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| 画像 = [[ファイル:Headquarters of Nintendo Co., Ltd.jpg|250px]]
| 画像説明 = 任天堂本社(京都府京都市南区)
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]<ref name="nintendo-gaiyou">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/outline/index.html|title=会社情報:会社概要|publisher=任天堂|accessdate=2023-02-20}}</ref>
| 機関設計 = [[監査等委員会設置会社]]<ref>[https://www.nintendo.co.jp/ir/management/governance.html コーポレート・ガバナンス] - 任天堂</ref>
| 市場情報 = {{上場情報|東証プライム|7974|[[1983年]][[7月21日]]}}{{OTC Pink|NTDOY}}{{上場情報|BMV|NTDOYN}}{{上場情報|FWB|NTOA}}{{上場情報|WBAG|NTO}}
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* 代表取締役フェロー [[宮本茂]]
}}
| 資本金 =
* 100億6500万円
(2024(2025年3月31日現在)<ref name="fy">{{Cite report |和書 |author=任天堂株式会社 |date=20242025-606-2826|title=第8485期(自 20232024年4月1日 - 至 20242025年3月31日)有価証券報告書}}</ref><!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 発行済株式総数 =
* 12億9869万株
(2024(2025年3月31日現在){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 売上高 =
* 連結: 1兆6718164965002200万円
* 単独: 1兆1839999067000900万円
(2024(2025年3月期){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 営業利益 =
* 連結: 5289282541005300万円
* 単独: 3851183832003900万円
(2024(2025年3月期){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 経常利益 =
* 連結: 6804372397001600万円
* 単独: 4972263793006300万円
(2024(2025年3月期){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 純利益 =
* 連結: 4906278842005200万円
* 単独: 3520225832001800万円
(2024(2025年3月期){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 純資産 =
* 連結: 2兆6049725498004600万円
* 単独: 1兆7211789153002800万円
(2024(2025年3月31日現在){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 総資産 =
* 連結: 3兆1513398594001500万円
* 単独: 2兆0711186505003100万円
(2024(2025年3月31日現在){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 従業員数 =
* 連結: 78,724205
* 単独: 2,814962
(2024(2025年3月31日現在){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 支店舗数 =
| 決算期 = [[3月31日]]<ref>任天堂 定款 第7章第40条</ref>
| 会計監査人 = [[PwC Japan有限責任監査法人]]{{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください -->
| 主要株主 =
* [[日本マスタートラスト信託銀行]](信託口) 16.1567%
* [[日本カストディ銀行]](信託口) 5.58%
* JPモルガン チェース バンク 380815 9.90%
* [[日本カストディ銀行]](信託口) 5.69%
* [[京都銀行]] 4.19%
* ジェーピー モルガン チェース バンク 380815 3.71%
* [[野村信託銀行]](退職給付信託三菱UFJ銀行口) 3.62%
* ステート ストリート バンク ウェアンド トラスト クライアト トリーティパニ505234505001 13.8403%
* [[ノジェーピー モガン チェー|GOVERNMENT OFバンク NORWAY]]385632 12.6431%
* ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー 505234 2.05%
* CITIBANK, N.A.-NY, AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY SHARE HOLDERS 1.58%
* CITIBANK, N.A.-NY, AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY SHARE HOLDERS 2.00%
* JPモルガン チェース バンク 385781 1.24%
* JPモルガン チェステトリート バンク 385632アンド トラスト カンパニー 505103 1.2462%
* (自己保有株式を除く)
* (2024(2025年3月31日現在){{R|fy}}<!-- 編集する際は出典を修正してください --><!-- 有価証券報告書提出会社は上位10名の株主を記載してください --><!-- 常任代理人、再信託受託者の記載は不要 --><!-- 自己株式には議決権がないため記載しないでください --><!-- 公式発表がない時点では報道によって株主構成の変動を逐一追わないでください -->
| 主要部門 = {{Plainlist|
* 技術開発本部
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}}
 
'''任天堂株式会社'''(にんてんどう、{{Lang-en-short|Nintendo Co., Ltd.}}<ref>任天堂株式会社 定款 第1章第1条</ref><!-- 英文社名は定款で明確に定義されています。出典を消さないでください。 -->)は、[[日本]]の代表的な[[多国籍企業|グローバル企業]]の一社であり{{Sfn|宮下|2022|p=7}}{{Sfn|Consalvo|2006|pp=132-133}}、主に[[玩具ゲーム機]]や[[コンピュータゲームソフト]]開発・家庭用[[レジャー]]機器を製造・販売し<ref name="MUFG-JPMorgan">{{Cite web |url=https://fs.bk.mufg.jp/webasp/pdf/monthly/2013071206_M_202503.pdf#page=3 |title=JPMジャパンマイスター ポートフォリオの状況(マザーファンド) |publisher=[[MUFG]](三菱UFJフィナンシャル・グループ)、[[JPモルガン・チェース|J.P.モルガン・アセット・マネジメント]] |date=2025-03-31 |accessdate=2025-09-27}}</ref>、また[[スマートフォン]]等の[[スマートデバイス]]向けゲームコンテンツ行っ提供している<ref name="MUFG-JPMorgan"/>。本社所在地は[[京都府]][[京都市]][[南区 (京都市)|南区]]<ref>{{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/%E4%BB%BB%E5%A4%A9%E5%A0%82-165255 |quote=任天堂 |title=日本の企業がわかる事典2014-2015 |work=[[コトバンク]] |publisher=[[DIGITALIO]]、[[講談社]] |accessdate=2025-09-27}}</ref>

[[日経平均株価]]および[[TOPIX Core30]]、[[JPX日経インデックス400]]の構成銘柄の一つ<ref>{{Cite web|url=https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component?idx=nk225#C71|title=構成銘柄一覧 日経平均株価|website=日経平均プロフィル|accessdate=2025-03-04}}</ref><ref>{{PDFlink|[https://www.jpx.co.jp/news/1044/nlsgeu0000050uqm-att/mei_12_size.pdf 「TOPIXニューインデックスシリーズ」の定期選定結果及び構成銘柄一覧]}} jpx.co.jp 2020年10月7日公表 2021年10月8日閲覧。</ref><ref>{{Cite web|url=https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component?idx=jpxnk400#C71|title=構成銘柄一覧 JPX日経インデックス400|website=日経平均プロフィル|accessdate=2025-03-04}}</ref>。[[ACジャパン]](旧・公共広告機構)の正会員企業<ref>{{Cite web |url=https://www.ad-c.or.jp/member/index.html|title=正会員リスト |accessdate=2025-01-08 |website=会員一覧 |publisher=ACジャパン}}</ref>。
 
== 概要 ==
1889年に創業した[[老舗]]企業で、娯楽に関するさまざまな事業を展開している。創業以来、多くの種類の玩具を製作しており、特に[[花札]]や[[トランプ]]は、創業初期から現在に至るまで製造、販売を続けている<ref name=":1">{{Cite web|和書|title=父「任天堂のゲーム買ってあるぞ!」→そっちかよ! まさかのチョイスに「伝説のゲーム」「ある意味マリオ以上の先輩」と話題に |url=https://nlab.itmedia.co.jp/nlcont/articles/23013350641/28/news030.html |website=ねとらぼ |access-date=2023-01-30 |date=2023-01-29 |author=植木鉢}}</ref>。
 
