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{{Infobox animanga/Header|タイトル=八男って、それはないでしょう!
|ジャンル=[[異世界ファンタジー]]<ref>『[[アニメージュ]] 2019年2月号』[[徳間書店]]、2019年2月10日発行、159頁</ref>、[[なろう系]]<ref name="ライトノベルクロニクル">{{Cite book|和書|author=飯田一史|date=2021-03-24|title=ライトノベル・クロニクル 2010-2021|publisher=[[Pヴァイン]]|page=269|isbn=978-4-909483-87-4}}</ref>
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{{Infobox animanga/Novel
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| 掲載誌 = [[小説家になろう]]
| レーベル = [[MFブックス]]
| 開始号 = 2013年6月1日
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| 開始日 = 2014年4月30日
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| 開始日 = 2015年4月19日
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{{Infobox animanga/Footer
| ウィキプロジェクト = [[プロジェクト:ライトノベル|ライトノベル]]・[[プロジェクト:漫画|漫画]]・[[プロジェクト:アニメ|アニメ]]・[[プロジェクト:コンピュータゲーム|ゲーム]]
| ウィキポータル = [[Portal:
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『'''八男って、それはないでしょう!'''』(はちなんってそれはないでしょう)は、 [[Y.A]]による[[日本]]の[[
== あらすじ ==
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; 竜殺しの英雄
: 王都で役人をしている兄エーリッヒの結婚式に出席するため、ヴェンデリンと友人達及びブランタークは魔導飛行船で王都に向かった。しかし飛行船は伝説級の古代竜、それも骨だけとなったアンデッドに追跡される。ヴェンデリンはブランタークの補佐を受けながら師匠譲りの聖魔法で古代竜を浄化し、活動停止させた。有り得ないデビュー戦であった。
: ヴェンデリンの存在は直ちに国王以下中央の大物貴族たちに知れ渡り、あれよあれよと言う間に王城の謁見の間で独立した「準男爵」としての地位を与えられ、数百年振りと
: 「貴族当主」となったヴェンデリンは未成年にも拘わらず、長年王都開発のネックとなっていたパルケニア草原の主、老属性竜グレードグランド討伐の強制従軍命令を受ける。王宮筆頭魔導士'''クリムト・クリストフ・フォン・アームストロング'''、ブランタークと共に、戦略級風魔法でグレードグランドを葬り去る。2度目の双竜勲章を受勲すると共に男爵に陞爵した。
: 教会からも注目されるヴェンデリンは聖教会本部から本洗礼を受ける事となる。洗礼を担当した教会の重鎮'''ホーエンハイム枢機卿'''からお茶に招かれ、彼の執務室で孫娘である'''エリーゼ'''を紹介される。抗う間もなくエリーゼを正妻とする婚約がととのってしまった。前世も小市民であったヴェンデリンには、この流れに歯向かう事など出来よう筈が無かった。
; 冒険者生活の始まり
: 15歳になり(この世界での)成人を迎えたヴェンデリン以下、エリーゼを交えた5人の冒険者生活が始まる。するとブランタークを通じて、普通なら新人パーティーには有り得ない危険な封印遺跡の王国強制探索依頼が届く。古代魔法文明時代における魔道具造りの第一人者'''イシュルバーク伯爵'''の手になる、その遺跡は数々の罠が張り巡らされた危険なものであったが、何度か死を覚悟しながらも辛うじて攻略に成功。伯爵の貴重な遺産の数々を発見した。
: 遺跡の発見により、「1000億セント(白金貨で10万枚=10兆円)」とヴェンデリンたちは常軌を逸する程の多額な報酬を得た。後にエルヴィン、ルイーゼ、イーナは
: 閉塞しつつある王国の経済を、ヴェンデリンの実家の持つ広大な南部未開発地域をヴェンデリンに開発させて活性化させようと
== 登場人物 ==
登場人物の年齢は特記事項がない限りヴェンデリン5歳時点のものとする。
; 一宮 信吾(いちみや しんご)/ ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター
: 声 - [[榎木淳弥]]<ref name="news20190905">{{Cite
: 本作の主人公{{R|ライトノベルクロニクル}}。元日本人のサラリーマン。25歳。一流とは言えないが、そこそこ名の知れた商社勤務。専門は食材だったため、一通りの料理や加工法などを心得ている。
: バウマイスター騎士爵家5代目当主・アルトゥルの八男・ヴェンデリン5歳として覚醒する
: その後、約5年の間に領内の未開地を見て回り、瞬間移動の座標把握のための地図作成、魔法の訓練を兼ねた「鉱物や各種素材の精製
: 12歳で冒険者を目指してブライヒブルクの冒険者予備校に特待生として入学。その際、ブライヒレーダー辺境伯と師匠アルフレッドの師匠であるとブライヒレーダー辺境伯家お抱え筆頭魔法使いブランタークと知遇を得る。アルフレッドの邂逅を伝え彼から相続した「魔法の袋及びその中身」の顛末を伝えると「アルフレッドの遺産」の相続権を与えられ、「冒険者ギルドが預かっている金銭及びブライヒブルクにある邸宅」を相続する。以降、この邸宅に冒険者予備校で知り合ったエル、イーナ、ルイーゼと共同生活を送る。伯爵邸完成後は中庭に移築された。
:夏休みに五男・エーリッヒの結婚式に参加する為王都スタットブルクへ向かう途中、遭遇した骨竜(アンデッド・ドラゴン)を倒して双竜勲章の授与、準男爵に叙される。その際、竜の素材を王国に売却したため莫大な財を得る。
: 王都滞在中に王宮筆頭魔導師アームストロング、王都訪問に同行したブランタークと共にパルケニア草原の老地竜・グレードグランドを退治し、男爵に陞爵。先の骨竜と合わせて19億5050万セント(1950億5000万円)の資産を手に入れる。その後は彼らを新たなる魔法の師匠として師事しながら王都にて生活する事となる。冒険者予備校は竜討伐の功績でブライヒレーダー辺境伯の計らいで転校・卒業扱いとなった。
: 仲間全員が15歳になると正妻となる婚約者・エリーゼを加えたパーティ「ドラゴンバスターズ」を結成。初仕事で潜った封印遺跡から大量の古代魔道具や魔導飛行船を発掘。遺跡全体の評価額による報酬で総資産が1000億セント(10兆円)を超える
: 正式な領地持ち貴族となり、自身が持つ莫大な資本と王国政府からの補助金を元手にバウマイスター伯爵領の開発に着手。寄り親であるブライヒレーダー辺境伯や政府の閣僚及び親しい貴族からの家臣受け入れを行い伯爵家の強化を行う。基本的に筆頭家宰兼代官となったローデリヒに任せ、いくつかのアイデアを相談するのみで冒険者業を楽しむつもりだったが、逆にローデリヒからの依頼という形で開発実務に従事。木材・石材・鋼材の切り出しや土地の開墾や領内の街道整備、各種開発事業の基礎工事を依頼される。なお、これらの開発初期の作業に盛んに土魔法などを利用した結果、土木工事系の魔法に熟練することとなる。
: その後、ブロワ辺境伯家との紛争、自身の結婚式を経てアーカート神聖帝国に定期的に行われている国家交流の親善使節として派遣された際に次期皇帝の座を巡る内戦に巻き込まれ、とある事情から王国への帰国もままならず、当初はテレーゼ、後にペーター陣営の一員として戦闘に参加。最終的にニュルンベルク公爵の軍勢を打ち破ることに大きく貢献し、帝国からも名誉伯爵の称号と莫大な報償を授与された。
