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; 真崎 杏子(まざき あんず)
: 声 - [[かかずゆみ]] / [[齊藤真紀]]
: [[8月18日]]生まれの[[獅子座]]、[[身長]]165cm、[[体重]]47kg、[[ABO式血液型|血液型]]O型、好きな食べ物:[[ラーメン]]、嫌いな食べ物:[[とろろ]]{{Sfn|真理の福音|2002|p=26}}
: 本作の[[ヒロイン]]で遊戯とは小学校の頃からの幼馴染。童実野高校1年生→高校2年生→高校3年生。一人称は「私」「あたし」。
: 少しお転婆で気が強いが繊細で面倒見が良い。特技は[[ダンス]]で卒業後は[[ニューヨーク]]に渡り、[[ダンサー]]になるのが幼い頃からの夢。[[巨乳|バストは80の大台]]でスタイルもかなり良く、遊戯とデートで遊園地のプールに泳ぎに行った際にセクシーなビキニ姿を披露したこともある。城之内と本田が遊戯をいじめていた頃は仲が悪かったが2人が遊戯と和解してからは彼らとも親友になる。
: 脱獄囚が立てこもった[[ハンバーガー]]店「バーガーワールド」で闇遊戯に助けられてからは闇遊戯に恋心を抱くようになるも<ref group="注">第2作ではバーガーワールドのエピソードもあるが脱獄囚はカットされ、代わりに相手が同じ学校の盗撮魔に変更された。盗撮魔は「闇遊戯の持つデッキからカードをめくって、攻撃力の高いモンスターを引き当てたほうが勝ち」というゲームを展開するも敗北。負けを認めずに暴力を振るおうとしたため、マインドクラッシュを受ける羽目になった。</ref> 闇遊戯の姿を目撃してはおらず、DEATH-T編でその存在を初めて知った。また、遊戯のことも異性として気にしている節が見られる。
: 渡米のための資金稼ぎとして[[アルバイト]]に勤しんでおり、最初はバーガーワールドで働いていたが、[[痴漢]]を行った客を殴り飛ばしたためにクビになった。その後は海馬ランドでバイトを始めるようになり、DEATH-Tでは遊戯たちと行動を共にすることになる<ref group="注">KCのやり口から海馬ランドでのバイトを辞める発言をしたが、実際に辞めたかは不明。</ref>。
: 作者によれば、原作終了後はダンスの勉強のために[[アメリカ合衆国|アメリカ]]へ渡ったとされ、原作のその後を描いた劇場版では遊戯たちに見送られながら実際に旅立つ姿が描かれた。
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; [[城之内克也|城之内 克也]](じょうのうち かつや)
: 声 - [[森川智之]] / [[高橋広樹]](幼少期:長浜満里子)
: 遊戯のクラスメイトである元不良。短気だが、遊戯たちや妹の静香のためなら恐れず危険に立ち向かう優しく熱い性格。
: 当初は遊戯を見下していたが和解後は無二の親友となり、デュエルを始めてからは真のデュエリストを目指すようにもなる。
:
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: 声 - [[七緒はるひ|寺田はるひ]]
: [[11月20日]]生。24歳、[[蠍座]]、身長175cm、体重52kg、血液型O型、好きな食べ物:[[ペンネ]]・[[アラビアータ]]、嫌いな食べ物:[[ドリアン]]
: 賞金稼ぎの女デュエリスト。元[[ディーラー (カジノ)|ディーラー]]で、かつては豪華客船の[[カジノ]]で働いていた経歴を持つ。一人称は「あたし」もしくは「私」。
: 性格は高飛車で、癖のある長い金髪とヘソ出しルックが特徴的。ディーラー時代に人間の負の面を多く見てきたことから、猜疑心が強く、仲間など信じない(あるいは必要としない)と考えていた。決闘者の王国での城之内との戦いを通じてからは、徐々に遊戯たちと親しい関係を築いてゆき、姉御肌の面を見せるようになる。[[オープンカー]]を愛車としている。
: 王国編では「ハーピィ・レディ」、バトルシティ編では「[[アマゾネス]]」などの女戦士をモチーフとしたカードを好んで使用する。王国編では「ハーピィ・レディ」をあらゆるカードで徹底的に強化する戦術を披露。
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=== レギュラー ===
; 本田 ヒロト(ほんだ ヒロト)
: 声 - [[置鮎龍太郎]] / [[近藤孝行]](本編:第1 - 51話、劇場版:[[遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS|THE DARK SIDE OF DIMENSIONS]]、デュエルリンクス)、[[菊池英博 (声優)|菊池英博]](本編:第53話以降、劇場版:[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド|光のピラミッド]])
: [[4月19日]]生まれの[[牡羊座]]、身長180cm、体重65kg、血液型A型、好きな食べ物:[[お好み焼き]]、嫌いな食べ物:[[納豆]]{{Sfn|真理の福音|2002|p=27}}
: 童実野高校1年生→高校2年生→高校3年生。遊戯と城之内のクラスメイトであり、城之内とは中学時代からの付き合いがあるケンカ仲間。城之内とは似た者同士ということもあって良きコンビであり、彼のなだめ役やツッコミ役も担っている。遊戯と仲良くなってからは気配りの上手さや義理堅い面を見せるようになる。特技は[[射撃]]。一人称は「俺」。
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: 英語版での名前はTristan Taylor。
:; 第1作
:: [[生徒会長]]志望の美化委員として登場。遊戯をいじめる城之内を諌めたり、[[学生服|学ラン]]を全く乱して着ていないなど、真面目で正義感が強い反面、美化委員としての責任感から行き過ぎた言動を取って顰蹙を買ったり、好意を寄せているミホに甘い面をいいように使われるコミカルな描写も原作に比べ多くなっている。このことから城之内からは「生徒会長に落選したお掃除委員」とよくからかわれていた。杏子からは「本田くん」と呼ばれている<ref group="注">原作でも13巻の決闘114で言っている。</ref> が、稀に原作同様に呼び捨てにされることもある。
:: 牛尾に対しては厳格に規律を重んじる姿勢から尊敬していたが城之内の巻き添えをくらう形で原作同様に叩きのめされた。その後、千年パズルのピースを探しだして、ずぶ濡れになった城之内にタオルを貸した後、彼と共に遊戯にピースを届けにいくが遊戯を痛めつけた挙句、[[ボディーガード]]料として大金を要求する牛尾の実態を目の当たりにし、完全に幻滅。城之内と共に牛尾に戦いを挑んだが返り討ちにあってしまう。城之内と遊戯の和解後は遊戯や杏子とも良き友人となり、ミホを加えた5人で行動することが多くなる。
:; 第2作
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: 童実野高校2年生→高校3年生。「BLACK CLOWN」お抱えのゲームデザイナーでもあり、ボードゲーム「ドラゴン・ダイス&ダンジョンズ(D.D.D)」(アニメ版では「ダンジョン・ダイス・モンスターズ(DDM)」)を製作。
: D.D.D編で初登場。遊戯たちが進級した際、同じクラスとなる。女子高生をゲームでトリコにするほどのチャラ男であり、対抗意識を燃やした城之内とサイコロやポーカー勝負してはいずれもハーベットで完勝するが<ref group="注">御伽が勝負に勝ったら城之内を手駒にしようとした。だがそれに遊戯が怒りを覚え闇遊戯が姿を現し、待ったをかけ勝負を挑んだ。</ref>、城之内の仇を取りに来た闇遊戯との対決で闇遊戯が追加したジョーカーを2枚も引いて完敗する。遊戯の祖父・双六に恨みを持つ父・Mrクラウンの手で復讐のために育て上げられたことから、千年パズルを懸けて本来の遊戯とD.D.Dを展開。D.D.Dのルールを知らなかったとは言え序盤はクリーチャーの召喚を連続で失敗している遊戯を侮り、その間に自軍のクリーチャーを増やしていくのだが、ダンジョンマスターの元に辿り着く直前に高レベルのクリーチャー「リトルウィザード」を召喚され、あと一歩のところで攻撃が届かず、逆に「速攻のブラックニンジャ<ref group="注">アニメでは御伽本人も使用する。</ref>」1体で自分のダンジョンマスターのライフが2個も削られてしまう(この不甲斐ない戦術が父の逆鱗に触れ、結果的に千年パズルを壊してしまうことになった)。終盤は「ゴッドオーガス」で遊戯の陣地を制圧して優位に立つも、「装甲魔導士パズー」の特殊能力で高攻撃力を得た「戦うダンジョンマスター」に「ゴッドオーガス」を倒され、「戦うダンジョンマスター」の攻撃力を超えるクリーチャーが存在しないこともあって敗北を認める。それ以降は描写こそなかったが遊戯の友人の一人になり、城之内たちを馬鹿にするような態度はとらなくなった。登場当初はクールな性格の自信家だったが、遊戯たちの仲間になってからは多少丸くなりコミカルな面も描かれるようになる。バトルシティ編では友情の意味を知るべく、城之内のために静香を迎えに行った本田に同行。舞の気丈さに惹かれてからは彼女のことを「姉御」と慕うようになり、アルカトラズでのバトルロイヤルから城之内VS闇マリクまでは観戦はせず、舞の看病と獏良捜索を行っていた。記憶編では記憶世界に同行しなかったが、戦いの儀は見届けた。
: アニメ版では童実野高校の転校生として登場。原作よりも性格は穏健になっており、友人たちを「君」や「ちゃん付けで呼ぶとび、言葉遣いも丁寧になっている。復讐の動機も変更されており、デュエルモンスターズの生みの親(ペガサス)にダンジョンダイスモンスターズ(DDM)を売り込み商品化を約束されたが、ペガサスが決闘者の王国終了後に音信不通になったために交渉がストップし、そのことで遊戯を逆恨みし、DDMで負かして遊戯からデュエルモンスターズを奪おうとした。城之内との対決は『4枚のA』対決がデュエルモンスターズに変更され、「ソードハンター」や「ゴブリン突撃部隊」で力押しする城之内を利用して「道連れ」や「ビック・バイパー」で撃破しつつ勝利し、城之内をペットにした。原作では本来の遊戯とDDMを行ったが、アニメ版では闇遊戯とDDMを展開。しかし、ペガサスがDDMにデュエルモンスターズのモンスターも加えた改良を見落としていたために「ブラック・マジシャン」召喚後の遊戯に翻弄されて敗北するが、遊戯と和解して仲間入りを果たし、DDMも無事に商品化されることになった。DDMの商品化のために渡米するが、一時的に帰国し、バトルシティを見学しに来た際、グールズに追われていた本田と静香を助けたことがきっかけで遊戯たちと同行。本田同様に静香に恋心を抱くようになったことから本田とはライバル関係となり、それゆえに舞には惹かれず、呼び方も「姉御」ではなく「舞さん」となった。バトルシティ終了後、アメリカに戻るが、アニメオリジナルのドーマ編とKCグランプリ編で遊戯たちと行動をともにし、料理や車の運転など生活全般の能力も高さも発揮。デュエリストとして大会には出場しないが、デュエリストとしても高い実力を持つため、ビッグ5のターゲット候補に遊戯が城之内や海馬と並べて挙げられた。乃亜編・ドーマ編ではDDM系カードで構築されたデッキを使用し、カード知識においては城之内よりも豊富である。
: 原作での一人称は「オレ」、アニメ版での一人称は「ボク」(原作でも最初の頃に「ボク」も使用していた)。
: 英語版での名前はDuke Devlin。
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; 武藤 双六(むとう すごろく)
: 声 - [[青野武]] / [[宮澤正]] / [[江川央生]](モンスターカプセル ブリード&バトル)
: [[10月4日]]生まれ{{R|真理の福音37}}の天秤座で72歳{{R|真理の福音37}}、身長151cm{{efn2|中年期は156cm{{R|千年の書196}}。}}、体重62kg{{R|真理の福音37}}{{efn2|中年期は65kg{{R|千年の書196}}。}}、血液型O型{{R|真理の福音37|千年の書196}}、好きな食べ物:[[卵焼き]]{{R|真理の福音37}}{{efn2|中年期は[[カツ丼]]{{R|千年の書196}}。}}、嫌いな食べ物:特になし{{R|真理の福音37}}{{efn2|中年期は[[するめ]]{{R|千年の書196}}。}}。
: 遊戯の祖父。小さなゲームショップ「亀のゲーム屋」を経営している。
: 現在では飄々とした好々爺だが、若い頃は世界中を渡り歩いてあらゆるゲームに挑戦しては勝ち続けたゲームの達人であり、[[ギャンブラー]]だった。また、デュエリストとしても名が知られている。中年期(43歳){{R|千年の書196}}の頃、[[エジプト]]の王家の谷の王墓に挑戦。案内人の裏切りにより、[[銃]]で負傷しながらもファラオ(アテム)の幻影に助けられ、千年パズルを入手するが、その奥にはまだ前人未到の領域があったかもしれないと後に推測している<ref group="注">その推測どおり、記憶の世界ではさらなるゲームが存在し、ファラオ(アテム)の真の名前も存在していた。</ref>。
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: D.D.D編では強力なライバル店「BLACK CLOWN」の人気に激しく落ち込んでおり、「BLACK CLOWN」に赴いた遊戯を「裏切り者」と激しく叱咤していたが城之内たちとともに喜んで目玉ゲーム「D.D.D」を購入し、ひょんなことから「BLACK CLOWN」から出られなくなってしまった遊戯を「高校生だから迷子にならない」とすごく心配し、後に「BLACK CLOWN」に無断で入ったバクラとそれを見ていた本田の言動から遊戯が「BLACK CLOWN」にいることを確信した。
: バトルシティ編では、杏子や獏良(アニメ版では本田)とともに城之内に同行し、城之内の決勝進出も見届けるがマリクとバクラの策略で獏良が負傷したことから彼の治療のために[[病院]]に赴く。
: 第1作では遊戯と2人暮らしをしている<ref group="注">原作および第2作では嫁(遊戯の母、声:鈴木真仁)もいる。</ref> 。DEATH-T編では、海馬とのデュエルの末、自身の「青眼の白龍」を破られてしまった上、遊戯を誘き出すための人質として囚われてしまう。本田とともに巨大な水時計に閉じ込められてしまうも城之内とミホに救出される。