[[1970年代]]後期に[[ゲーム機|コンピュータゲーム機]]の開発を開始した。[[1981年]]発売の[[アーケードゲーム]]『[[ドンキーコング]]』の成功で頭角を現し、[[1983年]]発売の家庭用据え置き型ゲーム機「[[ファミリーコンピュータ]]」の[[ゲームソフト]]として[[1985年]]に発売した『[[スーパーマリオブラザーズ]]』が世界的にヒットしたことでゲーム機やゲームソフトを開発する会社として広く認知されるようになった。
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== 沿革 ==
{{Main|任天堂の歴史}}
 
=== 山内房治郎社長時代(1889年 - 1929年) ===
当時は会社の形態ではないが便宜上「社長」と表記している。
* 1889年9月23日 - [[山内房治郎]]が[[京都府]][[京都市]][[下京区]]で'''任天堂骨牌'''(山内房治郎商店)を創業。[[花札]]の製造を始める<ref name="nintendo-enkaku">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/history/index.html|title=会社概要:会社の沿革|publisher=任天堂|accessdate=2014-10-10}}</ref>。
* 1902年 - [[日本]]で初めてとなる[[トランプ]]の製造を開始{{R|nintendo-enkaku}}。
 
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** 11月18日 - アメリカで据え置き型ゲーム機「[[Wii U]]」を発売(日本では12月8日に発売)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/201209/13021095.html|title=Wii Uは2012年12月8日(土)発売!価格はベーシックセットが26250円(税込)、プレミアムセットが31500円(税込)!|publisher=|website=ファミ通|date=2012-09-13|accessdate=2014-10-10}}</ref>。
* 2014年
** 1月30日 - [[クオリティ・オブ・ライフ|QOL]]事業への参入を発表<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140130/04.html|title=2014年1月30日(木)経営方針説明会/第3四半期決算説明会 (4/5)|publisher=任天堂|date=2014-01-30|accessdate=2016-10-16}}</ref>。
** 10月11日 - ニンテンドー3DSの上位モデルに当たる携帯型ゲーム機「[[Newニンテンドー3DS]]」を発売{{R|nintendo-enkaku}}。
** 7月から12月までの半年間で「ニンテンドー3DS」用ソフトのダブルミリオン達成ソフトが5本生まれる。これは日本のゲーム市場において初めての記録となる{{R|kessan2015}}。
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** 8月25日 - 2017年4月3日付でジェスネット株式会社を子会社化すると同時にジェスネットが株式会社アジオカより、ビデオゲーム卸売事業を譲受することを取締役会において決議<ref name="release20160825">{{Cite web|和書|date=2016-08-25|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2016/160825.pdf|title=ジェスネット株式会社の子会社化及び株式会社アジオカからの事業譲受に関するお知らせ|format=PDF|publisher=任天堂|accessdate=2017-01-16}}</ref>。
** 10月20日 - 家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」の情報を公開<ref name="NS">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161020.html|title=ニュースリリース : 2016年10月20日|publisher=任天堂|date=2016-10-20|accessdate=2016-10-26}}</ref>。
** 11月29日 - [[ユニバーサル・パークス&リゾーツ]]が運営している[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]、[[ユニバーサル・オーランド・リゾート]]、[[ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド]]で任天堂のテーマパークを展開することを発表<ref name="us">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161129.html|title=ニュースリリース : 2016年11月29日|publisher=任天堂|date=2016-11-29|accessdate=2016-11-29}}</ref>{{Efn2|[[2015年]][[5月8日]]に行われた [https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/150508/04.html 決算説明会] の中で、[[ユニバーサル・パークス&リゾーツ]]と合意し、任天堂[[知的財産|IP]]を用いたテーマパークを展開している計画があることを発表。}}。
** 12月15日 - [[iOS]]向けゲームアプリ『[[SUPER MARIO RUN]]』を150の国と地域の[[App Store]]で配信開始。開始4日間のダウンロード数が4,000万を超え、App Storeにおける最速記録になった<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161221.html|title=ニュースリリース : 2016年12月21日|publisher=任天堂|date=2016-12-21|accessdate=2017-01-05}}</ref>。
* 2017年
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** 4月3日 - ジェスネット株式会社を子会社化し、任天堂販売株式会社に商号変更{{R|release20160825}}<ref>{{Cite web|url=https://www.nintendo-sales.co.jp/corporate/history.html|title=沿革|publisher=任天堂販売|accessdate=2017-08-01}}</ref>。
* 2018年
** 2月1日 - [[ユニバーサル・スタジオ]]との共同出資により、ユニバーサルの傘下である[[イルミネーション・エンターテインメント]]と共同でスーパーマリオの[[アニメーション映画]]の製作を開始したことを発表<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2018/180201.html|title=イルミネーションと任天堂 「スーパーマリオ」アニメ映画の企画開発を開始|publisher=任天堂|date=2018-02-01|accessdate=2018-02-15}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://jp.reuters.com/article/illumination-nintendo-supermario-idJPKBN1FL3NO/|title=任天堂、「スーパーマリオ」アニメ映画製作へ=経営方針説明会|publisher=[[ロイター]]|accessdate=2017-02-06}}</ref>。
** 4月 - 3月期決算で7年ぶりに売上高1兆円超を計上<ref>{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20180427/k00/00m/020/104000c|title=任天堂売上高7年ぶり1兆円超え スイッチ、業績けん引|publisher=[毎日新聞|accessdate=2023-02-20}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042601325|title=任天堂社長に古川氏=売上高7年ぶり1兆円|publisher=[[時事通信社]]|accessdate=2017-04-27}}</ref>。
** 4月27日 - 株式会社[[サイバーエージェント]]の傘下である株式会社[[Cygames]]の発行済み株式数の約5%を取得し、[[スマートデバイス]]向けゲーム事業での業務提携を行うことを発表<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL27HQS_27042018000000/|title=任天堂、Cygamesとゲームアプリで提携発表 株5%取得|publisher=日本経済新聞|accessdate=2017-04-27}}</ref>。
 
=== 古川俊太郎社長時代(2018年 - 現在) ===
{{特殊文字|説明=[[Microsoftコードページ932]]([[はしご高]])}}
* 2018年
** 6月28日 - 代表取締役社長を務めていた君島の退任により、代表取締役社長に[[古川俊太郎]]が就任<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2018/180426_5.pdf|title=代表取締役等の異動に関するお知らせ|accessdate=2020-05-23|publisher=}}</ref><ref>{{Cite news|title=任天堂次期社長 古川俊太郎氏(46)硬軟使い分ける経理マン|newspaper=日本経済新聞|date=2018-04-27|url=https://www.nikkei.com/article/DGKKZO29908640W8A420C1TJ1000/|accessdate=2018-04-27}}</ref><ref>{{Cite news|title=任天堂、「脱カリスマ」へ集団経営 社長に古川氏|newspaper=日本経済新聞|date=2018-04-27|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2988534026042018TJ1000/|accessdate=2018-04-27}}</ref>。
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** 1月16日 - 家庭用ゲーム機「[[Nintendo Switch 2]]」を発表。
** 2月10日 - [[台湾]]に現地法人「台湾任天堂股份有限公司」を設立<ref name="tw">{{Cite web |和書 |date=2025-02-18 |url=https://www.nintendo.tw/support/information/2025/0218.html |title=「台灣任天堂股份有限公司」設立公告 |publisher=香港商任天堂香港有限公司台灣分公司 |accessdate=2025-03-03}}</ref>。
** 8月27日 - 株式会社ワープスター(2025年4月1日より連結子会社化)の商号を「[[ニンテンドースターズ]]株式会社」に変更するとともに、任天堂の[[知的財産権]](IP)を用いた映画における二次利用事業を担う子会社として事業再編したことを発表<ref>{{Cite press release |和書 |title=任天堂IPを用いた映画における二次利用事業の強化について |publisher=任天堂株式会社 |date=2025-08-27 |url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2025/250827.html |accessdate=2025-08-27}}</ref>。
** 9月26日 - 東南アジアにおける事業促進を目的として、[[シンガポール]]に現地法人「Nintendo Singapore Pte. Ltd.」を設立<ref>{{Cite press release |和書 |title=東南アジアにおける事業促進を目的とした現地法人の設立について |publisher=任天堂株式会社 |date=2025-09-30 |url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2025/250930.html |accessdate=2025-10-18}}</ref>。
 
