「真マジンガー 衝撃! Z編」の版間の差分
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{{出典の明記|date=2015-08-28}}
{{Infobox animanga/Header
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引き続く第2話の冒頭ではマジンガーZが暗黒大将軍に敗北するという展開で終わるが、最終回は第1話で描かれたクライマックスシーンを別視点で描いた話となっており、第2話の冒頭シーンの後に事態がどうなったのかは全くわからないまま物語は幕を閉じる。
== 登場
主要キャラクターの原作における設定は、[[マジンガーZ#登場キャラクター]]を参照。本項では、当作独自の設定を中心に記述する。また、一部永井の他作品に登場した
=== マジンガー軍団 ===
; {{読み仮名|兜 甲児
: 声 - [[赤羽根健治]]
: 本作の主人公。マジンガーZのパイロットで、[[オートバイ]]
▲: マジンガーZのパイロットで、[[オートバイ]][[レーサー]]を夢見る高校生。祖父の十蔵、弟のシロー(共に後述)と共に[[熱海市|熱海]]に住む。幼少時に両親を亡くしたためにお爺ちゃんっ子であり、祖父の悪口、特に十蔵の怖い顔について言われると激昂する。兜家の家事を担当しており、特に料理に関しては朝食に高級レストランばりの料理を出すなどプロのシェフ顔負けの腕前を持つ。
: 十蔵の死後、仇であるあしゅら男爵を倒すためにつばさから敵の本拠地を聞き出す条件として「くろがね屋」にシローと共に逗留し「くろがね五人衆」に鍛えられていた。マジンガー軍団の面々とは当初衝突ばかりしていたが、後に熱い友情で結ばれた仲間となる。
: ローレライの件を期に、「くろがね屋」の女将・錦織つばさが母親であることや父・剣造を殺した張本人であることを知ってしまう。そのため、弟・シローと共に「くろがね屋」を飛び出して光子力研究所に身を置くことになるが、つばさの過去の記憶を見たことで真相を知り、徐々に彼女を母親と認めつつある。また、第22話での菊ノ助の台詞から、人間の目にも留まらぬ速度で移動できるようになり、菊ノ助の肩を掴むことが朝飯前のように
: 女性関係のことでは未だウブなため、小学生レベルの交際に明け暮れており、さやかとは「友人以上、恋人未満」の関係。今作ではこれまでのシリーズとは異なり、さやかに「さん」を付けず、呼び捨てにしているが16話の停電シーンにて「さん」付けの描写がある。
: 第1話の冒頭では、第16話のあしゅら男爵と同様に漫画『[[デビルマン]]』の不動明のオマージュとして視聴者を「新しいマジンガーZの世界」へと誘う案内人として登場。作中でもたびたびナレーションにツッコミを入れる
; {{読み仮名|弓 さやか
: 声 - [[本多陽子]]
: アフロダイAのパイロット。今作では漫画版の大人しい性格であり、復讐心に燃える甲児とマジンガー軍団メンバーとの衝突に心を痛めたこともあった。
: アフロダイAを破壊されて以降はビューナスAを操縦するようになるが、ビューナスA完成前にマジンガーがケドラに強奪された際にはホバーパイルダーを操縦して甲児を補佐したこともある(第13話から第15話を除く、第16話から第21話)
: 本作では
; ローリィ、ロール
: 声 - [[門田幸子 (声優)|門田幸子]]、[[牧口真幸]]
: [[双子]]の姉妹、ミリオンαのパイロットを務める。今作では姉妹揃ってさやかの友人ということになっている。当初は甲児と反発していたが、後に和解する。
; {{読み仮名|東 しゅん
: 声 - [[一馬芳和]]
: バイオンβのパイロット。当初は甲児と反発していたが、後に和解する。
; {{読み仮名|大出 政雄
: 声 - [[澤田将考]]
: ダイオンγのパイロット。当初は甲児と反発していたが、後に和解する。
=== 兜家の人々 ===
; {{読み仮名|兜 十蔵
: 声 - [[鈴木泰明]]
: 世界最高峰の科学者にしてマジンガーZを独力で作り出した、本作のキーパーソン。風貌は漫画版『Z』に準じて片目が潰れている。性格はファンキーかつお茶目な人物として描かれており、甲児とシローの自慢の「おじいちゃん」でもある。