: 第2作では城之内のデュエルの師となったことから原作のように「君」付けせず、呼び捨てにしている。王国編ではカードに魂を封印され、ペガサス城に捕らえられたため、遊戯たちと行動をともにしなかった。KCグランプリ編では変装して“'''マスク・ザ・ロック'''”と名乗り、城之内と対戦した。原作にはない「古代竜-エンシェント・ドラゴン」を切り札としたデッキを所持し、デュエリストとしての強さを存分に発揮したが最終的に城之内の頭脳プレーに敗北した。女好きらしく、KCグランプリ編ではヴィヴィアンに絡された。エクゾディア使いであったことや、千年パズルを手に入れた時の王墓でのエピソードから、後述の“シモン・ムーラン”とは浅からぬ関わりがある。なお、闇遊戯からは当初は原作通り「じいちゃん」と呼ばれていたが、作中後半では「双六爺さん」とやや他人行儀の呼ばれ方をされている。
: 『GX』にも登場し、バトルシティ編において童実野町で起こった出来事を纏めた[[冊子]]を執筆・出版している。前作から数年経過しているが未だに元気。[[修学旅行]]で童実野町を訪れた遊城十代に、遊戯と同じオーラを感じていた。十代たちに童実野町の案内をしたものの、案内中に氷丸と雷丸に誘拐された。その後、コンピュータプログラムと化した斎王美寿知を助けるように海馬に呼びかけることを、十代たちに約束した。
: 英語版での名前はSolomon Muto、マスク・ザ・ロックでの名前はApdnarg Otum。反対から読むとGrandpa Muto、すなわち「武藤のじいちゃん」。
; 川井 静香(かわい しずか)
: 声 - [[根谷美智子]] / [[鮭延未可]] / [[朝倉天音]](デュエルリンクス)
: 城之内の妹で[[中学生]]。両親が[[離婚]]後は母親に引き取られた(川井は母親の[[旧姓]])。
: 生まれつき目を患い、母の実家にある米里病院(童実野町から遠く離れている)に入院していたが、王国での優勝賞金によって手術を行い、無事回復した。しかし、「[[包帯]]を取っても何も見えなかったら」という恐怖に支配され続け、手術後も包帯を取れずにいた。自分に勇気を与えるために戦っている城之内の姿を見るために、本田と御伽に連れられて、童実野町に赴き、城之内と再会。遂に目を開く。以降、城之内の応援も兼ねて、遊戯一行の一員として活動。
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: 髪の色は原作では城之内と同じ金髪(文庫版の表紙にて)、第1作では紫髪、第2作では茶髪。
: 英語版での名前はSerenity Wheeler。
; 城之内(じょううち)
: 声 - [[稲田徹]](第1作)
: 城之内克也と静香の父。賭博による借金を負っており、しかも[[無職]]。家の中でも[[ブーツ]]を履いた格好で酒浸りの毎日を過ごしている。このため、借金返済は克也が代わりに行っている上、父親の存在から自宅に友人を招くのを拒んでいる。
: 劇中では足と台詞のみの登場で顔は描かれなかった。
; 川井(かわい)
: 声 - [[香坂千晶]]
: 城之内と静香の母親。離婚後、静香を連れて実家に戻る。原作では未登場だったが、第2作で登場を果たす。
; 本田の父
: ヒロトが高校卒業後に就職する工場の責任者。アニメ第1作で玄関の名札で下の名前のイニシャルがYだと判明している。
; 本田の母
: 声 - [[二木静美]](第1作)
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: DDD編で登場。本田とともに散歩中に「BLACK CLOWN」に赴いた獏良の姿を見かける。この後、本田は杏子たちに獏良の闇人格が王国から再活動していたことを明かし、城之内たちとともにBLACK CLOWNに向かい、遊戯の窮地を知った。
: アニメ版では未登場。
; 獏良(ばくら)の父
: 声 - [[山路和弘]](劇場版『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』)
: 獏良了の父。童実野[[美術館]]のオーナーにして[[考古学者]]。
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; 海馬 モクバ(かいば モクバ)<ref group="注">第1作総集編VHS『ばっちしV』では漢字表記で「海馬木馬」と表記されている。</ref>
: 声 - [[三輪勝恵]] / [[竹内順子]] / [[野田順子]](モンスターカプセル ブリード&バトル)
:小学5年生→小学6年生→中学1年生。 [[7月7日]]生、[[蟹座]]、身長142cm、体重28kg、血液型O型、好きな食べ物:[[チョコレート]][[パフェ]]、嫌いな食べ物:[[セロリ]]
: 海馬瀬人の弟で兄・瀬人より5歳年下でありながらも海馬コーポレーションの副社長を務める。兄・瀬人の唯一の肉親であり、一番の理解者。「-だぜい!」が口癖。
: 瀬人同様、悲惨な出自を辿った[[孤児]]。実親は不明だが、親族に[[遺産]]を食い荒らされたと語っており、裕福な家庭であった様子。5歳の頃に[[児童養護施設]]に引き取られたが、剛三郎に瀬人と共に[[養子]]として引き取られて海馬姓となる。元々の姓は不明。ゲームに関しては「カプセルモンスター」のチャンピオンで、小学生という若さながら、海馬コーポレーション[[取締役]]副社長を務めており、バトルシティ編ではバトルシティ運営委員長を務めた。
: 初登場したDEATH-T編では瀬人以上に高慢で狡猾。金で人を操り、部下を扇動するなど、そのやり口は陰湿で、凶暴・攻撃的なものだった上、イカサマも用いていた。また、初登場時は凶器を所持した同じ子供たちを取巻きとして連れており、取巻きたちは拉致した遊戯をいびるが、闇遊戯の凄みには敵わなかった。DEATH-T編で遊戯とは3度対決。1度目はカプモン対決を行い、[[ガシャポン]]に細工して自分にだけ強いモンスターが来るように仕向けて、レベルの差で圧倒しようと企てるが、最終的に遊戯の罠に掛かり自身が敗北し、カプモンのカプセルに閉じ込められる罰ゲームを受ける。2度目は遊戯と城之内に料理を使った「死のロシアンルーレット」で運勝負を仕掛け、隠しコントローラーを使ったターンテーブルルーレットで毒入り料理を食べさせて城之内を殺しかけ<ref group="注">ゲームを始める前に城之内は豪華な料理を期待しており、ハンバーガーやパフェに[[お子様ランチ]]などシンプルな料理に「やっぱガキだぜ」とうんざりしていた。</ref>、遊戯にも毒入り料理のハンバーガーを食べさせようとするが、大好物のパフェを喜んで食べるなど余裕の態度故にインチキを遊戯に見抜かれた上に<ref group="注">隠しコントローラーに触れたことに中身が入っているかどうか聞かされた時に「毒を受けたら[[シロップ]]の蜜が溜まる」と嘘をついたが、流石に遊戯の目を欺くことはできなかった。</ref> 隠しコントローラーも遊戯が回す前にハンドルに吊るした千年パズルの回転力で破壊されてしまい、しまいには運勝負にも負け、自身が毒入りのハンバーガーを食べることになった。3度目はDEATH-T内でカプモン対決を行い、以前同様にイカサマガシャポンを用いて挟み撃ち作戦で遊戯の陣地を包囲するが、「アルマザウルス」1体で遊戯のコマを全滅させようと自信過剰に出たのが仇となり「モグリン」の特技で回避され、結果的に「メガトン」と同士打ちになったあげく進化マスの進行を許し、「ハイパービートル」に進化した「ビートン」に逆襲される。最後に残ったモンスターである「ビックフット」も「ハイパービートル」と一騎打ちの末、「ハイパービートル」の攻撃がクリティカルヒットしたことにより相打ちになる形で倒され、自軍のコマが全滅し敗北。直後、瀬人に見捨てられて「死の体感」を味わわされるが、遊戯に助けられる。先のステージで犠牲になった本田を救出し、杏子たちを葬ろうとする部下たちも制し、遊戯たちに自分たち兄弟の半生と瀬人の笑顔が失われた辛さを語って聞かせた。瀬人が失った優しさを持って復活することを信じながら、孤児院時代、兄弟一緒に[[チェス]]をしている光景を写した写真を2つの[[ペンダント]]に変えた。
: 「DEATH-T」から半年後、ビッグ5の裏切りでペガサスに捕らえられながらも、海馬コーポレーションの重要書類の倉庫の鍵を飲み込み、隙を見て脱走。ペガサスが海馬コーポレーションを手に入れるための条件の一つである「遊戯を倒す」を阻止すべく、参加者のデッキとスターチップを盗み、自ら遊戯にデュエルを挑む。実力差から無理と知ると、今度はスターチップを持ち出すことで失格に追い込もうとしたが、杏子の説得もあって改心し、遊戯がペガサスを倒すことを信じることにする。再度捕らわれてしまうも、王国終了後に解放された。以降は生意気な面は変わっていないが、以前よりは丸くなり、遊戯たちに友情を抱くようになった。バトルシティでは、瀬人が遊戯を倒すことで「かつて見せてくれた本当の笑顔」もろとも己の過去を忘れようとしていることにも気付いており、瀬人に声援を送りながらも複雑な表情を見せていた。
: 小説版と第2作では遊戯とのカプモン対決は描かれず、小説版では「DEATH-T」のシューティングゲームをアレンジしたゲームを遊戯にけしかけるが、仲間たちの助力を得た遊戯にゲームクリアされてしまう。遊戯たちの友情に感化され、瀬人の昔の心を取り戻してくれるように頼んだ。
: 原作および第2作では一人称は「オレ」だが、第1作では「ボク」<ref group="注">原作でも幼児期に使っている(決闘277)。</ref> となっている(次回予告(22話)では「オレ様」も使用)。
:; 第1作
:: 『ゲームセンターの[[オンライン]]を通じて「KAI(カイ)」というスコアネームで日本一の実力者となっている』設定が瀬人からモクバの功績に変更され、遊戯との勝負は「DEATH-T」での[[カプモン]]対決のみとなった。
:; 第2作
:: DEATH-T編以前の話がカットされたため、遊戯たちとは王国編で初めて顔を合わせ(ただし、闇遊戯だけはモクバのことを知っていた)、倉庫の鍵は瀬人とのお揃いのカードペンダントに変更され、自分たち兄弟以外、そのことに気付くことはなかったと兄弟の絆をより象徴する見せ方がされた。兄弟に関する話に弱く、バトルシティ編では絽場兄弟のインチキを一度は許し、ドーマ編では自分と瀬人に似た境遇のアメルダと故人のミルコのため、アメルダの説得を行った。また、原作以上に[[誘拐]]されており、DMクエストでは同じ顔を持つゲームキャラクター、メアリー姫の身代わりとして捕まり、バトルシティ編ではグールズに誘拐されて、瀬人への脅しに使われている。乃亜編ではビッグ5に連れ去られた挙句、瀬人の大切なものを奪うため、兄として慕うよう洗脳され、乃亜に利用されてしまうが、最終的には乃亜を改心させた。
; 磯野(いその)
: 声 - [[岩崎征実]]
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: 英語版での名前はRoland。
; 河豚田(ふぐた)
: 声 - [[竹本英史]](第81 - 98話)→[[吉川寛司]](第120話以降)
: 海馬コーポレーションの社員の男性。
: 海馬の部下で黒服の一人。バトルシティ編以降磯野と共に度々登場。磯野と同じく、海馬への忠誠心は強い。名前は第2作のみ登場。
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: 声 - [[石塚運昇]] / [[小村哲生]]
: 海馬コーポレーションの先代社長。海馬兄弟の養父。
: 極めて冷徹かつ非情な性格をしている。チェスの腕はプロ級。一人称は「私」だが、第1作と第2作(アニメでは両作とも「儂」とも言っている。後継者を探しに当時の海馬兄弟が住む孤児院を訪れた際に、金持ちの養子になることを企んだ瀬人にチェスを挑まれ、敢えて、イカサマにかかり敗北。瀬人の力を認め、約束通り2人とも養子にした。後継者にするために虐待じみた英才教育を瀬人に行い、海馬が開発したバーチャルシミュレーターシステムも軍事利用するが<ref group="注">第2作では、バーチャルシステムを軍事利用しようとしている剛三郎を瀬人は説得しようとするが聞き入れられず、この件以降、表向きで「父さん」と呼ぶことはなくなったことが語られた。</ref>、これらの行為により、瀬人を後継者ではなく、最大の敵に育て上げてしまい、5年後には瀬人と多くの社員の裏切りを受けて会社を乗っ取られてしまう。自身の敗北を認め「負けた者の末路」として、瀬人の目の前で自社ビルの窓ガラスを突き破り飛び降り自殺を遂げるが、この件は瀬人の心に「敗北=死」という暗い意識を植え付けた。剛三郎の死後、瀬人の方針により、海馬コーポレーションは軍需産業から身を引き、ゲーム産業へと転換する。
:; 第1作
:: 投身自殺の場面は直前で踏み切れず落胆する描写に変更されたことで生存。また、原作では瀬人が初登場する前に会社を乗っ取られたが、本作では瀬人が遊戯に挑戦している間に会社を乗っ取られている。
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:: 実子の海馬乃亜が登場。チェスの腕前は世界大会6連覇を達成する程の名手であり、大会で獲得した賞金10万[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]は海馬兄弟の育った施設に[[寄付]]した。瀬人のことは以前から知っており、乃亜と競い合わせるための当て馬として養子にする案を立てていた。瀬人とのチェス対決では瀬人があらかじめ剛三郎の譜面を徹底的に調べていたことで瀬人が勝利したという展開にも変更。
:: 乃亜に対しては愛情を持って育てていたが、乃亜が交通事故で亡くなった後、「自分の後継者に簡単に死んでもらっては困るから」という理由で乃亜の意識を電脳世界で蘇生させた上、用意した[[ノンプレイヤーキャラクター|NPC]]などの配慮の足りなさが乃亜の精神を歪ませることにもなった。乃亜を見限った後も、自身が窮地に追い込まれると乃亜に対して「お前まで私を裏切るのか?」と詰めより、父親を気取った態度に出ている。瀬人を養子にした真相を語った際、杏子からは「とてもまともな人間の考えることじゃない」と憤慨され、闇遊戯からも「瀬人が剛三郎を憎むのももっとも」と軽蔑された。
:: 乃亜の当て馬から乃亜を現実世界に呼び戻すための器として、瀬人を養子としたが海馬に会社を奪われてしまい、ショックから衰弱していき亡くなった。だが、死の間際、乃亜のときと同じように自らの人格を海底要塞[[人工知能|AI]]にデータとして移植し、電脳世界で生き延び、乃亜の活動を陰から見ていた。当初は瀬人の肉体を奪って現実世界に復活することを目論んでいたが、乃亜との会話から電脳世界の存在のまま、海馬コーポレーションの[[コンピュータネットワーク]]に[[ハッキング]]する方法を思いつき、ミサイル衛星<ref group="注">某国の命を受け、海馬コーポレーションが極秘に建設していたもので、電脳世界の母体がある海底要塞も、その発射基地として用意されたものだった。</ref> の照準を各国の主要都市に向け、現実世界の全てを掌握することにした。
