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{{出典の明記 | date = 2025年4月}}
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[[ファイル:UFC 74 Respect Bout.jpg|300px|thumb|[[UFC 74]]での試合]]
'''Ultimate Fighting Championship'''(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ
== 概要 ==
世界73か国以上から最高峰の選手が常時600名近く出場し、29か国165都市で680大会以上を開催、172の国及び地域において40の言語でテレビ放送されている<ref>{{Cite web |title=UFC 200: By The Numbers |url=https://www.forbes.com/sites/markjburns/2016/07/09/ufc-200-by-the-numbers/ |website=Forbes |access-date=2025-07-02 |language=en |first=Mark J. |last=Burns}}</ref>。2016年7月にスポーツ史上最高額(当時)の買収額となる40億2500万ドル(約4400億円)で[[ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント|WME]]-[[インターナショナル・マネジメント・グループ|IMG]](現:[[エンデバー (企業)|エンデバー]])に買収されているが、その後、主に[[ESPN]]との契約や国際放映権、スポンサー契約の上昇で企業価値はさらに上がり、2023年9月にTKOグループ・ホールディングス傘下となった際の企業価値は121億ドル(約1兆7800億円)と評価されている<ref>[https://otp.tools.investis.com/clients/us/wwe/SEC/sec-show.aspx?Type=page&FilingId=16536782-827662-848858&CIK=0001091907&Index=40000 WORLD WRESTLING ENTERTAINMENTINC filed this 425 on 04/03/2023]SEC 2023年4月3日{{リンク切れ|date=2025-07-02}}</ref><ref>
[[2013年]]、[[Number Web]]でライターの橋本宗洋はUFCは世界最大の団体、[[2020年]]、[[スポーツナビ]]上でUFCは自ら世界最高峰の総合格闘技団体だとしている<ref>{{Cite web| people =| title =「ここは本当に日本なのか……」UFC、世界最大の格闘技団体の証明。| publisher =[[文藝春秋]]|___location =| date =2013-03-04 |quote=そのことで生み出される熱気が、UFCを世界最大の団体たらしめる重要な要素でもある。| url =https://number.bunshun.jp/articles/-/349138?page=2|accessdate=2025-01-05|author=橋本宗洋|authorlink=|website=[[Number Web]]}}</ref><ref>[https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202006110031-spnaviow 【UFC】アブダビのヤス島で『UFCファイトアイランド』イベント開催]UFC公式 2020年6月11日</ref>。▼
経済誌「[[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]」が2024年4月に発表した格闘技プロモーションの[[企業価値]]ランキングは、1位 UFC 113億ドル(約1兆7700億円 / 年間収益:12億9000万ドル)、2位 [[WWE]] 68億ドル(約1兆700億円 / 年間収益:13億3000万ドル)、3位 [[オール・エリート・レスリング|AEW]] 20億ドル(約3100億円 / 年間収益:2億5000万ドル)、4位 [[ONE Championship|ONE]] 13億ドル(約2000億円 / 年間収益:1億4000万ドル)、5位 [[マッチルーム・スポーツ|マッチルーム・ボクシング]] 8億5000万ドル(約1300億円 / 年間収益:1億3400万ドル)、6位 [[PFL]] 6億9000万ドル(約1080億円 / 年間収益:1億1000万ドル)、7位 [[トップランク]] 6億3000万ドル(約990億円 / 年間収益:1億ドル)、8位 [[プレミア・ボクシング・チャンピオンズ]] 6億ドル(約940億円 / 年間収益:9500万ドル)、9位 [[ゴールデンボーイ・プロモーションズ]] 4億5000万ドル(約690億円 / 年間収益:7000万ドル)となっている<ref>
