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{{出典の明記|date=2013年5月7日}}
{{Infobox Single
| Name
| Artist
| Album
|
| Released = [[1981年]][[2月5日]]
| Format = [[レコード#7インチシングル盤|EPレコード]]
| Genre = [[シティ・ポップ]]
| Label = [[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]] / EXPRESS
| Lyricist = [[松本隆]]
| Composer = 寺尾聰
| Producer = 武藤敏文 & 寺尾聰
| Chart position = *週間1位<small>(10週連続 、[[オリコンチャート|オリコン]])</small>
*1981年度年間1位<small>(オリコン)</small>
*1位<small>(12週連続、[[ザ・ベストテン]])</small>
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*1981年度年間1位<small>(全国歌謡ベストテン)</small>
*1981年度年間1位<small>([[DHC COUNTDOWN jp|歌謡ベスト10]])</small>
| Certification
**大賞
**金賞
**作詞賞
**作曲賞
**編曲賞
*[[日本歌謡大賞|第12回日本歌謡大賞]]
**大賞
*第14回[[全日本有線放送大賞]]
**上半期グランプリ
*[[FNS歌謡祭]]
**大賞
*[[日本テレビ音楽祭]]
**グランプリ
| Last single = [[出航 SASURAI]]<br />([[1980年]])
| This single = '''ルビーの指環'''<br />([[1981年]])
| Next single = [[Long distance Call.]]<br />([[1982年]])
}}
『'''ルビーの指環'''』{{efn2|「ルビーの指'''輪'''」は誤記。}}(ルビーのゆびわ)は、[[寺尾聰]]の6枚目の[[シングル]]。[[1981年]][[2月5日]]に、[[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]]のEXPRESSレーベルから発売された。
表題曲は、[[横浜ゴム|ヨコハマタイヤ]]『ASPEC』の[[コマーシャルソング|CMソング]]となり、翌[[1982年]]春開催の[[第54回選抜高等学校野球大会]]の入場行進曲にも採用された。
==
この曲は元々、所属していたグループ「[[ザ・サベージ]]」時代の頃から寺尾自身が作っていた曲の一つであり、この曲が入った[[カセットテープ]]を持って、音楽プロデューサーになっていた[[グループ・サウンズ]]仲間らを訪ねにレコード会社に出向き、「誰かに歌わせて」などとこの曲を買ってくれるように頼み込むも、「結局最後には自分でやる羽目になった」ということで、この曲は寺尾本人曰く「分かりやすい歌を作ろうと思って作った」ものだったという<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202506060000865.html|title=寺尾聰、名曲「ルビーの指環」誕生秘話明かす 体を悪くし「何にもやることがなくて…」|publisher=[[日刊スポーツ]]|date=2025-06-06|accessdate=2022-06-07}}</ref>。
寺尾は所属していた[[石原プロモーション]]社長の[[石原裕次郎]]や、専務の[[小林正彦]](いずれも当時)に「ルビーの指環」を聴かせたところ、小林は「'''こんな[[仏典|お経]]みたいな曲が売れるわけがない'''」と難色を示したが<ref name="柏木純一">{{Cite book |1 = 和文書籍 |author = 柏木純一 |authorlink = 柏木純一 |title = 渡哲也 俺 |origdate = 1997-11 |publisher = [[毎日新聞社]] |isbn = 978-4620311982 }}</ref>、石原からは「'''いいんじゃないの'''」と好感触をもらい、レコード化が決定した<ref name="柏木純一" />。
「ルビーの指環」がヒットした後に建てられた溜池山王の[[東芝EMI本社ビル]]は「寺尾ビル」の異名を取っている。
== 記録 ==
発売当初は、さほど売れていなかったが、発売から約1か月程経った後から徐々に売上を伸ばし<ref name="柏木純一" />、同年[[3月30日]]付の[[オリコンチャート|オリコンシングルチャート]]で自身初の1位を獲得した。[[オリコンチャート|オリコン]]調べでは、累計売上枚数134.1万枚<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/2306808/full/|title=寺尾聰、16年ぶり『紅白』出場決定 特別企画で名曲歌唱へ|publisher=ORICON NEWS|date=2023-12-15|accessdate=2025-01-10}}</ref>で、[[2021年]]現在、寺尾のシングルで最大の売上を記録している。1981年12月時点でのシングルの公称売上枚数は160万枚<ref>『[[週刊朝日]]』1981年12月18日号、23頁。(「忘年会で恥をかかないための'81歌謡情報 『ギンギラギン』に『ひとり旅』熟年泣かせの『ルビーの指環』」22-25頁)</ref>。
本作のヒットにより、発売当初はヒットしていなかった3rd
[[TBSテレビ|TBS]]系の音楽番組『[[ザ・ベストテン]]』では、3月19日に9位に初登場。その後4位、2位と順位を上げ、4月9日に初の1位を記録、その後6月25日まで12週連続1位という同番組の最長記録を樹立、この記録は放送終了まで破られなかった。連続1位の最長記録が更新されるたびに、同番組からはプレゼントが贈られた。このことは、同番組の総集編やスペシャル放送などで、話題の一つとして必ず触れられている。
[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系『[[ザ・トップテン]]』では放送第1回の第1位かつ10週連続、通算12回1位という同番組の最長記録を樹立している。
