ページ「義経=ジンギスカン説」と「デリシャスパーティ♡プリキュア」の間の差分

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{{Double image aside|right|Minamoto Yoshitsune.svg|141|Korzhev Ivan. Chingishan. Коржев И. Чингисхан, 2008, бронза дерево камень, 241х125х114см.jpg|149|{{center|[[源義経]]と[[チンギス・カン|ジンギスカン]]}}}}
{{Pathnav|プリキュアシリーズ|frame=1|this=デリシャスパーティ♡プリキュア}}
'''義経=ジンギスカン説'''(よしつね=ジンギスカンせつ)は、[[モンゴル帝国]]の創始者で、[[イェスゲイ]]の長男といわれている[[チンギス・カン|チンギス・ハーン]](成吉思汗)(1155年以降1162年までの間-1227年8月12日<ref>ジャン=ポール・ルー著、杉山正明監修「チンギス・カンとモンゴル帝国」p21,p37。より。なおチンギス・カン死後の相続は末子相続で有名である(林俊雄著「スキタイと匈奴」p63)。66歳で死んだという説と72歳で死んだというように各説がある(陳舜臣「中国の歴史(五)」p135)。幼いころに父を失い、若年期は敵の捕虜になっていたとされる。</ref>)は、[[衣川館|衣川]]の戦いで自害したという[[源義経]](1159年-1189年6月15日)が同一人物であるという[[仮説]]・[[伝説]]である。信用に足らない俗説・文献が多く、源義経=チンギス・ハーン説は否定されているが、信用・信頼できる文献と出来ない文献があり整理する必要があり、注意を要する。
{{注意|'''注意事項''':
* 公式に発表されていない事前情報や、[[WP:TVWATCH]]に基づく個人的な雑感の記載はおやめください。
* 内容加筆の際は可能な限り'''[[Wikipedia:出典を明記する|出典を明示]]'''するようにお願いします。
* 文章を添削してから保存してください。記事の体をなしていない文章は削除します。推敲には[[Wikipedia:サンドボックス|サンドボックス]]をご利用ください。}}
{{告知|提案|デリシャストーンとスペシャルデリシャストーンを、作中用語に新たに項目を新設するかの提案}}
{{JIS2004|説明=[[ハート (シンボル)|ハートマーク]]}}
{{Infobox animanga/Header
|タイトル = デリシャスパーティ♡プリキュア
|ジャンル = [[変身 (ヒーロー)|変身ヒロイン]]、[[戦闘美少女]]<br />[[子供向けアニメ|女児向けアニメ]]、[[料理]]・[[グルメ]]
}}
{{Infobox animanga/TVAnime
|原作 = [[東堂いづみ]]
|シリーズディレクター = [[深澤敏則]]
|シリーズ構成 = [[平林佐和子]]
|脚本 = 平林佐和子、金子香緒里、[[山岡潤平]]<br />永井千晶、[[伊藤睦美]]、谷畑ユキ
|キャラクターデザイン = 油布京子
|音楽 = [[寺田志保]]
|アニメーション制作 = [[東映アニメーション]]
|製作 = [[朝日放送テレビ]]、[[ABCアニメーション]]<br />[[ADKホールディングス|ADKエモーションズ]]、東映アニメーション
|放送局 = 朝日放送テレビ・[[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]
|放送開始 = [[2022年]][[2月6日]]
|放送終了 =
|話数 =
|その他=2022年[[3月13日]]から[[4月10日]]まで<br />制作中断に伴う再放送期間および休止期間あり。
}}
{{Infobox animanga/Other
| タイトル = プリキュアシリーズ
| コンテンツ =
* 前作:[[トロピカル〜ジュ!プリキュア]](2021年2月 - 2022年1月)
}}
{{Infobox animanga/Manga
|タイトル=
|作者=東堂いづみ
|作画=[[上北ふたご]]
|出版社=[[講談社]]
|他出版社=
|掲載誌=[[なかよし]]
|レーベル=ワイドKC
|発行日=
|発売日=
|開始号=2022年3月号
|終了号=
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|終了日=
|発表期間=
|巻数=
|話数=
|その他=
|インターネット=
}}
{{Infobox animanga/Footer
|ウィキプロジェクト= [[プロジェクト:アニメ|アニメ]]
|ウィキポータル= [[Portal:アニメ|アニメ]]
}}
『'''デリシャスパーティ♡プリキュア'''』(Delicious Party♡Precure)は、[[2022年]][[2月6日]]から[[朝日放送テレビ]]の制作により、[[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]で毎週日曜8時30分から9時に放送されている、[[東映アニメーション]]制作の[[テレビアニメ]]。「[[プリキュアシリーズ]]」の通算19作目にして<ref name="animeanime20211126">{{Cite news|url=https://animeanime.jp/article/2021/11/26/65692.html|title=「プリキュア」第19弾タイトルが「デリシャスパーティ プリキュア」に決定!【#デパプリ】|newspaper=アニメ!アニメ!|publisher=イード|date=2021-11-26|accessdate=2022-01-09}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/454968|title=プリキュア新作、タイトルは「デリシャスパーティ♡プリキュア」! シリーズ第19弾|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2021-11-26|accessdate=2022-01-09}}</ref>、17代目のプリキュアに当たる。
 
略称は「'''デパプリ'''」{{R|animeanime20211126}}{{Efn2|東映アニメーションの公式[[Twitter]]アカウントによるハッシュタグでも「#デパプリ」が確認できる<ref>{{Twitter status2|toeianime_info|1463975781491691521|2021年11月26日|accessdate=2022-01-09}}</ref>。}}。また、[[ハート (シンボル)|ハートマーク]](♡)が表示できない場合があるため、『'''デリシャスパーティ プリキュア'''』とハートマークを省略{{R|animeanime20211126}}、あるいは[[中黒]](デリシャスパーティ・プリキュア)など別の文字に代替して表記されることもある<ref>{{Cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0127268|title=プリキュア新作タイトル「デリシャスパーティ・プリキュア」に決定!|newspaper=シネマトゥデイ|date=2021-11-26|accessdate=2022-01-09}}</ref>。キャッチコピーは「'''ごはんは笑顔♡みんなあつまれ! いただきます!!'''」
== 起源と経緯 ==
==== 室町から現在までの大まかな流れ ====
源義経という人物は日本史上極めて人気が高く、その人気故数々の事実と確認されない逸話伝説が生まれた。
[[江戸時代]]中期の[[史学]]界では[[林羅山]]や[[新井白石]]らによって真剣に歴史問題として議論され[[水戸光圀]]が[[蝦夷]]に探検隊を派遣するなど、重大な関心を持たれていた。[[寛文]]7年([[1667年]])江戸幕府の[[巡見使]]一行が[[蝦夷地]]を視察し[[アイヌ]]の[[オキクルミ]]の[[祭祀]]を目撃し、[[中根宇衛門]]([[幕府]][[小姓組番]])は帰府後何度もアイヌ社会ではオキクルミが「判官殿」と呼ばれ、その屋敷が残っていたと証言した。更に奥の地([[シベリア]]、[[樺太]])へ向かったとの伝承もあったと報告する。これが義経北行説の初出である<ref>義経入夷渡満説書誌 岩崎克己著 </ref>。寛文10年([[1670年]])の[[林羅山]]・[[林鵞峰|鵞峰]]親子が幕命で編纂した「[[本朝通鑑]]」で「俗伝」扱いではあるが、「衣川で義経は死なず脱出して蝦夷へ渡り子孫を残している」と明記し、その後徳川[[将軍]][[徳川家宣|家宣]]に仕えた[[儒学者]]の[[新井白石]]が『[[読史余論]]』で論じ、更に『[[蝦夷志]]』でも論じた。[[徳川光圀]]の『[[大日本史]]』でも[[注釈]]の扱いながら[[藤原泰衡|泰衡]]が送った義経の首は偽物で、義経は逃れて蝦夷で神の存在として崇められている、と生存説として記録された。[[沢田源内]]の『金史別本』の虚偽が一部の識者には知られていたが、江戸中期、[[幕末]]でもその説への関心は高く、[[幕吏]]の[[近藤重蔵]]や、[[間宮林蔵]]、[[吉雄忠次郎]]<ref>(1787~1833)[[オランダ通詞]]。[[文政]]6年[[馬場佐十郎]]の跡を継ぎ、[[天文方]]詰め通詞となる。同九年郷里長崎に戻りシーボルトの翻訳を手伝う。11年[[シーボルト事件]]に連座し、[[米沢藩]]預かりとなり、天保4年同地で病死する。</ref>など、かなりの[[インテリ]]層に信じられていた。一般庶民には金史別本の内容が広まり、幕末まで源義経が[[金国|金]]の将軍になったり、義経の子孫が[[清国|清]]という国を作ったなどという話が流行した。明治時代初期のアメリカ人教師の[[ウィリアム・グリフィス|グリフィス]]が影響を受けてその書『皇國(ミカド 日本の内なる力)』でこの説を論じるなど、現代人が想像する以上に深く信じられていた。[[フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト|シーボルト]]がその書「[[シーボルト日本|日本]]」で義経が大陸に渡って[[成吉思汗]]になったと主張したあと、[[末松謙澄]]の「義経再興記」や[[大正]]末年に[[小谷部全一郎]]によって『成吉思汗ハ源義經也』が著されると大ブームになり、多くの信奉者を生んだ。明治以後の[[東洋史]]などの研究が西洋などから入り、[[史学]]者などの反論が大きくなるが、否定されつつも[[東北地方|東北]]・[[北海道]]では今も義経北行説を信じる者が根強く存在している<ref>[[土井全二郎]]『義経伝説を作った男 義経ジンギスカン説を唱えた奇骨の人・小谷部全一郎伝』光人社、2005.10、ISBN 4769812760</ref>。戦後は[[高木彬光]]が[[1958年]]([[昭和]]33年)に『[[成吉思汗の秘密]]』を著して人気を得たが、この頃になると戦前ほどの世間の関心は薄れ、生存説は[[俗説]]にされて、[[学問|アカデミック]]な世界からは取り扱われることは無くなっている。我国ではこの様に何世代も渡って語られてきた[[伝説]]・[[仮説]]も現代では、[[トンデモ説]]、[[都市伝説]]などと評されている。小谷部全一郎や末松謙澄らのようにこの説に関連し軍功に寄与したため[[勲章]]をもらう者もいた。義経がジンギスカンになったという説はシーボルトが最初で、彼の論文の影響が非常に大きいと[[岩崎克己]]は記している。
 
==== 説話概要 ====
本作品は、食事や料理など「ごはん」をモチーフとしており、「ごはんは笑顔」をキーワードに「おいしい笑顔」を守るための物語となっている<ref name="thetv20220109">{{Cite news|url=https://thetv.jp/news/detail/1066557/|title=新プリキュアのモチーフはごはん! おいしい笑顔を守る「デリシャスパーティ・プリキュア」2月スタート|newspaper=WEBザテレビジョン|publisher=KADOKAWA|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。作品の意図についてABCアニメーションプロデューサーの多田香奈子は、「食事と料理=【ごはん】は、生きる上でかけがえのないものであると同時に、日常を彩る大切な要素をたくさんもっている。本作を通じて、主人公の和実ゆいが大切にしている言葉「ごはんは笑顔」が、きっと皆さんにとっても大切な言葉になるはず」、東映アニメーションプロデューサーの安見香は「あたたかい気持ちは、きっと笑顔を咲かせてくれる。笑顔を「分かち合う」喜び・楽しさはまた、新たな笑顔を拡げてくれる…。そんな想いを込めて、テーマを《ありがとう》と《シェア》、お話の中心に《ごはん》を選びました」をテーマの意図について語っている{{R|thetv20220109}}。ライターの小林白菜は、前作の『[[トロピカル〜ジュ!プリキュア]]』がコメディに振り切った作風であったのに対して、本作品はプリキュアがどういうものか感覚的に掴みやすく、シリーズへの入門として最適だとしている<ref name="famitsu20220430">{{Cite web|author=小林白菜|date=2022-04-30|url=https://www.famitsu.com/news/202204/30260051.html|title=アニメ『デリシャスパーティ プリキュア』の魅力を伝えたい。“ごはんが作る笑顔を守るために戦うプリキュア”の視聴を始めるならいま!|website=ファミ通.com|publisher=KADOKAWA|accessdate=2022-05-04}}</ref>。
[[室町時代]]以降、いわゆる「[[判官贔屓|判官びいき]]」から生まれた「義経不死伝説」が「[[御曹子島渡|御曹司島渡]]」説話と結びついて「義経北行伝説」が成立し、[[江戸時代]]に『[[義経記]]』は元和木[[活字]]本により広く流布し、[[寛永]]年間([[1624年]]-[[1643年]])の流布本<ref>寛永10年([[1633年]])流布本と寛永12年([[1635年]])流布本が知られる。</ref>によって本格的に読まれるようになり、[[浄瑠璃]]、[[歌舞伎]]、[[狂言]]、[[読本]]などにもさかんに取り入れられていくが、こうしたなかで、義経不死伝説と「御曹子島渡」説話が互いに結びつき、義経は自刃したとみせかけて、実は[[蝦夷]]地にわたったという伝説('''源義経北行伝説''')となって成立した。
 
主人公の和実ゆい/キュアプレシャス役として出演する[[菱川花菜]]は、2020年デビューの新人での主役抜擢となった<ref name="oricon20220109">{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2220526/full/|title=プリキュア新作、主演は2020年デビューの新人声優 菱川花菜「本当にうれしいです!」|newspaper=ORICON NEWS|publisher=オリコン|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。また、プリキュアシリーズとしては初となる、物語を見守る視点でのナレーションを女優の[[宮崎美子]]が担当する。このナレーションについては今後のストーリーの中で、その正体が明かされるという展開も行われる<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/462820|title=「デリシャスパーティ♡プリキュア」ナレーションを宮崎美子が担当|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-01-24|accessdate=2022-01-24}}</ref>。このほか、菓彩あまねの兄、ゆあんとみつき役として[[Kis-My-Ft2]]の[[宮田俊哉]]が一人二役で出演する{{R|natalie20220524}}。第32話では後述の配信番組に続く形で熊本県のマスコットキャラクター・[[くまモン]]が本編にもゲスト出演する<ref name="mantan20221009">[https://mantan-web.jp/article/20221008dog00m200010000c.html デリシャスパーティ プリキュア:くまモン登場 「すすれ!ちゅるちゅる☆フェスティバル」ゲストに らんの父が熊本で出会った!],まんたんウェブ,2022年10月9日</ref><ref name="animate20221015">[https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1665795609 TVアニメ『デリシャスパーティ♡プリキュア』第32話「すすれ!ちゅるフェス まいごのうどんを探せ!」より先行カット到着! フェスに参加するぱんだ軒、らんも家族みんなで気合いが入る],アニメイトタイムズ,2022年10月15日</ref>{{efn2|くまモンがプリキュアシリーズのアニメ作品に登場するのは2016年10月公開の『[[映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!]]』での「クマ応援団」としてのカメオ出演<ref>[https://www.oricon.co.jp/news/2078419/full/プリキュア映画にくまモン、アルクマ、あべのべあ…全国のクマキャラそろって出演],ORICON NEWS,2016年9月14日</ref>以来となる。}}。
==== 資料が少ない二人 ====
[[チンギス・カン|ジンギス・カン]]については生年や前半生が不明な点が多いことや、[[蒙古]]民族が文字を残さなかった為、文献が残っておらず、[[口伝]]・[[口承]]による歴史伝達など裏づけ部分が不明なことが多く、この説の決定的な否定の材料に乏しいことも事実である。特に約10年の空白期間を歴史学者が何をしていたのか特定できず、義経がその時期日本で活躍していることなどから、この説をややこしくしている。また系譜についても三代くらいは各書で同じだがその上は若干異なり、それに祖先は狼の化身だとか、光につつまれた〇〇という抽象的なものであり、これを検証して事実だとも思えず信用性は高くない。別部族の妻を略奪して自分の子供を産ませたということが普通に行われていたので、系譜が血縁通りにあるとも思えない。[[源義経]]に関しても信頼できる資料は『[[吾妻鏡]]』であるが、22歳のときに[[駿河]]の[[黄瀬川]]に陣を布いた[[源頼朝]]を訪ね、兄弟の対面した記録が最初であり、その前には地方を放浪して「土民」([[土人]])や「[[百姓]]」に使われていたとあるだけで<ref>[[腰越状]]にある記述</ref>、不明な点が多く、[[義経記]]等の[[弁慶]]と橋の上での対決などは[[フィクション]]であるとされ、22歳の前には一体何処で何をしていたのかさっぱり判らない人物である<ref>源義経(角川源義、高田実著)P11の記述。義経の生立ちがまず不明で、喜瀬川の陣中で頼朝と対峙するまで、歴史に登場していないと記述。</ref>。[[史学]]界とこの説の信望者らはこの二人の人物に対し比較しようにも信用・信頼できる[[文献]]が無さすぎ、お互いに無視しあっているというのが、本当の所である。
==== 源義経とはいかなる人物か ====
[[義経]]とはいかなる人物か。義経については他の項目で詳しいが、そこで記述されていないことは、義経の生立ちがまず不明である。『[[平治物語]]』は義経の幼年期に詳しいが1級史料でもそれに準じる史料でもない。治承4年([[1180年]])10月21日、この時22歳で[[黄瀬川]]の陣中で[[頼朝]]と相曾するまでまったく何をしていたのか判らない。この時兄弟の名乗りをし、感激の涙の再会をしながら、その後三年の間行方不明になっている。頼朝に重用されることもなく[[寿永]]2年([[1183年]])10月、25歳の義経が頼朝の命を受け[[木曽義仲]]追討のため[[鎌倉]]を出発し[[京]]へ向かった。ここで再び歴史に現れる。27歳まで武将の名をほしいままにするが、頼朝と不和になり、文治2年([[1186年]])[[京]]から偽[[山伏]]に扮し[[北陸]]路かあるいはどこかを通り、文治6年(1189年)[[陸奥]][[平泉]]で死したというのが彼の人生である。
 
これまでのシリーズ作品と同様、本作品でも[[文字多重放送]]や[[データ放送]]を実施している。データ放送では妖精レシピッピを探すミニゲーム、後述のエンディング連動ゲームが遊べるほか、オーバーレイ表示機能による「リモコン操作による時刻表示」は、前作に引き続き通常表示と非表示、プリキュア仕様としてエナジー妖精が現れる「エナジーようせいとけい」となっている<ref name="databroadcast">{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/enjoyment/index.html|title=データ放送で遊ぼう!|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=朝日放送テレビ|accessdate=2021-01-14}}</ref>{{Efn2|「エナジーようせいとけい」はフォークとスプーンの座布団付きの仕様となっている。時刻表示の色は前作と同様に[[水色]]と[[エメラルドグリーン]]となっている。}}。
=== 林羅山 ===
江戸時代前期の[[林羅山]]は[[本朝通鑑]]で《義経衣川で死せず、逃れて蝦夷島に至り、その種残す》
と記している。公式文書として初めて、義経自害を否定したばかりか、蝦夷まで行き子孫まで残した
と言明したが、「俗伝又曰」という前文を含めて解釈すれば、「世間では……と噂されている」 といった文意になる。
 
また、本作品ではこれまで行われてきた[[TVer]]での放送終了後1週間限定の見逃し配信に加え、プリキュアシリーズとして初めてとなる、各種定額動画配信サービスでの見放題見逃し配信も行われる<ref>{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20220127dog00m200007000c.html|title=デリシャスパーティ プリキュア:シリーズ初の見放題配信サービスで見逃し配信|newspaper=まんたんウェブ|publisher=MANTAN|date=2022-01-27|accessdate=2022-01-27}}</ref><ref name="onair">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/onair/|title=放送・配信情報|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション株式会社|accessdate=2022-01-31}}</ref>。
「或日、衣河之役義経不死、逃到[[蝦夷]]島其遺種存干今」『[[本朝通鑑|続本朝通鑑]]』「俗伝」[[林鵞峰]](林春斎)編纂<ref>[[林羅山]](道春)の子で[[林鳳岡]]の父。</ref>。
[[寛文]]10年([[1670年]])
 
=== 制作会社の社内ネットワークへの不正アクセスによる影響 ===
=== 新井白石 ===
{{see also|東映アニメーション#社内ネットワークへの不正アクセス|映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ#テレビ放送}}
[[新井白石]]は、[[アイヌ]]民話のなかには、小柄で頭のよい神[[オキクルミ]]神と大男で強力無双の従者[[サマイクル]]に関するものがあり、この主従を義経と[[弁慶]]に同定する説のあったことを『[[読史余論]]』で紹介し、当時の北海道各地の民間信仰として頻繁にみられた「[[ホンカン]]様」[[信仰]]は義経を意味する「[[判官]]様」が転じたものではないかと分析をしたが、[[安積澹泊]]宛に金史別本が偽物であると見破り手紙を書いている。しかし義経渡航説を否定していない(『義経伝説と日本人』P112)。古くから義経の入夷説は'''[[アイヌ]]'''の間にも広まっていたが、更に[[千島]]、もしくは[[韃靼]]へ逃延びたという説も行われ、白石は『読史余論』の中で[[吾妻鑑]]を信用すべきかと云いながら、幾つかの疑問点を示し、義経の死については入夷説を長々と紹介し、更に入韃靼説も付記している。また『[[蝦夷志]]』でも同様の主張をし、これが長崎出島の[[イサーク・ティチング]]に翻訳され欧米に紹介された。
放送期間中の2022年3月6日に、東映アニメーションの社内ネットワークへの第三者による不正アクセスがあったことが確認された。同月11日には、これを受けて社内システムの一部を停止したことにより、同社制作のテレビアニメ4作品についても放映スケジュールに変更が生じることが、同社より発表された。本作品もその対象に含まれており、2022年3月6日放送分(第5話)にて新作の放送を一時中断。新作放送が同年4月17日放送分(第6話)より再開される<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/news/modal_news.html?20220311|title=「デリシャスパーティ♡プリキュア」第6話以降の放送延期について|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=朝日放送テレビ|date=2022-03-11|accessdate=2022-03-11}}</ref>までの間、[[つなぎ番組#穴埋め番組|代替措置]]として「おさらいセレクション」と題した既放送分の再放送{{Efn2|3月13日放送分にて第4話<ref>{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2227500/full/|title=東映アニメーション、不正アクセスで社内システム一部停止 『ONEPIECE』などスケジュールに影響|newspaper=ORICON NEWS|publisher=oricon ME|date=2022-03-11|accessdate=2022-03-11}}</ref>、4月10日放送分にて第5話<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/news/modal_news0403.html|title=「デリシャスパーティ♡プリキュア」第6話以降の放送延期について|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=朝日放送テレビ|date=2022-04-03|accessdate=2022-04-03}}</ref>をそれぞれ再放送。}}や、『[[映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ]]』(2018年公開)の分割放送{{Efn2|3月20・27日、4月3日放送分にて実施。放送に際しては番組冒頭部と末尾部にて、プリキュア3人(プレシャス、スパイシー、ヤムヤム)からのメッセージ映像を挿入。今回の中断の影響でキュアヤムヤムの作中への登場が当初より大幅に遅れる事態となったため、このメッセージ映像が先行登場となった。また[[TVer]]では同作品の配信はされず、期間中は『トロピカル〜ジュ!プリキュア』『[[ヒーリングっど♥プリキュア]]』『[[スター☆トゥインクルプリキュア]]』の第1話がそれぞれ1週間ごとに配信された。}}<ref>{{Wayback|url=https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/news/modal_news0313.html|title=デリシャスパーティ♡プリキュア|ニュース|「デリシャスパーティ♡プリキュア」第6話以降の放送延期について|date=20220313000548}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/14/news083.html|title=「プリキュア」新作放送を約1カ月延期 東映アニメーションへの不正アクセスで|newspaper=ITmedia NEWS|publisher=ITmedia|date=2022-03-14|accessdate=2022-03-14}}</ref>が実施された。
 
この不正アクセス事件、そしてそれに伴って発生した本作品の玩具販売のスケジュールの変更は、バンダイによるプリキュアシリーズの売上にも大きな影響を及ぼしたと見る向きもあり<ref name="nlab220826">{{Cite news|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2208/25/news041.html|title=東映アニメの不正アクセス事件は「プリキュア」の売り上げにどんな影響を与えたのか スーパー戦隊と明暗を分けた2022年1Qを振り返る|author=kasumi|newspaper=ねとらぼエンタ|publisher=[[ITmedia]]|date=2022-08-25|accessdate=2022-08-26}}</ref>、実際に8月に発表された[[バンダイナムコホールディングス]]の2023年3月期の第1四半期決算数値のうち、プリキュアシリーズのグループ全体売上は、前年の同期と比べて3億低い13億円(昨年同期比81.3%)となった<ref>{{Cite web |date= 2022-08-05|url=https://www.bandainamco.co.jp/files/ir/financialstatements/pdf/20220805_Complement.pdf|title= 株式会社 バンダイナムコホールディングス 2023年3月期 第1四半期決算短信 補足資料|publisher= [[バンダイナムコホールディングス]]|accessdate=2022-08-26|format=PDF}}</ref>{{efn2|一方で、不正アクセス事件による玩具販売のスケジュールの変更以外にも、番組の立ち上げから好調に推移していた「にぎにぎ変身!おしゃべりコメコメ」などの変身アイテムが、供給が追い付かず[[ゴールデンウィーク|ゴールデンウイーク]]商戦前に一部欠品が出てしまったことによる機会損失も指摘されており<ref>{{Cite journal |和書 |title=月刊トイジャーナル |issue=6月号 |volume=2022年 |page=54 |publisher=東京玩具人形協同組合 [[トイジャーナル]]編集局 |date=2022-06-01 |accessdate=2022-08-26 }}</ref>、前述した売上の落ち込みもこうした複合的な要因によるものではないかとも考えられている<ref name="nlab220826"/>。}}。
「義経手ヲ束ネテ死ニ就ベキ人ニアラズ、不審ノ事ナリ」「今モ蝦夷ノ地ニ義経家跡アリ。マタ夷人飲食ニ必マツルモノ、
イハユル『オキクルミ』ト云フハ即義経ノ事ニテ、義経後ニハ奥ヘ行シナド云伝へシトモ云フ」
《義経、手を束ねて死に就くべきにあらず。不審の事なり。今も蝦夷の地に義経の家の跡あり。
また夷人、飲食に必ず祀る。それのいわゆるオキクルミと 云うは即ち義経のことにて、
義経後には奥へ行きしなど云い伝えし》『[[読史余論]]』[[新井白石]]。
 
=== 文献の記述ストーリー ===
不思議なおいしい世界、クッキングダム。この国で大切に守られてきた全ての料理の作り方が書かれた「[[#作中用語|レシピボン]]」が怪盗ブンドル団に盗まれる事件が起きた。レシピボンの捜索の任を受けたローズマリーは3匹のエナジー妖精とともに、人間界のおいしーなタウンにやってくるも、空腹で行き倒れてしまい、最初に目覚めた妖精コメコメは助けを探しに向かう。
[[吾妻鑑]]には義経は[[奥州]][[衣川]]で[[自害]]したと記されているが、[[林羅山]]は[[本朝通鑑]]に義経が蝦夷に渡った可能性について論じ、その子[[林鵞峰]](春斎)の『[[続本朝通鑑]]』「俗伝」の記載(1670年)により、義経北行伝説は急速に[[識者]]に知られるようになる。[[江戸時代]]に[[平泉]]地方を統治した[[仙台藩]]は、義経が[[平泉]]で自害したと記録しているが、[[延宝]]年間成立とされる『可足記』<ref> [[元禄]]年間の成立とも。著者は可足権僧正。[[津軽土佐]]の守信義(津軽藩主)の11男にして[[京都養源院]]住職。義経は[[杉目太郎行信]]を身代わりにして難を逃れ、57名の従者とともに、[[津軽]]の[[十三港]]に脱出し、[[藤原秀衡]]の実弟で十三を支配する[[入道秀栄]]をたより、[[鎌倉]]攻撃を船団を組んで目論むが、泰衡の遺臣[[由利広常]]が[[南部崋山]]の兵に破れ、義経軍の鎌倉襲撃も失敗する。義経は蝦夷に漂着後、韃靼の金に渡った、という内容。(『奥州伝説と日本人』103頁)</ref>や[[享保]]二年([[1717年]])成立の『鎌倉実記』<ref> 著者は[[加藤謙斎]]。『金史別本』を異国の文献と称して紹介している。加藤は『金史別本』の捏造者ではないかという見方もある。(『義経伝説と日本人』108項) </ref><ref>加藤謙斎 1670*-1724江戸時代前期-中期の医師。[[寛文]]9年12月12日生まれ。[[臨節子]]に医学を,[[浅見絅斎]](けいさい)に[[儒学]]を,さらに[[稲生若水]](いのう-じゃくすい)に[[本草学]]を,[[笠原子]]に詩文をまなぶ。のち京都で開業。[[享保]](きょうほう)9年1月7日死去。56歳。[[三河]]([[愛知県]])出身。名は忠実。字(あざな)は衛愚。別号に烏巣道人。著作に「[[病家示訓]]」など。(コトバンク) </ref>、[[明治]]初年成立の『新撰陸奥国史』では[[衣川]]事件のあと、義経は蝦夷地へ渡り、[[満州]](中国東北部)や[[蒙古]]に向かったと伝えている。『可足記』と『鎌倉実記』、『新撰陸奥国史』は『義経記』と風聞を基にして書かれたと云われ、歴史文献としては信用性が低い。
 
主人公の和実ゆいはおいしーなタウンに暮らす、食べるのが大好きな中学2年生。ゆいは偶然コメコメ、そしてローズマリーと出会い自宅のなごみ亭へ連れて行きそこから仲良くなる。ゆいは幼なじみの拓海とオムライスを食べに出かけるが、この時ブンドル団の少女怪盗ジェントルーによってお料理の妖精レシピッピが奪われ味が変化する事態が発生する。ローズマリーはジェントルーと彼女が出現させた怪物ウバウゾーに立ち向かうが、レシピッピを助けようとするゆいの心にコメコメが反応、クッキングダムに伝わる伝説の戦士プリキュアの一人、キュアプレシャスへと変身、ウバウゾーを浄化しレシピッピを救い出す。
==== 捏造された歴史書 ====
 
その後ゆいはプリキュアとしての活動に関してローズマリーと行動を共にするようになり、さらにクラスメイトである高級レストランの令嬢でおしゃれが好きな芙羽ここねはパムパムをパートナーにしたキュアスパイシーに、同じくクラスメイトで好奇心旺盛でSNSに食べた料理の写真を投稿するのが趣味の華満らんはメンメンをパートナーにしたキュアヤムヤムに変身し、協力して戦うことになる。それとともにコメコメは人間の姿に化けるとともにだんだんと成長していく。
一方史実を捻じ曲げ、捏造される書物も多くだされた。[[金_(王朝)|金]]の正史である『[[金史]]』の[[外伝]]という本もそうで、「[[12世紀]]の金の将軍に源義経なる者がいた」と記したという『金史別本』である。[[沢田源内]]の翻訳によって出版されているが[[金田一京助]]は[[永田方正]]が「『鎌倉実記』と『金史別本』の作者は沢田源内」という説を受け沢田源内を[[捏造]]者と断定した(『世界』75号所収)。この『金史別本』の内容に[[清]]の[[乾隆帝]]の御文の中に
「[[朕]]の先祖の姓は源、名は義経という。その祖は[[清和天皇|清和]]から出たので[[国号]]を清としたのだ」
とあり、この噂が流布し、これが後の大陸進出に利用された。この本は『金史列将傳』とも記され、中身は〝源義行″となっているが、義経の事だと思われ、金田一が義行傳(金史別本)の偽作は沢田源内に胚胎するもので、『鎌倉実記』の著者加藤謙斎と断定するが、『鎌倉実記』を沢田源内の偽作とした永田方正の誤解をさらに誤解したものだと岩崎克己は記している(『義経入夷渡満説書誌』昭和18年)。
また、岩崎は先の『金史列将傳』の他、『大清會典』、『図書集成』、『香書集成』など捏造の書物があると記している。
[[森長見]]の『国学忘貝』(天明3年[[1783年]])の『[[古今図書集成|図書集成]]』のなかに『図書輯勘』百三十巻があり、清[[帝]]の序文に
「朕姓は源、義経の末裔、其の先は清和に出づ。故に國を清と號す」
と書かれたとしている。[[神沢貞幹]]や多くの著者に影響を与えたと云われ[[重野安繹]]は、義経清祖説は森長見の捏造が始まりだと考えた。
 
そうしたなか、ジェントルーの正体が同じ中学校の生徒会長である菓彩あまねが洗脳によって変身した姿だと判明する。ゆいたちは彼女を救うべく行動し、3人によるプリキュア・ミックスハートアタックを受けて浄化、洗脳から救い出された。その後新たな怪盗ナルシストルーが現れ、レシピッピを奪って思い出を奪い、強化された怪物モットウバウゾーを出現させるが、プリキュアたちもそれに立ち向かう。それとともにゆいがプリキュアとなって戦っていることを知った拓海は、父の門平から託されたデリシャストーンの力で戦士ブラックペッパーとなり、正体を隠しながらプリキュアたちの戦いに加勢する。
==== 東北の比較的信用できる文献 ====
『岩手県姓氏歴史人物大辞典』には、「[[奥州藤原氏]]系の中野氏は、祖先は[[藤原秀衡]]の三男[[藤原忠衡]]の子孫が北海道に居住」と書かれている。つまり姓氏に関する限り、忠衡に近い血脈の人物が蝦夷に逃れた事が書かれている。また、『中尊寺建立供養願文』には、[[1105年]]、初代[[藤原清衡]]によって建立された[[中尊寺]]の当時の事を書いた物の中に、「[[粛慎]]、[[挹婁]]の[[海蛮]]は、陽に向かう葵(向日葵)の類」と、当時の奥州藤原氏と大陸系の他民族である粛慎、挹婁がかなり親しく、しかも藤原氏に従順だったのではないかと思わせる記述がある。
 
魔の手から離れたあまねは体力が回復し登校を再開するが、ジェントルーの頃に犯した過ちを忘れておらず、苦悩する日々を送っていた。ところがクッキングダムで新たに生まれたほかほかハートの結晶があまねに反応、ローズマリーからプリキュアとしての素質がある事を告げられるも、先のことがあったため断る。直後ナルシストルーによって捕まってしまうも、懸命に戦うプリキュアたちの姿を見て、そしてプレシャスからの「未来は変えられる」という説得を受けたことで、結晶はハートフルーツペンダントへと変化、新たなプリキュア・キュアフィナーレへと変身し、ゆいたちの仲間となった。
==== 日本史の謎 ====
江戸時代からこの事件に関しては論争がある。[[元禄]]時代の[[水戸光圀]]の『[[大日本史]]』編纂期、[[幕末]]の[[シーボルト]]の主張した幕末・[[明治]]初期、[[小谷部全一郎]]の[[大正]]期である。義経の死んだ項目に関しては、諸誌でばらばらではっきりしていない。[[吾妻鑑]]でも後述するように、何度も死んだと書かれ、しかも死んでいる筈なのに鎌倉に攻めて来るという噂で緊張した、等と云う記事がある。
源義経は[[藤原秀衡]]から与えられた[[衣川]]・高舘の屋敷に住んでいたが、[[文治]]5年4月30日(5月30日)([[1189年]])[[藤原泰衡]]の襲撃により死去したとの記録が、『[[吾妻鏡]]』にある。藤原泰衡は父藤原秀衡の遺命に叛き義経を誅殺し“功績”を[[源頼朝]]に伝えるべく報告を出すが、その時期は遅く、高舘襲撃から22日も後である。焼け落ちた高舘の仏像から回収した義経の首も鎌倉へ搬送されたが、[[首実検]]が行われるまでに43日も要している。義経を殺害した[[藤原泰衡]]がワザとこの時期を狙って逃げる時間を稼いだとも考えられるが、単なる推定でしかない。泰衡の手下は[[奥州合戦]]に敗れ[[蝦夷]]に逃れたと『[[新羅之記録]]』<ref>ただしこの文献も他の文献と違う内容が散見されるので参考として </ref>で確認できるので、もし義経が偽の死を装って蝦夷に渡ったとしても、物理的には可能であり何の不思議もない。義経の首の運ばれている日数については、現在でも[[史学]]界から正当な見解が無い。しかし『大日本史』のこの部分をよく読むと、「頼朝が(義経の首を)止めせし」とあるので、母親の[[法事]]などで、遅れたのかもしれない。それにしても遅れ過ぎである。
 
プリキュアの4人はローズマリー、ブラックペッパーのサポートも得ながら戦い続ける。コメコメも成長を続け、ついにはゆいたちと同じくらいの少女の姿に化けられるようになっていた。一方、ナルシストルーはゴーダッツの秘書セクレトルーから試作品のスペシャルデリシャストーンを受け取り、ロボット怪盗のスピリットルーに装着させ行動させる一方、自らは強化されたレシピッピ捕獲箱を開発、そしてそれが完成するとゴッソリウバウゾーを出現させプリキュアたちの前に立ちはだかる。だが、コメコメの力が発揮されるとともにプリキュアたちは強化形態パーティアップスタイルへと変身、プリキュア・ライト・マイ・デリシャスで浄化に成功し、ナルシストルーもローズマリーによって拘束されることになる。
==== 吾妻鑑の記述 ====
[[吾妻鑑]]は[[頼朝]]の死後八十年経って当時の権力者[[北条氏]]の監督下で編纂された歴史書であるが、やはり北条氏寄りの記述が散見され、逆に北条氏に都合の悪い記載は除去、或は曲解して記述されたのではないかと思われる。日本[[中世]]史の権威で現代語訳『吾妻鑑』の編者である[[五味文彦]]は「伝説の義経を的確に把握することは困難である」と義経の真実像の虚実を判別することはほぼ不可能だとしている。鎌倉幕府の歴史書であることは疑いが無いが、頼朝の[[右筆]](書記)によって書かれておらず、頼朝、[[源頼家|頼家]]、[[源実朝|実朝]]の源氏将軍の断絶後、[[京]]より[[藤原氏]]を迎え[[傀儡政権]]の下、北条氏によって編纂されている。その前半は[[文永]]二年([[1265年]])から同十年の間に編纂された([[八代国治]]博士説)として吾妻鑑の最初の記事である[[源頼政]]の挙兵を記している[[治承]]4年([[1180年]])までの間には一世紀以上の空白期間がある。義経死去の[[文治]]五年([[1189年]])と[[曾我兄弟]]の[[仇討]]の建久4年([[1193年]])の間も実に70年以上も歳月を経ており、この空白期間をどう北条政権は埋めようかと苦心の跡が窺える。幕府[[政所]]、[[問注所]]、[[大江広元]]の手記、[[九条兼実]]の日記『[[玉葉]]』、[[藤原定家]]の日記『[[明月記]]』も少々使われ、一番多いのは『[[平家物語]]』などの抜出で[[口承文芸]]を記録した文章は不統一性をもたらしている。それは義経の記述についても言え、歴史学的な文章と文学的(口承文芸)な部分を並列し、『吾妻鑑』は一等史料として扱えず、それに準ずるものだと[[高田実]]は記している。
 
キュアプレシャス、キュアスパイシー、キュアヤムヤム、キュアフィナーレ、そしてローズマリーとブラックペッパーはレシピボンの奪還、そしておいしい笑顔を守るための戦いを続けていく。
文治5年(1189)4月30日 
 
