「そらのいろ、みずのいろ」の版間の差分

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{{美少女ゲーム系
|タイトル = そらのいろ、みずのいろ(DVD-ROM/CD-ROM/Android)<br />そらのいろ、みずのいろ DVD Players Game(DVDPG)<br />そらのいろ、みずのいろ Blu-ray Disc Players Game(BDPG)<br />そらのいろ、みずのいろ スペシャルプライス版(DVD-ROM廉価)
|対応機種 = [[Microsoft Windows|Windows 98/98SE/Me/2000/XP]](DVD-ROM/CD-ROM)<br />[[DVDプレーヤー]]([[プレーヤーズゲーム#DVDPG|DVDPG]])<br />Windows 98SE/Me/2000/XP/Vista([[ダウンロード販売|DL]])<br />[[BDプレーヤー]]([[プレーヤーズゲーム#BDPG|BDPG]])<br />Windows XP/Vista/7/8(DVD-ROM廉価)<br />[[Android (オペレーティングシステム)|Android]] 2.3以上(Android)
|開発 = rpm<ref name="rpm_product">[https://web.archive.org/web/20120823142308/http://www.rpm-web.com/product.html 有限会社アールピーエム:製品紹介のInternet Archiveキャッシュ(2012年8月23日分)]より。</ref>
|発売元 = [[スペースプロジェクト|Ciel]](DVD-ROM/CD-ROM/DVD-ROM廉価)<br />[[ミルキーレーベル|mints]](DVDPG/BDPG)<br />Re-Pro!(Android)
|プロデューサー = T-YAM{{efn2|name="t-yam"|Cielのプロデューサー<ref group="書" name="tonyworks">[https://web.archive.org/web/20150413191054/http://www.max-p.jp/adult/2010/01/tonyworks-ciel.html TonyWORKs Cielクロニクル - MAXのInternet Archiveキャッシュ(2015年4月13日分)]より。</ref>。}}、河岸昌行{{efn2|name="kawagishi"|元[[フィルインカフェ]]所属で『[[あすか120%]]』のスタッフ<ref>[httphttps://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=37893&id=4058394 <nowiki>[mixi]</nowiki>REIKAです - あすか120% | mixiコミュニティ]より。</ref>。}}
|ディレクター = 猫屋敷三月<ref name="Tanimoto-Atsushi">[https://ja-jp.facebook.com/people/Tanimoto-Atsushi/100007375774609 谷本 敦 | Facebook]より。</ref>
|キャラクターデザイン = [[Tony]]
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|セーブファイル数 = 100(DVD-ROM/CD-ROM/DL/DVD-ROM廉価)
|メディア = 1枚(DVD-ROM/DVDPG/BDPG/DVD-ROM廉価)<br />3枚(CD-ROM)
|画面サイズ = 800*600 16bitカラー(DVD-ROM/CD-ROM/DL/DVD-ROM廉価)<br />[[画面アスペクト比#スタンダードサイズ|4:3]](DVDPG)<br />[[画面アスペクト比#ビスタサイズ|16:9]] [[レターボックス (映像技術)#概要|サイドパネル]](BDPG)
|BGMフォーマット = PCM
|キャラクターボイス = 無し(主人公)<br />フルボイス(女性)
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|備考 = DVD-ROM版とCD-ROM版には、初回特典として音楽CD・[[ドラマCD]]・ミニ設定集を同梱。<br />DVD-ROM版とCD-ROM版は[[ロットアップ]]。
}}
{{特殊文字|seciton=1|説明='''ハートマーク'''}}
『'''そらのいろ、みずのいろ'''』(英:Color of the Sky, Color of the Water)は、[[2004年]][[6月25日]]に[[スペースプロジェクト]]の[[アダルトゲーム]][[ブランド]]・Ciel(シエル)より発売されたアダルトゲーム<ref name="dvd_cd">* [http://www.sp-janis.com/ciel/soranoiromizunoiro/ スペースプロジェクト各ブランド公式サイト内DVD-ROM版/CD-ROM版紹介ページ]より。</ref><ref name="dvd_cd_old"> [https://web.archive.org/web/20130522121446/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu.shtml すぺじゃに共和国(スペースプロジェクト各ブランド公式サイト)内DVD-ROM版/CD-ROM版紹介ページのInternet Archiveキャッシュ(2013年5月22日分)]より。</ref><ref name="538cie0019">[https://www.dmm.co.jp/mono/pcgame/-/detail/=/cid=538cie0019/ そらのいろ、みずのいろ DVD初回版 - アダルトPCゲーム通販 - FANZA通販]より。</ref><ref name="538cie0020">[https://www.dmm.co.jp/mono/pcgame/-/detail/=/cid=538cie0020/ そらのいろ、みずのいろ CD初回版 - アダルトPCゲーム通販 - FANZA通販]より。</ref><ref name="d-dream">[https://web.archive.org/web/20131229164638/http://www.d-dream.com/detail.php?arg_tno=10497 D-Dream - そらのいろ、みずのいろ (Ciel)のInternet Archiveキャッシュ(2013年12月29日分)]より。</ref>。および、それを原作として[[2006年]][[7月28日]]に[[ゑにっく]]の[[アダルトアニメ]]ブランド・ひまじんより発売されたアダルトアニメ<ref name="soramizu_oav">[https://web.archive.org/web/20130410021820/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu_oav.shtml すぺじゃに共和国の上巻紹介ページのInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref><ref name="getchu_113841">[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=113841 そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 初回限定版(ひまじん) (18禁) <nowiki>[アニメ]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>。
 
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[[2003年]][[6月27日]]発売の前回作『[[After...]]』から1年ぶりの新作となる本作は、[[地方都市]]に存在する県立学園とその周辺を舞台に[[夏休み]]の補習と[[クラブ活動|部活]]を通じて知り合った2年生の男女4人が繰り広げる、他人のそれとは少し違う真夏の恋物語を描いた[[恋愛ゲーム (ゲームジャンル)|恋愛アドベンチャーゲーム]]である。
 
[[キャッチコピー]]は、「'''誰にも言えない、わたしたちの秘密の夏'''」<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old"/>}}<ref>[https://web.archive.org/web/20060713164557/http://www.ciel-soft.com/products/soramizu/soramizu.html Ciel内紹介ページのInternet Archiveキャッシュ(2006年7月13日分)]より。</ref>。
 
なお、[[コンピュータソフトウェア倫理機構]]の設立後の作品であることから、男女4人の学生表現も前述のように倫理規定に沿ったものとなっており、後述の[[プレーヤーズゲーム#DVDPG|DVDPG]]版や[[プレーヤーズゲーム#BDPG|BDPG]]版に至っては18歳未満の人物が登場していない旨をパッケージ裏に明記しているが、当時は後年のような端々までの厳格化がまだ徹底されていなかったため、サイト上にて内容を説明する際に男女4人のことを「'''高校生'''」と明記していた業者も存在する<ref>[https://posren.com/adult/detail-101248.html そらのいろ、みずのいろ DVD Players Game - アダルトDVDレンタル ぽすれん]より。</ref><ref>[https://rental.geo-online.co.jp/adult/detail-101248.html そらのいろ、みずのいろ DVD Players Game | GEO 宅配アダルトDVDレンタル]より。</ref><ref>[https://www.sxx.co.jp//i-54933.html そらのいろ、みずのいろ Blue-ray PLAYERS GAME|芹園みや・みる アダルト新品中古DVDオンラインショップ]より。</ref>{{efn2|その後、アダルトアニメ版のBD発売以降でも同様に「高校生」と明記していた業者が存在する<ref>[https://web.archive.org/web/20200530182622/https://otapol.com/tag/%E3%81%9D%E3%82%89%E3%81%AE%E3%81%84%E3%82%8D%E3%80%81%E3%81%BF%E3%81%9A%E3%81%AE%E3%81%84%E3%82%8D そらのいろ、みずのいろのニュース記事一覧 おたぽる]より。</ref>。}}
 
==== 製作 ====
[[2004年]][[3月19日]]発売の[[TECH GIAN]]2004年5月号に見開きで第一報が掲載された<ref group="書">[https://web.archive.org/web/20040528153308/http://www.enterbrain.co.jp/tg/honshi/2004tg05/ TECH GIAN2004GIAN』2004年5月号紹介ページのInternet Archiveキャッシュ(2004年5月28日分)]より。</ref>後、同年[[3月21日]]には「すぺじゃに共和国」(制作発表当時のスペースプロジェクト各ブランド公式サイト)に紹介ページが開設された<ref name="spjan_his2004">[https://web.archive.org/web/20130410040145/http://www.sp-janis.com/history2004.shtml sp-janis.com <nowiki>[History]</nowiki>のInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref>。それに伴い、ヒロインの'''水島朝'''と'''空山菜摘芽'''の[[声優]]に過去のスペースプロジェクト作品でも知られる[[芹園みや]]と[[みる]]が起用され、『After...』で汐宮香奈美を演じていた芹園<ref>[https://web.archive.org/web/20130227042655/http://www.sp-janis.com/soft/after3.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:After…]</nowiki> CharacterのInternet Archiveキャッシュ(2013年2月27日分)]より。</ref>が朝を、2003年[[10月24日]]発売の『落ち葉の舞う頃』でハルカ=リヒテンバインを演じていたみる<ref>[https://web.archive.org/web/20101221101922/http://www.sp-janis.com/soft/ochiba4.shtml sp-janis.com <nowiki>[NOA:落ち葉の舞う頃]</nowiki> CharacterのInternet Archiveキャッシュ(2010年12月21日分)]より。</ref>が菜摘芽をそれぞれ演じることが発表された。そのほか、同年[[4月3日]]発売の[[PC Angel neo|PC Angel]]2004年5月号や同年[[5月29日]]発売の[[DENGEKI HIME|電撃姫]]2004年7月号、同年[[6月21日]]発売の[[PUSH!!]]2004年8月号にも、カラーページで本作の特報が大きく掲載された<ref group="書">[https://web.archive.org/web/20071013213552/http://www.odysseus.co.jp/pca/2004/05.html PCAngel 2004年5月号のInternet Archiveキャッシュ(2007年10月13日分)]より。</ref><ref group="書">[https://web.archive.org/web/20040603130128/http://www.dengeki-hime.com/new/index.php 電撃姫.comのInternet Archiveキャッシュ(2004年6月3日分)]より。</ref><ref group="書">[https://web.archive.org/web/20040701064511/http://www.shinyusha.co.jp/~top/push.html PUSH!! 2004年8月号のInternet Archiveキャッシュ(2004年7月1日分)]より。</ref>。こうして、朝と菜摘芽による自己紹介や作品紹介のほか、菜摘芽による本編の前日談[[ラジオドラマ|ボイスドラマ]]『菜摘芽の憂鬱{{JIS2004フォント|♥}}』や作品を紹介するデモムービー(高解像度版と低解像度版)を収録した[[CD-ROM]]{{efn2|[[CD EXTRA|エンハンスドCD]]仕様であることから、自己紹介や作品紹介、ボイスドラマについては一般の[[CDプレーヤー]]でも聴けるようになっている。}}が制作され、全国店頭での[[野立て看板|立て看板]]や[[ポスター]]{{efn2|朝と菜摘芽の姿を1枚に掲載したアダルトゲーム版のジャケット画と同じ絵柄のB2サイズポスターや、玖珠井市の海を背景として彼女たちの立ち姿を個別に掲載した絵柄のスリムポスターが制作されている。}}、[[POP広告|POP]]や[[チラシ]]といった広告展開に合わせて無償配布された<ref name="{{R|soramizu_info"/>}}<ref name="game-style_20040603">[https://web.archive.org/web/20171118222746/https://www.game-style.jp/soft/backnumber/200406/03/01iro_ci.php?permission=true 【Game-Style】純愛&濃厚エッチで綴られる男女4人の夏物語! 『そらのいろ、みずのいろ』6月25日発売!のInternet Archiveキャッシュ(2017年11月18日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20090107161639/http://www.galge.com/galge/nomember/sbp/topics/040528/ 『そらのいろ、みずのいろ』ドラマ&デモCD配布会開催&CMボイス公開!のInternet Archiveキャッシュ(2009年1月7日分)]より。</ref>{{efn2|配布会会場には、当時[[AG-promotion]]に所属していた芹園も個人的に訪れていた模様<ref>[https://web.archive.org/web/20171117174941/http://www.ag-pro.net/cgi_bin/diary/bn/bn2004_06.html AG-promotion 『いけぞーのその他諸々』 バックナンバー (2004.06.21)のInternet Archiveキャッシュ(2017年11月17日分)]より。</ref>。}}。また、すぺじゃに共和国の紹介ページでは、前述のCD-ROMに収録された自己紹介や作品紹介のボイス、デモムービー(低解像度版)が広告展開に続いて公開された<ref>[https://web.archive.org/web/20101221102820/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu3.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:そらのいろ、みずのいろ]</nowiki> CharacterのInternet Archiveキャッシュ(2010年12月21日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20130410022705/http://www.sp-janis.com/dlsf/ciel4.shtml sp-janis.com <nowiki>[Download Service:Ciel]</nowiki>のInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref>。同時期に[[Galge.com]]でも公開された<ref>[https://web.archive.org/web/20071223114502/http://www.galge.com/galge/member/soft/GS00004445/files.html そらのいろ、みずのいろ 無料データのInternet Archiveキャッシュ(2007年12月23日分]より。</ref>これらのうち、デモムービー(高解像度版)は同年のデモムービー部門で第5位を記録している<ref>[https://web.archive.org/web/20081202235319/http://www.galge.com/galge/nomember/sbp/toku/2004_rank/ 2004 Galge.com ランキングのInternet Archiveキャッシュ(2008年12月2日分)]より。</ref>。発売後には、同年[[7月3日]]発売の[[BugBug]]2004年8月号に本作の特集ページと攻略ページが同時掲載された<ref group="書">[https://web.archive.org/web/20040705015825/http://www.sun-magazine.co.jp/~bug/bug/bug.html 「BugBug Web」2004年8月号分のInternet Archiveキャッシュ(2004年7月5日分)]より。</ref>ほか、同年[[8月3日]]発売のPC Angel2004Angel』2004年9月号に攻略ページが掲載された<ref group="書">[https://web.archive.org/web/20071013213621/http://www.odysseus.co.jp/pca/2004/09.html PCAngel 2004年9月号のInternet Archiveキャッシュ(2007年10月13日分)]より。</ref>。
 
企画は、スケジュールの都合で季節を絞るというところから始まり、検討を経て冬となった『After...』に対して夏となった本作では、肌の露出も考慮して部活は水泳部に決まった<ref group="書" name="twc151">『クロニクル』151頁より。</ref>。「白と青」がメインのコンセプトとされており、[[日焼け]]の要素もそういった流れから導入されている<ref group="書" name="twc152">『クロニクル』152頁より。</ref>{{efn2|後述するように、このコンセプトはシナリオに活かされなかったが、アダルトアニメ版では偶然にも朝のパンティーの柄として陽の目を見ることとなった。}}。[[キャラクターデザイン]]や[[原画#アダルトゲーム|原画]]を担当することとなる[[Tony]]は、企画開始の数か月前から[[嘘屋佐々木酒人]]とのゲーム開発を誘われており、「明るいノリでエッチな内容」を面白く感じたために引き受けたほか、「真夏の田舎で若い男女がいちゃいちゃエッチ{{JIS2004フォント|♥}}」をテーマとして挙げている<ref group="書">TECH GIAN2004GIAN』2004年8月号144ページより。</ref>。また、Tonyは本作の第一報以前に発売された[[ムック (出版)|ムック]]『Tony WORKs After.../After...-Sweet Kiss- 二作品原画集』(2004年、[[晋遊舎]]、{{ISBN2|4-88380-396-1}})でも、本作についてはまだ作品名を伏せたまま「同じ学生ものではあるけど、ガラっと印象は変わっちゃうんじゃないかな」「もう少し、惚れあった者同士の淫靡さみたいなものをやってみてもいいんじゃないかと」「一人一人の心理描写がメインになっていて、エロ度はまた上がるんじゃないでしょうか」などと述べている<ref group="書">『Tony WORKs After.../After...-Sweet Kiss- 二作品原画集』125ページより。</ref>。
 
開発は、本作以前から数々のアダルトゲームのキャラクターデザインや原画で知られるTonyが率いていた有限会社アールピーエム<ref name="{{R|rpm_product"/>}}をはじめ、数社が担当した。当時、同社と東京事務所を共有していた有限会社スノーフレイク<ref>[https://web.archive.org/web/20140528124926/http://snowflake.co.jp/outline.html 有限会社スノーフレイク 会社概要のInternet Archiveキャッシュ(2014年5月28日分)]より。</ref>の代表である谷本敦が「猫屋敷三月」名義<ref name="{{R|Tanimoto-Atsushi"/>}}{{efn2|本作以外にもスペースプロジェクトの各作品を担当した後、「黒猫招福」名義でhourglassの『[[この歌が終わったら -When this song is over-]]』<ref>[https://dengekionline.com/elem/000/000/812/812242/ 『この歌が終わったら -When this song is over-』がPS Vitaに移植――恋愛と恐怖を描いたADVがDL専用タイトルとして配信スタート - 電撃オンライン]より。</ref>や『[[昏き祟りの森で]]』<ref>[https://web.archive.org/web/20160514011617/http://www.game-style.jp/soft/201112/19/01tat_ho.php?permission=true 【Game-Style】古の邪霊が蘇るとき、人々は淫欲の亡者と化す! 『昏き祟りの森で』2012年1月27日発売!のInternet Archiveキャッシュ(2016年5月14日分)]より。</ref>を担当している。}}でディレクター、Tonyの同僚である山田まさあき{{efn2|本作の発売後、2013年まではTonyの制作集団アルビオンワークスに所属していたことが『[[シャイニング・アーク]]』のプロデューサーへのインタビューで確認できる<ref name="4gamer_20130318037">[https://web.archive.org/web/20140201233309/http://www.4gamer.net/games/189/G018944/20130318037/ 4Gamer.net ― 「シャイニング・アーク」,キャラクター特集第7回「ジンガ&アダム」が公開のInternet Archiveキャッシュ(2014年2月1日分)]より。</ref>が、2014年以降はセガによる依頼で同インタビューから名前が除去されている<ref>[https://www.4gamer.net/games/189/G018944/20130318037/ 「シャイニング・アーク」,キャラクター特集第7回「ジンガ&アダム」が公開]より。</ref>。}}がアシスタント・ディレクターをそれぞれ担当し、Tonyと共に下請けの各社による協力を得て開発されている。作中で流れるムービーは、有限会社スタジオ最前線<ref name="saizensen">[http://www.saizensen.co.jp/ スタジオ最前線]より。</ref>の代表である[[近藤敏信]]と彼の同僚である斎藤久典<ref name="hercules_page4">[http://www.nintendo.co.jp/nom/0806/hercules/page4.html N.O.M 2008年6月号 No.119:『ヘラクレスの栄光 ~魂の証明~』開発スタッフインタビュー4]より。</ref>が担当した。なお、グラフィックや背景原画への協力についてはアニメ作品でも知られる有限会社獏プロダクション<ref name="bakupro">[http://bakupro.net/ 獏プロダクション]より。</ref>の本田修<ref name="fca_sp-training">[https://web.archive.org/web/20161223044753/http://www.fca.ac.jp/school/education/sp-training.html 業界特別ゼミ・特別講義 福岡デザインコミュニケーション専門学校のInternet Archiveキャッシュ(2016年12月23日分)]より。</ref>や彼の同僚のほか、下請けの各社を介する形で[[フリーランス]]のグラフィッカーや[[漫画家]]なども名を連ねている。詳細は[[#スタッフ]]を参照。
 
2003年[[6月6日]]発売の『[[CANDY TOYS]]』など、本作以前から数々のアダルトゲームのシナリオで知られる嘘屋による本作のシナリオは、[[7月22日]]から[[9月1日]]までの42日間が1日単位で区切られており<ref group="書" name="genga_117">『原画集』117頁より。</ref>、周回プレイごとに主人公の'''最所弌'''と彼の友人にして準主人公<ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}の'''海野十三'''の個別視点(それぞれ、「HAJIME Side」「JUZO Side」と呼称<ref group="書" name="genga_116">『原画集』116頁より。</ref>)や、彼ら両方の共同視点(「Both Side」と呼称<ref {{R|group="書" name="|genga_116"/>}})へ描写を切り替えられるシステムとなっている(そのため、物語を全視点から把握するためには最低でも3周する必要がある){{efn2|ただし、DVDPG版だけはハード上の制約から周回プレイの再現や視点の切り替えが不可能であるため、最初から統合された内容となっている。}}。物語中盤までは夏休みの[[遊び|遊戯]]・[[料理]](芹園には、「夏休みの日々がしっかり描かれていて楽しかったうえ、ご飯関係も詳細に描かれていた」旨を述懐されている<ref name="getchublog_20130417">[http://blog.getchu.com/archives/52029010.html Getchu.com:げっちゅブログ:みやみやびんコラム「ふわふわ☆LET'Sトリップ」第13回『そらのいろ、みずのいろ』水島朝]より。</ref>)・[[アルバイト]](一定額以上を稼げるか否かも、エンディングの分岐に関わる<ref group="書" name="genga_118">『原画集』118頁より。</ref><ref group="書" name="genga_124">『原画集』124頁より。</ref>)といった日常、そしてそれらにおける弌・十三・朝・菜摘芽の両親や関係者などによる複雑な家庭の事情もうかがえる様子が、物語とは無関係な[[雑学]]や[[うんちく|薀蓄]]などを多々交えながら濃密かつ延々と描かれており、それ以降にようやく朝や菜摘芽の[[性行為|セックス]]シーンを堪能できる構成となっているが、そのCGについては弌や十三の顔を見せないように[[レイアウトシステム|レイアウト]]を組むことにより、周回プレイ時における別パターン(詳細は後述)の該当シーンへの流用を効かせた部分が散見される(CG作成の時点で急に流用を効かせようと弌や十三の顔を消去したのではなく、線画作成の時点ですでに彼らの顔を見せないようにレイアウトを組んでいたことが、ムック『[[#原画集|Tony Works「そらのいろ、みずのいろ/真章・幻夢館」二作品原画集]]』〈[[2005年]]、詳細はリンク先を参照〉に収録された各線画で確認できる){{efn2|ただし、必ずしも弌や十三の首から上を見切ったレイアウトを組んでいるというわけではなく、朝が右乳房を左手で鷲掴みにされながら左乳首を吸われて喘ぐCGでは相手の鼻や口元が<ref group="書" name="genga_10">『原画集』10頁より。</ref>、朝が音楽室にて背面立位に耽るCGでは相手の口元が<ref group="書" name="genga_13">『原画集』13頁より。</ref>、朝が[[浮き輪#その他の浮き輪|ビーチマット]]上にて背面[[クンニリングス|クンニ]]に喘ぐCGでは相手の頭髪や左耳が<ref {{R|group="書" name="|genga_13"/>}}、菜摘芽が左乳房を右手で鷲掴みにされながら右乳首を吸われて喘ぐCG(左右反転CGもあり)では相手の鼻や口元が<ref group="書" name="genga_22">『原画集』22頁より。</ref>それぞれ見えているが、どれも線画作成の時点ですでに相手が弌なのか十三なのかは判別できないように描かれている。}}。また、セックスシーンについては自らの意中の相手と惹かれ合うに至った弌と朝、十三と菜摘芽(別パターンでは弌と菜摘芽、十三と朝)ら男女2組がそれぞれ1組ずつ耽るノーマルセックス以上に、互いの意中の相手とも惹かれ合うに至った彼らが一堂に会して明け暮れる[[スワッピング (性行為)|スワッピング]]や[[グループセックス#呼称|4P]]といったアブノーマルセックス(複数プレイ。作中では「野合」と称されている)に重点が置かれている<ref group="書">『原画集』23頁より。</ref>うえ、スワッピングに至ってはシナリオの主題でもあったことが、それを経て到達する[[ゲームオーバー#トゥルーエンド|トゥルーエンド]]への攻略ルートで描かれている(そのため、スワッピングを回避するように攻略を進めていくと、トゥルーエンドへは到達できないようになっている)。こういった各種セックスも含め、弌・十三・朝・菜摘芽が身も心も打ち解け合いながら織り成す恋愛や成長を描いたシナリオのうち、芹園とみるがそれぞれ演じた[[台詞]]や[[台本]]の数量は膨大なものとなり、芹園の台詞は「2013年までに演じてきた作品中、最多記録」旨を述懐される10,000ワード<ref name="{{R|getchublog_20130417"/>}}、みるの台詞は「台詞の多さから記憶に残っており、収録期間中には夢に見るほどだった」旨を述懐される9,000ワード{{efn2|[[インターネットラジオ]]番組『[[アキハバラ発!ぷらてぃあ放送局]]』第12回ゲスト出演時に発言しており、ドラマCD『アキハバラ発!ぷらてぃあ放送局Vol.2』に収録されている<ref>[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=462585 アキハバラ発!ぷらてぃあ放送局Vol.2 (ぷらてぃあ) <nowiki>[音楽]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>。}}にも達したという。なお、セックスシーンについては、芹園に「[[グループセックス#呼称|3Pや4P]]があるなんて思わなかった」「複数プレイはより濃厚だけど、ただエロさだけが増えたわけでなく、愛も切なさも複雑になっていった気がする」旨も述懐されている<ref name="{{R|getchublog_20130417"/>}}
 
