「古手梨花」の版間の差分
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普段の可愛い性格の梨花は「その世界の古手梨花」として年相応を意識しているときの性格であり、その時の一人称や「 - なのです」といった口調は、彼女に色々教えていた羽入の真似である。そして、時折現れる「黒梨花(作者談)」と呼ばれる大人びた性格が「100年の魔女」である彼女の本来の性格である。その意味では、長い時間を経て精神だけの存在として「各世界の古手梨花」から独立化したと言っても過言ではない。
「100年の魔女」として非情な言葉を発することがあり、このときの一人称は「私」。本来は心優しく仲間思いの性格。沙都子とは本当に親友だと思っており、北条家という理由だけで村から迫害されていることに胸を痛めている。また、自分が死ぬことを「運命」として受け入れきっている節があり、自分が死ぬ結末を回避するために他の人間
=== 家族構成 ===
両親は共に[[他界]]しており、神社の集会所の裏手にある[[倉庫]]小屋にて親友の沙都子と二人暮らしをしている。両親が存命の
両親は連続怪死事件の3年目の被害者。出題編にて、梨花の父は入江診療所で急死したと病院関係者の関与が暗示されているが、実際には唯一鷹野の「山狗」により行われた偽装殺人である。梨花の母は「鬼ヶ淵沼に身を沈めた」とされているが、実際は入江診療所の地下で鷹野によって生きたまま麻酔なしの頭部切開が行われる(コミック版のみの描写。原作においては具体的な記述はない)。梨花も母の死の真相をある程度知っているようだが、梨花自身何度も世界を繰り返し惨劇を回避できなかったため、死という事実を受けいれている。だが、両親のことを決して嫌っているわけではない。両親の死が絶対的なものだと思い込み、何百年も拒絶してきた。また、両親に羽入の存在を語ったり、母親よりも料理をうまく作ってしまい気味悪がられていて不仲のように描かれているが、本当は普通の女の子として生活してほしいという願いだったようだ。[[ひぐらしのなく頃に礼]]では母のぬくもりと優しさ、そして家族のぬくもりを理解することができた。
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自分が死ぬのを防ぐことが目的であると同時に、部活メンバーと共に仲良く平穏に暮らすことも望んでいる。そのため何度も羽入と共に自分の「運命」に立ち向かってきた。部活メンバーが疑心暗鬼に取り付かれた時や、鉄平の帰還など、必死に悲劇の回避を試みる場面があるが、自分自身の非力さによって運命に確実に敗北してしまう。やがて、巻き戻せる運命が短くなるにつれ自分の終わりが近づいていると考え諦観していた。だが、圭一が[[ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編|罪滅し編]]で奇跡を起こしたり、おもちゃ屋で圭一の「運命は金魚網のように簡単に打ち破れる」という言葉から、再び「運命」に立ち向かうことを決意する。
「世界」を移行する際に、死ぬ直前の記憶を失うという制限がある。そのため直接事件の真犯人に殺害された場合でも、それが誰なのかという記憶を持ち越す事はできない。また自身の死後も「世界」が存続しているという認識に欠けており、死亡前に残した不容易な発言が、結果的にその後の混乱を引き起こす要因となった事もある。
[[ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編|祭囃し編]]で死の運命から逃れられたものの、彼女から超越者としての自覚は完全には抜けていなかった。彼女が「普通の少女」として歩み始めるプロセスは「[[ひぐらしのなく頃に礼#賽殺し編|賽殺し編]]」にて語られる。
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鬼明し編では、過去の記憶を利用し[[前原圭一#業/卒|圭一]]にアドバイスすることで[[竜宮レナ#業/卒|レナ]]との惨劇を回避しようとするが、既にレナが雛見沢症候群の末期症状となっていたために圭一に襲いかかり、返り討ちに遭い死亡。圭一も意識不明の重体となってしまい、やり直すために自ら命を絶つ。
綿明し編では、圭一に綿流しの日に祭具伝に忍び込んだことを問いただしている姿を、雛見沢症候群が発症し「雛見沢御三家はオヤシロ様の祟りとして圭一を殺そうとしている」と思い込んでいた[[園崎魅音#業/卒|魅音]]に見られた
祟明し編では、雛見沢から出ていってはいけないことを沙都子に諭されながらも、雛見沢で惨劇の起こらない未来を夢見て努力するが、理想の未来を得たと思っていた中で沙都子により雛見沢症候群が発症し「オヤシロ様の祟りの首謀者は古手家である」と騙された大石により殺されそうになり、それを止めようとした村人や詩音と魅音が撃ち殺され絶望する中、大石に撲殺される。
== その他 ==
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* 『[[うみねこのなく頃に]]』の登場人物「ベルンカステル」は古手梨花の「100年の魔女」の人格である。(作者談)
* 「100年の魔女」としての梨花の人格や「[[ひぐらしのなく頃に礼|賽殺し編]]」の内容から勘案するとTips「歯車と火事と蜜の味」「箱選びゲーム」は梨花によって語られたものである。
* OVA『ひぐらしのなく頃に煌』第2巻「妖戦し編〜努〜」ではパラレルワールドで、魔法少女オヤシロリカに変身している。第4巻「夢現し編〜楽〜」では約100年前の子供の
* 初回限定版『XXXHOLiC』13巻 オリジナルドラマCDにてゲストとして登場し、壱原侑子の知り合いで、図書館で四月一日君尋と会っている姿が確認されている(竜騎士07がドラマの脚本を手がけている)。また、侑子との会話の内容から、少なくとも祭囃し編の後であることが確認できる。
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{{田村ゆかり}}
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{{DEFAULTSORT:ふるて りか}}
[[Category:ひぐらしのなく頃にの登場人物]]
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[[Category:田村ゆかり]]
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