<gallery>
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[[2000年代]]中期の[[ニンテンドーDS]]と[[Wii]]の時代からは「ゲーム人口の拡大」を基本戦略として、幅広い年代を対象としたハードウェアとソフトウェアの開発を行っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/wii/topics/wii_preview/presentation/|title=Wii Preview 社長プレゼン全文|publisher=任天堂|date=2006-09-14|accessdate=2017-10-07}}</ref>。岩田聡は2004年の経営方針説明会の中でユーザーのゲーム離れによるゲーム市場縮小の現状と熟練者、初心者間の意識の乖離について触れ、その打開策として[[タッチパネル]]や[[音声認識]]機能を搭載した[[ニンテンドーDS]]を制作して全員が同じスタートラインに立てることを目指したと語っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20050113225211/https://www.famitsu.com/game/news/2004/06/09/103,1086771887,27284,0,0.html|accessdate=2017-01-13|title=【任天堂経営方針説明会】ゲーム業界の現状、問題点を岩田社長が語る|publisher=ファミ通|date=2004-06-09}}</ref>。なお、近年は「ゲーム人口の拡大」の定義を広げて「任天堂IP([[知的財産]])に触れる人口を拡大する」とし、[[#知的財産の活用|後述]]のようにIPの活用にも注力している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/management/message.html|title=株主・投資家向け情報:経営方針 - 社長メッセージ|publisher=任天堂|accessdate=2017-10-07}}</ref>。
 
任天堂は有料追加コンテンツというビジネスを否定していない。代表取締役社長を務めていた岩田の時代では高額[[課金]]を誘発する「[[アイテム課金#有料ガチャ|ガチャ課金]]」については、一時的に高い収益が得られたとしてもユーザーとの関係が長続きするとは考えていないため、「ガチャ課金」は行わないとしていた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/120427/05.html|title=2012年4月27日(金)決算説明会|publisher=任天堂|date=2012-04-27|accessdate=2014-10-11}}</ref>。
 
=== QOL事業 ===
任天堂は自社を娯楽企業であるとしているが2014年以降は、その娯楽の定義を「[[クオリティ・オブ・ライフ|QOL]](Quality of Life、生活の質)を楽しく向上させるもの」と再定義して事業領域の拡大を目指している<ref name="ir141030_5">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/141030/05.html|title=2014年10月30日(木)経営方針説明会/第2四半期決算説明会 5/6|publisher=任天堂|date=2014-10-30|accessdate=2014-10-30}}</ref>。これは自社内だけで完結するものではなく、アイデアを持っているさまざまなパートナーが参加できるようにしたいとしている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/141030qa/04.html|title=2014年10月30日(木)経営方針説明会/第2四半期決算説明会/質疑応答 4/4|publisher=任天堂|date=2014-11-01|accessdate=2014-11-01}}</ref>。
 
事業の第1弾として「健康」をテーマに掲げている。この事業では「QOLセンサー」という装置を用いる。この装置を用いて睡眠や疲労状態に関するデータを[[クラウドコンピューティング|クラウド]]サーバーに送信し、その分析結果に基づいてQOL改善のための提案がなされる。これを日々続けることで傾向を探り、QOLの向上を目指すことを目的としている{{R|ir141030_5}}。
 
=== スマートデバイス事業 ===
2016年配信の『[[Miitomo]]』より、[[スマートデバイス]]でのゲームビジネスを展開している。この事業単体での収益化を実現したうえで、ゲーム専用機事業との相乗効果を生み出して任天堂の事業全体の最大化を目指している{{R|ip}}<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/151029/06.html|title=2015年10月29日(木)経営方針説明会/第2四半期決算説明会 (6/6)|publisher=任天堂|date=2015-10-29|accessdate=2015-10-30}}</ref>。
 
ゲームアプリの販売方式については「売り切り型」「アイテム課金型」とあるがゲームの種類によって使い分けていくとしている。なお、「アイテム課金型」のゲームについて一般的には「Free to Play(プレイ無料、無料で遊べる)」という言葉が用いられるが、任天堂はゲームの価値を維持したいという観点から「Free to Start(始めるのは無料)」という呼称を用いている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/150626qa/03.html|title=2015年6月26日(金)第75期 定時株主総会 質疑応答|publisher=任天堂|date=2015-06-26|accessdate=2016-03-10}}</ref>。
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=== 知的財産の活用 ===
任天堂にとって、世界で支持される豊富なIP(知的財産)を抱えていることは強みの一つである。以前まではそうしたキャラクターIPをゲーム外で用いることに消極的な立場をとっていたが、2014年以降はその方針を転換して積極的に活用するようになった<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/140130/03.html|title=2014年1月30日(木) 経営方針説明会/第3四半期決算説明会 (3/5)|publisher=任天堂|date=2014-01-30|accessdate=2016-10-13}}</ref>。
 
活用例の一つとして、さまざまなゲームと連動させることができる[[フィギュア]]「[[amiibo]]」の販売を2014年12月より展開している。このamiiboが店頭に並ぶことで任天堂キャラクターの存在感を維持する効果も期待されている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/141030/04.html|title=2014年10月30日(木)経営方針説明会/第2四半期決算説明会 (4/6)|publisher=任天堂|date=2014-10-30|accessdate=2014-10-30}}</ref>。
 
