「松井守男」の版間の差分

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| influenced by =

| influenced =

| awards = 1971年 モナコ国際現代美術展入賞<br />1974年 セプタントリオン絵画展入賞<br />2000年 [[芸術文化勲章|シュヴァリエ芸術文化勲章]]<br />2003年 ユネスコ勲章銀賞<br />2003年 [[レジオンドヌール勲章]]<ref name=":0" />

| website = http://moriomatsui.com/en/

}}

'''松井 守男'''（まつい もりお、[[1942年]][[7月25日]]<ref>『読売年鑑 2016年版』（読売新聞東京本社、2016年）p.491</ref> - [[2022年]][[5月30日]]<ref name=":0">{{Cite web |和書|title= 豊橋出身「光の画家」 松井守男さん死去 |url= http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/9780 |website= 東愛知新聞 |date= 2022-06-02 |access-date= 2022-08-20 |language=ja}}</ref>）は、日本の[[画家]]。[[愛知県]][[豊橋市]]出身で、の[[画家]]。[[フランス]]を拠点に活動した。

== 来歴 ==

[[1942年]]、愛知県豊橋市生まれ。実家は魚屋だった[<ref>{{Cite web|url= https://serai.jp/century/1039136] |title= 「若さの秘訣は、年齢や肩書にとらわれないこと」ピカソが未来を託した画家・松井守男の“人生100年時代”を生きるヒント |website= サライ.jp |publisher= 小学館 |date= 2021-09-26 |accessdate= 2025-03-06 }}</ref>。[[豊橋市立北部中学校]]卒業<ref name=":0" />、[[愛知県立豊橋東高等学校]]卒業<ref name=":0" />。高校では美術部に所属。二浪して、[[1963年]]に[[武蔵野美術大学]]造形学部油絵科に入学。[[1967年]]、同大を首席で卒業したことで、パリ行きの航空券を獲得した。同年、フランス政府奨学生として渡仏し<ref name=":0" />、[[パリ]]を拠点に制作活動を始めた<ref name=":0" />。同地では[[アカデミー・ジュリアン]]やパリ国立美術学校でデッサンを学び直した<ref name=":0" />。

サロン・ド・メへの招待、印象派発祥の画廊ギャラリー・ベルネーム＝ジュンネでの個展、[[エールフランス]]の機内デザイン装飾を手がけるなどの活動を展開担当するも、さまざまな苦悩や葛藤の中で[[1985年]]に2年半の歳月をかけ、自らの遺作画家と見なした「遺言」と題する作品を発表<ref name=":0" />。こての作品によって細かなタッチを面相筆で重ねて描く作風地位を確立。[[1987年]]、渡仏から20年ぶりできずに帰国。日本を離れてから一度も帰っ苦悩していなかった。

[[1985年]]、自ら遺作と見なした作品「遺言」を発表<ref name=":0" />。故郷の面相筆（[[豊橋筆]]）を用いた細かなタッチで描いた作風となり、この頃から絵が売れるようになる。日本を離れてから一度も帰っていなかったが、[[1987年]]に渡仏から20年ぶりに帰国した。

[[フランス人]]の秘書が窓口になり、[[画商]]を通さず、独自に作品を販売した[https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_JPrime_22982/pid_13.html][https://art.xtone.jp/m/artist/archives/morio_matsui.php]。

[[1997年]]のフェッシュ美術館（コルシカ・アジャクシオ）での個展を機に、1998年から[[コルシカ島]]に拠点を移す<ref name=":0" />。

[[2000年]]、にフランス政府より[[から芸術文化勲章]]<ref name=":0" />し、[[2003年]]に[[はフランス最高勲章のレジオン・ドヌール勲章]]をフランス本国にて受章した<ref name=":0" />。[[2005年]]の[[愛・地球博]]のフランス・ドイツ共同パビリオンの貴賓室にて作品が展示されたり、2008年の[[スペイン]]・[[サラゴサ国際博覧会|サラゴサ万博]]にてフランス公式画家に選出された。

[[2008年]]冬、キリスト教関係者に[[長崎県]][[五島市]]の[[久賀島]]を案内されたことをきっかけに廃校を借りて久賀島にもアトリエを構え<ref name=":1">{{Cite web|url= https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220602/5030014882.html |title= 画家の松井守男さん死去 五島市久賀島などを活動拠点に｜NHK |website= NHK 長崎県のニュース |urlpublisher= 日本放送協会 |date= 2022-06-02 |accessdate= 2025-03-06 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20220602043248/https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220602/5030014882.html |websitearchivedate=NHK NEWS WEB |access-date=2022-0806-2002 |last=日本放送協会}}</ref>、「五島市[[ふるさと大使]]」になった<ref name=":1" /><ref>[{{Cite web|url= https://www.sankei.com/article/20170921-XUGKVEJGHNO5JIGBVMUC3E6UIQ/ |title= 松井守男さん　長崎・五島で創作１０年　「島が僕に絵を描かせる」] |website= 産経ニュース |date= 2017-09-21 |accessdate= 2025-03-06 }}</ref>。

[[ファイル:Nagasaki Prefectural Art Museum (2014).jpg|thumb|250px|right|[[長崎県美術館]]「現代フランスを代表する日本人アーティスト　光の画家　松井守男展」 (2014)]]

