「池田富保」の版間の差分

2009年10月7日 (水) 21:22時点における版

2023年12月15日 (金) 14:09時点における最新版

(17人の利用者による、間の22版が非表示)

2行目:

| 芸名 = 池田 富保

| ふりがな = いけだ とみやす

| 画像ファイル = Matsusaburō Onoe (Tomiyasu Ikeda) 1923.png

| 画像サイズ =

| 画像コメント = 尾上松三郎時代の池田

| 本名 = 池田 民治

| 別名義 = 滝川 紅葉<br />池田 菁穂<br />長谷部 武臣<br />尾上 松三郎 <small>俳優 初期</small><br />望月 健佐 <small>俳優 晩年</small>

| 出生地 = {{JPN}} [[兵庫県]]

| 死没地 = {{JPN}} [[京都府]][[京都市]]

| 国籍 =

| 民族 =

| 身長 =

| 血液型 =

| 生年 = 1892

22 ⟶ 23行目:

| 活動期間 = - 1960年

| 活動内容 =

| 配偶者 = [[尾上松之助]]の妹

| 著名な家族 =

| 事務所 =

| 公式サイト =

| 主な作品 = 『[[荒木又右衛門]]』<br />『[[水戸黄門]]』

32 ⟶ 34行目:

}}

'''池田 富保'''（いけだ とみやす、[[1892年]][[5月15日]] - [[1968年]][[9月24日]]<ref name="コトバンク 富保">[[コトバンク]]サイト内の記事「[httphttps://kotobank.jp/word/池田富保%E6%B1%A0%E7%94%B0%E5%AF%8C%E4%BF%9D-1052561 池田富保]」の記述を参照。同リンク先にある『渡し守と武士』を池田は監督したが、製作年も「日活で初めて女優を起用」の旨の記述も誤りである。</ref>）は、日本の[[映画監督]]、・[[脚本家]]、・[[俳優]]である。[[旅役者]]としてスタート、映画俳優'''「尾上 松三郎'''」（おのえ まつさぶろう）として映画のキャリアを始める<ref name="コトバンク 富保" />。晩年は映画監督を廃業し、映画俳優'''「望月 健佐'''」（もちづき けんすけ）として[[東映京都撮影所]]作品に出演した。

== 人物・来歴 ==

[[1892年]]（明治25年）[[5月15日]]（[[日曜日]]）、[[兵庫県]][[美嚢郡]][[中吉川村]]（現・[[三木市]]）<ref>『人物レファレンス事典 3 現代編 上』、日外アソシエーツ、120頁</ref>に池田民治として生まれる<ref name="コトバンク 富保" />。

旅役者であったが、[[日活]]のスター俳優・の[[尾上松之助]]に発見されて映画俳優となる<ref name="コトバンク 富保" />。1921年（大正10年）、[[日活撮影所#京都|日活京都撮影所]]に入社、「尾上松三郎」を名のり<ref name="コトバンク 富保" />、同年3月10日公開の[[牧野省三]]脚本・監督、[[尾上松之助]]主演による大作『[[実録忠臣蔵]]』に出演する。このころ、松之助に勧められて匿名でシナリオを書いたところ、評判となる<ref>『日本映画の若き日々』（[[稲垣浩]]、毎日新聞社刊）</ref>。

1923年（大正12年）9月1日の[[関東大震災]]ののち、日活の東京・[[日活撮影所#向島撮影所|向島撮影所]]から現代劇部のスタッフが移転してくる流れのなかで、俳優から演出部に転向、1924年（大正13年）1月7日、『[[渡し守と武士]]』を監督して映画監督としてデビューした。同作は、「日活京都の[[時代劇]]」で初めて[[女形]]に代わって、女優を起用した作品である<ref name="コトバンク 富保" />。

43 ⟶ 45行目:

1932年（昭和7年）8月、[[中谷貞頼]]専務による[[池永浩久]]所長以下200人解雇事件で日活を抜け、1933年（昭和8年）、池永が[[J.O.スタヂオ]]内に設立した[[太秦発声映画]]の設立に参加し、同社で[[トーキー]]映画『博士の子』を監督する。やがてJ.O.スタヂオの東宝色が強くなるにつれ、日活に戻る。

1942年（昭和17年）4月の合併で設立した大日本映画（[[大映]]、現在の[[角川映画]]）に残留し、日活京都撮影所は[[大映京都撮影所]]と名を変えたが、同撮影所で同年、『伊賀の水月』を監督し、同年8月13日、同作は紅系で公開された。

脚本家としては「滝川紅葉」「池田菁穂」と名乗り、監督作ではなく脚本単独でも執筆した。

51 ⟶ 53行目:

1953年（昭和28年）8月5日公開の[[新東宝]]作品『[[鞍馬天狗と勝海舟]]』を最後に監督業を廃業、「望月健佐」名義で東映京都撮影所作品に俳優として出演した。

[[1968年]]（昭和43年）[[9月24日]]死去<ref name="コトバンク 富保" />。満76歳没。夫人は尾上松之助の実妹<ref>『日本映画の若き日々』（稲垣浩、毎日新聞社刊）</ref>。

== おもなフィルモグラフィ ==

59 ⟶ 61行目:

=== 監督 ===

* 『[[渡し守と武士]]』、日活京都大将軍撮影所、1924年1月7日

* 『[[維新の京洛荒木又右衛門 竜(1925年の巻 虎の巻日活映画)|荒木又右衛門]]』、日活京都大将軍撮影所、19281925年911月271日

* 『[[実録忠臣蔵 天の巻・地の巻・人の巻]]』、日活大将軍撮影所、1926年4月1日

* 『[[地雷火組]]』、日活大将軍撮影所、1927年

* 『[[建国史 尊王攘夷]]』、日活太秦撮影所、1927年10月1日

* 『[[維新の京洛 竜の巻 虎の巻]]』、日活太秦撮影所、1928年9月27日

* 『[[ちりめん供養]]』、日活京都撮影所、1934年3月15日

* 『[[栗山利章|栗山大膳]]』、日活京都撮影所、1936年

* 『[[荒木又右衛門]]』

* 『[[水戸黄門]]』

* 『[[鞍馬天狗と勝海舟]]』、[[新東宝]]、1953年8月5日　

== 註脚注 ==

{{脚注ヘルプ}}

{{reflist|2}}

== 外部リンク ==

* [http://www.jmdb.ne.jp/person/p0267270.htm 池田富保] - [[日本映画データベース]]

* {{imdb name|id=0407464|name=Tomiyasu Ikeda}}

{{Normdaten}}

{{DEFAULTSORT:いけた とみやす}}

[[Category:日本の映画監督]]

[[Category:日本の映画の脚本家]]

[[Category:日本活の俳優人物]]

[[Category:戦前の日活の俳優]]

[[Category:兵庫県出身大映の人物]]

[[Category:兵庫県出身の人物]]

[[Category:1892年生]]

[[Category:1968年没]]

[[Category:兵庫県出身の人物]]