ページ「GANTZ (映画)」と「海綿動物」の間の差分

(ページ間の差分)
削除された内容 追加された内容
 
脚注を編集 (ProveIt使用) #proveit
 
1行目:
{{生物分類表
{{Infobox Film
|色 = 動物界
| 作品名 = GANTZ<br />GANTZ PERFECT ANSWER
|名称 = 海綿動物門 Porifera
| 原題 =
|fossil_range = {{fossil range|[[エディアカラ紀]]|現世}}
| 画像 =
|画像 = [[ファイル:Haeckel Calcispongiae.jpg|250px]]
| 画像サイズ =
|画像キャプション = "Calcispongiae" from [[エルンスト・ヘッケル|Ernst Haeckel]]'s<br />''[[Kunstformen der Natur]]'', 1904
| 画像解説 =
| ドメイン = [[真核生物]] {{sname||Eukaryota}}
| 監督 =
| ドメイン階級なし = {{生物分類表/階級なし複数
| 製作総指揮 = [[奥田誠治]]
|[[オピストコンタ]] {{sname||Opisthokonta}}
| 製作 =
|[[コアノゾア]] {{sname||Choanozoa}}
| 脚本 = [[渡辺雄介]]
| 出演者 = [[二宮和也]]<br />[[松山ケンイチ]]<br />[[吉高由里子]]<br />[[本郷奏多]]<br />[[夏菜]]<br />[[千阪健介]]<br />[[白石隼也]]<br />[[水沢奈子]]<br />[[戸田菜穂]]<br />[[綾野剛]]<br />[[伊藤歩]]<br />[[田口トモロヲ]]<br />[[山田孝之]]
| 音楽 = [[川井憲次]]
| 主題歌 =
| 撮影 = [[河津太郎]]
| 編集 = [[今井剛]]
| 配給 = {{flagicon|JPN}} [[東宝]]
| 製作会社 = 「GANTZ」FILM PARTNERS
| 公開 = '''GANTZ'''<br />{{flagicon|USA}} 2011年1月7日<br />{{flagicon|JPN}} 2011年1月29日<br />{{flagicon|ROC}} 2011年3月18日<br />{{flagicon|SIN}} 2011年4月14日<br />{{flagicon|HKG}} 2011年4月21日<br />'''GANTZ PERFECT ANSWER'''<br />{{flagicon|JPN}} 2011年4月23日<br />{{flagicon|USA}} 2011年7月15日<br /> {{flagicon|HKG}} 2011年5月12日<br />{{flagicon|ROC}} 2011年5月20日
| 上映時間 = '''GANTZ''':130分<br />'''GANTZ PERFECT ANSWER''':141分
| 製作国 = {{JPN}}
| 言語 = [[日本語]]
| 制作費 = 40億円(2作合計)
| 興行収入 = 34.5億円/28.2億円<ref>{{cite web|url=http://www.eiren.org/toukei/index.html|title=日本映画産業統計 最新映連発表資料|accessdate=2011年1月26日|date=2011年1月26日|author=一般社団法人 日本映画製作者連盟}}</ref>
| 次作 =
}}
|界= [[動物|動物界]] {{Sname||Animalia}}<br/>([[後生動物]] {{sname||Metazoa}})
『'''GANTZ'''』(ガンツ)は、『[[週刊ヤングジャンプ]]』に連載されている同名漫画『[[GANTZ]]』を原作とする[[2011年]]公開の日本のSFアクション映画。
|門= '''海綿動物門 {{Sname||Porifera}}'''<br /><small>[[:en:Robert Edmund Grant|Grant]] in [[:en:Robert Bentley Todd|Todd]], 1836</small>
|和名 = 海綿動物門
|英名 = sponge
|下位分類名 = 綱
|下位分類 =
* [[石灰海綿綱]] Calcarea
* [[普通海綿綱]] Demospongiae
* [[六放海綿綱]] Hexactinellida
* [[硬骨海綿綱]] Sclerospongiae
}}
'''海綿動物'''(かいめんどうぶつ、{{lang-en-short|sponge}})とは、'''海綿動物門'''({{lang-la-short|Porifera}})に属する[[動物]]の総称である。海綿、カイメンなどとも表記される。
 
[[熱帯]]の[[海]]を中心に世界中のあらゆる海に生息する。淡水に生息する種も存在する。壺状、扇状、杯状など様々な形態をもつ種が存在し、同種であっても生息環境によって形状が異なる場合もある。大きさは数mmから1mを越すもの([[南極海]]に生息する樽状の海綿 {{snamei|Scolymastra joubini}})まで多様である。[[多細胞生物]]であるが、[[細胞]]間の結合はゆるく、はっきりとした[[器官]]等の分化は見られない。細かい網目状の海綿質繊維からなる[[骨格]]は[[スポンジ]]として[[化粧]]用や沐浴用に用いられる。
日本公開日はPART1『'''GANTZ'''』が2011年1月29日、PART2『'''GANTZ PERFECT ANSWER'''』(ガンツ・パーフェクトアンサー)が2011年4月23日。全2部作で前編・後編共に[[映画のレイティングシステム|PG12]]指定を受けた。
 
