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{{特殊文字}}

{{ENG}}のスポーツチームのカテゴリ。

{{基礎情報 天皇

[[Category:イギリスのスポーツチーム|いんくらんと]]

| 名 = 孝元天皇

[[Category:イングランドの組織|すほおつちいむ]]

| 代数= 第8

[[Category:イングランドのスポーツ|ちいむ]]

| 画像= Tennō Kōgen thumb.gif

| 説明=『御歴代百廿一天皇御尊影』より「孝元天皇」

| 在位= 孝元天皇元年[[1月14日 (旧暦)|1月14日]] - 孝元天皇57年[[9月2日 (旧暦)|9月2日]]<!--[[Wikipedia:表記ガイド#年月日・時間]]に基づき、西暦表記は記載しない。以下同様。-->

| 時代= 伝承の時代

| 年号=

| 首都=

| 皇居= [[#宮|軽境原宮]]（軽之堺原宮）

| 幼称=

| 漢風諡号= 孝元天皇

| 諱= 大日本根子彦国牽天皇（紀）<br />大倭根子日子国玖琉命（記）

| 印 =

| 生年= 孝霊天皇18年

| 生地=

| 没年= 孝元天皇57年[[9月2日 (旧暦)|9月2日]]　116歳

| 没地=

| 陵墓= [[#陵・霊廟|剣池嶋上陵]]

| 先代= [[孝霊天皇]]

| 次代= [[開化天皇]]

| 子 = 稚日本根子彦大日日尊（[[開化天皇]]）<br/>[[大彦命]]<br/>少彦男心命<br/>[[倭迹迹姫命]]<br/>[[彦太忍信命]]<br/>[[武埴安彦命]]

| 皇后= [[欝色謎命]]

| 中宮=

| 女御=

| 更衣=

| 夫人=[[伊香色謎命]]<br />埴安媛

| 夫 =

| 父親= [[孝霊天皇]]

| 母親= 細媛命

| 注釈= [[欠史八代]]の1人。

|}}

{{座標一覧}}

'''孝元天皇'''（こうげんてんのう、孝霊天皇18年 - 孝元天皇57年[[9月2日 (旧暦)|9月2日]]）は、[[日本]]の第8代[[天皇]]（在位：孝元天皇元年[[1月14日 (旧暦)|1月14日]] - 孝元天皇57年[[9月2日 (旧暦)|9月2日]]）。『[[日本書紀]]』での名は'''大日本根子彦国牽天皇'''。[[欠史八代]]の一人で、実在性については諸説ある。

== 略歴 ==

大日本根子彦太瓊天皇（[[孝霊天皇]]）の皇子。母は[[皇后]]で磯城県主（または十市県主）大目の娘の[[細媛命]]（細比売命）。同母兄弟はいないが、異母兄弟に[[倭迹迹日百襲姫命]]・[[吉備津彦命|彦五十狭芹彦命（吉備津彦命）]]・[[稚武彦命]]らがいる。19才で皇太子となる。

先帝が崩御した翌年の1月に即位。即位4年、[[軽]]の境原宮に都を移す。建国の地である[[橿原]]にほど近い。即位7年、[[穗積臣]]の祖の[[欝色雄命]]の妹の[[欝色謎命]]を皇后として[[大彦命]]、稚日本根子彦大日日尊（後の[[開化天皇]]）らを得た。また[[伊香色謎命]]、[[埴安媛]]を妃にしている。[[伊香色謎命]]との間には[[葛城氏]]、[[蘇我氏]]の祖となる[[彦太忍信命]]を得た。[[埴安媛]]との間には御間城天皇（[[崇神天皇]]）の代に反乱を起こすことになる[[武埴安彦命]]を得た。即位57年、崩御。

== 名 ==

* 大日本根子彦国牽天皇（おおやまとねこひこくにくるのすめらみこと） - 『[[日本書紀]]』

* 彦国牽尊（ひこくにくるのみこと） - 『[[日本書紀]]』

* 大倭根子日子国玖琉命（おおやまとねこひこくにくるのみこと） - 『[[古事記]]』

[[漢風諡号]]である「孝元天皇」は、[[8世紀]]後半に[[淡海三船]]によって撰進された<ref>[[上田正昭]] 「諡<!--おくりな-->」『日本古代史大辞典』 [[大和書房]]、2006年。</ref>。