ただ、前述の各種セックスを経て到達する[[妊娠]]や[[結婚]]を描いた[[イベント]]や[[エンディング]]こそ用意されている<ref group="書" name="genga_15">『原画集』15頁より。</ref><ref {{R|group="書" name="|genga_22"/>}}<ref group="書" name="genga_28">『原画集』28頁より。</ref>ものの、会話シーンや通常イベントの中には人物CGはおろか背景CGすら用意されず黒画面と[[テキスト#コンピュータ用語のテキスト|テキスト]]のみで描かれたものが存在していたほか、[[ゲームオーバー#バッドエンド|バッドエンド]]も専用CGが用意されず背景CGやテキストのみで簡素に描かれたものばかりであった<ref {{R|group="書" name="|genga_118"/>}}ため、前述の周回プレイを前提としたシナリオの長さやイベントの多さに対してCGが少ないことを、プレイヤーへ印象付ける一因となった。また、アダルトゲームの取り扱い店舗・専門誌・[[ウェブサイト]]にて本作の[[ジャンル]]が「純愛」と発表されていた<ref name="{{R|d-dream"/><ref name="|game-style_20040603"/>}}<ref name="getchu_55961">[https://web.archive.org/web/20070710224519/http://www.getchu.com/soft.phtml?id=55961 Getchu.com:そらのいろ、みずのいろ DVD-ROM 初回版のInternet Archiveキャッシュ(2007年7月10日分)]より。</ref>うえ、各店舗へ配布された[[DVD|DVD-ROM]]初回版の[[2004年]][[6月25日]]発売の告知チラシに掲載されたCGや、すぺじゃに共和国内の紹介ページにて公開された朝と菜摘芽のサンプルボイスに、スワッピングや4Pの最中であることを意味するものが用意されなかった<ref name="dvd_cd_old_3">[https://web.archive.org/web/20101221102820/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu3.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:そらのいろ、みずのいろ]</nowiki> CharacterのInternet Archiveキャッシュ(2010年12月21日分)]より。</ref>うえ、同紹介ページにおいては弌(別パターンでは十三)・朝・菜摘芽による3Pを描いたCGが数点公開された<ref name="dvd_cd_old_5">[https://web.archive.org/web/20101221194943/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu5.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:そらのいろ、みずのいろ]</nowiki> Event(その2)のInternet Archiveキャッシュ(2010年12月21日分)]より。</ref><ref name="dvd_cd_old_6">[https://web.archive.org/web/20101221205242/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu6.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:そらのいろ、みずのいろ]</nowiki> Event(その3)のInternet Archiveキャッシュ(2010年12月21日分)]より。</ref>ものの、弌・十三・朝・菜摘芽によるスワッピングや4Pを描いたCGは後述のスペシャルプライス版発売前の[[2013年]]秋にリニューアルされた後でも公開されていない<ref name="{{R|dvd_cd"/>}}など、スワッピングや4Pの存在が実質上ほぼ隠匿状態にあった。それに加え、本作では『After...』と違って体験版が制作されなかった{{efn2|次回作『真章 幻夢館』では、体験版が制作されている。}}ためにプレイヤーは物語序盤の内容に触れることも叶わず、発売間近に公開されたDVD-ROM初回版のジャケット裏でも、事後の余韻に浸る弌・十三・朝・菜摘芽が全裸で重なり合いながら横たわっている姿<ref group="書" name="genga_31">『原画集』31頁より。</ref>を描いたCGが1枚だけ、女子用制服を着ている朝の大きな立ち姿に隠れるような構図で小さく掲載された程度である<ref name="{{R|538cie0019"/>}}{{efn2|このCGはTECH GIAN2004GIAN』2004年8月号での特集内(145ページ)でも公開されていたが、スワッピングや4Pによるものであることについては、やはり説明されていない。}}。同様の隠匿は[[Game-Style]]内の紹介ページ<ref name="{{R|game-style_20040603"/>}}や[[げっちゅ屋|Getchu.com]]内の紹介ページ<ref name="{{R|getchu_55961"/>}}でも行われており、後者では発売から7年以上も経過した[[2011年]]になってようやく、スワッピングや4Pを描いたCGも公開に至った<ref name="getchu_55961_2011">[https://web.archive.org/web/20110920012509/http://www.getchu.com/soft.phtml?id=55961 そらのいろ、みずのいろ DVD-ROM 初回版(Ciel) (18禁)- Getchu.comのInternet Archiveキャッシュ(2011年9月20日分)]より。</ref>。そのため、発売後しばらくの間はCGの少なさと相俟って予想外の設定や展開に憤ったプレイヤーの一部から、嘘屋の個人サイト「奥さん、嘘屋です」<ref>[http://www.lares.dti.ne.jp/~usoya/ 奥さん、嘘屋です]より。</ref>の[[電子掲示板|掲示板]]へ作品や彼を批判する書き込みが相次いでいた。なお、[[2007年]][[4月25日]]に発売された[[プレーヤーズゲーム#DVDPG|DVDPG]]版<ref name="200704_soramizu_01">[https://web.archive.org/web/20190428051854/http://www.ms-pictures.com/label/mints/products/soramizu/200704_soramizu_01.html そらのいろ、みずのいろ DVD Players Game MS PICTURES | mints(ミンツ)のInternet Archiveキャッシュ(2019年4月28日分)]より。</ref><ref name="22dgmt7118">[http://www.dmm.co.jp/mono/anime/-/detail/=/cid=22dgmt7118/ そらのいろ、みずのいろ DVDPG そらのいろ、みずのいろ (DVDPG) - アダルトアニメDVD通販 - DMM.R18]より。</ref>、[[2010年]][[7月16日]]に発売された[[プレーヤーズゲーム#BDPG|BDPG]]版<ref name="1007_soramizu">[https://web.archive.org/web/20190428051554/http://www.ms-pictures.com/label/mints/products/1007/soramizu/ そらのいろ、みずのいろ Blu-ray Disc Players Game|MS PICTURES | mints(ミンツ)のInternet Archiveキャッシュ(2019年4月28日分)]より。</ref><ref>[https://www.mobygames.com/game/blu-ray-disc-player72350/sora-no-iro-mizu-no-iro/cover/group-art113979/gameCoverId,cover-303763/ Back Cover]より。</ref>、2013年[[12月20日]]に発売されたスペシャルプライス版<ref name="specialprice">[http://www.sp-janis.com/ciel/soranoiromizunoiro/specialprice.html スペースプロジェクト各ブランド公式サイト内スペシャルプライス版紹介ページ]より。</ref><ref name="538rcl034">[https://www.dmm.co.jp/mono/pcgame/-/detail/=/cid=538rcl034/ そらのいろ、みずのいろ スペシャルプライス版 - アダルトPCゲーム通販 - FANZA通販]より。</ref>では、スワッピングや4Pを描いたCGがそれぞれジャケット裏にて普通に公開されているほか、後述の[[ダウンロード販売|DL]]版でも各社の作品紹介ページにて普通に公開されている。
 
[[プログラム (コンピュータ)|プログラム]]についても、テキストの内容と合致しないCGが表示されるなどの[[バグ]]の多さに加え、右[[ポイント・アンド・クリック|クリック]]や[[マウス (コンピュータ)#ホイール|ホイール]]に非対応などの操作性の悪さといった不具合が目立っており、すぺじゃに共和国は初回版の発売直後の2004年[[6月29日]]に修正[[パッチ]]を公開したが、その後も前述の不具合をなかなか解消できずに修正パッチの更新を重ねることとなり<ref name="{{R|spjan_his2004"/>}}、3年後の2007年[[9月14日]]に販売を開始したDL版{{efn2|name="dl_20070914"|2007年9月14日は最速サイト<ref name="{{R|d-dream"/>}}のみで、会社によっては[[2008年]]以降に開始した所<ref>[https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/spacep_0018/ そらのいろ、みずのいろ - アダルトPCゲーム - FANZA GAMES(旧DMM GAMES.R18)]より。</ref>もある。プログラムには、修正パッチVer.3相当の修正を実装済み。}}を経てなお6年後の2010年[[2月5日]]にも修正パッチを更新するに至った<ref>[https://web.archive.org/web/20130410033034/http://www.sp-janis.com/support/sup_ciel_soramizu_a.shtml sp-janis.com <nowiki>[Support:Ciel]</nowiki> 「そらのいろ、みずのいろ」修正データ(Ver.4)soramizu04a.exeのInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20130410035824/http://www.sp-janis.com/support/sup_ciel_soramizu_b.shtml sp-janis.com <nowiki>[Support:Ciel]</nowiki> 「そらのいろ、みずのいろ」修正データ(Ver.4)soramizu04b.exeのInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref>。
 
==== 評価 ====
作品自体は具体的な売り上げ本数こそ公表されなかったものの、DVD-ROM初回版がGetchu.comのセールスランキングにて2004年6月分で第3位<ref>[http://www.getchu.com/pc/salesranking200406.html 2004年・6月セールスランキング! - Getchu.com]より。</ref>、同年上半期分で第18位<ref>[http://www.getchu.com/pc/2004-1salesranking.html 2004年上半期セールスランキング! - Getchu.com]より。</ref>、同年年間分で第39位<ref>[http://www.getchu.com/pc/salesranking2004.html 2004年・年間セールスランキング! - Getchu.com]より。</ref>、[[PC NEWS]]の全国美少女ソフト売り上げランキングにて同年6月16日 - 6月30日分(こちらはDVD-ROM初回版とCD-ROM初回版を合算)で第3位<ref group="書">[https://web.archive.org/web/20051227193512fw_/www.peakspub.co.jp/ranking/rank150.html 全国美少女ソフト売り上げランキング TOP50 PC NEWS No.150(6/16〜6/30)のInternet Archiveキャッシュ(2005年12月27日分)]より。</ref>、DVDPG版がmintsの2007年4月の月間売り上げランキングにて第1位<ref>[https://web.archive.org/web/20201021184055/http://www.ms-pictures.com/label/mints/pamph/ mints NEWS 005のInternet Archiveキャッシュ(2020年10月21日分)]より。</ref>といった高セールスをそれぞれ記録しているほか、DL版が[[げっちゅ屋|DL.Getchu.com]]の年間商業ランキングにて2007年度で第2位の『[[隷嬢学園 〜煉獄の学舎〜]]』 (Psy-chs) に[[得点|ダブルスコア]]の差を付けて圧倒したという第1位<ref>[http://dl.getchu.com/information.php?id=74 【ランキング】DL.Getchu.com2007年度、各種ランキング公開中!! <nowiki>[2008/02/01]</nowiki>]より。</ref><ref>[http://dl.getchu.com/contents/49.tpl.html 年間商業ソフ倫ランキング 2007年度/1位~100位]より。</ref>を皮切りとして2010年度まで毎年100位以内にとどまっていた<ref>[http://dl.getchu.com/contents/53.tpl.html 年間商業ソフ倫ランキング 2008年度/1位~100位]より。</ref><ref>[http://dl.getchu.com/contents/Ranking_09_SOF.tpl.html 年間商業ソフ倫ランキング 2009年度/1位~100位]より。</ref><ref>[http://dl.getchu.com/contents/Ranking_10_PRO.tpl.html 年間商業ランキング 2010年度/1位~100位]より。</ref>{{efn2|2011年度では100位以内から落ちたものの、第185位を記録している<ref>[http://dl.getchu.com/contents/Ranking_11_PRO.tpl.html 年間商業ランキング 2011年度/1位~200位]より。</ref>。}}うえ、商業ゲーム総合ランキングにて[[2013年]][[5月2日]]時点で総計第2位<ref>[https://web.archive.org/web/20130502025811/http://dl.getchu.com/index.php?action=mStatic&tno=StgRank_PSOF_A&cp=&c= 商業ゲーム総合ランキング / 1位~300位のInternet Archiveキャッシュ(2013年5月2日分)]より。</ref>、[[2016年]][[7月31日]]時点で総計第3位<ref>[https://web.archive.org/web/20160731153127/dl.getchu.com//index.php?action=mStatic&tno=StgRank_PSOF_A&cp=&c= 商業ゲーム総合ランキング / 1位~300位のInternet Archiveキャッシュ(2016年7月31日分)]より。</ref>、そして[[2022年]]310月現在でも総計第4位<ref>[http://dl.getchu.com/search/ranking.php?term=all&category_id=101&sub_category_id= 商業ゲーム総合ランキング / 1位~300位]より。</ref>といった高セールスをそれぞれ記録している。また、DL版は[[DMM.com#EXNOA|DMM.R18]]{{efn2|name="dmm-fanza"|2018年8月1日以降は[[FANZA]]へ改称。}}の美少女ゲーム年間ランキングでも2007年下半期分での第6位<ref>[https://web.archive.org/web/20071229002753/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2007/half=second/ 2007年下半期作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2007年12月29日分)]より。</ref>を皮切りとして[[2011年]]上半期まで毎回100位以内にとどまっていた<ref>[https://web.archive.org/web/20080117051913/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2007/half=all/ 2007年年間作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2008年1月17日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20080618165015/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2008/half=first/ 2008年上半期作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2008年6月18日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20081216052123/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2008/half=second/ 2008年下半期作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2008年12月16日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20090117050903/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2008/half=all/ 2008年年間作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2009年1月17日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20090619233409/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2009/half=first/ 2009年上半期作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2009年6月19日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20091219213957/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2009/half=second/ 2009年下半期作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2009年12月19日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20100116140529/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2009/half=all/ 2009年年間作品ランキング1~20位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2010年1月16日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20100618154146/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2010/half=first/page=2 2010年上半期作品ランキング21~40位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2010年6月18日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20101226095803/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2010/half=second/page=3 2010年下半期作品ランキング41~60位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2010年12月26日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20110122110253/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/year=2010/half=all/page=2 2010年年間作品ランキング21~40位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2011年1月22日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20110929235616/http://www.dmm.co.jp/digital/pcgame/-/ranking_all/=/half=first/year=2011/page=5 2011年上半期作品ランキング81~100位 - アダルト美少女ゲーム - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2011年9月29日分)]より。</ref>ほか、[[DiGiket.com]]でも2007年ランキングで第19位<ref>[http://www.digiket.com/game/ranking_etc2/_data/KEY=2007all/ 2007年 ランキング | DiGiket.com | 美少女ゲームダウンロードショップ]より。</ref>、[[2008年]]ランキングで第35位<ref>[http://www.digiket.com/game/ranking_etc2/_data/KEY=2008all/ 2008年 ランキング | DiGiket.com | 美少女ゲームダウンロードショップ]より。</ref>、[[2009年]]ランキングで第65位<ref>[http://www.digiket.com/game/ranking_etc2/_data/KEY=2009all/ 2009年 ランキング | DiGiket.com | 美少女ゲームダウンロードショップ]より。</ref>、累計ランキングで第15位<ref>[http://www.digiket.com/game/ranking_etc2/_data/KEY=all/ 累計 ランキング | DiGiket.com | 美少女ゲームダウンロードショップ]より。</ref>など、各DL販売サイトにて高セールスをそれぞれ記録している。
 
以上のような物議を醸した作品ではあるが、Tonyによるヒロイン2人は、前述のシナリオや[[スクウェア (ゲーム会社)|スクウェア]](現:[[スクウェア・エニックス]])の『[[聖剣伝説2]]』([[1993年]])などで知られる[[菊田裕樹]]による[[背景音楽|音楽]]と相俟って、多大な人気を得た。また、それを受けて制作された[[アダルトアニメ]]版は[[アニメ監督|演出家]]の[[高橋丈夫]]による監修(上巻のみ)や[[アニメーター]]の[[黒田和也]]によるキャラクターデザインと相俟って、一般[[OVA]]に肩を並べるほどの高セールスを記録したうえ、DL販売の普及以降にはアダルトアニメ版の高セールスに応じてアダルトゲーム版が再評価される動きも出ている。詳細は[[#アダルトアニメ版]]を参照。
 
物議についてはムック『[[#クロニクル|TonyWORKs Cielクロニクル]]』(2010年、詳細はリンク先を参照)に収録されたロングインタビューでも「今『そらみず』に手を加えるとしたらどうなりますか?」という質問を通じてそれとなく触れられており、前述のコンセプトがシナリオに活かされると期待するも叶わなかったTonyには「僕にしてみたら、圧倒的にボリュームですね」、彼の答えに同意してスワッピングに疑問を持ったCielのプロデューサーのT-YAM<ref {{R|group="書" name="|tonyworks"/>}}には「主人公のみに焦点を当ててヒロイン2名とのラブラブにしたほうがよかったのかなーと。OVA版みたいに(笑)」とそれぞれ述懐されている<ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}{{efn2|インタビューが行われた2009年12月<ref group="書" name="twc149">『クロニクル』149頁より。</ref>時点ではこのように語り合っていたが、その後はアールピーエムの消滅に伴ってTonyとスペースプロジェクトが疎遠になったこともあり、実現には至っていない。}}。
 
ヒロイン2人の高い人気から、関連商品は菊田の[[アルバム]]『IN THE SKY ON THE WATER』<ref name="itsotw">[https://web.archive.org/web/20140301203402/http://hirokikikuta.com/cd/in-the-sky-on-the-water-2008.html IN THE SKY ON THE WATER (2008) | Angel's Fear | 菊田裕樹オフィシャルウェブサイトのInternet Archiveキャッシュ(2014年3月1日分)]より。</ref>をはじめ[[サードパーティー]]による各種商品が2010年まで発売されるなど、多角に展開されている。詳細は[[#関連商品]]を参照。その一方、[[小説化]]・[[漫画|漫画化]]・[[コンシューマーゲーム|家庭用機]][[移植 (ソフトウェア)|移植]]は[[2022年]]3月現在でも行われていないが、小説化についてはアダルトゲーム版発売当時に話があったものの「売れねえだろ」という理由で立ち消えとなったことが、「奥さん、嘘屋です」の掲示板で嘘屋によって明かされている<ref>[http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/671/1085491017/164 『ふんのいろ、どしのいろ(仮)』 - 奥さん、嘘屋です(業務用)]より。</ref>。
 
==== 発売後 ====
なお、嘘屋は本作の後もCielの『[[幻夢館 〜愛欲と凌辱の淫罪〜#真章 幻夢館|真章 幻夢館]]』<ref>[https://web.archive.org/web/20131016162320/http://sp-janis.com/soft/genmukan.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:真章 幻夢館]</nowiki>のInternet Archiveキャッシュ(2013年10月16日分)]より。</ref>(2004年)や[[スペースプロジェクト#Puzzlebox|Puzzlebox]]の『に〜づまはセーラー服 〜ダーリンは担任教師〜』<ref name="niiduma">[https://web.archive.org/web/20131121070027/http://www.puzzlebox.jp/product/niiduma/ パズルボックス(PUZZLEBOX):製品情報:「に~づまはセーラー服 ~ダーリンは担任教師~」のInternet Archiveキャッシュ(2013年11月21日分)]より。</ref>(2005年)などのシナリオを、Tonyは本作の後も[[ストーンヘッズ|PIL]]の『[[仏蘭西少女]]』<ref>[https://web.archive.org/web/20140908144837/http://www.franceshojo.com/top.html 仏蘭西少女〜Une fille blanche〜のInternet Archiveキャッシュ(2014年9月8日分)]より。</ref>(2009年)やCielの『[[フォルト!!]]』<ref name="sp-janis_fault">[https://web.archive.org/web/20131025110031/http://www.sp-janis.com/soft/fault.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:フォルト!!]</nowiki>のInternet Archiveキャッシュ(2013年10月25日分)]より。</ref>(2009年)などの原画を、そして菊田は本作の後もPuzzleboxの『さくらリラクゼーション 〜四姉妹とのラブラブ同居性活〜』<ref>[https://web.archive.org/web/20161013050039/http://www.puzzlebox.jp/product/sakurarela/ パズルボックス(PUZZLEBOX):製品情報:第一弾タイトル「さくらリラクゼーション ~四姉妹とのラブラブ同居性活~」のInternet Archiveキャッシュ(2016年10月13日分)]より。</ref><ref>[http://www.sp-janis.com/puzzlebox/sakurarelaxation/ スペースプロジェクト各ブランド公式サイト内 さくらリラクゼーション ~四姉妹とのラブラブ同居性活~]より。</ref>(2005年)や『に〜づまはセーラー服 〜ダーリンは担任教師〜』<ref name="{{R|niiduma"/>}}などの音楽をそれぞれ担当することとなる。その後、Tonyと菊田は[[セガゲームス|セガ]]の[[PlayStation Portable|PSP]]用[[コンピュータRPG|RPG]]『[[シャイニング・ハーツ]]』(2010年)でも組むこととなるが、それに先駆けて[[コラボレーション]]を行った[[シングル]]『Tony×菊田裕樹 featuring 初音ミクCD』(2009年)では、彼らの代表作として『[[シャイニング・シリーズ]]』や『聖剣伝説2』などの一般向け作品と共に本作が挙げられている<ref>[https://web.archive.org/web/20150611062011/http://sega.jp/topics/091228_2/ 「セガ」 「コミックマーケット77」Tonyコンテンツの全貌公開!! | トピックス | セガ 製品情報のInternet Archiveキャッシュ(2015年6月11日分)]より。</ref><ref>[httphttps://www.4gamer.net/games/074/G007438/20091228018/ 4Gamer.net ― セガ,コミケ77に出展するTony氏関連の限定商品を公開]より。</ref>。また、[[2015年]]に[[アールビバン]]がセガの[[PlayStation 3|PS3]]用RPG『[[シャイニング・レゾナンス]]』(2014年)の[[版画]]を発売する際<ref>[https://web.archive.org/web/20160422130101/http://www.artjeuness.net/special/gw201505/hanga.php 4大作家が春の大祭典! | 新作版画情報 | アールジュネス(ARTJEUNESS)のInternet Archiveキャッシュ(2016年4月22日分)]より。</ref>や[[2019年]]にアールビバンが第15回{{仮リンク|中国国際アニメ・ゲームフェア|zh|中国国际动漫游戏博览会}}にてTonyのサイン会を開催する際<ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000024677.html 人気イラストレーターのオリジナル版画・オリジナルグッズが世界で買える!?アールビバン通販サイト中国でOPEN!]より。</ref>にも、それぞれTonyの代表作として『シャイニング・シリーズ』や『フォルト!!』と共に本作が挙げられているほか、2015年に[[ファミ通|ファミ通.com]]でTonyへのロングインタビューが行われた際にも、ライターのブラボー!秋山の注目作として『[[ルーム・ウィズ・リナ]]』([[1999年]])<ref>[https://web.archive.org/web/19990508060132/http://www.vlab.co.jp/episode/linaweb/ -Room with Lina- Official Web SiteのInternet Archiveキャッシュ(1999年5月8日分)]より。</ref><ref>[httphttps://ascii.jp/elem/000/000/315/315860/ ASCII.jp:ビジュアル・ラボ、PIM機能付き美少女ゲームを発売--声優の中山真奈美さんにインタビュー]より。</ref>や『[[幻夢館 〜愛欲と凌辱の淫罪〜]]』([[2002年]])と共に本作が挙げられている<ref>[httphttps://www.famitsu.com/news/201512/26096432.html 【週間PVランキング】2015年最後のランキングは、『ポケモン』同梱のニンテンドー2DS発売決定のニュースが1位に!【12/19~12/25】 - ファミ通.com]より。</ref>。
 
