「スクウェア (ゲーム会社)」の版間の差分

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'''株式会社スクウェア'''({{Lang-en-short|SQUARE CO., LTD.}})は、かつて存在した[[日本]]の[[コンピュータゲーム]]ソフト会社。[[2003年]]([[平成]]15年)[[4月1日]]に同業の[[エニックス]]と[[合併 (企業)|合併]]し、[[スクウェア・エニックス]](法人としては現在の[[スクウェア・エニックス・ホールディングス]])となった。以下ではこの旧スクウェアについて解説する。
 
古くは『[[ディスク・オリジナル・グループ]] DOG』などで[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]向けソフトを開発していた。同社発売の『'''[[ファイナルファンタジーシリーズ]]'''』はエニックス(現スクウェア・エニックス)発売の『[[ドラゴンクエストシリーズ]]』と並ぶ、日本での[[コンピュータRPG]]の両巨頭である。
 
== 概要 ==
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[[1985年]](昭和60年)から[[任天堂]]とライセンス契約を結び[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]用ソフトを提供し始める。ファミコン市場への参入は開発スタッフからの要望に応えてのものだったという。当時のパソコンは機種ごとに独自仕様であり、後継機種であっても従来機のソフトが動かない事も多く、[[移植 (ソフトウェア)|移植]]にも新規開発と同等に労力を要したのに対し、ファミコンには内部仕様の変更はあれどハードの変更がなく、また移植の必要もないのでより腰を据えて開発に臨めるという理由からである<ref>[[辰巳出版]]刊『パソコンゲーム80年代記』(1990年5月発行)掲載のメーカーインタビューによる。</ref>。[[1986年]]には、ファミコン初の[[アクションRPG]]として『[[キングスナイト]]』を発表した。しかし実質、RPG要素の薄い従来型のシューティングゲームであり、販売本数も伸びなかった。その後もパソコンゲームメーカーと組んで[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]で多くのゲームを送り出す[[ディスク・オリジナル・グループ]](DOG) ブランドを展開するなど意欲を見せるも、なかなかヒット作を出せずにいた。
 
市場からの撤退も考えていた中、[[坂口博信]](後に副社長)らが開発し、[[1987年]]に発売された『'''[[ファイナルファンタジー]]'''』のヒットで飛躍の足がかりを掴み、その後は続く『'''[[ファイナルファンタジーシリーズ]]'''』、[[サガシリーズ|'''『サガ』シリーズ''']]、[[聖剣伝説|'''『聖剣伝説』シリーズ''']]などのRPGを主に制作、一気に大手メーカーとなった。
 
『ファイナルファンタジー』のヒットは同社に多大な利益をもたらした。『[[ファイナルファンタジーII]]』の発売と前後する時期、[[代々木]]で『ファイナルファンタジー』の[[キャラクターグッズ専門店|グッズショップ]]を展開した。このショップではスクウェアから[[ライセンス]]を得て各社が発行していた出版物等の他、イメージイラストを使用した[[マグカップ]]等オリジナルグッズも扱っていた。<!--余談だがこのショップの閉店後、その空いたテナントには僅かに遅れてショップ運営を開始した[[日本ファルコム]]の[[ファルコムショップ]]が入る事となる。-->
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[[Category:2003年廃止の企業]]
[[Category:2003年の合併と買収]]
[[Category:目黒区かつて存在した東京都の企業]]