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{{出典の明記|date=2015年2月13日 (金) 10:01 (UTC)}}
{{Infobox Single
| Name = 歌舞伎町の女王
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| Producer = 北城浩志
| Chart position= *50位([[オリコンチャート|オリコン]])
| Certification = * ゴールド(日本レコード協会、着うたフル)<ref>[https://web.archive.org/web/20110816034533/http://www.riaj.or.jp/data/others/chart/w110720.html 有料音楽配信認定作品一覧 2011年6月](日本レコード協会)</ref>
| Certification =
| Last single = [[幸福論 (曲)|幸福論]]<br/>(1998年)
| This single = '''歌舞伎町の女王'''<br/>(1998年)
| Next single = [[ここでキスして。]]<br/>(1999年)
| Misc = {{External music video|{{YouTube|krCk3EcsaxE|歌舞伎町の女王}}}}
{{Extra track listing
| Album = [[無罪モラトリアム]]
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| Tracks = # 正しい街
# '''歌舞伎町の女王'''
# 丸内サディスティック
# 幸福論(悦楽編)
# 茜さす 帰路照らされど・・・
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# 愛妻家の朝食
# シドと白昼夢
# 意識戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱
# 迷彩戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱
# la salle de bain
# カリソメ乙女 (HITOKUCHIZAKA ver.)
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# はいはい
# 光合成
{{Extra track listing
| Album = [[ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜]]
| Type = compilation
| Tracks = ディスク1
# 浪漫と算盤 LDN ver.
# 幸福論
# すべりだい
# 正しい街
# '''歌舞伎町の女王'''
# 丸ノ内サディスティック
# ここでキスして。
# ギブス
# 罪と罰
# 本能
# 真夜中は純潔
# 迷彩
# 茎(STEM)〜大名遊ビ編〜
# りんごのうた
ディスク2
# 公然の秘密
# この世の限り
# 流行
# 旬
# 自由へ道連れ
# カーネーション
# NIPPON
# ありあまる富
# 青春の瞬き
# 人生は夢だらけ
# おいしい季節
# 獣ゆく細道
# 長く短い祭
# 目抜き通り
}}
}}
}}
「'''歌舞伎町の女王'''」(かぶきちょうのじょおう)は、[[1998年]][[9月9日]]に発売された[[日本]]の[[シンガーソングライター]][[椎名林檎]]の2枚目のシングルであによ楽曲発売元は[[1998年]][[9月9日]]に[[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]]/イーストワー(当時)より発売された2枚目の[[シング]]の表題曲として発表された
 
== 概要 ==
デビューシングル「[[幸福論 (曲)|幸福論]]」より約3ヶ月ぶりのシングル。楽曲リリース発表する際に、椎名は[[1990年]]前半に一世を風靡した音楽ジャンルの[[渋谷系]]とこの楽曲のタイトル捩り、掛けて「新宿系自作自演屋」自称した椎名はの肩書について、当初は「新宿の人間は生臭くて、自己嫌悪に陥りながらも何かを求めて必死に生きてる。その見えない真実を追い求めるのが新宿系」「小奇麗な渋谷系と差別化するため」などと話していたが、シングル「[[本能 (曲)|本能]]」の発表時点では「[[ジャンル]]は何系か?という質問にいちいち答えるのが面倒くさかったから」と変わりあるいそののちには「小奇麗(当時の自分の答えを見せられ)何を言ってるのか全然わから渋谷系と差別化すい」「インタビュアーの期待に応えるために一生懸命考えて答えていたのだろう」などと話し答えている。それでもこの「新宿系」という言葉のイメージンパクトは強く、結果として自身も2003年頃まで肩書きとして名乗って使たほか続け表題曲「歌舞伎町の女王」は現在でも椎名代表する楽曲のひとつとなった。
 
