「八男って、それはないでしょう!」の版間の差分
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; 冒険者生活の始まり
: 15歳になり(この世界での)成人を迎えたヴェンデリン以下、エリーゼを交えた5人の冒険者生活が始まる。するとブランタークを通じて、普通なら新人パーティーには有り得ない危険な封印遺跡の王国強制探索依頼が届く。古代魔法文明時代における魔道具造りの第一人者'''イシュルバーク伯爵'''の手になる、その遺跡は数々の罠が張り巡らされた危険なものであったが、何度か死を覚悟しながらも辛うじて攻略に成功。伯爵の貴重な遺産の数々を発見した。
: 遺跡の発見により、「1000億セント(白金貨で10万枚=10兆円)」とヴェンデリンたちは常軌を逸する程の多額な報酬を得た。後にエルヴィン、ルイーゼ、イーナは
: 閉塞しつつある王国の経済を、ヴェンデリンの実家の持つ広大な南部未開発地域をヴェンデリンに開発させて活性化させようという目論見である。こうして気ままに冒険者として生きていきたいというヴェンデリンの望みにも拘らず、否応なしに実家をも巻き込んだ貴族たちの思惑の渦中に飲み込まれて行く。
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:夏休みに五男・エーリッヒの結婚式に参加する為王都スタットブルクへ向かう途中、遭遇した骨竜(アンデッド・ドラゴン)を倒して双竜勲章の授与、準男爵に叙される。その際、竜の素材を王国に売却したため莫大な財を得る。
: 王都滞在中に王宮筆頭魔導師アームストロング、王都訪問に同行したブランタークと共にパルケニア草原の老地竜・グレードグランドを退治し、男爵に陞爵。先の骨竜と合わせて19億5050万セント(1950億5000万円)の資産を手に入れる。その後は彼らを新たなる魔法の師匠として師事しながら王都にて生活する事となる。冒険者予備校は竜討伐の功績でブライヒレーダー辺境伯の計らいで転校・卒業扱いとなった。
: 仲間全員が15歳になると正妻となる婚約者・エリーゼを加えたパーティ「ドラゴンバスターズ」を結成。初仕事で潜った封印遺跡から大量の古代魔道具や魔導飛行船を発掘。遺跡全体の評価額による報酬で総資産が1000億セント(10兆円)を超える{{Efn2|王国からの支払い自体は20年の分割払い。この報酬は当初パーティ5人で頭割り(各200億セント)していたが、エル・ルイーゼ・イーナは「多すぎる」と1億セントだけ受け取り、残りはヴェンデリンに押し付け
: 正式な領地持ち貴族となり、自身が持つ莫大な資本と王国政府からの補助金を元手にバウマイスター伯爵領の開発に着手。寄り親であるブライヒレーダー辺境伯や政府の閣僚及び親しい貴族からの家臣受け入れを行い伯爵家の強化を行う。基本的に筆頭家宰兼代官となったローデリヒに任せ、いくつかのアイデアを相談するのみで冒険者業を楽しむつもりだったが、逆にローデリヒからの依頼という形で開発実務に従事。木材・石材・鋼材の切り出しや土地の開墾や領内の街道整備、各種開発事業の基礎工事を依頼される。なお、これらの開発初期の作業に盛んに土魔法などを利用した結果、土木工事系の魔法に熟練することとなる。
: その後、ブロワ辺境伯家との紛争、自身の結婚式を経てアーカート神聖帝国に定期的に行われている国家交流の親善使節として派遣された際に次期皇帝の座を巡る内戦に巻き込まれ、とある事情から王国への帰国もままならず、当初はテレーゼ、後にペーター陣営の一員として戦闘に参加。最終的にニュルンベルク公爵の軍勢を打ち破ることに大きく貢献し、帝国からも名誉伯爵の称号と莫大な報償を授与された。
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=== 主人公の嫁・ヒロイン ===
古代骨竜の討伐からはじまったヴェンデリンの活躍に伴い、成立していった[[正室]]・[[側室]]・[[愛人]]。それぞれがヴェンデリンとの間に[[子]]を儲けるが、前述の通り生まれた子は全員魔法の素養を持つため、[[王族]]から有力[[貴族]]、果ては[[帝国]]からも「将来的に年齢の釣り合う身内」との結婚相手として引っ張りだことなり{{Efn2|妻7人が最初に産んだ子供は、0歳時のうちに王家や大貴族との婚約が決まり、同時期に産まれたテレーゼの子にも帝国からの多数の[[縁談]]が舞い込んだ。また、「彼女たちが妊娠した時点、子供たちが生まれた時点」で結婚を申し込んて来た20歳過ぎのバカ貴族もいたが、こちらは単純に[[利権]]目当てと思われる。当然非常識に過ぎるため非殺傷系の魔法で吹き飛ばされる。当主だった男爵は[[絶縁]]を周知させたほか、貴族家の当主ではなく跡取り候補だった者は[[廃嫡]]された。}}、[[分家]]や[[陪臣]]家を作る分も含めてより多くの子を望まれている
カタリーナの息子がヴァイゲル家の跡継ぎになるように、ルイーゼやイーナの子は男の子の場合「辺境伯家の武術指南役」として家を立てる予定 ; エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム
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; アグネス、シンディ、ベッティ
: ヴェンデリンが17歳時に都の冒険者予備校に臨時[[講師]]として就いた際に教え子となった3人。ヴェンデリンとしては生徒を選り好みした気はないのだが、最も優秀だった3名が女子だったことで、家族も含めて周囲から「そういう関係」と判断されてしまう{{Efn2|高名な冒険者が冒険者予備校の講師となることは珍しくはないが、大半は弟子を取ったことも無いためか講義は「自身の自慢話」に終始しているとのこと。ヴェンデリンは可能な範囲で冒険の心得から始まり魔法の訓練法も指導した。}}。
: アグネス。14歳。ヴェンデリンから見て[[委員長]]タイプの[[眼鏡っ子]]で、実家も[[眼鏡]]屋{{Efn2|この世界では眼鏡は高級品で、都市部のそこそこ裕福な[[文系]]の人間しか使わない。眼鏡屋も製作工房と共同で営業し、外に技術を出していない。}}。ヴェンデリンの発案で遮光効果を持つ「[[サングラス]]」を売り出す。
: シンディ。12歳。花屋の娘。黒髪を[[ボブカット]]にして幼い印象だが、ルイーゼより背は高い。実家は大店で[[商売]]っ気も高いほか、探し物を引き当てる幸運に恵まれている。
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