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{{存命人物の出典明記|date=2021年10月}}
{{混同|信用組合広島商銀}}
{{Infobox 漫画家
[[ファイル:本川橋03.JPG|250px|thumb|right|広島市中区の本川橋西詰め(2008年) / この西側の交差点南側にかつて広島商業銀行の塚本町本店が所在していた。]]
| 名前 = 樹村 みのり
'''株式会社広島商業銀行'''(ひろしましょうぎょうぎんこう)は、[[1896年]](明治29年)、[[広島市]]に設立された地方銀行で、現在の[[広島銀行]]の前身となった銀行の一つである。
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 脚注 =
| 本名 =
| 生年 = {{生年月日と年齢|1949|11|11}}
| 生地 = {{JPN}} [[埼玉県]]
| 没年 =
| 没地 =
| 国籍 =
| 職業 = [[漫画家]]
| 活動期間 = [[1964年]] -
| ジャンル = [[少女漫画]]
| 代表作 = <!-- 「代表作を挙げた出典」に基づき記載 -->
| 受賞 =
| サイン =
| 公式サイト =
}}
'''樹村 みのり'''(きむら みのり、[[1949年]][[11月11日]]<ref name="kotobank">{{Cite Kotobank|word=樹村みのり|author=講談社「デジタル版 日本人名大辞典+Plus」|accessdate=2021-10-18}}</ref> - )は、[[日本]]の[[漫画家]]{{R|mangapedia}}。[[埼玉県]]出身。
 
[[1964年]]、中学3年生の時に14歳にて「ピクニック」([[集英社]]『[[りぼん]]』春の増刊)でデビュー<ref name="mangapedia">{{Cite web|url=https://mangapedia.com/樹村みのり-ij8r6ue22|title=樹村 みのり(漫画家)|website=マンガペディア|accessdate=2022-01-02}}</ref>{{R|natalie20220125}}。以後、{{要出典範囲|date=2022-01-02|夏休みや春休みごとに執筆する学生作家として}}、1960年代から1970年代にかけて『[[COM (雑誌)|COM]]』、『りぼんコミック』で作品を発表{{R|mangapedia}}。{{独自研究範囲|date=2022-01-02|アウシュビッツ、ベトナム、リオデジャネイロの貧民街などを舞台にしたり、普通の女の子の病気の一日を扱いながら登場人物たちの心の襞を緻密に描く作風により、マイナーながらも}}いわゆる[[24年組]]の一人に数えられる。
== 沿革 ==
=== 設立の経緯 ===
'''広島商業銀行'''は、[[広島市]]塚本町(現在の[[中区 (広島市)|中区]]堺町)の資産家・[[井東幸七]]らを中心に、[[浄土真宗本願寺派]]の[[闡教部]](教宣団体)の活動資金の確保を名目に{{efn|関連団体として学校を運営する「光道館」や活動資金調達のための「広島合資ミルク会社」が設立された。このうちミルク会社は[[1892年]]に闡教部の系列から離れ野村亀助・保兄弟の経営する[[チチヤス]]に移行した<ref>[https://www.citymilk.net/bin/chugoku/hiroshima/chichiyasu.htm 漂流牛乳「チチヤス牛乳(広島県)」](2019年2月閲覧)。</ref>。}}[[1896年]](明治29年)3月9日に免許を受け設立、同年4月1日に井東を頭取として[[本川橋]]西詰め近くの塚本町54番邸に本店をおいて開業した<ref name="銀行変遷史">銀行図書館 銀行変遷史データベース「広島商業銀行」(外部リンク参照、2019年1月閲覧)。</ref><ref name="被爆建造物">被爆建造物調査委員会『ヒロシマの被爆建造物は語る』広島平和祈念資料館、1996年、p.43。</ref>。当行の設立時の資本金は200,000円、払い込み金は50,000円で、この時点では[[1893年]]の[[銀行条例]]施行を背景に県下に多数設立された中小銀行の一つにすぎず、近辺の商家を主な顧客としていたが、その後順調に業績を伸ばして県内の有力銀行へと成長した<ref name="被爆建造物" /><ref>有元正雄ほか『広島県の百年』山川出版社、1983年、pp.123-124。</ref>。
 
