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'''月桂冠'''(げっけいかん)は、[[ゲッケイジュ|月桂樹]]の葉の付いた枝をリング状に編んだ[[冠]]。葉冠の一種である。月桂樹は[[ギリシア神話]]における光明神[[アポローン]]の霊木として崇められていた。
 
== 解説 ==
古代には、[[デルポイ]]で行われた[[ピューティア大祭|ピュティア競技祭]]など特定の競技会で優勝者に月桂樹や[[セロリ]]などで作られた葉冠が授与されておりた。それらは「神聖競技会」として特別視されており、賞金や高価な品物が授与される賞金競技会とは区別されていた<ref name="sanada">{{Cite journal|和書|author=真田久 |author2=宮下憲 |author3=嵯峨寿 |date=2005-03 |url=https://hdl.handle.net/2241/11385 |title=アテネオリンピック 2004の文化的側面 (<特集 アテネオリンピック・パラリンピック>) |journal=体育科学系紀要 |ISSN=03867129 |publisher=筑波大学体育科学系 |volume=28 |pages=129-139 |hdl=2241/11385 |CRID=1050282677523573504 |accessdate=2022-09-16}}</ref>。
 
古代の四大競技祭のうち月桂冠が授与されていたのはデルフォイで行われたピュティア競技祭である<ref name="sanada" />。[[古代オリンピック]]では[[オリーブ]]の葉冠(オリーブ冠)が授与された<ref name="sanada" />。なお、オリーブの木の幹で作られた葉冠には月桂樹の小枝を飾りに付けたものもある<ref name="sanada" />。
 
[[ローマ帝国]]では、[[剣闘士#闘技会|闘技会]]の勝利者には[[シュロ]]の小枝が与えられ、卓越した者に月桂冠が与えられた。また、上流階級の女性は結婚式に花冠を使用していた(参照:[[
{{See also|ローマ帝国時代の服飾#女子の衣装]])。}}
 
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