: 魔族の国・ゾヌターク共和国との接触を機に大陸南方海域の調査を開始。いくつかの島を発見し、ミズホ人とは別の古代アキツシマ共和国の末裔が住む「アキツシマ島」及び「周辺の島嶼」を平定及び伯爵領としたことから辺境伯に任じられている。
: エリーゼが産んだ長男フリードリヒが成人すると、まだ30代ではあるものの隠居し、バウマイスター辺境伯を相続させる。自身は以降、お気楽に生活をするつもりだったが、アームストロングから「王宮筆頭魔導師」になるように言われ、国王からも頼まれた事から「バウマイスター導師」となる。
: 師から学んだこと以外にも前世で見知った知識や物理法則に沿った魔法を使う
: 結婚してから「関係を持った相手(最低でも初級の魔法くらいは使えるレベルの場合)の魔力容量が上昇する」という事実が判明した。ただし、あくまで増えるのは魔力容量のみで使える魔法は本人の才能に左右される。130話にて、18歳にして2男6女の父親となる。アーネストによると、ヴェンデリンは古代魔法文明時代に生み出された「人工魔法使い」の先祖返りに該当するらしく、ヴェンデリンの子孫はみな魔法使いの素養を持ち合わせて生まれてくる。ヴェンデリン自身もおんぶ紐を使い子育てに参加しようとするも奥さんたちや家臣たちに止められる。そのおんぶ紐は量産され、他の家の子育てにも使われることになった。王都や領内の冒険者予備校での講師役を請け負ったこともあるが、他の講師が現役時の自慢話や得意分野に偏った指導になりがちなのに対して基礎から学ばせたのちに応用を利かせられる指導を丁寧に行い、生徒からは慕われる。
: 一宮 信吾の身体がどうなっているか、本来のヴェンデリンがどうなったのかを疑問には思っているが、確かめる術もないため気にしないようにしている模様(本人もヴェンデリンとして生きて死ぬ事には納得している)。遠い未来(みそっかすよりも未来)でもバウマイスター辺境伯家はそのまま存続しており、同じ名前の人物が同じ名前の人物を妻にするなど同じ人生を歩んでいる模様(web版本編最終話を参照)。
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=== 主人公の嫁・ヒロイン ===
古代骨竜の討伐からはじまったヴェンデリンの活躍に伴い、成立していった[[正室]]・[[側室]]・[[愛人]]。それぞれがヴェンデリンとの間に[[子]]を儲けるが、前述の通り生まれた子は全員魔法の素養を持つため、[[王族]]から有力[[貴族]]、果ては[[帝国]]からも「将来的に年齢の釣り合う身内」との結婚相手として引っ張りだことなり
カタリーナの息子がヴァイゲル家の跡継ぎになるように、ルイーゼやイーナの子は男の子の場合「辺境伯家の武術指南役」として家を立てる予定 ; エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム
: 声 - [[西明日香]]{{R|news20190905}} / [[早見沙織]]{{R|fwinc558}}(ドラマCD版)
: ホーエンハイム枢機卿の[[孫娘]]。加えてアームストロング導師の[[姪御]]でもある。ヴェンデリンと同年。書籍2巻(WEB版第35話)で婚約、書籍8巻(WEB版第75話)で結婚。
: 治癒術を中心とした「聖」属性魔法の使い手で、[[修道院]]で修行中。[[聖女]]としても名高い。将来有望な注目株となったヴェンデリンと引き会わされ、婚約する。
: 「聖」魔法のみならず、[[料理]]・[[裁縫]]とそつなくこなす[[完璧超人#補足|完璧超人]]。とは言え祖父の後ろ盾も含めた自身の評価には
: 非常に豊かな胸の持ち主であり、13歳時でFカップ、15歳時にはゆうにGカップとなっている。
: 欠点は酒癖の悪さ。自ら[[飲酒]]することはないが、[[ジュース]]と間違えるといった事故で一旦口にしてしまうと止まらなくなり、笑い上戸・泣き上戸・絡み酒などで周囲に多大な迷惑をかける。
; ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク
: 声 - [[三村ゆうな]]{{R|animatetimes20191208}} / [[今井麻美]]{{R|fwinc558}}(ドラマCD版)
: ブライヒレーダー辺境伯家の[[拳法]][[師範]]を務める陪臣家の側室の子で三女。ヴェンデリンと同年。
: 青い髪をショートカットにしている。年齢からすると小柄で体型もお子様。茶目っ気と若干の[[オヤジ]]成分がある[[ボクっ娘]]。
: ブライヒブルクの冒険者予備校に特待生として入学。幼馴染のイーナと[[二人組|コンビ]]を組むが、失態を演じて[[狼]]に囲まれたところをヴェンデリンたちに救われ、以後[[パーティ]]を組む
: ヴェンデリンが[[叙爵]]した事で建前上バウマイスター家に[[従士]]兼[[婚約者]]として[[就職]]した形となる。
: 魔力を用いた身体強化で戦う[[格闘術]]「'''魔闘流'''」の使い手。才能は一級だが、他者に[[指導]]する能力はない。そのため辺境伯領に新設された魔闘流[[道場]]ではルイーゼが総師範という建前で実際には同腹の兄弟が師範代となって指導している。元々中級クラスの魔力をもっていたが、魔法は使えなかった。ヴェンデリンとの「'''器合わせ'''」や、導師との特訓を経て上級並みの魔力量を獲得。身体強化以外にも「'''高速飛翔'''」や「'''魔導機動甲冑'''(急所のみを覆う機動力重視)」「'''瞑想'''(自身の魔力を練る事で自己回復を早める)」などを習得する。
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; イーナ・ズザネ・ヒレンブラント
: 声 - [[小松未可子]]{{R|animatetimes20191208}} / [[松井恵理子]]{{R|fwinc558}}(ドラマCD版)
: ブライヒレーダー辺境伯家の[[槍術]]師範を務める陪臣家の三女。ヴェンデリンと同年。[[赤|赤い]][[髪]]を[[ポニーテール]]にまとめており、少々眼付きの鋭い印象を持つ。一見[[スレンダー]]な体型だが、実際は標準。基本的には真面目な性格の「普通の子」で、[[読書]]家でもありヴェンデリンの家族内では作中世界の一般常識を語る役になることが多い。
: ブライヒブルクの[[冒険者]][[予備校]]に[[特待生]]として[[入学]]。[[幼なじみ]]のルイーゼとコンビを組むが、[[狩り]]の初日から失態を演じて狼に囲まれたところをヴェンデリンたちに救われ、以後パーティを組む。
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: 声 - [[市道真央|M・A・O]]{{R|animatetimes20191208}}
: [[準男爵]]家の三女で、エドガー軍務卿([[侯爵]])の姪(後に[[養女]])。13歳(ヴェンデリン15歳時)。[[桃色]]の髪を団子に纏めている。背丈はルイーゼと変わらないが胸はイーナと同じくらいはあるという[[トランジスタグラマー]]。
: 小動物のようで保護欲をそそる外見だが「英雄症候群(全身の[[筋肉|筋肉組織]]に常時魔力が纏わりついている天然の魔力強化)」と呼ばれる体質で、巨大な[[戦斧]]や鉄弓
: ヴェンデリンの実家問題の際に護衛役として派遣されてきたがその実ヴェンデリンとの縁
: 結婚式以降に魔力容量が上昇した結果、さらに「身体能力強化」と「武器付与」が使えるようになった。また、ミズホ伯国製の魔銃も難なく扱えることから、[[スナイパー]]としても活躍。帝国内乱の際には数多くのニュルンベルク公爵側の指揮官を[[ヘッドショット]]で倒し、ペーターがデモンストレーションを兼ねて退治することになった大亀「レインボーアサルト」も頭部の同じ場所に連続して命中させるという離れ業で倒している。
; カタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル
: 元貴族ヴァイゲル家の娘。16歳(ヴェンデリン15歳時)。リンガイア大陸で「暴風」の二つ名を轟かせている、絶賛売り出し中の冒険者。[[二つ名]]に纏わる風魔法のみならず、他の属性魔法にも精通している一流の魔法使い。
: 腰くらいまで伸ばした[[紫色]]の髪を、(ヴェンデリンから見て)昔の[[少女漫画]]の[[お嬢様]]キャラのように縦ロール状のヘアスタイルに(実は凄いくせっ毛で毎朝魔法も使ってセット)している。まだ10代だが、大人びているので20代くらいに見える。基本的に見栄っ張りでスタイルを気にしてよく[[ダイエット]]をしている
