「井浦秀夫」の版間の差分

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1行目:

{{Infobox 漫画}}家

| 名前 = 井浦 秀夫

| ふりがな = いうら ひでお

| 画像 = <!-- 画像ファイル名 -->

| 画像サイズ = <!-- 空白の場合は220px -->

| 脚注 = <!-- 画像の説明文 -->

| 本名 = <!-- 必ず出典を付ける -->

| 生年 = {{生年月日と年齢|1955||}}

| 生地 = [[日本]]・[[長野県]][[上高井郡]][[小布施町]]

| 没年 = <!-- {{死亡年月日と没年齢|XXXX|XX|XX|YYYY|YY|YY}} -->

| 没地 = <!-- [[日本]]・XX都道府県YY市区町村 -->

| 国籍 = <!-- [[日本]] 出生地から推定できない場合のみ指定 -->

| 職業 = [[漫画家]]

| 活動期間 = [[1979年]] -

| 称号 = <!-- 国家からの称号・勲章。学位は取得学校名、取得年を記載 -->

| ジャンル = [[青年漫画]]

| 代表作 = <!-- 「代表作を挙げた出典」に基づき記載 -->

| 受賞 = 第52回[[小学館漫画賞]]一般向け部門（『弁護士のくず』、[[2006年]]）

| サイン = <!-- 画像ファイル名 -->

| 公式サイト = <!-- {{Official|http://www.example.org}}や[http://www.example.org 公式ページ名] など -->

}}

'''井浦 秀夫'''（いうら ひでお、[[1955年]] - ） は、日本の[[漫画家]]。[[長野県]][[上高井郡]][[小布施町]]出身。[[長野県長野高等学校]]、[[早稲田大学]][[第一文学部]]卒業。

== 概要来歴 ==

'''井浦 秀夫'''（いうら ひでお、[[1955年]] - ） は、[[漫画家]]。[[長野県]][[上高井郡]][[小布施町]]出身。[[長野県長野高等学校]]、[[早稲田大学]][[第一文学部]]卒業。

予備校、大学時代を通して[[朝日新聞社]]の[[新聞奨学生]]であった。[[早稲田大学]]在学中は[[早稲田大学]]漫画研究会]]に所属した。

早大漫研OBである[[東海林さだお]]の[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]を経て[[1979年]]に『私は人を殺した』(（ホラーサスペンス)）で[[双葉社]]の[[漫画アクション]]新人賞を受賞、プロデビューを果たす。

== 概要 ==

予備校、大学を通して[[朝日新聞社]]の[[新聞奨学生]]であった。大学在学中は[[早稲田大学]]漫画研究会に所属。

しばらく以後は読み切りで小気味の良いコメディーを執筆していたのだが、新人中学教師雨宮公平の奮戦期を描いた『雨森公平 先生です！!』(週刊、高校生カップルの何気ないながら思春期に成長していく様子をみずみずしく描いた『やる気のまんま』（Weekly[[漫画アクション)]]）をゲスト連載し、これらの作品は単行本も発売された。

早大漫研OBである[[東海林さだお]]の[[アシスタント (漫画)|アシスタント]]を経て[[1979年]]に『私は人を殺した』(ホラーサスペンス)で[[双葉社]]の[[漫画アクション]]新人賞を受賞、プロデビューを果たす。

しばらくは読み切りで小気味の良いコメディーを執筆していたのだが、新人中学教師雨宮公平の奮戦期を描いた『雨森公平 先生です！』(週刊漫画アクション)をゲスト連載し、この作品は単行本も発売された。

[[1991年]]から約半年にわたって連載された『少年の国』は、ひとりの超能力を持つ少女の周りに作為的に生まれた新興宗教団体が舞台となり、発表後に起こった「[[オウム真理教|オウム]]事件」を予見したと高い評価を得た。

[[1998年]]の『職業・AV監督』(（原作 ：[[カンパニー松尾]])）、『由美香』(（原作 ：[[平野勝之]])）をきっかけに、アダルトビデオに携わる人々を編集者と共に綿密な取材を重ねて描いた[[ノンフィクション]]作品を手がけた。

また[[2003年]]に[[ビッグコミックオリジナル]]に連載が始まった、型破りな[[弁護士]]を主人公とする『[[弁護士のくず]]』は前作である『強欲弁護士銭高守』の主人公の設定とキャラクター<ref>銭高は仏さんのような顔なのに強面であり、強烈なキャラクターながらチョイ悪な性質で、その反面では庶民の側に常に立ち弁護を続ける弁護士だった。</ref>を置き換え、[[2006年]]に[[TBSテレビ|TBS]]で[[テレビドラマ]]（[[豊川悦司]]・[[伊藤英明]]W主演）になったほか、平成18年度（第52回）[[小学館漫画賞]]一般向け部門を受賞した。