大学卒業後、執筆を一時中断するが、[[1974年]]に『[[ベツコミ|別冊少女コミック]]』([[小学館]])掲載の「贈り物」で復帰。小学生時代のエピソードを描きながら[[全学共闘会議|全共闘]]運動を暗喩として物語る。その後、少女と4人の下宿女子大生の交流を描いた「菜の花畑のこちら側」を発表、以後[[講談社]]、[[秋田書店]]などの少女誌や青年誌、レディース誌などで幅広い執筆活動を行う。
=== 大戦後の恐慌から藝備銀行の新立合併へ ===
煉瓦造り2階建ての本店を新築した[[1913年]](大正2年)には、金融恐慌が勃発して県内ではいくつかの銀行が取り付けに見舞われるとともに休業をやむなくされた。このさい当行は[[日本銀行]]の救済措置によって事なきを得て<ref name="被爆建造物" />、翌[[1914年]]6月には同じく広島市に本店をおく広島実業銀行を合併して経営を拡大した<ref name="銀行変遷史" />。だが[[第一次世界大戦]]終結後に[[戦後恐慌]]が本格化すると、[[1920年]]4月以降、当行も取り付けに陥った<ref name="広島県の百年">『広島県の百年』p.177。</ref>。これより先、[[1919年]]7月に[[若林賚蔵]][[広島県知事一覧|広島県知事]]の周旋により同じく広島市に本店をおく[[廣島銀行 (1897年-1920年)|(旧)廣島銀行]]と当行の合併が画策されていたが、これに[[尾道市]]に本店をおく[[第六十六銀行]]が加わって翌[[1920年]]春には3行の合併契約が結ばれた。これに加え、別個に合併論議が持ち上がっていた三次貯蓄銀行・比婆銀行・角倉銀行・双三貯蓄銀行の備北4行がこの合併に新たに参加することとなり、同年6月30日、新立合併により「'''[[藝備銀行 (1920-45年)|藝備銀行]]'''」が発足した。これにより当行は10月1日に解散し、塚本町の本店は藝備銀行塚本町支店となった<ref name="銀行変遷史" /><ref name="被爆建造物" /><ref name="広島県の百年" />。
 
近年は寡作であるが、宙出版の雑誌での過去作の再録、ヘルスワーク協会からは作品集が出版されている。2008年現在、[[朝日新聞出版]]の[[夢幻館]]にて読み切り連載を掲載している。
=== 年表 ===
* 1896年(明治29年)
** 3月9日:設立免許。
** 4月1日:市内塚本町に本店をおき開業。
* 1899年(明治32年)
** 8月:五海市支店を設置。
* 1903年(明治36年)
** 6月:己斐支店を設置。
* 1904年(明治37年)
** 1月:古市支店を設置。
* 1906年(明治39年)
** 4月:横川支店を設置。
* 1912年(大正元年)
** この年から1917年までに堺町・播磨屋町・十日市・猿猴橋町・祇園・可部・本郷・三原・音戸の9支店を設置。
* 1913年(大正2年)
** 12月:本店を新築・竣工。
* 1914年(大正3年)
** 6月30日:広島実業銀行を合併。同行の5店舗を引き継ぐ。
* 1918年(大正7年)
** 4月:下松支店を設置。
* 1919年(大正8年)
** 7月:若林賚蔵広島県知事の周旋により当行と(旧)廣島銀行との合併が画策される。
* 1920年(大正9年)
