「小泉進次郎」の版間の差分
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{{pp-vandalism|small=yes}}
{{政治家
| 人名 = 小泉 進次郎
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| 出生地 = {{JPN}} [[神奈川県]][[横須賀市]]
| 没年月日 = <!-- {{死亡年月日と没年齢|XXXX|XX|XX|YYYY|YY|YY}} -->
| 出身校 = [[コロンビア大学]][[大学院]][[政治学部]]修了<br />[[関東学院大学]][[経済学部
| 前職 = [[戦略国際問題研究所]]非常勤研究員<br />[[小泉純一郎]][[秘書#議員秘書|衆議院議員秘書]]
| 所属政党 = [[自由民主党 (日本)|自由民主党]](無派閥)
| 称号・勲章 = [[修士(政治学)]]
| 配偶者 = [[滝川クリステル]](2019年 - )
| 親族(政治家) = {{Plainlist|
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* [[小泉純也]]([[祖父母|祖父]])
* [[小泉純一郎]]([[父親|父]])
}}<!--政治家ではない親族はここには書かないという決まりですので、俳優である兄・孝太郎氏を書かないでください。-->
| ウェブサイト = https://shinjiro.info/
| サイトタイトル = 小泉進次郎オフィシャルサイト
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| 職名 = 第72代 [[農林水産大臣]]
| 内閣 = [[第2次石破内閣]]
| 就任日 = [[2025年]]
| 退任日 = 現職
| 国旗2 = JPN
| 職名2 = [[気候変動|気候変動担当大臣]]
| 内閣2 = [[菅義偉内閣]]
| 就任日2 = [[2021年]]
| 退任日2 = 2021年
| 国旗3 = JPN
| 職名3 = 第27-28代 [[環境大臣]]<br />[[内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)|内閣府特命担当大臣(原子力防災)]]
| 内閣3 = [[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍第2次改造内閣]]<br />菅義偉内閣
| 就任日3 = [[2019年]]
| 退任日3 = 2021年10月4日
| 職名4 = [[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]
| 国旗4 = JPN
| 就任日4 = [[2009年]]
| 退任日4 = 現職
| 選挙区4 = [[神奈川県第11区|神奈川11区]]
| 当選回数4 = 6回
| その他職歴1 = [[ファイル:Liberal Democratic Party (Japan) Emblem.svg|20px]] 第12代 [[自由民主党選挙対策委員長]]<br />'''(総裁:[[石破茂]])''' '' ''
| 就任日6 = [[2024年]]
| 退任日6 = 2024年
}}
'''小泉 進次郎'''(こいずみ しんじろう、[[1981年]]〈[[昭和]]56年〉[[4月14日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の[[衆議院|衆議院議員]](6期)、[[農林水産大臣]](第[[第2次石破内閣|72]]代)。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]][[神奈川県]]支部連合会会長。
[[関東学院大学]][[経済学部]]
[[環境大臣]](第[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|27]]・[[菅義偉内閣|28]]代)、[[内閣府特命担当大臣]]([[内閣府特命担当大臣(原子力防災担当)|原子力防災]])([[菅義偉内閣]])、[[気候変動|気候変動担当大臣]](菅義偉内閣)、[[内閣府大臣政務官]]兼[[復興大臣政務官]]([[第2次安倍内閣]])、[[安全保障委員会|衆議院安全保障委員長]]<ref>{{Cite web | url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240126/k10014335901000.html | title=衆院 新たな常任委員長や特別委員長など決定
[[世襲政治家|世襲議員]]。なお、実兄に[[俳優]]の[[小泉孝太郎]]がいる。
== 来歴 ==
=== 生い立ちから学生時代 ===
[[小泉純一郎]]・[[宮本佳代子|佳代子]]の次男として[[神奈川県]][[横須賀市]]に生まれた(現住所は同市[[三春町 (横須賀市)|三春町]]1丁目{{Sfn|【政治資金収支報告書】 自由民主党神奈川県支部連合会(令和4年分 定期公表)}})。1歳の頃に両親が離婚し小泉家が引き取ったため、多忙な父に代わり、純一郎の実姉で同居する道子に育てられた。純一郎は道子と息子たちの関係(伯母と甥)を進次郎には伝えておらず、進次郎は中学2年生まで伯母とは知らされていなかったため、それまでは伯母・道子を実の母と信じていた。兄の[[小泉孝太郎|孝太郎]]は伯母の存在を認識していたが、進次郎には伝えていなかった。中学生の進次郎は少なからずこの事実に驚いたが、[[2016年]](平成28年)8月に道子が他界するまで実の母として大切にした<ref>{{Cite web |title=小泉純一郎が息子たちに「ママは実の母ではない」と告げた日 |url=https://www.news-postseven.com/archives/20160901_444116.html?DETAIL |website=NEWSポストセブン |date=2016-09-01 |access-date=2024-11-03 |language=ja |publisher=[[小学館]].}}</ref>。
[[1988年]](昭和63年)に[[関東学院六浦小学校]]に入学して、大学卒業まで[[学校法人関東学院|関東学院]]で過ごす。
[[関東学院六浦中学校・高等学校|関東学院六浦中学校]]、[[関東学院六浦中学校・高等学校|関東学院六浦高校]]では[[スポーツ]]、特に[[野球]]に熱中した。当時の学校生活について「平日は朝練があるので1時間目から6時間目まで授業中に寝て体力温存。そして放課後の練習で全てを燃焼させました」と語っている<ref>
=== 高校卒業後 ===
[[2001年]](平成13年
[[2004年]](平成16年
[[2005年]]
[[2006年]](平成18年)に[[修士(政治学)]]
CSIS在籍時の上司は[[ブッシュ政権]]時の[[アメリカ国家安全保障会議]](NSC)アジア上級部長の[[マイケル・グリーン (政治学者)|マイケル・グリーン]]で、小泉はCSIS在籍時にグリーンと共著で2本の論文を書いている。グリーンも、またジャパンハンドラーと呼ばれ、[[安倍晋三]]ら日本の有力政治家と人脈を築き、米国の国益と一致する方向に政策を誘導していると言われる。グリーンは米国留学経験のある議員とグループを作っており、その1人が小泉進次郎である。グリーンは2012年12月にアーミテージと共著で日本に対する政策提言集として通称「アーミテージ報告書」を発表し、一部は[[第2次安倍内閣|第2次安倍政権]]の政策として採用された<ref>月刊[[テーミス]] 2016.3 8-9頁</ref><ref>月刊テーミス 2016.2 34-35頁</ref>。
小泉の政治姿勢はCSISでの経験を抜きに考えることはできない。 CSISでジャパンハンドラーズの代表的人物から影響を受け、[[親米]]を軸にした外交・[[国家安全保障|安全保障]]観を築き、父と同様、アメリカの意向に沿うような構造改革・規制緩和路線を基調とした政策を推進するようになった<ref>{{Cite web ja | url=https://toyokeizai.net/articles/-/291310
コロンビア大学留学とCSIS在籍は、アメリカ側による日本政界との関係を築くため、あるいは対日外交を有利に運ぶための措置であったと指摘されている<ref
CSIS退職後は父である純一郎の[[秘書#議員秘書|私設秘書]]を務める。
=== 衆議院議員初当選 ===
[[ファイル:KoizumiShinjiro 20120813.jpg|thumb|250px|left|地元[[横須賀市]]にて]]
[[2008年]](平成20年)に父、純一郎が政界引退を表明して、進次郎を後継候補に指名する。[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]の公認を受け、[[2009年]](平成21年)の[[第45回衆議院議員総選挙]]に[[神奈川県第11区|神奈川11区]]から出馬し、初当選。選挙戦では[[重複立候補制度|重複立候補]]を辞退し、当時の[[自公連立政権|連立与党]]である[[公明党]]からの選挙協力も受けなかった。地元の一部[[有権者]]からは[[世襲]]を批判されたものの父から受け継いだ強固な地盤と後援会をバックに終始優勢を維持し<ref name = "sankei20090829">{{Cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090829/kng0908291437001-n1.htm|title=【衆院選・注目区を歩く】神奈川11区 「小泉王国」の行方 全国が注目|newspaper=[[産経新聞]]|date=2009-08-29| accessdate = 2009-09-01|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090902103550/http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090829/kng0908291437001-n1.htm|archivedate=2009-09-02 }}</ref>、投票総数の過半数である150,893票(得票率57.1%)を獲得して初当選した<ref>{{
=== 当選後 ===
[[ファイル:Andrew Wheeler and Shinjiro Koizumi in September 2019.jpg|thumb|250px|right|[[2019年]]
[[ファイル:Shinjiro Koizumi and Ko Shibasaki 20191220.jpg|thumb|250px|right|[[2019年]]
[[2009年]]
[[2010年]]1月の時点で[[衆議院]]では[[内閣委員会]]、[[総務委員会]]、[[安全保障委員会]]に所属し、自民党では遊説局長代理、青年局次長、外交副部会長、財務金融副部会長、環境副部会長などの役職を兼務して、外交、[[自由民主党財務金融部会|財務金融]]、環境の、3つの部会に所属していた。
[[2011年]]10月に[[自由民主党青年局|自民党青年局長]]、[[国会対策委員会]]委員に就任した。11月、[[環太平洋パートナーシップ協定|TPP]]の交渉参加問題で、[[谷垣禎一]]総裁が、「米国と組み過ぎて[[中華人民共和国|中国]]や[[アジア]]をオミットするのは日本にとってよくない」と発言したことについて、「耳を疑う」と、強く批判した<ref>「TPP参加問題 谷垣総裁を批判 小泉進次郎氏」読売新聞11.11.18</ref>。12月の講演で、党内で反対意見の多いTPP参加について、賛成の意見を表明し「[[自由貿易]]体制を確立してきたこれまでの自民党が、TPPを真っ向から反対するのでは論理的ではない」と述べている<ref>「小泉進次郎氏が講演」読売新聞2011.12.19</ref>
[[2012年]]4月、[[郵政改革法案|郵政改正法案]]に造反<ref>{{Cite news |title=中川、小泉進次郎氏ら造反 郵政改正案 |author= |agency= |publisher=日刊スポーツ |date=2012-04-12 |url=http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120412-932860.html|accessdate=2014-05-01 |archiveurl=https://archive.is/20140501010526/http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120412-932860.html |archivedate=2014-05-01 }}</ref>しても処分されなかった。6月26日の[[消費税]]増税法案には賛成票を投じた。8月9日、[[国民の生活が第一]]など[[野党]]6党が提出した野田[[内閣不信任決議]]案の採決では、棄権方針の[[自由民主党執行部|自民党執行部]]に造反し、元[[自由民主党幹事長|幹事長]]の[[中川秀直]]などとともに賛成票を投じた。9月26日の[[2012年自由民主党総裁選挙|自民党総裁選挙]]で青年局主催の候補者公開討論会を自民党青年局長として仕切る立場であり、当初は9月19日の公開討論会後に支持候補を表明すると明言していた<ref>{{Cite news ja | url=http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY201209060332.html | title=小泉進次郎氏、19日に支持議員表明 自民総裁選 | newspaper=朝日新聞 | date=2012-09-06 | accessdate=2025-10-15 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20120907063626/http://www.asahi.com/politics/update/0906/TKY201209060332.html | archivedate=2012-09-07 }}</ref>が、人気や知名度の高い小泉の支持表明は党員票や議員票として総裁選に影響を与えると目されるとして報道が過熱したことから、「衆議院1回生の私の1票が影響を与えるのは不本意。身の程をわきまえて行動する」と述べ、総裁選が終わるまで支持表明を行わない方針を示した<ref>{{Cite news ja | url=http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY201209140487.html | title=「進次郎票」の行方は 小泉氏、事前の支持表明を撤回 | newspaper=朝日新聞 | date=2012-09-14 | accessdate=2025-10-15 | archiveurl=https://archive.fo/20130425000341/http://www.asahi.com/politics/update/0914/TKY201209140487.html | archivedate=2013-04-25 }}</ref><ref>{{Cite web ja | url=https://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entry-11354544235.html | title=『投票先を言わない理由』 | website=小泉進次郎 Official Blog | date=2012-09-14 | accessdate=2025-10-15 }}</ref>。総裁選終了後に[[石破茂]]に投票したことを発表した<ref>{{Cite web ja | url=https://ameblo.jp/koizumi-shinjiro/entry-11364539180.html | title=『新総裁は・・・』 | website=小泉進次郎 Official Blog | date=2012-09-26 | accessdate=2025-10-15 }}</ref>。
12月の[[第46回衆議院議員総選挙]]で再選し、党職では本人の希望もあって2期目の青年局長続投となった。この選挙で自民党が大勝した結果、青年局所属議員は82人となった<ref>{{Cite news ja | url=http://www.sankei.com/politics/news/130130/plt1301300004-n1.html | title=小泉進次郎“親衛隊”が「最大派閥」に カレー昼食会で気炎、人気あやかりも | newspaper=産経新聞 | date=2013-01-30 | accessdate=2025-10-15 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20170308050837/http://www.sankei.com/politics/news/130130/plt1301300004-n1.html | archivedate=2017-03-08 }}</ref>。
[[2013年]]9月30日、青年局長を退任し[[内閣府大臣政務官]]([[日本経済再生本部|経済再生]]、[[経済財政政策|経済財政]]、環太平洋経済連携協定(TPP)等担当<ref>{{Cite web ja | url=https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirokua.nsf/html/kaigirokua/000218520131030001.htm | title=第185回国会 内閣委員会 第1号 | website=衆議院 | date=2013-10-30 | accessdate=2025-10-15 }}</ref>)兼[[復興大臣政務官]]に就任した。
[[2014年]]12月の[[第47回衆議院議員総選挙]]で3選。
[[2015年]]
同年8月、2020年以降の経済財政構想小委員会の委員長代行に昇格しつつ<ref>{{Cite news ja | url=https://mainichi.jp/articles/20160901/k00/00m/010/028000c | title=自民党 「経財構想小委」委員長代行に小泉進次郎氏 | newspaper=毎日新聞 | date=2016-08-31 | accessdate=2025-10-15 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20161119055902/http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160901/k00/00m/010/028000c | archivedate=2016-11-19 }}</ref>、自民党農林部会長に留任。党部会長の人事では小泉のみ留任となった<ref>{{Cite news ja | url=https://www.sankei.com/article/20160906-FFXN423HSZJLXEQQZMD64AHMZE/ | title=小泉進次郎自民党農林部会長 正念場の「2期目」 異例の続投 JA改革控え問われる成果 | newspaper=産経新聞 | date=2016-09-06 | accessdate=2025-10-15 }}</ref>。
=== 自民党農林部会長として農協改革に挑戦 ===