== ストーリー生物学的特徴 ==
海綿は[[固着性]]の動物である。基本的には[[放射相称]]の形を取るが、実際には環境によっても大いに変化する。表面に小孔と呼ばれる数多くの孔をもち、ここから水と食物をとりこんでいる。また、大孔とよばれる開口部が上部にあり、ここから水を吐き出している。胃腔と呼ばれる内側の空洞部には[[鞭毛]]をそなえた[[襟細胞]]が多数あり、この鞭毛によって小孔から大孔への水の循環を引き起こしている。このような体内に水を循環させる構造をまとめて水溝系(canal system)という。
; GANTZ
: 就職活動中の大学生・玄野計と正義感の強い加藤勝の2人は、ある日電車に轢かれて命を落とす。死んだはずの2人が、黒い謎の球体「GANTZ」に召喚され、異形の星人たちとの戦いを強いられる。血で血を洗う戦いを加藤は嫌悪するが、玄野は戦いを通じて明らかになる自分の秘められた力に自らの存在を見出す。
; GANTZ PERFECT ANSWER
: 戦いに目覚め、生き抜くことを選択する玄野。一方、暴力に支配された世界を嫌悪し、戦いを否定する加藤は死闘の中で命を落としてしまう。身近にある生と死を実感した玄野は、100点めにゅ〜で加藤を生き返らせるために戦いを続けていく。過去に100点を取り、ガンツを卒業していたメンバーの鮎川たちも復活し、心強い仲間たちとともに得点を積み重ね、順調かに見えた玄野たち。しかし、加藤の不可解な復活と、ガンツメンバーの周囲をかぎまわる謎の男と最強の敵が出現し、ガンツの何かが狂い始める。そして、異変が起き始めたガンツが次のターゲットに選んだのは、星人ではなく玄野のことを想い続ける多恵だった。
== キャスト ==
'''登場人物の詳細については、[[GANTZの登場人物]]を参照。'''<>内にはあだ名を表記する。
*'''玄野 計<くろの>''' - [[二宮和也]]([[嵐]])
:本作の加藤と並ぶ主人公。東京都内の私立大学に通う就職活動中の4年生で、大学では目立たない存在。幼馴染の加藤を助けようとして電車に轢かれ、ガンツに召還される。当初は困惑するも、次第にガンツの世界での戦いに目覚め、自分自身の存在意義を見出すようになっていく。そんな中、ガンツのミッションで加藤を失ってしまう。加藤の存在の大きさに気づいた玄野は深い悲しみに暮れるが、多恵の想いを受け再び立ち上がった。
*'''加藤 勝<かとう>''' - [[松山ケンイチ]]
:本作の玄野と並ぶ主人公。小学生の弟との2人暮らしの生活を支えるため、高校や大学にも行かずに働く22歳。幼いころの弟に対し虐待をしていた父を殺害して、少年院に入れられていた。玄野は小学生の時の幼馴染で、当時の加藤のあこがれの存在であった。正義感が強く、貧しいながらも必死に生きている。地下鉄で線路に誤って落ちた酔っ払いを助けようとして電車に轢かれ、玄野と共にガンツに召還される。暴力に支配されるガンツの世界を嫌悪し、敵を殺さずに仲間を失わない戦いを選ぼうとするが、強靭な千手観音により無念の死をとげてしまう。
:* "もう一人の加藤" - 通称:『加藤星人』。加藤に擬態した千手観音。ある目的でミッション外の玄野らと接触する。
*'''小島 多恵''' - [[吉高由里子]]
:玄野に秘かに思いを寄せる大学の同級生。絵が得意で、玄野を主人公のモデルにしたヒーロー漫画を描いている。ガンツに召還された後の玄野の変化に気づき不安を覚える。加藤の死後、弟の歩を玄野と共に面倒を見ているが、ガンツのミッションのターゲットにされてしまう。 
*'''西 丈一郎<にしくん>''' - [[本郷奏多]]
:玄野たちが来る前からガンツの世界でミッションを経験している高校生。非常に冷酷な性格で、仲間を囮にして敵と戦うことを得意とする。ガンツの世界の知識も豊富。
:* "もう一人の西" - 通称:『西星人』。加藤に擬態していた千手観音がガンツ部屋へ侵入するために西に擬態した姿。
* '''岸本 恵<きしもと>''' - [[夏菜]]
:リストカットで自殺を図ってガンツに召還される。内気な性格だが、自分でも驚くような大胆な行動に出ることもある。仲間思いで優しい加藤に強く魅かれていく。
*'''北倉 玲子''' - [[戸田菜穂]]
:重田の同僚である刑事。
*''' 鮎川 映莉子''' - [[伊藤歩]]
:元ガンツメンバーの一員で、トップモデル、女優として活躍していたが理由を公表せずに休業。ある日、彼女のもとに「くろいボール」が届く。
*'''鈴木 良一<すずき>''' - [[田口トモロヲ]]
:リストラされたサラリーマン。玄野と加藤を信頼し、共に戦う。ミッションで100点を目指し、亡くした妻を生き返らせようとする。
*'''重田 正光''' - [[山田孝之]]<ref>別の映画を撮影中の山田が隣で行なわれていた『GANTZ』の衣装合わせの場にやって来て「うわぁ~、GANTZだ~、いいなぁ~」と言ったところ[[佐藤貴博]]プロデューサーから「じゃぁ、出てくださいよ~」と言われたことで出演が決まった。{{cite web|url=http://www.stardust.co.jp/news/?id=1068|title=山田孝之 映画「GANTZ」製作報告会見!|publisher=スターダスト オフィシャルサイト|accessdate=2011-04-26}}{{cite news|url=http://cinema.pia.co.jp/news/154220/40537/|title=二宮和也&松山ケンイチが映画報告会見に登場。『GANTZ』の魅力を分析|newspaper=ぴあ映画生活|accessdate=2011-04-26}}</ref>
:死んだはずの人間と黒い玉の部屋の真相を追う刑事。
* 加藤 歩 - [[千阪健介]]
:加藤勝の弟。
* 桜井 弘斗 - [[白石隼也]]
:無職。おこりんぼう星人のミッションで召還される。
* 玄野 憲一 - [[浅野和之]]
:玄野の父。
* 山田 雅史 - [[小松利昌]]
:小学校教師。ねぎ星人ミッションの参加者。
* 稲森 貴史 - [[落合扶樹]]
:金髪のフリーター。ねぎ星人ミッションの参加者。
* 畑中 清 - [[小林一英]]
:強面のヤクザ。ねぎ星人ミッションの参加者。
* 白石 いずみ<しらいし> - [[Merii]]
:ショップ店員。田中星人ミッションからの参加者。
* 杉本 カヨ - [[市川千恵子]]
:亮太の祖母。田中星人ミッションの参加者。
* 杉本 亮太 - [[春名柊夜]]
:カヨの孫。田中星人ミッションの参加者。
* 岡崎 明俊 - [[古澤裕介]]
:サバイバルゲームマニア。おこりんぼう星人ミッションの参加者。
* 徳川 夢想 - [[土平ドンペイ]]
:僧侶。おこりんぼう星人ミッションの参加者。
* 高橋 光輝 - [[若葉竜也]]
* 坂野 理沙 - [[玄覺悠子]]
* 山本 真子 - [[緑友利恵]]
:高校生。鮎川に殺され、ガンツに再び召還された卒業生。
* 中村 孝太 - [[越村友一]]
:美容師。ガンツに再び召還された卒業生。
* 小林 新一 - [[阪田マサノブ]]
:システムエンジニア。ガンツに再び召還された卒業生。
* 親ネギ星人 - [[長江英和]]
* 子ネギ星人 - [[五十嵐翔]]、[[早川恭崇]]
* 田中星人 - [[柴田愛之助]]
* 黒服・壹 - [[綾野剛]]
:「黒服星人」のリーダー。黒服星人ミッションのターゲット。
* 黒服・貳 - [[奥瀬繁]]
:黒服星人ミッションのターゲット。
* 黒服・参 - [[水沢奈子]]
:黒服星人ミッションのターゲット。
* 黒服・肆 - [[平野靖幸]]
:黒服星人ミッションのターゲット。
* 黒服・伍 - [[大石将史]]
:黒服星人ミッションのターゲット。
* 黒服・陸 - [[神威杏次]]
:黒服星人ミッションのターゲット。
* 玉男 - [[橋本まつり]]
:ガンツの中にいる、スキンヘッドで人工呼吸器を装着している謎の男。
* 地下鉄の乗客 - [[本田望結]]、[[吉村卓也]]、[[藤井貴規]]
 
