「アニメ・特撮ソング」の版間の差分

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'''アニメ・特撮ソング'''(アニメ・とくさつソング)は、[[アニメソング]]作品及び[[特撮]]作品で使用される[[主題歌]]や[[劇伴|挿入歌]]などの総称。'''特撮・アニメソング'''とも言う。
 
== 概要 ==
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以前は子供の出せない音域は使わない制限があったとされる<ref>[[NHK-BS2]][[熱中スタジアム]]特撮ソングでの[[水木一郎]]、[[田中公平]]コメントより</ref>。
 
1980年代にはアニメと特撮は分化していったものの、作曲者や歌手ではその後もつながりが深い。
== 作風など ==
「アニソン界の帝王」<ref name="cinematoday-20120329">[http://www.cinematoday.jp/page/N0040733 アニソン界の帝王・水木一郎、40年間歌ってきたアニソン替え歌に「最初は抵抗がありました」] ''シネマトゥデイ'' 2012年3月29日付</ref>と呼ばれる[[水木一郎]]は、自身の公式サイトにおいて、「アニメソングは世界に誇ることのできる日本固有の文化だ」<ref name="mizuki-official-frame">[http://www.mizuki-spirits.com/frame.htm アニキ維新はじまる!!] ''水木一郎 公式ホームページ「魂」'' 2012年7月5日閲覧</ref>と述べている。
 
「宙明節」「宙明サウンド」で親しまれている<ref>[http://www3.airnet.ne.jp/haramaki/gekiban/whoswho/who_frame.html Who's Who] ''劇伴倶楽部'' 2012年7月5日閲覧</ref>[[渡辺宙明]]の場合、実写・特撮作品かアニメ作品かによる区別はしないという<ref name="chumei-makingofhero-interview">[http://www.chumei.net/note/d04_makingofhero.htm CHUMEI CHRONICLE - 渡辺宙明文筆館 インタビュー - メーキング・オブ・東映ヒーロー3 メカニカルヒーローの世界(講談社:1987) - アクション音楽の確立] ''CHUMEI CHRONICLE'' 2012年7月5日閲覧</ref>。なお、渡辺の場合、先に書かれた詞に曲を付ける<ref name="chumei-makingofhero-interview"/>が、「バンバラ」「ダンダン」などのスキャットを付加することもある<ref name="chumei-column">[http://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/chuumei_column_old.html 過去ログ] ''渡辺宙明コラム'' 2012年7月5日閲覧</ref><ref>特に「[[進め!ゴレンジャー/秘密戦隊ゴレンジャー|秘密戦隊ゴレンジャー]]」(『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』の初代エンディングテーマ)が有名。</ref>。
水木によれば、アニメ・特撮ソングは、さまざまな音楽ジャンルの要素を含んでいながら、「アニソン的な」独特の音も併せ持っている<ref name="natalie-mizuki">[https://natalie.mu/music/pp/mizukiichiro ナタリー Power Push 水木一郎 アニソン一筋40年! 「Z」のアニキが語る音楽論] 2012年7月5日閲覧(2011年8月末頃の記事だが、日付なし)</ref>。また、「子供向け」という建前があるからこそ、「手を抜かず最高に贅沢な音楽」であるべきだと語る<ref name="natalie-mizuki"/>。
<!-- 作風はアニメソングの項目に移動 -->
 
「宙明節」「宙明サウンド」で親しまれている<ref>[http://www3.airnet.ne.jp/haramaki/gekiban/whoswho/who_frame.html Who's Who] ''劇伴倶楽部'' 2012年7月5日閲覧</ref>渡辺宙明の場合、実写・特撮作品かアニメ作品かによる区別はしないという<ref name="chumei-makingofhero-interview">[http://www.chumei.net/note/d04_makingofhero.htm CHUMEI CHRONICLE - 渡辺宙明文筆館 インタビュー - メーキング・オブ・東映ヒーロー3 メカニカルヒーローの世界(講談社:1987) - アクション音楽の確立] ''CHUMEI CHRONICLE'' 2012年7月5日閲覧</ref>。なお、渡辺の場合、先に書かれた詞に曲を付ける<ref name="chumei-makingofhero-interview"/>が、「バンバラ」「ダンダン」などのスキャットを付加することもある<ref name="chumei-column">[http://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/chuumei_column_old.html 過去ログ] ''渡辺宙明コラム'' 2012年7月5日閲覧</ref><ref>特に「[[進め!ゴレンジャー/秘密戦隊ゴレンジャー|秘密戦隊ゴレンジャー]]」(『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』の初代エンディングテーマ)が有名。</ref>。
 
[[1960年代]]から1970年代頃までは、同じ作曲家が主題歌とBGMの作曲をまとめて担当するケースが多く<ref>渡辺宙明、[[菊池俊輔]]、[[渡辺岳夫]]、[[小川寛興]]ほか多数。</ref>、BGMには主題歌のアレンジ曲も多く含まれていた。渡辺宙明によると、作曲家として名前を覚えてもらうためには、歌とBGMの両方を担当し、長年にわたって数作品を担当するのが良いが、近年の作曲家は飛び飛びにやっているという<ref name="chumei-precure-interview">[http://www.chumei.net/precure/index5.htm 渡辺宙明先生ロングインタビュー - プリキュア挿入歌特集・第五弾] ''CHUMEI CHRONICLE'' 2012年7月5日閲覧</ref>。
 
詞も、製作会社の企画部(企画室)名義<ref>[[東京ムービー]]企画部、[[日本サンライズ]]企画室など。</ref>、あるいは原作者か脚本担当者によって書かれたもの<ref>[[石ノ森章太郎|石森章太郎]]、[[藤川桂介]]、[[富野由悠季|井荻麟]]など。</ref>が多く、主人公や技・武器の名称を連呼する歌詞が主流であり、番組名やキャラクター名がそのまま歌のタイトルになっていることが一般的だった。渡辺宙明は、特に主題歌は「番組の顔」として慎重に作る<ref name="chumei-makingofhero-interview"/>が、「ハカイダーの歌」(『[[人造人間キカイダー]]』の挿入歌)などのように「キャラクターに助けられた」曲もあるという<ref name="chumei-makingofhero-interview"/>。
 
近年は[[タイアップ]]などによって、番組の内容とは必ずしも関係ない主題歌が増えているが、水木一郎によると、たとえ主人公や武器の名前を連呼せずとも、「何を訴えたいか」が伝わってくる「魂」のこもった歌であればアニソンと呼べるという<ref name="cinematoday-20120329"/>。
 
== 関連項目 ==
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* [[声優]]
* [[アニラジ]]
* [[青春ラジメニア]]・[[王様ラジオキッズ]]([[ラジオ関西]]) - これらの楽曲を多く流す[[アニラジ]]。
 
== 脚注 ==