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[[File:TDK MA-R90 Compact Audio Cassette.jpg|thumb|1979年
'''MA'''(エムエー、メタル・アロイ、''Metal Alloy'')は、かつて[[TDK]]([[1983年]]〈[[昭和]]58年〉[[2月28日]]以前は[[TDK|東京電気化学工業]]名義)が[[1979年]](昭和54年
本項では便宜上、下記の派生製品・後継製品についても記述する。
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== 概要・製品 ==
=== MA ===
1979年
=== MA-R → MA-XG ===
1979年
=== MA-X ===
1985年10月中旬発売。
=== MA-XG Fermo(フェルモ)===
[[File:Cassette DAT-130311-0002WP (cropped TDK MA-XG).jpg|thumb|海外市場では2代目MA-XG名義で発売されたMA-XG Fermo]]
1990年3月中旬発売。先述のMA-XGの後継かつ、最終形態となるシリーズ最上位の製品。従来品のMA-XG(←MA-R)と大きく異なり、MAシリーズ史上初にして唯一の二層塗り構造のファイナビンクス磁性体<ref>下層:中低域用ファイナビンクス磁性体、上層:中高域用ファイナビンクス磁性体</ref>が採用されているほか、業界初の5ピースの多重構造によるRS-Ⅲメカニズムを採用したカセットハーフが用いられ、材質には[[セラミック]]のほか、[[繊維強化プラスチック|ガラス繊維強化黒色樹脂]]が採用された。この他の特徴として、テープパス周辺の重量を増加させたサウンドスタビライザーウエイトや高充填型ガイドブロックも採用された。また、50分テープ以下の短尺テープに採用されがちなラージハブは設計段階から採用されていない。標準価格も従来のMA-XGより更に高価であった<ref>当時の[[消費税|税別]]標準価格は46分用が1,800円、60分用が2,000円、90分用が2,300円だった。</ref>ほか、その直後の[[DAT]]や[[ミニディスク|MD]]などの各種[[デジタルオーディオ]]系の[[録音機|ハードウェア]]・[[記録メディア]]の台頭・普及・低価格化に太刀打ちできず、[[1996年]](平成8年)2月に製造・出荷終了。なお、当製品のサブネームであるFermoの商標は日本市場限定であり、海外市場では2代目MA-XGとして発売された。
=== MA-
[[1998年]](平成10年)9月中旬発売。MA、および[[CDing|CDing METAL]]、[[TDK DJ|DJ METAL]]をそれぞれ統合した製品で、事実上、TDK最後にして日本ブランド(≒メーカー)製最後のメタルテープである。先代のMAに対し、若干のコストダウンが図られた
== 脚注 ==
{{Reflist}}
== 参考文献 ==
*FUTABASHA SUPER MOOK 〜TDKカセットテープ・マニアックス〜
**[[2023年]](令和5年)[[8月7日]]発行([[双葉社]]) ISBN 978-4-5754-5945-6
*ONTOMO MOOK [[stereo (雑誌)|stereo]]編 カセットテープ完全アルバム <small>僕たちの青春を彩ったカセットテープのすべて</small>
**2023年(令和5年)[[12月1日]]発行 ([[音楽之友社]]) ISBN 978-4-276-96368-9
*[[ステレオ時代neo]] Vol.7 32〜43項「カセットテープの頂点 MA-R誕生の真実」
**2025年(令和7年)1月29日発行([[三栄]]) ISBN 978-4-7796-5159-5
{{DEFAULTSORT:TDK MA}}
[[Category:TDK]]
[[Category:オーディオテープ]]
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