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{{Double image|right|Pair of long white kid gloves.jpg|160|The Ladies' home journal (1948) (14580249577).jpg|200|子山羊の革製の長手袋(左)[[:en:Ladies' Home Journal|The Ladies' home journal]] (1948)(右)}}
{{Pathnav|スズキ・アルト|frame=1}}
'''オペラ・グローブ'''({{Lang-en-short|opera gloves}})、または、'''イブニング・グローブ'''({{Lang-en-short|evening gloves}})とは、[[ローブ・デコルテ]]や[[ウェディングドレス]]などの女性用[[礼装]]の一部として着用される肘上から[[腕#腕を表す日本語|二の腕]]まで至る長い[[手袋]]のことである<ref>[http://zenigeba.exblog.jp/3806652/ Hot'n Cool:長手袋 Opere Gloves]</ref><ref>[http://www.modalina.jp/modapedia/w/e383ade383bce38396e383bbe38387e382b3e383abe38386/ 「モダリーナ」のイラスト図鑑:ローブ・デコルテ]</ref><ref>[https://celestia358.luxe/1457 デコルテとは?言葉の意味や美しいデコルテラインの特徴を紹介]</ref>。それらの[[ドレス]]は[[キリスト教]]における[[儀礼]]用の[[衣装]]に由来し、[[戒律]]に厳しく[[儀式]]を重んじる[[カトリック]]系の[[教会]]では肌の露出を極力抑えることが求められ、半袖もしくは袖のない[[ノースリーブ]]のドレスは肘上まである長手袋が着用された。そのため、[[神聖]]な場所での[[正装]]としての意味合いが強く<ref>[https://the-weddingdress.jp/new/35243/ ドレスに身に着ける「ウエディンググローブ」の基礎知識]</ref>、[[清楚]]な[[淑女]]の[[洗練]]された装いとされる。
{{Infobox_自動車のスペック表
| 車種=軽自動車
| 車名=スズキ・アルト(8代目)
| 車名補=HA36S/HA36V型
| 1枚目画像の説明=2014年12月販売型 X(2トーンバックドア仕様)
| 1枚目画像名=Suzuki ALTO X 2-tone backdoor (HA36S) front.JPG
| 2枚目画像の説明=2014年12月販売型 S リア
| 2枚目画像名=Suzuki ALTO S (HA36S) rear.JPG
| 3枚目画像の説明=2014年12月販売型 X 室内
| 3枚目画像名=OSAKA AUTO MESSE 2015 (20) - Suzuki ALTO X (HA36S) with optional parts.JPG
| 販売期間='''アルト''':2014年12月22日 -(日本)<br />2019年6月15日-(パキスタン) <br />'''アルト ターボRS''':<br />2015年3月11日 - 2018年11月(日本のみ)<br />'''アルト ワークス''':<br />2015年12月24日 -(日本のみ)
| 製造国= {{JPN}}<br/>{{PAK}}
| 乗車定員=4名
| ボディタイプ=5ドアハッチバック
| エンジン='''アルト''':<br />[[スズキ・R型エンジン|R06A]]型:<br />658c [[直列3気筒]][[DOHC]]<br />'''アルト ターボRS''':<br />'''アルト ワークス''':<br />R06A型:<br /> 658cc [[直列3気筒]][[DOHC]][[ターボチャージャー|ターボ]]
| 最高出力='''アルト''':<br />36kW (49PS) /6,500rpm<br />(F 5MT車、バン全車)<br />38kW (52PS) /6,500rpm<br />(CVT車、F 5AGS車)<br />'''アルト ターボRS''':<br />'''アルト ワークス''':<br />47kW (64PS) /6,000rpm
| 最大トルク='''アルト''':<br />58N·m (5.9kgf·m) /4,000rpm<br />(F 5MT車、バン全車)<br />63N·m (6.4kgf·m) /4,000rpm<br />(CVT車、F 5AGS車)<br />'''アルト ターボRS''':<br />98N·m (10.0kgf·m) /3,000rpm<br />'''アルト ワークス''':<br />100N·m (10.2kgf·m) /3,000rpm
| トランスミッション='''アルト''':<br />5速[[マニュアルトランスミッション|MT]](F、バンVPの2WD車)<br />5AGS(F、バンVP)<br />[[無段変速機|CVT]](L、S、X)<br />'''アルト ターボRS''': <br />5AGS<br />'''アルト ワークス''':<br />5速[[マニュアルトランスミッション|MT]] / 5AGS
| 駆動方式=[[前輪駆動]]/[[四輪駆動]]
| サスペンション=前:[[ストラット式サスペンション|マクファーソンストラット式]]コイルスプリング<br/>後:[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム式]]コイルスプリング(2WD車)<br/>I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング(4WD車)
| 全長=3,395mm
| 全幅=1,475mm
| 全高='''アルト''':<br />1,475mm(F、L、S、バンVP)<br />1,500mm(X)<br />'''アルト ターボRS''':<br />'''アルト ワークス''':<br />1,500mm
| ホイールベース=2,460mm
| 車両重量='''アルト''':<br />610 - 700kg<br />'''アルト ターボRS''':<br />670 - 720kg<br />'''アルト ワークス''':<br />670 - 740kg
| 最大積載量=200kg(バン)
| 自由項目1(項目名)=ブレーキ
| 自由項目1(内容)='''アルト''':<br />前:ディスク<br />後:リーディング・トレーリング<br />'''アルト ターボRS''':<br />'''アルト ワークス''':<br />前:ベンチレーテッドディスク<br />後:リーディング・トレーリング
| 自由項目2(項目名)= 姉妹車
| 自由項目2(内容)= [[マツダ・キャロル]](7代目)
}}
'''HA36型アルト'''(''ALTO HA36'')は、[[2014年]]より[[スズキ (企業)|スズキ]]が製造・販売する[[ハッチバック]]型[[軽自動車]]。[[スズキ・アルト|アルト]]の8代目に当たるモデルで、[[セダン]]が'''HA36S'''型、[[軽ボンネットバン|バン]]が'''HA36V'''型となる。
 
[[装身具|ファッションアクセサリー]]としての[[起源]]は、[[中世]][[ヨーロッパ]]における[[王族]]や[[貴族]]等の[[支配階級|高貴]]な[[白人]]女性の[[礼拝]]時の[[スタイル]]や、そこから派生した[[:en:Formal wear|フォーマルウエア]]がそのルーツであり<ref>[http://www.modalina.jp/modapedia/w/e382aae3839ae383a9e383bbe382b0e383ade383bce38396/ 「モダリーナ」のイラスト図鑑:オペラ・グローブ]</ref>、現代においてもそのファッション性は高く<ref>[https://www.arabnews.jp/article/features/article_9353/ サウジアラビアのデザイナー、アラー・バルヒーが手袋を再びオシャレなアイテムに]</ref><ref>[https://www.vogue.com/vogueworld/slideshow/opera-gloves-trend-rihanna-margot-robbie-beyonce Opera Gloves Are Fast Becoming Hollywood's Favorite Accessory]</ref>、[[オートクチュール]]の[[ファッションウィーク]]や[[モード系]]の[[ファッション写真]]、[[結婚式]]のウェディングドレスなどにおいて[[貴婦人]]としての[[品位 (人品)|品格]]と[[優雅|エレガンス]]を誇示するための[[象徴|シンボル]]となる性格が強い<ref>[http://www.lifeinitaly.com/fashion/glove-history/ HISTORY OF GLOVES]</ref><ref>[http://dressedintime.blogspot.jp/2012/02/edwardian-opera-gloves.html Edwardian Opera Gloves]</ref><ref>[http://www.collectorsweekly.com/accessories/gloves/ Vintage Gloves]</ref><ref>[http://ecosalon.com/history-of-gloves-opera-cultural-significance/ NOW & THEN: THE HISTORY OF LADYLIKE GLOVES]</ref>。
セダンは[[マツダ]]向けに[[OEM]]供給も行われており、同社では7代目 '''HB36S'''型[[マツダ・キャロル|キャロル]]として販売されている{{Efn|キャロルには自社生産時代を含めて商用車(バン)モデルが設定されたことがない。}}。2019年にはスズキの[[パキスタン]]子会社パックスズキモーター社が660cc仕様のまま[[カラチ]]近郊の同社工場での生産を開始し、初の「海外で[[ノックダウン生産]]される軽自動車」になった<ref>{{Cite web |date= 2019-6-15|url=https://autoc-one.jp/news/5004515/ |title=スズキ 新型アルトをパキスタンで発売 660ccエンジンを搭載 |publisher=MOTA |accessdate=2019-07-17}}</ref>。
 
