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{{Infobox Film
|作品名 = 96時間/レクイエム
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|撮影 = エリック・クレス
|編集 = オドレイ・シモノー<br />ニコラ・トランバシエヴィッツ
|製作会社 = {{Plainlist|
* [[ヨーロッパ・コープ]]
* [[M6 (テレビ局)|M6フィルム]]
|配給 = {{flagicon|World}} [[20世紀フォックス]]<br />{{flagicon|FRA}} ヨーロッパ・コープ・ディストリビューション
* [[TSGエンターテインメント]]
* [[Canal+]]
}}
|配給 = {{flagicon|FRA}} ヨーロッパ・コープ<br />{{flagicon|USA}}{{flagicon|JPN}} [[20世紀フォックス]]
|公開 = {{flagicon|GER}} 2014年12月16日<br />(ベルリンプレミア)<br />{{flagicon|USA}}{{flagicon|JPN}} 2015年1月9日<br />{{flagicon|FRA}} 2015年1月21日
|上映時間 = 109分(劇場公開版)<br />116分(非情無情ロング・バージョン)
|製作国 = {{FRA}}<br />{{USA}}<br />{{ESP}}
|言語 = [[英語]]
|製作費 = $48,000,000<ref name="boxofficemojo">{{Cite web|url=httphttps://www.boxofficemojo.com/moviesrelease/rl1668646401/?id=taken3.htm|title=Taken 3|publisher=[[Box Office Mojo]]|language=英語|accessdate=2015年2月2日}}</ref>
|興行収入 = {{flagicon|USA}}$89,256,424<ref name="boxofficemojo"/><br />{{flagicon|World}} $326,479,141<ref name="boxofficemojo"/><br />{{flagicon|JPN}} 5億919万円<ref>「[[キネマ旬報]]」2016年3月下旬号 45頁</ref>
|前作 = [[96時間/リベンジ]]
|次作 =}}
『'''96時間/レクイエム'''』(きゅうじゅうろくじかん レクイエム、原題:''Taken 3''、別題:''Tak3n'')は、[[2014年]]に[[フランスの映画|フランス]]で制作された[[アクション映画|アクション]][[スリラー映画]]。[[リーアム・ニーソン]]主演、[[リュック・ベッソン]]と[[ロバート・マーク・ケイメン]]脚本による『[[96時間]]シリーズ』の第三作目にして最終章。監督は前作『[[96時間/リベンジ]]』の[[オリヴィエ・メガトン]]。
 
== ストーリー ==
元[[中央情報局|CIA]]工作員のブライアン・ミルズは娘キムを訪ねて誕生プレゼントを渡す。元妻レノーアをディナーに誘うが断られる。レノーアはブライアンのアパートに来て夫婦関係の問題の事を話す。
 
翌日、ブライアンはレノーアから朝食を一緒にろうというメールをもらう。ブライアンが頼まれたベーグルを買いに出かけて自宅へ戻ると、部屋寝室でレノーアが死んでい。そこに警察が現れてブライアンを元妻殺害の容疑で逮捕しようとする。しかし、ブライアンは警官を倒し、その場から逃亡する。フランク・ドッツラー警部はブライアンの経歴を調べ、指名手配する。
 
隠れ家で武器と装備を整えたブライアンは隠れ家警察の車輌保管場所潜む。忍び込み、レノーアの自動車からGPSの記録をコピーして、彼女ある郊外のガソリンスタンドに行った事を知る。ブライアンは警察官を装ってガソリンスタンドを訪れ防犯カメラの映像を調べ、彼女が手に入れ墨のある男たちに拉致された監視カメラの映像を見る。だがそこに警察刑事たち現れ同じ目的でやっ来て、ブライアンがいること知り逮捕する。連行される途中でブライアンはパトカーを奪取してカーチェイスの末に脱走し、警察のコンピューターから通話記録をダウンロードする。以前の仲間を通じて、レノーアの葬儀に出るキムと連絡を取り、「普段どおりの行動」を守るようにと伝える。キムはいつものようにコンビニに買い物に行き、いつもの場所に陳列されたドリンクを手に取ると「すぐに飲め」と書かれヨーグルトメモを見つけて飲み、る。その指示に従った彼女は大学で吐き気を覚えてトイレに行き、そこでブライアンと会う。ブライアンは吐き気を消す薬をキムに与える。ブライアンは、ドッツラーが無断でキムにつけた盗聴器を取り外一時無力化。ブライアンはると、真犯人を探すと言い、キムにはから安全な場所にいろと言う告げる。キムは妊娠したことを打ち明け、義父のスチュアートが何かに怯えてボディーガードを雇ったとも明か。そこへ異変に気付いた警官たちが迫るが、ブライアンは脱出に成功する
 