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:; オジイちゃん
:: いざという時のため、甲児をサポートするように十蔵が残した「ウルトラゴージャスコンピューター」。
:: 十蔵自身の人格がコピーされており、ゴッドスクランダー起動と同時に覚醒するようにプログラムされていた。またその際、パイルダー操縦席のメインコンソール直上に臀部から電気機器コンセントとケーブル風の尾っぽの
:
; {{読み仮名|兜 シロー
: 声 - [[藤村歩]]
: 甲児の弟であり、ヤンチャ盛りの元気な少年。「くろがね屋」では暗黒寺と共に行動することが多い。おマセな一面を持っており、ガミアQ
; {{読み仮名|兜 剣造
: 声 - [[高瀬右光]]
:甲児とシローの父親。本作の開始時点では既に死亡(したことになっている)。甲児やシローにはほとんど彼に関する思い出がない。物語が進行するに従い、彼の過去の所業が徐々に明らかになる。
: 十蔵と同様に世界有数の科学者であり、十蔵や剣鉄也と共に10年前のバードス島発掘に参加。つばさに科学の恐ろしさを論するが、やがて自身も古代ミケーネの超科学に心奪われ、遂に世界最強のロボットを作り出す夢が野望に変じる。ケドラと一体化した状態で十蔵
: 第1話で登場していることもあって、生存しているのではないかとの疑惑は中盤からほのめかされており、第14話ではシュトロハイムの城のシステムを乗っ取り地獄から甦った旨を語っていたが、それはあしゅら男爵によってガミアQに組み込まれたプログラムであった。第20話で自らエネルガーZを駆って現われたが、これはブロッケンの変装だった。第21話でガミアを修理し暗黒寺を助けた人物として、姿は現わさなかったが生存していることが判明する。
: 第25話で遂に登場。最終話においてDr.ヘルに唆されてミケーネの遺物を得るために休眠していたミケーネ人の生き残りを虐殺したという罪の告白と、その際にあしゅら男爵の元となる巫女夫婦のそれぞれの半身を腐らせた薬物が付着して右腕が腐ってしまったという悲劇が語られる。Dr.ヘルに腕の治療と称してケドラを移植されたことでケドラに心身を支配されており、父と妻を裏切ったのもケドラに操られていたためであった。ゼウスの腕にケドラを握り潰された際に、身体の大半を切り離して首だけの状態になることで理性を取り戻すことに成功。その後はDr.ヘルから身を隠しつつ密かにDr.ヘルの世界征服とミケーネ復活の両方を阻止するべく暗躍していた。
=== 光子力研究所 ===
; {{読み仮名|弓 弥之助
: 声 - [[中博史]]
: 日本における光子力研究の第一人者で「光子力研究所」の現所長。かつては十蔵に師事していた。さやかを通してマジンガーZをサポートしているが、本作では甲児が「くろがね屋」を当初の拠点としていたため、接点は薄い。裏表のない真面目な人物であり、光子力は平和利用されねばならないとの信念を持つ。
: 旧アニメ版での名前は「弦之助(げんのすけ)」だったが、本作では漫画版『Z』([[週刊少年ジャンプ]]連載時)準拠の名前である。
: 最終決戦ではピグマン子爵の猛攻を防ぐべく「光子力研究所」を自爆させて多くの職員を道連れにしたことを悔やむが、三博士から職員が地下から浮上した「科学要塞研究所」で無事生きていることを知らされる。ブロッケン伯爵がさやかをなぶり殺しにしようとした時には、初めて父として激情を見せ、ブロッケン伯爵を搭乗機ごと光子力砲で跡形もなく撃ち殺す。
; ボス
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=== バードス島勢力 ===
; {{読み仮名|Dr.ヘル
: 声 - [[岸野一彦]]
: 世界征服を狙う異相の老人。本作では過去も描かれ、生物学の権威だった。旧アニメ版では謎だったバードス島発掘に兜十蔵を誘った理由はバードス島の巨人伝説に登場する巨人を機械仕掛けのロボットの一種ではないかと推測し、ロボット工学の権威だった十蔵のアドバイスを求めたからだった。ミケーネ遺跡で機械獣とあしゅら男爵の元となる古代ミケーネ人の巫女夫婦を発見した後、秘めた野望を実行に移した。配下にあしゅら軍団、鉄十字軍団、ピグマン子爵、兜剣造、兜十蔵の軍団の五大軍団を持つ。
: 最終決戦でバードス島と共に熱海に肉迫するも、予期せぬ「科学要塞研究所」の反抗によって持てる戦力の大半を殲滅させられ、自ら機械獣・地獄王ゴードンで出陣する。