また、[[ユニバーサル・パークス&リゾーツ]]が展開している[[テーマパーク]]への登用{{R|us}}、映像コンテンツ化、商品化などさまざまな計画を予定している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2015/150317/02.html|title=任天堂株式会社 株式会社ディー・エヌ・エー 業務、資本提携共同記者発表(2/5)|publisher=任天堂|date=2015-03-17|accessdate=2015-03-21}}</ref>。
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|1998b=[[ゲームボーイライト]]
|1998c=[[ゲームボーイカラー]]
|1998d=[[ポケットピカチュウ]]
|1999=[[64DD]]
|2001a='''[[ゲームボーイアドバンス]]'''
|2001b='''[[ニンテンドー ゲームキューブ]]'''
|2001c='''[[ポケモンミニ]]'''
|2003=[[ゲームボーイアドバンスSP]]
|2004='''[[ニンテンドーDS]]'''
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|2006a=[[ニンテンドーDS Lite]]
|2006b='''[[Wii]]'''
|2008a2008=[[ニンテンドーDSi]]
|2008b=[[Wii]] 改良型モデル
|2009=[[ニンテンドーDSi|ニンテンドーDSi LL]]
|2011a='''[[ニンテンドー3DS]]'''
|2011b=[[Wii#Wii Family Edition|Wii Family Edition]]{{Efn2|日本未発売<ref>{{Cite web|和書|url=http://japanese.engadget.com/2011/08/17/wii-gc/|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160412154406/http://japanese.engadget.com/2011/08/17/wii-gc/|archivedate=2016-04-12|title=任天堂、新デザインのWii を年末発売へ。GC互換を廃止|publisher=engadget|date=2011-08-18|accessdate=2014-10-11}}</ref>|name=wiifamilyedition}}
|2011b=[[Wii#Wii Family Edition|Wii Family Edition]](海外限定)
|2012a=[[ニンテンドー3DS|ニンテンドー3DS LL]]
|2012b='''[[Wii U]]'''
|2012c=[[Wii Mini]]{{Efn2|日本未発売<ref>{{Cite web|和書|url=http://japanese.engadget.com/2012/11/27/wii-mini-100-12-07/|title=任天堂 Wii mini 正式発表、ネット接続なしで100ドルの廉価版。カナダで年末限定商品|publisher=engadget|date=2012-11-27|accessdate=2014-10-11|archiveurl=https://news.livedoor.com/article/detail/7180850/|archivedate=2012-11-27}}</ref>|name=wiimini}}
|2012c=[[Wii Mini]](海外限定)
|2013=[[ニンテンドー2DS]]{{Efn2|日本では2016年に発売<ref name="3ds">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/hardware/3dsseries/|title=ニンテンドー3DSシリーズ|publisher=任天堂|accessdate=2023-02-20}}</ref>|name=nintendo2ds}}
|2013a=[[ニンテンドー2DS]]
|2013b=[[ニンテンドー3DS]] 改良型モデル
|2014a=[[Newニンテンドー3DS]]
|2014b=[[Newニンテンドー3DS|Newニンテンドー3DS LL]]
|2014c=[[amiibo]]
|2016=[[ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ]]
|2017a='''[[Nintendo Switch]]'''
|2017b=[[Newニンテンドー2DS LL]]
|2019=[[Nintendo Switch Lite]]
|2017c=[[ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン]]
|2021=[[Nintendo Switch(有機ELモデル)]]
|2018=[[ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ]] [[週刊少年ジャンプ]]創刊50周年記念バージョン
|2019a=[[Nintendo Switch Lite]]
|2019b=[[Nintendo Switch]] 改良型モデル
|2020=[[ゲーム&ウオッチ#ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ|ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ]]
|2021a=[[Nintendo Switch(有機ELモデル)]]
|2021b=[[ゲーム&ウオッチ#ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説|ゲーム&ウオッチ ゼルダの伝説]]
|2024=[[ニンテンドーサウンドクロック Alarmo]]
|2025='''[[Nintendo Switch 2]]'''
}}
370 ⟶ 371行目:
* [[スーパーファミコン]](1990年){{R|nintendo-enkaku}}
** [[スーパーファミコン#バリエーション|スーパーファミコンジュニア]](1998年)
* [[バーチャルボーイ]](1995年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/n09/vue/|title=バーチャルボーイ|publisher=任天堂|accessdate=2014-10-11}}</ref>
* [[NINTENDO 64]](1996年){{R|nintendo-enkaku}}
* [[ニンテンドー ゲームキューブ]](2001年){{R|nintendo-enkaku}}
* [[Wii]](2006年){{R|nintendo-enkaku}}
** [[Wii#廉価モデル|Wii Family Edition]](2011年{{Efn2|name=wiifamilyedition}})
** [[Wii#廉価モデル|Wii Family Edition]](2011年)※日本未発売<ref>{{Cite web|和書|url=http://japanese.engadget.com/2011/08/17/wii-gc/|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160412154406/http://japanese.engadget.com/2011/08/17/wii-gc/|archivedate=2016-04-12|title=任天堂、新デザインのWii を年末発売へ。GC互換を廃止|publisher=engadget|date=2011-08-18|accessdate=2014-10-11}}</ref>
** [[Wii Mini]](2012年{{Efn2|name=wiimini}})
** [[Wii Mini]](2012年)※日本未発売<ref>{{Cite web|和書|url=http://japanese.engadget.com/2012/11/27/wii-mini-100-12-07/|title=任天堂 Wii mini 正式発表、ネット接続なしで100ドルの廉価版。カナダで年末限定商品|publisher=engadget|date=2012-11-27|accessdate=2014-10-11|archiveurl=https://news.livedoor.com/article/detail/7180850/|archivedate=2012-11-27}}</ref>
* [[Wii U]](2012年){{R|nintendo-enkaku}}
}}<gallery>
}}
ファイル:Color TV-Game 15 (Cut out).jpg|カラーテレビゲーム15
<gallery>
ファイル:Color_TV-Game_15_Nintendo Color TV game 6 (Cut_outCut out).jpg|カラーテレビゲーム156
ファイル:Nintendo_Color_TV_game_6_(Cut_out)Nintendo - Color TV Racing 112.jpg|カラーテビゲム6シング112
ファイル:Nintendo_-_Color_TV_Racing_112.jpg|レーシング112
ファイル:Nintendo-Color-TV-Game-Blockbreaker-FL.png|ブロック崩し
ファイル:Nintendo-TV-Game-Computer.jpg|コンピュータTVゲーム
ファイル:Nintendo-Famicom-Console-Set-FL.png|ファミリーコンピュータ
ファイル:Nintendo-Super-Famicom-Set-FL.png|スーパーファミコン
ファイル:New_FamicomNew Famicom.jpg|AV仕様ファミリーコンピュータ
ファイル:N64Virtual-ConsoleBoy-Set.png|NINTENDO64バーチャルボーイ
ファイル:SuperFamicom_jrN64-Console-Set.jpgpng|スーパーファミコンジュニアNINTENDO 64
ファイル:SuperFamicom jr.jpg|スーパーファミコンジュニア
ファイル:GameCube-Console-Set.png|ニンテンドーゲームキューブ
ファイル:Wii_consoleWii console.png|Wii
ファイル:WiiFamilyEdition.svg|Wii Family Edition
ファイル:Wii U Console and Gamepad.png|Wii U
ファイル:Wii-Mini-Console-Set-H.jpg|Wii Mini
ファイル:Wii_U_Console_and_Gamepad.png|Wii U
</gallery>
 
