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{{複数の問題
| 出典の明記 = 2025年4月
| 更新 = 2025年4月
| 独自研究 = 2025年4月
}}
{{Infobox Windowsコンポーネント
| name = Windows Update
|
| logo_size = 100px
| type = {{仮リンク|ネットワークサービス|en|Network service}}
| service_name = wuauserv
| service_description = Windows Update
| included_with = [[Microsoft Windows 98|Windows 98]]以降のWindows
[[Xbox One]],[[Xbox Series X/S]]
| related_components = [[Background Intelligent Transfer Service|BITS]], [[Microsoft Windows Installer|Windows Installer]], [[Internet Explorer]]
}}
'''Microsoft Update'''(マイクロソフト アップデート)は[[マイクロソフト]]が提供する[[Microsoft Windows|Windows]]、[[Microsoft Office]]などの[[ソフトウェア]]、および[[デバイスドライバ]]の[[ダウンロード]]と更新を行うための[[ウェブサイト]]である。主に[[セキュリティホール|セキュリティ]]更新や[[バグ]]修正等が行われる。
'''Windows Update'''(ウィンドウズ アップデート<ref>{{Cite
'''Windows Update'''(ウィンドウズ アップデート)はMicrosoft Updateの機能のうちWindows関連のみに限定されたものである。具体的にはWindows自身やWindowsに含まれるソフトウェア([[Internet Explorer]]や[[Windows Media Player]]など)、デバイスドライバの更新を行える。▼
| author = 日経パソコン
| authorlink = 日経パソコン
| title = 日経パソコン用語事典2009
| publisher = [[日経BP|日経BP社]]
| date = 2008-10-20
▲
[[2006年]]
== 概要 ==
Microsoft Updateは、対象製品(Microsoft Windows等)をウェブベースでソフトウェア更新するサービスである。重要なシステムコンポーネントの更新や[[サービスパック]]、[[セキュリティホール]]修正、[[パッチ]]、Windows[[ソフトウェアコンポーネント|コンポーネント]]の無償アップグレード、[[.NET Framework]]や[[Microsoft Silverlight|Silverlight]]のような追加コンポーネント、場合によっては[[デバイスドライバ]]の更新、さらには一部のプログラムの[[ベータ版|ベータバージョン]]が提供される。
大部分の更新・パッチは、公開と同時にMicrosoft Updateで更新可能となるが、マイクロソフトの[[ウェブサイト]]から手動で[[ダウンロード]]することもできる。ただし企業内ネットワークや、Windowsを実行している大規模なサーバでは、[[Windows Server Update Services]]の方が有用となることもある。これは自動的にWindows Updateからパッチを取得し、クライアントコンピュータを自動的に更新させるものである。
Windows XP以前のMicrosoft UpdateとWindows Updateのウェブサイトではマイクロソフトの[[スクリプト言語]]である[[VBScript]]及び[[JScript]]が使われているため、[[Internet Explorer]]もしくは[[IEコンポーネントブラウザ]]が必要とされるが、[[Netscape Browser]]([[Netscapeシリーズ]]のバージョン8)も必要に応じてInternet Explorerの[[HTMLレンダリングエンジン]]である[[Trident]]を使用できるため対応できる。また、[[Mozilla Firefox]]や[[Opera]]などといったその他のWindows用[[ウェブブラウザ]]でも、[[ActiveX]]を利用可能にするプラグインや拡張によって利用可能になっている。
なお、[[Xbox (ゲーム機)|初代Xbox]]、[[Xbox 360]]はOSのバージョンの桁数カウントがWindowsと異なる。初代Xboxは[[Xbox ネットワーク|Xbox Live]]に対応させるために一度だけディスクなどからOSをバージョンアップさせることが可能である。Xbox 360はなぜかバージョン表記がすべて"'''2.0.XXXXX.0'''"で表記される仕様となっているが、[[Microsoft Windows 2.0|Windows 2.X]]系列とは何の関係もないOSであり、初代Xboxから地続きで改良したOSであることを仄めかす表記となっている。
== 歴史 ==
Windows Updateが最初に公開されたのは、[[Microsoft Windows 98|Windows 98]]の発売時である。このときからWindows Updateは幾度かのバージョンアップを経ている。
[[2002年]]、マイクロソフトは[[Software Update Services]]を公開した。これはセキュリティパッチのダウンロードと配布を行うサーバコンポーネントであり、[[Microsoft Windows 2000|Windows 2000 Server]]に導入できる。また、Windows 2000 Service Pack 3では[[Background Intelligent Transfer Service|BITS]]が追加された。これはクライアント側のコンポーネントで、バックグラウンドでセキュリティアップデートを自動的にダウンロードしWindowsに適用するもので、
▲、Windows 2000 Service Pack 3では[[Background Intelligent Transfer Service|BITS]]が追加された。これはクライアント側のコンポーネントで、バックグラウンドでセキュリティアップデートを自動的にダウンロードしWindowsに適用するもので、[[Microsoft Windows XP|Windows XP]]では「自動更新」と呼ばれている。
