「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」の版間の差分
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| 出演者2 = [[井浦新]]<br />[[高谷裕之]]<br />[[岡見勇信]]<br />[[稲葉友]]<br />[[栁俊太郎]]<br />[[前田公輝]]<br />[[鈴木昂秀]]<br />[[龍 (ダンサー)|龍]]<br />[[武田航平]]<br />[[山口乃々華]]<br />[[城戸愛莉]]<br />[[豊原功補]]<br />[[V.I]](from [[BIGBANG]])
}}
『'''HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜'''』(ハイアンドロー ザ・ストーリー・オブ・スウォード)は、[[2015年]][[10月22日]] - [[12月24日]]および[[2016年]][[4月24日]] - [[6月26日]]に、2期にわたって放送された[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列の[[テレビドラマ]]<ref name="cafe150923">{{Cite web|title=EXILE・HIRO企画「HiGH&LOW」ドラマ版豪華追加キャスト発表!|publisher=[[Cinemacafe.net]]|url=https://www.cinemacafe.net/article/2015/09/23/34310.html|date=2015-09-23|accessdate=2019-10-23}}</ref><ref>{{Cite web|title=「HiGH&LOW」ドラマ第2期放送決定、映画版特報でAKIRAとTAKAHIROがバトル|publisher=[[映画ナタリー]]|url=https://natalie.mu/eiga/news/170282|date=2015-12-24|accessdate=2019-10-23}}</ref>。山王連合会・White Rascals・鬼邪高校・RUDE BOYS・達磨一家、5つのチームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれている一帯で起こる、不良たちの抗争や仲間同士の友情を描く。通称は、'''ハイロー'''<ref>{{cite web|url=https://www.news-postseven.com/archives/20171112_628335.html?DETAIL|title=AKIRA 岩田剛典に対し「ビジュアルだけじゃない努力家」|website=NEWSポストセブン|publisher=[[小学館]]|date=2017-11-12|accessdate=2019-09-25}}</ref>。
本項では、2016年から続いている[[日本映画]]のシリーズ作品・およびそれらを主軸とした総合エンターテインメントプロジェクトである『'''HiGH&LOWシリーズ'''』<ref name="cafe150923" />についても併せて説明する。
== 概要 ==
2015年、[[EXILE TRIBE]]の総合エンタテインメントプロジェクトとして企画・制作され、テレビドラマ・映画・漫画・ネット配信・音楽・ライブツアー・SNS・イベント・フラッシュアニメ・ソーシャルゲーム・舞台など様々なメディアで展開する完全オリジナル作品<ref name="cafe150923" />。EXILE TRIBEのメンバーをはじめとした[[LDH (芸能プロダクション)|LDH]]所属アーティスト以外からも多数キャスティングされており<ref>{{Cite news|date=2015-9-23|url=https://mdpr.jp/news/detail/1525701|title=EXILE TRIBE新ドラマ「HiGH&LOW」豪華追加キャスト発表|newspaper=[[モデルプレス]]|accessdate=2015-12-29}}</ref>、企画者であり総合プロデュースも務める[[EXILE HIRO]]は「HiGH&LOW」シリーズの構想について、「アーティストとして表現するメンバーも役者として活躍するメンバーもいて、いつか両方に光を当てる作品を作っていきたいと思っていた」と語っている<ref>{{Cite web|title=EXILE、三代目JSBメンバー気合い十分!「HiGH&LOW」ついに本格始動|publisher=映画ナタリー|url=https://natalie.mu/eiga/news/163504|date=2015-10-20|accessdate=2019-10-23}}</ref>。キャッチコピーは「'''全員主役'''」<ref>{{Cite news|date=2015-10-21|url=https://news.mynavi.jp/article/20151021-a310/ |title=EXILE・HIRO、"全員主役"の『HiGH&LOW』始動に「みんな気合が入ってる」|newspaper=[[マイナビニュース]]|accessdate=2017-03-23}}</ref>。
ストーリー構成は主に、架空の巨大都市「SWORD地区」を舞台にその街に鎮座する5大勢力「G-SWORD」とSWORD地区完全支配を目論む「九龍グループ」をはじめとする「MIGHTY WARRIORS」といった敵対勢力との激突が描かれた「THE STORY OF S.W.O.R.D.シリーズ(2015-2017)」、SWORDの一角「鬼邪高校」を主軸とした内部争いや近隣校さらには漫画「[[クローズ]]」「[[WORST (漫画)|WORST]]」の「鳳仙学園」との激突が描かれた「WORSTシリーズ(2019-2022)」となっている。
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2024年には、新シリーズとして舞台を戦国時代に置き換えられた"戦国時代活劇"「THE 戦国」の始動が発表された。