=== 発売歴 ===
* [[2004年]]
** [[6月25日]] - [[DVD|DVD-ROM]]初回版<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old"/><ref name="|538cie0019"/><ref name="|d-dream"/>}}<ref group="書" name="genga_136">『原画集』136頁より。</ref>、[[CD-ROM]]初回版<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old"/><ref name="|538cie0020"/><ref name="|d-dream"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_136"/>}}
*** CD-ROM初回版は発売前に[[ロットアップ]]済み。再生産無し。
** [[6月29日]] - DVD-ROM初回版ロットアップ<ref name="{{R|dvd_cd_old"/>}}
** [[7月27日]] - DVD-ROM通常版<ref name="{{R|d-dream"/>}}
* [[2006年]]
** [[6月23日]] - 『Ciel Limited Collector's Box』<ref> [http://www.sp-janis.com/ciel/ciellimitedbox/ Ciel Limited Collector's Box - Tony Illustration Games]より。</ref><ref> [https://web.archive.org/web/20130410030623/http://www.sp-janis.com/soft/ciel_limited.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:Ciel Limited Collector's Box]</nowiki>のInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20150719211951/http://www.d-dream.com/detail.php?arg_tno=3671 D-Dream - Ciel Limited Collector's Box (Ciel)のInternet Archiveキャッシュ(2015年7月19日分)]より。</ref>
78 ⟶ 77行目:
** [[7月12日]] - 『Ciel Limited Collector's Box』ロットアップ
* [[2007年]]
** [[4月25日]] - [[プレーヤーズゲーム#DVDPG|DVDPG]]版<ref name="{{R|200704_soramizu_01"/><ref name="|22dgmt7118"/>}}
*** ディレクションはinazuma、[[エンコード]]や[[オーサリングツール|オーサリング]]は[[レインエンターテイメント#DVDPG移植|BLACKRAINBOW DVDPG DIV.]]、発売は[[ミルキーレーベル|mints]]、販売は[[オールインエンタテインメント|GPミュージアムソフト]]がそれぞれ担当。[[DVDプレーヤー]]の機能的制約ゆえに周回プレイや視点切り替えは再現されておらず、セーブやロードは[[パスワード (コンピュータゲーム)|パスワード]]入力で代用されている。また、DVD-ROM版やCD-ROM版の修正後に実装された画面非表示高速スキップ機能が実装されていないため、プレイ時間の有用な短縮は事実上不可能となっている{{efn2|ただし、DVDプレーヤーによってはハード自体の機能による早送りや巻き戻しが可能。}}。ジャケット画にはDVD-ROM初回版と同じものが流用されている。
** [[9月14日]] - [[ダウンロード販売|DL]]版{{efn2|name="dl_20070914"}}
* [[2010年]]
** [[7月16日]] - [[プレーヤーズゲーム#BDPG|BDPG]]版<ref name="{{R|1007_soramizu"/>}}
*** 移植は[[エムトリックス]]<ref>[https://web.archive.org/web/20180127054542/http://www.m-trix.jp:80/category/products/bd-hg Bd-Hgゲーム | M-Trix Inc.のInternet Archiveキャッシュ(2018年1月27日分)]より。</ref>、発売はmints、販売はGPミュージアムソフトがそれぞれ担当。[[BDプレーヤー]]の性能や多機能に合わせて画質がDVDPG版よりも向上されたうえに周回プレイや視点切り替えが再現されたほか、DVDPG版に無かった環境設定の変更機能やセーブ・ロード機能が実装されたため、プレイ時間の有用な短縮が可能となっている。ジャケット画にはCD-ROM初回版と同じものが流用されているほか、「[[PlayStation 3|PS3]]推奨」と表記されている<ref>[https://www.mobygames.com/game/blu-ray-disc-player72350/sora-no-iro-mizu-no-iro/cover/group-art113979/gameCoverId,cover-303762/ Front Cover]より。</ref>。
* [[2013年]]
** [[12月6日]] - 『Tony/Cielブランドの DVD-PG Collector's Box』{{efn2|タイトルロゴでの表記。購入ページや販売サイトの一部では途中の「の」が省かれ、『Tony/Cielブランド DVD-PG Collector's Box』と表記されている所もある<ref>[https://web.archive.org/web/20170204170803/http://www.ms-pictures.com/label/mints/products/1312/ciel/ Tony/Cielブランド DVD-PG Collector's Box <期間限定パック>|MS PICTURES | mints(ミンツ)のInternet Archiveキャッシュ(2017年2月4日分)]より。</ref><ref>[https://www.dmm.co.jp/mono/anime/-/detail/=/cid=22dgmt10090/ mints×Ciel<期間限定パック> Tony/Cielブランドの DVD-PG Collector’s Box DVD- PLAYERS GAME(DVDPG) - アダルトアニメDVD通販 - DMM.R18]より。</ref><ref>[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=788966 Tony/Cielブランド DVD-PG Collector's Box <期間限定パック> (mints) (18禁) <nowiki>[PlayersGame]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>。}}
*** 『Ciel Limited Collector's Box』に収録された5作品のDVDPG版を収録し、1箱にまとめたボックス仕様パッケージ。
** [[12月20日]] - スペシャルプライス版<ref name="{{R|d-dream"/><ref name="|specialprice"/><ref name="|538rcl034"/>}}
*** DL版で未対応だったWindows 7/8にも正式対応となった代わりに、[[マイクロソフト]]のサポート終了に伴ってWindows 98/98SE/Me/2000には非対応となったDVD-ROM廉価版。ジャケット画にはDVD-ROM初回版と同じものが流用されているが、縁には水色の[[装飾]]枠が追加されており、裏側のデザインも異なっている。
* [[2014年]]
** [[11月28日]] - 『Ciel Complete Box』<ref>[http://www.sp-janis.com/ciel/tony-chronicles/ Ciel Complete Box - Tony Chronicles]より。</ref>
*** 『Ciel Limited Collector's Box』の収録作品に『[[フォルト!!|フォルト!!SA]]』を追加して全6作ともWindows Vista/7/8に正式対応させ(マイクロソフトのサポート終了に伴ってWindows XPには非対応)、1箱にまとめたボックス仕様パッケージ。初回製造のみの限定版。後述の『SP-JANIS REPUBLIC SPECIAL PACK』の発売時には、全6作ともWindows Vista/7/8/8.1/10に正式対応させたDL版が『すぺじゃに共和国Cielパック』<ref>[https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/mgold_0100/ すぺじゃに共和国Cielパック - アダルトPCゲーム - FANZA GAMES(旧DMM GAMES.R18)]より。</ref>のタイトルにて[[DMM.com#EXNOA|DMM.R18]]{{efn2|name="dmm-fanza"}}独占販売で同時発売された。
* [[2015年]]
** [[10月30日]] - 『SP-JANIS REPUBLIC SPECIAL PACK』<ref>[http://www.sp-janis.com/spjanis-republic.html SP-JANIS REPUBLIC SPECIAL PACK] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20150815021910/http://www.sp-janis.com/spjanis-republic.html |date=2015年8月15日 }}より。</ref>{{efn2|販売サイトの一部では、後述のDL版と同じく『すぺじゃに共和国スペシャルパック』と表記されている所もある<ref>[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=865894 すぺじゃに共和国スペシャルパック (JANIS(ジャニス)) (18禁) <nowiki>[ゲーム]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref><ref>[https://www.amazon.co.jp/dp/B012I18LUE/ Amazon | すぺじゃに共和国 スペシャルパック | ジャニス | ソフトウェア 通販]より。</ref>。}}
97 ⟶ 96行目:
* [[2016年]]
** [[1月22日]] - [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]版<ref>[http://www.sp-janis.com/android/#soranoiromizunoiro そらのいろ、みずのいろ アンドロイドアプリ版タイトル]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20160523144534/http://www.re-pro.info/rep07.php そらのいろ、みずのいろ Re-Pro! Official SiteのInternet Archiveキャッシュ(2016年5月23日分)]より。</ref><ref name="rpr_01">[http://www.iris-designworks.co.jp/rpr/rpr_01.php Re-Pro! Androidアプリ【Ciel SIDE】 - iris-designworks ポータルサイト]より。</ref>
*** Androidアプリ専門ブランド「Re-Pro!」のSeason2 第1弾『After... -Android ver.-』(2015年[[11月6日]]配信開始)<ref name="{{R|rpr_01"/>}}<ref>[http://www.sp-janis.com/android/#after After... -Android ver.- アンドロイドアプリ版タイトル]より。</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20160802124015/http://www.re-pro.info/rep06.php After... -Android ver.- Re-Pro! Official SiteのInternet Archiveキャッシュ(2016年8月2日分)]より。</ref>に続き、第2弾としてDMM.R18独占販売で配信が開始された。
 
=== ストーリー ===
104 ⟶ 103行目:
一方、照り付ける日差しの下で弌と朝の補習が終わるのを待っていた水泳部部員の'''海野十三'''は、1人で実習畑の水やりに勤しむ[[花卉園芸]]部部員の'''空山菜摘芽'''に一目惚れしていた。
 
やがて菜摘芽は、実習畑にて獲れた[[野菜]]を持って水泳部を訪れる。菜摘芽と打ち解けていく弌と十三は、なかなか打ち解けられない朝と菜摘芽を案じ、彼女たちを1泊2日の[[キャンプ]]へ誘う。4人一緒に行動したその日をきっかけに、弌・十三・朝・菜摘芽は夏休みの暑く長い日々における[[遊び|遊戯]]・[[料理]]・[[アルバイト]]といった行事を介して親交を深め合っていくが、それと並行して他人とは少し異なる男女4人での熱い恋物語へも足を踏み入れる。その一方、各自の複雑な家庭の事情や、朝と菜摘芽についてはそれが原因となって決定していた夏休み明けの転校も判明する中、想いを打ち明けてついには[[肉体関係 (隠語)|肉体関係]]まで至った彼女たちに対し、普通の恋愛における[[道徳|倫理]]や[[タブー|禁忌]]を超越した想いすら抱くまでに至っていた弌と十三は、自分たちに対して同様の想いに至っていた朝や菜摘芽との距離をさらに縮め、共に他の誰よりも深く身も心も打ち解け合っていく。
 
そんな秘め事も経た夏休みの折り返しを過ぎて久しく、弌・十三・朝・菜摘芽は残り少ない日々を4人一緒に過ごしながら、他人の介入する余地が存在しない境地でさまざまなセックスに明け暮れ、やがてそれぞれの未来を迎えるのだった。
 
=== 登場舞台 ===
; {{Anchors|玖珠井市}}玖珠井市(くすいし)<ref name="{{R|dvd_cd"/>}}<ref name="dvd_cd_old_2">[https://web.archive.org/web/20110829162917/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu2.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:そらのいろ、みずのいろ]</nowiki> StoryのInternet Archiveキャッシュ(2011年8月29日分)]より。</ref>
: 海と山に挟まれ、[[漁業]]と[[造船|造船業]]を主要[[産業]]とする小さな[[地方都市]]。人口は約3万人とそれなりの規模であるが、近年では減少中{{efn2|そのため、現実では地方都市の分類上最小の地方中小都市に相当する。}}。昔ながらの自然に加え、[[砂浜]]<ref group="書" name="genga_11">『原画集』11頁より。</ref>・[[キャンプ|キャンプ場]]・[[露天風呂]]<ref group="書" name="genga_27">『原画集』27頁より。</ref>に恵まれているほか、[[路線バス]]こそ運行されている<ref group="書">『原画集』18頁より。</ref>ものの、都会の喧騒とはほぼ無縁である。そういった理由からも、[[第一次産業|農林]]の所々では[[モノレール#産業用モノレール|農業用モノレール]]が用いられている。[[お盆]]には市民による夏祭りが行われ、参加者は[[ふんどし]]を締めて[[法被]]を羽織った姿となる<ref group="書" name="genga_26">『原画集』26頁より。</ref>{{efn2|フィギュア『500円カプセル デジタルギャルズパラダイス そらのいろ、みずのいろ』の制作に際してTonyが描き下ろした設定画によれば、ふんどしは[[相撲]]の[[廻し]]と同様の締め方と指定されており、有名な所として[[博多祇園山笠#舁き手|博多山笠祭り]]が例示されている。}}。
: 地名、地形、背景、産業、そして登場人物たちの会話から、[[大分県]]や[[長崎県]]などの[[九州]]地方をモデルとして設定したことが示唆されている{{efn2|開発当時における現実の九州地方にて「玖珠」を含む地名は大分県の[[玖珠郡]]や[[玖珠町]]、山間や[[海岸]]の地形や背景は大分県の[[湯布院町]](後の[[由布市]])や長崎県の海岸、産業や人口減少は長崎県の全域が該当する。}}。また、[[ビキニ (水着)#デザインによる分類|トライアングルビキニ]]姿の朝が[[水平線]]へ沈みゆく夕陽に照らされる砂浜に佇む姿から、西側に開けた地形でもあることが示唆されている<ref name="{{R|dvd_cd"/>}}<ref name="sp-janis_soramizu4">[https://web.archive.org/web/20101221170047/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu4.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel:そらのいろ、みずのいろ]</nowiki> Event(その1)のInternet Archiveキャッシュ(2010年12月21日分)]より。</ref>。
: 上記の地方要素に加え、[[携帯電話]]の[[日本における携帯電話|爆発的普及期の初期]]に企画・開発されたという理由もあり、弌たちが表立って携帯電話を用いる姿は描かれていない。
:<!-- 箇条書きのスタイル崩壊を防止するためのコロン付き空行なので、削除は不要。 -->
; {{Anchors|東台校}}東台校(あずまだいこう)<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_2"/>}}
: 玖珠井市に存在する県立学園。1学年に3クラス、全生徒数は300人ほどと、やや小規模。生徒たちには、'''東校'''(ひがしこう)という略称で呼ばれる。男子用制服は一般的な[[ワイシャツ]]に[[ズボン]]である<ref group="書" name="genga_29">『原画集』29頁より。</ref><ref group="書" name="genga_30">『原画集』30頁より。</ref>が、女子用制服は白色の生地を基調としてその胸元へ紺色の[[スカーフ]]や[[線ファスナー]]、腰へ[[リボン]]付き[[ベルト (服飾)|ベルト]]、[[袖]]や[[裾]]へ藍色の細い線をそれぞれあしらった、[[セーラー服]]風[[ワンピース]]となっている<ref group="書" name="genga_8">『原画集』8頁より。</ref><ref group="書" name="genga_16">『原画集』16頁より。</ref>。なお、女子用[[体操着]]は一般的な[[トレーニングシャツ]]に[[ブルマー#文化|ショーツ型ブルマー]]であり、体育用具室では白い[[マット#体操競技におけるマット|体操マット]]を[[ベッド]]の代わりとして、この姿を活かした[[グループセックス#呼称|4P]]も描かれる<ref name="{{R|getchu_55961_2011"/>}}<ref group="書" name="genga_25">『原画集』25頁より。</ref>。
: 敷地はやや高台に位置しており、校舎は山の斜面に[[棚田|段々畑]]のように建っている<ref>[https://www.mobygames.com/game/blu-ray-disc-player72350/sora-no-iro-mizu-no-iro/screenshots/gameShotId,blu-ray-disc-player/778195/ On the school roof]より。</ref>。また、[[プール]]から校外を見渡す構図では遠方にさらなる山々が、近辺には後述の実習畑も含めて田畑がそれぞれ描かれている<ref>[https://www.mobygames.com/game/blu-ray-disc-player72350/sora-no-iro-mizu-no-iro/screenshots/gameShotId,blu-ray-disc-player/778199/ Asa by the swimming pool]より。</ref>。物語の主な舞台であり、照り付ける日差しのもとで弌・十三・朝・菜摘芽の背丈よりも高く伸びた[[ヒマワリ]]<ref {{R|group="書" name="|genga_31"/>}}をはじめ大量の[[草花]]や[[野菜]]{{efn2|野菜については弌・十三・朝・菜摘芽の食事のほか、彼らの4Pにも用いられる<ref {{R|group="書" name="|genga_25"/>}}。}}が立ち並ぶ実習畑に隣接するプールやプール更衣室、そしてそれらの周辺施設は4人の会話や各種セックスに高頻度で用いられるが、敷地の全域や施設{{efn2|理科準備室<ref group="書" name="genga_14">『原画集』14頁より。</ref>・体育用具室<ref {{R|group="書" name="|genga_25"/>}}・屋上<ref {{R|group="書" name="|genga_15"/>}}・音楽室<ref {{R|group="書" name="|genga_13"/>}}・[[保健室]]<ref group="書">『原画集』19頁より。</ref>などが登場するものの、それらの全容を人物抜きで確認できる背景CGについては、広範囲規模のものは用意されていない。}}についてはアダルトアニメ版の方が詳細に描かれており、デザインこそ一部異なるもののそちらを根拠とすることによって理解できる要素も存在するため、[[#登場舞台(アニメ)]]を参照。
 
=== 登場人物 ===
キャラクターデザインについては、T-YAMによれば、朝は一発、女子用制服もほぼ一発でそれぞれ決まったため、『After...』のような初期デザイン絵は存在しない<ref group="書" name="twc151-152">『クロニクル』151頁 - 152頁より。</ref>。これほどキャラクターがあっさり決まったことは初めてであり、魅力的だったという<ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}。また、菜摘芽の黒い[[ストッキング]]や十三の容姿、そして弌・十三・朝・菜摘芽が揃って締めることになる[[ふんどし]]といった要素には、[[嘘屋佐々木酒人]]の趣味や熱烈な要望が活かされている<ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}
 
なお、Tonyの持つ朝への思い入れは深く、「もっとも自分らしいキャラと自負する」<ref>[https://web.archive.org/web/20181022033042/http://www.bekkoame.ne.jp/i/taka_tony/kakorog.html T2 ART WORKS ログ 2006年7月14日分のInternet Archiveキャッシュ(2018年10月22日分)]より。</ref>「一番ビジュアル的には好き」<ref group="書" name="twc150">『クロニクル』150頁より。</ref>とのこと。朝はCielの広報担当のcam2からも「Tony氏デザインのCielタイトルの中でもトップクラスの人気を誇る」と評されている<ref name="{{R|getchublog_20130417"/>}}ほか、[[2006年]]には後述の『Ciel Limited Collector's Box』の発売を記念してCiel公式サイトにて行われた同梱[[小冊子|ブックレット]]『Ciel All Characters Book』の表紙争奪キャラクター人気投票で第1位を記録し、Tonyの描き下ろしによる新規絵でその表紙を飾っている<ref>[https://web.archive.org/web/20060706160656/http://www.ciel-soft.com/survey/s_vote.html 表紙争奪キャラクター人気投票 結果発表のInternet Archiveキャッシュ(2006年7月6日分)]より。</ref><ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}
 
