「秋桜 (山口百恵の曲)」の版間の差分
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| Label = [[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|CBSソニー]]
| Writer = [[さだまさし]]
| Producer =
| Chart position = *
*1977年度年間35位(オリコン)
*1978年度年間92位(オリコン)
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}}}}
「'''秋桜'''」(コスモス)は、[[1977年]][[10月1日]]にリリースされた[[山口百恵]]の楽曲で、19枚目の[[シングル]]である。発売元は[[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|CBSソニー]]。「[[日本の歌百選]]」に選ばれている。
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{{出典の明記|section=2|date=2015年1月}}
[[シンガーソングライター]]の[[さだまさし]]が作詞・作曲を手掛けた作品である。
1977年当時、山口は[[阿木燿子]]・[[宇崎竜童]]によるいわゆるツッパリ路線の楽曲で売り出していたため、本作をリリースした際には山口に対し「なぜさだの曲を歌うのか」という疑問の声が多かった。また、さだファンからも「なぜ山口の歌を作るのか」という反響もあったという。さだは、山口には日本的な女性らしい面があるのではないかと考え、あえてそれまでのイメージを一変させるような曲作りを行ったという。
リリースされて3週間余りで[[オリコンチャート|オリコン]]の3位にランクされた。その後、[[ピンク・レディー]]「[[ウォンテッド (指名手配)]]」と[[ジョー山中]]「[[人間の証明 (シングル)|人間の証明]]」に次ぐ5週間3位となり、50万枚近いセールスを記録<ref group="注">「人間の証明」は6週連続2位だった。</ref>した。▼
▲リリースされて3週間余りで[[オリコンチャート|オリコン]]の3位にランクされた。その後、[[ピンク・レディー]]「[[ウォンテッド (指名手配)]]」と[[ジョー山中]]「[[人間の証明
[[第19回日本レコード大賞]]では、本曲によって百恵は歌唱賞を、さだは作詞で西条八十賞を受賞<ref>{{Cite web|title=活動〜日本レコード大賞〜【公益社団法人 日本作曲家協会】|url=https://jacompa.or.jp/reco19.html|accessdate=2022-01-04|publisher=公益社団法人 日本作曲家協会}}</ref>した。▼
▲[[第19回日本レコード大賞]]では、本曲によって
翌1978年1月19日に第1回が放送された『[[ザ・ベストテン]]』では、同回の12位が最高で、10位以内のランクインはならなかった(同じく第1回放送時は、次のシングル曲である「[[赤い絆 (レッド・センセーション)]]」が11位だった)。▼
▲翌1978年1月19日に第1回が放送された『[[ザ・ベストテン]]』では
== エピソード ==
アレンジを担当した[[萩田光雄]]によると、ピアノのイントロ演奏が難しく、こともなげに弾いた[[羽田健太郎]]の演奏技術が以降、萩田アレンジの基準になったと述べている<ref>『ヒット曲の料理人 編曲家・萩田光雄の時代』・出版社:リットーミュージック (2018/6/11)参照</ref>。
== タイアップ・その他 ==
▲* さだは提供曲の[[録音|レコーディング]]には立ち会うことを常としているが、本作のレコーディングの際には[[スタジオ]]に立ち会えなかった。さだが電話で「(結婚をテーマにした作品であるため)まだピンと来ないでしょう?」と尋ねた際、当時18歳だった山口は「はい」と正直に答えている。しかしその後、結婚を期に引退するラスト・コンサートの日(1980年10月5日)に「この歌の意味がようやく分かりました」というメッセージをさだに送っている<ref>さだのデビュー20周年ライヴ・アルバム『[[のちのおもひに]]』第4夜収録の「トーク2」</ref>。
▲* 本作は元は「[[小春日和]]」というタイトルだったが、曲を聴いたプロデューサーの[[酒井政利]]の提案で「秋桜」に変更となった。当初、さだはタイトルの「秋桜」を、「コスモス」と読ませるつもりはなく、本来の和名である「あきざくら」とするつもりであった(さだは後に短編小説集『[[解夏]]』中に「秋桜(あきざくら)」という作品を出す)。本作のヒットにより「[[コスモス]]」というそれまでになかった読み方が広まるようになった<ref>[[笹原宏之]]編『当て字・当て読み漢字表現辞典』[[2010年]]、[[三省堂]]、274頁、ISBN 978-4-385-13720-9</ref>。
