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{{Otheruses|宗教誌|[[マウリッツ・エッシャー|エッシャー]]によるリトグラフ|物見の塔}}
{{複数の問題
|単一の出典 = 2014年11月
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}}
{{Infobox magazine
| title = ものみの塔
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| image_size = 300px
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| image_caption = 表紙、左から研究版、一般、簡易版
| editor = =
| editor_title = =
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| frequency = 月2回
| circulation = 5269,946804,000部 - 一般用 (年3回(1・5・91日号)発行), 1413,974825,000部 - 研究版 (月15日号1回)
| category = 宗教誌
| company = [[エホバの証人]]
| publisher = [[ものみの塔聖書冊子協会]]
| firstdate = 1879年7月
| country = =
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| language = 228414の言語
| website = httphttps://www.jw.org/ja/出版物/雑誌/
| issn = 0043-1087
}}
'''ものみの塔'''(ものみのとう、[[英語]] :''The Watchtower)Watchtower'')は、[[エホバの証人]]によって月に21回発行されている機関誌である。
 
'''ものみの塔'''(ものみのとう、[[英語]] The Watchtower)は、[[エホバの証人]]によって月に2回発行されている機関誌である。
 
「ものみの塔」は新世界訳聖書の[[イザヤ書|イザヤ]]21章8節に由来している。現在の正式名称は『エホバの王国を告げ知らせる ものみの塔 (''The Watchtower Announcing Jehovah's Kingdom'')』と言う。本誌の目的は、宇宙の至高の支配者である[[エホバ]]神を賛美し、近い将来に地上に確立される世界政府([[神の王国]])を宣伝することである。創刊当初から常に[[イエス・キリスト]]の贖いを支持し続けて来た。
 
奇数1日号発行の一般用はエホバの証人の手により、広く一般に配布されている。一方15日号は月1回発行の研究用とされ版は、集会と呼ばれる信者の集まりでの討議のテキストとして使われる。15日号研究版は原則的に一般には配布されない。<ref>[[2013年]]1月より、一般頒布用は16ページになるが、研究記事版は32ページのままである。</ref>
 
== 歴史 ==
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== 発行・配布 ==
『ものみの塔』誌は([[20142017年]]2月1日号によると)平均印刷部数が56,296165万部で、228297言語で発行されている<ref>[httphttps://download-a.jwakamaihd.orgnet/files/media_magazines/5362/wp_J_20150101wp_J_201703.pdf 「ものみの塔」20152017年1月1日号PDF 2ページ](エホバの証人の公式サイト)</ref>。このうち130以上の言語で同時発行されている。
 
この雑誌の各1日号はエホバの証人が配布している。彼らは配布活動を公共の奉仕だと考えている。彼らは、通常家から家の奉仕でこの雑誌を提供するが、公共の場所で人々に近づいたり、医師、教育関係者、政治家、知人に非公式に近づいて配布したりすることもある。『ものみの塔』誌は、読み物としてバスターミナルやコインランドリー等の、公共の場所に置かれていることもある。しかし、ただポストに投函したり、公共の場所に大量に放置したりしないよう、ものみの塔協会から勧められている。
 
一般向け「ものみの塔」は、2015年まで毎月発行されていたが、2016年から隔月刊となっている。
 
更に2017年の年次総会で2018年より4カ月に1回発行(年に3回)と決定された。(協会からの2017/10/7付けの英語圏会衆の長老および巡回監督宛の手紙に記載)
 
== 雑誌の複製版 ==
日本語では大文字版、[[コンパクトディスク]]版、[[点字]]版、オンライン[[MP3]]版、オンライン[[PDF]]版が入手可能である。
 
== 料金 ==
『ものみの塔』誌は、姉妹誌の『[[目ざめよ!]]』と共に、現在は無償で配布されている。雑誌の発行にかかる費用は自発的な寄付金を主たる財源としている。
 
