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|博士課程指導教員 = [[吉田民人]]
| 主要な作品 = 『権力の予期理論』<br />『サブカルチャー神話解体』<br />『制服少女たちの選択』<br />『終わりなき日常を生きろ』<br />『14歳からの社会学』<br />『日本の難点』
|影響を受けた人物 = [[吉本隆明]]<br />[[高橋和巳]]<br />[[西部邁]]<br />[[足立正生]]<br />[[若松孝二]]<br />[[アントニオ・グラムシ]]<br />[[廣松渉]]<br />[[小室直樹]]<br />[[見田宗介]]<br />[[ニクラス・ルーマン]]<br />[[イヴァン・イリイチ]]<br />[[マルティン・ハイデッガー]]<br />[[ノーム・チョムスキー]]<br />[[リチャード・ローティ]]
|影響を与えた人物 = [[鈴木謙介]]<br />[[西田亮介]]<br />[[堀内進之介]]<br />[[塚越健司]]<br />[[内藤朝雄]]<br />[[藤井誠二]]<br />[[東浩紀]]<br />[[田村哲樹]]<br />[[千葉雅也]]<br />[[落合陽一]]<br />[[三坂知絵子]]<br />[[ダースレイダー]]
|学会 =
|主な受賞歴 =
}}
'''宮台 真司'''(みやだい しんじ、「宮臺眞司」とも表記。[[1959年]][[3月3日]] - )は、[[日本]]の[[社会学者の一覧|社会学者]]・[[映画評論|映画批評家]]<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=首都大学東京 教授 宮台真司 {{!}} 仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス) |url=https://www.business-plus.net/special/0907/21201.shtml |website=www.business-plus.net |accessdate=2022-11-30}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=宮台真司 |url=https://realsound.jp/person/about/812549 |website=Real Sound|リアルサウンド |accessdate=2022-11-30 |language=ja}}</ref>。[[博士(社会学)|社会学博士]]([[東京大学]]・1990年)([[論文#学位請求論文|学位論文]]「権力の予期理論〜了解を媒介にした作動形式〜」<ref>{{Cite book|和書 |author=宮台真司 |title=権力の予期理論――了解を媒介にした作動形式 |publisher=勁草書房 |date=1989-04 |isbn=432610077X}}</ref> )<ref name="学位論文要旨">{{Cite web|和書|url=http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=108382 |title=学位論文要旨 |accessdate=2018-10-17 |publisher=東京大学}}</ref><ref name="宮台070904">{{Cite web|和書|url=http://www.miyadai.com/index.php?itemid=554 |title=大学所属部局の公式ホームページ用データを作る機会があったので、こちらにもアップします - MIYADAI.com Blog |publisher=宮台真司 |accessdate=2018-10-17}}</ref>。元[[東京都立大学 (2020-)|東京都立大学]][[教授]]<ref name="教員紹介">{{Cite web|和書|url=https://www.tmu.ac.jp/stafflist/data/ma/815.html |title=教員紹介 :: 宮台 真司 | 首都大学東京 |accessdate=2018-10-17 |publisher=首都大学東京}}</ref><ref name="宮台070904" /><ref name=":3">{{Cite web |title=宮台真司氏 最終講義 -プレスクラブ 無料放送 |url=https://www.videonews.com/press-club/20240326-miyadai |website=VIDEO NEWS ニュース専門ネット局 ビデオニュース・ドットコム |access-date=2024-05-09 |language=ja}}</ref>。[[大学院大学至善館]][[教授#教授職の種類|特任教授]]<ref name="至善館">{{Cite web|和書|title=Faculty(教授陣) {{!}} 至善館 |url=https://shizenkan.ac.jp/program/faculty/ |website=至善館 {{!}} 22世紀のビジネススクールを、ここ日本、そしてアジアから。 |date=2020-02-17 |accessdate=2022-11-30 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20231127164516/https://shizenkan.ac.jp/program/faculty/ |archivedate=2023-11-27 |url-status=dead |url-status-date=2024-10-31}}には紹介あり、{{Cite web|和書|title=Faculty(教授陣) {{!