: 祖父の代に[[寄親]]であるルックナー(財務卿)侯爵家とリリエンタール伯爵家による[[門閥]]争いのとばっちりと王国直轄地の整理で[[改易]]された家を[[復興]]させるという願いもあるが、なんだかんだとヴェンデリンが気に入ったようで婚約者の一人として加わり、繋ぎとして一代限りの名誉準男爵に。ヴェンデリンとの間に将来生まれる[[嫡男]]が、正式にヴァイゲル家を復興させることになる。
: 実家であるヴァイゲル家はそれなりに真っ当な家だったらしく、かつての陪臣などが現在でもヴァイゲル家復興を願い帰農して残っており、ヴェンデリンの婚約者となって生まれた子が新たな準男爵家当主となる段取りが進むと、ほとんどの元陪臣や領民(他所に移っていた家族も呼んで総勢1200名)がバウルブルク郊外の新領地に引っ越してきた。
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: オイレンベルク騎士爵家の長女。19歳(ヴェンデリン17歳時)。初出は書籍12巻(WEB版第116話)。
: 身長は155センチほど、[[黒]]に近い[[茶髪]]をツインテールにして膝下まで伸ばしている。かなりの[[美少女]]ではあるのだが、男勝りの口調で[[ファッション]]にも興味がないなど、女らしさには欠けるきらいがある。王都の冒険者予備校を中々優秀な成績で卒業。中級程度の魔力ながら、加速魔法と[[サーベル]]を使った速攻で「神速」の異名を持つ。15歳から4年ほどの活動で自己資産は1000万セントを超えている。ヴェンデリンたちが冒険者稼業でリーグ大山脈の飛竜狩りに参加した際に知り合う。
: バウマイスター伯爵領から大リーグ山脈を貫く古代遺跡トンネルが発見され、南側から内部の点検を行い、辿り着いた北側出入り口にあったのがオイレンベルク騎士爵領だった。だが、当のオイレンベルク家はマロイモという作物の栽培で細々と暮らしている牧歌的な領地だった。トンネルの出入り口発見と共にトンネルの管理問題が発生するが、当主のジギ・フランク・フォン・オイレンベルク卿も次期当主のファイトもそんな大事業は分不相応と及び腰になってしまう。結果として代替地を用意して、そこに移ってもらおうと話が纏まり掛けたところで待ったをかけたのがカチヤである
: 実家の躍進のきっかけになる[[トンネル]]の管理権を自身が[[婿]]を取って引き受けると言いだし、王都にて大々的な入り婿の募集をかける。しかし、その条件が「自身と勝負して勝てる貴族男性(独身)」だった。王都の[[アンフィテアトルム|闘技場]]を借り切っての[[トーナメント方式|トーナメント]]を開催するも予選を突破した8人は全員敗退、国王からの勅命によって勝負することになったヴェンデリンに完敗、6人目の妻となった。結果、オイレンベルク騎士爵もバウマイスター伯爵の分家及び未開発地域へ領地替えとなり旧オイレンベルク騎士爵領はバウマイスター伯爵家とブライヒレーダー辺境伯家で領地を分け合うこととなり、トンネルはバウマイスター伯爵家が一括管理・旧オイレンベルク騎士爵領側の周辺開発はブライヒレーダー辺境伯家が担当・トンネル[[警備]]は王国政府とバウマイスター伯爵家が共同担当することになった。
; リサ・クレメンテ・ウルリーケ・エクスラー
: 「ブリザード」の異名を持つ凄腕冒険者の女性。29歳(ヴェンデリン17歳時)。キツイ[[化粧]]と大胆な服装でイケイケな感じだが、実際には化粧も服装も相手に対する防御壁としての物。素顔はかなり童顔で実年齢よりも4-5歳下に見える。化粧が落ちたスッピン状態だと会話どころか、他人と目を合わせる事も出来ない引っ込み思案。[[酒豪|大酒呑み]]だが、これも「そうすれば舐められない」という理由で[[演技]]していただけであり、あまり好きではない
: 冒険者として駆け出しの頃のカチヤを指導したことから「姉御」と呼ばれており
; テレーゼ・ジークリット・フォン・フィリップ
: アーカート神聖帝国の選帝侯七公爵家のひとつ、フィリップ公爵家の当主。21歳(ヴェンデリン17歳時)。[[金髪]]と褐色の肌
: ヴェンデリンと初めて出会う10年ほど前に行われた親善訪問で導師やブランタークとはすでに知り合いだった。皇帝選挙を前に「帝国初の[[女帝]]」という快挙を求められていた。そのため、結婚相手として、その実家から子どもの外戚として余計な干渉を受けずに済む外部者であるヴェンデリンに目を付けた。
: ニュルンベルク公爵が起こした反乱で諸侯軍の取りまとめなどを行うが、囚われていた皇帝の復権を認めたことで北部貴族から失望される。最終的にはペーターとヴェンデリンによって当主を退かせられることになり、バウマイスター領に引っ越す事となる。表向きは客分、実質的にはアマーリエと同じく、愛人の立場となる。エリーゼと同じく、貴族的な常識に疎いヴェンデリンをフォローする知恵袋的な立ち位置となる。トンネル問題でも解決策を提示するも、ヴェンデリンが及び腰だった為にその策は行使されなかったが、結果的にはテレーゼが提案した通りの結果となった。
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; フィリーネ・フォン・ブライヒレーダー
: アマデウス・ブライヒレーダー辺境伯の隠し子。10歳(ヴェンデリン17歳時)
: 内乱後に父と再会するにあたって、辺境伯家では修羅場になるかと思われた。しかし、辺境伯家の子どもは男子ばかりだったので、容姿が可愛いというのに加え、ヴェンデリンに縁付けるためにと渇望していた「政略結婚に使える女子」であったため
: 成人したらバウマイスター家へ嫁ぐ予定であり、辺境伯夫人はそのままバウルブルクに滞在させようとしたが、[[親バカ]]の発動した父・ブライヒレーダー辺境伯によって成人までブライヒブルクで過ごすことになる。
; アグネス、シンディ、ベッティ
: ヴェンデリンが17歳時に都の冒険者予備校に臨時[[講師]]として就いた際に教え子となった3人。ヴェンデリンとしては生徒を選り好みした気はないのだが、最も優秀だった3名が女子だったことで、家族も含めて周囲から「そういう関係」と判断されてしまう{{Efn2|高名な冒険者が冒険者予備校の講師となることは珍しくはないが、大半は弟子を取ったことも無いためか講義は「自身の自慢話」に終始しているとのこと。ヴェンデリンは可能な範囲で冒険の心得から始まり魔法の訓練法も指導した。}}。
: アグネス。14歳。ヴェンデリンから見て[[委員長]]タイプの[[眼鏡っ子]]で、実家も[[眼鏡]]屋
: シンディ。12歳。花屋の娘。黒髪を[[ボブカット]]にして幼い印象だが、ルイーゼより背は高い。実家は大店で[[商売]]っ気も高いほか、探し物を引き当てる幸運に恵まれている。
: ベッティ。13歳。実家は[[レストラン]]で、店は現在兄が引き継いでいる。兄は修行中に父親が倒れ、父親からも「まだ早い」と言われていたのに修行先から戻って来てしまった。腕は悪くないが個性と言える部分に欠け、たちまち客足が落ちてしまったが、ヴェンデリンのテコ入れで「立ち呑みありの一膳飯屋」として再出発した。
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=== 主人公の子供たち ===
書籍17巻で生まれた8人, 書籍24巻で生まれた1人。家名は省略。
; フリードリヒ
: エリーゼが産んだ長男で第1子。
; アンナ
: イーナが産んだ長女で第2子。ヴァルド王太子の長男と婚約。
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; ラウラ
: リサが産んだ六女で第8子。アームストロング導師の孫と婚約。
婚約。
; ベンノ
=== ヘルムート王国 ===
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: 声 - [[杉田智和]]{{R|animatetimes20200208}}
: 長男。25歳。無能で、「長男だから跡継ぎになれた人」。