== 制作の背景 ==
表題曲「歌舞伎町の女王」は椎名が[[福岡]]から上京して[[東京都]]内[[渋谷]]の[[レコード]]ショップで[[アルバイト]]していた頃、帰宅の際に[[SMクラブ]]のスカウトマンにしつこく話を持ちかけられたことから着想を得て、[[風俗]]をテーマに[[東京都]]内の[[新宿区]][[歌舞伎町]]を舞台にした楽曲である。なお椎名自身、製作し終えた時点では実際に歌舞伎町へ訪れたことは無かったが、大まかな[[アレンジ]]を含め30分程度で完成させてしまったと語っている。また椎名の作品の中で唯一、歌詞の内容が[[フィクション]]である(その他の楽曲の歌詞は基本的に自身の実体験を元に書かれている)。
表題曲「歌舞伎町の女王」は風俗街としても知られる[[東京都]][[新宿区]][[歌舞伎町]]からタイトルを取った楽曲で、[[福岡]]から上京したばかりの椎名が[[都内]]の[[上野]]の[[レコード]]ショップで[[アルバイト]]していた頃に[[水商売]]のスカウトマンに「君なら女王様になれる」と誘われたことから着想を得て制作された<ref group="注釈">あとでもらった名刺を確かめてみると、水商売は水商売でも[[SMクラブ]]だった。</ref><ref>{{Cite journal |和書 |author= [[Quick Japan]]編集部+松田義人 |publisher= [[太田出版]] |year= 2001 |month= 2 |title= 第二章 椎名林檎大辞典|journal=前略 椎名林檎様 |pages= 82|accessdate= 2014-11-03}}</ref>。この当時の椎名の作品の中では珍しく歌詞の内容が完全な[[フィクション]]であり、製作を終えた時点でも椎名自身はまだ歌舞伎町を訪れた経験が無かった<ref group="注釈">その他の楽曲の歌詞は基本的に自身の実体験を元に書かれていた。</ref>。
 
楽曲自体は大まかな[[編曲|アレンジ]]を含め、30分程度で完成したと語っている。その際に女の子が[[ドラムセット|ドラム]]を叩いている映像がイメージされたので、[[レコーディング]]でもその女の子になったつもりで椎名自身がドラムを叩いている<ref>{{Cite journal |和書 |author= [[Quick Japan]]編集部+松田義人 |publisher= [[太田出版]] |year= 2001 |month= 2 |title= 第二章 椎名林檎大辞典|journal=前略 椎名林檎様 |pages= 90|accessdate= 2014-11-03}}</ref>。
[[ディスクジャケット|ジャケット写真]]は東京都新宿区にある[[新宿ゴールデン街]]で撮影、[[ミュージック・ビデオ]]は東京都[[豊島区]]にある[[法明寺 (豊島区)|法明寺]]で撮影されている。後に椎名は完成したミュージック・ビデオを見た友人から「あれホラーだよ~」と言われてショックを受けたという。ミュージック・ビデオはミュージック・ビデオ集「[[性的ヒーリング~其ノ壱~]]」と「[[私の発電]]」に収録されている。
 
椎名によると、この曲と「[[丸ノ内サディスティック]]」の原点には父の影響で幼い頃に聞いていた[[ザ・ピーナッツ]]の「[[東京の女]]」のような[[ご当地ソング]]があるという<ref>{{Cite web|和書|url= https://sp.universal-music.co.jp/ringo/special/plugin/012/012_1.htm|title= 電脳RAT/012|date= |accessdate= 2019-10-09 |work= 椎名林檎特設サイト|publisher= [[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサル ミュージック ジャパン]] }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://rockinon.com/news/detail/186193|title= 「東京」を歌ったロック/ポップソングの名曲14|date= 2019-05-14|accessdate= 2019-10-09 |publisher= [[ロッキング・オン|rockinon.com]] }}</ref>。
 
== アートワーク ==
[[ディスクジャケット|ジャケット写真]]は東京都新宿区にある[[新宿ゴールデン街]]で撮影、[[ミュージック・ビデオ]]は東京都[[豊島区]]雑司ヶ谷にある[[法明寺 (豊島区)|法明寺鬼子母神堂]]の境内で撮影されている。後に椎名は完成したミュージック・ビデオを見た友人から「あれホラーだよ」と言われてショックを受けたという。ミュージック・ビデオはミュージック・ビデオ集[[性的ヒーリング其ノ壱]][[私の発電]]に収録されている。
 