:: 乃亜が遊戯に敗北した後、彼らの前に姿を現し、自らの目的を語り、乃亜に対しては「もう用はない」と切り捨て、一度はその場から消えた。しかし、(完全な八つ当たりではあるが)会社を乗っ取ったうえに自分を死に追いやった瀬人への復讐心は忘れておらず、海馬コーポレーションのビルに乗り込んだ瀬人にデュエルで挑戦、事前のリサーチでかつて瀬人を倒したエクゾディアを使用し、「エクゾディア・ネクロス」を駆使して瀬人を圧倒、デュエルの最中に、乃亜からシステムを改竄してミサイル衛星の照準を電脳世界の母体である海底要塞に向けたことを告げられて動揺し、一度は悪霊のような姿に変貌して瀬人の肉体を奪おうとするも一喝を受け、彼に「デュエルで自分に勝ったら肉体を渡す」と条件を出されたことでデュエルを続行、その後も「エクゾディア・ネクロス」を駆使し続けたが、それ以外の戦法を全くしなかったことから「所詮強力なモンスターに頼るだけの似非デュエリスト」と瀬人に一喝され、「エクゾディア・ネクロス」の力の源である墓地の5枚のエクゾディアパーツを全て除外されたところを、「青眼の白龍」の攻撃を受けて敗北した。
:: デュエル終了後、約束を反古にして悪霊のような姿に変貌して瀬人を襲うが、すんでのところで遊戯に阻止されたうえに乃亜によって二人は電脳世界から脱出、その後乃亜に脱出方法を教えるよう迫るが逆に乃亜に動きを封じられてしまい、最期は海底要塞はミサイルで爆発し自身のAIも崩壊、それでもその執念は凄まじく爆発で生じた炎に姿を変えてバトルシップに襲いかかるが、瀬人の手で変形したバトルシップに吹き飛ばされた。
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本来、ビッグ5の面々の名前などは明かされていなかったが、第2作で付け加えられた。詳細な設定、過去なども第2作オリジナルである。第1作でもそれらしき面々が登場している。
 
DEATH-T編で海馬が遊戯に敗北し、意識不明に陥ったことで社長不在となった海馬コーポレーションは[[投資家]]たちの信頼を失い、経営は悪化してゆく。会社株の60%を所有するビッグ5は会社の建て直しのためにペガサスの企業買収に乗り、影で結託。会社の信頼を回復するため、海馬を倒し経営悪化の原因を作った遊戯を倒すことを条件とし、成功すれば海馬の永久除名と海馬コーポレーションを譲り渡すことをペガサスに約束する。だが、海馬の復活とペガサスの敗北に伴い計画は破綻した。
 
原作におけるビッグ5の暗躍はここで幕を閉じたが、アニメでは決闘者の王国編終了後、ペガサスの[[企業買収]]に加担していことで海馬に会社を追放されそうになり、海馬の意識をデータ化してゲームの中へと閉じ込めるために、自分たちがデュエルモンスターズを元に開発したバーチャルシミュレーションゲーム「DM(デュエルモンスターズ)クエスト」で海馬が勝てば自分たちはクビになるという条件で勝負を挑み、目論見通り海馬を電脳世界に閉じ込め、「F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)」復活の生贄にしようとするも、モクバの依頼を受けた遊戯たちに海馬を救出されてしまい、最後の手段として自分たちの意識を用いることでシナリオを無視して「F・G・D」を出現、城之内や舞、モクバを倒すが遊戯と海馬が生み出した「究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)」の前に敗れる。
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: 声 - [[鶴岡聡]]→[[大谷亮介]]
: 海馬コーポレーション元人事部長。長髪で[[口髭]]を蓄えた容姿の中年の男性。[[ペンギン]]デッキの使い手。
: 年齢は55歳→56歳→57歳。対象人物のデータ収集を得意としており、自身も含め、名前の後に年齢を加えるのが特徴。両親の不仲を要因とした孤独な幼少期を[[動物園]]のペンギンに癒され、支えられたという過去の持ち主で、重度のペンギン好きである。ゆえに現代社会に疲労した人々を癒すのはペンギンに他ならないという理由から、ペンギンを主力とした動物園を作ることを夢見ていた。海馬ランドの一部にペンギン用のブースを作るよう嘆願するが海馬に「'''白と黒なら[[パンダ]]の方がマシだ'''」と却下されたため、海馬に強い不服を抱いていた。
: 乃亜編では「ペンギン・ナイトメア」の姿を借りて杏子と対戦。モンスター効果を最大限に利用した戦術で杏子を苦しめるが、杏子が偶然選んだ魔法カード「賢者の宝石」により敗北。遊戯・城之内戦では「F・G・D」召喚の際、自身のデッキマスターを風属性の生け贄とした。また、「ペンギン・ナイトメア」は第2作のみのオリジナルモンスターだったが、乃亜編終了後にOCG化されている。相当な女好きで杏子や静香への[[セクハラ]]発言が非常に目立ち、単に肉体を取り戻すのではなく「若い美少女の肉体」を手に入れようと躍起になっていた。
: 英語版での名前はCrump。
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: 声 - 高橋広樹→竹本英史→[[八代進一]]
: 海馬コーポレーションの元顧問[[弁護士]]の男性。多くの[[裁判]]を汚い手段で勝利に導いた敏腕弁護士。[[眼鏡]]をかけた知的な容姿。
: 乃亜編では「ジャッジ・マン」の姿で城之内とデュエル。低レベルの融合モンスターとそれをサポートする永続魔法を用いた戦術を使用、さらには[[サイコロ]]の目と[[コイントス]]をこっそり操作して城之内のギャンブルデッキを封じるというイカサマを行うが、それが乃亜の怒りを買う。イカサマを最後まで続けることができたものの、最後は城之内の強運とハッタリに敗北した。また、デュエル前には[[昏睡状態]]の舞に擬態し、城之内を驚かせた。後に他の4人とともに遊戯と城之内に挑むが、またもや、城之内の実力を見くびり敗北の原因となった。「F・G・D」召喚の際には自身のデッキマスターを地属性の生け贄とした。
: アニメ初期では、ビッグ1の参謀役を務めていた。
: 英語版での名前はJohnson。
; ビッグ4 / 大田 宗一郎(おおた そういちろう)
: 声 - 吉川寛司→[[杉野博臣]]
: 軍需産業時代の海馬コーポレーション[[兵器]]製造[[工場]]の元工場長で、「'''工場の鬼軍曹'''」と呼ばれていた。精悍な顔立ちで、五人中では比較的容姿は若い男性。
: 軍需産業部門廃止を目的とする海馬に忠誠心を示せと自分の工場を自分の手で処理するように命令され、その後の不当な待遇に海馬を恨んでいた。乃亜編での姿は当初は「機械軍曹」で終盤は自身が召喚した「機械王」と合体した「パーフェクト機械王」、操るデッキも機械族モンスターを主力としたものになっている。本田・御伽・静香の3人を相手にデュエルを挑み本田のデッキマスターを撃破するが、本田が残したカードを使用した御伽と静香の一撃を受けてデッキマスターを失い敗北。だが、本田の肉体を乗っ取ることには成功し、他の4人と入れ替わりながら、遊戯と城之内に最後の勝負を挑むが、遊戯の罠にかかり城之内を倒すチャンスを失ってしまう。「F・G・D」召喚の際には自身のデッキマスターを炎属性の生け贄とした。[[剣道]]5段の実力を持ち、本田の体を乗っ取った時にはその腕を海馬に披露した。後のドーマ編のアメルダの回想にて、海馬コーポレーション製の戦車を提供しているシーンに登場している。
: 英語版での名前はNesbitt。
; ビッグ5 / 大門 小五郎(だいもん こごろう)
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: 声 - [[大友龍三郎]] / [[岸祐二]]
: 童実野高校の風紀委員長で遊戯たちの上級生の男子生徒。
: 校内では「'''鬼風紀の牛尾'''」と恐れられており、教師すら臆してまともに口を出せないほどの人物。鋭い目つきと、城之内や本田を遥かに上回る大柄な体躯、高校生離れした威圧感に満ちた風貌を持ち、腕っぷしも城之内や本田が二人がかりで挑んでも歯が立たないほどの強さを誇る。風紀委員としていじめそのものを嫌う態度を取っている。だが、実際は自分の立場を鼻にかけ、いじめられっ子のボディーガードを請け負うと一方的に申し出て影でいじめの中心人物を痛めつけた後にボディーガード料と称して大金を強請り取り、逆らえば暴力で言うことを聞かせるなど、強欲かつ卑劣な人物。遊戯を馬鹿にした城之内と本田に制裁を加えた後、2人を庇った遊戯も痛めつけた挙句20万の大金を要求する暴挙に出た。遊戯が千年パズルを完成させたことで、闇遊戯の最初のターゲットとなり、遊戯が双六から渡された「40万円の札束をお互いの手に乗せ、[[ナイフ]](牛尾の私物)で刺して多くの札を取り合う」という「マネーアンドナイフ」を展開。自分の欲望に飲み込まれ、ゲームのルールを破るという禁を犯し、闇遊戯に襲いかかるが、逆に罰ゲーム「GREED-欲望の幻像─」を受けて、枯葉やゴミが金に見えてしまう[[幻惑]]状態に陥り、翌朝、醜態ぶりを生徒たちの前に晒すことになった。『遊☆戯☆王キャラクターガイドブック 真理の福音』によると、その後は更生し、「金はこりごり」と語っていた。小説版では「マネーアンドナイフ」のルールが「札束を入れた袋を自分の手の甲に乗せ、ナイフを突きさして手の甲に少しでも傷を付けた者が勝ち」に変更され、罰ゲームも幻惑の金に押しつぶされるものになった。
: 第1作では多くの人員を率いるなど原作以上に強大な存在として描かれ、風紀委員らしく丁寧な口調も見せていた。規律を厳格に重んじる姿勢から、本田からは理想の人物として尊敬されていたが、彼が遊戯をいじめていないにもかかわらず、城之内と一緒にいたという理由だけで原作同様に痛めつけた。遊戯への暴力も遊戯が千年パズルのピースを探すために学校を訪れた際に『教育』と称して行い、横暴な仕打ちに激怒した城之内と本田も返り討ちにする。闇遊戯とは「校舎の高い所を舞台に互いの身体をロープで結び、校舎に設置された[[トランプ]]を捲り、その数字分だけ昇って行き、頂上にある勝者の証を手にする」というゲームを展開。最終的にはルールを破り、頂上に辿り着くも、勝者の証は金ではなく、トランプであり、罰ゲームが発動。溝へと転落して行き、怪物に襲われるという幻惑を受けて脅えていたところを風紀委員会に発見され、病院に入院した。
: 第2作では遊戯の回想のみに登場。どのようなゲーム・罰ゲームが展開されたかは描かれなかった。
: 『GX』では第4期に出る行方不明者リストに名前だけ登場している。
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: アニメ『[[遊☆戯☆王ZEXAL|ZEXAL II]]』にてアストラル世界の住人の中に彼らしき人物がいる。
: アニメ『[[遊☆戯☆王ARC-V|ARC-V]]』では落ち込む遊矢を立ち直らせようとする柊修造の回想シーンにシルエットとして登場している。
; [[ディレクター]]
: Zマークのキャップ帽を被った髭面の男。ZTV放送局の俗悪な業界人で、視聴率と企画ネタのためなら過度な[[やらせ]]や暴力をも厭わない。映像の権力には誰も逆らえないと信じきっている。喧嘩の実力は城之内を一撃で撃退するほど高い。
: 「暴力のドキュメント」の企画のために、いじめが問題となっている童実野高校に訪れていた所、遊戯を偶然見つけ、やらせ企画の苛められっ子役に仕立て上げることを目論む。そして、[[アシスタントディレクター|AD]]の'''藤田''''''ふじた'''を苛めっ子役にし、童実野高校に潜らせ、遊戯と接触して暴行を加えさせることでいじめシーンを撮ろうとした。だが、遊戯と藤田の苛め現場に偶然、城之内が駆けつけたことで、青臭い友情ドラマは受けないとして中止。そして城之内に暴行を加えたために、闇遊戯のターゲットとなる。ZTV放送局の駐車場で闇遊戯の接触を受け、闇遊戯の「相手より小さい目を出せば勝利となる」ルールを仕掛けたサイコロ勝負の相手となるが、闇遊戯が6の目を出したのに途中で投げ出した挙句、サイコロが割れて7となり<ref group="注">この場面は、後のOCGカードでサイコロに関する効果を持つカードのイラストで再現されている。なお、OCGでサイコロが割れた場合、新しいサイコロで振りなおすことになる。</ref> 勝負に敗北したため、闇遊戯の罰ゲーム「モザイク幻想」を受けた。この後は更生し、モザイク無しの番組を作るようになった。
: アニメ版では未登場だが、第1作にて腕時計マニアの赤星昇太郎が罰ゲームを受けるシーンの一部を担っており、腕時計に支配される幻想に苛まれて眼球も腕時計になってしまうシーンが、ディレクターの受けた罰ゲームの目がモザイクに覆われるシーンに類似している。
; 花咲 友也(はなさき ともや)
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; 騒象寺(そうぞうじ)
: 童実野高校の男子生徒。
: [[リーゼント]]の髪型がトレードマーク。歌をこよなく愛し、「オールナイト・ソロ・ライブ」を恒例で執り行っているが、殺人級の[[音痴]]であり、横暴な人物なために周囲からは避けられた存在となっているが、強引に有料パーティー券を弱気な生徒を利用して売り捌いているため、その被害は後を絶たない。遊戯と面識を持っていた友也を傷つけたため、闇遊戯のターゲットとなる。沈黙ゲーム<ref group="注">亀のゲーム屋で売られていた「サウンド・ピエロ」を踊らせないように音を一切出さなくするゲーム。</ref> で勝負を進めたが、遊戯の自滅を確信したこととボリュームMAXのマイクを手放さなかった事が災いし、自身の鼓動がスピーカーに伝わってほぼ自滅の形で敗北。闇遊戯の罰ゲーム「心臓祭-ビートフェスティバル」を受けた。
: アニメ版では未登場。
; 囚人ナンバー777
: 童実野刑務所から脱獄した死刑囚の男性。
: 額に777という数字が書き込まれているのがトレードマーク。本名は不明。行動を見る限り、[[占い]]事を信じるタイプである模様。刑務所から脱獄後、空腹と息切れで疲労していた所、杏子がアルバイトをしているバーガーショップ「バーガーワールド」を発見。腹を満たすために足を運び、杏子を人質に取って、その場に居合わせた遊戯を「気の弱そうなチビ」と罵倒しつつ酒と[[煙草]]「ラッキーストライプ」を要求。だが、遊戯に声を掛けた杏子に暴力を加えたことで闇遊戯の怒りを買い、命がけのゲームを挑まれてしまう、闇遊戯を射殺する直前に煙草用のライターを左手に乗せられて身動きが取れなくなってしまい、自身の煙草の火によってアルコールが引火して火達磨になってしまう。その後は病院送りとなった末、独房の中で静かに[[リハビリ]]生活を送ることとなった。
