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| website = {{URL|http://yoheitaneda.com/ja/}}
|職業=[[美術監督]]、[[プロダクションデザイナー]]}}
 
'''種田 陽平'''(たねだ ようへい、[[1960年]] - <ref name="example">[http://www.movieplus.jp/guide/mybest/1507.html 映画専門チャンネル・ムービープラス]</ref>)は、[[大阪府]]出身<ref name="example"/>の[[プロダクションデザイナー]]、[[アートディレクター]]。
 
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[[武蔵野美術大学]]油絵学科卒業。在学中から絵画助手として[[寺山修司]]監督作品『[[上海異人娼館 チャイナ・ドール|上海異人娼館]]』などに参加。[[榎戸耕史]]監督『・ふ・た・り・ぼ・っ・ち・』で劇場用一般映画デビュー。その後、数々の話題作の美術を務めている。
 
『[[スワロウテイル]]』で[[第20回[[日本アカデミー賞]]・優秀美術賞、『[[不夜城]]』で第18回[[香港電影金像奨]]・最優秀美術監督賞、[[第22回[[日本アカデミー賞]]・優秀美術賞を受賞。『[[キル・ビル<ref>{{Cite Vol.1]]』では米国美術監督協会の最優秀美術賞にノミネート。『[[THEweb 有頂天ホテル]]』『[[フラガール]]』で第61回[[毎日映画コンクール]]の美術賞、第30回日本アカデミー賞・優秀美術賞を受賞。2008年『[[ザ・マジックアワー]]』で第32回日本アカデミー賞・優秀美術賞を受賞、[[第3回アジア・フィルム・アワード|第3回アジアフィルムアワード]]美術賞にノミネートされた。和書
|url=https://www.japan-academy-prize.jp/prizes/?t=22 |date=1999-03-12|title=第22回 日本アカデミー賞 優秀賞 |website=日本アカデミー賞公式サイト
|publisher=日本アカデミー賞協会 |accessdate=2025-06-07}}</ref>。『[[キル・ビル Vol.1]]』では米国美術監督協会の最優秀美術賞にノミネート。『[[THE 有頂天ホテル]]』『[[フラガール]]』で第61回[[毎日映画コンクール]]の美術賞、[[第30回日本アカデミー賞]]・優秀美術賞を受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.japan-academy-prize.jp/prizes/?t=30|title=第30回日本アカデミー賞 優秀賞|website=日本アカデミー賞公式サイト|publisher=日本アカデミー賞協会|date=2007-02-16|accessdate=2025-06-04}}</ref>。2008年『[[ザ・マジックアワー]]』で[[第32回日本アカデミー賞]]・優秀美術賞を受賞<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.japan-academy-prize.jp/prizes/?t=32|title=第32回日本アカデミー賞 優秀賞|website=日本アカデミー賞公式サイト|publisher=日本アカデミー賞協会|date=2009-02-20|accessdate=2025-06-05}}</ref>、[[第3回アジア・フィルム・アワード|第3回アジアフィルムアワード]]美術賞にノミネートされた。
 
2009年『[[空気人形]]』『[[ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜]]』で[[芸術選奨]]文部科学大臣賞を受賞。また、『[[ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜]]』で[[第33回日本アカデミー賞]]・最優秀美術賞、第64回[[毎日映画コンクール]]美術賞を受賞。2010年『[[悪人<ref>{{Cite (小説)web|悪人]]』で第34回[[和書|title=日本アカデミー賞]]・優秀美術発表!『沈まぬ太陽』が作品を受賞。含む3部門!最多は『劔岳 点の記』の6部門 |publisher=シネマトゥデイ
|date=2010-03-05 |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0022897 |accessdate=2025-06-22}}</ref>、[[毎日映画コンクール#第64回(2009年)|第64回毎日映画コンクール]]美術賞を受賞。2010年『[[悪人 (小説)#映画|悪人]]』で[[第34回日本アカデミー賞]]・優秀美術賞を受賞<ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.oricon.co.jp/news/84896/full/ |title=『第34回日本アカデミー賞』 最優秀賞一覧
|website=ORICON NEWS|publisher=oricon ME|date=2011-02-18|accessdate=2025-07-03}}</ref>。
 
