「押し出し (相撲)」の版間の差分
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'''押し出し'''(おしだし)とは、[[相撲]]の[[日本相撲協会]]制定[[決まり手]]八十二手、基本技の
まわしを取って押した場合にも、「土俵際ではまわしを離して押せ」との実践訓があり、これに従えば押し出しになる。
2020年5月場所~2025年3月場所において決まり手頻度17951番で1位である。幕内取組の場合、寄り切りに次いで出現頻度が高い決まり手である。
==得意とする力士==▼
▲== 得意とする力士 ==
押しを得意とする[[力士]]。2023年9月場所現在現役の幕内力士では、[[貴景勝光信|貴景勝]]、[[北勝富士大輝|北勝富士]]、[[阿炎政虎|阿炎]]、[[玉鷲一朗|玉鷲]]、[[阿武咲奎也|阿武咲]]、[[碧山亘右|碧山]]などがいる。
古くは[[大正]]後期の[[横綱]][[栃木山守也]]が名手として知られほとんどの力士が対抗手段を持ちえない程であった。
== 押し切り ==
'''押し切り'''(おしきり)は相手が土俵際でしばらく堪えるのを土俵外に出した押し出しである。[[日本相撲協会]]制定[[決まり手]]八十二手には採用されていないが、古くは押し出しと区別されていた。その頃の押し出しと押し切りの両者の違いは次の通り。
* 押し出し - 相手が堪える間もなく土俵外に出た場合。
* 押し切り - 相手が土俵際でしばらく堪えるのを土俵外に出した場合。
公式決まり手制定以前において、「押し切り」として報道・記録された取組は非常に多い。[[双葉山定次|双葉山]]が横綱時代に「押し切り」で白星を記録した取組のみを例示する。
* 昭和13年5月場所初日 ○双葉山-[[海光山大五郎|海光山]]× (69連勝の記録の途中)
* 昭和13年5月場所11日目 ○双葉山-[[武藏山武|武藏山]]× (〃)
* 昭和14年5月場所14日目 ○双葉山-[[鏡岩善四郎|鏡岩]]×
* 昭和16年5月場所2日目 ○双葉山-[[増位山大志郎|増位山]]×
* 昭和16年5月場所5日目 ○双葉山-[[出羽湊利吉|出羽湊]]×
== 押し放し ==
'''押し放し'''(おしはなし)は相手を押し放して土俵外に出した押し出しである。[[日本相撲協会]]制定[[決まり手]]八十二手には採用されていない。古くは[[突き出し]]に対する[[突き放し]]の様に押し技の決まり手として押し出しと区別されていた。「押し放し」がマスコミにより報道で記録された取組は次の通り。
* 昭和11年5月場所3日目 ○[[綾櫻由太郎|綾川]]-[[三熊山美夫|三熊山]]×
* 昭和12年1月場所5日目 ○[[楯甲新蔵|楯甲]]-[[番神山政三郎|番神山]]×
* 昭和12年5月場所3日目 ○[[玉ノ海梅吉|玉ノ海]]-[[旭川幸之焏|旭川]]×
== 脚注 ==
<references />
== 関連項目 ==
* [[大相撲の決まり手一覧]]
* [[押し倒し]]
== 外部リンク ==
*{{Cite web| people =| title =押し出し - 決まり手八十二手 | publisher =[[日本相撲協会]]|___location =| date = |quote=| url =https://www.sumo.or.jp/Kimarite/detail/3 |accessdate=2025-03-31 |author=|authorlink=|website=日本相撲協会公式ホームページ}}
{{相撲の決まり手}}
{{
[[Category:相撲の決まり手|おしたし]]
|