** 2月:当行と廣島銀行・第六十六銀行の合併の仮契約を締結。
** 4月14日:上記3行の合併契約が締結され、新銀行名を「藝備銀行」とすることが決定。
** 4月29日:この日の後藤田銀行の取付・臨時休業の影響から取付に陥る。
** 6月4日:当行および廣島銀行・角倉銀行・第六十六銀行・比婆銀行・双三貯蓄銀行・三次貯蓄銀行との7行合併の契約締結。
** 6月30日:7行の合併により藝備銀行が新立・発足。
** 10月1日:藝備銀行の新立合併にともない解散。
 
また、[[秋本治]]<ref>『こちら葛飾区亀有公園前派出所』16巻24話,24巻10話</ref>、[[夢枕獏]]<ref>『夢枕獏少女マンガ館』(文春文庫 1992年 ISBN 978-4168110184) 収録作品冒頭での[[オマージュ]]と題されたコメントで「こんなよい話を ホロホロと描ける作家は、そうはいませんぜ。」と語っている。さらに巻末編者解説では、当時作品が絶版であることに苦言を呈している。</ref>、[[みなもと太郎]]<ref>漫画評論『お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ』(河出書房 1997年 ISBN 978-4309473253、角川書店 2004年 ISBN 978-4048838986)で採り上げている。</ref>など、男性作家のリスペクターも多い。
== 当行へ統合された銀行 ==
=== 広島実業銀行 ===
広島実業銀行は、1900年(明治33年)4月15日に設立総会を開催して設立され、同年6月8日に営業認可を受け7月1日に開業した。古くからの繁華街である広島市[[十日市町・土橋|十日市町]](現・中区)に本店をおき、設立時の資本金は100,000円、払い込み金は25,000円であった。1914年(大正3年)6月30日に広島商業銀行に合併され解散した<ref>[http://www.opac1.com/bank/detail.php?bcd=4701 銀行図書館 銀行変遷史データベース「広島実業銀行」](2019年1月閲覧)。</ref><ref>『広島県の百年』p.124。</ref>。
 
== 歴代頭取作品リスト ==
=== 単行本収録作品 ===
* 井東幸七( - 1920年10月)
* 『ポケットの中の季節 (1)』 小学館〈[[フラワーコミックス]]〉 1976年 ISBN 978-4091300911 - 初の単行本{{R|mangapedia}}
** 贈り物(『別冊少女コミック』1974年10月号掲載)
** 見えない秋(『別冊少女コミック』1974年11月号掲載)
** 菜の花(『別冊少女コミック』1975年1月号掲載)
** 病気の日(『りぼんコミック』1970年8月号掲載)
** 海へ(『りぼんコミック』1970年9月号掲載)
** カルナバル(『りぼんコミック』1970年10月号掲載)
** 冬の花火(『りぼんコミック』1971年2月号掲載)
** 跳べないとび箱(『りぼん』1971年5月号掲載)
* 『ポケットの中の季節 (2)』 小学館〈フラワーコミックス〉 1977年 ISBN 978-4091300928
** 菜の花畑のこちらがわ(『別冊少女コミック』1975年11月号 - 1976年1月号掲載)
** おとうと(『COM』1969年9月号掲載)
** ウルグアイからの手紙(『[[月刊ファニー|ファニー]]』1973年5月号掲載)
** おねえさんの結婚(『COM』1971年9月号掲載)
* 『雨』 [[朝日ソノラマ]]〈サンコミックス〉 1977年
** 雨(『りぼん』1966年12月号掲載)
** トミィ(『ジュニアコミック』1968年3号掲載)
** 風船(『ジュニアコミック』1969年8号掲載)
** トンネル(『ジュニアコミック』1969年9号掲載)
** にんじん(『ジュニアコミック』1969年10号掲載)
** まもる君が死んだ(『りぼんコミック』1970年5月号掲載)
** こうふくな話(『COM』1971年12月号掲載)
** 翼のない鳥(『別冊少女コミック』1975年4 - 5月号掲載)
* 『病気の日』 [[主婦の友社]]〈ロマンコミック自選全集〉 1978年
** 病気の日(『りぼんコミック』1970年8月号掲載)
** 海へ(『りぼんコミック』1970年9月号掲載)
** カルナバル(『りぼんコミック』1970年10月号掲載)
** 冬の花火(『りぼんコミック』1971年2月号掲載)
** おとうと(『COM』1969年9月号掲載)
** ヒューバートおじさんの優しい愛情(『少女コミック増刊フラワーコミック』1974年冬の号掲載)
** 贈り物(『別冊少女コミック』1974年10月号掲載)
** 見えない秋(『別冊少女コミック』1974年11月号掲載)
** 菜の花(『別冊少女コミック』1975年1月号掲載)
** 早春(『りぼんデラックス』1976年春の号掲載)
* 『ピクニック』 [[朝日ソノラマ]]〈サンコミックス〉 1979年