[[ドレスコード]]の最上位グレードである「[[ホワイトタイ]]」では、女性は白の長手袋を着用することが規定されている<ref>[https://annachiu.net/dresscode/ A reference for cotillion classes, dances, events, and other invitations]</ref><ref>[https://www.gentlemansgazette.com/tuxedo-black-tie-guide/advanced/black-tie-white-women/ WHITE TIE DRESS CODE FOR WOMEN]</ref><ref>[https://www.loudouncotillion.com/dress-codes.html loudouncotillion.com:dress-codes]</ref><ref>[https://www.mannersmentor.com/six-easy-tips-for-knowing-what-to-wear/ Six Easy Tips for Understanding Dress Codes and Knowing What to Wear]</ref>。
== 概要 ==
2014年[[12月22日]]にアルトの8代目モデルとして発売された。このモデルは「原点回帰」という考えのもと、初代アルトの商品力が強く意識されている。初代アルトは47万円という低価格戦略によりヒットしたが、8代目アルトでは650kgという軽い車重や<!--当時-->市販車トップの37.0km/Lという数字の達成<ref name="dev">『新型アルトのすべて』 開発ストーリー (pp.13-15)</ref>、またかつてのアルトのようなシンプルさ<ref>[http://response.jp/article/2014/12/22/240168.html 【スズキ アルト 新型発売】鈴木会長「原点に戻って実用重視」] Response.</ref>を目標に開発された。
 
素材は「Kid」(子[[山羊]])などの革製が正式とされているが、[[ドレス]]に合わせて[[シルク]]の[[サテン]]や[[:en:Organdy|オーガンジー]]、[[レース (手芸)|レース]]などもある。
先代である7代目モデルには[[ダイハツ・ミライース]]に対抗するため、低燃費に特化したモデルとして「アルトエコ」が設定されていた。アルトエコの最終モデルの燃費は35.0km/Lであったが、8代目モデルではアルトエコの最終モデルを更に2.0km/L上回る37.0km/Lの燃費性能を達成したため、燃費性能特化モデルのアルトエコはアルトへ吸収するかたちで廃止された。
 
== 概要 ==
また、[[2015年]][[3月11日]]にはターボエンジン搭載<ref group="注釈">ターボエンジン車の設定は2000年12月のマイナーチェンジに伴う「エポターボ」、「ワークス」の廃止以来約14年3ヶ月ぶり。</ref>の[[ホットハッチ]]モデル「ターボRS」も追加されている。このモデルには2代目の途中から5代目・前期型まで設定されていた「ワークス」の名称は付いていないが、これは「ターボRS」が「ワークス」よりもより多くの顧客に向けたモデルだからであり、よりスパルタンな位置づけのモデルが出るとしたら「ワークス」の名称が使われるとも示唆されている<ref name="dev"/>。その後、同年12月24日に「ワークス」が公式発表・発売され、約15年ぶりに復活した。
[[file:Nancy Reagan in the Red Room during a photo session with Vogue Magazine.jpg|thumb|right|150px|白色のオペラ・グローブをつけた[[ナンシー・レーガン]]]]
[[file:Princess Diana 1985.jpg|thumb|right|200px|黒のオペラ・グローブを着用している[[ダイアナ (プリンセス・オブ・ウェールズ)|ダイアナ妃]]]]
[[File:Vienna Opera Ball 27 February 2014 05.JPG|right|thumb|200px|[[オーパンバル]]([[舞踏会]])]]
[[File:58th International Debutante Ball 2012, New York City (Waldorf-Astoria Hotel).jpg|thumb|200px|[[デビュタント]](参加者)]]
 
=== 歴史 ===
製造は、日本国内では[[静岡県]][[湖西市]]の湖西工場にて行われている<ref>[http://www.suzuki.co.jp/about/producingbase/domestic/kosai.html スズキ株式会社 国内生産拠点 湖西工場]</ref>。
手袋の[[歴史]]では少なくとも[[古代ギリシア]]時代に遡る。[[紀元前]]440年に書かれた[[ヘロドトス]]の著書「歴史」の中に、[[ガントレット]]一杯の銀貨を[[賄賂]]として受け取った罪に問われていることが記述されている。また、[[古代ローマ]]人の記述の中にも、度々手袋が登場し、中には西暦100年前後に活躍した[[小プリニウス]]によると、[[大プリニウス]]は馬車に乗車中に口述筆記させていた速記者に冬の間は手袋を着用させ寒さの中でも文章を書ける様にしていたという記述がある。そしてファッション、[[儀式]]、それに宗教の為に手袋は用いられる。13世紀頃からヨーロッパの[[白人]]女性の間でファッションとして[[リネン]]や[[絹]]で出来た手袋を着用する様になり、時として肘まである手袋が広まった。'''[[刺繍]]と[[宝石]]で装飾された手袋は[[皇帝]]や[[王]]の[[徽章]]の一部'''となり、1189年に[[ヘンリー2世]]が埋葬された時には、戴冠式の時に着用したローブと[[王冠]]、そして手袋と共に埋められたと、[[マシュー・ペリー]]は記録している。1797年にイングランド王のジョンの墓を開いた時、それに1774年に[[エドワード1世]]の墓を開いた時にも手袋が発見されている。
[[宗教]]においても[[祭服]]としての手袋は、主に[[教皇]]や[[枢機卿]]、[[僧侶]]達が着用し、教義により[[ミサ]]を祝う時のみ着用を許されている。この習慣は10世紀に遡り、儀式の際に手をキレイにしておきたいという単純な欲求が始まりかもしれないが、[[特権階級]]として豊かになった[[聖職者]]達が己の身を飾るために着けた事が始まりとも考えられる。そして、[[フランク王国]]から[[ローマ]]にこの習慣は広まり、11世紀の前半には[[ローマ]]でも一般的になった<ref>[https://code-file.jp/66991 ロングの手袋を上手く使って上流階級のお嬢様やご婦人の様に!]</ref>。
 
オペラ・グローブという名称の[[語源]]は不明だが、1690年代の[[英国]]の[[メアリー2世|メアリー女王]]の現存する彫刻では、肘の長さの手袋を着用していることが示されている。16世紀に手袋を着用していると記録された最初の女性は[[エリザベス1世]]女王と[[カトリーヌ・ド・メディシス|キャサリンデメディチ]]などの王族だった。エリザベス1世(英)が[[宝石]]や[[刺繍]]、[[レース (手芸)|レース]]で豪華に装飾されたものを着用した時に手袋の流行は頂点に達した。貴族や王族と密接に関連しており、'''[[手袋]]は数千年の[[王族]]と[[権威]]の[[象徴]]'''とされ、多くの架空の[[女王]]、[[王女]]、[[貴族]]はドレスの一部としてそれらを身に着けているように描かれている<ref>[https://allthetropes.org/wiki/Opera_Gloves All The Tropes : Opera Gloves are ~]</ref>。17世紀以降、西洋の高貴な[[白人]]女性は肘に届くグローブを着用しており、18世紀には肘より上の長さのグローブが流行した<ref>[https://kotobank.jp/word/%E6%89%8B%E8%A2%8B-101384 コトバンク:手袋]</ref>。19世紀に入ると、日焼けした手は労働者階級に所属することを意味し、手袋は優雅さと真の女性の象徴となった<ref>[http://www.gloves.com.ua/about_glove_en.php HISTORY OF GLOVES]</ref>。
== メカニズム ==
=== パワートレイン ===
燃費性能は前輪駆動・CVT車で市販車トップの37.0km/L([[JC08モード]]、燃費不正計測問題を受けて国土交通省が行った調査では38.3km/Lであった)を達成している。この燃費性能は8代目モデルの企画当初より目標とされていたが、アルトという低価格を売りにする商品の性格上、マイルドハイブリッドシステム「S-エネチャージ」の採用は見送られた<ref name="dev"/>。8代目モデルに搭載されるのは従来型同様[[直列3気筒]] [[スズキ・R型エンジン|R06A型]]だが、軽量化・小型化・高効率化が図られている<ref name="mechanism">『新型アルトのすべて』 メカニズム詳密解説 (pp.46-55)</ref>。組み合わせられるトランスミッションは、グレードにより、[[無段変速機|CVT]]、5速[[マニュアルトランスミッション|MT]]、そしてスズキの乗用車としては初めて採用される5速[[セミオートマチックトランスミッション|AGS]](ロボタイズドMT)が設定される。この5速AGSアルトは燃費性能([[JC08モード]])と購入者が路上走行する実燃費(e燃費)がほぼ一致する。
 
日本では、[[鎌倉時代]]に[[鎧]]の「[[篭手]]」として発達した。当時は手覆(ておおい)とも呼ばれた。15~16世紀に[[南蛮貿易]]によって西洋式の手袋が輸入され珍重された。やがて国内生産も始まり、手袋作りは貧乏[[武士]]の[[内職]]として盛んになっていく。「手袋」は[[俳句]]における“冬の[[季語]]”でもある。
搭載されるR06A型[[自然吸気]]エンジンは型式こそ従来モデルと変わらないものの、[[シリンダーヘッド]]が[[エキゾーストマニホールド]]との一体型に刷新されており、それ以外にも熱効率の向上のために圧縮比の向上(11.2から11.5へ)や外部[[排気再循環|EGR]]の採用などが行われている。これにより、出力・トルクの値は変わらないものの、燃費性能が向上し、同時に低中域トルクが向上している。また、5速MT車およびバンモデルではコスト上の理由のために吸排気[[可変バルブ機構|VVT]]が省略されており、出力・トルクの数字は小さくなっている<ref name="mechanism"/>。
 