398 ⟶ 400行目:
{{Columns-list|30em|
* [[ゲーム&ウオッチ]]シリーズ(1980年 - 1991年)
* [[ゲームボーイシリーズ]]{{R|nintendo-enkaku}}(1989年)
** [[ゲームボーイ]](1989年)
** [[ゲームボーイポケット]](1996年)
** [[ゲームボーイライト]](1998年)
** [[ゲームボーイカラー]](1998年)
** [[ゲームボーイアドバンス]](2001年)
** [[ゲームボーイアドバンスSP]](2003年)
** [[ゲームボーイミクロ]](2005年)
* [[ニンテンドーDS]](2004年)
* [[バーチャルボーイ]](1995年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/n09/vue/|title=バーチャルボーイ|publisher=任天堂|accessdate=2014-10-11}}</ref>
* [[ポケモンミニ]](2001年)
* [[ニンテンドーDSシリーズ]]
** [[ニンテンドーDS]](2004年)
** [[ニンテンドーDS Lite]](2006年)
** [[ニンテンドーDSi]](2008年)
** [[ニンテンドーDSi|ニンテンドーDSi LL]](2009年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ds/series/|title=ニンテンドーDSシリーズ本体|publisher=任天堂|accessdate=2014-10-11}}</ref>
* [[ニンテンドー3DS]](2011年)
* [[ニンテンドー3DSシリーズ]]{{R|nintendo-enkaku}}<ref name="3ds">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/hardware/3dsseries/|title=ニンテンドー3DSシリーズ|publisher=任天堂|accessdate=2023-02-20}}</ref>
** [[ニンテンドー3DS]](2011年)
** [[ニンテンドー3DS|ニンテンドー3DS LL]](2012年)
** [[ニンテンドー2DS]](2013年)※日本では2016年に発売{{Efn2|name=nintendo2ds}})
** [[Newニンテンドー3DS]](2014年){{R|3ds}}
** [[Newニンテンドー3DS|Newニンテンドー3DS LL]](2014年){{R|3ds}}
** [[Newニンテンドー2DS LL]](2017年){{R|3ds}}
}}<gallery>
}}
ファイル:Game-and-watch-ball.png|ゲーム&ウオッチ
<gallery>
ファイル:Game&watch-anddonkey-watchkong-ball2.png|ゲーム&ウオッチ ボーチスクリーン
ファイル:Game-Boy-FL.png|ゲームボーイ
ファイル:Game-Boy-Pocket-FL.png|ゲームボーイポケット
ファイル:Game-Boy-Light-FL.png|ゲームボーイライト
ファイル:Nintendo-Game-Boy-Color-FL.png|ゲームボーイカラー
ファイル:Nintendo-Game-Boy-Advance-Purple-FL.png|ゲームボーイアドバンス
ファイル:Game-Boy-Advance-SP-Mk1-Blue.png|ゲームボーイアドバンスSP
ファイル:Nintendo DS Trans.png|ニンテンドーDS
Virtual-Boy-Set.png|バーチャルボーイ
ファイル:Game-Boy-Micro.png|ゲームボーイミクロ
Pokemon mini.png|ポケモンミニ
ファイル:Nintendo -DS Trans-Lite-Black-Open.png|ニンテンドーDS Lite
ファイル:Nintendo-DSi-Bl-Open.png|ニンテンドーDSi
Game-Boy-Micro.png|ゲームボーイミクロ
ファイル:Nintendo-DSDSi-LiteXL-Black-OpenBurg.png|ニンテンドーDSDSi LiteLL
ファイル:Nintendo-DSi3DS-Bl-OpenAquaOpen.png|ニンテンドーDSi3DS
ファイル:Nintendo-DSi3DS-XL-Burgangled.png|ニンテンドーDSi3DS LL
ファイル:Nintendo-3DS2DS-AquaOpenangle.png|ニンテンドー3DS2DS
ファイル:New Nintendo- 3DS-XL-angled.png|Newニンテンドー3DS LL
Nintendoファイル:New-2DS3DS-angleXL-Black-Transparent-Fixed.png|Newニンテンドー2DS3DS LL
ファイル:New Nintendo 3DS2ds XL.png|Newニンテンドー3DS2DS LL
New-3DS-XL-Black-Transparent-Fixed.png|Newニンテンドー3DS LL
New Nintendo 2ds XL.png|Newニンテンドー2DS LL
</gallery>
 
=== 据置ハイブリッド/携帯型両用ゲーム機 ===
{{Columns-list|30em|
* [[Nintendo Switchファミリー]](2017年)
** [[Nintendo Switch Lite]](2017(2019年)
*** [[Nintendo Switch LiteSwitch(有機ELモデル)]](2019(2021年)
*** [[Nintendo Switch(有機ELモデル)Switch 2]](2021(2025年)
** [[Nintendo Switch 2]](2025年)
}}
<gallery>
ファイル:Nintendo-Switch-Console-Docked-wJoyConRB.jpg|Nintendo Switch
ファイル:Nintendo Switch Lite representation.png|Nintendo Switch Lite
ファイル:Nintendo_Switch_–_OLEDNintendo Switch – OLED-Modell_mit_gedockter_Konsole_20230506_HOF01624_RAWModell mit gedockter Konsole 20230506 HOF01624 RAW-Export.png|Nintendo Switch(有機ELモデル)
ファイル:Nintendo Switch 2-Spieleequipment 20250605.png|Nintendo Switch 2
</gallery>
477 ⟶ 471行目:
* [[ファミリーコンピュータ#ファミコンボックス|ファミコンボックス]](1986年)
}}
 
<!-- 以下は任天堂のIPを使用し、かつ任天堂も開発に関わっているものもあるが、あくまで他社の製品であるのでコメントアウト(2022年9月18日)
以下は任天堂のIPを使用し、かつ任天堂も開発に関わっているものもあるが、あくまで他社の製品であるのでコメントアウト(2022年9月18日)
* [[F-ZERO AX]](2003年)※[[セガ]]が開発<ref>{{Cite web|url=http://www.am.sega.jp/utop/closeup/fzero_ax.html|title=F-ZERO AX(アーカイブ)|publisher=[[セガ]]|accessdate=2016-10-27|archiveurl=https://web.archive.org/web/20030801221940/http://www.am.sega.jp/utop/closeup/fzero_ax.html|archivedate=2003-08-01}}</ref>
* [[マリオカート アーケードグランプリ]](2005年)※[[バンダイナムコアミューズメント|ナムコ]]が開発<ref>{{Cite web|url=https://product.bandainamco-am.co.jp/am/vg/mariokart/|title=アミューズメントマシン|マリオカート アーケードグランプリ|publisher=[[バンダイナムコエンターテインメント|バンダイナムコゲームス]]|accessdate=2016-10-27}}</ref>
487 ⟶ 482行目:
* [[マリオカート アーケードグランプリVR]](2017年)※[[バンダイナムコエンターテインメント]]が開発<ref>{{Cite web|url=https://bandainamco-am.co.jp/others/vrzone-portal/activity/mariokart.html|title=マリオカート アーケードグランプリVR - VR ZONE Portal|publisher=[[バンダイナムコアミューズメント]]|accessdate=2019-01-24}}</ref>
* [[マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック|マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック アーケードゲーム]](2020年 - )※セガ・インタラクティブとの共同開発
-->
 
=== ゲーム周辺機器 ===
632 ⟶ 626行目:
* 運命ゲーム(1969年)
* キャンデーマシン(1970年)
* [[光線銃シリーズ]] (1970年 - 1976年、1984年){{Efn2|[[1970年代]]には玩具として発売。[[1984年]]には[[ファミリーコンピュータ]]の周辺機器として発売。}}{{R|横井・牧野}}
* マッハライダー(1970年)
* チャレンジボール(1970年)
660 ⟶ 654行目:
* 偏光スクリーン クロスオーバー(1981年)
* [[役満 (任天堂)#コンピュータマージャン役満|コンピュータマージャン役満]](1983年){{R|横井・牧野}}
* [[ポケットピカチュウ]](1998年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/n09/pokepika/|title=ポケットピカチュウ|publisher=任天堂|accessdate=2014-10-11}}</ref>
* ポケットハローキティ(1998年)
* ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!(1999年)
* [[ポケモンミニ]](2001年)
* ポケモーション(2003年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/n09/p_motion/|title=ポケモーション|publisher=任天堂|accessdate=2016-10-27}}</ref>
* ニンテンドークラシックミニシリーズ(2016年 - 2018年)
** [[ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ]](2016年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/clv/|title=ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ|publisher=任天堂|accessdate=2016-10-26}}</ref>
** [[スーパーファミコン#ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン復刻版|ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン]](2017年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/clvs/|title=ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン|publisher=任天堂|accessdate=2017-10-04}}</ref>
** [[ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ#週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン|ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン]](2018年)
* [[ニンテンドーサウンドクロック Alarmo]](2024年)
* カードゲーム
** [[花札]]、[[株札]](1889年 - )<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/n09/hana-kabu_items/|title=花札・株札|publisher=任天堂|accessdate=2016-10-19}}</ref><ref name="trump">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/nom/9909/|title=テレビゲームと言えば任天堂、任天堂と言えば……トランプ!|publisher=Nintendo Online Magazine 1999年9月号|accessdate=2016-11-06}}</ref>
678 ⟶ 677行目:
* テーブルゲーム
** [[ドミノ]]
* 歩数計
** [[ポケットピカチュウ]](1998年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/n09/pokepika/|title=ポケットピカチュウ|publisher=任天堂|accessdate=2014-10-11}}</ref>
** ポケットハローキティ(1998年)
** ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!(1999年)
}}
<gallery>
687 ⟶ 682行目:
ファイル:NINTENDO's playing cards.jpg|任天堂のトランプ
ファイル:Nintendo Ultra Machine.jpg|ウルトラマシンと化粧箱
ファイル:Pokemon mini.png|ポケモンミニ
</gallery>
 