2016年の[[農業協同組合|農協]]改革案で、小泉は自民党農林部会長として、[[第3次安倍内閣 (第2次改造)|第3次安倍第2次改造内閣]]下で設立された[[内閣府]][[規制改革推進会議]]と歩調を合わせる形で農協に急進的な改革を求めた。父の小泉純一郎が旧[[郵政省]]や郵政族を抵抗勢力に見立て郵政改革を推し進めたように、全農を抵抗勢力に見立てる劇場型の構図で議論を進めた<ref>{{Cite news ja | url=https://www.asahi.com/articles/DA3S12688055.html | title=全農改革、譲歩はしたが 進次郎劇場、世論巻き込む | newspaper=朝日新聞 | date=2016-12-03 | accessdate=2025-10-15 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20161203121523/https://www.asahi.com/articles/DA3S12688055.html | archivedate=2016-12-03 }}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLZO10051880Z21C16A1PP8000/|title=全農改革案を了承 規制改革推進会議で政府 |newspaper=[[日本経済新聞]]|date=2016-11-29|accessdate=2017-02-12}}</ref>。「全農の体制こそ農家の経営の自由を奪う存在だ」と主張し、自民農林部会長として農業改革を主導する<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20161202-O62HB5GUIRNBPAX4B2SABWZP4M/3/|title=小泉進次郎・自民農林部会長「人寄せパンダ」を卒業?農業改革で手腕アピール 周囲から「出来レース」の陰口も… |newspaper=[[産経新聞]]|date=2016-12-02 |accessdate=2017-02-12}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXKZO11221040Y6A221C1EE8000/<!-- 閲覧には会員登録が必要 -->|title=全農「ファミリー」にメス 2016けいざいあの時(3) |newspaper=[[日本経済新聞]]|date=2016-12-29 |accessdate=2017-02-12}}</ref>。
小泉は「農業の"護送船団"を改革する」と言い、「日本には16000種類の肥料があるが、韓国は1000種類程度しかない。種類が多ければ生産コストが上がる。本当にそれだけの種類が必要なのか」「出荷用のダンボールも農家は「農協のものは高い」という。確かに質はよく丈夫だ。だが農家が使わざるをえないのは、そのダンボールでなければ出荷してもらえないからだ」「海外の方が安いから、[[九州]]の生産者は[[大韓民国|韓国]]で日本の農機具を買っている」と農協が日本の農家を搾取しているとも取れる発言を繰り返した<ref
槍玉に上げられた農協の購買部門は、従来は品質面に問題があるなどとして拒んでいた韓国製の肥料を圧力を受け一部輸入を開始した。農業法人などが集まる日本農業法人協会によれば、日本での肥料の平均価格は韓国の倍だというが、農協は韓国製の肥料は国策で育成した巨大企業が少品目大量生産を行っているため、単純に比較することは間違っていると反発する<ref>
{{中立性範囲|date=2025年10月|そこでは、「既得権益」「岩盤規制」「非効率」といって、農協のような特定の団体等を攻撃して、業務や資金を剥奪し、自らの権益にして、私服を肥やす行為が行われる。農協の共同販売に独占禁止法を適用して、寡占化した小売業者の買い叩きを促進しようとした行為は、その一例であるとも指摘される}}<ref name="鈴木66-86"/>}}。<!-- 要検討:この記述は「小泉進次郎」の記事に必要か、中立的か -->
小泉が論拠とした日本の肥料、農薬、農業機械の価格が、海外に比べて割高であるというレポートは農業の専門家から数多くの欠陥が指摘されている。その一例が[[クボタ]]製の農業機械の国内向けと韓国向けの価格を比較して、30%高いとするもので、これは国内向けが韓国に比べて厳しい日本の廃ガス規制をクリアするために、旧式のエンジンを使用している韓国向けに比べ、コストが高くなっていることを考慮していないシロモノだった<ref>月刊テーミス 2017.2 68-70頁</ref>。
一方毎年巨額の予算が計上され、税金の無駄遣いと槍玉に上げられることも多い[[土地改良事業]]については「土地改良イコール悪だというステレオタイプの批判がある。批判する人に聞きたい。もし、大規模化は必要ないというのなら、その意見は尊重する。だが、「大規模化でより効率のいい農地にしろ」と言いながら、「土地改良は悪い」と言うのなら支離滅裂だ。土地改良予算の中身も[[ウルグアイ・ラウンド]]対策とは全く違う。あの時はトイレなど生活環境整備まで入れていた。今回は地域の収益向上につながるよう使ってもらう。温泉施設を作るようなことはない」と擁護し、農家に対する個別所得補償については「[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]政権が実施した個別所得補償は、土地改良の予算を7割削ることで財政を捻出した。それが理解されていないから今でも「[[農業者戸別所得補償制度|戸別所得補償]]と土地改良を両方やってくれ」という声があるお金をもらうと、もう一度欲しいと思うのは人間の心理なのかもしれない。やはり、政治は与えることについてはよく考えないといけない」と否定した<ref
地域の[[JAバンク]]や各都道府県にあるJA信連から資金を預かり、その運用益を組合員に還元する役割にある[[農林中央金庫|農林中金]]を攻撃し、「融資のうち農業に回っている金額は0.1%しかない。農家のためにならないのならいらない」「年間の国家予算に匹敵する額が農業のために使われないのなら、他の金融機関が運用した方がいい」と話し、全農側の「農家への融資は現場のJAなどが行っている」と反論を招いた<ref>{{Cite news ja | url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H3A_U6A110C1PP8000/ | title=自民・小泉氏「農林中金いらない」 融資姿勢を批判 | newspaper=日本経済新聞 | date=2016-01-14 | accessdate=2025-10-15 }}</ref><ref>{{Cite web ja | url=https://dot.asahi.com/articles/-/109271?page=1 | title=「農林中金不要論」をぶち上げた小泉進次郎に大ブーイング | website=[[AERA DIGITAL]] | date=2016-03-02 | accessdate=2025-10-15 }}</ref>。農家に直接融資するのはJAバンクの役割であり、農林中金は農協の事業の赤字を補って日本の農業を下支えする役割がある<ref>
改革会議では、1年以内に農家が資材を購入する際に利用する農協の資材購買部門を縮小し、農産物販売を委託から買い取りに切り替え、3年後には、各種ローンの貸付などの金融事業を営む地域農協を半減し、[[生乳]]流通に関しては指定団体を利用しない生産者にも補助金を出す案が出されたが、農協や党内の
2016.11.23「農業改革、進次郎氏板挟み 規制改革会議の提言、自民反発」朝日新聞</ref>。
小泉の農協への切り込みには、アメリカのロビー団体が深く関与している。[[在日米国商工会議所]]は、米国の対日要求の一環として、2014年6月に意見書を提出、[[規制改革会議]](政府)の案はこれに沿ったものであった。米商工会議所は10月9日にも「共済と金融庁規制下の保険会社の間に平等な競争環境の確保を」と題する意見書を提出し、全中と農協を解体し農業部門と金融部門に分離し、農業部門は[[株式会社 (日本)|株式会社]]すること、金融部門は[[金融庁]]の傘下に組み入れ、競争原理を入れて他の金融機関と平等な扱いにすることを要求した。[[経済学者]]の[[菊池英博 (経済学者)|菊池英博]]は、政府のJA改革案については米国サイドの要求を大いに反映したものだとし、日本の農業組織の中核を破壊し、農協を代表とした政策提言機能とJAの農業全体の取りまとめ機能と政治力を排除し、総額392兆円にも及ぶ
農協改革における小泉の政治手法には、いわゆる、[[ショック・ドクトリン]]の手法が見られるとも指摘される。ショック・ドクトリンとは、災害、政変、戦争などによる混乱に乗じて、一気に改革を進めようとする新自由主義者の手法である。小泉はまず通説とは異なる主張を突然ぶち上げて、まずショックを与える。その混乱に乗じて、世論を味方につける手法を多用する。その手法は父である純一郎譲りである。純一郎は「改革なくして成長なし」などといった[[スローガン]]を掲げ、郵政民営化賛成派を改革派、反対派を抵抗勢力
石川県の農協関係者は、農協は協同組合として組合員の相互扶助の理念で運営されているが、株式会社化すれば利益追及が優先され、そのような理念を失い、さらに買収の対象にもなりうるとの懸念を表明した。また、背後に米国の[[穀物メジャー]]の戦略があるとし、それは米国で[[トウモロコシ]]などの飼料を調達して輸入する全農の子会社[[全農グレイン]]が、[[遺伝子組み換え作物]]などを選別しており、それは穀物メジャーにとっては不都合であり、株式会社化を通じて全農グレインを買収したい意図に言及した<ref>「農協改革の悪影響懸念」朝日新聞 16.9.19</ref>。
一連の小泉の動きは全て日本農業の弱体化を狙う米国勢力に叶うものだという批判もなされた。[[京都大学大学院工学研究科・工学部|京都大学大学院工学研究科]]の[[藤井聡]]は、農協の各種取引が自由化され、株式会社化されれば、[[アメリカ人]]が物言う株主になることで、農協が持つ膨大な資産をアメリカの産業界、農業界が利活用し、米国の利益を拡大することに繋がると解説する<ref>
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=== 農業への外国人労働者受け入れ拡大推進 ===
2016年10月、
小泉PTは、農家は高齢化が進んでおり、2050年には、100万人強に半減するとの見込みから、外国人労働力を導入することで、中長期的に国内の農業人口を維持する狙いを示した<ref name="小泉PT外国人">{{Cite web |url=https://www.nikkei.com/article/DGXLZO08110850W6A001C1EE8000/ |title=農業への外国人労働者、全国で受け入れ提言へ 自民検討 |publisher =日本経済新聞 |accessdate=2025-08-27}}</ref>。
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=== 種子法廃止を主導 ===
2017年4月、自民党・[[公明党]]などの賛成多数で[[種子法]]廃止法案が可決された。コメなどの主要農産物の種子の安定確保を国や[[地方公共団体]]に義務付ける種子法の廃止に関しては、農家や消費者などから、一部の私企業の寡占を招き、種子の価格が高騰したり、食の安全が脅かされる、コメなどの主食の価格が高騰する、都道府県が保有する貴重な品種の海外流出を招く、などの多くの懸念が寄せられた。種子法廃止を主導したのが小泉率いる自民党の「農林水産業骨太方針策定プロジェクトチーム」(通称・小泉PT)だった。種子法廃止の理由としては「都道府県と民間企業の競争条件は対等になっていない」などと説明しているが、背景には、[[コシヒカリ]]等の国や地方公共団体が育成した品種がほぼ独占するコメの種籾市場で、シェアを拡大したい[[住友化学]]等の大企業の意向があったとされる。種子法廃止を受け、種子の供給不安が広まり、種子法と同様の公費での主要農作物の種子の生産や普及を自治体に義務付ける[[種子条例]]が多くの都道府県で制定された<ref>[https://toyama.repo.nii.ac.jp/record/17606/files/65-3_01-03_Page295to363_Kohyama.pdf 種子法廃止と種子条例制定に関する一考察]</ref><ref>渡辺周「30 年来の規制改革の波にのまれた農水省 引き金は自民党の小泉 PT」[[農山漁村文化協会]]編 『種子法廃止でどうなる?種子と品種の歴史と未来』75-76 頁</ref><ref>コメ価格急騰? 全国で種子条例急増の裏側”. 産経新聞. (2019年12月4日)</ref><ref>{{Cite web |url=https://smartagri-jp.com/agriculture/156 |title=種子法廃止は誰のためか──日本の農作物への影響と今後の課題 |publisher =SMART AGRI |date=2018-12-19 |accessdate=2025-08-25}}</ref>。
後に懸念されていた問題が表面化した。2023年、種籾を供給する「三井化学クロップ&ライフソリューション」がおよそ7年に渡り、産地偽装や純度不足などの問題を抱えた種子を販売していたことが発覚し、[[農林水産省|農水省]]は[[種苗法]]違反の疑いで「報告徴収命令」を出した。問題となったのは[[三井化学]]が開発したコメ品種「みつひかり」で、実際に交配不良が原因と思われる草丈の不揃いなどの症状が生じていたという<ref>{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/293466 |title=コメ農家が大混乱…三井化学のタネめぐる「詐欺的不正」と「出荷停止」はなぜ起きた? 刑事告発の動きも|publisher =東京新聞|
|accessdate=2025-08-25}}</ref>。[[令和の米騒動]]では、種籾不足が増産の足枷となった<ref>{{Cite web |url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1901478?page=2 |title=「農水省は現場を知らないのでは」届かぬコメ農家の嘆き “二転三転する政策”に種もみ不足… 食卓を揺るがすコメ問題の現場で何が?【チャント!大石邦彦が聞く】|publisher =TBS NEWS DIG|date=2025-05-10 |accessdate=2025-08-25}}</ref>。
===副幹事長に就任・厚労部会長として高齢者への「痛みを伴う改革」提言 ===
[[2017年]]8月より[[柴山昌彦]]とともに自民党筆頭副幹事長<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20170808-7QXS5G4TMBNVFAKGLHCKC44HUA/|title=自民・小泉進次郎筆頭副幹事長「下から数えて筆頭の思いで全力」 二階俊博幹事長も期待感
同年の[[第48回衆議院議員総選挙]]で4選。
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=== 環境大臣として国立公園内でメガソーラー等の再エネ発電所設置推進 ===
[[2019年]]9月11日、[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍第2次改造内閣]]で[[環境大臣]]として入閣。男性としては戦後最年少(38歳)で[[国務大臣|閣僚]]となった(女性には1998年に37歳で[[小渕内閣]]で[[郵政大臣|郵政相]]に就任した[[野田聖子]]や、2008年に34歳で[[麻生内閣]]少子化担当大臣になった[[小渕優子]]がいる)<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49651170Q9A910C1PP8000/ 小泉氏、38歳で初入閣 戦後3番目の若さ 男性では最年少 日本経済新聞]</ref>。
[[2020年]]9月16日、[[菅義偉内閣]]で
2020年10月、小泉は環境大臣として、[[国立公園]]内で[[再生可能エネルギー]]の発電所の設置を促す規制緩和をすると表明した。全国で34ある国立公園では発電所の新設を原則制限している。小泉は「いい案件があっても保護一辺倒で活用が進まない例もあり得る。保護と利活用の両立へ発想を転換する」と話し、自治体への[[太陽光発電]]等の導入を補助金で支援する方針を示し、太陽光発電を使う[[インフラストラクチャー|インフラ]]投資を後押し、加速する姿勢を示した<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65514820X21C20A0MM8000/ |title=国立公園で再生エネ発電促進 環境相、規制緩和の方針 |publisher =日本経済新聞 |date=2020-10-28 |accessdate=2025-08-26}}</ref>。
2021年3月、政府は[[地球温暖化対策推進法]]改正案を閣議決定し、太陽光発電所等の設置に必要な[[環境アセスメント]]の期間を大幅に短縮する仕組みを新設した。自治体は、再生可能エネルギーの「促進区域」を定め、事業者や住民らからなる協議会で合意した事業は環境アセスの手続きを短縮でき、[[農地法]]などの許可も不要にするなどの規制緩和を進めた。景観悪化などの問題を理由に[[メガソーラー]]等への反対運動が全国的に広がり、設置を規制する条例を作った自治体もあるが、小泉は「このトレンドを逆回転させ再エネを主力電源化する」と述べ、太陽光発電推進の強固な姿勢を露わにした<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGG023HU0S1A300C2000000/ |title=環境アセス短縮で再エネ後押し 温対法改正案を閣議決定 |publisher =日本経済新聞 |date=2021-03-02 |accessdate=2025-08-26}}</ref>。さらに[[環境省]]は2022年4月に[[自然公園法]]の施行規則を改正し、国立・国定公園内に設置可能な太陽光発電等の規制緩和を実施した<ref>{{Cite web |url= https://smart-flash.jp/sociopolitics/284812/1/1/ |title=阿蘇、釧路に続き知床でも…景観破壊の元凶「太陽光パネル」思い出される小泉進次郎氏「国立公園で再エネ促進」発言 |publisher =smart FLASH |date=2024-05-07 |accessdate=2025-08-26}}</ref>。
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[[2021年]]3月に自民党有志が結成した「選択的[[夫婦別姓|夫婦別氏]]制度を早期に実現する議員連盟」に参加し、同連盟の顧問に就任した<ref>[https://twitter.com/tayosei_hosetsu/status/1410912486228860933?s=21 当議員連盟の役員が決まりましたので公表します。105名の入会議員のうち、90名に役員になっていただきました。一日も早い実現に向けて、力を合わせて取り組んで参ります。]</ref>。
[[2021年自由民主党総裁選挙|
=== 環境大臣退任後 ===
[[ファイル:Fumio Kishida, Shigeru Ishiba and Shinjiro Koizumi 20240607.jpg|thumb|250px|right|[[2024年]]