=== 現代 ===
「ターボRS」には、R06A型のターボエンジンが搭載されるが、従来型の同エンジンに比べて最大トルクは3N·m向上している。自然吸気エンジン同様にシリンダーヘッドは新設計となっており、また[[ターボチャージャー]]も新設計されて低中速域重視のセッティングに変更され、[[ターボラグ]]も20%改善している。「ターボRS」のトランスミッションには5速AGSのみが設定されるが、これはターボエンジン専用にギア比が変更されている<ref name="mechanism"/>。
[[キリスト教]]の文化圏における[[礼拝]]や[[結婚式]]<ref>[https://www.corneliajames.com/ How to choose your wedding gloves]</ref>および[[葬式]]などの[[礼式]]が重んじられる[[神聖]]な場所、また、[[社交界]]における[[上流階級|ハイソサエティ]]な[[白人]]女性の[[正装]]として用いられることが多く、その長さは[[マント・ド・クール]]や[[ウェディングドレス]]の[[トレーン]]と同様で[[礼服|フォーマル]]性や[[品位 (人品)|品格]]の指標となる<ref>[http://www.fashionintime.org/history-gloves-significance/ HISTORY OF GLOVES AND THEIR SIGNIFICANCE]</ref>。一般的にドレスの[[袖]]が無い([[ノースリーブ]])か短い場合は長い手袋を、長袖の場合は短い手袋を着用する<ref>[http://hac.cside.com/manner/4shou/26setu.html 作法心得 第4章-美容と服装 第26節-手袋]</ref>。また、スカートが長くなるにつれて手袋も長くなり、フルレングスのドレスはオペラやそれ以上の長さになる<ref>[https://rearviewmirrorblog.com/2016/01/26/the-delicate-art-of-the-evening-glove/ The Delicate Art of the Evening Glove]</ref>。
 
[[英国]]では、[[イブニングドレス]]の最高礼装とされる[[ローブ・デコルテ]]にはオペラ・グローブを併せて[[清楚]]な装いに仕上げる<ref>[https://www.42nd.co.jp/single-post/2016/11/17/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8A%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%92%E6%84%89%E3%81%97%E3%82%80%EF%BC%81Gentles-Formal-Style ルールを知り、アレンジを愉しむ!]</ref>。[[ダイアナ (プリンセス・オブ・ウェールズ)|ダイアナ妃]]が1985年に[[アメリカ]]を訪れた際に披露された黒のローブ・デコルテとオペラ・グローブの[[ルックス]]が話題となった<ref>[https://www.kateigaho.com/migaku/20882/ 家庭画報:大人検定365「ローブデコルテ」とは?]</ref>。
「ワークス」も「ターボRS」同様にR06A型ターボエンジンを搭載するが、エンジン制御プログラムを採用した専用チューニングにより、最大トルクを「ターボRS」よりもさらに2N·m向上し、100N·mに強化。トランスミッションは「VP」や「F」同様に5速MTと5速AGSの2種類が用意されており、5速MTは1速から4速を[[クロスレシオトランスミッション|クロスレシオ]]化し、専用設計のショートストロークシフトを採用。また、[[クラッチペダル]]ストロークに対してトルク伝達がリニアに立ち上がる専用設計のクラッチ荷重特性とした。5速AGSは変速スピードを短縮するために、変速制御プログラムに専用チューニングを施した。
由緒正しい正装として着用されるため派手な色合いのものは少なく、シックな色あい(白もしくは黒)のものが多い<ref>[https://www.inesgloves.com/History_of_gloves/index.htm History of gloves]</ref><ref>[http://www.modalina.jp/modapedia/w/e382aae3839ae383a9e383bbe382b0e383ade383bce38396/ 「モダリーナ」のイラスト図鑑:オペラ・グローブ]</ref>。なお、グローブの[[色]]や[[質感]]はドレスと合わせることを基本とする<ref>[https://www.wikihow.com/Wear-Wedding-Gloves How to Wear Wedding Gloves]</ref><ref>[http://www.withthisbling.com/Customer-Service-Support/Bridal-Glove-Tips/ Bridal-Glove-Tips]</ref>。ドレスの袖と同じ色のグローブは腕を細長く魅せる効果があり、対照的な色は逆効果である<ref>[http://denisebrain.blogspot.com/2015/12/vintage-glove-etiquette.html Vintage glove etiquette]</ref><ref>[http://ladybeatrix.com/why-you-should-be-accessorizing-with-ladylike-gloves/ WHY YOU SHOULD BE ACCESSORIZING WITH LADYLIKE GLOVES]</ref>。
 
[[オーストリア]]の[[ウィーン国立歌劇場]]で行われる[[ヨーロッパ]]で最も格式高いダンス・パーティの一つである[[オーパンバル]]([[:en:Vienna Opera Ball]])と呼ばれる[[上流階級]]や[[貴族]]の若き[[白人]]男女([[デビュタント]])<ref>[https://spur.hpplus.jp/culture/celebritynews/201912/09/MGgECYk/ 世界屈指の令嬢たちが社交界デビュー! 毎年恒例の「ル・バル・デ・デビュタント」が開催]</ref>が集う[[舞踏会]]<ref>[https://www.vogue.co.jp/fashion/trends/2018-12-11/debutante-dressing/cnihub ファッション業界が再注目。令嬢たちの社交界デビュー。]</ref>では、女性は純白の[[イブニングドレス]]に白のオペラ・グローブの着用が義務付けられている<ref>[https://www.wiener-staatsoper.at/en/vienna-opera-ball/make-your-debut/ Make Your Debut At The Vienna Opera Ball-Dresscode]</ref><ref>[https://concert-vienna.com/blogs/viennese-things/vienna-ball-season-everything-you-ever-wanted-to-know VIENNA BALL SEASON: EVERYTHING YOU EVER WANTED TO KNOW]</ref>。
また、「ワークス」の5AGS車と「ターボRS」にはシフトレバーにマニュアルモードを搭載しており、レバー操作やステアリングホイールに装備したパドルシフトでシフトチェンジが可能である。
 
日本では、女性[[皇族]]は常に白の手袋を携帯しているが、これは[[帽子]]と共にその[[貴族]]性を[[象徴]]する為の物である。[[令和]]元年に行われた「[[即位後朝見の儀]]」において[[皇后雅子]]によって着用されたことで注目を浴びた<ref>[https://iruka-travel.com/918/ 【画像】雅子様のドレスやティアラをご紹介!皇室の伝統が素敵すぎ]</ref><ref>[https://www.cocomelody.jp/mag/robedecortedress/ 憧れのロイヤルスタイル:ローブ・デコルテドレスが流行の予感!]</ref><ref>[https://dricho.com/20190502/ 雅子さまの歴代ティアラとドレスファッション!デコルデとモンタントの違い]</ref>。
=== ボディ・シャシ ===
[[旧皇族]]の[[竹田恒泰]]は[[著書]]「日本の礼儀作法~宮家のおしえ~」において、[[皇室]]の[[晩餐会]]や[[儀式]]などの特別に改まった場面において[[ローブ・デコルテ]]と併せてオペラ・グローブを着用し、[[ティアラ]](小さな[[王冠]])を付けることを基本としており、[[宮中]]ではこれを女性の'''最上級礼装'''としている<ref>[https://books.google.co.jp/books?id=kX25DAAAQBAJ&pg=PT142&lpg=PT142&dq=%22%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96%22+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A4%BC%E5%84%80%E4%BD%9C%E6%B3%95%EF%BD%9E%E5%AE%AE%E5%AE%B6%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%88%EF%BD%9E&source=bl&ots=qAlsFRaFiO&sig=-wp9YK4g0o7JO5QGPSOIgYWRhTI&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwierv29j8bbAhVFUrwKHRhBAAYQ6AEIKDAA#v=onepage&q=%22%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96%22%20%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A4%BC%E5%84%80%E4%BD%9C%E6%B3%95%EF%BD%9E%E5%AE%AE%E5%AE%B6%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%88%EF%BD%9E&f=false 日本の礼儀作法~宮家のおしえ~]</ref>、との旨を示している。
軽量化のため、[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]は全面的に刷新されている。スズキの軽自動車用プラットフォームとしては第5世代目に当たるこのプラットフォームは今後、スズキの他モデルに採用していくもので、アルトが皮切りとなっている<ref name="dev"/>。このプラットフォームには、後に「'''HEARTECT'''」(ハーテクト)の名がついた。
[[皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀|皇太子徳仁親王成婚]]の際、[[皇后雅子|皇太子妃雅子]]のローブ・デコルテを手がけた[[ファッションデザイナー]]の[[森英恵]]は「ローブ・デコルテは[[勲章]]をつけるためのドレスであり、肌を出し、皮の'''長い手袋'''を合わせる[[正装]]」<ref>『グレイスフル・ウエディング 1994年春夏』12p</ref>と述べている。また、一般の結婚式においても、肌を隠す純白のグローブには「[[清楚]]」「[[無垢]]」という意味も込められ、特に伝統ある[[チャペル]]での挙式では必須とされており<ref>[https://my-best.com/2188 ウェディンググローブのおすすめ人気ランキング10選]</ref>、[[ウェディングドレス]]に併せて着用されることが多く<ref>[http://www.1242.com/program/anju/2015/11/-11231127-1123-1123-1981.html スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい]</ref><ref>[https://www.pontevecchio.jp/bridal/tips/other/416 ドレスに合わせたウェディンググローブの選び方と指輪の関係]</ref><ref>[https://www.first-film.com/wedding-dress-119/#2 素材・長さ別にご紹介!手元までこだわるウェディンググローブの選び方]</ref><ref>[http://www.best-silhouette.com/column/gloves.html ドレス姿に欠かせないウェディンググローブについて]</ref><ref>[https://www.hanayome-note.com/4133 ウェディンググローブの長さ・種類の選び方【ドレス・体型・式場別】]</ref>、手袋丈が長ければ長いほど格式の高いフォーマルなウェディングスタイル(厳かな正統派)とされている<ref>[https://marry-xoxo.com/articles/1659 花嫁さんの必須アイテム*長さ別ウェディンググローブまとめ♡]</ref><ref>[https://marry-xoxo.com/articles/10585 意外と多いグローブ迷子さん。長さ・素材別にウェディンググローブの特徴を解説]</ref><ref>[https://how-to-inc.com/wedding-gloves-12284 結婚式で身に付けるグローブについて知っておきたい4つのこと]</ref><ref>[https://www.j-kamata.com/blog/p4700 ウェディングドレスに上品さをプラス。ウェディンググローブの選び方]</ref><ref>[http://beautybride.net/curation/21756/ 上品で清楚なウェディンググローブ×ドレスの可愛いコーディネート♡]</ref><ref>[https://marinbo.com/fs/marinbo/c/weddinggloves_howto-01/?sort=04 ウェディンググローブの選び方講座]</ref>。
 