2025年には、「HiGH&LOW」プロジェクト10周年を記念して、「HiGH&LOW 10th ANNIVERSARY YEAR」が始動する。
== ストーリー ==
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'''鬼邪高校'''に転校したばかりでルールを知らなかった'''チハル'''(佐藤大樹)は、暴行を受けていた生徒を助けようとしてNO.2である'''{{Ruby|古屋英人|ふるやひでと}}'''(鈴木貴之)を殴ってしまう。そのせいで次の標的として追い回されていたところを、偶然居合わせた'''山王連合会'''の'''ヤマト'''(鈴木伸之)に助けられる。チハルは鬼邪高校勢からの執拗な追い回しから逃れるためにチーム入りを懇願するが、鬼邪高校と全面対立となれば微妙なバランスで保たれている'''SWORD地区の均衡'''が崩れると考えたリーダーの'''コブラ'''(岩田剛典)を含めたメンバー達に拒絶される。だがヤマトはチハルの追い詰められた様子をかつての仲間と重ね合わせ、自分1人だけになっても何とか助けたいと動くが、結果的に鬼邪高校との対立は避けられない状況となっていく。その後も逃げ回ってばかりいたチハルだがヤマトが「いつか自分で決着をつけなければならないが、その時は助けてやりたい」と言っているのを聞き、これ以上他人を巻き込むまいとケジメを付けるべく単身鬼邪高校に戻る覚悟を決める。それを知ったヤマトやコブラたちも鬼邪高校に乗り込み、チハルが古屋と一対一で決着をつけるのを助け、このままではしめしがつかないと言う鬼邪高校の番長・'''{{Ruby|村山良樹|むらやまよしき}}'''(山田裕貴)とも拳でけじめをつけることでその場を収める。抗争終結後チハルは山王連合会の仲間として迎え入れられる。そして、SWORDの均衡は静かにだが着実に崩れ出していく。
山王連合会の'''ダン'''(山下健二郎)と'''テッツ'''(佐藤寛太)はナンパにでかけ、声を掛けた女の子に誘われてクラブに行く。そこで使いを頼まれて店内にいた男にSDカードを渡そうとするが、横から現れた何者かに奪われてしまう。そのクラブは'''White Rascals'''が拠点とする店'''クラブ"{{Ruby|heaven|ヘブン}}'''で、取引を邪魔されたとクレームを受けたリーダーの'''{{Ruby|ROCKY|ロッキー}}'''(黒木啓司)は山王連合会が盗みに関わっていると考え、山王連合会の拠点である洋食屋「{{Ruby|ITOKAN|イトカン}}」に乗り込み報復として店内を破壊する。店は荒らされ今度はWhite Rascalsと揉めることになってしまい呆然とするコブラやヤマト達の前に、かつての仲間'''ノボル'''(町田啓太)が現れる。ノボルは'''{{Ruby|九龍|くりゅう}}グループ'''の'''{{Ruby|家村|いえむら}}会'''の構成員になっており、山王連合会に家村会の傘下に入るよう迫る。家村会ではSWORD地区を勢力下に置くことを画策しており、SWORD各チームの交渉役として抜擢されたのがノボルだった。ノボルは大学でできた彼女・'''ミホ'''(平田薫)を輪姦し自殺未遂に追いやった男たちに報復をし刑務所に入っていたが、そこで知り合った家村会幹部・'''{{Ruby|二階堂|にかいどう}}'''(橘ケンチ)の誘いで家村会に加わっていた。
ダンは仲間にこれ以上迷惑はかけられないと、ハニートラップを仕掛けてきた女を自力で捜しだす。女の正体は'''RUDE BOYS'''のリーダー・'''スモーキー'''(窪田正孝)の妹、'''ララ'''(藤井夏恋)だと判明。そこでRUDE BOYSの本拠地・'''{{Ruby|無名| むめい}}街'''で新型ドラッグ'''レッド・ラム'''の製造工場を発見し、そこにチハルが出入りしているのを目撃しまう。一方、ITOKANの後片付けをしていたヤマトは偶然チハルの上着からダンが強奪されたと訴えたSDカードを見つける。ヤマトはheavenに行き、ROCKYにSDカードを渡し山王連合会は本件に一切関係ないと告げる。ROCKYたちはSDカードの中身をあらため、そこにレッド・ラムの顧客リストが記録されていることを知る。レッド・ラムはWhite Rascalsが仕切る繁華街一帯にも出回っており、女たちが餌食となっていた。女を守ることを信条とするROCKYは激昂する。
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楓士雄の地元・希望ヶ丘団地の仲間で秀才校に通う桐原誠司と女子高に通う白井マドカ、土建屋で働く尾々地真也・正也ら'''オロチ兄弟'''がサダばあの葬式で久々の再会の中、同じ仲間の'''前川新太'''(矢野聖人)が最近高校を辞めたこととガラの悪い連中とつるんでいるなど悪い噂が絶えない話を聞く。マドカも自身の学校の同じ部活のチームメイト・上田唯が学校にも来ず部活もサボっていることで悩んでおり、久々に顔を出した唯を説得して話を聞くと、唯もガラの悪い連中とつるんでいたり近頃誰かに尾けられているなど穏やかではない話で持ちきりになる。下校時に案の定唯に絡んでくるチンピラ集団と出くわしたが、その時唯のストーカーを自称する男が集団をたった1人で撃退する。だが唯はその男が兄'''{{Ruby|上田佐智雄|うえださちお}}'''(志尊淳)と同じ'''{{Ruby|鳳仙|ほうせん}}学園'''の生徒であることを知る。
SWORD地区の隣町の'''"戸亜留市"'''にて佐智雄を番長とする'''鳳仙学園'''では小田島有剣・沢村正次・仁川英明・志田健三ら鳳仙四天王"小沢仁志"による最強の布陣を揃えていた。唯を救ったのは四天王の1人・'''沢村正次'''で佐智雄からの指示で万が一唯に何かあった時に備えて見守っていたのである。佐智雄も唯の悪い話を聞いていたことで「母さんを悲しませるようなことだけはするな」と
鬼邪高校では全日制に編入した生徒の何人かが隠れて'''"レッド・ラム"'''(ドラマ・シーズン1)を売り捌いている話が持ちきりとなり村山が全校生徒を集めて「SWORDではドラックは御法度だ」と警告する。鳳仙学園でも佐智雄は唯を付け狙う連中がレッド・ラムに関与している話を聞き情報通のサバカンに調べさせていたが足取りは掴めなかった。オロチ兄弟も会社の同僚がレッド・ラム取引に関わっていたのを快く思わず、かつて湾岸地区から出回った経緯からDOUBTが今回の件に絡んでいるのではと考え、昔の地元仲間のチハル(佐藤大樹)に話を聞くも、「レッド・ラムは何年か前の一件(ドラマ・シーズン1)で無名街にあった製造工場がリトルアジア地区に移って以降足取りは途絶えた。それ自体に関わっていた九龍グループもゴタゴタで手が回らず、DOUBTも"黒白堂の戦い"(『MOVIE2』)後に表舞台から姿を消した」と詳しい情報は掴めなかった。