: 世界征服の後には、いずれ復活するであろうミケーネとの戦いも考慮に入れており、光子力を欲したのはそれが理由だった。しかし、あしゅら男爵が甲児
: 第1話冒頭はこの最終決戦後であり、ノーカット版において暗黒大将軍により両断された富士山の溶岩に自ら身を投げ出し自害し、死の間際には甲児に完全敗北の事実を突きつけて「その惨めな姿を地獄の底で楽しませてもらう」と言い遺した。
; {{読み仮名|あしゅら男爵
: 声 - [[石飛幸治]](男) / [[山像かおり]](女)
: 「あしゅら軍団」の指揮官。超長期の保存により、それぞれの半身は腐敗していたものの原型を留めて発見された古代ミケーネ人の巫女夫婦「トリスタン」の左半分と「イゾルデ」の右半分を蘇生手術で合体させて作られたとされていた。蘇生手術を施したのはつばさであり、その主であるDr.ヘルと同様、彼女には反抗できないように脳改造を施されている。そのため、つばさを甲児の巻き添えとして暗殺しようと目論んで5体のガミアQを放った。だが、同時に行なった機械獣大作戦にて貴重な機械獣を多数失い、ブロッケン伯爵に頭を下げる屈辱を味わう。その後に再び戦死するが、Dr.ヘルによって再度の生を与えられ、絶対の忠誠を誓う。
: ケドラが見せたバーチャル・リアリティの中で過去の自分
: 漫画版『Z』・旧アニメ版では常人並みの身体能力だったが、本作では海面上を猛スピードで走ったり、マジンガーZを生身の素手で殴り倒すなど超人的なパワーを発揮している。また、漫画版『Z』・旧アニメ版では設定のみでほとんど触れられなかったミケーネ人としての部分が強調されており、Dr.ヘルに対するの忠誠心とミケーネ人としての自身との間に悩み苦しむ姿が描かれている。
: 漫画版『Z』から離れたオリジナル展開が本格的に始まる第16話冒頭では、漫画『[[デビルマン]]』の不動明のオマージュとして、「あしゅら男爵の物語」を今まで見てきた視聴者を「新しいマジンガーZの世界」にと誘う案内人として登場。漫画版『Z』や旧アニメ版、その他のマジンガーシリーズよりも大きくクローズアップされている。
; {{読み仮名|ブロッケン伯爵
: 声 - [[稲葉実]]
: 「鉄十字軍団」の指揮官。その実力により伝説として語られる軍人。バイオ蘇生技術により、首と胴体が分かれた状態で復活を遂げた。あしゅら男爵とは基本的にソリが合わず、足を引っ張る役立たずとして見下している。あしゅら男爵同様、つばさに反抗できないように脳改造が施されている。姿の異様さとプライドの高さゆえに、滑稽な態度を見せることもある。怒りの地雷原は「生首」とグールに対する「ブタ」である。決戦時には己の下衆な根性を剥き出しにしてビューナスAをいたぶろうとし、激怒した弓博士の光子力砲で撃ち殺された。
: 本体は頭部。本作では、『[[マジン・サーガ]]』同様に多数の胴体を同時に操作可能であり、第19話では[[桜多吾作]]版『マジンガーZ』同様に分身を作るほどの高速移動も行なっている。
; {{読み仮名|ピグマン子爵
: 声 - [[望月健一]]
: 部下も機械獣もなしにDr.ヘル五大軍団の一角を1人で受け持つ男。森羅万象を操る呪術者。通常は『バイオレンスジャック』鉄の城編に登場する盲目の格闘家ジム・マジンガに酷似した盲目のアフリカ人紳士に変装しており、体内には旧アニメ版キャラクターの上半身そのままであるピグマンの本体が潜んでいる<ref>これも『バイオレンスジャック』鉄の城編に登場する「伯爵」と呼ばれる殺し屋が元ネタとなっている。</ref>。窮地に陥ったあしゅら男爵を助ける際に、自身の脳にも施されている反抗封じを回避するため、自らの両目をえぐった。また、容姿同様に性格も旧アニメ版から大幅に変更され、任務の失敗が続くあしゅら男爵の健闘を称えて同情したり、Dr.ヘルへの強い忠誠心やブロッケン伯爵らとの共闘など、紳士的・協調的な
:あしゅら男爵の欠けたバードス島にて、つばさを抹殺すべく呪殺の儀式を行い、既に亡者である鉄也を召喚して彼女の正気を奪うが、最終的には失敗した。決戦時には光子力研究所を総力を持って堕とすも、予期せぬ敵の反撃に逃げようとしたところを「正体不明の男<ref>ナレーションでのみ「ブレード」とされているが、正体は明かされることはなかった。</ref>」に切り刻まれ、絶命。
; ガミアQ