2011年には三谷幸喜監督『[[ステキな金縛り]]』、台湾映画『[[セデック・バレ]]』が公開、大ヒットを記録。同年秋の叙勲で[[紫綬褒章]]を受章<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/11/02/kiji/K20111102001942990.html|title=大竹しのぶ 紫綬褒章を受章「みんなに感謝したい」|publisher=[[スポニチ]]|date=2011-11-02|accessdate=2023-05-12}}</ref>
 
2012年にはチャン・イーモウ監督の中国映画『[[金陵十三釵]]』が公開され中国本土で大ヒットを記録する。同年、俳優の[[キアヌ・リーブス]]の初監督作品『[[ファイティング・タイガー 〜MAN OF TAI CHI〜]]』を北京および香港で撮影、帰国して[[三谷幸喜]]監督作品、『[[THE 有頂天ホテル]]』『[[ザ・マジックアワー]]』『[[ステキな金縛り]]』に続き、4作目となる『[[清洲会議]]』を撮影。
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2014年〜2015年は、[[クエンティン・タランティーノ]]監督の『[[ヘイトフル・エイト]]』の美術監督をつとめ、南北戦争後のロッキー山中を舞台とする西部劇の世界をつくった。
 
著書に『ホット・セット』([[メディアファクトリー]])、『TRIPTOWN for the FILMS』([[角川書店]])、自伝的画文集『どこか遠くへ』([[小学館]])、角川oneテーマ21『ジブリの世界を創る』など。最新刊は初の児童書『[[ステラと未来]]』(講談社)。
 
国内外の映画に展覧会のほかテレビ番組やCM、イベント、空間デザイン、舞台美術、グラフィックス、イラストレーション、エッセイ、著作など幅広い分野で活動している。
 
== その他 ==
[[キネマ旬報]]が[[1999年]]に行ったアンケートによれば、自身のベスト作品に、[[邦画]]では[[黒澤明]]『[[隠し砦の三悪人]]』や[[内田吐夢]]『[[血槍富士]]』を、[[映画|洋画]]では[[ジョン・フォード]]『[[荒野の決闘]]』や[[サム・ペキンパー]]『[[ガルシアの首]]』[[ロバート・アルトマン]]『[[ロング・グッドバイ]]』[[コーエン兄弟]]『[[ファーゴ (映画)|ファーゴ]]』などを選び、コメントで「いつまでも『[[七人の侍]]』や『[[東京物語]]』が一位という結果も嫌なので、そういった作品はあえて外した」「『ガルシアの首』や『ロング・グッドバイ』に必適する熱い[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]はもう見られないのか。『ファーゴ』を演出した[[コーエン兄弟]]にはその可能性があると思います」と発言<ref>『[[キネマ旬報]] 1999年10月上旬特別号 NO.1293映画人が選ぶオールタイムベスト100(外国映画篇)』『キネマ旬報1999年10月下旬号NO.1294映画人が選んだオールタイムベスト100(日本映画篇)』</ref>。
 
