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標準軌GTO-VVVF車の再編対応 |
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=== F 1位 ===
* 系列番号と形式番号は0、製造番号は1である。<!---1200系2連車は改番され、1201系となっているため、現存している。--->
* 前系列に対し小規模な変更が行われた新系列には、下一桁1~9まで使って細かく刻んだ系列番号が付番される(例:1233系、1422系、2444系、5209系、6419系など)。中に
* MM'ユニットで製造された電動車は先頭車と中間車のペアでも連続して付番される。
大半の系列は基本的には以上の規則・分類に従って付番されているが、改造による車種変更等で例外的に規則に従わない車両も存在する。
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* [[近鉄12400系電車#12600系|12600系]]「サニーカー」
* [[近鉄22000系電車#22000系|22000系]]「ACE」
* [[近鉄22600系電車#
<gallery>
ファイル:Kintetsu-12410-12412F.jpg|12410系「サニーカー」
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==== 南大阪線・吉野線用 ====
* [[近鉄16000系電車
* [[近鉄16000系電車#16010系|16010系]]
* [[近鉄
* [[近鉄
* [[近鉄26000系電車|26000系]]「さくらライナー」
* [[近鉄16200系電車|16200系]]「青の交響曲(シンフォニー)」(観光特急)<ref>[http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/symphony.pdf 南大阪線・吉野線観光特急「青の交響曲 シンフォニー」が平成28年9月10日デビュー!]</ref>
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以下は年度毎による車両の総合的変遷を世代別に解説・分類した後、世代別と路線別を組み合わせた表を使用し、これまでの幹線共通規格車を整理している。前世代と次世代両者に跨る系列も一部に存在する。
新型一般車両(8A系・1A系・1B系・6A系)導入に合わせ、今後、現存する全ての一般車両において色分けがなされる予定で、奈良・京都・南大阪線系統の車両は、従来の赤色、大阪・名古屋線系統の車両は、青色に統一される予定である。なお、シリーズ21については、現時点では未定である。
=== 試作高性能車(1954年以降)===
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=== 初期高性能車(1957年以降)===
{{see also|ラビットカー}}
本線用高性能車としては1957年に片側3扉の1460系が大阪線に、日本初の高加減速車でもある片側4扉の6800系が南大阪線に投入され、3扉と4扉で比較が行われた<ref>保育社 カラーブックス「日本の私鉄1 近鉄」P.61 ISBN 4-586-50489-7</ref>。しかし、大阪を中心としたスプロール現象は予想よりも早く拡大し、片側3扉ではまかないきれないと判断され<ref>保育社 カラーブックス「日本の私鉄1 近鉄」P.65 ISBN 4-586-50489-7</ref>、大阪線にも片側4扉の1470系、1480系が投入された。このデザインは1980年に新製された[[近鉄8000系電車#8800系|8800系]]まで20年以上にわたり踏襲された
なお、統一規格車体の詳細については後述する。
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新製当初より冷房装置を搭載し、天井に冷房風道を設置する前提で構体設計の見直しが実施された結果、ラインデリア車と比較して屋根が高く丸くなった。また乗降時に車内温度が上昇しやすい客用扉部分にラインデリアを1両あたり4台設置し、冷房装置と併用することで冷房効果を高めている。
[[近鉄8000系電車#8600系|8600系]]から冷房装置が[[集約分散式冷房装置|集約分散式]]となり、[[2610系]]・[[近鉄
前世代の各形式においては床下の補助機器を二位側車両に搭載し重量の分散化を計っていたが、本グループは補助機器も一位側車両に搭載するよう変更された。
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=== チョッパ省エネ車(1981年以降)===
車体のフルモデルチェンジが行われた。前面は窓上にステンレス製の飾り板が新設され、標識灯が角型横3列配置のものに変更されるなど、全体的に角ばったデザインとなった。このデザインは後述する制御装置の刷新後も1998年に登場した[[近鉄5800系電車|5800系]]まで踏襲された
[[界磁チョッパ制御]]が本格的に採用された。だが他社に比べチョッパ車の量産化は遅く、逆にVVVFインバータ制御の採用が早かったため、次世代と比べ両数は少ない。特に南大阪線は2両編成の[[近鉄
この世代のみの外観上の変遷として、側面表示部が種別のみあんどん式→銀枠なし種別行先方向幕→銀枠つき種別行先方向幕と移行している。
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制御方式が[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ]]になり、側面乗務員扉直後に「VVVF INVERTER」のエンブレムが貼付された(5800系のみ「L/C」のエンブレムが貼付されている(2009年3月以降順次撤去)。また機器メーカーが日立製作所製か三菱電機製かによって、一部系列を除き系列番号を分けている。
1986年の[[近鉄3200系電車|3200系]]より本格的にアルミ合金製車体を採用。初期車は主にA6N01アルミ合金が用いられていたが、[[近鉄
全幹線新規格車体が本格採用され、奈良・京都線と同じ広幅裾絞り(最大幅2,800mm)となった。
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=== 前面八角形風車体(2024年以降)===