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=== ミケーネ勢力 ===
; {{読み仮名|暗黒大将軍
: 声 - [[飯塚昭三]]([[スーパーロボット大戦シリーズ]])
: 第1話・第2話の冒頭、および最終話の終盤に登場。あしゅら男爵の血の儀式によって、七大将軍と共に目覚めた。この作品ではマジンガーよりはるかに巨大な全高である。出現と同時に剣の一太刀で富士山を中腹から斬り飛ばし、最終回ラスト後を描いているノーカット版第2話冒頭では、ビッグバンパンチが通じずその力をまざまざと見せつけた。
; 七大将軍
: 最終話においてシルエットのみ登場。全員がミケーネの遺産である柱に搭乗しており、暗黒大将軍に先んじて姿を現した。
; {{読み仮名|ゴーゴン大公|ゴーゴンたいこう}}
: 声 - [[梁田清之]]
: 古代ミケーネ人の戦闘隊長であり、バードス島の司令官で、あしゅらの前身「トリスタン」と「イゾルデ」とは旧知の仲という設定になっている。ゼウスに反逆の意志を持ち、ハーデスと共謀して罠にかけ絶対的な窮地に追い込んだ。この作品ではDr.ヘルと敵対している。現実世界ではブロッケン伯爵の数体の胴体の自爆で倒され、ケドラの記憶内世界では、ジャンゴと先生の挟撃により相討ちとなる。現在に至るまで命脈を保っている理由は未だ明らかにはされていない。最終話において、ミケーネの復讐に燃えるあしゅら男爵に儀式を行わせ、復活した七大軍団を待ち構える。
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=== くろがね屋 ===
熱海某所にある和風の温泉宿。第9話での暗黒寺の台詞から、由緒正しい格式の高い宿であることが窺える。兜家の近所であるため、生前の十蔵は毎日通い詰めており、露天温泉に入浴しては一杯やることを日課としていた。女将のつばさと5人の従業員は、『バイオレンスジャック』関東スラム街編・黄金都市編や、『[[あばしり一家]]』の登場キャラクターが
; {{読み仮名|錦織 つばさ
: 声 - [[一城みゆ希]]
: 温泉旅館「くろがね屋」の七代目女将にして底知れぬ謎を秘めた女傑。元は『[[ガクエン退屈男]]』から『バイオレンスジャック』関東スラム街編・黄金都市編に登場した同名のキャラクター。バイオレンスジャックでは関東羅刹組組長として登場する。本作における、もう一人のキーパーソンとして活躍する。
: 敵味方に並々ならぬ因縁を持ち、命をつねに狙われているが、本人は至ってさばけた態度で客人として接する。謎の片鱗を見せるまでは、十蔵を失った甲児を店で猛者揃いのくろがね五人衆に鍛えさせていた。
: 元々はDr.ヘルの愛弟子として生物化学を学び、バードス島発掘においてあしゅら男爵の蘇生など、生物化学者として十蔵らの助手を務めた。
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: バードス島で我が身を呈して剣造を倒した剣鉄也が自身の生き別れの弟だということは気づかず、墓参りに訪れた寺の僧侶より聞かされて初めてそれを知った。
: 最終決戦時には単身、密かに安の身体から抜き取った光子力爆弾を持ってかつての夫・剣造と刺し違える覚悟で敵地に赴く。が、そこでバードス島での真相とあしゅら男爵の役目、Dr.ヘルの目的を聞かされ、Dr.ヘルを倒すことは急務であってもミケーネの巫女たる自負を抱くあしゅら男爵を信じてはいけなかったことを悟り、絶望に襲われる。
:; {{読み仮名|兜 つばさ
:: つばさの旧名。甲児とシローの実母であるが、その裏にはシュトロハイムと剣造の熾烈な戦いがある。なお甲児
; くろがね五人衆
: つばさに世話になって命を取り止めた5人。それぞれに十蔵ゆかりの超合金Z製の武器を身に付け、表向きはくろがね屋の従業員、実はつばさのボディーガードとして働く。菊ノ介以外はケドラ意識内世界で重傷を負うが、つばさの手により回復、つばさに見込まれてやって来た新たな猛者
:; クロス
:: 声 - [[玄田哲章]]
:: 顔面に十字の縫い傷がある禿頭の巨漢で、つばさの右腕ともいえる存在であり、常に側に控え、ドイツに赴いた際にも同行した。つばさと同じく『バイオレンスジャック』からの出演キャラクター。原典ではでは黄金都市編に登場する羅刹組幹部。普段は「くろがね屋」の番頭だが、実はホバーパイルダーを持ち上げ、機械獣の重さにも耐える