== 登場人物 ==
「[[陸奥国]]に於いて泰衡(=[[藤原泰衡]])源予洲(=源義経)を襲う。予洲は[[持仏堂]]に入りまず妻子を害し次いで自殺す」
メンバーは全員「おいしーなタウン」に住む中学生で、4人とも「私立しんせん中学校{{R|ep6|group=ep}}」に通っている。初期メンバーは2年3組に在籍{{R|spicy_q1}}{{R|ep4|group=ep}}。このうちここねは新学年より同じクラスとなった{{R|ep4|group=ep}}。席はゆいを基準に隣同士(ここねはゆいの座っている席から左へ3列目、らんはゆいの左隣)。あまねは3年生。
 
[[一人称]]はゆいが「あたし」、ここね、あまねが「わたし」、らんが「らんらん」(キュアヤムヤムへの変身後は「ヤムヤム」になる)。
とこれは通説通りの記述だが、
 
=== プリキュア ===
文治5年(1189)5月22日
; {{Anchors|和実ゆい}}和実 ゆい(なごみ ゆい) / [[#キュアプレシャス|キュアプレシャス]]
 
: [[声優|声]] - [[菱川花菜]]<ref name="natalie20220109">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/460866|title=ごはんは笑顔!菱川花菜、清水理沙、井口裕香が“デリシャスパーティ♡プリキュア”に|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref><ref name="animate20220205">{{Cite news|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1643977659&utm_source=twitter&utm_medium=social|title=冬アニメ『デリシャスパーティ♡プリキュア』第1話「ごはんは笑顔♡変身!キュアプレシャス」より先行カット到着! 声優の高森奈津美さん・前野智昭さん・内田雄馬さんから意気込みコメントも公開|newspaper=アニメイトタイムズ|publisher=アニメイト|date=2022-02-05|accessdate=2022-02-05}}</ref>
「奥州の[[飛脚]]参着す 申して云く 去月[[晦日]] [[民部少輔]]の館に於いて予洲を誅す(討つ、殺す)」 <ref> 別の資料では「先月晦日に基成の館で与州を誅す。その首は追って進上せり」とも解された書もある </ref>
: 本作品の主人公。のびのびとした元気な中学2年生の少女<ref name="toei_chara1">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/index.php#charaarea|title=キュアプレシャス {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。[[8月31日]]生まれ{{R|toei_chara1}}。実家は定食屋「なごみ亭」を営んでおり{{R|natalie20220508}}、父は漁師として海に出ている{{R|precious_q1}}。運動神経がよく、好きな教科は体育{{R|precious_q2}}で、学校では[[サッカー]]部に所属し選手としても活躍している。また、ローズマリーを軽々と担ぐ{{R|ep1|group=ep}}、巨大な競技用マットを持ち上げる{{R|ep4|group=ep}}、自身を拘束していたロープを引きちぎる{{R|ep31|group=ep}}等、常軌を逸した[[怪力]]も持つ。エナジー妖精達の長すぎるフルネームを聞いたときは混乱していた{{R|group="ep"|ep3}}{{R|group="ep"|ep7}}。好物は生野菜{{R|precious_q2}}。得意な料理は野菜スープ{{R|precious_q3}}。メニューによっては相手に調理を教えることもできる{{R|ep6|group=ep}}。「ごはんは笑顔」という祖母の言葉を大切にしている。ただし「おばあちゃんが言ってた」と誤った[[諺]]を引用してしまうことがしばしばある。
: 口癖は「'''デリシャスマイル〜!'''」。また、お腹がよく減ることがあり「'''はらペコった〜!'''」と必ず言っている{{R|toei_chara1}}。
: [[小豆色]]の髪をツーサイドアップにしてピンク色のリボンで結んでいる。瞳の色は紫。
: ここねを「ここねちゃん{{efn2|第4話までは「芙羽さん」と呼んでいた。}}」、らんを「らんちゃん{{efn2|途中までは「華満さん」と呼んでいた。}}」、あまねを「あまねちゃん{{efn2|11話までは「生徒会長」12〜17話までは「あまねさん」と呼んでいた。}}」、ローズマリーを「マリちゃん」、拓海を呼び捨てで呼んでいる{{R|ep5|group=ep}}。
: 性格は至って純粋であり、恋愛に疎いのか、拓海が告白されたのをメンバーたちと見ていた際に他が赤面していた中で唯一平然としていた{{R|ep14|group=ep}}ほか、クラスメイトの高木の嘘を本当と信じ込むほど{{R|ep16|group=ep}}。
: 番組開始に先駆け、『[[トロピカル〜ジュ!プリキュア]]』の最終回(第46話)の本編終了後のCパートにもゲストとして登場した。詳細は当該項目を参照。
; {{Anchors|芙羽ここね}}芙羽 ここね(ふわ ここね) / [[#キュアスパイシー|キュアスパイシー]]
: 声 - [[清水理沙]]{{R|natalie20220109}}<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/photonews/photonews_nsInc_202201310000716-0.html|title=新プリキュア声優清水理沙「棋譜並べるのが癒やしの時間」藤井聡太竜王で将棋にどハマり|newspaper=日刊スポーツ|date=2022-02-01|accessdate=2022-02-01}}</ref>
: クールビューティーでおしゃれな中学2年生の少女<ref name="toei_chara2">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/chara2.php#charaarea|title=キュアスパイシー {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。[[3月13日]]生まれ{{R|toei_chara2|spicy_q1}}。星座は[[うお座]]{{R|spicy_q1}}。実家は高級レストラン「レストラン・デュ・ラク」{{R|animatetimes20220723}}。メイクやかわいいものが大好きで、特にコスメに詳しい{{R|spicy_q3}}。当初周囲からは「芙羽さま」と呼ばれており、高嶺の花として一目置かれていた。一人で過ごす時間が好きである上に口数も少ないことから、当初人と会話するのは苦手であったが、ゆいやらんとの出会いを機に、少しずつ克服していった。好物は[[カレーパン]]とハートパン{{R|toei_chara2|spicy_q2}}。得意な料理はサンドイッチ{{R|spicy_q3}}。苦手な食べ物は[[ピーマン]]で、幼少期にはつこの調理中にピーマンを生で試食したところあまりの苦さに苦手になり、その味を体感して以来長らく食していなかったが、作中で紆余曲折を経て克服することができた{{R|ep26|group=ep}}。
: 藍色のボブヘアで、前髪の左側の編み込みの根元に黄色いヘアピンをしている。瞳の色は緑色。
: 愛称での呼び方に少し困惑しており、ゆいに対しては「ゆい」と[[呼び捨て]]か「ゆいちゃん」、らんとあまね{{efn2|第19話序盤までは「生徒会長」と呼んでいた。}}を呼び捨て、ローズマリーを「マリちゃん」と呼んでいる{{R|ep5|group=ep}}{{R|spicy_q3}}。本人は友達付き合いを良くしようと努力しており、それに関する本を読んで勉強していたりする{{R|ep5|group=ep}}が、張り切りすぎて空回りし、かえって失敗することもある{{R|ep15|group=ep}}。
: 学力は非常に高く、あまねが意図的に難問に仕組んだ抜き打ちテストに90点で合格している{{efn2|ゆいは22点、らんは38点で共に不合格。そのため、ウバウゾーが襲来した際は2人の補習が終わるまで単身で戦わざるを得なかった。}}{{R|ep11|group=ep}}。高級レストランの経営者の娘だけあり[[テーブルマナー]]も完璧である{{R|ep20|group=ep}}。
: 幼少期にボール[[ドーナツ]]を買ってもらえなかった体験を境に、親に甘えることに躊躇するようになった経緯を持つ。また、同時期に両親が早朝から出かけるようになり、家では一人で過ごすことが増えたため、後に両親と久しぶりの団らんのひと時を過ごすこととなった際は当初何を話すべきかわからず、困惑していた。しかし、母の誘いで一緒にボールドーナツを食べたのを機に幼少期のわだかまりが解け、再び会話の中で本音を出すことができるようになった(詳細は[[#芙羽家(レストラン・デュ・ラク)|芙羽 はつこ]]の項目を参照){{R|ep23|group=ep}}。
; {{Anchors|華満らん}}華満 らん(はなみち らん) / [[#キュアヤムヤム|キュアヤムヤム]]
: 声 - [[井口裕香]]{{R|natalie20220109}}<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/photonews/photonews_nsInc_202201310000819-0.html|title=井口裕香「この世が終わるなら絶対お母さんのコロッケ」プリキュア役決定し号泣|newspaper=日刊スポーツ|date=2022-02-01|accessdate=2022-02-01}}</ref>
: おしゃべりな中学2年生の少女<ref name="toei_chara3">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/chara3.php#charaarea|title=キュアヤムヤム {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。[[7月11日]]生まれ{{R|toei_chara3}}<ref name="febri20220212">{{Cite web|url=https://febri.jp/topics/dppr_1/|title=ついに放送スタート!『デリシャスパーティ♥プリキュア』 菱川花菜×清水理沙×井口裕香 座談会|website=Febri|publisher=一迅社|date=2022-02-12|accessdate=2022-02-14}}</ref>{{Efn2|ラーメンの日に由来しており、担当声優の井口の誕生日([[1988年]]の同日)は特に考慮されていない<ref name="febri20220212" />。}}。星座は[[かに座]]{{R|yamuyamu_q1}}。実家は[[ラーメン]]屋「ぱんだ軒」を営んでおり{{R|natalie20220109}}{{R|animatetimes20220423}}、幼い妹と弟がいる{{R|yamuyamu_q1}}。
: 明るい[[栗毛]]の一部を三つ編みにして輪状に結んでいる。瞳の色は赤茶色。
: 親友には[[愛称]]をつけており、ゆいを「ゆいぴょん」、ここねを「ここぴー」、あまねを「あまねん{{efn2|第18話までは「生徒会長」と呼んでいた。}}」、ローズマリーを「マリっぺ」と呼んでいる{{R|group="ep"|ep7}}{{R|precious_q3}}。また拓海は愛称ではなく「拓海先輩」と呼んでいる{{R|ep22|group=ep}}。口癖は「'''マシマシ'''」、「'''はにゃ〜'''」、「'''ほひ〜'''」{{R|yamuyamu_q1}}。
: 料理に詳しく{{R|precious_q3}}、食べ物に対する好奇心が旺盛であり、自身のテンションが上昇すると個性的な表現を用いたしゃべりが止まらなくなる。飲食店では必ず食前に[[スマートフォン]]で料理を撮影し、「ちゅるりん」というアカウント名を使ってキュアスタで食べ物に関してひっそりと投稿している{{R|toei_chara3}}。レシピッピ捕獲のためジェントルーがらんの投稿を毎日閲覧していたことが判明すると、最初は投稿することに不安を抱いていたが{{R|ep8|group=ep}}、投稿をテイクアウトメニューのお勧めにすることでレシピッピの分散を図り狙われにくくするというアイディアを編み出した{{R|ep9|group=ep}}。また発明好きという一面もあり、作中では「出前5号」{{R|ep1|group=ep}}や「楽ちん帽子1号」{{R|ep25|group=ep}}、「食べられるシャボン玉」{{R|ep27|group=ep}}といった発明品が登場している。
: 幼少期、好きな食べ物について熱弁を振るう様子を見た友達から「変な子」とレッテルを貼られた挙げ句愛想を尽かされ、孤立した経験がある。しかし、それでも食べ物の話をしたいという欲求は抑えることができず、情報発信の場をキュアスタに移行することで現在のスタイルを確立するに至った経緯を持つ{{R|ep16|group=ep}}。
: 性格は、頭で考えるよりもまず先に体が動く行動派であり、行きつけの和菓子屋・はごろも堂([[#作中用語|後述]])が閉店すると知った際は、店主の意見を尊重すべきという考えを持つあまねと対立し、一人で宣伝活動を行っている{{R|ep21|group=ep}}。
: ゆいと同様にしばしば[[諺]]を誤って引用し、その度にここねから突っ込みを受けている。
; {{Anchors|菓彩あまね}}菓彩 あまね(かさい あまね) / [[#キュアフィナーレ|キュアフィナーレ]]
: 声 - [[茅野愛衣]]<ref name="natalie20220630">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/483512|title=「デパプリ」キュアフィナーレは7月10日回に登場! 茅野愛衣「すごくプレッシャー」|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-06-30|accessdate=2022-07-10}}</ref>{{efn2|name="amanecv"}}
: しんせん中学校の生徒会長{{R|natalie20220524}}。[[11月24日]]生まれ<ref name="toei_chara4">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/chara4.php#charaarea|title=キュアフィナーレ {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。「君たち」「~だ」などの紳士的口調で話す{{R|ep17|group=ep}}。好物はおはぎとパフェ{{R|toei_chara4}}。メンバーの事は呼び捨てで呼んでいる。また拓海は「品田」と名字で呼んでいる{{R|ep31|group=ep}}。生徒会長としては生徒に慕われる存在であり{{R|toei_chara4}}、自らもいつも周りのことを大事に思っており、生徒会長への立候補理由も「みんなが笑顔になる学校を作りたい」だった{{R|ep18|group=ep}}。また、文武両道で空手を習っており{{R|toei_chara4}}、ゆあんと組み手をすることもある{{R|ep17|group=ep}}。実家がフルーツパーラーであるためか、スイーツやスイーツにまつわるエピソードに詳しい{{R|ep21|group=ep}}。苦手なものは[[お化け]]{{R|ep25|group=ep}}。
: 暗い紫色のウェーブがかかったロングヘアで、黄色い[[菱形]]が連なった[[ヘアバンド#カチューシャ|カチューシャ]]を付けている。瞳の色は青色だが、後述の洗脳時は赤色になっていた。
: 幼少期に店の客がパフェを食べ、笑顔に満たされた光景を見たのを機に、「周りの人を笑顔にできるパフェになりたい」と思うようになり、それが後述のプリキュアとしての覚醒にもつながった{{R|ep18|group=ep}}。
: 当初、裏では洗脳され、怪盗ブンドル団の[[#ジェントルー|ジェントルー]]として活動していた{{R|natalie20220524}}。洗脳が解かれ、ブンドル団から解放されてからは、長期に亘り学校を欠席していた。
: 復帰してからは、自身がジェントルーとして犯してきた過ちに苛まれるあまり、生徒会長の辞任を決意(プリキュアに覚醒後、撤回している)。その後、ほかほかハートの結晶があまねに反応した様子を見たローズマリーと遭遇し、プリキュアの素質があることを告げられると同時に、仲間になるよう勧められるが、これを断っている{{R|ep17|group=ep}}。そのような中、突如現れたナルシストルーによって捕らえられると共に、かつてジェントルーだった頃の自分と同じ行為を目の前で見せつけられ、パニックに陥る。しかし、プレシャスの「未来は変えられる」という説得により、前述の「パフェになりたい」という思いが強くなると共に、ほかほかハートの結晶がハートフルーツペンダントへと変化し、キュアフィナーレに変身する。戦闘後、考えを改めてゆいたちの仲間に加わった{{R|ep18|group=ep}}。
: 洗脳時の詳細は[[#ジェントルー|ジェントルー]]を参照。
 
=== 妖精 ===
とここでも義経が死んだことが記述され同じ人物が二度死んだと書かれている。作家の[[中津文彦]]は義経の死についてははっきりせず、死んだという確証は何もないと云っている<ref>http://www.youtube.com/watch?v=GBfTjvZYnsc </ref>。
エナジー妖精の3匹は不思議な料理の国「クッキングダム」からローズマリーと共に人間世界にやって来た。このうち、コメコメは和実家で暮らし、パムパムとメンメンは目覚めるまではローズマリーのカバンの中で寝ており、目覚めた当初は和実家に居候していたが、パートナーが決まってからは各々の家で暮らしている。ブンドル団にレシピッピが奪われると3匹の首のハートが点灯する。エナジー妖精はほかほかハートの集合体から生まれるため、血縁関係を持たない{{R|ep17|group=ep}}。
 
あまね(フィナーレ)には専属のエナジー妖精は付かず、代わりにパフェのレシピッピが付き添っている。
 
; コメコメ
高舘襲撃事件から七ヵ月後、頼朝が奥州から鎌倉へ凱旋して[[文治]]6年([[1190年]])1月、
: 声 - [[高森奈津美]]{{R|natalie20220109}}
: 白キツネの姿をしたお米のエナジー妖精。[[8月18日]]生まれ{{R|toei_energy1}}。フルネームは「'''コネクトル・モチモチット・フックララ・グリコーゲン・コメックス二世'''{{R|ep3|group=ep}}」。他の2匹と違って幼く、無邪気で元気である。ゆいにあこがれて早く大きく成長したいと願っている。ゆいに力を分けてキュアプレシャスに変身するとき、「おむすびフォーム」になる。語尾に「コメ」をつける<ref name="toei_energy1">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/character/energy1.php|title=コメコメ {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。
: パムパムによれば特殊なエナジー妖精であり、手で前頭部を2回叩くことで人の姿に変身することが可能。ゆいたちからお世話をされ続けたことで少しずつ成長していった(詳細は後述)。当初「コメ」しか喋ることができなかった{{R|ep8|group=ep}}が、後述の「ようじ期」を迎えて初めて喋ることができるようになり{{R|ep9|group=ep}}、成長するにつれて会話が徐々に成り立つようになった{{R|ep22|group=ep}}。
: ゆいの調理中にピーマンを生で試食したところ、その苦さからピーマンに恐怖を抱くほど苦手になってしまったが、後に同じくピーマンが苦手だったここねがそれを克服したのを見て再びピーマンを食し、克服することができた{{R|ep26|group=ep}}。
: コメコメの先代に当たる「コメックス一世」の存在も示唆されており、パムパムによれば桁違いのエナジーを持っているほか、コメコメの胸にあるハートのブローチにエナジーを溜めて世界中を行き来していたという{{R|ep28|ep29|group=ep}}。
: 番組開始に先駆け、ゆいと同様に『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の最終回(第46話)にもゲストとして登場した。
:; 赤ちゃん期
:: コメコメが初めて人間になった時点の姿。まだ[[赤ちゃん]]であり、歩くことはできない{{R|ep3|group=ep}}<ref name="heartcurewatch">{{Cite web|url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12287/|title=つくっておせわして ハートキュアウォッチ|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=バンダイ|accessdate=2022-08-22}}</ref>。
:; ようじ期
:: 赤ちゃん期から成長を遂げ、歩き始めるまでに成長した姿{{R|ep9|group=ep}}{{R|ep10|group=ep}}{{R|heartcurewatch}}。
:; こども期
:: こども期から更に少女の姿へと成長を遂げた姿。身長は伸び、髪型が狐の耳の形をしたものへと変化している{{R|ep22|group=ep}}{{R|heartcurewatch}}。
:; せいちょう期
:: こども期からさほど間を置かずに成長した姿。身長のほか、髪が少し伸びている{{R|ep24|group=ep}}{{R|heartcurewatch}}。
:; しょうじょ期
:: せいちょう期からさらに成長した姿。身長もゆいたちと同じくらいになり、髪もさらに伸びている{{R|ep27|group=ep}}{{R|heartcurewatch}}。また、プリキュア達をパーティアップスタイルに変身させる能力が使えるようになり、ハートのブローチに溜まったエナジーをハートキュアウォッチ・ハートフルーツペンダントに与えることでカバーの色や飾りが白基調に変化する{{R|ep28|group=ep}}ほか、同時にワープ能力も使えるようになり、『'''オムスビヒャッコハムチャデッセー'''』という掛け声でワープ空間のゲートが開かれ、クッキングダムとおいしーなタウンを行き来できるようになる{{R|ep29|group=ep}}。
; パムパム
: 声 - [[日岡なつみ]]{{R|natalie20220109}}<ref>{{Cite news |url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1644582049&utm_source=twitter&utm_medium=social|title=冬アニメ『デリシャスパーティ♡プリキュア』第2話「さようなら、ゆい…!マリちゃんの決意」より先行カット公開! 声優の日岡なつみさんから意気込みコメントも到着|newspaper=アニメイトタイムズ|publisher=アニメイト|date=2022-02-12|accessdate=2022-02-12}}</ref>
: 犬の姿をしたパンのエナジー妖精。[[4月12日]]生まれ{{R|toei_energy2}}。フルネームは「'''パートナル・フワフワン・コーバシィヌ・イースト・パムサンド'''{{R|ep3|group=ep}}」。人間では4〜5歳程度の女の子で、大人びたことを褒められると調子に乗ってしまう。素直になれない強情な時もある{{R|ep24|group=ep}}。一人称は「パムパム」。ここねのことが大好き。ここねに力を分けてキュアスパイシーに変身するとき、「サンドイッチフォーム」になる。語尾に「パム」をつける<ref name="toei_energy2">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/character/energy2.php|title=パムパム {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。
: コメコメとは異なり、普段から人間と同じように会話をすることが出来る{{R|ep3|group=ep}}。
; メンメン
: 声 - [[半場友恵]]{{R|natalie20220109}}<ref name="animatetimes20220423">{{Cite news|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1650628650|title=TVアニメ『デリシャスパーティ♡プリキュア』第7話「強火の情熱! きらめいてキュアヤムヤム!!」より先行カット公開! メンメン役・半場友恵さんからコメント到着|newspaper=アニメイトタイムズ|publisher=アニメイト|date=2022-04-23|accessdate=2022-04-23}}</ref>
: ドラゴンの姿をした麺のエナジー妖精。[[11月11日]]生まれ{{R|toei_energy3}}。フルネームは「'''メンバーヌ・チュルチュルット・クルクルリン・グルタミンサン・メンドラゴン'''{{R|group="ep"|ep7}}」。人間では4〜5歳程度の男の子で、おっとりとしていてのんびり屋な優しい性格。一人称は「ボク」だが、稀に「メンメン」も使用する{{R|group="ep"|ep14}}。らんの情熱に感銘を受けている{{R|toei_energy3}}。らんに力を分けてキュアヤムヤムに変身するとき、「どんぶりフォーム」になる。パムパム同様に普段から人語での会話が可能であり、語尾に「メン」をつける<ref name="toei_energy3">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/character/energy3.php|title=メンメン {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。
: まれに年一回見られるか分からない「熱血モード」になることがあり、この時には口から火を吐くことが出来る{{R|group="ep"|ep7}}。また、自分のエナジーを使って麺料理の残り汁を変化させて占うことができるが、大量のエナジーを消費してしまい、プリキュアへの力の供給にも影響を及ぼしてしまう{{R|group="ep"|ep32}}。
; レシピッピ
: 声 - [[島袋美由利]]、[[河村梨恵]]、[[長谷川育美]]{{efn2|name="recipepe"|エンドクレジットでは第15話はノンクレジット。}}
: おいしい料理に宿る妖精。それぞれの料理の姿をしており、いつどこに出現するかはレシピッピの気分次第だが、おいしいものであふれているおいしーなタウンではよく出現し<ref>{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/recipipi1.php|title=レシピッピ {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-02-07}}</ref>、中でも人々が料理を食べることで「おいしい」や「うれしい」、「ありがとう」の気持ちが具現化した「'''ほかほかハート'''」が多くあふれる場所に出現しやすい{{R|group="ep"|ep7}}。また、ゆいのように料理を大切に想う人がレシピッピを見つけることができるという{{R|group="ep"|ep1}}。ブンドル団は料理を独り占めするためにレシピッピも狙っており、出現したレシピッピが奪われるとその料理の味が変わってしまったり<ref name="nlab20220224_2">{{Cite web|author=kasumi|date=2022-02-24|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/24/news039_2.html|title=「おいしそうにご飯を食べる」「敵と一緒にごちそうさま」 デリシャスパーティプリキュアが子育て世代にも支持される理由(2/2ページ)|website=ねとらぼエンタ|publisher=ITmedia|accessdate=2022-02-25}}</ref>{{Efn2|[[ITmedia]]に寄稿しているkasumiは、本作品では「まずい」や「美味しくない」などの表現が用いられていないことを指摘し、視聴した子どもたちが真似しないようにしているためではないかと述べている{{R|nlab20220224_2}}。<!--制作関係者が言及した情報源がある場合は、そちらに差し替えをお願いします。-->}}、食べていた人の想い出が奪われてしまう{{R|group="ep"|ep13}}。人間と喋る事は出来ず「ピピー」と鳴くが、下述のパフェのレシピッピのように人間の言葉は理解しているようでエナジー妖精とは会話が通じる。また、泣きじゃくってしまうとふやけた状態になり、その影響で実際の料理の味も変化してしまう{{R|group="ep"|ep32}}。
:; パフェのレシピッピ
:: 声 - 島袋美由利
:: あまねが幼少期の頃からその姿が見えていたレシピッピ{{R|ep17|ep18|group=ep}}。フルーツパーラーKASAIの紹介カードにはあまねによるレシピッピの絵が描かれている{{R|ep12|group=ep}}。レシピッピ自体もあまねに対しては長年の付き合いであることから大切に想い、懐いている{{R|ep17|ep18|group=ep}}。その反面、パフェの名前の由来である「完全なデザート」という性質からプライドが高く、あまね以外の人には高飛車な態度を取り、話す際にも鳴くことしかできないためパムパムやメンメンに通訳させ(この時の一人称は「わたくし」で口調もいわゆるお嬢様言葉になる)、せっかちであるため物事を強引に進ませようとすることが多い{{R|group="ep"|ep17|ep18}}。
 
=== プリキュアの協力者 ===
「'''伊予守・義経が奥州の賊徒を率いて挙兵した'''という噂が広がり、鎌倉が警戒した」と吾妻鏡にある。
; ローズマリー
: 声 - [[前野智昭]]{{R|natalie20220109}}
: レシピボンを探すためにクッキングダムから来たレシピボン捜索隊隊長の若い男性{{R|natalie20220109}}。通称「マリちゃん{{R|ep1|group=ep}}{{R|famitsu20220430}}」。一人称は「わたし」。美意識が高く、美容に詳しい。また、涙もろく、情に厚い性格の持ち主でもある。口癖は「'''○○盛り〜!'''<ref name="toei_cooking1">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/character/cooking1.php|title=ローズマリー {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>」で、[[オネエ言葉|オネエ口調]]でしゃべるが普通にしゃべることもある。メンバーを呼び捨てで呼んでいるが、拓海のことは「拓海くん」と呼んでいる。誕生日は[[8月2日]]{{R|toei_cooking1}}。
: クッキンダムの人間らしい美食家でもあり、財布の中身が寂しくなるほどに、おいしーなタウンの飲食店を食べ歩いている{{R|ep30|group=ep}}。
: レシピボン捜索に役立つという理由から、自動車の[[第一種運転免許|運転免許]]を取得している{{R|ep25|group=ep}}。
: 戦闘時は他の市民や建物に危害を加えないように専用の戦闘空間「デリシャスフィールド」([[#作中用語|後述]])を形成できる{{R|ep1|group=ep}}。
: 最初の戦闘で胸のデリシャストーンが壊れてしまい、戦闘能力を失ったがデリシャスフィールドを形成することは出来る{{R|ep2|group=ep}}。変身後のプリキュアには劣るが身体能力も非常に高い。
: デリシャストーンが壊れてからはクッキングダムに戻る事が出来なくなっていたが、成長したコメコメの力で一度帰郷した{{R|ep29|group=ep}}。
: 日常生活においては、ゆいたちの悩みに向き合い、状況に応じたアドバイスをするなど保護者のような立ち位置であることが多い。
; 品田 拓海(しなだ たくみ)
: 声 - [[内田雄馬]]{{R|natalie20220109|animate20220205}}
: ゆいの幼馴染の少年。ゆいたちと同じ中学である、しんせん中学校の中学3年生。一人称は「オレ」。誕生日は[[11月3日]]{{R|toei_takumi}}。
: ぶっきらぼうであるが面倒見がよい。実家はゲストハウス「福あん」。ゆいのことが気になっている模様<ref name="toei_takumi">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/character/oicina1.php|title=品田拓海 {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。ゆいから幼馴染ということもあり、年上ながらも呼び捨てられているが気にしていない。らんからは普通に「先輩」と呼ばれている{{R|ep22|group=ep}}。
: 胡椒が好物であり、食事の際は何にでもかけて食べる癖がある{{R|ep14|group=ep}}。食材の知識と扱いに長けており、料理を作ることも得意{{R|ep26|group=ep}}。
: 物語が始まる1年前、父の門平が落とした小箱を拾った時に中にあったデリシャストーンが拓海に反応し、拓海が石に選ばれたことをきっかけとして、門平からクッキングダムについて教えられるとともに、石を託されている{{R|ep13|group=ep}}。
: 当初、ゆいがローズマリーによって何らかのトラブルに巻き込まれていると勘繰っていたが、その後デリシャスフィールド内に入った際にプリキュアたちの戦いを目撃し、ゆいが自らの意志で敵と戦っていることを知る{{R|ep12|group=ep}}。その後、自身も「ゆいの笑顔を守るために」とデリシャストーンを使ってブラックペッパーに変身し、正体を隠しながら戦いをサポートするようになった経緯を持つ{{R|ep13|ep14|group=ep}}。
: 面倒見の良さが過ぎて誰にでもお節介を焼いてしまう癖がある。そのためナルシストルーの揺さぶりによってブラックペッパーとしての自分の活動が余計なお世話ではないかと思い悩むが、湊のための伝説のクレープ再現に奔走して湊たちの笑顔に立ち会ったことで、プリキュアと同じく「大事な思い出を取り返し「ごはんは笑顔」を守る」ために戦うことを決意する{{R|ep22|group=ep}}。
:; ブラックペッパー
:: 拓海が戦闘時に変身{{efn2|設定上プリキュアのように不思議な力で「変身」するのではなく、デリシャストーンに収納した衣装を取り出し<ref>『アニメディア』2022年9月号P.65</ref>、この姿に着替えているとされている。このため変身シーンのバンク映像も制作されていない<ref>『アニメージュ』2022年8月号P.92</ref>。}}する姿。門平から貰ったデリシャストーンが埋め込まれたハート型のアイテムの力で変身した姿で、髪色は変身前の茶髪から銀髪に変わり、黒い羽のついた白いシルクハットと白い燕尾服、白いマントを羽織り、黒いアイマスクを被っている。腹部の上部に黒、下部に白の蝶ネクタイがついている。デリシャストーンはシルクハットに装着される{{R|ep14|group=ep}}。
:: 戦闘時は、手から光弾のようなものを発射したり、後述の蹴り技で攻撃したりすることができる。格闘能力もプリキュアに匹敵し、自力での飛行も可能。
:: ローズマリーは彼を見た際に「シナモン」という知っているらしき人物の名前や「クックファイター」と言う言葉を発しており、過去に同様の容姿をした戦士が存在した事をほのめかしている{{R|ep14|group=ep}}。拓海自身はシナモンという人物が門平の事をさしているのではないかと推測している{{R|ep22|group=ep}}。
:: 名前はプリキュアたちから聞かれた際にとっさに思いついたらしきもので、この時一人称も普段の「オレ」と言おうとしたのを「わたし」に言い直している{{R|ep14|group=ep}}。プリキュアたちからは名前を縮めて「ブラペ」と呼ばれている{{R|ep15|group=ep}}が、その正体が拓海である事には現時点で全員気付いていない。
::; 個人技
:::; ペッパーミルスピンキック
:::: 通常放つ光弾に似たエネルギーを足先に纏わせて放つ蹴り技{{R|ep22|group=ep}}。
 
=== クッキングダム ===
'''義経の生存を既成事実として受け止める暗黙の了解'''があったとみる向きもある。'''義経を名乗ってと云う記述はない'''。
不思議な料理の国で、ローズマリーとエナジー妖精達の故郷。この国には'''クックファイター'''と呼ばれる国を守る99人の戦士がおり、ブンドル団に関する情報収集などそれぞれの任務に当たっている{{R|ep29|group=ep}}。
 
; クッキング
: 声 - [[鈴木琢磨]]<ref name="toei_cooking2">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/cooking2.php|title=とりまく人々 {{!}} クッキングダムの人々 {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-02-14}}</ref>
: クッキングダムの王。かなり小柄な体格をしている。レシピボン奪還のためにローズマリーをおいしーなタウンに向かわせる。
: プリキュアの伝承については疎い部分もあるため、ゆい達や部下にはぐらかすような言動をすることもある{{R|group="ep"|ep17}}。
; クックイーン
: 声 - [[篠原恵美]]{{R|toei_cooking2}}
: クッキングダムの女王{{R|ep2|group=ep}}。
; フェンネル
: 声 - [[三上哲]]{{R|toei_cooking2}}
: クッキングダムの近衛隊長{{R|ep2|group=ep}}。クックファイターを統括する立場にある。
; シナモン
: ローズマリーの回想に登場するクックファイター。銀色の長髪を持ち、ブラックペッパーと非常によく似た服装をしている。
: 20年前に起きた「レシピボン」盗難事件の犯人とされており、フェンネルも名前を聞きたくないほどだが、ローズマリーは冤罪の可能性を考えている{{R|ep19|ep29|group=ep}}。
; セルフィーユ
: 声 - [[津田美波]]{{R|toei_cooking2}}
: クッキングダムで修行しているクックファイター見習いの少女{{R|ep29|group=ep}}<ref>{{twitter_status|YuFu_toyomimasu|1573884810853957632}}</ref>。茶色の短い髪をもち、少年のような容姿だが、濃い緑色の帽子とキュロットスカートを着用している。また、普段から敬語で話す。
: ゆいたちがクッキングダムに来た際にフェンネルから案内を頼まれ、「光栄で興奮して明日から眠れない」と嬉しがった。クッキングダムや世界中の料理を守りたいという志を持っているが、怖がりで橋を渡るのができずクックファイターになるための試験に落ちていた{{R|ep29|group=ep}}。
: しかし、あまねに「守りたいものを思って一歩を踏み出せばよい」と言われたことを思い出し、苦戦しているプリキュアを支援するため勇気を振り絞ってゴッソリウバウゾーに立ち向かい、それを見たフェンネルから受け取ったデリシャストーンが反応したことでその力によって戦いに加勢する。この活躍が認められ正式にクックファイターになった{{R|ep29|group=ep}}。
 
=== 怪盗ブンドル団 ===
ところが[[文治]]6年([[1190年]])正月6日に、
本作品におけるプリキュアの敵対勢力。全ての料理を独り占めにしようと目論んでおり、物語開始以前にクッキングダムが大切に守って来た「レシピボン」([[#作中用語|後述]])を盗み出している{{R|famitsu20220430}}。後に妖精であるレシピッピの存在も知り、次の標的として人間界に潜伏・暗躍することになり、それを阻止しようとするプリキュアと敵対することになる。
物語開始の20年前にも「レシピボン」の盗難を図ったが、その時はクッキングダムにすぐに取り戻された模様{{R|ep19|group=ep}}。
 
組織はアルファベットの「B」に×マークが描かれているシンボルを持っており、構成員たちの間では出撃前に片腕を曲げ伸ばしながら「'''ブンドル、ブンドルー!'''」と言い合う独特な挨拶がある{{R|famitsu20220430}}。
「[[大河兼任|大河次郎兼任]]以下が去年の十二月以来、反逆を計画し、'''義経を名乗って'''[[出羽]]の国の余目町に現れ、
七千余騎の兵を連れて、鎌倉方に向かって出発した」
 
謎の異空間に拠点を構えており、人間界とゲートを通じて行き来しているが、人間界へ出る場所はその都度[[ランダム]]に変わる{{R|group="ep"|ep19}}。
という記事があることなどを考えると、吾妻鑑の記述洩れということも考えられる。
 
==== 上層部 ====
文治5年([[1189年]])12月23日には、
; ゴーダッツ
: 声 - 不明
: 怪盗ブンドル団の団長として君臨する謎の存在。猫の顔のような姿で映像に映されている。
: クッキングダムから強奪したレシピボンをレシピッピで満たして全ての料理を手にするべく、あらゆる料理のレシピッピを集めるように部下の怪盗たちに指示を出す。
 
==== 怪盗 ====
「工藤小次郎行光。由利中八維平。宮六兼仗國平等。發向奥州。件國又物忩之由。依告申之。可致防戰用意之故也。」
共通点として怪盗風の衣装を身に纏い、アイマスクとマント、突起物のある履物と手袋を身につけている。
 
