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{{基礎情報 皇族・貴族
{{軍隊の階級}}
| 人名 = 茂麿王<br />葛城茂麿
'''中尉'''(ちゅうい)は、[[軍隊の階級]]の一。[[将校]]([[士官]])に相当。[[尉官]]に区分され、[[大尉]]の下、[[少尉]]の上に位置する。
| 各国語表記 =
| 家名・爵位 = 葛城伯爵(1929~1947)
| 画像 = Katsuragi Shigemaro.jpg
| 画像サイズ = 200px
| 画像説明 =
| 続柄 = 崇光天皇の男系17世子孫<br/>[[山階宮菊麿王]]第5男子
| 称号 =
| 全名 =
| 身位 = [[王 (皇族)|王]] → [[伯爵]]([[華族]]) → 制度廃止
| 敬称 = 殿下 → 閣下 → 制度廃止
| お印 =
| 出生日 = [[1908年]][[4月29日]]
| 生地 = {{JPN}} [[東京府]][[東京市]]
| 死亡日 = {{死亡年月日と没年齢|1908|4|21|1947|1|10}}
| 没地 =
| 埋葬日 =
| 埋葬地 =
| 配偶者1 = 細川敏子
| 子女 = 葛城茂久<br />葛城茂敬<br />葛城由子<br />葛城(志甫)伸子
| 父親 = [[山階宮菊麿王]]
| 母親 = [[菊麿王妃常子]]
| 役職 =
}}
 
'''葛城 茂麿'''(かつらぎ しげまろ、[[1908年]]([[明治]]41年)[[4月29日]] - [[1947年]]([[昭和]]22年)[[1月10日]])は、[[日本]]の元[[皇族]]。旧名、茂麿王。[[山階宮菊麿王]]の第五王子。母は[[菊麿王妃常子]]。[[大日本帝国陸軍|陸軍]][[軍人]]、最終階級は[[陸軍中佐]]。[[伯爵]]。
*[[陸軍]]では主に[[中隊]]付若しくは[[中隊|中隊長]]、又は[[小隊|小隊長]]等を務める。
*[[海軍]]では主に[[軍艦]]([[護衛艦]])の航海士等を務める。
*[[空軍]]では主に[[航空機]]の[[パイロット (航空)|操縦士]]等を務める。
 
==日本 来歴 ==
山階宮菊麿王の第五王子として生まれるがその3日後に父が36歳で薨去。
===旧日本軍===
'''明治3年9月18日太政官布達第604号'''で兵部省に設けられた陸海軍大将から陸海軍權曹長までの11等級の8番目として陸軍中尉と海軍中尉が設けられたのが最初である。これらは[[四等官]]に倣って官位と分掌事務がセットとなった職員の等級であったが、'''明治6年5月8日太政官布達第154号'''による官等表改正で軍人の階級呼称として引き続き用いられ、[[軍隊における階級呼称一覧|西欧近代軍の階級呼称の序列]]に当てはめられることとなった。
 
1929年(昭和4年)7月に[[陸軍士官学校 (日本)|陸軍士官学校]]を卒業(陸士41期)。同年12月24日に願により[[臣籍降下]]して葛城伯爵家を創設する。
[[大日本帝国]]陸海軍の中尉並びに同相当官は[[高等官]]七等相当であり、[[勲等|勲六等乃至五等]]に叙せられ、武功著しい場合は功五級乃至三級の功級に叙せられ[[金鵄勲章]]を授与された<ref>岩倉規夫、藤樫準二 『日本の勲章-日本の表彰制度-』 第一法規出版、1965年1月。</ref>。
 
終戦時は[[陸軍中佐]]だった。
===自衛隊===
各[[自衛隊]]では2尉(略称)と呼称する。警察では[[警部補]]に相当し、[[中央官庁]]では本省[[係長]]、[[主任]]及び[[係員]]に相当する<ref>{{cite web
| url = http://www.mod.go.jp/pco/hiroshima/images/shimanami2602.pdf
| archiveurl = https://web.archive.org/web/20140812211824/http://www.mod.go.jp/pco/hiroshima/images/shimanami2602.pdf
| format = PDF
| title = 自衛隊しまなみ通信「梅花号」
| work = [[自衛隊広島地方協力本部]]
| publisher = [[防衛省]]
| date = 2014-2
| accessdate = 2014-11-22
| archivedate = 2014-8-12
| deadlinkdate = 2017年12月
}}</ref>。
 
1947年(昭和22年)、40歳で死去。死因は[[白血病]]であり、陸軍在籍中に[[原子爆弾]]の研究に関わり[[被曝]]したことが原因とされる。
*[[陸上自衛隊]]:2等陸尉
*[[海上自衛隊]]:2等海尉
*[[航空自衛隊]]:2等空尉
 