:; ジャンゴ
:: 声 - [[青山穣]]
:: 幽鬼の如き長身を[[ポンチョ]]と[[ソンブレロ]]で包んだ射撃の達人。『バイオレンスジャック』からの出演キャラクターで関東スラム街のヤクザとして登場。超合金Z製の弾丸を放つ拳銃「マグナムZ」を持つ。二丁拳銃以外に[[対物ライフル]]を使うことも多く、冷凍弾などの特殊装備も持つ。普段は「くろがね屋」の客送迎係として働く一方、自分
:; {{読み仮名|イタチの安
:: 声 - [[加藤将之]]
:: 普段は「くろがね屋」の湯殿の背流しだが、実は爆発物のスペシャリスト。バイオレンスジャックでは黄金都市編に登場する羅刹組組員の種田。ティアドロップ型の黄色いサングラスが特徴。体内に光子力爆弾を持つ。陽気に振る舞いながら暗黒寺やシローと行動を共にする機会も多く、ガミアQの入浴を3人で覗いたりと五人衆のギャグメーカー的存在。暗黒寺同様に、シローのことをよく可愛がっている。五人衆の中では唯一過去が明かされている。
:: 最終決戦時には腹に縫いこんだ光子力爆弾で一気に敵を吹き飛ばす覚悟だったが、ケドラ世界の一件から帰還した際、つばさによってそれを外されていることに気づき、それを抱いて剣造の元に向かうつばさの心中を悟る。
:; {{読み仮名|菊ノ助
:: 声 - [[巴菁子]]
:: つばさには「お菊姐さん」と呼ばれる「くろがね屋」の仲居頭。短躯の老女であるが、いざという時には人間の目にも留まらぬ速度で移動して敵を幻惑しながら超合金Z製の鋼糸で相手を捕縛・切断する。その実力は五人衆最強と謳われている。5人のうち唯一バイオレンスジャック出展ではない。
:: 医学の心得も多少はあるらしく、ケドラの記憶世界で瀕死の重傷を負った五人衆メンバーの治療時、メスを取ったつばさの助手を務めている。
:; {{読み仮名|先生
:: 「くろがね屋」の[[板前|板長]]にして[[ボディーガード|用心棒]]。超合金Z製の[[日本刀]]を使い、敵を鮮やかに斬り捨てる。寡黙であり、その声を聞いた者はいない。また、その刀の腕前同様に料理の腕も天下一品ともっぱらの噂。『バイオレンスジャック』からの出演キャラクターであり、原典ではスラムキングの用心棒頭の権藤。権藤は饒舌である。なお先生とジャンゴは原典では羅刹組と無関係のやくざである。
:: 第2話で暗黒寺刑事が追っていた偽警察官惨殺事件の犯人。偽警察官は全員があしゅら男爵の放った密偵であり、密かに十蔵を警護していたのだった。そのため、暗黒寺は所轄では見かけない警官の死体を不審に思っていた。
=== 神話世界 ===
『[[Zマジンガー]]』の登場キャラクターが
; ゼウス
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; ハーデス
: 声 - [[内海賢二]]
: ゼウスと並ぶミケーネ三大神の1柱。死者の国を治める冥府の王。ゼウスの後任として地球を任される。16話以降の後期
: ゼウスと違って地球人類抹殺に賛同しており、ゴーゴンらと手を組みゼウスを抹殺しようとする。ケドラの記憶の世界ではあしゅら男爵をトリスタンと偽って、不意打ちを仕掛け、ゼウスの片腕を斬り落とし一時は優位に立つが、マジンガーZが助太刀に入り、ロケットパンチで両目を潰され、さらにゼウスの斬り落とされた自らの腕を使ったロケットパンチを受け敗れる。この戦いで体を失い、炎のような精神だけの姿となり、「闇の帝王」として七大軍団を率い再臨することを誓い、バードス島と共に海に消える。なお、本来の世界でも若干の差異はあれども同じ顛末で敗れているらしい。
: ハーデスの姿は『Zマジンガー』、闇の帝王の姿は『グレートマジンガー』が初出で、この両者が同一の存在だというのは本作のオリジナル。
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=== その他 ===
; {{読み仮名|暗黒寺
: 声 - [[伊丸岡篤]]
: 静岡県警熱海署の刑事。階級は[[警部]]。本編では呼称されていないが、設定上の名前は「闇太郎」。自らを「国家権力の使者」などと称する。熱海界隈で続発する偽警察官惨殺事件を追う過程で、十蔵に関わってしまう。