大部分は海産で、潮間帯から深海まで様々なものがある。淡水産の種も少ないながら存在する。岩盤や海藻、あるいは貝殻の上など、硬い基盤の上に張り付いて成長するものが多いが、深海の泥底には根状の構造で突き刺さるようにして定着するものがある。
== ミッション ==
=== ねぎ星人編 ===
場所は[[多摩市]][[一ノ宮]]。メンバーは8人、内、新メンバーは7人。
; ねぎ星人(2体)
:* 特徴:くちい
:* 好きなもの:ねぎ
:
; ジュニアねぎ星人(1体)1点
: 最初に出会う事になる子供のねぎ星人で、いつもネギだけを食べているせいか、かなり臭い。追い詰められると鼻水を撒き散らす。体は脆いが人間の大人と同じくらい足が速く、指先に刃物のような鋭い爪を隠している。追いつめられた際に「ねぎあげます…」と喋った。
; 大きなねぎ星人(1体)5点
: ねぎ星人が大人になった姿。手の爪が伸長し、体もコンクリート並に硬くなっているなど、人間よりも数倍強いパワーを持つ。大人になってもネギを食べている。カツラをつけてネギ星人であることを隠すなど、ある程度の知能がある。原作と違いXガンの銃撃により悲鳴を上げながら爆死するという悲惨な最期を遂げた。
 
カイメンは[[濾過摂食]]者であり、体内を通り抜ける水の中から[[デトリタス|有機物微粒子]]や[[微生物]]を捕らえて栄養とする。それらは襟細胞や内部の食細胞によって確保される。ただし、深海などには[[肉食性カイメン]]と呼ばれるものがあり、それらはより大きな小型甲殻類などを捕らえて消化する。
=== 田中星人編 ===
場所は神戸のとある立体駐車場。メンバーは8人、内、新メンバーは3人。
; 田中星人(1体)7点
:* 特徴:ちわやか
:* 好きなもの:ラジカセ
: [[田中星児]]に似た人型の外装を着ている星人。持っているラジカセからは、田中星児が歌う『[[切手のないおくりもの]]』が流れている。口から発射する強力な攻撃(オーディオコメンタリーでは波動砲と呼ばれている)は、ガンツメンバーのコントローラー等の精密機器を破壊する。物理的にもかなりの破壊力を持っており、スーツを着た西や玄野を吹き飛ばしている。ラジカセを破壊されたり、かなりダメージを受けた時には目を見開いて怒りをあらわし、機械的でありながら、かなりの高速戦を展開する。
 
海綿の体内には大量の[[微生物]]が[[共生]]しており、種によっては全体積の 40% を微生物が占める<ref>Gretchen Vogel, "The Inner Lives of Sponges", ''Science'' '''2008''', 320, 1028 - 1030. {{DOI|10.1126/science.320.5879.1028}}</ref>。その多くが海綿体内からのみ発見される種である。現在、[[細菌]]と[[古細菌]]双方に、Poribacteria(カイメン Porifera に因む)や[[タウム古細菌]]([[ケナルカエウム・シュンビオスム|''Cenarchaeum symbiosum'']]など)といった新しい[[門 (分類学)|門]] が提唱されている<ref>Lars Fieseler, Matthias Horn, Michael Wagner, and Ute Hentschel, "Discovery of the Novel Candidate Phylum “Poribacteria” in Marine Sponges", ''Appl Environ Microbiol.'' '''2004''' June; 70(6): 3724–3732. {{doi|10.1128/AEM.70.6.3724-3732.2004.}}</ref>。
=== おこりんぼう星人編 ===
場所は[[台東区]][[上野]]の国立博物館。メンバーは8人、内、新メンバーは、3人。
; おこりんぼう星人(2体)3点
:* 特徴:おおきい
:* 好きなもの:静かなところ
: [[金剛力士]]の姿をしており、博物館の入り口の両脇に立っている。身長5mの巨体。建物や石畳を軽く破壊する怪力を持ち、拳の風圧は人間を吹き飛ばしてしまう程。
; [[千手観音]](1体)5点
: 博物館の中にいた星人。いつの間にか音もなく至近距離まで近づき、鋭利な剣で相手をメッタ刺し、メッタ斬りにする。原作のような灯篭レーザーや酸入りの水瓶等は装備せず、ただただ刀剣を縦横無尽に扱ってガンツメンバ-を追い詰めた。その場で殺した人間の声を用いて会話をする。
; 大仏星人(1体)5点
:本ミッションのボス。千手観音が落とした小さな仏像が巨大化したもの。
 