}} 至善館 |url=https://shizenkan.ac.jp/faculty/ |website=至善館 {{!}} 22世紀のビジネススクールを、ここ日本、そしてアジアから。 |date=2024-10-04 |accessdate=2024-10-31}}には紹介なし。</ref>。「[[オウム真理教|オウム事件]]真相究明の会」呼びかけ人<ref name="hbol">[https://hbol.jp/171067/ ジャーナリスト同士が火花を散らすオウム事件「真相」論争の行方] ハーバービジネスオンライン. (2018年7月22日) 2018年10月16日閲覧。</ref><ref name="shinsokyumei">[http://www.aum-shinsokyumei.com/2018/06/29/post-681/#outline__1_1 呼びかけ人・賛同人 メッセージ] オウム事件真相究明の会公式サイト. 2018年10月16日閲覧。</ref>。[[宮城県]][[仙台市]]出身<ref name=":0" />。ニックネームは「しんちゃん」<ref name="デイリー1"/>。
== 経歴 ==
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1959年、仙台市に生まれる<ref>{{Citation |和書 |author=宮台真司 |year=2008 |title=14歳からの社会学 |publisher=世界文化社 |at=巻末 |isbn=978-4-418-08218-6 }}</ref>。小学校は父親の転勤に伴い仙台市から埼玉県入間郡富士見町(現富士見市)へ転校、その後小学生時代の大部分を京都市で、小学6年生の秋から大学生時代を[[東京都]][[三鷹市]]と[[神奈川県]][[大和市]]で過ごす。小学生時代、6回転校を経験した。小学校時代については、度重なる転校経験や[[早生まれ]]という身体的な[[ハンデキャップ|ハンディキャップ]]があったことなどから、「周囲や[[共同体|コミュニティー]]に対する[[コミュニケーション]]の手法について、非常に意識的だった」、「『自分』をどのようなキャラクターとして演じるか、転校するごとに自分で考えて切り替えていた」と宮台は振り返っている。
1971年、[[大学闘争|学園紛争]]で荒廃していた[[麻布中学校・高等学校]]に進学する。宮台も、この頃から好んで[[哲学]]や[[政治哲学|思想]]の本を読むようになる<ref>「[
社会学者の[[佐藤俊樹]]によると、東大の「規範研究会(木曜午後開催)」のメンバーであった。メンバーは全員で6人で、[[坂本佳鶴恵]]、[[石川洋明]]、[[奥山敏雄]]、そして[[立岩真也]]<ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741193750058319920?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=立岩真也さんのとこ |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741193921911492616?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=東大「規範研究会」 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741194204875989181?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=「規範研究会」宮台真司・坂本佳鶴恵 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741196672003375498?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=東大「規範研究会」石川洋明・奥山敏雄 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741196899628278091?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=東大「規範研究会」メンバー全6人 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref>。佐藤は、はじめて、当時、修士2年生だった宮台にあった時の印象について、「その歩き方をみて『まるでトンボ型の宇宙人みたいだなあ』と思ったのが、宮台さんに対するぼくの第一印象である」と振り返っている<ref>{{Cite web |url=https://x.com/toshisato6010/status/1741194359725551659?s=46&t=FG2gNb25UELTXyVMwbs9-w |title=佐藤俊樹「宮台真司の第一印象」 |access-date=2023/12/31 |publisher=X}}</ref>。
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;トリチウム生物濃縮説の提示