[[2021年]]10月31日、[[第49回衆議院議員総選挙]]で5選<ref>{{Cite news |title=小泉進次郎氏 人気健在 スカジャンで支援感謝「胸を張りたい」 |url=https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/11/01/kiji/20211101s00042000202000c.html |newspaper=[[スポーツニッポン]] |date=2021-11-01 |accessdate=2021-11-19|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211103194609/https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/11/01/kiji/20211101s00042000202000c.html|archivedate=2021-11-03}}</ref>。
2022年2月10日に告示された自民党神奈川県連の会長選に立候補。自身が唯一の立候補者であったため無投票で選出され、その後の県連総務会で了承された。3月26日の県連会合で正式に会長就任が承認された<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202203260000400.html|title=小泉進次郎氏、神奈川県連会長就任が正式決定、4月1日から2年「地元から背中押してもらった」|newspaper=[[日刊スポーツ]]|date=2022-
[[2024年]]1月26日、衆議院[[安全保障委員会|安全保障委員長]]に就任<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202401260000974.html|title=小泉進次郎氏、安倍派閥議員の辞任で初の衆院安全保障委員長就任「緊張感持ちしっかり臨む」|newspaper=日刊スポーツ|date=2024-01-26|accessdate=2024-05-18}}</ref>。
=== 2024年自民党総裁選に立候補 ===
{{see also|2024年自由民主党総裁選挙}}
[[2024年]]9月6日、記者会見を行い、
目玉政策として「聖域なき規制改革」を掲げ「[[労働市場]]改革の本丸、[[雇用保護規制|解雇規制]]を見直す」と1年以内に規制を見直し、企業側に配置転換や希望退職の募集などを求める「解雇回避の努力」の緩和に意欲を示したが、小泉が掲げた[[正規社員の解雇規制緩和論|解雇規制緩和]]は、党内外から大きな反発を受け、13日の[[日本テレビ放送網|日テレ]]の番組では「緩和でも自由化でもない」と発言が二転三転する事態となった。父・純一郎と竹中平蔵が一丸となって推進した[[労働者派遣事業|派遣労働]]の規制緩和や、[[非正規雇用|非正規労働]]の増加を彷彿とさせ、それは、実質賃金の切り下げ、[[消費|可処分所得]]の減少による長期の[[デフレーション|デフレ]]を招き、[[少子高齢化]]を招いたと指摘されている<ref>「田中真紀子さんが斬る 自民党総裁選 「政治、ますます遠くなった」」毎日新聞24.9.30</ref><ref>「自民党総裁選:小泉氏、解雇規制の緩和否定 自民総裁選」毎日新聞24.9.14</ref><ref>「自民党総裁選:自民党総裁選 出馬表明、小泉氏「改革」連呼56回 父純一郎氏意識か」毎日新聞24.9.7</ref>。
いわゆる「[[厚生年金]]の106万円の壁」撤廃も併せて主張したが、[[アルバイト]]や[[パートタイマー]]がそれまで払わずに済んでいた
支持を表明した[[菅義偉]]が街頭で応援に立ち、1回目の投票で議員票1位を獲得するも、党員票が伸び悩み、党員・議員の双方から安定した人気を得ていた、[[石破茂]]、[[高市早苗]]の2人の後塵を拝す結果となった。
=== 自民党選挙対策委員長 ===
=== 政治資金規正法を巡り野党と対立 ===
2024年に議論を開始した[[政治資金規正法]]の再改正を巡り、小泉は自民党の政治改革本部の事務局長として、野党と対立した。[[政治献金]]のうち企業・団体献金を禁止して、[[政策活動費]]を廃止することを求めた野党に対し、小泉が主導した自民案は、政策活動費については、「その他の政治団体」などを経由すれば政策活動費を継続できる抜け道があると指摘され<ref>「「抜け道」修正、なお「抜け道」自民案「公開方法工夫支出」にブラックボックス批判」朝日新聞 24.12.14</ref>、政策活動費に関しては最終的に野党案を呑む形で抜け道は塞がれる形になった<ref>「少数自民「抜け道」断念 公開工夫支出、立憲の要求のむ」朝日新聞24.12.17</ref>。
翌年に小泉は政治献金規制に関する自民案を出し、そこでは企業・団体献金の全面禁止を求める[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]・[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]に対し、「自民党の弱体化を狙った作戦」と批判し、透明性を掲げることで対抗した。しかし、この案では自民党政党支部向けの企業団体献金のほんの一部だけが公開対象になるとして、批判を浴びた。小泉は「公開対象が5%というのは数の話で、金額ベースでは56%だ」と述べた<ref>「献金公開対象「56%は半透明だ」自民の規制法改正案、野田氏が批判」朝日新聞 25.3.1</ref><ref>「企業・団体献金 自公国案では現状温存」朝日新聞25.4.2</ref>。自民案の、年1000万円以上の寄付をした企業・団体名と献金額、献金先の内訳などを公表するとした内容は、元から公開するデータを合算するのみで、透明度を高めるものではなかった。その後
[[政党交付金]]の導入は、将来的に企業・団体献金を禁止する条件で始まったものだが、1994年に政治家個人への献金が禁じられたのみで、政党向けの規制は先延ばしになっている。企業の政治活動の自由は1970年の[[最高裁判所 (日本)|最高裁]]判決で認められているが、巨額寄付による[[金権政治]]の弊害は立法によって解決すべきであると同時に判断されている。献金によって、資金力の強い特定業界の意向ばかりが反映され、政策決定に歪みが生じている<ref>「規正法の再改正 企業団体献金禁じる時だ」毎日新聞 24.11.20</ref>。2022年の企業・団体献金の総額80億の9割は自民党を対象に行われていた<ref>「企業・団体献金、そろわぬ歩調 衆院政治改革特別委、議論再開」朝日新聞25.3.11</ref>。
=== 農林水産大臣 ===
[[ファイル:Shinjiro Koizumi and Shigeru Ishiba May 2025.jpg|thumb|250px|right|[[2025年]]
2025年5月、[[江藤拓]]農林水産大臣が[[佐賀県]]での講演会で「米を買ったことがない 売るほどある
小泉はコメ価格高騰の対策として従来の[[卸売|卸業者]]向けの競争入札の代わりに、[[政府備蓄米|備蓄米]]を[[小売|小売業者]]に随意契約で販売する方針を発表したが、この措置は国の財産について[[売買|売買契約]]を締結する場合は、原則として、競争に付さなければならないと定める[[会計法]]29条の3の1項に抵触する可能性が高いと指摘されている。過去備蓄米が[[随意契約]]で売却されたのは、災害時のみであり、政治判断による「[[超法規的措置]]」と言うほかなく、随意契約は競争入札と異なり、業者選定や価格設定の透明性の問題が生じかねず、特定の業者にのみ利益をもたらす可能性もあり、公平性を欠く可能性もある。卸業者を排除して価格を安くすることが目的なのであれば、参加資格を[[小売|小売業者]]に限定すればよく、入札を行わずに随意契約で売却することは不自然であると批判されている<ref>https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d5b4c666dfaad68b9f83a37fc113659e1f0a932f</ref>。
この随意契約で放出される米は、収穫後数年が経過した古古米、古古古米である<ref>https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1942867</ref>。[[主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律|食糧法]]の規定で国が保管する備蓄米は低温保管されているが、備蓄年数が経過するとともに少しずつ古米化と呼ばれる品質劣化が生じ、[[中性脂肪|中性脂質]]が酵素により分解され生じる[[ペンタナール]]や[[ヘキサナール]]といった[[脂肪酸|遊離脂肪酸]]により、'''古米臭'''と呼ばれる悪臭が生じる<ref>「イネ大辞典下巻」710-715頁</ref><ref>「米の辞典」177-198頁</ref>。低温環境で適切に保管されていた場合、収穫から1年程度の古米であれば、[[新米と古米|新米]]とさほど変わらない品質で食べることができる。しかし、収穫から2年以上が経過した古古米になると品質が劣化する<ref>https://www.fnn.jp/articles/-/837747</ref>。そのため、古古米以上の古いコメは食べられるとはいえ、従来は飼料用として処分されていたと指摘されている<ref> https://www.dailyshincho.jp/article/2025/05300605/</ref>。政府備蓄米の店頭販売が始まってから2週間後、調査会社が実際に食べた約1000人にアンケートを取ったところ、味や食感が劣ると62%が解答し、変わらない、を大きく上回る結果になった<ref>[https://web.archive.org/web/20250615074722/https://news.yahoo.co.jp/articles/356504d399bc659dd412f941aec84304f996a9b3 店頭販売開始から2週間 備蓄米「味・食感が劣る」6割超 「また食べたい」7割超]</ref>。
小泉は「コメ卸業者が営業利益500%増」といった発言を行い、これを受け一部の消費者が「コメ卸業者がコメの価格をつり上げている」と思い込み、誹謗中傷が殺到する事態に発展した。これについて[[帝国データバンク]]が事実関係を分析したところ、一般に営業利益率5%前後が標準的、10%以上で優良企業とされる中で、コメ卸の場合は過去10年で1%前後を推移しており、長らく輸送費や人件費の高騰を価格に反映できておらず、非常に低い利益率が続いていた。上場しているコメ卸の決算を見ても、売上高に対して営業利益が非常に少ない状態が続いており、「飲食料品卸」全体と比較しても、「儲け過ぎ」との指摘は当てはまらないとされた<ref>{{Cite web |title=コメ卸は「儲け過ぎ」? データで検証するコメ卸業界の現状 |url=https://news.yahoo.co.jp/articles/0330be45f05ca00baa8499ef3c7edd13b101d953 |website=帝国データバンク |date=2025-06-18 |access-date=2025-6-20 }}</ref>。
6月17日、[[日本経済団体連合会|経団連]]の筒井義信会長らと会談し、企業の農業参入の促進、デジタル技術を活用したデータ連携利活用の促進、[[スマート農業]]機械などの新技術の開発利用・促進や、高速通信環境の整備、そして国際的な[[サプライチェーン・マネジメント|サプライチェーン]]の強化といった4点について、具体的に検討していくことで合意した<ref name="J-CAST">{{Cite web |title=小泉進次郎農水相が「2000万円のコンバイン、普通買えますか?」農業機械のリース推進表明にネット困惑 |url=https://www.j-cast.com/2025/06/18505258.html |website=J-CASTニュース |date=2024-06-18 |access-date=2025-06-18 |publisher=J-CAST
同日、高価な[[自脱型コンバイン|コンバイン]]を農家が各戸で所有していることについて苦言を呈した。小泉は「『高い』と言われる農業機械だけども、むしろ例えばコンバインが今、2000万円で。米農家さんは2000万円のコンバインを1年のうち1ヶ月しか使わないんですよね」「むしろそれだったら、買うんではなくてレンタルや[[リース]]、こういったことがサービスとして当たり前の農業界に変えていかなきゃいけないんです」「農業機械も本来であれば、個人個人で持っていたら、どう考えたって経済的にペイしないのに買ってしまってる。そして売ってる。私はこういったことも変えなきゃいけないと思ってるんです」として、建設業界と比較して不効率とし、「今、[[建設業]]界を見ると、重機や建機のレンタルやリースって当たり前ですよね」「どこの中小企業の建設業界の皆さんが、例えばある1つの事業や案件にしか使わない数千万、数億の機械を全部持ってるかと言ったら、そんな形になってないわけで」と述べたが<ref name="J-CAST"/>、この小泉の言動については、1年の内、特定の時期に需要が集中する農業機械にリースは適さないとして、批判が殺到した<ref name="J-CAST"/>。
これを受け、農業機械大手の[[クボタ]]は「同一地域だと作業時間もかぶるため収益化が困難」「田植え機やコンバインは自走できないため、輸送に時間も費用もかかる。成り立つスキームではない」と否定的な見解を示している。[[農協]]の関連会社もかつてコンバインのリース事業を展開したが撤退に至っている<ref>{{Cite web |title=小泉農林水産相「農機、リースが当然」発言に批判 大手企業「成り立つスキームではない」 |url=https://www.sankei.com/article/20250620-NUNEVOOUKBHJXG3AU3RFHIU3LY/ |website=産経新聞 |date=2025-06-20 |access-date=2025-6-20 }}</ref>。
同日、ヤマザキライスの山崎能央代表と意見交換を行った<ref>{{Cite web |title=ヤマザキライス、農相と米政策談議 |url=https://www.agrinews.co.jp/news/index/313318 |website=日本農業新聞 |date=2024-06-18 |access-date=2025-06-18 }}</ref>。ヤマザキライスは、2020年の規制改革推進会議の農林水産ワーキンググループで、意見書を提出していた。ヤマザキライスは、現行の農産物検査規格の見直しを提言し、紙袋30kgから1000kgの[[フレキシブルコンテナバッグ|フレコンバッグ]]単位に検査単位を変更すること、一等、二等などのコメの等級制度を将来的に廃止すること、未検査米に産地、品種表示ができるようにすること、未検査米の表示撤廃、「魚沼産コシヒカリ」などの産地品種銘柄指定を見直し、全国的な品種銘柄を設定すること、などを提言した。政府はこれを受けて、規制改革実施計画を提言した。これは7月に閣議決定され、ヤマザキライスの提言をほぼそのまま受け入れた形になった。これは流通業者側にとっては利益に繋がるが、品質保証が不十分になり、消費者側には不利益になると指摘されている<ref name="鈴木54-56">{{cite book|和書|title=農業消滅 |author=鈴木宣弘 |pages=54-56}}</ref>。
6月20日、小泉は自らの[[X (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)|X]]アカウントに「[[Yahoo!ショッピング]]、対象のお米が最大20%OFFになるクーポンを配布。6月27日より令和6年産の銘柄米を5kgあたり実質価格3,000円台から販売開始|[[LINEヤフー|LINEヤフー株式会社]]」と特定企業の販売ページのリンクを掲載して投稿したが、公平性を欠いた[[利益誘導]]に当たるとして批判が殺到した<ref name="無能薬小泉">{{Cite web |url=https://www.jprime.jp/articles/-/37338 |title=小泉進次郎農水相、棚田視察を報告も“禁止用語”を使用で寄せられる批判と叱咤「問われる大臣の“素養”」 |publisher =女性自身 |accessdate=2025-07-01}}</ref>。
この投稿に関連して、[[川邊健太郎]]をはじめとするLINEヤフー関係者との「[[癒着]]」とも言える密接な関係が報じられた。川邊は小泉の政策ブレーン的な関係にあり、その発端は、2009年に日本版[[ダボス会議]]として発足した「G1サミット」で知り合ったことにあるとされる。2023年、小泉は[[千葉県]][[館山市]]にある川邊の迎賓館に招かれ、NPO代表の[[佐藤大吾]]、[[慶應義塾大学]]特任教授の[[若新雄純]]らと共に接待を受けている。小泉は[[ライドシェア]]推進を掲げているが、川邊も、政府の有識者会議でライドシェアの推進を求める意見書を提出するなどの一致点が見られ、支援の背景にあると見られている。総裁選当時、小泉を支援する「小泉進次郎ファクト」というウェブサイトが、匿名の「小泉進次郎応援団」によって設立されたが、川邊はこのサイトの運営に関与したとの証言がある<ref name="ヤフー川なべ">「SNSコメ投稿が"利益誘導"で大炎上 進次郎とヤフー 癒着の謎を解く」週刊文春 2025.7.10 126-129頁</ref>。
別の弁護士資格を持つLINEヤフー執行役員の人物も、小泉の後援者であり、選挙期間中は小泉の選挙事務所にほぼ常駐し、選対のメンバーとして支援を続けていた。この人物の配偶者である女性が事務担当を務める政治団体「イノ連」は、[[小林史明]](100万円)、[[村井英樹]](60万円)といった小泉に近い自民党議員の[[政治資金パーティー]]券を大量に購入していたことも判明している。一連の関係について、小泉は「特定の方や団体の意向で政策を推進することはない」としている<ref name="ヤフー川なべ"/>。
6月25日には、[[石川県]][[輪島市]]にある棚田『[[白米千枚田]]』を視察した様子を自らのXに投稿した際に、農水大臣でありながら、[[農林水産省|農水省]]が定める『特別栽培農産物に係る表示ガイドライン』で禁止されている「完全無農薬」という表現を使用したため、批判が殺到し、小泉は投稿を削除した<ref name="無能薬小泉"/>。
6月30日、[[青山和弘]](ジャーナリスト)が、「JAの大きな構造的な問題として、やはり銀行がくっついている。[[JAバンク]]は、108兆円の預金残高で、もうメガバンク並みですよね。実はそういうものが儲けの中心」になっているとし、農協改革に取り組む姿勢について質問したところ、小泉は「農林中金に関係する法律は、法改正の方向で今動いています」「私は改革の必要性はこれからもあると、私は基本的には思っています」と回答した<ref>{{Cite web |url=https://www.fnn.jp/articles/-/894734 |title=【小泉農水相語る米問題】「高く買い取ってもらえる所を農家さんが選べる環境を作るべき」農協改革巡り |publisher =FNNプライムオンライン |accessdate=2025-07-01|archiveurl=https://web.archive.org/web/20250630101910/https://www.fnn.jp/articles/-/894734|archivedate=2025-06-30}}</ref>。
===2025年自民党総裁選に出馬===
{{see also|2025年自由民主党総裁選挙}}