=== マナー等 ===
従来、フルモデルチェンジの際には、部分的に従来モデルの構造をキャリーオーバーするという事例が多く、そのため構造の結合部分が脆弱になっており、その補強のために車重がかさんでしまっていた。そのため、このモデルではプラットフォームを一から完全に新設計としており、軽量化を実現している。
防寒用の手袋は室内に入るとアウターを脱ぐとき同時に外すことが[[マナー]]であるが、オペラ・グローブはその限りではない<ref>[https://www.kateigaho.com/migaku/32226/ 家庭画報:大人検定365 手袋は室内で外すべき?]</ref>。ドレスの一部としてのグローブなので<ref>[https://finance.yahoo.com/news/why-melania-trump-wore-opera-213000441.html Why Melania Trump Wore Opera Gloves to the State Banquet]</ref>、基本的に手袋を着用せずに人前に出ることは[[エチケット]]違反であり<ref>[https://v2.acdebernadac.com/fr/2018/11/28/dress-code-the-meaning-behind-2/ Dress code: the meaning behind]</ref>、特に屋外の[[イベント]]では常に手袋を着用する<ref>[http://www.lesleysgirlsvintage.com/2012/04/wearing-vintage-gloves.html WEARING VINTAGE GLOVES]</ref>。[[握手]]したり[[ダンス]]をしたり、[[キス]]をするよう手を差し出すときも'''着用したまま'''とし<ref>[https://velvetd.com/glove-etiquette-for-beginners/ Vintage Fashion | Glove Etiquette for Beginners]</ref>、ときには手袋の上から[[ブレスレット]]を装着することもある<ref>[http://www.lisagrotts.com/opera-glove-etiquette/ Opera Glove Etiquette]</ref>。[[結婚式]]も同様であり、式典中は手袋を着用する。ただし、食事のとき、および[[婚約|指輪交換]]のときは外す<ref>[https://www.denisebrain.com/vintage-denisebrain/2015/12/vintage-glove-etiquette.html VINTAGE GLOVE ETIQUETTE]</ref>。[[白]]、[[アイボリー]]、[[ベージュ]]などは、オペラ・グローブの[[伝統的]]な[[色]]であり、オペラ・グローブを着用するほとんどすべての機会に適しているが、[[黒]]のオペラ・グローブは、純白の[[ドレス]]や[[パステルカラー]]の[[ガウン]]と一緒に着用しないこととし、濃い色の服の場合のみ着用する<ref>[http://www.lisagrotts.com/opera-glove-etiquette/ Opera Glove Etiquette]</ref>。手袋は[[衣装]]の不可欠な部分と考える必要があり、手袋を携帯する癖をつけない。また、[[ホワイトタイ]]では短い手袋を着用しない<ref>[https://www.missabigail.com/advice/beauty-and-charm/2010/08/glove-etiquette/ 20th Century Glove Etiquette]</ref>。
 
[[コーカソイド#体格|長身]][[ファッションモデル#痩せ過ぎモデル|細身]]で[[腕]]がほっそりと長い女性に良く似合うものであり、縦長効果によって腕がよりいっそう細く長く[[演出]]される<ref>[https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/dress/small-articles/06/ ぴったりなグローブを選ぼう!ウェディンググローブの基礎知識]</ref><ref>[https://dressy.pla-cole.wedding/weddingdress_glove/ 指輪交換時の裏技まで!【ウェディンググローブ】の全種類や選び方まとめ]</ref><ref>[https://www.mwed.jp/manuals/79/ 人気はロングタイプ?ウェディンググローブの選び方]</ref><ref>[https://www.hergamut.com/bridal-gloves/ How To Pick Bridal Gloves And Wedding Gloves Etiquette (You Must Know About)]</ref>。そのため、背が低く腕が太く短い場合は不適であり、逆に腕の太さを[[強調]]してしまう<ref>[http://ameblo.jp/darafuku/entry-10052215857.html オペラグローブはIT!]</ref><ref>[https://ko-wedding.com/wedding-accessories-necessary-list 【保存版】ウェディングドレスに必要な小物を安く買うコツと選び方]</ref><ref>[https://www.bridal-hiro.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E8%AC%9B%E5%BA%A7/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96%E3%81%AE%E9%95%B7%E3%81%95%E3%81%A8%E6%9D%90%E8%B3%AA%E3%81%AE%E5%A4%B1 失敗しないウェディングドレスで使用するグローブの選び方]</ref><ref>[https://hyuri-kamogawa.jp/wedding-glove/ ウェディンググローブの長さ(ショート・ロング)やオーガンジー・レース等人気は?]</ref>。また、「[[キューティーハニー]]」「[[美少女戦士セーラームーン|セーラームーン]]」「[[プリキュアシリーズ|プリキュア]]」「[[アイカツ!|アイカツ]]」といったような強く[[品位 (人品)|気高い]]女性を[[テーマ]]にした[[アニメ]]の[[ヒロイン]]に着用されて描かれることが多い。さらに、黒革のオペラ・グローブは[[一本鞭]]や[[ブーツ]]などと共に[[ミストレス|厳格な女性]]のシンボルとなることもある<ref>[http://www.worldheritage.org/articles/Viennese_Opera_Ball_in_New_York VIENNESE OPERA BALL IN NEW YORK]</ref>。
スズキの軽自動車のリアサスペンションには、およそ30年間にわたって「アイソレーテッド・トレーリング・リンク (I.T.L.)」と称される形式(前輪駆動車はアクスルビームタイプの[[トーションビーム式サスペンション]]が、四輪駆動車が[[リンク式サスペンション|3リンク式サスペンション]]がベース)が採用されてきたが、このモデルでは前輪駆動車のリアサスペンションが市場における主流の方式であるカップルドビームタイプのトーションビーム式に刷新された(四輪駆動車は引き続きI.T.L.を採用)。この変更は軽量化・コスト・スペース効率・走行性能など総合的な検討の結果行われており、またアルトより採用された新プラットフォームが軽自動車だけでなく[[Aセグメント]]車への展開も想定されており、その点からもトーションビーム式が適切だと判断された<ref name="dev"/>。さらに、「X」・「ターボRS」・「ワークス」の前輪駆動車にはリア[[スタビライザー]]が追加される。フロントサスペンションはマクファーソンストラット式を継承するものの、こちらも設計は刷新されており、サスペンションストロークは前15%、後26%拡大することで乗り心地の改善が図られている。「ターボRS」や「ワークス」はサスペンションに専用チューニングを施し、[[カヤバ工業]]製の専用ショックアブソーバーが採用されているほか、「ターボRS」ではブッシュ類もすべて専用設計となっている。
 