** ピクニック(『りぼん』1964年春の増刊号掲載)
** ふたりだけの空(『りぼん』1965年8月号付録掲載)
** 風船ガム(『りぼん』1965年8月号付録掲載)
** 雨の中のさけび(『りぼん』1965年8月号付録掲載)
** エッちゃんのさくら貝(『別冊りぼん』1966年1号掲載)
** こわれた時計(『別冊りぼん』1966年4号掲載)
** あした輝く星(『りぼん』1967年4月号 - 6月号掲載)
* 『ローズバッド・ロージー』 [[新書館]] 〈フォアレディース〉1979年
** ローズバッド・ロージー(『[[リリカ (雑誌)|リリカ]]』1976年11月号 - 1977年1月号掲載)
** となりの一平君(『リリカ』1977年2月号 - 6月号、8月号掲載)
** 季節の刻み(雑誌掲載時のタイトルは「12ヶ月の刻み」、『モンブラン』1977年9月号 - 1978年8月号掲載)
* 『カッコーの娘たち』 [[講談社]] 〈KCミミ〉1979年
** カッコーの娘たち(『[[mimi (雑誌)|ミミ]]』1978年4月号、6月号掲載)
** 40-0(『ミミ』1977年2月号掲載)
** 海の宝石(『ミミ』1977年9月号掲載)
** ニィおじちゃんの優雅な「苦笑」(『[[mimi (雑誌)|ミミ]]』1979年1月号掲載) 
** わたしの宇宙人(『[[ビッグコミックオリジナル]]』1977年5月1日増刊号掲載)
* 『カッコーの娘たち』 [[朝日ソノラマ]]〈ソノラマコミック文庫〉 2006年
** カッコーの娘たち(『ミミ』1978年4月号、6月号掲載)
** 40-0(『ミミ』1977年2月号掲載)
** 晴れの日雨の日曇りの日(『別冊少女コミック』1978年8月号掲載)
** 砂漠の王さま(『週刊セブンティーン』1980年2月19日号掲載)
** 夜の少年(『プチフラワー』1981年秋の号掲載)
** Flight<飛行>(『[[Seventeen (日本の雑誌)|月刊セブンティーン]]』1979年4月号掲載)
* 『菜の花畑のむこうとこちら』 [[ブロンズ社]] 1980年
** 菜の花(『別冊少女コミック』1975年1月号掲載)
** 菜の花畑のこちらがわ(『別冊少女コミック』1975年11月号 - 1976年1月号掲載)
** 菜の花畑のむこうとこちら(『別冊少女コミック』1977年3月号掲載)
** 菜の花畑は夜もすがら(『別冊少女コミック』1977年10月号掲載)
** 菜の花畑は満員御礼(『別冊少女コミック』1978年12月号掲載)
* 『悪い子』 [[潮出版社]]〈希望コミックス〉 1981年
** 悪い子(『[[プチコミック]]』1980年8月号掲載)
** Kの世界([[コミックトム]]』1980年11月号掲載)
** 晴れの日雨の日曇りの日(『別冊少女コミック』1978年8月号掲載)
** 犬・けん・ケン物語(『[[月刊プリンセス|プリンセス]]』1978年5月号、6月号、9月号掲載)
* 『海辺のカイン』 [[講談社]] 〈KCミミ〉1981年
** [[海辺のカイン]](『[[mimi (雑誌)|月刊ミミ]]』1980年6,8,11月号、1981年1,3月号掲載)
* 『Flight(フライト)』 [[朝日ソノラマ]]〈サンコミックス〉 1982年
** Flight<飛行>(『月刊セブンティーン』1979年4月号掲載)
** 砂漠の王さま(『週刊セブンティーン』1980年2月19日号掲載)
** ピューグルムン(『プチコミック』1981年1月号 - 3月号掲載)
** 夢の枝えだ(『ミミデラックス』1980年秋の号掲載) 
** 夏の一日(『月刊デュオ』1981年9月号掲載)
* 『あざみの花』 [[潮出版社]] 〈希望コミックス〉1982年