== 事績 ==

『日本書紀』・『古事記』とも系譜の記載のみに限られ、[[欠史八代]]の1人に数えられる。

== 系譜 ==

=== 系図 ===

{{皇室黎明期}}

== 后妃・皇子女 ==

* [[皇后]]：[[欝色謎命]]（うつしこめのみこと、内色許売命） - [[穂積氏|穂積臣]]遠祖の[[欝色雄命]]（内色許男命）の妹。

** 第一皇子：[[大彦命]]（おおひこのみこと、大毘古命） - [[四道将軍]]の1人。[[阿倍氏|阿倍臣]]・[[膳氏|膳臣]]・阿閉臣・[[沙沙貴山君|狹々城山君]]・[[筑紫国造]]・[[高志国造|越国造]]・伊賀臣ら7族の祖（紀）。

** 皇子：[[少彦男心命]]（すくなひこおこころのみこと：日本書紀一書、少名日子建猪心命） - 日本書紀本文なし。古事記では次男とする。

** 第二皇子：稚日本根子彦大日日尊（わかやまとねこひこおおひひのみこと、若倭根子日子大毘毘命） - 第9代'''[[開化天皇]]'''。

** 皇女：[[倭迹迹姫命]]（やまとととひめのみこと） - 古事記なし。

* 妃：[[伊香色謎命]]（いかがしこめのみこと、伊賀迦色許売） - のち開化天皇の皇后で[[崇神天皇]]の母。

** 皇子：[[彦太忍信命]]（ひこふつおしのまことのみこと、比古布都押之信命） - [[武内宿禰]]の祖父（古事記では父）。

* 妃：[[埴安媛]]（はにやすひめ、波邇夜須毘売） - 河内青玉繋の娘。

** 皇子：[[武埴安彦命]]（たけはにやすひこのみこと、建波邇夜須毘古命）

== 年譜 ==

『日本書紀』の伝えるところによれば、以下のとおりである<ref name=iwanami>『日本書紀（一）』岩波書店 ISBN 9784003000410</ref>。機械的に西暦に置き換えた年代については「[[上古天皇の在位年と西暦対照表の一覧]]」を参照。

* 孝霊天皇18年

** 誕生

* 孝霊天皇36年

** 1月、[[立太子]]

* 孝元天皇元年

** 1月、即位

* 孝元天皇4年

** 3月、軽境原宮に遷都

* 孝元天皇7年

** 3月、[[欝色謎命]]を立后

* 孝元天皇22年

** 1月、後の[[開化天皇]]を皇太子とする

* 孝元天皇57年

** 9月、崩御。享年は116歳、『古事記』では57歳という{{Sfn|孝元天皇（古代氏族）|2010年}}

* 開化天皇5年

** 2月6日、剣池嶋上陵に葬られた

== 宮 ==

[[File:Legendary Imperial Palace of Emperor Kogen.jpg|thumb|200px|right|{{center|孝元天皇 軽境原宮阯碑<br />（[[奈良県]][[橿原市]]）}}]]

宮（[[皇居]]）の名称は、『日本書紀』では'''軽境原宮'''（かるのさかいはらのみや）、『古事記』では'''軽之堺原宮'''{{Sfn|軽境原宮（国史）}}。

宮の伝説地は、現在の[[奈良県]][[橿原市]]大軽町・見瀬町周辺と伝承される{{Sfn|軽境原宮（国史）}}。見瀬町では、[[牟佐坐神社]]（古くは「境原天神」とも）境内が宮跡にあたるとして参道に「軽境原宮阯」碑が建てられている（{{ウィキ座標|34|28|29.38|N|135|47|44.63|E|region:JP-29|位置|name=伝・軽境原宮阯}}）<ref>[http://ryobo.fromnara.com/palace/p008-1.html 軽境原宮]（陵墓探訪記<個人サイト>）。</ref>。

== 陵・霊廟 ==

[[File:Tomb of Emperor Kogen, haisho.jpg|thumb|200px|right|{{center|孝元天皇 劔池嶋上陵<br />（奈良県橿原市）}}]]