: 父親に輪を掛けた凡庸な人物で、騎士爵領という小さな世界で「お山の大将」となることしか考えず、他者を蔑む小人物。ただし、これは親からの教育のせいもあり、嫡男としては親の言うことを素直に聞いていた結果でもあるが、逆に自身の能力不足を親のせいにして読み書き・計算などの習得といった努力もしていない。アマーリエが年に1、2度実家に出す手紙の郵送代を断るなど父親以上に出費を渋る面もあり、不人情な発言をすることも多い
: 元々は、父・アルトゥルより幾分マシな面があったが、父親よりエーリッヒやヴェンデリンを重用すれば「お前の居場所は無くなる」と言われたのを契機に狂いはじめた。
: その後、エーリッヒの王都の騎士爵家へ婿入り及び王国政府での出世と、貴族として独立し陞爵していくヴェンデリンに嫉妬し、さらにはバウマイスター領に帰って来たヴェンデリンによって領内が変化するに伴い本当に居場所を無くしていき、自分の無能・無策を棚に上げてルックナー会計監査長(声 - [[中野泰佑]])の使者の口車に乗ってヴェンデリンらを殺そうとつかまされた禁制魔道具「怨嗟の笛
; ヘルマン
: 声 - [[財満健太]]
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; ヘルムート
: 声 - [[大河元気]]
: 四男。17歳。舞台となるヘルムート王国(と国王陛下)に因んだ名前だが、それゆえにこの国では「もっとも平凡な名前」となっている。上の兄二人の結婚を機に家を出て王都の警備隊に入隊する。エドガー軍務卿の紹介で王都近郊にある森林の警備任務を世襲していた
: クルトの自滅に伴う騒ぎの後、準男爵家に陞爵。森林警備の仕事も管轄範囲を増強された。バウマイスター伯爵家成立により、王都バウマイスター準男爵家もバウマイスター伯爵家派閥に吸収され、バウマイスター伯爵家が宗家となる。
; エーリッヒ
258 ⟶ 261行目:
==== バウマイスター伯爵(辺境伯)家の家臣・領民 ====
ヴェンデリンの伯爵位(さらに辺境伯)への陞爵によって急遽編成された家臣と、開発の好景気に引かれて移住してきた住民たち。家臣団の多くは元々貴族の三男以下や庶子、浪人だった者が多く、結婚などしたくても出来なかったため独身比率が高い。バウマイスター家主催の「大お見合い会」などで嫁を迎えた
; ローデリヒ
: 声 - [[高塚智人]]{{R|animatetimes20200208}}
: 準男爵となったヴェンデリンに仕官の売り込みに来た浪人。一人称は「拙者
: 少しピントのズレているタイプで「槍術大車輪
:けっこう負けず嫌いでもあり、後に魔力量が増大し、槍に属性魔法を載せられるようになったイーナに模擬戦で敗退。挽回せんと密かに特訓している。
: 実はルックナー財務卿(侯爵)の弟である「ルックナー会計監査長(男爵)」の庶子であった。父親であるルックナー男爵が商人の娘に手をつけて生まれたが、認知はされておらず、貴族籍もない。そのため、実の父親を非常に嫌っている。
271 ⟶ 274行目:
: バウマイスター伯爵家のメイド。エリーゼの実家時代からのお付きのメイド兼・幼馴染で、エリーゼの嫁入りに際して付いてきた。ホーエンハイム家のメイド長の娘。バウマイスター家に移る際に以前から交際していた青年・カスパル(庭師の次男)と結婚している。
; エルヴィン・フォン・アルニム
: 声 - [[下野紘]]{{R|animatetimes20200208}} / [[森久保祥太郎]]{{R|fwinc558}}(ドラマCD版)
: 西部地域の貧乏騎士爵家の五男。剣士。愛称は「エル」。
: 実家を追い出されるような形でブライヒブルクの冒険者予備校に剣術の特待生として入学。入学時に席が隣だったヴェンデリンとコンビを組む。似通った立場だったこともあり、意気投合。ヴェンデリンが叙任・陞爵してからもプライベートではお互いに遠慮することもない友人同士である。
294 ⟶ 297行目:
: トリスタンはエドガー軍務卿の四男で、ヴィルマの義兄。
: コルネリウスはアームストロング導師の三男。19歳。母親似で爽やかな好青年。
: フェリクスは導師の兄であるアームストロング伯爵の三男。一族の特徴を引き継いだ{{仮リンク|ガチムチ|ru|Гачимучи|redirect=1}}のマッチョ青年。解放され、バウマイスター家の飛び地となったヘルタニア渓谷の代官となる。
: モーリッツはアスガハン準男爵の三男でヴィルマの実兄。フェリクスと共にヘルタニア渓谷務めになる。
; トーマス・トイファー
303 ⟶ 306行目:
; クラウス
: 声 - [[喜多田悠]]
: バウマイスター家が開拓した際に最初に従って入植した本村落の名主。レイラの父。優秀な人物だが、本心を隠して行動するため、胡散臭さが大きい。クラウス本人はただ今のままではバウマイスター騎士爵家衰亡という危機感からアルトゥルやクルトに助言していたが、信を得ることが出来ず、結果的にエーリッヒやヴェンデリンにクルトに代わって領主を継ぐように進言していた。その根底には跡取りであった息子・ゴードンとその親友として信頼していた青年・ハインの死が関わっていた
: クラウスに影が出来た原因はアルトゥルの父親である当時のバウマイスター騎士爵の命で塩を購入する為に交易に従事した際にケガをした同僚に「殺してくれ」という要請を受け入れ、止めを刺したことで、以降「喋る荷駄馬以下の存在」として自信を貶めている。更に上記にある「息子ゴードンの死」やクラウス本人の有能さが仇となり、紛争で活躍しても「出しゃばりすぎ」と非難を受けたこともあり、バウマイスター騎士爵家に不満を抱え込んでいっていた。
: 領内で起きかけた反乱(実態としてはブロワ辺境伯家の後方攪乱)の解決に協力したが、領主であるヘルマンではなくヴェンデリンに話を振ったことから騎士爵領にはいられなくなり、伯爵領に移ることとなりヴェンデリンの私的な相談役として就職した。それすらも計画の内だったらしい。
329 ⟶ 332行目:
: 声 - [[山根雅史]]{{R|animatetimes20200208}}
: ヘルムート王国の王宮筆頭魔導師。男爵→子爵。元々は軍務系法衣伯爵家の次男坊。国王陛下の親友で、アルフレッドの昔馴染みの元・冒険者。エリーゼの伯父でもある。語尾に「である」とつける話し方が特徴。周囲には「導師」と呼ばれている。
: 金髪を剃りあげたパイナップルモヒカンにカイゼル髭。三十歳頃に王宮筆頭魔導師になった天才であるが、身長210cm、体重130kgと、魔法使いという存在を否定せんばかりの体格と膂力を持つ筋肉武闘派魔法使い
: ヴェンデリン、ブランタークと共に王都郊外に広がる肥沃な土地・パルケニア草原の老地竜・グレードグランドを退治し、その功績によって子爵に陞爵。
: 筋肉質な外見や口調に似合わず頭が良く政治にも理解があるが、閣僚級の大物にもかかわらず、実務は肌に合わない(同時に自分が必要とされるのは「国家の危機」ぐらい)との理由でデスクワークは部下に丸投げしており、帝国内乱時の報告書などの文官業務は一切をヴェンデリンに押し付けた。その代わりに帰国後は王国の各地に帝国内乱についての講演を依頼されている。
: 40代になろうという年齢でいまだに魔力量の上昇が止まらず、聖魔法や治癒魔法なども習得している。ただし、魔力の放出に関しての才能が壊滅的
: 本人も自身の能力は戦闘オンリーだと把握しており、子供たち(奥さんが4人で、総勢18人。その後、更に増えている)も魔力を受け継いでいない以上、跡を継ぐ長男以外も暮らしを立てるために必要と教育には力を入れている。子供好きでもあるが、大抵の子供はインパクト抜群の見た目から怖がられて懐かれることは少ない。
: 本人は完全なアウトドア派で、獲った獲物を自ら処理して塩を振って焼いたものが大好物と、庶民的な味を好むB級グルメ。後にヴェンデリンの影響でマヨラーにもなった。大食らいで大酒呑みだが、どちらもヴィルマやリサに敗北しており、子供っぽい対抗意識を燃やすことが多い。
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; オーガス・リネンハイム
: ホーエンハイム枢機卿から紹介された不動産屋。ラメ入りスーツに銀色蝶ネクタイ、金縁メガネといった見た目に反して商売は手堅いが、不良物件をあこぎに買い叩くことも有る。
: ヴェンデリンに屋敷を手配する見返りとして、なにがしかの事件が起こり、その結果レイスが出るようになったことで塩漬けにされていた瑕疵物件を浄化してもらった。その後もバウマイスター領などで入り用になった建物を手配