** あざみの花(『コミックトム』1981年8月号、12月号、1982年2月号掲載)
** かけあし東ヨーロッパ(『プチコミック』1979年11月号掲載)
** マルタとリーザ(雑誌掲載時のタイトルは「パサジェルカ<女船客>」、『[[マンガ少年]]』1979年12月号、1980年1月号、2月号掲載)
* 『星に住む人びと』 [[秋田書店]]〈ボニータコミックス〉 1982年
** ローマのモザイク(『別冊少女コミック』1975年2月号掲載)
** 早春(『りぼんデラックス』1976年春の号掲載)
** 姉さん(『別冊少女コミック』1976年6月号掲載)
** 水の町(『プリンセス』1977年5月号掲載)
** わたしたちの始まり(『別冊少女コミック』1975年2月号掲載)
** 星に住む人びと(『別冊少女コミック』1976年11月号掲載)
* 『ジョーン・Bの夏』 [[東京三世社]]〈マイコミックス〉 1983年
** ジョーン・Bの夏(『[[プチフラワー]]』1980年夏の号掲載後、『少年少女SFマンガ大全集part.11』―1981年7月1日発行―に加筆掲載)
** 夜の少年(『プチフラワー』1981年秋の号掲載)
** 水子の祭り(『プチフラワー』1982年秋の号掲載)
** ひとりと一匹の日々(『グレープフルーツ』1982年4号掲載)
* 『歪んだ鏡』 [[秋田書店]] 〈ボニータイブコミックス〉1983年
** 歪んだ鏡(『デラックスボニータ』1982年創刊号掲載)
** ルイ子さんのメガネ(『ミミ』1980年1月号掲載)
** 無花果の木(『デラックスボニータ』1982年3号・4号掲載)
** 冬の旅(『デラックスボニータ』1983年5号掲載) 
** ジョニ・ミッチェルに会った夜の私的な夢(『Bonita Eve』1983年7月号掲載)
* 『ふたりが出会えば』 [[秋田書店]]〈ボニータイブコミックス〉 1984年
** わたしの宇宙人(『ビッグコミックオリジナル』1977年5月1日増刊号掲載)
** 結婚したい女(『ビッグコミックオリジナル』1978年10月15日増刊号掲載)
** ふたりが出会えば(『ビッグコミックオリジナル』1979年3月20日号掲載)
** 直美さんが行く(『ビッグコミックオリジナル』1979年12月5日号掲載) 
** 前略同居人サマ(『ビッグコミックオリジナル』1977年6月20日号掲載)
** クリーム・ソーダ物語(『[[ヤングジャンプ]]』1982年3月18日号掲載) 
** 菜の花畑のむこうとこちら(『別冊少女コミック』1977年3月号掲載)
** 菜の花畑は夜もすがら(『別冊少女コミック』1977年10月号掲載)
** 菜の花畑は満員御礼(『別冊少女コミック』1978年12月号掲載)
* 『[[土井たか子]]グラフィティ』 [[スコラ]] 〈バーガーSC〉1989年
** 土井たか子グラフィティ(雑誌掲載時のタイトルは「土井たか子物語」、『[[コミックバーガー]]』1989年10月10日号掲載)
** となりのまあちゃん(社会新報 1983年1月1日号 - 12月27日掲載より抜粋)
** かけあし東ヨーロッパ(『プチコミック』1979年11月号掲載)
** ジョニ・ミッチェルに会った夜の私的な夢(『Bonita Eve』1983年7月号掲載)
* 『母親の娘たち』 [[河出書房新社]] 〈カワデパーソナルコミックス〉1990年
** 母親の娘たち(『Bonita Eve』1984年1月号 - 6月号掲載)
* 『母親の娘たち - 樹村みのり作品集【女性編】』 [[ヘルスワーク協会]] 1998年12月
** 母親の娘たち(『Bonita Eve』1984年1月号 - 6月号掲載)
** 夏を迎えに(『プチフラワー』1985年8月号掲載)
** 家族の風景(『フォアレディ』1990年8月号掲載)
** 初秋(『Belle ROSE』1994年9月号掲載)
** 今日までそして明日から(『Belle ROSE』1995年8月号掲載)
* 『海辺のカイン - 樹村みのり作品集【少女編】』 ヘルスワーク協会 1998年12月
* 『菜の花畑のむこうとこちら - 樹村みのり作品集【菜の花畑編】』 ヘルスワーク協会 1999年5月
* 『悪い子 - 樹村みのり作品集【子ども編】』 ヘルスワーク協会 1999年5月