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楓士雄たちも新太に関する情報を掴んでいた。新太が高校を辞めたのは末期癌の母親の入院費用を稼ぐ為、借金までしなければならないほど金に切迫していた。だが大金を作れるようになったのは牙斗螺にメンバーとして迎え入れられたからである。一方、誠司も学校にて暴力沙汰を起こしてしまう。理由は楓士雄たち仲間を馬鹿にされたことからだった。教師側の配慮から誠司は厳重注意のみの処分となったが、それでもなお教師まで鬼邪高校を始めとする不良たちを"クズ"・"ゴミ"という発言を繰り返すことから誠司は怒りからありのままの本心を発した。「俺の仲間に、クズもゴミもいない!!」。
汚い金を手にしてまで自分を正当化しようとする新太を止める為、仲間を救おうとする楓士雄の為全日制が一つになった。そして、仲間の敵討ちの為に鳳仙学園も立ち上がる。共通の敵を目の前に、史上最強の"鬼邪高・鳳仙連合軍"が牙斗螺に挑む。だが牙斗螺の面々は薬物摂取の影響からか良心を
騒動は終わって、楓士雄たちは鬼邪高校を離れ戸亜留市に来ていた。全日制と正式に友好関係となった鳳仙学園では、沢村が唯と正式に交際することとなり、楓士雄と佐智雄がタイマン勝負が実現することとなったが結果は佐智雄の勝利となり、楓士雄の野望はまだまだ叶わぬ夢となった。
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結果は楓士雄の勝利に終わり、全員が楓士雄を認めるように満足気に笑うのだった。だが天下井は、圧倒的兵力を誇っていた"三校連合"の併解、最強の戦闘力を誇る頼みの綱であった須嵜の敗北を見たことで完全に逆上する。あらゆるものを利用してまで保ち続けてきたプライドが完全に打ち砕かれ、敗北を受け入れず楓士雄をナイフで刺殺しようとするが、そんな天下井を須嵜が必死で制止する。「そんなもん使ったらダメじゃないですか。もうこれでうちら、鬼邪高校の"駒"ですね」と、自分たちが掲げてきた理念が完全に打ち砕かれたことを痛感したが、楓士雄がそれを戒めた。「お前は一度負けた。それだけだ。俺たちは頂上目指して喧嘩しまくってるけど、誰が上とか下とか関係ねえ」と、彼らを支配することを拒否する。2人の言葉が天下井の心を動かし、"三校連合"の敗北と、次は必ず勝つと宣言して今回の一件は幕を下ろす。楓士雄は親友・ラオウにタイマンの約束を申し付けラオウもそれを承諾し、再会した佐智雄も「俺もリベンジさせろ」と言い、3人は再会を約束した。
鬼邪高校に対してリベンジを誓った天下井・須嵜はかつて幼い頃親友同士だった頃の"公ちゃん"と"亮"として再び友情と絆を取り戻し、須嵜は早速楓士雄との再戦の為鬼邪地区を訪れた。そして楓士雄はかつて"ラオウ一派"に
そして物語は、楓士雄から誰へのものかも分からないメッセージと共に幕を下ろす。
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: 『MOVIE』では、回想・幻覚として登場しており、過去の苦痛に苦しむ琥珀の前に幻覚として現れ"何でいうことを聞かなかったんだ"と琥珀を攻める言葉を残しており、この悲劇は琥珀のみならず妹のナオミ、九十九やコブラたちの心に深い傷となって長きに渡り苦しめることになる。九十九の発言と李の情報により犯人の正体が九龍グループが琥珀にムゲンを解散させる見せしめとして暗殺されたことが明らかとなった{{Efn|『MOVIE』の時点では全てノボルの推測だが、後の『MOVIE2』終盤で「ムゲンの頭(龍也)が目障りだったから見せしめに殺した」と善信の口からハッキリと語られた。}}。琥珀が昔乗っていたバイクを探して買い戻しており、その鍵を九十九に託していた。その際に「アイツならその内わかる」とも言っており、最後まで親友として琥珀を信じ続けていた。
; 太田(おおた) (ドラマのみ)
: 演 - [[高谷裕之]]
: ムゲンの特攻隊長で伝説の喧嘩師。かつて龍也・琥珀とライバルとして敵対していたが同じくバイク好きだったことがきっかけで古西と共にムゲン入りした。国双地区出身。ムゲン脱退後、海外に渡り格闘家として活躍している<ref name="MOVIE1CHARA" />。
; 古西(こにし) (ドラマのみ)
: 演 - [[岡見勇信]]
: ムゲンの怪力番長。国双地区出身。ムゲン脱退後、太田と同じく渡米し格闘家としてリングに上がっている<ref name="THE BOOK">『HiGH&LOW THE BOOK』月刊EXILE別冊、LDH、2016年7月19日</ref>。
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: 雨宮兄弟の次男{{Efn|初期設定では九州弁を話す予定だった。}}。
: 普段は誰にでも寛容な明るいお調子者で、三兄弟の中で最も穏やかな性格である。女性が好きで、よくナンパをしている。キレると歯止めの聞かない弟を止める役目を担うこともあって争い事は好まないが、自身もキレると口調が荒くなり、場合によっては広斗以上に暴れ回る。喧嘩では空手とキックボクシングを主軸とした蹴り技を多用するスタイルを得意としている<ref name="MOVIE1CHARA">{{Cite web|url=https://high-low.jp/cast/themovie/|title=HiGH&LOW公式サイト THE MOVIEキャラクター|accessdate=2019-10-28}}</ref>が、拳の勝負でも十二分の強さを誇る。
