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{{ Infobox Lunar mare
| 名称=縁の海
| 画像=Image:
| 画像説明=
| ラテン名=Mare Marginis
| 英語名=Sea of the Edge
| 直径=358 km<ref name=USGS>{{gpn|3681}}</ref>
| 面積=
| 北緯南緯= N
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}}
'''縁の海'''(ふちのうみ、{{lang-la|Mare Marginis}})は[[月の海]]の一つで、月の表側の縁に位置する。月面緯度は北緯13.3度、月面経度は東経86.1度で、直径420kmであ
日本語訳で「'''緑'''の海(みどりのうみ)」と表記してある地図が時々見られるが、[[ラテン語]]名"Mare Marginis"は、"Mare"が「海」、"Marginis"が「端っこの」を意味するので一切「緑」という意味はなく、単純に誤記である<ref>『月の地形ウォッチングガイド』、白尾元理、株式会社誠文堂新光社、2009年、ISBN 978-4-416-20921-9、p.155 「COLUMN -緑(みどり)の海はどこ?-」<br>なお、筆者によるとこの誤記は『月刊 天文ガイド』に自分の原稿を乗せた際に原稿は「縁の海(ふちのうみ)」だったのが「緑の海(みどりのうみ)」になっていたので、編集者に尋ねたところ年間書籍の月面図に「緑」表記であったため原稿側が誤記と思い訂正したというので、関連の本を10数冊ほど確認した所、その年間書籍を含む半数近い本が「緑の海」表記で、確認できた中で最古のものは『月面とその観測』(中野茂著、恒星社、1967年発行)だったという。</ref>。
この海は表側にある他の大半の海とは異なり、不規則な輪郭を持ち細長い外観である。海の面には小さい円形で、引き伸ばされた構造が見られるが、これらは恐らく300から520メートル<!-- 1000から1700フィートから計算 -->の[[溶岩]]で埋まった[[クレーター|隕石孔]]<!-- "impact" creatersとわざわざ断わっているので、この訳語を。 -->である。さらに、縁の海には明瞭で大きい[[クレーター]]が集中していない。そのため縁の海は、溶岩<!-- mare lavas -->が単に地上まで届いて出来た高地の、低い地域であるように見える。海に深く穿たれたクレーター数個が近くに存在する。これらのクレーターは、火口原が、それを囲む高地の表面より下に位置している。そのために、それらは地表の近くに溶岩のある縁の海の周りの標識となっている。縁の海近辺の有名なクレーターとしては北方に[[アブー・ライハーン・アル・ビールーニー|アル=ビールーニ]]・クレーターがあり、南東には[[イブン・ユーヌス]]・クレーター、北西には[[ロバート・ゴダード|ゴダード]]・クレーターがある。
この海の表面には、何か渦巻いたような、[[嵐の大洋]]にある[[ライナー・ガンマ
== 脚注 ==
{{reflist}}
== 参考文献 ==
* Paul D. Spudis, The Once and Future Moon, Smithsonian Institution Press, 1996, ISBN 1-56098-634-4.
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[[Category:月の海]]
[[Category:天文学に関する記事]]
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