▲2016年7月にスポーツ史上最高額(当時)の買収額となる40億2500万ドル(約4400億円)で[[ウィリアム・モリス・エンデヴァー・エンターテイメント|WME]]-[[インターナショナル・マネジメント・グループ|IMG]](現:[[エンデバー (企業)|エンデバー]])に買収されているが、その後、主に[[ESPN]]との契約や国際放映権、スポンサー契約の上昇で企業価値はさらに上がり、2023年9月にTKOグループ・ホールディングス傘下となった際の企業価値は121億ドル(約1兆7800億円)と評価されている<ref>[https://otp.tools.investis.com/clients/us/wwe/SEC/sec-show.aspx?Type=page&FilingId=16536782-827662-848858&CIK=0001091907&Index=40000 WORLD WRESTLING ENTERTAINMENTINC filed this 425 on 04/03/2023]SEC 2023年4月3日</ref><ref>[https://bloodyelbow.com/2023/04/04/wwe-ufc-finances-revealed-merger/ $2.4 billion revenue – WWE and UFC finances revealed after multibillion dollar merger]Bloody Elbow 2023年4月4日</ref>。2023年のUFCの年間収益は13億ドル(約1958億円)、調整済み[[EBITDA]]は7億5600万ドル(約1139億円)となっている<ref>[https://www.fightful.com/wrestling/tko-group-reveals-full-2023-financial-results-announces-revenue-17-billion TKO Group (WWE And UFC) Reveals Full 2023 Financial Results, Announces Revenue Of $1.7 Billion]Fightful Wrestling 2024年2月27日</ref><ref>[https://variety.com/2024/tv/news/tko-wwe-ufc-vince-mcmahon-q4-earnings-1235924375/ TKO Delivers Strong Q4 and Full Year 2023 Earnings as UFC and WWE Rise on Event Revenue and Sponsorship Pacts]Variety 2024年2月27日</ref>。
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▲経済誌「[[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]」が2024年4月に発表した格闘技プロモーションの[[企業価値]]ランキングは、1位 UFC 113億ドル(約1兆7700億円 / 年間収益:12億9000万ドル)、2位 [[WWE]] 68億ドル(約1兆700億円 / 年間収益:13億3000万ドル)、3位 [[オール・エリート・レスリング|AEW]] 20億ドル(約3100億円 / 年間収益:2億5000万ドル)、4位 [[ONE Championship|ONE]] 13億ドル(約2000億円 / 年間収益:1億4000万ドル)、5位 [[マッチルーム・スポーツ|マッチルーム・ボクシング]] 8億5000万ドル(約1300億円 / 年間収益:1億3400万ドル)、6位 [[PFL]] 6億9000万ドル(約1080億円 / 年間収益:1億1000万ドル)、7位 [[トップランク]] 6億3000万ドル(約990億円 / 年間収益:1億ドル)、8位 [[プレミア・ボクシング・チャンピオンズ]] 6億ドル(約940億円 / 年間収益:9500万ドル)、9位 [[ゴールデンボーイ・プロモーションズ]] 4億5000万ドル(約690億円 / 年間収益:7000万ドル)となっている<ref>[https://www.forbes.com/sites/justinteitelbaum/2024/04/18/the-most-valuable-combat-sports-promotions-2024/ The Most Valuable Combat Sports Promotions 2024]フォーブス 2024年4月18日</ref>。
== 歴史 ==
=== 黎明期 ===
1993年11月12日、WOWプロモーションズとSEGが第
1995年4月、[[UFC 5]]の大会後、アート・デイビーとホリオン・グレイシーはUFCの所有権をSEGに売却し
==== ノー・ホールズ・バード禁止法 ====
黎明期
