である。意味合いとしては『ペルソナ2』までの作品と同義になっている。
; [[メガネ]]
: クマが主人公達の為に用意した物。装着すると視界の濃霧が取り払われる。クマは眼自体が[[レンズ]]であるため不要らしい。クマがノリで作った鼻眼鏡も一応効果はある。
; 自分の“[[影]]”
: それぞれのキャラクターが心の奥に持つ感情を軸として、テレビの中に現れる。自分が認めたくない、''人前で抑圧した感情''であるため、存在を否定されることによって本体より分離し独立、一個のシャドウとして暴走する。しかし、その存在を認め受け容れた時には、ペルソナとして昇華する。
; マヨナカテレビ
: 稲羽市に流れている[[都市伝説]]。雨の降る夜の午前0時に、点いていないテレビで自分の顔を見つめると、別の人間が見える。その人物が運命の相手だという[[噂]]。テレビの中に人間が入らない限り映像は荒れた人影が映るのみだが、人間が入るとその人間の影を主役としたバラエティ風の番組が映る。
; [[影|シャドウ]]
: 人の自我から零れ落ちた心や感情の一部であったもの。かつて在ったモノの断片であり影。人の心を貪り食らう存在。元となった感情の強さによって、稀に強い力を持つ個体が生まれる事がある。
: 現実世界で霧が出ている間はテレビの世界の中は晴れ、その間シャドウは凶暴化する。凶暴化したシャドウに普通の人間は太刀打ち出来ないため、殺されてしまう。ただし、ペルソナ使いに対しては霧の日に関係無く襲い掛かる。
; ベルベットルーム<ref>スタッフによれば、回を重ねるごとに狭くなっているので「次は文化祭のテナントでしょうか(笑)」などと語っている。</ref>
: 夢と現実、意識と無意識の狭間にある空間。ペルソナシリーズの恒例で、今回もここでペルソナの合体(融合)ができる。管理人のイゴールやマーガレット曰く、ベルベットルームの内装や人員は契約者によって変化するという。
; テレビの世界
: 特別な素養を持つ者のみがテレビを入り口にして踏み入ることができる謎の世界。内部は霧で覆われており、肉眼ではほとんど視界が利かない。どのテレビがどの場所に出るかはあらかじめ決まっており、主人公たちはジュネスのテレビから入れる場所を拠点としている。
== 登場する商品 ==
今作『ペルソナ4』では、ゲームの作中や公式ファンブック等において、数々の実在する商品名が劇中に登場している。これらの中には正式なタイアップとして登場するものもある<ref name="週間ゲームの食卓第123回" />。このほかゲーム中では解像度の関係で視認することはできないものの、雑貨屋に陳列されている商品などにも実在の商品のパッケージなどが貼り込まれているという<ref name="週間ゲームの食卓第123回" />。
; [[おっとっと]]
: 巽完二の大好きなスナック菓子で、数々の隠れキャラ([[おっとっと#ひみつのなかま|ひみつのなかま]])を見つけるのが醍醐味。海外の『ペルソナ4』ではアニマルクッキーに差し替えられている。
; [[名糖産業|ホームランバー]]
: 昔からある当たりつきアイスバーで、バニラとチョコの2種類の味がある。クマの大好物で、花村陽介がジュネスで得たバイト代の殆どがこれに消えてゆくという。
; [[リボンシトロン]]
: 爽やかな味わいの清涼飲料水。飲めばSPが回復する。回復量は微々たるもので、まともに回復させるためには大量に購入しなければならない。
; [[リボンナポリン]]
: 爽やかな味わいの清涼飲料水。飲めばHPが回復する。回復量は微々たるものでSP回復でディア系を使用した方が効率が良く、あまり陽の目を見ない。なお、実際のリボンナポリンは北海道でしか売られていない商品。
; [[赤いきつね]]
: うつわに赤いラインのはいった即席めん。作中では実名で登場する場面もあり<ref>具体的には作中における4月30日(土)の放課後に学校で発生するイベントの、千枝と雪子に食事を分けてもらう場面で、地の文で商品の実名が描写されている。</ref>、書籍『ペルソナ倶楽部』でも名称が明記されている。雪子はこれに浮かんだ[[油揚げ|おあげ]]が好物である。
; [[緑のたぬき]]
: うつわに緑のラインがはいった即席めん。作中で実名は登場しないが、赤いきつねと共に登場し、書籍『ペルソナ倶楽部』では名称が明記されている。千枝が放課後によく食べる。
== パロディ ==
タイアップ商品の他にも実在する商品のパロディが登場する。
; [[ドクターペッパー]]
: 胡椒博士の名称で登場。本物はフルーツフレーバーだが、こちらは刺激が強そうである。飲むとSPが微量に回復する。
; [[ポンジュース]]
: 盆ジュースの名称で登場。本物はみかんそのものの味を活かした、飲めば心に太陽が昇るジュース。飲むとSPが微量に回復する。
== スタッフ ==
* [[プロデューサー]] / ゲーム[[ディレクター]] - [[橋野桂]]
* アートディレクター / キャラクターデザイン - [[副島成記]]
* サウンドコンポーザー - [[目黒将司]]
== 音楽 ==
前作『ペルソナ3』同様、目黒将司の手掛ける今作の音楽はヴォーカルが入るなど、『ペルソナ3』の音楽と相似点が多い。だが、『3』ではダークで静かな曲が中心だったのに対し、今作では明るく、ポップな曲が多くなった。「時価ネットたなか」と「全ての人の魂の詩」は前作を引き継いでいる(時価ネットたなかの曲はサウンドトラックに収録されていない)。
最終戦闘曲である「The Genesis」は一曲で7分半も使うという、シリーズの戦闘曲では一番長い曲(目黒談)となった。
== 主題歌 ==
; OPテーマ「Pursuing My True Self」
: 作詞 - [[南場優]]・[[綾菓|RyoRca]] / 作・編曲 - [[目黒将司]] / 歌 - [[平田志穂子]]