== 長さの呼称 ==
軽量化のため、ボディの980M[[パスカル (単位)|Pa]]級高張力鋼板の使用率を全体の16%まで引き上げており、これにより強度を保ちながら板厚を薄くすることで、ボディシェル重量は約15%軽量化されている。また構造も見直されたことにより、曲げ剛性や捩り剛性はそれぞれおよそ30%向上している。「ターボRS」では、ストラットタワーバーの採用や高剛性フロントメンバーの採用、スポット28点増し打ちなどにより、さらに剛性を高めている(捩り剛性は5%、ストラットアッパー部横剛性は14%向上)。また、樹脂フェンダーの採用などの軽量化策もとられており、従来比で60kgの軽量化がなされた<ref name="mechanism"/>。
[[File:Kelly Rutherford.jpg|thumb|right|150px|肘上丈の手袋]]
女性礼服用の手袋の長さの区分の呼称は、一般的に短いものから順に「wrist length」(手首丈)→「middle length」(下腕丈)→「elbow length」(肘丈)→「long length」(上腕丈)→「shoulder length」(肩丈)であり、また、オペラ・グローブは「opera length gloves」と呼ばれ、これは「long length」から「shoulder length」に相当する最も長いものの長さ区分に適用されることが多い<ref>[http://lourdes.s7.xrea.com/sp_cart50/glove.html オペラ(ロンググローブ)~一番長いロンググローブ]
</ref>。同様に長さやサイズの呼称として「opera」という言葉が用いられるファッションアイテムは他にも多数あり、[[ドレス]],[[ネックレス]],[[ブーツ]],[[ストッキング]](サイズ)等<ref>[https://www.alexis4u.com/sizechart.htm Stockings size chart]</ref><ref>[https://www.stockingshowcase.com/sizing-info.html Sizing info]</ref>がそうである。いずれも「opera length」や「opera size」と呼ばれる長さは最も長いものの区分に相当し、それらについては「opera」は「super long」や「queen size」と同意語となることが多い。
 
[[google]]で「opera gloves」と検索すると「long gloves」も併せて関連検出され、その逆も検出される。なお「evening gloves」の場合は、「long」(長さ)ではなく「formal」([[礼式]]区分)が関連検出される。
タイヤサイズは、「X」・「ターボRS」・「ワークス」は165/55R15で、それ以外のグレードには145/80R13となる。また、13インチタイヤ装着車のうち、バン「VP」のみフルホイールキャップが装着されず、15インチタイヤ装着車には[[エンケイ|ENKEI]]製アルミホイールが装着される。13インチ車には[[ダンロップ]] エナセーブEC300が<ref>[http://response.jp/article/2015/01/23/242395.html ダンロップ エナセーブEC300、新型アルト に採用] Response.</ref>、「X」には[[ブリヂストン]] ECOPIA EP150が<ref>[http://response.jp/article/2015/01/09/241184.html 【スズキ アルト 新型発表】ブリヂストンの低燃費タイヤ「エコピアEP150」を標準装着] Response.</ref>、「ターボRS」・「ワークス」にはブリヂストン [[POTENZA]] RE050Aが装着される<ref name="mechanism"/>。
 
'''オペラ・グローブは、肘丈を超える長さであることが重要であり、肘のすぐ下までの手袋を「イブニンググローブ」と呼ぶことはあるが、「オペラグローブ」と呼ぶのは間違いである。'''<ref>[https://tvtropes.org/pmwiki/pmwiki.php/UsefulNotes/OperaGloves The "elbow-length or longer" part is the key]</ref>
リアブレーキは全車[[ドラムブレーキ|リーディング・トレーリング]]だが、フロントブレーキは、「ターボRS」と「ワークス」がベンチレーテッドディスクブレーキで、それ以外のグレードはソリッドディスクとなる。
 
「[[オペラ]]」(opera)が「長い」(long)という旨で使われている理由は、次の2点から考察できる。
また、5AGS車とCVT車はインパネシフトを採用した<ref group="注釈">「F」・「ワークス」・バン「VP」の5MT車はフロアシフトを採用しており、インパネシフトの位置にはインパネセンターポケットが装備される。</ref>。
 
*手袋やネックレスは、短いものは[[カジュアル]]的であり、長いものほど[[礼服|フォーマル]]性が強い<ref>[https://real-kekkon.com/wed-globe/ 人気の長さやデザインは?ウエディンググローブの選び方]</ref>。
=== 安全装備・その他 ===
*「オペラ」(鑑賞)は「フォーマル」の[[典型]]といえるほど[[格式]]が高いものである。
安全装備については、アルトでは初となる[[レーダー]]ブレーキサポート([[衝突被害軽減ブレーキ]])をはじめ、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナルが導入され、「ワークス」の5AGS車及び「X」と「ターボRS」に標準装備、「L」・「S」及び「F」とバン「VP」の5AGS車に「レーダーブレーキサポート装着車」としてオプション設定した。これにより、バン「VP」の「レーダーブレーキサポート装着車」は'''商用車初となるASV([[先進安全自動車]])となった<ref group="注釈">予防安全性能アセスメントにおける先進安全車「ASV」を獲得している。</ref>'''が、2019年7月2日現在「VP」でそのオプションが廃止されてしまっている。そのほか、7代目まではグレード別設定(標準装備又はメーカーオプション設定)だった4輪[[アンチロック・ブレーキ・システム|ABS]](EBD・[[ブレーキアシスト]]付)やアルトでは初採用の[[横滑り防止装置|ESP]]は「ターボRS」や「ワークス」を含めたセダン全車に標準装備。4輪ABSのオプション設定自体が無かったバン「VP」についても4輪ABSやESPが標準装備されている<ref group="注釈">発売当初は5AGS車にメーカーオプションの「レーダーブレーキサポート装着車」として設定されていたが、2018年4月の仕様変更により、未設定だった5MT車を含めて標準装備化され、5AGS車はヒルホールドコントロールも一緒に標準装備化された。</ref>。さらに、セダン全車には運転席のみだった[[シートベルト]]リマインダーを助手席にも拡大した。
 
よって「長い」=「オペラ」となっていると考えられる。
2018年12月の一部仕様変更では、乗用モデルにおいて衝突被害軽減ブレーキが[[レーザー]]レーダーに単眼[[カメラ]]が搭載されたデュアルセンサーブレーキサポートとなり、併せて、[[車線逸脱防止支援システム|車線逸脱警報機能]]、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストが追加。併せて、リアバンパーに4ヶ所の[[超音波]]センサーが内蔵されたことで後退時の衝突被害軽減ブレーキとなる後退時ブレーキサポートやリアパーキングセンサーも備わり、誤発進抑制機能は前方に加えて後方にも追加された。これらの装備は従来から標準装備されている「ワークス」の5AGS車と「X」に加え、「S」にも標準装備化された。「F」の5AGS車と「L」は従来通りオプション設定だが、名称が「スズキ セーフティ サポート」に改められた。なお、エマージェンシーストップシグナルはセットオプションから切り離され、従来設定されていなかった「F」や「ワークス」の5MT車を含めて乗用モデル全グレード標準装備となった。この衝突被害軽減ブレーキの変更に伴い、バン「VP」は2019年7月の仕様変更で衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナルが非装備となった。
 
また、グローブの長さを測る定規として「ボタン」が用いられる。これはフランスの測定システムで、手袋にボタンがあるかどうかに関係なく旧来設計における縦に並ぶボタンの数による長さに相当することが示される<ref>[https://www.yusypovych.com/eng/black-opera-gloves/ Interesting Fun Facts About Black Opera Gloves]</ref>。
そのほか、ステアリング機構には軽自動車で初となる可変ギアレシオステアリングを採用し、フロントドアには1段目の開き幅を小さくした中間2段ストッパーを採用した。
オペラ・グローブと呼ばれる長さのボタン数の目安は16ボタン以上であり<ref>[http://www.weddingchaos.co.uk/BridesArea/bridal-wedding-gloves.asp Wedding Accessories - Gloves]</ref>、21ボタン以上は「most dramatic length」(最も劇的な長さ)と言われ<ref>[http://knitbuddies.com/opera_length_fingerless_gloves2.html Fingerless Opera Length Gloves Etiquette of the Glove]</ref>、肩のすぐ下まで届く。
 
== デザイン演出作品 ==
[[Image:Marilyn Monroe in Gentlemen Prefer Blondes trailer1.png|thumb|right|200px|[[紳士は金髪がお好き]](1953):[[マリリン・モンロー]]]]
{{Double image stack|right|Suzuki Alto Turbo RS 801.JPG|Suzuki Alto Turbo RS 804.JPG|230|ターボRS}}
* [[ギルダ]](1946):[[リタ・ヘイワース]]
{{Double image stack|right|Suzuki ALTO WORKS (DBA-HA36S) front.jpg|Suzuki ALTO WORKS (DBA-HA36S) rear.jpg|230|2015年12月販売型 ワークス}}
* [[紳士は金髪がお好き]](1953):[[マリリン・モンロー]]
[[ファイル:Suzuki_ALTO_X_2-tone_backdoor_%28HA36S%29_rear.JPG|thumb|right|230px|2014年12月販売型<br />X 2トーンバックドア仕様 リア]]
* [[ティファニーで朝食を]](1958):[[オードリー・ヘプバーン]]
アルトは伝統的に女性の顧客が多く、特に6代目や7代目アルトのデザインは女性が強く意識されていた。しかし、競合車との差を埋めるために新規顧客の獲得が必要となり、8代目アルトは[[ユニセックス|男性にも女性にも向いたデザイン]]となるように意識されている<ref name="dev"/>。特に、デザイナーのスズキ四輪デザイン部企画管理課チーフデザイナー・内山一史が「我々の先輩が初代アルトをどのような気持ちで作ったのか。それをヒントにしながらこのクルマをデザインした」と語っている<ref name="response20150106">{{Cite news|url=http://response.jp/article/2015/01/06/240996.html|title=【スズキ アルト 新型発表】初代アルトの真似ではなく「リスペクト」…デザイン|newspaper=[[Response.]]|date=2015-01-16|accessdate=2015-02-01}}</ref>とおり、「原点回帰」というコンセプトのもと、初代アルトにあったシンプルさを顧み、ターゲットを絞らないデザインが目標とされている。
* [[ルパン三世 カリオストロの城]](1979):[[ルパン三世_カリオストロの城#ゲストキャラクター|クラリス・ド・カリオストロ]]
* [[ヤッターマン]](1977 - 1979):[[ヤッターマン#ドロンジョ|ドロンジョ]]
 