; {{Anchors|ジェントルー}}ジェントルー
がある。 義経・[[源義仲]]・[[藤原秀衡]]の子らが鎌倉に発向するとの風聞があり、深雪の期にもかかわらず、翌日には、[[工藤行光]]等を奥州に派遣したことが窺える。
: 声 - 茅野愛衣{{R|natalie20220109}}{{efn2|name="amanecv"|エンドクレジットでは第10話まではジェントルーのみであまねとしてはノンクレジット。第11話では「ジェントルー/生徒会長」に、第12話からはあまねに、それぞれ表記が変更されている。}}
: 怪盗ブンドル団の一員の少女{{R|natalie20220109}}<ref>{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/character/enemy1.php|title=ジェントルー {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-23}}</ref>。銀髪の三つ編みにしたツインテールに、シルクハットとロングブーツ、ロンググローブを身につけており、衣装の色は黒。目の色は赤。一人称は「我」もしくは「わたし」。
: 怪盗らしく古風な男性口調で話すのが特徴。冷静沈着な性格で、セクレトルーの嫌味にも顔色一つ変えないほどにあまり感情を表に出さない。「手荒に奪うのは主義に反する」と豪語するほどに実力行使で奪うような行為は好んでおらず、相手に気づかれないように任務を遂行しようとしており、ウバウゾーを呼び出すのはあくまでもレシピッピを取り返されそうになった場合である。その一方で己が怪盗であることに誇りを持っている模様で、怪盗をコソ泥呼ばわりされることに嫌悪感を抱く。レシピッピを奪うのに失敗しても、カレーやスープなど、そのレシピッピの料理を買って帰ることもある{{R|ep3|ep5|group="ep"}}。らんに対して「ラーメン娘」と呼んでいる{{R|group="ep"|ep7}}。
: レシピッピを奪う際には「'''ブンブンドルドル、ブンドル〜!'''」という詠唱と共に、アルファベットの「B」に×マークが描かれた楕円形の弁当箱のような小型の容器にその標的を閉じ込める。
: キュアスタで、らんのアカウントである「ちゅるりん」の投稿を毎日閲覧し、これを情報源として投稿した店にいるレシピッピを奪っているが、らんがテイクアウトを中心の投稿にしたために使えない情報源となってしまっている{{R|ep7|ep8|group=ep}}。
: また出撃していく最中で、度々謎の頭痛に襲われるようになり、頭を抑えて苦しそうにしているかのような描写も見られるようになる{{R|ep8|group=ep}}。
: 正体は'''[[#菓彩あまね|菓彩あまね]]'''本人であり、彼女が怪盗に変身した姿である。アイマスクを装着するとジェントルーに変身し、外すと変身が解除され元のあまねの姿に戻るようになっている。しかし、プリキュア3人の変身前の姿を思い出すなどの変身前と変身後の記憶が曖昧になっているかのような描写やウバウゾーに対して攻撃を止めるよう叫ぶこともある{{R|ep9|group=ep}}{{R|ep10|group=ep}}。それに関してナルシストルーからは「あやつり人形の糸」が切れかかっているという意味深な発言もされている{{R|ep9|group=ep}}。プリキュア3人にあまねがジェントルーであることは知られていなかったが、キュアヤムヤムの必殺技でアイマスクが割れて正体を知られてしまい、記憶が曖昧な状態のままナルシストルーに連れて行かれた{{R|ep11|group=ep}}。
: 実は、これまでのジェントルーはあまね本人がゴーダッツによって「あやつり人形の糸」と称された黒いハートを施されて洗脳されていた状態であり、ローズマリー曰く「(ブンドル団によって)心を操作されていた」と推測されている{{R|ep12|group=ep}}。あまねの本来の瞳は青だが、「あやつり人形の糸」の施しを受けると赤色に変化する。ゴーダッツによって再び施された後はレシピッピの慟哭の声を顧みないほどの冷酷さを見せたが、キュアスタを利用したらんに誘い出されたことによって対峙したプレシャスの必死の説得と彼女が見せたフルーツパーラーKASAIの紹介カードにパフェのレシピッピを描くほどに好きだった記憶を呼び起こされ再び混乱し、プリキュアに助けを求めるその本心が露見{{Efn2|この時は右目が赤、左目が青の[[オッドアイ]]になり、左目からのみ涙を流していた。}}。その直後にゴーダッツによって強い洗脳を受けた黒いハートはあまねの体から自らが生み出したウバウゾーへと転移し強化。そのウバウゾーをプリキュア3人の必殺技で浄化されたことによって黒いハートは消滅し、あまね本人は「あやつり人形の糸」の呪縛から解放された。
: ウバウゾーを召喚する際には、レシピッピを閉じ込めた容器を持ちながら「'''いでよ、ウバウゾー!'''」というかけ声の下、ブンドル団の象徴である「Bに×マーク」を物品に飛ばして融合させる。また、進化形態のウバウゾーを召喚する際には、最初に「'''なんじに、我が力を授けよう'''」というかけ声の後にウバウゾーと同様のアクションを行う。
; セクレトルー
: 声 - [[木下紗華]]<ref>{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/enemy3.php|title=セクレトルー {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-02-14}}</ref>
: 怪盗ブンドル団の一員の女性。緑のショートヘアーで右目は髪に隠れていて、ハイヒールを身につけており、衣装の色は赤。一人称は「わたし」。
: 事務的な口調で発言した後で、視線をそらしつつ「っていうか○○」とイヤミを付け加える陰湿な性格。誰に対しても敬語で話すが、本音やイヤミをつぶやく際は、「〜じゃね?」「〜っての」など、乱暴な口調になる。仲間を捨て駒程度にしか考えておらず、「パフォーマンスの低いものほどよく群れたがる」と一緒に何かを協力しようとする行為そのものを見下している{{R|ep30|group=ep}}。お互いに嫌味を言い合っていたナルシストルーのことも「仕事と遊びの違いをわかっていなかった」と酷評している{{R|ep30|group=ep}}。
: 今までに生み出されたウバウゾーに関するデータをタブレット端末で管理している{{R|ep20|group=ep}}。
: 物語開始から暫くは事務の仕事に徹し、前線に出ることは無かったが、ナルシストルーが脱退してからは自ら実戦に赴くようになる{{R|ep29|ep30|group=ep}}。
: レシピッピを奪う際には「'''ゼンブル、ゼンブル、ブンドル〜!'''」という詠唱と共に、アルファベットの「B」に×マークが描かれた楕円形の弁当箱のような小型の容器にその標的を閉じ込める{{R|ep29|group=ep}}。ナルシストルーとは異なり、レシピッピ強奪時の食事の有無に関係なく、記憶どころか料理の存在そのものを奪ってしまう{{R|ep30|group=ep}}。
: ゴッソリウバウゾーを召喚する際には、レシピッピを閉じ込めた容器を持ちながら「'''働きなさい、ゴッソリウバウゾー!'''」というかけ声の下、ブンドル団の象徴である「Bに×マーク」を調理関係の物品に飛ばす{{R|ep29|group=ep}}。
; ナルシストルー
: 声 - [[阪口周平]]<ref>{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/enemy2.php|title=ナルシストルー {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-05-08}}</ref>
: 怪盗ブンドル団の一員の男{{R|ep9|group=ep}}。緑色の長髪をサイドテールにし、紳士風の衣装を身に纏っており、衣装の色は紫。一人称は「オレ様」。上歯2か所に牙が生えている。
: 気障な言い回しを好むナルシストな性格で、自身を「天才」「超絶イケメン怪盗」と自称する。また、「苦しむ顔を見るのは最高」「人が喜ぶのは虫酸が走る」という歪んだ嗜好を持つ[[サディスト]]でもあり、そのために、わざとレシピッピを開放したこともある{{R|group="ep"|ep28}}。出撃前の挨拶のポーズが気に入らない様子を見せることが多い{{efn2|自分で違うポーズを考えるなど、変更を提案したことはあるものの、セクレトルーに却下されている。}}。
: セクレトルーとは互いにイヤミや皮肉を言い合う一方、ゴーダッツへの忠誠心は高い。
: レシピッピを発見するレーダーを開発したことで、失敗続きのジェントルーに見切りをつけていた{{R|ep9|group=ep}}。
: しかし、自身も出撃の度に命令よりも個人的な嗜好を重視するあまり敗北が続き、同時に全く反省する素振りを見せないため、次第にセクレトルーに呆れられるようになる。結果的に実力の低さを見かねたセクレトルーから「長所を生かす」よう念を押されたことを機に一線を退き、その後は自身が開発したスピリットルーに実戦を任せていた{{R|ep25|group=ep}}。その後、スピリットルーから抜き取ったスペシャルデリシャスストーンを用いてゴッソリウバウゾーを召喚してプリキュア達を追い込むが、コメコメの力でパーティアップスタイルへと強化されたプリキュア達に敗北{{R|ep28|group=ep}}。出撃前に「失敗したらあなたの居場所はここにはありません」とセクレトルーから最終通告を受けていたこともあり、この敗北により事実上ブンドル団を脱退する形となり、その場でプリキュア達に捕らえられる{{R|ep28|group=ep}}。そのままクッキングダムに連行され、反省のために投獄されることになった{{R|ep29|group=ep}}。
: その正体は明示されていないものの、クッキングダムに住んでいた一般市民だった模様だが、孤立していた上に食事そのものにも辛い思い出がある様子で、その過去については「あんな思いはもうゴメンだ!」と[[トラウマ]]に感じている{{R|ep28|group=ep}}。それ故に楽しく食事をしている光景や「料理を楽しむ」というプリキュアたちの発言そのものに嫌悪感を抱いており、他人を傷つけようとする行為も「そういう生き方しかできなかった」と発言している。また、ジェントルー(あまね)とは異なり、洗脳されていたわけではないようである{{R|ep29|group=ep}}。
: レシピッピを奪う際には「'''トルルン トルルン ブンドル〜!'''」という詠唱と共に、アルファベットの「B」に×マークが描かれた四角い弁当箱のような小型の容器にその標的を閉じ込める。ジェントルーとは異なり、レシピッピ強奪時の食事の有無に関係なく、食べ物に関する思い出も奪ってしまう{{R|ep13|group=ep}}。
: 戦闘時にはブラックペッパーの「ペッパーミルスピンキック」を蹴り返したり、キュアフィナーレのパンチを片手で受け止めるほどの実力を見せている{{R|ep24|group=ep}}。
: モットウバウゾーを召喚する際には、レシピッピを閉じ込めた容器を持ちながら指を鳴らし「'''カモン!モットウバウゾー!'''」というかけ声の下、ブンドル団の象徴である「Bに×マーク」を物品に飛ばして融合させる。複数の物品を合成したモットウバウゾーを召喚する時にはかけ声が「'''混ざれ!モットウバウゾー!'''」になる。
; {{Anchors|スピリットルー}}スピリットルー
: 声 - [[かぬか光明]]<ref>{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/enemy4.php|title=スピリットルー {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-08-28}}</ref>
: ナルシストルーによって開発された怪盗ブンドル団の一員のロボット{{R|ep25|group=ep}}。セクレトルーより渡された紫色のスペシャルデリシャストーンを胸にはめ込んだことによって完成し、身体の色はミント色で、胸にはメーターが付いており、手にはオレンジ色の手袋をはめている。一人称は「おいどん」で、語尾に「ごわす」をつけるなど[[薩摩弁]]のような口調で話す。
: 創造主であるナルシストルーやボスのゴーダッツに対する敬意は薄く、名前を呼び捨てにしている。その一方で出撃前の挨拶はノリノリで行っている{{R|ep26|group=ep}}。
: ロボットであるが故に「食べることそのものが時間の無駄」という考えを持つ{{R|ep25|group=ep}}。また、前述のナルシストルーの記憶・認識がインプットされているため、プリキュアたちの「食事は楽しいもの」という主張を理解できない{{R|ep27|group=ep}}。その一方で困っている人を助けたり、方向音痴だったりもする{{R|ep25|group=ep}}。
: レシピッピを奪う際には「'''ドンドン、トルトル、ブンドル〜!'''」という詠唱と共に、胴体にはめ込まれたアルファベットの「B」に×マークが描かれた四角い弁当箱のような小型の容器に{{efn2|第24話までナルシストルーが使用していたものと同様のもの。}}その標的を閉じ込める。レシピッピが奪われた食事はブロック化し食べられなくなる{{R|ep25|group=ep}}。
: ナルシストルーにとっては時間稼ぎの存在でしかなく、スペシャルデリシャストーンを抜き取られて一度機能を停止した。その後、新たに精製されたスペシャルデリシャストーンによって再起動したが、以前とは異なり上司に従順になり、機械的な口調になっている{{R|ep29|group=ep}}。
: モットウバウゾーを召喚する際には、レシピッピを閉じ込めた容器を持ちながら「'''くっつくでごわす、モットウバウゾー!'''」というかけ声の下、ブンドル団の象徴である「Bに×マーク」を調理関係の物品に飛ばし、更に自分が持ってきた工具を投げて融合させる。また戦闘時にはモットウバウゾーを応援することで、胸のデリシャストーンによって力を強化させている{{R|ep25|group=ep}}。
 
==== 玉葉の記述怪物 ====
; ウバウゾー
文治五年([[1189年]])五月二九日に[[京]]の[[九条兼実]]の元へ義経死すの報が届けられる。
: 声 - [[堀総士郎]]
「文治五年五月二十九日:今日能保からの話によると、九郎は泰衡の為誅滅せられたと。天下の悦び何事かこれにあらんや。実に仏神の助けなり。これもまた頼朝卿の運なり。言語の及ぶところにあらざるなり。」と[[玉葉]]には記されている。
: ジェントルーが使役する怪物。突起物のような角と口から生えている牙、アイマスクが特徴で「'''ウバウゾー!'''」と発声する。
==== その他の史料 ====
: 怪盗たちが捕獲対象のレシピッピを封印した弁当箱から放つエネルギーを物体に宿させることによって生み出される{{R|ep1|group=ep}}。素体となる物体はほとんどが調理器具。閉じ込めたレシピッピの数だけ、ウバウゾーも強くなる{{R|ep4|group=ep}}。
[[柳田国男]]や[[五味文彦]]は『[[義経記]]』は歴史書とは扱えず参考資料であり、「諸国を巡り歩いた[[法師]]や[[山伏]]によって流布されたもので、京や鎌倉の人々がとうの昔に忘れ果てている間に断片的に民衆の間に育て上げられた文学である」としている。
: プリキュアの技を受けると「'''オナカ、イッパ〜イ'''」と幸せな表情を浮かべ、技を出したプリキュアと共に手を合わせ「'''ごちそうさまでした!'''」と言いながら[[ハートマーク]]の光と共に四散し{{R|nlab20220224_1}}、レシピッピも解放される。
創作であるとされる『義経記』の影響を多少受け、完全な[[偽書]]ではないが、歴史資料としての信用性は低いとされる古文書である。
:; 強化形態のウバウゾー
*類家稲荷縁起
:: ウバウゾーの強化態で、ジェントルーが自身の力を分け与えたことによって猫の顔を思わせる形に変化した弁当箱によって生み出される{{R|ep10|group=ep}}。
*宮古判官稲荷縁起
:: 外見や発声は通常のウバウゾーとほとんど変わらないが、アイマスクが赤色のシャープなものへと変化しているほか、通常のウバウゾーよりも攻撃力がはるかにパワーアップしており、プリキュアたちが総がかりで攻めても苦戦することが多く、レシピッピたちも慟哭の声を上げるほどに苦しむ。また、通常の個人技が通用せず、ハートジューシーミキサーを使用した技でなければ浄化することができない{{R|ep10|group=ep}}。
*奥州南部封域志
; モットウバウゾー
*法霊権現の棟札
: 声 - 堀総士郎
*小田八万所蔵秀衡の遺言書
: ナルシストルーとスピリットルーが使役する強化型ウバウゾー{{R|ep13|group=ep}}。外見や発声は通常のウバウゾーとほとんど変わらないが、アイマスクが緑色のシャープなものへと変化している。戦闘力も上がっており、プリキュアたちが総がかりで攻めても苦戦することが多い。かき氷機型の個体はプリキュア4人を氷漬けにし{{Efn2|キュアプレシャスに至ってはあと一歩で彼女の身体を粉砕する形で抹殺する所まで追い詰めていた。}}、ブラックペッパーが登場するまで戦闘不能状態にまで追い詰めている{{R|ep21|group=ep}}。
*可足記
: 登場当初は1つの物品で生み出されていたが、第17話以降、2つの物品を合体させて生み出されるようになった{{R|ep17|group=ep}}。
*新撰陸奥国志
; ゴッソリウバウゾー
『義経記』は[[奥州]]に[[山伏]]たちが、人々へ語り伝えた物で、「[[船弁慶]]」「[[義経千本桜]]」など[[歌舞伎]]の題材となっており、[[創作]]として、あるいは[[物語]]として伝えられたもので、余りにも[[脚色]]が多く、義経伝説の北行伝承には、『義経記』である山伏らの流布が主なものであると考えると、この北行伝承は正しく検証できない。[[五味文彦]]はどこまでが本当の義経か判別できないと書いている。義経と弁慶との[[五条大橋]]での出会いや、高舘で義経を庇いながら立って死ぬ弁慶の最後の場面なども後世の脚色とみることが出来る。
: 声 - 堀総士郎
: 主にセクレトルーが使役する強化型ウバウゾー{{R|ep29|group=ep}}。外見や発声は通常のウバウゾーとほとんど変わらないが、アイマスクや手足が赤色のシャープなものへと変化している。戦闘力もスペシャルデリシャストーンの力によって上がっており、キュアフィナーレの戦力をも圧倒するほどである。また、プリキュアの初期メンバー3人の個人の必殺技も通用しないが、プリキュア・ライト・マイ・デリシャスであれば浄化することが可能{{R|ep28|group=ep}}。
 
==== 北行伝承プリキュア・関係者たち検証家族 ====
==== 和実家(なごみ亭) ====
『義経記』の影響が強いと思われるのは[[八戸]]周辺と[[宮古]]周辺であり怪しい人物や物語風の事柄を記した古文書が数多く存在する。
; 和実 ひかる(なごみ ひかる)
*[[常陸坊海尊]]や[[鬼一法眼]]、吉次などの名がでる史料……これらは全国に伝承があるが、学術的には実在しない。
: 声 - [[木内秀信]]<ref name="toei_oicina2">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/character/oicina2.php|title=とりまく人々 {{!}} おいしーなタウンの人々 {{!}} キャラクター|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-08-21}}</ref>
*義経焼け首や、[[衣川館]]が炎上したとする史料……[[発掘]]調査の結果、燃えていなかった可能性が高い。
: ゆいの父。職業は漁師で、現在は遠い海に出かけている{{R|ep13|group=ep}}。
*蝦夷渡海を必要以上に困難とする史料……当時、蝦夷との交流は活発であり、舟による渡海は頻繁にあった。
; 和実 あきほ(なごみ あきほ)
*義経に同行した妻を[[久賀氏]]の姫とする史料……実在しないとされる。
: 声 - [[中村千絵]]{{R|toei_oicina2}}
*[[平泉]]の地元では「判官館」とよぶ高舘を「高舘」と呼ぶ史料。
: ゆいの母。「なごみ亭」を営んでいる。サッパリした性格で面倒見が良い。情報通でもあり、ゆいたちにキャンプの有力地を教えたりもする{{R|ep25|group=ep}}。
*当時一般には無名のはずの弁慶の逸話
; 和実 よね(なごみ よね)
*弁慶直筆書……添え状に疑問点多し
: 声 - 不明
*山伏に関係する笈などの物証
: ゆいの祖母。様々な言葉を残しており、特にゆいは「ごはんは笑顔」という言葉が好きだった{{R|ep10|group=ep}}。
*物語の様に書かれている史料
: おいしーなタウンでは名が知られた人物で、つるねが「およねさん」と呼ぶほどに周囲からも親しまれていた{{R|ep7|group=ep}}。また「一時間に100人分の食事を作った」「米三俵を担いで歩いた」「素手で[[マグロ]]を捕まえた」などの真偽不明の伝説も語られている{{R|ep30|group=ep}}。
 
==== 芙羽家(レストラン・デュ・ラク) ====
=== 水戸光圀 ===
しょうせいとはつこは、朝早くから家を出たり、常に海外などへの出張で長く家を空けることが多いが、出張をキャンセルして当面の間、おいしーなタウンに戻ってくることもある{{R|ep15|ep23|group="ep"}}。
[[水戸光圀]]は義経北行説に執着し、『[[大日本史]]』[[編纂]]事業では、その一環として調査団を組織し[[快風丸]]を建造して蝦夷地探検を義経北行伝説の真偽を確かめるため派遣している。[[貞享]]2年([[1685年]])、貞享5年2月([[1688年]]3月)など、数回に亘って航海が行われたが、この説を裏付けるほどの期待された効果は得られていない。しかしながら派遣団は、蝦夷地に義経・[[弁慶]]にちなんだ地名があること、義経がアイヌの人達から[[オキクルミ]](狩猟や農耕をアイヌの人に教えた神)として崇められているとして報告している。
; 芙羽 しょうせい(ふわ しょうせい)
: 声 - [[中野泰佑]]{{R|toei_oicina2}}
: ここねの父。妻のはつこと共にレストランを経営している。普段あまりここねと会話する機会が無いため、当初ここねの興味のある物事に疎い様子であったが、最終的に轟の協力のもとリサーチを行い、プリティホリックのコスメをプレゼントしている{{R|ep23|group="ep"}}。
; 芙羽 はつこ(ふわ はつこ)
: 声 - [[行成とあ]]{{R|toei_oicina2}}
: ここねの母。新聞の記事に載ることがあるほどの有名人であり、レストランメニューの開発や食材買い付けを担当している。その味覚の鋭さから「'''神の舌'''」の異名を持つ。
: ここねが幼い頃ボールドーナツをねだるも、その場にいたはつこの姉(ここねの伯母、声 - 半場友恵<ref>{{twitter_status|hanba69|1566225858926645249}}</ref>{{efn2|メンメンとの兼ね役であるためノンクレジット。}})が「あまり甘やかすとわがままになる」と言ったことから買ってあげられず、それ以来ここねが何事も遠慮するようになり、親子関係がかえって疎遠になってしまったことを長い間悔やんでいた。後にここねと親子水入らずの時間を過ごす中で一緒にボールドーナツを食べ、後悔を払拭している{{R|ep23|group="ep"}}。
; 轟(とどろき)
: 声 - [[樫井笙人]]{{R|toei_oicina2}}
: 芙羽家の運転手で、普段からここねの送迎を行っている。
: 仕事の合間などで一人で食事をした際、それに関して食器やシチュエーションにこだわった内容の写真を「ソロもぐちゃん」というアカウント名を使ってキュアスタにひっそりと投稿している。数年前多忙を極め食事を取るのもままならなかった頃、ある移動販売店のホットドッグを食べた際、そのおいしさだけでなく見た目にも力を入れているのに感銘を受け、自身も料理の見た目にもこだわって食事を楽しむようになったという経緯がある{{R|ep15|group="ep"}}。
 
==== 華満家(ぱんだ軒) ====
《世に伝う、義経衣川に死せずとして蝦夷に逃れると。今、『吾妻鏡』を考えるに閏四月己未(新暦5月30日)
; 華満 こしのすけ(はなみち こしのすけ)
[[藤原泰衡]]、義経を襲いてこれを殺す。五月辛巳(新暦6月22日)報至り(頼朝へ)、まさに首を鎌倉へ致さん
: 声 - [[斧アツシ]]
とせしが、時に源頼朝使いを使わして(平泉へ)これ(首の鎌倉搬送)を止める。六月[[辛丑]](新暦7月13日)、
: らんの父。家族で「ぱんだ軒」を営んでいる。
泰衡が使者、首を斎して[[腰越]]に至り、漆函をもて之(首)を盛り、浸すに美酒をもってす。[[源頼朝|頼朝]]、 [[和田義盛]]と
; 華満 つるね(はなみち つるね)
[[梶原景時]]をして之を検せしむ。[[己未]]より[[辛丑]]にいたるまで相隔てること四十三日。
: 声 - [[小林愛]]
天時に暑熱なり。函にして浸したりといえども、ついぞ壊爛腐敗せざることを得ん。よくぞ真偽を弁ぜんや。
: らんの母。
しからずんばすなわち義経は、偽りしして逃れ去りしか。今に至るも[[夷人]]、義経を崇奉し、祀りて之を神と
; 華満 りん(はなみち りん)
なせり。けだし、その故あらん》
: 声 - [[河村梨恵]]
とこのようにこの事件を疑っている。
: らんの妹。勘が鋭く、コメコメの本名の一部が「二世」であることから一世の存在を感じ取った{{R|ep27|group=ep}}。
『[[大日本史]]』
; 華満 るん(はなみち るん)
「世伝義経不死於衣河館、遁至蝦夷」「然則義経偽死而遁去乎、至今夷人祟奉義経、祀而神之、蓋或有其故也」
: 声 - [[山口茜 (1996年生の女優・声優)|山口茜]]
『[[大日本史]]』[[徳川光圀]]編纂。
: らんの弟。
 
==== 菓彩家(フルーツパーラーKASAI) ====
「松前城下より下ったサルという地に、陸行で九日の距離で、源義経公が上陸した場所と伝えられています。
; 菓彩 ゆあん(かさい ゆあん)
伝承によれば、義経公はアイヌでサルを統治していた大将の婿になり、サルに程近いハヘという屋敷を構えたそうです。
: 声 - [[宮田俊哉]]([[Kis-My-Ft2]])<ref name="natalie20220524">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/478716|title=「デパプリ」にキスマイ宮田俊哉が出演、あまねの双子の兄を一人二役で演じる|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-05-24|accessdate=2022-05-24}}</ref>{{efn2|name="miyata"|一人二役。}}
その後、大将の宝物を盗んで本土に引き返したそうです。アイヌの言葉で義経公はウキクルミ、弁慶をシャマニイクルと
: あまねの兄の一人{{R|natalie20220524}}。みつきの双子の兄で、硬派な性格の青年{{R|natalie20220524}}。黒髪にカジュアルな服装が特徴で、左目の目尻の下に泣きぼくろがある。古風な紳士口調で話す。空手を嗜み、妹のあまねにも稽古をつけている{{R|ep17|group=ep}}。好物は[[チョコレートケーキ]]{{R|ep19|group=ep}}。
呼んでいます。蝦夷で昔から伝承されていますが、真偽の程は判りません」
; 菓彩 みつき(かさい みつき)
元禄元年([[1688年]])の海風丸の報告
: 声 - 宮田俊哉(Kis-My-Ft2){{efn2|name="miyata"}}
: あまねの兄の一人{{R|natalie20220524}}。ゆあんの双子の弟で、ゆあんとは対照的に性格の優しい銀髪の青年{{R|natalie20220524}}。右目の目尻の下に泣きぼくろがある。好物は生クリームケーキ{{R|ep19|group=ep}}。幼少期は兄弟で1つのバースデーケーキを宛がわれていたが、好みの相違で揉めて以降はそれぞれ別々にケーキが用意されている{{R|ep19|group=ep}}。
 
==== イザベラ・バード品田家(福あん) ====
; 品田 門平(しなだ もんぺい)
[[イザベラ・バード]]も『[[日本奥地紀行]]』に、「彼(義経)は蝦夷に逃れてアイヌ人と長年暮らし十二世紀の末に死んだ、と信ずる人も多く、アイヌ人は何処のことを固く信じている人は殆ど無く、義経は彼らの祖先に文字や数学と共に、文明の諸学芸を教え、正しい法律を与えた、と主張している」、等と和人からの[[伝承]]を記している。
: 声 - [[池田鉄洋]]{{R|toei_oicina2}}
: 拓海の父。20年前行き倒れていたところをあんに助けられ、そのお礼をかねてゲストハウスで住み込みで働き、その後あんと結ばれた。あんのことは「あんちゃん」と呼んでいる。長い黒髪を後ろで束ねており、あんよりも4歳若い{{efn2|name="shinada"|初対面の時点で門平が19歳、あんが23歳。}}。
: 物語開始より遡ること1年前にひかるとともに漁に出るが、その際に持っていたデリシャストーンを拓海に託した{{R|ep13|group=ep}}。
: 漁師として様々な場所を巡っており、イースキ島の王女であるマイラとも知り合うほど交友関係が広い{{R|ep31|group=ep}}。
; 品田 あん(しなだ あん)
: 声 - [[大西沙織]]{{R|toei_oicina2}}
: 拓海の母。ゲストハウスを営みつつ、「なごみ亭」の店員としても働いている。拓海のことは「たっくん」と呼んでおり、息子からは「母さん」と呼ばれている。夫の門平よりも4歳年上である{{efn2|name="shinada"|初対面の時点で門平が19歳、あんが23歳。}}。
 
=== アイヌ伝説私立しんせん中学校 ===
舞台となるおいしーなタウンに所在する中学校で、ゆいたちが通う学校。校門の上には[[招き猫]]が掲げられている。
[[宝永]]7年([[1710年]])に蝦夷地を訪れた幕府[[巡見使|巡検使]]・[[松宮観山]]が、蝦夷[[通詞]]からの聞書を基にした『蝦夷談筆記』(『日本庶民生活史料集成』第四巻)には、「(義経が)蝦夷の大将の娘に馴染み、秘蔵の巻物を取たるといふ事」をアイヌが[[ユカラ|ユーカラ]]に謡っている事などが記されている。これは『[[御曹子島渡]]』の、義経が千島大王の大日法の巻物を、[[天女]]の力を借りて写し終えると白紙になったという、物語を擬えたものである(『義経伝説と文学』大学堂書店、1935年)。和人が伝えたと考えられるが、この伝説も巻物がアイヌの文字を記した書物で、白紙になったことでアイヌの文字が失われた、という話は、義経がアイヌの文字を奪ったという話と同じである。
[[原田信男]]は[[弁慶]]岬(弁慶崎)の地名は[[アイヌ語]]の「ベルケイ」と云い、これは「裂けた所」の意味で、[[海食]]地形のことであり、ここで義経一行が逗留中に余興として弁慶が[[相撲]]をとったと伝わるが、[[アイヌ人]]が弁慶としてで命名したのではなく、[[和人]]が義経伝説に因んで勝手に命名したに過ぎないと書いている(小シーボルト蝦夷見聞記)。この事は[[間宮林蔵]]や、岩崎克己も指摘している。[[元文]]4年([[1739年]])成立の[[坂倉源次郎]]『北海随筆』(『日本庶民生活資料集成』三一書房、1969年)には、この「弁慶崎」から、義経が「北[[高麗]]」に渡った、とする[[伝承]]が記されている。また、義経をオキクルミとすることに対して、弁慶をもう一人の英雄で[[サマユンクル]]に擬える事も、広く行われていた。この地方の民話に詳しい[[北星学園大学]][[文学部]]教授[[阿部敏夫]]は、義経はアイヌの住居を訪ね歩いたのではないかとしている。
 
制服は、冬服は男女ともに上下ダークブラウンカラーで、男子はブレザーとスラックスでカッターシャツには赤いネクタイを締めており、女子はセーラーブレザーとスカートを着用しブラウスには赤いリボンタイを着けている。夏服は半袖のカッターシャツと濃い青緑色のスラックス、女子は濃い青緑色を基調に襟と袖口が白い半袖のセーラー服でタイは着けていない。ただし服装規定は自由らしく、例えばプリキュアの4人はいずれもイメージカラーのリボンタイ(ここねのみ紐状のタイ)を着けており、拓海はネクタイを締めていない。また、らんやあまねのようにカーディガンを羽織っている生徒や、ブレザーの下にパーカーを着用している生徒もいる。
=== 金田一京助 ===
; 担任
[[金田一京助]]は[[御曹子島渡|御曹司島渡]]の説話が蝦夷地に渡りアイヌの口にも「判官様」が知られているのを、後世の人々が知って広ませたということを聞き出し、アイヌは義経を[[口承文芸]]にしていないと述べている(『旅と伝説』所収昭和5年)。また、[[オキクルミ]]はアイヌの創造神であり、アイヌにとっては迷惑な話だったが、判官=オキクルミという話をすると、内地の人が喜ぶのでそう話すことがあったとアイヌから本音を聞きだした(『アイヌ文学』昭和8年)。前述の通り、金史別本が偽で[[沢田源内]]を捏造者と断定したが、だからといって義経=ジンギスカン説総てを否定することにはならない。あとでも触れるが、彼は[[アイヌ語]]の語学者であり、[[東洋史]]の専門家ではない。金田一は[[小谷部全一郎]]を[[ドクトル]]と『中央史檀』の中で呼び、アメリカで苦学して大学を出たことに対し敬服し、ヒーローだと持ち上げてもいる。ただ、一般の義経説ばかり登用し正規である文献を全く考慮していないことに遺憾を覚え、小谷部全一郎の『成吉思汗は源義経也』を批判した。しかし彼と若いころアイヌの救済活動で行動を共にしたことがあり、当時はアイヌの[[伝承]]を聞書きして『義経入夷伝説考』を書き上げ、小谷部に送ったこともあった。こういう伝説が大衆にとっていかに危険かを予測し、政治的[[プロパガンダ]]として利用された場合、まったく信じない者達の心の奥にイメージを埋め込まれることを危惧した。
: 声 - [[竹内恵美子]]
小谷部説に対し批判の傍ら「史論よりはむしろ、英雄伝説の圏内にいる古来の義経伝説の全容の一部を構成するもっとも典型的、最も入念な文献として興味があるものである」と旧知の間柄にある小谷部に対し、若干配慮を見せている。
: 2年3組の担任の女性教師。名称不明。
小谷部と共にアイヌ救済活動をしていた時期に、小谷部が自分の娘の名前をだし、「[[ヘブライ語]]ではイサは”女”という意味ですよ」と言ったのを聞き、金田一は「何とモノを信じ易い人なんだろう」と思ったと述懐している。他に『中央史檀』の中で[[星野恒]]の論をあげ、入夷説や清祖説が存在しないと記している。
; 玉木 わかな(たまき わかな)
: 声 - 長谷川育美{{R|toei_oicina2}}
: ゆいの同級生でクラスメイト。サッカー部に所属している{{R|ep1|group=ep}}。
; 遠藤 いろは(えんどう いろは)
: 声 - [[田中貴子 (声優)|田中貴子]]{{R|toei_oicina2}}
; 高田 りさ(たかだ りさ)
: 声 - 河村梨恵{{R|toei_oicina2}}
; 長瀬 えな(ながせ えな)
: 声 - 島袋美由利{{R|toei_oicina2}}
: いずれもゆいたちのクラスメイト。学校に現れたウバウゾーを目撃し、逃げた先の物置が攻撃を受け出られなくなってしまうが、ここねが救いだし、以来彼女と仲良くなった{{R|ep6|group=ep}}。
; 本間 ともえ(ほんま ともえ)
: 声 - 島袋美由利{{R|toei_oicina2}}
: 女子生徒。学食で食事していた際「[[目玉焼き]]に何かけるか」が話題となり、偶然隣にいた拓海たちもその話をしており、ともえ同様ケチャップとマヨネーズをかけると知って拓海に初恋の想いを抱く。勇気を出して拓海に告白するも返事を聞く前に逃げてしまい、覗き見ていたゆいたちに励まされる。その後改めて告白し、結果は失恋に終わるものの、拓海からは今後も友達でいるよう告げられている{{R|ep14|group=ep}}。
; 高木 晋平(たかぎ しんぺい)
: 声 - [[観世智顕]]{{R|toei_oicina2}}
: ゆいたちのクラスメイトの男子生徒。らんがたまごサンドに語りかける光景を見て「変なヤツ」と言い放った上、誇張を加えて言い触らしたため、結果的にらんを傷つけることに繋がった{{R|ep16|group=ep}}。その他にも、普段から虚実入り交じったホラ話をすることが多い{{efn2|例えば、兄が宇宙飛行士を目指して大学進学したことを「アメリカの宇宙飛行士になった」とするなど。}}。
: 家庭では両親がともに店を営み多忙であったため、普段は兄に面倒を見られていた。しかし、兄が大学進学に伴い一人暮らしを始めたことで、次第に寂しさを募らせるようになった。ホラ話をするようになったのも、元々兄が晋平のホラ話を面白がって聞いていたためであり、いつしか学校生活でも寂しさを紛らわすため、拍車がかかるようになっていった。
: かつて兄が作ってくれた[[肉じゃが]]の味に特別な思いを抱いており、甘く味付けされたタマネギにこだわりがある{{R|ep16|group=ep}}。
; 山倉 もえ(やまくら もえ)
: 声 - 長谷川育美
: 生徒会副会長。3年生。生徒会長の辞任を決意したあまねを説得するため、フルーツパーラーKASAIを訪れる。
: かつてピアノのコンクールで失敗し、落胆していた際に店であまねに[[フルーツポンチ]]を食べさせて貰い、無事に立ち直ることができた過去がある。そのため、フルーツポンチには特別な思い入れがあると同時に、あまねには恩がある{{R|ep17|group=ep}}。
 
=== その他の人々 ===
同じ否定論者でも金田一は多少異なり、他の学者が文献を元に史実と合わせ、論説を行うというスタイルに対し、金田一は文献ではなく事象からの推論を固める方式で、その結果として義経生存説を否定するというスタイルをとった。
; ナレーション
: 声 - [[宮崎美子]]
: 本作品のナレーション。その正体は謎に包まれている。
: 解説はゆい達の日常生活やおいしーなタウンに関する内容が中心であり、プリキュアやクッキングダム、ブンドル団などの解説は行っていない。おいしーなタウンには詳しく、「伝説のクレープ」(後述)を食した経験がある旨の発言もしている{{R|ep22|group=ep}}。
; 松山 咲枝(まつやま さきえ)
: 声 - [[滝沢ロコ]]{{R|toei_oicina2}}
: 和菓子屋『はごろも堂』の店主。60年続いてきた店の閉店を決意する。店を存続させようと活動するらんの気持ちを汲むと共に、「'''今大切なことは店の歴史を人々の記憶に残すこと'''」と伝えた{{R|ep21|group=ep}}。
; 湊 陽佑(みなと ようすけ)
: 声 - [[保村真]]{{R|toei_oicina2}}
: 拓海行きつけの青果店である、にこにこ青果店の店主。怪我のため入院している幼馴染みの麻恵と喧嘩してしまい、仲直りのため「伝説のクレープ」を手に入れることを試みる。しかし、クレープを提供していた店は既に海外に移転していたため、半ば諦めかけるものの、最終的に拓海の協力のもとクレープの味を再現することに成功した{{R|ep22|group=ep}}。
; 櫻井 麻恵(さくらい あさえ)
: 声 - 河村梨恵
: 陽佑の幼馴染み。怪我のため、しんせん病院に入院している{{R|ep22|group=ep}}。
; 藤野 タカオ・みやこ(ふじの タカオ・みやこ)
: 声 - [[兼政郁人]](タカオ){{R|toei_oicina2}}、田中貴子(みやこ)
: [[焼きそば]]が有名な[[鉄板焼]]屋「鉄板ふじの」の店主夫妻。「屋台メシグランプリ」では名物の海鮮焼きそば「ラブラブシーフード焼きそば」の店を出し、ソース焼きそばを出すローズマリーたちと勝負することになる{{R|ep30|group=ep}}。
: 店自体はみやこの実家が営んでおり、タカオは常連客だった。5年前、タカオもみやこも互いに片思いするも告白できなかったが、よねが「お祭りの花火を一緒に見ながら同じ物を食べた2人はずっと一緒にいられる」というジンクスを教えたことがきっかけとなり、2人揃って花火を見ながら海鮮焼きそばを食べたときに意を決して告白、結ばれたという{{R|ep30|group=ep}}。
; マイラ・イースキ
: 声 - [[和氣あず未]]{{R|toei_oicina2}}
: 遠く離れたイースキ島の王女。容姿は瞳の色以外はゆいに瓜二つ{{efn2|ただし、マイラに変装したゆいは言動からゲンマに別人だと見抜かれており、ゆいに変装したマイラも普段のゆいと異なる表情をしたことから拓海に別人だと気付かれている。}}で、漁でイースキ島に寄った門平からゆいのことを教えられ、この時記念の品として招き猫を門平から贈られている{{R|ep31|group=ep}}。
: 公務においては普段から微笑んでいる事から「微笑みの王女」と呼ばれているが、実際は失敗を恐れ極度に緊張しやすいため喋ることができず、ただ微笑んでいるだけだった。その一方で失敗しないよう下調べなど入念な準備を怠らない{{R|ep31|group=ep}}。
: おいしーなタウンを訪れたときにあまねがその姿を見て驚いたことからゆいのことを思い出し、訪問最終日にゆいと対面する。この時街中の料理を食べようと思っていたが多忙でそれができていないことを明かすと、ゆいの提案で入れ替わりあまねたちのエスコートで街に出てテイクアウトした料理を堪能するとともに、この時自分が真に好きなのがイースキ島であることや、その気持ちがあれば迷う必要は無いと悟った。最後に今回の訪問の締めくくりとなる歓迎の式典のスピーチでは原稿を読まずに自らの言葉で堂々と想いを発した{{R|ep31|group=ep}}。
; ゲンマ・イタック
: 声 - [[谷昌樹]]{{R|toei_oicina2}}
: マイラに幼い頃から仕える側近。王族であるマイラを守るため厳しく接してきたが、それが返ってマイラへのプレッシャーとなっていた{{R|ep31|group=ep}}。
: マイラに変装したゆいと行動を共にするなか、サンザーが放った刺客によって囚われの身となるが、脱出しプレシャスに変身したゆいによって救い出されるとともに、この時のプレシャスの言葉によって自分がマイラを苦しめていたことに気付かされた{{R|ep31|group=ep}}。
; サンザー・イースキ
: 声 - [[米内佑希]]{{R|toei_oicina2}}
: イースキ島の王子でマイラとは従兄弟にあたる。自らが王になるのがふさわしいとマイラの王位継承に異議を申し立て、彼女への妨害工作を繰り返すが、マイラに変装したゆいによって阻止され失敗に終わる{{R|ep31|group=ep}}。
; [[くまモン]]
: [[熊本県]]のマスコットキャラクター。こしのすけが理想のラーメンを求めるため熊本を訪れたとき、屋台でラーメンを作っていたくまモンと出会い、それ以来の旧知の仲。今回「すすれ!ちゅるちゅる☆フェスティバル」のゲストに招かれたことからおいしーなタウンを訪れる{{R|mantan20221009|animate20221015}}{{R|ep32|group=ep}}{{Efn2|フェスの告知ポスターにもくまモンが描かれている。}}。
 