: 第1作では名前も異なるまったく別の犯罪者として描かれ、経緯も大幅に変更されている。
; 孤蔵乃(こくらの)
: 声 - [[千葉繁]](第1作)
: 童実野高校A組の男子生徒。
: [[超能力]][[予言者]]を自称する少年。実際は単なるインチキだが、陰で予言を実現させるための行動をするため、内容は必ず的中する。そのため、多くの熱烈な女子生徒の信者<ref group="注">アニメ版では「孤蔵乃親衛隊」と呼ばクレジットされている(うち2人の担当声優は[[宇和川恵美]]と[[八木田真樹]]</ref>が孤蔵野の周りに見られる。予言者として多くの女子の人気を得て有頂天になっていたが、薬で眠らせた杏子の胸を触ったり、予言を実現させるためにワザと本を机の上に置いて自ら遊戯を襲い図書室で怪我を負わせるなど悪行したため、闇遊戯の標的となる。闇遊戯と瓶を崩さずに紙を引くゲーム(アニメ版では時計に吊るされた瓶を落とさずに取るゲーム)をするも机の端に瓶が迫り、妄想を予言と勘違いした挙句敗北。イカサマも自ら招いた失態で、眠ったまま学園中に知られることとなった。
; 猪頭 吾郎(いのがしら ごろう)
: 童実野高校3年D組の男子生徒。
: [[広島市|広島]]風と書かれた[[鉢巻|ハチマキ]]と長ランがトレードマークで、[[文化祭]]実行委員長を務める。かなり強引な性格で、遊戯たちが文化祭で建てたカーニバルゲームの敷地を、「この敷地はワシら3年D組の縄張りでお好み焼きを焼く伝統の場所である」と主張し、横暴な手段で取り壊すという暴挙に出て杏子や多くの生徒を傷つけたため、闇遊戯の標的となる。闇遊戯が考案した鉄板を使用したゲーム「'''鉄板[[アイスホッケー]]'''」で勝負を挑まれる。「[[へら]]を持たせたら自分の右に出るものはいない」と豪語しそのパワーを見せる。打ち返す力を徐々に強めていくことで追い詰めるが、闇遊戯にヘラを縦向きにして突き刺す戦法で自分のパワーを逆手に取られ[[火薬]]の入った[[試験管]]が高温となった[[鉄板]]に触れてしまい、[[爆風]]に飲み込まれて大[[火傷]]を負ってしまい敗北を喫した。負けはしたものの闇遊戯にとってはゲームで苦戦した最初の相手となった。
: アニメ版では未登場だが、『GX』では童実野町の住民リストに名前だけ登場している。
; 野坂 ミホ(のさか ミホ)
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: 声 - [[勝生真沙子]](第1作)
: 童実野高校勤務の女教師。泣きボクロが特徴。
: 愛嬌のあるセクシーな女性で、同僚の教師や男子生徒から高い人気を得ているマドンナ的存在だが、いかなる些細な理由でも(交際を含め)校則を破れば生徒を[[退学]](少なくとも15人以上は確認されている)させてしまうため、「'''退学魔女リン'''」という不名誉なあだ名を持つ。見た目はとても美しいが、それは過度の厚化粧によるもので、素顔は悪魔を彷彿とさせる程に凶悪。実際の性格も極めて傲慢で、生徒の気持ちをまるで考えない冷淡な人物。生徒を退学にさせているのも、私生活のストレスを解消したいためである。趣味は[[見合い]]で「この世のあらゆるゲス男どもをクソミソにけなして断る事」。ミホの机に入っていた本田のプレゼントを生徒たちの前に晒し、そのメッセージを読み上げるという暴挙に出たために闇遊戯の逆鱗に触れ、闇遊戯の力によって[[化粧]]が崩れ、素顔を生徒たちの前に晒してしまい逃走する破目となった。原作ではこれといった勝負をしていない上に闇遊戯と会話すらせずに終わっているが、アニメ版では原作とは異なった経緯から割った鏡を目隠ししながら、パズルのように組み立てるというゲームで闇遊戯と勝負。しかし、自分だけは目隠しを解いて、ゲームを続けたため、先に完成させながらもルール違反により、罰ゲームが発動。化粧で隠していた素顔を晒してしまう(素顔は原作と異なり、老婆のような老け顔となっていた)。アニメ版では初登場の回以降も何度か登場している。
: アニメ版での校長の「お肌の曲がり角」発言から25〜30歳と想定される。原作版とアニメ版では若干衣装が異なる。アニメ版での髪色は赤に近いオレンジで、瞳の色は青。
; ショップのオーナー
: [[スニーカー]]専門店「ジャンキースコーピオン」のオーナーの男性。
: 毒を抜いていない本物の[[サソリ]]をアクセサリーにしており、ペットとして飼育している。極レア物シューズ「[[ナイキ#エアマックス|エア・マッスル]]」を城之内に10万以上の金額を半額の値で譲るなど、気前の良さを見せていた。だが、その実態は[[エアマックス狩り|「マッスル・ハンター」]]という不良集団を金で雇い、エア・マッスルを客に譲っては彼らに奪わせて金を得ている悪徳商人である。城之内たちに逆襲されたマッスル・ハンターがオーナーの秘密を暴露したために遊戯に秘密を知られ、闇遊戯の標的となる。ペットのサソリとエア・マッスルを用いた危険なゲームで闇遊戯とコインを競う勝負をするが、自分のペットのサソリをナイフで殺害しようと欲に駆られたことで墓穴を掘り、サソリに刺されて病院送りとなった。
: アニメ版では未登場。
; 蛭谷(ひるたに)
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: 声 - [[野島昭生]](第1作)
: 童実野大学教授の男性。双六とは親交が深い。
: 金倉館長と共にエジプトの王家の谷で王墓発掘に携わった著名人。妻子あり。金倉と比べれば良心的な人柄をしているが、考古学や発掘への執着の強さ故、家族に構ってやれずにいる。後にシャーディーの千年錠の力によって完全に操られ、不気味で意思を持たないゾンビのような状態となってしまう。遊戯たちに執着なまでに襲い掛かっていたために、城之内に暴行を受けたり、杏子に抵抗を受けたりしたため、後半ではかなりボロボロな姿となってしまっていた。アニメ版ではシャーディーが来訪した際に大学の窓から転落し入院。代わりに本田がシャーディーに操られた。
; 鯨田(くじらだ)
: 声 - [[飯塚昭三]](第1作)
: 童実野高校の男子生徒。
: おかっぱ頭の髪型で、かなりの肥満体型をしている。一人称は「僕様」。学校で大流行していた「デジタル・ペット君」の熱烈なマニア。かなり詳しい上に自身も飼育しており、貴重な隠れキャラのペット(アニメ版では「デビルマスター」という名前が加えられている)を所有している。だが、それを鼻にかけて高圧的な態度で自慢するなど、性格は傲慢。徐々に自身が飼育している隠れキャラのペットに洗脳されるようになり、クラスの生徒のデジタルペットを奪っては自身のデジタルペットに接続し、隠れキャラのペットの餌にするという暴挙に出る。遊戯の飼育している気弱な「U2」(ユーツー)をも餌にするために奪い接続するが、食べられる直前にU2が進化したため、U2の一撃によって鯨田のペットは倒され、正気に戻った(アニメ版では本田の育てたペットによってあっさり倒された)。原作では単独の悪党として描かれていたが、アニメ版では灰山に操られている脇役として描かれ、その性格も灰山が金を餌にしたことで増長していったという設定になっている。
; 不良三人組
: 花咲友也の父親を恐喝していた悪質な不良少年三人組。
: ゾンバイアに傾倒している友也に悪党として相手となってもらい、それにわざと負けることで自信をつけてほしいと考えていた父親の頼みを受け、報酬として10万という大金を貰い、健気に付き合っていたが、実際は金蔓としか見ておらず、徐々に恐喝するようになる。そして、遊戯を誘拐したという嘘の予告と案内地図を書いた手紙を石で丸めて、花咲家の友也の部屋のガラスへと投げ割るという形で、友也に通告し呼び寄せる。その一方、父親に50万を払わなければ友也を嬲り殺しにするストーリーに変更すると要求。その場にやってきた花咲に暴行を加えると共に、全ては父親から金を貰ってやっていた芝居と告白。だが、この事態を友也の父から知らされた闇遊戯にゲームを仕掛けられ、成敗された。
: アニメ版では未登場。
; ストリートファイター
: 声 - [[檜山修之]](第1作)
: [[ストリートファイト]]の常習犯である男。
: [[ブルース・リー]]を敬愛しており、自身も[[空手]]や[[ボクシング]]を経験しているなど、その道のやり手(アニメ版では[[カンフー]]を体得していると発言)。しかし、[[格闘ゲーム]]はかなり弱く、ブルース・リーをモデルとしたブルース・龍というキャラクター(遊戯も同じキャラクターを使用)を使用し、ゲームセンターで遊戯に挑戦者として対戦するが、全て敗北した。その腹いせのために遊戯に一方的に暴行を加え、ストリートファイトで潰した相手からは必ず戦利品を頂くとして、遊戯の千年パズルを奪うが、城之内と対峙。お互いにナイフの先端を口に銜えて(ただし、自分だけは、玩具のナイフ)勝負をするというゲーム「[[死亡遊戯]]」を展開。それに対し、城之内は「ナイフを加えるのは俺だけで良い。お前の口にナイフがあったら殴れないからな」としたことで優位に立つが、城之内が遊戯のために買っておいた缶[[コーラ (飲料)|コーラ]]を顔にかけられた隙を突かれて、反撃の一撃を食らい、顎を砕かれて敗北した。
: アニメ版では'''ドラゴン'''という名前に変更され、髪型も異なっている。ブルース・リーやブルース・龍の名前も'''ドラゴン・ワン'''に変更。死亡遊戯も川の排水管の上で勝負し、落ちたら負けというものになり、ドラゴンは城之内に足払いされたことで[[ヌンチャク]]を取り出すもコーラ攻撃で逆転され、排水管を掴んでいる状態となり、パズルを奪還された後、手を蹴られて転落。
: 本人は一度もストリートファイターと名乗っていないが、公式ガイドブックではストリートファイターと明記されている<ref>{{Cite book|和書|title=遊・戯・王 キャラクターズガイド ―真理の福音―|publisher=集英社|page=40}}</ref>。
; 鶴岡(つるおか)
: 童実野高校勤務の男性教師。
: 「生活指導の鶴岡」として知られる教師。性格は極めて嫌味。生徒は教師には永遠に逆らえないという歪んだ教育理念を持つ。遊戯や仲間たちを取り柄のない落ちこぼれと言い切り、遊戯が杏子から譲り受けた携帯型愛称占い「ラブリー二号」隠しあててを踏み潰す暴挙に出ようとするが、その直後に闇遊戯からゲームなら負けないと一喝される。これに対して鶴岡はラブリー二号をどこかに隠し、それを一時間以内に見つけられなければラブリー二号を粉々にすることは勿論、遊戯、城之内、本田の3人を[[停学]]処分にすると言い切る。だが、杏子の協力と頭脳を働かせた闇遊戯によって、通信音で隠し場所を暴かれてしまう。実はハゲ頭で、それを隠すために着用している[[かつら (装身具)|カツラ]]の中にラブリー二号を隠していたため、ハゲ頭であることがばれ、このことは秘密にしてほしいと嘆願する破目となった。
: アニメ版では未登場。
; [[プロデューサー]]
: 前述のディレクターと同様の放送局に勤務している。性格は傲慢かつ金銭欲が強く、貧乏人を見下し利用するなど、金の亡者のような男。また、前述のディレクター同様、過度なやらせも厭わない。「100万円!!ゲームDEゲット・ショー」という番組企画をプロデュースしているが、裏では絶対に100万円が手に入らないように故意的に細工しており、そういった貧乏人が必死にゲームにチャレンジするも、絶対に手に入らない姿が視聴者に受けると考えている。
: たまたまそれに参加することとなった城之内はプロデューサーの関係者によって(「筋金入りの貧乏人」という理由で)選出され、複雑な家庭事情を抱いている城之内に興味を覚え、そのターゲットに選ぶ。城之内は順調にゲームを進め、遊戯や仲間たちの応援を受ける。だが、トイレを済ますためにZTV放送局をうろついていた遊戯にインチキの秘密を聞かれてしまい、闇遊戯となって激怒した彼に、ペンキを利用した運任せのゲームを挑まれる。グルになっていた関係者が運悪くハズレを引いた不運でスイッチがペンキまみれになって妨害できなくなってしまい、ゲームに敗北。闇遊戯の罰ゲーム「マインド・オン・エア-本性暴露-」を受け、その本性をテレビの前で曝け出すこととなった。
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: 童実野高校の男子生徒。
: 腕相撲式格闘ゲーム「モンスターファイター」を嗜むゲーマーだが、性格は自己中心的で、きわめて乱暴である。遊戯によって校内で大流行となったモンスターファイターの所持者にゲームを挑んでは勝利し、次々と奪っては三万で売るという横暴な商法を行っていた。その一環として遊戯を呼び出しゲームを挑むが、暴力という卑劣な手段で遊戯との勝負に勝ち、遊戯のモンスターファイターを奪う。この暴挙に怒りを覚えた遊戯は、城之内からモンスターファイターを拝借し、闇遊戯として名蜘蛛に再戦を挑む。闇のゲームを展開させ、勝負をするも、またしても名蜘蛛は暴力を用いるという汚い手でゲームに勝とうとする。だが、初戦は敗北し。顔にヒビが入ってしまう。次戦では勝利するが、最終的には闇遊戯が闇レベルをあげたことによりモンスターファイターに足止めされ(闇遊戯曰く「お前のモンスターも「悪」に心は渡さなかった」)最終的に名蜘蛛は敗北。モンスターファイターと一体化する罰ゲームを受けた。
: バトルシティ編では「ダイヤモンド・ドラゴン」<ref group="注">海馬は36枚所有しており、アニメ版では実際に召喚している。</ref> をアンティとして出場。予選デュエルにおいて、負かした相手のアンティカードにケチを付けて、別のレアカードか金を要求。運営委員として注意しに現れたモクバに楯突いたことから海馬の怒りを買い、ダイヤモンド・ドラゴンを破り捨てられてしまった(アニメ版ではカット)後、海馬のお詫び(アニメ版では情け)として、海馬のトランク内のレアカードでデッキ強化を行い、海馬に挑むもオベリスクの前に敗北する。
: 『GX』では童実野町の住民リストに名前だけ登場している。
; トランプ爆弾魔
: 声 - [[中尾隆聖]](第1作)
: トランプを用いて無差別爆破[[テロリズム|テロ]]を引き起こしている連続爆弾魔に男性。
: 犯行数は過去三度、最低死傷者を8名出している凶悪な愉快犯である。[[遊園地]]の[[観覧車]]で4度目の爆弾事件を引き起こし、杏子が面白くなるとわざと逃げ遅れてその人質的立場に立たされた。闇遊戯は爆弾魔の相手をしていた爆弾魔事件捜査本部長(声:[[糸博]])に代わって、トランプゲーム「時計(クロック)カード・ゲーム」の挑戦を受ける(アニメ版では警察側が放った風船色と爆発した観覧車の法則性を探すゲームに変更されているの挑戦を受ける。だが次々とヒントが明らかにされて最終的に爆弾魔はその勝負に敗北し、闇遊戯によって居場所を明らかにされてしまった。アニメ版では闇遊戯の罰ゲームによって搭乗している13番目の観覧車に爆弾があるという幻惑に翻弄され、観覧車から転落した末に逮捕された。原作では顔の半分しか描かれていなかったが、アニメ版では素顔が明らかとなっている。また、原作よりもより凶悪犯・愉快犯として色濃く描かれている。