: 息子のゴッチがバウルブルクで不動産屋を開業している。
; ロマーヌス・アルベルト・フォン・ヘルター公爵
374 ⟶ 377行目:
; ディートハルト・フォン・バルシュミーデ男爵
: ヘルター公爵の腰巾着。まるでカマキリのように痩せており、ヴェンデリンに「カマキリ男」と呼ばれる。取り巻き全体の知能レベルが低いため、他より少し上回ることで知恵袋扱いとなっている。陰謀が失敗に終わり、ヘルター公爵と同様の処分を受ける。
: 書籍26巻にて再登場。クーデター派閥の表看板となったヘルターの世話係として
; ルーカス・ゲッツ・ベッケンバウアー
: 声 - [[岡崎雅紘]]
380 ⟶ 383行目:
: 実家は貴族御用達の下着専門店で仕立ての技術もあるが、前述の通り一言多いため接客には難がある。
; ヘンリック
: アームストロング導師の次男。
; ユーファ
: 教会所属の女神官。限界を超えた身体強化とそれによる肉体損傷を自己治癒しながら走る「快速」という聖魔法を使うことができる。馬車を上回るスピードで1日に1000キロメートル以上を走破することが可能。ほかの魔法は使えないが「快速」はニュルンベルク公爵が起動した「移動・通信」妨害の魔道具による影響を受けないため、帝国内乱時にホーエンハイム枢機卿の命でヘルムート国王のメッセージをヴェンデリンに伝え、王国にはヴェンデリン一行の無事を報告するという使者の役目を負うことになる。
388 ⟶ 391行目:
; アマデウス・フライターク・フォン・ブライヒレーダー
: 声 - [[近藤浩徳]]
: ヘルムート王国のブライヒレーダー辺境伯家現当主。34歳(ヴェンデリン15歳時)。WEB版第24話では茶髪<ref>{{Cite web|和書|author=Y.A|url=
: ヴェンデリンが生まれたかどうかくらいの頃、先代の当主がバウマイスター領にある「魔の森」に万病の妙薬を求めて侵攻した末に戦死。その原因であった不治の病の長男・ダニエルも父の馬鹿さ加減に批判しながら憤死(世間にはそのように伝わってはいるが、実際にはもっと穏やかな最期だったようである)。次男だった彼が、持ち回りで爵位を継いだ。腹が立つことがあった際には不気味なほどの笑顔を振りまいて接するので家臣からは怖れられている。
: ヴェンデリンがブライヒブルグの冒険者予備校に入学したのを知り自身が主催するパーティー招待し、ヴェンデリンと知り合う。その際、ヴェンデリンがアルフレッドから相続した「魔法の袋」の中に、かつて「魔の森討伐」の軍需物資が残っていたであろうことをヴェンデリンに伝え、返還要請をする(報酬として評価額の2割・1000万セントを支払う)。以降ヴェンデリンと友好な関係を持ち続け、貴族として実家から独立したヴェンデリンの寄り親になる
: ヴェンデリンのバウマイスター伯爵家成立以降、南部開発に積極的に関わりブライヒレーダー辺境伯家も好景気となり富を増やす。他の貴族からは「独り勝ち」と陰口を言われている。
: 趣味は読書と古書の収集。基本的にジャンルは問わないようだが、結構な希覯本も所蔵している。詩など文章の評価に関しては認められているが、自分が書くとなると頓珍漢な内容になる(余計な修飾語は必要ない「紀行文」などは得意)。
: アーカート神聖帝国編にて以前の親善訪問時に恋仲となった帝国人女性との間に隠し子が出来ていたことが判明した(妊娠が発覚したのは帰国後で本人は知らなかった)。外で子供を作ったことはともかく、その子供を10年間面倒も見ずに放置していたことに関して奥方たちに絞られ、「今度やったら詩集(フィリーネの母に残した、大変に酷い出来
: 本人も含めてブライヒレーダー領の兵たちは武に疎く弱い。そのことは本人達も自虐するほどであるが、ヴェンデリンと懇意であるためにブロワ家との戦争時などではバウマイスター伯爵家兵を出してもらい事なきを得ている。他、王都とバウマイスター領の間にある為に人手不足のバウマイスター領への各種援助などで大儲けしている。
; ブランターク・リングスタット
: 声 - [[屋良有作]]{{R|animatetimes20200208}}
: 48歳(ヴェンデリン12歳時)ブライヒレーダー辺境伯家の筆頭魔法使い。アルフレッドの師匠にあたる上級魔法使い。ヴェンデリンなどより魔力は少ないが、魔力の大きさよりも効率的な運用や、緻密なコントロールを得意とする技巧派。多くの魔法使いや魔力持ちの指導をしている。特技として一度会ったことのある魔法使いなら、魔力の反応を数千kmの範囲で探知できる。
: 長年、独身を貫いていたが、冒険者時代に稼いだ分も含めて洒落にならない資産を持っていたので「死後にゴタゴタされると大変だから」と、主命によりブライヒレーダー辺境伯家・バウマイスター伯爵家合同主催の「大お見合い会」に強制参加させられ、とある貴族の令嬢・アガーテ(20)
: 本編のその後を語る「みそっかす」では、成長した娘の婿に無能なブライヒレーダー領の貴族たちが息子らを押し付け資産を奪おうと画策するが、弟子として可愛がっていたヴェンデリンの息子の1人が婿入りすることとなった。
; アルフレッド・レインフォード
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: ブロワ辺境伯家の庶子。その容貌はヴェンデリンの前世における学生時代の彼女に似ており、エルが一目惚れした。
: 母親共々実家であるベンカー騎士爵家に預けられていたが、年老いて耄碌した父親に呼び出された。ブロワ家では会ったこともなかった兄弟姉妹に嫌われ、ブライヒレーダー辺境伯との紛争では臨終寸前の父親から後継の言質を取るまで動けないフィリップ・クリストフの代わりに遠征軍の総大将代理にさせられていた。
: 本人にはブロワ家に関わる気は毛頭なく、縁を切ることを考えていた。紛争とブロワ家の継承が片付いた後は以前から交際・婚約していたカミル・ローベルト・フォン・プルーク
; ゲルト
: 王国東部を統括するブロワ辺境伯の弟。辺境伯家の印綬を預かっていた紋章官を匿っていたが、カルラからの提案で甥二人を出し抜いて辺境伯家を継ぐ。弟と言っても先代の当主が晩年になってからメイドに手を付けて生まれた子で、兄である現辺境伯と30は歳が離れている。
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; アーネスト・ブリッツ
: リンガイア大陸とは別に存在する地・ゾヌターク共和国より訪れた「魔族」。だが、侵略の尖兵とかではなく本業は考古学者で、リンガイアにも存在した古代魔法文明の研究を専門としており、発掘された魔道具を整備・修復する技術も持っている。すでに百数十年生きているが、人間の年齢で言えば4〜50代の中年である。白いタキシード風の服にシルクハット、片眼鏡に口ひげという出で立ちである。
: アーカート神聖帝国でニュルンベルク公爵領内の遺跡発掘の許可と引き換えに発掘・整備・修復した魔導装置や魔導兵器を提供していた。稼働させるのに膨大な魔力を必要とする魔導装置を一人で動かす魔力の持ち主
: 数年後には「餌(遺跡などの調査研究対象)さえ与えておけば無害」と判断され、王立アカデミーの研究者と共に王国中の遺跡を調査・研究している。屋敷にはほとんど戻らなくなったらしい。
: 母国では現在生死不明扱いだが、大学に教授として籍を置いており、ゼミを受けた教え子もいる。
447 ⟶ 450行目:
; ルミ・カーチス
: 魔族の国で一番の発行部数を誇る新聞社「エブリディジャーナル」の新人記者。モールたちの二年ほど先輩でアーネストの教え子でもあった。
: 結婚願望はあるが相手がおらず、就職難で無職だったモールたち
: その後、モールたちが昇進どころか社内結婚をし子供を授かったことで無職と馬鹿にしていた3人組との立場が逆転し焦り出す。
; エリザベート・ホワイル・ゾヌターク999世
: かつて魔族を支配した「魔王」の血を引く少女(魔族基準で小学生)。魔王と言っても現在は完全な名誉職で実権は無い。後にヴェンデリンと「器合わせ」をした影響で魔族には珍しい「瞬間移動魔法」を使えるようになる。ヴェンデリンとの男女の関係については直接的な描写は無かったが、Web版本編最終話で語られる遥か未来の世界には「(バウマイスター辺境伯家の)初代様は、何と魔族の王も妻にしたそうだ」という逸話が残されている。
; ライラ・ミール・ライラ