[[声優]]名はヒロインのみ公表されている。
 
==== 主要人物 ====
; 最所 弌(さいしょ はじめ)<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_3"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_29"/>}}
: 声 - 無し
: 身長 - 178cm / 体重 - 65kg
: 東台校2年生で主人公。[[水泳]]部に所属。サラサラで[[カーキ色]]の短髪、淡い茶色の瞳、そして幼少時から女子と見紛うばかりの端正な顔立ちを併せ持つ優男であるが、身体は水泳によって[[腹直筋|腹筋]]も割れるほど引き締まったガッチリ体形であるうえ、[[勃起]]した際には[[スクール水着#ビキニ型男性用水着|ブーメラン型のスクール水着]]に収まりきれなくなるほどたくましくなる[[巨根]]の持ち主でもある。
: 口癖は「わひゃ☆」。校内では男子にも女子にも軽々しく話しかける[[ムードメーカー]]として知られるが、実は他人への気遣いに長けており、[[場の空気]]も読める性格。[[居酒屋|小料理屋]]を営む両親と共に暮らす自宅は、両親が物語開始時点ですでに旅行中であるため、弌が一人暮らしを満喫中。なお、両親の[[結婚]]の経緯から、[[嫡出|婚外子]]であることが示唆されている。
: 十三とは旧知の仲であり、前述の性格は彼から尊敬される理由にもなっているが、十三の優秀な学業成績や男性としての魅力には、ひそかに[[コンプレックス]]も抱えている。
: 学業成績はあまり良い方でなく、夏休みに本一郎のもとで[[古文]]の補習を受けていた最中、自らと同じく補習を受けていた朝に興味を持つ。恋愛には器用な方であるが、朝とは一緒の時間を過ごせる水泳部部員であるにもかかわらず接点に恵まれていなかったためもあり、今回の補習をきっかけに仲良くなろうと、ムードメーカーならではの口調で彼女を口説きまくる。そのため、物語開始当初の朝からの好感度は最低に等しい。
: 遊び心は豊富に持っており、[[クラブ活動|部活]]についても「遊泳部」と称するほど遊びを交えながら行っている{{efn2|物語開始時点ですでに水泳部が県大会を敗退して当年度の活動目的を失っており、弌・朝・十三以外の部員たちは活動していない旨が説明されている。}}。精力や[[性技]]についてもそれなりに一丁前であるため、物語中盤以降は朝や菜摘芽とのセックスにそれらを活かし、性的なタガが外れた彼女たちをさらに焦らしたり蕩けさせたりする、さまざまなプレイを繰り広げていく。また、エンディングによっては[[ウェディングドレス]]姿の朝との[[結婚式]]の際に[[燕尾服|ホワイトタイ]]姿が描かれることとなる<ref {{R|group="書" name="|genga_15"/>}}{{efn2|ただし、このエンディングにおける朝は弌よりも十三が本命という意識が強いため、式場にて並び立つ弌は世間体を取り繕うための代役に等しくなっている。}}。
:<!-- 箇条書きのスタイル崩壊を防止するためのコロン付き空行なので、削除は不要。 -->
; 水島 朝(みずしま あさ)<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_3"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_8"/>}}
: 声 - [[芹園みや]]
: 身長 - 163cm / 体重 - 50kg(自称49kg) / [[スリーサイズ]] - B88(Dカップ{{efn2|name="bustcup"|朝も菜摘芽もバストに対するウエストのやや現実離れした細さから、実際のカップはそれぞれ1ランク以上大きいことが示唆されている。}})/W55/H86(cm)
: 東台校2年生でヒロインの1人。水泳部の紅一点。女子生徒たちの中では高めの背丈の腰まで伸ばしたストレートの黒髪、淡い茶色の瞳、凛とした雰囲気の整った顔立ち、そして制服や[[スクール水着#競泳タイプ(競泳型)|スクール水着]]{{efn2|乳房を支える細い[[ストラップ (服飾)|ストラップ]]が背中を交差するようにつながっており、背中の大部分が露出したやや[[ハイレグ]]の競泳型。アダルトアニメ版の朝の設定資料では、「競泳水着」と明記されている。}}を押し上げる[[釣鐘]]型の[[巨乳]]と対照的な細い腰に程良い太さの長い生脚が目を惹く、[[グラマー]]な肢体を併せ持った美少女である。なお、[[陰毛]]は生えておらず[[パイパン]]であり、セックスシーンでは[[女性器]]周を菜摘芽と対比するようなアップ構図も散見される{{efn2|name="joseiki"|イメージ背景を差し替えるだけで済むなど、前述のCGの少なさを補う意味もある。}}。
: [[家事]]が得意という家庭的な一面に明朗快活な[[江戸っ子]]{{efn2|担当声優の芹園は収録当初、朝にはクールで細めな声が似合うと思っていたため、「もっとサバサバしてください。江戸っ子みたいに」というオーダーに驚いたとのこと<ref name="{{R|getchublog_20130417"/>}}。}}の気質を併せ持つが、基本的には[[人見知り]]の[[ツンデレ]]<ref name="{{R|getchublog_20130417"/>}}であり、物語開始当初の[[知能指数#精神年齢・生活年齢|精神年齢]]は弌・十三・菜摘芽よりも幼い。出身地こそ玖珠井市であるものの、1学期に隣市から転校してきた直後という立場や前述の容姿に加え、白い制服の下に着用している純白の[[下着]]{{efn2|セックスシーンによっては、乳房用ストラップ付きの黒い[[首輪 (BDSM)|首輪]]も着用している<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|getchu_55961"/>}}。}}やスクール水着型の[[日焼け]]跡が眩しい小麦色の素肌を見て言い寄ってきた男子生徒たちをすべて無愛想に振ったことが災いし、校内では男女双方から孤立中。なお、プライベートの[[水着]]は白の[[ビキニ (水着)#デザインによる分類|トライアングルビキニ]]<ref {{R|group="書" name="|genga_11"/>}}{{efn2|紐で結ぶタイプであるため、結びが緩いと水中では知らない間に解けてしまい、外れることとなる<ref name="{{R|dvd_cd_old_6"/>}}<ref group="書">『原画集』12頁より。</ref>。}}。
: 夫婦仲の冷めた両親と暮らす自宅は、地元で有力な[[建設業#工務店|工務店]]「水島工務店」を経営中{{efn2|朝は部活用の[[鞄#使用目的による分類|スポーツバッグ]]に、店名入りの[[タオル]]を常備している。}}。そこへ菜摘芽の父の件も重なり、物語序盤は罵詈雑言を繰り返すほど彼女のことをうとましく思っている<ref {{R|group="書" name="|genga_117"/>}}。弌についても物語序盤は冷淡に見ているが、キャンプをきっかけとして弌・十三・菜摘芽の人となりに触れるうちに態度を軟化させ、4人一緒の行動を楽しむなどの精神的成長を見せるうえ、弌や十三と同室での着替えすらも平気で行うようになる{{efn2|この着替えについては、菜摘芽と共に耽る弌や十三とのセックスの舞台にプール更衣室を多用することへの、理由付けの1つにもなっている。}}。
: 物語中盤以降は性的なタガが外れ、それまでの幼さからの反動に弌や十三との環境も相俟って[[性欲]]に忠実となり、菜摘芽と共に彼らとの[[性的快感|快楽]]を貪り合うセックスに明け暮れていく。また、エンディングによっては想定外の妊娠{{efn2|菜摘芽も交えてのスワッピングや4Pに明け暮れた結果、自らは父が弌か十三か不明な子を妊娠する。}}にも動じず、悦ぶようになる。
:
; 空山 菜摘芽(そらやま なつめ)<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_3"/>}}<ref group="書" name="genga_16">『原画集』16頁より。</ref>
: 声 - [[みる]]
: 身長 - 149cm / 体重 - 38kg / スリーサイズ - B80(Bカップ{{efn2|name="bustcup"}})/W52/H78(cm)
: 東台校2年生でヒロインの1人。[[花卉園芸]]部に所属。長い先端を垂らさず赤い[[リボン]]でそれぞれ輪型に巻き結わえた[[ツインテール]]の栗髪、淡い茶色の瞳、まだ幼さが残る整った顔立ち、そして朝とは対照的に制服やスクール水着を押し上げない[[貧乳]]と細い腰に黒いストッキングを穿いた細い脚が目を惹く、[[スレンダー]]な肢体を併せ持った美少女である。なお、陰毛は普通に生えており、セックスシーンでは女性器周を朝と対比するようなアップ構図も散見される{{efn2|name="joseiki"}}。
: 1年時の3学期に出身地の[[近畿地方|関西地方]]から転校してきたが、[[近畿方言|関西訛り]]は無い。口癖は「ふやぁん」。[[プール]]の横に存在する広大な面積の実習畑を怠慢な他の部員たちに代わって1人で管理しており{{efn2|菜摘芽の父が地元と対立したことが原因で、親に愚痴られた他の部員たちが菜摘芽をうとんじた結果でもある。}}、実習畑への水やりのため、[[麦わら帽子]]を被って夏休みも登校中。弌へは朝の転校以前から秘めた思いを持ち続けており、彼に嫌われたくないという思いや余計な波風を立てたくないという思いから、弌の前では笑みを絶やさないように心掛けている。弌たちと一緒に水遊びを楽しむこともあるが、基本的には[[運動音痴]]で泳げない{{efn2|溺れてしまう姿のCGこそ用意されていないものの、プールの飛び込み台に立って平然と飛び込み姿勢を取る朝の横にて恐る恐る飛び込み姿勢を取る姿のCGは用意されている<ref {{R|group="書" name="|genga_28"/>}}。}}。なお、プライベートの水着はピンクの[[ワンピース]]<ref {{R|group="書" name="|genga_26"/>}}
: 素肌が白いこともあって周囲からは控えめかつ清楚と思われているが、実はセックスへの興味が人一倍強いうえ、白い制服の下には前述の黒いストッキングや黒い[[レース (手芸)|レース]]柄の[[下着|勝負下着]]を着用している{{efn2|シーンによっては、ストッキングと同じレース柄の[[手袋#礼装用手袋(ドレスオペラグローブ|ロンググローブ]]も着用している。}}など、男性の視線には朝よりも敏感かつ積極的な[[悪魔#比喩・強調としての「悪魔」|小悪魔]]としての一面を持っている。なお、8月冒頭のアルバイトでは合計10万円以上を稼がないと失踪し、物語は[[ゲームオーバー#バッドエンド|バッドエンド]]を迎えてしまう<ref {{R|group="書" name="|genga_118"/><ref group="書" name="|genga_124"/>}}
: 物語中盤以降は朝と同様に性的なタガが外れ、彼女と共に弌や十三との快楽を貪り合うセックスに明け暮れていくが、前述の一面を持つゆえに朝よりもアブノーマルかつ大胆なプレイや、華奢な身体を活かせる[[アクロバット|アクロバティック]]な[[性交体位|体位]]を好む。また、エンディングによってはツインテールを解き、ストレートとなる<ref {{R|group="書" name="|genga_28"/>}}
:
; 海野 十三{{efn2|[[海野十三|同姓同名字異音の小説家]]とは無関係。}}(うんの じゅうぞう)<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_3"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_30"/>}}
: 身長 - 179cm / 体重 - 66kg
: 東台校2年生。弌と同じく水泳部に所属。[[ベージュ]]がかった銀色の短髪、黒斑の[[眼鏡]]をかけた淡い茶色の瞳、そして基本的に糸目の地味な顔立ちを併せ持つ少年であるが、身体は弌と同様のガッチリ体形であるうえ、たくましい巨根の持ち主でもある{{efn2|弌と同様の体形や巨根は、前述の流用を効かせるためでもある。}}。
: 普段から[[作務衣]]と[[雪駄]]を着込んだ姿で過ごすうえ、誰を呼ぶ際にも相手の名前に「先生」を付けたり、周囲から「変人」と評されるちょっと変わった口調でさまざまな[[うんちく|薀蓄]]を披露したりする一方、落ち着いた物腰で優秀な学業成績を維持する真面目さと、弌との悪乗りを楽しむ不真面目さを併せ持つ。また、日曜日には午前中のあらゆる[[子供番組]]を欠かさず見るという一面も持つ。
: 口癖は「何か面白い話はないですか?」。両親をすでに亡くしており、自宅に祖父母と暮らしているが、物語開始時点で入院中の祖父に祖母が付き添っているため、実質的には一人暮らし中。弌とは旧知の仲であり、朝に「[[ゲイ|ホモ]]じゃないの」と笑われるうえに周囲から自分たちの名前にちなんで「殺し屋コンビ」と呼ばれるほど意気投合している一方、弌の性格を尊敬して自らを未熟とも思っている。
: 物語序盤は前述の変人ぶりに加え、弌と同様に興味を持った朝から変人ぶりゆえの興味を持たれたり菜摘芽に一目惚れして戸惑ったりするなど、恋愛に不器用な脇役でしかないが、周回プレイ以降は準主人公<ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}であることが明かされ、弌とは異なる一面から男性としての魅力や頼もしさも見せるようになる{{efn2|その結果、朝には甘えられるようになる。}}ほか、彼と同様に朝や菜摘芽とのさまざまなプレイを繰り広げていく{{efn2|弌や朝よりも目立つその様子は、T-YAMに「十三さんが中身的に持ってちゃったって感じですね」と評されている<ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}。}}。また、エンディングによってはウェディングドレス姿の菜摘芽との結婚式の際に[[紋付羽織袴]]姿が描かれる<ref {{R|group="書" name="|genga_22"/>}}ほか、弌たちと合同で[[新婚旅行]]へ行くこととなる。アダルトアニメ版には登場しない。
 
==== その他の人物 ====
; 伊部 本一郎(いんべ もといちろう)<ref name="{{R|dvd_cd_old_3"/>}}<ref group="書">『原画集』32頁より。</ref>
: 古文・[[漢文]]の教師。白髪の頭髪や眉毛を生やして[[扇子]]を手にした初老の男性であり、教え子たちからは「いんべサン」と呼ばれ、親しまれている。弌と朝の補習授業のほか、水泳部の[[顧問]]も担当しているが、後者についてはあまり顔を出さずに部員たちを優しく見守っている。ただし、その言葉には[[定年]]が近い老齢ゆえの[[人生観]]に起因するような重みのあるものも含まれているため、朝などに恐れられてもいる。
: 未だに平教師なのは、とある理由による。アダルトアニメ版には登場しない。
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=== スタッフ ===
作中や[[ムック (出版)|ムック]]『[[#原画集|Tony Works「そらのいろ、みずのいろ/真章・幻夢館」二作品原画集]]』での表記<ref {{R|group="書" name="|genga_136"/>}}による。
 
* エクゼクティブ・プロデューサー - 堀田巌{{efn2|開発当時におけるパオンの取締役副社長<ref>[https://web.archive.org/web/20130501134555/http://www.gpara.com/contents/creator/bn_289.php 【クリエイターズファイル】「日本のゲームは世界NO.1」UBIスティーブ・ミラーさん/ゲーム情報ポータル:ジーパラドットコムのInternet Archiveキャッシュ(2013年5月1日分)]より。</ref>。}}
* プロデューサー - T-YAM{{efn2|name="t-yam"}}、河岸昌行{{efn2|name="kawagishi"}}
* ディレクター - 猫屋敷三月<ref name="{{R|Tanimoto-Atsushi"/>}}
* アシスタント・ディレクター - 山田まさあき<ref name="{{R|4gamer_20130318037"/>}}
* キャラクターデザイン、原画 - [[Tony]]
* シナリオ - [[嘘屋佐々木酒人]]
* プログラマ - B.rabbit、TAGE、魔王信長
* グラフィック - Layer、石崎隆二、佐々木謙之、やべあきら<ref>[http://www109.sakura.ne.jp/~y-akira/info.html Cute or Beauty+ らしい('A`)]より。</ref>、裏羅、鈴城文也、平キイ子、本田修<ref name="{{R|fca_sp-training"/>}}、山口忍、本田利恵子、加納保宏、松澤和哉、山崎豊、明宮村、のぐやそ
* 背景原画 - みゃうみゃう、もんすけ、G7<ref>[https://web.archive.org/web/20060511080734/http://www.g-coco.com/profile.html PROFILE - COCOのInternet Archiveキャッシュ(2006年5月11日分)]より。</ref>、ミツルギ、ZUKI(樹){{efn2|同人サークル「アーデルハイド」を主宰する[[漫画家]]<ref>[http://www2.odn.ne.jp/zukiki/ アーデルハイド]より。</ref>。本作の背景原画を一部担当した<ref>[https://web.archive.org/web/20040912091702/http://www2.odn.ne.jp/zukiki/profile.html プロフィールのInternet Archiveキャッシュ(2004年9月12日分)]より。</ref>後、主に[[ティーアイネット]]<ref>[https://web.archive.org/web/20171228092925/http://www.mujin-ti.net:80/zukiki.htm ZUKI樹のInternet Archiveキャッシュ(2017年12月28日分)]より。</ref>や[[竹書房]]<ref>[httphttps://www.takeshobo.co.jp/search/act2/1/gen/0/opt/11/?key=%82y%82t%82j%82h%8E%F7 検索結果|竹書房 -TAKESHOBO-]より。</ref>で活動している。}}、湯本はこね、ニシダルミ
* スクリプト - 逆神紅夜<ref>{{Twitter|kouyasakugami|逆神紅夜}}より。</ref>{{efn2|本作以外にも、数々の作品を担当しているシナリオライター。本作の後、スペースプロジェクト作品では『[[CROSS FIRE (アダルトゲーム)|CROSS FIRE]]』<ref>[https://web.archive.org/web/20131014235913/http://sp-janis.com/soft/crossfire.shtml sp-janis.com <nowiki>[JANIS:CROSS FIRE]</nowiki>のInternet Archiveキャッシュ(2013年10月14日分)]より。</ref>(2006年)や『フォルト!!』<ref name="{{R|sp-janis_fault"/>}}(2009年)でそれぞれシナリオを担当することとなる。}}、関本浩之、天獄、屋宜竜徳、水銀黒毛猫、森川瑞生、小笠原尚仁、AYA
* サウンド - [[菊田裕樹]]
* ムービー - [[近藤敏信]]、斎藤久典<ref name="{{R|hercules_page4"/>}}
* 3Dモデリング - 田沼康弘、広富正靖
* 音楽ディレクター - 柏木章俊{{efn2|株式会社フェンネルに所属する[[音楽プロデューサー]]<ref>[http://najyum.prpage.jp/staff.html Najyum - Staff]より。</ref>。}}
189 ⟶ 188行目:
* 音声制作担当 - 塚本晶子
* 音声制作 - [[AG-promotion|AGプロモーション]]<ref>[http://www.ag-pro.net/history_sa.html 美少女ゲーム専門音声制作AG-promotion 作品履歴 - さ]より。</ref>
* SPECIAL THANKS - 株式会社[[パオン・ディーピー|パオン]]、有限会社アンスピーカブル<ref>[https://web.archive.org/web/20090505215004/http://www.unsp.co.jp/works.html 有限会社アンスピーカブル:ワークスのInternet Archiveキャッシュ(2009年5月5日分)]より。</ref>、有限会社スタジオ最前線<ref name="{{R|saizensen"/>}}、合資会社[[ノーストリリア (企業)|ノーストリリア]]、有限会社獏プロダクション<ref name="{{R|bakupro"/>}}、有限会社タイニーアート、有限会社[[フルール]]、株式会社[[TABプロダクション|ティー・エー・ビー]]、STUDIO ATOMS、STUDIO Aversion{{efn2|2014年までは単なる[[録音スタジオ]]であった<ref>[https://web.archive.org/web/20140604210104/http://www.aversion.gr.jp/ エーヴァージョンスタジオのInternet Archiveキャッシュ(2014年6月4日分)]より。</ref>が、同年末に法人化して<ref>[https://web.archive.org/web/20141218141412/http://www.aversion.gr.jp/ エーヴァージョンスタジオのInternet Archiveキャッシュ(2014年12月18日分)]より。</ref>株式会社映音空間となった<ref>[http://www.eion-kukan.co.jp/ ナレーション録音、MAスタジオなら映音空間]より。</ref>。}}
* 製作、販売 - Ciel
* 企画、開発 - 有限会社アールピーエム<ref name="{{R|rpm_product"/>}}
 
=== 主題歌 ===
; オープニングテーマ「そらのいろ、みずのいろ」<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_136"/>}}
: 作詞・歌 - [[鬼頭利枝|rie kito]]{{efn2|name="rie_kito"}} / 作曲 - [[菊田裕樹]]
: アダルトアニメ版デモムービーの挿入歌としても用いられた。
; 挿入歌「希望の橋」<ref name="{{R|dvd_cd_old"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_136"/>}}
: 作詞・歌 - rie kito / 作曲 - 菊田裕樹
; エンディングテーマ「みえないかたち」<ref name="{{R|dvd_cd_old"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_136"/>}}
: 作詞・歌 - rie kito / 作曲 - 菊田裕樹
: アダルトアニメ版でも用いられた。詳細は[[#主題歌(アニメ)]]を参照。
205 ⟶ 204行目:
=== 関連商品 ===
; [[アルバム]]
:; IN THE SKY ON THE WATER<ref name="{{R|itsotw"/>}}<ref>[https://www.oricon.co.jp/prof/200023/products/794808/1/ IN THE SKY ON THE WATER | 菊田裕樹 | ORICON NEWS]より。</ref>
:: 音楽を担当した菊田裕樹が、DVD-ROM版とCD-ROM版の初回特典音楽CDをもとに[[マスタリング|リマスタリング]]を施し、没曲などを追加した完全版。
; 書籍
:; {{Anchors|原画集}}Tony Works「そらのいろ、みずのいろ/真章・幻夢館」二作品原画集<ref group="書">[https://web.archive.org/web/20130410024151/http://www.sp-janis.com/goods/tony_works2.shtml sp-janis.com <nowiki>[Goods News:Tony WORKs]</nowiki>のInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref>
:: 『そらのいろ、みずのいろ』と『[[幻夢館 〜愛欲と凌辱の淫罪〜#真章 幻夢館|真章 幻夢館]]』の線画・設定画・販促用描き下ろし画のほか、攻略ページを前者は13ページ、後者は7ページ収録した[[ムック (出版)|ムック]]。[[晋遊舎]]より発行。線画ページは[[モザイク処理]]が最小限に抑えられているため、[[性器]]の描写が製品版よりも詳細に把握できるようになっている。{{ISBN2|4-88380-482-8}}
:; {{Anchors|クロニクル}}TonyWORKs Cielクロニクル<ref {{R|group="書" name="|tonyworks"/>}}
:: 『[[アルカナ 〜光と闇のエクスタシス〜]]』『[[御魂 〜忍〜]]』『[[After...|After... Story Edition]]』『そらのいろ、みずのいろ』『真章 幻夢館』『[[フォルト!!]]』に前述の『Ciel Limited Collector's Box』も加えた7作品の販促用描き下ろし画を収録した画集。[[マックス (出版社)|マックス]]より発行。巻末には、TonyとT-YAMへのロングインタビューも収録されている。{{ISBN2|4-86379-107-0}}
:: [[2010年]]の発売を経て[[2015年]]には[[電子書籍]]化されており、[[DMM.com#EXNOA|DMM.R18]]{{efn2|name="dmm-fanza"}}<ref>[http://book.dmm.co.jp/detail/b133amax00209/ TonyWorks Cielクロニクル - エロ漫画 電子書籍 - DMM.R18]より。</ref>や[[DiGiket.com]]<ref>[http://www.digiket.com/work/show/_data/ID=ITM0121593/ TonyWorks Cielクロニクル のご購入 <nowiki>[Tony]</nowiki> | 成年コミック ダウンロード | DiGiket]より。</ref>で販売されている。
; ボックス盤
:; Ciel Limited Collector's Box
255 ⟶ 254行目:
 
=== 備考 ===
; 菜摘芽の憂鬱{{JIS2004フォント|♥}}<ref name="{{R|soramizu_info"/><ref name="|game-style_20040603"/>}}
: DVD-ROM初回版やCD-ROM初回版の発売に際し、全国店頭での広告展開に合わせて無償配布されたCD-ROMに収録されている[[ラジオドラマ|ボイスドラマ]]。本編開始よりも少し前における、菜摘芽の胸に秘められた心情が描かれている。
; 裏庭の乙女たち<ref name="{{R|dvd_cd_old"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_136"/>}}
: DVD-ROM初回版やCD-ROM初回版の初回特典として、音楽CDやミニ設定集と共に同梱された[[ドラマCD]]に収録されているボイスドラマ。本編終盤における、朝と菜摘芽が弌や十三にも明かさなかった心情が描かれている。
 
280 ⟶ 279行目:
* 画面サイズ
** [[画面アスペクト比#DVD-Videoの画面サイズ|4:3 スタンダードサイズ]]
** [[16:9のアスペクト比|16:9 ハイビジョンサイズ]](HD 16:9 対応版のみ)
* 画質
** [[標準画質映像|SD]]、[[MPEG-2]](DVD版)
** [[高精細度ビデオ|HD]]、[[H.264|MPEG-4 AVC]](BD版、HD 16:9 対応版)
* 音質
** [[Hi-Fi|ステレオHi-Fi]](DVD版)
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[[プロデューサー]]には本作以前から[[ピンクパイナップル]]の数々のアダルトアニメ作品で知られる[[ももいさくら]]、[[アニメ監督|監督]]にはアダルトアニメ版『[[顔のない月#アダルトアニメ版|顔のない月 -No Surface Moon THE ANIMATION-]]』で知られる演出家のサトウトシハルがそれぞれ起用された{{efn2|先述の第一報チラシにも、「顔のない月のサトウトシハル監督最新作」という記述が存在する。}}が、サトウは延期を重ね始めてからまもなく降板して本名の「郷敏治」名義で本編の第一原画を担当するにとどまり{{efn2|本作にはこのような関わりに終わったが、郷自身はテレビアニメ『[[機甲創世記モスピーダ]]』([[1983年]] - [[1984年]]、動画)や劇場版アニメ『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』(1984年、原画)の頃から名を連ねているベテランアニメーターである。}}、彼の後任には本作以前から数々のアダルトアニメ作品で知られる[[高橋丈夫]]や土支田板三{{efn2|name="doshida"}}が監修や[[演出]]として起用され{{efn2|高橋は上巻の監修、土支田は上巻の演出と下巻の監督をそれぞれ務めた。}}、制作を引き継いでいる。
 
[[背景音楽|音楽]]にはアダルトゲーム版と同じく、[[菊田裕樹]]が起用された。アダルトゲーム版の曲だけでなく、アダルトアニメ版のために制作された新曲も用いられている<ref name="{{R|itsotw"/>}}ほか、エンディングテーマ「みえないかたち」を挿入歌としても用いる(上巻のみ)など、アダルトアニメとしては珍しい音楽演出が盛り込まれている。
 