[[天皇陵|陵]]（みささぎ）の名は'''劔池嶋上陵'''（剣池島上陵：つるぎのいけのしまのえのみささぎ）。[[宮内庁]]により[[奈良県]][[橿原市]]石川町にある遺跡名「中山塚1-3号墳」に治定されている（{{ウィキ座標|34|28|52.14|N|135|48|11.85|E|region:JP-29|位置|name=劔池嶋上陵（孝元天皇陵）}}）<ref>[http://www.kunaicho.go.jp/ryobo/successive_list.html 天皇陵]（宮内庁）。</ref><ref>宮内省諸陵寮編[{{NDLDC|1237123/8}} 『陵墓要覧』]（1934年、国立国会図書館デジタルコレクション）8コマ。</ref>{{Sfn|劔池島上陵（国史）}}。[[古墳#古墳の形式一覧|円墳]]2基・[[前方後円墳]]1基からなる。宮内庁上の形式は前方後円。

陵について『日本書紀』では前述のように「劔池嶋上陵」、『古事記』では「剣池之中岡上」の所在とあるほか、『[[延喜式]]』諸陵寮では「劔池嶋上陵」として兆域は東西2町・南北1町、守戸5烟で遠陵としている{{Sfn|劔池島上陵（国史）}}。しかし後世に所伝は失われ、[[元禄]]の探陵で現陵に治定された{{Sfn|劔池島上陵（国史）}}。

また[[皇居]]では、[[宮中三殿]]の1つの[[皇霊殿]]において他の歴代天皇・皇族とともに孝元天皇の霊が祀られている。

== 考証 ==

=== 実在性 ===

孝元天皇を含む綏靖天皇（第2代）から開化天皇（第9代）までの8代の天皇は、『日本書紀』『古事記』に事績の記載が極めて少ないため「[[欠史八代]]」と称される。これらの天皇は、治世の長さが不自然であること、7世紀以後に一般的になるはずの父子間の直系相続であること、宮・陵の所在地が前期古墳の分布と一致しないこと等から、極めて創作性が強いとされる。一方で宮号に関する原典の存在、年数の嵩上げに天皇代数の尊重が見られること、磯城県主や十市県主との関わりが系譜に見られること等から、全てを虚構とすることには否定する見解もある<ref name="欠史八代">[[上田正昭]] 「欠史八代」『日本古代史大辞典』 [[大和書房]]、2006年。</ref>（詳細は「'''[[欠史八代]]'''」を参照）。

=== 名称 ===

[[和風諡号]]である「おおやまとねこひこ-くにくる」のうち、「おおやまとねこひこ」は後世に付加された美称（[[持統天皇|持統]]・[[文武天皇|文武]]・[[元明天皇|元明]]・[[元正天皇|元正]]の諡号に類例<ref name="欠史八代"/>）、「くにくる」は国土（くに）に綱をかけてたぐり寄せる（くる）様子を表すと見て、孝元天皇の原像は「'''くにくる'''（国牽/国玖琉）」という名の国引きの神であって、これが天皇に作り変えられたと推測する説がある{{Sfn|孝元天皇（古代氏族）|2010年}}。

== 脚注 ==

{{脚注ヘルプ}}

{{reflist|2}}

== 参考文献 ==

* {{Cite book|和書|editor=|author=|year=|chapter=|title=[[国史大辞典 (昭和時代)|国史大辞典]]|publisher=[[吉川弘文館]]|isbn=|ref=}}

** {{Wikicite|reference=[[関晃]]「孝元天皇」|ref={{Harvid|孝元天皇（国史）}}}}、{{Wikicite|reference=中村一郎「劔池島上陵」（孝元天皇項目内）|ref={{Harvid|劔池島上陵（国史）}}}}、{{Wikicite|reference=岡田隆夫「軽境原宮」|ref={{Harvid|軽境原宮（国史）}}}}

* {{Cite book|和書|editor=|author=|year=2010|chapter=孝元天皇|title=日本古代氏族人名辞典 普及版|publisher=[[吉川弘文館]]|isbn=9784642014588|ref={{Harvid|孝元天皇（古代氏族）|2010年}}}}

== 関連項目 ==

* [[欠史八代]]

== 外部リンク ==

{{Commonscat|Emperor Kōgen}}

* [https://www.kunaicho.go.jp/ryobo/guide/008/index.html 劒池嶋上陵] - 宮内庁

{{歴代天皇一覧}}

{{DEFAULTSORT:こうけんてんのう}}

[[Category:日本の天皇]]