* 『冬の蕾-ベアテ・シロタと女性の権利』 [[労働大学出版センター]] 2005年
** 冬の蕾-ベアテ・シロタと女性の権利(『Belle ROSE』1993年12月号 - 1994年2月号掲載「二月の九日間」の加筆改題)
* 『冬の蕾-ベアテ・シロタと女性の権利』 [[岩波書店]]〈岩波現代文庫〉2020年
** 冬の蕾-ベアテ・シロタと女性の権利(『Belle ROSE』1993年12月号 - 1994年2月号掲載「二月の九日間」の加筆改題)
** あなたとわたし(2002年1月30日発行「女性学・男性学」(有斐閣)に描き下ろし)
** 花子さんの見た未来?(2002年1月30日発行「女性学・男性学」(有斐閣)に描き下ろし)
** 今日の一日の幸(2002年1月30日発行「女性学・男性学」(有斐閣)に描き下ろし)
* 『見送りの後で』 [[朝日新聞社]] 2008年 {{ISBN2|978-4022131140}}
** 見送りの後で(『[[夢幻館]]』Vol.11―『ネムキ』2006年11月号増刊―掲載)
** 星に住む人々(『夢幻館』Vol.12―『ネムキ』2007年2月号増刊―掲載)※1976年発表作品のリメイクであるが全ページ新作
** 風のささやき(『I(アイ)』1987年7月号掲載)
** また明日、ネ(『プチフラワー』1984年12月号)
** 柿の木のある風景(『夢幻館』Vol.13、Vol.14―2007年発行―掲載)
* 『彼らの犯罪』 [[朝日新聞出版]] 2009年 ISBN 978-4022140180
** 彼らの犯罪(『Rosa』1992年12月号掲載)
** 親が・殺す(『Rosa』1993年3月号掲載)
** 夢の入り口(『Belle ROSE』1993年9月号掲載)
** シリーズ・横からの構図(『Human Sexuality』1990年10月号、1991年2月号、5月号、8月号、1992年2月号、5月号、8月号掲載)
* 『愛ちゃんを捜して』 [[朝日新聞社]] 2011年 {{ISBN2|978-4022140593}}
** 乃己子(『ねこメロ!』2009年Vol.7掲載)
** おかあさんがいない(『ねこミックス』第1巻―2001年発行―掲載) 
** 愛ちゃんを捜して(『ねこメロ! 2009年Vol.5~6掲載)
** 心太覚え書き(『ねこメロ!』2009年Vol.3掲載)
** うちの猫は世界一(『ねこメロ!』2009年Vol.1掲載)
** 猫なんですけど(『夢幻館』Vol.10―2006年発行―掲載)
** 猫の木(『ねこまんが』No.1―2001年発行―掲載)
** ノラ猫春秋(『ねこメロ!』2009年Vol.2掲載)
* 『彼らの犯罪』 [[岩波書店]]〈岩波現代文庫〉 2021年 {{ISBN2|978-4006023416}}
 
=== 店舗その他の作品 ===
* 解放の最初の日(『COM』1970年5・6月合併号掲載)※「夜はまだ明けない」(ほるぷ出版)に収録
=== 本店 ===
* 2月のふたり(『高一時代』1974年2月号掲載)
開業当時の本店は塚本町54番邸に所在していたが、業務の拡大により手狭になったため、[[1913年]](大正2年)12月に[[本川橋]]西詰めの塚本町61番邸に竣工した2代目本店(現・中区堺町)に移転した。2代目本店は白御影石も使用した煉瓦造り2階建ての洋館で、設計者・施工者はともに不明であるが、本川橋西詰めの交差点に正面玄関のアーチを向けて立地し、その上に小さなドームを載せてコーナーが盛り上がるような構成をとっていた。この建物は古くからの問屋街であったこの界隈において、本川橋のトラスとともに異彩を放っていたといわれる<ref name="被爆建造物" /><ref>{{PDFlink|[https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/76355.pdf 広島県公文書館『広島の歴史的風景』2012年]}}、p.8。</ref>。
* 雪どけ(『別冊少女コミック』1974年12月号掲載)
* 昼の雪(『週刊少女コミック』1976年1月18・25日合併号掲載)
* 訪問(『別冊少女コミック』1976年3月号掲載)