=== 他作品からの登場人物 ===
*義経蝦夷渡海譚が江戸時代初期の[[寛文]]年間に集中していること。
{{main2|ドリームステージに登場したキャラクター|#キャラクターショー}}
*『[[御伽草子]]』の「[[御曹子島渡]]」や義経語りが、蝦夷地での義経伝説として波及したこと。
第29話にて、ゆいたちがコメコメのワープ能力でクッキングダムからおいしーなタウンに移動する最中のワープ空間に現れた[[空想]]の中に[[カメオ出演]]で登場した。いずれも声なしで、それぞれの過去のプリキュア変身直後の名乗り・戦闘シーンをハイライトで流す形で登場。
*所謂『[[判官びいき]]』が義経生存説の勃興に大きく影響したこと。
など、義経生存説の否定への研究は金田一の影響は少なくなかった。
 
==== トロピカル〜ジュ!プリキュア ====
=== 鳥居龍蔵 ===
; キュアサマー
[[鳥居龍蔵]]は事あるごとに義経=ジンギスカン説を否定している。[[明治]]38年2月1日[[読売新聞]]の「亜爾泰(アルタイ)山頭の[[神鏡]]」と云う記事の内容で、[[バイカル湖]]辺アルクスク約50里のアラールス・スカヤステープの1小村にある[[ラマ教]]の[[廟]]から、1枚の神鏡が発見され、[[高砂]]の尾上松、爺と姥、鶴亀の紋、「正三位藤原秀衡朝臣謹製」の文字があった。これが、源義経を想起し、義経=成吉思汗説も事実無根ではないのではないかという記事を載せていたが、鳥居は2月4日の同新聞で反論し、鏡に『正三位藤原秀衡朝臣謹製』と記すのは[[江戸時代]]に盛んに行われ、それがアイヌを仲介者として[[北方貿易|北交貿易]]によって大陸に入り、それがたまたまその地に収まったに過ぎないと論説した。偶然にしてもラマ教の寺院の廟に存在すること自体本来はあり得ないことだと思われるが、ここでは鳥居の論で収まっている。
; キュアコーラル
; キュアパパイア
; キュアフラミンゴ
; キュアラメール
 
==== ヒーリングっど♥プリキュア ====
===間宮林蔵 ===
; キュアグレース
『[[窮髪記譚]]』を[[間宮林蔵]]が記しているが、義経北行説を載せている。
; ラビリン
; キュアフォンテーヌ
; キュアスパークル
; キュアアース
; ペギタン
; ニャトラン
; ラテ
 
==== スター☆トゥインクルプリキュア ====
「'''[[満州人]]に[[源義経]]は[[蝦夷]]より[[満州]]へ入ったのか度々聞いたところ、証拠は確認出来なかったが、
; キュアスター
'''当時の[[漢土]]の[[天子]]は日本人の末なりという事が伝承され、人ごとにそう答えた。'''
; キュアミルキー
'''思うに蝦夷へ行きし我が国の言葉を聞き伝えたるにも、そうあるわけでもないだろう」
; キュアソレイユ
; キュアセレーネ
; キュアコスモ
 
=== ドリームステージのゲストキャラクター ===
と書かれている(『[[東韃地方紀行]]』P169)。
; キャロ
: 声 - [[赤﨑千夏]]
: 異世界モチツキ王国のプリンセス。ウサギの耳と顔をした姿で、一人称は「わらわ」、語尾には「ピョン」とつける。
: 王国の恒例行事である「モチモチお餅つきパーティー」の開催が間近であるものの、他の世界では食事への感謝が見られなくなっていることから、国内でも開催について賛否両論が起きており、キャロ自身もそれについて悩んでいたが、ゆいたちの食事を大切にする姿勢を見て開催を決意する。
 
== プリキュアの設定 ==
つまり日本人が度々満州へ渡って満州人に云い伝える訳がないと云っている。証拠まで確認しようとしているから、これは重く見るべきである。[[小谷部全一郎]]が『成吉思汗ハ源義経也』の中で[[清朝]]の[[末裔]]は義経の[[子孫]]だということを書いているが、[[軍部]]の大陸でのこの説の利用はこの事実によるものの様である。更に、
本作品におけるプリキュアは、「クッキングダムに伝わる伝説の戦士」として位置付けられている。
 
初期メンバーはエナジー妖精がそれぞれのフォームに変化した後に光の衣の姿で、あまねは私服の姿のままハートフルーツペンダントを手に持った後に光の衣姿となり、それぞれ4人とも「'''プリキュア! デリシャスタンバイ! パーティ、ゴォー!'''」と叫ぶ。
「唐太(=[[樺太]])を離れてマンコの川(=[[黒竜江]])を五十里ばかり上ったところのアヲレヒと云う処で、
青石に日本画風で描かれ[[錐]]の様なもので彫った二[[疋]]の馬の絵を発見し、異国の筆法ではないと確信した。
間宮も描いてみたいと所望したが拙くて辞めた。右の馬の絵はもしや義経公かもしくはその従者か。
蝦夷地に弁慶崎というところがあるが、正しくは世人の誤りで蝦夷言葉(=[[アイヌ語]])にヘンケルという言葉があり、
これはヘンケルサキであって弁慶崎ではない」
 
第7話で初期メンバーの3人が揃い、第10話からは変身終わりに腰に手を添え、「'''デリシャスパーティ♡プリキュア!'''」と名乗るようになる。その際の立ち位置は向かって左からスパイシー・プレシャス・ヤムヤムの順。フィナーレは第18話で登場・加入し第19話から名乗りに参加。フィナーレはスパイシーとプレシャスの間に入る。
と書いている。[[原田信男]]が指摘したアイヌ語のベルケイを弁慶崎とする(ベルケイとヘンケルの違いはあるが地域差、アイヌ人によって多少異なって伝わる)和人の間違いを指摘しているので、間宮林蔵は義経北行説に偏っておらず、信用できると思われる。
 
4人ともウバウゾーに技が決まった際は一緒に手を合わせながら、「'''ごちそうさまでした!'''」の決めゼリフと共に浄化する{{R|nlab20220224_1}}。
[[幕府]]は間宮林蔵に[[北方探検]]を命じ蝦夷近辺の物産調査、北方の[[領土]]調査、[[ロシア]]の動向、[[貿易]]の可能性調査が主な内容だったが、義経の子孫が蝦夷を経由し、大陸に渡ったのではないかという調査も探検の目的に含まれていた。(偽史冒険世界)
 
詳細な理由は明らかにされていないが、自身がプリキュアであることとクッキングダムという別世界が存在することは周辺の人物には秘密としている。
=== 臨風生 ===
[[臨風生]]は『中央史檀』の中でこの説を否定している。也速該巴阿禿兒([[エスガイ]]バアトル)、其妻訶額侖兀眞([[ホエルン]]ワデン)との間には四人の男子と一人の女児とがあり、[[成吉思汗]]はその長子であったが、也速該は塔塔兒([[タタール]])の[[酋長]]帖木眞([[テムジン]])を破り捕虜にし、後に成吉思汗となる子が斡難の送理(オンノのセリ)温弧山に偶然生まれたので敵将の名をとって帖木眞と名付けた。其の産まるる時、右の手に髀石の如き血塊を握って、呱々の聲を挙げたと云うことである。『[[元朝秘史]]』、『[[元史]]譚文證補』、『[[聖武親征記]]』、『[[蒙古源流]]』、『[[元史]]太祖本記』、『[[長春真人|長春眞人]]の[[西遊記]]』、[[コンスタンティン・ムラジャ・ドーソン|ドウソン]]の『[[蒙古史]]』に至るまで成吉思汗の誕生及び其の人物が詳細に記されており、源義経再興傳説などを要れる余地はない。博引旁證百千なるも、あやふやでは何の権威も有しない。青い眼鏡で得意勝手な我田引水の筆法を用いられたら、流石の成吉思汗も地下に苦笑を禁じえぬ。[[判官びいき]]は現在まで廃らない一種の人情美であるが、義経と成吉思汗には大分その人物に相違があり、例えば義経は兵法に長じ、戦略に巧みであったが、成吉思汗ほどの蓋世的英雄ではなかった。若し成吉思汗であるほどの大豪傑であったなら、[[大物浦]]から引還し、[[當麻]]越えで[[吉野]]に入り、[[山伏]]姿の妻に様々憂目つらい目を凌いで奥に入り、遂に[[源頼朝|頼朝]]と覇を争い得なかったような不器用さ加減はなかったであろう、と書いている。
 
またウバウゾーは大勢の人間に目撃されてパニックが生じるが、プリキュアとの戦闘はローズマリーが形成したデリシャスフィールド内で行われるため、プリキュアは基本的に一般人には存在が認知されていない。例外として第31話においてイースキ島の関係者には成り行き上存在が知られている{{efn2|ゆいがゲンマ達を救うためプレシャスに変身しサンザーとその手下を捕まえ、ここね・らん・あまねもマイラをスピーチ会場に送り届けるため安全かつ迅速な手段として変身している。なおこの第31話ではブンドル団は登場していない。}}。
=== 義経神社 ===
[[義経神社]]([[沙流郡]][[平取町]]本町)は義経を[[祭神]]とする神社だが、これには諸説ある。[[寛政]]11年([[1799年]])、[[幕吏]]の[[近藤重蔵]]が蝦夷地探検でこの地に来た時、この地に義経伝説があることを知って建立したという。この近くの[[新冠郡]][[新冠町]]には、判官館城跡と呼ばれるチャシ([[砦]])跡がある。この地に重蔵が最初に義経神社を[[勧請]]したと伝わっている。小シーボルトと呼ばれる[[ハインリッヒ・シーボルト]]もこの地を訪れた。農耕、舟の作り方と操法、[[機織]]などを伝えたという伝説が義経神社に伝わっており、社伝によれば、義経一行は、むかし蝦夷地[[白神]](現在の[[福島町]])に渡り、西の海岸を北上し、[[羊蹄山]]を廻って、日高ピラトリ(現在の[[平取町]])のアイヌ[[集落]]に落ち着いたとされ、そこで農耕、舟の製作法、機織りなどを教え、アイヌの民から「ハンガンカムイ」(判官の神ほどの意味か)あるいは「ホンカンカムイ」と慕われたこという説もある。他にアイヌの民の間ではアイヌの民から様々な宝物を奪った大悪人とされていたり、義経に裏切られて、女の子(メノコ)が自殺を遂げた場所も存在する。アイヌの[[酋長]][[ベンリウク]]が義経を祀ったのが最初という言い伝えもある。(ボルテ・チノ日本の心2号)
 
=== 江戸期の小説などキュアプレシャス ===
和実ゆいがコメコメの力を得て変身する<ref>{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20220108dog00m200029000c.html|title=菱川花菜:「デリシャスパーティ プリキュア」で和実ゆい/キュアプレシャスに 「ずっとなりたかったプリキュア」|newspaper=まんたんウェブ|publisher=株式会社MANTAN|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。
[[松浦静山]]の『[[甲子夜話]]』[[文政]]4年(1821年)および『甲子夜話続編』や[[古川古松軒]]の『東遊雑記』[[天明]]7年(1787年)などにみられるように、義経が[[韃靼]]に渡り、その子孫が[[清和源氏]]の一字をとって、[[清国]]を興したとする説がむしろ[[幕末]]までは一般的であった。通俗小説の世界では、[[嘉永]]3年([[1850年]])に、[[永楽舎一水]]の『義経蝦夷談』に義経がジンギスカンになったとする話がある。
変身時はピンク色の袖なし[[袢纏|半纏]]の姿で、「'''にぎにぎ!(コメコメ!)、ハートを!(コメコメ!)、シェアリンエナジー!(コメー!)'''」と言った後、コメコメのポケットのハートが光り、変化したピンクのシルエットのおむすびを食べると、髪型・上半身・手・下半身・背中のリボン・足の順で変身する。
 
変身時の名乗りは「'''あつあつごはんで、みなぎるパワー! キュアプレシャス! おいしい笑顔で満たしてあげる!'''」。イメージカラーは温かい感じを意識した[[ピンク]]で、差し色として和テイストに繋がる赤が用いられている<ref name="animedia202203">『[[アニメディア]]』2022年3月号P.69</ref><ref name="animage202203">『[[アニメージュ]]』2022年3月号P.83</ref>。
=== 笹竜胆の紋章 ===
この説の中に[[清和源氏|笹竜胆]]の[[紋章]]を使用したという<ref>小谷部全一郎説 、シーボルト説</ref>説があるが、[[清和源氏]]の紋章である笹竜胆をジンギスカンの軍がこれを使用したとするものである。しかし、微妙にデザインが異なり、源氏と関係あるかどうかは判別ができない。[[ロシア]]の[[ナホトカ]]の住居にこの笹竜胆を使用したものがある<ref>土井全二郎『義経伝説を作った男 義経ジンギスカン説を唱えた奇骨の人・小谷部全一郎伝』光人社</ref>など、多少の日本人と大陸との交流があったかもしれないが、この説を肯定する程の証拠にはなっていない。尚、笹竜胆の紋章は義経の属する[[清和源氏]]のものではなく[[村上源氏]]のものであるとする意見があるが、[[河内国]]石川郡発祥の石川氏は、[[源義家]](清和源氏)の子・[[源義時]]を祖とし、代々[[石川郡]]を本拠とした[[石川氏]]の家紋が、【石川竜胆】という紋である(羽継原合戦記)。笹竜胆は、[[村上源氏]](六条・久世(くぜ)・岩倉・千種(ちぐさ)・梅渓(うめたに))以外に[[宇多源氏]](綾小路)も使用している。また[[鎌倉市]]は笹竜胆を源氏の正紋とみとめ、鎌倉市の市章に使用している。<ref>鎌倉事典 白井詠二編 東京堂出版 平成4年1月10日発行 、図説鎌倉年表 鎌倉市 大塚功藝社 平成元年11月3日発行 、鎌倉広報第13号 鎌倉市 昭和27年11月3日発行 </ref>
 
頭にリボンのハートが装着されている。チャームポイントはお米の粒のようなツインテールが特徴である{{R|precious_q1}}。髪に白いハートの柄がついている。コスチュームにはピンクのドレスに水色と黄色のエプロンが装着されており、両側に水色とピンク色のリボンがついている。両手には薄いピンク色の手袋を着用、両足には赤い靴下とつま先が赤い[[足袋]]状の白いブーツを履いている。
『中央史檀 成吉思汗は源義経にあらず』の[[沼田頼輔]]によると、源平時代はまだ紋章が確立しておらず、また紋章は朝廷から賜る物ではないとしている。従来清和源氏は笹竜胆を、[[桓武平氏]]は[[蝶]]を、[[藤原氏]]は[[藤]]を、[[橘氏]]は[[橘]]を家紋として与えたと伝わっているが、正史実録にはないことで、源平時代にはまだ源平両氏の間には紋章は用いられることは無かったという。即ち赤と白の色彩の[[軍旗]]で源平を区別した。ただし、その部下には[[熊谷直実]]、[[兒玉黨]]の如く、既に家紋を用いた者が無かったわけではない。[[吾妻鑑]]の[[文治]]五年の仕様書によれば、白の[[錬絹]]でこれを作り、上に『天照大神八幡大菩薩』の[[神号|神號]]をあげ、下に[[鳩]]二羽を縫い付けたのみであって、他には何も書かれなかった。準備として[[下総]]の[[千葉常胤]]に命じて[[軍旗]]を調製した。また、[[公家]]の[[村上源氏]]、[[宇多源氏]]が笹竜胆を用いたからとて、[[武家]]の清和源氏が用いるわけはないとしている。ただし現在では石川氏が用いた事が判っていることなどから清和源氏は笹竜胆の紋章を用いたこととされている。
 
戦闘スタイルとしては真っ向から敵に攻撃していくタイプでジャンプする際に高く跳ぶことで、空中で行動することも可能であり、[[お姫様だっこ|人を抱えながら]]飛行することも出来る{{R|ep3|group=ep}}。
=== 伝説地 ===
義経不死伝説および義経北行伝説においては、当然のことながら平泉以北に伝説地が分布する。
;主要な伝説地
* 「岩谷堂」(岩手県[[奥州市]])
* 「弁慶山」(山形県[[真室川町]])
* 「龍馬山義経寺」([[青森県]][[外ヶ浜町]])
* 「義経石」(北海道[[松前町 (北海道)|松前町]])
* 「弁慶岬」(北海道[[後志支庁]][[寿都町]])
* 「義経山」(北海道[[十勝支庁]][[本別町]])
この伝説に基き、[[寛政]]11年([[1799年]])、蝦夷の日高ピラトリ(北海道[[平取町]])に[[義経神社]]が創建された。
 
; 個人技
=== 修験道と義経伝説 ===
:; 500キロカロリーパンチ
義経伝説が色濃く残る岩手県[[宮古市]]の[[黒森山]]は[[羽黒権現|羽黒]]派[[修験道|修験]]と密接な関わりを持つとされ<ref>[[宮家準]]著『羽黒修験 -その歴史と峰入』 岩田書院 (2000)</ref>、国の[[重要無形民俗文化財]]である[[黒森神楽]]は[[山伏]][[神楽]]の代表的なものである。このように、三陸沿岸北部は山伏の一大根拠地であり、この地の義経伝説は「弁慶の大般若経」「鈴木重家の笈」など修験道との関わりを示すものが多い。これら修験者の残した道具や巻物が、判官びいきの心情と結びつき伝説を形作っていったと考えられる。
:: 「'''500'''」の数字が腕に浮かび上がり、薄いピンクの光を纏ったパンチを叩き込む技<ref name="nlab20220224_1">{{Cite web|author=kasumi|date=2022-02-24|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/24/news039.html|title=「おいしそうにご飯を食べる」「敵と一緒にごちそうさま」 デリシャスパーティプリキュアが子育て世代にも支持される理由(1/2ページ)|website=ねとらぼエンタ|publisher=ITmedia|accessdate=2022-02-25}}</ref>。
更に江戸時代中期の盛岡藩の[[儒学者]]であった[[高橋東洋]](高橋子績)が、これらの伝説をまとめた『黒森山稜誌』『奥州南部封域志』などを執筆したことで、現在につながる義経伝説を成立させることとなる。
:; 1000キロカロリーパンチ
:: 「'''1000'''」の数字が腕に浮かび上がり、ピンクの光を纏ったパンチを叩き込む強化技。
:; 2000キロカロリーパンチ
:: 「'''2000'''」の数字が腕に浮かび上がり、濃いピンクの光を纏ったパンチを叩き込む強化技。
; 浄化技
:; プリキュア・プレシャストライアングル
:: ハートキュアウォッチに手をかざして、ピンク色の三角形を無数に作り出し両手で「'''プリキュア! プレシャストライアングル!'''」の掛け声で対象に向かって放ち浄化する技{{R|ep1|group=ep}}。
:; プリキュア・デリシャスプレシャス・ヒート
:: 「'''キュアプレシャス、ハートジューシーミキサー!'''」と唱え、ハートジューシーミキサーのダイヤルをピンクの三角に合わせ、「'''シェアリン!エナジー!ミックス!'''」と言いながらレバーを4回押してエネルギーをチャージし、対象に向けて持ち手にあるトリガーボタンを押すことでピンクの光を放って浄化する技{{R|ep10|group=ep}}。
 
=== キュアスパイシー ===
=== 中世の藤原氏北方貿易と渡党 ===
芙羽ここねがパムパムの力を得て変身する<ref>{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20220108dog00m200034000c.html|title=清水理沙:「デリシャスパーティ プリキュア」で芙羽ここね/キュアスパイシーに 「夢のよう」|newspaper=まんたんウェブ|publisher=株式会社MANTAN|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。
==== 北方貿易 ====
変身時は青色のノースリーブの姿で変身するが、他の2人より袖が若干長く、変身時は、「'''オープン!(パムパム!)、サンド!(パムパム!)、シェアリンエナジー!(テイスティー!)'''」と言った後、パムパムのポケットのハートが光り、変化した水色のシルエットのサンドイッチを食べると、髪型・上半身と手・スカート・背中のリボン・エプロン・胸のハート・足の順で変身する。
義経が登場する以前から[[奥羽]]は[[蝦夷]]、海外交易を行っている。[[平安]]中期から[[鎌倉]]中期にかけて、[[北方貿易]]を[[奥州藤原氏]]は行っており、莫大な富を築き、[[奥州藤原氏]]、あるいはそれ以前に奥羽を支配した[[安倍氏]]や[[清原氏]]が、中国([[北宋]])との間で行った貿易で主に[[十三湊]]を拠点として行われた。のちに[[平清盛]]が[[南宋]]との間で行った[[日宋貿易]]と違い、[[朝廷]]などの影響を受けない北方のルートを使ったと推定される。この十三湊は [[鎌倉時代]]後期には豪族[[安東氏]]の本拠地で、蝦夷の[[アイヌ]]と[[和人]]との間の重要交易拠点でもあった。
 
変身時の名乗りは「'''ふわふわサンド{{読み仮名|de|で}}心にスパイス! キュアスパイシー! 分け合うおいしさ、焼きつけるわ!'''」。イメージカラーは洋風モチーフかつクールビューティをイメージした[[青]]で、おしゃれ感を出すため紫や黄色が差し色として用いている{{R|animedia202203|animage202203}}。
==== 奥州藤原氏の興隆 ====
[[金色堂]]の仏壇や4本の[[巻柱]]、[[長押]]に[[アフリカゾウ]]の[[象牙]]や[[夜光貝]]や[[シタン|紫檀]]が使われており<ref>(紫檀は、マメ科の[[常緑広葉樹]]の総称で、[[ローズウッド (木材)|ローズウッド]]、[[:en:Bobgunnia madagascariensis|パーロッサ]]などが「紫檀」として使用。主な産地は[[タイ王国|タイ]]、[[ラオス]]、[[ベトナム]])</ref>、当時の奥州藤原氏の隆盛ぶりと海外とのつながりが証明されている<ref>奥州藤原氏の財力を示すものとして、[[寺塔]]四十余宇・[[禅房]]三百余宇からなる[[中尊寺]](初代[[清衡]]の創建)、堂塔四十余宇、禅房五百余宇から構成される[[毛越寺]](もうつうじ2代[[基衡]]による再建)、[[宇治]]の[[平等院]]を模したと言う[[無量光院]](3代・[[秀衡]]の創建)といった具合に歴代頭首が各々巨大な寺院を建立している。</ref>。つまりここの地方は[[朝廷]]の中央文化とは別にアジアの独自貿易ルートを持っており、独立的[[経済圏]]を形成していた。
 
頭にパンの形をしたリボンが装着されており、チャームポイントにもなっている{{R|spicy_q1}}。プレシャスと同様、髪に白いハートの柄がついている。コスチュームには青色のドレスに紫色とピンク色のエプロンが装着されており、両側に水色とピンク色のリボンがついている。両手には薄い青色の手袋を着用し、両足は藍色のタイツで覆われ、ピンク色のリボンのついた水色を基調としたショートブーツを履いている。
[[藤原基衡]]は、[[毛越寺]][[本尊]]の制作を仏師・[[運慶]]に依頼し、其の費用一体分は[[円金]]100両、[[鷲]]羽100尻、[[アザラシ]]の皮六十余枚、[[安達]]1000き、[[希婦]]の細布2000端、[[糠部郡|糠部]]の[[駿馬]]50頭…等々を京へ収めたほか、中央政界の実力者[[藤原頼長]]の[[荘園]]も管理し、海外からの[[宝物]]を納めている。[[延暦]]21年([[802年]])、東北以北に住む蝦夷の族長[[アテルイ]]を、[[坂上田村麻呂]]が征討したことは、よく知られ、[[蝦夷]]支配のための、政府出先機関、[[胆沢]](いさわ)[[鎮守府 (古代)|鎮守府]]が置かれ、[[安倍氏 (奥州)]]が台頭し[[朝廷]]は安倍氏からもたらされる、[[オットセイ]]や[[アシカ]]の[[毛皮]]は装身具に必要であり、[[鷲]]の羽根は[[矢羽]]に欠かせなかった。
 
直接攻撃よりも技で敵の動きを封じるなど仲間のサポートをすることが多く水色のメロンパン型シールドを作り出し、敵の攻撃を防ぐことも可能{{R|ep4|group=ep}}。
==== 渡党・アイヌの狩猟など ====
この頃から齎されたといわれる、蝦夷産の[[昆布]]は現在も[[京料理]]に使用されている。藤原氏の北方貿易とは別に、[[渡党]]らがアイヌと和人との仲介役を果たし、交易の民として活躍した。その[[アイヌ]]にとって[[狩猟]]は、[[縄文時代]]・[[続縄文時代]]以来の長い年月を有する[[生業]]であり、[[7世紀]]にはじまる[[擦文文化]]期の[[遺跡]]では[[アワ]]・[[オオムギ]]・[[ヒエ]]・[[ソバ]]などの出土例がある。[[海獣]]の捕獲などについてはむしろ[[和人]]の側が[[アイヌ文化]]の影響を受けた可能性が高い。[[和人]]が蝦夷進出をするに従い、半ば強制的に義経とアイヌ神話を和人が結び付けた。和人の蝦夷進出は[[1669年]]から翌年にかけておこった[[シャクシャインの戦い]]などを引き起し、アイヌ人との摩擦も大きかった。[[西廻り航路]]などの海運網の整備によって、蝦夷地を含めて国内市場、一国市場が形成された。とくに、江戸時代中期以降は、[[コンブ|昆布]]や[[俵物]]など蝦夷地の産品が江戸や大坂、京に輸出された。それらにより北方への関心が高まったが、[[徳川光圀]]が蝦夷探検隊を派遣した例でも判るように、まだ日本人にとって蝦夷、[[樺太]]、[[千島列島]]はまだ謎の多い土地であった。
 
; 個人技
== 江戸期から明治 ==
:; ピリッtoサンドプレス
=== シーボルト ===
:: 両手で食パン型エネルギー体を2つ生成し、対象を挟んで攻撃・拘束する技。
[[1823年]]に来日した[[オランダ商館]]医員のドイツ人医学者[[フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト|シーボルト]]は本格的な日本研究をおこなって『日本』を著したが、彼はこのなかでこの説を書いている。 蝦夷志<ref> 蝦夷志。 新井白石(1657-1725)著 享保5年(1720)。日本最初の本格的な蝦夷地の地誌で、後の蝦夷地研究の先駆をなした。新井白石が松前藩の情報や内外の諸書を参考にして作成した、体系的な蝦夷地誌(漢文)。この写本の巻末には十余枚の貴重な彩色アイヌ風俗画が付けられている。画家は不明であるが、実際にアイヌ人、彼らの生活を直接観察して描いたものである。図版の繊細度、色彩、殆ど完璧な保存状態であり、現存の写本の中では最高の質と考えられる。 序、蝦夷地図説、本文という構成で、本文はさらに蝦夷(北海道)、北蝦夷(樺太(からふと))、東北諸夷(千島列島)の3部からなっている。巻末には人物や武具などの図が綿密かつ色彩豊かに描かれており興味深い。なお、白石は前年にも『南島志』を著しており、蝦夷(北海道)、琉球(りゅうきゅう)(沖縄)を政論的な意味で日本の周辺地域として注目していたことがうかがえる。(Yahoo!百科事典) </ref>、[[読史余論]]が[[長崎]][[出島]]商官長の[[イサーク・ティチング]]に翻訳され、マルテ・ブリューン<ref>コンラッド・マルテ・ブルン(1755年8月12日- 1826年12月14日) ブルーンコンラッド 、生まれデンマーク - フランス の地理学者 、ジャーナリスト。 次男は、 ビクターアドルフマルテブルン (地理学者)。[[インドシナ]]は彼が名づけた。(ウィキペディア英語版から) </ref>が『地理および歴史に関する探検旅行記録集』<ref>(Annales des voyages,de la geographine et de I'historie.第二四巻、1814年、パリ刊)</ref>に書き、シーボルトはこれを読んでいた。<ref> 『小シーボルト蝦夷見聞記』172頁</ref>[[和年契]]を日本で座右の書とし、この説を確認する。
:; ピリッtoヘビーサンドプレス
==== シーボルトの分析 ====
:: 両手で2枚重ねの食パン型エネルギー体を2つ生成し、対象を挟んで攻撃・拘束する強化技。
 シーボルトは日本滞在中に、オランダ語通訳の[[吉雄忠次郎]]からこの話を聞き、
:; クラスティパンバリア
「義経の蝦夷への脱出、さらに引き続いて対岸のアジア大陸への脱出の年は蒙古人の歴史では
:: メロンパン型シールドの強化版。緑の強力なシールドで対象からの攻撃を跳ね返す技{{R|ep26|group=ep}}。
蒙古遊牧民族の帝国創建という重要な時期にあたっている。
; 浄化技
『[[東蒙古史]]』には豪族の息子[[鉄木真]]が28歳の年[[ケルレン川]]の草原において[[アルラト氏]]によって[[可汗]]として承認された。
:; プリキュア・スパイシーサークル
…その後間もなくチンギス・ハーンははじめ[[オノン川]]のほとりに立てられた 九つの房飾りのついた白旗を掲げた。
:: ハートキュアウォッチに手をかざして、水色の丸を両手で描いて「'''プリキュア! スパイシーサークル!'''」の掛け声で青いハートの螺旋ビームを対象に向かって放ち浄化する技{{R|ep4|group=ep}}。攻撃技として使用することも可能{{R|ep23|group=ep}}。
…そしてベーデ族四十万の支配者となった。」
:; プリキュア・デリシャススパイシー・ベイキン
:: 「'''キュアスパイシー、ハートジューシーミキサー!'''」と唱え、ハートジューシーミキサーのダイヤルを水色の丸に合わせ、「'''シェアリン!エナジー!ミックス!'''」と言いながらレバーを4回押してエネルギーをチャージし、対象に向けて持ち手にあるトリガーボタンを押すことで水色の光を放って浄化する技{{R|ep11|group=ep}}。
 
=== キュアヤムヤム ===
と記している。
華満らんがメンメンの力を得て変身する<ref>{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20220108dog00m200032000c.html|title=井口裕香:「デリシャスパーティ プリキュア」で華満らん/キュアヤムヤムに 出演決まり「ギャー!」「そして泣きました」|newspaper=まんたんウェブ|publisher=株式会社MANTAN|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。変身時は黄色のノースリーブの姿で、「'''くるくる!(メンメン!)、ミラクル!(メンメン!)、シェアリンエナジー!(ワンターン!)'''」と言った後、メンメンのポケットのハートが光り、変化した黄色のシルエットのラーメンを食べると、髪型・上半身・耳・手・下半身・背中のリボン・足の順で変身する。
シーボルトは、さまざまな伝承、説話、先駆者達の研究を綿密に検討した結果、義経が蝦夷へ行き大陸へ渡った説を支持した。まず彼は二人に関する年代的な一致点に注目し、義経が死んだとされるのは[[1189年]]であり、その後蝦夷から大陸へいけば1190年代にモンゴルに到着したことになる。一方、ジンギスカンは生年月日が不詳であり、前半生の資料が少なく、1190年代に突如としてモンゴル中央平原に出現し、可能性があるとした。またジンギスカンが登場したときの九つの房をつけた白い軍旗や、モンゴルや中国になかった[[長弓]]をジンギスカンが得意として使い、これは義経がモンゴルに持ち込んだと考えた。
さらに、日本では、[[神武天皇]]以来日本諸侯の爵位として「守」(かみ)といい、義経は「かみ」すなわちモンゴル民族の「[[ハーン|カーン]]」になったのではないかと考察した。ただし、カーンについては『[[元朝秘史]]』に他部族の長を[[合罕]]と称するという記述があり、日本とのかかわりは指摘されていない。
 
変身時の名乗りは「'''きらめくヌードル・エモーション! キュアヤムヤム! おいしいの独り占め、ゆるさないよ!'''」。イメージカラーは中華モチーフから[[黄色]]で、差し色として赤や緑を使っている{{R|animedia202203|animage202203}}。
==== モンゴルの宮廷習慣と日本貴族との共通点 ====
ほかにもモンゴルの宮廷習慣と日本の貴族たちの習慣に共通点が多いこと、たとえば城壁の外装は”幕=MAKU”といい、紋章を用い、朝廷や祝宴では白色が用いられること、白い天幕に「シラ」という名称をつけること、さらにはその頃に日本独特の長い弓と矢も用いれられるようになったということ、中国で一般的に用いれられていた短い弓や矢とは明らかに違っていたこと、中国人に非常に恐れられたため、「長い弓の盗賊」と呼ばれるようになったこと(『小シーボルト蝦夷見聞記175頁)……などと挙げながら実証主義の姿勢でこの説を構築していった。[[原田信男]]は殆ど言葉遊びに近く、単なる推測の域を脱していないと否定的である。<ref>『中国の旅行記』([[ピエール・ベルジュロン]]Pierre Bergeron:?~1637が記した原題『十二、十三、十四、十五世紀のアジア旅行記』1247年「宝治元」~1252年「建長五」からの抜粋と思われる[[ローマ教皇]][[インセント四世]]と[[フランス国王]][[ルイ九世]]の派遣された使節である[[修道士]]の旅行記)から引用し、中国の朝廷に定着していた風俗習慣は日本国のそれを非常に思い起こさせるもので、蒙古帝国建国されて初めてそうした風俗習慣が用いられるようになった、という。(『小シーボルト蝦夷見聞記』174頁) </ref><ref>(ムー2009年8月号 総力特集=義経ジンギスカンの復活と天皇の国師)(『シーボルトの成吉思汗即義経説とその後世への影響』1,2,3 岩崎克己)(『中外医事新報)1252~4、1938年)(『シーボルト日本』雄松堂書店版、第一巻、287頁から289頁)</ref>
==== 蒙古源流からの引用 ====
シーボルトの『日本』(第一巻二八七頁注10)によれば、「この中国の史書」の引用部分は[[イサーク・ヤコブ・シュミット]]編の『[[東蒙古史]]』に拠り、モンゴルの歴史家[[サナン・セチュン]]が[[1162年]]に記した『[[蒙古源流]]』をシュミットがドイツ語訳したものである。
一説には[[1189年]]にはチンギス・カンは34歳であったといい、[[1206年]]には44歳で北アジアを統一し、強いハンと云う意味で、可汗を称したともいう。また「九つのふさのついた白い旗」の存在は実態はよく判っておらず、一本の旗に九つの吹流しが付いていたものと考えられており、かつては古代中国で絶大な権力を持った王の象徴とされていたという。
なお、[[ケルレン川]]は[[バイカル湖]]周辺の[[ダツルン山脈]]南部を流れており、[[アムール川]]にそそぐ川である。また[[アルラト族]]はチンギス・カンを支えた名門で直属の部下に多くなっている。ベーテについては不明だが、族長と[[巫女]]のベゲが統治していたことからこのベゲの部族だと推測される。
 
頭に赤い二つのお団子型のシニヨンキャップが装着されている。コスチュームはオレンジのドレスにピンクと水色の縁取りとピンクと紫色のリボンが特徴の白いエプロンがついている。両手には薄い黄色の手袋を着用し、くるぶしに赤いリボンをつけ、オレンジ色のチャイナシューズを素足履きしている。
==== 再来日して正史として認めるよう懇願 ====
シーボルトは「ジンギスカンの伝説的な系譜を重要視しているわけではなく、憶測を逞しくしようとは思わず、義経が蒙古の戦場に登場することに推測を加えることで、歴史家の注目を集めたいのである」と結んでいる(『シーボルト日本』)。
追放処分から30年後再び来日([[1861年]])し、幕府の顧問になるが、西洋書籍の分析機関『[[蕃書調所]]』に勤めた[[西周 (啓蒙家)]]に再三に渡って「義経=ジンギスカン説」を正史として認めるよう薦めている。(『末廣の壽』1869年)
 
動きが素早く先陣を切って攻撃を仕掛けることが多いものの、やや非力で敵をダウンさせるような有効打とはならず反撃を受けることもある。
[[蘭学者]]調所の教授手伝の[[大島総左衛門]]高任が[[手塚律蔵]]好盛と[[オランダ]]の[[尺度]][[エル (単位)|エル]](el)と[[フィート|フート]](voet)のことで議論していたが、判らないのでシーボルトに質問すると、
 
; 個人技
フートは日本の[[尺]]と変わらず、[[元 (王朝)|元]]の[[太祖]]以下二世三世がヨーロッパに侵攻したとき、日本の尺度を彼らに伝えた
:; バリカッターブレイズ
からである。
:: 麺状の細いカッターを無数に作り出し対象に攻撃する技。攻撃力は低く主に敵を足止めするのに使われる。
蒙古人がなぜ日本の尺度を用いたかと云えば、その太祖が日本人だったからに外ならず、彼の名は〇〇〇というが、
:; バリバリカッターブレイズ
圓牆を避けて蝦夷地にに逃げたが、土人を征服したため益々兄の怒りを買い、討伐の風評に恐れをなして満州に渡った。
:: 麺状の太いカッターを無数に作り出し対象に攻撃する強化技。ただし同時期に敵も強化されており、用途としてはバリカッターブレイズと同様である。
ついで蒙古に入って一地を攻略し次第に近隣諸国を併合してついに國を元とした。
; 浄化技
自分が去年支那に渡航したとき、元の太祖の建立に関わる健靖寧寺記と題する碑文を示されたことがあるが、大意が
:; プリキュア・ヤムヤムラインズ
上に述べた事であり、碑の側面には鳥居が刻んであった。因に明治にこの碑文が問題にされたとき、健セリュウ
:: ハートキュアウォッチに手をかざして、黄色の麺状になった細い線を無数に作り出し「'''プリキュア! ヤムヤムラインズ!'''」の掛け声で対象に向かって放ち浄化する技{{R|group="ep"|ep7}}。ただし強化タイプのウバウゾーには通用しない。
(青竜)寺記と聞き間違われ、義経の墓ともされてしまった。
:; プリキュア・デリシャスヤムヤム・ドレイン
:: 「'''キュアヤムヤム、ハートジューシーミキサー!'''」と唱え、ハートジューシーミキサーのダイヤルを黄色の三本線に合わせ、「'''シェアリン!エナジー!ミックス!'''」と言いながらレバーを4回押してエネルギーをチャージし、対象に向けて持ち手にあるトリガーボタンを押すことで黄色の光を放って浄化する技{{R|ep11|group=ep}}。
 
=== キュアフィナーレ ===
大島は碑文を写し、西周もシーボルトからの太祖は義経、妖僧は弁慶と聞かされたが、信じなかった。蒙古字の碑文も示されたが、漢字、ラマ教の名があったと記されている。(『義経入夷渡満説書誌』P61『末廣の壽』1869年からの引用)
菓彩あまねが変身するプリキュア。変身時は紫色のワンピースの姿で「'''フルーツ! ファビュラス・オーダー!'''」と叫び、ハートフルーツペンダントの中央のボタンを4回タッチして、「'''シェアリンエナジー!'''」と言ったあと変身が始まる。紫色のハートを食べた後、髪、上半身と手、下半身、バックリボンに続き、「'''トッピング!'''」「'''ブリリアント!'''」「'''シャインモア!'''」と叫びながら、エプロン、カチューシャ、髪に付いている金平糖の順で変身する。
 
変身時の名乗りは「'''ジェントルにゴージャスに、咲き誇るスウィートネス! キュアフィナーレ! 食卓の最後を、このわたしが飾ろう'''」{{R|natalie20220630}}。イメージカラーは[[金色|ゴールド]]<ref name="febri20220710">{{Cite interview|subject=茅野愛衣|date=2022-07-10|interviewer=山川結|url=https://febri.jp/topics/dppr_2_2/|title=『デリシャスパーティ♡プリキュア』声優・茅野愛衣が語る待望のキュアフィナーレ|work=Febri|publisher=一迅社|accessdate=2022-07-10}}</ref>。ケーキのイメージで白や紫も用いられている{{R|febri20220710}}。
==== 吉雄忠次郎 ====
『[[シーボルト日本|日本]]』の中でシーボルトは吉雄忠次郎が確固たる発言をしているという内容で、
 