[[2016年]]からは、ビッグコミックオリジナルにて、型破りの[[刑事]]を主人公とする『[[刑事ゆがみ]]』の連載を開始。同作は[[2017年]]に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]で[[浅野忠信]]主演によりテレビドラマ化される。

==作風==

== 作風 ==

小市民と呼ばれる市井の人々のセコさ、ズルさを描くことで笑いをとりながらも、その半面で人間の良心、良識、正義の曖昧さをつく作風はデビュー当時から一貫している。本音としてつい思ってしまう、吹き出し外に書かれたせりふ外のいらない一言(（小言)）が特徴的。

市井の人々を主人公に据えた青春物語を得意とする作家だであるが、元々興味のあった人間の精神的なをテーマにした作品も発表するようになり、それが『うらめピ～〜』『少年の国』『魔法使いの弟子』につながった。

小市民と呼ばれる市井の人々のセコさ、ズルさを描くことで笑いをとりながらも、その半面で人間の良心、良識、正義の曖昧さをつく作風はデビュー当時から一貫している。本音としてつい思ってしまう吹き出し外に書かれたせりふ外のいらない一言(小言)が特徴的。

『なるほどマイフレンド』は、自身の大学時代に新聞奨学生のとして過ごした体験を生かして新聞販売店を舞台にした作品である。

市井の人々を主人公に据えた青春物語を得意とする作家だが、元々興味のあった精神的な作品も発表するようになり、それが『うらめピ～』『少年の国』『魔法使いの弟子』につながった。

寡作作家ながら印象深い青春談や人間模様の屈指のストーリーテラーとして、隠れたファンが数多く存在する。{{要出典|date=2019年2月}}

『なるほどマイフレンド』は新聞奨学生の体験を生かして新聞販売店を舞台にした作品。

== 作品リスト（単行本のみ） ==

寡作作家ながら印象深い青春談や人間模様の屈指のストーリーテラーとして、隠れたファンが数多く存在する。

* 雨森公平 先生です！（!（双葉社・アクションコミックス 1986）<!-- '86 -->、1986年）

* なるほどマイフレンド（[[講談社]]・モーニングKC 1987）<!-- '87 -->1987年）

* 脅しの報酬（おどしのおだちん）（[[東京三世社]]・マイコミックス－作者自薦の初期作品集 1987）<!-- '87 -->、1987年）

* やる気のまんま（双葉社・アクションコミックス 、全3巻 1988）<!-- '88 -->、1988年）

* 世間が許さんっ！（!（講談社・パーティーKC 1988）<!-- '88 -->、1988年）

* 天晴れ、桜田！（!（講談社・アフタヌーンKC 、全3巻 1989）<!-- '89 -->、1989年）

* うらめピ～（〜（双葉社・アクションコミックス 、全2巻 1991）<!-- '91 -->、1991年）

* 夜明けの探検隊（[[竹書房]]・バンブーコミックス 1991）<!-- '91 -->、1991年）

* 〔乱入甲子園〕ファウル（竹書房・バンブーコミックス 、全2巻 1991）<!-- '91 -->、1991年）

* 少年の国（双葉社・アクションコミックス 全3巻／双葉文庫名作シリーズ<ref>副題として“MYSTERY OF NEW RELIGION”が追加された</ref> 、全2巻 1992）<!-- '92 -->、1992年）