* 夏の歌(『Jotomo』1977年6月号掲載)
* メダリオン(『[[LaLa]]』1978年3月号掲載)
* 窓辺の人(『だっくす』1978年11月号掲載)
* 世界中でいちばん○○なマーおばちゃん(『ミミ』1979年6月号掲載)
* 麦わら帽子いっぱいの夏休み(『ミミ』1979年8月号掲載)
* 3Bブルース(『ヤングジャンプ』1981年2月5日号掲載)
* ひょうたん島とリンゴの木(『[[ビッグコミックスピリッツ]]』1981年4月号掲載)
* ともだち(『ミミデラックス』1981年初夏の号掲載)
* 転校生(『ギャルコミ』1982年9月号掲載)
* 人の獣(『デラックスボニータ』1982年9月増刊号掲載)
* ナイト・ドライヴ(『少年少女SF競作大全集』Vol.16-1982年10月-掲載)
* どうにかしなくちゃ女の子(『週刊セブンティーン』1983年37号掲載)
* 谷間に3人の魔女が住む(『Bonita Eve』1983年10月号掲載)
* ざしき童子のはなし(『コミックトム』1983年12月号掲載)※「宮澤賢治漫画館」(潮出版社)第5巻に収録
* 誰かさん見いつけた(『ビッグコミックスピリッツ増刊』1984年12月5日号掲載)
* 冬の棘の木(『Me』1985年1月号掲載)
* ひかりの素足(『コミックトム』1985年2月号、3月号掲載)※「宮澤賢治漫画館」(潮出版社)第2巻に収録
* いつも私の…(『Me』1985年6月号掲載)
* 遠い声(『Eleganceイブ』1985年9月号掲載)
* 仮面の王国(『ASUKA』1985年11月号掲載)
* 三年目のカイン(『Bonita Eve』1985年11月号掲載)
* リカちゃん以前の女の子達(1986年7月30日発行「リカの想い出」(NESCO)に描き下ろし)
* 未来子(『ビバプリンセス』1986年12月25日号掲載)
* 昨日の続き(『ビバプリンセス』1987年2月25日号掲載)
* 帰り道(『ビバプリンセス』1987年6月25日号掲載)
* 家への長い道のり(『ビバプリンセス』1988年2月25日号掲載)
* 春の足おと(『ビバプリンセス』1988年4月25日号掲載)
* わたしが人類ですっ(『フォアレディ』1989年6月号掲載)
* ちょっと来てトモちゃん(北海道新聞 1989年10月7日号 - 1991年10月26日号掲載)※全101編中80編を2018年に同人誌で出版
* And I Love Her-アンド アイ ラブ ハー-(『ROSA』1993年6月号掲載)
* The ROSE(『Belle ROSE』1994年3月号掲載)
* You've Got A Friend-ユーヴ ゴット ア フレンド-(『Belle ROSE』1994年6月号掲載)
* 本田沙恵子と小野香織の場合(2000年5月30日発行「セクシュアル・ハラスメントのない世界へ」(有斐閣)に描き下ろし)
* 昨日のつぶやき(『夢幻館』Vol.17―2008年発行―掲載)
 
== イベント ==
[[1920年]]の藝備銀行の新立合併にともないこの店舗は同行の'''塚本町支店'''となった<ref name="被爆建造物" />。しかし[[1945年]](昭和20年)8月6日の[[広島市への原子爆弾投下|原爆被災]]によって、[[爆心地]]から至近(480m)の位置にあったこの建物は、わずかに玄関アーチと外壁の一部だけを残して壊滅し、出勤途上の職員3名も犠牲となった。そして同日をもって塚本町支店は廃止され、その業務は同行の本店営業部に引き継がれた。店舗の残骸は少なくとも同年11月頃まで放置されていたが、その後時期は不明ながら撤去されたため現存しない<ref name="被爆建造物" /><ref>山下和也・井手三千男・叶真幹『ヒロシマをさがそう;原爆を見た建物』西田書店、2006年、p.141。</ref>。