衣装は[[パフェ]]をモチーフとし、髪はグラデーションがかった淡い金色で、頭頂部でポニーテールのように結わえた幅広の長いウェーブヘアになり、頭部には紫色のハートのカチューシャとホワイトブリムが装着されているほか、様々な色の金平糖の飾りがついている。コスチュームには白と苺の柄を基調としたドレスに赤色と紫色のエプロンが装着されており、両側にブルーベリーの飾りがついている。背中にバックリボンがついている。手は初期メンバーのように手袋ではなく白色のフィンガーレスグローブを着用し、足には黄色いセパレートストラップのブロックヒールパンプスを素足履きしている。
「義経自殺の噂は、頼朝を安心させ、また反対派の武装を解除するため広められ、国の年代記に記入されたとし、
更に彼は義経は蝦夷から韃靼に渡り、元朝の祖となったと確言している」
と記している。シーボルトが彼の影響を受けている事が窺え、吉雄もまたこの説を信じていたことが判る。
 
変身前の空手を活かした格闘を行っており、その動きは流麗で初戦闘時にはスパイシーに「闘う姿も華麗」と評された{{R|ep18|group=ep}}。
=== グリフィス ===
[[ウィリアム・グリフィス|グリフィス]]が書いた『皇國』(144頁)(明治九年刊)で、[[支那]]で刊行されたセップ(Seppu)という書物に[[成吉思汗]]は日本から来た源義経であると記されている。
源義経の支那音は「ゲンギケイ」である。義経は衣川で戦死したあと[[テムジン]](又はテンジン)と呼ばれた。蒙古の
征服者の元の名はテムジンであった。日本のアイヌは義経にハンガンダイヨウジンの神號を奉っている。 義経は
[[1159年]]に生まれ、死を伝えられた時は30歳であった。成吉思汗は通説によれば、[[1160年]]に生まれ[[1227年]]に死んだ。
もしゲンギケイとジンギスカンが同一人物なら、義経は大陸における覇業の完成に38年を要したわけである。
 
; 個人技
=== 末松謙澄 ===
:; プリキュア・フィナーレ・ブーケ
[[末松謙澄]]は[[伊藤博文]]の知遇を得て、[[明治]]11年([[1878年]])から12年にかけて[[外交官]]として[[ロンドン]]に赴任、[[ケンブリッジ大学]]で学んだ。『義経=ジンギスカン説』を卒業論文にまとめて発表した。末松は江戸時代からの義経生存説の流れを下敷きにし、[[手塚律蔵]](瀬脇寿人)の『浦潮港日記』や[[ウィリアム・グリフィス|グリフィス]]の記述などを参考にして完成させた。題名は「The Identity of the Great Conqueror Genghis Khan with the Japanese Hero Yoshitsune(大征服者成吉思汗は日本の英雄源義経と同一人物なること)」。『大日本史』などの記述を引用したほか、独自の見地からも論証した。これを書いた背景にはイギリス人たちから日本が[[清国]]の[[属国]]のように云われるので、日本人は世界的な英雄を出した民族であり、卑下された見方は心外であるとして大胆な仮説を唱えたとされている。<ref>以上『義経伝説と日本人』159頁~163頁 </ref>
:: クリーミーフルーレの手前にある白いスイッチを1回回して、エネルギーをチャージし、「'''プリキュア! フィナーレ・ブーケ!'''」の掛け声で対象に向けて持ち手にある金平糖の形をしたボタンを押すことで金平糖型の紫色のエネルギー弾を放って攻撃する技{{R|ep19|group=ep}}。
この論文は[[内田弥八]]訳述『義経再興記』(明治史学会雑誌)として[[明治]]18年([[1885年]])を[[嚆矢]]としてそののち和訳出され、小谷部全一郎の論に影響を与えた。初版が明治18年3月、20年には7版をだした。
; 浄化技
==== 反論 ====
:; プリキュア・デリシャスフィナーレ・ファンファーレ
歴史学者の[[重野安繹]]は家塾で「源義経が蝦夷を経て金朝の時其の土に王たりし事、又[[鉄木真]]と同人と云う説の無稽なることを述ぶ」という談話を発表しこの説を批判した(明治23年(1890年))。重野の談話を受け、[[星野恒]]が翌年『東洋学芸雑誌』に「義経の話」として発表、重野談話を『東京学士会院雑誌』に発表し、源義経の衣川自害説は再確認され、[[永田方正]]も『史海』第27号「義経韃靼考」によって完全否定した。
:: 「'''ブルーミン・ダンシンフルーツ!'''」と唱え、手前にある白いスイッチを4回短く回して、黄、ピンク、黄緑、紫の光の玉を出し、8の字を描きながら振りエネルギーをチャージし、対象に向けて持ち手にある金平糖の形をしたボタンを押すことで光の玉と紫色の光を放って浄化する技{{R|ep18|group=ep}}。
 
=== パーティアップスタイル ===
== 二人の年表 ==
{{see also|映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!#作品用語}}
{| class="wikitable"
コメコメの力によりパワーアップした姿。コメコメの「'''コメコメの力をみんなに!'''」と、プリキュア4人の「'''パーティキャンドルタクト!'''」の後に、4人が「'''笑顔のパワー!'''」「'''分け合うパワー!'''」「'''情熱のパワー!'''」「'''正義のパワー!'''」とコメコメの「'''プリキュア・パーティアップ!'''」の掛け声で変身する{{R|ep28|group=ep}}。
 
外見は4人バラバラだが、パーティアップリングを左の中指にはめ、頭部には4人のイメージカラー(フィナーレは紫)の色の花があしらわれた髪飾りと両側に[[青緑|ミントグリーン]]のリボンを着用する所が共通する。初期メンバーは素手になるのに対し、フィナーレは手が全て覆われた手袋を着用する。またそれぞれのハートキュアウォッチ・ハートフルーツペンダントもカバーの色や飾りが白基調に変化する<ref name="heartcurewatch_partyup">[https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12729/ ハートキュアウォッチ パーティアップVer. お子さまランチセット | プリキュアおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト]</ref>。
 
; キュアプレシャス
: [[着物]]をモチーフにした長袖のコスチュームを着用し、足袋を模したロングブーツを履いている。
; キュアスパイシー
: 長袖のロングドレスを着用。頭には[[ボンネット (帽子)|ボンネット]]が追加され、上記の髪飾りもボンネットに付いている。
; キュアヤムヤム
: 黄色を基調とした長袖かつ裾の広がったスカートのコスチュームを着用する。
; キュアフィナーレ
: シースルーのパフスリーブが付いたロングドレスのコスチュームになる。手甲にハートマークがついた手袋をはめ、つま先が黄色い白のセパレートストラップハイヒールを履いている。
 
=== 合体技 ===
; プリキュア・ミックスハートアタック
: ハートジューシーミキサーを使って放つ初期メンバー3人での合体技。ハートジューシーミキサーのダイヤルを青緑のハートに合わせ、「'''トリプルミックス!'''」、「'''デリシャスチャージ!'''」と唱えパワーを溜め、プレシャスが「'''プレシャスフレイバー!'''」スパイシーが「'''スパイシーフレイバー!'''」ヤムヤムが「'''ヤムヤムフレイバー!'''」と唱えながらレバーを5回押してエネルギーをチャージし、対象に向けて持ち手にあるトリガーボタンを押すことでピンク・水色・黄色の合わさった光を放って、強力になったウバウゾーを浄化する技{{R|ep12|group=ep}}。
; プリキュア・ライト・マイ・デリシャス
: パーティキャンドルタクトとパーティアップリングを使って放つプリキュア4人での合体技。パーティアップスタイルに変身後、プレシャス、スパイシー、ヤムヤム、フィナーレの順で1人ずつ左手で花のボタンをかざしように押し、4人それぞれのイメージカラー(ピンク・水色・黄色・紫色)のハートを描いた後、「'''心をひとつに!'''」の掛け声でタクトを前に差し出し、空中で対象に向かって飛びながら「'''プリキュア!ライト・マイ・デリシャス!'''」の掛け声で放ち、息を吹きかけキャンドルの炎を消してゴッソリウバウゾーを浄化する技{{R|ep28|group=ep}}。
 
=== 関連アイテム ===
{{see also|映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!#関連商品}}
; ハートキュアウォッチ
: 初期メンバーが使用するブレスレット型のアイテム。ビデオ通話で会話することが出来るほか、奪われたレシピッピの位置情報機能や、取り返したレシピッピをクッキングダムへ送ったり、クッキングダムから物を送る機能も搭載されており、エナジー妖精の部屋も備わっている{{R|ep2|group=ep}}。レシピッピによる料理のレシピを表示させることもできる{{R|ep3|group=ep}}{{R|heartcurewatch}}。
; デリシャストーン
: クッキングダムにある不思議な力を秘めた宝石。クックファイターに一人ずつ与えられ{{R|ep26|group=ep}}、持つ者によってその力を発揮し、戦闘時に技を出すことができる。また、クッキングダムとおいしーなタウンを行き来する際に必要となり、ハートキュアウォッチとの通信もできる。拓海は門平から託された、ハート型の台座に埋め込まれた緑色のストーンを使う{{R|ep2|ep13|group=ep}}。
:; スペシャルデリシャストーン
:: 特別な能力を持つデリシャストーン。本来はローズマリーの持つネックレス型とフェンネルが所持するピンバッジ型の2つしか現存せず、作ることができる人物も今はいない{{R|ep26|group=ep}}。一方、ブンドル団には試作品である紫色のスペシャルデリシャストーンが存在し、セクレトルーからナルシストルーに開発用として渡され、完成したスピリットルーの胸とゴッソリウバウゾーに取り付けられている{{R|ep24|ep25|ep26|ep28|group=ep}}。
; パーティグラス
: ゆいたちが飲み物を飲む時に使用するグラス。戦闘では使用しない{{R|ep2|group=ep}}。
: エンディング映像でプリキュア4人がダンスする際のアイテムとしても使われており、映像の音楽と連動して動作する[[ギミック]]がある(詳細は下記の[[#主題歌|主題歌]]を参照)。
; ハートジューシーミキサー
: 初期メンバーが使用する[[ミキサー (調理器具)|ミキサー]]型のアイテム。レシピッピの力でまとめたアイテムであり、中央部のダイヤルでそれぞれ3人の個人技に切り替え、先端のレバーを押し込むことでエネルギーをチャージし、銃のように構えて持ち手にあるハート型のトリガーボタンを押すことで対象に光線を放つことができる{{R|ep10|ep11|group=ep}}。
; ハートフルーツペンダント
: あまねがキュアフィナーレに変身する際に使用するペンダント型のアイテム。ほかほかハートの結晶体が変化したもので{{R|ep17|ep18|group=ep}}、中央のボタンを押したり、右回転させると変身できる。また、ハートキュアウォッチと同等のレシピッピ回収や通信等の機能も持っている{{efn2|このため、玩具においてはなりきり変身遊びに特化した「トッピング変身!ハートフルーツペンダント」と、既に発売されているハートキュアウォッチをペンダントにするための換装用のカバー及びキュアフィナーレ関連の機能解放用二次元コードがついたパフェのレシピッピとのセット商品「ハートキュアウォッチ&ハートフルーツペンダントカバースペシャルセット」(ウォッチを持っている人向けのカバーとレシピッピのみの「カバーセット」も併売)の2種類が展開されている<ref>{{Cite web |url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/topics/detail/2612/ |title=あなたはどっちのハートフルーツペンダント? |date=2022-07-11 |accessdate=2022-07-11 |website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=バンダイ}}</ref>。}}。
; クリーミーフルーレ
: キュアフィナーレが個人技・浄化技を行うための[[絞り袋]]型のアイテム<ref>{{Cite web |url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12648/ |title=クリーミーフルーレ |accessdate=2022-07-09|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=バンダイ}}</ref>。手前にある白いスイッチを1回回すと個人技、4回回すと浄化技をそれぞれ放つ事ができる。
; パーティキャンドルタクト
: コメコメの力でまとめたタクト型のアイテム。先端はキャンドルのロウソクのような形になっており対象に技を放つ際に息を吹きかけることで浄化することができる。中央部には赤い花柄のボタンと4人のイメージカラーの花のエンブレムがついている。プリキュアがパーティアップスタイルに変身・合体技を放つ際に使用される<ref name="PARTY_CANDAL">{{Cite web |url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12728/ |title=パーティキャンドルタクト|accessdate=2022-09-19|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=バンダイ}}</ref>。また、これとは別に映画のオリジナル技も放つことが可能。
; パーティアップリング
: コメコメの力でまとめた指輪。プリキュアがパーティアップスタイルに変身・合体技を放つ際に左の中指にはめて使用される{{R|PARTY_CANDAL}}。
 
== 作中用語 ==
; おいしーなタウン
: ゆいたちが暮らしている街。和食・洋食・中華の3つのストリートに分かれている。おすすめスポットは公園{{R|precious_q3}}。
: 街のシンボルは[[招き猫]]で、街の中央には巨大な招き猫がそびえているほか、街中の至る所に招き猫が飾られている。これはよねがなごみ亭の店内に飾り始めたのがきっかけとなって街中に広がったという{{R|ep30|group=ep}}。
: ブンドル団がレシピッピを略奪した影響により、[[南米]]料理のエリアが[[シャッター通り]]になるなど、社会的・経済的被害が出ている{{R|ep1|group=ep}}。
:; なごみ亭
:: ゆいの実家で、母が経営する定食屋{{R|natalie20220508}}。おすすめのメニューは、鰆の西京焼き定食{{R|precious_q1}}。
:; レストラン・デュ・ラク
:: ここねの実家で、親が経営する高級レストラン<ref name="animatetimes20220723">{{Cite web |url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1658504987&utm_source=twitter&utm_medium=social |title=TVアニメ『デパプリ』第20話「あまねのマナーレッスン!憧れのレストラン」先行カット公開!|website=アニメイトタイムズ|publisher=アニメイト|date=2022-07-23|accessdate=2022-07-23}}</ref>。城のような建物で、[[水辺|湖畔]]に位置しており、テラス席からは湖を一望できる{{R|ep20|group=ep}}。
:; ぱんだ軒
:: らんの実家で、親が経営するラーメン屋{{R|natalie20220508}}。
:; フルーツパーラーKASAI
:: あまねの実家で、親が経営する果物店・喫茶店{{R|ep10|group=ep}}。ここで販売されるハートフルグミ{{R|ep5|group=ep}}は[[バンダイ]]より実際に商品化されている<ref>{{Cite web |url=https://www.bandai.co.jp/candy/products/2022/4549660701705000.html |title=プリキュアハートフルグミ |accessdate=2022-05-15|work=バンダイキャンディ公式サイト |publisher=バンダイ}}</ref>。
:; 福あん
:: 拓海の実家で、親が経営するゲストハウス。なごみ亭の隣にある。ローズマリーはここをおいしーなタウンでの拠点として泊まり込んでいる。
:; ハートベーカリー
:: ここねがよく訪れるパン屋{{R|natalie20220508}}。ここで販売されるハートパンとボールドーナッツは[[第一屋製パン|第一パン]]より実際に商品化されている<ref>{{Cite web|url=https://www.daiichipan.co.jp/?product=%e3%83%97%e3%83%aa%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%81%b5%e3%82%8f%e3%81%b5%e3%82%8f%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%91%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a7%e3%82%b3%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%a0%e5%85%a5|title=プリキュアふわふわハートパンいちごクリーム入り|website=第一パン|accessdate=2022-10-08}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://animageplus.jp/articles/detail/41926|title=「デリシャスパーティ プリキュアパン」で美味しく楽しく遊べる! 特製ランチョンマットが当たるキャンペーンも♪|newspaper=アニメージュプラス|publisher=徳間書店|date=2022-02-01|accessdate=2022-03-05}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.daiichipan.co.jp/?product=%e3%83%97%e3%83%aa%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%82%a2-%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%84%e3%83%81%e3%83%a7%e3%82%b3%e5%91%b34%e5%80%8b%e5%85%a5 |title=プリキュアボールドーナツメープル味4個入|accessdate=2022-10-08|publisher=第一パン}}</ref>。
:; Pretty Holic
:: ゆいたちが訪れるコスメショップ{{R|ep5|group=ep}}。ここで販売される化粧品類はバンダイより実際に商品化されている。
:: 前作『[[トロピカル~ジュ!プリキュア]]』にも同名のコスメショップが登場している。{{main|#コスメ商品・食品・その他}}
:; Rental Dress Studio
:: ゆいたちが訪れる衣装レンタルショップ。ドレスやワンピースのほか、[[着ぐるみ#顔の出ている着ぐるみ|かぶりもの]]やアクセサリー、靴なども取り扱っている{{R|ep20|group=ep}}。
:; はごろも堂
:: らん行きつけの創業60年の歴史を持つ和菓子屋。近所の[[百貨店|大型デパート]]に複数の和菓子屋が出店したことに伴い、閉店している{{R|ep21|group=ep}}。
:; しんせん病院
:: おいしーなタウンにある[[病院]]{{R|ep22|group=ep}}。
:; 屋台メシグランプリ
:: おいしーなタウンでの祭りで催される屋台の大会。街中の料理人が屋台を出して参加、その味で競う。優勝賞品はおいしーなタウンで使えるクーポン券。ローズマリーが買い食いしすぎてお金がなくなったところ、らんからこの話を聞き出場を決め、焼きそばの屋台を出すことになった{{R|ep30|group=ep}}。
:; すすれ!ちゅるちゅる☆フェステイバル
:: 麺料理のイベントで、和洋中問わず街中の麺料理店が参加する{{R|ep32|group=ep}}。
; レシピボン
: クッキングダムが大切に守ってきた、全ての料理の作り方([[レシピ]])が書かれた本。ブンドル団はこの本を盗み出し、レシピッピを全て集めてこの本を完成させる事を最大の目的としており、ローズマリーとエナジー妖精は本の奪還のためにおいしーなタウンにやってきた。
: 物語開始以前にもレシピボンが盗まれたことがあり、この時はシナモンと呼ばれる人物が盗み出したもののすぐに見つかったとされていたが、あまねは「シナモンではなくこの時もブンドル団が盗んだ」と聞かされており、矛盾が生じている{{R|ep19|group=ep}}。
; デリシャスフィールド
: ローズマリーが戦闘時に形成する戦闘用の異空間で、砂漠のような景観が広がっている{{R|ep1|group=ep}}。デリシャストーンが壊れても形成できる。
: この空間に入るとレシピッピを連れ出すことができなくなる。レシピッピを所持していなければ空間からの脱出は可能{{R|ep1|group=ep}}。
: ローズマリーはデリシャスフィールドに立ち入る者を選別できるが、デリシャストーンを所持している場合はこの影響を受けないため、拓海(ブラックペッパー)は自由に出入りができる{{R|ep13|group=ep}}。またプリキュア覚醒前のゆい達も自らの意志で入っていたが、ここねとらんは後にパートナーとなるエナジー妖精を連れて入ったのに対し、ゆいが単独で侵入できた理由については本人は「わかんない」と答えている{{R|ep1|group=ep}}。
; おともだちDAモン
: 作中世界で放送されている、[[友情|友達]]を題材とした教育系テレビアニメ{{R|ep9|group=ep}}。
 
== スタッフ ==
シリーズディレクターは『[[映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日]]』などを監督した[[深澤敏則]]、シリーズ構成は『[[ヒーリングっど♥プリキュア]]』で各話脚本を手がけた[[平林佐和子]]、キャラクターデザインは油布京子がそれぞれ担当する<ref name="mantan20220109">{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20220108dog00m200030000c.html|title=プリキュア:第19弾「デリシャスパーティ プリキュア」のモチーフは“ごはん” 菱川花菜、清水理沙、井口裕香がプリキュア声優に|newspaper=まんたんウェブ|publisher=株式会社MANTAN|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。
* 原作 - [[東堂いづみ]]
* 漫画 - [[上北ふたご]]([[講談社]]『[[なかよし]]』連載)
* 企画 - 西出将之(ABCアニメーション)、高橋知子(ADKエモーションズ)、[[鷲尾天]]
* プロデューサー - 加藤香織(朝日放送テレビ)、多田香奈子(ABCアニメーション)<ref name="official_info">{{Cite web|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/info/|title=作品情報|website=デリシャスパーティ♡プリキュア公式サイト|publisher=東映アニメーション|accessdate=2022-01-09}}</ref>、矢﨑史(ADKエモーションズ){{R|official_info}}、安見香{{R|official_info}}
* キャラクターデザイン - 油布京子{{R|official_info}}
* ウバウゾーデザイン - 春山和則<ref>{{Twitter_status2|kazuharoom|1490196353133445127|2022年2月6日|accessdate=2022-02-07}}</ref>
* シリーズディレクター - [[深澤敏則]]{{R|official_info}}
* シリーズ構成 - [[平林佐和子]]{{R|official_info}}
* 美術デザイン - 増田竜太郎{{R|official_info}}
* 美術監督・チーフ美術 - いいだりえ{{R|official_info}}
* 色彩設計 - 清田直美{{R|official_info}}
* 音楽 - [[寺田志保]]{{R|official_info}}
* 撮影監督 - 赤澤賢二
* 編集 - 麻生芳弘
* 録音 - 林奈緒美
* 音響効果 - 石野貴久([[ちゅらサウンド]])
* 音響制作 - [[タバック]]
* 音楽制作 - [[マーベラス (企業)|マーベラス]]
* 音楽協力 - 東映アニメーション音楽出版
* 製作担当 - 井桁啓介
* アニメーション制作 - [[東映アニメーション]]
* 制作協力 - [[東映]]
* 制作 - [[朝日放送テレビ]]、[[ABCアニメーション]]、[[ADKホールディングス|ADKエモーションズ]]、東映アニメーション
 
== 主題歌 ==
主題歌の歌唱は、前作『[[トロピカル〜ジュ!プリキュア]]』でオープニングテーマを担当した[[Machico]]と前期エンディングテーマを担当した[[吉武千颯]]がそのまま続投{{R|mantan20220109}}、後期エンディングテーマはシリーズ初参加の[[佐々木李子]]が担当する<ref name="natalie20220529">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/479413|title=新プリキュア“キュアフィナーレ”今夏登場!「デパプリ」後期EDは佐々木李子|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-05-29|accessdate=2022-05-29}}</ref>{{R|PRTIMES20220529}}。
 
エンディングダンスの振付は前作に引き続き[[CRE8BOY]]が担当。また、前作品に引き続き玩具およびデータ放送との連動によるエンディングでのエンターテインメント要素が設けられており、玩具は「みんなでかんぱい♪パーティグラス」がエンディング映像の音声を認識して連動する形で動作<ref>{{Cite web|url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12233/|title=みんなでかんぱい♪パーティグラス|website=プリキュアおもちゃウェブ バンダイ公式サイト|publisher=株式会社バンダイ|accessdate=2022-01-14}}</ref>する仕組みになっており、エンディングが始まる前に玩具起動待機時間として、プリキュアによる10秒程度の飲み物を伝える映像が設けられている。リアルタイム視聴時には連動データ放送でリモコンのボタン、またはリモコン情報を登録したパーティグラスのボタンで操作し、ゲージを溜めることでフレームが獲得できるゲームが遊べるようになっている{{R|databroadcast}}。
 
=== オープニングテーマ ===
;「Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア」(第1話 - )
: Machicoによるオープニングテーマ。作詞は[[マイクスギヤマ]]、作曲・編曲は[[馬瀬みさき]]。
: ストーリーの進行に応じて映像が一部変更されており、第10話より番組タイトルの演出の変更と共にナルシストルーのシルエットが解除され、第13話よりジェントルーが登場しないものになり、第19話よりあまね(フィナーレ)が登場、第20話よりシナモンのシルエットが解除され、第31話(配信版では第30話)よりブンドル団の場面でセクレトルーとスピリットルーが登場、とそれぞれ差し替えられている。
: 本放送の第27話から第30話は後述の通り映画ハイライト映像が挿入されている。
 
=== エンディングテーマ ===
; 「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」(第1話 - 第20話)
: 吉武千颯による前期エンディングテーマ。作詞は[[こだまさおり]]、作曲・編曲は[[ヒゲドライバー]]。
: 初期メンバー3人がダンスを披露。第18話からはキュアフィナーレが一部箇所で追加登場している。
; 「ココロデリシャス」(第21話 - 第26話、第31話 - )
: 佐々木李子による後期エンディングテーマ。作詞はこだまさおり、作曲・編曲は森いづみ<ref name="PRTIMES20220529">{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001203.000016719.html |title=『デリシャスパーティ♡プリキュア』後期主題歌シングル情報解禁!8月24日(水)発売! |accessdate=2022-05-29 |date=2022-05-29 |work=マーベラスのプレスリリース |publisher=PR TIMES}}</ref>。
: キュアフィナーレが加わった4人がダンスを披露。
; 「ようこそ、お子さま♡ドリーミア」(第27話 - 第30話)
: [[後本萌葉]]による映画テーマソング。作詞は[[大森祥子]]、作曲・編曲は森いづみ<ref name="marv20220712">{{Cite web|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001226.000016719.html|title=『映画デリシャスパーティ♡プリキュア』主題歌シングル&オリジナル・サウンドトラック!9月21日(水)発売決定!|work=マーベラス|date=2022-07-12|accessdate=2022-09-11}}</ref>。
: 映画でのハイライト映像を使用。冒頭挨拶はキュアプレシャスによる物に変更され、プリキュアによる10秒程度の飲み物を伝える台詞も映画告知の物に差し替えられている。また、連動データ放送でのゲームは休止<ref>[https://toy.bandai.co.jp/series/precure/topics/detail/2696/ エンディングが映画の特別バージョンになるよ!9/11(日)スタート!],プリキュアおもちゃウェブ,2022年9月9日</ref>。
 
== 各話リスト ==
* 以下断りのない限り、放送日は日曜の日付を示し、日曜以外に放送したものは曜日も併記。さらに通常の放送時間以外に放送された場合にはその旨脚注にて示す。
* 特番などによる放送休止・放送内容変更・放送日時変更・放送時間変更は以下の通り。これに合わせる形で、全国的に放送休止の場合はTVerの配信期間は臨時で1週分長く設定されている([[#制作会社の社内ネットワークへの不正アクセスによる影響|前述]]の事情を除く)。
** 2022年3月20日 - 4月3日…[[#制作会社の社内ネットワークへの不正アクセスによる影響|前述の事情]]につき、代替措置として『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』放送のため休止。TVerでの第5話の見逃し配信は、[[#日本国内での配信|後述]]の通り3月20日まで実施。
** 2022年8月7日・14日…制作局の朝日放送テレビのみ、『[[全国高校野球選手権大会中継#テレビ中継|第104回全国高校野球選手権大会]]』中継のため臨時枠移動を実施{{Efn2|その他のテレビ朝日をはじめとする同系列フルネット23局では、本来の放送日時に制作局からの[[裏送り]]で先行ネットしている。}}<ref name="koshien">{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/koshien/|title=大会中継に伴う番組休止・移行|work=第104回 全国高校野球選手権大会|publisher=朝日放送テレビ|date=2022-08-06|accessdate=2022-08-07|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220806071505/https://www.asahi.co.jp/koshien/|archivedate=2022-08-06}}</ref>(下記の表を参照)。TVerでの見逃し配信は地域に関係なく、朝日放送テレビ以外での全国放送後に配信を実施<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/news/modal_news0805.html|title=8月の放送について 重要なお知らせ|work=デリシャスパーティ♡プリキュア|date=2022-08-05|accessdate=2022-08-07|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220807004138/https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/news/modal_news0805.html|archivedate=2022-08-07}}</ref>。
{{エピソードリスト/base/header
| Number = 話数
| Title = サブタイトル
| Aux1 = 脚本
| Aux2 = 絵コンテ
| Aux3 = 演出
| Aux4 = 作画監督
| Aux5 = 美術
| Aux7 = 本放送日<br /> {{Efn2|特記のない限り、いずれもテレビ朝日系列フルネット全24局での本放送日。複数記載されている場合、上段:制作局(朝日放送テレビ)、下段:制作局を除くテレビ朝日系列フルネット23局(TVerでの配信も同日開始)。}}
| TableStyle =font-size:small
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 1
| Title = ごはんは笑顔♡<br />変身! キュアプレシャス
| Aux1 = [[平林佐和子]] | Aux1RowSpan = 4
| Aux2 = [[深澤敏則]] | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = [[稲上晃]]
| Aux5 = いいだりえ
| Aux7 = '''2022年'''<br />2月6日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 2
| Title = さようなら、ゆい…!<br />マリちゃんの決意
| Aux2 = 南川達馬 | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 赤田信人<br />美馬健二
| Aux5 = 山口大悟郎<br />上原里香
| Aux7 = 2月13日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 3
| Title = コメコメのおつかい!<br />まいごで大騒動!!
| Aux2 = [[貝澤幸男]]
| Aux3 = [[武藤公春]]
| Aux4 = 荏原裕子
| Aux5 = 西田渚
| Aux7 = 2月20日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 4{{Efn2|name="selection"|「おさらいセレクション」期間にて再放送を実施。}}
| Title = ふくらむ、この想い…<br />キュアスパイシー誕生!
| Aux2 = 小松由依 | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 藤原未来夫
| Aux5 = 李凡善
| Aux7 = 2月27日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 5{{Efn2|name="selection"}}
| Title = なかよくなりたいのに…!<br />ここね、初めてのおともだち!
| Aux1 = 金子香緒里
| Aux2 = [[カトキハジメ]]
| Aux3 = 岩井隆央
| Aux4 = フランシス・カネダ<br />ジョーイ・カランギアン<br />沼田広
| Aux5 = 戸杉奈津子
| Aux7 = 3月6日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 6
| Title = 学校! 怪物! 大パニック!?<br />ねらわれたエビフライ!
| Aux1 = [[山岡潤平]]
| Aux2 = [[小村敏明]]
| Aux3 = ひろしまひでき
| Aux4 = [[青山充]]
| Aux5 = 平良亜梨沙
| Aux7 = 4月17日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 7
| Title = 強火の情熱!<br />きらめいてキュアヤムヤム!!
| Aux1 = 平林佐和子
| Aux2 = 貝澤幸男
| Aux3 = [[土田豊 (アニメ演出家)|土田豊]]<br />篠原花奈
| Aux4 = [[上野ケン]]
| Aux5 = 今井美紀
| Aux7 = 4月24日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 8
| Title = ちゅるりん卒業!?<br />おでかけ! おいしーなタウン
| Aux1 = 永井千晶
| Aux2 = 渋江康士<br />村上貴之
| Aux3 = 佐藤道拓<br />岩井隆央
| Aux4 = 原憲一<br />Noh Gil-bo<br />赤田信人
| Aux5 = 李凡善
| Aux7 = 5月1日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 9
| Title = かみ合わないふたり?<br />ここねとらんの合わせ味噌!
| Aux1 = 金子香緒里
| Aux2 = 河原龍太 | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 廣中美佳<br />美馬健二
| Aux5 = 戸杉奈津子
| Aux7 = 5月8日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 10
| Title = 泣かないでレシピッピ…<br />誕生! ハートジューシーミキサー
| Aux1 = 平林佐和子
| Aux2 = 小川孝治
| Aux3 = 飛田剛
| Aux4 = 板岡錦<br />稲上晃<br />上田由希子
| Aux5 = 平良亜梨沙
| Aux7 = 5月15日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 11
| Title = ジェントルーの罠!<br />ゆいとらん、テストで大ピンチ!?
| Aux1 = 山岡潤平
| Aux2 = 石黒達也
| Aux3 = 武藤公春
| Aux4 = 荏原裕子<br />村山里野
| Aux5 = 東美紀
| Aux7 = 5月22日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 12
| Title = 小さじ一杯の希望!<br />ジェントルーの本当の心
| Aux1 = 平林佐和子
| Aux2 = [[佐藤照雄]]
| Aux3 = 篠原花奈
| Aux4 = 藤原未来夫
| Aux5 = 李凡善
| Aux7 = 5月29日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 13
| Title = うばわれた思い出を守れ!<br />明かされる拓海のヒミツ
| Aux1 = 金子香緒里
| Aux2 = [[志水淳児]] | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 沼田広<br />フランシス・カネダ
| Aux5 = 戸杉奈津子
| Aux7 = 6月5日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 14
| Title = 初恋ってどんな味?<br />恋するキモチと拓海のこたえ
| Aux1 = 永井千晶
| Aux2 = 小村敏明
| Aux3 = 岩井隆央
| Aux4 = 竹森由加<br />赤田信人
| Aux5 = 中林由貴
| Aux7 = 6月12日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 15
| Title = ドキドキ!<br />ここね、初めてのピクニック!
| Aux1 = [[伊藤睦美]]
| Aux2 = 佐藤道拓
| Aux3 = 武藤公春<br />山本隆太
| Aux4 = 原憲一<br />Noh Gil-bo<br />荏原裕子
| Aux5 = 土井裕子<br />東美紀
| Aux7 = 6月19日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 16
| Title = らんらんって変…!?<br />肉じゃがとウソ
| Aux1 = 山岡潤平
| Aux2 = 貝澤幸男
| Aux3 = ひろしまひでき
| Aux4 = 青山充
| Aux5 = 李凡善
| Aux7 = 6月26日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 17
| Title = 4人目のプリキュア!?<br />あまねの選択
| Aux1 = 金子香緒里
| Aux2 = 村上貴之
| Aux3 = 佐々木憲世
| Aux4 = 上野ケン<br />川口弘明<br />高橋直樹<br />松本勝次<br />陈潔琼<br />袁東
| Aux5 = 戸杉奈津子
| Aux7 = 7月3日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 18
| Title = わたし、パフェになりたい!<br />輝け! キュアフィナーレ!
| Aux1 = 平林佐和子
| Aux2 = 小川孝治
| Aux3 = 飛田剛
| Aux4 = 板岡錦
| Aux5 = 中林由貴
| Aux7 = 7月10日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 19
| Title = みんなでデコレーション!<br />お兄さんへの贈りもの
| Aux1 = 永井千晶
| Aux2 = 古田丈司
| Aux3 = 八沖繁
| Aux4 = 北島勇樹<br />長濱睦輝<br />古徳真美<br />寿夢龍
| Aux5 = 土井裕子<br />東美紀
| Aux7 = 7月17日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 20
| Title = あまねのマナーレッスン!<br />憧れのレストラン
| Aux1 = 伊藤睦美
| Aux2 = 南川達馬
| Aux3 = 岩井隆央
| Aux4 = 稲上晃<br />上田由希子
| Aux5 = 李凡善
| Aux7 = 7月24日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 21
| Title = この味を守りたい…!<br />らんの和菓子大作戦
| Aux1 = 山岡潤平
| Aux2 = 西村聡
| Aux3 = 河原龍太
| Aux4 = 藤原未来夫
| Aux5 = 戸杉奈津子
| Aux7 = 7月31日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 22
| Title = ブラペ引退!?<br />伝説のクレープを探せ
| Aux1 = 金子香緒里
| Aux2 = 佐藤照雄
| Aux3 = ひろしまひでき
| Aux4 = 美馬健二<br />ジョーイ・カランギアン<br />レジー・マナバット
| Aux5 = 周霽欣
| Aux7 = 8月21日{{R|koshien}}<hr />8月7日{{Efn2|制作局と同時刻ネットではあるが、2週先行。}}
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 23
| Title = ここねのわがまま?<br />思い出のボールドーナツ
| Aux1 = 伊藤睦美
| Aux2 = 小村敏明
| Aux3 = 武藤公春
| Aux4 = 原憲一<br />Noh Gil-bo<br />村山里野
| Aux5 = 土井裕子<br />東美紀
| Aux7 = 8月23日(火){{Efn2|name="abc"|9:55 - 10:25に放送。}}{{R|koshien}}<hr />8月14日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 24
| Title = コメコメなんて知らない!<br />波乱のピザパーティ
| Aux1 = 山岡潤平
| Aux2 = 横内一樹 | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 沼田広<br />赤田信人<br />竹森由加
| Aux5 = 李凡善
| Aux7 = 8月24日(水){{Efn2|name="abc"}}{{R|koshien}}<hr />8月21日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 25
| Title = 新たな怪盗!?<br />にこにこキャンプでごわす!
| Aux1 = 伊藤睦美
| Aux2 = 小川孝治
| Aux3 = 岩井隆央
| Aux4 = 高橋直樹<br />松本勝次<br />陈潔琼<br />邱錦<br />陳如水<br />張福民
| Aux5 = 戸杉奈津子
| Aux7 = 8月28日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 26
| Title = ここねのやくそく!<br />ピーマン大王への挑戦
| Aux1 = 金子香緒里
| Aux2 = 土田豊 | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 上野ケン
| Aux5 = 周霽欣
| Aux7 = 9月4日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 27{{Efn2|同話数にて、プリキュアシリーズ通算900回を突破。}}
| Title = コメコメ{{Ruby|大変化|だいへんげ}}!?<br />らんのハッピー計画
| Aux1 = 伊藤睦美
| Aux2 = 志水淳児
| Aux3 = ひろしまひでき
| Aux4 = 青山充
| Aux5 = 土井裕子<br />東美紀
| Aux7 = 9月11日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 28
| Title = コメコメの力をみんなに…!<br />パーティキャンドルタクト!
| Aux1 = 平林佐和子
| Aux2 = 佐々木憲世<br />深澤敏則
| Aux3 = 飛田剛
| Aux4 = 板岡錦
| Aux5 = 李凡善
| Aux7 = 9月18日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 29
| Title = おいしいパラダイス!<br />レッツゴー!クッキングダム!
| Aux1 = 山岡潤平
| Aux2 = 河原龍太 | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 稲上晃<br />上田由希子
| Aux5 = 戸杉奈津子
| Aux7 = 9月25日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 30
| Title = おまつりわっしょい!<br />やきそばマリちゃん
| Aux1 = 谷畑ユキ
| Aux2 = 小村敏明
| Aux3 = [[三家本泰美]]
| Aux4 = 北島勇樹
| Aux5 = 周霽欣
| Aux7 = 10月2日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 31
| Title = おいしーなタウンの休日<br />プリンセスゆい!?
| Aux1 = 平林佐和子
| Aux2 = 門由利子 | Aux2ColSpan = 2
| Aux4 = 藤原未来夫
| Aux5 = 土井裕子<br />東美紀
| Aux7 = 10月9日
}}
{{エピソードリスト/base
| Number = 32
| Title = すすれ!ちゅるフェス<br />まいごのうどんを探せ!
| Aux1 = 永井千晶
| Aux2 = 村上貴之
| Aux3 = 岩井隆央
| Aux4 = 竹森由加<br />ジョーイ・カランギアン<br />レジー・マナバット
| Aux6 = 李凡善
| Aux7 = 10月16日
}}
{{エピソードリスト/base/footer}}
 