2024年より前面を八角形風のデザインにするなどのフルモデルチェンジ車両となった[[近鉄8A系電車|8A系]]を皮切りとして、次世代の車両として分類される。2026年1月に1A系が大阪・名古屋線で、同年5月に6A系が南大阪線系統で営業運転を開始する予定。なお、大阪・名古屋線系統に導入される予定の車両については車体塗装は青色となる予定。
* [[近鉄8A系電車|8A系]]
*: 奈良線・京都線・橿原線・天理線に導入の車両。2024年6月26日未明より、本線試運転を実施し、同年9月28日には試乗会を実施した。10月7日より運転を開始し、年度内(2025年3月末まで)に12編成48両が、翌年度には9編成36両が導入される<ref>{{Cite press release|url=https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/3ffcffeeedf5418db31ce7f192df2976/20240510.pdf|title=2024年10月 奈良線・京都線で新型一般車両がデビューします!|format=PDF | publisher=近畿日本鉄道|date=2024-05-10|access-date=2024-05-10}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/ecf8269cf71342a7a89027cc85773e20/20240906.pdf |title=10月7日(月)に奈良線・京都線ほかで新型一般車両がデビューします! ~デビューを記念して有料撮影会、有料試乗会を開催します~ |access-date=2024/09/06 |publisher=近畿日本鉄道}}</ref>。
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|初期高性能車<br />([[1957年]]以降)
|[[近鉄
|[[近鉄6441系電車|6441系]]▲<br />[[近鉄1600系電車|1600系]]▲
|
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|統一規格車体<br />([[1961年]]以降)
|[[近鉄2400系電車|2400系]]▲
|[[近鉄
|
|[[近鉄900系電車|900系]]▲<br />[[近鉄8000系電車|8000系(21-59)]]▲
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|ラインデリア<br />([[1967年]]以降)
|[[近鉄2400系電車|2410系]]<br />[[近鉄2400系電車|2430系]]
|[[近鉄
|[[近鉄2600系電車|2600系]]▲
|[[近鉄8000系電車|8000系(60-90)]]<br />[[近鉄8000系電車|8400系]]
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|-
|新造冷房車<br />([[1971年]]以降)
|[[近鉄
|[[近鉄2000系電車|2000系]]
|[[近鉄
|[[近鉄8000系電車|8600系]]<br />[[近鉄8000系電車|8800系]]
|[[近鉄3000系電車|3000系]]▲
410 ⟶ 412行目:
|-
|VVVF省エネ<br />([[1984年]]以降)
|[[近鉄1420系電車|1420系]]<br />[[近鉄1220系電車|1220系]]<br />[[近鉄
|
|[[近鉄5200系電車|5200系]]<br />[[近鉄5800系電車|5800系]]
|[[近鉄
|[[近鉄3200系電車|3200系]]
|[[近鉄6400系電車|6400系]]<br />[[近鉄6400系電車|6620系]]
423 ⟶ 425行目:
|[[近鉄9020系電車|9020系]]<br />[[近鉄9020系電車|9820系]]
|[[近鉄3220系電車|3220系]]
|[[近鉄
|-
|前面八角形風車体<br />([[2024年]]以降)
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== 導入予定の車両 ==
*1A系・1B系 - 2026年1月以降に大阪線・名古屋線系にて運行開始予定の一般車両。いずれも8A系に準じたL/Cカーで、1A系は4両編成で編成中に車椅子対応トイレを装備、1B系は3両編成でトイレは装備しない<ref name="press250612">{{cite pressrelease |和書 |url=https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/ed86364ee0d94d10ad3687f45f012d96/20260612rw.pdf |title=2026年に大阪線・名古屋線・南大阪線などで新型一般車両がデビュー! |format=PDF |publisher=近畿日本鉄道 |date=2025-06-12 |acceesdate=2025-09-13}}</ref>。塗装は8A系のマルーンレッドをコーポレートカラーや伊勢志摩をイメージしたブルーに変更する<ref>{{cite news |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD125730S5A610C2000000/ |title=近鉄の新型車両「1A系」、大阪・名古屋線で26年1月導入 車体は青 |newspaper=日本経済新聞 |date=2025-06-12 |accessdate=2025-09-13}}</ref>(この塗装は在来車にも展開予定<ref>{{cite news |url=https://www.asahi.com/articles/AST6D24TJT6DOIPE009M.html |title=近鉄の一般車両に初の青い塗装 名古屋線などに1A系、来年1月登場 |newspaper=朝日新聞デジタル |date=2025-06-12 |accessdate=2025-09-13}}</ref>)。2025年度は大阪線に1A系2編成(8両)、名古屋線に1A系3編成(12両)を、2026年度は名古屋線に1B系3編成(9両)を導入する予定<ref name="press250612"/>。
*6A系 - 2026年5月以降に南大阪線系にて運行開始予定。4両編成で南大阪線系一般車としては初めてL/Cカーとなり車椅子対応トイレを装備する。塗装は8A系と同じとする。2026年度に3編成(12両)、2027年度に2編成(8両)を導入する予定<ref name="press250612"/>。
== 脚注 ==
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