; 井守 はじめ(いもり はじめ)
: 声 - [[浦和めぐみ]](第1作)
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: アニメ版では未登場。
; 刈田(かりた)
: 声 - [[平野正人]](第1作)<!-- / 岩崎征実(劇場版『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』)-->
: 童実野高校勤務の体育担当の男性教師。
: 大柄な体格と特徴的な髪型がトレードマーク。性格は嫌味で態度がでかいため、女子生徒から嫌われている。転校初日の獏良に脅迫めいた態度で迫り、明日までに長髪を五分に刈るように強要。しかし、そういった暴挙に出たためにバクラの標的となり、罰ゲームを受けて人形に魂が封印されてしまう。その後モンスターワールドの住人「村人D」としてバクラに利用され、ゲーム内で遊戯たちに助けを求めるもバクラの圧力に屈してしまう。その後は遊戯の活躍もあり、無事元の姿に戻ったが、高圧的な態度は変わっていないため、城之内と本田からは「あのまま村人Dのままでいれば良かったのに」と愚痴を言われた。
 
== DEATH-T編 ==
; 謎のアサシン
: DEATH-Tで海馬に雇われたゲーム参加者の一人の男性。名前・国籍ともに不明。容姿は[[アジア系]]。
: 現役の殺し屋であり、狙われた相手は生存率0と言われている。DEATH-T1「シューティング・スターダスト」で賞金首の遊戯たちを他の二人と迎え撃つが、本田とジョージの奇策によって倒される。
: アニメ版では未登場。その代わりに元軍人の女性'''ブルー'''(声:[[西川宏美]])が登場している。
; ボブ・マクガイア
365 ⟶ 367行目:
: 声 - 江川央生(第1作)
: DEATH-Tで海馬に雇われたゲーム参加者の一人の男性。国籍アメリカ。
: 元[[アメリカ陸軍特殊部隊群|グリーンベレー]][[大佐]]。[[ゲリラ戦]]を得意とする。DEATH-T1「シューティング・スターダスト」で賞金首の遊戯たちを自身のゲリラ戦で粉砕しようとするが、大胆不敵な城之内の奇襲戦法によって油断。射撃でケリをつけようとするが、城之内に顔面に蹴りを入れられ気絶。あっさりと倒されてしまった。アニメ版では名前を'''レッド'''と変更され、登場している。
; 海馬邸執事
: 声 - [[西村仁]]
: 海馬邸に仕える[[執事]]の男性。
: 本来は海馬瀬人の世話係のような存在だが、DEATH-T2「ホラーゾーン」「死の電気椅子ライド」では黒い[[頭巾|フード]]を羽織り、死の[[電気椅子]]ライドの案内人を務める。声を発すると100万[[ボルト (単位)|ボルト]]の電流が流れるという恐ろしいゲームを強制し、姑息な手で様々な[[拷問]]を与えてゆくが誰一人も耐えられ、唯一動けるジョージが彼の膝の上で脱糞したため、逆に悲鳴を上げ、100万ボルトの[[電流]]の餌食となり、丸焦げとなった。乃亜編においても海馬の回想の中で登場した。
; チョップマン
: DEATH-Tで海馬に雇われたゲーム参加者の一人の男性。
: [[キャンプ場]]惨殺事件の犯人で、'''切り刻む男(チョップマン)'''と呼ばれている犯罪者。本名は不明。童実野の[[湖]]のほとりにあるキャンプ場を訪れた[[ボーイスカウト]]の少年10人を一夜の間に切り刻んで惨殺した。消息不明で捕まっていなかったが、残酷な心を持つ者こそを必要としていた海馬により雇われていた(厳密に言えば後述の殺人の館(マーダーズマンション)責任者として海馬コーポレーションに就職した)。また、マスクのようもので顔を隠しているため、素顔もほとんど見えていない。DEATH-T2「ホラーゾーン」「殺人の館(マーダーズマンション)」の主として遊戯たちを襲い、チェーンデスマッチで城之内と対峙するが、ピッキングで鍵を外され脱出された。最期は城之内に蝋燭の炎を床の油に引火され焼死した。理性がほとんど無く、凶暴な性格の持ち主だが、海馬の言葉には動物のように従順に従っていた。後に「凶悪犯-チョップマン」としてデザインは変更されるもののOCG化された。アニメ版では未登場。代わりにマーダーマシーン(殺人機械)'''ブラッド'''が登場している。
 
== 決闘者の王国編 ==
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: 王国ではペガサスから事前にフィールドパワーを教えられていたため、森の多いフィールドに誘い込んだ遊戯相手に大会最初のデュエルを展開。遊戯はスターチップ2個を賭けることを提案し、城之内に渡したことで足りない分のスターチップの代わりに、命(文庫版とアニメ版ではデッキ)を賭けたことから、スターチップ2個賭けを了承した。最終的には「グレート・モス」を倒されたことで敗北。最初の脱落者となり、デュエルグローブは城之内に使われることになった。
: バトルシティでは遊戯への復讐の前哨戦として城之内にデュエルを挑む。事前に仲間を通じて城之内のデッキに「寄生虫パラサイド」を仕込みそれを利用した戦術で優位に立つも「鉄の騎士 ギア・フリード」により敗北。パズルカードとレアカード(うち1枚は「インセクト女王」)2枚ずつをルールにより城之内に渡すことになった。なお、アニメ版では「究極完全態・グレート・モス」も召喚したが「寄生虫パラサイド」とサイコロコンボで破壊された。
: アニメ版ではバトルシティ編以降のシリーズにも登場し、竜崎と行動をともにするようになる。ドーマ編では全国大会で優勝後、周囲から尊敬の眼差しを浴び、竜崎と結託してサインの返礼でレアカードを貰うなどの行動を取っていたが、王国で遊戯に敗北し、最初の脱落者となったことから掌を返されるようになり、サインの少年からは彼の頼みを聞いた兄とその不良仲間たちから竜崎共々半殺しの目に遭い、レアカードを奪い返されたことが竜崎の口から語られた。ドーマ事件では最初は被害者だったが、レアカード欲しさに遊戯たちの後を追って、アメリカに[[密航]]した際、ドーマの傘下に入る。闇遊戯に復讐戦を挑み「ティマイオスの眼」の発動に失敗したことにもう一人の遊戯が封印されていると嘘をついて「ゴキボール」を破るも「狂戦士の魂(バーサーカー・ソウル)」の効果を得た「魔導戦士 ブレイカー」でLPが0になっても杏子に制止されるまで滅多切りにされた<ref group="注">この一連のシーンは「ずっと俺のターン」という[[インターネットスラング]]で有名である。また、『ZEXAL』では酷似したセリフが登場する</ref>。「オレイカルコスの結界」の効果により魂が封じられてしまったが、ドーマとの戦いが終わった後は竜崎と同じ病院で意識を取り戻す。KCグランプリ編では大会に乱入参加するがジークに瞬殺され、KCの手で日本に[[強制送還]]された。記憶編では遊戯たちがエジプトに出発する前夜、遊戯の自宅に侵入して、神のカードを盗むも(原作では名もないキャラクターが単独で行っている)バクラによって失敗に終わる。また、ドーマ編開始時にも神のカードを強奪しようとしていた。
: 劇場版『遊☆戯☆王』の海馬のコンピュータのリストによれば、住所は東京都[[千代田区]][[神田駿河台]]1-2-5となっている。
: 英語版での名前はWeevil Underwood。
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: カードプロフェッサーゆえにあらゆるデッキを使いこなし、主に機械デッキを使用<ref group="注">他には竜族、騎士族などのデッキを用いる。また、ゴースト骨塚のデッキを「リビングデッドの呼び声」を切り札としたゾンビデッキへと改造し、城之内を敗北寸前まで追い込むほどの戦略を立てるなど、アンデット族にも精通している。</ref>。切り札は「リボルバー・ドラゴン」。使用する機械モンスターはあらゆる魔法攻撃を無効化する「対魔法装甲」を備えており、その重装備で敵を殲滅、場を制圧する。
: [[アメリカ合衆国の国旗|アメリカ国旗]]の[[バンダナ]]と[[サングラス]]がトレードマーク。数々の大会で輝かしい戦果を残しており、賞金をすべて掻っ攫うことから'''バンデットキース'''<ref group="注">バンデットとは盗賊などのならず者を意味する。</ref> という異名を持つ。目的のためなら手段を選ばない性格で、王国編ではイカサマや窃盗も平然と行い、正々堂々としたデュエルを是とする城之内に対しては「カードゲームはいかに相手を陥れるかを競い合う勝負」と吐き捨てている。また、本人の弁によれば「今まで倒してきた相手は二度とカードを手にしなくなった」という。
: 過去にニューヨーク・デュエルスタジアムを舞台に、ペガサスに勝負を挑んだことがある。ペガサスは「全米にTV中継を流すこと」などを条件に勝負を引き受けたものの、デュエル開始早々に初心者の少年'''トム'''(声:[[石橋美佳]])と交代。キースは負けることを恐れて逃げたものと見なしたが、これはペガサスの罠であり、密かに千年眼の力でキースの戦術の全てを見通し、対処法を記したメモをトムに渡していた。その結果、キースは為す術もなく完敗<ref group="注">この時のペガサスの発言「トムの勝ちデース」は公式でもネタになっている{{要出典|date=2025年8月}}。</ref><ref group="注">彼の敗因となっていた「飛行エレファント」は劇中での展開を再現してOCG化した。</ref>。さらに追い打ちをかけるようにペガサスはこの光景を「初心者でもチャンピオンに勝てるカードゲーム」と称して自社製品のCMに仕立て上げてしまい、キースは全てを失うこととなった。これを契機にペガサスを激しく憎むようになり、勝つためには手段を択ばない性格になった<ref>{{Cite book|和書|title=遊・戯・王 キャラクターズガイド ―真理の福音―|publisher=集英社|page=125}}</ref>。
: 苦杯を嘗めさせられたキースはデュエル界から姿を消し、酒やドラッグに溺れ、危険なギャンブルにまで手を染めるなどして落ちぶれていく。その一方で転落人生という名の地獄から抜け出すにはペガサスを倒すしかないとの考えにも至っており、恨みを晴らすべく<ref group="注">公式ガイドブック「千年の書」(106頁)ではペガサスへの復讐を建前に賞金目当てで参加したものと解釈されている。</ref> 「決闘者の王国」に不法参加。「王国には40枚のデッキしか持ち込めない」という大会ルールを無視し、着用する[[ウェストコート|チョッキ]]に何種類ものデッキを忍ばせ、自らを慕う骨塚、佐竹、高井戸のデッキを強化してスターチップを集めさせていた。骨塚脱落後は、高井戸と佐竹からチップを強奪。一度もデュエルすることなく準決勝戦に進出する。
: 飛び入り参加ゆえに参加証カードを所持していなかったため、ベスト4での対戦相手である城之内の参加証カードを盗み出し<ref group="注">原作では盗み出した直後、遊戯と鉢合わせし、遊戯を殴り飛ばしたため、城之内に殴られている。ケンカの実力は城之内のほうが上であったが、城之内は「お前はデュエルで倒す」と宣言したことに加え、カード強奪を気づかれなかったことから、その場から逃れることには成功している。</ref>、脱落させようとしたが城之内が舞から参加証カードを譲り受けて失格を免れたため、城之内とのデュエルを展開。落ちぶれたとはいえ、全米チャンプの腕前は健在であることを証明するが「リストバンドに隠してあるカードを使う」というイカサマも平然と行う。最終的には自身のカード「時の機械-タイム・マシーン」を逆に利用されて敗北。ペガサスへの復讐を諦めきれなかったため、ナイフ(アニメ版では拳銃)をペガサスに突き付けて、賞金を渡すように脅迫するが、ペガサスから無法の全てを見抜かれて「デュエリストのマインドを失った」と吐き捨てられた末「自身の人差し指が形を変えた銃で自身の頭を撃ち抜く」という闇の罰ゲームにより死亡する。アニメ版では、城之内に敗北した直後、城之内の参加カードが城之内本人のものではないことを理由に彼を失格させようとする往生際の悪さを見せる。城之内は素直に自分の参加カードではないことを認めるが、逆にキースが、そのことを知っている謎に繋がり、ペガサスの口からキースの不正が公になった。最終的には、キースは床の落とし穴から海へと落とされ、王国を強制追放された。
: アニメ版では王国追放後、海を[[漂流]]中にグールズの船と遭遇し、マリクに拾われて洗脳を施され、グールズの一員にされた。占い師に化けて遊戯から千年パズルを強奪した後、遊戯を廃工場へ導き、千年パズルをかけて、本来の遊戯とデュエルを行う。「機械王」を中心とした新機械戦術を展開し、それらを攻略された後は「ゼラ」や「ホーリー・ナイト・ドラゴン」といった複製レアカードを使用。王国での城之内戦の時と同じように隠しカードを用いる不正行為も行った<ref group="注">この時、遊戯から「自分のデッキを無視してレアカードに頼るのはデュエリストらしくない」とアドバイスされている。</ref> デュエルを行っているうちにマリクの洗脳に抵抗する様子を見せるようになり、バクラの力で洗脳が弱まったことで、マリクの命令に抗い錯乱状態に陥る。そして、遊戯の千年パズルを崩し、さらにガスタンクを破壊し火事を起こした<ref group="注">原作ではMrクラウンが行った。</ref>。その後は逃走<ref group="注">この際城之内と本田と出会い本田に「あの野郎」と言われていたが、2人とも遊戯の救出を優先したため、相手にされなくなった。</ref> し、消息不明となった。
: ゲーム版のDM8では最終的にマリク脱退後のグールズを乗っ取り、ネオ・グールズとして決起し、暗躍する姿が描かれた。また、このゲームに登場したレベッカの「ペガサスやキースがいなくなってアメリカのデュエリストレベルは低くなった」との発言から、ペガサス同様、かつての全米における名声と地位、デュエリストに対する影響力の大きさがうかがえる。2005年に発売された[[ニンテンドーDS]]ソフト『[[遊☆戯☆王デュエルモンスターズ NIGHTMARE TROUBADOUR]]』ではペガサス共々、乃亜に洗脳された際、ペガサスのしもべとして動いていた。事件解決後は闇のデュエリストとして単独で行動している。