2022年5月30日、[[虚血性心疾患]]のため東京都内で死去（享年79歳）79）<ref name=":0" /><ref>{{Cite news|url=https://web.archive.org/web/20220602054614/https://www.jiji.com/jc/article?k=2022060200722&g=soc|title=松井守男さん死去 洋画家|newspaper=時事通信|date=2022-6-2|accessdate=2022-6-2}}</ref>。同年6月5日、東京都内で親族が[[密葬]]を営んだ<ref name=":0" />。

== 主な作品 ==

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[[File:Univers détail.jpg|thumb|''Univers (detail)''(宇宙)]]

[[File:Yamatodamashii2.jpg|thumb| ''Yamato-Damashii''（部分）(大和魂)]]

* 「遺言」（Le Testament）, 油彩, 215×470㎝（1985）215×470cm（1985）

* 「Paysage en noir et blanc」（黒と白の風景）, 油彩, 200×450㎝（1985）200×450cm（1985）

* 「Kakejiku」（掛け軸）, 油彩, 1000×215㎝（1987）1000×215cm（1987）

* 「Triptych:La Crucifixion,La Résurrection,L'Ascension」（[[三連祭壇画]]：[[磔]]、[[復活 (キリスト教)|復活]]、[[キリストの昇天|昇天]]）, 油彩,（195×130㎝）×3（1998）（195×130cm）×3（1998）

* 「自然」（La Nature）, 油彩, 215×500㎝（2004）215×500cm（2004）

* 「Arbre de Vie」（[[生命の樹]]）, 油彩,215×500㎝（2006）215×500cm（2006）

* 「Soleil levant」 (朝日), 油彩, 215×500㎝（2007）215×500cm（2007）

* 「No more Nagasaki」(ナガサキを繰り返すな), 油彩, 215×1000㎝（2010）215×1000cm（2010）

* 「Hope Japan」(ホープジャパン), 油彩, 215×1000㎝（2011215×1000cm（2011-2012）

* 「Yamato-Damashii（部分）」([[大和魂]]), 油彩, 215×1000㎝（2012）215×1000cm（2012）

* 「Univers（部分）」（宇宙）, oil on canvas, 200×200cm（2017）

== 主な展覧会 ==

* 個展（東京、椿近代画廊）（1965年）

* パリ国立美術学校“12人の画家”に選出され展示（パリ、ギャラリー・ド・フランス）（1969）

* 個展（パリ、マドレーヌ教会）（1971）

* 現代巨匠版画展（ピニョン、ザオ・ウーキー、ウォーホール、ピカソ、パリ国立図書館）（1979）永久コレクション

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* 特別展（ニース美術館、ギャルリー・ドゥ・ラ・マリーン）（2002）

* 個展（パリ、ユネスコ本部　ミロ・ホール）（2003）永久コレクション

* 作品展示（愛知県、[[愛知万・地球博2005、]]フランス公式画家に選出され、フラ・ドイツ共同パビリオンス館の貴賓室展示）（2005）

* 個展（東京、日本橋高島屋美術館）（2005）

* 個展（東京、シャネル・ネクサス・ホールにて、日仏修交150周年記念開催）（2008）

* 作品展示（[[スペイン、]]・[[サラゴサ万国際博、フランス公式画家に選出され、覧会]]（フランス館）（2008）

* 豊橋市美術博物館にて、回顧展（2010）永久コレクション

* 長崎県美術館にて「大和魂展」（2012）

* 長崎県美術館にて、日仏文化協力90周年公式展（1924-2014）、絵画151点と10mの油絵17点を展示（2014）

* 個展（フランス、ルルドにて）（2015）

* 個展（愛知、ホテルアークリッシュ豊橋にて）（2014-2016）

*京都にて襖絵（上賀茂神社・宝泉院）、屏風絵（三千院）、風景画102点を制作（2016年）

*東京、みなとパーク芝浦にて「平和絵画展」（2017）

*日仏交流160周年公式展（東京、築地本願寺）（2018）

*東京、神田明神文化交流館へ作品奉納（2018）

*豊川海軍工廠展、75周年記念特別展示（愛知、桜ヶ丘ミュージアム）（2020）

== テレビ出演 ==

* 『[[遠くにありて にっぽん人]] [[コルシカ島|コルシカ]]の光に惚れて～[[フランス]]・松井守男』（[[NHKデジタル衛星ハイビジョン]]、2004年5月16日）

== 脚注 ==

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{{Commonscat-inline|Morio Matsui}}

{{Reflist}}

== 関連項目 ==

* [[久賀島]]

== 外部リンク ==

{{commonscat|Morio Matsui}}

* [http://moriomatsui.com/en/ 松井守男　公式サイト]

* [http://matsui-morio.jp/ 松井守男　旧公式サイト]

* [https://www.facebook.com/moriomatsuiofficialmoriomatsui1942 Morio Matsui Official/ 松井守男] - [[Facebook]]

* [https://www.instagram.com/morio_matsui/ Morio MATSUI / 松井守男](@morio_matsui) - [[Instagram]]

* [https://twitter.com/MatsuiMorio Morio MATSUI / 松井守男](@MatsuiMorio) - [[Twitter]]

* [https://m.youtube.com/channel/UCE-dP4zuwRI9Kpx_6toWU9Q　Morio MATSUI / 松井守男チャンネル] - [[YouTube]]

{{Normdaten}}

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[[Category:武蔵野美術大学出身の人物]]

[[Category:愛知県立豊橋東高等学校出身の人物]]

[[Category:愛知県出身の人物]]

[[Category:1942年生]]

[[Category:2022年没]]

[[Category:愛知県豊橋市出身の人物]]