「氷と炎の歌の世界」の版間の差分
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:城そのものは、最上部に恐るべき[[狭間]]胸壁がある巨大な円筒形の塔であり、遠くの敵には、反抗の意思を込めて空に向かって突きあげる、棘のついた巨大な拳のように見える。巨大な塔の中には馬屋、兵舎、兵器庫そして君主の居室が全て入っている。
:また、敵の魔法に対する防御として、幕壁に呪文が織り込まれていると言われている。
:戦いで落城したことはないが、ストームズエンドは近年の歴史でも何度か包囲戦に遭っている。エイゴン征服王の〈征服戦争〉の間、最後の〈嵐の王〉であるアージラック傲慢王は城を出てしまい、ターガリエン家の傍系オーリス・バラシオンと戦場で戦って敗北する。オーリスはアージラックの娘をめとり、ストームランドの領主となる。〈簒奪者の戦争〉の間、ストームズエンドは一年間包囲され、陸では[[メイス・タイレル]]公がその軍を率い、海側ではパクスター・レッドワインがアーバー島の艦隊を率いる。防衛軍を率いた[[スタニス・バラシオン]](スタンニス・バラシオン)は降伏を拒否し、その軍勢はネズミを食べるところまで追い込まれる。[[ダヴォス・シーワース]]という名の密輸業者が封鎖をすり抜けて城に補給を行い、スタニスは恩賞として彼を騎士としたが、過去の密輸の罪への罰として指を何本か切り落とす。戦後、今や王となった兄の[[ロバート・バラシオン|ロバート]]が城を末弟の[[レンリー・バラシオン|レンリー]]に与え、スタニスを寒風吹きさらす[[#ドラゴンストーン|ドラゴンストーン]]の領主としたため、スタニスは怒り、何年も恨みを抱くことになる。〈五王の戦い〉の間、城はレンリーを支持し、スタニスに包囲される。レンリーの死後、城代は降伏を拒否する。[[#ル
===ドーン===
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===王室領===
[[#キングズランディング|キングズランディング]]の周辺の土地は〈鉄の玉座〉の王権によって直接統治される。王室領には、ウェスタロス最大の都市であるキングズランディングのほかに、ロズビー、ストークワースとダスケンデールの街などが含まれる。王室領は[[#アリンの谷間|アリンの谷間]]の南、[[#リヴァーランド|リヴァーランド]]の南東、[[#西部|西部]]の東、そして[[#河間平野|河間平野]]および[[#ストームランド|ストームランド]]の北に位置する。〈征服戦争〉後、[[#ウェスタ
;{{Anchors|ドラゴンストーン}}ドラゴンストーン
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:南方の島々にまたがる都市である。他の自由都市の住民と異なり、ライス人は背が高く色白で青い瞳を持つ。歓楽の館で有名であり、愛の技を教えこまれた奴隷が、愛人や性奴隷として売られる。ステップストーン諸島や他の係争地に関して他国としばしば争う。デナーリスの召使であるドリアと海賊の[[サラドール・サーン]]はライス人である。[[エドリック・ストーム]]が護衛の騎士と共に隠れ住む。
;{{Anchors|ミア}}ミア
:レンズ職人、精妙に織られたレース、美しいカーペットで有名な沿岸都市である。暗い色の瞳と濃い色の肌をしたミア人は、ノーヴォスやペントスと同様に豪商たちによって支配され、ドスラクのカラザールに貢納する。ミアは奴隷と薄緑色の飲料ネクタルの交易の中心である。係争地の支配をめぐって他国としばしば争う。[[#ル
;{{Anchors|ノーヴォス}}ノーヴォス
:西岸から大陸内部に入った都市であり、高い丘陵から川沿いの低地に広がっている。街には独自の名前と音色をもつ、3つの大きな鐘がある。郊外には丘がうねるように並び、段々畑と白漆喰の壁の村があり、気候は温暖である。ノーヴォスの男は染めてカーブさせた口髭をする。街は豪商の委員会によって支配され、委員会は[[#ドスラクの海|ドスラク]]のカラザールが通過するたびに貢納する。ここにはまた、エリート護衛を訓練する〈顎髭の導師〉たちがいる。護衛たちは服従を誓い、自らは特徴的な長柄斧と結婚したものと見なす。[[ドーラン・マーテル|ドーラン(ドラン)・マーテル]]の妻メラリオとドーランの護衛[[アリオ・ホター]]はノーヴォスの出身である。