ブライアンはマリブへ向かうスチュアートの車を尾行するが、別の[[スポーツ・ユーティリティ・ビークル|SUV]]に追われて車は崖から押し出される。ブライアンは生き伸びて車をジャックし、ロシア人の襲撃者たちを酒屋ガソリンスタンドの売店まで追いかけて殺るが、雇い主の名を白状させることには失敗る。彼らの手には入れ墨が刻まれていた。ブライアンはステュアートを拉致して尋問する。スチュアートは元[[スペツナズ]]のオレグ・マランコフと闇商売をしていたが借金を返せなかったこと、マランコフがレノーアを殺したこと、ブライアンの正体をマランコフに話したことを告白する。
 
スチュアートと仲間の助けで、ブライアンはマランコフのペントハウスに侵入する。激しい銃撃戦と格闘の末、致命傷を負ったマランコフは一連の事件の真相と黒幕を告白する。スチュアートがレノーアの計画殺人を思いつき、保険金の1200万ドルをせしめようとしたのだという。そして、マランコフがブライアンを殺し損ねたため、スチュアートは今度はブライアンにマランコフを殺すようしむけたとも。そのころ、スチュアートはブライアンの仲間のサムを撃ち、キムを誘拐し、保険金を持って逃げようとする。スチュアートの飛行プライベートジェット機が離陸しようとした時、ブライアンは警察の追跡を振り切ってマランコフのポルシェで空港に現れる。ブライアンは離陸寸前の前を破壊してに体当たりすることで飛行機を止め、スチュアートを殺そうとするが、キムの懇願で思いとどまる。再び悪事を働いたり刑期の短縮を図ろうとした場合には最後の罰を与えるとスチュアートに警告する。ドッツラーと警官隊が現れてスチュアートを逮捕し、ブライアンの容疑は晴れる。
 
一件落着の後、キムは生まれる子供に母の名前「レノーア」と付けるつもりだとブライアンに話す。
 
== 登場人物・キャスト ==
; ブライアン・ミルズ
: 演 - [[リーアム・ニーソン]]、日本語吹替 - [[石塚運昇]]
: 主人公。[[中央情報局|CIA]]の元工作員にして、最強の父親。相変わらず、娘キムを深く愛している。前作での事件以降、元妻レノーアとの仲が再び親密になっていたが、ある日自分の部屋でレノーアが何者かに殺害されているを発見する。かも何者か、真犯人の策略により、その殺人人が自分だ偽装されたことで、して警察から追われる身となってしまう。レノーアの仇を討つため、独自に捜査を開始し、犯人の次の標的がキムであると睨む。
: サム、ケイシー、バーニーが経営している民間警備会社に従業員として所属していることが、エクステンデッド・カット版で追加されたシーンで判明する。
; フランク・ドッツラー
: 演 - [[フォレスト・ウィテカー]]、日本語吹替 - [[立木文彦]]
: [[ロサンゼルス市警察]]の警部。鋭い洞察力を持ちブライアンも警戒するほどの切れ者。レノーアを殺害した容疑でブライアンを追跡するが、一方で事件の真犯人は別にいるという疑惑を持つようになる。ブライアンの身柄を確保するため、部下にキムを見張るよう指示する。考えごとをする際、チェスの駒や輪ゴムをいじる癖がある。彼は、ベーグルが好きらしい?
; キム・ミルズ
: 演 - [[マギー・グレイス]]、日本語吹替 - [[明石香織]]
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; レノーア・セントジョン
: 演 - [[ファムケ・ヤンセン]]、日本語吹替 - [[深見梨加]]
: ブライアンの元妻。愛称は「レニー」。ブライアンとの離婚後、スチュアートと再婚したが夫婦関係はすでに破綻してしまっており、前作の事件以降は再びブライアンに心惹かれていっているが、それでも自制しており不倫関係には至っていない。しかし、そんなある日、ブライアンの部屋で無残にも殺害された姿で発見される。
; スチュアート・セントジョン
: 演 - [[ダグレイ・スコット]]、日本語吹替 - [[てらそままさき]]
: レノーアの再婚相手。いくつもの会社を経営している大富豪。だが、レノーアとの夫婦関係はすでに破綻してしまっている。ある日、ブライアンの部屋を訪れ、彼にレノーアとはしばらく会わないでほしいと願い出る。レノーアが殺害された後、警察の警護が付く中で自身の護衛を雇うなど、何かに怯えた様子を見せる。
:そんなある日、ブライアン殺人の罪をなすりつけレノーアを殺した真犯人である。キムが、飛行機で誘拐する所があり、最後、飛行機で逃げようとしてするも、ブライアンがキムを助け、スチュアートレノーアを殺した濡よって阻止さ衣の仕返しをして、警察に逮捕された。
; オレグ・マランコフ
: 演 - {{仮リンク|サム・スプルエル|en|Sam Spruell}}、日本語吹替 - [[斉藤次郎]]
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; ケイシー・マーク
: 演 - [[ジョン・グリース]]、日本語吹替 - [[谷昌樹]]
: ブライアンの友人で元同僚。CIAの元工作員で爆破のプロ。警察から追われるブライアンを手助けする。オレグを襲撃する作戦の最中にスチュアートから撃たれて倒れるが、その後まだ息があることが示唆されている。
: ブライアン、サム、バーニーと共に民間警備会社を経営しており、そこで副代表を務めていることが、エクステンデッド・カット版で追加されたシーンで判明する。
; バーニー・ハリス
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==興行収入==
アメリカにおいて、本作は公開初日に1470万ドルを稼ぎ出した。この数字は1月に公開された映画としては3番目に高いものである<ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/01/taken-3-liam-neeson-box-office-selma-inherent-vice-1201343948/|title=‘Taken 3′ Posts 2nd-Highest January Bow, ‘Selma’ Solid At No. 2, ‘Sniper’ Hits $139K PTA : Final Sunday B.O. Update|accessdate=2015-01-11}}</ref>。結局、本作は公開初週末に4040万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった。この数字は前作『[[96時間/リベンジ]]』が公開初週末に稼ぎ出した興行収入(4900万ドル)を下回るものである<ref>{{Cite web|url=httphttps://www.boxofficemojo.com/newsarticle/ed2055144452/?id=3997|title=Weekend Report: 'Taken 3' Scores Second-Highest January Opening Ever|accessdate=2015-01-12}}</ref>。
 