: マジンガーZの初戦後は「くろがね屋」に甲児の護衛として逗留し、殺人ロボットなのに金髪でグラマーな外見のガミアQにゾッコンになり、残骸が移送されたドイツまで追いかけるほどベタ惚れしてしまった。シュトロハイムの城で突然動き出した復元中のガミアと共に一時行方不明となる。
: 21話において帰国するが、実は生存していた剣造の密命を受けており、あしゅら、ブロッケン、ピグマンを倒すことの
: 漫画版『Z』では自らを「やくざの息子が警察官になった」と語っていたが、本作では「実家の危ない稼業を捨てて」とされている。
; {{読み仮名|数珠
: 声 - 石川ひろあき
: Dr.ヘルに狙われるくろがね屋の警護に派遣された、極道風の警官隊を指揮する警察隊長。つばさや十蔵とは知己であるらしく、身につけた数珠、手錠、楊枝などが超合金Z製である。暗黒寺と同行した。
; {{読み仮名|剣 鉄也
: 声 - [[粟野史浩]]
: 本編の十数年前の時代の天才ロボット操縦士で、剣造とは親友の間柄。[[ミケーネ]]遺跡の調査にマジンガーZのプロトタイプ機エネルガーZのパイロットとして同行したが死んだとされている。その操縦技術は未完成のエネルガーで巨大ケドラを倒すほど。その光景をケドラの記憶の世界で見た甲児は「操縦を鍛えてもらいたい」と語るほどであった。また勘も鋭く、ゼウスの腕がまだ生きていることを一目で見抜いた。
240 ⟶ 241行目:
; ローレライ・ハインリッヒ
: 声 - [[藤田咲]]
: シュトロハイムの娘である金髪碧眼の美少女(旧アニメ版より原作漫画版『Z』準拠の風貌になっている)。くろがね屋にシローを迎えに来た際には楽しい時間を過ごすが、その正体は[[人造人間|アンドロイド]]かつ巨大ロボット・ドナウα1の頭脳であり、製造者のシュトロハイムがドナウα1を自意識を持つ完全なロボットとすべく育てたものであった。頭のリボンを引き抜くことで、ドナウα1との合体モードに入る。その後マジンガーZに勝負を挑み、最終的に引き抜かれた頭部を胸の自身の顔にぶつけられて破壊された。
; ナレーション
: 声 - 玄田哲章
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:: ミケーネ降臨後の様子を描いている、ノーカット版第1話と第2話の冒頭のシーンから暗黒大将軍に放つも大将軍に通用せず、逆にマジンガーが大破する。
:; ロケットパンチ百連発
:: 最終決戦に向けて、マジンガー軍団と共に密かに量産されていたマジンガーZの腕。破壊されたマジンガー軍団の残骸から出現し、マジンガーZの指揮により地獄王ゴードンに怒濤の猛攻をかける。個別に発射するだけでなく合体も可能であり、ビッグバンパンチを超える巨大な拳に変貌を遂げ、無敵を誇ったゴードンの身体を貫いた。
:
; アフロダイA
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:
; ミリオンα→ミリオンα1、バイオンβ→バイオンβ2、ダイオンγ→ダイオンγ3
: 三博士が十造からのノウハウを元に製造したロボットたち。原作版『Z』と違い、序盤から登場しているものの量産型マジンガーとしては扱われておらず、徒手空拳だけで機械獣に挑んでは連敗を続けていた。第12話で、東らパイロット
: 第21話以降は改造され、ミリオンが光子力電磁砲、バイオンがルストハリケーン、ダイオンがブレストファイヤー、とマジンガーZの技を使えるようになり、コックピットがパイルダーとの合体方式になる。また、外見が変わっている。
:最終決戦では一時は機械獣軍団の猛攻の前に敗北、破壊されたかに見えたが、パイルダーは3機とも無事であり、科学要塞研究所から飛び立った無数の同型機とともに、バードス島の残存兵力を総て焼き尽くしたものの、バードス島の正体である地獄王ゴードンの桁外れの攻撃により、再び全機戦闘不能に追いやられる。がしかし、実は機体の一つ一つに、密かにロケットパンチが隠されており、マジンガーZの指揮により全ての残骸から無数のロケットパンチが発射され、Dr.ヘルに最後の逆襲をかけた。
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: 己の飛行要塞グールをマジンガーZに落とされるも執拗に生き延び、ビューナスAをその触手で嗜虐的にいたぶりながら破壊せんとするが、廃墟となった光子力研究所跡から屹立した科学要塞研究所の攻撃を受け、ブロッケン伯爵ごと跡形もなく吹き飛ばされた。
