「必殺仕事人V・風雲竜虎編」の版間の差分

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ある日のこと、主水の目の前で仕事人の元締 柳島の茂兵衛が殺害され、茂兵衛の持っていた仕事人の名簿が奉行所に流れたことで、大規模な仕事人狩りが行われる。鍛冶屋の政を含め、江戸の仕事人たちは功績が欲しい主水が裏切ったと考え、茂兵衛の妻のお絹が絵馬坊主の蝶丸に主水の殺しを依頼したことから、主水は仕事人たちから命を狙われる。
 
大道芸人の影太郎を相棒として江戸に戻って来たお玉は蝶丸から主水殺しの依頼を受け、主水に真相を問いただすが、主水は身の潔白を証明できない。影太郎は主水の嫌疑を否定して、白であることを直感する。
 
黒幕は裏稼業界を支配して、主水を仲間に引き込みたいと考えていた松平葵の紋の殿様とお絹だと分かり、主水、政、影太郎、お玉は協力して、彼らを葬る。新たな仕事人グループが結成され、仕事を行っていく。
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その絵馬を仕事を請け負う仕事人に渡し、それを炙ると相手の名前が浮かぶという趣向である。依頼の仕組みは仕事人の木更津のお助け地蔵に似ている。他の作品と違い、依頼も全話を通して前半で行っている。第2話以降は依頼人に対して「嘘偽りがあれば天罰ただちに我が身に返る」という忠告がされるが誤解による依頼と判明した場合は特に咎めることはせず、真相を知った頼み人による依頼の取り消しにも応じる。表向きは神頼みの形を取っているため、亡霊退治という、本来なら仕事人が受けるものではない依頼も受けなければならないことがあった<ref>事態の進展により、最終的には殺しの仕事になった。</ref>。
 
前作と仕事人V~新仕事人、商売人、仕業人以前と違い、主水らが依頼人から金を直接受け取って仕事をすることはできないが元締の制度自体は別に存在している。第1話の柳島の茂兵衛と最終回の旅芸人一座の座長 雲龍が存在し、雲龍は主水に仕事の斡旋をしている。
 