UFCコミッショナーの[[ジェフ・ブラトニック]]とレフェリーの[[ジョン・マッカーシー (レフェリー)|ジョン・マッカーシー]]はこの状況を解決すべく、アメリカ各地のアスレチック・コミッションを回って総合格闘技を啓蒙しつつ、アスレチック・コミッションと調整・協議を重ねて協調を図り、[[UFC 12]](1997年2月7日)で階級制の導入、[[UFC 14]](1997年7月27日)で[[オープンフィンガーグローブ]]着用の義務化、[[UFC 15]](1997年10月17日)で禁止行為の指定、[[UFC 21]](1999年7月16日)でラウンド制の導入、と徐々にルールを整備して競技化を進めた。そして2000年9月に、この地道な活動が実を結び、[[ニュージャージー州]]がアメリカで初めて総合格闘技を認可するようになるまでに至った。
==== ユニファイド・ルール ====
2000年11月17日
ルールが整備され競技化が進むことにより、選手の技術が洗練されレベルが向上した。結果、格闘技のバックボーンを持たない喧嘩屋や技術レベルの低い選手は淘汰され、黎明期の喧嘩さながらの試合は見られなくなった。
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投資が膨らみ運営危機に直面していたズッファはペイ・パー・ビュー以外の新たな事業を模索し始め、フェティータ自身達が以前[[リアリティ番組]]に出演した際にプロモーション効果を実感した経験があったことで、新人UFCファイターの発掘・育成をテーマとするリアリティ番組「[[The Ultimate Fighter|ジ・アルティメット・ファイター]]」の開始を決める。しかし、ジ・アルティメット・ファイターの企画はことごとくテレビ局から却下されてしまい、最終的に番組制作費の1000万ドルをズッファが自己負担する条件で[[Spike (テレビ局)|Spike TV]]で放送することが決定した。
2005年1月から放送を開始したジ・アルティメット・ファイターはすぐに人気を集め、後にUFCで活躍するスター選手を発掘しただけでなく、決勝戦で行われた[[フォレスト・グリフィン]]対[[ステファン・ボナー]]の試合が、ダナ・ホワイトが「UFCを救った試合」と称える激闘となるなど、社運をかけたジ・アルティメット・ファイターは大成功を収めた。人気を博したジ・アルティメット・ファイターはシリーズ化されることになり、UFCがFOXへ移籍をする2012年までの間に[[The Ultimate Fighter: Team Bisping vs. Team Miller|14回]]のシーズンがSpike TVで放送され、FOXでも[[The Ultimate Fighter: Heavy Hitters|28回]]までシーズンが続いた。また、ジ・アルティメット・ファイターの成功を受けて、Spike TVは、UFCの過去の大会からピックアップした試合を放送する番組「UFCアンリーシュド」とペイ・パー・ビュー大会のプロモーション番組「Countdown」の放送を開始、2005年8月6日からは試合生中継番組「[[Ultimate Fight Night 1|UFCファイトナイト]]」の放送を開始した<ref>[https://web.archive.org/web/20050525144055/http://allabout.co.jp/sports/k1/closeup/CU20050430D/index2.htm 井田英登「『ジ・アルティメット・ファイター』が引き起こした興行人気」]、[https://web.archive.org/web/20051213175404/http://allabout.co.jp/sports/k1/closeup/CU20051001A/ 井田英登「UFC 55〜TUF旋風吹き荒れる」]、[
これらの番組が原動力となり、2006年5月27日の[[マット・ヒューズ]]対[[ホイス・グレイシー]]をメインにした[[UFC 60]]ではペイ・パー・ビューの販売件数が62万件を記録、2006年7月8日のジ・アルティメット・ファイター・シーズン3のコーチ対決[[ティト・オーティズ]]対[[ケン・シャムロック]]を組んだ[[UFC 61]]では77万5千件を記録、2006年12月30日の[[チャック・リデル]]対[[ティト・オーティズ]]をメインにした[[UFC 66]]ではUFCで初めてペイ・パー・ビューの販売件数が100万件超えを記録するなど盛り上がりを見せて、ペイ・パー・ビューの年間販売件数で初めてボクシングと[[WWE]]を超え、UFCが急躍進した年となった。
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2006年3月、ネバダ州アスレチック・コミッションの元エグゼクティブ・ディレクターの[[マーク・ラトナー]]がUFCに規制担当副社長([[ヴァイスプレジデント]])として入社。ラトナーは過去にジョン・マケインと共にテレビ出演などをしてノー・ホールズ・バード・バッシングキャンペーンを繰り広げた人物であったが、アスレチック・コミッションで長く働いた経験と繋がりを活かし、まだ総合格闘技を禁止していた州のアスレチック・コミッションや議員に総合格闘技を認可するよう働きかける仕事を主に担当した。ラトナーが入社した当時、全米で総合格闘技を認可している州は19州ほどしかなかった<ref>[https://sports.yahoo.com/ufc-30th-anniversary-30-memorable-moments-in-the-ufcs-long-and-colorful-history-170009126.html UFC 30th anniversary: 30 memorable moments in the UFC's long and colorful history]Yahoo 2023年11月10日</ref>。