小泉は、2025年9月20日、都内で記者会見を開き、自民党総裁選への出馬を正式に表明した。農水相としての取り組みは流暢に話したものの、質疑応答の際には回答に詰まる場面もあり、記者から「選択的夫婦別姓」や「外交安全保障」などの質問が出ると、小泉は視線を下に向け、想定問答集とみられる資料をめくって資料を調べつつ、質問に答える様子が目立った。このような小泉の仕草に、「[[カンペ]]見まくってる」「自分の意見を語る時はカンペを一切見ない」「カンペ見過ぎて、それないと何も語れんのか」と批判が殺到した<ref>{{Cite web |url=https://www.j-cast.com/2025/09/21507645.html |title=小泉進次郎氏、総裁選出馬を正式表明 質疑応答で「カンペ連発」、決意表明とのギャップにSNSツッコミ |publisher =J-CASTニュース |date=2025-09-21 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
[[選択的夫婦別姓]]の導入や解雇規制緩和など急進的な主張を前面に出した1年前の総裁選から一転し、改革色を抑えて支持を広げる戦術を取った<ref>{{Cite web |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2025092000493 |title=小泉氏、安全運転の再挑戦 改革色抑制、はらむリスク―自民総裁選 |publisher =時事通信 |date=2025-09-21 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。小泉は政策に強いこだわりはなく、前回の総裁選で選択的夫婦別姓と解雇規制緩和を掲げ不評を買ったのも、[[財務省]]出身の[[村井英樹]]の提案をそのまま採用してしまったためだと言われる。今回は、財務省の先輩に当たる[[木原誠二]]が主導し、経済対策・物価高対策を主要政策に掲げる方向に軌道修正を図った<ref name="新潮">{{Cite web |url=https://www.dailyshincho.jp/article/2025/09200558/ |title=「進次郎氏はコントロールしやすいみこし」 小泉進次郎農水相が総裁選レースで有利とされる理由 一方、プライベートで懸念材料も |publisher =デイリー新潮 |date=2025-09-27 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
21日までに、小泉は公式[[TikTok]]アカウントを開設し、初投稿したが、コメント欄には批判が殺到した<ref>{{Cite web |url=https://jisin.jp/domestic/2517953/ |title=「日本のために政治家引退してくれ」若者層に人気の小泉進次郎 TikTok初投稿も…コメント欄大荒れのまさか |publisher =女性自身 |date=2025-09-23 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。「立て直す。国民の声とともに」と謳うXのコメント欄も閉鎖されており、「これでは『国民の声とともに』ではないのではないか」と疑問視する声がある。「なぜリプ欄を閉じているんですか?」「国民の意見を聞くつもりすらないのかな」「(国民の声を)聞く耳を持ってほしい」との不満の声が多数寄せられている。対象的に、総裁選で争う[[茂木敏充]]、[[小林鷹之]]、[[林芳正]]、[[高市早苗]]の「返信」欄にはコメントができ、コメントも閲覧できる<ref>{{Cite web |url=https://www.sankei.com/article/20250922-QV33IIVK6BB67OPB3S6NXFGVEM/ |title=小泉氏、Xのコメント欄閉鎖で「国民の声とともになのか?」 他の総裁選候補者はオープン |publisher =産経新聞 |date=2025-09-22 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
総裁選中に、小泉陣営の[[牧島かれん]]が、対立候補の高市早苗を中傷したり、小泉を賞賛する「やらせコメント」を書き込むよう指示していたことが発覚した。小泉は[[ニコニコ動画]]の「総裁候補vs中高生『日本の未来』討論会」に出席した中で、自身の陣営による「[[ステマ]]指示問題」に関する質問に答えた。参加者の高校生が、「この件は言論の自由や選挙の公正さにかかわり、[[民主主義]]を揺るがしかねない事態だと考えます。今後の政治活動において、民主主義と言論の自由をどう守っていくのか」と問うと、小泉は、「最終的には私の責任」としつつも、回答のほとんどが、牧島に「殺害予告や爆破予告が寄せられている」状況と経緯の説明に終始し、質問の本筋である「理念の守り方」を無視した。このような問答に対し、論点をずらしており、論理的な回答ができていないと批判された<ref>{{Cite web |url=https://www.jprime.jp/articles/-/38514 |title=自民党・小泉進次郎氏、生配信でのステマコメントを巡る高校生からの質問に“噛み合わない”回答をして国民失笑 |publisher =週刊女性PRIME |date=2025-09-29 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
9月30日、[[週刊文春]]が、[[神奈川県第9区|神奈川9区]]の支部長を務めていた[[中山展宏]]が直近1年間に勧誘した党員の826人が無断で離党させられていたことを報じた。離党させられた党員の9割超が、総裁選の対立候補である高市早苗に前年の総裁選で投票していたとされ、物議を醸した。小泉は「初めて知ったところであり、全く関知していない」と説明し、「自らに有利になるように私や私の関係者が何らかの動きをしたかのように印象付ける内容」と抗議した<ref>{{Cite web |url=https://www.sankei.com/article/20251001-B3LU2L4TBBGG5H2JULRXRAMSCM |title=小泉進次郎氏、地元・神奈川県で「高市派自民党員が離党させられていた」文春報道に抗議 |publisher =産経新聞 |date=2025-10-01 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
自民党総裁選は10月4日、投開票が行われた。1回目投票で小泉は議員票80・党員票84・計164票で2位につけ、議員票64・党員票119・計183票で1位の高市早苗と決選投票に進んだ。決選投票では、議員票149・都道府県票36・計185票だった高市に対して、小泉は議員票145・都道府県票11・計156票に留まり、高市が自民党第29代総裁に選出された<ref>{{Cite web |url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2025100400343&g=pol/ |title= 自民新総裁に高市氏 決選投票、小泉氏下す―15日、初の女性首相に・「新しい時代刻む」:時事ドットコム |publisher =時事ドットコム |date=2025-10-04 |accessdate=2025-10-04}}</ref>。
== 年譜 ==
* 1981年([[昭和]]56年)4月 - 神奈川県横須賀市で生まれる。
* 1988年(昭和63年)4月 - [[学校法人関東学院|関東学院]]付属の[[関東学院六浦小学校]]に入学。
* 2004年([[平成]]16年)3月 - [[関東学院大学]][[経済学部
* 2005年(平成17年)9月 - [[コロンビア大学]][[大学院]]にて[[修士]]課程をスタート<ref name="
* 2006年(平成18年)
** 5月 - コロンビア大学
** 6月 - [[戦略国際問題研究所]]([[戦略国際問題研究所|CSIS]])非常勤研究員。
* 2007年(平成19年)9月 - 父・[[小泉純一郎]]衆議院議員の私設秘書。
272 ⟶ 270行目:
* 2014年(平成26年)12月 - [[第47回衆議院議員総選挙]]に神奈川11区から出馬し、3選。
* 2017年(平成29年)10月 - [[第48回衆議院議員総選挙]]に神奈川11区から出馬し、4選。
* 2019年([[令和]]元年)8月 - フリーアナウンサーの[[滝川クリステル]]との結婚の予定{{efn|この報道の第一報の時点では婚姻届未提出であったため。[[#
* 2020年(令和2年)1月 - 第1子男児が誕生<ref name="読売20200117"/>。
* 2021年(令和3年)10月 - [[第49回衆議院議員総選挙]]に神奈川11区から出馬し、5選。
* 2023年(令和5年)11月 - 第2子女児が誕生<ref name="ORICON20231122">{{Cite web |title=滝川クリステル、第2子女児出産を報告「新生児をこの腕に抱く幸福感は想像以上でした」 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2303571/full/ |website=ORICON NEWS |date=2023-11-22 |access-date=2024-09-07}}</ref>。
* 2024年(令和6年)10月 - [[第50回衆議院議員総選挙]]に神奈川11区から出馬し、6選。
== 選挙歴 ==
[[小選挙区比例代表並立制]]が導入された当初は[[重複立候補制度|重複立候補]]を辞退した議員も多数存在したが、近年は[[安倍晋三]]元総理や[[石破茂]]総理ですらも重複立候補を行っている(総理在任時を除く)中で、小泉は父の純一郎とともに現職総裁および党の内規により重複立候補が出来ない73歳以上の候補者を除く自民党公認候補の中で{{efn|総裁が写った掲示済みの党のポスターの掲示が公選法が禁じる事前運動に当たり、自身の小選挙区のある都道府県以外の同一比例ブロックにある他の都道府県において、当該ポスターを撤去する必要があることが挙げられるため、総裁は重複立候補を行わない。}}唯一重複立候補を辞退し、[[公明党]]からの推薦も受けていない{{efn|[[三重県第5区|三重5区]]で活動していた[[三ツ矢憲生]]も[[第45回衆議院議員総選挙]]から[[第48回衆議院議員総選挙|第48回]]まで公明党からの推薦は受けていたものの重複立候補を辞退していたが、[[第49回衆議院議員総選挙|第49回]]には出馬せず政界引退。公明党からの推薦を受けていない候補は[[平沢勝栄]]や[[第26回参議院議員通常選挙|2022年の参院選]]での[[小野田紀美]]などの例が存在する。}}。
{{選挙歴
|衆|当落1=当 |選挙名1=45 |年齢1=28 |得票数1=150,893 |政党名1=[[自由民主党 (日本)|自由民主党]] |得票率1=57.09% |定数1=1 |得票順1=1 |候補者1=5 |執行日1=[[2009年]]
|衆|当落2=当 |選挙名2=46 |年齢2=31 |得票数2=184,360 |政党名2=自由民主党 |得票率2=79.86% |定数2=1 |得票順2=1 |候補者2=5 |執行日2=[[2012年]]
|衆|当落3=当 |選挙名3=47 |年齢3=33 |得票数3=168,953 |政党名3=自由民主党 |得票率3=83.28% |定数3=1 |得票順3=1 |候補者3=2 |執行日3=[[2014年]]
|衆|当落4=当 |選挙名4=48 |年齢4=36 |得票数4=154,761 |政党名4=自由民主党 |得票率4=78.02% |定数4=1 |得票順4=1 |候補者4=4 |執行日4=[[2017年]]
|衆|当落5=当 |選挙名5=49 |年齢5=40 |得票数5=147,634 |政党名5=自由民主党 |得票率5=79.17% |定数5=1 |得票順5=1 |候補者5=2 |執行日5=[[2021年]]
|衆|当落6=当 |選挙名6=50 |年齢6=43 |得票数6=129,779 |政党名6=自由民主党 |得票率6=72.3% |定数6=1 |得票順6=1 |候補者6=3 |執行日6=[[2024年]]
}}
== 政策・主張 ==
公式ページでは、以下の項目を主要政策にあげている<ref>[https://shinjiro.info/ 主要政策]</ref>。
*くらしを守る[[インフレーション|物価高]]への対応
*経済のダイナミズムの回復
*令和の[[政治改革]]
299 ⟶ 297行目:
*[[社会保障]]改革
*外交・防衛力の強化
*[[日本における憲法改正の議論|憲法改正]]
=== 経済・財政 ===
* [[ライドシェア]]や人材の流動化はじめ、[[正規社員の解雇規制緩和論|解雇規制]]の見直しなど、雇用の[[規制緩和]]に積極的であり<ref>{{Cite web |url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240919/k10014585891000.html |title=自民総裁選 候補者は支持拡大に向けた動き活発化【9月19日】 |accessdate=2024-10-01}}</ref>、[[新自由主義]]的な立場であるとされる<ref>{{cite web |author=[[中北浩爾]]|url= https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/nakakitakoji/comments | title= 自民党総裁選「世代交代」求める動き…“2人の40代議員”目指すものは? | publisher=[[Yahooニュース]]| date=2024-8-17 | accessdate=2024-8-21 }}</ref><ref>[https://www.tokyo-np.co.jp/article/353803 「進次郎政権」なら…菅義偉氏が操縦しそうな雲行き 自民党の悪い癖「傀儡政治」が再来?何が起こる?](東京新聞、2024年9月13日)</ref>。
* 「[[財政健全化]]に向けて、国と地方をあわせた[[基礎的財政収支]]を2025年度に黒字化する政府の目標について、どう考えるか」との問いに対し、2021年のNHKのアンケートで「先延ばしはやむを得ない」と回答{{Sfn|NHK 神奈川11区(2021年衆院選)}}。
* 大企業や所得の多い人への課税を強化し、国の財源に充てることについて、2021年の[[日本放送協会|NHK]]のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答{{Sfn|NHK 神奈川11区(2021年衆院選)}}。
* [[アベノミクス]]について、2017年の[[朝日新聞社]]、
* 2016年6月1日、[[安倍晋三]]首相は記者会見し、2017年4月に予定していた[[消費税]]率の10%への引き上げを2019年10月まで2年半延期すると発表した<ref>{{cite web |author=広川高史、高橋舞子 |url=https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-06-01/O82GWE6KLVRN01 | title=安倍首相:消費増税の2年半延期を正式発表-参院選で信問う | publisher=ブルームバーグ | date=2014-11-18 | accessdate=2024-8-21 }}</ref>。消費増税の先送りについて、2017年の朝日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|朝日新聞社 小泉進次郎(2017年衆院選)}}。
*「交渉参加に賛成。交渉の中で勝ち取るべきは勝ち取る」との立場をとる<ref>[https://www.townnews.co.jp/0501/2012/11/30/167731.html 増税・原発・TPPで舌戦 衆院公開討論会で3人] タウンニュース 2012年11月30日</ref>。[[環太平洋パートナーシップ協定|TPP]]が自民党の政策になる以前からこの立場をとっており、当時は反対派が多かった党内で、賛成派は少数だけに「血まみれになっている」と述べていた<ref>『プレジデント』2011年8月15日 プレジデント社</ref>。
* 2017年4月13日、[[日本経済新聞]]のインタビューに応じ、将来の社会保障制度について「真の全世代型にする」と述べた。「自民党が高齢者偏重を助長してきた面もある」という指摘に対しては「これは政治の責任がある。60歳以上は投票率が7割、20代は3割くらいの中でどちらの声が大きいか。全ての予算の裏にはそういった人たちがいる。ここと真剣に向き合っていかないといけない。こども保険はその覚悟の表れでもある」と主張。「消費税率を引き上げる選択肢はないのか」という疑問に対しては「8%から10%に上がるのは2年後だ。使い道は決まっている。新しいことをやるには10%以上の消費増税の話を決め、理解を得て執行されない限りできない。何年かかるのか。筋論として消費税はそうだと思うが、現実的な解としてはない」と答えた<ref>2017/4/14 日本経済新聞 朝刊</ref>。[[経済学者]]の[[田中秀臣]]は、[[財務省]]の消費増税路線やその背景にある財政再建主義に親和的であると評している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20160903-GMU4VD46GVLB5NZ3UEXGOHPTFA/3/|title=財務省の「使い捨て議員」小泉進次郎はポスト安倍にはなれない 田中秀臣(上武大学ビジネス情報学部教授) |publisher=[[産経新聞]]|date=2016-09-03|accessdate=2018-03-01}}</ref>。
* 自民党内で浮上した教育国債案については、「次世代への負担のつけ回し」と批判的な立場を取る<ref name=nikkei20180214>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26846940T10C18A2PP8000/|title=安倍1強 財政再建で挑む 問われる歳出改革 |publisher=[[日本経済新聞]]|date=2018-02-14|accessdate=2018-03-01}}</ref>。代案として[[社会保険|社会保険料]]に上乗せして徴収する「[[こども保険]]」を提唱した{{R|nikkei20180214}}。
=== 外交・安全保障 ===
* 5兆円を超えている[[軍事費|防衛費]]について、今後さらに強化すべきとし、また、その財源確保のための防衛増税に賛成としている<ref name=nhk2024>{{Cite web|和書|url= https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2024/survey/52157.html |title= 候補者アンケート神奈川11区 |publisher=[[NHK]]|accessdate= 2024-10-30}}</ref>{{Sfn|NHK 神奈川11区(2021年衆院選)}}。
* [[敵基地攻撃能力]]を持つことについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2021年衆院選)}}。
* [[普天間基地移設問題|普天間基地]]の[[辺野古]]移設問題について、2012年、2021年の[[毎日新聞社]]のアンケートで回答しなかった{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2012年衆院選)}}{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2021年衆院選)}}。