== 作品 ==
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* [[不夜城 (小説)#映画|不夜城]](1998年、[[リー・チーガイ]]監督)
** 第18回[[香港電影金像奨]]/最優秀美術監督賞、第22回日本アカデミー賞/最優秀美術賞ノミネート
* [[死国#映画|死国]](1999年、長崎俊一監督)
* [[千年旅人]](1999年、[[辻仁成]]監督)
* [[ほとけ]](2000年、辻仁成監督)
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* [[キル・ビル Vol.1]](2003年、[[クエンティン・タランティーノ]]監督)
** 米国美術監督協会/最優秀美術賞ノミネート
* [[花とアリス#花とアリス(長編・実写劇場版)|花とアリス]](2003年、岩井俊二監督)
* [[69 sixty nine]](2004年、[[李相日]]監督)
* [[イノセンス]](2004年、[[押井守]]監督)
* [[いま、会いにゆきます#映画|いま、会いにゆきます]](2004年、[[土井裕泰]]監督)
* [[闇打つ心臓]](2005年、[[長崎俊一]]監督)
* [[THE 有頂天ホテル]](2006年、[[三谷幸喜]]監督)
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** 平成21年度 [[文化庁芸術選奨]]・文部科学大臣賞 映画部門
* [[アマルフィ 女神の報酬]](2009年、[[西谷弘]]監督)
* [[悪人 (小説)#映画|悪人]](2010年、[[李相日]]監督)
** 第34回日本アカデミー賞/最優秀美術賞ノミネート
* [[ステキな金縛り]](2011年、三谷幸喜監督)
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* [[ファイティング・タイガー]](2013年、[[キアヌ・リーブス]]監督)
* [[清須会議 (小説)|清須会議]](2013年、三谷幸喜監督)
* [[思い出のマーニー]](2014年、[[米林宏昌]]監督)<ref name="cinema cafe2014.5.9">{{cite news|title = 種田陽平、アニメ映画の美術を初担当「思い出のマーニー×種田陽平展」の開催も決定|url = httphttps://www.cinemacafe.net/article/2014/05/09/23312.html|publisher = [[カフェグルーヴ|CinemaCafe.net]]|date = 2014-05-09| accessdate = 2014-05-02}}</ref><ref name="STUDIO GHIBLI20140510">[http://www.tsumura.co.jp/password/m_square/products/tempu/pdf/060.pdf "STUDIO GHIBLI公式サイト - 2014年5月10日「野中くん発 ジブリだより」 5月号]</ref>
* [[蜩ノ記]](2014年、[[小泉堯史]]監督)
* 捉妖記(原題)(2015年、ラマン・ホイ監督)
** 第52回[[金馬奨]] 美術賞ノミネート<ref>{{citeCite web|和書|url=httphttps://natalie.mu/eiga/news/166978|title=金馬奨でホウ・シャオシェン「黒衣の刺客」が最多5冠、妻夫木聡の登壇も|publisher=映画ナタリー|date=2015-11-24|accessdate=2015-11-25}}</ref>
* [[ヘイトフル・エイト]](2015年、[[クエンティン・タランティーノ]]監督)<ref>{{citeCite web|和書|url=httphttps://natalie.mu/eiga/news/170018|title=タランティーノが贈る密室劇「ヘイトフル・エイト」、クセ者ぞろいのポスター公開|publisher=映画ナタリー|date=2015-12-21|accessdate=2015-12-21}}</ref>
* [[君よ憤怒マンハント (2017年河を渉れ#リメイク映画)|マンハント]](2017年、ジョン・ウー監督)<ref>{{cite news|url=httphttps://natalie.mu/eiga/news/191482|title=福山雅治、ジョン・ウー監督作「追捕」イベントで「アクション撮影が楽しみ」|newspaper=映画ナタリー|date=2016-06-20|accessdate=2016-06-20}}</ref>
* [[三度目の殺人]](2017年、是枝裕和監督)
* [[国宝 (小説)#映画|国宝]](2025年、李相日監督)
 
==== 美術監修ほか ====
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;2006年
* [[麒麟麦酒]]株式会社/のどごし生シリーズ
* [[三菱UFJモルガン・スタンレー証券|三菱UFJ証券]]株式会社/企業篇 信託篇
* [[富士通]]株式会社/FMV 変身篇
* [[NTTドコモ]]/FOMAテレビ電話 理由篇 探し物篇 仲裁篇
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*[[奥田民生]]『月を超えろ』
*[[UNICORN]]『すばらしい日々』『雪が降る町』
*[[X Japanhide]][[hideX JAPAN]]EYE’SEYES LOVE YOU』
*[[石井竜也]]『WHITE MOON IN THE BLUE SKY』
*[[桑田佳祐]]『月』
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*2009『どこか遠くへ』([[小学館]])
*2010『[[借りぐらしのアリエッティ]]×種田陽平展』図録
*2013『種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展OFFICAIALOFFICIAL BOOK』([[ぴあ]])
*2014『[[思い出のマーニー]]×種田陽平展オフィシャルガイド』([[角川書店]]
*2014『ジブリの世界を創る』([[角川oneテーマ新店]]
*2014『[[伝説の映画美術監督たち×種田陽平]]』([[スペースシャワーネットワーク]]
*2015『[[ステラと未来]]』([[講談社]])
 
=== その他 ===
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[[Category:1960年生]]
[[Category:日本の美術監督]]
[[Category:日本のプロダクションデザイナフィルム・アティスト]]
[[Category:日本のアートディレクター]]
[[Category:紫綬褒章受章者]]