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物語上で言及はされるものの、直接は登場しない地域。その多くがウェスタロスから遠く離れており、名前以外はほとんど知られていない場所であり、未邦訳の書籍『The World of Ice & Fire』にしか記述のない土地も多数含まれている。
;{{Anchors|アッシャイ}}アッシャイ
:しばしば“影に触れるアッシャイ”(“影のほとりのアッシャイ”)と呼ばれ、エッソス大陸のはるか東、[[#ドスラクの海|ドスラクの海]]の南にある港湾都市。アッシャイに行くことは“影の下を通る”と表現されることもある。アッシャイは翡翠海に面して賑わう交易地であり、黒アメジスト、琥珀、黒曜石(ドラゴングラス)を輸出する。当地には多くの秘密の知識が蓄えられている。他のどの地よりも、[[#ドラゴン|ドラゴン]]に関する伝承を伝えているらしい。アッシャイには [[#ウェスタロス|ウェスタロス]]のメイスターも住む。また、アッシャイの古代の書には、[[#ル
;{{Anchors|イ・ティ}}イ・ティ
:クァースから山脈と海峡を隔てた東にある地。南東部が影の地に接した温暖な領域で黄金帝国とも呼ばれる。ウェスタロスの人々にとって、イ・ティの土地と人々は、伝聞上の存在でしかない。しかしヴァエス・ドスラク等、エッソス西部の諸都市では、猿の尻尾で作られた帽子を被たイ・ティ人の姿が目撃される。彼らは夜の獅子と昼の乙女と呼ばれる二柱神を信仰しており、明るい目をしている。独自に発達した高度な文明は[[中国]]をはじめとする[[極東]]地域のそれとよく似ており、長い歴史を持っている。『The World of Ice & Fire』の記述によれば、西方でヴァリリアの繁栄していた数千年前から黄・青緑・緋・紫・真珠・濃紅・翡翠・藍・灰・橙・紺という、色の名を冠する11の王朝が交代し、氷と炎の歌の時代は紺碧朝の第17代皇帝ブー・ガイ(Bu Gai)の統治下にあるという。
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;{{Anchors|森の子ら}}森の子ら
:〈森の子ら〉は[[#ウェスタロス|ウェスタロス]]の本来の住民であるとされる。〈森の子ら〉はしばしば言及されるが、何千年も姿を見られていない。小柄なヒト型生物であると考えられている。色黒で美しく、夢と自然に関する不思議な力を持っている。北部に残る〈古の神々〉への信仰、そして[[#ウィアウッド|ウィアウッド]]の森を除けば、彼らの遺産はシリーズの時間軸ではほとんど残っていない。[[ジョージ・R・R・マーティン]]は彼らが[[エルフ]]ではないと何度も強調している。彼はこの件に関してこう言っている「(森の)子供たちは・・・(森の)子供たちだ。エルフにはもううんざりだ。」<ref>{{cite web |url=http://www.westeros.org/Citadel/SSM/Month/2008/04/ |title=Targaryen History |publisher=westeros.org |date=April 20, 2008 |accessdate=20 October 2010}}</ref>
:〈森の子ら〉はウィアウッドを通して他の場所の出来事を見ることが出来る。金属は持たなかったが、[[黒曜石]]の武器とウィアウッドの弓を用いたと言われている。後に破壊されることになった陸橋を通って、[[#
;{{Anchors|異形}}異形
:ホワイト・ウォーカー(白い歩行者、白き魔物)とも呼ばれる〈異形〉は[[#壁|〈壁〉]]の北側で発見された邪悪な生物である。彼らは夜の間だけしか目撃されておらず、つねに激しい寒さと共に現れる。〈異形〉は背が高く、痩せていて、光る青い目を持つ優美なヒト型生物である。かれらは一歩ごとに色を変える鎧をまとい、鋼さえ砕く冷たい刃をそなえた薄い水晶の剣を振う。静かに動くが、その声は氷を割るかのように響く。独自の言語を持つことがほのめかされている。〈異形〉に対して鉄の武器は無力であり、[[黒曜石]](ドラゴングラスとしても知られる)あるいはヴァリリア鋼によって作られた武器によってのみ倒すことができる。死ぬと、彼らは溶けて、極めて冷たい液体の水たまりとなる。
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{{デフォルトソート:こおりとほのおのうたのせかい}}
[[Category:氷と炎の歌|*せかい]]
[[Category:架空の土地の一覧]]
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