: 作者曰く、キースが機械族デッキを使用する理由は、その冷徹な性格を反映させているためだという。また、多彩なデッキを使用しているという設定から、(どんなデッキを使用させるか)悩んだとも述べている<ref name=":0">{{Cite book|和書|title=遊☆戯☆王 オフィシャルカードゲーム 公式カードカタログ ザ・ヴァリュアブル・ブック 1|publisher=集英社|page=129}}</ref>。また、作者はお気に入りの悪役として、海馬に次いでキースを挙げている<ref>{{Cite web|和書|url=http://taretare.s56.xrea.com/sugoroku/interview/ajump0302.html |title=米版ジャンプ2003年2月号インタビュー |publisher = |accessdate=2020-08-30}}</ref> 。
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; Mr.クロケッツ
: 声 - [[永野善一]]
: ペガサスの忠実な[[執事]]の男性。一人称は「私」。
: 決闘者の王国 決勝トーナメントでは司会進行役を務める。
: 海馬には卑しい態度を取っていたが城に入れないと悟った海馬によって[[ジュラルミン]]ケースで殴られた上、[[人質]]として銃を突きつけられてしまう(アニメ版では人質描写はカット)。ペガサスの敗北後、遊戯たちにペガサスが海馬コーポレーションを手に入れようとした理由を教え、賞金の[[小切手]]や海馬のジュラルミンケースも渡した。
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: 英語版での名前はCroquet。
; 猿渡(さるわたり)
: 声 - [[滝下毅]]<ref group="注">ただし、役名は「黒服の男」とクレジットした(「猿渡」の名は王国編初出であるため)</ref> / [[岡崎雅紘]] / 稲田徹(劇場版『遊☆戯☆王』)
: I2社の社員の男性。
: DEATH-T編で初登場。元々は海馬コーポレーションでモクバの護衛をしていたが、初登場した時点でI2社に寝返っており、海馬コーポレーション内の情報をI2社に流していた。王国でモクバを再度捕らえた際にそのことを明かし、遊戯と死者の腹話術師のデュエルの最中、モクバをペガサス城に再度連行した。海馬と対面した際はクロケッツを人質にした海馬に驚愕しながらも彼にモクバが入手したスターチップを手渡している。ペガサス敗北後は海馬を解放した。
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: 声 - [[松山鷹志]](迷)、西村仁(宮)
: I2社から派遣されたプレイヤーキラーの男性にして、双子の兄弟であり、兄が'''迷'''、弟が'''宮'''である。
: 地下ダンジョンの番人を称し、地下深くに築かれた[[迷宮]]フィールドで遊戯・城之内組と対戦、シリーズ初のタッグデュエルを行なう。迷宮という特異なフィールドを利用する一方、「迷宮の魔戦車」やペガサスが自分たちのために作ってくれた「ゲート・ガーディアン」などの強力モンスターで2人を苦しめるが、最後は遊戯と城之内の結束の力で生み出された「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」の前に敗れた。デュエルに敗れた後は「迷」と「宮」の書かれた扉どちらかが地上に繋っており、どちらかを当てれば地上に帰れるというルールでクイズを出して遊戯たちを迷宮に閉じ込めようとするが、正解は1/2の確率にもかかわらず正解を当てることは不可能と自信を持ちすぎた表情を見せたことから遊戯は疑問を抱き、トリックを見抜いた遊戯がクイズに正解して迷宮を脱出。実際扉は両方とも同じ通路に出るようになっており、デュエルを行うペガサスの手下では唯一最後の最後までイカサマをしていた。
: 最終回のエピローグにおいては、[[万里の長城]]で舞・ヴィヴィアンのタッグとデュエルを行っている。また、DM8でも万里の長城に登場。
: 『GX』でも登場。クロノス教諭の命でデュエル・アカデミアを訪れた刺客とされ、十代と翔の在退学を賭けた対戦相手を務め、劇中では遊戯と戦った伝説のデュエリストと呼ばれていた。
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: バトルシティ編で初登場。王の記憶と千年アイテムを守護し続けてきた墓守の一族・イシュタール家の末裔であり、近い未来を見通す力を持つ千年アイテムの一つ「千年タウク(首飾り)」の所持者の若い女性。容姿は美人の分類に入るらしい{{Refnest|group="注"|原作「遊闘146」においては、入院中の遊戯と同室となった老人から「ベッピンさん」と呼ばれる場面がある。}}。一人称は「私(わたし)」だが、アニメでは主に「私(わたくし)」を使用している。イシュタール家の惨劇の後、マリクとリシドが千年ロッドとともに行方不明となった後に、千年タウクの所持者となり、遠い未来を予測する力を得た。後にバトルシティ編では童実野美術館で開催された古代エジプト展の管理責任者として来日。その真の目的はグールズにより奪われた神のカード「オシリスの天空竜」と「ラーの翼神竜」を取り戻し、弟のマリクを救うことであった。後に起こる未来を見据えていたイシズは、海馬に「オベリスクの巨神兵」のカードを譲り渡し、バトルシティ大会を開催するように仕向けた。アニメ版では海馬との邂逅の後、グールズを率いるマリクと童実野美術館で再会している。
: その後、バトルシティ大会に密かに参加。バトルシティ決勝大会で[[ジュラバ]]で正体を隠した姿で出場。海馬のデュエル相手となる。そして千年タウクの未来予知の力とデュエリストとしての腕で海馬を追い詰めるが「未来に導かれはしない」という海馬の信念の強さもあって、海馬に敗北する。脱落後は千年タウクを遊戯に託し、弟マリクの救出、未来を遊戯や海馬たちに託し、事の結末を見守る。デュエリストとしては墓地のカードとデッキを入れ替える「現世と冥界の逆転」をキーカードとしたデッキを使用。デッキ破壊を得意とする海馬を追い詰めた。そのデュエリストとしての実力は、闇マリクいわく表マリクが一度も勝てなかった程で、相当な実力者であることが窺える。6人の千年アイテムを持つキャラクターの中で唯一、闇のゲームや罰ゲームを作中では行わなかった。
: 初出は[[ゲームボーイ|GB]]版『遊戯王DM2』に現れた隠しキャラクターで、その際の名称は'''イシズ・イシュタル・ナオミ'''。同じデザインのキャラクターはPS版『封印されし記憶』においても'''石津 ナオミ'''('''いしづ なおみナオミ''')の名で登場している。
: 名前の由来はエジプト神話の女神「[[イシス]]」から。
; エスパー絽場(エスパーろば)
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=== グールズ(GHOULS) ===
世界的に暗躍するレアカード窃盗集団。裏ゲーム界を支配する闇組織でマリク・イシュタールを総帥とする。
レアカードを武力的かつ強引な手段で奪い去る強奪、闇での密売、レアカードの密造([[複製]]、量産)など、様々な組織犯罪で多額の利益を得ている。レアハンターとは組織内におけるレアカード強奪団を指す。ペガサスが王家の谷に封印した3枚の神のカードの内、「ラーの翼神竜」「オシリスの天空竜」の2枚を盗み出している。遊戯王DM8(ゲーム版)では、バトルシティ終結後のマリクなき後は、キース・ハワードがグールズの新たな総帥となり、「ネオ・グールズ」として決起・暗躍したことが描かれた。名はイスラム伝説の屍食鬼「[[グール]]」に由来する。英語版ではRare Huntersと名称が変更されている。
; [[マリク・イシュタール]]
: 声 - [[岩永哲哉]](幼少期:[[木村亜希子]])
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: 顔の左半分の古代文字の文様が特徴で、マリクの闇人格を封印するため、また背中に碑文を刻まれたマリクと苦痛を共有するためにリシド自身が刻み込んだものである。眼光の鋭い威圧感溢れる風貌にして首領の片腕という立場ではあるが、手段を選ばないマリクや他レアハンターとは異なり、武人然とした、義理堅く情に厚い人物。マリクの卑劣な行いを黙していたのは、マリクへの忠誠心ゆえであり、それを理解していたマリクも敢えて洗脳していなかったが、それでも身を引き裂くような心の痛みを感じていた。決闘においては正々堂々と真っ向勝負を好む真のデュエリストであり、バトルシティ予選ではリシド1人でパズルカードを12枚集めるほどの実力と律儀さを見せ、後述の決闘においても己の信念とタクティクスをほぼ貫いた。
: バトルシティ決勝大会にはマリクの影武者として出場。マリクに洗脳された獏良の誘導によって遊戯たちに本物のマリクであると思わせた。そして、城之内と対戦。リシドをマリクと思い込んでいた城之内は怒りを胸にデュエルを挑むが、手段を選ばないマリクの性格とは程遠いその正々堂々としたデュエルスタイルから、リシドが本物のマリクではないことを見破られる。焦ったマリクはリシドに「ラーの翼神竜」のコピーカードを使わせるが、リシドは意識を失い敗北。闇人格のマリクを覚醒させてしまうこととなる。
: 赤ん坊の頃にマリクの両親に拾われ、マリクやイシズと共に育てられた[[捨て子]]。それ故に、家族という存在に強い憧れを持つ。息子、血族の後継者とは見てもらえず、[[使用人]]として[[養父]]に酷い扱いを受け、時には[[暴力]]を受けていたがそれでも家族である養父や、幼少時に死亡した温厚な養母を慕っていた。
: バトルシティ決勝戦の終盤で、遊戯は「ラーの翼神竜」を破壊してマリクのLPを1に出来できるチャンスを迎えるが、生け贄となっているマリクの主人格は生きる力をも失っているため、この方法では1ポイントでは耐え切れずに死んでしまうことを思い、躊躇していた。その頃に奇跡的に意識を回復して自力で決闘塔に行き着き、表マリクに希望の光を見出すために「たとえ闇をさ迷おうとも人は生き続けなければならない」「人は決して光を目指すのではなく生きてこそ光はある」という人間の宿命を諭すという非常に重要な役割を果たす。この戦いを闇遊戯が制した後、晴れてイシュタール家の使用人ではなく、家族の一員として迎えられた。
: アニメ版ではマリクとの兄弟関係性が描かれ、強調されている。一方、実子に恵まれないイシュタール夫人の計らいで10歳の頃に墓守の儀式を受けるはずだったが、9歳の頃にマリクを生んだことで母親が他界し、父親からは冷たく接せられたことを逆恨みして幼少時のマリクが寝ている隙をついて刺殺しようともしていた。しかし、マリクの自分を想う言葉に正気を取り戻して悔悛し、それ以来はどんなことがあろうともマリクに忠誠を誓うというエピソードが描かれた。
: ゲーム版DM8によるとバトルシティ終結後はエジプトにて新たなる人生を送っている模様。イシュタール家に対しては家族となった後も様づけするなど、イシュタール家への忠誠心は揺ぎ無い。また、以前の威圧感のある口調から丁重な口調(敬語)に変化しているなど、人柄も随分と穏やかとなっている。
: 記憶編(戦いの儀)では遊戯と闇遊戯の最終決闘を見届けた。
: 『遊☆戯☆王R』では城之内が真の決闘者を語る際、梶木と絽場と共に登場している。
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: グールズの手で複製された「封印されしエクゾディア」の各パーツカードを素早く揃えて勝利するデッキを使用。さらにカードに特殊塗料を塗り、専用の透視[[コンタクトレンズ]]でデッキの一番上のカードを確認できるようにもしている。エクゾディアを有していることから自身の戦術に絶対的自信を持っており、己のデッキを最強であると自負している。
: バトルシティ開催前に城之内を襲撃・勝利して、彼の持つ「真紅眼の黒竜」を強奪<ref group="注">原作では開催前夜、亀のゲーム屋で大会用デッキを汲んだ帰り道。アニメ版では1週間前、デュエルディスク入手後、静香の手術の立ち合いに向かっている最中。</ref>。大会当日、城之内の代わりに「真紅眼の黒竜」奪還に挑んできた闇遊戯と大会最初のデュエルを展開<ref group="注">この対決の前に城之内は闇遊戯にレアハンターのデッキにエクゾディアが入っていることを伝えよとしたが闇遊戯から「その先は何も言うな。どんな卑劣な手段を持っていようが俺が手の内を知る権利はない」と言って正々堂々戦うことを示された。</ref>。ターンが進んでいくと魔法カード「天使の施し」を2枚使用して手札を入れ替えて守備力の高い壁モンスターを連続で出すなど攻めの姿勢を見せない戦術から、闇遊戯から疑問を抱かれモンスターの攻防でライフを減らすことを考えていないと見抜かれエクゾディア使いであることを看破されると「連鎖破壊(チェーン・デストラクション)」でエクゾディアパーツを破壊されて惨敗した<ref group="注">エクゾディアのカードは本体はもちろん腕や足などのパーツカードさえも墓地に置かれたら二度と蘇生させることはできず、原作ではエクゾディア召喚以外の方法では戦闘不能であることを指摘されLPは開始当初の設定である4000のままだったがデュエルを強制的に終了させられる形で遊戯に敗れた。</ref>。敗北後はマリクに肉体を乗っ取られて「グールズ最弱の男」と酷評され、闇遊戯に「真紅眼の黒竜」とパズルカードを譲り渡す。
: なお原作ではエクゾディアパーツが破壊された時点で勝敗が決したのに対し、アニメ版ではさらに攻撃を受けLPを0にされている。その後彼のデッキは闇遊戯によって破り捨てられた。
: 「レアハンター」とは、レアカード強奪を目的とするグールズ所属のデュエリストたちの総称であるために本名ではない。『遊☆戯☆王キャラクターガイドブック 真理の福音』では「レアハンター(1)」と記されていた。また、アニメ版でバトルシティにおける参加者データに記載されていたエントリー名やGB版ゲームに登場した際の名前は「レアハンター」と表記。
: ゲーム版DM8ではバトルシティ終結後はネオ・グールズの一員として暗躍する姿が描かれた。
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: 声 - [[子安武人]]
: グールズ所属のレアハンターにして奇術師。
: 組織内におけるレアハンターの中ではナンバー2の実力者。一人称は「私(わたくし)」で、稀に「私(わたし)」(アニメでは主に「私(わたし)」)。[[仮面]]、[[シルクハット]]、[[燕尾服]]を纏っている。遊戯と同じく「ブラック・マジシャン」使いであり、「ブラック・マジシャン使いの奇術師」とも呼ばれている。デッキは遊戯の使用する「ブラック・マジシャン」とは異なる姿をした3枚の「ブラック・マジシャン」を中心とした「マジックデッキ」を使用。非情な性格をしており、「カードは勝利への手駒・手段である」という一貫した考えを持つ。勝利のためならば、自分を信頼する「ブラック・マジシャン」を捨て駒とし、イカサマ(主力カード(「ブラック・マジシャン」)を一回り小さくしてデッキの回りを良くするストリッパー)をすることも厭わない。それに加えて、ショットガン・シャッフル(カードを痛めると闇遊戯に指摘される)を披露するなど、カードへの愛情はないに等しい。溺愛していた母親の死で自殺願望に駆られたことがあり、奇術の練習で恋人を喪ったことで自殺願望が再発したこともあった(アニメ版ではカット)。