2006年12月、活動停止した総合格闘技団体[[World Fighting Alliance|WFA]]を買収、[[クイントン・ジャクソン|クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン]]、[[リョート・マチダ]]、[[ヒース・ヒーリング]]、[[マルティン・カンプマン]]らWFAの主力選手を獲得した<ref>[
2007年5月、総合格闘技の選手として史上初めて、[[ロジャー・ウエルタ]]がメジャー・スポーツ誌「[[スポーツ・イラストレイテッド]]」の表紙を飾る。同じ月に、同様に[[チャック・リデル]]がメジャー・スポーツ誌「ESPNマガジン」の表紙を飾った。
==== PRIDEの買収 ====
2007年10月4日、旧[[ドリームステージエンターテインメント|DSE]]の日本人運営スタッフを解雇し、PRIDE FC WORLDWIDE日本事務所を解散<ref>スポーツナビ「[http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20071010-00000020-spnavi-fight.html 米PRIDE、事業所解散は「やむを得ず」 日本のファンへ理解呼びかけ]」2007年10月10日</ref>。これにより、[[アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ]]、[[マウリシオ・ショーグン]]、[[ヴァンダレイ・シウバ]]、[[ダン・ヘンダーソン]]、[[ミルコ・クロコップ]]、[[ファブリシオ・ヴェウドゥム]]らPRIDEの主力選手を獲得した。
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2008年6月18日、ロレンゾ・フェティータが、UFCの国際的な発展戦略に集中するため、ステーション・カジノの代表を辞任してUFCの運営に専念することを発表した。
2009年7月11日、[[UFC 100]]を開催。[[ブロック・レスナー]]対[[フランク・ミア]]、[[ジョルジュ・サンピエール]]の出場、ジ・アルティメット・ファイター・シーズン9のコーチ対決[[ダン・ヘンダーソン]]対[[マイケル・ビスピン]]など
==== WECの合併 ====
==== Strikeforceの買収 ====
=== FOXと契約 ===
2011年8月18日、
==== 女子部門の設立 ====
2012年11月16日
2013年2月5日
2013年12月、ストリーミング配信サービス「[[UFCファイトパス]]」の運営を開始
2014年12月、[[反トラスト法|独占禁止法]]違反で元選手数名から提訴された<ref>[https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar693992 必読!UFC独占禁止法違反集団訴訟とは何か?■MMA Unleashed] Dropkick 2015年2月25日</ref>。
==== 米国アンチドーピング機関との提携 ====
==== 全米で総合格闘技認可 ====
2016年3月22日、全米で唯一総合格闘技が禁止されていたニューヨーク州でも総合格闘技が認可される。ニューヨーク州の下院で通称"総合格闘技法案"が賛成113票、反対25票で法案可決となり、同州が1997年に禁止して以来初めて認可されたことによる<ref>[http://news.aol.jp/2016/03/29/newyorkmma/ 総合格闘技の不毛地帯=ニューヨークでMMA法案が可決!UFCが悲願のNY開催]Aol.ニュース 2016年11月12日</ref>。総合格闘技法案は過去7年間、毎年上院を賛成多数で通過していたものの、総合格闘技法案反対派のニューヨーク州下院議長シェルドン・シルバーの妨害により、下院では毎年採決にかけられないまま塩漬けにされていた<ref>[http://sports.yahoo.com/news/mma-denied--new-york-legislature-once-again-acts-like-loons-211821728.html MMA denied: New York legislature once again acts like loons]YahooSports 2016年11月12日</ref>。このため、UFCは[[ロビー活動]]や訴訟を起こすなどして下院でも総合格闘技法案を採決にかけるよう促していたが、前年にシルバーが汚職で逮捕され議員を[[失脚]]したことで<ref>[http://www.dailysunny.com/2015/01/23/nynews012-10/ NY大物政治家が詐欺罪などで逮捕 州政界に激震]Daily Sun New York 2016年11月12日</ref>、この日に初めて下院でも採決にかけられ、圧倒的賛成多数で晴れて法案が可決された<ref>[