693 ⟶ 689行目:
: 「[[Miiverse]]」や「[[ニンテンドーeショップ]]」などのネットワークサービスの総称。利用には「ニンテンドーネットワークID(NNID)」を登録(無料)する必要がある<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/support/nintendo_network/about/|title=ニンテンドーネットワークとは?|publisher=任天堂|accessdate=2016-10-13}}</ref>。
; [[ニンテンドーアカウント]]
: 2015年12月1日に登録がスタートしたアカウントサービス。[[Google アカウント]]、[[Apple Account]]を用いた登録も可能<ref name="151029setsumei">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/151029/04.html|title=2015年10月29日(木)経営方針説明会 / 第2四半期決算説明会(4/6)|publisher=任天堂|date=2015-10-29|accessdate=2015-10-30}}<br />{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/151029/05.html|title=2015年10月29日(木)経営方針説明会/第2四半期決算説明会(5/6)|publisher=任天堂|date=2015-10-29|accessdate=2015-10-30}}</ref><ref>{{Cite web |title=【ニンテンドーアカウント】「かんたんログイン」とは何ですか? |url=https://support-jp.nintendo.com/app/answers/detail/a_id/32242 |work= Q&A(よくあるご質問)|publisher=任天堂株式会社|access-date=2024-08-02}}</ref>。後述の「マイニンテンドー」を利用する際に用いられる。
; [[マイニンテンドー]]
: 2016年3月17日に開始された任天堂の会員制サービス。ログイン時にはニンテンドーアカウントを利用する。登録費、会費は無料{{R|151029setsumei}}<ref name="mynintendo">{{Cite web|和書|url=https://my.nintendo.com/getting_started|title=「マイニンテンドー」ポイントプログラムとは?|publisher=任天堂|accessdate=2017-10-09}}</ref>。ゲームソフトの購入や対応ソフトのプレイなどによりポイントが付与され、そのポイントをさまざまな景品と交換できる。また、登録されたプロフィールやゲームのプレイ状況に応じた通知が任天堂から届くほか、任天堂ホームページからのゲームソフトのダウンロード購入や体験版のダウンロード、任天堂が運営している[[ECサイト|販売サイト]]「マイニンテンドーストア」の利用が可能になる{{R|mynintendo}}。
; [[クラブニンテンドー]]
: 2003年10月1日に開始されたマイニンテンドーの開始以前に行われていた会員制サービス。登録費、会費は無料。ゲームソフト購入時に得られたポイントをさまざまな景品と交換できたほか、ポイントを多くためた会員は「ゴールド会員」「プラチナ会員」となり、任天堂から特別な景品が贈られていた。2015年9月30日にサービスを終了<ref>{{Cite web|和書|url=https://wwwsupport.nintendo.co.com/jp/support/information/2015/0120.html|title=「クラブニンテンドー」サービス終了のお知らせ|publisher=任天堂|date=2015-01-20|accessdate=2015-03-21}}</ref>。
; 修理
: 故障したゲーム機の修理は任天堂ホームページで受け付けている。以前は任天堂サービスセンターへの持ち込みにも応じていたが2016年8月31日に受付を終了<ref>{{Cite web|和書|url=https://wwwsupport.nintendo.co.com/jp/support/information/2016/0701.html|title=任天堂サービスセンターへの持ち込み修理受付終了のお知らせ|publisher=任天堂|date=2016-07-01|accessdate=2016-07-01}}</ref>。
: 令和6年[[能登半島地震 (2024年)|能登半島地震]]により被災した任天堂製品を災害救助法の適用から6カ月間、原則として保証書の有無を問わず無料修理することを発表した<ref>{{Cite web |url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/16/news088.html |title=任天堂、被災した製品の無償修理を発表 保証書の有無問わず |publisher = |accessdate=2024-01-16}}</ref>。
 
766 ⟶ 762行目:
 
== 関連会社 ==
; {{Anchors|連結子会社}}連結子会社<ref>{{Cite report |和書 |author=任天堂株式会社 |date=20242025-606-2826 |title=第8485期(自 20232024年4月1日 - 至 20242025年3月31日)有価証券報告書 関係会社の状況}}</ref>{{Efn2|[[台湾]]に現地法人「任天堂溥天股份有限公司」を置いていたが、[[2014年]]に任天堂(香港)有限公司へ業務を移管した<ref>{{Cite web|date=2014-04-07|url=https://www.nintendo.tw/pressrelease/customer_notice20140407.htm|title=顧客重要通知|publisher=任天堂溥天股份有限公司/任天堂(香港)有限公司|accessdate=2017-01-16}}</ref>。2025年2月10日、[[台湾]]に現地法人「台湾任天堂股份有限公司」を設立<ref name="tw" />。}}{{Efn2|フランスに現地法人「Nintendo France S.A.R.L」、オランダに現地法人「Nintendo Benelux B.V.」を置いていたが、2023年7月3日にNintendo of Europe GmbHに吸収合併された。}}{{Efn2|スペインに現地法人「Nintendo Ibérica, S.A.」を置いていたが、2024年8月1日にNintendo of Europe AGに吸収合併された。}}{{Efn2|ロシアに現地法人「Nintendo RU LLC.」を置いていたが、2023年5月31日にNintendo of Europeはロシアの事業を縮小することを決定した<ref>{{Cite web|date=2023-5-31|url=https://www.nintendo.com/eu/Important-information-about-Nintendo-s-operations-in-Russia-May-31st-2023--2393864.html|title=Важная информация о деятельности Nintendo в России|publisher=Nintendo of Europe|accessdate=2024-9-6}}</ref>。}}{{Efn2|Nintendo of Canada Ltd.は間接所有。}}{{Efn2|2024年9月1日、エヌディーキューブ株式会社はニンテンドーキューブ株式会社に商号変更した。}}
{| class="wikitable" style="font-size:small;"
! scope="col" | 名称
775 ⟶ 771行目:
|-
| Nintendo of America Inc.
| style="text-align:center;" rowspan="89"| 販売
| [[アメリカ合衆国]] [[ワシントン州]] [[レドモンド (ワシントン州)|レドモンド]]
|
807 ⟶ 803行目:
| 台湾任天堂股份有限公司
| [[中華民国]] [[台湾]] [[台北市]]
|
|
|-
| Nintendo Singapore Pte. Ltd.
| [[シンガポール|シンガポール共和国]]
|
|
816 ⟶ 817行目:
|-
| Nintendo Technology Development Inc.
| style="text-align:center;" rowspan="1415"| 開発
| アメリカ合衆国 ワシントン州 レドモンド
|
882 ⟶ 883行目:
|-
| [[ニンテンドーピクチャーズ]]株式会社
| 東京都千代田区[[神田淡路]]
| 2022年10月3日
| {{R|nintendo220714}}
|-
| [[ニンテンドースターズ]]株式会社
| 東京都千代田区神田錦町
| 2025年4月1日
| <ref>{{Cite web |和書 |url=https://www.nintendo-stars.com/message/index.html |title=ごあいさつ |publisher=ニンテンドースターズ株式会社 |accessdate=2025-08-27}}</ref>
|}
; 持分法適用関連会社(保有比率20%以上)<ref>{{Cite report |和書|author=任天堂|date=2023-06-26|title=第83期(2022年4月1日 - 2023年3月31日)有価証券報告書 関係会社の状況 持分法適用関連会社}}</ref>
892 ⟶ 898行目:
! scope="col" | 議決権所有割合(%)
! scope="col" class="unsortable" | 出典
|-
| 株式会社[[ワープスター#株式会社ワープスター|ワープスター]]
| 東京都千代田区神田錦町
| 50
|
|-
| 株式会社[[ポケモン (企業)|ポケモン]]
936 ⟶ 937行目:
 