▲* さだは自身の楽曲である「[[雨やどり (さだまさしの曲)|雨やどり]]」や「[[親父の一番長い日]]」などと同様に妹の[[佐田玲子]]をイメージして詞を書いたが、玲子は一度も結婚しておらず、2021年現在も独身である。
▲* リリースの約半年後、さだがアルバム『[[私花集 (さだまさしのアルバム)|私花集]]』(1978年3月25日リリース)でセルフカバーした。また[[中森明菜]]や[[福山雅治]]、[[平原綾香]]などポップス・演歌・[[クラシック音楽|クラシック]]などのジャンルを問わず数多くの歌手によりカバーされている。
▲* 『[[NHK紅白歌合戦]]』では、1992年の[[第43回NHK紅白歌合戦|第43回]]と1997年の[[第48回NHK紅白歌合戦|第48回]]において、さだにより歌唱された。
* 1982年には、[[日立マクセル]]「maxell・エピタキシャル[[ビデオカセット]]」の[[コマーシャルソング|CMソング]]に使用された。
* 1995年には、[[東映]]映画『[[日本一短い「母」への手紙]]』の主題歌として使用された。
* 2008年12月10日からは、山口の出身地の[[神奈川県]][[横須賀市]]にある[[京急久里浜線]][[京急久里浜駅]]において[[接近メロディ]]として使用されている(付近にある「[[くりはま花の国]]」のコスモスをイメージさせる楽曲として採用された)<ref>{{Cite web
== 収録曲 ==
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== 関連作品 ==
== カバーした主なアーティスト ==
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* [[サエラ]]『あの日にかえりたい』(2007年)
* [[河村隆一]]『[[evergreen anniversary edition]]』(2007年)
* [[夏川りみ]]『[[歌さがし 〜リクエストカバーアルバム〜]]』(2007年)
* [[石原詢子]]『[[せんねん灸プレゼンツ しあわせ演歌・石原詢子です #関連作品|しあわせ演歌・石原詢子です]]』(2008年6月4日)、CD-BOX『石原詢子 時代のうた』(2014年11月10日)
* [[森山良子]]『春夏秋冬』(2008年)
* [[こまつ]]『こまつの自己紹介』(2008年、DVD)『Session File』(2009年、CD)
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* [[工藤あやの]] - シングル「恋ごよみ ~特別盤~」(2017年)
* [[音楽隊 (海上自衛隊)|海上自衛隊東京音楽隊]]、[[三宅由佳莉]](編曲:[[福島弘和]]) - アルバム『[[シング・ジャパン―心の歌―|シング・ジャパン ―心の歌―]]』(2017年)
* [[凰稀かなめ]]『Again-アゲイン-』(2017年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://artist.cdjournal.com/d/again/4117091050|title=<nowiki>凰稀かなめ / Again-アゲイン- [CD+DVD] [限定] - CDJournal.com</nowiki>|publisher=音楽出版社|accessdate=2022-02-12}}</ref>
* [[岩佐美咲]]『[[美咲めぐり 〜第2章〜]]』(2019年)
* [[林部智史]]『琴線歌 其の二~はやしべさとし 叙情歌を道づれに~』(2019年)
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* [[木山裕策]]『花 麗しき日本の愛唱歌』(2020年)
* [[おかゆ (歌手)|おかゆ]]『おかゆウタ ~カバーソングス~』(2021年)
* [[上白石萌音]] - トリビュートアルバム『みんなのさだ』(2023年)
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
* NHK趣味百科 さだまさし音楽工房(1992年 [[NHK出版]])
== 外部リンク ==
*{{歌ネット|1937}}
{{山口百恵}}
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[[Category:第43回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:第48回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:第74回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:日本の歌百選]]
[[Category:秋を題材とした楽曲]]
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