; エネルガーZ
: 第16話からの新
: 外見はマジンガーに酷似しているが、胸の放熱板、頭部のデザインなどに違いが見られる。操縦装置はホバークラフトではなく、[[オートバイ|バイク]]・パイルダー号。背中に設置されたスロープを駆け上がり、エネルガーの頭部に合体、そのままコクピットとして使用される。
: 第19話にてDr.ヘル軍団が所持していたことが判明。ピグマン子爵曰く「奥の手の奥の手」らしく、ピグマンがDr.ヘルに使用許可を求めた際には、ブロッケン伯爵が驚いていた。また、回想では兜十蔵と剣造の共同開発であることと、剣鉄也が頭部とブレストファイヤー用の装甲などがなく、首に仮設のコクピットを付けただけの未完成状態の機体を駆り、素手とエネルギー放出のみで巨大ケドラを倒したことが語られている。
: 第20話の回想シーンでは完成した姿を現し、性能テストで発掘されたばかりの機械獣を相手に抜群の戦闘能力を見せる。バードス島脱出の際には鉄也の操縦によりゼウスの腕を持ち出し、窮地の十蔵やつばさを助けるなどの活躍をするが、ケドラを体に宿していた剣造の触手で頭部のバイクを引き抜かれ、無力化させられた。
: 同じく第20話でのマジンガーZとの直接対決ではマジンガーと同等以上の性能を見せ、兜甲児を大いに苦しめる。21話において、光子力メルトダウンにより赤熱化した姿に変貌。ブロッケンの遠隔操作により熱海ごとマジンガーを消滅させようとするが、ゴッドスクランダーと一体となったマジンガーのビッグバンパンチによって粉々に破壊された。
:
==== その他のバードス島のメカ ====
407 ⟶ 408行目:
: 旧アニメ版に登場した時は[[ローレライ伝説]]のある川の名に合わせて「ラインX1」という名前で女性的な風貌とピンクの塗装に変更されていたが、本作では原作漫画版『Z』での名称と外見に準拠している。
; ケドラ
: 声 -
: 第1話で登場した古代ミケーネの戦闘頭脳。出典は石川賢の短編『ミケーネ恐怖の遺産』。
: 単眼で牙を剥く[[タコ]]のような奇怪な姿をしており、メカニックの中枢に侵入して自在に操る能力を持つ。この他にもメカを食って成長する能力も持つ。カプセル上の部分に内蔵されているミケーネ人の頭脳は、ミケーネ人以外の全人類を滅ぼすことのみを考えている。発掘したDr.ヘルもこれには手を焼き、結局マジンガーZの
: 当初はマジンガーZに取り付き光子力のメルトダウンを起こしかけるが、マジンガーから切り離された後に、空から多数バードスに降臨しているミケーネの「柱」と合体して光子力研究所をも取り込もうとする。柱の内部にはケドラの記憶を基にして作り出された神話世界のバーチャルリアリティが存在していた。
: 第19話の回想では、機械獣並の大きさの巨大ケドラも現われているが、剣鉄也の操縦する未完成のエネルガーZに倒されている。
418 ⟶ 419行目:
* 監督・構成・脚本 - [[今川泰宏]]
* キャラクターデザイン - [[竹内進二]]
* マジンガー&機械獣デザイン - [[野中剛]]([[プレックス]])
* メカデザイン - [[本橋秀之]]、[[中原れい]]
* 小物デザイン - [[鷲尾直広]]、[[るりあ046]]、[[鈴木雅久]]
* エフェクトデザイン - 福島秀機
* 美術監督・美術設定 - 武藤正敏([[スタジオじゃっく]])
* 色彩設計 - 菊地和子、井上あきこ
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* 録音スタジオ - [[オムニバスジャパン]]三分坂スタジオ
* アニメーションプロデューサー - 亀谷正博
* プロデューサー - 徳原八州、永井一
* アニメーション制作 - BEE・MEDIA、Code
* 製作 - くろがね屋(ダイナミック企画、ランティス、[[バンダイビジュアル]])
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!放送地域!!放送局!!放送期間!!放送日時!!放送系列!!備考
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|[[広域放送|関東広域圏]]||[[テレビ東京]]||rowspan="8"|[[2009年]][[4月4日]] - [[9月26日]]||rowspan="7"|土曜 23:20 - 23:45||rowspan="6"|[[TXNネットワーク|テレビ東京系列]]||'''製作局'''