: 普段はオープンな性格だが、これは本質は家族や心を許せると信用した相手にしか心を開かない人格の現れであり、明るく振る舞いながらも相手に一線を踏み込ませない空気を放っている。周りからも広斗と共に苗字で呼ばれており、下の名前で呼ばれることはほぼ無い{{Efn|琥珀や村山は一度下の名前で呼んでいたが、それ以降は一貫して苗字で呼んでおり、馴れ合う関係ではないことを表している。}}。道を誤った者や筋を通さない者には琥珀と同じで誰であっても厳しく接しており、相手の事情が何であっても甘やかすことはしない{{Efn|公害の責任者である馬場に対しても自分で責任を果たせと叱責し、街もスモーキーも救えずに打ちのめされているコブラにも本人の行いの結果だと見なしていたのか、励ましたりフォローを入れることは全くしなかった。ただし、基本的に相手の良心を信じるスタイルを貫いており、その者だけに否があるような物言いはしない。}}。反面戦いでは無関係な人間を巻き込んだり無意味に暴力を振るうやり方は好まず、必ず周りに配慮しながら動いている{{Efn|これは尊龍・広斗も同様である。}}。当時最強だった琥珀でも倒しきれないほどの強者で最後まで決着が着かなかった。戦いでは琥珀に並んで最強と言っても過言ではない無類の強さの持ち主だが、それ以外の日常では隙だらけであり、特に女性絡みでは滅法弱い。面倒を持ってくる広斗の尻拭いや自分の性格故にトラブルに遭うことも多い苦労人でもある。好きなアイスキャンディーはグレープ。嫌いな食べ物はしいたけで味も食感も見た目全てが受け付けないと称しているが、家族が丹精込めて作ってくれたしいたけご飯は一生懸命に食べている<ref>『EXILE GENERATIONS』内のコーナー「QUESTION EXILE」内でのトーク。</ref>。
: 『MOVIE』では、尊龍捜索でSWORD地区を訪問するも無名街爆破の惨状を見てすぐに撤収する。ここでは1人女に振り回され、挙げ句の果てに慣れない街でバイクを路駐した結果駐車違反で没収されてしまう。何とか取り戻すも今度は広斗がスモーキーからララの救出を依頼され、コンテナ街に乱入することになる。
: 『RED RAIN』では、新たな敵として九龍グループの存在と同時にかつて両親を死に追いやったのが上園龍臣であることを知り、尊龍の復讐阻止の為奔走することになる。また終盤に手に入れた九龍グループ崩壊の鍵となるUSBを"信頼できる男"に託していたことが明らかになる。
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:: 全日制の生徒で、かつて花岡楓士雄と同じ団地に住んでいた同級生であり、かつての相棒。楓士雄とは違ってクールな性格ながらも面倒見は良いが、人を見る目に関しては厳しい。楓士雄と共に鬼邪高校でテッペンを取るべく鳴り物入りで入学したのだが、楓士雄の転校後に親友のいなくなった喪失感からテッペンを取ることに疑問を抱くようになる。ジャム男達がただ自分をリーダーとして祭り上げているのではなく、心の底から司という人間を慕ってくれていることを知り楓士雄とのタイマン後に正式にグループを立ち上げることになる。楓士雄が不在の時は意気消沈した姿が多かったが、彼の全日制復学後は意気揚々とした表情を見せ、真っ先にグループを合流させ自らはサポート役に回る{{Efn|ここから楓士雄の相談役やブレーキ役も担うようになる。}}。希望ヶ丘団地"幽霊棟"出身。
::『6』では、女性にモテる様子が描かれており、女子中高生から声をかけられたりお菓子を渡されたりしていることが明かされている。
:: 『WORST X』では頭脳派の側面が強調されており、鈴蘭高校の密偵に感づいて逆に証拠を押さえる、マーシーと
:; ジャム男(ジャムお)/宇治原希介<ref name="劇中で本名で呼ばれることは一度もない。">劇中で本名で呼ばれることは一度もない。</ref>(うじはら きすけ)(『WORST EPISODE.O』から)
:: 演 - [[福山康平]]
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かつてムゲンによって滅ぼされた、九龍グループの傘下組織「日向会」の日向四兄弟の四男・日向紀久を筆頭に、ムゲンに恨みをもつ極悪コンビ「饕餮兄弟(とうてつきょうだい)」{{Efn|初期設定では、"ニコニコ丸"というコンビ名だった。}}や加藤鷲らによって結成された比較的新しい武闘派チーム。勝ち負けに関係なく復讐という目的を達成するまで何度でも戦いを仕掛けてくることから"復讐の壊し屋一家"と呼ばれ怖れられている。戦闘時も太鼓で開始を告げる、太鼓の撥を武器とするなど和や祭りを意識したところが目立つ。SWORD地区一帯の祭の利権を牛耳る組織でもあり、様々な祭り事を主催し闘鶏・花札・喧嘩賭博などを資金源としている<ref name="MOVIE3CHARA"/>。SWORDの5チームでは特に他勢力に敵対心を露わに見せている勢力として恐れられており、村山は"達磨一家と関わったら死ぬまで戦争になる。絶対に関わるな"と警告し合い、ROCKYもその執拗に抗争を仕掛けてくる姿勢を危険視、またRUDE BOYS内でも"復讐の為なら何を仕掛けてくるか分からない"などと恐れられている。得意戦術は太鼓のバチや武器を持った者と素手でのみでのステゴロによる者らによるチーム連携スタイルで、移動手段は旧車などアメ車など。
『ドラマ・シーズン1』では、劇中前で日向が羅千刑務所に収監されており、チーム自体は活動休止状態となっており表沙汰に動いていない様子だったが、家村会の手で釈放されたことでチームが復活。手始めに右京一派・左京一派・加藤一派の三方向に分かれて"達磨一家復活の挨拶回り"と称して各チームを襲撃。その後達磨一家全勢力で山王連合会を潰すべく山王
『ドラマ・シーズン2』では、山王連合会との抗争直後に日向が謎の失踪を遂げており、再びチームは活動休止となっている。
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『MOVIE』では、SWORD襲撃によりチームがほぼ半壊する。
『MOVIE3』では、九龍グループに歯向かったことで賭博場諸共チームは壊滅してしまうが、再びメンバー全員が再集結したことでチームは復活した。FINAL MISSIONでは、陽動部隊として九龍グループを相手に奮戦
『湯けむり純情篇』では、達磨ベイビーズが出張営業の為上下温泉街を訪問しており、そこでDTCとSMGと"DPD"を行なっていくことになる。
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: 演 - [[遠藤要 (俳優)|遠藤要]]、湖風珀(宝塚歌劇団キャスト)<ref name="宝塚キャスト"/>