== 放送局・配信元 ==
{{注意|[[プロジェクト:放送または配信の番組#放送]]・[[プロジェクト:アニメ#放送]]に基づき、<br />本放送期間内の放送局および配信サイトのみを記載しています。<!--独立局、衛星放送での再放送など本放送開始から1年以上遅れのテレビ局は合意なしに掲載しないでください。詳しくは両プロジェクトを参照。-->}}
=== 日本国内での放送 ===
<!-- テレビ朝日基準「サイズはHD・ワンセグ」で記載のこと -->
{{放送期間
| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域
| [[2022年]][[2月6日]] - | 日曜 8:30 - 9:00 | [[朝日放送テレビ]]('''制作局''')をはじめとする<br/>[[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]全24局 | 日本全国{{Efn2|[[山梨県]]・[[富山県]]・[[福井県]]・[[鳥取県]]・[[島根県]]・[[徳島県]]・[[高知県]]・[[佐賀県]]・[[宮崎県]]を除く。}}
| 2022年[[2月13日]] - | 日曜 6:15 - 6:45 | [[山陰放送]] | [[鳥取県]]・[[島根県]]
| refname=onair
| note=朝日放送テレビとの同時ネット局では[[文字多重放送|字幕放送]]・[[データ放送|連動データ放送]]を実施。
}}
 
=== 日本国内での配信 ===
{{放送期間 | media=インターネット
| 配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
| 2022年2月6日 - | {{nobr|日曜 9:00 更新}} | [[TVer]] | {{nobr|最新話限定で無料配信}} |
| {{nobr|2022年2月6日 - 2月19日}}| - | [[YouTube]](プリキュア公式YouTubeチャンネル) | {{nobr|第1話のみの期間限定配信}} |
| {{nobr|2022年2月27日 - 3月12日}}| - | YouTube(プリキュア公式YouTubeチャンネル) | {{nobr|第4話のみの期間限定配信}} |
| {{nobr|2022年4月24日 - 5月7日}} | - | YouTube(プリキュア公式YouTubeチャンネル) | 第7話のみの期間限定配信 |
| {{nobr|2022年3月6日 - 3月20日}} | - | TVer | 第5話のみの期間限定配信 |
| {{nobr|2022年7月3日 - 7月9日}} | - | YouTube(プリキュア公式YouTubeチャンネル) | 第17話のみの期間限定配信 |
| {{nobr|2022年7月10日 - 7月16日}} | - | YouTube(プリキュア公式YouTubeチャンネル) | 第18話のみの期間限定配信 |
| 2022年[[2月9日]] - | 水曜 0:00 更新 | {{flatlist|class=hlist-pipe|
* [[アニメ放題]]
* [[Amazonプライム・ビデオ]]
* [[フジテレビオンデマンド|FOD]]
* [[J:COMオンデマンド]]
* [[dアニメストア]]
* [[TELASA]]
* [[Netflix]]
* [[Paravi]]
* [[バンダイチャンネル]]
* [[ひかりTV]]
* [[Hulu]]
* [[日本デジタル配信|みるプラス]]
* [[U-NEXT]]
}} |定額制による見放題見逃し配信|
| | |[[テレ朝動画]]<ref>{{Cite web|url=https://douga.tv-asahi.co.jp/program/19428-31478|title=デリシャスパーティ・プリキュア|work=テレ朝動画|publisher=テレビ朝日|accessdate=2022-02-25}}</ref>、他|最新話限定で無料配信<br />配信終了後は都度課金|
| refname=onair
}}
 
=== 日本国外での放送 ===
時間帯は全て現地時間。
; [[台湾]]
: [[2022年]][[5月7日]]より[[東森幼幼台]]にて、『{{lang|zh-tw|美味PARTY♡光之美少女}}』のタイトルで毎週土曜8時 - 8時30分に放送。[[普通話]]放送、[[繁体字]]字幕あり<ref>[https://yoyotv.ebc.net.tw/Program/Content/197 美味PARTY♡光之美少女 - 東森幼幼]</ref>。
 
; [[香港]]
: [[2022年]][[5月21日]]より[[香港電視娯楽|ViuTV]]にて、『{{lang|zh-hk|美味PARTY 光之美少女}}』のタイトルで毎週土曜17時 - 17時30分に放送。[[広東語]] & [[日本語]]二か国語放送。
 
=== 日本国外での配信 ===
[[Crunchyroll]]が2022年2月より、[[アメリカ州|南北アメリカ]]<!--・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ-->などにおいて、動画配信を実施している<ref>{{Twitter_status2|ToeiAnimation|1490416620010807296|2022年2月7日|accessdate=2022-02-07}}</ref>。
 
== 関連番組 ==
{{main2|映画公開を記念したタイアップ|映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!#関連番組}}
; キュアサマーのありがとうパーティー!
: 前シリーズ『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の最終話(第46話)が放送された2022年1月30日に、プリキュア公式YouTubeチャンネルにて生配信された動画。キュアサマーがモーションキャプチャで進行する生配信動画で、本作品からはプレシャスもモーションキャプチャでゲストとして登場した<ref>{{Cite tweet|user=TVanime_precure |number=1487674441106612224 |title=キュアサマーのありがとうパーティー! |date=2022-01-30 |accessdate=2022-01-30}}</ref><ref>{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=RWRUOrgNYfk|title=【アーカイブ公開】1/30(日)「キュアサマーのありがとうパーティー!」【トロピカル〜ジュ!プリキュア】|publisher=東映アニメーション|medium=YouTube|date=2022-02-03|accessdate=2022-02-04}}</ref>。
; プリキュアへ100のしつもん♡
: 2022年2月13日から2022年5月8日までの期間、プリキュア公式YouTubeチャンネルで日曜9時に配信されていた動画コンテンツ<ref>{{Cite tweet|user=TVanime_precure|number=1492649722317791232|title=キュアプレシャスに【100のしつもん】①😄 キュアプレシャスが、いろいろおしえてくれたよー |date=2022-02-13 |accessdate=2022-02-14}}</ref>。初期メンバー3人がそれぞれキャラクターの性格、家族などについての質問に100個回答していく内容となっている。なお、キュアフィナーレによる質問動画は本コーナーでは配信されず、後述の『みんなあつまれ!なつやすみ!スペシャル♡パーティ』で視聴者からのお便りコーナーで性格などの話題が語られた。
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;" border="1"
|-
!回!!サブタイトル!!配信日
|style="width:18em"|'''チンギス・カン'''
|style="width:6em"|'''西暦年/和暦年'''
|style="width:18em"|'''源義経'''
|-
|#1||キュアプレシャスへ100のしつもん♡①<ref name="precious_q1">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=jaBevp7LO7U|title=キュアプレシャスへ100のしつもん♡①|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-02-13|accessdate=2022-02-14}}</ref>
|(以下のはっきりした年号は不明)||[[1159年]]/[[平治]]元年||義経の生年。京都で[[源義朝]]の9男として生まれている。[[平治の乱]]が起き、父義朝敗れる。幼名は牛若丸。
||'''2022年'''<br />2月13日
|-
|#2||キュアプレシャスへ100のしつもん♡②<ref name="precious_q2">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=oIpFdMFz_EM|title=キュアプレシャスへ100のしつもん♡②|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-02-20|accessdate=2022-02-20}}</ref>
|モンゴル中央高原でチンギス・ハン誕生する。右手に“血”の塊を握っていたと伝承。父はイェスゲイ。幼名はテムジン。 ||[[1162年]]?[[1167年]]?詳しくは不明||
||2月20日
|-
|#3||キュアプレシャスへ100のしつもん♡③<ref name="precious_q3">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=QbHp-rBVFRs&t=5s|title=キュアプレシャスへ100のしつもん♡③|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-02-27|accessdate=2022-02-27}}</ref>
| ||[[1169年]]/[[嘉応]]元年||義経は鞍馬寺に預けられる。遮那王に名前を変える。(10)
||2月27日
|-
|#4||キュアスパイシーへ100のしつもん♡①<ref name="spicy_q1">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=jp5Lv3xcCco|title=キュアスパイシーへ100のしつもん♡①|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-03-06|accessdate=2022-03-06}}</ref>
| ||[[1174年]]/[[承安 (日本)|承安]]4年||義経は奥州にいく。(15)
||3月6日
|-
|#5||キュアスパイシーへ100のしつもん♡②<ref name="spicy_q2">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=567Nje2sd0k|title=キュアスパイシーへ100のしつもん♡②|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-03-13|accessdate=2022-03-13}}</ref>
|テムジン、ウンギラト族のデイ・セチュンの娘ボルテと結婚するが、メルキド部族にボルテを奪われる ||[[1178年]]/[[治承]]2年||
||3月13日
|-
|#6||キュアスパイシーへ100のしつもん♡③<ref name="spicy_q3">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=nBmvfKzRQ3U|title=キュアスパイシーへ100のしつもん♡③|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-03-20|accessdate=2022-03-20}}</ref>
|||[[1180年]]/治承4年||義経、[[黄瀬川]]の宿で頼朝と対面する。(22)
||3月20日
|-
|#7||キュアヤムヤムへ100のしつもん♡①<ref name="yamuyamu_q1">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=Dfha-HTmfSQ|title=キュアヤムヤムへ100のしつもん♡①|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-04-24|accessdate=2022-04-24}}</ref>
|||[[1181年]]/治承5年||大工の馬事件[[鶴岡八幡宮]]若宮の棟上式において、[[工匠]]たちに与える馬を引かせられた。たとえ兄弟であっても、義経は頼朝の御家人の一人にすぎないということを認識させた事件(23)
||4月24日
|-
|#8||キュアヤムヤムへ100のしつもん♡②<ref name="yamuyamu_q2">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=j99QyWiXAjM|title=キュアヤムヤムへ100のしつもん♡②|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-05-01|accessdate=2022-05-01}}</ref>
|||[[1184年]]/[[寿永]]3年||宇治川の合戦1月20日兄範頼とともに宇治川の合戦に勝利し、義仲を近江粟津に敗死させる。壇ノ浦の合戦。(26)
||5月1日
|-
|#9||キュアヤムヤムへ100のしつもん♡③<ref name="yamuyamu_q3">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=szdQLTQ3FiA|title=キュアヤムヤムへ100のしつもん♡③|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-05-08|accessdate=2022-05-08}}</ref>
|||[[1185年]]/寿永5年||義経京に凱旋するも、頼朝の怒りを買い、鎌倉入りを許されず、都落ちし、[[大物浦]]より西国へ向かうが、暴風雨により失敗(11月6日)。その後消息不明。(27)
||5月8日
|}
; エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!
: 2022年2月27日から、プリキュア公式YouTubeチャンネルで日曜9時に月1回配信されている動画コンテンツ<ref>{{Cite tweet|user=TVanime_precure|number=1497726925904613379|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!|date=2022-02-27 |accessdate=2022-02-27}}</ref>。エナジー妖精をモチーフにした料理を妖精たちが紹介していく。
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;" border="1"
|-
!回!!サブタイトル!!配信日
|テムジン、メルキド部族をプウラ・ケエルで破りボルテを奪還する。テムジン、第一回目の即位「ハン」を宣言(年号は不確かで実際はこの前後か)||[[1189年]]/[[文治]]5年||奥州衣川で義経自害。(31)
|-
|#1||コメコメのおむすび<ref name="Energy_cook1">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=0FaVsyfTdBM&t=2s|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#1コメコメのおむすび|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-02-27|accessdate=2022-02-27}}</ref>
|チンギス・親友ジャムカとの戦いに敗れる。(十三翼の戦い) ||[[1190年]]/文治6年||
||'''2022年'''<br />2月27日
|}
 
== 大正期 ==
=== 小谷部全一郎説 ===
 
[[小谷部全一郎]]は[[アメリカ合衆国]]で学んで[[牧師]]となり、北海道に移住してアイヌ問題の解決を目指す運動に取り組んでいたが、アイヌの人々が信仰するオキクルミが実は源義経ではないかという話を聞き、義経北行説に興味をもった。その後、[[満州]]・[[モンゴル高原|モンゴル]]に旧日本軍の通訳官として赴任し、「成吉思汗=義経」の痕跡を調べるべく、満蒙を精力的に取材する。1920年帰国。軍功により勲六等旭日章を授与されている。彼はこの調査によって、義経が平泉で自害せず、北海道、[[樺太]]にわたり、さらにモンゴルに渡ってチンギス・ハーン(成吉思汗)となったことを確信し、[[大正]]13年([[1924年]])に著書『[[成吉思汗ハ源義經也]]』を出版した。
 
====小谷部の論拠====
* [[奥州]][[衣川 (岩手県)|衣川]]で文治5年4月30日に討ち取られた義経の首は、事件を5月22日に報告し、6月13日に鎌倉の[[源頼朝|頼朝]]に届けられている。いくら中世とは言え、当時は[[早馬]]を飛ばせば平泉から鎌倉までは数日で使者は着くはずである。何故一ヶ月以上もかかったのか。故意に腐らせ偽物と判別できなくするためではないか。
* 『[[吾妻鏡]]』で衣川事件から1年後([[1190年]]5月)[[鎌倉]]に義経軍が攻めてくるという情報が流れ緊張が走った、という記録があるが、義経が死んでいるという確証があるならおそれる必要は無いのではないか。おそれているのは鎌倉幕府が先の衣川事件の首は実は偽物であり、義経が生きているのを知っていたという証拠ではないか。
* 成吉思汗の少年時代の記録として「朽木の洞に隠れていて助かった」とあるが、兄頼朝の伝説と内容が重なる。
* 『[[大日本史]]』などでは鎌倉に届けられた首は偽首としており、蝦夷へ逃亡したと記している。
* [[延宝]]年間の『[[可足記]]』に九郎判官の身代わりに杉目太郎行信が致し、行信の首が鎌倉に運ばれた、と記す。
* 北海道と大陸の間に昔からアイヌの行き来があって、義経一行はしばらく北海道に滞在した後アイヌの水先案内人によって大陸に渡った可能性が十分に考えられるのではないか。
* 成吉思汗が[[1206年]]に[[ハーン]]に即位した時の「九旒の白旗」の建立は[[源氏]]の氏の長者、武家の[[棟梁]]の宣言ではないか。「白旗」は源氏の旗印であり、「九旒」は九郎判官を意味するものではないか。
* 成吉思汗は紋章として[[笹竜胆]]を使用した。笹竜胆(源氏の紋章)を尊び、九の数を好むのは己の名の九郎に因んだからではないか。
* 成吉思汗はニロン族、すなわち日の国よりきた人として[[蒙古]]に伝えられている。この「ニロン」とは「ニホン(日本)」のことはないか。
* 成吉思汗は別名を「クロー」と称した。これは「九郎判官」ではないか。また、軍職の名は「タイショー」として現代に伝わる。蒙古の古城跡では「城主はクロー」と称していたという言い伝えがある。
* 沿海州[[ナホトカ]]と[[ウラジオストク]]の間に「ハンガン」という岬と泊地があり、九郎判官が上陸した土地ではないか。
* 成吉思汗が滞在した[[熱河省]](現[[河北省]]北東部)に「へいせん」という地名があるのは、義経ゆかりの「平泉」によるのではないか。
* 蒙古では現在でも「オボー祭り」が8月15日に開かれているが、義経が幼年時代をすごした京都鞍馬山でも、この日、同じような祭りが見られる<ref>「現在でも」とあるのは小谷部生前の事で、実際には1924年の社会主義化により禁止される。その後、1989年の社会主義廃止により序々に復活している。しかしオボー祭は元々が[[ナーダム|国家ナーダム]]等と違って国家的行事では無く、地域単位の祭礼である</ref>。
* 成吉思汗はニルン族の貴族キャト氏族だが、「キャト」は「キョウト」「京都」出身をあらわしているのではないか。
* 国名「元」は「源」に通じる<ref>国号については正しくは「[[元 (王朝)|元]]」ではなく「'''大元'''」。制定は[[クビライ]]によるものであり、その出典はクビライ自身が出した詔によって『[[易経]]』であると特定されている。『[[元史]]』世祖本紀巻七 [[至元 (元世祖)|至元]]八年十一月乙亥([[1271年]][[12月18日]])条の詔に、「可建國號曰'''大元'''、蓋取[[易経|易經]]「乾元」之義。」とあり、『易経』巻一 乾 に「彖曰、'''大'''哉乾'''元'''」とある。</ref>
* 年齢もほぼ同じ。義経が衣川で討たれたのが30歳で、その数年後ジンギスカンが表舞台に登場するようになった時期の年齢が30代半ばであるなら、辻褄が合うのではないか。
* ジンギスカンの前半生には空白部分が多い。
* 両者とも背は高くなかった。酒も全然飲めなかった。
* 戦術も同じ、戦い方もそっくりであった。
* [[モンゴル文字]]にかなりの[[平仮名]]からヒントを得たとしか考えられない文字が存在する。
* 蒙古の地名や現地言語に日本内地、蝦夷との類似性がみられる(チタ、スルガなど)。蒙古には「源」の[[苗字]]が多い。
*[[ラマ教]]の寺院に伝わるジンギスカンの肖像はどこか日本人的な顔立ちをしている。
 
==== 蘇城(スーチャン) ====
小谷部はまた、[[ロシア]]の[[ウラジオストック]]から120キロメートルほどのところに、蘇城([[スーチャン]])という古城の[[遺跡]]があり、日本の[[武将]]が築いたという伝説が残っていることを記している。その武将は後に[[中国本土]]へ攻め入って、大王になったという。昔、日本の武将が危難を避けて本国を逃れ、この地に城を築いた。武将がここで「蘇生した」という逸話から、「蘇城」と命名された。武将はこののち城を娘に任せ、自らは中国本土に攻め入って強大な王国を建てたという。ハンガン岬から東北に120キロメートル離れたところにあるこの「スウチャン」は中国語であり、[[沿海州]]は[[1858年]]の[[ネルチンスク条約]]でロシア領になるまでは清国の支配下にあったため、ロシア領下でも中国語の地名が残っているという地元の伝承を紹介している。
 
==== 義経の古碑 ====
小谷部によれば、[[ニコラエフスク・ナ・アムーレ|ニコラエフスク]]から100キロメートルの郊外に石碑があって、そこに現在は撤去されているが「義経」などの漢字と、明瞭な笹竜胆の紋所が刻まれてあったといい、「隻城子(ニコラエフスク)の市邑に、土俗のいわゆる義将軍の古碑と称するものあり、土人はこれを日本の武将の碑とも或は支那の将軍の碑とも傳ふ。居留日本人は一般にこれを義経の碑と称し、而して其の建てられたる市の公園を、我が居留民は現に之を義経公園と呼びて有名なるものなり」と述べる(『成吉思汗ハ源義經也』)。
==== 笹竜胆の紋章 ====
さらに小谷部は、[[大正]]14年([[1925年]])2月1日付の[[朝日新聞]]で、[[シベリア出兵]]当時、ニコラエフスクの近くで[[タタール人]]の芝居を見たところ、その[[巻狩]]の場面で役者が笹竜胆(ささりんどう)の紋をつけた日本流の鎧兜であらわれたことを記している。わけを尋ねたところ、昔から伝わっているもので、誰が作ったかについてはわからないという返事だったという。この笹竜胆の[[紋章]]は、[[ナホトカ]]の一般住居にもつけられており、これも義経ゆかりのものではないかと小谷部は説明している。
==== 結論 ====
笹竜胆の紋章のみならず、それまで日本にしかなかった[[長弓]]の使用、白旗の使用など、それまで蒙古の慣習になかったものが成吉思汗によりはじまり、旗印は九旒の白旗、紋章は笹竜胆など、すべて源義経の文物と一致しており、これこそ、成吉思汗が源義経にほかならない何よりの証拠であると、小谷部は結論づけている。
 
『成吉思汗ハ源義経也』の主な内容であるが、清朝は源氏の末裔であるというのがよく否定論者の標的の的になるが、間宮林蔵の『窮髪紀譚』には満州人が中国の王族は日本人の[[末裔]]と沢山の人間が答えたと書かれている。
 
=== 小谷部説とその反論 ===
{| class="wikitable" border="1" style=font-size:small
|-
|#2||パムパムのフルーツサンド<ref name="Energy_cook2">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=5JR5WRt7pOw|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#2パムパムのフルーツサンド|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-03-20|accessdate=2022-03-20}}</ref>
! 小谷部説 !! それに対する反論
||3月20日
|-
|#3||メンメンのハムチーズサンド<ref name="Energy_cook3">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=rFiI7E9Xtbg|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#3メンメンのハムチーズサンド|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-04-17|accessdate=2022-04-17}}</ref>
| colspan = "2" style="text-align:center" | '''ジンギスカンに関するもの'''
||4月17日
|-
|#4||エナジー妖精のおしゃれサンド<ref name="Energy_cook4">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=eTHs4-bKm1A|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#4エナジー妖精のおしゃれサンド|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-05-15|accessdate=2022-05-15}}</ref>
| style="width:50%" | 成吉思汗はニロン族、すなわち日の国よりきた人として蒙古に伝えられている。この「ニロン」とは「ニホン(日本)」のことはないか。|| style="width:50%" |ニロンはニホンの訛りではなく、蒙古語の「納ラン(口編に闌)ナラン」、納藍(日、太陽)から訛ったものである。中島
||5月15日
|-
|#5||パムパムのフルーツトライフル<ref name="Energy_cook5">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=_K4kxyZ3duw|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#5パムパムのフルーツトライフル|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-06-12|accessdate=2022-06-12}}</ref>
|キャトは京都出身者の事を表しているのではないか? ||キャトはアボルガジイ氏曰く成吉思汗の姓は「キャン」で、蒙古語の岩石に直下する飛泉の意味で、「キャト」はその複数形である。中島
||6月12日
|-
|#6||ハートのリボンのフルーツポンチ<ref name="Energy_cook6">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=xa_CqhDmKzU|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#6ハートのリボンのフルーツポンチ|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-07-10|accessdate=2022-07-10}}</ref>
|成吉思汗は別名を「クロー」と称した。これは「九郎判官」ではないか。また、軍職の名は「タイショー」として現代に伝わる。蒙古の古城跡では「城主はクロー」と称していたという言い伝えがある。 ||小谷部は九郎(義経官職の九郎判官)に結び付けたがっているが、蒙古語「古兒罕グルハン」であり、「部落の長」である。発音は「グラン」に近い。中島
||7月10日
|-
|#7||コメコメのおむすび弁当<ref name="Energy_cook7">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=yeQVkf89D0E|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#7コメコメのおむすび弁当|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-08-07|accessdate=2022-08-07}}</ref>
|義経は「九つのふさのついた白い旗」を使ったと云われているように九をシンボル数として多用した。 ||源九郎義経判官のシンボルとして「九」の数を挙げているがアイヌは「六」がシンボル数である。中島
||8月7日
|-
|#8||メンメンのアレンジラーメン<ref name="Energy_cook8">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=xSwnOvnzYCE|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#8メンメンのアレンジラーメン|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-09-04|accessdate=2022-09-04}}</ref>
|成吉思汗の父「エスガイ」は「蝦夷海」から来ているのではないか ||成吉思汗の父の名は「エゾカイ」ではなく「也速該」(エガイ)である。蝦夷は他民族はエゾと呼ばない。アイヌ語や奇鄰語では、Ainuといい、山丹語ではKuiである。蝦夷(カイ)に近い。ニクブン語(ギリヤーク語)ではKugiである。
||9月4日
|-
|#9||パムパムのパンケーキサンド<ref name="Energy_cook9">{{Cite video|url=https://www.youtube.com/watch?v=F_k1REf-ZkA|title=エナジー妖精の!かんたん!おりょうりつくってみよー!#9パムパムのパンケーキサンド|medium=YouTube|publisher=東映アニメーション|date=2022-10-09|accessdate=2022-10-09}}</ref>
|武将金烏諸(キンウチョ)の名が成吉思汗の訛り||小谷部は「西利亜及沿海州の蘇城」、「雙城子と義将軍の石碑」の二項を設け、日本の武将金烏諸(キンウチョ)の名が成吉思汗の訛りだとするが、山丹人は黒龍江岸ばかりでなく、樺太南部にも住んでいるから、アイヌから云えば樺太・山丹は選ぶところではない。従って蘇城などに行くわけがない。
||10月9日
|}
; みんなあつまれ!なつやすみ!スペシャル♡パーティ
: 2022年7月31日にプリキュア公式YouTubeチャンネルにて生配信された特別番組。エナジー妖精とキュアフィナーレが出演したほか、ゲストとして[[くまモン]]も登場した<ref>{{Cite news|url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/news/2022072201.php|title=『デリシャスパーティ♡プリキュア〜みんなあつまれ!なつやすみ!スペシャル♡パーティ〜』7/31生配信!|newspaper=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション|date=2022-07-22|accessdate=2022-07-22}}</ref>。
: キュアフィナーレ・あまねの性格について視聴者から寄せられた10個の質問コーナーや作中にまつわるクイズ、視聴者から寄せられたフィナーレまたは番組へのメッセージ紹介、くまモンとのパフェ作りで構成された。
; ちはやお姉さんの見たい!聴きたい!伝えたい!
: 関連CDのリリースに合わせてマーベラス公式YouTubeチャンネルで生配信される、主題歌歌手の吉武千颯による関連音楽・映像商品や公式ライブに関する情報を紹介する番組。
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;" border="1"
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!回!!ゲスト!!配信日
|軍職の名は「タイショー」として現代に伝わる。 ||タイシャー(小谷部説は大将の意)は蒙古語では大石(タイシー)。親友の意味の蒙古語アンダ(安答)はオロッコ語のAndaなどと同系である。
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|#1||-
| colspan = "2" style="text-align:center" | '''アイヌに関するもの'''
|'''2022年'''<br />3月30日<ref>{{twitter_status2|precure_marv|1509002475759566854|2022年3月30日|accessdate=2022-07-22}}</ref>
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|#2||後本萌葉||
|オキクルミは義経を表し、サマユンクルは弁慶のことである。||オキクルミは造化神の意味でアイヌ語の「クルミ」は日本男子で、「クルマツ」は日本婦人のことだから、混乱して蝦夷に渡ってきた和人の英雄と解する人が多くなった。永田方正に従えばオキクルミはオオキリマイ、オキキリマイと云っていたのが訛ったのである。アイヌ説話のサマウンクルはオキクルミに先んじて死んでいるし、オキクルミは樺太アイヌから殺されている。サマウンクルが弁慶であるとすれば、義経に先んじて死んだことになるから小谷部氏の大陸渡航説はありえない。中島
7月21日<ref>{{twitter_status2|precure_marv|1549672961522679811|2022年7月20日|accessdate=2022-07-22}}</ref>
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; 【簡単】子どもが喜ぶオムライス料理
: 2022年3月28日に、[[ギャル曽根]]のチャンネルにて公開された、曽根と本作品とのコラボレーションによる動画。オムライス、サンドイッチ、カップケーキのコラボ料理を作る企画で、キュアプレシャスが登場する<ref>{{cite video |people=ギャル曽根 |date=2022-03-28 |title=【簡単】子どもが喜ぶオムライス料理|url=https://www.youtube.com/watch?v=4a-BTrUPElA&feature=youtu.be |medium=インターネット番組}}</ref>。
; [[キスマイ宮田のニコ生やったってit's Alright!]]
: 2022年5月24日から[[ニコニコ生放送]]で配信が開始された、宮田俊哉による生配信番組。第1回は配信日に上述の通り宮田の本作品出演が発表されたのにあわせ、華満らん / キュアヤムヤム役の井口裕香をゲストに招いた上で、本作品にまつわるトークが展開されたほか、同番組の歌ってみた動画の第1弾として、宮田による本作品オープニング主題歌『Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア』のカバーが披露された<ref>{{Cite tweet|user=TVanime_precure |number=1529054838838898690 |title=本日、菓彩ゆあん・みつき役の #宮田俊哉 さんが出演する ニコニコ生放送「キスマイ宮⽥のニコ⽣やったってItʼs Alright!」で #デパプリ 特集が決定 |date=2022-05-24 |accessdate=2022-05-25}}</ref><ref>{{Cite tweet|user=kismiya_2525 |number=1527629901175869440 |title=5月24日(火)21時 放送開始 #宮田ニキ生 初回放送では… |date=2022-05-20 |accessdate=2022-05-25}}</ref><ref>{{Cite tweet|user=kismiya_2525 |number=1529054613168697348 |title=#宮田ニキ生 ゲスト情報解禁!|date=2022-05-24 |accessdate=2022-05-25}}</ref><ref>{{Cite tweet|user=kismiya_2525 |number=1529079677859483649 |title=フル動画公開しました!#宮田俊哉 が ”歌ってみた"|date=2022-05-24 |accessdate=2022-05-25}}</ref>。
 
== 映画 ==
=== 小谷部『成吉思汗ハ源義經也』に対する反応 ===
; [[映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!|映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!]]
[[大正]]13年([[1924年]])の小谷部の著書『成吉思汗ハ源義經也』は「判官びいき」の民衆の心をつかんで大ベストセラーになり、多くの日本人の間に「成吉思汗=義経」伝説を爆発的に広めることになった。同書は昭和初期を通じて増刷が重ねられ、増補版も出版されたが、この本が歴史家には相手にされない一方で、広く民衆に受け入れられた背景として、単に判官びいきの心情だけではなく、日本の英雄が大陸に渡って世界を征服したという物語が、日本が[[日清戦争]]、[[日露戦争]]を経て「満蒙こそ日本の生命線」と考える人びとの心をとらえ、[[シベリア出兵]]をおこなっていた時期の風潮に適合したことが指摘されている。また、ブームの背景としては、大衆の政治参加の進展や中間層の形成、中等教育の普及などにともなう'''文化の大衆化'''も掲げられる。さらに、発表された[[大正]]13年が[[関東大震災]]([[1923年]])の惨禍のあった翌年にあたることから、絶望に打ちひしがれた人びとを慰撫し、復興にたずさわる人々を鼓舞する意味合いもあったと考えられる。
: 2022年9月23日公開。[[お子様ランチ]]の[[テーマパーク]]を舞台とした本作品のシリーズ単独映画<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/464287|title=映画「デリシャスパーティ♡プリキュア」9月23日公開決定|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-02-03|accessdate=2022-02-03}}</ref><ref>{{Cite web|title=映画デリシャスパーティ♡プリキュア|url=https://2022.precure-movie.com/|publisher=東映|accessdate=2022-03-18}}</ref><ref>{{Cite web|title=『映画デリシャスパーティ♡プリキュア夢みる♡お子さまランチ!』|url=https://www.toei.co.jp/movie/details/1228365_951.html|publisher=東映|accessdate=2022-06-12}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/485061|title=映画プリキュア最新作、コメコメに奇跡が起こる…? 監督は座古明史、ゲストに花江夏樹|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-07-12|accessdate=2022-07-12}}</ref>。同時上映として『[[スター☆トゥインクルプリキュア]]』から本作品までの4作品のプリキュアが共演する短編『わたしだけのお子さまランチ』も公開<ref>[https://mantan-web.jp/article/20220914dog00m200049000c.html 「映画デリシャスパーティ プリキュア」 同時上映「わたしだけのお子さまランチ」で4世代プリキュア共演 「ヒープリ」「スタプリ」「トロプリ」],まんたんウェブ,2022年9月15日</ref>。
: 同作品の公開に合わせ、本作品第27話から第30話までのオープニング映像にて、同作品のハイライトシーンが一部使用されている。また、第29話本編では短編参加3作品のハイライトシーンが一部挿入されている。
 
== 漫画版 ==
これに対し雑誌『中央史壇』(第10巻第2号 1925年 320. 4-265,国史講習会)は『成吉思汗は源義経にあらず』と題して臨時増刊号を組み、[[日本史|国史学]]、[[東洋史|東洋史学]]、[[考古学]]、[[民俗学]]、[[国文学]]、[[国語学]]・[[言語学]]など当時第一級の研究者たちがこの説に対し大々的に反論を行った。
これまでのシリーズ同様、[[上北ふたご]]により『[[なかよし]]』([[講談社]])2022年3月号より連載されている<ref>{{Twitter status2|futagokamikita|1475970719612039172|2021年12月29日|accessdate=2022-01-11}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/464300|title=「ぴちぴちピッチ」クリアファイルがなかよしの付録に、上北ふたご版新プリキュアも|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-02-03|accessdate=2022-02-05}}</ref>。2021年11月号掲載分では、映画公開記念のコラボレーション回として、『スター☆トゥインクルプリキュア』の星奈ひかる、『ヒーリングっど♥プリキュア』の花寺のどか、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の夏海まなつがゲスト出演している<ref>{{Twitter_status|nakayosi_manga|1576707599608733696}}</ref><ref>{{Twitter_status|kamikitafutago|1576847973102735360}}</ref>。
 
== キャラクターショー ==
特に言語学の[[金田一京助]]、[[漢学者]]で[[歴史学者]]の[[中島利一郎]]らの批判は激しく、金田一京助は小谷部説を「小谷部説は主観的であり、歴史論文は客観的に論述されるべきものであるとし、この種の論文は「信仰」である」と全面否定した。また中島利一郎の場合の反論はさらに激しく、小谷部論をひとつずつ考証して反論し、最後には、「[[粗忽]]屋」「珍説」「滑稽」「児戯に等しい」という言葉を用いて痛罵している。<ref> 「源義経の話」(『史学号欉説』)第二集、富山房、1909年 </ref>。ただしこの本の内容は90年経っており、間違いも散見される。
遊園地やイベント会場等で観覧できるキャラクターショーは、第1期は初期メンバー3人とローズマリーが、敵側はジェントルーと泡だて器型ウバウゾーが登場する。[[#制作会社の社内ネットワークへの不正アクセスによる影響|前述]]の経緯から第1期のキュアヤムヤムは本編に先駆けての登場となった。第2期ではキュアフィナーレが加わり、敵側はナルシストルーが登場する。
 
上記とは別に、[[劇団飛行船]]制作の有料ミュージカルショー『デリシャスパーティ♡プリキュア ドリームステージ』も2022年7月より公演されている<ref>{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20220412-2320402/|title=「デリシャスパーティ♡プリキュア ドリームステージ♪」公演決定|newspaper=マイナビニュース|publisher=マイナビ|date=2022-04-12|accessdate=2022-05-02}}</ref>。ミュージカルパートの脚本は[[小林雄次]]が担当<ref>{{Twitter status2|kobayuji|1543422865420103682|2022年7月3日|accessdate=2022-07-06}}</ref>し、登場キャラクターとしてブラックペッパー{{efn2|拓海の姿では未登場。}}とミュージカルオリジナルキャラクターのキャロが新たに加わり、ナレーションもテレビ本編同様に入るほか、終盤ではキュアサマーとキュアグレースが客演、ライブパートでは『トロピカル〜ジュ!プリキュア』『ヒーリングっど♥プリキュア』の全プリキュアも登場する。
=== 小谷部説批判のおもな論拠 ===
研究者たちによる小谷部説批判のおもな論拠には、以下のようなものがあった。
*[[大森金五郎]]=成吉思汗は源義経也という説を読みて義経の最後に関する所見を陳ぶ
*金田一京助=英雄不死伝説の見地から
*[[箭内亘]]=成吉思汗は源義経成との説について
*[[沼田頼輔]]=笹竜胆は源氏の家紋にあらず
*[[臨風生]]=先づ人物の相違
*[[中村久四郎]]=義経と成吉思汗は全く別人なり
*[[藤村作]]=判官びいき
*[[沼田頼輔]]=白旗神社の祭神は義経なり
*中島利一郎=成吉思汗は源義経にあらず<ref>「クロー」は部落の長を意味する「古兒窂(グルハン)」の訛りにすぎない。『中央史壇』臨時増刊号『源義経は成吉思汗にあ正らず』[[大正13年]]</ref>
*中島利一郎=再び小谷部氏の『成吉思汗は源義経』を評す
*中島利一郎=三度成吉思汗は源義経成を評す
*[[藤沢衛彦]]=源義経元祖説話の構成
*[[三宅雪嶺]]=伝説と史実を混同するな
*[[梅沢和軒]]=義経なりの詰論は物足らぬ
*[[高桑駒吉]]=成吉思汗は源義経にあらず
*[[関壮二]]=義経最後の地岩手県における伝説
*[[鳥居龍蔵]]=義経の北方渡航説について
*[[志筑祥]]=人好きのする義経公
 