同年12月31日には[[第23回日本レコード大賞]]を受賞。作詞者の[[松本隆]]は'''作詞賞'''、作曲者の寺尾は'''作曲賞'''、編曲者の[[井上鑑]]は'''編曲賞'''を受賞し、楽曲製作者に贈られる3タイトルを総なめにしている<ref name=jacompa/>。更に寺尾は同日の『[[第32回NHK紅白歌合戦]]』にも出場。さらに[[2007年]]末『[[第58回NHK紅白歌合戦]]』(26年ぶり2回目)と、[[2023年]]末『[[第74回NHK紅白歌合戦]]』(16年ぶり、特別枠として)にも出場しており、紅白では計3度「ルビーの指環」を歌唱披露した。
== 収録曲 ==
{{tracklist
| collapsed =
| headline = [[レコード#EP盤|EPレコード]]
| total_length = auto
| all_lyrics = [[松本隆]]
| all_music = [[寺尾聰]]
| all_arrangements = [[井上鑑]]
| title1 = '''ルビーの指環'''
| length1 = 4:18
| title2 = '''CINEMA HOTEL'''
| length2 = 4:05
}}
== 参加ミュージシャン ==
* Keyboards:[[井上鑑|Akira Inoue]]
* E.Guitar:[[今剛|Tsuyoshi Kon]]
* A.Guitar:[[吉川忠英|Thuei Yoshikawa]]
* E.Bass:Mike Dunn
* Percussion:[[斉藤ノヴ|Nobu Saitoh]]
* Drums:[[林立夫|Tatsuo Hayashi]]
== メディアでの使用 ==
{|class="wikitable" style="font-size:small;"
! 楽曲
! タイアップ
! 時期
! 出典
|-
| rowspan="2"|ルビーの指環
| [[横浜ゴム|ヨコハマタイヤ]]『ASPEC』CMソング
| [[1982年]]
|
|-
| [[麒麟麦酒|キリン]]『[[ラガー (ビール)|ラガー]]』CMソング
| [[2006年]]
| <ref>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/%E3%83%AB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%8C%87%E7%92%B0-1710062 |title=ルビーの指環とは |work=[[コトバンク]] |publisher=[[CARTA HOLDINGS|VOYAGE GROUP]] |accessdate=2021-12-06}}</ref>
|}
== カバー ==
;ルビーの指環
*テイチク・オーケストラ([[器楽曲|インストゥルメンタル]]、編曲:[[伊藤雪彦]])(児童教材レコード(コンパクト盤)「睦哲也先生監修レコード アラレちゃん音頭/ルビーの指環/サザエさん/うさちゃんのチャチャチャ」(テイチクレコード KO-8043)に収録)
*[[1982年]]、[[フランク永井]](アルバム『WOMEN』に収録)
*[[1983年]]、[[威利]]([[香港]]歌手による[[広東語]]カバー。現地タイトルは「好大個網」)
*
*
*
*[[2011年]]、[[KAI (1982年生の歌手)|KAI]](アルバム『[[A Night Flight]]』に収録、英語カバー)
* 2011年、[[庄野真代]](アルバム『Reminiscence blue』に収録)
*[[2013年]]、[[森恵 (歌手)|森恵]](アルバム『RE:MAKE1』に収録)
*2013年、[[タケカワユキヒデ]](アルバム『The Reborn Songs ~ LEGEND ~』に収録)
*[[2015年]]、[[水谷豊]](アルバム『時の旅人2015』に収録)
*2015年、[[松崎しげる]](アルバム『私の歌〜リスペクト〜』に収録)
*[[2017年]]、[[佳山明生]]『わが青春の歌』に収録
*[[2019年]]、[[はやぶさ (コーラスグループ)|はやぶさ]](アルバム『[[歌謡カヴァーソングス2]]』に収録)
*2019年、[[荒牧陽子]](アルバム『リスペクト!~私が昭和を歌ったらこんな感じ!~』に収録)
*[[2021年]]、[[横山剣]](松本隆[[トリビュートアルバム]]『風街に連れてって!』に収録<ref>{{Cite news |date=2021-06-01 |url=https://natalie.mu/music/news/430603 |title=松本隆トリビュート収録曲決定、宮本浩次「SEPTEMBER」や三浦大知「キャンディ」など10曲 |work=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=[[ナタリー (ニュースサイト)|ナターシャ]] |accessdate=2021-06-16}}</ref>)
*2021年、[[クレイジーケンバンド]] *2021年、[[小片リサ]](カバーアルバム『[[bon voyage!〜 risa covers 〜]]』に収録)
*[[2024年]]、[[Ms.OOJA]] (カバーアルバム『流しのMs.OOJA 3』に収録)
== 関連項目 ==
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{notelist2|2}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
== 外部リンク ==
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[[Category:選抜高等学校野球大会入場行進曲]]
[[Category:1981年のオリコンシングルチャート1位獲得作品]]
[[Category:オリコン月間シングルチャート1位獲得作品]]
[[Category:オリコン年間シングルチャート1位作品]]
[[Category:オリコンミリオンセラー達成シングル]]
[[Category:第32回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:第58回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:第74回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:松本隆が制作した楽曲]]
[[Category:ザ・ベストテン1位獲得作品]]
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