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|[[大阪府]]||[[テレビ大阪]]||rowspan="6"|同時ネット
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=== 備考 ===
本作は1話30分(本編は実質約25分)で作られているが、テレビ放送は25分枠で行っている
放送時間が短いため、テレビ東京系列におけるアニメ番組としては珍しく、本編中のBパート冒頭に[[提供クレジット]]表示を行っており、テレビ東京系列における番組としても珍しく下半分表示になっている。
ネット配信版は当初はノーカット版だったが、第16話より“'''on television'''”が配信されるようになった。<!-- テレビ東京系列で夜の時間帯に放送のテレビアニメは、2000年に水曜 22時台に放送された『[[ラブひな]]』以来である<ref>ただし、Wikipediaにおける[[深夜アニメ]]の定義は23:00 - 28:00の時間帯となっているため、これを[[テレビ東京の深夜アニメ枠]]に適用した場合は2007年9月に終了した『[[史上最強の弟子ケンイチ]]』(通称:[[小学館]]〈原作[[漫画]]〉枠)以来となる。</ref>。 -->
; 日本国外
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{{前後番組
|放送局=[[TXNネットワーク|テレビ東京系列]]
|放送枠=土曜 23:20 - 23:45枠
|番組名=真マジンガー 衝撃! Z編
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== コミカライズ ==
=== 真マジンガーZERO ===
本作の“サポート連載”として『[[チャンピオンRED]]』([[秋田書店]])で連載が行われた。コミックス全9巻。
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{{Main|真マジンガーZERO}}
=== 真マジンガー 衝撃! H編 ===
== ゲームソフト ==
本作の直接的なゲーム化ではないが、シミュレーションRPG「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」には、本作に登場するキャラクター、並びにロボットが登場している(シリーズでは「参戦」と呼称する)。
* [[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇]](前編『破界篇』
* スーパーロボット大戦モバイル(2012年1月24日配信、iモード)
* スーパーロボット大戦Card Chronicle(2012年9月14日配信、Mobage) - 『[[マジンカイザー]]』・『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』・『[[マジンカイザーSKL]]』と共演。
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* [[スーパーロボット大戦BX]](2015年8月20日発売、[[ニンテンドー3DS]]) - 『マジンカイザーSKL』と共演。
* [[スーパーロボット大戦V]](2017年2月23日発売、[[PlayStation 4]] / PlayStation Vita) - 甲児の機体として『[[真マジンガーZERO|真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』のマジンガーZERO、鉄也の機体として本作品が初出となるマジンエンペラーGが登場する。
* [[スーパーロボット大戦X]](2018年3月29日発売、
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
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