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'''データ完全性'''(
== 関係データベース ==
そのような完全性を保証するため、[[メッセージ認証符号]] (MAC) と呼ばれる数が使われることが多い。▼
[[関係データベース]]におけるデータ完全性とは、データベース内のデータの正確性や妥当性を指す。
多くの[[関係データベース管理システム]] (RDBMS) では、[[データベース]]内の'''データ完全性'''を保証するために[[一意性制約]]や[[CHECK制約]]、あるいは[[エンティティ]]間に[[参照整合性]]を保つための制約などを設ける機能がある。
参照整合性とは、女Aと男Bが夫婦であるならば女Aの配偶者の配偶者が女Aである、ということを言う。女Aの配偶者の配偶者が女Cであったら、そのデータの正確性や妥当性に問題がある。つまりデータ完全性に問題がある<ref>但し一夫多妻制の場合は、Aliceの夫Bobの妻がCatherineである可能性があるので、その場合には[[データベース設計]]に問題がある</ref>。なお、この配偶者の例は相互参照と呼ばれる[[関係の正規化]]が不充分な状態であり、関係の正規化が不充分であるとデータ完全性を保つことが困難になる。
参照整合性を保つための制約は一般に、親子関係にあるエンティティ同士で、親データ<ref>一般に、該当情報に関する[[主キー]]をもつ表(テーブル)</ref>を持たない子データ<ref>一般に、該当情報に関する[[外部キー]]をもつ表(テーブル)</ref>が存在しないように、例えば子データがある親データの抹消などの違反するデータ操作を拒否する仕組みである。
== 情報セキュリティ ==
[[暗号理論]]と[[コンピュータセキュリティ]]において、完全性とはデータの妥当性を指す。完全性は次のような事柄で損なわれる可能性がある。
* 悪意有る改変。攻撃者が、銀行
* 事故による改変。[[データ転送]]時のエラーや[[ハードディスク]]の[[ヘッドクラッシュ]]など。
[[日本情報処理開発協会]]の「[[ISMS]]認証基準Ver.2.0」の定義によれば「情報及び処理方法が、正確であること及び完全であることを保護すること」とされる。故意、過失を問わず、システムに意図されている内容と異なるデータ入出力およびデータ処理が行われてしまう状況は、データ完全性を失っているといえる。
▲そのような完全性を保証するため、[[メッセージ認証符号]] (MAC) と呼ばれる数が使われることが多い。
{{DEFAULTSORT:てたかんせんせい}}▼
== 脚注 ==
<references />
== 関連項目 ==
* [[関係データベース]] - [[参照整合性]]
* [[ハッシュ関数]]
* [[ALCOA-CCEA原則]]
{{Normdaten}}
{{Computer-stub}}▼
{{Data}}
▲{{DEFAULTSORT:てえたかんせんせい}}
[[Category:情報]]
[[Category:計算機科学]]
[[Category:データベース]]
▲{{Computer-stub}}
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