: 達磨一家幹部クラスの主要メンバー。凶暴とも言える喧嘩スタイルを危険視されムゲンを破門になったムゲンの元メンバーである饕餮兄弟の一人で、白を基調としたストリートギャング風の風貌である。相棒の左京と共にムゲンの元メンバーたちを襲撃した時に日向と知り合い、そのままつるむようになった。凶暴な男だがその半面、戦意喪失した山王連合会を目の前に撤収を促したり、コンテナ街ではRUDE BOYSの身を案じて退避するよう促すなど、義理人情で動く性格。
: 『MOVIE』以降の動向は不明{{Efn|演じる遠藤要の諸事情により、
; 左京(さきょう)★
: 演 - [[阿部亮平 (俳優)|阿部亮平]] 、凰海るの(宝塚歌劇団キャスト)<ref name="宝塚キャスト"/>
: 達磨一家幹部クラスの主要メンバー。饕餮兄弟の一人で右京の相棒<ref name="MOVIE3CHARA" />。右京と同じく凶暴な男だがその反面思慮深い一面もあり、達磨一家を利用してSWORDの均衡を崩すことを目論む家村会の思惑にいち早く勘付き、SWORD統括がうまくいかず焦りの色を露わにしている
; 加藤鷲(かとう しゅう)★
: 演 - [[小澤雄太]](劇団EXILE)、希峰かなた(宝塚歌劇団キャスト)<ref name="宝塚キャスト"/>
: 達磨一家幹部クラスの主要メンバー。達磨一家結成時のメンバー。
: 日向より歳上で、特にチームの下のメンバー達の全体的な指揮を行う役目や日向の兄達から暴走気味の弟の後見人としてチームに加わった<ref name="MOVIE2CHARA" />。チーム全体を鼓舞するポジションの立ち位置にいる。
: 『ドラマ・シーズン2』では、日向の立ち位置を理解した上で"
: 『湯けむり純情篇』では、直接登場しないが達磨ベイビーズの面々が法被の色が違う事について考えていた彼らに自分達の祭を見つけるよう促し、SWORD地区の外に出すきっかけをあたえていた<ref name=":0">{{Cite book|author=|title=Audition blue 2018年10月号|date=|year=|accessdate=2018年9月5日|publisher=白夜書房|author2=|author3=|author4=|author5=|author6=|author7=|author8=|author9=}}</ref>。
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=== 『クローズ』・『WORST』 ===
; 鳳仙学園/HOUSEN HIGHSCHOOL{{Colorbox|gray}}
: 戸亜留市と呼ばれる不良校・チームの群雄割拠地帯に古くから存在する名門不良高校。学校内の頂点に君臨する"番長"が存在し、学校としては珍しいグレーカラーの学ランと幹部以外は全員スキンヘッドというルールが定められており、"スキンヘッドの殺し屋軍団"とも畏怖されている。初代番長の寺門仏陀(『鳳仙花』)から遡り、美藤真喜雄(『クローズZERO』)・鳴海大我(『クローズZERO』)・美藤竜也(『クローズ』・『ZERO』)・美藤秀幸(『クローズ』)・金山丈(『クローズ』・『WORST』)・月本光政(『WORST』)・三國勇京(『WORST』)など猛者をOBとしており、特に現在の上田佐智雄率いる鳳仙学園は史上最強と恐れられている。'''日本全国で(恐らく現実やフィクションも含む)唯一全自動麻雀卓が置かれている学校である。'''『WORST』時点では、鈴蘭男子高校以外のほとんどの高校と不可侵協定と称した停戦協定を結んでおり、劇中では一部の生徒がそれを破って七森工業と戦争間近だったが佐智雄の単独謝罪により回避されている。鈴蘭とはよく最強のライバル勢力として比較されており、"鈴蘭がデカい活火山なら、鳳仙は火山の麓にできた火山湖"と称されている。過去に鈴蘭
: 『湯けむり純情篇』では名前だけ登場しており、SWORD地区外から来たチハルの口から"スキンヘッドの不良高校"・"自分達のような輩が行けば揉め事になるのは必至だ"などと警戒されていた。
: 『WORST X』では引き続き全日制の友好勢力として登場し、"三校連合"に強襲され瀕死の重傷を負ったシダケンのケジメをつける形で瀬ノ門工業高校と敵対する。
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:: パワー・スピード・喧嘩スタイル・頭としての器・判断力や決断力の全てが鳳仙学園の歴史上最強と謳われている現任の頭。性格は冷静沈着かつ穏やかで度が過ぎるほど自他双方に厳しく、頭としての責任感も強いストイックさがある。求道者の一面もあり、自分が頭として本当にふさわしいのか常に自問自答を繰り返している。表立って他の高校やチームには抗争を仕掛ける場面はなく、下っ端勢のいざこざのケジメをつけるべく単身で相手方に乗り込み謝罪しに行くことから争い事は好まないが、仲間に危害を加えた者は全力で迎え討つ。有事の際は仲間たちの助言を大事にして話し合ってから物事を決めており{{Efn|ただし、『WORST』中盤で沢村とサバカンが負傷した際は流石に怒りにより冷静さを失っていたため、定時制の存在を聞かされても構わずに鬼邪高校の殲滅を決意している。}}幹部たちも2年以外とはタメ口で会話している。母と妹の3人暮らしで父に代わり家族を守りたいと考えている<ref name="THEWORST CHARA" />。楓士雄とは初めて会った時はお互いを"いい奴"と称したが、敵対時に相対した時その感情が敵意に変わる。だが、自分達の敵がお互いに共通であることを知ってからは「お前じゃないってわかっただけでもよかった」と言って再び友情を取り戻し、最終決戦では沢村の血が着いた制服を纏い参戦する。
::若干シスコンの気もある様子で、妹・唯に彼氏ができたことを知った時ショックで失神しており、妹に関しては鳳仙学園の仲間と同様深刻に捉える癖がある。楓士雄からの愛称は"サッチー"。