内容については、アダルトゲーム版で主人公の'''最所弌'''の友人にして準主人公<ref {{R|group="書" name="|twc152"/>}}だった'''海野十三'''や、彼らを見守る教師にして脇役だった'''伊部本一郎'''の存在を完全に抹消し{{efn2|上巻で、弌と朝がセックス中のプール更衣室へ入室してきた女子テニス部部員4人の会話から、水泳部部員は弌と朝の2人だけであることが示唆されている。また、朝が転校してきた当日の回想シーンでは弌を中心にクラスの面々が映るが、そこにも十三や本一郎の姿は無い。}}、物語の前半部分を占めていた[[夏休み]]の日常描写を大幅に削減することにより、人間関係とシナリオが再構築されている。また、アダルトゲーム版では[[#製作]]で述べたようにゲームシステムとの兼ね合いもあり、朝と菜摘芽が同格のヒロインとして描かれていたが、アダルトアニメ版では上下巻とも朝の視点や[[モノローグ]]が菜摘芽のそれらよりも多く用いられている{{efn2|特に、物語終盤のモノローグについては上下巻とも朝が担当している。}}うえ、下巻には弌が後述の意欲や願望を打ち明けながら朝を抱く描写が盛り込まれているのに対し、同じ状況で菜摘芽を抱く描写は一切盛り込まれておらず、弌が後述の意欲や願望を叶えた果てに迎えるであろう結果を、朝が自分の願望を自覚させられると共に恥じらいながら懸念するなど、主人公へ想いを寄せるヒロインとしての描写は菜摘芽以上に強調されたものとなっており、実質的に朝がメインヒロインとして描かれている。セックスシーンについても、上巻では朝が弌へ想いを寄せるようになったきっかけが彼女の転校当日の直後から始まるように再構築されたことにより、物語開始時点にはすでに菜摘芽と合意のうえで弌を共有するようになっていた朝がプール更衣室にて彼とのセックスに耽ったり、終盤の夜には自分に代わって弌とセックス中の菜摘芽の様子を朝が水島家の自室にて想像しながら[[オナニー]]に耽ったりと、アダルトゲーム版よりもはるかに早い時点から盛り込まれている。さらに下巻では、昼間のプール槽の底にてすぐ横に転寝中の朝を姉に見立てた菜摘芽が嬌声を抑えながら弌とのセックスに耽ったり、夜の水島家の自室にて弌による半ば強引なセックスを経た朝が彼に[[風呂|浴室]]へ誘われて[[ソーププレイ]]似の連続セックスに耽ったりと、物語全体の尺に対するセックスシーンの割合は上巻以上へ増強され、「前作比150%」と評されるまでになっている<ref name="sp-janis_ova2_01">[https://web.archive.org/web/20130410030427/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu_ova2_01.shtml すぺじゃに共和国の下巻紹介ページのInternet Archiveキャッシュ(2013年4月10日分)]より。</ref>{{efn2|DVD版のジャケット裏にも、「前作比150%」に関連して「ぴっちり隙間なく、ワイセツ豊潤150%」と大きく記述されている<ref name="dozeu_sora02">[http://www.a1c.jp/~dozeu/product/sora02.html そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも……してあげる」 2008/6 On Sale - 2匹目のどぜう]より。</ref>。その後、この記述はBD版のジャケット裏にも用いられている<ref name="dozeu_bd">[http://www.a1c.jp/~dozeu/product/sora_bluray.html そらのいろ、みずのいろ Blu-ray版 | 2匹目のどぜう]より。</ref>。}}。それに際し、朝と菜摘芽による共有を満喫する一方で彼女たちをアダルトゲーム版よりも明確に愛し始め、個別のセックスだけでなく[[グループセックス#呼称|3P]]{{efn2|ただし、アダルトゲーム版で見られたような弌・朝・菜摘芽が3人同時に身を絡め合う形での3P<ref {{R|group="書" name="|genga_27"/>}}は、アダルトアニメ版では上下巻とも描かれていない。}}でも愛し合いたい意欲を見せるだけにとどまらず、ついには本気で両方とも[[妊娠]]させたい願望を持つに至る弌の[[性技]]や[[射精]]については、上下巻とも朝と菜摘芽の[[膣内射精#漫画などでの創作物における「中出し」|断面描写]]こそ存在しないものの、彼女たちが嬌声に交えて弌の[[陰茎|ペニス]]の状態を感じたまま口走る{{efn2|そのため、上巻のプール更衣室にて2回目のセックス中には、昂奮した朝が正常位における弌の腰の使い方を「[[子宮]]にキス」と言い表すなど、物理的にありえない状態も含む。}}ほか、[[オーガズム|絶頂]]時には結合部から彼の[[精液]]が弾けるように溢れて余韻へ移行した後も溢れ続ける{{efn2|朝との絶頂時に溢れ続けることについては、彼女がパンティー越しに弾けるほど大量の[[潮吹き (女性器)|潮吹き]]を迎えることも理由となっている。}}など、アダルトゲーム版とは似て異なる形で子作りに励むようになる弌と、彼の覚悟に動揺しながらも妊娠を期待して悦ぶようになる朝と菜摘芽を描く{{efn2|上巻のDVD初回限定版の発売当時から作品の説明文に盛り込まれている一文「清純可憐な美少女たちが淫らに囀り、いやらしい言葉を口にしながら射精をねだる」<ref name="{{R|getchu_113841"/>}}も、下巻での変容への示唆となっている。}}、アダルトアニメならではの誇張描写が盛り込まれている{{efn2|特に下巻では、弾けるような大量の射精を終えてなお勃起を維持している弌のペニスが、朝や菜摘芽の視界や結合部での実感を経て彼女たちをさらに昂奮させるなど、弌の意欲や願望を反映した連続セックスが心身ともに可能であることが、明示されている。}}。こういった再構築・増強・誇張描写により、下巻[[エピローグ]]ではアダルトゲーム版に無かった、弌・朝・菜摘芽の[[ハーレムエンド|新たな未来]]が描かれるに至っている。
 
そのほか、配色や背景も一部は再構築されている。配色については、アダルトゲーム版では登場人物たちの瞳がいずれもほぼ同様の淡い茶色だったが、アダルトアニメ版ではそれぞれ明確に異なる色へ変更された。背景については、アダルトゲーム版では一部のCGしか用意されず視覚的な全容は不明だった東台校や水島家の構造が、アダルトアニメ版では明確に設定されて全景が映るシーンも盛り込まれているため、それらにおける登場人物たちの位置も把握しやすくなっている{{efn2|イラストレーターやビジュアルデザイナーとして知られる[[鈴木雅久]]が2020年6月8日に自身のTwitterで明かしたところによれば、友人(佐藤平助)がアダルトアニメ版の美術設定を引き受けた当時に彼と電話で会話した際、ヒロイン2人が所属している部活の背景の位置関係が前述の理由によって決まらない旨を愚痴られたが、鈴木は作品名が伏せられていたにもかかわらず部活名を即答したことから、アダルトゲーム版をプレイ済みであることが露呈してしまったという<ref name="tdr80_1269916064927776769">[https://twitter.com/tdr80/status/1269916064927776769 鈴木雅久さんのツイート: "そういや、遥か以前にOVAの美説受けた友人とのTELの際「ヒロイン2人が所属してる部活のBG位置関係が決まらなくて~」と愚痴られ、つい「あ、ソレ園芸部と水泳部でしょ」と返したせいでそ...]より。</ref>。}}。特に東台校の再構築は、校内にて行われる弌・朝・菜摘芽のセックスが、他人へ露呈しない理由の補強にもつながっている。詳細は[[#登場舞台(アニメ)]]を参照。
307行目:
やがて2007年6月、ひまじんは月末をもってアダルトアニメ制作から撤退することを突如表明した<ref>[https://web.archive.org/web/20070602134105/http://www.anik.co.jp/ ひまじん公式サイトのInternet Archiveキャッシュ(2007年6月2日分)]より。</ref>。本作をはじめ制作中だった作品は、上巻の販売を担当した有限会社[[マリゴールド]]を通じてひまじんと同じくゑにっくのアダルトアニメブランドの1つ「ハレンチレストラン・アムール」(以降、「アムール」と表記)からの発売になる可能性があることや、販売形式も店頭販売ではなく通信販売のみになる可能性があることを告知した後、公式サイトを閉鎖してしまう<ref>[https://web.archive.org/web/20070710122725/http://www.anik.co.jp/ ひまじん公式サイトのInternet Archiveキャッシュ(2007年7月10日分)]より。</ref>。
 
さらに2007年7月にはBugBug2007『BugBug』2007年8月号<ref group="書">[http://www.amazon.co.jp/dp/B000S5QVMS/ BugBug2007『BugBug』2007年8月号のAmazon.co.jp紹介ページ]より。</ref>誌上にて、黒田がスケジュールの関係{{efn2|この時点では伏せられていたが、『怪物王女』の後も『[[狼と香辛料]]』のキャラクターデザインと総作画監督で手一杯であることが、2007年8月に判明した。}}から下巻の作画監督を降板することと、その後任にはアダルトアニメ版『顔のない月 -No Surface Moon THE ANIMATION-』やテレビアニメ版『[[Fate/stay night (アニメ)#テレビアニメ第1作|Fate/stay night]]』のキャラクターデザインと総作画監督などで知られる[[石原恵治|石原恵]]が就くことが告知された。なお、この就任について石原は、BugBug2008『BugBug』2008年7月号<ref group="書" name="amazon_B0019K9BZU">[http://www.amazon.co.jp/dp/B0019K9BZU/ BugBug2008『BugBug』2008年7月号のAmazon.co.jp紹介ページ]より。</ref>に掲載された下巻特集記事『緊急特集!! そらのいろ、みずのいろ』で、「黒田さんの上巻から引き継ぐに当たって、黒田さんのような華やかな画は難しいと考えていたところ、下巻に関しては独自にやっていいということでそれならばと参加しました」と述べている{{efn2|そのため、下巻は登場人物の絵柄はもとより、素肌の[[鏡面ハイライト|ハイライト]]の付け方も上巻とは大きく異なっている。菜摘芽については[[性器]]周辺の描写まで変更されており、朝と同様に事実上[[パイパン]]だった上巻から一転してアダルトゲーム版での設定に準拠した[[陰毛]]を追加されたことが、[[モザイク処理]]越しの本編やDVD BugBug VOL.5<ref group="書" name="amazon_4896445767">[http://www.amazon.co.jp/dp/4896445767/ DVD BugBug VOL.5のAmazon.co.jp紹介ページ]より。</ref>に掲載されたピンナップ(陰毛と[[肛門]]は無修正)でも確認できる。}}。
 
[[2008年]]にはBugBug2008『BugBug』2008年4月号<ref group="書">[http://www.amazon.co.jp/dp/B0013Y7IWK/ BugBug2008『BugBug』2008年4月号のAmazon.co.jp紹介ページ]より。</ref>誌上にて、下巻のパッケージ版が同年6月発売予定であることと、発売はゑにっくの業務を継承した新会社「株式会社[[エイ・ワン・シー]]」のアダルトアニメブランドの1つ「2匹目のどぜう」からになることが告知された。また、同年[[5月5日]]には2匹目のどぜう公式サイトにて上巻再発売版と下巻の公式通販の受付が開始されたうえ、下巻込みで声優陣を一新したと受け取れる上巻再発売版の紹介文が掲載された。
 
==== 評価(アニメ) ====
当初の予定日から1年8か月後の2006年7月28日にはようやく上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』の初回限定版が、同年8月6日にはその通常版が発売となった。アダルトゲーム版の発売からもすでに2年1か月が経過していたが、初回限定版は高セールスを記録する。[[げっちゅ屋|Getchu.com]]では発売と同時にセールスランキング第1位となり、順位の浮き沈みの激しいアダルトアニメ部門においては珍しく第1位を長期間維持し続けたほか、初回限定版がロットアップとなった後も通常版が[[2007年]]8月までベスト50位内にランクインし続けていたが、同年6月末でひまじんがアダルトアニメ制作から撤退したために同年5月出荷分を最後に[[廃盤]]となり<ref name="{{R|sp-janis_ova2_01"/>}}、セールスランキングから消失した。しかし、初回限定版と通常版の累計は1万本を超える高セールスを記録していたことが、下巻の販売を担当した[[オデッサ・エンタテインメント#タキ・コーポレーション|タキ・コーポレーション]]から発表されたコメント「瞬殺一万本セールスAVアニメ」<ref name="odessa-e">[httphttps://www.odessa-e.co.jp/cont/sora/index2.html オデッサ・エンタテインメントの紹介ページ]より。</ref>により、明らかとなっている。また、DVD版上下巻の累計は4万本を超える高セールスを記録したことが、[[Blu-ray Disc|BD]]版(詳細は後述)の発売決定の際に明らかとなっている<ref name="{{R|dozeu_bd"/>}}{{efn2|鈴木雅久曰く「めっちゃ馬鹿売れした」そうである<ref name="{{R|tdr80_1269916064927776769"/>}}。}}。
 
2匹目のどぜう公式サイトと同時に上巻再発売版と下巻の予約受付を開始した[[Amazon.co.jp]]では、週間ランキングに初登場以来10週に渡って下巻初回限定版がアダルトアニメ部門第1位を、上巻再発売版もほぼ第2位を維持し続けたうえ、発売後の[[2009年]]5月時点で下巻通常版と上巻再発売版がベスト20位台にそれぞれランクインしていたほか、Getchu.comでも予約受付を開始した直後に下巻初回限定版がアニメランキング第1位となる<ref>[http://blog.getchu.com/archives/51132136.html Getchu.com:げっちゅブログ:大ヒットOVA「そらのいろ、みずのいろ」上下巻ともそれぞれ描き下ろしテレカがもらえます。]より。</ref>など、好調な滑り出しを見せた。また、Getchu.comでは発売後に下巻初回限定版が上巻初回限定版と同様にセールスランキング第1位となったうえ、その後も約8か月間に渡って下巻通常版と上巻再発売版がベスト50位内に連続ランクインしていた後、[[2022年]]310月現在でも上巻再発売版が[[ベストセラー|ロングセラー]]作品の1つとして紹介されている<ref>[httphttps://www.getchu.com/ranking/2016salesranking_animeb.html 2016年 アニメ(アダルト)・セールスランキング - Getchu.com]より。</ref>など、今回も高セールスを記録している。
 
当初、DVD版の販売はタキ・コーポレーションが担当していたが、[[2010年]][[8月20日]]付けで事業を停止した後は同社の映像事業を継承した[[オデッサ・エンタテインメント]]が引き続き担当している<ref>[httphttps://rental.geo-online.co.jp/adult/detail-122977.html そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも……してあげる」 | GEO 宅配アダルトDVDレンタル]より。</ref><ref>[httphttps://posren.com/adult/detail-122977.html そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも……してあげる」 - アダルトDVDレンタル ぽすれん]より。</ref>。[[レンタルビデオ|DVDレンタル]]については上巻の開始当初、[[インターフィルム]]も担当していた模様<ref>[httphttps://rental.geo-online.co.jp/adult/detail-74726.html そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 | GEO 宅配アダルトDVDレンタル]より。</ref><ref>[httphttps://posren.com/adult/detail-74726.html そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 - アダルトDVDレンタル ぽすれん]より。</ref>。[[DMM.com#EXNOA|DMM.R18]]{{efn2|name="dmm-fanza"}}の[[オンライン]]DVDレンタルでは高評を得ており、特に上巻は2007年上半期ランキングで第5位となったため、特集ページでは当時の人気[[AV女優]]である[[下村愛|穂花]]や[[竹内あい]]の出演した[[実写]][[アダルトビデオ]]作品に肩を並べる形で紹介されている<ref>[https://web.archive.org/web/20071105034941/http://www.dmm.co.jp/rental/0706_rentalrank.html/ DMM アダルト : <nowiki>[2007年 上半期ランキング特集ページ]</nowiki> オンラインDVDレンタルのInternet Archiveキャッシュ(2007年11月5日分)]より。</ref>。また、下巻は[[カルチュア・コンビニエンス・クラブ|TSUTAYA]]の累計アニメアダルトDVDランキング(2002年10月1日 - )でも高評を得ており、2017年10月13日時点で第1位を記録していた<ref>[https://web.archive.org/web/20171013064437/http://movie.tsutaya-adult.com/netdvd/adl/hotrankingGenreTotal.do?genreID=00003&subGenreID=00193&pT=1 累計 アニメアダルトDVDレンタルランキング - ツタヤ ディスカス/TSUTAYA DISCASのInternet Archiveキャッシュ(2017年10月13日分)]より。</ref>うえ、[[2022年]]310月時点でも第1位を維持している<ref>[https://movie.tsutaya-adult.com/netdvd/adl/hotrankingGenreTotal.do?genreID=00003&subGenreID=00193&pT=1 累計 アニメアダルトDVDレンタルランキング - ツタヤ ディスカス/TSUTAYA DISCAS]より。</ref>。
 
DVD版下巻の発売後、BD化や[[ダウンロード販売|DL販売]]は長らく行われていなかったが、そのうちBD化については上下巻をBD1枚に収録して[[2014年]][[7月25日]]に発売予定であることが、同年[[5月8日]]に発表された<ref>[http://www.getchu.com/php/new_update_history.html?terminal=PC&genre=2021&getchu_disp=AC&top_disp=NA&sub_genre_id=&history_year=2014&history_month=5 Getchu.com 更新履歴 2014年5月分]より。</ref>{{efn2|当初の発売予定日に合わせ、BugBug2014『BugBug』2014年8月号の表紙にはストレートの黒髪・青の瞳・白のトライアングルビキニ・張りのある乳房といった朝に酷似する容姿の美少女を、黒田が描き下ろしている<ref group="書">[https://www.amazon.co.jp/dp/B00KWHUYUM/ BugBug2014『BugBug』2014年8月号のAmazon.co.jp紹介ページ]より。</ref>。}}。しかし、同年[[6月10日]]には2匹目のどぜう公式サイトにて同年[[10月31日]]への発売延期が発表された<ref>[https://twitter.com/a1cweb/status/476600526981718017 Twitter / a1cweb: 『そらのいろ、みずのいろ Blu-ray版』につきまして、発 ...]より。</ref>。それに先んじて同年5月8日からは各店舗にてBD版の予約受付が開始され、DMM.R18の2014年上半期アニメランキングでは第56位<ref>[https://www.dmm.co.jp/mono/anime/-/ranking/=/term=first_2014/rank=41_60/ 2014年上半期 アニメDVDランキング41~60位 - アダルトアニメDVD通販 - DMM.R18]より。</ref>、同年10月31日の発売を経た下半期アニメランキングでは第18位<ref>[https://www.dmm.co.jp/mono/anime/-/ranking/=/term=last_2014/ 2014年下半期 アニメDVDランキング1~20位 - アダルトアニメDVD通販 - DMM.R18]より。</ref>、年間アニメランキングでは第22位<ref>[https://www.dmm.co.jp/mono/anime/-/ranking/=/term=year_2014/rank=21_40/ 2014年年間 アニメDVDランキング21~40位 - アダルトアニメDVD通販 - DMM.R18]より。</ref>となっている。また、Amazon.co.jpでは同年のアダルトDVD/BD年間ランキングの女子校生部門で、[[小島みなみ]]や[[鈴原エミリ]]の出演した実写アダルトビデオ作品を上回る第6位となっている<ref>[http://www.amazon.co.jp/b/ref=br_lf_m_3369666051_grlink_3?ie=UTF8&node=3369666051&plgroup=3 Amazon.co.jp: 2014年 アダルトDVD・ブルーレイ年間ランキング]より。</ref>。その後、Getchu.comの2014年度アニメ年間ランキングでは第36位<ref>[http://www.getchu.com/rank/?type=year&age=18&genre=anime_dvd&year=2014 2014年度 アニメ年間ランキング - Getchu.com]より。</ref>、2015年度アニメ年間ランキングでは第93位<ref>[http://www.getchu.com/rank/?type=year&age=18&genre=anime_dvd&year=2015 2015年度 アニメ年間ランキング - Getchu.com]より。</ref>となっている。
 
一方、DL販売については上巻が[[2015年]][[3月6日]]に[[DLsite.com]]<ref name="dlsite_VJ009099">[http://www.dlsite.com/pro/work/=/product_id/VJ009099.html そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 <nowiki>[PoROre:][キャラクターデザイン:黒田和也] | DLsite Pro</nowiki> - 成人向け]より。</ref>での独占先行販売を経て、同年[[3月13日]]には[[げっちゅ屋|DL.Getchu.com]]<ref name="dl.getchu_139109">[http://dl.getchu.com/index.php?action=gdAnime&gcd=139109 美少女アニメ | そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 PoROre: | 黒田和也 | ダウンロードサイトDLげっちゅ]より。</ref>、[[ギュッと!|Gyutto.com]]<ref name="gyutto_139109">[http://gyutto.com/i/item139109 Gyutto.com|そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 PoROre:]より。</ref>、[[DiGiket.com]]<ref name="digiket_ITM0112128">[http://www.digiket.com/work/show/_data/ID=ITM0112128/ DiGiket | そらのいろ、みずのいろ 上巻 】のご購入 <nowiki>[PoROre:]</nowiki>]より。</ref>、[[メロンブックス|Melonbooks DL]]<ref name="melonbooks_IT0000178708">[http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000178708 そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」【PoROre:】をダウンロード - メロンブックス DL]より。</ref>、[[4月9日]]にはDMM.R18<ref name="dmm_00109">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/detail/=/cid=h_386acrn00109/ そらのいろ、みずのいろ 上巻 「ダメ……聞こえちゃう」 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>でも通常販売が開始された。また、下巻が3月13日にDLsite.com<ref name="dlsite_VJ009102">[http://www.dlsite.com/pro/work/=/product_id/VJ009102.html そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも……してあげる」 <nowiki>[PoROre:][キャラクターデザイン:黒田和也] | DLsite Pro</nowiki> - 成人向け]より。</ref>での独占先行販売を経て、同年[[3月20日]]にはDL.Getchu.com<ref name="dl.getchu_139113">[http://dl.getchu.com/index.php?action=gdAnime&gcd=139113 美少女アニメ | そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも…してあげる」 PoROre: | 黒田和也 | ダウンロードサイトDLげっちゅ]より。</ref>、Gyutto.com<ref name="gyutto_139113">[http://gyutto.com/i/item139113 Gyutto.com|そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも…してあげる」 PoROre:]より。</ref>、DiGiket.com<ref name="digiket_ITM0112419">[http://www.digiket.com/work/show/_data/ID=ITM0112419/ DiGiket | そらのいろ、みずのいろ 下巻 】のご購入 <nowiki>[PoROre:]</nowiki>]より。</ref>、Melonbooks DL<ref name="melonbooks_IT0000178824">[http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000178824 そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも…してあげる」【PoROre:】をダウンロード - メロンブックス DL]より。</ref>、[[4月10日]]にはDMM.R18<ref name="dmm_00110">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/detail/=/cid=h_386acrn00110/ そらのいろ、みずのいろ 下巻 「わたしも……してあげる」 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>でも通常販売が開始された。いずれも、エイ・ワン・シーのDL販売専門ブランド「PoROre:」(ポロリ)による販売となっており、上巻の音声はDVD初回限定版やDVD通常版と同じく旧声優陣となっている<ref name="{{R|gyutto_139109"/>}}。その後、DLsite.com独占先行販売版は2015年ランキングで上巻が第19位<ref name="dlsite_2015">[http://www.dlsite.com/pro/ranking/2015?work_type%5B%5D=MOV DLsite Pro 2015年ランキング: エロゲ、エロアニメ、PCゲームのダウンロードショップ - 成人向け]より。</ref>、下巻が第24位<ref name="{{R|dlsite_2015"/>}}、2016年ランキングで上巻が第38位<ref name="dlsite_2016">[http://www.dlsite.com/pro/ranking/2016?work_type%5B%5D=MOV DLsite Pro 2016年ランキング: エロゲ、エロアニメ、PCゲームのダウンロードショップ - 成人向け]より。</ref>、下巻が第48位<ref name="{{R|dlsite_2016"/>}}、DL.Getchu.com販売版は2015年度上半期商業ランキング(アニメ)で上巻が第28位<ref name="dl_getchu_2015h1_ANIME">[http://dl.getchu.com/index.php?action=mStatic&tno=StgRanking2015h1_ANIME&infid=818&cp=&c= 2015年度上半期 商業ランキング -アニメ-/1位~100位]より。</ref>、下巻が第43位<ref name="{{R|dl_getchu_2015h1_ANIME"/>}}、2015年度下半期商業ランキング(アニメ)で上巻が第35位<ref name="dl_getchu.com_2015h2_ANIME">[http://dl.getchu.com/index.php?action=mStatic&tno=StgRanking2015h2_ANIME&infid=886&cp=&c= 2015年度下半期 商業ランキング -アニメ-/1位~100位]より。</ref>、下巻が第77位<ref name="{{R|dl_getchu.com_2015h2_ANIME"/>}}、Gyutto.com販売版は2015年年間アダルトアニメ売れ筋ランキングで上巻が第29位<ref>[http://gyutto.com/search/ranking.php?perPage=30&term=year_2015&pageID=1&category_id=7&sub_category_id=25&viewtype=list 動画 アダルトアニメ 売れ筋ランキング(1位~30位) 集計期間:2015年01月01日~2015年12月31日]より。</ref>、下巻が第46位<ref>[http://gyutto.com/search/ranking.php?perPage=30&term=year_2015&pageID=2&category_id=7&sub_category_id=25&viewtype=list 動画 アダルトアニメ 売れ筋ランキング(31位~60位) 集計期間:2015年01月01日~2015年12月31日]より。</ref>、2016年年間アダルトアニメ売れ筋ランキングで上巻が第84位<ref name="gyutto_2016">[http://gyutto.com/search/ranking.php?perPage=60&term=year_2016&pageID=2&category_id=7&sub_category_id=25&viewtype=list 動画 アダルトアニメ 売れ筋ランキング(61位~120位) 集計期間:2016年01月01日~2016年12月31日]より。</ref>、下巻が第63位<ref name="{{R|gyutto_2016"/>}}をそれぞれ記録している。また、DMM.R18通常販売版はアニメ動画2015年上半期作品ランキングで上巻が第19位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/year=2015/ 2015年上半期作品ランキング1~20位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、下巻が第21位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/year=2015/page=2/ 2015年上半期作品ランキング21~40位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2015年上半期シリーズランキングで第8位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/type=series/year=2015/ 2015年上半期シリーズランキング1~20位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>といった好調な滑り出しを見せた後、アニメ動画2015年下半期作品ランキングで上巻が第29位<ref name="dmm_second_2015_2">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=second/year=2015/page=2/ 2015年下半期作品ランキング21~40位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、下巻が第24位<ref name="{{R|dmm_second_2015_2"/>}}、アニメ動画2015年下半期シリーズランキングで第13位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=second/type=series/year=2015/ 2015年下半期シリーズランキング1~20位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2015年年間作品ランキングで上巻が第17位<ref name="dmm_all_2015">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=all/year=2015/ 2015年年間作品ランキング1~20位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、下巻が第16位<ref name="{{R|dmm_all_2015"/>}}、アニメ動画2015年年間シリーズランキングで第9位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=all/type=series/year=2015/ 2015年年間シリーズランキング1~20位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2016年上半期作品ランキングで上巻が第34位<ref name="dmm_first_2016_2">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/year=2016/page=2/ 2016年上半期作品ランキング21~40位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、下巻が第30位<ref name="{{R|dmm_first_2016_2"/>}}、アニメ動画2016年上半期シリーズランキングで第16位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/type=series/year=2016/ 2016年上半期シリーズランキング1~20位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2016年下半期作品ランキングで上巻が第73位<ref name="dmm_second_2016">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=second/year=2016/page=4/ 2016年下半期作品ランキング61~80位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、下巻が第79位<ref name="{{R|dmm_second_2016"/>}}、アニメ動画2016年下半期シリーズランキングで第42位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=second/type=series/year=2016/page=3/ 2016年下半期シリーズランキング41~60位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2016年年間作品ランキングで上巻が第66位<ref name="dmm_all_2016_4">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=all/year=2016/page=4/ 2016年年間作品ランキング61~80位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、下巻が第68位<ref name="{{R|dmm_all_2016_4"/>}}、アニメ動画2016年年間シリーズランキングで第28位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=all/type=series/year=2016/page=2/ 2016年年間シリーズランキング21~40位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2017年上半期シリーズランキングで第59位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/type=series/year=2017/page=3/ 2017年上半期シリーズランキング41~60位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2017年年間シリーズランキングで第60位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=all/type=series/year=2017/page=3/ 2017年年間シリーズランキング41~60位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2018年上半期シリーズランキングで第29位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/type=series/year=2018/page=2/ 2018年上半期シリーズランキング21~40位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2018年上半期作品ランキングで上巻が第62位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/year=2018/page=4/ 2018年上半期作品ランキング61~80位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、下巻が第60位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/year=2018/page=3/ 2018年上半期作品ランキング41~60位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2018年年間シリーズランキングで第36位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=year/type=series/year=2018/page=2/ 2018年年間シリーズランキング21~40位 - エロアニメ動画 - FANZA動画(旧DMM.R18)]より。</ref>、アニメ動画2018年年間作品ランキングで上巻が第72位<ref name="dmm_all_2018_4">[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=year/year=2018/page=4/ 【100位まで】2018年年間作品ランキング61~80位 - エロアニメ動画 - FANZA動画(旧DMM.R18)]より。</ref>、下巻が第71位<ref name="{{R|dmm_all_2018_4"/>}}、アニメ動画2019年上半期シリーズランキングで第45位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/type=series/year=2019/page=3/ 2018年上半期シリーズランキング41~60位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2019年上半期作品ランキングで下巻が第88位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=first/year=2019/page=5/ 2019年上半期作品ランキング81~100位 - エロアニメ動画 - DMMアダルト]より。</ref>、アニメ動画2019年年間シリーズランキングで第63位<ref>[https://www.dmm.co.jp/digital/anime/-/ranking/=/half=year/type=series/year=2019/page=4/ 2019年年間シリーズランキング61~80位 - エロアニメ動画 - FANZA動画(旧DMM.R18)]より。</ref>となるなど、今回も高セールスを記録している。
 