* 樹村みのり展 ─その優しさ、芯の強さ─(2022年2月18日 - 6月6日予定<ref name="natalie20220125">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/461928|title=樹村みのり展が2月より開催、原画と本人コメントで歴代作品を紹介|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-01-25|accessdate=2022-01-25}}</ref>、[[明治大学]]米沢嘉博記念図書館開催{{R|natalie20220125}})
 
=== 支店アシスタント ===
* [[酒井美羽]]
* 五海市支店([[佐伯郡]][[五日市町 (広島県)|五海市町]](現・[[佐伯区]])) - [[1899年]]8月開設。
* [[佐々木淳子]]
* 己斐支店(佐伯郡[[己斐町]](現・[[西区 (広島市)|西区]])) - [[1903年]]6月開設。
* [[笹生那実]]<ref name="笹生2020">笹生那実『薔薇はシュラバで生まれる』イースト・プレス、2020年、92頁</ref>
* 古市支店([[安佐郡]][[安古市町|三川村]](現・[[安佐南区]])) - [[1904年]]1月開設。
* [[夢野一子]]<ref name="笹生2020" />
* 横川支店(安佐郡[[三篠町|三篠村]](現・西区)) - [[1906年]]4月開設。
* 堺町支店(現・中区)
* 播磨屋町支店(現・中区[[広島本通商店街|本通]])
* 十日市支店(現・中区)
* 猿猴橋町支店(現・南区)
* 祇園支店(安佐郡[[祇園町]](現・安佐南区))
* 可部支店(安佐郡[[可部町]](現・[[安佐北区]))
* 本郷支店([[豊田郡]][[本郷町]](現・[[三原市]]))
* 三原支店([[御調郡]][[三原市|三原町]](現・三原市))
* 音戸支店([[安芸郡 (広島市)]][[音戸町]](現・[[呉市]]))
* 下松支店([[山口県]][[都濃郡]][[下松町]](現・[[下松市]])) - [[1907年]]4月開設。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{notelist}}
 
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
{{Normdaten}}
== 関連項目 ==
* [[第六十六銀行]] - 尾道市に本店をおく第六十六国立銀行の後身で、広島銀行の前身の一つとなった銀行。
* [[廣島銀行 (1897年-1920年)|(旧)廣島銀行]] - 広島市に本店をおく第百四十六国立銀行の後身で、広島銀行の前身の一つとなった銀行。
* [[藝備銀行 (1920-45年)|(旧)藝備銀行]] - 当行を含む7行の合併によって新立発足した銀行で、広島銀行の直接の前身となった銀行。
* [[崇徳教社#崇徳銀行|崇徳銀行]] - 浄土真宗本願寺派の布教団体「崇徳教社」の資金調達のために設立された、広島市に本店をおく銀行。
 
== 参考文献 ==
* [[有元正雄]]・[[天野卓郎]]・[[甲斐英男]]・[[頼祺一]] 『広島県の百年』(県民百年史34) 山川出版社、1983年
* 被爆建造物調査委員会 『ヒロシマの被爆建造物は語る』 広島平和祈念資料館、1996年
 
== 外部リンク ==
* [http://www.opac1.com/bank/detail.php?bcd=4702 銀行図書館 銀行変遷史データベース「(株)広島商業銀行」]
* [http://yo-koda.sakura.tv/genbaku/genbaku3/geibiginko.htm 芸備銀行塚本町支店] - 広島商業銀行時代の本店の写真と跡地の現状写真。
 
{{デフォルトソート:きむら みのり}}
{{リダイレクトの所属カテゴリ |redirect1 = 藝備銀行塚本町支店 |1-1 = かつて存在した広島県の被爆建造物 |1-2 = 1913年竣工の建築物 |1-3 = |1-4 = }}
[[Category:日本の漫画家]]
{{デフォルトソート:ひろしましようきようきんこう}}
[[Category:広島銀行の前埼玉県出の人物]]
[[Category:18961949設立の企業]]
[[Category:浄土真宗本願寺派系の組織存命人物]]
[[Category:広島市の歴史]]