:2023年政府による福島原発の処理水の排出<ref>[https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alpsqa.html 「ALPS処理水に関する質問と回答」「Q5:トリチウムは、生物濃縮しないのですか?」『経済産業省』2022-12-5]</ref><ref>[https://fukushima-updates.reconstruction.go.jp/faq/fk_300.html# 「ALPS処理水/トリチウム、Q「トリチウムは魚に濃縮され、魚を食べると危険ではないのか?」に対する回答」『復興庁』]</ref><ref>
[https://www.mofa.go.jp/mofaj/dns/inec/alps_navi07.html 「外交政策>日本の安全保障と国際社会の平和と安定>ALPS処理水海洋放出の安全性>FAQ」『外務省』]</ref>に関して、「排出されたトリチウム{{efn|自然界においてトリチウムは一定の割合で海水や大気中に含まれており、かつ太陽からの宇宙線によって常に(7京(7×10^16)Bq/年)産生され続けている。当然のことであるが自然由来のトリチウムと処理水に含まれているそれとは物理的、
:宮台は英国の自然環境保護団体の市民活動家のレポート<ref>{{Twitter|miyadai/status/1709313902973251640|「X宮台真司」『Twitter(X)』2023-10-4}}</ref>を根拠にトリチウム生物濃縮説を確信したとしている。その一方、[[福島大学]]<ref>{{PDFlink|[https://www.fukushima-u.ac.jp/news/Files/2023/09/177_01.pdf 「海洋環境でのトリチウムおよび放射性セシウムの解散生物への蓄積の比較について」『福島大学・海洋生物環境研究所・プレス発表資料1』]2023.5.6}}</ref>、[[茨城大学]]<ref>{{PDFlink|[https://www.env.go.jp/content/900544141.pdf 「環境トリチウムについて」鳥養祐二(茨城大学大学院理工学研究科教授)『茨城大学』]}}</ref>、[[日本放射線影響学会]] <ref>{{PDFlink|[https://www.jrrs.org/assets/file/tritium_20191111.pdf 「トリチウムによる健康影響」『日本放射線影響学会・放射線災害対策委員会』]}}</ref>などの学術研究機関によって、トリチウムは海産物などの体内に蓄積しない、との一連の研究報告が公表されている。
:(宮台が自身の主張の根拠として、権威ある学術誌に掲載されたと太鼓判を押した<ref>{{Twitter|miyadai/status/1701448896692830445|「植物性プランクトンからからムラサキガイへの食物連鎖によるトリチウム生体濃縮を見出した科学誌の...(中略)...'''自らの劣等感をエセ科学の威を借りて埋め合わせるヘタレども、どんどん湧いて炎上しな。ただし炎上先は、定評ある学術誌・査読チーム・論文執筆者だぜ、くっくっく'''」『Twitter(X)宮台真司』2023-9-12}}</ref>論文に対する[[三菱総合研究所|三菱総研]]による評価報告については<ref name="三菱総合研究所1">{{PDFlink|[https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2020FY/000724.pdf 「多核種除去設備等処理水の処分技術等に関する調査研究報告」『三菱総合研究所』2021-3-31]}} </ref>を参照のこと。ちなみに同報告は宮台が例示<ref name="宮台2023-9-2">{{Twitter|miyadai/status/1697656575521923337|「貴殿は有機結合トリチウムを見逃している....」『Twitter(X)宮台真司』2023-9-2}}</ref>した、Andrew Turner (et al.)2009<ref> Andrew Turner, Geoffrey E. Millward, Martin Stemp 2009 Distribution of tritium in estuarine waters: the role of organic matter. ''Journal of Environmental Radioactivity'' 100:890-5</ref>については、生物濃縮の可能性を示唆する先行研究を紹介しただけのものであり、生物濃縮が起こる根拠を示す実験等を行ったものではない、としている。このほかBenedict C. Jaeschke(et al.)2013<ref>Benedict C. Jaeschke, Clare Bradshaw 2013 Bioaccumulation of tritiated water in phytoplankton and trophic transfer of organically bound tritium to the blue mussel, Mytilus edulis. ''Journal of Environmental Radioactivity'' 115 (2013): 28-33</ref>についても、生物濃縮に関しては可能性として言及しているに過ぎない、としている。)