=== 黒服星人編生殖 ===
生殖は[[無性生殖]]と[[有性生殖]]の双方を行う。無性生殖として体表から芽が成長して繁殖するほか、芽球と呼ばれる芽を体外に放出して繁殖する種もある。有性生殖も多様であり、雌雄同体と雌雄異体の双方の種がある。多くの種では[[受精]]後、[[幼生]]になるまでは親の体内で育つ[[胎生]]であるが、[[卵生]]の種も存在する。
場所は地下鉄車両。メンバーは8人。ガンツの異変によって現実世界とクロスし、一般人にも被害が及ぶ事となった。また、時間も無制限になっている。
;黒服星人
:* 特徴:いっけんふつう
:* 好きなもの:くろいボール
: 外見は人間と同様で全員が黒服姿である。マシンピストル([[グロック18]])を所持する他、手から出した黒い靄で刀を作り出すことが可能。また、肉体を再生することもできる。
; 黒服・壹(1体)
黒服星人のリーダー格。スーツを着用。地下鉄の乗客達を無差別に殺害していき、地下鉄に居た小島多恵を手にかけようとしたところで玄野と遭遇。玄野と一騎打ちを広げる。
; 黒服・貳(1体)
黒いジャケットを着た黒服星人。参・肆・伍と共に乗客に向けてピストルを発砲した。その後、玄野を一旦追いつめるがXガンを喰らって死亡。
; 黒服・参(1体)
ブラウスに黒いスカートと言った学生を思わせる風貌の少女の黒服星人。高い実力を誇り、ガンツの卒業生3人を単身で相手にする程。
; 黒服・肆(1体)
壹同様スーツを着た黒服星人。高橋のガンツソードによる攻撃を刀による一撃ではじき返して見せた。
; 黒服・伍(1体)
黒いパーカーを着た黒服星人で、二丁のピストルを用いて戦う。卒業生2人と対峙する。
; 黒服・陸(1体)
黒いコートを着た黒服星人。最期は同車両に居た重田に頭部を撃たれて死亡。
 
=== 小島多恵編発生 ===
[[発生]]の過程において、[[外胚葉]]や[[内胚葉]]といった胚葉の形成は起こらない。また、多細胞でありながら明瞭な器官の分化が見られない。このため、海綿動物門および[[平板動物]]門(同様に組織の分化が見られない)は[[側生動物]] Parazoa として、器官系が分化したその他の動物である[[真正後生動物]] Eumetazoa とは区別されている。襟細胞が襟に囲まれた鞭毛をもつことから、[[単細胞生物]]の[[襟鞭毛虫]](えりべんもうちゅう)と海綿動物との類似性が古くから指摘されてきた。このことから、以前は海綿動物は襟鞭毛虫の群体から派生したもので、多細胞動物とは系統が異なるものではないかとも言われたこともある。しかし、海綿動物には[[ホメオボックス]]遺伝子、TGB-β遺伝子など、多細胞生物としての分化、発生に関わる[[遺伝子]]群が既に存在していることが明らかになってきており、他の多細胞動物との差はそう大きなものではないとの証拠も挙がっている。
場所は東京都23区内。メンバーは10人。
; 小島多恵(1体)
* 特徴:よわい
* 好きなもの:くろのくん
: 玄野の恋人である小島が、ガンツのターゲットにされてしまう。玄野、加藤、鈴木、桜井は、小島を守る側に回ったためにそれ以外のメンバーとの対峙を強いられる。メンバーとは別に、"もう一人の加藤"も小島の命を狙う。
 
=== おわり後生動物とミッション系統関係 ===
先述のように、従来はこの群が他の[[後生動物]]とは別の系統に属するとの説があった。しかし[[分子系統学]]等の情報から、多細胞動物は襟鞭毛虫の群体が起源であると考えられるようになり、海綿動物は最も原始的な多細胞動物であるという説があらためて提示されている。したがって、動物は総て祖先を共有する[[単系統群]]であると考えられている。
場所はガンツ部屋。
; 西(千手観音)(1体)
; 黒服星人(多数)
鮎川から奪取した「くろいボール」の能力でガンツ部屋に侵入。
 
しかし、最古の多細胞動物の[[化石]]である[[エディアカラ生物群]]からは[[刺胞動物]]によく似た生物が見つかっていることから、 刺胞動物の幼生に類似した単細胞生物の[[繊毛虫]]のようなものが多細胞動物の起源であるという考えも残っている([[繊毛虫類起源説]]、ciliate theory)。<!-- この場合、多細胞動物は異なる2系統の祖先を持つことになる。-->
== スタッフ ==
* 原作:[[奥浩哉]]
* 監督:[[佐藤信介]]
* 脚本:[[渡辺雄介]]
* 音楽:[[川井憲次]] 「Sound of GANTZ」「Sound of GANTZ PERFECT ANSWER」
* 企画プロデュース:佐藤貴博
* 製作指揮:宮崎洋
* 製作:大山昌作、[[鳥嶋和彦]]、[[島谷能成]]、[[藤島ジュリー景子]]、堀義貴、平井文宏、村上博保、大橋善光、鳥羽乾二郎
* エングゼクティブプロデューサー:[[奥田誠治 (映画プロデューサー)|奥田誠治]]
* シニアプロデューサー:菅沼直樹
* プロデューサー:田中正、飯塚信弘
* ラインプロデューサー:毛利達也
* 特撮監督:[[神谷誠]]
* アクション監督:[[下村勇二]]
* 撮影監督:河津太郎
* 美術監督:[[原田恭明]]
* 録音:横野一氏工
* 編集:[[今井剛]]
* 装飾:高畠一朗
* 衣装:宮本まさ江
* ヘアメイク:本田真理子
* スクリプター:田口良子
* CGプロデューサー:豊嶋勇作
* CGディレクター:土井淳
* VFXスーパーバイザー:前川英章
* CG制作:[[デジタル・フロンティア]]
* 特殊造型プロデューサー:[[ブレンドマスター|蟻川昌宏]]
* 特殊造型製作・デザイン:島田知樹
* ガンツスーツデザイン・制作:[[竹田団吾]]
* 武器デザイン:[[田中達之]]
* 宣伝プロデューサー:高橋亜希人
* 助監督:[[李相國]]
* 製作担当:荒木正人
* 企画協力:[[集英社]]「週刊ヤングジャンプ」編集部
* 企画製作:[[日本テレビ放送網]]
* 製作プロダクション:[[日活撮影所]]
* 配給:[[東宝]]
* 協力:[[神戸フィルムオフィス]]、[[東京臨海高速鉄道]]
* 製作:2011「GANTZ」FILM PARTNERS(日本テレビ放送網、集英社、東宝、[[ジェイ・ストーム]]、[[ホリプロ]]、[[バップ]]、[[讀賣テレビ放送]]、[[読売新聞]]、[[日活]]、[[札幌テレビ放送]]、[[宮城テレビ放送]]、[[静岡第一テレビ]]、[[中京テレビ放送]]、[[広島テレビ放送]]、[[福岡放送]])
 
