「オルニメガロニクス」の版間の差分

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|色 = 動物界
|名称 = オルニメガロニクス
|画像 = [[ファイル:Ornimegalonyx oteroi restoration.jpg|250px]]
|画像キャプション = 復元図
|界 = [[動物界]] {{Sname||Animalia}}
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体高1.1{{nbsp}}[[メートル|m]]、体重9{{nbsp}}[[キログラム|kg]]にもなる史上最大級の[[フクロウ]]であり<ref name=":0">{{Cite web |url=https://uchytel.com/Ornimegalonyx |title=Cuban Giant Owl (Ornimegalonyx oteroi) image buy Uchytel |website=uchytel.com |access-date=2024-10-19}}</ref>、現生の[[アナホリフクロウ]]に特に近縁だったという<ref name=":1">{{Cite book |和書 |author=川崎悟司 |title=すごい古代生物 ようこそ、奇跡の「もしも動物園」へ |publisher=キノブックス |date=2015-12-29 |isbn=978-4-908059-28-5 |page=43}}</ref>。海に隔てられたキューバ島では[[オオカミ]]や[[ネコ科]]動物、[[クマ]]などの肉食獣が侵入できず、飛ぶ必要がなかった<ref name=":1" />ため翼を退化させ、代わりに発達した足で[[メガテリウム科]]や[[ノロジカ]]の幼獣、それに小型の[[哺乳類]]、[[昆虫]]、[[鳥類]]、[[爬虫類]]などを襲って食べていた<ref name=":0" /><ref name=":2">{{Cite book |和書 |author=ぬまがさワタリ 絵と文 |author2=松岡敬二 監修 |title=「なんてこった」絶滅どうぶつ図鑑 拝啓人類さま ぼくたちぜつめつしました |date=2018-10-17 |publisher=パルコエンタテインメント事業部 |isbn=978-4-86506-280-9 |page=63}}</ref>現生の[[ヘビクイワシ]]に似た生態だったと推測される。夜行性で、昼は休息していた<ref name=":3">{{Cite book|和書 |title=生物ミステリー プロが真面目に飼育施設を考えてみた 古生物動物園のつくり方 |date=2024-01-05 |publisher=[[技術評論社]]}}</ref>。
 
最初の化石標本はその大きさから[[恐鳥類]]の1種と推測されたものの、1961年にピアス・ブロドコルブにより[[フクロウ]]の1種と同定された<ref name=":0" />。保存状態の良い化石が3体発見されている。
 
頭蓋骨は[[ワシミミズク]]の2倍の大きさ<ref name=":2" /><ref name=":0" />があったとされ、鋭い脚力で35{{nbsp}}kg以上の体重の獲物を蹴り殺した可能性もあるという<ref name=":0" />。また獲物にジャンプして襲い掛かるときに着地の衝撃を和らげるパラシュートの要領で翼を広げていたほか、樹上で休息していた可能性もある<ref>{{Cite web |url=https://www.prehistoric-wildlife.com/species/o/ornimegalonyx.html |title=Ornimegalonyx |website=www.prehistoric-wildlife.com |access-date=2024-10-19}}</ref>。洞窟内の堆積物の中から化石が発見されているので、洞窟内で休息していた可能性もある<ref name=":3" />。