かつては2冊150円だったが、1990年から「わたしたちは,多くの人のように神の言葉を売り歩く者ではなく,誠実さから出た者,そうです,神から遣わされた者として,神の見ておられるところで,キリストと共に語っているのです」。([http://www.jw.org/ja/出版物/聖書/コリント第二/2#v-17 コリント第二2章17節]、[[新世界訳聖書]])という[[使徒]][[パウロ]]の言葉にもとづき[[料]]となった<ref>『わたしたちの王国宣教』 ものみの塔聖書冊子協会、1990年5月号、7-8頁。</ref>。<br />
 
ものみの塔聖書冊子協会は公式には上記のように無償になったと述べているが、組織が印刷している冊子の
対価を完全寄付方式に変更した本当の理由は別にある。<br />
 
それはジミー・スワガート訴訟が発端であった。<br />
 
ジミー・スワガート氏は、無宗派のキリスト教の伝道師であり、シンガー、ピアニストである。<br />
 
エホバの証人とは全く関係ない。<br />
 
テレビ伝道、インターネット放送で、キリスト教の福音を全米及び世界に発信する活動を行なっていた。<br />
 
事件の発端は、1980年、カルフォルニア州がジミー・スワガート氏に対して、1974年以降、彼が
カルフォルニア州で販売した宗教関係の書籍やカセットテープに対して6%相当の消費税合計$183,000が課税され、
支払った。<br />
 
しかし、同時に、同氏は消費税の返却を求める訴訟を起した。<br />
 
しかし、この訴訟は、カルフォルニア州地方裁判所、続いて上告された米国最高裁判所で、結果的に
敗訴した。<br />
最高裁判所の判決が出たのは1990年1月17日であった。<br />
 
詳しくは、以下の米国の法律専門家による判例集のサイトをご覧下さい。<br />
 
http://caselaw.lp.findlaw.com/scripts/getcase.pl?court=us&vol=493&invol=378<br />
 
判決理由としては、消費税の課税によって米国憲法第1修正条項に定める宗教上、信仰上の表現と
行動の自由を損ねるものではない等の理由からである。<br />
 
このとき、伝統的なキリスト教を批判してやまないエホバの証人の上部機関であるものみの塔聖書冊子協会は
この訴訟に対して、最高裁判所あてに、“アミーカス・キュリエ(第3者法廷助言者)として、上訴人
ジミー・スワガートを支持する意見書を提出している。<br />
 
アミーカス・キュリエとは米国の裁判制度で認められた訴訟当事者とは関係のない第三者が訴訟に
関連する意見書を提出することが可能なのである。<br />
 
分かり易く言えば、ものみの塔は、伝統的なキリスト教伝道師に、裁判の場において、応援演説を
行なったということである。<br />
 
資料は以下のサイトにあるので参照ください。<br />
 
http://sky.geocities.jp/bin_abdlzaki/WTCourtAmicusCuriae.pdf<br />
 
ものみの塔協会が、日頃、敵対する伝統的キリスト教の伝道師に対して、しかも頼まれもしないのに、
わざわざ最高裁判所の場で、「応援演説」を行なったのは、ひょっとして今後、ものみの塔も、印刷物に
対応する「寄付金額」に対して課税されるかもしれない。<br />
 
そうすれば、組織、特に統治体トップの手取りの金が減るから大変、困る。<br />
そのため大いなるバビロンと軽蔑する他宗教に対して応援演説をした。<br />
 
しかし敗訴したので、消費税を逃れるため、金額を定めない寄付に移行したものであることは、ほぼ間違いないと思われる。
 
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
*[httphttps://www.jw.org/ja/出版物%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC/雑誌%E9%9B%91%E8%AA%8C/  「ものみの塔」と「目ざめよ!」] エホバの証人
 
{{DEFAULTSORT:ものみのとう}}
[[Category:エホバの証人の雑誌]]
[[Category:宗教雑誌]]
[[Category:機関誌]]
[[Category:19世紀の雑誌]]