* アメリカ合衆国との同盟関係を強化することについて、2021年の[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]のアンケートで回答しなかった{{Sfn|日本テレビ 小泉進次郎(2021年衆院選)}}。
*「[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2014年、2017年の朝日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|朝日新聞社 小泉進次郎(2014年衆院選)}}{{Sfn|朝日新聞社 小泉進次郎(2017年衆院選)}}。
* 2012年9月11日、日本政府は[[尖閣諸島国有化|尖閣諸島を地権者から20億5000万円で購入し国有化]]した<ref>{{cite web | author= |url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120911/t10014935511000.html | title=尖閣諸島を国有化 | publisher=NHK | date= | accessdate=2024-8-22 | archivedate=2012-9-13 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20120913212020/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120911/t10014935511000.html }}</ref>。[[国有化]]を評価するかとの問いに対し、2012年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2012年衆院選)}}。
* [[徴用工訴訟問題|徴用工訴訟]]などの歴史問題をめぐる[[日韓関係|日韓の関係悪化]]についてどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2021年衆院選)}}。
* 日本による過去の[[植民地主義|植民地支配と侵略]]を認めて謝罪した「[[村山内閣総理大臣談話「戦後50周年の終戦記念日にあたって」|村山談話]]」の見直し論議について、2014年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2014年衆院選)}}。
335 ⟶ 332行目:
=== 憲法 ===
* [[日本国憲法|憲法]][[日本における憲法改正
* [[日本国憲法第9条|憲法9条]]への[[自衛隊]]の明記について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答{{Sfn|NHK 神奈川11区(2021年衆院選)}}。
* 憲法を改正し[[国家緊急権|緊急事態条項]]を設けることについて、2017年、2021年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2017年衆院選)}}{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2021年衆院選)}}。
343 ⟶ 340行目:
* 「[[原子力発電]]への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2021年のNHKのアンケートで「下げるべき」と回答{{Sfn|NHK 神奈川11区(2021年衆院選)}}。
* 安倍内閣による[[森友学園問題]]・[[加計学園問題]]への対応について、2017年の朝日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|朝日新聞社 小泉進次郎(2017年衆院選)}}。
* [[学校法人森友学園|森友学園]]への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在を初めて認めた<ref>{{Cite web|和書| author= | url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/102572 | title=「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上 | publisher=東京新聞 | date=2021-5-6 | accessdate=2023-5-8 }}</ref>。しかし5月13日、[[菅義偉]]首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した<ref>{{Cite web|和書| author=石井潤一郎 | url=https://www.asahi.com/articles/ASP5F61XXP5FUTFK007.html | title=菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認も | publisher=朝日新聞 | date=2021-5-13 | accessdate=2023-5-12 }}</ref>。[[2021年自由民主党総裁選挙|9月の自民党総裁選挙]]で総裁に選出された[[岸田文雄]]も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した<ref>{{Cite web|和書| author=皆川剛 | url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/136218 | title=岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」| publisher=東京新聞 | date=2021-10-11 | accessdate=2023-5-12 }}</ref>。国の対応をどう考えるかと
* 首相の[[靖国神社問題|靖国神社参拝]]について、2014年、2017年の朝日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|朝日新聞社 小泉進次郎(2014年衆院選)}}{{Sfn|朝日新聞社 小泉進次郎(2017年衆院選)}}。
* 「[[ドナルド・トランプ]][[アメリカ合衆国大統領|大統領]]を信頼できるか」との問いに対し、2017年の毎日新聞社のアンケートで回答しなかった{{Sfn|毎日新聞社 小泉進次郎(2017年衆院選)}}。
351 ⟶ 348行目:
* [[炭素税]]などの[[炭素価格|カーボンプライシング]]について「議論を深める必要がある」と述べた<ref>{{Cite web|和書|title=COP25で脱石炭示せず 小泉環境相「見直しに向け尽力」|url=https://mainichi.jp/articles/20191217/k00/00m/040/190000c|website=毎日新聞|accessdate=2020-01-22|language=ja}}</ref>。炭素税の導入に前向きであるとされる。
* 環境大臣として、前任の[[原田義昭]]が推し進めた[[レジ袋#レジ袋有料化(日本)|レジ袋有料化]]を2020年7月に施行した<ref>{{Cite web|和書|title=小泉環境相、レジ袋辞退率「年末までに6割」 3割から引き上げ |url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60787950V20C20A6I00000/ |website=日本経済新聞|accessdate=2020-08-11|language=ja}}</ref>。有料化の目的は、ゴミ削減ではなく国民の意識啓発であるとの見解を示した<ref>{{Cite web|和書|title=小泉進次郎環境相に杉村太蔵が直撃! 今なぜレジ袋有料化か|url=https://news.livedoor.com/article/detail/18707062/ |website=ライブドアニュース|accessdate=2020-08-11|language=ja}}</ref>。実際、有料化の効果によるものであるかは定かでないものの、レジ袋の流通量は2019年から2021年までの間に約10万トン減少している<ref>{{Cite web |title=【親子で学ぼう時事問題】プラスチック削減と資源循環社会 {{!}} 経済産業省 METI Journal ONLINE |url=https://journal.meti.go.jp/p/28931/#:~:text=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B,%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 |website=journal.meti.go.jp |date=2023-08-24 |access-date=2024-08-30 |language=ja}}</ref>。
* 大学生の[[奨学金]]返済をめぐる問題について、2024年の自民党の討論会にて、党学生部に所属する男性から「40歳まで返済が続く中で結婚や子育てができるのか不安な声が上がっている」と質問されたが、小泉は「大学に行くのがすべてではない」「これからの時代、求められているところはいっぱいある」「手に職をつければ大学を出てからの所得と遜色なく稼げるようなキャリアが今は作れる」と答えた <ref>{{Cite web|和書 |url= https://www.sponichi.co.jp/society/news/2024/09/16/kiji/20240916s00042000353000c.html |title= 小泉進次郎氏「大学に行くのがすべてじゃない」 奨学金返済負担めぐる質問に…ネット「論点ずれてる」の声 |publisher=スポニチ |date=2024-09-16 |accessdate=2024-09-16}}</ref>。
==政治資金==
===政治資金パーティー===
小泉は[[政治資金パーティー]]の開催回数が多く、利益率も高い。資金管理団体「泉進会」の政治資金収支報告書によると、2022年には総額8578万円の収入を得て、利益は約6476万円だった。「派閥のパーティーは禁止する。人事とカネがついて回るのが派閥だったら、派閥はなくす。今回はこの結論以外にはない」と発言していたこともあり、批判を集めた<ref>https://www.news-postseven.com/archives/20240220_1942483.html?DETAIL</ref>{{Efn| 政治資金パーティー券は20万円以下であれば支払い者の公表がなされないため、企業が政治家に見返りを求めて多額の献金を行う場合、関連企業に名義貸しを頼むことがある。政治家に500万円を献金する場合に関連企業100社に分けてパーティー券購入をした場合、上限規制も支払い者の公表も回避することができ、メディアや市民の監視の目も逃れることができる<ref name="プレジデント2016.4.18">プレジデント 2016.4.18 132-133頁</ref>}}。
2018年から2022年にかけて通算55回のパーティーを開催して、その総額は3億3537万円だった。これとは別に「オンライン研修会」が計上され、収入は4回で計1528万円だった。[[政治資金パーティー収入の裏金問題]]が問題視されたこともあり、パーティーに依存する構図が問題視された。禁止されている企業献金の抜け道になっているとも指摘されている<ref>https://www.tokyo-np.co.jp/article/355545</ref>。
===ポスター費用に関する疑惑===
代表を務める「自由民主党[[神奈川県第
=== 刑事告発 ===
2024年10月、代表だった「自民党神奈川県支部連合会」は2022年、同県内の党支部に計約698万円を支出したのに記載しなかった上、同年開催の政治資金パーティー収入についても、計40万円分を記載しなかったとして、[[神戸学院大学]]の[[上脇博之]]教授が小泉を[[告訴・告発|刑事告発]]した<ref>https://www.ehime-np.co.jp/article/ky202410110232000010</ref>。
== 活動 ==
[[ファイル:William Hague and Members of the UK-Japan 21st Century Group 20130502.jpg|thumb|200px|[[2013年]]
=== 日経・CSISバーチャルシンクタンク ===
[[日本経済新聞社]]と米国戦略国際問題研究所[[戦略国際問題研究所|CSIS]]とで設立された[[日経・CSISバーチャル・シンクタンク]]に[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]に在籍していた[[前原誠司]]・[[長島昭久]]・[[近藤洋介 (政治家)|近藤洋介]]・[[玄葉光一郎]]、[[みんなの党]]に在籍していた[[浅尾慶一郎]]、自民党の[[林芳正]]・[[西村康稔]]・[[齋藤健]]・[[岩屋毅]]等と共に、政治フォーラムとして在籍している。上級アドバイザーは[[石破茂]]が務めている。CSIS上級顧問兼日本支部長である[[マイケル・グリーン (政治学者)|マイケル・グリーン]]はCSIS在籍時に秘書として従事した上司であり、直接指導を徹底的に施して小泉を親米派として作り上げることに成功した人物であると[[評論家]]の[[中田安彦]]は解説している<ref>『アメリカ権力者図鑑 崩壊する世界派遣国の今を読み解く』(中田安彦 副島隆彦 共著) [[日本文芸社]]</ref>。
373 ⟶ 371行目:
==人物==
=== 発言 ===
{{Wikiquote}}
==== 「進次郎構文」について ====
小泉は公の場において、独特な発言を多く残していることで知られている。これらの発言は、ネット上では「小泉構文」や「進次郎構文」などと揶揄されることもある<ref>{{Cite web|和書|title=TikTokでバズる“小泉進次郎構文”に「子どもの質問に逆質問で答えない」の新例追加!自民党内の存在感希薄も迷言は健在 |url=https://www.jprime.jp/articles/-/25295 |website=週刊女性PRIME |access-date=2022-10-29 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=ファミマ、「進次郎構文」でセールをPR? 「公式がまさかの」「攻めてる」SNS驚き |url=https://www.j-cast.com/2022/10/19448415.html |website=J-CAST ニュース |date=2022-10-19 |access-date=2022-10-29 |language=ja}}</ref>。下記に一部を列挙する。
* 小泉が初出馬をする予定の衆院選を控えた[[2009年]]5月に、横須賀市内の祭りで[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]候補の予定者であった[[横粂勝仁]]から握手を求められたが応じずに、小泉が[[市民]]と握手し続ける様子が撮影された動画が[[YouTube]]で25万回再生され、批判のコメントが投稿された。2009年7月の[[産経新聞]]の取材に対し、「恐らくそういう風に受け止められることは予想がついた」、「私にとって祭りとは[[有権者]]の方との握手の機会、ふれ合いの機会だから、一人でも多くの有権者と、一秒でも多くふれ合いたい。あの時は[[マスコミュニケーション|マスコミ]]の方もたくさんきていた。何もあの場所でそういうこと(対立候補との握手)をすることもないと思った」、「横粂さん本人に対して何も思いはない。一緒に頑張っていきたい」、「顰蹙を買ってしまったとしたら大変残念です」と述べている<ref>{{Cite news|url = http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090726/elc0907261436004-n1.htm|title = 小泉進次郎氏、Youtube「握手無視」動画で初めて釈明 「有権者とふれ合いたかった」|newspaper = [[MSN産経ニュース]]|date = 2009-07-26|archiveurl = https://web.archive.org/web/20090727150939/http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090726/elc0907261436004-n1.htm|archivedate = 2009年7月27日|deadlinkdate = 2017年10月}}</ref>。
* [[2010年]]1月、[[民主党幹事長]]・[[小沢一郎]]の[[陸山会事件]]で現職国会議員1人を含む元秘書3人が[[逮捕]]されても民主党内部から批判の声が出ないことに「自由があるのが自由民主党、自由がないのが民主党。まさに党名が表しているなと思いますよ」と述べた。
* 2010年11月10日の衆議院[[予算委員会]]の質問の中で、[[尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件]]に関し、「そもそも、([[日本国政府|政府]]がビデオを)もっと早く公開していれば、流出事件も起きなかったんですよ」と発言した<ref>{{Cite web|url=https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigirokua.nsf/html/kaigirokua/001817620101110008.htm|title= 衆議院 第176回国会 予算委員会 第8号(平成22年11月10日(水曜日)) |accessdate=2025-07-08|publisher=衆議院}}</ref>。
* [[日本の慰安婦問題|慰安婦問題]]について「まあ、この議論というのは、どう議論をしてもね。その結末をね、どうするのか考えたときに、一体誰が得をする議論になるのかね。これは非常に難しいところ、ありますしね。この前(大型連休中)、[[イギリス]]の会議に行ったときも、やはりこの歴史の問題というのは、おそらく日本で報じている以上に、(諸外国では)関心を持ってみてますよね」「そういった中で、この歴史というのは政治家だけがね、議論をするべきことじゃなくて、有識者だったり歴史の専門家だったり。そういったところで、しっかりと研究をして、いろんな方と議論して判断していただく問題もありますから。これはもう、そちらの手に委ねた方がいいんじゃないですか」と発言している<ref>[https://www.sankei.com/article/20130519-Y4T2FNZV4FPBPGYIB6ARKKRZNU/ 慰安婦問題のしつこい質問にブチ切れ寸前?] 産経新聞 2013年5月19日</ref>。
* [[安倍晋三]]総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙について、[[福島市]]内で記者団に対し、みずからは立候補しないとしたうえで、「[[河野太郎]][[防衛大臣]]が出るのであれば応援したい。[[防衛省]]と[[環境省]]の連携を深める中で、省庁や[[永田町]]の難しい壁を越えなければできない改革も一緒に突破できる可能性を感じた」と話した<ref>{{Cite web|和書 |title=小泉環境相 総裁選立候補せず 河野防衛相立候補の場合には支援 |url=https://web.archive.org/web/20200902203754/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200830/k10012591291000.html |accessdate=2020-08-30 |publisher=NHKニュース}}</ref>。