* VRG（竹書房・近代麻雀コミックス 、既刊2巻 1996）<!-- '96 -->、1996年）

* ばカかップルズ（[[メディアックス]] 既刊1巻 1996）<!-- '96 -->1996年）

* 職業・AV監督（原作：[[カンパニー松尾]]、[[秋田書店]]・ヤングチャンピオンコミックス 、全5巻 1997）<!-- '97 -->、1997年）

* AV烈伝（[[小学館]]・ビッグコミックス 、全6巻 1999）<!-- '99 -->、1999年）

* 由美香（原作：[[平野勝之]] 、[[実業之日本社]]・マンサンコミックス 2000）<!-- 、2000 -->　年）

* 魔法使いの弟子（小学館・ビッグコミックス 2000）<!-- 、2000 -->年）

* 強欲弁護士銭高守（小学館・ビッグコミックス 2003）<!-- '03 -->、2003年）

* [[弁護士のくず]]（小学館・ビッグコミックス 既刊、全10巻 2004）<!-- '04 -->、2004年）

* 弁護士のくず 第二審（小学館・ビッグコミックス、全10巻、2010年）

* [[刑事ゆがみ]]（小学館・ビッグコミックス、全10巻、2016年）

* スティグマ（小学館・ビッグコミックス、既刊7巻、2021年<ref>{{Cite news|publisher=ナターシャ|newspaper=コミックナタリー|url=https://natalie.mu/comic/news/420834|title=「刑事ゆがみ」の井浦秀夫が描く男と女の狭間に漂う狂気、BCオリジナルで開幕|date=2021-03-19|accessdate=2021-09-30}}</ref> - 2023年<ref>{{Cite web|和書|url=https://bigcomicbros.net/magazines/76997/|title=ビッグコミックオリジナル第2号|website=ビッグコミックBROS.NET|publisher=小学館|accessdate=2023-01-04}}</ref>）

== 映像化作品リスト ==

===テレビドラマ===

* 雨森公平 先生です！（双葉社・アクションコミックス 1986）<!-- '86 -->

; [[TBSテレビ|TBS]]

* なるほどマイフレンド（[[講談社]]・モーニングKC 1987）<!-- '87 -->

* [[弁護士のくず#テレビドラマ|弁護士のくず]]（2006年4月13日 - 6月29日、主演：豊川悦司・伊藤英明）

* 脅しの報酬（おどしのおだちん）（[[東京三世社]]・マイコミックス－作者自薦の初期作品集 1987）<!-- '87 -->

; [[フジテレビジョン|フジテレビ]]

* やる気のまんま（双葉社・アクションコミックス 全3巻 1988）<!-- '88 -->

* [[刑事ゆがみ#テレビドラマ|刑事ゆがみ]]（2017年10月12日 - 12月14日、主演：浅野忠信）

* 世間が許さんっ！（講談社・パーティーKC 1988）<!-- '88 -->

* 天晴れ、桜田！（講談社・アフタヌーンKC 全3巻 1989）<!-- '89 -->

* うらめピ～（双葉社・アクションコミックス 全2巻 1991）<!-- '91 -->

* 夜明けの探検隊（[[竹書房]]・バンブーコミックス 1991）<!-- '91 -->

* 〔乱入甲子園〕ファウル（竹書房・バンブーコミックス 全2巻 1991）<!-- '91 -->

* 少年の国（双葉社・アクションコミックス 全3巻／双葉文庫名作シリーズ<ref>副題として“MYSTERY OF NEW RELIGION”が追加された</ref> 全2巻 1992）<!-- '92 -->

* VRG（竹書房・近代麻雀コミックス 既刊2巻 1996）<!-- '96 -->

* ばカップルズ（[[メディアックス]] 既刊1巻 1996）<!-- '96 -->

* 職業・AV監督（原作：[[カンパニー松尾]]、[[秋田書店]]・ヤングチャンピオンコミックス 全5巻 1997）<!-- '97 -->

* AV烈伝（[[小学館]]・ビッグコミックス 全6巻 1999）<!-- '99 -->

* 由美香（原作：[[平野勝之]] [[実業之日本社]]・マンサンコミックス 2000）<!-- 2000 -->　

* 魔法使いの弟子（小学館・ビッグコミックス 2000）<!-- 2000 -->

* 強欲弁護士銭高守（小学館・ビッグコミックス 2003）<!-- '03 -->

* [[弁護士のくず]]（小学館・ビッグコミックス 既刊10巻 2004）<!-- '04 -->

== 備考 ==

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<references/>

{{Normdaten}}

== 外部リンク ==

{{Manga-artist-stub}}

* [http://sbc21.co.jp/tv/kuzu/ 漫画家のくずの「弁護士のくず」（SBC信越放送）]

* [http://bigoriginal.shogakukan.co.jp/ 小学館コミック -ビッグコミックオリジナル- 弁護士のくず]

* [http://www.tbs.co.jp/b-kuzu TBS・弁護士のくず]

{{DEFAULTSORT:いうら ひてお}}

[[Category:日本の漫画家]]

[[Category:早稲田大学出身の人物]]

[[Category:長野県長野高等学校出身の人物]]

[[Category:長野県出身の人物]]

[[Category:1955年生]]

[[Category:存命人物]]

{{Manga-artist-stub}}