==ギャラリー==
元々のデザイン案としては、先代モデルの雰囲気を残したものなどもあったが、結局は大きくイメージの変わったデザイン案が新鮮さを評価されて採用されている。特にヘッドランプは「目力」の強さが意識されており、ヘッドランプを囲む眼鏡をモチーフとしたヘッドランプガーニッシュ「めがねガーニッシュ」も採用されている<ref name="design">『新型アルトのすべて』 デザインインタビュー (pp.32-39)</ref><ref group="注釈">ディーラーオプションの純正アクセサリーにも「めがねガーニッシュ」の名称で用意されており、「ワークス」専用色の「スチールシルバーメタリック」、「ブリスクブルーメタリック」や「L」・「S」専用の特別設定色3色を除くボディカラー同色の8種類とメッキ2種類(「ターボRS」・「ワークス」に設定のクロームメッキと2015年12月に追加したブラックメッキ)の全10種類をラインナップする。「ターボRS」と「ワークス」はブラックメッキのみ装着可能だが、それ以外のグレードはボディカラーと異なるカラーやメッキの「めがねガーニッシュ」を装着可能。</ref>。なお、このデザインに関して、[[日刊工業新聞]]は[[和田智]]をデザイナーとして起用していると報じているが、スズキはこの件については肯定も否定もしていない<ref>[http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150116/276348/ 新型アルトのデザインをどう読むか] 日経ビジネスオンライン</ref>。
<gallery>
File:Evening gowns, 1947.jpg|[[ロサンゼルス]][[ファッションウィーク]], 1947
File:Tom Hanks and wife Rita Wilson 836.jpg|[[リタ・ウィルソン]]
File:Jacqueline Kennedy after State Dinner, 22 May 1962.jpg|[[ジャクリーン・ケネディ・オナシス]]
File:Zoologisk museum - Copenhagen feathers used on ladies' hat.jpg|[[ファッション写真]]の一例
File:Panna a Netvor X Michalikova Pikous009.jpg|[[ファッション写真]]の一例
File:2012 WFSC 05d 124 Alisa Mikonsaari.JPG|[[アリサ・ミコンサーリ]]([[フィギュアスケート]])
</gallery>
 
== 脚注 ==
パッケージングの面では、室内空間の拡大が重視され、前後リアオーバーハングを詰めることでホイールベースは先代モデルよりも60mm延長されて2,460mmとなっている。これにより、室内長が145mm延長されて2,040mmとなり、前後乗員間距離が85mm長い900mmとなっている。また、空力性能改善による燃費性能の向上のため、全高は45mm低くなっている。この点に関しては、室内空間への犠牲が憂慮されたが、エクステリアのプロポーションを考慮しても全高を下げたほうが良いと考えられ、実現している。また、乗降性を向上するため、ヘッドクリアランスを確保しつつも前席の着座位置は20mm、後席は5mmそれぞれ上昇している。
{{reflist|2}}
 
== 関連項目 ==
インテリアは、軽量化への貢献のため、部品点数を抑えることが重視されて設計されている。エクステリアに合わせるように、インテリアのデザインは非常にシンプルなものとなっており、スズキのモデルに多い助手席トレーを装備しないことで、シンプルさを演出するとともに、足元空間も広げられている<ref name="design"/>。また、フロントシートは[[ヘッドレスト]]一体型(ハイバックシート)となったほか、リアシートについては一部グレードに設定されていた分割可倒式が無くなり、全グレード一体可倒式となった。
* [[冠婚葬祭]]、[[礼服]]、[[ドレスコード]]
* [[ローブ・デコルテ]]、[[ウェディングドレス]]
* [[英国]]、[[王族]]、[[貴族]]
* [[ミストレス]]、[[フェムドム]]
 
{{被服}}
「ターボRS」や「ワークス」では、内外装のデザインが標準車と差別化されている。外装では、「ターボRS」はカラードドアミラーや「TURBO RS」ロゴ入りのボディサイド[[デカール]]、バンパーロアガーニッシュ(フロント・リア)、ルーフエンドスポイラーに赤いアクセント<ref group="注釈">カラードドアミラー、バンパーロアガーニッシュ、ルーフエンドスポイラーはピュアレッド塗装。ボディサイドデカールは通常赤色だが、ピュアレッド設定時は黒色となる。</ref>が施される。「ワークス」はヘッドランプにブラックメッキが、バンパーロアガーニッシュにガンメタが、フロントブレーキキャリパーに赤色(レッド塗装)が、「WORKS」ロゴ入りのボディサイドデカールは黒色が施されるほか、フロントバンパーには赤字で「WORKS」のロゴが入ったカーボン調アッパーガーニッシュが追加される。内装では、セダンやバン「VP」がダークグレーとアイボリーの2トーンを採用している一方で、「ターボRS」はブラック基調になっており、部分的に赤いアクセントが追加されている<ref name="design"/>。「ワークス」もブラック基調で、部分的に赤いアクセントを追加しているほか、ステンレス製ペダルプレートを追加している。また、シート形状も変更されており、「ターボRS」では専用表皮となり、サイドサポートも追加。「ワークス」はフロントに専用設計の[[レカロ]]シートを採用する。
 
なお、「F」・「L」・「S」及びバン「VP」に装備されているフェンダーサイドターンランプのレンズが歴代では4代目以来、現在の軽自動車規格のアルトでは初となるアンバー色となった。
 
ボディカラーは、7代目から継続設定される4色<ref group="注釈">ブルーイッシュブラックパール3、シルキーシルバーメタリック、アーバンブラウンパールメタリック、スペリアホワイト。</ref>に、他のスズキ車に採用されている「フィズブルーパールメタリック」や「パールホワイト<ref group="注釈" name="purewhite">2017年5月より6代目ワゴンR/4代目ワゴンRスティングレーなどで設定されている「ピュアホワイトパール」に変更。</ref>(オプションカラー)」、新規色である「ピュアレッド<ref group="注釈">当初は8代目アルト専用色だったが、2017年2月のフルモデルチェンジでワゴンRやワゴンRスティングレーにも設定されるようになる。</ref>」や「シフォンアイボリーメタリック<ref group="注釈">当初は8代目アルト専用色だったが、2015年5月のマイナーチェンジでスペーシアに、同年6月のフルモデルチェンジでアルトラパンに、同年12月の一部改良で[[スズキ・ハスラー|ハスラー]]に、2018年7月のフルモデルチェンジで[[スズキ・ジムニー|ジムニー/ジムニーシエラ]]に順次設定されるようになる。</ref>」を加えた8色が用意される。白系色はグレードにより異なり、「F」・「L」・「S」は「スペリアホワイト」、「X」・「ターボRS」・「ワークス」は「パールホワイト<ref group="注釈" name="purewhite" />」となり、バンモデルは「S」以下のグレードと同じ「スペリアホワイト」1色のみの展開となる。ホットハッチモデルである「ターボRS」は「パールホワイト」・「ピュアレッド」・「ブルーイッシュブラックパール3」の3色、「ワークス」は「ターボRS」と同一のカラーバリエーションに専用色の「スチールシルバーメタリック(オプションカラー)」を加えた4色をそれぞれ設定する。
 
2016年12月に初代モデルからの国内累計販売台数(アルトラパンを除く)がスズキ車初の500万台達成を記念し、3代目アルトラパン設定色である「フレンチミントパールメタリック<ref group="注釈">後期型スペーシアにも設定されている。</ref>」、「コフレピンクパールメタリック」、「フォーンベージュメタリック」の3色が「L」・「S」専用の特別設定色として追加された(なお、これらのボディカラーは2017年5月の仕様変更に伴い販売終了)。
 
さらに、「X」は一部のボディカラー<ref group="注釈">ピュアレッド、ブルーイッシュブラックパール3、パールホワイト(2017年5月以降はピュアホワイトパール)、シルキーシルバーメタリック。</ref>に限り、バックドアをミディアムグレーに変更した2トーンカラー仕様「2トーンバックドア仕様」もオプションで設定されていた。
 
2018年12月の一部仕様変更では、アルトは内装色が変更となり、シート表皮色をネイビー(バン「VP」はライトグレー)に、インパネとドアトリムガーニッシュの色をグレージュにそれぞれ変更するとともに、「X」に設定されていた「2トーンバックドア仕様」を廃止。「ワークス」はボディカラーが一部変更となり、「ピュアレッド」を廃止(アルト専用色へ移行)する替わりに、新たな専用色として、既に他の車種で設定されている「ブリスクブルーメタリック」が追加設定された。
 