== 収録曲 ==
# '''歌舞伎町の女王'''
#:* 1999年9月より[[サントリー]]「[[ザ・カクテルバー]] ミモザ クラッカー篇」CMソングとして使用された。
# '''アンコンディショナル・ラブ'''
#:* [[シンディ・ローパー]]の「[[:en:UnconditionalA LoveNight to Remember (Cyndi Lauper songalbum)|Unconditional Love]]」の[[カバー]]であるが、実際に元となっているのは[[スザンナ・ホフス]]が1991年に発表したカバー・バージョン(アルバム『[[:en:When You're a Boy|When You're a Boy]]」収録)である
#:* 原詞と共に掲載されている訳詞は椎名が意訳したもの。
# '''実録 -新宿にて- 丸の内サディスティック歌舞伎町の女王'''
#:* 椎名が[[アコースティック・ギター]]で後発のファースト・アルバム『[[無罪モラトリアム]]』に収録された[[丸の内サディスティック]]」と表題曲「歌舞伎町の女王」を[[メドレー]]で弾き語りしているのを収録。タイトルに「新宿にて」とあるが、実際にはスタジオで録音されている。「丸の内サディスティック」{{refnest|group=注釈|最初後発のファースト・アルバム『[[無罪モラトリアムートライブ]]・バージョンとして実際路上で演奏したものを録音したが期待通りの効果が上がらず、改めて屋外で録音した歌に別々に録った足音や雑踏のざわめきなどを重ねたものを収録され<ref>{{Cite journal |和書 |author= 丹生敦|publisher= 太陽出版|year= 2000 |month= 8 |title= |journal= 林檎アレルギー|pages= 122-123}}</ref>。}}
 
<big>'''詳細'''</big>
詳細
{{tracklist
| collapsed =
106 ⟶ 147行目:
| length2 = 3:46
 
| title3 = 実録 <small>-新宿にて- 丸の内サディスティック歌舞伎町の女王</small>
| note3 =
| writer3 =
119 ⟶ 160行目:
: [[ドラムセット|drums]]:[[椎名林檎|椎名"サディスト"林檎姫]]
: [[レコーディング]]・[[ミキシング]]:北城浩志
:<!-- この「:」は削除しないでください。[[Help:箇条書き]]参照 -->
 
; アンコンディショナル・ラブ
: [[ストリングス|strings]]:[[金原千恵子|金原千恵子グループ]]
: [[ベル|bells]] & loops:亀田誠治
: [[ミュージックシーケンサー|programming]]:北城浩志
 
== カバー ==
* [[甲斐よしひろ]] - [[カバー]]アルバム]]『[[10 Stories]]』収録(2007年2月7日)
* [[スコット・マーフィー]] - カバーアルバム『[[Guilty Pleasures 3]]』収録(2008年12月3日)
* [[ダウト (バンド)|ダウト]] - [[ミニアルバム]]『登龍門』収録(2009年7月22日)
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注釈"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 外部リンク ==
 
* {{YouTube|krCk3EcsaxE|椎名林檎 - 歌舞伎町の女王}}
{{椎名林檎}}
 
{{Single-stub}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:かふきちようのしよおう}}
[[Category:椎名林檎の楽曲]]
[[Category:1998年のシングル]]
[[Category:新宿を舞台と椎名林檎が制作した作品楽曲]]
[[Category:ロ短調の曲水商売を題材とした作品]]
[[Category:嬰ハ短調の曲歌舞伎町を舞台とした作品]]
[[Category:千葉県に関連する楽曲]]
[[Category:新宿に関連する楽曲]]
[[Category:口笛が入った楽曲]]
[[Category:楽曲 か|ふきちようのしよおう]]