* 2019年9月22日に開かれた[[国際連合|国連]]の気候行動サミットにて環境大臣として参加した際、別の出席者である[[気候変動に関する国際連合枠組条約|国連気候変動枠組み条約]]前事務局長の[[クリスティアナ・フィゲレス]]の言葉を引用し、「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきです」と発言し、大手海外メディアも報じるほどに国内外で物議を醸した<ref name="fnn0926">{{Cite web|和書|url= https://web.archive.org/web/20200530012510/https://www.fnn.jp/articles/-/14039 |title= 小泉大臣「セクシー発言」ナゼ炎上?説明は野暮?記者とのやりとりの全容を検証 |accessdate=2019/12/12|publisher= FNN.jpプライムオンライン}}</ref>。
** 同サミットでの「今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っています」との発言は「進次郎構文」の典型とされる<ref>{{Cite web |url=https://mainichi.jp/articles/20240910/k00/00m/010/100000c |title=「進次郎構文」≠同語反復 言語学者が読み解く小泉氏独特の言葉 |publisher =毎日新聞 |date=2025-09-11 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
** また、記者の「温室効果ガスの削減を進める環境省の大臣が(温室効果ガスを排出する牛の)ステーキを毎日でも食べたいと発言すると矛盾が生じるのではないか」という趣旨の質問に対し「毎日でも食べたいということは毎日でも食べているという訳ではないです」、「でも、好きな物食べたいことありません?」、「皆にばれないようにステーキを食べている方が嘘くさくないですか?」と釈明している<ref>{{Cite web
| last =
| first =
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| accessdate = 2024-09-07
}}</ref>。
*2019年12月11日、第25回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP25)での日本の消極的姿勢が理由で日本が[[気候行動ネットワーク|化石賞]]に選ばれた際は、「驚きはない。授賞理由で、まさに私が言ったポイントを挙げていただいた。的確に国際社会に発信できている」と発言した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/articles/ASMDD0298MDCULBJ01Z.html|title=小泉環境相の演説にNGO「化石賞」 日本は受賞2回目|accessdate=2021-10-02|publisher=[[朝日新聞]]|date=2019-12-12}}</ref>。
* [[2021年]]3月18日に[[J-WAVE]]で放送された番組『[[Jam the WORLD]]』に出演した際、「プラスチックの原料って石油なんですよね」「意外にこれ知られてないケースがある」と発言し、[[インターネット]]上を中心に物議を醸した<ref>{{Cite web|和書|title=小泉進次郎大臣「プラスチックの原料って石油なんです」発言が炎上→とあるアンケートでは16%が知らない |url= https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a100ee42d271c1d77c041ebe10f0b9c6a387e1df | accessdate=2021-10-05 | publisher= Yahoo!ニュース}}</ref>。
* [[2021年]]4月23日のニュース番組『[[NEWS23]]』([[TBSテレビ|TBS]])に出演した際に温室効果ガス削減目標26%から46%に引き上げたことについて「くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら、浮かんできたんです。“46”という数字が」「シルエットが浮かんできたんです」と発言して炎上した<ref>{{Cite web|和書 |url=https://times.abema.tv/articles/-/8655586 |title=「受け手とのギャップがある。また炎上した」小泉環境相、NEWS23の「“46”という数字がおぼろげながら浮かんできたんです」発言を説明 |publisher=ABEMA TIMES |date=2021-04-24 |accessdate=2022-06-17}}</ref>。
*2022年5月20日、小泉は[[昆虫食]]を研究する[[近畿大学]]の学生の訪問を受け、勧められるがままにカイコの蛹を口にし、「オレ、今、食べているって感じ」と感想を述べた。議員5人が同席する中で、学生は持参した[[コオロギ]]、[[ハエ]]の幼虫、[[アメリカミズアブ]]の幼虫、[[セミ]]の幼虫、の燻製や乾物を紹介し、最初は戸惑った議員たちも「濃厚で、カリカリとしたかつお節を食べているみたい」と感想を口にした<ref>{{Cite web |url=https://mainichi.jp/articles/20250406/ddm/012/070/016000c |title=昆虫食、食糧危機救う「オレ、今、食べてる」 小泉進次郎氏も関心 議員会館で昆虫食 |publisher =毎日新聞 |date=2022-05-24 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
* また、気候変動サミットでの訪米時に[[ステーキ]]を「毎日でも食べたいね」と発言し、訪米初日にステーキを食した。その後、牛の飼育は[[温室効果ガス]]を比較的多く出すという指摘を記者から受けると、「ステーキと気候変動の関連がニュースになるなら、環境問題を考える良いきっかけになると思う」と述べた<ref>{{Citation|title=小泉進次郎大臣「ステーキ」と「温暖化」で直撃|url=https://www.youtube.com/watch?v=khzvHS9m6UE|language=ja-JP|access-date=2022-10-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書 |title=小泉大臣「毎日ステーキ…」温暖化に逆行?と問われ |url=https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000165222.html |website=テレ朝news |access-date=2022-10-29 |language=ja}}</ref>。
* 日本国内で[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルスの感染]]が発生している中、2020年の2月16日に開かれた[[新型コロナウイルス感染症対策本部]]を欠席。小泉は後援会の予定を変更せず、神奈川県横須賀市の後援会に出席した。[[予算委員会|衆議院予算委員会]]で野党からの追及を受け、[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]の[[本多平直]]から「『反省をしている』と言うが、本当に悪いと思っている謝り方なのか」と謝罪を求められると、小泉は「私が会議を欠席し、地元の会合に出席をしてきたことは問題であるという指摘を受け、改めて私としては真摯に受け止めて反省している。『反省をしているとは言っているけれど、反省の色が見えない』というのは、まさに私の問題だ。なかなか反省が伝わらない自分に対しても反省をしたい」などと「反省」という言葉を何度も口にして釈明を繰り返し、最後まで謝罪を拒んだ<ref>{{Cite web|和書|title=「反省が伝わらない自分に対しても反省」小泉環境相 {{!}} 注目の発言集 |url=https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/30534.html |website=NHK政治マガジン |access-date=2022-10-29 |language=ja |last=日本放送協会}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=小泉氏「反省伝わらぬことを反省」 複雑釈明も謝罪拒否:朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASN2N5KG5N2NUTFK00M.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2020-02-20 |access-date=2022-10-29 |language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20230405173703/https://www.asahi.com/articles/ASN2N5KG5N2NUTFK00M.html?iref=ogimage_rek|archivedate=2023-04-05}}</ref><ref>{{Cite news|title=小泉環境相、反省重ね謝罪拒否|url=https://jp.reuters.com/article/idJP2020022001001852|work=Reuters|date=2020-02-20|access-date=2022-10-29|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210317230131/https://jp.reuters.com/article/idJP2020022001001852|archivedate=2021-03-17}}</ref>。
* [[福島県]]の汚染土の問題について、「私の中で30年後を考えた時に、30年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていました。だからこそ私は健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います。だからこそ果たせる責任もあると思うので」と答弁<ref>{{Cite web|和書 |url=https://jisin.jp/domestic/1778515/ |title=小泉進次郎氏 回答がポエム?「何言ってるかわからない」の声 |publisher=女性自身 |date=2019-09-18 |accessdate=2022-07-08}}</ref><ref>{{Cite web |author=プレジデントオンライン編集部 |authorlink=プレジデント社 |url=https://president.jp/articles/-/30079 |title=政治家ではなく詩人「進次郎リスク」が始まった ウリだった「発信力」が逆回転 |date=2019-09-24 |website=[[プレジデント社|PRESIDENT Online]] |publisher=[[プレジデント社]] |format= |accessdate=2024-05-12}}</ref>。
=== その他 ===
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* 尊敬する歴史上の人物は[[ジョン・F・ケネディ]]。
* 好きな言葉は「意志あるところに道はある」<ref>小泉進次郎オフィシャルサイトより</ref>。
* 衆議院議員就任後の2010年以降、毎年[[終戦の日]]の[[8月15日]]に[[靖国神社]]を参拝しており<ref>[https://www.sankei.com/article/20160815-GZ6ERG6G25OW7FZPUMYO34KYKQ/ 自民・小泉進次郎氏が靖国神社を参拝] 産経新聞 2016年8月15日</ref>、閣僚就任後初の
* 2011年[[ダボス会議]]を開いている[[世界経済フォーラム]]が選ぶ、2011年の「ヤング・グローバル・ リーダーズ(YGL)」に選出された<ref>{{Cite web|title=小泉進次郎氏×岩瀬大輔氏×紫舟氏 G1新世代リーダー・アワード {{!}} GLOBIS学び放題×知見録|url=https://globis.jp/article/2478/|website=グロービス学び放題|access-date=2025-09-25|language=ja}}</ref>。
* 月刊誌『[[正論 (雑誌)|正論]]』の特集「2012年注目の政治家50人を値踏みする」では、[[安倍晋三]]・[[石原慎太郎]]・[[西田昌司]]とともに10点満点中9点の評価を得ている<ref>『正論』2012年3月号50-91頁</ref>。
*血液型は[[ABO式血液型|AB型]]。
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*** '''ちよ'''(鈴木亮一の姉、芳江の養姉)
*** '''壽子'''('''寿子'''とも、[[1918年]] - 没年不明、ナオの兄の息子の娘〈ナオの大姪〉、綾部幸吉の曽孫、芳江の養姉<ref name=":0">{{Cite web |title=系図でみる近現代 第27回 小泉純一郎・純也・又次郎 小泉進次郎 石原慎太郎 |url=https://episode.kingendaikeizu.net/27.htm |website=episode.kingendaikeizu.net |access-date=2025-03-22}}</ref>)
** 同人養女婿・'''[[近藤章久|近藤 章久]]'''([[1911年]] - [[1999年]]
* 曽祖叔父・'''[[小泉岩吉|岩吉]]'''(1867年 - 没年不明、由兵衛・徳の三男、又次郎の弟、[[小泉組 (請負業)|小泉組]]の土木建築請負者)
* 曽祖母・'''石川 ハツ'''(又次郎の[[妾]]、現在の[[富山県]][[滑川市]]出身、小泉家の[[女中]])
*: 小泉家の女中だったハツは、又次郎の娘・エシエ(後に芳江に改名)を産んだ後、[[神輿]]などを作る[[宮大工]]の山口忠蔵と結婚した。
** 同人夫・'''山口 忠蔵'''(宮大工)
* 祖父・'''[[小泉純也|純也]]'''(1904年 - 1969年、鮫島彌三左衛門・トメの息子、政治家、第18 - 19代防衛庁長官)
* 祖母・'''[[小泉芳江|芳江]]'''(出生名:'''石川 エシエ'''、1907年 - 2001年、又次郎・ハツの娘、純也の妻)
*: 芳江の母・ハツが山口忠蔵と結婚した後、又次郎に[[認知 (親子関係)|認知]]され、小泉家が引き取って育てられた<ref>{{Cite web |title=純一郎、孝太郎、進次郎を生んだ小泉家の歴史 {{!}} ダ・ヴィンチニュース |url=https://web.archive.org/web/20160313232450/https://ddnavi.com/news/156504/a/ |website=web.archive.org |date=2016-03-13 |access-date=2025-04-24 |publisher=[[KADOKAWAグループ]]}}</ref>。
* 伯母
** '''道子'''(1932年 - [[2016年]]
*** 同人元夫・'''竹本 公輔<ref name=":0" />'''([[1928年]]または[[1929年]]生、東京・[[赤坂 (東京都港区)|赤坂]]生まれ)
** '''隆子'''(純也・芳江の次女、純一郎の次姉)
*** 同人夫・'''[[豊島格|豊島 格]]'''(1930年 - 、通産官僚、元資源エネルギー庁長官)
** '''信子'''([[1938年]]
* 父・'''[[小泉純一郎|純一郎]]'''(1942年 - 、純也・芳江の長男、政治家、第87 - 89代内閣総理大臣)
* 叔父・'''正也'''([[1945年]]3月 - 、純也・芳江の次男、純一郎の弟、私設秘書)
** 同人妻・'''美枝子'''(石田吉之輔の娘、[[石原典子]]の従姪<ref name=":0" />)
* 母・'''[[宮本佳代子|佳代子]]'''(1956年 - 、宮本輝久・志計子の娘、純一郎の元妻、実業家、宮本アソシエハイツ代表、[[三井不動産]]グループ会社元経営コンサルタント)
*: 来歴に記載の通り、両親は幼少期に離婚。小泉は中学2年まで実母や両親の離婚後に生まれた弟・佳長の存在を知らされておらず、その後、弟とは大学生の時に初めて面会したが、実母とは「会ったら母親代わりとして、育ててくれた伯母(道子)を裏切ることになると思った」として断絶状態が続いた。実母と初めて面会したのは2024年(令和6年)のことで、小泉は同年9月に「そんな思いに変化が生まれたきっかけは、私自身が子供を持つ親になったことだ。今年初めて母に会いに行った。詳しくは控えるが、会って良かった」と述べた<ref>{{Cite news |title=小泉進次郎氏、初めて実母に面会したと明かす 「子を持つ親になり思い変化」総裁選演説会|newspaper=産経新聞|date=2024-09-12|url=https://www.sankei.com/article/20240912-EUIQ7HZ5YZE6NE2EBHYSKLMRCY/|accessdate=2024-09-13}}</ref>。
* 兄・'''[[小泉孝太郎|孝太郎]]'''(1978年 - 、純一郎・佳代子の長男、[[俳優]]、[[タレント]]、[[司会|司会者]])
* 弟・'''宮本 佳長'''([[1983年]]
*: 両親の離婚後に誕生し、母に引き取られたため、母方の宮本姓を名乗っている。
* 従姉・'''純子'''([[1957年]] - 、竹本公輔・道子の長女、純也の養女<ref name=":0" />)
*: 両親の離婚後は母方の小泉家で暮らし、祖父・純也の養女になり、それに伴い姓も竹本姓から小泉姓に改姓した(結婚前まで)<ref name=":2" />。
** 同人夫・'''[[鍋倉正樹|鍋倉 正樹]]'''([[1954年]]または[[1955年]] - [[2025年]]、純一郎と進次郎の私設秘書)
==== 小泉家(自家) ====
* 妻・'''[[滝川クリステル|滝川 クリステル]]''' / [[日本名]]:'''雅美'''(1977年 - 、フリーアナウンサー、動物愛護家)