::『WORST X』では、母の療養の為海外へ渡航していた{{Efn|楓士雄は知らされておらず鳳仙学園に立ち寄った際に聞かされたが、出発前に彼に手紙を書いており、サバカンに渡すように伝えていた(同時にラオウには会うなとも警告していた)。}}が、瀬ノ門工業高校との騒動を聞きつけ、急遽帰国し{{Efn|『WORST X』では、"特別出演"扱い。実は当初の予定では演じる志尊淳の出演はなく、かく言う志尊のスケジュールの多忙化もあり、前述の手紙のシーンのみの予定だったが、再出演のコメントが多数寄せられ、急遽志尊に再オファーする運びとなった。それに応じて終盤の登場シーンは急遽脚本の一部が書き換えられたものとされている。}}、敵の戦力縮小に貢献した。
:; 小田島有剣(おだじま ゆうけん)
:: 演 - [[塩野瑛久]](劇団EXILE)
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:: 金髪と色の薄いサングラスが特徴。クールな策士タイプで佐智雄の相談役。志田とは幼馴染。性格は冷静かつ軽薄だが沢村が重症を負わされた時は流石に素の状態ではいられなかった模様。趣味は釣り。全日制との戦いでは轟と対決するが、後に趣味を通じて意気投合し、友人となった。
:: 『WORST X』では、休学中の佐智雄に代わり、四天王のリーダー格として鳳仙学園を仕切っている。
:; 沢村正次(さわむら
:: 演 - [[葵揚]]
:: 鳳仙学園3年・鳳仙四天王"小沢仁志"の1人。
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:; マーシー/真志井雄彦(ましい たけひこ) (『WORST X』のみ)
:: 演 - [[時任勇気]]
:: 鈴蘭男子高校3年
:: 鈴蘭随一の切れ者にして、ラオウ一派不動のNo.2。
:: 母と戸亜留市の小さなアパートに暮らす。ラオウは中学からの親友で、ラオウが心を開ける数少ない存在。学力も高くもっと偏差値の高い高校にも進めたが、自らの直感を信じ、ラオウと鈴蘭に進むことを選択。2人の周りに個性的な男が集まり、いつしか少数精鋭のラオウ一派が形成された。常に冷静沈着な、不動のNO.2。鳳仙の小田島有剣とは親交があり、たまに情報交換をしている。▼
:: いつも冷静沈着で、周囲の状況を鋭く見抜く観察眼を持つ。
▲::
::私生活では、戸亜留市の小さなアパートで母とふたり暮らし。
:; ビンゾー/宮内幸三(みやうち こうぞう) (『WORST X』のみ)
:: 演 - [[板垣瑞生]]<ref>演じる板垣が2025年1月に不慮の事故により他界した為、本作以降の出演はない。</ref>
:: 鈴蘭男子高校3年・ラオウ一派。
:: そのタフさは鈴蘭で随一で何度やられてもゾンビのように立ち上がるため、この異名がついた。鈴蘭入学初日、いきなりラオウに喧嘩を仕掛け敗北。以後、ラオウ一派の特攻隊長として、飛んでくる火の粉を払う役目を果たす。鈴蘭でも実力は高く「喧嘩の強さだけならラオウの次」と言われており、マーシーと共に瀬ノ門の須嵜のことを「あんなのウチにゴロゴロいる」と評している。エキセントリックな性格で、プロテインを愛飲している。
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:: 演 - [[八木勇征]](FANTASTICS from EXILE TRIBE)
:: 鈴蘭男子高校3年・ラオウ一派。
:: 高い身体能力を持つケンカ巧者で、いつもガムを噛んでいる。孤独を愛する一匹狼タイプで、中学時代にはラオウにタイマンを仕掛け敗北した。鈴蘭進学後はラオウと再会し、自然と行動を共にするようになる。現在は“ラオウ一派最強の用心棒”と呼ばれ、彼の回し蹴りがラオウと闘うための
:; 伊東
:: 演 - [[木村慧人]](FANTASTICS from EXILE TRIBE)
:: 鈴蘭男子高校2年・ラオウ一派。
:: ラオウ
:; 瀬田完介(せた かんすけ)(『WORST X』のみ)
:: 演 - [[高橋祐理]]{{Efn|演じる高橋は実は、ダンススクールEXPG札幌校に在籍しており、2016年の『HiGH&LOW THE LIVE』にてサポートダンサーとして帯同した。2018年にEXPGを卒業するのだが、その4年後
:: 鈴蘭男子高校2年・ラオウ一派。
:: 孫六が中学時代から可愛がっている後輩。たまたま家が近かったことから、孫六にラオウの付き人を任された。以後、ラオウの器の大きさに心酔する。スピードに秀でたカムイに対して、パワーが持ち味。この
:; 西屋 (にしや)
:: 演 - [[櫻井佑樹]](劇団EXILE)
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:: 赤髪で左の眉毛を剃り下ろしている男。鬼邪高校VS鳳仙学園の引き金となる、鬼邪高校の姿で沢村達鳳仙学園のグループを襲撃した。佐智雄の妹・唯を動画で脅して薬の売人をさせていた張本人であり、そのことを知った仁川に制裁された。
:; 大橋(おおはし)
:: 演 - [[
:: 鬼邪高校VS鳳仙学園の引き金となる、鳳仙学園の姿で全日制の泰志を襲撃した。
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:; 天下井公平(あまがい こうへい)
:: 演 - [[三山凌輝|RYOKI]]([[BE:FIRST]])
:: 瀬ノ門工業高校頭。プライドと凶暴性が高く、他人を駒のようにしか思わず目的の為なら手段は選ばない凶暴な男。多くの事業を展開する天下井グループの御曹司。その財力で鎌坂高校と江罵羅商業高校を含めた三校連合の統率を図ろうと画策する。「生まれながらにして人の上に立つ人間」「人はヒエラルキーの中で生きる運命」という強固な信念を持ち、豊富な財力をバックに力と恐怖で周辺校を支配する。須嵜と彼の父のことを都合の良いように動かして集めた兵力も平然と"駒"と言い放つ酷薄な性格で敵対する司や手を組んだ鮫岡からも嫌悪感を抱かれている。捕らえた司からは「お前が捕まっても誰も助けには来ない」と吐き捨てられても自身は激昂して司を痛めつけるだけで反省することはなく、利益よりもプライドを優先して行動している{{Efn|劇中終盤で追い詰められた際には楓士雄たちとの実力差も弁えず、鈴蘭のラオウ一派が乗り込んで来たことの深刻な状況も彼らの強さも理解出来ていないばかりか「金で雇っただけの烏合の衆」という兵力の欠点が露呈して勝ち目の無い戦場に1人取り残され敵に囲まれてしまい、須嵜以外は文字通り自身を「誰も助けに来ない」結果となった。後に須嵜が一時楓士雄を負かした際も「俺の勝ちだ!」とぬか喜びして敵からも呆れられるか相手にされない始末であった。}}。