いずれにせよ、多細胞動物としては破格に組織器官が単純であり、その進化のごく初期に分化した原始的なものであるとの定見がある。しかし、海の底生生物としては非常に成功している動物群でもある<ref>Vacelet(1999)p.46</ref>。
== 製作 ==
映画化に関しては[[アメリカ合衆国|アメリカ]]・[[ハリウッド]]を含めた、国内外の多くの映画会社・プロダクションが争奪戦を繰り広げていたが、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]が映画化権を獲得した。
 
== 分類 ==
2009年10月7日に、マスコミ各社により、製作が明らかになった。2009年11月にクランクイン、2010年4月にクランクアップ。
 
; [[石灰海綿綱]] {{Sname||Calcarea}}
== 原作との相違点 ==
: 骨格の主成分は[[炭酸カルシウム]]で、総て海産の海綿動物である。
=== GANTZのルール ===
:* カルキネア亜綱 Calcinea
* ミッション参加者の脳内に埋め込まれる爆弾がない。ミッション中およそ1km四方とされるミッションエリアの境界線を出た場合や、ミッション外でGANTZの存在を一般人に知らせてしまった場合、脳内に埋め込まれる爆弾が爆発して死亡するという設定がない。
:** ロイケッタ目 Leucettida
* ミッションの時間制限は原作の1時間から20分に短縮されている。また、制限時間内にクリアしなければ再び20分からカウントダウンが始まり、ミッションは継続される。
:** クラトリナ目 Clathorinida - クラトリナカイメン
* 原作ではミッション中はガンツメンバーや星人は一般人に見えない設定だったが、本作ではミッションは現実世界とは別の次元の空間で行われている設定になっている。その空間には一般人は居らず、建造物等の損壊のみが現実世界に反映される。また、黒い玉の部屋も別の次元にあり、原作ではミッション終了後、部屋から自由に帰れたが、本作では強制的に自宅等に転送される。
:* カルカロネア亜綱 Calcaronea
* 100点獲得時の特典に、「より強力な武器の入手」が含まれていない。また、死亡した人物の再生対象にガンツメンバー以外の者も含まれている。
:** アミカイメン目 Leucosolenida - カゴアミカイメン
* ミッション中でメンバーに使われていたあだ名が全て苗字(ひらがな表記)となっている(西のみ「にしくん」表記である)。
:** ツボカイメン目 Syncettida - ケツボカイメン
* まんてんめにゅ〜の出現。
:* ファレトロニダ亜綱 Pharetronida
* 原作では採点時にメンバーの絵が表示されるが本作では解像度の悪い写真。
:** ペトロビオナ目 Inozoa
:** ソラシア目 Sophinctizoa
:<!--リストの分断防止行-->
; [[普通海綿綱]] {{Sname||Demospongiae}}
: 現生する海綿の95%がこの綱に属している。骨格はかなり柔軟性のある海綿質繊維の「[[スポンジン]]」で構成されている。スポンジンの主成分は、他の総ての動物がもつ[[細胞外マトリックス]]である[[コラーゲン]]の祖先物質である。
:* 同骨海綿亜綱 Homosclromorpha
:** 同骨海綿目 Homoscleromorhida - ノリカイメン
:* 四放海綿亜綱 Tetrectinomorpha
:** 有星海綿目 Choristida - アツカワカイメン
:** 螺旋海綿目 Spirophorida - グミカイメン、トウナスカイメン
:** イシカイメン目 Lithistida - [[テオネラ・シリンドリカ|''Theonella cylindrica'']]
:** 硬海綿目 Hadromerida - パンカイメン・ユズダマカイメン
:** 中軸海綿目 Axinelida - ツノマタカイメン
:* 角質海綿亜綱 Ceractinomorpha
:** 網角海綿目 Dictyoceratida - [[モクヨクカイメン]]
:** 樹状角質海綿目 Dendroceratida
:** 単骨海綿目 Haplosclerida - [[ムラサキカイメン]]、ザラカイメン、ワタトリカイメン
:** イワカイメン目 Petrosida - [[ペトロシア・フィシフォルミス|''Petrosia ficiformis'']]
:** 多骨海綿目 Poecilosclerida
:** 磯海綿目 Halichondrida - [[ダイダイイソカイメン]]、[[クロイソカイメン]]
:<!--リストの分断防止行-->
; [[六放海綿綱]] {{Sname||Hexactinellida}}
: ガラス海綿ともよばれ、六放射星状の[[ケイ酸]]質の骨片を主とする骨格を持つ。[[深海]]の砂地などに生息している。
:* 両盤亜綱 Amphidiscophora
:** 両盤目 Amphidiscosa
:* 六放星亜綱 Hexasteriphora
:** 六放目 Dictynia
:** カイロウドウケツ目 Lyssacina - [[カイロウドウケツ]]
:** アウロキスチス目 Lycniscosa
:<!--リストの分断防止行-->
; [[硬骨海綿綱]] {{Sname||Sclerospongiae}}
: 炭酸カルシウムの骨格の周囲をケイ酸質の骨片と海綿組織が取巻いている。多くが[[化石]]種である。
:* アストロスクレラ目 Astrosclerida
:* ケラトポレラ目 Ceratoporellida
:* 床板海綿目 Tabulospongida
 