*:[[2019年]]8月7日、結婚する予定であることが明らかにされ<ref>{{Cite web|和書|title= 小泉進次郎氏と滝川クリステルが結婚&妊娠 |url=https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201908070000326.html|website=nikkansports.com|accessdate=2019-08-07|language=ja|publisher=|date=2019/08/07}}</ref>、8日に[[婚姻届]]を提出<ref>{{Cite news|url= https://www.nikkansports.com/m/general/nikkan/news/201908080000369_m.html |title= 小泉進次郎氏と滝川クリステル婚姻届を提出 |newspaper= 日刊スポーツ |publisher= 日刊スポーツ新聞社 |date= 2019-08-08 |accessdate= 2020-01-17 }}</ref>。21日、[[長野県]][[軽井沢町]]の[[教会 (キリスト教)|教会]]で[[挙式]]<ref>{{Cite news|url= https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201908290000091.html |title= 小泉進次郎氏と滝川クリステル軽井沢で挙式していた |publisher= 日刊スポーツ新聞社 |newspaper= 日刊スポーツ |date= 2019-08-29 |accessdate= 2022-03-02 }}</ref>。
* 長男・'''道之助'''([[2020年]]1月17日 - )<ref name="読売20200117">{{Cite news|url= https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200117-OYT1T50127/ |title= 小泉環境相と滝川クリステルさん、第1子の男児が誕生…育児休暇取得へ |publisher= 読売新聞 |newspaper= 読売新聞オンライン |date= 2020-01-17 |accessdate= 2020-01-17 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20200117040224/https://www.yomiuri.co.jp/politics/20200117-OYT1T50127/|archivedate=2020-01-17}}</ref>
* 長女([[2023年]]11月22日 - )<ref name="ORICON20231122"/>
==== その他先祖・近戚 ====
491 ⟶ 487行目:
** '''鮫島 彌三左衛門'''(生年不明 - [[1915年]]頃、純也の父)
::: 事業が失敗した後、地元の[[鰹節]]工場に勤務。
** '''[[宮本安蔵|宮本 安蔵]]'''
::: 1914年、[[第七高等学校造士館 (旧制)|第七高等学校造士館]]卒業。1917年、[[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京帝国大学法科大学法律学科]]卒業。1923年9月1日、[[関東大震災]]で圧死。
** '''[[泰道照山|泰道 照山]]'''(1907年 - 1984年、勘吉の三男、実業家、[[エスエス製薬]]元会長)
* 曽祖母
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* 祖父・'''宮本 輝久'''([[1922年]] - [[1974年]]、安蔵・千代の次男、佳代子の父、[[明治大学]][[商学部]]卒業、[[東洋化工爆発事故#東洋化工|東洋化工]]社長)
* 祖母・'''宮本 志計子'''(泰道照山・とみの長女、輝久の妻、佳代子の母)
* 大叔母・'''泰道 紀代子'''([[1940年]]
** 同人夫・'''[[数土直方|数土 直方]]'''(1935年 - 、数土寅雄の次男、[[数土文夫]]の次兄、照山の元婿養子、経営者、薬学博士、エスエス製薬の元会長・名誉会長)
* 大叔父・'''[[泰道三八|泰道 三八]]'''(1945年 - 、照山・とみの長男、志計子の弟、実業家、元政治家、エスエス製薬元会長、[[コスモ信用組合]]理事長)
* 義弟・'''[[滝川ロラン|滝川 ロラン]]'''([[1980年]]
** 同人妻・'''[[美優]]'''(1987年 - 、ファッションモデル)
* 義従兄弟
509 ⟶ 505行目:
** '''[[滝川英治|滝川 英治]]'''(1979年 - 、クリステルの従弟、陽子の弟、俳優)
=== 系譜 ===
{|class="wikitable" style="width:80%"
|-
527 ⟶ 522行目:
|rowspan="4" style="background-color:#fdd;text-align:center"|'''母:'''<br />[[宮本佳代子|小泉佳代子]]
|rowspan="2" style="background-color:#dfd;text-align:center"|'''祖父:'''<br />宮本輝久
|rowspan="1" style="background-color:#dfd;text-align:center"|'''曾祖父:'''<br />[[宮本安蔵]]
|-
|rowspan="1" style="text-align:center"|'''曾祖母:'''<br />宮本千代
540 ⟶ 535行目:
* [[宮本央]] - 宮本安蔵の父
== 不祥事・批判 ==
=== 女性関係 ===
数多くの女性と浮名を流しており、「永田町の[[ドン・ファン]]」と呼ばれることもある<ref>週刊文春 24.8.29 12-15頁</ref>。かつて複数の[[キー局]]の女性アナウンサーと親密な関係を持ち、[[週刊文春]]に「二股疑惑」が報じられるほどであった。ある女子アナは、いくら逢瀬を重ねても交際に至らないことに悩んだ上、関係が切れると精神的なダメージを受けて海外に転出してしまったという。ある局では小泉との関係に注意するようにお触れまで出ていると言われる<ref>週刊文春24 9.5 14-16頁</ref>。[[復興庁]]職員の女性との関係も報道されている<ref>週刊文春2015.8.13・20「小泉進次郎が抱いた復興庁の女 初ロマンスのお相手は30歳の美人元秘書」28-33頁</ref>。
2015年頃、当時独身だった小泉は、既婚女性[[実業家]]と[[不倫]]関係にあったとされる。また、ホテルの宿泊代金を政治資金から払ったのではないかとの疑惑もあった<ref>{{Cite web|title=小泉進次郎氏、週刊文春の不倫報道について語る |url=https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201912270000228.html|website=日刊スポーツ|access-date=2025-09-17|language=ja}}</ref>。会見で事実関係を問われると「政治資金の使用はない」「法令に従い適切に処理している」と説明し、私的な部分についてはコメントを控えるとした。相手方の女性は不倫の事実が発覚後、夫と離婚に至っている<ref>週刊新潮 20.1.23 28-30頁</ref><ref>
https://www.news-postseven.com/archives/20200109_1522335.html/2</ref><ref>
https://mainichi.jp/articles/20191227/k00/00m/010/192000c</ref>。
=== 環境政策に関する批判 ===
[[北海道]][[釧路湿原]]での[[メガソーラー]]建設計画に対し、モデルの[[冨永愛]]が反対署名を表明した。『[[週刊女性PRIME]]』は、この建設の背景として小泉が環境大臣在任時に進めた規制緩和を挙げており、[[国立公園|国立]]・[[国定公園]]における[[再生可能エネルギー]]発電所の設置を促す方針が進展したと報じている。記事では、こうした規制緩和が「環境破壊を招いている」との批判が紹介された<ref>{{Cite web|title=冨永愛、メガソーラー建設反対に署名で集まる賛同と「環境破壊ばかり」小泉進次郎の“規制緩和”への非難|url=https://www.jprime.jp/articles/-/37417|website=週刊女性PRIME|date=2025-09-17|access-date=2025-09-17|language=ja}}</ref>。
=== シャインマスカットの栽培権を海外に付与 ===
[[農林水産省]]は、[[農業・食品産業技術総合研究機構]]が[[1980年代]]後半から約30年かけて開発した[[日本産]]高級[[ブランド]]の[[ブドウ]]である[[シャインマスカット]]の[[ライセンス|栽培権]]を[[ニュージーランド]]に付与することを検討している。シャインマスカットの苗は2016年ごろに[[中国]]や[[韓国]]へ流出し、[[東南アジア]]で日本産より安い価格で取引され、農林水産省によると、このことによる損失額は少なくとも年100億円と推定されている。そのため、政府が正式にニュージーランドに対し栽培権を付与することで監視体制を世界的に整え、周年供給によるマーケットの確保、品種の質や競争環境を守る目的もあるとされている。一方で国産マスカットの[[輸出]]は、[[植物]][[検疫]]などの影響で進んでいない。[[2025年]]9月25日、[[山梨県]]の[[長崎幸太郎]][[山梨県知事|知事]]は小泉と面会後に会見で、「海外輸出ができない状態のまま海外に生産させるのは、どこを向いて仕事をしているのか。農政は日本の産地ファーストでやってほしい。」と苦言を呈した。さらに長崎(山梨県知事)は、「中国ではほぼ全省でつくっている。韓国に至っては、シャインマスカットを作ったのは[[日本]]だが[[世界]]に広めたのは俺たちだと言っているくらいだ。」、「[[ベトナム]]でも韓国産のシャインマスカットを売っているが、われわれからすればショックを受けるくらいおいしくない。輸出さえさせてもらえれば十分戦える。」と話した。翌日、[[農林水産大臣]]である小泉はシャインマスカットのニュージーランドへの栽培権の付与について、「適切な契約のもとで日本産の正当性を主張する一つの手段」と話し、栽培権付与を含む様々な検討を認めた<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA262GT0W5A920C2000000/ シャインマスカットのNZ生産許可、小泉農相「産地の理解なく進めず」 - 日本経済新聞]</ref><ref>[https://jp.reuters.com/markets/commodities/A3L2SAAGXVLHBMTL6KBUMK4PAY-2025-09-25/ シャインマスカット栽培権、農水省がNZへ供与検討 小泉氏に山梨県抗議 - Reuters]</ref><ref>[https://www.sankei.com/article/20250926-VO4M765N6VCWHJ3RXPP2QHODYY/ シャインマスカット、農水省がNZ生産検討 輸出目指す山梨県「徹底抗戦だ」小泉氏に抗議 - 産経新聞]</ref>。
== 評価 ==
===肯定的===
*[[竹中平蔵]]([[経済学者]])は、「進次郎さんには純一郎さんの[[デオキシリボ核酸|DNA]]があります。本質をつく議論ができるところなど、お父さんの血を引いているなと感じます」「「[[雇用保護規制|解雇規制]]緩和」「[[ライドシェア]]」「選択的[[夫婦別姓]]制度」「[[憲法改正]]」……。これまで散々国民が議論してきたのに政治の怠慢でなぁなぁにしてきたこと全てに対して「決着」をつける、と。全面的にいろいろな改革を目指しているのを感じます」と肯定的に評価している<ref>https://mag.minkabu.jp/politics-economy/28120/?membership=1</ref>。2017年に2人は対談し、小泉は「今の日本に欠けている存在は、うちの親父のときにいてくれた竹中先生のような存在」と発言し共通の知人である[[ジェラルド・カーティス]]の話題で盛り上がるなど、良好な関係を築いている<ref>「結果を出すリーダーはどこが違うのか」竹中平蔵 24-56頁</ref>。
*[[三木谷浩史]]([[楽天グループ]]創業者)は、小泉について、「大企業に限って解雇規制を見直し、希望者には労働時間の上限を緩和する考えを示した。代わりに、リスキリング(学び直し)や再就職支援を企業側に義務付けるといいます。若い人たちは終身雇用に縛られない。雇用の流動化こそ、日本社会の活力となるはずです」と評価している<ref>https://bunshun.jp/articles/-/73534?page=2</ref>。
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*[[リンダ・グラットン]]([[ロンドン・ビジネス・スクール]]教授)は、小泉の「人生100年時代」構想を評価し、「70歳、80歳まで働く」ことについては「有権者にとって印象が悪く、政治家は話しづらい」ことであると述べ、「定年後30年間生き続けるという時代になれば、あらゆる国の年金制度がたちゆかなくなるでしょう」として、「世界各国の政府は、年金だけでなく、長く働く時代になるという現実と生涯学習の必要性、この2つをもっと議題に上げなければなりません」と述べている<ref>https://toyokeizai.net/articles/-/286075</ref>。
*[[田崎史郎]](政治評論家)は、2024年の総裁選で高市早苗を支持した麻生派の一部が、2025年の総裁選で小泉進次郎に移行していることを指摘し、その背景に、今春にあった野党主導での、企業・団体献金の廃止の動きを小泉が衆院政治改革特別委員として阻止したことをあげ、「企業・団体献金というのは自民党にとって命綱みたいなもんですから。それをやったので麻生さんは小泉さんのことを『成長した』と。初めてほめるわけです」と述べている<ref>{{Cite web |url=https://news.livedoor.com/topics/detail/29567300/ |title=田崎史郎氏 自民党にとっての命綱を小泉進次郎氏が守った→麻生氏「成長した」と初めて褒める→昨年は高市氏に流れた票は |publisher =ライブドアニュース |date=2025-09-13 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
*[[堀江貴文]](実業家・[[YouTuber]])は、「自民党の農林部の会長をずっとやってたんですよね。実は結構詳しいんですよね」「[[農業協同組合|農協]]をちゃんと改革しないといけない”とか、結構まともなこと言ってるんですよ。ただ、[[左翼]]から凄く批判されてますよね、何も分かってないヤツらに。だけどめちゃくちゃ期待できると思いますよ」と述べている<ref>https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/05/23/kiji/20250523s00041000325000c.html?</ref>。
=== 否定的 ===
*[[丸山達也]](島根県知事)は、小泉が掲げる解雇規制緩和やライドシェア推進について、「世の中が求めている話では、真逆ではないのか」「[[非正規雇用]]者の正規化ではなく全員の非正規化としか読めない」「企業経営者には魅力的でも、雇用される側からはとんでもない話だ」とし、父の純一郎政権で[[労働者派遣事業|派遣労働]]が拡大されたことを挙げ、「親子2代で雇用を非正規化しようとしている。日本人の一生に安定感を与えないということだ」と述べた。ライドシェア完全自由化についても、「東京に住んでいる人の感覚で全国制度を作ってもらったら困るという典型」と、地方のタクシー会社が潰れて、移動手段を失いかねないと痛烈に批判し、「これを入れ知恵した人の言うことを聞くのは危険だとアドバイスしたい」と締めている<ref>https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1421353</ref>。
*[[伊藤惇夫]](政治評論家)は、自民党総裁選に出馬した小泉が、多くの自民党重鎮からの支持を受けたことについて、かつて自民党幹事長だった[[小沢一郎]]が、[[海部俊樹]]を首相に担ぎ上げるに際して、『みこしは軽くてパーがいい』と言ったとされるエピソードを挙げ、「小泉氏を支持する議員たちも一緒。自分たちがコントロールしやすいみこしを担ぎ上げたいだけでは」と評価した<ref name="新潮">{{Cite web |url=https://www.dailyshincho.jp/article/2025/09200558/ |title=「進次郎氏はコントロールしやすいみこし」 小泉進次郎農水相が総裁選レースで有利とされる理由 一方、プライベートで懸念材料も |publisher =デイリー新潮 |date=2025-09-27 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
*[[松尾貴史]](俳優)は、小泉を、その独特の「進次郎構文」により、「お笑いの対象でしかなくなってしまった」と評しながら、企業・団体献金廃止に強く抵抗したことについて、「自民党の資金源が企業・団体献金に依存する構造を前提としていて、国民全体の福祉や利益ではなく、一部の献金をくれる企業や団体を利する政策を実施してきたという印象を強く与える」と評し、国民全体に資する公益よりも、自民党の勢力の温存を優先する姿勢を表すと批判した。企業献金は「間接的な[[賄賂]]」であり、利益を求める団体からの献金が癒着や腐敗の原因になることは、[[リクルート事件]]等の[[汚職]]事件の前例から明らかである。小泉の「企業・団体献金を禁止したら政党交付金や個人献金に頼ることになる」とのコメントについても、[[政党交付金]]が将来的な企業・団体献金廃止を前提に創設された制度であることを指摘し、自民党が「二重取り」を続けていることについても批判している<ref>{{Cite web |url=https://mainichi.jp/articles/20250406/ddm/012/070/016000c |title=「自民党を弱体化させる作戦」 企業・団体献金禁止めぐり本心? |publisher =毎日新聞 |date=2025-04-06 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
*[[堤未果]]([[ジャーナリスト]])は「[[ウォール街]]関係者との間でこの[[郵政民営化]]が話題に出ると、「小泉総理が[[郵便局]]の貯金を差し出し、次に彼の息子が農協の貯金をウォール街に捧げてくれる」などという不吉な言葉が出てきます。350兆円の郵便貯金の次に[[ウォール街]]が喉が手が出るほど欲しいのは、600兆円とも言われる農協の貯金、そして私たちの老後を支える。130兆円の年金です。小泉進次郎議員が熱心に進める「農協改革(解体)」が完全に民営化路線なのは偶然ではありません。親子二代で貢献しています。」と述べている<ref>堤未果「株式会社アメリカの日本解体計画」 56頁</ref>。
* [[ビートたけし]](お笑い芸人・映画監督)は、小泉が進める[[政府備蓄米|備蓄米]]放出や、今後の農政改革の可能性について、「もう完全に郵政民営化と同じだもん。日本の農業をアメリカに売り渡す、という。お父さんは郵政民営化、こっちは農業民営化」と述べている<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202506080000362.html|title=ビートたけし、小泉進次郎農相の改革に持論「郵政民営化と同じ。日本の農業を米国に売り渡す」|newspaper=[[日刊スポーツ]]|date=2025年6月8日|accessdate=2025-06-10}}</ref>。