=== WME-IMGによる買収 ===
2017年9月、WME-IMGが組織再編をして企業名を「[[エンデバー (企業)|エンデバー]]」に変更。
=== ESPNと契約 ===
2018年5月23日、[[ESPN]]と2019年1月からのテレビ放送契約を1年につき3億ドル(約330億円)の5年総額15億ドル(約1650億円)で締結したことが発表された<ref>[
2019年4月13日の[[UFC 236]]から従来のケーブルテレビと衛星放送によるPPV販売が廃止され、ストリーミング配信サービス[[ESPN+]]の契約者のみにESPN+を経由しての独占販売に移行した<ref>[https://www.sportsbusinessdaily.com/en/Daily/Closing%20Bell/2019/03/18/ESPN%20UFC.aspx ESPN Extends With UFC; ESPN+ Becomes Exclusive PPV Provider]Sports Business Daily 2019年3月18日</ref>。
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2021年4月29日、エンデバーが[[ニューヨーク証券取引所]]で[[新規株式公開]] (IPO) で上場し、その収益の一部を使い、シルバーレイク・パートナーズ、コールバーグ・クラビス・ロバーツ、MSDキャピタルら他の株主から、UFCの残りの株式を17億ドル(約1880億円)で全て買い取り、UFC([[ズッファ]])を完全子会社化した<ref>[https://gonkaku.jp/articles/6871 【UFC】UFCの親会社エンデバーが新規株式公開で5億ドル調達] ゴング格闘技 2021年4月30日</ref><ref>[https://mmapayout.com/2021/03/25/report-emmanuel-mulling-over-ufc-purchase-prior-to-endeavor-ipo/ Report: Emmanuel mulling over UFC purchase prior to Endeavor IPO] MMA PAYOUT 2021年3月25日</ref><ref>[https://www.mmafighting.com/2021/4/29/22410571/ufc-owners-at-endeavor-raise-511-million-during-ipo-as-stock-prices-jump-5-percent-on-first-day UFC owners at Endeavor raise $511 million during IPO as stock prices jump 5 percent on first day] MMA Fighting 2021年4月29日</ref>。
2022年10月、UFC契約選手
==== WWEとの統合 ====
2023年4月3日、エンデバーが[[WWE]]を[[株式交換]]方式で買収し、UFCとWWEを統合した新会社を設立することを発表<ref>[https://jp.reuters.com/article/wwe-m-a-endeavor-group-idJPKBN2W01SR/ 米総合格闘技団体UFCの親会社、プロレス団体WWEを統合]ロイター 2023年4月4日</ref>。
2023年9月12日、UFCとWWEの統合完了および新会社TKOグループ・ホールディングスの設立が発表され、ニューヨーク証券取引所でTKOグループ・ホールディングスの上場セレモニーが行われた<ref>[https://variety.com/2023/tv/news/wwe-ufc-deal-closes-tko-group-1235719908/ WWE, UFC Officially Merge to Form TKO Group, New Stock to Start Trading]Variety 2023年9月12日</ref><ref>[https://www.espn.com/mma/story/_/id/38386430/ufc-wwe-officially-combine-tko-umbrella UFC, WWE officially combine under TKO umbrella]ESPN 2023年9月12日</ref>。