: 先祖代々「魔王」の宰相を務める家系の女性。魔王の養育費を捻出すべく複数のバイトを掛け持ちしていたが、魔王様発案の過疎地を再開発する事業が軌道に乗り、そこを管理する社長に納まった。更に、ヘルムート王国政府やバウマイスター伯爵家に「型落ちの魔道具及び中型・小型の魔導飛行船
== 用語 ==
461 ⟶ 464行目:
: 古代魔法文明時代には現代日本と大差ないレベルの社会だったためか、君主・貴族制度が布かれていながら意外と細かい法律が整備されている面がある。
; ギガントの断裂
: リンガイア大陸中央部にある大峡谷で、大陸を南北に分断している。大規模な橋は掛けられておらず、かつて王国と帝国が戦争をしていた頃は峡谷の対岸を占領しても橋を落とされることで奪い返されるの繰り返しだった。ほぼ物理的に隔てられているため、大陸を統一するより分割して統治していた方が効率が良いという一面がある
; ヘルムート王国
: 主人公の住む国。リンガイア大陸の南側を支配する大国。首都は「スタットブルク」。
: 王政国家と言っても王族が国の資産を好きに使えるわけではなく、職務上の予算以外は毎年支払われる年金でやりくりしている。
: 大臣級の閣僚はそれぞれの門閥貴族の当主が
: 貴族は「剣を以て王家に仕える」という建前上、貴族家の当主及びその跡取りは王都で主宰される武芸大会の(例え、他にもっと得意な武器があっても)「剣の部」に最低一回は出場することが不文律とされている。
; バウマイスター騎士爵領→伯爵領→辺境伯領
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: 北は飛竜や危険な野生動物などが棲む「リーグ大山脈」がそびえており、一番近いブライヒレーダー辺境伯領との行き来も月単位で日数がかかる状態だった。海側も東西の海岸は断崖絶壁や大渦に隔てられているため、水上船では大陸南端まで回りこまねばならなかった。
: 未開拓の地域がバウマイスター“伯爵領”となった事で、大々的な開発事業が始まり、領都となった「バウルブルク」とは魔導飛行船による定期便も行き来するようになり、大山脈を貫く古代文明遺跡トンネルも開通した。未開地が広すぎることもあって元からあったバウマイスター騎士爵領(ヘルマン)のほかにもバウマイスター準男爵領(パウル)・ヴァイゲル領・マインバッハ領・オイレンベルク領など、複数の分家貴族領が作られている。当主であるヴェンデリンを始めとして優秀な魔法使いが揃っているため、初期開発に関する費用は非常に安く上がっている。
: バウマイスター領のある場所は、古代魔法文明時代には「アキツシマ共和国」と
; 魔の森
: バウマイスター領にある魔物の領域。大陸中にある魔物の領域だが、ここは発生以来、1万年に渡って手付かずの状態だったためか、かなり異質な進化を遂げている。
533 ⟶ 536行目:
:; 魔導通信機
:: 長距離通信魔法を道具化した物。据え付け式の大型から携帯式の小型まであり、リンガイア大陸内なら問題なく使用できる。古代魔法文明では一流メーカー製の高級品から類似名メーカー製の安物まであった。バウマイスター領の地下遺跡(当時の大規模量販店の倉庫)から大量に発見される。王国が買い上げて役付きの貴族を中心に貸与する。
:: またアーカート神聖帝国内の遺跡から通信や、飛翔・瞬間移動など長距離移動魔法を封じる魔法装置も発見されている
:; 極限鋼
:: 古代文明時代に開発された合金素材。大規模建造物や相当な負荷がかかる魔導兵器に使用されていたが詳しい配合レシピが失われており、ヴェンデリンが大まかな材料から配合率を突き止めた。作中ではヴェンデリンしか精製できない希少品となっている。
548 ⟶ 551行目:
: 古代魔法文明で行われた大規模な実験の失敗(「大崩壊」と呼ばれる)の際に、飛び散った魔力が浸み込んだ土地に発生した。領域には「主(ぬし)」と呼ばれる魔物が存在しており、それを倒すことで領域を解放することも可能だが、主を倒すと他の魔物が四方八方に散ってしまい十分な準備なしに倒すと洒落にならない被害が出ることも多い。そのため、解放する際には多数の冒険者や、場合によっては軍隊も動員しての大規模作戦となる。よほど立地に問題がある訳でもなければ安定した狩場として維持されることが多い。
:; 古代骨竜(アンデット・ボーン・ドラゴン)
:: ヴェンデリンたちが魔導飛行船で王都に向かう途中で遭遇した古代竜がアンデッド化した魔物。ヴェンデリン渾身の「聖」魔法で倒され、回収された魔石や骨は王国に15億セント(約1500億円)で買い取られた。ブランタークもまともに戦って勝てる相手ではないと言った通り、Web版で書かれたIFストーリー
:; グレードグランド
:: 王都近郊の領域・パルケニア草原の主である老地竜。以前から解放して新たな開発地とするべくアームストロング導師による調査・偵察が繰り返されていたが、ブランタークそしてヴェンデリンという強力な魔法使いが揃ったことで発動した解放作戦で退治された。売却益は3人の頭割りで1人4億5050万セント(450億5000万円)だった。
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: かつて「魔王」と呼ばれた存在の血筋は存続しているが、実権の無い名前だけの世襲名になっている。現魔王は共和国の人口減少と共に放棄された土地に失業した若者を集めて再開発し、いずれ「新ゾヌターク王国」として独立しようとしている。体裁は単なる農村復興運動のため(しかも失業していた者たちは些少ながら現金収入を得て税金も納めているので)、共和国側は何もできない。
==
作者は元々「小説家になろう」にて『[[ギャラクシーエンジェル]]』や『[[ゼロの使い魔]]』などの他作品の二次創作を書いていたが、次第にオリジナル作品にも挑戦しようと思い書き上げたのが本作である{{Sfn|この「小説家になろう」がアツ
歴史上の偉人はどれほど天才であっても、実際は有象無象に足を引っ張られていると作者は考えていた。そして、本作の主人公はどうしても力がインフレしてしまうことから、何をやっても上手くいくわけではないことを描写するために、足を引っ張る要素が意図的に組み込まれている{{Sfn|この「小説家になろう」がアツ
中世ヨーロッパ風の異世界転生ものになったのは作者が歴史好きだったことに起因する{{Sfn|この「小説家になろう」がアツ
本作では貴族の当主や政治家、聖職者など数多くの大人が登場するが、これは作者が元々社会人経験者であり、現実世界の体験が反映されている部分がある{{Sfn|この「小説家になろう」がアツ
== 既刊一覧 ==
=== 小説 ===
* Y.A(著)
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** 『八男って、それはないでしょう! みそっかす 1』、2023年5月25日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322302000014/|title=「八男って、それはないでしょう! みそっかす 1」 Y.A {{Bracket|MFブックス}}|publisher=KADOKAWA|accessdate=2024-01-25}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-04-682481-3}}