== イベント ==
==== 中島利一郎の反論 ====
{{main2|映画公開を記念したタイアップ|映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!#イベント・キャンペーン・プロジェクト}}
「『義経再興論』の明治18年から40年余りを経て、大正13年の末にこのような馬鹿な書が出版されるとは思ってもみなかった」と前置きし、「小谷部氏が名もない一酋長の遺跡の前に立って、その辺の都祉と思っていたなどとはとても他に見られない図である。『余之を訊き、愕然として驚き、而して』その後ろにつぐべき言葉を知らぬ」と結び、義経=オキクルミ、義経=ジンギスカンではないと断言した。
; デリシャスパーティ♡プリキュア みんなあつまれ!おうちでおひろめショー
「大汗のクロー宮古にありという、氏の独合黒点に止まる。実に粗忽屋である」とまで書いて痛罵した。
: 第1話放送の前日に当たる2022年2月5日の16時に、プリキュア公式[[YouTube]]チャンネルにてプレミア公開される形でオンライン開催<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/news/20220109_event.html|title=「デリシャスパーティ♡プリキュア」〜みんなあつまれ!おうちでおひろめショー〜(ニュース)|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=朝日放送テレビ|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。当日は第1話の冒頭からオープニングまでのシーンを先行で公開したり、クイズコーナー、エンディング主題歌のダンスレッスン、『トロピカル〜ジュ!プリキュア 感謝祭』の告知などで構成された。
「人間生活のやみがたき本能を洞察し、その理解に到達する方法」(岩崎前掲書)をもって小谷部説を批判し、「最後は笑って義経論を閉じることが出来た」と書いている。難読漢字が多い。
; トロピカル〜ジュ!プリキュア感謝祭
: 2022年[[2月19日]]・[[2月20日|20日]]に[[東京都]][[八王子市]]の[[八王子市民会館|J:COMホール八王子]](八王子市民会館)にて開催された前シリーズ『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の感謝祭イベント。
: 本作品のプリキュア3人(キュアプレシャス、キュアスパイシー、キュアヤムヤム)がゲストで登場。またMachicoと吉武千颯が主題歌を披露した<ref>{{Cite tweet|number=1482502865872515072|user=precure_kansha|title=「デリシャスパーティ♡プリキュア」も一部登場することが決定|date=2021-01-16|access-date=2021-01-16}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1646711500|title=声優陣&主題歌アーティストによる『トロピカル~ジュ!プリキュア 感謝祭』詳細レポート|accessdate=2022-03-20|date=2022-03-20|publisher=アニメイトタイムズ}}</ref>。
; 『デリシャスパーティ♡プリキュア』主題歌シングル購入者限定 リリース記念ライブ
: [[2022年]][[5月1日]]に東京都[[豊島区]]の[[東京建物 Brillia HALL|harevutai]]([[Hareza池袋]]内)で開催された前期主題歌シングル発売記念のライブイベント。昼夜2公演で開催され、主題歌歌手のMachicoと吉武千颯が出演した<ref>{{Cite web|url=https://www.marv.jp/news/article/9691/|title=『デリシャスパーティ♡プリキュア』主題歌シングル リリース記念ライブ詳細発表!!|website=マーベラス公式サイト|publisher=マーベラス|date=2022-02-06|accessdate=2022-02-07}}</ref>。
; デリシャスパーティ♡プリキュア デリシャスマイル〜!フルコース♡
: 本作品に関する様々なアトラクションを体験したり、写真撮影が出来るイベント。[[香川県]][[丸亀市]]の[[ニューレオマワールド]]では2022年3月18日から5月29日にパロットシアターにて<ref>{{Cite web |url=https://www.newreomaworld.com/event/51139-2/ |title=レオマにプリキュアがやってくる!|accessdate=2022-04-16|work=レオマリゾート・NEWレオマワールド |publisher=レオマユニティー}}</ref>、[[大阪市]][[住之江区]]の[[アジア太平洋トレードセンター]](大阪南港ATC)では6月4日から7月31日までITM棟4階特設会場にて<ref>{{Cite news|url=https://www.atpress.ne.jp/news/311042|title=今年も大阪南港ATCにプリキュアがやってくる!みんなあつまれ!いただきます!「デリシャスパーティ プリキュア デリシャスマイル~!フルコース」6月4日(土)より開催|publisher=東映株式会社|date=2022-05-30|accessdate=2022-06-13}}</ref>、東京都豊島区の[[サンシャインシティ]]では8月8日から28日にワールドインポートマート展示ホールAにて<ref name="natalie20220508">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/476807|title=アニメ「デパプリ」おいしーなタウンが舞台のイベント開催、8月に池袋サンシャインにて|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2022-05-08|accessdate=2022-05-14}}</ref>、[[愛知県]][[蒲郡市]]の[[ラグーナテンボス]]では10月8日から2023年1月9日にラグナシアにて<ref>{{Twitter_status|lagunatenbosch|1553938577209397249}}</ref>、それぞれ開催予定。
: このうち東京の会場では、Twitter・[[Instagram]]と連動したプレゼント企画が実施され、イベント公式アカウントをフォローした上で『デリシャスマイル〜!』をテーマにしたイベント写真を撮影し『#池袋でデリシャスマイル』を付けた上で投稿すると、プリキュアサイン入りポスターが抽選で貰える<ref>{{Cite tweet|user=precure_event |number=1555386147970646018 |title=SNS投稿 #池袋でデリシャスマイル写真投稿キャンペーン |date=2022-08-05 |accessdate=2022-08-05}}</ref>。
; デリシャスパーティ♡プリキュア ハッピーランチタイム♪
: 『[[テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION]]』のイベントの一つとして2022年8月3日に[[六本木ヒルズアリーナ]]で、プリキュアショーとキッズチアダンスチームによる演技、Machicoによるミニライブで構成・開催された<ref>{{Cite web |url=https://www.tv-asahi.co.jp/summerstation/area/precure/?utm_source=web&utm_medium=twitter |title=デリシャスパーティ♡プリキュア ハッピーランチタイム♪ |accessdate=2022-07-10|website=テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION|publisher=テレビ朝日}}</ref>。
; デリシャスパーティ♡プリキュアコラボイベント in スカイガーデン
: 2022年9月12日から10月31日までの期間、[[横浜ランドマークタワー]]([[横浜市]][[西区 (横浜市)|西区]])内の展望フロア「[[横浜ランドマークタワー#スカイガーデン|スカイガーデン]]」で開催予定のコラボイベント。テレビシリーズ・映画に関するパネル展示、喫茶「スカイカフェ」でのコラボドリンク・フードの販売、グッズショップ「タワーショップ」での限定アクリルキーホルダーの販売、オリジナルクリアファイル付き特別入場券の販売が行われる。また後述のミニライブが開催される9月18日にはプリキュアの4人が来館する<ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000043503.html 横浜ランドマークタワー 69階展望フロア「スカイガーデン」ここでしか楽しむことができない限定コンテンツが盛りだくさん!「デリシャスパーティ♡プリキュアコラボイベント in スカイガーデン」期間限定開催],三菱地所プロパティマネジメント株式会社,2022年9月6日</ref>。
; 横浜音祭り2022「街に広がる音プロジェクト」『デリシャスパーティ♡プリキュア』スペシャルステージ
: 2022年9月18日に横浜ランドマークタワー内の[[横浜ランドマークタワー#ランドマークプラザ|ランドマークプラザ]]・サカタのタネ ガーデンスクエアにて開催された『横浜音祭り2022』関連のミニライブイベント。当日はプリキュアの4人と主題歌歌手3人が出演し、主題歌・イメージソングの披露、後期エンディング主題歌『ココロデリシャス』のダンスレッスンなどで構成された<ref>{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20220701dog00m200023000c.html|title=デリシャスパーティ プリキュア:Machico、吉武千颯、佐々木李子が横浜音祭り2022に|newspaper=まんたんウェブ|publisher=MANTAN|date=2022-07-01|accessdate=2022-07-04}}</ref>。
: また、14時30分からの2回目のステージでは、横浜アーツフェスティバルのYouTubeチャンネルにて生配信が実施され、数日間アーカイブ放映する<ref>{{Cite web |url=https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/news/2022070101.php |title=横浜音祭り2022
「街に広がる音プロジェクト」スペシャルステージが開催決定!情報追加! |accessdate=2022-09-12 |date=2022年-08-29|website=デリシャスパーティ♡プリキュア|publisher=東映アニメーション}}</ref>。
; [[デリシャスパーティ♡プリキュアLIVE2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡]]
: 2022年10月29日・30日に[[東京都]][[文京区]]の[[ミーツポート#TOKYO DOME CITY HALL|TOKYO DOME CITY HALL]]で開催予定の、主題歌歌手と出演声優によるキャラクターソングライブ。例年のプリキュアライブと異なり今回は2日間にわたって実施され、29日は夜のみの1公演、30日は昼夜2公演でそれぞれ開催される<ref>{{Cite web |url=https://www.marv.jp/special/precure_live/ |title=【プリキュアライブ】デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡|accessdate=2022-05-01 |work=プリキュアライブ |publisher=マーベラス}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001182.000016719.html |title=「デパプリ」ライブ 10/29(土)・30(日)開催決定!!|accessdate=2022-05-01|date=2022-05-01|work=マーベラスのプレスリリース |publisher=PR TIMES}}</ref>。また、ライブ当日2日間は動画ライブ配信・共有サービス『[[ミクチャ]]』での独占生配信も実施する<ref>{{Cite web |url=https://precure-live.blogspot.com/2022/09/blog-post_30.html?m=1 |title=チケット一般販売&ミクチャ独占生配信決定♪ |accessdate=2022-10-01|date=2022-09-30 |website=プリキュアLIVE公式ブログ |publisher=マーベラス}}</ref>。
 
== 関連商品 ==
*(要人が「クロー」と満州で呼ばれていたことに対し)小谷部は九郎(義経官職の九郎判官)に結び付けたがっているが、[[蒙古語]]「古兒罕グルハン」であり、「[[部落]]の長」である。発音は「グラン」に近い。
=== 音楽CD ===
*「黒森山判官稲荷神社縁起」はまったくの偽書である。
いずれも発売元は[[マーベラス (企業)|マーベラス]]、販売元は[[ソニー・ミュージックソリューションズ]]。前作と同様にテレビシリーズのCD全商品購入(2形態ある場合は両方とも購入)特典として、封入応募券を全て集めて申し込むと、全CDが収納できる「デリシャスパーティ♡ボックス(くるみ三方背仕様)」がプレゼントされる<ref>{{Cite web|url=https://www.marv.jp/news/article/9649/|title=『デリシャスパーティ♡プリキュア』主題歌シングル情報解禁! 購入者限定のリリース記念ライブ開催決定!|website=マーベラス公式サイト|publisher=マーベラス|date=2022-01-09|accessdate=2022-01-09}}</ref>。
*[[日高]][[沙流郡]]ハヨピラなるハイエヌサウシの地は義経の遺跡ではない。住吉のアイヌがHayo([[剣魚]]の鼻の武器)を「崖の間」で発見し、それをオキクルミの器だと信じてその地を[[霊場]]視し木弊を奉った処である。
{{Main2|サウンドトラック・ボーカルアルバムの詳細|デリシャスパーティ♡プリキュア サウンドアルバム}}
*オキクルミは造化神の意味でアイヌ語の「クルミ」は日本男子で、「クルマツ」は日本婦人のことだから、混乱して蝦夷に渡ってきた和人の英雄と解する人が多くなった。[[永田方正]]に従えばオキクルミはオオキリマイ、オキキリマイと云っていたのが訛ったのである。
; シングル
*アイヌ説話のサマウンクルはオキクルミに先んじて死んでいるし、オキクルミは樺太アイヌから殺されている。サマウンクルが弁慶であるとすれば、義経に先んじて死んだことになるから小谷部氏の大陸渡航説はありえない。
:# 「'''[[Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア/DELICIOUS HAPPY DAYS♪]]'''」([[2022年]][[3月30日]]発売)
*源九郎義経判官のシンボルとして「九」の数を挙げているがアイヌは「六」がシンボル数である。
:#* CD+DVD盤:MJSS-09316 - 7
*小谷部は「[[西利亜]]及[[沿海州]]の[[蘇城]]」、「[[雙城子]]と義将軍の石碑」の二項を設け、日本の武将金烏諸(キンウチョ)の名が成吉思汗の訛りだとするが、[[山丹交易|山丹]]人は[[黒龍江]]岸ばかりでなく、[[樺太]]南部にも住んでいるから、アイヌから云えば樺太・山丹は選ぶところではない。従って蘇城などに行くわけがない。
:#* 通常盤:MJSS-09318
*「バル」とは蒙古語の虎の意味。蒙古語の虎はバルでなく「巴兒思」である。城は「巴刺合孫」(バラスガン)。
:#* 前期のオープニングテーマとエンディングテーマを収録。CD+DVD盤のDVDには前期のオープニングおよびエンディングのノンテロップムービーが収録されている。初回限定封入特典として2種共にキャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)と[[#イベント|前述]]の購入者限定リリース記念ライブの抽選申し込み券、永久特典として「つくっておせわして♡ハートキュアウォッチ」専用二次元コード(キュアヤムヤムからのおてがみ)が付属<ref>{{Cite web|url=https://www.marv.jp/news/article/9677/|title=主題歌シングルアニメ描き下ろしジャケットイラスト&ED主題歌【DELICIOUS HAPPY DAYS♪】音源解禁! アニメイトにて発売記念キャンペーンも開催決定!|website=マーベラス公式サイト|publisher=マーベラス|date=2022-02-05|accessdate=2022-02-05}}</ref>。
*法衣(ホロム)は蒙古語で、他に満州語、朝鮮語、でも似た言葉があり「クルメー」、「コロモ」など[[アルタイ語族]]の通用詞である。
:# 「'''ココロデリシャス'''」(2022年[[8月24日]]発売)
*タイシャー(小谷部説は大将の意)は蒙古語では大石(タイシー)。親友の意味の蒙古語アンダ(安答)は[[オロッコ語]]のAndaなどと同系である。
:#* CD+DVD盤:MJSS-09319 - 20
*小谷部が山の上を「タッパ」と聞いたのは、蒙古語の「峠、峰」の意味である「蓉巴」(ダベ)を訊き間違えたのだ。
:#* 通常盤:MJSS-09321
*成吉思汗の父の名は「エゾカイ」ではなく「也速該」(エガイ)である。蝦夷は他民族はエゾと呼ばない。[[アイヌ語]]や奇鄰語では、Ainuといい、山丹語ではKuiである。蝦夷(カイ)に近い。ニクブン語([[ギリヤーク語]])ではKugiである。
:#* 後期エンディングテーマと歴代のシリーズ主題歌歌手3人によるイメージソングを収録。CD+DVD盤のDVDには後期のオープニングおよびエンディングのノンテロップムービーが収録されている。初回限定封入特典として2種共にキャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)及び[[#イベント|前述]]のライブイベント先行抽選応募券{{R|PRTIMES20220529}}。
*ニロンはニホンの訛りではなく、蒙古語の「納ラン(口編に闌)ナラン」、納藍(日、太陽)から訛ったものである。
; サウンドトラック
*キャトはアボルガジイ氏曰く成吉思汗の姓は「キャン」で、蒙古語の岩石に直下する飛泉の意味で、「キャト」はその複数形である。
:# 『'''デリシャスパーティ♡プリキュア オリジナル・サウンドトラック2 <!--プリキュア・デリシャス・サウンド!!-->'''』(2022年[[12月21日]]発売予定、MJSA-1337)
:#* BGMと主題歌のテレビサイズ・バージョンなど<!--全 曲-->を収録した[[サウンドトラック|サントラ盤]]。初回封入特典はキャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)。
:# 『'''デリシャスパーティ♡プリキュア オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・デリシャス・サウンド!!'''』(2022年[[5月25日]]発売、MJSA-01334)
:#* [[背景音楽|BGM]]と主題歌のテレビサイズ・バージョンなど全30曲を収録した[[サウンドトラック|サントラ盤]]。初回封入特典はキャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)
; ボーカルアルバム
:# 『'''デリシャスパーティ♡プリキュア ボーカルアルバム 〜Welcome to Delicious Party〜'''』(2022年[[7月20日]]発売、MJSA-01335)
:#* プリキュア役など主要登場人物を演じる声優によるキャラクターソングと主題歌歌手によるイメージソング、主題歌のライブエディットバージョンなど全15曲を収録したボーカルアルバム。初回封入特典はキャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)及びライブイベント先行抽選応募券、永久特典として「つくっておせわして♡ハートキュアウォッチ」専用二次元コード(ローズマリーからのおてがみ)が付属<ref>{{Cite web |url=https://www.marv.jp/titles/mc/10329/ |title=『デリシャスパーティ♡プリキュア』ボーカルアルバム ~Welcome to Delicious Party~ |accessdate=2022-04-17|publisher=マーベラス}}</ref>。
 
==== まとめDVD / Blu-ray Disc ====
いずれも発売元はマーベラス、販売元は[[ハピネット|ハピネット・メディアマーケティング]]<ref>{{Cite news|url=https://www.marv.jp/news/article/9755/|title=『デリシャスパーティ♡プリキュア』Blu-ray&DVD発売決定!!|newspaper=マーベラス公式サイト|publisher=マーベラス|date=2022-03-20|accessdate=2022-03-20}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000901.000031422.html|title=TVアニメ「デリシャスパーティ♡プリキュア」Blu-ray&DVDが発売決定!|publisher=ハピネット|date=2022-03-20|accessdate=2022-03-20}}</ref>。
小谷部『成吉思汗ハ源義經也』は、[[満州国]]建国とそれにともなう移民の増加などによって脚光を浴び、戦中から戦後にかけてさかんに増刷され、「成吉思汗=源義経」説をとなえた類似の書籍は戦後もいくどか出版されてきた。しかし『成吉思汗は源義経にあらず』を越えるようなものはなく、歴史学説としては相手にされていない。中島利一郎の論などは平成の現代でも通じる歴史論であり、現代の歴史家でも答えられぬ問題も取り扱っている。だが、アイヌの話など少々強引な面もあると思われ、例えば[[オキクルミ]]の「クルミ」というのが、日本男児を意味するのを、他人の([[永田方正]])の論を持ってきてそれはオオキリマイの訛りだと云ったり、義経は九の数をシンボル数としているが、アイヌは六の数がシンボル数だから違うだろうとする論説や、義経、弁慶と擬えるアイヌ伝説の英雄が殺されているから違うだろうというのも無理がありすぎるとおもわれる。アイヌの神話や伝説は、口承で伝えられてきたため、伝承地や伝承者によってさまざまな差異があり、この[[アイヌラックル]](オキクルミ)の伝説に関しても、定説というものは存在しないとされているからだ。それは比較的文章がのこされているとはいえ、口承で伝えられてきたことには変わりがない蒙古に対しても同じことが云え、正しいか間違っているかの判断は難しいのではないかと思われる。蒙古語の「クロー」と呼ばれる武将の職名は「グルハン古兒罕」であるといい、まるで蒙古語が訛ったりしないとでもする論説であり、「クローハンガン」は訛れば「グルハン」に聞こえなくもない。また蒙古語の字音が日本語に近いのを印度の[[悉曇学]]「デウアーナーガリー」だと逃げたり、ちゃんと説明がされてない部分もある。また、小谷部説は末松謙澄説を踏襲しているが、間宮林蔵の書なども参考にされている。江戸時代に蒙古で漢土の王室は日本人の末なりと伝承されていたことなど間宮林蔵が伝えた事柄について全然触れていない。
『中央史檀』は大半がごく限られた([[アイヌ語]]だけなど)[[言語学]]や[[哲学]]など[[東洋史]]に直接関係のない者達の反論によるものであり、しかも小谷部全一郎説を全部論破したわけではない。そもそも小谷部説を批判できる資格を持っていたかどうか疑問であり、[[主観]]的、感情的になっていたのは彼らのほうである。尚、小谷部全一郎は『成吉思汗ハ源義経也・著述の動機と再論』(富山房、1924年)をまた書いているが、それについては史学側からの反論はなかった。金田一とは旧知の間柄であるのに批判を浴びたことに対し、小谷部は彼を「売名行為であり、[[学徒]]としても薄弱だ」とやりかえしている。中島利一郎に対しても、「[[神経]]病的」、「[[鎖国]]時代の田舎侍が西洋人の肉を食わんとするが如き態度」と猛烈に批判し、最後には「[[痴漢]]」とも記した。そして戦前程の注目度は薄れ、忘れられているのが現在である。
 
DVD(各巻3話収録)は2022年6月22日より、Blu-ray Disc(各巻2枚組<!--、・第1〜2巻は各12話第3巻は 話、第4巻は 話収録-->)は9月28日よりそれぞれ発売されている。
=== 『偽史冒険世界』での小谷部全一郎評 ===
{|class="wikitable" style="font-size:small; text-align:center;"
[[長山靖生]]は『偽史冒険世界』で『成吉思汗ハ源義經也』の小谷部全一郎説をこき下ろしている。荒唐無稽な[[法螺]]話に過ぎない話が[[ベストセラー]]になってしまったとし、余りにも売れすぎたため『中央史檀』で史家と称する者たちが反論した事に対し驚いてもいる。
|+ DVD
特に長山は[[蒙古]][[王室]]並びに[[清朝]]はジンギスカンの子孫であり、[[源氏]]の[[末裔]]であるという内容に特に固執して攻撃し、政治的戦略として大陸侵攻に使われたと決めつけている。またこの『成吉思汗ハ源義經也』の中で[[人種差別]]撤廃を白人優位の欧州にあるなかで小谷部全一郎が主張している事を、「過去の歴史に奇妙な空想を差し入れて史実をかき乱した[[奇書]]に留まらず、日本がアジア大陸をかき乱していく未来を予測し、戦乱への賛美を掲げた極めて政治的な書物だった」と、崇高な理念も大陸侵攻に置き換え、これでもかというぐらいの批判を行っている。単に小谷部全一郎は人種差別撤廃を訴えたかったはずであるが、長山は偏見に満ちた言葉で痛罵しこれではどちらがトンデモ本か判らない。しかも、肝心の歴史[[検証]]はできていない。元より彼は医師であり、東洋史の学者でもない。小谷部全一郎を批判できる立場でもないはずである。しかしながら歴史学者の[[高桑駒吉]]が『中央史檀』の中で「満州、蒙古にある種の軍部の陰謀があり、書籍を多数買い上げて各方面へ配布した」と書いていて、満蒙進出に小谷部の本が利用されたのも事実のようである。
!巻数!!収録話数!!ジャケットイラスト!!映像特典!!発売日
 
== 戦後から現在 ==
=== 中尊寺金色堂の学術調査 ===
昭和25年([[1950年]])[[朝日新聞社]]が中心となって[[奥州藤原氏]]の[[廟所]]である[[中尊寺金色堂]]の学術調査がおこなわれた。従来[[藤原忠衡]]のものであろうと信じられていた遺体は兄の[[藤原泰衡]]の首であり、当時の作法によってできた傷跡であろうということがわかった。従来は、泰衡は父[[藤原秀衡]]の遺命にそむいて義経を殺害し、火内(秋田県[[大館市]]周辺)の贄柵で[[河田次郎]]に殺害されたのだから、秀衡の横に安置されるはずはないと考えられていた。調査内容は3遺体が日本人かアイヌか、どんな状況で死亡したのか、藤原忠衡の首なのか、河田次郎に殺された後継者の藤原泰衡のものではないか、ということが議論され、記者会見のなかで[[長谷部言人]]博士と[[鈴木尚]]博士は「四氏遺体のミイラ化は人工的に手を加えられた結果ではなく、忠衡の首と称せられるものは泰衡の物と判明した。藤原清衡始め四代の当主にはアイヌらしい面影はない」という見解を発表した。(悲劇の英雄源義経と奥州平泉 KKベストセラーズ)
 
=== 小説「成吉思汗の秘密」 ===
昭和33年([[1958年]])、推理作家[[高木彬光]]が推理小説『[[成吉思汗の秘密]]』を著し、人気を得た。しかし、義経をチンギス・ハーンとする論理の弱さ例:『成吉思汗』の「汗」を「水と干」に分けると、
「成<sub> レ</sub>吉 思<sub> レ</sub>水干」となり、遠く[[モンゴル帝国|モンゴル]]の[[土地|地]]で良きこと「吉」を成し遂げ、
「吉成りて、水干を思う」
となる。[[水干]]とは衣装をまとった[[白拍子]]の[[静御前]]を指して偲んでいるという説。(ただし、「汗」は[[ハーン]]の音訳であり、3世紀頃から用いられてきた用法である)など矛盾点が歴史作家[[海音寺潮五郎]]に批判された。これに対し、高木は表立った反論は行わず、作品を改訂した際に[[神津恭介]]が「ある歴史小説家」への回答を行うくだりを追加している。また、「成吉思汗は身体が大きかったのに、義経は身体が小さかったではないか」と云う指摘が記録されているが、これに対しては、「弁慶がなりすまし、義経は裏で采配を振るったのではないか」という推測を繰り広げている。なお、最近の研究ではモンゴル日本大使館の肖像画に体の小さなチンギス・カンが確認されており、この点は問題が無くなっている<ref>『歴史群像シリーズ「チンギス・ハーン」大モンゴル〝蒼き狼"の覇業』P47 のチンギスハーン肖像写真 </ref>。
 
=== 郷土史家の活動 ===
[[佐々木勝三]]は奥州史談会や岩手史談会の会員として、郷士史家として活動し、高校で教鞭を執る傍ら義経生存説の検証に取り組み、平泉以北に残っていた義経伝承を丹念に調査した。昭和33年([[1958年]])に『義経は生きていた』(東北社)を発表し、91歳で没するまで『源義経蝦夷亡命追跡の記』『成吉思汗は義経』などの研究成果を発表した<ref>[[大町北造]]・[[横田正二]]・[[樋口忠次郎]]が共著者として協力した。</ref>。
==== 北東北沿岸に残る義経伝説 ====
佐々木勝三らは地元に点在する伝説を丹念に拾い集めた著書の中で紹介される義経生存説を示す古文書の多くは、江戸時代中後期の[[盛岡藩]]の役人や学者が地元の神官や百姓に請われて書いたもの<ref>[[宮古市]]小山田に残るとされる「横山八幡宮記」は、[[寛政]]四(1792)年に、宮古代官所下役の豊間根保によって書かれたものである。</ref>であり、その中の一つで[[明和]]二(1765)年に書かれた『奥州南部封域志』は、「義経記」や「鎌倉実記」などの当時既に広まっていた書物を下敷きに書かれており、義経が[[金 (王朝)|金]]王朝に逃れて将軍になったと記している。
 
=== 近年の作品 ===
近年もこの説に関連した作品は書かれ、[[三好京三]]の『生きよ義経』(新潮社)、[[山田智彦]]の『義経の刺客』(文藝春秋)、[[中津文彦]]の『義経はどこへ消えた?』(PHP研究所)などがある。
 
テレビで源義経の北行説が放送される<ref>新説!?日本ミステリー * 第7回 (2008年6月10日)- 義経は生きていた!? みちのく黄金帝国の逆襲…で、義経と一緒に蝦夷まで逃げた藤原忠衡の子孫が紹介された。</ref>。
 
*東北や北海道各地の義経伝承の地は、ほとんどが観光スポットになっている。
 
=== 外国人も関心を示す ===
[[2005年]]に[[フランス|仏]][[大統領]]の[[ジャック・シラク|シラク]]は、[[エリゼ宮]]を訪問する日本の要人に「源義経とチンギス・ハーンの関係」などを話題にして驚嘆させ、外国要人もこの説に関心を持っている事が窺える。
=== 丘英夫 ===
==== ジンギスカンの前半生は不詳 ====
歴史作家の[[丘英夫]]<ref>昭和32年[[大阪外国語大学]]中国語学科卒。[[音韻学]]専攻。著書に『義経はジンギスカンになった』(アーバンプロ出版センター)、[[随筆]]に『義経紀行』、『邪馬台国への道程』(歴史研究誌)、『蘇州紀行』、『北京紀行』(JMCジャーナル)など。 </ref>は[[モンゴル人]]であるはずのジンギス・カンには様々な謎が多すぎるとし、[[杉山正明]]氏が『大モンゴルの世界』で述べている『[[元史]]』の太祖本紀から引用し、ジンギスカンの崩年は[[1227年]]が66歳であり、[[テムジン]]と呼ばれていた時期にモンゴル高原に姿を現したのは、1202、3年で41,2歳以前の前半生は歴史家にとって「闇」であると書いている。
==== 異民族疑惑 ====
また『元史』の記述には[[1202年]]ジンギスカンが[[ケレイト]]部族の長、[[ワンカン]]と共に[[ナイマン]]を攻めた日に[[ジャムカ]]がワンカンに云った記述がある。
 
「私はあなたにとって白翎雀であるが、彼は鴻雁である。白翎雀は、寒暑に関わらず北方にいるが、 鴻雁は寒くなると
南へ 飛んで行き暖を取る」
 
と、ジャムカはジンギスカンを渡り鳥の鴻雁に例えて、暗にジンギスカンがモンゴル部族とは別の異民族の人間だと書いているのではないかとしている。
 
==== 鉄の鎧 ====
また上海人民出版社の『成吉思汗伝』に、[[1204年]]初夏、テムジンがナイマンを攻撃したときに、その時、ジャムカはテムジンと敵対し、ナイマン側についていた。
 
ナイマンの王タヤンカンはジャムカに尋ねた。「その後ろから飢えた鷹のように真っ先にやってくるのは誰か」
ジャムカは「彼は私のアンダ(盟友)であるテムジンである。彼は、全身に鉄の鎧を着て飢えた鷹のようにやってくる」
 
「全身」にとは鎧だけでなく兜も着用していたことを意味し、モンゴル高原で鉄の甲冑をどこで入手したのだろうかと疑問視している。
 
==== かな文字と五十音図 ====
また、1204年、モンゴルがナイマンを攻略、[[ウイグル]]人の[[タタトンガ]]を捕虜にしたが、『元史』のタタトンガ伝によると、ジンギスカンは[[掌印官]]である彼に「そちは[[ウイグル文字]]に詳しいのではないか」と尋ね、彼がウイグル文字に精通しているのを知ると、彼に[[モンゴル文字]]を作らせたが、
33文字から成るモンゴル文字は、大部分がウイグル文字であるが、その中で4文字は日本語の[[かな文字]]が用いられているとしている。モンゴル文字の字順はウイグル文字の字順とは違う五十音体系(ア、カ、サ、タ、マ、ヤ、ラ、ワ)になっているとしている。4文字のかな文字と五十音体系を彼がモンゴル人だとすれば、どこで習得したのかと丘は疑問視している。
 
==== 漢文の備忘録 ====
また、『長春真人西遊記』の記述を引用し、[[1222年]]西征中のジンギスカンは道教の師である[[長春真人]]を[[山東省]]の[[菜州]]から呼び寄せ、[[ハバルク]]郊外で[[不老長寿]]の道を尋ねたが、ジンギスカンは侍臣にその[[講和]]を記録するよう命じた。ジンギスカンはそれを[[備忘録]]にするため[[漢文]]で書くよう指示している。[[人民]]に[[公布]]する内容は[[モンゴル文字]]で書かせ、外に洩らしてはならない自らの備忘録は漢文で記録させている。ジンギスカンは漢文を理解できたのではないか、漢文を読解出来たとすれば何処でいつ漢文を習得したのか、とこれも丘は疑問視している。
 
=== 衣川遺跡群の発掘調査 ===
近年の学術調査で本当の衣川の場所が特定されつつあり、その発掘調査から[[藤原基成]]の宿舘である[[衣川館]]が燃えていないことが、判った(ボルテ・チノ日本の心 義経と静の会)。[[東北芸術工科大学]]の[[入間田宣夫]]は、『吾妻鑑』等の史料を基に「基成の館そのものは、火災ほかの被害を受けることもなく、基成一家の暮らしには、なんら変化が無かったことが察知できる。それどころか、義経の居宅、「持仏堂」でさえ、火災などの被害を受けることが無かった」としている。「義経の首はなんら損傷もなく、勿論焼疵もなく、鎌倉に運ばれ首実検を供えられることが出来たのではないか、今までの一面が火の海になったというイメージが作られていたが、それは間違いでありそれが不思議でならない」と云っている。『吾妻鑑』や『玉葉』には一言も燃えたとする記載はない。『義経記』だけに「猛火は程なく御殿につきけり」等と書かれ、この書が創作であるということが判り、その影響の結果である。
火災が無かったということはすなわち、燃えていないどころか、合戦もなかったとする方が自然であると云う見方を近年はされている。
 
== モンゴル史研究におけるチンギス・カン像 ==
もともと成吉思汗=義経伝説は日本起源であり、冒頭に示したように肝心のモンゴルにはこの伝説は伝わっていないところから、従来のモンゴル史研究ではチンギス・カンを義経の後半生であるという見解は勿論存在していない。<!--本文とは関連性が希薄な脚注文であるためコメントアウト化。 <ref>モンゴル国民に一般にチンギス・カンの事実公表されたのは1989年以降の文化開放後のことである。それ以前はソ連によって残虐な人物とだけ教育されていた。本格的なチンギス・カン研究はこれからである「チンギス・ハーン大モンゴル”蒼き狼”の覇業(学研)P153」</ref> -->
 
=== 肉体的特徴その他 ===
源義経が[[源義朝]]の八男ないし九男であったことはよく知られているが、それに対し、チンギス・カンの前身たるテムジンは[[イェスゲイ]]の長男であり、テムジン9歳のとき父を失って苦労した、という『[[元朝秘史]]』に記されている逸話はよく知られている<ref>『[[元朝秘史]]』によると、テムジンが父イェスゲイの手によって、後に彼の第一皇后となるコンギラト部族のデイ・セチェンの娘[[ボルテ]]の許嫁となって、デイ・セチェンのもとに里子に出されたのは9歳の時であったという。『元朝秘史』ではイェスゲイがタタル部族民によって毒殺されたのはテムジンを里子に出したその帰りの道中であったとしている。一方、『元朝秘史』よりも完成が1世紀程早い『[[集史]]』「チンギス・ハン紀」によると、イェスゲイが死去した時、テムジンは13歳であったとしている。</ref>。<!-- ただし、チンギス・カンが文献に登場するまでの間に10年の空白があるのも事実であり、映画「[[モンゴル (映画)|モンゴル]]」などはチンギス・カンが捕われの身であったとしている。(映画は13世紀前後のことについての一次資料にはなり得ないためコメントアウト化)-->小谷部は「ともに小柄」としているが、チンギス・カンはモンゴル関係の歴史書には「堂々たる体躯」であったと記録されており<ref>例えば、[[1221年]]に[[ムカリ]]の宮廷を訪れた[[南宋]]の[[孟珙]]撰『[[蒙韃備録]]』立國条には、「惟今韃主忒沒真者、其身魁偉而廣顙長髯、人物雄壯、所以異也。」とある。また、[[1260年]]に[[ジューズジャーニー]]が著した『ナースィル史話(Ṭabaqāt-i Nāṣirī)』の第23章によると[[ホラーサーン]]侵攻時にチンギスは65歳であったが、「背が高く、力強く立派な体格で、顔には白くなった鬚を延ばし、極めて敏捷な猫の眼をしていた」と同様の特徴について述べられている。W.W. Bathold, "Chingiz-khān and the Mongols"''Turkestan down to the Mongol invasion'' 3rd ed. (1st ed. London in 1928) with additional chapter...and with furthur addenda and corrigenda by C.E. Bosworth, London, 1968., p.459.</ref>、小谷部の主張と同時代的な記録とは合致しない。
 
==== 杉山正明 ====
しかし、[[杉山正明]]はチンギス・カンの肖像として一般に知られている台北の[[故宮博物院#中華民国 台北市|故宮博物院]]蔵のチンギス・カンの肖像を例にあげて、これが実際のチンギス・カンの容姿を反映したものであるかどうかは疑問視している。さらにまた、チンギス・カンの子孫たちが作らせた東西の文献には「波乱に満ちた彼の前半生について、様々な逸話、苦心譚を人馬が激しく交わる『血湧き肉踊る』活劇」として語り伝えてはいるが、「前半生と容姿は真偽は闇の中にあり、確かだといえることは、[[1203年]]の秋に[[ケレイト]]の[[オン・ハン|オン・カン]]を奇襲でチンギス・カンが倒し、モンゴルの東半分を制圧してからだ」と述べている<ref>杉山正明『大モンゴルの世界 陸と海の巨大帝国』角川選書、1992年、p.67</ref>。<!--「[[元朝秘史]]」に「[[キヤト氏]]」や「[[ニルン族]]」の記述が見られるが、他の文献では確認が出来ず、(『集史』などにチンギス・カンが曾祖父のカブル・カンを始祖とするキヤト氏族の出身であり、モンゴル部族をニルン系とドルルキン系に分ける考え方は『集史』のテュルク・モンゴル部族誌に由来する情報であるため、また『元史』太祖本紀でも「太祖法天啓運聖武皇帝、諱鐵木真、姓'''奇渥温'''氏、蒙古部人。」とありチンギスの出身氏族は「奇渥温」すなわち「キヤト」 Qiyad の単数形である「キヤン」Qiyan とその派生形 Qiya'un の漢字音写が書かれており、この一文は虚偽情報であるためコメントアウト化)--> 
 
==== 岡田英弘 ====
また、満洲史、モンゴル史研究者である[[岡田英弘]]も、「[[1195年]][[ケレイト]]の[[オン・ハン|オン・ハーン]]とその部下のチンギス・ハーン(このときは[[テムジン]])は、[[金 (王朝)|金]]と同盟して[[タタール]]人に大規模な征伐作戦を行い、金から恩賞を受けている。これが初めて歴史に登場した事件であり、これ以前のチンギス・ハーンの事跡ははっきりとは分からない。」と述べる<ref>岡田英弘「"モンゴル民族"を創ったチンギス・ハーン」『チンギス・ハーン 大モンゴル”蒼き狼”の覇業』(学研)P47</ref>。
 
==== 血統に関する伝承 ====
ただし、杉山も岡田もチンギス・カンにまつわる伝記資料の事績やエピソードの説話的要素と実際の事績との不分明さを意識して「前半生は謎に包まれている」と述べており、チンギス・カンがイェスゲイやバルタン・バアトル、カブル・カンの血統であるという伝承自体を否定している訳ではない。むしろ、両者ともその血統に関する伝承を前提として論じている<ref>例えば、「おそらく歴史上はじめて、たしかな人物とされるカイドゥ・カンの子孫をキヤトとよぶ。カイドゥはイェスゲイの五代まえの人である。(中略)(イェスゲイの)父もまた、バルタン・バアトルという。バルタン・バアトルは、カイドゥ・カンの嫡流カブル・カンの子ではあるものの、かれの兄弟には、まさしく、「カン」を名のるクトラ・カンがいる。つまり、バルタン・バアトル—イェスゲイ・バアトル—テムジンという血統は、名門の一員ではあるが、傍流といわざるをえない」「テムジンは、その血脈のうえからいえば、名門の末流といったていどの家柄に生まれたことになる。よくいわれるような、ばりばりの名流とはけっしていえない」と述べている。(杉山正明『大モンゴルの世界 陸と海の巨大帝国』角川選書、1992年、p.66-67)</ref><ref>「ハイドゥの曾孫がハブル・ハーンで、モンゴル部族の最初のハーン(カガン)となった。ハブル・ハーンの孫がイェスゲイで、イェスゲイの息子がテムジン・チンギス・ハーンである。」(岡田英弘『世界史の誕生 【モンゴルの発展と伝統】』ちくま文庫、1999年、p.208</ref>。特に杉山はテムジンが「名門の傍系」であったために、君主としての権力を確立する過程で、アルタンやクチャルといった同じキヤト氏族内の嫡流の人々を排除して行った点に注意を促している。
 
==== 江上波夫 ====
また、[[江上波夫]]によれば、[[遊牧民族]]・[[騎馬民族]]国家の君主は、同じ国家に所属する氏・部族長らによって君主として推戴・承認を必要とする推戴・承認制と呼べる制度があり、「軍事的・外交的活動の最高指導者としての適格性が君主の資格として、つねにひじょうに重視されていた」ことを指摘している。「内陸アジアの遊牧騎馬民族国家の君主に『勇猛な(バガトル)』『賢明な(ビルゲ)』などといった資質にもとづく名」を負っていたのは、これら遊牧騎馬民族の動的な社会に深く根ざしていた現実主義合理主義的な側面から導き出された結実と見ている。
 
==== 推戴・承認で血縁でない者も君主になる ====
しかしながら、同時に、氏・部族長らによって君主として推戴・承認を受ける遊牧騎馬民族国家の君主候補者は、最初の君主を輩出した支配・中核氏族の成員に限定される、という原則が形成されており、さらに実際にはその君主の男系近親者に選択範囲が狭められる、という現象も生じている。すなわち、第1に「内陸アジアの遊牧騎馬民族国家」の君主の選定には、「軍事的・外交的活動の最高指導者としての適格性」を氏・部族長らによって君主として推戴・承認される制度という現実主義・合理主義的な側面と、第2に「最初の君主と同じ男系の氏族でかつ近親者でなければならない」という血統主義的な側面という、両側面が考慮されることになった。そのため、両者の間に原則的な矛盾を孕みつつ、併用的に行われており、[[匈奴]]の時代からチンギス・カンの時代までほとんど改変されることなく続いたものであった。そして、それはしばしば王族や支配氏族間の内訌の原因ともなり、さらには国家の分裂、衰退の原因ともなった、と述べている<ref>[[江上波夫]]『騎馬民族国家 日本古代史へのアプローチ』中公新書、1967年、p.92-94</ref>。<!-- またチンギス・カンの若いときの記録や生年が曖昧であることや、上述のように約10年の空白期間があるため、ウィキペディアの各国の記事や学説は口伝や文献の記述には懐疑的で、口をそろえて特定出来ないとしている。([[Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは独自の考えを発表する場ではありません]]の「個人的なエッセイ」に該当する該当する書き方であるため、コメントアウト化)-->
 
=== チンギス・カンの名の由来 ===
チンギス・カンの[[称号]]の由来については諸説あり、現在も意味は良くわかっていない。1206年に即位した時に、コンゴタン部族出身の巫者ココチュ・テプ・テングリによって「チンギス・カン」という称号が贈られたことは、『集史』や『元史』『元朝秘史』などの諸資料で共通して記録されている。この巫者([[シャーマン]]、カム)ココチュ・テプ・テングリとは、『[[元朝秘史]]』にはチンギスの父[[イェスゲイ]]に親しく仕えていた従者モンリク・エチゲの四男であったとされている(ただし、『[[集史]]』ではモンリク・エチゲはチンギスの母[[ホエルン]]の再婚相手だったため「エチゲ(父)」と呼ばれていたと述べている)。また『[[集史]]』によると、「チング( چينگ chīng)」はモンゴル語で「強大な」を意味し、「チンギズ( چينگگيز Chīnggīz)」はその複数形で、ペルシア語での「王者中の王者」( پادشاه پادشاهان pādshāh-i pādshāhān)と同じ意味であるとしている<ref>宇野伸浩「チンギス・カン前半生研究のための『元朝秘史』と『集史』の比較考察」『人間環境学研究』7、2009年2月28日。</ref><ref name=Nurakami_MNTp254>村上正二訳注『モンゴル秘史』第1巻、254-255頁</ref>。後代のクビライ家の後裔であるサガン・セチェンによるモンゴル語歴史書『[[蒙古源流]]』([[1662年]]成立)には、「テムジンが二十八歳の甲寅の年(1194年)にでケルレン河のコデー・アラルでハーン(Qaγan)位に即いた時に、その日から三日目の朝にわたってテムジンの[[ゲル (家屋)]]の前の石に止まった五色の[[瑞鳥]]が、「『チンギス、チンギス』とさえずったので、中央で唱える名、『スト・ボグダ・チンギス・ハーン(Sutu Boγda Činggis Qaγan)』として、各方面で有名になった」と記している<ref>サガン・セチェン著([[岡田英弘]]訳注)『蒙古源流』刀水書房、2004年10月、80-81頁 </ref>。
 