; EDテーマ「Never More」
: 作詞 - [[小森成雄]] / 作・編曲 - 目黒将司 / 歌 - 平田志穂子
== ノベル版 ==
{{節stub}}
* ペルソナ4 キリノアムネジア([[藤原健市]]:著、[[ファミ通文庫]])
** ストーリーはオリジナル。時系列は雪子を助け出したすぐ後。陽介、千枝、雪子の3人を中心にストーリーは進み、主人公の出番はほとんどない。
* ペルソナ4 Your Affection([[渡海奈穂]]:著、[[B's-LOG文庫]])
== コミック版 ==
{{節stub}}
[[曽我部修司]]が[[ペルソナ3|前作]]に引き続きコミカライズ。『[[電撃黒「マ)王]]』→『[[電撃「マ)王]]』へ移動して連載中。
本作では「自分の影」を受け入れ認めることで自分の「ペルソナ」に変えていたが、コミック版では自らペルソナを生み出して「自分の影」を倒す展開となっている。
# 2009年9月26日発売 ISBN 978-4-04-868134-6
# 2010年3月27日発売 ISBN 978-4-04-868507-8
== ドラマCD ==
オリジナルストーリーで展開される。Vol.1は[[2009年]][[6月24日]]、Vol.2は同年[[12月23日]]、Vol.3は2010年5月26日に発売された。Vol.1を[[アニメイト]]にて予約・購入すると特典として[[副島成記]]による描き下ろしの告知ポスターがプレゼントされる。発売元・販売元は[[フロンティアワークス]]。
== カードゲーム ==
前作『[[ペルソナ3]]』、ペルソナ3を原案であるアニメ『[[ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜]]』と共に、[[ブシロード]]の[[カードゲーム]]、[[ヴァイスシュヴァルツ]]に参戦している(カードセットと違いが、ゲーム中では一応「ペルソナシリーズ」に扱い)。
<br>なお、本作の初回出荷版では、主人公とイザナギが描かれたゲームカードが収録されている。
<!--[[2010年]][[3月]]現在、トライアルデッキとブースターパックが発売されている。-->
== テレビアニメ ==
{{放送前の番組|section=1}}
2011年10月より、[[毎日放送テレビ|MBS]]ほかにて放送予定<ref name="animesite20110518">{{Cite web
|url=http://www.p4a.jp/
|title=放送局&放送時期決定!
|work=ペルソナ4アニメーション 公式サイト
|publisher=[[アニプレックス]]
|accessdate=2011-05-18
}}</ref>。
=== スタッフ ===
* 原作 - 「ペルソナ4」(Index)
* 監督 - [[岸誠二]]
* ペルソナコンセプトデザイン - [[金子一馬]]
* キャラクター原案 - [[副島成記]]
* 音楽 - [[目黒将司]]
* アニメーション制作 - [[アニメ・インターナショナルカンパニー|AIC ASTA]]
== 脚注・出典 ==
{{Reflist|refs=
<ref name="週間ゲームの食卓第123回">{{Cite interview
|subject=橋野桂
|subjectlink=橋野桂
|subject2=副島成記
|subjectlink2=副島成記
|interviewer=[[磯村知美]]
|title=第123回 P4FESは出ないん??P4Pは?なんて質問まで飛び出すペルソナ特集第3回!
|url=http://game.biglobe.ne.jp/colweb/shoku/2010/100902/100902.html
|format=[[QuickTime]]
|program=[[BIGLOBE]] 週間ゲームの食卓
|date=2010-09-02
|accessdate=2011-04-09
}}</ref>
}}
== 外部リンク ==
* [http://p4.atlusnet.jp/ ペルソナ4公式サイト]
* [http://www.p4a.jp/ テレビアニメ版公式サイト]
* [http://www.atlusnet.jp/ アトラスネット]
* [http://www.fwinc.co.jp/P4// ペルソナ4ドラマCD特設ページ]
{{女神転生}}
{{電撃「マ)王連載中}}
{{DEFAULTSORT:へるそな4}}
[[Category:ペルソナシリーズ|4]]
[[Category:プレイステーション2用ソフト]]
[[Category:2008年のコンピュータゲーム]]
[[Category:アトラスのゲームソフト]]
[[Category:日本神話を題材とした作品]]
[[Category:山梨県を舞台とした作品]]
[[Category:漫画作品 へ|るそな4]]
[[Category:電撃「マ)王]]
[[Category:アニメ作品 へ|るそな4]]
[[Category:2011年のテレビアニメ]]
[[Category:AIC]]
[[de:Shin Megami Tensei: Persona 4]]
[[en:Shin Megami Tensei: Persona 4]]
[[fr:Shin Megami Tensei: Persona 4]]
[[hu:Shin Megami Tensei: Persona 4]]
[[it:Shin Megami Tensei: Persona 4]]
[[pt:Persona 4]]
[[th:เพอร์โซนา 4]]
[[zh:女神異聞錄4]]
[[zh-yue:PERSONA4]]
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