::カリスマ性はあるが、戦い方は須嵜や兵力に頼り切りで自分が手を出すことは無く、自身は周りに指示を出すか武器を使って弱り切った敵への止めまたは奇襲しか行わないため戦闘力は低い{{Efn|一方で最初の鬼邪高校の襲撃時では的確に指示を出して戦力を半減させており、終盤においてもラオウたちが参戦するまでは指揮を行うだけで圧倒しているため戦術家の能力は高い。また、司に指を折られて2階から落ちてもすぐに戦闘を続行してその場の武器で反撃したり、楓士雄の一撃にも耐えるなど機転と闘いの資質も持ち合わせている。扱き下ろされているのも主に前述の
::三校連合の襲撃の際には全軍に的確な指示を出すも、自分は戦わないまま司にトドメの一撃を与えるだけで残りの敵を誘き出すために司を拉致する{{Efn|しかし、結果的に楓士雄が頭として成長し、鬼邪高校と鳳仙学園が再び手を結ぶ、轟が三校連合から江波羅商業高校を脱退させるきっかけを与えてしまい、目論見は完全に外れてしまうことになる。}}。
::終盤で鬼邪高校と鳳仙学園が乗り込んできても「残りは雑魚だけ」とタカを括って自分は表立って戦おうとせずに周りに指示を出すか須嵜に任せきりだったが、鈴蘭のラオウたちまで加勢してくる状況と司の態度に次第に余裕を失っていき、体育館に楓士雄たちが乗り込んできたのを見て司を二階から落とす。しかし、間一髪で楓士雄に救出され、自分は司に決定打を与えられないどころか指を一本折られるという痛手を負いながら楓士雄からも挑まれ、これまで体験したことがない長期戦と幹部たちや自校の兵力が敗れていく状況、須嵜が疲弊していく姿に精神的にも追い詰められていく。それでも傘下に加えた勢力を呼びつける、須嵜を鼓舞して闘わせるなど悪あがきを繰り返す{{Efn|呼び出した援軍は佐智雄に全滅させられ(その際に天下井に連絡を取ろうとした生徒は佐智雄に「今は喧嘩中だ」と呆れられて殴り飛ばされた)、ラオウ一派の山口孫六からはその姿を「ダサいこと」と咎められており、泰志や中岡からも自分では何も出来ない姿を馬鹿にされている。援軍が全滅したことを知った後も残った兵力に戦うように命じたが、もはや全員が実力差を思い知った後だったため、誰からも相手にされることなく須嵜と共にそのまま愛想を尽かされ完全に見捨てられた。}}が、今まで何もせず安全圏に居た姿勢と元からの人望の無さが災いして兵力が怖気付いて逃げ出したことで完全に孤立、怒り心頭に発した状態の敵に囲まれてしまい、結局これまでの行いが全て裏目に出る形で窮地に立たされる。遂には頼みの綱である須嵜も楓士雄に敗れて万策尽きたことに完全にプライドを打ち砕かれ逆上し、ナイフを取り出して楓士雄に襲い掛かる。しかし、須嵜が身を挺して止めたことと説得に加えて楓士雄からの言葉を受けて敗北を認め改心、須嵜とも完全に和解を果たした。決着後には、瀬ノ門工業の頭の座を砂防に返上し、須嵜のサポーターとして2人行動するようになっている。
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:; 氷室零ニ(ひむろ れいじ)
:: 演 - [[藤原樹]](THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)
:: 鎌坂高校頭。楓士雄に真っ先に挑んでいくなど好戦的な性格に加え、"喧嘩は勝てばいい"という持論の下戦況に関係無く凶器を用いることも辞さない凶暴な男で、悪辣さと卑劣さは三校連合の中でも群を抜いている。端
::性格は卑劣だが戦闘力は頭に相応しく高い方であり、楓士雄の一撃にも耐えて渡り合うなどなかなかタフであるが、それ以降はガンジーと共に正面から戦うことはしなかった。
::決着後は、"鬼邪高狩り"の被害に遭った一般人の所有物の回収のボランティアに励んでいる。
:; ガンジー/岩次和志(いわつぐ かずし)
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; 戸亜留(とある)市
: SWORD地区に隣接する町(『WORST』シリーズではクロスオーバー作品として、隣町同士という設定である)。『WORST』シリーズの舞台ともなっている。鳳仙学園のような不良高校が数多く点在しており、他にもギャングチームが各地に点々としているなど、SWORD地区にも似た環境の街である。
: [[
:: ●鳳仙学園高校
:: ○武装戦線
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* SWORD協定を提案した廃墟・無名街地下工場跡・新たなCLUB HEAVEN会場等(ヘレナ国際ホテル)福島県福島市
* 家村会本拠地(ヘルメスビル)東京都恵比寿
* 上園会本拠地(河口湖ハウス)山梨県富士河口湖町{{Efn|LDHに関連のあるロケ地で、岩田剛典主演ドラマ『崖っぷちホテル』や
* 九龍グループ本家外観([[清浄光寺]])神奈川県藤沢市
* 無名街爆破セレモニー会場([[テレコムセンター]])東京都江東区
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* コンテナ街(大阪府内の埠頭で撮影が行われた)
* 黒白堂駅(北九州地区にある貨物入換駅で撮影が行われた)
* 国双地区(フィリピン(『RED RAIN』)・関東近郊(『MOVIE3』)で撮影が行われた)
* リトルアジア地区(フィリピン(『RED RAIN』)・関東近郊(『MOVIE2』)で撮影が行われた)
* 上下温泉街(静岡県内で撮影が行われた)
* MV『Warriors Anthem』の劉の別邸(2025年時点で、ここは出演したAK-69の別荘地となっている)
== 初期・裏設定等 ==
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* 音楽:中野雄太
* 脚本:平沼紀久、増本庄一郎、渡辺啓、福田晶平
* 作画:[[
* ナレーション:立木文彦
* 企画制作:HI-AX
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:
; 封切り