== 登場人物 ==
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; [[中村主水]]
: 演 - 藤田まこと
: 南町奉行所の定廻り同心。本作では前作最終話での百軒長屋の火災の責任を取らされ、富岡八幡宮へ続く橋の番所勤めへ異動となり、以前にも増して左遷された状態にある。
: 第8話では3カ月の勤務予定だったはずが評判がいいらしく、更に3カ月 延長となる。
: 第7話では、15年もの間刀を研いでいたというと研師の存在も明らかになったが、同話で殺害された。
; [[政 (必殺シリーズ)|鍛冶屋の政]]
: 演 - [[村上弘明]]
: 前作の銀平の死を受けて、裏稼業から足を洗っていたが主水が裏切りを働いたとの誤解から仕事人に復帰する。主水の潔白が証明された後は彼と組み、仕事を行う。
: 鍛冶屋としての腕前を上げており、第17話では依頼に応じ、筋力増強のための[[ブルワーカー]]を連想させる運動器具を作り上げた。
: 最終回で捕り方に捕まった影太郎を助けたことで足が付き、仲間たちに別れを告げ、江戸を旅立つ。
: 政を演じた村上は、第4話の次回予告も担当していた<ref>それ以外の回では、影太郎役の三浦が担当している。</ref>。
; かげろうの影太郎
: 演 - [[三浦友和]]<ref>クレジットは起こし(かつての[[ロート製薬#オープニングキャッチ|ロート製薬のオープニングキャッチ]]と同じ形)</ref>
: お玉とコンビを組んでの大道芸([[南京玉すだれ]])を表稼業としている。暢気な性格の色男で女性からの人気は高いが、世間知らずな一面を持つ。冷静沈着で頭の回転が早く、軽率な行動を取ることは少ない。直情的な政の抑え役になっている。
: その素性は不明で、お玉は知らなかったが正体は高遠藩の跡取りの双子の弟 本多忠次であるという事実が明かされる。双子は不吉として、子供の頃は寺に預けられていたため、家族への羨望を持つ。第18話で、高遠藩の内紛を治めるために兄の身代わりを務め、仕事を行う。
: 最終回で現場に残った玉すだれの残骸から足が付き、奉行所に捕縛されかけたところを政の助けで事無きを得る<ref>事態を知った主水が家に先回りして「凶」の文字を書き残しており、それに気づいたと同時に踏み込まれた。</ref>。その後仲間たちに別れを告げ、江戸を旅立つ。
: 演じた三浦は次回予告を担当している<ref>但し第4話のみ、三浦ではなく鍛冶屋の政役の村上が担当している。</ref>
; お玉
: 演 - [[かとうかず子|かとうかずこ]]
: 仕事人の密偵。百軒長屋の大火事騒動の後、便利屋を廃業し、今。本作では大道芸人となり、影太郎の相棒を務める。主に情報収集と蝶丸から依頼を受けるのは彼女の役割となっている。第1、2話は前作と髪型が変わっていた。3話からは前作の髪型を小さくした髪型になっている。
: 金粉を使い、影太郎の殺しをサポートするが前作で見せた跳躍は行わない。仕事以外では、影太郎の身の回りの世話や傷の手当、玉すだれの修復も手伝うなど献身的である
: 最終回で仕事料の残りの半金を取りに雲龍に会っていた所を奉行所に見つかり、さらに懐に持っていた金粉から足が付いてしまうが、主水の機転で事なきを得た。その後は主水、政、影太郎と別れ、江戸を旅立つ。
: 影太郎と別れる際、彼について行きたいような素振りを見せることから気があったことがうかがえる。
; 絵馬坊主の蝶丸
: 演 - [[桂ざこば (2代目)|桂朝丸]]
: 夜叉堂を拠点とする上方出身の坊主で、頼み人より仕事を請け負う。
: 女好きのお調子者で、お玉に[[セクシャルハラスメント|セクハラ]]を毎回 行うが、全く相手にされていない。作中では、お仙と後に一緒に暮らす様になるが、あっけらかんとしている彼女に対しては女好きの彼も扱いに困っていた。
: お玉に対し、紙芝居仕立てで頼み人の依頼理由を解説する。これは蝶丸役の桂朝丸が出演していた『[[テレビ三面記事 ウィークエンダー]]』のパロディーである。
: 第15話では親友の不覚の恨みを晴らすべく、自らが頼み人となる。
: 最終回で、お仙に愛想を尽かされた挙句、逃げられてしまい、主水たちよりも一足早く、江戸から逃走した。
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; [[中村せん・りつ#中村せん|中村せん]]
: 演 - [[菅井きん]]
: 主水の姑。相変あいかわらず婿養子の主水をいびる。
; [[中村せん・りつ#中村りつ|中村りつ]]
: 演 - [[白木万理]]
: 主水の妻。せんとともに、相変わらず婿養子の主水をいびる。主水が左遷中のため、隣近所に肩身の狭い思いをしている。
; [[田中熊五郎|筆頭同心 田中]]
: 演 - [[山内としお]]
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== 殺し技 ==
; 中村主水
: 悪人を油断させながら一瞬の隙を付いて、脇差を相手の急所に刺す。本作は大刀で悪人を斬り倒すこともある。
; 鍛冶屋の政
: 手槍で、悪人の首筋を突き刺す。
; かげろうの影太郎
: お玉が金粉を悪人の顔に吹き掛けた所を尖端に針を仕込んだ南京玉すだれで、相手の額を刺す。鞭のように応用することも可能。
: 玉すだれがバラバラになったときのために予備の玉すだれを携帯しており(第7話)、バラバラになった玉すだれの一部で悪人の額を刺した(第13、19話)。
: また、一本のすだれで並んで座っていた相手2人の首を貫いたこともある(16(第16話)。
 
== スタッフ ==