=== 武器歴史 ===
* {{ill2|層孔虫|en|Stromatoporoidea}} - 古生代の海底を支配していた古代の造礁性海綿動物で、石炭紀前期には絶滅した<ref>{{Cite web |title=Stromatoporoids |language=en-US |website=ucmp.berkeley.edu |url=https://ucmp.berkeley.edu/online-exhibits/stromatoporoids/ |access-date=2025-08-25}}</ref>。諸説あるが海綿動物の硬骨海綿のあるものの溝系の出口が類似することから、海綿動物の起源とされる<ref>{{cite kotobank|層孔虫|access-date=2025-08-25}}</ref>。
* Yガンで「上」に転送できない。
* ガンツソードは後編において最も多用された武器だが、原作と違い刀身を標準時より長く伸ばす描写はなかった。また、柄の形状が原作とは若干異なる。
* ガンツバイクは登場しない。
 
== 人間との関わり ==
=== キャラクター設定 ===
[[ファイル:SpongesTarponSprings.jpg|サムネイル|右|スポンジ]]
* 原作では玄野・加藤・岸本・小島は高校生で、西、桜井は中学生だが、本作では玄野と小島は私立大学の学生、加藤は中卒の[[アルバイター]]、岸本はOL、西は高校生、桜井はフリーターに設定が変更されている。
普通海綿綱に属する6種の海綿は海綿質繊維だけからなり硬い骨片を持たないため、スポンジとして化粧用や沐浴用に用いられる。[[地中海]]産、[[紅海]]産の海綿が柔らかく、品質が高いとされる。海底で捕獲した海綿の組織を腐敗させ洗い流して残った骨格が、スポンジとして店頭で見られる海綿となる。日本では、ガラス海綿の一種である[[カイロウドウケツ]]などがその姿の面白さから飾りなどに使われた。
* 原作では加藤勝の両親は加藤が中学二年の頃車の事故で亡くなっているという設定だが、本作では加藤が父親を殺して少年院に入っていたという設定がある。
* 岸本が自殺する理由が異なる。原作では岸本の本体は死に至らず自殺は未遂に終わり、岸本が2人になるという現象が起きる。また岸本のミッション内での死に方も違う。
* ミッションに参加するメンバーが一部異なり、特にねぎ星人ミッション以前に参加している犬が登場しない。
* 田中星人編・おこりんぼう星人編それぞれ星人の数が少なくなっている。
** 田中星人の中身の鳥とボスが存在しない。また原作と違い一言も言葉を発しなかった。
** おこりんぼう星人編のボスが原作では千手観音だが映画では大仏星人。原作では存在した千手観音の武器である灯篭型の長距離レーザー光線、水瓶に入った強力な酸がない。
* 桜井弘斗は本作では超能力者ではない。
* 原作に登場しないオリジナルキャラクターとして、「黒服星人」<ref>ただし強靭な肉体や銃器や刀を造る能力などは原作における吸血鬼に存在する。</ref>、「鮎川映莉子」、「重田正光」が登場する。
* 玄野アキラは本作では名前のみの登場。
 
海綿は水中に浮遊する食物を[[濾過摂食]]するため、水質汚濁の原因となる水中の微生物や有機物を除去する役割を果たしている。
=== ストーリー ===
* 小島や鈴木が最初から登場している。
* 原作では加藤歩は加藤勝が死亡してから再生されるまでの間はどのような生活を送っていたのか不明だったが、本作では玄野と小島が加藤勝に代わって面倒を見ていた。そのため彼の出番は原作よりも多い。
* 前編はほぼ原作を基に進むが、後編は大半が映画オリジナルのストーリーとなっている。
* 『ANOTHER GANTZ』において菊池は原作と同じくガンツメンバーのことを調査していたが、原作と違い玄野と接触することはなかった。
* 加藤歩、菊池誠一の死亡。
 
カイメンからは複雑な構造を持つ[[有機化合物]]が多数発見されており、[[医薬品]]の候補として期待されている。抗 [[HIV]] 薬として用いられている[[ジドブジン]]はカイメン由来の天然物と類似した構造を持っており<ref>Lisa M. Jarvis, "Liquid Gold Mine", ''C&EN'' '''2007''', 85, 22-28. [http://pubs.acs.org/cen/business/85/8541bus1.html]</ref>、他にも[[ハリコンドリンB]]<ref>[http://www.sci.nagoya-u.ac.jp/kouhou/12/p14_15.html 上村 大輔, "海洋生物由来の“切れ者分子”の謎"]</ref>や環状グアニジン類<ref>長澤 和夫, “海産環状グアニジン系天然物の全合成及び新規グアニジン型不斉有機分子触媒の開発”, ''薬学雑誌'', Vol. '''123''', 387-398 (2003). {{doi|10.1248/yakushi.123.387}}</ref>などが[[抗がん剤]]や抗 HIV 薬、抗[[マラリア]]薬として作用することが確認されている。
== 公開 ==
前編は2011年1月29日から日米同日公開され、アメリカ・ロサンゼルス州ハリウッドにあるグローマンズ・[[チャイニーズシアター]]で邦画史上初の日米同日舞台挨拶を行った。
 
挿入式の[[生理用品]]([[タンポン]])として使用されることがある。乾燥したカイメンを膣に挿入して経血を吸わせる。取り出して洗って乾燥させれば再利用できる。[[江戸時代]]から使われていたことがわかっている。
前編は全国410スクリーンで公開され、2011年1月29、30日初日2日間で興収は5億9,282万3,900円、動員は45万4,220人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0030029 『GANTZ』が初登場1位!『RED/レッド』が2位!堀北真希が悪女演じる『白夜行』も好調]シネマトゥディ 2011年2月2日</ref>。更に公開第2週で動員100万人&興収10億円を突破し2週連続ランキング第1位となっている<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0030235 『GANTZ』が動員100万人&興収10億円突破でV2獲得! 『ウォール・ストリート』『毎日かあさん』もランクイン!【」]シネマトゥデイ 2011年2月9日</ref>。公開23日目には累積成績が興収25億3,094万850円、動員202万3,568人になり再びランキング第1位となっている<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0030568 『GANTZ』が首位を奪還!!80歳にしていまだ現役のイーストウッド『ヒア アフター』は2位スタート!!]シネマトゥデイ 2011年2月23日</ref>。
 