: 最強の「ブラック・マジシャン」使い、すなわち「マスター・オブ・マジシャン」は一人で十分とし、その座を賭けて闇遊戯をデュエル場へと案内。勝った者は足元の箱から手足を束縛している枷の鍵を手に入れ、負けた者は回転カッターで足を切り刻まれるというセッティングの下で、闇遊戯と生死をかけた危険なデュエルを行う。開始当初は闇遊戯の魔法カード「手札抹殺」によって自分の「ブラック・マジシャン」を捨てられるなど苦戦するも罠カード「悪夢の十字架」によって闇遊戯の「ブラック・マジシャン」を封じて有利に立つ。そしてもう一体のモンスター「キラードール」と「ブラック・マジシャン」の2体に対して魔法カード「エクトプラズマー」に変換し、その2体を犠牲にしたうえで闇遊戯にダイレクトアタックしてLPを減らそうと考える。1体目の「キラードール」は命中したが次の「ブラック・マジシャン」は変換して攻撃するも、闇遊戯の「ブラック・マジシャン」がパンドラの変換対象の発言に自ら「エクトプラズマー」に変換し闇遊戯の盾となり直前で勝機を逃す。パンドラは3体「ブラック・マジシャン」を持っていたためそのもう1体を召喚し、再度追い詰めるが「ブラック・マジシャン・ガール」の存在を知らず、攻撃力では上回ると思い込んだが、自分含め相手の墓地にある「ブラック・マジシャン」の数だけ攻撃力が500(アニメ版では実物カード準拠の300)上がることすら知らなかったため「ブラック・マジシャン」を倒され、さらに「ブラック・マジシャン」使いを名乗りながら捨て駒にして裏切った戦術が仇となり敗北を喫する。回転カッターに対し、袖に隠してある別の鍵で脱出を図る敗北した者は罰を受けなければならないと考えるマリクによって記憶の中の鍵という存在を消されてしまうも本来の遊戯に助けられる。その直後、マリクに操られた上、「悲しみの記憶を全て蘇らせることで、自殺願望を奮い立たせ、勝手に死ぬ」という処刑を仕掛けられた。闇遊戯からは快く思われていないが、デュエリストとしての実力自体は認められており「手強い魔術師使い」と評している。アニメ版ではデュエルのテクを認められた上で、「(それほどのデュエリストなら)奇術師としても相当な腕だったはず」と言われている。
: アニメ版では世界的な奇術師として絶頂にあったが、奇術の失敗によって顔に酷い傷ができ、恋人カトリーヌに辛く当たってしまい離別。そのことを後悔した矢先、マリクから彼女との復縁を条件に出されて、グールズに入団。勝利のためなら手段を選ばない非情さも、全てはカトリーヌとの将来を約束されているためであるとされた。だが、実際はマリクにカトリーヌへの愛を上手く利用され、記憶を支配されているに過ぎず、目の前に登場したカトリーヌと思しき人影も、ただの[[人形]]に過ぎなかった。フランスにいたことが述べられているが、パンドラの国籍・人種までは触れられていない。マリクによる第二の処刑はカットされ、原作におけるエキセントリックぶりも多少抑えられている。
: ゲーム版DM8ではバトルシティ終結後はネオ・グールズの構成員として暗躍する姿が描かれており、こちらでは生存している。
: 英語版では回転カッターの描写に光の加減が強く加筆されている。
556 ⟶ 558行目:
; 人形(にんぎょう)
: グールズ所属のレアハンター。
: [[スキンヘッド]]の頭に顔の大量の[[ピアス]]が特徴。過去に実の親を殺しており、その自責の念から自我を心の奥底に封じ込めている。そのため、マリクにとっては操りやすい存在になっており、彼の分身を担う。なお、アニメ版では親殺しの件は語られていない。
: 「オシリスの天空竜」を主軸としたデッキを使用し、オシリスの攻撃力を無限に上げつつ、リバイバルスライムでオシリスの天空竜を守る「ゴッド・ファイブ・コンボ」を繰り出す。
: マリクの指示があるまでは、童実野公園に放置され、パントマイマーとしてある種の名物となっていた。闇遊戯との決闘では、ゴッド・ファイブ・コンボで窮地に追い詰めるがコンボを逆用した無限ループでデッキ切れを起こして敗北。なお、遊戯との決闘を制した場合は、どこまでも追いかけて殺すようにプログラムされていた。
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: 実は王の血筋であり、先王アクナムカノンの[[双子]]の弟であったアクナディンの息子で、アテムの従兄弟にあたる。回想シーンでは、アテムよりは年上であるような描かれ方をしている。幼い頃、実父であったアクナディンの計らいにより、自分が王族の血筋であることも知らされず、父親も国を守り戦死したと聞かされて暮らしていた。そのため父が命を掛けて守った王国への忠誠心が高い。また、神官となった際にアクナディンに多くの教えを受けたため、実父であるとは知らないもののアクナディンへ強い尊敬の念を抱いている。
: 記憶編の終盤、大邪神ゾークがホルアクティによって倒された後、闇の大神官となったアクナディンに命と引き換えに洗脳されアテムと決闘を行なうが、精霊となったキサラの呼びかけにより心の中の闇の大神官が倒されたことで正気を取り戻す。アテムの消滅後、王族の血筋であることもあるが、アテムから王国を託され新たなファラオとなった。
: アニメ版ではキサラを助けたことで、キサラを捕らえた者たちにより村が放火され母親が死亡。その後王宮の試験を全て首席で通過し、アクナディンの推薦もあり若くして六神官となった。アニメではアクナディンによって洗脳されたのがゾークとの決戦前であったため、正気を取り戻したセトはアテムと共にゾークと戦った。
: 記憶編では基本的にアテムの味方として戦ったが、千年ロッドが見せた過去の映像では闇の大神官と化したアクナディンだけでなくアテムとも敵対していたような言動が描写されている。戦いの後アテムとの友情の印である石版<ref group="注">石板の王の名前は後に削り取られたが、誰が何のためにしたのかは最後まで明かされなかった。</ref> を作り、3000年後の現代に繋がった。文庫版の作者あとがきにおいて、本来はセトはキサラへの想いからアテムに背き、「白き龍」を操り復讐のために第三勢力となる予定だったが、体調不良により今の形となったと語られている。
: 原作以前にPS版「封印されし記憶」で既に登場している。原作とは容姿や設定が異なり、衣装は青色ではなく紫色、肌は小麦色ではなく、亡国の王子という設定だった。<!-- また、名前のアクセントが瀬人とは微妙に違う(「'''セ'''ト」)。 -->
: 一人称は「私」だが、アクナディンに息子と明かされた時のみモノローグで「オレ」と言っている。アニメでは千年ロッドが遊戯と海馬に見せた過去のビジョンや地下闘技場でキサラを助けに入った時と幼少期は「オレ」と言っている。
: 名前の由来は、エジプト神話の神の一人「[[セト]]」。
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: 精霊「幻想の魔術師」を操る精霊魔導士。魔術の腕を見込まれて神官に選ばれた。王墓の警備団の団長でもあり、王墓の監視を任務とする。普段は千年輪に宿る邪念を抑え込むのに魔力の大半を使っており、本来の力を発揮できない。
: 千年輪を受け継いだ際に、千年輪に封印された邪念から千年アイテムが生み出された経緯を知る。千年アイテムの出自を先王アクナムカノンに問い詰められやむなく真相を話すも、結果として先王は心労で亡くなってしまい、その責任感から次代ファラオのアテムに対して絶対の忠誠を誓っている。
: アクナムカノン王墓に再び侵入してきたバクラに単身挑み、致命傷を負うが最期の力で自らの命を犠牲にした秘術を執り行う。 その結果マハードの魂(バー)は自身の精霊(カー)「幻想の魔術師」と融合し、ブラック・マジシャンとなって肉体の死後も現ファラオに仕え続けた。
: アニメ版では幼い頃からアテムとマナの面倒を見てきた様子が描かれており、当時王子だったアテムとは兄弟のような絆で結ばれている。アクナムカノン王墓内の盗賊王バクラとの死闘から再戦を果たすまで冥界の中で鍛練を励み、「魔法の筒(マジック・シリンダー)」のような術「冥界の時空」を会得する。
: 原作に準拠した映画『[[遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS|THE DARK SIDE OF DIMENSIONS]]』で、遊戯・海馬と千年輪に取り憑かれた藍神の最終局面で遊戯からアテムへと人格交代した際にデッキの一番上のカードをアテムの力でマハード自身のカードを創造しドローした直後に召喚され、藍神の「暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ」を倒しデュエルの終止符を打った。
: 2016年5月14日より「守護神官マハード」のカード名としてOCG化を果たし<ref>映画『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』2016年5月14日~5月 - 20日の配布期間。</ref>、後の「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION 」のパックで再録された。
; アクナディン
: 声 - [[上別府仁資]](第201 - 212話)→石井康嗣(第213話以降)
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: ファラオに仕える六神官の中では最年長でリーダー格の中年の男性。千年アイテム「千年眼」の所有者。魔物たちを収容した石版を収めた「石版の神殿」の管理も担当している。髪型はペガサスに酷似している。
: 厳格ながら罪人にも慈悲を与える人格者であり、周囲から尊敬を集めていた。
: 周囲には秘密にしていたが、実はアクナムカノンの実弟([[双子]])で、セトの父親。かつて国が敵国に襲われた際、国を守る力を得るべく千年アイテムの製作を実施するが、その代償としてクル・エルナ村(かつて王宮に従事していた墓作り職人が墓荒らしとなり、移住した盗賊村)の住人のほとんど(最低でも千年アイテム製作に必要な99人)を殺害し、生贄に捧げた(アニメ版では口封じのために兵士も生け贄として殺害、共犯であった部下は千年アイテム製作・帰還の際に全員死亡した)。つまり、千年アイテムを生み出した張本人である。そのことから王族としての地位を放棄し、妻子と別れ、兄の家臣として働く。甥に当たるアテムにも忠誠を誓っていたが、息子セトへの愛情は強く、自分が王であったなら王位継承権を持っていたであろうセトがファラオの座につくことを心の奥で願っており、千年眼にも“息子を王にしてみよ”という願いを込めた。
: 記憶編当初は真っ当な神官としてファラオに仕えていたが、盗賊王バクラによって千年眼に注ぎ込まれた邪念で心の闇が増幅することとなり、千年パズル内の記憶世界に存在する闇の大神官の魂(未来の自分)と邂逅し、ゾークの傘下に加わる運命の示唆を受ける。そして徐々に邪念に影響されて狂気があらわになっていき、最終的に冥界の石版に七つの千年アイテムを納めてゾークを復活させ、邪神に忠誠を誓う闇の大神官となりファラオに戦いを挑む。ゾークの敗北後はセトに「白き龍」の力を与えるためにキサラを殺害、自らも命を絶ち(アニメ版ではセトの隠し持っていた短剣に刺され死亡)セトの心に入り込んで闇で支配し王にならせようとしたが、キサラの光により消滅した。その後セトがアテムから王位を引き継いで新たなファラオとなったことで、千年眼の所持者となった際に願った「息子をファラオに」という望みは叶ったと言える。
: 本来の歴史ではゾークを復活させることはなく、あくまで大邪神との契約で闇の力を得たに留まっている。石版の神殿の魔物と死霊軍を率いてのアテム、セトとの三つ巴の決戦の末アテムを敗北寸前にまで追い詰めるが、アテムがアクナディンの魂を道連れに千年パズルの中に魂を封印したことで相打ちになり、魂はアテムの魂と共に千年パズルの中に、肉体は[[ミイラ]]として現代まで残っていた<ref group="注">アニメ版ではこの設定は変更され、本来の歴史でもゾークは復活したため王は敗北寸前になり、千年パズルにゾークを封印したという設定になっている。そのため、アクナディンは本来の歴史ではどうなったのかも不明であり、魂の封印もされていないため、ゲーム内での自分に先の展開を語る場面も描かれずミイラも存在していない。</ref>。最終的に記憶戦争における持ち駒であったアクナディン、盗賊王バクラの両者の消滅により敗北、魂は消え去りミイラも真っ二つに破壊された。なお、最終回において冥界へと去っていくアテムを迎える先王や神官たちの中には、千年アイテムを作ってしまう以前のアクナディンらしき人物がいた。
; シモン・ムーラン
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: シャダが戦死した後は再び千年錠を手にし、王宮の守護神「エクゾディア」を召喚。ゾーク配下の死霊軍を一撃で粉砕したが、ゾークの反撃によってエクゾディアを真っ二つにされて魂(バー)に大きなダメージを負い、戦死した。
<!--: 前述に述べた通り、双六と容姿が酷似していること、「エクゾディア」使いであること、そしてエジプトを訪れ、千年パズルを入手した当時の双六が、アテムの幻影に「シモン」と呼ばれたことから推測するならば、シモン・ムーランは双六の前世であり、遊戯と「ブラック・マジシャン」、海馬と「青眼の白龍」と同様に、双六と「エクゾディア」にも三千年前からの因縁があると言える。-->
: 元々はGB版『DM1』 - 『4』、PS版『封印されし記憶』、GBA版『ダンジョンダイスモンスターズ』に登場したオリジナルキャラクターであり、当時の設定では「山奥に住む仙人」というものだった。ゲームの影響で当の原作・アニメ版に登場することとなる。原作、アニメ版では上記の通り双六と酷似しているが、ゲーム版では青白い肌であることや、服装も全く異なる外観を持っている。双六との相関性も不明瞭だが、『DM1』においてはデュエル後に「ゲームマスターを目指すならば1枚1枚のカードを大切にすること」という旨の台詞を残している。
: 名前の由来はゲームのプロデューサー'''下村 聡(しもむら さとし)'''から{{要出典|date=2025年8月}}
; 盗賊王バクラ
: 声 - 松本梨香