** 『八男って、それはないでしょう! 28』、2023年9月25日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322305001369/|title=「八男って、それはないでしょう! 28」 Y.A {{Bracket|MFブックス}}|publisher=KADOKAWA|accessdate=2023-09-25}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-04-682891-0}}
** 『八男って、それはないでしょう! みそっかす 2』、2024年1月25日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322308000949/|title=「八男って、それはないでしょう! みそっかす 2」 Y.A {{Bracket|MFブックス}}|publisher=KADOKAWA|accessdate=2024-01-25}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-04-683148-4}}
** 『八男って、それはないでしょう! 29』、2024年5月24日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322401001484/|title=「八男って、それはないでしょう! 29」 Y.A {{Bracket|MFブックス}}|publisher=KADOKAWA|accessdate=2024-05-24}}</ref>、{{ISBN2|978-4-04-683626-7}}
** 『八男って、それはないでしょう! みそっかす 3』、2024年9月25日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322406000144/|title=「八男って、それはないでしょう! みそっかす 3」 Y.A {{Bracket|MFブックス}}|publisher=KADOKAWA|accessdate=2024-09-25}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-04-684048-6}}
** 『八男って、それはないでしょう! 30』、2025年1月24日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322410000104/|title=「八男って、それはないでしょう! 30」 Y.A {{Bracket|MFブックス}}|publisher=KADOKAWA|accessdate=2025-01-24}}</ref>、{{ISBN2|978-4-04-684462-0}}
** 『八男って、それはないでしょう! みそっかす 4』、2025年5月23日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322501001583/|title=「八男って、それはないでしょう! みそっかす 4」 Y.A {{Bracket|MFブックス}}|publisher=KADOKAWA|accessdate=2025-05-25}}</ref>、{{ISBN2|978-4-04-684811-6}}
<!-- プロジェクト:ライトノベル#既刊一覧より、「公式発売日以降の書誌のみ記述し、発売予定は記述しないでください。」 -->
[[台湾]]でも[[繁体字]]版が[[台湾国際角川書店|台湾角川]]から発売されている<ref>{{Cite web
=== 漫画 ===
楠本弘樹による『'''八男って、それはないでしょう!'''』と、ばにら棒による『'''八男って、それはないでしょう!〜はじまりの物語〜'''』が、共に『
* Y.A(原作)
*# 2015年9月30日初版第一刷発行(9月19日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/301504001977/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 1」
*# 2016年3月31日初版第一刷発行(3月22日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321511000142/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 2」
*# 2016年11月21日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321606000333/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 3」
*# 2017年7月22日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321702000310/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 4」
*# 2018年3月22日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321710000259/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 5」
*# 2019年1月23日初版第一刷発行(1月21日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321806000446/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 6」
*# 2019年12月23日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321908000240/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 7」
*# 2020年4月23日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000287/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 8」
*# 2021年1月22日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322008000317/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 9」
*# 2021年9月22日初版第一刷発行(9月21日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000186/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 10」 楠本弘樹
*# 2022年5月23日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322201000196/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 11」 楠本弘樹
*# 2023年1月23日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322209000636/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 12」 楠本弘樹
*# 2023年9月22日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322305000537/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう! 13」 楠本弘樹 {{Bracket|MFC}}|accessdate=2023-09-22}}</ref>、{{ISBN2|978-4-04-682810-1}}
* Y.A(原作) / 藤ちょこ(キャラクター原案) / ばにら棒(漫画) 『八男って、それはないでしょう!〜はじまりの物語〜』KADOKAWA〈MFC〉、既刊2巻(2020年11月21日現在)▼
*#
*#
▲* Y.A(原作)
*# 2020年3月23日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000301/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう!〜はじまりの物語〜 1」 ばにら棒 {{Bracket|MFC}}|accessdate=2021-09-21}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-04-064474-5}}