*[[菊池英博 (経済学者)|菊池英博]](経済学者)は、小泉を、アメリカの代弁者であり、掲げる政策は[[在日米国商工会議所]](ACCJ)やアメリカの[[シンクタンク]]の方針に沿ったものばかりであるとしている。小泉は、コロンビア大学教授で[[中央情報局|CIA]]の情報協力者にも名を連ねている[[ジェラルド・カーティス|ジェラルド・カーチス]]を筆頭とするジャパンハンドラーに手懐けられており、アメリカの代弁者の尖兵として育成され、ACCJが狙っていた農協マネー380兆円の略奪は、父純一郎が[[年次改革要望書]]の指令に沿って郵政民営化を断行し、郵政マネーを略奪しようとした構図と同じであったと解説する<ref>月刊日本「農協マネー380兆円略奪に手を貸す進次郎」菊池英博2019.11 41-44頁</ref>。農協改革については、進次郎は農協を悪玉に仕立て上げようとし、[[マスメディア]]も、小泉を悪党に挑む正義の味方と勘違いして、ヒーロー扱いする過ちを犯したと述べている<ref>月刊日本「農協マネー380兆円略奪に手を貸す進次郎」菊池英博2019.11 41-44頁</ref>。小泉はアメリカの代弁者として利用されているに過ぎず、確固たる思想もなく、ただ入れ知恵された政策を言葉巧みに宣伝することしかできない。入れ知恵がなければ何も語ることができない例として、2019年9月の気候変動サミットで石炭火力発電についての記者からの質問にまともに答えられない醜態を晒した事例があると解説する。そして、かつて、純一郎の[[ポピュリズム|ワンフレーズポリティクス]]と[[ショック・ドクトリン]]に騙され郵政民営化に至った過ちを繰り返してはならないと警鐘を鳴らす<ref>月刊日本「農協マネー380兆円略奪に手を貸す進次郎」菊池英博2019.11 41-44頁</ref>。
*[[中島岳志]]([[東京工業大学]]教授)は、小泉の掲げた農林中金解体論は、父純一郎の郵政民営化と重なる点が多くあるとし、その背後にあるのは[[債務国]]に転落したアメリカが、海外に貯蓄された富を狙いアメリカに還流させる戦略をとっていることにあり、そこでターゲットとされたのが「ゆうちょマネー」であり、「農協マネー」であると解説している。しかし、農林中金解体論は小泉の認識不足が次々に指摘されることで一気にトーンダウンしていき、具体的な成果をほとんど上げることができずに失敗したと解説している<ref>https://toyokeizai.net/articles/-/291310?page=6</ref>。
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*[[藤井聡]](京都大学大学院教授)は、小泉を「地頭がよくない」「意味不明発言の数々」と酷評しており、ある程度の政治についての情報を持っている層にとっては、小泉の人気自体が存在せず、むしろ、批判や嫌悪の声が大多数を占めており、自民党内部でも頭の悪さへの懸念が少なくないとしている。「総理大臣になんて絶対にさせちゃいけない政治家の代表選手」と呼び、日本を積極的に破壊しようとする勢力の操り人形として利用され、「日本が終わる」ことへの懸念を述べている<ref>{{Cite web |url=https://gendai.media/articles/-/136347 |title=「地頭がよくない」「日本は終わる」…選挙用の人気というだけでやらせてよいのか、小泉進次郎「総理」へのこれだけの疑念と酷評 |publisher =現代ビジネス |date=2024-08-29 |accessdate=2025-07-01}}</ref>。さらに、小泉が提言した「[[厚生年金]]の106万円の壁」撤廃などは、「低所得者を狙った大増税」であると批判し、その背後には、小泉を「軽い神輿」として利用したい[[財務省]]の影が見え隠れすると説明している<ref>{{Cite web |url=https://gendai.media/articles/-/137133 |title=小泉進次郎「低所得者を狙った大増税」改革が危険すぎる…!ウラで「国民的人気候補」を操る「組織の正体」 |publisher =現代ビジネス |date=2024-09-12 |accessdate=2025-07-01}}</ref>。
*[[真鍋厚]](評論家)は、『令和の[[小泉劇場]]はすでに始まっているのかも。そして、それは凋落の要因にもなりうる…庶民の困窮を政治利用する「ポピュリズム」の悪しき構図』と銘打ち、農協バッシングに対する警鐘を鳴らしている。様々な要因が複合的に絡み合っているコメ価格高騰に対し、農協に対する「[[既得権益]]」批判が急速に高まったことには、人々の民意が、少数のエリートや既得権益層によって侵害されていると主張する[[ポピュリズム]]を台頭させる危うい傾向が見られ、それは、特定の団体などを既得権益にまみれた抵抗勢力、敵対勢力と認定することによって広い支持を獲得し、その勢いに便乗して自分たちの目的を達成する「上からのポピュリズム」を招く可能性がある。一時の熱狂と目先の利益にとらわれると望ましくない結果に至る可能性があると警鐘を鳴らしている<ref>{{Cite news|url=https://toyokeizai.net/articles/-/881105|title=令和の小泉劇場はすでに始まっているのかも。そして、それは凋落の要因にもなりうる…庶民の困窮を政治利用する「ポピュリズム」の悪しき構図|newspaper=[[東洋経済オンライン]]|date=2025年5月31日|accessdate=2025-06-10}}</ref>。
* [[山田優 (ジャーナリスト)|山田優]](農業ジャーナリスト)は、小泉の「企業参入で農業を成長産業に」との姿勢について、農業の現実を理解していないと批判している。小泉は、あたかも[[農協]]、[[農林族]]、[[農水省]]を軸にした農政トライアングルが、既得権益を守るため農業から企業を排除しているかのような誤った認識をしているが、現実には、借地での農業が可能で、多くの企業が参入している。さらに近年では米国や欧州でも大規模農業に偏った農業政策を改める動きがあり、米国でも3割ほどを占める中小農家への保護を増やす転換が模索されており、大規模農業への過度な補助金の縮小も検討されている。小泉の「企業の力を借り生産性を向上させれば農業はうまくいく」という単純な発想は、時代錯誤的であり、地方の過疎化や高齢化に拍車をかける恐れもあると批判している<ref name="企業参入">{{Cite web |url=https://www.jiji.com/jc/v8?id=20250703Agriculture01 |title=小泉農政「効率化優先」に死角◇「企業参入で農業を成長産業に」は本当か?【時事時評】 |publisher =時事通信 |date=2025-07-03 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
* [[昆吉則]](『農業経営者』編集長)は、長年企業の農業参入をフォローしてきた経験から、企業参入により日本の農業の問題が解決すると考える小泉の姿勢に違和感を持っている。昆は 「企業による農業への参入は失敗が多かった。工場のように環境制御できる温室農業ですらうまくいかなかったのに、地域との関わりが強い土地利用型農業の分野に一般企業が進出してすぐ成功できるとは思えない」とし、「食品企業などが農業との接点を活かし、農業経営者を支援しながら自社の利益に結びつけるような取り組みが望ましい。企業が農業をやれば問題が解決するという小泉氏の言い方は時代錯誤だ」と厳しく批判している<ref name="企業参入">{{Cite web |url=https://www.jiji.com/jc/v8?id=20250703Agriculture01 |title=小泉農政「効率化優先」に死角◇「企業参入で農業を成長産業に」は本当か?【時事時評】 |publisher =時事通信 |date=2025-07-03 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
* [[常井健一]](作家)は、小泉の[[農協]]に対する認識の歪みを指摘している。小泉の、農協は米価吊り上げの元凶であり、「農協だけが儲けて農家のお金を吸い取っている」とも取れる姿勢は、自民党農林部会長をしていた10年前からアップデートしていない。しかし、現実には、農協のコメ集荷率は減っており、価格への影響力は落ちている。農協の使命は農家の所得向上と地域の活性化であり、農協は「農協が損すると農家が損する、農協が儲かれば農家も儲かる」とし、「農家と運命共同体で、利害もイコール」という認識を持っている。小泉が、備蓄米放出で価格を操作しようとしたことについても、農家からは「どうしてコメが低いときに買い上げを求めても、政府は介入しないという一点張りで置き去りにされたんだと。米価が上がったら介入してくる、というのはあまりに都合がいいんじゃないか」と不満が高まっていることにも言及した<ref>{{Cite web |url=https://www.joqr.co.jp/qr/article/159471/ |title=コメの増産をめぐる問題。小泉進次郎農水大臣とJAの間にあるギャップを埋めたい |publisher =時事通信 |date=2025-09-04 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
* [[野口健]](登山家)は、自民党総裁選の出馬表明会見において、小泉が「2030年に外国人旅行者の数を6000万人」と、インバウンド観光客の大幅増加目標を掲げたことに苦言を呈した。野口は「私の事務所近所は『コンビニ富士山』で大迷惑。河口湖町の知り合いも『いつしか下品な町になってしまった』と嘆いていた。インバウンドを増やすのではなく半分ぐらいに抑制しその代わり富裕層を呼び込む方が良いのではないか」「6000万人とは日本の人口の半分。狂気の沙汰としか思えない。ただ、おそらく何も考えないでお話しされている可能性も多々ありそうです」とし、[[ブータン]]に倣い、数を絞り、良質な外国人観光客のみを誘致する方針に切り替えることを提言した<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202509210000547.html |title=野口健氏、小泉進次郎氏の「2030年外国人旅行者数6000万人目標」政策に「狂気の沙汰」 |publisher =日刊スポーツ |date=2025-09-21 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
* [[中垣内祐一]](元バレーボール日本代表・農家・[[福井工業大学]]教授)は、福井の実家に帰り、大学教員をしながら、経営面積35ヘクタールの稲作農家を継いでいる。小泉が田んぼの渇水対策として、給水車を派遣すると発言したり、[[自脱型コンバイン|コンバイン]]のリース事業を推進すると発言したことについて、「いつもの珍発言」「現場を知らないにもほどがある。1枚の田に水を張るのに、いったいどれだけの量を必要とするのか」「農家が農業機械を使いたい時期は一緒だから」と指摘し、「思ったことを何でもかんでもすぐ口にするけど、それは浅はかだし、農家から笑われるだけ」と批判した。米価の高騰についても、「諸経費が上がっているのに米価がずっと低迷してきたなかで、農業経営は非常に厳しい」として、このままでは国産の米が食べられなくなるとして、消費者にも理解を求めた<ref>{{Cite web |url=https://bunshun.jp/articles/-/82108 |title=「浅はかだし、農家から笑われるだけ」中垣内祐一氏が小泉進次郎農相の政策に“呆れる”理由〈農業を継いだ元バレーボール日本代表監督〉 |publisher =文春オンライン |date=2025-09-25 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
*[[田淵俊彦]](元[[テレビ東京]]社員・[[桜美林大学]]教授)は、備蓄米放出を巡って、劇場型・[[ポピュリズム]]的な政治手法を用いる小泉を無批判に持ち上げるテレビメディアの報道姿勢を批判し、その背後にある
* 農業政策について、意見交換会で小泉と意見を交わした全青協の関係者は、「小泉さんの発想は、都市部の人が単純に考えるような典型的な農業の経営化で、実態に合っていないのが気になります。稼げる農業というのは全体のごく一部で、普通に主食米を作っている農家がいて、日本のコメ生産は成り立っています。果たしてそこを理解しているのか。小泉さんの話を聞いていると、天候や湿度が管理できて、そりゃ太陽の機嫌がとれればいいけど……と思うような話ばかりです」と述べている<ref>{{Cite web |url=https://gendai.media/articles/-/154571?page=4 |title=「きみたち農家は世襲?」小泉進次郎が若手農家との意見交換会で見せた「あまりにも挑発的な態度」 |publisher =現代ビジネス|accessdate=2025-08-29}}</ref>。
* [[高橋洋一 (経済学者)|高橋洋一]](元[[財務官 (日本)|財務官僚]]・[[作家]])は、父純一郎の任期中に[[消費税|消費増税]]を行うことが出来なかった[[財務省]]が同じ轍を踏まないように進次郎にレクチャーを繰り返しているとし、その証拠として農水相就任直後に「[[随意契約]]」という会計用語を使ったことを挙げている。財務省は、反緊縮の[[高市早苗]]が[[麻生太郎]]を巻き込み党内基盤を固めていることを警戒し、小泉を担ぎ上げているとし、今回の「小泉劇場」の後には、農協改革でなく、
* [[内藤陽介]](郵便学者)は、備蓄米放出後に小泉をもてはやす一部マスコミの論調に疑問を呈し、本当に小泉の成果であるかということにも疑問を投げかけている。「小泉氏が悪質なのは、[[木徳神糧]]という卸業者さんを500%で暴利だみたいなことを言ってますけれども、もともとコメの仲買、卸しの方々は薄利多売であって、利幅が1%しかなかったのが今の市況で一種の特需景気なわけですよ。それで利益が5%に上がったのを500%の暴利だと言って民間企業を叩いているわけですよ。これは、郵政民営化のとき彼の父親の純一郎氏が、とにかく郵政が悪党で民営化に反対する奴は抵抗勢力だと一方的に叩いたのの再来を感じるわけですよ。この“コメ”が出てきてから、減税とか吹っ飛んじゃったでしょ」とも述べている<ref>{{Cite web |title=「小泉氏が悪質なのは…」ヒーロー視される進次郎農相の問題点を専門家が指摘 |url=https://www.joqr.co.jp/qr/article/154329/ |website=文化放送 |date=2025-06-13 |access-date=2025-6-18 }}</ref>。小泉が総裁選に出馬したことについても、「一年前の総裁選で、彼のダメっぷりが議論を通じて明らかになりましたでしょう。無知無能無策という、全部揃ってるダメダメな人」と酷評した<ref>{{Cite web |url=https://www.joqr.co.jp/qr/article/159968/ |title=「無知無能無策、全部揃ってる」総裁選、出馬の意向固めた小泉進次郎氏の評価は? |publisher =文化放送 |date=2025-09-12 |accessdate=2025-10-03}}</ref>。
*[[郷原信郎]](元検事・弁護士)は、小泉がコメ価格高騰の対策として開始した備蓄米の[[随意契約]]について、「[[会計法]]の原則を無視した備蓄米の随契放出で市場価格に介入すること自体が、[[統制経済]]的な危険な発想であり、そういう手法を「画期的」であるかのように持ち上げて小泉氏をヒーロー視する風潮は、不安定化した政局における「危うさ」を感じる」と批判する<ref>https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/d5b4c666dfaad68b9f83a37fc113659e1f0a932f</ref>。
577 ⟶ 604行目:
*[[マツコ・デラックス]]([[タレント]])は、2012年2月放送の『[[5時に夢中!]]』で小泉に対しての印象を聞かれ「血へど吐くほど嫌いです」「何をしてくれたのよ、このガキが!」「大っ嫌いです!」と一蹴した<ref>https://www.jprime.jp/articles/-/36818</ref><ref>https://smart-flash.jp/entame/302578/1/1/</ref>。
*[[田中
*[[中間淳太]]([[アイドル]])は、[[ニュース]][[バラエティ番組]]『正義のミカタ』で、小泉が[[財務省]]や財界、そしてアメリカが望む諸政策(増税・解雇規制緩和・ライドシェア)を、その影響をほぼ何も理解しないまま主張している旨が紹介された際、「他の人に入れられたことをしゃべってるだけやから、もしそうなった場合、めちゃくちゃ怖いなって思います」と危惧を表明した<ref>https://gendai.media/articles/-/137689?page=3</ref>。
*[[岩田太郎 (ジャーナリスト)|岩田太郎]](ジャーナリスト)は、小泉を「見栄えだけがいい」「中身のない大衆迎合政治家」として、アメリカ大統領選に出馬した[[カマラ・ハリス]]と類似点があると指摘している<ref>https://president.jp/articles/-/85563</ref>。
*[[適菜収]](作家)は、小泉の女性関係について、「[[人妻]]と不倫。人妻は小さい子供を実家に預けながら逢瀬を繰り返し、夫にバレて離婚。家庭崩壊に追い込んだ揚げ句、進次郎は逃げ切り、[[滝川クリステル]]と[[できちゃった結婚|デキ婚]]を発表した。さらには、同時期に[[復興庁]]の元部下の女性とホテルで密会、さらに[[メイクアップアーティスト]]の女性を[[赤坂 (東京都港区)|赤坂]]の[[議員宿舎]]に呼びつけていた」と批判している<ref>「自民党の大罪」136-142頁</ref>。
== 関連書籍 ==
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{{神奈川小選挙区選出衆議院議員(1996-)}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:こいすみ しんしろう}}
[[Category:日本の農林水産大臣]]
[[Category:日本の環境大臣]]
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[[Category:令和時代の衆議院議員]]
[[Category:平成時代の衆議院議員]]
[[Category:気候変動担当相]]
[[Category:自由民主党選挙対策委員長]]
[[Category:自由民主党の都道府県支部連合会会長]]
[[Category:世襲政治家]]
[[Category:Master取得者]]
[[Category:学士(経営学)取得者]]<!-- 関東学院大学経済学部経営学科の学士の専攻分野 -->
[[Category:関東学院六浦高等学校出身の人物]]
[[Category:関東学院大学出身の人物]]
[[Category:コロンビア大学出身の人物]]
[[Category:横須賀市出身の人物]]
[[Category:小泉家|しんしろう]]
[[Category:小泉純一郎|+]]
[[Category:菅義偉]]
<!-- アイビー・リーグ加盟校の学部課程を卒業していないため、厳密には
アイビー・リーガーに該当しない
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[[Category:1981年生]]
[[Category:存命人物]]
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