=== 役員 ===
; 取締役<ref name="officer">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/officer/index.html|title=会社情報:役員一覧|accessdate=20242025-06-28|publisher=任天堂}}</ref><ref name="officer2">{{Cite report |和書|author=任天堂|date=20242025-06-2826|title=有価証券報告書 第8485(2023(2024年4月1日 - 20242025年3月31日) 役員の状況(議案可決後)|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/20242025/security_q2403security_q2503.pdf#page=3538|accessdate=20242025-06-28}}</ref><ref name="idou2">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/20242025/240507250508_3.pdf#page=17|title=2024年3月期 決算短信 取締の異動員人事に関するお知らせ|date=20242025-05-0708|accessdate=20242025-06-28|format=PDF|publisher=任天堂}}</ref>
{| class="wikitable" style="font-size:small;"
! style="width: 7em" | 役名
956 ⟶ 957行目:
|-
! 常務執行役員
| 柴田聡 || 営業本部 統括本部長、アジア・オセアニア事業本部長、業務本部長<br />[[ポケモン (企業)|株式会社ポケモン]] 社外取締役 ||
|-
! rowspan="2"| 上席執行役員
963 ⟶ 964行目:
| 別府裕介 || 経営企画室長 ||
|-
! rowspan="23"| 社外取締役
| rowspan="23"| || [[クリス・メレダンドリ]] || [[イルミネーション (企業)|イルミネーション]] CEO ||
|-
| ミヨコ・ディメイ || Senior Executive of Luxury Strategy & Operations || 元[[ティファニー|ティファニー&カンパニー]]・ジャパン 社長
|-
| [[八谷和彦]] || 株式会社ペットワークス 取締役<br />[[東京芸術大学|東京藝術大学]] 美術学部 先端芸術表現科 教授 兼 芸術情報センター長
|-
! 取締役<br />(監査等委員)
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|-
! rowspan="4"| 社外取締役<br />(監査等委員)
| rowspan="4"| || 梅山克啓 || 梅山公認会計士事務所 代表、梅山税理士法人 代表社員、株式会社[[クラウディアホールディングス]] 社外取締役 ||
|-
| 新川麻 || 西村あさひ法律事務所 パートナー、[[東京電力ホールディングス]]株式会社 社外取締役 ||
|-
| 大澤栄子 || 大澤公認会計士事務所 代表、[[エクシオグループ]]株式会社 社外監査役 ||
|-
| 明石敬子 || [[愛眼]]株式会社 社外監査役 ||
|}
 
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{| class="wikitable" style="font-size:small;"
! style="width: 6em" | 職名
! style="width: 10em12em" | 氏名
! style="width: 18em" | その他の職名、兼職
! 備考
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| [[小泉歓晃]] || 企画制作本部長 || 『[[スーパーマリオシリーズ]]』、『ゼルダの伝説シリーズ』などの開発に関わる
|-
! rowspan="68"| 執行役員
| [[手塚卓志]] || 企画制作本部 上席統括 || 『スーパーマリオシリーズ』、『ゼルダの伝説シリーズ』、『[[ヨッシーシリーズ]]』、『[[どうぶつの森シリーズ]]』などの開発に関わる<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/abej/vol1/|title=社長が訊く『Newスーパーマリオブラザーズ2』|publisher=任天堂|date=2012-07-24|accessdate=2015-01-05}}</ref>
|-
1,001 ⟶ 1,004行目:
|-
| 倉恒良彰 || グローバルコミュニケーション本部長 ||
|-
| 竹内寿郎 || 営業本部長
|-
| 三宅浩二 || 経営統括本部長、人事本部長、社長室長
|-
| [[ダグ・バウザー]] || Nintendo of America 代表取締役社長 ||
|-
| StephanLuciano BolePerena Lopez || Nintendo of Europe 代表取締役社長 ||
|}
 
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== 過去の問題 ==
 
=== 環境問題への対応 ===
有害な化学物質の使用中止、[[地球温暖化への対策|地球温暖化対策]]([[二酸化炭素]]排出量の削減)、リサイクルなどの[[環境問題]]への取り組みに関して、任天堂は[[環境保護団体]]の[[グリーンピース_(NGO)|グリーンピース]]から大手電子機器メーカーの中で最低の評価を受けている<ref>{{cite news|date=2007-11-29|url= https://www.afpbb.com/articles/-/2318581|title=グリーンピース、環境評価で任天堂を酷評|agency=[[フランス通信社]]|accessdate=2024-08-30}}</ref><ref>{{cite news|date=2009-11-02|author=小笠原由依|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/02/news009.html|title=グリーンピース「環境に優しいメーカー」1位はNokia 最下位はまた任天堂|publisher=[[ITmedia]]|accessdate=2024-08-30}}</ref>。
1,046 ⟶ 1,054行目:
[[Wii]]以降の任天堂のゲーム機には子供にふさわしくないコンテンツの使用を保護者が制限できる[[ペアレンタルコントロール]](保護者による使用制限)という機能がある<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.com/jp/parents/index.html|title=任天堂から保護者のみなさまへ、大切なお願いです。|publisher=任天堂|accessdate=2024-08-30}}</ref>。
 
ただ、子供がその機能を設定することなく利用している場合があり、「[[ニンテンドー3DS]]」のソフトウェアである『[[いつの間に交換日記]]』や『[[うごくメモ帳 3D]]』において、一部の子供ユーザーがインターネットでフレンドコードを交換して公序良俗に反する画像をやり取りしてしまう問題が発生していた。こうした事態を受けて任天堂は該当サービスの中止を発表<ref name="nintendo-news2">{{Cite web|和書|url=https://wwwsupport.nintendo.co.com/jp/support/information/2013/1101.html|title=ニンテンドー3DSソフト『いつの間に交換日記』、『うごくメモ帳 3D(フレンドうごメモギャラリー)』サービス停止のおしらせ|publisher=任天堂|date=2013-11-01|accessdate=2014-10-11}}</ref>。
 