 
また、『元朝秘史』には「海内(かいだい)の[[天子]]」という意味もあるとしている。ソ連時代のブリヤート・モンゴル人の学者ドルジ・バンザロフによると、「チンギス」は[[シャーマニズム]]における光の精霊の名前、Hajir Činggis Tenggeri に由来するとする説を唱えた。[[ペリオ]]は[[テュルク語]]での「海」(tengiz)を意味するとしている。<ref name=Nurakami_MNTp254/>
 
=== 現存資料に見られるチンギス・カンの系譜情報 ===
この説で源義経と同一人物とされる[[チンギス・カン]]の生年に関してであるが、 現存資料での記述によっておのおの異なっているため1155年説、1162年、1167年説といった諸説あって、まだ厳密に確定し切れていない<ref>村上正二訳注『モンゴル秘史 チンギス・カン物語』第1巻、(東洋文庫 163)平凡社、1970年、80-81頁。</ref>。しかし、チンギス・カン自身の家系は諸資料ではっきりとした記載があり、チンギス・カンの曾祖父カブル・カンを始祖とするキヤト氏族の家系について、諸資料の間のおおよその親族情報は一致している<ref>例えば、『元朝秘史』第1巻48段,50段に「(48段)…カブル・カハンの子供は七人であった。長兄はオキン・バルカク、〔次は〕バルタン・バアトル」「(50段)バルタン・バアトルの子供は、モンケドゥ・キヤン、ネクン・タイシ、イェスゲイ・バアトル、ダリタイ・オッチギンの四人であった」とある(村上正二訳注『モンゴル秘史』第1巻、59頁)。また、同60段には「(60段)イェスゲイ・バアトルの〔妻〕ホエルン夫人からテムジン、カサル、カチウン、テムゲ、これら四人の子供が生まれた。(中略)テムジンが九歳になった時、ジョチ・カサルは七歳であった。カチウン・エルチは五歳であった。テムゲ・オッチギンは三歳であった(同78頁)」とある。また『集史』チンギス・ハン紀の第一部冒頭にも、「チンギズ・ハンの父はイェスゲイ・バハードゥルであり(pidar-i Chīnggīz Khān Yīsūgāī Bahādur)、(中略)チンギズ・ハンの祖父はバルタン・バハードゥルであり(Jadd-i Chīnggīz Khān Bartān Bahādur)、(中略)チンギズ・ハンの曾祖父はカブル・ハンであり(pidar-i suwum Qabul Khān)…」とある。(''Jāmi` al-Tawārīkh'', ed. Rawshan&Mūsavī, Tehran, vol. 1., 1994, p.292.)</ref>。
 
 
昔の家系図は書き換えることも多く確実に断言は出来ないともいわれるが、[[中央ユーラシア]]の[[遊牧民]]は個々の遊牧集団の指導者層の家系に関してはうるさく、[[匈奴]]に於いては中核氏族である[[攣テイ氏|攣鞮氏]]が[[単于]]位を、[[突厥]]においては[[阿史那氏]]が[[可汗]]位および主要な地位を独占し、それ以外の氏族はこの地位につけなかったことが知られている<ref>「(匈奴の)単于は、攣鞮(れんてい)という名の特定の家系からのみ選出された。一方、単于の后妃も特定の家系に限られていたが、こちらは呼衍(こえん)、蘭(らん)、須卜(すぼく)(後に丘林(きゅうりん)が加わる)という複数の姻戚民族があった。」(林俊雄「古代騎馬遊牧民の活動」『アジアの歴史と文化 7【北アジア史】』(若松寛責任編集)同朋舎、東京角川書店、1999年4月、22頁。</ref><ref>「「突厥」正統の可汗ははすべて阿史那一門のものによって独占されており、また逆に、阿史那姓をもつものは、明らかにしうるかぎりは全部可汗の支裔であって、さきにあげた(A:遊牧国家「突厥」とは、阿史那氏の出身者を支配者、可汗とする国家であった。逆にいうなら、「突厥」の支配者である可汗の位に即くものは、阿史那一門のものに限られていた)の一般的事実、たてまえは、少なくとも「突厥」国家の存続中は、現実において完全に貫徹されていた。つまり、このような可汗位の相続における血統的制限の伝統は、「第一帝国」・「第二帝国」を通じて、「突厥」にあって根強くまもられていたのであり、この阿史那政権の没落は、そのまま「突厥」国家の瓦解にほかならなかったのである。そうだとすると、「突厥」の国家は、これ以前の「匈奴」の攣鞮(虚連題)氏について、またこれ以後の「廻紇(Uiγur)」の薬羅葛(Yaγlaqar)氏や「イェヘ-モンゴル-ウルス(Yeke Mongγol Ulus)」の Altan Uruγ について、それぞれ指摘されているように、一氏族阿史那氏の「家産」という性格をもっていたといえる。」(護雅夫「突厥第一帝国におけるqaγan号の研究」『古代トルコ民族史研究 I』山川出版社、1967年3月、233頁。)</ref>
 
 
祖先の系譜については、『[[元朝秘史]]』に取材した[[井上靖]]の小説などの影響で、日本などではモンゴル部族の先祖として「ボルテ・チノ」との関係が強調される傾向にあるが、実際にモンゴル帝国や[[中央アジア]]・[[イラン]]や[[モンゴル]]本土で存続したその後継諸政権においてチンギス・カン家の先祖として重要視されていたのは、むしろその子孫で日月の精霊と交わってモンゴルの支配階層の諸部族の祖となったとされる'''アラン・コア'''とその息子'''ボドンチャル'''であった<ref>山口修「キヤンとボルヂギン:元朝秘史覺書その一」『東洋文化研究所紀要』第2冊、1951年9月。</ref>。また、上でも述べたように、チンギスの属すキヤト氏族は『元朝秘史』、モンゴル帝国の正史的な位置づけで編纂された『[[集史]]』などによるとチンギスの曾祖父カブル・カンに始まるが、『集史』の記述に従えばチンギスの出自はカブル・カンの次男バルタン・バアトルの三男イェスゲイ・バアトルの長男とされている。アラン・コアからカブル・カンまでの系譜については資料によって異同が多いものの、上記以外でも『蒙古源流』、『五族譜』や『ムイッズ・アル=アンサーブ』などの歴史書や系譜資料が13、14世紀以降に多く編纂されたが、どの資料も'''カブル・カン'''→'''バルタン・バアトル'''→'''[[イェスゲイ|イェスゲイ・バアトル]]'''→'''テムジン'''([[チンギス・カン]])という流れは共通して記録している。
 
 
チンギス・カンに関する現存資料からは、源義経と関連づけるべき必然性や証拠は存在しないため、実証史学的に証明できない。またそのこと以上に、先述の遊牧民の政治文化の伝統ゆえに、この説は中央ユーラシア史の研究者からは否定的に受け止められている。
 
== 義経不死伝説と「御曹子島渡」説話 ==
[[治承・寿永の乱]]は、源平合戦であると同時に[[王朝国家]]に対する[[武士]]の組織立った抵抗ないし自立化の希求という側面を有し、この抵抗を通じて東国政権である[[鎌倉幕府]]が成立してゆく過程でもあった。その組織の頂点にあったのが[[征夷大将軍]]となった[[源頼朝]]であり、[[梶原景時]]はその良き補佐役、そして義経に付された[[軍監]]であった。ところが、義経は頼朝の名代であり、武士でありながら、頼朝の軍律には違反し、武士の抵抗の相手であった王朝国家の側に立ってしまった。
 
それに対し、庶民は、頼朝を権力者、景時を讒言者、義経を悲劇の英雄と理解した。このような理解のうえに、反権力という立場からの共感、讒言者への憎しみ、冷酷な兄に対する健気な弟に対する同情、あるいは「滅びの美学」とも呼ぶべき独特の[[美意識]]が加わって、「'''判官びいき'''」が生まれた。王朝国家の側に立つ畿内の文化人の多くが義経びいきだったことも、こうした風潮を後押ししたものと考えられる。
 
[[判官贔屓|判官びいき]]は、早くも[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]から[[室町時代]]初期に成立したと考えられる[[軍記物語]]『[[義経記]]』にあらわれている。[[五味文彦]](日本中世史)は[[鎌倉時代]]成立の『[[曽我物語]]』が[[御霊信仰]]の影響の強い作品であるのに対し、『義経記』にはそれが希薄であることを指摘している<ref>五味は、それを根拠に『義経記』の鎌倉時代成立説に疑義を呈し、鎌倉幕府治下において義経の活躍を描くにはいたらなかったであろうと推測している。また、南北朝時代にはいって、[[室町幕府]]創業に大きく寄与したのが[[足利尊氏]]・[[足利直義|直義]]の兄弟であったことから、頼朝・義経兄弟の活動に目が向けられたのではないか、としている。五味(2004)</ref>。
 
『義経記』は、[[能]]や[[幸若舞]]曲、[[御伽草子]]、[[浮世草子]]、[[歌舞伎]]、[[人形浄瑠璃]]など、後世の多くの[[文芸]]や[[演劇]]に影響を与え、今日の義経やその周辺の人間像は、この[[物語]]に準拠しているとされる。義経主従など登場人物の感情が生き生きと描かれ、人物の描写にすぐれているとされる。しかし、義経死後200年を経過してからの成立と考えられる<ref>南北朝期成立の『太平記』巻二十九「将軍上洛事」に『義経記』にみえる若い時期の義経の活動が記されていることから、『義経記』成立はそれと前後する時期と考えられる。五味(2004)</ref>ため、『義経記』の作者は当事者たちの人柄を、直接的にも間接的にも知っていたとは考えられない。また、軍記物語の下地となりうる[[軍注記]]を利用したとも考えられていない。さらに、作中の行動のあちこちに[[矛盾]]が生じていることも指摘されており、[[歴史資料]]としてではなく物語として扱うのが妥当とされる。なお、『[[弁慶物語]]』の成立も[[応永]]から[[永享]]にかけての時期([[1394年]]-[[1440年]])と考えられている<ref>五味(2004)</ref>。
奥州衣川で文治5年4月30日に討ち取られたはずの義経であるが、[[藤原泰衡]]は、そのことを5月22日に報告し、義経の首は6月13日に鎌倉の頼朝のもとに届けられた。つまり、当時としても遅すぎる感があり、これは義経の本当の首ではないのではないかという憶測を生んだのであり、さらに義経は高舘では自刃していないという伝説を生んだ。これを'''義経不死伝説'''と呼んでいる。もとより、この経緯は『[[吾妻鏡]]』の記述によるものであり、当の『吾妻鏡』では義経が衣川で死んだと記述している。
 
後述するように、[[江戸時代]]には義経北行伝説が成立するが、その原型となった[[説話]]が室町時代の[[御伽草子]]にみられる。'''「御曹子島渡」説話'''とよばれる話がそれであり、これは、頼朝挙兵以前の青年時代の義経が、藤原秀衡より、北の国の都に「かねひら大王」が住み、「大日の法」と称する兵書があることを聞き、[[四国]]の[[土佐国|土佐]]の港<ref>関は、室町期に繁栄した[[十三湊]]が反映された名前としている。関幸彦(1998)</ref>から出帆、神仏の加護を得て、半身半馬の人びとの住む「王せん島」、「裸人の島」、「女護の島」、「小さ子の住む島」、当時「渡島」と呼ばれていた「蝦夷が島」([[北海道]])を経て「[[千島列島|千島]]」の喜見城にたどりつき、大王の娘と契るがその過程でさまざまな怪異を体験するという物語であった。「御曹子島渡」説話は、当時[[渡党]]など蝦夷地を舞台に活躍する集団の存在や予想以上に活発だった北方海域の交易の様相が広く中央にも知られるようになった事実を反映しているものと考えられる。
 
== 脚注 ==
{{reflist|2}}
 
== 参考文献 ==
* [[ 岩崎克己]] 『義経入夷渡満説書誌』(1943.5.30)岩崎克己 個人出版
* [[国史講習会]]『中央史壇』(第10巻第2号 1925年 320. 4-265)
* [[江上波夫]]『騎馬民族国家 日本古代史へのアプローチ』ISBN 4121801474 (中公新書、1967年)
* [[間宮林蔵]]、村上貞助『東韃地方紀行』ISBN 4582804845([[平凡社]]、1988.5)
* [[長山靖生]]『偽史冒険世界 カルト本の百年』ISBN 448003658X([[ちくま文庫]]、2001.8)
* [[土井全二郎]]『義経伝説を作った男 義経ジンギスカン説を唱えた奇骨の人・小谷部全一郎伝』光人社、2005.10、ISBN 4769812760
* [[宮島利光]]『アイヌ民族と日本の歴史』三一書房、1996.7、ISBN 4-380-96011-0
* [[五味文彦]]『源義経』岩波書店&lt;岩波新書&gt;、2004.10、ISBN 4-00-430914-X
* [[奥富敬之]]「義経伝説」『日本「神話・伝説」総覧』166-167頁、新人物往来社、1992.9
* [[佐野正樹]]「『御伽草子』の御曹司島渡」『日本 奇書 偽書 異端書 大鑑』42頁、新人物往来社、1994.4
* [[関幸彦]]『蘇る中世の英雄たち―「武威の来歴」を問う』中央公論社、1998.10、ISBN 4-121-01444-8
* [http://www2.bbweb-arena.com/iond/sub47.html イオンド大学教授中杉弘『成吉思汗=源義経だったこれだけの理由』]日新報道社、2008.8、ISBN 978-4-8174-0671-2
* [[森村宗冬]]『義経伝説と日本人』2005.2、ISBN 4-582-85259-9
* 『シーボルト日本』の自注 雄松堂書店版、第一巻 岩生 成一 監修、中井 晶夫 訳・解説 ISBN 978-4-8419-1012-4 (4-8419-1012-3)
* [[原田信男]][[ハインリッヒ・フォン・シーボルト]]著、、[[ヨーゼフ・クライナー]]、ハラルド・スバンシチ訳『小シーボルト蝦夷見聞記』[[平凡社]][[東洋文庫]]、1996.2、ISBN 4-582-80597-3
 
== 関連項目 ==
* [[同一人物説]]
* [[源義経]]
* [[チンギス・カン|チンギス・ハーン]]
* [[御伽草子]]([[御曹子島渡|御曹司島渡]])
* [[金田一京助]]
* [[源義経に関する史跡・祭祀一覧]]
== 義経北行伝承地 ==
{| class="wikitable"
|-
!1
|style="width:5em"|'''史跡'''
|1話 - 3話||rowspan="3"|キュアプレシャス<br />キュアスパイシー<br />キュアヤムヤム<br />コメコメ<br />パムパム<br />メンメン<br />レシピッピ<br />ブラックペッパー||『デリシャスパーティ♡プリキュア』大大大紹介!!<br />前期ノンテロップOP&ED<br />CM集||2022年6月22日
|style="width:10em"|'''住所'''
|style="width:45em"|'''詳細'''
|-
!2
|亀井文書(借用書) ||[[岩手県]][[油島村 (岩手県)|油田村]] ||食糧調達の[[亀井六郎]]が、油田村の惣平氏より糧米粟七斗(126㎏)借用したとする文書。文治四年四月(1188年)の日付。義経、弁慶、亀井の連名で署名。
|4話 - 6話||rowspan="14"|ノンテロップOP&ED ||2022年7月27日
|-
!3
|高舘 ||[[岩手県]][[平泉]] ||泰衡の報告ではここが最後の地とされている。
|7話 - 9話||2022年8月24日
 
|-
!4
|観福寺||岩手県[[東磐井郡]]大東町 ||一行は観福寺に宿泊し、蝦夷入りの行程を検討したと伝えられる。亀井六郎重清の笈が寺宝として残されている。
|10話 - 12話||rowspan="2"|ゆい<br />ここね<br />らん<br />コメコメ<br />パムパム<br />メンメン<br />ローズマリー<br />拓海||2022年9月28日
|-
!5
|弁慶屋敷 ||岩手県[[江刺市]] ||一行は夜に菅原家にて白粟五升(9㎏)を借り、粥を炊かせて食した後立ち去った。弁慶が足を洗った池が存在する。
|13話 - 15話||2022年10月26日
|-
!6
|多門寺||岩手県江刺市 ||多門寺の末寺である重染寺には鈴木三郎重家の子重染が正治年中に創建されたと伝わる。
|16話 - 18話|| ||2022年11月23日
|-
!7
|玉崎神社 ||岩手県江刺市 ||一行は十数人、馬数頭で来て五日間逗留し玉崎の牧馬山に馬を放った。
|19話 - 21話|| ||2022年12月21日
|-
!8
|源休館 ||岩手県江刺市 || 源休館では数日間休息をとったと伝えられる。『平泉雑記』に記載がある。
|22話 - 24話|| ||2023年1月25日
|-
!9
|判官山 ||岩手県[[気仙郡]][[住田町]] || 判官山(別名黒山)九郎の転化と思われる。野宿しながら険しい山を越えたと伝承。[[慶長]]10年に書かれた宮古判官稲荷縁起に「黒舘」との記載がある。
|<!--25話 - 27話-->|| ||rowspan="2"|2023年2月22日
|-
!10
|法冠神社||岩手県[[釜石市]]||一行が野宿したと伝えられている。「ほうかん」と呼んだと伝わっている。
|<!--28話 - 30話-->||
|-
!11
|判官家||岩手県[[下閉伊郡]][[山田町]]大沢||義経一行が宿泊したとされる家。そのため、明治以前は「判官」の姓を名乗っている。今も判官の名が入った墓石が残る。
|<!--31話 - 33話-->|| ||rowspan="2"|2023年3月22日
|-
!12
|佐藤家||岩手県下伊郡山田町関口||義経の[[軍師]]「[[佐藤基治|佐藤庄司基治]]」の子信正が、義経一行を案内して、当地まで来たことを示す文書がある。文治4年申ノ九月(1188年)の日付。[[氏神]]の[[棟札]]慶長8年(1603年)
|<!--34話 - 36話-->||
|-
!13
|判官神社||岩手県[[宮古市]][[津軽石 ]]||義経を祀る[[祠]](ほこら)がある。義経一行がこの地に滞在したことから、「判官館」とよばれるようになった。
|<!--37話 - 39話-->|| ||rowspan="2"|2023年4月26日
|-
!14
|横山八幡宮||岩手県宮古市[[宮町]] ||義経一行が松前渡海の安全祈願をしたという神社。弁慶直筆の大般若経が収められていたと伝わる。一行は義経、弁慶、[[依田弘綱|依田源八兵衛弘綱]]、亀井六郎重清、[[鈴木重家|鈴木三郎重家]]など。鈴木三郎重家は老齢のためこの地に留まると神主になったと伝えられる。
|<!--40話 - 42話-->||
|-
!15
|御堂華、出雲家||岩手県宮古市 ||義経一行が15、6人でやってきて、粟を六升(11㎏)借りて証文を置いていった。
|<!--43話 - 45話-->|| ||2023年5月24日
|-
|吉内(よしうち)屋敷||岩手県下閉郡田老町乙部 ||かつては「きちない」と呼ばれた。金売吉次の弟吉内の屋敷。義経が着用したという兜は、宮古市本町の志賀家で所蔵。
|}
 
{|class="wikitable" style="font-size:small; text-align:center;"
== この説の肯定者 ==
|+ Blu-ray Disc
!巻数!!収録話数!!ジャケットイラスト!!映像特典!!発売日
|-
!1
|1話 - 12話||【パッケージ表】<br />キュアプレシャス<br />キュアスパイシー<br />キュアヤムヤム<br />コメコメ<br />パムパム<br />メンメン<br />【パッケージ裏】<br />ジェントルー||変身&アクションシーン集<br />資料ギャラリー<br />前期ノンテロップOP&ED<br />『デリシャスパーティ♡プリキュア』大大大紹介!!<br />前期ED主題歌ダンスレッスン<br />番宣&CM集||2022年9月28日
|-
!2
|<!--13話 - 24話-->|| ||rowspan="3"|変身&技シーン集<br />資料ギャラリー||2023年1月25日
|-
!3
|<!--2 話 - 3 話-->|| ||2023年3月22日
|-
!4
|<!--3 話 - 4 話-->|| ||2023年5月24日
|-
|}
 
==== ライブ・ビデオ ====
; [[デリシャスパーティ♡プリキュアLIVE2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡]]([[2023年]][[4月5日]]発売予定、マーベラス/ハピネット・メディアマーケティング<ref>{{Cite web |url=https://www.marv.jp/titles/av/10437/ |title=デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡|accessdate=2022-10-01 |website=アニメ&ビジュアル|publisher=マーベラス}}</ref>)
: 2022年10月29日・30日にTOKYO DOME CITY HALLで開催予定の、主題歌歌手と出演声優によるキャラクターソングライブのうち、かんぱいParty♡とごちそうさまでしたParty♡の2公演分および特典映像を収録したライブ・ビデオ。
 
=== 関連書籍 ===
; 『[[月刊ComicREX]]』2022年8月号増刊『Purizm』Vol.10 「巻頭特集 デリシャスパーティ♡プリキュア」([[一迅社]]、2022年6月20日発売<ref>{{Twitter status2|Purizm_edit|1536897227020378112|2022年6月17日|accessdate=2022-06-17}}</ref>)<!--雑誌 03714-09(L)-10-10-->
: キャラクター紹介やメインスタッフのインタビュー、メインキャストの対談などで構成した<!--36頁の-->特集記事<!--(文:宮昌太郎、夏葉薫、前田久、Febri編集部)-->。
; 月刊[[アニメージュ]]2023年1月号増刊 『デリシャスパーティ プリキュア』特別増刊号([[徳間書店]]、2021年11月21日発売予定<ref>{{twitter_status|animage_tokuma|1578909085549793280}}</ref>)<!--雑誌 01578-01-->
: 映画公開に合わせて発行されるアニメージュの増刊号で、これまで同誌に掲載された記事の再録や最新情報、スタッフインタビューや声優の座談会・インタビューなど、テレビシリーズと映画の情報を掲載。
 
=== コスメ商品・食品・その他 ===
;玩具・ハートフルグミ・ハートパン
:{{main2|玩具|#関連アイテム|ハートフルグミ・ハートパン|#作中用語}}
; Pretty Holic
{{Main2|Pretty Holicの詳細|トロピカル〜ジュ!プリキュア#コスメ商品・食品・その他}}
: 前年より展開している子供向け化粧品ブランド「Pretty Holic」が、本作品でも引き続き展開されており、プリキュア3人(プレシャス、スパイシー、ヤムヤム)や前作のサマーをイメージしたリップの他、紙石鹸やアイカラーなどが発売されている<ref>{{Cite web|url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12306/|title=Pretty Holic プリティアップリップ キュアサマー&キュアプレシャス スペシャルver.|accessdate=2022-02-09|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=株式会社バンダイ}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/?catei=100|title=商品情報 |accessdate=2022-02-09|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=株式会社バンダイ}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12307/|title=Pretty Holic プリティアップリップリフィル プレシャスピュアピンク|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=株式会社バンダイ|accessdate=2022-02-09}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/detail/12332/ |title=Pretty Holic プリティアップシャボン|accessdate=2022-05-28|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=バンダイ}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/?catei=104|title=商品情報|accessdate=2022-05-28|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=株式会社バンダイ}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/item/?catei=102|title=商品情報|accessdate=2022-05-28|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=株式会社バンダイ}}</ref>。
{{Infobox_Brand
|ブランド名 = Pretty Holic Sweets
|製品種類 = [[菓子]]
|所持会社 = [[バンダイ]]
|使用開始国 = {{JPN}}
|主要使用国 = {{JPN}}
|使用開始年 = 2022年
|関連ブランド = [[トロピカル〜ジュ!プリキュア#コスメ商品・食品・その他|Pretty Holic]]<br />Pretty Holic Luxe<br />Pretty Holic Petit
|ウェブサイト = [https://toy.bandai.co.jp/series/prettyholicsweets/ 公式サイト]
}}
; Pretty Holic Sweets
: Pretty Holic Sweets(プリティホリックスイーツ)は、子供用コスメブランド「Pretty Holic」の派生シリーズとして、[[バンダイ]]が本作品に登場する菓子を展開するブランド。2022年より新規展開されている。
: 宝石のようなデザインの菓子で構成されており<ref>{{Cite web|url=https://toy.bandai.co.jp/series/precure/topics/detail/2372/|title=Pretty Holic Sweets デビュー!|website=プリキュアおもちゃウェブ|publisher=株式会社バンダイ|date=2022-01-11|accessdate=2022-01-11}}</ref>、作中にも同ブランドの菓子が登場する{{R|ep13|group=ep}}{{R|ep14|group=ep}}。
{{-}}
 
== トピックス ==
=== 農林水産省による反応 ===
本作品のテーマが「ごはん」であることを受けて、[[農林水産省]]の職員が公式Twitterアカウントや公式YouTubeチャンネル「[[BUZZ MAFF]]」で本作品を取り上げ、ネット上でも話題となった<ref>{{Cite web|author=沓澤真二|date=2022-02-09|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2202/09/news173.html|title=新プリキュアが「ごはん」モチーフと聞いて農水省がアップを始めました ガチ勢職員がデリシャスマイル精神でお米をPR|website=ねとらぼ|publisher=ITmedia|accessdate=2022-05-04}}</ref>。
 
公式アカウントとして本作品を取り上げた背景について、農林水産省広報室の担当職員は、「国産米の消費量が減少しており、ひいては日本の食糧自給率の低下にも繋がる」こと、また「日本の農林水産業や食文化も守る思いもある」ことを挙げ、広報室長が「国産米の消費を本作品にあわせる形でPRできないか」と提案したことから、小学校時代からのプリキュアシリーズのファンである職員が発信を引き受けたと語っている<ref name="huff20220503">{{Cite web|author=佐藤雄|date=2022-05-03|url=https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_620de893e4b055057aaa617b|title=なぜ『プリキュア』を農水省が推すのか? 背景には「米の消費量」低下への危機感があった|website=ハフポスト|publisher=ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社|accessdate=2022-05-04}}</ref>。制作する東映アニメーションもこうした動きを把握しており、スタッフの間でも話題になることもあるとコメントしている{{R|huff20220503}}。
 
2022年9月23日には映画公開にあわせ本作品を介し、後述の[[クックパッド]]とのコラボレーションとして、前述の職員と同じくプリキュアファンであるクックパッド社員とのプリキュアにまつわる対談動画が公開されている<ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000267.000027849.html クックパッドと人気アニメ「デリシャスパーティ♡プリキュア」のコラボキャンペーン「ごはんは笑顔♡ #デパプリクックパッド」 第2弾は2022年9月23日公開の映画とコラボ],クックパッド,2022年9月18日</ref>。
 
=== コラボレーション展開 ===
{{Main2|映画に関するコラボ展開|映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!#イベント・キャンペーン・プロジェクト}}
* [[全国農業協同組合連合会]]岩手県本部(JA全農いわて)では、2022年4月19日から6月30日の期間で本作品と岩手県産米「[[銀河のしずく]]」とのコラボレーションキャンペーンを実施した<ref>{{Cite web |url=https://www.agrinews.co.jp/society/index/72449 |title=岩手米とプリキュアがコラボ 購入者にグッズ抽選 |accessdate=2022-06-30|date=2022-04-29|work=JA全農いわて |publisher=日本農業新聞}}</ref>。
* 料理レシピ投稿・検索サービスの「[[クックパッド]]」は2022年6月26日より公式Twitterアカウントや特設サイトなどでコラボレーション展開を開始、サイト上では劇中に登場した料理のレシピの紹介や、食育絵本のサブスクリプションサービス「おりょうりえほん by Cookpad」との連動企画などを展開している<ref>{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000247.000027849.html |title=クックパッドと人気アニメ「デリシャスパーティ♡プリキュア」が コラボ企画「ごはんは笑顔♡ #デパプリクックパッド」 を開催|accessdate=2022-06-30|date=2022-06-26 |work=クックパッド |publisher=PR TIMES}}</ref>。また、映画公開にあわせたキャンペーン企画も展開している。
* [[ショッピングセンター]]の[[イオンモール]]では、本作品とのコラボレーションを一部の店舗やイオンモールアプリなどで展開、アプリ内では特製フォトフレームを使用した写真撮影、イオンモールの一部店舗ではフードコートの一部にレシピッピのステッカーが貼り付けられている他、館内限定でキュアプレシャスからの特別メッセージ映像を公開している{{Efn2|特別メッセージ映像の公開期間は一部店舗で異なっている。}}。また、館内に設置された二次元コードをハートキュアウォッチの二次元コード機能を使って読み込ませると、イオンモール限定で「うどんのレシピッピ」を入手することができる<ref>{{Cite web |url=https://online-event.aeonmall.com/precure/ |title=イオンモール×デパプリ ごはんはえがお♡キャンペーン|どこでMALL!たのしモール!|accessdate=2022-07-02 |work=ハピネスモール |publisher=イオンモール|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220827071523/https://online-event.aeonmall.com/precure/ |archivedate=2022-06-17}}</ref>。また、これとは別に2022年9月13日から10月10日までの期間、映画の公開を記念したクイズラリー、2022年9月23日から10月10日までの期間、ドリーミアリングを提示するとサンバイザーが貰えるキャンペーンをそれぞれ開催する。
* [[環境省]]では、COOL CHOICEと[[東京都交通局]]とのタイアップによる、キャンペーン啓発のタイアップポスターの無料配布を行った<ref>{{Cite web |url=https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/smartmove/precure/20220128.html |title=【応募受付終了】テレビアニメ新作「デリシャスパーティ♡プリキュア」タイアップポスターを無料配布します!|accessdate=2022-07-02 |work=COOL CHOICE編集部 |publisher=環境省}}</ref>。
* [[ミスタードーナツ]]では、2022年7月20日より本作品と『[[仮面ライダーリバイス]]』のコラボドーナツ、ドーナツ・ドリンクとグラスまたは組み立てバッグのグッズがセットになったコラボキッズセットをそれぞれ全国の店舗(一部の店舗を除く)で発売する<ref>{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000738.000005720.html |title=【ミスタードーナツ】7月20日(水)から『夏休みコラボドーナツ』『夏休みコラボキッズセット』数量限定発売 |accessdate=2022-07-15 |date=2022-07-14 |website=ダスキン|publisher=PR TIMES |language=ja}}</ref>。
* [[築地銀だこ]]では2022年9月8日より、『贅沢だんらんパック』『だんらんパック』『クロワッサンたい焼BOX』を一部の対象店舗にて数量限定で発売する。また、購入特典として、コラボ商品1箱につき1枚「シールスタンプカード」が配布され、表面が描き下ろしのキャラクターがデザインされたノベルティシール、裏面が対象店舗のみで使用可能なコラボ専用のスタンプカードとなっており、一定数のスタンプを貯めると、割引サービスや数量限定で「ミニクリアファイル」がプレゼントされる<ref>{{Cite web |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000288.000031747.html |title=“ぜったいうまい‼たこ焼” で、笑顔いっぱいの食卓を!「デリシャスパーティ♡プリキュア」 × 「築地銀だこ」 コラボレーション決定!9/8 (木) スタート! |accessdate=2022-09-01 |date=2022-09-01|website=PR TIMES |publisher=ホットランド}}</ref>。
 
== 脚注 ==
===注釈===
{{notelist2}}
 
=== 参照話数 ===
{{Reflist|2|group="ep"|refs=<ref group="ep" name="ep1">第1話</ref><ref group="ep" name="ep2">第2話</ref><ref group="ep" name="ep3">第3話</ref><ref group="ep" name="ep4">第4話</ref><ref group="ep" name="ep5">第5話</ref><ref group="ep" name="ep6">第6話</ref><ref group="ep" name="ep7">第7話</ref><ref group="ep" name="ep8">第8話</ref><ref group="ep" name="ep9">第9話</ref><ref group="ep" name="ep10">第10話</ref><ref group="ep" name="ep11">第11話</ref><ref group="ep" name="ep12">第12話</ref><ref group="ep" name="ep13">第13話</ref><ref group="ep" name="ep14">第14話</ref><ref group="ep" name="ep15">第15話</ref><ref group="ep" name="ep16">第16話</ref><ref group="ep" name="ep17">第17話</ref><ref group="ep" name="ep18">第18話</ref><ref group="ep" name="ep19">第19話</ref><ref group="ep" name="ep20">第20話</ref><ref group="ep" name="ep21">第21話</ref><ref group="ep" name="ep22">第22話</ref><ref group="ep" name="ep23">第23話</ref><ref group="ep" name="ep24">第24話</ref><ref group="ep" name="ep25">第25話</ref><ref group="ep" name="ep26">第26話</ref><ref group="ep" name="ep27">第27話</ref><ref group="ep" name="ep28">第28話</ref><ref group="ep" name="ep29">第29話</ref><ref group="ep" name="ep30">第30話</ref><ref group="ep" name="ep31">第31話</ref><ref group="ep" name="ep32">第32話</ref><!--<ref group="ep" name="ep33">第33話</ref><ref group="ep" name="ep34">第34話</ref><ref group="ep" name="ep35">第35話</ref><ref group="ep" name="ep36">第36話</ref><ref group="ep" name="ep37">第37話</ref><ref group="ep" name="ep38">第38話</ref><ref group="ep" name="ep39">第39話</ref><ref group="ep" name="ep40">第40話</ref><ref group="ep" name="ep41">第41話</ref><ref group="ep" name="ep42">第42話</ref><ref group="ep" name="ep43">第43話</ref><ref group="ep" name="ep44">第44話</ref><ref group="ep" name="ep45">第45話</ref><ref group="ep" name="ep46">第46話</ref><ref group="ep" name="ep47">第47話</ref><ref group="ep" name="ep48">第48話</ref><ref group="ep" name="ep49">第49話</ref>-->}}
 
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
 
*[[新井白石]]
*[[林羅山]]
*[[林鵞峰]]
*[[水戸光圀]]
*[[坂倉源次郎]]
*[[松宮観山]]
*[[近藤重蔵]]
*[[沢田源内]]
*[[松浦静山]]
*[[永楽舎一水]]
*[[高橋東洋]]
*[[シーボルト]]
*[[末松謙澄]]
*[[小谷部全一郎]]
*[[手塚律蔵]](瀬脇寿人)
*[[間宮林蔵]]
*[[吉雄忠次郎]]
*[[中津文彦]]
*[[三好京三]]
*[[山田智彦]]
*[[アブラハム・コンスタンティン・ムラジャ・ドーソン|ドーソン]]
*[[ジャック・シラク]]
*[[高木彬光]]
*[[阿部敏夫]]
*[[松村劭]]
*[[北芝健]]
*[[飛鳥昭雄]]
== 余話 ==
*[[夏目漱石]]の『[[吾輩は猫である]]』にこの説の[[挿話]]がある。
*[[蒙古史]]に源氏の白旗、源氏の紋章である笹竜胆が使用された、と載っている。(ボルテ・チノ4号)
*鶴屋忠恭氏によれば、昭和53年ごろ中国[[満州平泉]]出身の張振中(チャンツェンチョン)という方に源義経を何と呼ぶか訊いてみたところ、「チンギス」と云う答えが返ってきた。(ボルテ・チノ4号)
*[[大英博物館]]のチンギス・ハーンの銅像の台座には笹竜胆の紋章が彫ってある。(ボルテ・チノ4号)
== 外部リンク ==
* {{Official website|https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/}}(東映アニメーション)<!-- 放送終了後 https://www.toei-anim.co.jp/tv/delicious-party_precure/ に戻す -->
* [http://electronic-journal.seesaa.net/category/510434-1.html 「Electronic Journal: 源義経=成吉思汗論」]
* {{Official website|https://www.asahi.co.jp/precure/}}(朝日放送テレビ)<!-- 放送終了後 https://www.asahi.co.jp/precure/delicious/ に戻す -->
* [http://web.kyoto-inet.or.jp/people/cozy-p/yositune.html 「義経=成吉思汗伝説」について]
* {{Twitter|tvanime_precure}}
* [http://books.google.co.jp/books?id=Q3axgMc-qC8C 「小谷部全一郎」]
* {{Official website|https://toy.bandai.co.jp/series/prettyholicsweets/}}(バンダイ Pretty Holic Sweets)
* [http://sky.geocities.jp/shizukagozenmaihime/index.htm 「静御前 北行記」]
* [http://www13.ocn.ne.jp/~t-adachi/no_1.htm#1 「小谷部全一郎の世界 成吉思汗は源義経也」]
* [http://www.youtube.com/watch?v=GBfTjvZYnsc 【歴史ミステリー】「源義経は生きていた!? みちのく奥州藤原一族の野望1」]
* [http://www.youtube.com/watch?v=M__nvvf9XyY 【歴史ミステリー】「源義経は生きていた!? みちのく奥州藤原一族の野望2」]
* [http://blogs.yahoo.co.jp/yokotasakka/11463602.html 【元警視庁公安部「北芝健曰「ジンギスカン軍団の末裔は隊長は義経だと言った?」と。】]
* [http://kturiltai9.jimdo.com/%E5%A4%A7%E9%99%B8%E4%BA%A1%E5%91%BD/ 【平泉クルリタイ運動】大陸亡命]
* [http://members.jcom.home.ne.jp/sada165/annex6.html 「義経を追って北へ……」]
* [http://www.kuji-tourism.jp/yoshitsune/legend/road.html 「義経は北へ」]
 
{{前後番組
{{デフォルトソート:よしつねしんきすかんせつ}}
|放送局= [[朝日放送テレビ]]制作・[[オールニッポン・ニュースネットワーク|テレビ朝日系列]]
[[Category:チンギス・カン]]
|放送枠= [[朝日放送テレビ制作日曜朝8時30分枠のアニメ|日曜8:30 - 9:00]]
[[Category:源義経]]
|番組名= デリシャスパーティ♡プリキュア<br />(2022年2月6日 - )
[[Category:日本の伝説]]
|前番組= [[トロピカル〜ジュ!プリキュア]]<br />(2021年2月28日 - 2022年1月30日)
[[Category:偽史]]
|次番組=
[[Category:日本の歴史論争]]
}}
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{{朝日放送テレビ制作日曜朝8時30分枠のアニメ}}
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[[Category:プリキュアシリーズのテレビアニメ]]
[[Category:2022年のテレビアニメ]]
[[Category:アニメ作品 て|りしやすはあていふりきゆあ]]
[[Category:ABCアニメーションのテレビアニメ]]
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[[Category:料理アニメ]]
[[Category:2022年の漫画]]
[[Category:漫画作品 て|りしやすはあていふりきゆあ]]
[[Category:料理・グルメ漫画]]