後編『GANTZ PERFECT ANSWER』は全国375スクリーンで公開され、2011年4月23、24日の初日2日間で興収5億5,161万800円、動員42万3,675人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0031966 『GANTZ:PERFECT ANSWER』が首位獲得!『コナン』『クレしん』も勢い衰えず! GWを前に営業再開する被災地の映画館も‎]シネマトゥデイ 2011年4月27日</ref>。女性客を中心に支持を集めており、[[ぴあ]]初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)でも第1位になっている。韓国では第14回[[富川国際ファンタスティック映画祭]]で、前編後編とも発売直後約2分で完売するという映画祭の最短時間での売り切れを記録している<ref>[http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=2692 『GANTZ PERFECT ANSWER』チケットが韓国で発売直後に完売!]MOVIE Collection 2011年7月2日</ref>。
 
== テレビ放送 ==
後編公開前日の2011年4月22日には、オリジナルストーリーの『'''ANOTHER GANTZ'''』(アナザー・ガンツ)が[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系]]『[[金曜ロードショー|金曜特別ロードショー]]』で放送された。前編『GANTZ』の内容を劇場版では登場しないフリーライター・菊地誠一([[加藤晴彦]])の視点で描き、前編では描かれなかった後編につながる秘密が語られる。劇場版と同じく佐藤信介と渡辺雄介が監督・脚本を担当した。また、地デジ放送・[[データ放送]]では場面の解説などが紹介される「シーンガイド」を実施。
 
2012年4月20日・27日に『[[金曜ロードショー|金曜ロードSHOW!]]』で前後編が2週連続でテレビ初放送された。いずれも30分拡大での放送となる。放送時には夏菜からキーワードが発表され、2週分のキーワードを書いて公式HPに応募すると原作コミック33巻セット・Xガン・ガンツボール(2個セット)が当たるプレゼント企画が行われた<ref>Xガンとガンツボールは、実際に撮影で使われたもの</ref>。
 
=== ANOTHER GANTZ ===
2011年4月22日21時-22時54分放映。2011年5月13日DVDリリースの『ANOTHER GANTZ ディレクターズカット完全版』ではオンエアとは異なる編集の完全版が発売されている。なおレンタル開始日は、2011年9月9日。
 
; キャスト
* 玄野計 - 二宮和也
* 加藤勝 - 松山ケンイチ
* 菊地誠一 - [[加藤晴彦]]
* 西丈一郎 - 本郷奏多
* 岸本恵 - 夏菜
* 鈴木良一 - 田口トモロヲ
* 重田正光 - 山田孝之
* 黒服・壹 - 綾野剛
* [[相葉香凛]]
* [[堀本雷詠]]
* [[笠井しげ]]
* [[松本光希]]
* [[丸山隼]]
* [[勝弥]]
* [[重岡陽人]]
* [[竹内勇人]]
* [[望月智弥]]
* [[花岡玲]]
* [[石垣光代]]
* [[藤沢健]]
* [[松平和希]]
; スタッフ
* 原作 - 奥浩哉「GANTZ」(集英社/週刊ヤングジャンプ連載)
* 監督 - 佐藤信介
* 脚本 - 渡辺雄介
* 企画プロデュース - 佐藤貴博
* プロデューサー - 田中正、田中誠一
* 撮影監督 - 河津太郎
* 美術監督 - 原田恭明
* 録音 - 矢沢仁
* 編集 - 今井剛
* 装飾 - 澤路和範
* 衣装 - 宮本まさ江
* ヘアメイク - 本田真理子
* 特殊造型プロデューサー - 蟻川昌宏
* 黒服スタイリスト - 伊賀大介
* スクリプター - 田口良子
* キャスティング - 東平七奈
* 助監督 - 松田康洋
* 製作担当 - 梁民柱
* ラインプロデューサー - 毛利達也
 
;テーマ曲
* 「THE DOOR INTO ANOTHER GANTZ -予兆-」
 
== ソフト化 ==
発売・販売元はバップ。
* into the「G」(1枚組・前編のナビゲートDVD、2010年12月1日発売)
** GANTZとは?〜ストーリー紹介
** メイキングカット、オフショット映像
** 各キャスト・監督インタビュー
** 特報・劇場予告編
** 「GANTZ」製作報告会見、パブリックビューイングの模様
** 隠し映像
:他
* into the「G」II(1枚組・後編のナビゲートDVD、2011年4月20日発売)
** 「GANTZ」の復習 本編ダイジェスト〜公開PR展開映像
** 「GANTZ PERFECT ANSWER」特報・劇場予告編
** 「GANTZ PERFECT ANSWER」の全貌
** 各キャスト・スタッフの現場インタビュー
:他
* ANOTHER GANTZ ディレクターズカット版(DVD1枚組、2011年5月13日発売)
** 映像特典
*** 「GANTZ PERFECT ANSWER」劇場予告編
以下の商品はDVD、BDでリリース。両作品共に特製アウターケース&デジブック仕様。
* GANTZ(2枚組、2011年7月13日発売)
** ディスク1:本編ディスク
*** 音声特典
**** オーディオコメンタリー(監督:佐藤信介×企画プロデュース:佐藤貴博×プロデューサー:田中正)
** ディスク2:特典DVD
*** メイキングドキュメンタリー
*** イベントドキュメンタリー
*** 佐藤信介監督インタビュー
*** カウントダウンGANTZ
*** 特報・劇場予告編・TVスポット集
*** 「GANTZ PERFECT ANSWER」劇場予告編
** 封入特典
*** 20Pブックレット
*** 国際マーケット用フライヤーレプリカ
* GANTZ PERFECT ANSWER(2枚組、2011年10月14日発売)
** ディスク1:本編ディスク(劇場公開版本編の他、未公開シーンを追加した「EXTENDED EPILOGUE VERSION」も同時収録)
*** 音声特典
**** オーディオコメンタリー(監督:佐藤信介×特撮監督:神谷誠×アクション監督:下村勇二×企画プロデュース:佐藤貴博)
** ディスク2:特典DVD
*** メイキング・オブ・「GANTZ PERFECT ANSWER」
*** イベントドキュメンタリー
*** 「GANTZ」DVD/BD発売記念イベントinタワーレコード新宿店
*** カウントダウンGANTZ 2
*** 佐藤信介監督インタビュー
*** 特報・劇場予告編・TVスポット集
** 封入特典
*** 特別読切コミック「GANTZ / NISHI」
*** 映画「GANTZ」はこう読み解く!!〜特別ライナーノーツ〜
*** 20Pブックレット
 