*# 2020年11月21日初版第一刷発行(同日発売<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000511/|publisher=KADOKAWA|title=「八男って、それはないでしょう!〜はじまりの物語〜 2」 ばにら棒 {{Bracket|MFC}}|accessdate=2021-09-21}}</ref>)、{{ISBN2|978-4-04-064755-5}}
== ドラマCD ==
2017年2月24日に『八男って、それはないでしょう!10.5 ドラマCDブックレット』(YMZN-1061)が発売された。
; キャスト
* ヴェンデリン - [[寺島拓篤]]<ref name="fwinc">{{Cite web
* エリーゼ - [[早見沙織]]
* エルヴィン - [[森久保祥太郎]]
* イーナ - [[松井恵理子]]
* ルイーゼ - [[今井麻美]]
* イヌー - [[真田侑]]
== テレビアニメ ==
2018年12月にアニメ化企画進行中であることが発表され<ref>{{Cite news |和書 |url=https://ln-news.com/articles/85018 |title=『八男って、それはないでしょう!』アニメ化企画が進行中 シリーズ累計は140万部を突破 |work=ラノベニュースオンライン |date=2018-12-15 |accessdate=2025-02-24}}</ref>、2020年4月から6月まで[[アニメシアターX|AT-X]]ほかにて放送された<ref name="animatetimes20191208">{{Cite
=== スタッフ ===
* 原作 - Y.A<ref name="animatetimes20190707">{{Cite
* 原作企画 - [[フロンティアワークス]]{{R|allcinema367444}}
* キャラクター原案 - [[藤ちょこ]]
* 監督 - 三浦辰夫
* シリーズ構成 - [[宮本武史]]
* キャラクターデザイン - 田辺謙司
* 色彩設計 - 金丸ゆう子<ref name="allcinema367444">{{Cite web
* 美術監督 - 松本浩樹{{R|allcinema367444}}
* 撮影監督 - 岸克芳{{R|allcinema367444}}
* 編集 - 三宅圭貴{{R|allcinema367444}}
* 音響監督 - 菊池晃一<ref name="animatetimes20200118">{{Cite
* 音楽 - [[カテリーナ古楽合奏団]]、関美奈子
* 音楽プロデューサー - 石川吉元{{R|allcinema367444}}
* 音楽制作 - [[フライングドッグ]]
* プロデューサー - 黒澤典弘、成田明浩、廣川浩二、菊島憲文、森田大二朗、伊藤将生、安口晴悟、見市敏之、尾形光広{{R|allcinema367444}}
* アニメーションプロデューサー - 三浦俊一郎{{R|allcinema367444}}
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=== 主題歌 ===
; 「時空の迷い人」<ref name="news20200228">{{Cite web|和書|url=http://hachinan-anime.com/20200228/|title=主題歌情報公開!OP&EDを豪華ユニットが担当! 両楽曲の聞けるPV第2弾も本日公開!|
: [[デーモン閣下]] × [[宝野アリカ]]によるオープニングテーマ。作詞はデーモン閣下と宝野の共作で、作曲はデーモン閣下、編曲はAnders Rydholm。
; 「[[月明かりのMonologue]]」
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| | 金曜 2:00 - 2:30(木曜深夜) | [[J:COMチャンネル|J:COMテレビ]] | 日本国内 | [[ケーブルテレビ|CATV]] / 『[[アニおび (J:COM)|アニおび]]』枠
| 2020年5月24日 - 8月15日 | 日曜 2:10 - 2:40 (土曜深夜) | [[福島中央テレビ]] | [[福島県]] |
| ref={{Cite web|和書|url=http://hachinan-anime.com/onair/|title=ON AIR|
| refname=onair
}}
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* [[アニマックス|アニマックスプレミアムVO]]
* [[GYAO!]]
* [[
* [[Hulu]]
* [[ニコニコチャンネル]]
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== ゲーム ==
=== スマートフォンアプリ ===
『'''八男って、それはないでしょう!〜もう一人の転生者〜'''』が、[[ビジュアライズ]]により2020年5月28日から[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]用、同5月29日より[[iOS]]用ゲームとして配信を開始した。ジャンルは[[ロールプレイングゲーム|RPG]]<ref>{{Cite web|和書|url=http://hachinan-anime.com/20190905_02/|title=初のゲーム化が決定! TGS2019にてスペシャルトークイベント開催!|
=== オンラインゲーム ===
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{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{
=== 出典 ===
{{Reflist|20em}}
== 参考文献 ==
* {{Cite book
== 外部リンク ==
882 ⟶ 895行目:
* {{小説家になろう作品|n8802bq}}
* {{小説家になろう作品|n7306dw|八男って、それはないでしょう! みそっかす}}
* {{小説家になろう作品|n1815fg|八男って、それはないでしょう!
* {{ComicWalker|comic|KDCW_MF00000009010000_68}}
* [http://hachinan-anime.com/ TVアニメ「八男って、それはないでしょう!」公式サイト]
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{{デフォルトソート:はちなんつてそれはないてしよう}}
[[Category:2013年の小説]]▼
[[Category:小説家になろうの小説]]
[[Category:MFブックス]]
[[Category:日本のファンタジー小説のシリーズ]]
[[Category:ハイファンタジー小説]]
▲[[Category:2013年の小説]]
[[Category:異世界への転生・転移を題材とした作品]]
[[Category:相続を題材とした作品]]
[[Category:漫画作品 は|ちなんつてそれはないてしよう]]
[[Category:2015年の漫画]]
[[Category:
[[Category:メディアファクトリーの漫画]]
[[Category:ライトノベルを原作とする漫画作品]]
[[Category:ハイファンタジー漫画]]
[[Category:転生を題材とした漫画作品]]
[[Category:アニメ作品 は|ちなんつてそれはないてしよう]]
[[Category:2020年のテレビアニメ]]
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[[Category:MFブックスのアニメ作品]]
[[Category:ハイファンタジーアニメ]]
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▲[[Category:相続を題材とした作品]]
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