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'''大嶋 匠'''（おおしま たくみ、[[1990年]][[2月14日]] - ）は、[[群馬県]][[前橋市]]出身<ref name="hochi20181023">{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20181022-OHT1T50159.html|title=【日本ハム】ソフトボール出身の大嶋「元々、公務員になりたかった」プロ7年間を振り返る〈1〉|publisher=スポーツ報知|date=2018-10-23|accessdate=2018-10-23}}</ref>の元[[プロ野球選手]]（[[捕手]]、[[内野手]]）、[[ソフトボール]]選手（内野手、捕手）。右投左打。中学生時代から大学生時代まで一貫してソフトボール選手であり、野球経験は小学校時代に軟式野球のみという、プロ入り前に[[硬式野球]]の経験がなかった異色のプロ野球選手であった<ref name="hochi20181023"/>。
== 経歴 ==
=== ソフトボール選手時代 ===
小学校までは[[軟式野球]]をしていたが、進学した[[新島学園中学校・高等学校|新島学園中学校]]に野球部がなかったため[[ソフトボール]]部に入部{{R|waseda120119}}。[[硬式野球]]のクラブチームへの入団も検討していたが、体験練習で硬式球の[[死球]]を受けて「自分に硬球は早すぎる」と感じてしまったという<ref>{{Cite interview ja|subject=大嶋匠 |date=2022-04-26 |interviewer=菊地高弘 |title=「髪型は自由でシゴキも皆無」元日ハム・大嶋匠が明かす男子ソフトボール部の“ユル～い文化”「冬場はひたすらサッカーでした（笑）」 |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/852988 |work=Number Web |publisher=文藝春秋 |access-date=2024-07-16|page=1}}</ref>。
高校進学時に野球に戻る考えもあったが、内部進学の新島学園高校でもソフトボールを継続<ref>{{Cite interview ja|subject=大嶋匠 |date=2022-04-26 |interviewer=菊地高弘 |title=「髪型は自由でシゴキも皆無」元日ハム・大嶋匠が明かす男子ソフトボール部の“ユル～い文化”「冬場はひたすらサッカーでした（笑）」 |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/852988?page=3 |work=Number Web |publisher=文藝春秋 |access-date=2024-07-16|page=3}}</ref>。男子ソフトボールの全国的強豪である同高校にて[[全国高等学校総合体育大会|高校総体]]、[[国民体育大会|国体]]で優勝 [[早稲田大学]]への進学後の[[2008年]]には、U-19日本代表の四番打者として国際大会に出場。世界男子ジュニア選手権大会3位などの実績を残した<ref name="waseda120119">{{cite news|title = ソフトボール界からプロ野球界へ 100％の期待を胸にいざ、夢のフィールドへ！ 大嶋 匠さん|url = https://web.archive.org/web/20190530200602/https://www.waseda.jp/student/weekly/contents/2011b/1268/268n.html|publisher = 早稲田ウィークリー|date = 2012年1月19日| accessdate = 2022年3月20日}}</ref>。大学リーグの公式戦では13試合連続[[本塁打]]を記録するなど、大学通算80本塁打<ref name="wb20111114">「2011ドラフト総決算」『週刊ベースボール』2011年11月14日号、ベースボール・マガジン社、雑誌20442-11/14、38頁。</ref>。 {{by|2011年}}10月27日に行われた[[2011年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|プロ野球ドラフト会議]]で、[[北海道日本ハムファイターズ]]から7位指名を受けた<!--<ref>{{要出典範囲|date=2011-12-22|早稲田大学時代のソフトボール監督の薦めで、「記念」として日本ハムの入団テストを受験した。一次を通過して二次試験終了後、結果を聞きに担当へ面会したところ「（合否は）ドラフト当日に」と言われたとのこと。}}</ref>-->。同年4月から[[セガサミー硬式野球部]]の練習に参加し、10月1日に[[鎌ケ谷市|鎌ヶ谷]]で行われた日本ハムの入団テストを「記念受験」していた<ref name="wb20111114"/><ref>{{Cite news|date=2011-10-28|url=http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20111028-OHT1T00045.htm|title=隠し大玉!ソフトボール選手・大嶋…日本ハム7位|newspaper=スポーツ報知|accessdate=2011-10-28|archiveurl=https://web.archive.org/web/20111028124541/http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20111028-OHT1T00045.htm|archivedate=2011年10月28日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。
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{{by|2012年}}シーズンは春季キャンプの紅白戦で初打席本塁打を記録するが、開幕二軍スタート。シーズン中に一軍昇格はなく、[[イースタン・リーグ]]では60試合に出場し、打率.199、3本塁打を記録。
