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[[ファイル:160429 Shinshu soba Nagano Japan01s8.jpg|thumb|300px|信州そば([[ぷら]]麩羅付き)]]
'''信州そば'''(しんしゅうそば)は、一般的には[[長野県]]で作られる[[蕎麦]]の総称である<ref>[https://www.pref.nagano.lg.jp/nogi/sangyo/nogyo/okome/soba.html 長野県のそばについて] 長野県 農政部農業技術課</ref><ref name=e1968.24.1_36>豊田実、「[https://doi.org/10.11402/cookeryscience1968.24.1_36 最近の麺事情について]」『調理科学』 24巻 1号 1991年 p.36-42, {{doi|10.11402/cookeryscience1968.24.1_36}}</ref>。長野県は、[[1983年]]([[昭和]]58年)にこれらを「手打ちソバ」の名称で長野県選択[[無形民俗文化財]]「味の文化財」に選択している<ref>『信濃の食文化』共立プランニング1986年4月1日発行 第4頁</ref><ref name=NaganoBunkazai>{{Cite web |url=https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/bunsho/bunka/rekishi/bunkazai.html|title=文化財情報(国・県指定等文化財)|publisher=長野県 |date=2021-03-21|accessdate=2023-09-19}}</ref>。
'''信州そば'''(しんしゅうそば)は、一般的には[[長野県]]で作られる[[ソバ]]の総称である。と考えられている。中でも、長野県信州そば協同組合(長野県内業者21社で構成)において、組合に申請のある製品に対し、[[蕎麦粉]]を40%以上配合した良質の干し[[蕎麦|そば]]を[[商標]]登録した信州そばとして認定してロゴマーク使用の許可をする。
特に[[松本市]]内のソバ処は有名店が集中しており、天ぷらや[[馬刺し]]などを一緒に食す場合が多い。蕎麦[[焼酎]]の蕎麦茶割などは、通好みの[[酒]]の飲み方として今も愛されている。
 
== よもやま話概要 ==
[[長野県]]の涼しく豊かな自然の環境で作られており、また[[標高]]の高い地域で産出される事が多いため[[霧]]が[[霜|降霜]]を防ぐため[[風味]]が良い[[蕎麦]]と言われている<ref>{{Cite web |title=なぜ、長野といえば「信州そば」? そのルーツと美味しさを探る |url=https://www.go-nagano.net/food-and-drink/id11450 |website=www.go-nagano.net |date=2023-11-09 |access-date=2025-03-15 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=信州そば - 知る・学ぶ・楽しむ {{!}} 日穀製粉株式会社 |url=https://www.nikkoku.co.jp/entertainment/glossary/post-56.php |website=www.nikkoku.co.jp |access-date=2025-03-15 |language=ja}}</ref>。
現在食べられている麺線状のそば(そば切り)は信州から始まったといわれ、それ以前は[[団子]]状の「そばがき」や「すいとん」、薄く焼いた「お焼き」、「煎餅」などとして食べられていた。そば切りの最古の記録は天正2年([[1574年]])、信州木曽にある定勝寺の記録にみられ(落成祝いにそば切りを振る舞ったというもの)、その発祥は[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]以前にさかのぼると思われる。
 
[[信濃国|信州産]]の蕎麦の評価に関しては、[[17世紀]]末の『[[本朝食鑑]]』に、「[[武蔵国|武蔵]]・[[上総国|上総]]・[[常陸国]]の蕎麦は産出量が多く、味も悪くは無いが、信州産には及ばない」と記し、関東産蕎麦より評価が上と認識されている(この本朝食鑑の記述は、そのまま『[[蕎麦全書]]』にも引用されている)。
伝統的には山間の[[救荒食物|救荒食]]であった蕎麦だが、そば切りに関してはもともとハレの日のごちそうという性格が強く、江戸時代中期以降、江戸の庶民文化の中で嗜好品として花開いた。また、[[出石そば]]、[[出雲そば]]、[[越前そば]]や、京都の[[にしんそば]]など各地のご当地そばのルーツも元をたどれば信州にあるといわれている。
 
有名なソバ産地として、「[[戸隠そば|戸隠]]」(旧[[戸隠村]]、現 [[長野市]]戸隠 )「開田」(旧 [[木曽郡]][[開田村]]、現 木曽町)、「川上」([[川上村 (長野県)]])、「柏原」([[上水内郡]][[信濃町 (代表的なトピック)|信濃町]])、「唐沢」([[東筑摩郡]][[山形村]])、「富倉」<ref>[http://www.82bunka.or.jp/bunkazai/detail.php?no=5361&seq=0 信州の文化財 選択無形民俗文化財 富倉ソバ] 八十二文化財団</ref>([[飯山市]])、[[高遠町#在来種そば|高遠]]([[伊那市]])等がある。
そばは高冷地の土地を好むことから、信州の風土が合致し比較的多く栽培され、各地域で自家製料理として多様なそばうちが存在している。しかしながら、農業先進県で耕地面積の多い長野県だが、先進ゆえ他の優良作物の栽培が多く、そばの製造量をまかなえるだけの作付けがなく、輸入も含めた県外産のソバを使用しているのが実情である。
 
{{Main|蕎麦#長野県}}
なお[[長野県]]は、信州そばを1983年[[昭和58年]]に選択無形民俗文化財「信濃の味の文化財」に指定している<ref>『信濃の食文化』共立プランニング1986年4月1日発行全279頁中4頁
</ref>。
 
== 脚注商標 ==
'''茅葺き屋根に「信州そば'''(」の文字をあんしゅうそば)らったロゴマークは、一般的には[[長野県1997年]]で作られる[[ソバ平成]]9年)に長野県信州そば協同組合総称である。登録商標考えられいる。中でも登録され<ref>[http://www.ngn.janis.or.jp/~shokuhin/Buckwheat/introduction.html 組合概要] 長野県信州そば協同組合</ref>長野県信州そば協同組合[[2018年]]時点、長野県内業者2119社で構成)において、組合に申請のある製品に対し、そば粉を40[[蕎麦粉パーセント]]を40%以上配合した良質の干し[[蕎麦|そば]]を[[商標]]登録した信州そばとして認定してロゴマーク使用の許可をすされている。
 
== 参考文献 ==
* [[青沼陽一郎]]、『消費者惑わす「食品表示」を考える 中国産そば粉で「信州そば」は許されるのか!?』 毎日新聞出版 サンデー毎日 95(37), 39-42, 2016-09-04, {{naid|40020908847}}
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[おひさま (テレビドラマ)]]
* [[出石そば]]・[[出雲そば]] - 源流が信州そば職人
*[[高遠町#在来種そば|長野県伊那市高遠町の在来種そば]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.ngn.janis.or.jp/~shokuhin/Buckwheat/ 長野県信州そば協同組合]
* [http://www.avis.ne.jp/~sobaken/ 長野県そば工業技術研究会]
 
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