=== 売り上げ ===
2011年7月13日発売の前編DVD&Blu-rayは、発売初週にDVDが3.5万枚、BDが2.2万枚売り上げ[[オリコン]]週間DVD、Blu-rayランキングで共に首位となる邦画作品としては初の2冠達成の快挙となった<ref>[http://www.moviecollection.jp/news/detail.html?p=2764 初の快挙、『GANTZ』がDVD&ブルーレイで2冠達成!]MOVIE Collection 2011年7月20日</ref>。また2011年10月14日発売の後編は発売初週DVDが3.2万枚、Blu-rayが2.1万枚売り上げDVDとBD共にオリコン週間ランキング総合首位となり、邦画作品初のシリーズ連続同時首位を達成している<ref>[http://mantan-web.jp/2011/10/19/20111018dog00m200052000c.html GANTZ : 前後編で邦画初の2作連続DVD&ブルーレイ同時首位 オリコン]毎日新聞 2011年10月19日</ref>。
 
== 関連商品 ==
; サントラ
* Sound of GANTZ(2011年1月26日発売、バップ)
* Sound of GANTZ PERFECT ANSWER(2011年4月26日発売、バップ)
 
; 写真集
: GANTZ VISUAL BOOK (編集:[[MORE (雑誌)|MORE編集部]]、2011年1月21日発売、集英社) ISBN 978-4-0878-0592-5
 
;小説
: 映画 GANTZ (著者:[[日下部匡俊]]、映画脚本:渡辺雄介、漫画原作:奥浩哉、2011年1月31日発売、集英社) ISBN 978-4-0870-3237-6
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
{{reflist}}
 
== 外部リンク ==
* {{Official|http://www.gantz-movie.com/ GANTZ}}
* {{Official|http://gantz-movie.com/perfect-answer/ GANTZ PERFECT ANSWER}}
* [http://yj.shueisha.co.jp/gantzspecial/ Web YOUNG JUMP内特集ページ]
* [http://www.vap.co.jp/gantz/another/ ANOTHER GANTZ ディレクターズカット]
* [http://www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20110422/ ANOTHER GANTZ] - [[金曜ロードショー]](2011年4月22日放送分)
* [http://www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20120420/index.html GANTZ] - 金曜ロードショー(2012年4月20日放送分)
* [http://www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20120427/index.html GANTZ PERFECT ANSWER] - 金曜ロードショー(2012年4月27日放送分)
* {{Movielink|allcinema|337257|GANTZ GANTZ PERFECT ANSWER}}
* {{Movielink|allcinema|338302|GANTZ GANTZ PERFECT ANSWER}}
* {{Movielink|kinejun|41535 |GANTZ GANTZ PERFECT ANSWER}}
* {{Movielink|imdb|1525835|GANTZ GANTZ PERFECT ANSWER}}
 
== 参考文献 ==
{{2011年日本週末興行収入1位の映画}}
* 白山義久 編 『バイオディバーシティ・シリーズ (5) 無脊椎動物の多様性と系統(節足動物を除く)』 裳華房 (2000) ISBN 978-4-7853-5828-0
{{オリコン週間DVD総合チャート第1位 2011年|2011年7月25日、10月24日付}}
* 佐藤矩行、倉谷滋、野地澄晴、長谷部光泰 著 『シリーズ進化学 (4) 発生と進化』 岩波書店 (2004) ISBN 978-4000069243
{{オリコン週間BD総合チャート第1位 2011年|2011年10月24日付}}
* [[リン・マーギュリス|L.マルグリス]]、KV.シュヴァルツ 著 『図説・生物界ガイド 五つの王国』 日経サイエンス社 (1987) ISBN 978-4-532-06267-5
*J. Vacelet. 1999. Sponges(Porifera) in submarine Caves. Qatar Univ. Sci. J.pp.46-56.
 
== 関連項目 ==
{{DEFAULTSORT:かんつ}}
{{commonscat|Porifera|海綿動物}}
[[Category:2011年の映画]]
* [[襟鞭毛虫]]
[[Category:日本テレビ製作の映画]]
* [[スポンジ]]
[[Category:佐藤信介の監督映画]]
* [[タンポン]]
[[Category:日本のSFアクション映画]]
* {{仮リンク|海綿礁|en|Sponge reef}} ‐ 海綿動物によって形成された[[暗礁]]
[[Category:ディストピア映画]]
* 解剖学:{{ill2|表皮 (海綿動物)|en|Pinacoderm}}、{{ill2|大孔 (海綿動物)|en|Osculum}}、{{ill2|海綿腔|en|Spongocoel}}
[[Category:日本の特撮映画]]
[[Category:2010年代の特撮作品]]
[[Category:漫画を原作とする映画作品]]
[[Category:地球外生命体を題材とした映画作品]]
 
{{Normdaten}}
[[ca:Gantz (adaptacions cinematogràfiques)]]
{{DEFAULTSORT:かいめんとうふつ}}
[[en:Gantz (film)]]
[[Category:後生動物]]
[[es:Gantz (película)]]
[[Category:海綿動物|*]]
[[fr:Gantz (film, 2011)]]
[[Category:動物門]]
[[it:Gantz (film)]]
[[ko:간츠 (영화)]]
[[ru:Ганц (фильм)]]
[[zh:GANTZ (電影)]]