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=== クソフェミ===
*[[フェミニスト]]を自称しながら、しかし[[フェミニズム]]の歴史(自分たちに課せられたステレオタイプを疑うように、あらゆるステレオタイプを疑う、安易に物事をカテゴリーにあてはめない)を鑑みず、ステレオタイプな言説を張り、むしろ女性を傷つけ、フェミニズムやフェミニストのイメージを毀損する差別主義者<ref>https://www.youtube.com/shorts/mLWFKizUbJM 宮台真司が語る「クソフェミ」発言の真意</ref>として、「クソフェミ」という造語を作り、[[加藤浩次]]と[[安藤優子]]司会の番組でクソフェミ論を語る<ref>https://www.youtube.com/watch?v=cabVL3yDo9k</ref>。
*美術家でフェミニスト[[柴田英里]]とクソフェミ批判対談を2022年にしており<ref>宮台真司×柴田英里 「クソフェミへの退場勧告 ~性表現とジェンダーについて~」第3回【ダイジェスト版】 https://www.youtube.com/watch?v=zGXyTUMymL8</ref>、2023年にも、LGBTQ法案とトランスジェンダリズムや性交同意年齢の引き上げ、埼玉県営プールの[[グラビアアイドル]]や[[AV女優]]・[[コスプレイヤー]]・[[レースクイーン]]の[[水着撮影会中止騒動]](クソフェミ+[[共産党]]議員団)
*[[近田春夫]]プロュ―スの対談本で、「[[近代]]では[[法 (法学)|法]]と[[道徳]]は違う。法は社会のもの。道徳は[[共同体]]のもの。社会は複雑。数多の[[共同体]]を含む。共同体は一[[界隈]]に過ぎない。共同体のローカルな道徳を法化してはダメ。どこかの界隈が[[萌え絵]]や水着撮影会を叩くのは勝手。でもそれを法化したがるのは近代の法原則を弁えない頓馬。今だとクソフェミ界隈に見られる奥井的言説は、これにて粉砕完了。」と発言し<ref><聖と俗 : 対話による宮台真司クロニクル 東京 : ベストセラーズ (出版) 2024.10 推薦文[[適菜収]] 全317p 全国書誌番号24044554/ 第8章 「終わりなき日常は地獄である」-メディアの寵児に(215p266p)の「サブカルチャ-神話解体で描いた人格類型論(233p-238p)」の233p</ref>、また「ウヨ豚とクソフェミは共通点がある」と評し「前者が中国や韓国が悪い!と叫び、後者が何でも男が悪い!と、他者などの責任転換し他罰化を叫び、ヘイトをまき散らす」と評した<ref>聖と俗 : 対話による宮台真司クロニクル 東京 : ベストセラーズ (出版) 2024.10 推薦文[[適菜収]] 全317p 全国書誌番号24044554 第8章 「終わりなき日常は地獄である」-メディアの寵児に
=== 映画 ===
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=== オウム事件真相究明の会 ===
*[[2018年]][[6月4日]]に立ち上げ記者会見を行った「オウム事件真相究明の会」では、呼びかけ人として名前を連ねた<ref>[https://web.archive.org/web/20180713062410/http://www.aum-shinsokyumei.com/2018/06/29/post-681/ 「オウム事件真相究明の会」呼びかけ人・賛同人 メッセージ]</ref>。オウム真理教については、教祖の[[麻原彰晃]](2018年[[7月6日]][[死刑]]執行)に対する[[確定判決]]で、「被告人は、東京に大量のサリンを散布して首都を壊滅しその後にオウム国家を建設して自ら日本を支配することなどを企て、ヘリコプターの購入及び出家信者によるヘリコプターの操縦免許の取得を図るとともに、大量のサリンを生成するサリンプラントの建設を教団幹部らに指示したものというべきである」という事実認定がされているが<ref> [https://www.courts.go.jp/
== 評価 ==
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[[朝日新聞]]の[[山下龍一]]記者は、宮台の教え子であり、[[安倍晋三]]の番記者であったが、奇しくも2022年に襲撃された、この二人は「アンチが多いという共通点があると評した」<ref>襲撃された宮台教授と安倍元首相 教え子で番記者でもあった私の思い https://www.asahi.com/articles/ASQDQ6QYRQD8UUHB003.html</ref>。ことから分かるように、宮台はアンチが多い。
[[後藤和智]]は著書「おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154) 新書」<ref>出版社
[[清義明]]は「「ブルセラ論争」とかやっていた宮台真司が、たいそうな[[哲学者]]っぷりをしているのがなんとなく笑える今日この頃。」「自分からいわせれば宮台などは「マス・イメージ論」やボードリヤールの中で未だにカエルのように泳いでいるだけなんですけれども。」「ブルセラ論争のころは、まだ「価値紊乱者の光栄」があっただけよかったですね。今は単なる二流の哲学ポップスターです。」と宮台を評す<ref>フットボールは未来の兵器である https://masterlow.net/?p=380 ブブゼラ考</ref>。
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