アダルトアニメ版のDL販売の開始を記念し、DiGiket.comでは2015年3月13日から同年[[3月30日]]までアダルトゲーム版のDL版の半額キャンペーンが行われた<ref>[http://www.digiket.com/game/sp/2015/03_soranoiro/ 「そらのいろ、みずのいろ」半額キャンペーン | DiGiket.com | 美少女ゲーム]より。</ref>。また、DL.Getchu.comでは2011年度から第100位以下に降下していたアダルトゲーム版のDL版が、アダルトアニメ版のDL販売の開始から5か月後に発表された2015年度上半期商業ランキングで第16位に再浮上した<ref>[http://dl.getchu.com/contents/StgRanking2015h1_SOFT.tpl.html 2015年度上半期 商業ランキング -ゲーム-/1位~300位]より。</ref>。
333行目:
=== 発売歴(アニメ) ===
* [[2006年]]
** [[7月28日]] - 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』[[DVD]]初回限定版<ref name="{{R|soramizu_oav"/><ref name="|getchu_113841"/>}}
*** ジャケット原画は黒田和也による描き下ろし。上巻ダイジェスト映像を収録したDVD『エロシーンリプレイ特典DVD』を同梱。詳細は[[#備考(アニメ)]]を参照。
** [[8月6日]] - 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』DVD通常版<ref name="p08sora01"> [https://web.archive.org/web/20070601184757/http://www.anik.co.jp/product/p08_sora/p08sora01.html ひまじんの上巻紹介ページのInternet Archiveキャッシュ(2007年6月1日分)]より。</ref><ref>[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=300385 そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 通常版(ひまじん) (18禁) <nowiki>[アニメ]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>
344行目:
* [[2008年]]
** [[6月27日]]
*** 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』DVD再発売版<ref name="{{R|odessa-e"/>}}<ref name="dozeu_sora01">[http://www.a1c.jp/~dozeu/product/sora01.html そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 2008/6 On Sale - 2匹目のどぜう]より。</ref><ref name="getchu_535665">[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=535665 そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」(再販版) (2匹目のどぜう) (18禁) <nowiki>[アニメ]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>
**** ジャケット原画は黒田和也による新規描き下ろし。旧声優陣の音声に加え、下巻の新声優陣による音声も収録した[[二人一役|ダブルキャスト]]仕様。本編DVDのみ。
*** 下巻『わたしも……してあげる{{JIS2004フォント|♥}}』DVD初回限定版<ref name="{{R|sp-janis_ova2_01"/><ref name="|dozeu_sora02"/><ref name="|odessa-e"/>}}<ref name="getchu_535685">[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=535685 そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも……してあげる」 初回限定版(2匹目のどぜう) (18禁) <nowiki>[アニメ]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>
**** ジャケット原画は石原恵による描き下ろし。上下巻ダイジェスト映像を収録したDVD『ぴっちり隙間なくエッチな想い出{{JIS2004フォント|♥}}』を同梱。詳細は[[#備考(アニメ)]]を参照。
*** 下巻『わたしも……してあげる{{JIS2004フォント|♥}}』DVD通常版<ref name="{{R|odessa-e"/>}}<ref>[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=550345 そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも……してあげる」 通常版(2匹目のどぜう) (18禁) <nowiki>[アニメ]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>
**** ジャケット原画は石原恵による描き下ろしであるが、絵柄は初回限定版とは異なる。本編DVDのみ。
* [[2014年]]
** [[10月31日]]
*** 『〜誰にも言えない……ヒミツの夏{{JIS2004フォント|♥}}〜』[[Blu-ray Disc|BD]]限定版<ref name="{{R|dozeu_bd"/>}}
**** ジャケット原画は黒田和也による新規描き下ろし。DVD版上下巻のオリジナルマスターを[[映像のコンバート#アップコンバート|アップコンバート]]し、BD1枚に収録した[[高精細度ビデオ|HD]][[デジタルリマスター]]版。上巻部分はDVD再発売版に準拠したダブルキャスト仕様。DVD上下巻初回限定版に同梱されていた各特典DVDの内容も『ひと夏の思い出』と題して収録。
**** パッケージ内には「キャラクター設定資料集」(全16ページ)と「設定資料集」(全16ページ)を同梱{{efn2|初回流通分のみ不良品が混じったために「設定資料集」が外付け(店頭での手渡し)となるが、二次流通分以降には同梱されている<ref>[http://www.a1c.jp/q_soramizuBlu_inside.html 商品についてのお知らせ | エイ・ワン・シー official]より。</ref>。}}。なお、エイ・ワン・シーの公式通信販売のみ、後述の[[抱き枕]]カバーとのセット版も取り扱われる。
* [[2015年]]
** [[3月6日]]
*** 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』[[ダウンロード販売|DL]]版([[DLsite.com]]独占先行販売版<ref name="{{R|dlsite_VJ009099"/>}}
**** 音声はDVD初回限定版やDVD通常版と同じく旧声優陣。[[Windows Media Video|WMV]]形式。
** [[3月13日]]
*** 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』DL版([[げっちゅ屋|DL.Getchu.com]]/[[ギュッと!|Gyutto.com]]/[[DiGiket.com]]/[[メロンブックス|Melonbooks DL]]通常販売版<ref name="{{R|dl.getchu_139109"/><ref name="|gyutto_139109"/><ref name="|digiket_ITM0112128"/><ref name="|melonbooks_IT0000178708"/>}}
**** 内容はDLsite.com独占先行販売版と同じ。WMV形式。
*** 下巻『わたしも……してあげる{{JIS2004フォント|♥}}』DL版(DLsite.com独占先行販売版<ref name="{{R|dlsite_VJ009102"/>}}
**** WMV形式。
** [[3月20日]]
*** 下巻『わたしも……してあげる{{JIS2004フォント|♥}}』DL版(DL.Getchu.com/Gyutto.com/DiGiket.com/Melonbooks DL通常販売版<ref name="{{R|dl.getchu_139113"/><ref name="|gyutto_139113"/><ref name="|digiket_ITM0112419"/><ref name="|melonbooks_IT0000178824"/>}}
**** 内容はDLsite.com独占先行販売版と同じ。WMV形式。
** [[4月9日]]
*** 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』DL版([[DMM.com#EXNOA|DMM.R18]]{{efn2|name="dmm-fanza"}}通常販売版<ref name="{{R|dmm_00109"/>}}
**** 内容はDLsite.com独占先行販売版と同じ。WMV形式{{efn2|name="dmm_spec"|ただし、2015年[[6月30日]]限りでDMM.R18が[[Windows Media Player Legacy|Windows Media Player]]の再生サポートを終了したため、それ以降はDMM Playerでしか再生できない<ref>[https://web.archive.org/web/20150708090848/http://www.dmm.co.jp/digital/-/guide/=/view=spec/ 動作環境・対応デバイス - アダルト動画 - DMM.R18のInternet Archiveキャッシュ(2015年7月8日分)]より。</ref>。}}。
** [[4月10日]]
*** 下巻『わたしも……してあげる{{JIS2004フォント|♥}}』DL版(DMM.R18通常販売版<ref name="{{R|dmm_00110"/>}}
**** 内容はDLsite.com独占先行販売版と同じ。WMV形式{{efn2|name="dmm_spec"}}。
** [[7月17日]]
*** 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』Re:Price<ref name="re_price">[http://www.a1c.jp/reprice/product/soramizu.html そらのいろ、みずのいろ| Re:Price]より。</ref><ref name="getchu_855497">[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=855497 そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 Re:Price (2匹目のどぜう) (18禁) <nowiki>[アニメ]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>
**** ジャケット原画は黒田和也による新規描き下ろし{{efn2|name="reprice_jacket"|これらのジャケット原画は、DVD廉価版の発売以降に製造されたレンタル版のディスク原画としても用いられている。}}。DVD廉価版。内容はDVD再発売版と同じ。本編DVDのみ。
*** 下巻『わたしも……してあげる{{JIS2004フォント|♥}}』Re:Price<ref name="{{R|re_price"/>}}<ref name="getchu_855498">[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=855498 そらのいろ、みずのいろ 下巻「わたしも……してあげる」 Re:Price (2匹目のどぜう) (18禁) <nowiki>[アニメ]</nowiki> - Getchu.com]より。</ref>
**** ジャケット原画は黒田和也による新規描き下ろし{{efn2|name="reprice_jacket"}}。DVD廉価版。内容はDVD通常版と同じ。本編DVDのみ。
***** なお、エイ・ワン・シーの公式通信販売のみ、後述の抱き枕カバーとの上下巻セット版も取り扱われる。
* [[2024年]]
** [[8月1日]]
*** 上巻『ダメ……聞こえちゃう{{JIS2004フォント|♥}}』HD 16:9 対応版
*** 下巻『わたしも……してあげる{{JIS2004フォント|♥}}』HD 16:9 対応版
**** DVD版上下巻のオリジナルマスターをアップコンバートしたHDソースの上下をカットし、16:9サイズにワイド化。FANZA、DLsite.com、DiGiket.com、HBOX.jpにて限定でDL販売<ref>{{Twitter status2|a1cweb|1818929386101653861|4=@a1cwebの2024年8月1日のポスト|5=2024-10-20}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.a1c.club/soramizuhd.html|title=「そらのいろ、みずのいろ」HD 16:9 対応版リリース!|website=エイ・ワン・シーストア|publisher=エイ・ワン・シー|accessdate=2024-10-20}}</ref>。
 