[[2004年]]後半、
[[2005年]]にMicrosoft Updateのベータが公開された。Windows Updateの対象はWindows OSのみだったが、Microsoft Updateではマイクロソフトのほかの製品群にも対応し、新たに[[Microsoft Office]]
[[2005年]]
[[2006年]]、Microsoft Updateで[[Windows Defender]]の配布を開始した。
[[2007年]]、[[5月9日]]に配布が開始された更新[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]を、Vista以前の[[Microsoft Windows|Windows]]でダウンロードした場合、[[CPU]]の使用率が異常に上昇したり、インストールしたはずのプログラムが「更新済み」と見なされない不具合が起きた。この問題については、[[5月29日]]付の公式文書にて、対応策が発表されている
[[2011年]]
[[2013年]]11月に発売された[[Xbox One]]ではWindows式のOSが採用されたため、OSの再インストール(通常の使用方法では行う機会がない)やバージョンアップではWindows Updateと同じシーケンスが使用されるようになり、2015年までは"6.2.XXXXX.XXXX"(=[[Windows 8]])、2015年以降は"10.0.1XXXX.XXXX"(=[[Microsoft Windows 10|Windows 10]])、2021年以降は"10.0.2XXXX.XXXX"(=[[Microsoft Windows 11|Windows 11]])のフォームウェアが配布されている。
[[2017年]]にはマイクロソフト公式サイトが[[HTTPS]]へ移行したことに伴い、それをフルサポートしていない[[Internet Explorer 8]]ではアクセスできなくなったため、Windows XPのアップデートも事実上不可能となった。
=== Windows Vista以降 ===
<!--{{Main|Windows Update}}-->
[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]、および[[Microsoft Windows 7|Windows 7]]、[[Microsoft Windows 8|Windows 8]]/[[Microsoft Windows 8.1|8.1]]では、Windows Updateは[[ウェブアプリケーション]]ではなくなり、その機能は全て[[コントロールパネル (Windows)|コントロールパネル]]に吸収された。[[Microsoft Windows 10|Windows 10]]では、コントロールパネルから排除され、8から搭載された設定アプリに吸収されている。更に[[Windows Defender]]の定義ファイルの更新、[[Windows Mail]](Windows Vistaのみ)の[[スパム (メール)|ジャンクメール]]フィルタの更新なども行われる。
Windows XP Service Pack 2以降の利用者のWindows Updateに対する共通する鬱憤として、自動更新がバックグラウンドで実行された後、10分おきに再起動が要求されるというものがあった<ref name="atwood">{{
|url=http://www.codinghorror.com/blog/archives/000294.html
|title=XP Automatic Update Nagging
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Microsoft Updateは相変わらずオプションであり、標準では使用されない状態になっている。
Windows Vista以降のWindows Updateは、Windowsのシステムファイルの更新に「[[トランザクションNTFS|Transactional NTFS]]」と呼ばれる機能を使う。更新中に予期せぬ[[シャットダウン]]が行われた場合に、Windowsが元の状態に戻すことを支援する機能であり、ファイルシステムへの一連の変更が分解不能(アトミック)な操作である、すなわち中途半端な状態のままで終わることがないということを保障するものである<ref name="filecab">{{
|url=https://blogs.technet.com/filecab/articles/457811.aspx
|title=NTFS Beta Chat
|date=2006年7月12日
|accessdate=2006年9月22日
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== 論争と代案 ==
Microsoft Updateの利用に[[Windows Genuine Advantage]](正規
|url=http://www.informationweek.com/story/showArticle.jhtml?articleID=187200796
|date=2006年5月5日
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|title=Microsoft: Users May Have To Prove Legal Windows Use
|language=英語
}}</ref><ref>{{
|url=http://support.microsoft.com/kb/905474/|title=Description of the Windows Genuine Advantage Notifications
|publisher=Microsoft
|accessdate=2006年9月2日
82 ⟶ 100行目:
}}</ref>。
[[サードパーティー]]による非公式なMicrosoft Updateの代替として[[WindizUpdate]]などがある。これは、WGAを必要とせず、ウェブブラウザに代わって更新を行うものである。ほかにはAutoPatcherなどWebブラウザを全く使わない種類のものもある。
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 出典 ===
<references/>
== 関連項目 ==
* [[Microsoft Update カタログ]]
* [[Windows Server Update Services]] (WSUS)
{{Windows Components}}
|