TKOグループ・ホールディングスの評価額は214億ドル(約3兆1500億円)、UFCの評価額は121億ドル(1兆7800億円)、WWEの評価額は93億ドル(1兆3700億円)と評価され<ref>[https://sports.yahoo.com/merger-between-ufc-wwe-closes-creating-powerhouse-new-entity-that-reaches-a-billion-fans-a-year-164358699.html Merger between UFC, WWE closes, creating powerhouse new entity that reaches a billion fans a year]Yahoo!Sports 2023年9月13日</ref>、株式はエンデバーが51%、残り49%をWWEの既存株主が保有する<ref>{{Cite web|和書|title=WWE、UFCの親会社エンデバー社に推定93億ドルで買収される WWEとUFCが統合企業に - プロレス : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/news/202304040000126.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=格闘技UFCとプロレスWWE合併へ 世界2位のスポーツエンタメ企業に {{!}} Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン) |url=https://forbesjapan.com/articles/detail/62144 |website=forbesjapan.com |access-date=2023-04-05 |language=ja}}</ref>。UFCとWWEは別々の部門として独立して運営され、[[ダナ・ホワイト]]はUFCの[[最高経営責任者|CEO]]に就任した。
144 ⟶ 143行目:
== ルール ==
競技ルールは、[[ニュージャージー州アスレチック・コントロール・ボード|ニュージャージー州アスレチック・コミッション]]が制定した統一ルール(通称:ユニファイドルール)で執り行われ
=== 勝敗・判定 ===
255 ⟶ 254行目:
== 王者・階級 ==
{{For2|王座の変遷|UFC王者一覧}}
{{要出典範囲|階級が多すぎると王座の価値が下がるとして|date=2025年7月}}階級の設置を8階級に留めている。体重超過の場合などで契約体重試合([[キャッチウェイト]])として、下記以外の契約体重を設定して試合を行うこともある。
=== 男子 ===
262 ⟶ 261行目:
!階級!!体重!!王者!!防衛回数
|-
▲| rowspan="2"| -265 lbs: -120.2 kg ||{{flagicon|USA}} [[ジョン・ジョーンズ]] ||1
|-
|-
|-
|[[
|-
|[[
|-
|[[
|-
|[[
|-
|[[
|-
|[[
|-▼
▲|[[フライ級]]||-125 lbs: -56.7 kg||{{Flagicon|BRA}} [[アレッシャンドリ・パントージャ]]||3
|}
290 ⟶ 286行目:
|[[フェザー級]]||-145 lbs: -65.8 kg||空位||
|-
|[[バンタム級]]||-135 lbs: -61.2 kg||{{Flagicon|USA}} [[
|-
|[[フライ級]]||-125 lbs: -56.7 kg||{{Flagicon|KGZ}} [[ヴァレンティーナ・シェフチェンコ]]||
|-
|[[ストロー級]]||-115 lbs: -52.2 kg||{{Flagicon|CHN}} [[ジャン・ウェイリー]]||
|}
== ドーピング検査 ==
2015年6月3日、これまでUFCのドーピング検査は各州のアスレチック・コミッションにより実施されてきていたが、UFCは、米国アンチドーピング機関(USADA)と提携し、同年7月1日からドーピング検査の全権限がUSADAに委託されることが発表された。これにより、各州アスレチック・コミッションによる検査と並行して、UFC契約全選手に試合の有無にかかわらず、365日年間を通して[[世界アンチ・ドーピング機構]](WADA)ルールに準拠したオリンピックと同等の競技会外(抜き打ち検査)および競技会内検査が実施されるようになり、ドーピングの検査体制が大きく強化された<ref name="#1"/>。
# 引退及び活動休止選手がUFC復帰、または自身の意思によりUFCを離脱した選手が再契約をしてUFC復帰する際に、UFCで試合を行う前に事前に検査対象者リストに入る期間が、これまでは4か月間だったが6か月間に変更された。 # 新規契約選手、または過去にUFCから契約解除され再契約した選手が、UFCで試合を行う前に事前に検査対象者リストに入る期間が、これまでは4か月間だったが1か月間に変更された。 # 怪我などで欠場した選手の代わりに代役としてUFCと緊急契約した選手は通常義務付けられる1か月間の検査対象者リスト入りを免除され直ぐに試合を行うことが出来る。ただし引退及び活動休止選手、自身の意思によりUFCを離脱した選手は緊急契約でも免除されない。 # ドーピング検査における「競技会内」の定義が、これまでは前日計量の6時間前から試合終了6時間後までだったが、試合前日の正午から試合後にドーピング検査を受けるまで、もしくは試合後のドーピング検査対象者にならなかった選手は試合後のドクターチェックを受けてから1時間後までと変更された === USADA検査実績 ===
337 ⟶ 336行目:
== UFCの施設 ==
* '''UFC
* '''[[UFC APEX
* '''[[UFCパフォーマンス・インスティテュート
* '''UFC
* '''UFC
* '''UFC
== ファイトボーナス ==
{| class="wikitable"
433 ⟶ 432行目:
|最多フィニッシュ勝利||[[チャールズ・オリベイラ]]||20回
|-
|最多KO勝利||[[デリック・ルイス]]<br />
|-
|最多一本勝利||[[チャールズ・オリベイラ]]||16回
474 ⟶ 473行目:
== 重要人物 ==
* [[ダナ・ホワイト]]([[最高経営責任者]](CEO)、[[社長]])
*
* [[ジョー・ローガン]]([[スポーツ解説者|解説者]])
* [[ブルース・バッファー]](オクタゴンアナウンサー)
*
*
*
* [[ロレンゾ・フェティータ]](元オーナー)
* [[ジョー・シルバ]](元マッチメイカー)
== メディア ==
=== ゲーム ===
*Ultimate Fighting Championship ([[ドリームキャスト|Dreamcast]]・[[PlayStation]])
*UFC: Tapout ([[Xbox]])
*UFC: Throwdown ([[ニンテンドー ゲームキューブ|GameCube]]・[[PlayStation 2]])
*UFC: Tapout 2 (Xbox)
*UFC: Sudden Impact (PlayStation 2)
*UFC 2009 Undisputed ([[PlayStation 3]]・[[Xbox 360]])
*UFC Undisputed 2010 ([[PlayStation Portable]]・PlayStation 3・Xbox 360・[[IPod touch|iPod Touch]]・[[iPad]]・[[iPhone]])
*UFC Personal Trainer (PlayStation 3・Xbox 360・[[Wii]])
*UFC Undisputed 3 (PlayStation 3・Xbox 360)
*EA Sports UFC ([[PlayStation 4]]・[[Xbox One]])
*EA Sports UFC 2 (PlayStation 4・Xbox One)
*EA Sports UFC 3 (PlayStation 4・Xbox One)
*EA Sports UFC 4 (PlayStation 4・Xbox One)
*EA Sports UFC 5 ([[PlayStation 5]]・[[Xbox Series X/S]])
== 日本におけるUFC ==
UFC第1回大会に日本の格闘技団体[[パンクラス]]に
=== 日本大会 ===
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ホイス・グレイシーが活躍した初期大会は、[[日本放送協会|NHK]][[衛星放送]]<ref>西田健『K-1&格闘技の“真実”』本の森出版センター、1997年、p.151.</ref>、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]「[[世界まる見え!テレビ特捜部]]」、[[テレビ朝日]]「[[リングの魂]]」などの番組内で紹介された。
UFC-J事務局が運営した日本大会は、日本テレビや[[テレビ東京]]が深夜に放送した<ref>『格闘技通信』1998年1月26日増刊号、ベースボール・マガジン社、po.4,18,34。</ref><ref>井田英登「[
[[衛星放送|CS]]テレビの[[ディレクTV]]([[スカパー!プレミアムサービス|スカパー!]]に吸収)は1,500円の[[ペイ・パー・ビュー|PPV]]放送を行った。
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[[2001年]]にズッファ体制になって、[[UFC 31]]から[[UFC 34]]までを[[フジテレビジョン|フジテレビ]]「[[SRS (テレビ番組)|SRS]]」の番組内でダイジェスト放送した。
[[2002年]]3月の[[UFC 36]]からボクシングの[[帝拳プロモーション]]を仲介して、[[WOWOW]]での定期放送が始まる<ref>[
2002年5月の[[UFC 37]]から110度CSデジタル放送[[プラット・ワン]]の[[CS-WOWOW]]でペイ・パー・ビューによる生中継を実施。視聴料を2,000円とし、アメリカのディレクTVと同内容で英語実況のまま放送された<ref>「[
[[2005年]]2月からはテレビ東京が[[地上波]]での放送権を取得し1時間枠で放送したが、放送は1回のみで終了。解説は[[船木誠勝]]が務めた<ref>[https://www.tv-tokyo.co.jp/ufc/ 最強格闘技UFC 金網の中の決闘] テレビ東京公式サイト内</ref>。