=== ストーリー(アニメ) ===
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: [[#製作(アニメ)]]で述べた再構築のため、全容をうかがえる描写はアダルトゲーム版以上に存在せず、断片的に描かれるのみとなっている。また、アダルトゲーム版の発売からまもなく制作が開始されたという理由もあり、弌たちが表立って[[携帯電話]]を用いる姿はやはり描かれていない。
: 上巻ではアダルトゲーム版と同じ構図で[[露天風呂]]へ入浴中の朝と菜摘芽の姿が描かれるが、こちらも再構築によって野菜の持ち込みや[[キャンプ]]への出発など入浴以前における彼女たちの接点が一切描かれず、至った理由が不明となっているうえに入浴中の会話内容も異なっており、弌への想いを打ち明けて対立したうえで夏休みの間だけ彼を共有する約束を交わす、朝と菜摘芽の姿が描かれる。また、下巻では昼間の[[砂浜]]にて弌と朝のセックスが描かれるほか、夜の[[境内]]や[[本堂]]にて夏祭りや弌・朝・菜摘芽の[[グループセックス#呼称|3P]]が描かれる(詳細はそれぞれ後述)。
: なお、アダルトゲーム版には弌・十三・朝・菜摘芽が共に全裸となるセックスシーンがさまざまな場所に存在するが、アダルトアニメ版で弌と朝が共に全裸となってセックスを行うのは水島家の浴室だけであり、他の場所では弌・朝・菜摘芽の全員かいずれかが、[[着衣セックス|何かしらの衣服を着たままか脱ぎかけ]]でセックスを行う。そういった変更が加えられたためもあり、アダルトアニメ版に弌と菜摘芽が共に全裸となるセックスシーンは存在しない{{efn2|菜摘芽の全裸すらほぼ皆無となっており、上巻では露天風呂にて朝と対峙して弌の共有を約束する回想シーンや、彼女と共に弌へ処女を捧げる3Pの直前と翌朝の1シーンのみ(なお、DVD BugBug VOL.5の誌面には、後者とは無関係の状況における全裸3P中の1シーンを黒田和也が描き下ろしたピンナップが存在する。詳細は[[#誌面特集]]を参照。)に過ぎず、下巻に至ってはまったく存在しない。菜摘芽の全裸が描かれるのは、下巻のDVD初回限定版のジャケット画のみである<ref name="{{R|sp-janis_ova2_01"/><ref name="|dozeu_sora02"/><ref name="|odessa-e"/><ref name="|getchu_535685"/>}}。}}。また、アダルトゲーム版には弌(別パターンでは十三)と朝のセックスシーンに彼らの体格差が無視されている(身長178cmの弌や身長179cmの十三よりも、身長163cmの朝の方がやや大柄に描かれている)もの{{efn2|プール更衣室内のビーチマット上での後背位<ref {{R|group="書" name="|genga_10"/>}}など。線画に添えられたラフ画では設定画通りの体格差で描かれていることから、クリンナップの際に大柄へ描き直されたことがうかがえる。}}が存在していたが、アダルトアニメ版では全編に渡って設定画通りの体格差で描かれており、前述したように弌と朝が全裸でセックスを行う水島家の浴室では特にそれが確認できるようになっている。
:<!-- 箇条書きのスタイル崩壊を防止するためのコロン付き空行なので、削除は不要。 -->
: {{See also|#玖珠井市}}
; 東台校
: [[#製作(アニメ)]]で述べた再構築のため、全容をうかがえる描写はアダルトゲーム版以上に存在しており、いくつもの施設が描かれている。[[田|水田]]・[[森林|林]]・[[住宅地]]に囲まれた広大な敷地{{efn2|そのほか、上巻の夜のプールサイドにて制服姿の弌が四つん這いのパンティー1枚姿の朝を愛撫している光景が引きの構図から映り始めた際には、フェンス越しの彼方に大きな山々が確認できる。}}のうち、[[プール]]・[[テニスコート]]・実習畑は[[学校施設#校舎|校舎]]・[[運動場]]・[[体育館]]を見下ろせる位置に存在する{{efn2|つまり、プールは敷地内で最も高い位置に配置されたため、元々密室であるプール更衣室や、プールサイドよりも低い位置であるプール槽内にて主に行われる弌・朝・菜摘芽のセックスが、プール外の教員たちや他の生徒たちへ露呈しない理由の1つにもなっている。}}。敷地内に、テニスコート用の[[ナイター]]設備以外に独立した[[街灯]]は設置されていない。アダルトゲーム版と同様に弌・朝・菜摘芽の各種セックスが描かれるプール更衣室やプールは路地を挟んでテニスコートと隣接するため、プールサイドのシャワーコーナー共々水泳部だけでなく女子テニス部にも用いられる。また、実習畑はプールとテニスコートの両方に横並びで隣接する。[[便所|トイレ]]は[[便器#和式大便器|和式]]{{efn2|作中に男子トイレは登場しないが、女子トイレについては朝・なぎさ・かなみが縦に並ぶ放尿シーンから、どれも和式であることが確認できる。なお、アダルトゲーム版では女子トイレが登場せず、男子トイレの[[小便器#種類|壁掛け型小便器]]が背景の一部として登場するだけであった。}}。
: アダルトゲーム版では朝や菜摘芽の衣装の1つに過ぎなかったうえ、細部の構造はTonyの設定画で簡単に説明されているだけだった[[セーラー服]]風[[ワンピース]]型の女子用制服についても、アダルトアニメ版では詳細に設定されており、朝・菜摘芽・女子テニス部部員4人の着替えや弌とのセックスを通じて多岐に描かれ{{efn2|線ファスナーについてはその単純な構造ゆえに多く描かれており、特にプール更衣室での対面座位の際には、ピストン運動中に弌が朝の[[パフパフ|胸の谷間へ顔を埋めてその感触]]を堪能しながら彼女の制服のスライダーを咥えて下ろした結果、乳房が制服から零れるように露出するというシーンが、弌の視点も交えたアップで描かれる。}}、構造を詳細にうかがえるようになっている。また、朝の[[スクール水着#競泳タイプ(競泳型)|スクール水着]]や[[水着#水着インナー|スイムショーツ]]についても、アダルトアニメ版ではそれぞれ詳細に設定されており{{efn2|スクール水着やスイムショーツの設定画も他の衣服や下着の設定画と同じく、BD版パッケージに同梱された設定資料集に収録されている。}}、上巻で彼女が女子用制服から着替える際に裸体へスクール水着をいきなり着るのではなく、まずはスイムショーツを穿くという工程や、着替えて水泳を開始した以降も尻の食い込みを直す際には隙間からスイムショーツが覗くという、緻密な描写が盛り込まれている{{efn2|ただし、プール更衣室の2回目のセックスシーンでは最初から最後までスイムショーツを描き忘れられるというミスが生じており、背面立位の際に引っ張られたスクール水着の隙間から覗いていないうえ、正常位の際に脱がされたスクール水着の裏地やそのそばにも描かれていない。}}。
:
: {{See also|#東台校}}
:; プール更衣室
:: アダルトゲーム版では窓は小さなものが1つだけで、壁際の脱衣棚付近だけに[[すのこ]]が敷かれており、床の大半は壁と同様にむき出しとなっていた<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_2"/>}}が、アダルトアニメ版では路地側の壁とプール側の壁、そしてその間の側壁にそれぞれ大きな窓が存在することに加え、路地側の天井には[[天窓]]すら存在する{{efn2|路地側の窓は朝が弌に[[屈曲位]]で絶頂を迎えさせられる際に高々と掲げられながら震える彼女の左足の彼方へ映り込み、天窓は弌へ同時に処女を捧げた朝と菜摘芽が彼に寄り添いながら翌朝の陽光を浴びる際にその横長い形が投映されるなど、それぞれが空間の演出要素や[[照明#器具の種類|スポットライト]]の代用としても設定されている。}}うえ、床の大半にはすのこ状の水切り[[シート#プラスチック|シート]]{{efn2|上巻中盤で弌との2回目のセックスを経て彼の精液まみれとなった全裸の朝がうつ伏せて横たわっているシーン<ref name="{{R|getchu_113841"/><ref name="|dozeu_sora01"/><ref name="|getchu_535665"/>}}<ref name="sp-janis_ova_sample">[https://web.archive.org/web/20121118181410/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu_oav3.shtml すぺじゃに共和国の上巻紹介ページ(サンプル画像)のInternet Archiveキャッシュ(2012年11月18日分)]より。</ref>や、終盤で弌との対面立位から後背位へ菜摘芽が移行した際に脱がされた彼女の制服と共に床が映るシーンから、表面だけをすのこに似せた凹凸形状の水切りシートであることが確認できる。}}が敷かれている。また、アダルトゲーム版では横になって水面に浮かぶことも可能なほどの[[浮き輪#その他の浮き輪|ビーチマット]]<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|sp-janis_soramizu4"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_14"/>}}が持ち込まれており、更衣室内でのセックスの際にも[[ベッド]]の代わりとして用いられる光景が散見されていた<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|d-dream"/><ref name="|dvd_cd_old_6"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_10"/><ref group="書" name="|genga_31"/>}}<ref group="書">『原画集』12頁 - 14頁より。</ref>が、アダルトアニメ版ではビーチマットが持ち込まれておらず、更衣室以外のシーンにも登場しない{{efn2|ただし、アダルトゲーム版で水遊びの際に見られた[[リクライニングシート#その他の使用例|サマーベッド]]<ref {{R|group="書" name="|genga_26"/>}}については、DVD廉価版上下巻の各ジャケット画<ref name="{{R|re_price"/><ref name="|getchu_855497"/><ref name="|getchu_855498"/>}}でプールサイドに置かれており、朝と菜摘芽が東台校の制服を肌蹴させながら横たわる背景として描かれている。}}。
:: 路地側から階段を介して男女別に分割配置されており、上巻のみで用いられる。そのうち、男子用は朝と菜摘芽が同時に弌へ[[処女]]を捧げる回想シーンの3P{{efn2|name="kouishitsu_3p"|上巻では更衣室での3Pの詳細は省略され、女子用制服を脱ぎながら弌へ迫る朝と菜摘芽からプール一帯に翌朝の陽光が差し込む光景へ移行した後、室内にて仰向けの弌の双肩へ寄り添いながら冷やかに見つめ合う全裸の朝と菜摘芽が描かれるのみであるが、このシーンは下巻終盤における縁側での3Pの事後に横並びで安らかに見つめ合う浴衣姿の朝と菜摘芽へ連なるものとなっている。}}に、女子用は彼女たちが弌と個別に耽る本編のセックスにそれぞれ用いられていることが、全体の外形や各室内の差異から判別できる{{efn2|それゆえ、弌がプールサイドにてシャワー中の朝を女子用へ再び連れ込む際には、プール外の路地から自分たちを見ていた女子テニス部部員4人がテニスコートへ練習に戻った隙を見て行ったことが示唆されている。}}。また、女子用は薄い[[カーテン]]で仕切られた出入口横の部分が序盤で弌と朝のセックスに、終盤で弌と菜摘芽のセックスにそれぞれ用いられるが、前者では床に敷かれたバスタオルをベッドの代わりとして展開されるさまざまな[[性交体位|体位]]の影が窓からの入射光によってカーテンへ映り込むにもかかわらず、女子テニス部部員4人がそちら側へ振り向かないうえに弌と朝の存在にすら気付かないため、何も露呈しないという理由付けがされている。それに加え、中盤ではプール側の出入口付近や室内の中央部分が弌と朝の2回目のセックス{{efn2|プール側の出入口付近では、弌にスクール水着の上半身を脱がされた朝がガラスへ押し付けられての背面立位を強いられるが、激しく喘ぐ朝の上半身がプールサイドから丸見えに等しい状態であるにもかかわらず、前述の各施設の位置が幸いして何も露呈しない理由となっている。}}に用いられるほか、室内の[[ベンチ]]ではアダルトゲーム版と同じ構図で弌への[[フェラチオ#アダルトビデオなどにおける種別|ダブルフェラ]]に耽る朝と菜摘芽も描かれる<ref name="{{R|dozeu_sora01"/><ref name="|sp-janis_ova_sample"/>}}が、[[#製作(アニメ)]]で述べた再構築のために発生理由は異なる。
::
:; プール
:: 作中(特に下巻でのセックスシーン)の描写から、アダルトゲーム版と同様の標準的な[[競泳]]用[[プール#規格競泳|短水路プール]](プール槽の長さが25m、深さが2m)であることが確認できる{{efn2|ただし、アダルトゲーム版で更衣室の反対側のプールサイドに存在していた、プール槽まで見渡せる階段式の観客席<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_2"/>}}は、アダルトアニメ版には存在しない。東台校の項でも述べたように、プール槽内でのセックスが露呈しない理由付けが再構築によって徹底されている。}}。上巻では朝がプールサイドにてシャワーを浴びる際や、彼女の回想シーンで描かれる2か月前の弌との馴れ初め、そして彼に心を開いていく朝が何枚もの写真を撮影される過程に用いられるほか、弌と朝が前述の街灯の不備に乗じて夜にはプールサイドでもセックスに耽っていることが描かれる{{efn2|ただし、描かれるのは制服姿の弌が四つん這いのパンティー1枚姿の朝を愛撫して<ref name="{{R|dozeu_sora01"/><ref name="|sp-janis_ova_sample"/>}}そのまま潮吹きさせるまでに過ぎず、アダルトゲーム版のように2人とも全裸となっての騎乗位<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_5"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_10"/>}}でセックスを完遂するまでは描かれていない。}}。また、テニスコートとの間に敷かれている路地は、弌にプール更衣室へ再び連れ込まれた朝がそのまま彼とのセックスに延々と耽っている(約束を守らずに弌を独り占めし始めた)ことを実習畑にて察した菜摘芽が、[[麦わら帽子]]を被ったまま更衣室へ向かう際に描かれる。下巻では序盤から中盤にかけ、プール槽内で[[体操着]]姿や[[水着]]姿での回想シーンを交えながら2回行われる弌と菜摘芽のセックス(菜摘芽の妄想内における弌と朝の[[座位 (性行為)#背面座位|背面座位]]も含む)に用いられるうえ、そのうちの2回目と並行して女子テニス部部員4人がプールサイドにてシャワーを浴びる際にも用いられる<ref name="{{R|dozeu_sora02"/>}}<ref>[https://web.archive.org/web/20110903152558/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu_ova2_02.shtml すぺじゃに共和国の下巻紹介ページ(ストーリー)のInternet Archiveキャッシュ(2011年9月3日分)]より。</ref>。また、2回目ではかなみがなぎさに水を浴びせられる際、そばのプール槽の縁には両手で掴まりながら弌との[[立位 (性行為)|背面立位]]に耽る菜摘芽の指が明確に映るにもかかわらず、上巻のプール更衣室と同様に女子テニス部部員4人はそちら側へ振り向かないうえに弌と菜摘芽の存在にすら気付かないため、何も露呈しないという理由付けがされている。なお、それから続く弌と菜摘芽の水中背面立位<ref name="{{R|getchu_535685"/>}}<ref name="sp-janis_ova2_sample">[https://web.archive.org/web/20110903152714/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu_ova2_03.shtml すぺじゃに共和国の下巻紹介ページ(サンプル画像)のInternet Archiveキャッシュ(2011年9月3日分)]より。</ref>は膣内射精によるモヤを含めてアダルトゲーム版と同様に描かれるが、構図は異なる。
:: DVD上巻再発売版ジャケット画では、浅く張られた水が陽光を反射するプール槽内にて[[ロープ#水泳|コースロープ]]に背中を預けて[[M字開脚]]で座りながら微笑む、全裸の朝が描かれている<ref name="{{R|odessa-e"/><ref name="|dozeu_sora01"/><ref name="|getchu_535665"/>}}{{efn2|朝の股間を隠す水面の反射光はジャケット画では股間全体を隠すほど大きくされているのに対し、特典テレホンカードでは尻の付け根が見えるほど小さくされている。}}。この画は、後に[[オデッサ・エンタテインメント#タキ・コーポレーション|タキ・コーポレーション]]より発売された[[フィギュア]]のもとにもなった。詳細は[[#関連商品(アニメ)]]を参照。
::
:; 渡り廊下
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::
:; 朝の自室
:: 夜に水島家の外形が映るシーンや明かりの灯った朝の自室内が映るシーンから、水島家の3階に存在することが確認できる。また、朝の自室については[[フローリング]]仕様の洋室であることに加え、室内に弌の撮影した何枚もの朝の写真が貼られた[[コルクボード]]が立ててある学習机や、上巻で彼女が[[ブリッジ (運動)|ブリッジ]]のような姿勢でオナニーに耽るベッド、そして通常窓とは別に[[切妻屋根]]に面した天窓も存在することが確認できる。なお、下巻では上巻からの日数経過に伴って朝の写真が一部変更されているうえ、[[箪笥|洋タンス]]のそばの壁には[[カレンダー#構成|月めくりカレンダー]]が追加されている{{efn2|ただし、写真もカレンダーも[[カット#映像作品における「カット」編集|カット]]によっては描き忘れられるというミスが生じている。}}が、後者については彼女が後述の砂浜の回想中に室内へ上がり込んでいた弌に椅子の上にて抱かれて[[オーガズム|絶頂]]を迎えた直後、自分たちの妊娠も彼の目的に含まれていたことを知って脱力中の姿に見切れて映るカレンダーの表記から、作中の時代が2007年7月以降であることが示唆されている<ref name="{{R|getchu_535685"/>}}
::
:; 浴室
:: 朝の自室でのセックスを経て一足先に[[浴槽]]にて浸かっていた弌の彼方で扉が開き、[[タオル]]で胸から股間を隠しながら入ってきた朝が彼のもとへ歩み寄っていくシーンで始まるうえ、浴槽では縁に腰かけた弌との室内1回目のセックス{{efn2|弌のそばへ腰かけての[[手コキ]]から、浴槽に浸かっての[[フェラチオ]]や[[パイズリ]]を経て、そのまま[[挟射]]を迎える。}}を経て昂奮した朝が縁に両手を付いての背面立位で彼を受け入れ{{efn2|縁に両手を付いて乳房を湯に浸けながら尻を突き出した朝の後方へペニスを勃起させた弌が悠々と立てるうえ、挿入後のピストン運動中<ref name="{{R|getchu_535685"/>}}には上半身を屈めて彼女の乳房を背後から鷲掴みにしたままピストン運動を続行できる。}}、洗い場では弌が四肢を伸ばしての[[騎乗位]]で朝に腰を使わせながら絶頂へ導く<ref name="{{R|dozeu_sora02"/><ref name="|getchu_535685"/>}}{{efn2|ただし、浴槽にて朝が弌へのフェラチオに耽るシーンと洗い場にて騎乗位に耽るシーンでは、洗い場の[[タイル]]の数が異なるというミスが生じている(手前から浴槽の方向へ貼られた数が、前者では縦に3枚、後者では4枚)。}}など、身長178cmの弌と身長163cmの朝が浴室の壁や浴槽の縁との間に充分な余裕を持たせながら室内2回目のセックスに耽る姿が描かれるため、[[風呂#住宅の浴室|浅く長い洋式浴槽]]を備えた内寸は[[ユニットバス#サイズ|一般家庭におけるユニットバス規格]]の最大である180cm×180cmを超える、190cm×190cm以上にもおよぶことが確認できる{{efn2|天井高についても、室内1回目のセックスの開始直後に朝と浴槽にて浸かりながら[[ディープ・キス|ディープキス]]に耽ったうえで彼女を抱きしめたまま、その場に立ち上がって朝の乳房を背後から愛撫する弌の彼方に壁と天井の継ぎ目が描かれているため、190cm以上にもおよぶことが確認できる。また、室内2回目のセックスで煽り構図になった際にも、朝の彼方に描かれている[[換気扇#形状による分類|ダクト用換気扇]]からベイウインドウや[[照明#器具の種類|ブラケットライト]]にかけて存在する壁の充分な余裕から、天井高が相当に高いものであることが確認できる。}}。また、いずれのセックスの際にも浴槽側の壁には、[[観葉植物]]の[[植木鉢]]を置いてなお充分な余裕を有する浴室幅の[[窓#配置による分類|ベイウインドウ]]すら存在することが確認できる<ref name="{{R|dozeu_sora02"/>}}{{efn2|朝が弌のそばへ腰かけて右手で手コキを行う際にも彼女の左乳房の彼方に夜空を含むベイウインドウが映るが、作中では左乳房の乳首以前でトリミングされてベイウインドウの奥行きがわかりにくいのに対し、2匹目のどぜう公式サイトのDVD下巻紹介ページ<ref name="{{R|dozeu_sora02"/>}}やDVD下巻のジャケット裏などで公開されているサンプル画像では、手コキの快感に耽る弌の方が右半身をトリミングされて朝の左乳房は乳首まですべて見えているため、ベイウインドウの奥行きがよくわかるようになっている。}}。
:: なお、浴槽にて弌へのフェラチオに耽る朝がほぼ俯瞰から映る際や、その後に背面立位の[[ピストン運動]]に耽る彼らが斜め俯瞰から映る際には、それぞれペイウインドウに屋外の木々や敷地しか映っていないうえ、洗い場にて騎乗位の果てに絶頂を迎えた朝が弌の胸板へ崩れ落ちる際にも、浴槽を隔ててほぼ真正面から映るベイウインドウには屋外の木々やその合間から覗く夜空しか映っていないため、浴室の位置は隣家に面した方向ではなく、朝の自室の横や下でもないことが示唆されている。
:
; 砂浜
: 下巻の水島家にて自室のベッドに横たわった朝が、自身の[[避妊|危険日]]について独りごちながら回想する砂浜。アダルトゲーム版に容姿無しで登場した[[アルバイト]]先の[[海の家]]やその関係者たちは、一切登場しない{{efn2|ただし、海の家については、上巻のソフマップ用特典[[テレホンカード]]にその室内とうかがえる背景が描かれている<ref name="{{R|p08sora01"/>}}。 ※「各ショップ用特典テレカの情報はコチラから→☆」を参照。}}。
: 朝の自室のコルクボードには、アダルトゲーム版と同じ構図で[[ビキニ (水着)#デザインによる分類|トライアングルビキニ]]姿の彼女が夕陽に照らされる砂浜に佇む写真が貼られていることが確認できるほか、その後の回想シーンでは[[岩石海岸]]の合間に存在する無人の砂浜にて制服姿からトライアングルビキニ姿へ着替えた直後の朝を制服姿の弌が押し倒し{{efn2|朝は制服の下にトライアングルビキニをあらかじめ着ていたため、制服をまくり上げた際に両手の自由が利かなくなる一瞬の隙を狙われる形となり、その姿勢のまま抵抗できず押し倒されている。}}、第三者の視線を気にしながら焦る彼女を白昼堂々と抱いて絶頂へ導くセックスが描かれる<ref name="{{R|dozeu_sora02"/><ref name="|getchu_535685"/><ref name="|sp-janis_ova2_sample"/>}}{{efn2|この砂浜でのセックスも、弌が朝を妊娠させたい願望から励んだものであることが、前述した彼女の自室から浴室にかけての連続セックス中の会話から示唆されている。}}。
:
; 境内(けいだい){{efn2|境内はアダルトゲーム版にも登場しているが、用意されたのは実質的に立ち絵用の背景CGのみであり、本堂でのセックスシーンには専用CGどころか体育用具室での3Pのような背景差し替えCG(プール更衣室でのセックスシーンから背景を体育用具室へ差し替えたもの)すら用意されておらず、プール更衣室でのセックスシーンがほぼ丸ごと流用されている。}}
: 下巻終盤で弌が朝や菜摘芽と共に[[浴衣]]姿で訪れる、玖珠井市の夏祭り会場。ほのかな月明かりの下、明るい臨時電灯に照らされる[[参道]]は[[提灯#関連する語句|御神灯]]や[[屋台]]で賑わっているが、参加者たちや来場者たちが[[ふんどし]]を締めることや[[法被]]を羽織ることはない。参道の裏側は木々が立ち並ぶ暗がりとなっており、街灯の明かりすら届かない奥部には、本堂の1つや[[倉庫]]とうかがえる木造の建物が存在する。弌は嬉しそうに屋台を見て回る朝を余所に、水島家での件や夏休み明けの別離の件を菜摘芽と話した後、茶化して浴衣の上から尻を撫でたことをきっかけに欲情した彼女の誘いに応じ、2人きりのセックスを行おうと無人の本堂へ忍び込むが、前戯を終える頃には彼らの様子を察知して合流した朝が夏休みの最後の夜を理由として3Pを望み、[[縁側]]{{efn2|厳密には縁側のうち、参道と接続された[[階段]]付近<ref name="{{R|dozeu_sora02"/><ref name="|sp-janis_ova2_sample"/>}}。}}での3Pへ発展する。その際、木の幹に身を預けて浴衣を肌蹴させた朝と菜摘芽が生尻を突き出しながら弌を誘う姿{{efn2|朝と菜摘芽が同様の姿勢で主人公の視点から注目されるシーンはアダルトゲーム版にも存在するが、彼女たちの状況・配置・服装は異なる<ref name="{{R|dvd_cd_old_6"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_26"/>}}。}}を経て、彼が縁側へ横並びで横たわった朝と菜摘芽に対して階段から段差を利用し、性器の高さを合わせながら結合していることが確認できる。
:
; とある駅
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==== 主要人物(アニメ) ====
; 最所 弌{{efn2|アダルトアニメ版の紹介ページで「最'''初'''弌」という誤記<ref name="{{R|getchu_113841"/><ref name="|dlsite_VJ009099"/>}}<ref name="sp-janis_oav1_story">[https://web.archive.org/web/20121118181429/http://www.sp-janis.com/soft/soramizu_oav2.shtml すぺじゃに共和国の上巻紹介ページ(ストーリー)のInternet Archiveキャッシュ(2012年11月18日分)]より。</ref>が散見されるが、本項ではアダルトゲーム版での表記<ref name="{{R|dvd_cd"/><ref name="|dvd_cd_old_3"/><ref }}{{R|group="書" name="|genga_29"/>}}や2匹目のどぜう公式サイトでの表記<ref name="{{R|dozeu_sora02"/>}}を正式としている。}}
: 声 - 非公表
: 瞳の色は緑へ変更された。補習を受ける様子や[[アルバイト]]に励む様子、そして家庭の環境や事情をうかがえる様子は無く、[[水泳]]部部員としての姿のみが描かれている。また、弱気な一面を見せる様子も無いことから、十三の魅力の一部を結果的に併せ持つ存在となっており、自らをセックスで共有する朝と菜摘芽だけでなく、朝の転校以前からの友人である女子[[テニス]]部部員のみずき・かなみ・ようこ・なぎさにも、異性として意識されている。上巻では朝へ[[一眼レフカメラ|カメラ]]を向ける際のほか、彼女や菜摘芽とセックスを行う際も制服姿のままであり、上下巻ともセックスの際にはアダルトゲーム版以上の[[性欲]]や精力を発揮して一度に何回も朝や菜摘芽を求めるうえ、彼女たちへ躊躇せずに大量の[[膣内射精]]を行うことが多くなった。特に、上巻では弌がまったく休まずに朝を求めていることが彼女の台詞から、下巻では弌が朝や菜摘芽の望む以上の頻度で日々励んでいることが彼女たちの台詞から、それぞれ示唆されている{{efn2|その際には、巨根についてもアップ構図などで上巻以上に強調された描写が盛り込まれており、プール槽内での菜摘芽とのセックスや水島家での朝との連続セックス<ref name="{{R|dozeu_sora02"/>}}では彼女たちが巨根に接する顔や手との対比からも、それらを凌駕する大きさまで勃起したうえで大量の射精へ至る姿が確認できる。}}。なお、口調については女子テニス部部員4人との会話時も含めてアダルトゲーム版での口癖を一切用いなくなったうえ、普段は朝や菜摘芽とのセックスへの意欲ゆえに軽口を叩いて朝の顰蹙を買うこともあるが、彼女たちとのセックス中は後述の想いも相俟って極端に口数が減り、甘い口調で囁く程度になる{{efn2|特に下巻では、プール槽内にて転寝中の朝の横でも菜摘芽を平然と抱いたこと<ref name="{{R|dozeu_sora02"/>}}を含め、独占欲を刺激されて立腹した朝が女子トイレ内にて弌の軽口を回想しながら「浮気者!」と酷評する一因にもなっているが、終盤にはそれが転じて後述の願望や覚悟を彼女たちが受け入れることへつながっていく。}}。
: 朝や菜摘芽との関係については、上巻では同時に[[肉体関係 (隠語)|肉体関係]]となった{{efn2|name="kouishitsu_3p"}}彼女たちを交互に抱いて軽口を叩くだけであるが、下巻では[[グループセックス#呼称|3P]]にも意欲的な言動を見せる一方、朝や菜摘芽を両方とも本気で愛する言動、彼女たちとの離別に勘付いてそれを阻止するためにも両方を[[妊娠]]させたい願望、そして2人と我が子たち{{efn2|朝との混浴セックス中のモノローグによれば、彼女と菜摘芽にそれぞれ出産して欲しい人数は1人どころか、2人でも3人でも構わない模様。}}を養うために[[退学]]して働く覚悟など、アダルトゲーム版とは似て異なる形で[[道徳|倫理]]や[[タブー|禁忌]]を超越した想いすら見せるようになる。それに伴い、さまざまな場所にて朝と菜摘芽を以前にも増して立て続けに抱く{{efn2|上巻での日々を経て、下巻では白昼の砂浜にて朝を押し倒して1回抱き、その後日の昼間にプール槽内にて菜摘芽を2回抱いて朝を嫉妬混じりに怒らせたうえ、同日の夜には水島家にて前述の想いを明かしながら朝を3回(いずれも、作中で弌の射精を確認できる回数)抱いている。その結果、心身ともに弌の願望や覚悟を深く知った朝は、後述するように懸念を解くこととなった。}}うえ、その後日の[[境内]]では水島家での件を知った菜摘芽の欲情を煽り、誘ってきた彼女と[[縁側]]にて2人きりのセックスを始めた後、朝と菜摘芽から望まれた3Pにも即座に応え、彼女たちとの夏の思い出を締めくくる。また、[[エピローグ]]では駅にて朝と菜摘芽を出迎えて笑顔で駆け寄られるなど、彼女たちとの相思相愛ぶりが数年を経ても不変であることが描かれている。
:<!-- 箇条書きのスタイル崩壊を防止するためのコロン付き空行なので、削除は不要。 -->
; 水島 朝<ref name="{{R|soramizu_oav"/><ref name="|getchu_113841"/>}}
: 声 - [[芹園みや]](上巻) / 非公表(上巻UMD音声再収録版、上巻再発売版、下巻)
: 瞳の色は青へ変更された。素肌の色は日焼けしていない部分が若干明るく変更され、日焼けしている部分との[[コントラスト]]が強調された{{efn2|黒田によるキャラクターデザインの時点で、肌の塗り分け指定が明確に設定されている<ref {{R|group="書" name="|amazon_4896445767"/>}}。}}。出身地や転校元は不明であるが、転校当日は上巻のプール更衣室でのセックス当日から2か月前であることが明示されている{{efn2|朝が転校してきた当日を回想した際、東台校の斜め俯瞰全景に「二ヶ月前」<!-- 引用なので、表記ガイドに沿った修正は不要。 -->という[[字幕]]が表示される。}}。また、弌と同じく補習を受けている様子は無く、水泳部部員としての姿のみが彼のカメラ越しに描かれている。3階建ての一軒家にて夕衣と暮らしており、夏休み明けに再転居や再転校が決定しているが、弌にはまだ打ち明けていない。
: [[下着]]についてはアダルトゲーム版と同様の白い無地{{efn2|[[キャミソール]]と[[ホットパンツ]]を着用時。}}に加え、青と白から成る[[縞模様]]の色柄{{efn2|東台校の制服を着用時のパンティー。なお、ブラジャーは白い無地。}}も着用している{{efn2|本編以外の版権画ではこれに限らず、淡桃色のブラジャーや黒いストッキングなども着用している。DVD廉価版上巻<ref name="{{R|re_price"/><ref name="|getchu_855497"/>}}のジャケット画でも、本編とは異なるセクシーなデザインの淡桃色のブラジャーやパンティーを着用している。}}。プロポーションについてはアダルトゲーム版よりも強調された描写から、「極上の肢体」<ref name="{{R|getchu_113841"/><ref name="|sp-janis_oav1_story"/>}}や「[[グラビアモデル|モデル]]顔負けの肉体」{{efn2|レンタル用パッケージではジャケット裏の作品解説の一部がセル用パッケージのそれから差し替えられており、上巻の朝を「モデル顔負けの肉体」と評する記述が追加されている<ref>[https://www.dmm.co.jp/rental/-/detail/=/cid=196andn03001/ そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ……聞こえちゃう」 - 月額アダルトDVDレンタル - DMM.R18]より。</ref><ref>[http://www.amazon.co.jp/dp/B0017SFBPS/ そらのいろ、みずのいろ 上巻「ダメ・・・聞こえちゃう」再販版 <nowiki>[DVD]</nowiki>-Amazon.co.jpアダルトDVD|高橋丈夫]より。- ※登録されている商品はセル用であるが、公開されているジャケットはレンタル用なので、出典として使用。</ref>。}}と評されるほどになっており{{efn2|女子テニス部部員4人が朝のブラジャーを見て、その大きさから彼女のものと確信する描写すら盛り込まれている。詳細は[[#その他の人物(アニメ)]]を参照。}}、上巻では菜摘芽と同時に弌へ[[処女]]を捧げた{{efn2|name="kouishitsu_3p"}}以降、毎日のセックス中に彼から受ける[[愛撫]]によって[[乳房]]の張りが以前よりも増した{{efn2|普通に着られるはずのキャミソールを胸元で跳ね上げるほど張っており、改めて着るのも一苦労となっている。}}ことを、自宅の自室のベッドに座りながら愚痴る描写が存在する{{efn2|愚痴る際には、乳房の張り具合を直上から目の当たりにした朝があきらめ気味の吐息を漏らす一方、昼間のプール更衣室にて後背位で揺さぶられた様子を回想してしまい、再燃した昂奮や弌とセックス中の菜摘芽への羨望からベッドにてオナニーに耽るというシーンが描かれる。}}。また、下巻では[[ノーブラ]]の[[体操着]]姿でプールに落ちて全身ズブ濡れとなった際や、自宅の浴室にて弌との混浴セックスに耽る際、それぞれ乳房を強調された描写が存在する{{efn2|全身ズブ濡れとなった際には、肢体に体操着が貼り付くことや乳房が体操着越しに透けて見えることを朝が愚痴り、カメラを向ける弌の視線に恥じらって身をよじるというシーンが描かれる。また、混浴セックスの際には、朝の手コキやフェラチオの上達ぶりを褒め称えた弌がパイズリへ移行した彼女を途中から抱き寄せ、腰を使った果てに煽り構図で挟射を遂行するというシーンが描かれる。なお、後者のシーンはそれに並行して描かれるかなみやなぎさへの対抗心や妄想と併せ、弌からの[[顔射]]に昂奮した朝が[[お掃除フェラ]]を経て背面立位へ移行し、彼を受け入れる理由にもなっている。}}。
: 菜摘芽との関係については、上巻では弌を共有して競い合うだけであるが、下巻では彼女よりもかなみやなぎさの方へ対抗心を燃やし、自らの独占欲を恥じて嫌悪する一面を見せる。また、砂浜や自宅での強引なセックスを遂行した弌については怒りながらも愛しく思う一方、彼の願望や覚悟に応じて露呈した自らの妊娠願望については悦びながらも菜摘芽への後ろめたさを口にするなど、複雑な一面を見せる。
: 3Pや妊娠については、菜摘芽よりも露骨な懸念を抱えている{{efn2|特に、下巻ではプール槽の底にて3Pを提案してきた弌に怒りの平手打ちを食らわせている。}}。しかし、下巻中盤以降は前述の理由からも懸念が解かれ始め、終盤には弌の願望や覚悟と菜摘芽の想いをそれぞれ再認識し{{efn2|自宅の浴室にて弌との混浴セックス中、当初はモノローグで彼の言い表す愛情に嬉しさを覗かせながらも自分たちの妊娠で弌を束縛してしまうことへの懸念を覗かせていたが、その後は浴槽での背面立位から洗い場での騎乗位を経て再認識に至り、後者で結合したまま懸念を解いて絶頂を迎えている。}}、彼女を交えて弌に抱かれる際にも抵抗せずに[[正常位]]で[[だいしゅきホールド|彼の背へ両足を絡めながら喘ぐ]]など、積極的な一面を見せる。また、エピローグでは親元から独立しており、菜摘芽と手を取り合って弌のもとへ駆け出していく{{efn2|name="epilogue"|朝と菜摘芽が玖珠井市を離れていた期間中に妊娠や出産を経験した様子はそれぞれの台詞はおろか荷物からもうかがえず、改めて同棲を開始したうえで2人とも気兼ねなく弌と愛し合って子作りに励むことが、彼のもとへ駆け出していく際の様子から示唆されている。}}。
:
; 空山 菜摘芽<ref name="{{R|soramizu_oav"/><ref name="|getchu_113841"/>}}
: 声 - [[みる]](上巻) / 非公表(上巻UMD音声再収録版、上巻再発売版、下巻)
: 瞳の色は赤へ変更された。関西出身の設定は削除され、幼少時から弌のことを知っており、現在でも想い続けている。家庭の環境や事情は不明であり、朝と同じく夏休み明けに弌との離別が決定している{{efn2|離別の理由も不明であるが、離別自体は上巻の露天風呂にて朝と対峙した際の回想シーンの台詞で示唆されている。}}が、彼にはまだ打ち明けていない。
: 下着についてはアダルトゲーム版と同様の黒い[[ストッキング]]こそ着用しているものの、[[ブラジャー]]や[[パンティー]]は淡桃色のものを着用しており{{efn2|DVD廉価版下巻<ref name="{{R|re_price"/><ref name="|getchu_855498"/>}}のジャケット画では、アダルトゲーム版と同様の黒色のブラジャーやパンティーを着用している。}}、アダルトゲーム版で描かれた黒い[[手袋#礼装用手袋(ドレスオペラグローブ|ロンググローブ]]を着用することはない{{efn2|ただし、ロンググローブ自体は黒田によるキャラクターデザインの作業時点でアダルトゲーム版に沿った形状に設定されていたことが、DVD上巻初回限定版発売前のDVD BugBugVOL.5<ref {{R|group="書" name="|amazon_4896445767"/>}}で公開された菜摘芽の線画や、発売後の彼の同人誌『しまほっけ10』などで公開された菜摘芽のピンナップから確認できる。}}。プロポーションについてはアダルトゲーム版よりもやや豊満なものへ変更されており、[[野良猫]]の前にしゃがんでいる際や弌とのセックスの際には特にそれが見て取れる{{efn2|後者の際には、菜摘芽の乳房が豊かな量感を伴いながら弾む、弌の手で鷲掴みにされて柔らかく歪むなど、アダルトゲーム版と違ってそれなりの豊乳であることが明示されている。}}など、朝との体格差はアダルトゲーム版ほど顕著なものではなくなった{{efn2|こういったアダルトアニメ化の際における体形変更は、他のアダルトゲーム原作作品にも散見される。}}。なお、[[花卉園芸]]部については他の部員たちの存在がうかがえないうえ、実習畑の草花や野菜も日常の背景の一部に過ぎず、弌や朝のもとへ持参することもない{{efn2|上巻では台詞による言及すらされていないが、下巻では菜摘芽がプール槽内での1回目のセックスで勃起させた弌のペニスを[[シックスナイン]]中に眺めながら、「大きくさせるのは好き。園芸部だもん。」とささやく台詞が存在する。}}。
: 朝との関係については、上巻では同時に弌へ処女を捧げた{{efn2|name="kouishitsu_3p"}}後に彼を共有して競い合うだけであるが、下巻では朝にプロポーションの[[コンプレックス]]を感じたり、弌とのセックスの際に[[性的ロールプレイ|彼女と自らを対等な姉妹に見立てること]]もあったりとさまざまに背伸びしたがる{{efn2|プール槽内での1回目では、転寝中の朝の横で仰向けとなった弌へ彼のスクール水着越しに[[足コキ]]すら行ってみせるが、これは勃起していくペニスへのモザイク処理をスクール水着で回避すると同時に、改めて弌が巨根の持ち主であることを描くシーンにもなっている。また、その後には菜摘芽が弌への[[全身リップ|乳首舐め]]を経て自分のブラジャーを外し、体操服をまくり上げて露出させた豊かな右乳房を彼の胸板へあてがいながら、朝(姉)のことが好きなのにもかかわらず彼女の横にて自分(妹)による愛撫に応じて勃起した弌への「お仕置き」と称し、自分の右乳首で彼の左乳首を愛撫するという描写すら存在する。}}一方、弌の視線に無防備過ぎる朝のことを気遣って彼女から煙たがられるなど、複雑な一面も見せる。
: 3Pや妊娠については、前者は下巻終盤で朝と共に生尻を突き出して弌を誘うまでに至り、後者は上下巻とも膣内射精が行われた際に驚きの表情を浮かべる程度であるなど、朝ほど露骨な懸念は抱えていない。特に、上巻終盤では後背位での絶頂後に膣内から零れ落ちていく弌の精液を悦び惚けた表情で眺める菜摘芽の姿を[[トラックバック|トラックアップ]]しながら物語が終了するうえ、下巻終盤では浴衣越しに尻を撫でられた{{efn2|その際には、意地悪ゆえに尻尾を隠していることを確かめるという理由付けがされており、小悪魔であることを茶化されている。}}ことをきっかけとして弌を2人きりのセックスへ誘うなど、その最中に現れた朝を交えて行う3Pも含めて彼女よりも寛容かつ弌共々積極的な一面を見せる{{efn2|境内の縁側にて朝が正常位を経て後背位で弌に抱かれ終わった直後、うつ伏せて脱力した彼女の上半身からカメラがトラックアップすると、すぐ左側を見やった朝の視線の先へすでに後背位で弌に抱かれ始めた菜摘芽が映るという描写が存在する。}}。また、エピローグでは親元から独立しており、朝と手を取り合って弌のもとへ駆け出していく{{efn2|name="epilogue"}}。
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: アダルトアニメ版オリジナルの登場人物{{efn2|『After...』よりもさらに以前のCiel/Tony作品である『御魂 〜忍〜』には'''瑞希'''(みずき)という少女が登場するが、名前の読みこそ同じであるものの容姿や性格はまったく異なる<ref>[https://web.archive.org/web/20131104100912/http://www.sp-janis.com/soft/mitama3.shtml sp-janis.com <nowiki>[Ciel;御魂 ~忍~]</nowiki> CharacterのInternet Archiveキャッシュ(2013年11月4日分)]より。</ref>ため、みずきは偶然の一致にして本作独自に設定されたことがうかがえる。}}で、女子テニス部部長。姓は不明。黄色の瞳、やや褐色の素肌、そして朝に引けを取らない高めの背丈かつグラマーな肢体に、尻まで届くウェーブの入ったボリューミーな栗髪や、彼女と同様の白い下着が映える美人。男子テニス部{{efn2|本編には登場しないが、下巻のプールサイドにてシャワーを浴びようとしていたみずきたちの台詞から、男子テニス部部員の存在が示唆されている。}}共々、[[クラブ活動|部活]](自らや後述のかなみたちはプールでの遊戯も兼用)のために夏休みも登校中。
: かなみたち共々、弌とは朝の転校以前から冗談を言い合える友人である。かなみやなぎさほど明確には描かれていないが弌への好意を持っており、上巻では彼とのセックスに耽る朝の回想シーンで渡り廊下から階下の弌を自分たちとのデートへ誘った際、彼に制服の[[スカート]]内を覗かれたことにあわてながら後ずさるほか、弌とのセックスに耽る菜摘芽の妄想には彼の言葉に応じたかのように、かなみたちと共に下着姿で現れる。
: 人の気配には極めて鈍感である。上巻ではプール更衣室にて脱衣棚に置かれていた朝の[[鞄#使用目的による分類|スポーツバッグ]]や、なぎさに摘み上げられた朝のブラジャーを不思議に思いながら周囲を見渡すが、カーテンのすぐ向こう側にてセックス中の弌と彼女の存在に気付かないうえ、下巻ではプールサイドにてシャワーを浴びるためにテニスウェアを脱ぐ際、すぐ斜め下のプール槽内にてセックス中の弌と菜摘芽の存在にも気付かないほどであり、[[立位 (性行為)|背面立位]]の[[ピストン運動]]に耽る彼らの上方に下着姿で尻を突き出すことすら行っている。また、後者ではようこと同様の恥ずかしがり屋でもあり、人目を気にする自らやかなみを余所にさっさと全裸となったなぎさを見て驚くうえ、シャワーを浴び終えた後は休みだったはずの男子テニス部部員たちの接近に気付いたかなみたちの言葉に驚き、彼女たちと共にあわててプールから逃げ出してしまうが、このことが注水開始前に耽っていた弌とのセックスを回想していた菜摘芽を、ラストスパートへ突入させるきっかけとなる。
:<!-- 箇条書きのスタイル崩壊を防止するためのコロン付き空行なので、削除は不要。 -->
; かなみ、ようこ、なぎさ
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=== スタッフ(アニメ) ===
作中の表記や各紹介ページ<ref name="{{R|soramizu_oav"/><ref name="|getchu_113841"/><ref name="|sp-janis_ova2_01"/><ref name="|dozeu_bd"/><ref name="|odessa-e"/>}}による。
 