{{by|2013年}}は3月23日、[[ベースボール・チャレンジ・リーグ|BCリーグ]][[群馬ダイヤモンドペガサス]]との練習試合でスイングをした際に右手首[[有鈎骨]]を骨折し、3月27日に手術を受けた<ref name="nikkan20130323">{{cite news|title = 【日本ハム】大嶋2軍戦で右手有鉤骨骨折|url = https://web.archive.org/web/20100301195700/http://www.zakzak.co.jp/top/200811/t2008111746_all.html|publisher = [[日刊スポーツ]]|date = 2013年3月27日| accessdate = 2013年6月3日}}</ref>。この年も一軍昇格はなく、[[イースタン・リーグ]]で47試合に出場、打率.202、2本塁打の成績。10月7日から開催された[[みやざきフェニックス・リーグ|フェニックスリーグ]]に参加。[[斎藤佑樹]]から「（一軍戦でコンビを組んだ）[[中嶋聡|中嶋]]さんと大嶋ではキャッチャーとしての経験が違う」と厳しい言葉を受けた<ref name="nikkan20131011">{{cite news|title = ハム斎藤 相次ぐ失策にマウンドで怒り|url = https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20131011-1202584.html|publisher = [[日刊スポーツ]]|date = 2013年10月11日| accessdate = 2013年12月8日}}</ref>。11月19日、現状維持の500万円で契約更改した<ref name="nikkan20131119">{{cite news
|title = 【日本ハム】ソフトボーイ大嶋無念の更改
|url = https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20131119-1220327.html
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=== プロ野球引退後 ===
現役引退後、[[2019年]][[3月13日]]放送の[[日本テレビ]]『[[中居正広の4番勝負]]』に出演。元同僚の[[杉谷拳士]]らとともに「チーム[[中居正広|中居]]」の一員として、[[ソフトボール女子日本代表]]とのソフトボール対決に参加した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ntv.co.jp/nakai2019/|title=中居正広 平成最後のガチ対決 超一流選手と
引退時には日本ハムより引き続き職員としての雇用の誘いや、大手保険会社や大学のソフトボール監督、[[2020年東京オリンピック|東京オリンピック]]関係者などからの誘いもあったというが、それらを断り、[[2019年]]4月に[[群馬県]][[高崎市]]の臨時職員として採用される。12月上旬、高崎市の職員採用試験に合格。[[2020年]]4月から正規職員となる<ref name="Full191215">{{Cite news|title=元日ハム・ソフトボーイ大嶋匠さん、“難関”公務員試験合格「元プロでもやれる姿を」|newspaper=Full-Count|date=2019-12-15|url=https://full-count.jp/2019/12/15/post635508/|accessdate=2020-03-19}}</ref>。また、臨時職員時代から高崎市役所ソフトボール部に所属し、ソフトボール選手に復帰している。復帰後は学生時代とは違い、[[一塁手]]としてプレーしている<ref name="Full191215"/>。
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硬式野球未経験のソフトボール選手の入団ということで、日本ハム入団時にはその適応能力について大きく注目された。1年目時点での評価は、バッティング面では監督の[[栗山英樹]]から「ボールのとらえ方、バットの角度にいいものがある」「こちらが思う以上にボールへの対応力がある」とされ、野球評論家の[[大塚光二]]からは「並の新人なら1年目の春季キャンプではプロのスピードについていくだけでも大変なのに、彼は『速さは感じない』と言ってのける。もしかしたら、すごい怪物かもしれない」とコメントされた。直球への対応力が評価される一方、[[変化球]]へ対応ができるかどうかは意見が分かれていた。また、守備面の評価は散々で、キャンプで投球練習を務めたときからキャッチングのまずさを露呈し、[[ブルペン捕手]]すら務まらないアマチュア以下だと言われていた<ref>{{Cite news|title=打撃は怪物、守備は幼稚園児？ 日本ハムルーキー、大嶋匠はホンモノか|newspaper=週プレNEWS|date=2012-02-23|url=https://news.livedoor.com/article/detail/6306432/|accessdate=2020-11-01}}</ref>。
趣味は人間観察とフォームチェック<ref>{{Cite web|和書 |date= |url=https://megalodon.jp/2011-1027-1933-08/www.waseda.jp/9a-softball/members/player2008s/17oshima.htm |title=選手紹介 |publisher=早稲田大学ソフトボール部 |accessdate=2011-10-27}}[https://archive.ph/Xrdb]</ref>。憧れの選手に[[新庄剛志]]、対戦したい投手に早稲田大学で一学年上の[[福井優也]]の名前を挙げている<ref>{{cite news|title=ソフトからプロ野球（下）異色の日本ハム指名選手・大嶋匠|newspaper=産経新聞|date=2012-01-26|url=http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120126/bbl12012603190000-n1.htm|accessdate=2012-01-26|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120125234352/http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120126/bbl12012603190000-n1.htm|archivedate=2012年1月25日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。
ソフトボール球界では役所の強豪チームが多かったことから、高校時代から漠然と役所で働きたいという憧れを持っていた。4学年下の弟が[[高崎市役所]]に勤務していることが[[公務員]]試験を受験するきっかけの一つになったという<ref name="Full191215"/>。
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[[Category:ソフトボール出身の野球選手]]
[[Category:新島学園高等学校出身の人物]]
[[Category:群馬県出身の
[[Category:前橋市出身の人物]]
[[Category:1990年生]]
[[Category:存命人物]]
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