任天堂は、ペアレンタルコントロール機能をユーザーに理解してもらえるよう務めるとして{{R|nintendo-news2}}、「[[Newニンテンドー3DS]]」と「[[Newニンテンドー3DS#Newニンテンドー3DS LL|Newニンテンドー3DS LL]]」において、子供が安心して利用できるよう最初からフィルタリング機能が有効の状態で販売している。解除にはクレジットカードでの認証と手数料30円(税別)が必要となっている(現在は一度解除した人のみ解除可能。)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/3ds/new/features/|title=Newニンテンドー3DS|publisher=任天堂|accessdate=2014-10-11}}</ref>。
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=== 他から不正入手の情報で不正ログインの発生 ===
2020年4月24日、[[ニンテンドー3DS]]シリーズや[[Wii U]]で使用しているニンテンドーネットワークID(以下「NNID」)に約16万件の不正ログインが発生<ref>{{Cite news|title=任天堂、個人情報16万件が流出 不正ログインで購入も|newspaper=朝日新聞|date=2020-04-24|url=https://www.asahi.com/articles/ASN4S72LMN4SPLFA01F.html|accessdate=2023-02-20}}</ref>。不正ログインを受けたNNIDから「ニックネーム、生年月日、国 / 地域、メールアドレス」が第三者に閲覧された可能性があるという。また、NNIDを経由したニンテンドーアカウントへの不正ログインも発覚。これに対して任天堂は不正ログインの被害拡大を防止するため、NNID経由でニンテンドーアカウントにログインする機能を廃止。加えて不正アクセスされた可能性のあるNNIDやニンテンドーアカウントに対して順次パスワードリセットを行う措置をとった<ref>{{Cite web|和書|title=「ニンテンドーネットワークID」に対する不正ログイン発生のご報告と「ニンテンドーアカウント」を安全にご利用いただくためのお願い|サポート情報|Nintendo|url=https://wwwsupport.nintendo.co.com/jp/support/information/2020/0424.html|website=任天堂|accessdate=2020-04-24}}</ref>。今回の不正ログインにより発生した不正購入に対しては、個別に調査した上で購入の取り消しなどの対応を行うという。
 
=== メディアやインターネットでの風評被害 ===
一部のメディアやまとめサイトにより、任天堂が公式に発表したわけではない情報を公式のように報じられたり、関係者の発言を歪めた形で伝えられたりすることがある<ref name="nega">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/events/110426qa/02.html|title=2011年4月26日(火)決算説明会 質疑応答|publisher=任天堂|date=2011-04-26|accessdate=2023-02-16}}</ref>。こうした状況について任天堂はすべてに反応してしまうとデマの拡散につながりかねないため、会社や株主に迷惑がかかると判断した場合に機動的に対応するとしている<ref name="fu">{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/130627qa/04.html|title=2013年6月27日(木) 第73期 定時株主総会 質疑応答|publisher=任天堂|date=2014-06-27|accessdate=2023-02-16}}</ref>。また、対策としてインターネットプレゼンテーション[[Nintendo Direct]]や[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]などで情報を直接発信する取り組みを行っている。
 
2012年2月20日、日本経済新聞が報じた記事について岩田は[[Twitter]]で、「月曜日に電子版媒体で当社に対する不正確な報道がありました。このようなことが何度か続いていますが文脈を無視して恣意的に言葉を抜き出したり、事実と憶測を混ぜて書いたり、まるでゴシップ誌のような手法を採られていることに驚いています」と言及している<ref>{{Cite tweet|user=Nintendo|author=任天堂|number=172300946716639232|title=[岩田]ところで、月曜日に電子版媒体で当社に対する不正確な報道がありました。このようなことが何度か続いていますが、文脈を無視して恣意的に言葉を抜き出したり、事実と憶測を混ぜて書いたり、まるでゴシップ誌のような手法を採られていることに驚いています。|date=2012-02-22|accessdate=2023-02-16}}</ref>。6月5日、日本経済新聞は「『Wii U』に[[カーナビゲーション]]や[[電子書籍]]などの機能を搭載」という測記事を掲載<ref>{{Cite news|date=2012-06-05|url=https://www.nikkei.com/article/DGXNZO42206210V00C12A6TJ0000/|title=任天堂、新型Wii多機能に カーナビ・電子書籍|newspaper=日本経済新聞}}</ref>。これに対して任天堂が同日に否定した<ref>{{Cite web|和書|date=2012-06-05|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2012/120605.html|title=本日の日本経済新聞の報道について|publisher=任天堂|website=ニュースリリース|accessdate=2023-02-16}}</ref>。
 
2012年6月8日、[[朝日新聞]]の記事の中で岩田がインタビューを受けていないにもかかわらず、任天堂ホームページの動画から岩田の発言部分を抜き出してインタビューのように仕立てて掲載した。これに対して任天堂は朝日新聞に抗議した。朝日新聞は抗議に対して謝罪したとしているが、その時点では記事を訂正せず、2014年9月14日の紙面に任天堂と新聞読者に対する謝罪文を掲載した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1409/14/news009.html|title=朝日新聞、任天堂に謝罪 公式動画の岩田社長発言をインタビューしたかのように記事に|publisher=ITmedia|date=2014-09-14|accessdate=2014-10-11}}</ref><ref>{{Cite news|date=2014-09-14|url=https://www.asahi.com/articles/DA3S11350303.html|title=任天堂と読者の皆様におわびします|newspaper=朝日新聞|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140913232022/http://www.asahi.com/articles/DA3S11350303.html|archivedate=2014-09-13}}</ref>。
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== 提供番組 ==
 
=== 現在 ===
; [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列
* [[世界まる見え!テレビ特捜部]]
* [[ザ!鉄腕!DASH!!]]
* [[月曜から夜ふかし]](2023年4月から)
* [[ZIP!]](火曜・木曜7時台前半→2022年10月から隔日7時台中盤)
1,077 ⟶ 1,085行目:
* [[金曜ロードショー]](2023年10月から)
* [[ヒューマングルメンタリー オモウマい店]]([[中京テレビ放送|中京テレビ]]制作、2024年10月から)
* [[世界の果てまでイッテQ!]](2025年4月から、60秒提供)
; [[テレビ朝日]]系列
* [[ドラえもん (2005年のテレビアニメ)|ドラえもん(2005年版)]](2022年4月から)
1,089 ⟶ 1,098行目:
 
=== 過去 ===
 
==== 1社提供 ====
; 日本テレビ系列
1,122 ⟶ 1,132行目:
* [[沸騰ワード10]](番組自体は継続中)
* [[ザ!世界仰天ニュース]](番組自体は継続中)
* [[ザ!鉄腕!DASH!!]](番組自体は継続中)
; テレビ朝日系列
* [[名探偵ホームズ]]
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
 
=== 出典 ===
{{Reflist|20em}}
1,224 ⟶ 1,237行目:
{{TOPIX 100}}
{{イルミネーション・エンターテインメント}}
{{フジテレビジョン}}
{{コンピュータエンターテインメント協会}}
{{ファミ通アワード最優秀ゲームメーカー賞}}
{{フジテレビジョン}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:にんてんとう}}
 
[[Category:任天堂|*]]
[[Category:日本のコンピュータゲームメーカー・ブランド]]
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[[Category:JPX日経インデックス400]]
[[Category:ACジャパン正会員企業・団体]]
[[Category:らくなん進都]]