==栄典==
尚、以下の条件に当てはまる者は、おおよそ1年以内の規定の教育期間を経た後、すぐさま2等陸・海・空尉に任命される。
* [[1929年]](昭和4年)[[10月25日]] - [[勲一等旭日桐花大綬章]]<ref>『官報』第848号「叙任及辞令」1929年10月26日。</ref>
 
== 血縁 ==
*一般大学の大学院修士課程修了者(見込み含)で自衛隊幹部候補生試験に合格した者。ただし、修了見込みの身分で試験に合格した者は、その年度に修了できなかった場合、採用取消となる。
[[ファイル:葛城茂麿と敏子 Katsuragi Shigemaro and Toshiko.jpg|thumb|葛城茂麿と敏子夫人(昭和初期)]]
*防衛医科大学校を卒業後、医師国家試験に合格した者
* 父:[[山階宮菊麿王]]
 
* 母:[[菊麿王妃常子|常子]]
いずれも競争率は数十倍に上り、難関である。
* 兄弟:(異母)[[山階宮武彦王|武彦王]] - [[山階芳麿|芳麿]] - [[浅野安子|安子]] - (同母)[[筑波藤麿|藤麿]] - [[鹿島萩麿|萩麿]] - '''茂麿'''
 
* 妻:敏子([[細川護立]]の長女、死別後中島昭吉([[中島知久平]]甥)と再婚)
尚、民間企業などの自衛隊以外の職域で即戦力となる技能を持つものを2尉以上の階級で採用する『公募幹部』と呼ばれる
** 長男:茂久(1934年9月7日-2000年4月14日)
制度も存在する。主に医師、歯科医、薬剤師、弁護士、エンジニアなどがこれに当たる。
** 二男:茂敬(1936-)子に宏彦(1971-)がいる。
これらは経験と年齢によっては1尉や3佐の階級を以って採用されるケースもある([[特技兵]]を参照)。
** 長女:由子(1940年3月24日-1949年3月6日)
 
** 二女:伸子(1941-)
==外国での呼称==
[[イギリス]]
* 陸軍 ''Lieutenant''(レフテナント)
* 海軍 ''Sub-Lieutenant''(イギリス海軍では中尉と少尉の区別がなく、少尉の上はすぐ大尉。)
* 空軍 ''Flying Officer''
[[アメリカ合衆国]]
* 陸軍 ''1st Lieutenant''(ファースト・ルーテネント)
* 海軍 ''Lieutenant Junior Grade''
* 空軍 ''First Lieutenant''
* 海兵隊 ''1st Lieutenant''
[[ドイツ]]
* 陸軍 ''Oberleutnant''
* 海軍 ''Oberleutnant zur See''
* 空軍 ''Oberleutnant''
[[フランス]]
* 陸軍 ''lieutenant''
* 海軍 ''enseigne de vaisseau de 1{{sup|ère}}''
* 空軍 ''lieutenant''
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
<references />
 
== 外部リンク ==
*{{Wayback|url=http://www.geocities.jp/ahmadjan_aqsaqal/ssr/6m5/mo010001.html |title=『親王・諸王略傳』茂[茂麿] |date=20190101000000}}
 
== 関連項目 ==
*[[山階宮]]
* [[海尉]] - 近代以前の海軍の階級制度の「Lieutenant」に対する意訳語。詳細は当該項目を参照。
 
* [[デビッド・ロビンソン]] - アメリカのバスケットボール選手。退役時には海軍中尉だったが、珍しい経歴から[[提督]](The Admiral)のニックネームで呼ばれた。
{{Start box}}
{{S-reg|jp}}
{{Succession box
| title = 伯爵
| years = 葛城家初代<br />1929年 - 1947年
| before = 叙爵
| after = 華族制度廃止
}}
{{End box}}
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{{リダイレクトの所属カテゴリ
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|redirect1 = 茂麿王
{{Normdaten}}
|1-1 = 日本の王 (皇族)
{{DEFAULTSORT:ちゆうい}}
|1-2 = 山階宮
[[Category:軍隊の階級]]
|1-3 = 貴族院皇族議員
|1-4 = 昭和時代の貴族院議員
}}
{{DEFAULTSORT:かつらき しけまろ}}
[[Category:日本の伯爵]]
[[Category:大日本帝国陸軍軍人]]
[[Category:白血病で亡くなった人物]]
[[Category:1908年生]]
[[Category:1947年没]]
[[Category:旧皇族]]
[[Category:勲一等旭日桐花大綬章受章者]]