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2011年2月より[[ひかりTV]]にて、テレビサービスおよび、ビデオサービスが開始された<ref>[http://miruhon.net/news/2011/01/ufctvufc.html UFC記者会見 ひかりTV、総合格闘技『UFC』の大会映像を見放題で提供開始!] 週刊ファイト!ミルホンネット</ref>。
2012年11月10日にマカオで開催された[[UFC on Fuel TV 6]]は[[BS朝日]]で放送された<ref>[https://web.archive.org/web/20180908130426/https://archives.bs-asahi.co.jp/ufc_macao/ 総合格闘技の総本山 UFC(Ultimate Fighting Championship)がマカオ(中国)に初上陸!]</ref>。
2013年6月より[[ビーエスFOX|FOXスポーツ&エンターテイメント]](旧:FOX bs238)が[[UFC on Fuel TV 10]]からFight Nightシリーズの放送開始<ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000006648.html オクタゴンで繰り広げられる世界最高峰の総合格闘技 UFC on FOX SPORTS FUELとFX大会イベント 年間10大会以上 FOX bs238で生中継を中心に放送!]</ref>。解説は[[中井祐樹]]、実況は[[清野茂樹]]。WOWOW放送の一時終了に伴い、FOXスポーツ&エンターテイメントで2016年6月の[[UFC 199]]からナンバー大会シリーズ及びUFC on FOXシリーズの放送を開始した(Fight Nightシリーズの放送は終了)<ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000003179.html 世界最高峰の総合格闘技:UFC ナンバーシリーズ FOXスポーツ&エンターテイメントにて日本独占放送決定!!]</ref>。2020年3月31日に同局の閉鎖により放送終了した。
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2016年8月より[[DAZN]]がアーカイブ配信で[[UFC 200]]から放送を開始。生中継を[[UFC 202]]から開始した。2018年3月の[[UFC 222]]でナンバー大会シリーズの放送を終了<ref>[https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1115509.html DAZN、総合格闘技「UFC」のナンバーシリーズ配信を3月末で終了]AV Watch 2018年4月6日</ref>、UFC on FOXシリーズ、Fight Nightシリーズの放送は継続していたが2019年2月の[[UFC Fight Night: Błachowicz vs. Santos]]で放送終了した。
=== 日本人選手の
==== 現在出場している日本人選手 ====
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!選手名!!階級!!戦績!!最新の試合
|-
|[[堀口恭司]]
|[[平良達郎]]||[[フライ級]]||6勝1敗||2024年10月12日 [[UFC Fight Night: Royval vs. Taira]]▼
|[[フライ級]]
|7勝1敗
|
▲|-
▲|[[平良達郎]]||[[フライ級]]||
|-
|[[朝倉海]]||フライ級||0勝
|-
|[[鶴屋怜]]||フライ級||1勝
|-
|[[風間敏臣]]||[[バンタム級]]||1勝1敗||2023年8月26日 [[UFC Fight Night: Holloway vs. The Korean Zombie]]
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== 外部リンク ==
* [https://www.ufc.com/
* [https://jp.ufc.com/ Ultimate Fighting Championship]{{ja icon}}
* {{Instagram|ufc|UFC}}
* {{Twitter|ufc|UFC}}
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* [https://www.tapology.com/fightcenter/promotions/1-ultimate-fighting-championship-ufc Tapology 大会データ]
* [https://www.sherdog.com/organizations/Ultimate-Fighting-Championship-UFC-2 SHERDOG 大会データ]
▲* [https://tkogrp.com/ TKO Group Holdings公式サイト](英語)
{{世界の総合格闘技団体}}
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