日本では、公開初週末に動員9万3101人、興収1億2066万6200円を記録し、週末興行収入ランキング初登場5位となった<ref>{{Cite web|和書|url=httphttps://eiga.com/news/20150114/13/|title=【国内映画ランキング】新作を抑え「ベイマックス」がV2、「妖怪ウォッチ」も2位をキープ!|accessdate=2015-01-15}}</ref>。
 
==評価==
本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトの[[Rotten Tomatoes]]には93件のレビューがあり、批評家支持率は10%、平均点は10点満点で3.4点となっている。サイト側による批評家の意見の要約は「切れのないアクションシーンの連続、意図不明の演出、陳腐な脚本のために駄作となった。『96時間/レクイエム』は「96時間シリーズ」を終わらせるべきだと教えてくれる作品だ。」となる<ref>{{Cite web|url=httphttps://www.rottentomatoes.com/m/taken_3/|title=Taken 3 (2015) |accessdate=2015-01-15}}</ref>。また、[[Metacritic]]には28件のレビューがあり、加重平均値は26/100である<ref>{{Cite web|url=http://www.metacritic.com/movie/taken-3|title=Taken 3|accessdate=2015-01-15}}</ref>。
 
しかし、観客からの評価は良好である。本作の[[シネマスコアCinemaScore]]はB+で、50歳以上の女性の観客にだけ限定するとA-の評価となっている<ref>{{Cite web|url=http://deadline.com/2015/01/taken-3-liam-neeson-box-office-selma-inherent-vice-1201343948/|title=‘Taken 3′ Box Office Posts Third-Highest January Bow, 2015 Off By 1.1% – Monday Actuals|accessdate=2015-01-14}}</ref>。
 
==続編==
本作は『96時間シリーズ』の最終作として製作されたが、続編製作の可能性ついて主演の[[リーアム・ニーソン]]は、2015年1月9日に配信された[[FOX411]]のインタビューで「みんながこのシリーズのキャラクターに親しみを感じているなら、第4作製作の可能性はある。僕自身も[[フォレスト・ウィテカー]]とはもう一度仕事をしてみたい。その願いが第4作で実現するなら素晴らしいことだ」とコメントしている<ref>{{Cite web|url=http://www.foxnews.com/entertainment/2015/01/09/liam-neeson-theres-always-chance-well-do-taken-4/|title=Liam Neeson: 'There’s always' a chance I'll do 'Taken 4'|accessdate=2015-01-11}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.denofgeek.com/movies/taken/33605/taken-4-liam-neeson-opens-door-to-further-sequel|title=Taken 4: Liam Neeson opens door to further sequel|accessdate=2015-01-14}}</ref>。しかし、同年1月13日に配信された[[Yahoo!]]のインタビューで、ニーソンは「(第4作の製作が)実現するとは思えない」とも述べている<ref>{{Cite web|和書|url=httphttps://eiga.com/news/20150113/7/|title=リーアム・ニーソン「96時間」第4作には否定的|accessdate=2015-01-15}}</ref>。
 
== 参考文献脚注 ==
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*{{Rotten-tomatoes|taken_3|Taken 3}}
 
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{{96時間シリーズ}}
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{{DEFAULTSORT:きうしうろくしかん れくいえむ}}
 
[[Category:2014年の映画]]
[[Category:フランスのアクション・スリラー映画]]
[[Category:フランスアメリカ合衆国アクション・スリラー映画]]
[[Category:復讐を題材とした映画]]
[[Category:ジョージア州で製作された映画作品]]
[[Category:ロサンゼルスで製作された映画作品]]
[[Category:ロサンゼルスを舞台とした映画作品]]
[[Category:IMAX映画]]
[[Category:リュック・ベッソンの脚本映画]]
[[Category:オリヴィエ・メガトンの監督映画]]
[[Category:ヨーロッパ・コープの作品]]
[[Category:20世紀フォックスの作品]]