== ラインアップ ==
{{Double image stack|right|Suzuki ALTO VAN VP (HA36S) front.JPG|Suzuki ALTO VAN VP (HA36S) rear.JPG|230|アルトバン VP}}
グレード構成としては、4ナンバー登録となるバンモデルの「VP」、そして乗用車モデルとしては下から「F」、「L」、「S」、「X」、そして、ターボエンジンを搭載するスポーティーモデルの「ターボRS」と「ワークス」の全7グレードが設定される。全グレードで前輪駆動車と四輪駆動車のいずれも選択でき、トランスミッションは、「VP」・「F」・「ワークス」には5速MTおよび5速AGSが(ただし「VP」の四輪駆動車にはMTは設定されない)、「ターボRS」には5速AGSのみが設定され、それ以外のグレードは全車CVTとなる。
 
バンモデルの「VP」のみ樹脂バンパー(材料着色)で、それ以外はカラードバンパー(塗装)が装着される。また、「L」以上のグレードではカラードドアハンドルが、「S」以上のグレードではカラードドアミラーが装着され、「X」・「ターボRS」・「ワークス」ではドアミラーがLEDサイドターンランプ内蔵・リモート格納付となる。ホイールは「X」・「ターボRS」・「ワークス」が15インチアルミホイール<ref group="注釈">グレードや仕様により異なり、「X」は通常シルバーだが、ミディアムグレー2トーンバックドア設定時はガンメタリックに変更。「ターボRS」は切削加工&ブラック塗装、「ワークス」はブラック塗装となる</ref>で、「S」以下のグレードは13インチのスチールホイールとなる。
 
バン「VP」は手動式ウインドー<ref group="注釈">5AGS車はメーカーオプションの「フロントパワーウィンドー装着車」を装着することで、「F」と同じ仕様のフロントパワーウィンドーにグレードアップが可能。</ref>、AM/FMラジオ(スピーカー付)、スペアタイヤ、センターキャップなどを装備。「F」ではフロント2スピーカー、フロントパワーウインドー<ref group="注釈">ただし、運転席オートアップや挟み込み防止機構はなし。</ref>、ラゲッジアンダーボックスなどが追加され、オーディオはCDプレーヤー(AM/FMラジオ付)となる。「L」ではエコクール、リアパワーウインドー<ref group="注釈">同時に、フロントパワーウインドーに運転席オートアップと挟み込み防止機構を追加。</ref>、エネチャージ<ref group="注釈">搭載車の証として、バックドアにエネチャージエンブレムが装着される。</ref>、[[アイドリングストップ]]システムなどを追加、「S」では電動格納式リモコンドアミラー<ref group="注釈">「L」はディーラーオプションの純正アクセサリーにて装備可能。</ref>、運転席・助手席バニティミラー(チケットホルダー付)、運転席シートリフター、リアシートヘッドレスト、スモークガラス(リアドア・バックドア)<ref group="注釈">これにより、全面UVカット機能付ガラスとなる。</ref>などを追加、「X」ではキーレスプッシュスタートシステム、チルトステアリング、[[イモビライザー]]などが追加され、エアコンがフルオートタイプに、アンテナがルーフタイプにそれぞれ変更される。「ターボRS」・「ワークス」では前述のとおりそれぞれの専用の各種内外装パーツが追加されるほか、[[ディスチャージヘッドランプ]](ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付)<ref group="注釈">「S」・「X」にもメーカーオプションで装着可能。</ref>、マルチリフレクターハロゲンフォグランプ、オートライトシステム、[[タコメーター]]、パドルシフトなどが装備され、オーディオレス仕様<ref group="注釈">「S」・「X」はメーカーオプションにより可能。</ref>となる。さらに、「ターボRS」は助手席シートバックポケットが、「ワークス」はメーター内にターボ[[過給圧]]が高くなった時に白から赤に変化するブーストインジケーターがそれぞれ装備する。
 
また、ディーラーオプションの純正アクセサリーにてスズキでは3車種目となる200mmワイドDINサイズのカーナビゲーションに対応したオーディオ交換ガーニッシュ(200mmワイド用)が用意されており、装着することで200mmワイドDINサイズカーナビゲーション(スズキ純正品・市販品問わず)の装着が可能となる。
 