: ナイル増水期第二の月15日生(16歳)、身長171cm、体重50kg、血液型AB型、好きな食べ物:[[豚]]の丸焼き、嫌いな食べ物:[[ホモス]]{{Sfn|千年の書|2015|p=200-208}}
: かつてアクナディンによって滅ぼされた盗賊の村、クル・エルナ村の唯一の生き残りの少年。容姿は獏良了(特にバクラ)と酷似しており、顔には傷跡がある。一人称は「俺様」。
: 惨殺されてゆく村人の姿を見たことで王宮の者たちを憎悪しており、七つの千年アイテムを入手し、闇の力を手に入れて王国を滅ぼし、同胞の死霊と共に“世界を盗む”ことを企む。事件の首謀者がアクナディンではなく、アクナムカノンによるものだと誤解しており、その息子に当たるアテムには特に憎悪を抱いていた。また、生贄にされた村人たちの怨霊と意思疎通が可能であり、彼らを自在に操ることもできる。
: 邪念を吸収することで強くなり、様々な能力を使う強大な精霊獣「ディアバウンド」を操る。墓荒らしを行い、死者のミイラを粗末に扱うなど一般的に見れば明らかな罪人であり、神官たちからも「魔物ではなく精霊を宿すなどあり得ない」と驚愕されていたが、盗賊王バクラ自身にとってはクル・エルナ村を滅ぼされたことへの復讐によるもので自らの正義に従っていると考えており、事実その結果精霊獣を宿すに至っている。本人も粗暴ではあるが優れた判断力と知略の持ち主で、「盗賊王」を自称するだけあって卓越した罠抜けや潜入の技術も持ち、戦略に長ける。
: 記憶編が始まった直後、王族への憎悪と共に王宮に正面から乗り込み、ディアバウンドで六神官全員を圧倒する強大な力を見せた。その際はアテムが召喚した「オベリスクの巨神兵」に敗れたが、その反省を活かして戦略を練るようになり、千年輪を奪い力を付け、さらにアクナディンの千年眼に邪念を植えつけた。次戦ではアテムの「オシリスの天空竜」を倒して千年パズルを奪い、さらに力を増した。クル・エルナ村の地下神殿にある冥界の石版に千年アイテムを収めて闇の力を手にしようとするが、アテムと六神官の奮闘によってディアバウンドを倒され(アニメでは、倒され方が異なる)敗北。同じバクラの手駒でも盗賊王バクラはアクナディンと違って最期まで記憶世界のことは理解できておらず、闇RPGのルール通り砂となって消える際には愕然としながら消えていった。
: アニメ版では捕われ連行されていた盗賊バクラが闇の意思に身体を支配されて行動を起こしたという設定となっている。そのため、ディアバウンドが倒された直後に闇の意思が抜け正気に戻り、事態を理解できぬまま砂になるという無惨な最期を遂げた。しかしそのすぐ後にゲームマスターのバクラと大邪神ゾーク・ネクロファデスの力によりその魂の片割れとしてゲーム内に復活し、冥界の闇によってさらにパワーアップしたディアバウンドと何体もの強力な魔物を操り、セトと共に消えた闇の大神官を追おうとした王と神官団を足止めした。最終的には復活するゾークによって吸収される形で完全に消滅・本作の黒幕であるゾークに再統合された。
: 記憶戦争においてはアクナディン同様にバクラの持ち駒であり、重要な位置づけにある。千年リングに宿る闇の大神官の分身「バクラ」が記憶編での「盗賊王バクラ」の行動を見て盗賊王の記憶を思い出す場面もある(アニメではカット)が、アクナディンに邪念を植えつけて手駒にしようとした盗賊王バクラの方がアクナディン(闇の大神官)の手駒にされてしまった本来の歴史の詳細は不明。文庫版の作者の後書きでは、闇の心を持った者が千年アイテムと使うとゾーク復活の手駒にされてしまう例としてバクラが挙げられている。
; ゲベルク
: 地下囚人棟で囚人同士を戦わせ、魔物強化の実験を行っていた老人男性。
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: アニメ版ではアテムの幼馴染で、ファラオになってもアテムを「王」ではなく「王子」と間違えて呼んでいる。記憶の世界の住人でない遊戯たちを見ることができた。魔法の腕は多少未熟だが、魔法の杖による杖術や、呪文の辞典を転送したり、[[金縛り]]や物体を操る魔法、およびカード「マジカルシルクハット」のような内容の幻影技「魔術の冠(まじゅつのかんむり)」を使う。精霊を偶然召喚して以降、度々精霊を召喚して最終決戦を戦った。自身の精霊に乗り移る能力を持つ。最終決戦で精霊をゾークに倒されつつも生き残った後は神官セトと共に現実世界に帰るアテムを見送った。
: 原作とアニメでカラーリングが異なり、原作では金髪に対し、アニメ版では濃い茶髪。精霊の方も、原作では褐色肌に対し、アニメ版では白肌となっており、ブラック・マジシャン・ガールにより近い見た目をしている。
: 2019年2月9日の「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」に「守護神官マナ」のカード名としてOCG化を果たすが、容姿はアニメと同様褐色肌で髪型は異なり、黒髪のショートヘアとなっている<ref>高橋和希のき下ろしオリジナルイラスト</ref>。
; ボバサ
: 声 - 水島裕
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: 原作での一人称は「ボク」で、稀に「私」「ボバサ」。アニメでの一人称は「ボバサ」で、稀に「オイラ」。
; ハサン
: 声 - [[池田政典]]<ref group="注">以前はナレーション担当(初期のみ第25話まで)</ref>
: 黄金の仮面を被った謎の人物。
: ボバサの正体であり、アテムの父アクナムカノンの魂の化身(アニメ版では歴代のファラオを守ってきた守護神)。千年アイテムの力を恐れたアクナムカノンが死後、自らの魂を記憶の石版に捧げて封印した精霊。バクラの攻撃で谷底に落ちたアテムを助けた。ゾークの復活と共にアテムの元に現れ、アテムを援護した。最期はアテムをゾークの攻撃から庇い、消滅した。原作では仮面の下の顔はシャーディーのものだった。アニメでは素顔は不明だが最後にシャーディーが千年秤の力で同化した際には原作同様シャーディーの顔になった。
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: 声 - 海津義孝
: 冥界に君臨する大邪神。本作の黒幕。アクナディンを利用して千年アイテムを生み出させた悪の根源。
: 記憶編終盤において七つの千年アイテムと冥界の石版(アニメ版では盗賊王バクラとゲームマスターバクラを吸収させている)によって復活し、部下である無数の死霊軍を率いて世界を滅ぼそうとする。ブラック・マジシャンやエクゾディアを圧倒、アニメ版では「青眼の白龍」や三幻神、さらには「究極竜騎士」をも退けるなど原作よりも以上の悪役全開となるが、光の創世神ホルアクティに敗れ死霊軍と共に消滅した。
: アニメ版では本来の歴史でも復活して王を圧倒し、千年パズルに封印されたのは闇の大神官の魂ではなくゾークの魂ということに変更されている。そのため、アクナディンのミイラが現代に存在することや、アクナディンがゲーム内での自分に話しかける場面はない。遊戯たちが駆けつけた際にデュエルディスクからモンスターを召喚されるも全て倒し、倒したモンスターの攻撃力分のダメージを持ち主のプレイヤーに与える能力として設定がなされている。
: モンスターワールド編のゾーク(声:飯塚昭三)がキャラクターのとなっている。下半身の股間部分にはドラゴンと思わしき生物が付いているが、文庫版ではデザインが変更され、この生物はゾークに巻き付いてるだけの存在になっている。
; 光の創造神ホルアクティ(ひかりのそうぞうしんホルアクティ)
: 声 - [[深見梨加]]
: ゾークの対極に位置する女神で、母性の力の象徴でもある。
: 記憶編終盤において王の名によってオシリス、オベリスク、ラーの三幻神が融合して現れた。「光創生(ジェセル)」の一撃でゾークを消滅させる。
: 2011年12月にOCG化されるが、その時期にストラクチャーデッキ-ドラゴニック・レギオン-に封入されている応募券3000名、週刊少年ジャンプ(2012年2号)・Vジャンプ(2012年2月号)・DUEL ARTの合同企画4000名、アニメZEXAL(2011『ZEXAL』(2011年12月19日放送回)での応募3000名の計10000名に抽選でプレゼントされた。2020年現在ではオークションでしか入手できず入手困難となっている
: 名の由来はエジプト神話の神「ラー・ホルアクティ([[ホルス]])」から。
 
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: 学園編で初登場。全編を通して物語の重要な鍵を握る人物である。一人称は「私」。生年月日、年齢、血液型など一切不明。闇遊戯のことを「ファラオ」と呼ぶ。学園編にて「[[アヌビス]]の使徒」と称して王家の谷で王墓発掘に携わった吉森と金倉を裁くために来日、童実野町を訪れる。金倉を裁くために童実野美術館を訪れた所を遊戯と初対面を果たす。その後は金倉を「王家の谷の墓を冒した」として裁くに値するかをその罪の重さを千年秤で量り、闇のゲームを展開し、私利私欲に満ちた金倉を葬る。金倉は遊戯から千年パズルを貸してもらっていたため、千年パズルを発見。そして遊戯と顔を合わせ、それが遊戯の所持品であり、遊戯が千年パズルを完成させたことを知る。千年パズルによって得た力を遊戯が有しているかを確認すべく、千年錠の力で遊戯の心の部屋に入り込み、闇遊戯との命がけのゲームの末、彼に興味を覚える。その後は吉森教授を裁こうと接近していたが、吉森と面識があった遊戯たちが吉森の元を訪れることに宿命を感じて再度、遊戯に闇のゲームで挑戦する。敗北後は遊戯との再会を願いながら去っていった。この時「自分が名乗るのは生まれて初めてのことだ」と語っている。王国編ではペガサスの館でシンディアの肖像画と共に彼の肖像画が飾られており、遊戯たちを驚愕させた。
: 実は墓守の一族の人間である。
: 王国編ではペガサスの過去に深く関与し(この頃は、少年として描写されている)、ペガサスに千年眼(ミレニアム・アイ)を与え、マジック&ウィザーズ製作の発端となり、バトルシティ編では当時の幼いマリクの前に現れ、マリクの復讐(または、グールズ結成とバトルシティでの事件)の発端を作り出すなど、黒幕的な役割を見せる。その後の記憶編では遊戯たちを導き、最後には意外な役割を果たす。肌は褐色だが、顔の彫りは深く[[黒人]]ではない
: 第2作では王国でのペガサスとのデュエルを終えた遊戯の前に初めてその姿を現す。バトルシティでのバクラ戦を終えた直後のバトルシップに現れ、遊戯と2度目の対面をする。また、バトルシップから落ちそうになった本田と御伽を助けたりもした。上記の通り原作本編では生死さえ曖昧な存在だったが、記憶編で登場した時は「肉体は既に滅びている」「肉体はバクラの手により消滅させられた」と発言しており第2作では既に死亡していることが明かされている。
: 原作に準拠した映画『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』でも本編開始前に誕生したばかりのバクラによって殺害されていたことが明かされており、「'''シャーディー・シン'''」という本名も判明。生前は少年少女たちに「シン様」と呼ばれ慕われていた。
<!-- : 第2作の途中から名前の[[イントネーション]]が変わっている(第1作〜第2作中盤までは「'''シャー'''ディー」、第2作後半から「シャー'''ディー'''」)。 -->
; シンディア
: 声 - [[水野理紗]]
: 故人。若き日のペガサス・J・クロフォードの恋人。
: [[金髪]]の美しい容姿をした少女。14年前に資産家の父がペガサスの父と交流があった縁からペガサスと知り合う。ペガサスとは様々な夢を語り合い、生涯を誓い合う程の間柄へと発展したが、ペガサスが17歳になったばかりの頃に病に侵され、わずか17歳という若さでこの世を去った。彼女の死はペガサスの心に深い闇を作り上げ、やがて彼をマジック&ウィザーズの創作へと駆り立てることとなる。後にペガサスとシンディアの悲恋として、ペガサスの口からその存在が語られる。文庫版の後書きによればペガサス死亡後、天国でペガサスと再会したとされる。
: 英語版での名前はCecilia Pegasus。
; アーサー・ホプキンス
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: 武藤双六のゲーム仲間の親友で、双六に「青眼の白龍」のカードを譲り渡した張本人の男性。
: 原作および第1作では名前は明らかにされておらず、写真のみの登場(1コマのみ)で、双六に「青眼の白龍」を譲った大切な友人であるとしか語られなかった。
: 第2作ではレベッカの祖父・教授という設定が加えられた上で登場。さらに、双六に渡した「青眼の白龍」が発端で、孫のレベッカと遊戯が争うこととなる。アメリカを舞台としたドーマ編とKCグランプリ編にも登場した。第2作では昔、エジプトで双六と一緒に探索に向かうが落盤事故に遭い、水を賭けて双六とデュエルすることになったが、自身が脱水状態で危険な状態を見抜いた双六がサレンダーし、水を分け与えてもらったことで絆を深めた、というエピソードが追加されている。アーサーの論文は人間とデュエルモンスターズとの関係性を示したもので、現実味を帯びない考えは学会では笑いの種らしいが、本作ではアーサーの考え方が正しいものとなっている。戦いの儀を終えて帰国した遊戯たちをレベッカと共に空港で出迎えた。
: 原作者の高橋和希はアーサーが青眼の白龍を所有していた理由として「ペガサスと知り合いで、彼から特別なカードとして1枚だけ譲り受けたのかもしれない」と推察している<ref>{{Cite book|和書|title=遊・戯・王 キャラクターズガイド ―真理の福音―|publisher=集英社|page=274}}</ref>。
: 英語版での名前はArthur Hawkins。
; イシュタール家先代長
: 声 - [[安崎求]]
: イシズとマリクの実父でリシドの養父。一人称は「私」。
: マリクが老齢になったような容貌をしている。一族の伝統を重んじているが非常に厳格かつ冷酷な性格。養子のリシドを毛嫌いしており、実子のマリクに対しても一族の伝統を継いでいく者としか見ていないところがあり、同じように実子のイシズに対しても愛情は見られなかった。アニメ版では妻が生きていた頃は比較的穏やかに描かれており、妻の死により、変わってしまったような描写がなされた。
: リシドがマリクを外に遊びに行かせた手伝いをしたことを知り、焼き鏝(アニメ版では鞭)を使って、リシドに制裁を与えるが、リシドが意識を失ったことで、闇マリクが覚醒。千年ロッドを手にした闇マリクに刺殺され、形見のイヤリングはマリクに受け継がれた。原作では闇マリクはリシドへの選別として殺害した父の背中の皮を剥がしたものを(一族の絆とその証として背中の刻印を求めたことがある)リシドに与えるという猟奇的な行動も見せた。
; イシュタール夫人