: 2018年9月28日に公開され、[[興行通信社]]の映画動員ランキングでは第9位となった<ref>{{Cite web|title=『劇場版 夏目友人帳〜』が初登場1位を獲得!『散り椿』は3位、『クワイエット・プレイス』は5位スタート(9月29日-9月30日)|publisher=[[興行通信社]]|url=
:; 派生作品
::* 『[[監獄学園]]』の[[平本アキラ]]による「DTC」のオリジナルアナザーストーリーが、[[週刊少年マガジン]]([[講談社]]刊)の9月26日発売号、10月3日発売号の2週に渡って掲載された<ref name="natalie180817">{{Cite web|title=「監獄学園」平本アキラと映画「DTC」がコラボ!週マガにマンガ版も掲載|publisher=コミックナタリー|url=https://natalie.mu/comic/news/295771|date=2018-08-17|accessdate=2019-10-24}}</ref>。また、それに先駆けて映画のポスタービジュアルを再現したイラストも公開された<ref name="natalie180817" />。
3,355 ⟶ 3,362行目:
|画像解説=
|監督=[[久保茂昭]]
|脚本=[[
|原案=
|原作=「HiGH&LOW」/「[[WORST (漫画)|WORST]]」
3,378 ⟶ 3,385行目:
|次作= HiGH&LOW THE WORST X
}}
『'''HiGH&LOW THE WORST'''』(ハイアンドロー・ザ・ワースト)は、2019年10月4日公開の[[日本映画]]。主演は[[川村壱馬]]。HiGH&LOWシリーズ映画第6弾で、鬼邪高校を主役としたスピンオフ作品であり、[[
; スタッフ
:* 監督:久保茂昭
:* 脚本:[[
:* アクション監督:[[大内貴仁]]
:* 企画プロデュース:[[EXILE HIRO]]
3,400 ⟶ 3,407行目:
:
; 封切り
: 2019年10月4日に公開され、全国322スクリーンで上映された<ref>{{Cite web|title=国内映画ランキング : 2019年10月5日~2019年10月6日|publisher=[[映画.com]]|url=https://eiga.com/ranking/20191007/|date=2019-10-07|accessdate=2019-10-24}}</ref>。土日2日間での動員は12万1000人、興収は1億6400万円をあげ、[[興行通信社]]の映画動員ランキングでは第3位となった<ref>{{Cite web|title=『ジョーカー』が1位を獲得!『HiGH&LOW 〜』が3位、『蜜蜂と遠雷』が4位、『ジョン・ウィック〜』が5位に初登場(10月5日-10月6日)|publisher=[[興行通信社]]|url=
; 応援上映
: 2019年10月12日の東京・愛知・大阪・兵庫での開催を皮切りに、順次全国で開催された<ref>{{Cite web|title=「HiGH&LOW THE WORST」全国で応援上映開催、きゅうり持ち込みは禁止|publisher=映画ナタリー|url=https://natalie.mu/eiga/news/350832|date=2019-10-09|accessdate=2019-10-24}}</ref>。2019年11月23日には[[オーエス#映画館|OSシネマズ神戸ハーバーランド]]にて[[マサラ上映]]が行われた<ref>{{Cite web|title=パーッと派手にいきましょう!「HiGH&LOW THE WORST」神戸でマサラ上映決定|publisher=映画ナタリー|url=https://natalie.mu/music/news/355268|date=2019-11-13|accessdate=2019-11-14}}</ref>。
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:* 監督:[[平沼紀久]]
:* 脚本:[[増本庄一郎]]、[[渡辺啓]]、[[平沼紀久]]
:* 原案とキャラクター設定:[[
:* アクション監督:[[鈴村正樹]]
:* アクション監修:[[大内貴仁]]
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|-
|}
; TVerネット配信
: 2025年6月5日からTVerにて、ドラマ・シーズン1が期間限定配信される。
== 舞台 ==
=== HiGH&LOW-THE PREQUEL- ===
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{{Infobox animanga/Manga
|タイトル=HiGH&LOW THE WORST鳳仙学園日誌
|作者=[[
|作画=[[アメノ]]
|出版社=秋田書店
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== 受賞 ==
* [[ジャパンアクションアワード
** ベストアクションシーン賞 最優秀賞:(HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜 Season1 Episode 6「RUDE BOYS」)
** ベストアクション監督賞([[大内貴仁]])Season1)
** ベストアクション作品賞 (Season1)
* [[ジャパンアクションアワード
|url=http://actionbukai.com/awards2018/
|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190330181417/http://actionbukai.com/awards2018/
|archivedate=2019-03-30
|title=JAPAN ACTION AWARDS 2018
|publisher=日本俳優連合 アクション部会
|accessdate=2025-05-03}}</ref>
** ベストアクションシーン賞最優秀賞:(END OF SKY(カースタントでの格闘))
** ベストアクション監督賞(大内貴仁)(END OF SKY)
|