== 年表 ==
{{Double image stack|right|OSAKA AUTO MESSE 2015 (15) - Suzuki ALTO TURBO RS CONCEPT.JPG|OSAKA AUTO MESSE 2015 (16) - Suzuki ALTO TURBO RS CONCEPT.JPG|230|アルトターボRSコンセプト<ref group="注釈">デカール類(カーボン調フード・リアフェンダー)はディーラーオプションの純正アクセサリーに設定されている。</ref><br />(写真は[[大阪オートメッセ]]2015出展時の仕様)}}
*2014年(平成26年)
**12月12日 - スズキのアルト公式ブランドサイト内にティーザーサイトを設置。ティザーサイトの中で、発売日がアナウンスされた<ref>{{Cite web|title=スズキ、新型軽自動車「アルト」を12月22日に発売|publisher=Car Watch|date=2014-12-12|url=http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20141212_680076.html|accessdate=2014-12-12}}</ref>。
**12月22日 - 公式にフルモデルチェンジし、同日より販売開始。
**(補足)12月25日 - 3日遅れでキャロルもフルモデルチェンジを発表。
*2015年(平成27年)
**1月9日 - この日から3日間開催された「[[東京オートサロン]]2015 with NAPAC」に「ターボRSコンセプト」を参考出品<ref>{{Cite press release|title=東京オートサロン2015への出品概要|publisher=スズキ株式会社|date=2014-12-25|url=http://www.suzuki.co.jp/release/d/2014/1225/index.html|accessdate=2015-01-12}}</ref>。
**(補足)1月30日 - 7代目キャロル販売開始。
**3月11日 - 「ターボRS」を公式発表し、同日より販売開始<ref>{{Cite press release|title=スズキ、軽乗用車 新型「アルト ターボRS」を発売|publisher=スズキ株式会社|date=2015-03-11|url=http://www.suzuki.co.jp/release/a/2014/0311/index.html|accessdate=2015-03-11}}</ref>。
**4月1日 - 仕様変更。乗用モデルは新たに設けられた「平成32年度燃費基準<ref group="注釈" name="np">2019年5月の[[令和]]への改元に伴い、同年4月より「2020年度燃費基準」に表記変更。</ref>」を全車で達成。特に、「F」の前輪駆動・5AGS車及び「L」・「S」・「X」は「平成32年度燃費基準+20%」、「F」の前輪駆動・5MT車と四輪駆動・5AGS車は「平成32年度燃費基準+10%<ref group="注釈" name="np" />」をそれぞれ達成した。商用モデルの「VP」は前輪駆動・5AGS車が燃費基準の区分変更に対応し、「平成27年度燃費基準+25%」を達成した。
**9月29日 - 2015年度[[グッドデザイン賞]]を受賞したことを発表(スズキの四輪車では3代目アルトラパン、[[スズキ・エブリイ|6代目エブリイ/3代目エブリイワゴン]]、[[スズキ・SX4|SX4 S-CROSS]]、[[スズキ・ソリオ|4代目ソリオ/2代目ソリオバンディット]]と同時に受賞した)<ref>{{Cite press release|title=スズキの四輪車、二輪車が2015年度グッドデザイン賞を受賞|publisher=スズキ株式会社|date=2015-09-29|url=http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/0929c/index.html|accessdate=2015-09-29}}</ref>。
**10月28日 - 「[[東京モーターショー]]2015」に追加公開される参考出品車として、8代目ベースの「アルトワークス」を出展する事を発表<ref>{{Cite press release|title=第44回東京モーターショー2015の出品内容~四輪車・二輪車の参考出品車8車種を追加公開~|publisher=スズキ株式会社|date=2015-10-28|url=http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/1028/index.html|accessdate=2015-10-28}}</ref>。
**11月10日 - 2016年次[[RJCカー・オブ・ザ・イヤー]]を3代目アルトラパンと共に受賞<ref>{{cite web|url=http://www.asahi.com/articles/ASHCB5S0RHCBULFA026.html|title=RJC「今年の車」にアルト スズキが2年連続|publisher=[[朝日新聞]]|date=2015-11-10|accessdate=2015-11-11}}</ref><ref>{{Cite press release|title=スズキ「アルト/アルト ラパン」が2016年次 RJC カー オブ ザ イヤーを受賞|publisher=スズキ株式会社|date=2015-11-11|url=http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/1111/index.html|accessdate=2015-11-11}}</ref>。
**12月1日 - 「ワークス」のディザーサイトが開設され、発売日がアナウンスされる。
**12月7日 - 2015-2016[[日本カー・オブ・ザ・イヤー]]「スモールモビリティ部門賞」を3代目アルトラパンと共に受賞<ref>{{Cite press release|title=スズキ「アルト/アルト ターボRS/アルト ラパン」が2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」を受賞|publisher=スズキ株式会社|date=2015-12-07|url=http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/1207/index.html|accessdate=2015-12-08}}</ref>。
**12月24日 - 「ワークス」を公式発表し、同日より販売開始<ref>{{Cite press release|title=スズキ、軽乗用車 新型「アルトワークス」を発売|publisher=スズキ株式会社|date=2015-12-24|url=http://www.suzuki.co.jp/release/a/2015/1224/index.html|accessdate=2015-12-24}}</ref>。
*2016年(平成28年)
**3月2日 - イードが運営する携帯端末向け燃費管理サービス「e燃費」が、この1年間にユーザーから投稿された給油量や走行距離から算出した燃費データを基に、実用燃費とカタログ燃費達成率のランキングを作成し、優れた数値を記録した車種及びメーカーを表彰する「e燃費アワード 2015-2016」において、CVT車が24.3km/Lを記録し、軽自動車部門で1位を獲得するとともに、総合部門でも1位を獲得して[[ハイブリッドカー|ハイブリッド車]]を上回る実燃費の高さが証明され、先代の派生車種である「アルトエコ」を含めて総合3連覇を達成した<ref>{{Cite web|title=【e燃費アワード2015-2016】実燃費日本一はスズキ アルト…24.3km/リットルで総合3連覇|publisher=e燃費|date=2016-03-02|url=http://e-nenpi.com/article/detail/270826|accessdate=2016-03-12}}</ref>。
**12月13日 - 前日の12月12日にラパンを除くアルトのみでの国内累計販売台数が'''スズキ車で初めてとなる500万台達成'''を記念し、「L」・「S」専用の特別設定色3色を追加することを発表した(12月20日販売開始)<ref>{{Cite press release|title=軽四輪車「アルト」が国内累計販売台数500万台を達成 ~500万台達成を記念し、特別色を設定し発売~|publisher=スズキ株式会社|date=2016-12-13|url=http://www.suzuki.co.jp/release/a/2016/1213b/index.html|accessdate=2016-12-13}}</ref>。
*2017年(平成29年)
**4月1日 - 仕様変更。「L」・「S」・「X」において燃費基準の区分変更に対応し、前輪駆動車は「平成32年度燃費基準+50%<ref group="注釈">2019年4月時点、ガソリンエンジン車で「平成32年度燃費基準+50%」を達成しているのは、OEMのキャロルとの実質1車種のみである。2019年4月より「2020年度燃費基準+50%」達成に表記変更。</ref>」、四輪駆動車は「平成32年度燃費基準+30%<ref group="注釈" name="np" />」をそれぞれ達成した。
**4月3日 - 「e燃費アワード 2016-2017」において、CVT車が23.5km/Lを記録し、軽自動車部門で2年連続となる1位を獲得した<ref>{{Cite web|title=【e燃費アワード2016-2017】新型 プリウス、実燃費日本一に返り咲き…24.3km/リットル|publisher=e燃費|date=2017-04-03|url=https://e-nenpi.com/article/detail/293022|accessdate=2017-04-08}}</ref>。
**5月1日 - 仕様変更。「X」・「ターボRS」・「ワークス」専用のオプションカラーにおいて、「パールホワイト」と入れ替えで6代目ワゴンR/4代目ワゴンRスティングレーなどに設定されている「ピュアホワイトパール」に入れ替え<ref group="注釈">[[スズキ・スペーシア|スペーシア]]、[[スズキ・ハスラー|ハスラー]]、[[スズキ・アルトラパン|ラパン]]も同様に変更されている。</ref>(「X」に設定の「パールホワイト ミディアムグレー2トーンバックドア」も同様に「ピュアホワイトパール ミディアムグレー2トーンバックドア」に入れ替え)。併せて、「L」・「S」に設定されていた特別設定色3色の販売を終了した。
*2018年(平成30年)
**3月14日 - 「e燃費アワード 2017-2018」において、CVT車が23.8km/Lを記録し、軽自動車部門で3年連続となる1位を獲得した<ref>{{Cite web|title=燃費ランキング、新型車部門はアクアがフィットに競り勝つ…e燃費アワード2017-18|publisher=e燃費|date=2018-03-14|url=https://e-nenpi.com/article/detail/307233|accessdate=2018-04-11}}</ref>。
**3月31日 - (参考)長年のライバル車種であった[[ダイハツ・ミラ|ダイハツ・ミラバン]]が3月30日で販売終了。同車種のOEMモデルである[[スバル・プレオ|スバル・プレオバン]]も3月2日に販売を終了していることから、アルトバンが'''唯一新車で購入可能な'''[[軽ボンネットバン]]となった。
**4月1日 - バン「VP」を仕様変更。従来は「レーダーブレーキサポート装着車」に設定されていたESP、ヒルホールドコントロール、4輪ABSが標準装備化され、ESPと4輪ABSは5MT車にも標準装備された。また、5AGS車にメーカーオプションの「フロントパワーウィンドー装着車」が新たに設定された(本オプションを装着した場合、[[アクセサリーソケット]]も装備される)。
**11月 - 「ターボRS」の生産・販売を終了。アルトシリーズのR06A型ターボエンジンを搭載するホットモデルは「ワークス」のみとなった。
**12月13日 - 乗用モデル(「ワークス」を含む)を一部仕様変更<ref>{{Cite press release|title=スズキ、軽乗用車「アルト」、「アルト ワークス」の安全装備を充実させて発売|publisher=スズキ株式会社|date=2018-12-13|url=http://www.suzuki.co.jp/release/a/2018/1213/|accessdate=2018-12-13}}</ref>。安全装備の充実化、アルトの内装色変更、「ワークス」の一部ボディカラー入れ替えに加え、「S」と「X」は「ワークス」に採用されているディスチャージヘッドランプのメーカーオプション設定が追加された。
*2019年(平成31年/令和元年)
**3月12日 - 「e燃費アワード 2018-2019」において、CVT車が22.8km/Lを記録し、軽自動車部門で4年連続となる1位を獲得した<ref>{{Cite web|title=燃費ランキング、プリウス が総合部門3連覇達成…e燃費アワード2018-19|publisher=e燃費|date=2019-03-12|url=https://e-nenpi.com/article/detail/320049|accessdate=2019-04-25}}</ref>。
**6月13日 - 初代モデルの発売から40周年を記念した特別仕様車「Lリミテッド」を発売<ref>{{Cite press release|title=スズキ、軽乗用車「アルト」に「40周年記念特別仕様車 Lリミテッド」を設定して発売|publisher=スズキ株式会社|date=2019-06-13|url=https://www.suzuki.co.jp/release/a/2019/0613/|accessdate=2019-06-013}}</ref>。
*:: 「L」の「スズキ セーフティ サポート装着車」をベースに、ドアミラーとガラスを一つ上のグレードである「S」と同じ仕様へグレードアップされ、ドアミラーは電動格納式リモコンカラード(4WD車はヒーテッド付)に、ガラスはリアドアとバックドアがスモークとなったことで全面UVカット機能付(ベース車はフロントとフロントドアのみ)となった。内装はエアコンサイドルーバーリングとエアコンセンタールーバーを最上級グレードの「X」と同じサテンメッキ調に変更するとともに、ブラックのインパネカラーパネル、ピアノブラック調のドアアームレスト、メッキのインサイドドアハンドルを採用。ベース車に装着のエネチャージエンブレムは「40th Anniversary」の専用エンブレムに置き換わる。
*:: なお、ベース車では設定が無いディスチャージヘッドランプのメーカーオプションが特別設定されるほか、オーディオレス仕様となる(ベース車では標準装備されているCDプレーヤーはメーカーオプションにて装備可能)。
*:: ボディカラーはベースグレードに設定の3色(ピュアレッド、ブルーイッシュブラックパール3、シルキーシルバーメタリック)に、本来は「X」専用色の「ピュアホワイトパール(オプションカラー)」と、「ワークス」専用色で特別設定色の「ブリスクブルーメタリック」の全5色が設定される。
**7月1日 - バン「VP」を仕様変更。5AGS車において「レーダーブレーキサポート装着車」のメーカーオプション設定が廃止された。
 
== 注釈 ==
{{Reflist|group="注釈"}}
 
== 出典 ==
{{reflist}}
 
== 参考文献 ==
* [[モーターファン別冊 ニューモデル速報]] 第510弾 『新型アルトのすべて』 [[三栄書房]]、2015年5月 ISBN 978-4-7796-2367-7
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Suzuki Alto (8th generation)}}
* [[スズキ・アルト]]
* [[マツダ・キャロル]] - OEM(4代目以降)
 
== 外部リンク ==
:*[http://www.jafa-formal.jp/ 一般社団法人 日本フォーマル協会]
* [https://www.suzuki.co.jp/car/alto/ アルト] スズキ
:*[https://web.archive.org/web/20140516214618/http://www.operagloves.com/ For the Love of Opera Gloves]
* [https://www.suzuki.co.jp/car/alto_works/ アルトワークス] スズキ
:*[https://archive.is/www.operagloves.com The History of Opera Gloves]
* [https://www.suzuki.co.jp/car/alto_van/ アルトバン] スズキ
 
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