* 原作 - Ciel/rpm『そらのいろ、みずのいろ』
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; IN THE SKY ON THE WATER
: 音楽を担当した菊田裕樹の[[アルバム]]。詳細は[[#関連商品]]を参照。
; そらのいろ、みずのいろ 水島朝 水着Ver. 1/6キャストオフフィックスフィギュア<ref>[http://www.getchu.com/soft.phtml?id=654593 そらのいろ、みずのいろ 水島朝 水着Ver. 1/6キャストオフフィックスフィギュア (タキ・コーポレーション) (18禁)- Getchu.com]より。</ref><ref>[httphttps://ascii.jp/elem/000/000/432/432530/ ASCII.jp:鏡音レン・リンやゴスロリみくる、趙雲の彫像フィギュアなど大量発売! (1/5)]より。</ref>
: 上巻再発売版ジャケット画をもとにした[[フィギュア]]で、[[オデッサ・エンタテインメント#タキ・コーポレーション|タキ・コーポレーション]]より発売。
; CLUB40 Vol.2<ref>[http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/15/78/040010157836.html 【とらのあなWebSite】CLUB40 Vol.2]より。</ref>
: 下巻の作画監督を担当した石原恵が、[[2008年]]の[[コミックマーケット]]74で発表した[[同人誌]]。表紙を石原描き下ろしの朝が飾っており、誌面には下巻の[[原画#アニメーション|原画]]や修正原画が多数収録されている。同年[[8月17日]]には、[[コミックとらのあな]]の店頭や通販でも発売された。
; そらのいろ、みずのいろ 水島朝 抱き枕カバー<ref>[http://www.a1c.club/2way.html そらのいろ、みずのいろ水島朝抱き枕カバー(2WAYトリコット生地)]より。</ref><ref>[http://www.a1c.jp/goods/product/dakimakura_soramizu.html GOODS そらのいろ、みずのいろ水島朝抱き枕カバー]より。</ref>
: BD版の発売記念に初めて制作された[[抱き枕]]カバーで、[[エイ・ワン・シー]]より発売{{efn2|これ以外にも、本作のタイトルを冠してTonyや黒田の絵柄を用いた抱き枕カバーや[[タペストリー]]、コスプレ衣装などが他社から発売されているが、どれも非公式に制作されたものである。}}。表裏を黒田和也描き下ろしの朝が飾っている。当初はBD初回限定版との期間限定セット通販のみであったが、[[2015年]][[1月13日]]には単品通販が開始された<ref>[https://twitter.com/a1cweb/status/555229394617118720 エイ・ワン・シーweb担当のエロ☆太郎さんはTwitterを使っています: "2014電気外祭り&コミックマーケット87販売グッズを通販でもスタート!!イベントに来れなかったお客様はこの機会に是非ご利用ください。 https://t.c...]より。</ref>。寸法:1600*500(mm) / 素材:2WAY[[メリヤス|トリコット]]{{efn2|その後、2023年8月には素材をアクアヴェール<ref>{{Cite web|和書|url=https://fules.jp/aquaveil/|title=アクアヴェール|publisher=フレス|accessdate=2024-10-20}}</ref>に変更し、リニューアル販売された<ref>{{Twitter status2|a1cweb|1682642393819131904|4=@a1cwebの2023年7月22日のポスト|5=2024-10-20}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://www.a1c.club/acgo0264.html|title=そらのいろ、みずのいろ 水島朝 抱き枕カバー【アクアヴェール仕様】|website=エイ・ワン・シーストア|publisher=エイ・ワン・シー|accessdate=2024-10-20}}</ref>。}}
 
=== 備考(アニメ) ===
; エロシーンリプレイ特典DVD<ref name="{{R|soramizu_oav"/><ref name="|getchu_113841"/>}}
: 上巻初回限定版に同梱された初回特典DVD。映像は上巻の本編からセックスシーンを中心に、作中の時系列を無視して再編集された約10分の短編であるが、2部にチャプターが割り振られたシナリオは本編終了後の時点における朝の回顧という設定で書き下ろされており、音声は新規に収録された彼女のものだけになっている。この音声には、淫語が本編よりも多く無修正で用いられており、それに伴ってセックス中における朝の[[モノローグ]]がやや大胆なものへ変更された結果、彼女がこの時点で[[妊娠]]する可能性を強く意識していた(ただし、後に下巻中盤であらわにする菜摘芽との同時期妊娠への懸念よりも、自分だけの妊娠への期待を多分に交えた言い回しとなっている)ことも示唆されている。
; ぴっちり隙間なくエッチな想い出{{JIS2004フォント|♥}}<ref name="{{R|sp-janis_ova2_01"/><ref name="|odessa-e"/>}}
: 下巻初回限定版に同梱された初回特典DVD。映像は上下巻の本編から朝と菜摘芽のセックスシーンを中心に、作中の時系列を無視して再編集された約11分の短編であるが、チャプターは彼女たちに1部ずつ割り振られており、セックス中における朝と菜摘芽の淫語混じりのモノローグを、新規に収録された音声で聴ける内容となっている。また、菜摘芽のモノローグは弌の[[膣内射精]]を貪欲に求める大胆さから、本編の表面では朝ほど意識する様子が見られなかった妊娠する可能性を、内面では彼女と同様に強く意識していたことが示唆されている。
; 他のCiel/rpm/Tony作品からのゲスト
: DVD版のジャケット裏をはじめどの媒体の説明文でも言及されていないうえ、作中に実際のセックスシーンこそ用意されていないものの、『[[After...]]』から汐宮香奈美、喜志陽子、高鷲渚のヒロイン3人が、弌の級友の女子[[テニス]]部部員という設定で登場する。上巻では回想シーンでの弌との明るい会話やプール更衣室での着替え、そして[[テニスコート]]での素振り、下巻ではプールサイドでのシャワーや朝の妄想内における弌とのセックス(陽子を除く)など、数々のシーンで物語に華を添える。なお、声優は原典のアダルトゲーム版やコンシューマ版とは別人が担当している。
; {{Anchors|誌面特集}}誌面特集
: キャラクターデザインと上巻の作画監督を担当した黒田和也は本作が初の18禁作品である{{efn2|アダルトアニメの本編への参加は本作が初であるが、版権画への参加は『[[放課後マニア倶楽部 -濃いの欲しいの-#アダルトアニメ版|放課後マニア倶楽部 -濃いの欲しいの- THE ANIMATION]]』(2003年7月 - 同年12月)が初である。}}うえ、上巻発売時点ですでに[[BugBug]]の表紙原画を[[1998年]]から8年間も担当していることで知られる。その縁から上巻の誌面特集は実質的にBugBugの独占状態となり、2006年9月号<ref group="書">[https://web.archive.org/web/20060818033838/http://www.sun-magazine.co.jp/~bug/bug/bug.html 「BugBug Web」2006年9月号分のInternet Archiveキャッシュ(2006年8月18日分)]より。</ref>では表紙を黒田描き下ろしの朝が飾ったうえ、誌面をほぼ巻頭から黒田描き下ろしの朝のピンナップや上巻[[フィルムコミック]]も含めた全12ページオールカラーの上巻特集記事『マ・ン・キ・ツ{{JIS2004フォント|♥}} そらのいろ、みずのいろ』が占めるというイベントが実現した。しかし、下巻の誌面特集は2008年7月号<ref {{R|group="書" name="|amazon_B0019K9BZU"/>}}に下巻特集記事『緊急特集!! そらのいろ、みずのいろ』こそ掲載されたものの、こちらは黒田の降板の影響を受けて黒田描き下ろしの朝や菜摘芽が表紙を飾ることは無かったうえ、黒田描き下ろしのピンナップや下巻フィルムコミックも用意されず、巻中の全2ページモノクロだけにとどまった。なお、[[コアマガジン]]のアダルトアニメ誌『[[G-type (雑誌)|G-type]]』2008年8月号では『[[姫騎士リリア 〜魔触の王城に堕つ〜|姫騎士リリア vol.04 キリコの復讐]]』や『[[対魔忍アサギ|対魔忍アサギ Vol.4 魔獣の檻]]』{{efn2|製品版では『対魔忍アサギ Vol.4 闇に舞うくノ一』へ変更された。}}と並んで下巻の紹介記事が掲載されたうえ、付録DVDにはその予告[[ミュージック・ビデオ|PV]]も収録された<ref group="書">[http://www.coremagazine.co.jp/gtype/index0808.html G-type 2008年8月号]より。</ref>。
: そのほか、BugBug増刊のDVD BugBugではVOL.5<ref {{R|group="書" name="|amazon_4896445767"/>}}の表紙を黒田描き下ろしの朝が、VOL.11<ref group="書">[http://www.amazon.co.jp/dp/4914967898/ DVD BugBug VOL.11のAmazon.co.jp紹介ページ]より。</ref>の表紙を下巻の作画監督を担当した石原恵描き下ろしの朝と菜摘芽がそれぞれ飾ったうえ、VOL.5の誌面を黒田描き下ろしの朝と菜摘芽のピンナップ{{efn2|東台校の保健室とうかがえる室内のベッドで全裸の朝と菜摘芽が身を絡め合いながら、菜摘芽に組み敷かれた姿勢の朝へ膣内射精を終えてなお勃起中の弌のペニスが、結合を解いた後も精液が溢れ出る彼女の[[膣口]]と何本もの白い雫によってつながったまま、弌の右手によって尻を掴まれながら自らの右手で膣口を開いている菜摘芽の方を向く…といった、とある3P中の1シーンを描いた内容。アダルトアニメ版上巻の高い人気を反映し、後のDVD BugBug 極 VOL.1<ref group="書" name="maginfo2058">[https://web.archive.org/web/20100212120915/http://www.sun-magazine.jp/maginfo2058.html DVD BugBug(バグバグ)BugBug SUN エンタメ MOOK Sun Publishing 』VOL.1(サン出版のInternet Archiveキャッシュ(2010年2月12日分)]より。</ref>の再録ページでは最初に掲載された。なお、黒田は後に『しまほっけ9』でアダルトアニメ版の本編にこういう形での3Pが存在しないことを挙げ、妄想で構わないと言われて不慣れながら描いたことを明かしている。}}が、VOL.11の誌面を石原描き下ろしの朝と菜摘芽のピンナップ{{efn2|東台校の制服姿の朝と菜摘芽がブラジャーを外しながら横並びで四つん這いとなり、それぞれパンティーを半脱ぎにしながら乳房にまで[[膣分泌液|愛液]]を濡れそぼらせた膣口や無修正の肛門、そして開いた股間から天地逆に覗く火照った顔を弌(読者)へ向ける…といった、とある3P中の1シーンを描いた内容。アダルトアニメ版下巻の高い人気を反映し、DVD BugBug 極 VOL.1<ref {{R|group="書" name="|maginfo2058"/>}}の再録ページではDVD BugBug VOL.5<ref {{R|group="書" name="|amazon_4896445767"/>}}掲載分に続いて掲載された。}}がそれぞれ飾っている。
; あの人
: DVD上巻でアダルトゲーム版から引き続き朝を演じた芹園みやは、前述の『マ・ン・キ・ツ{{JIS2004フォント|♥}} そらのいろ、みずのいろ』で朝の演技について[[呼吸困難|息切れ]]するほど楽しく頑張った旨を述べると共に、再構築された本編の人間関係やシナリオについても触れ、「あの人」(インタビューの文脈から、アダルトアニメ化に際して存在を抹消された十三か本一郎を指していることが示唆されている)は下巻にも登場しないのかを問う旨を述べていたが、下巻は上巻以上に増強された弌と朝や菜摘芽のセックスシーンを経て3人の[[ハーレムエンド|新たな未来]]を描く内容として再構築されたため、それによって抹消された要素が復活することはなかった。
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